JP3060147U - 生活排水用の濾過エレメント - Google Patents

生活排水用の濾過エレメント

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JP3060147U
JP3060147U JP1998009298U JP929898U JP3060147U JP 3060147 U JP3060147 U JP 3060147U JP 1998009298 U JP1998009298 U JP 1998009298U JP 929898 U JP929898 U JP 929898U JP 3060147 U JP3060147 U JP 3060147U
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JP1998009298U
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Inventor
敬定 松本
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有限会社 エム・イー・シー
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 厨房、洗面所、風呂場等からの生活排水を浄
化して排出する。 【解決手段】 珪藻土からなる濾過材21、21…を孔
明きの容器10に収容する。濾過材21、21…入りの
容器10を厨房用シンクの排水管等に設置し、生活排水
に含まれる有害成分を除去することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、厨房等から排出される生活排水を浄化して排出することができる 生活排水用の濾過エレメントに関する。
【0002】
【従来の技術】
厨房や洗面所、洗濯機、風呂等からは、大量の生活排水が排出されている。
【0003】 生活排水は、悪臭成分、汚れ成分、油成分等の有害成分を含んでいるから、排 水管を介して排出され、下水として処理されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
かかる従来技術によるときは、生活排水は、有害成分を多量に含んでいるから 、庭の散水用などに再利用することができず、有害成分が排水管等に付着してそ れを詰らせたり、都市における下水処理施設の処理能力が過大になったりするお それがあるという問題があった。
【0005】 そこで、この考案の目的は、かかる従来技術の問題に鑑み、珪藻土からなる濾 過材を使用することによって、生活排水を浄化して排水管等を清潔に保ち、下水 処理施設の処理能力を軽減することができる生活排水用の濾過エレメントを提供 することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するためのこの考案の構成は、珪藻土からなる濾過材を孔明 きの容器に収容することをその要旨とする。
【0007】 なお、濾過材には、竹炭を砕いて混合してもよく、洗浄剤を添加してもよい。
【0008】 また、濾過材は、複数粒度に調整してもよい。
【0009】 さらに、容器は、可撓性のメッシュ材から形成してもよく、開閉用のファスナ を有してもよい。
【0010】 また、容器は、厨房用シンクの排水管に収納可能に形成することができる。
【0011】
【作用】
かかる考案の構成によるときは、濾過材は、珪藻土によって多孔質に形成され ているから、容器を介し、生活排水が流れる所定位置に設置することにより、生 活排水に含まれる汚れ成分、油成分等の有害成分を除去して浄化することができ る。なお、濾過材は、所定の使用期間ごとに洗浄することにより、浄化能力を回 復させて再使用することができる。また、濾過材は、珪藻土を粒径2〜10mm程 度に焼成して形成するものとする。
【0012】 濾過材に竹炭を混合すれば、竹炭は、多孔質であり、殺菌能力を備えているか ら、生活排水に含まれる悪臭成分等を吸着するとともに雑菌を除去し、生活排水 からの悪臭を抑えることができる。なお、竹炭は、濾過材と同程度の大きさのチ ップ状に砕いて使用する。
【0013】 濾過材に洗浄剤を添加すれば、洗浄剤は、生活排水に含まれる汚れ成分、油成 分等の有害成分を分解するとともに、濾過材に吸着されている有害成分を分解し て洗浄することができる。なお、洗浄剤は、濾過材に含浸させて生活排水に徐々 に溶解させてもよく、適当な大きさの固形状態に形成して濾過材に混合してもよ い。洗浄剤としては、せっけんや、合成洗剤等を使用する他、適当な殺菌剤を併 用してもよい。
【0014】 複数粒度に調整する濾過材は、表面積を十分に大きくするとともに、容器内に おいて生活排水が流れる隙間を形成し、生活排水を流れ易くすることができる。 なお、濾過材は、粒径2、4、6、10mm程度の少なくとも2以上の複数粒度に 調整するのがよい。
【0015】 可撓性のメッシュ材から容器を形成すれば、容器は、任意の形状に変形させる ことができ、生活排水が流れる所定位置に適切に設置することができる。なお、 濾過材全体の容積を容器の容量より少なくすれば、濾過材は、容器内において移 動自在であり、容器を一層容易に変形させることができる。
【0016】 開閉用のファスナを設ければ、容器は、ファスナを介して開閉し、濾過材を容 易に出し入れすることができる。
【0017】 厨房用シンクの排水管に対して容器を収納可能にすれば、濾過材は、容器を排 水管に収納することにより、厨房からの生活排水を効果的に浄化処理することが できる。
【0018】
【考案の実施の形態】
以下、図面を以って考案の実施の形態を説明する。
【0019】 生活排水用の濾過エレメントは、孔明きの容器10に濾過材21、21…を収 容してなる(図1)。
【0020】 容器10は、可撓性のメッシュ材によって本体部11、蓋部12が形成されて いる。本体部11は、有底の筒状に形成されており、蓋部12は、本体部11に 適合する円形に形成され、ヒンジ部13を介して本体部11に開閉自在に連結さ れている。ただし、ヒンジ部13は、蓋部12側、本体部11側の各メッシュ材 の連結部分によって形成されている。
【0021】 容器10には、開閉用のファスナ14が設けられている。すなわち、蓋部12 は、ファスナ14を介し、本体部11に対して自在に開閉することができる。
【0022】 濾過材21、21…は、粒径2、4、6、10mm程度の複数粒度に調整されて おり(図1、図2)、砕いたチップ状の竹炭22、22…が混合されている。な お、濾過材21、21…は、たとえば各粒度ごとに同量が混合されており、濾過 材21、21…、竹炭22、22…は、容積比約1〜4:1に混合されている。
【0023】 かかる生活排水用の濾過エレメントは、たとえば厨房用シンクSの排水管EP に収納して使用する(図2)。
【0024】 シンクSには、排水口S1 が形成されており、排水口S1 には、排水管EPが 接続されている。排水管EPは、排水管本体EP2 の上部に排水ストレーナEP 1 が形成されており、排水ストレーナEP1 には、複数の舌片EP4a、EP4a… を花弁状に有するカバーEP4 、孔明きの目皿EP5 が取外し自在に収納されて いる。一方、容器10は、濾過材21、21…、竹炭22、22…を収容し、目 皿EP5 内に収納されている。なお、濾過材21、21…、竹炭22、22…の 量は、容器10の容量より少なく設定し、容器10の上部側に空間を形成してい る。
【0025】 シンクSからの生活排水が排水口S1 に流入すると、生活排水は、容器10内 の濾過材21、21…、竹炭22、22…の間の隙間を介して流下し、目皿EP 5 、排水ストレーナEP1 を経て排水管本体EP2 に排出される。そこで、濾過 材21、21…、竹炭22、22…は、生活排水に含まれる汚れ成分、油成分等 の有害成分を除去し、殺菌することにより、生活排水を浄化して排出することが できる。なお、目皿EP5 は、排水口S1 に投入される固形物を収容することが でき、このときの容器10は、上面に固形物が乗ることにより高さが小さくなる ように変形し、目皿EP5 の収容量を不当に小さくするおそれがない。
【0026】 濾過材21、21…、竹炭22、22…は、所定の期間使用すると、排水スト レーナEP1 から取り出して洗浄し、浄化能力を回復させる。ただし、濾過材2 1、21…、竹炭22、22…は、洗浄しても浄化能力が十分に回復しないとき は、たとえば園芸用の土などとして廃棄する。
【0027】
【他の実施の形態】
濾過材21、21…には、洗浄剤23、23…を添加してもよい(図3)。洗 浄剤23、23…は、水に対して溶解可能であり、濾過材21、21…に混合さ れている。洗浄剤23、23…は、洗浄成分を生活排水に少量ずつ混入させ、濾 過材21、21…、竹炭22、22…を洗浄するとともに、生活排水中の有害成 分を分解し、排水ストレーナEP1 や目皿EP5 、排水管本体EP2 等に有害成 分が付着することを防止する。なお、洗浄剤23、23…の洗浄成分は、化学的 に安定であり、生物に安全であることが好ましい。また、洗浄剤23、23…は 、洗浄能力、殺菌能力の双方を備えるものであってもよく、固形のものに代えて 、濾過材21、21…に含浸させるものであってもよい。
【0028】 容器10は、シンクSの排水管EPのトラップ部分に収納してもよい(図4) 。容器10は、袋状に形成し、取出し用の紐15が付設されている。容器10は 、排水管EPのトラップ部分にまで進入させて設置し、内部の濾過材21、21 …等を介して生活排水を浄化することができる。
【0029】 容器10は、金属やプラスチック等の適当な硬質材料から形成してもよい(図 5)。容器10の本体部11は、上部に口部11aを有するかご状に形成されて おり、口部11aの外周には、雄ねじ11bが形成されている。容器10の蓋部 12は、口部11aに適合する孔明きのキャップ状に形成されており、雄ねじ1 1bに適合する図示しない雌ねじが内周に形成されている。また、蓋部12には 、起倒可能な把手15が付属している。容器10は、濾過材21、21…等を収 容して蓋部12を装着し、所定の位置に設置して使用することができる。
【0030】 この発明は、厨房用シンクSからの生活排水の他に、飲食店等の厨房の床の排 水路からの生活排水や、洗面所、風呂場、洗濯機等からの生活排水の浄化にも好 適に使用することができる。
【0031】 なお、容器10は、図1、図4、図5に拘らず、任意の形状に変形してもよい 。濾過材21、21…は、適当な粒度に均一に揃えてもよい。
【0032】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案によれば、珪藻土からなる濾過材を孔明きの容 器に収容することによって、濾過材は、生活排水に含まれる汚れ成分、油成分等 の有害成分を浄化することができるから、排水管等を清潔に保ち、下水処理施設 の処理能力を軽減することができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 全体構成斜視図
【図2】 使用状態説明図
【図3】 他の実施の形態を示す模式説明図
【図4】 他の実施の形態を示す使用状態説明図
【図5】 他の実施の形態を示す図1相当図
【符号の説明】
S…シンク EP…排水管 10…容器 14…ファスナ 21…濾過材 22…竹炭 23…洗浄剤

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 珪藻土からなる濾過材を孔明きの容器に
    収容してなる生活排水用の濾過エレメント。
  2. 【請求項2】 前記濾過材には、竹炭を砕いて混合する
    ことを特徴とする請求項1記載の生活排水用の濾過エレ
    メント。
  3. 【請求項3】 前記濾過材には、洗浄剤を添加すること
    を特徴とする請求項1または請求項2記載の生活排水用
    の濾過エレメント。
  4. 【請求項4】 前記濾過材は、複数粒度に調整すること
    を特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか記載の
    生活排水用の濾過エレメント。
  5. 【請求項5】 前記容器は、可撓性のメッシュ材から形
    成することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいず
    れか記載の生活排水用の濾過エレメント。
  6. 【請求項6】 前記容器は、開閉用のファスナを有する
    ことを特徴とする請求項5記載の生活排水用の濾過エレ
    メント。
  7. 【請求項7】 前記容器は、厨房用シンクの排水管に収
    納可能に形成することを特徴とする請求項1ないし請求
    項6のいずれか記載の生活排水用の濾過エレメント。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011025214A (ja) * 2009-07-27 2011-02-10 Ishiyama Akihisa 天ぷら油2重濾過器

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