JP2003528882A - 9−デオキソ−9(Z)−ヒドロキシイミノエリスロマイシンAから9−デオキソ−8a−アザ−(8a−アルキル)−8a−ホモエリスロマイシンA誘導体を製造する方法 - Google Patents
9−デオキソ−9(Z)−ヒドロキシイミノエリスロマイシンAから9−デオキソ−8a−アザ−(8a−アルキル)−8a−ホモエリスロマイシンA誘導体を製造する方法Info
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Abstract
Description
ら9−デオキソ−8a−アザ−8a−ホモエリスロマイシンAおよびその8a−
アルキル化誘導体を製造する方法に関するものである。
、特に欧州特許第508,699号の対象である下記一般式で表されるそのアザ
マクロライド(aza-Macrolide)誘導体に関するものである:
たはC6−C12アリールスルホニル基であり、これらは必要に応じて置換されて
いてもよい)
段階から成る: (1)エリスロマイシンAの9(E)−オキシムから9(Z)−オキシムに異性
化し、それを立体特異的ベックマン転位して8a−アザライドマクロサイクルを
作り、 (2)4''位のクラディノーズ(cladinose)基を改質して4''(S)
−OHを4''(R)−NH2へ変換する。
Z)オキシムエリスロマイシンAから9−デオキソ−8a−アザ−8a−ホモエ
リスロマイシンA(必要に応じて8aアルキル化されていてもよい)を直接製造す
る新規な方法に関するものである。 従来の合成法は下記の図で表すことができる:
単離する必要があるが、ピリジンが抑制剤となるため、イミド化中間体を含む反
応媒体を水素化ホウ素ナトリウムで直接還元することができない。さらに、この
中間体は不安定で、単離時にデハイドレートし易いため、収率が大幅に低下する
。
らに低下する。さらに、従来の還元条件、すなわちエチレングリコールまたはメ
タノールで調製した水素化ホウ素ナトリウムは一般式IIIのイミド化物に対し
て効果が十分ではない。
階と2種のイミド化物を中間単離して水素化ホウ素ナトリウムで還元する段階と
で全収率を30%以上にするのは難しい。
I:
元して下記一般式V:
およびIVを反応媒体から単離せずに、ピリジンとは混和性があるが塩の形の上
記イミド化物IIIおよびIVは不溶である炭化水素を用いてピリジンを抽出し
た後に、十分な量のホウ化水素を直接作用させることを特徴とする方法にある。
ら単離せずに、この混合物に十分量のアルキル化剤を添加して混合物中で直接N
−アルキル化させて、一般式VIの9−デオキソ−8a−アザ−8a−アルキル
−8a−ホモエリスロマイシンAを製造することにある。
ら予め単離せずに、ピリジンとは混和性があるが3'−ジメチルアミノ基をプロ
トン化したイミド化物IIIおよびIVは不溶である炭化水素を用いて反応媒体
からピリジンを抽出することによって極めて満足のいく収率で上記化合物を還元
できるということを偶然に見出した。
ミド化物を含む転位で得られた残留物をジクロロメタンによって水/ジクロロメ
タン混合物中で分配抽出する。 驚くべきことに、炭化水素を用いることによってイミド化物IVをほとんど分
解せずに混合物からピリジンを抽出除去でき、従って、収率および工業規模での
実施に不利なイミド化中間体の単離段階を効果的に省略でき、さらに、水および
/または有機溶媒中でアルカリ金属ホウ化水素でイミド化中間体を効率的に還元
することができる。本発明方法は、全収率値が30%である従来法に比べて、全
収率が著しく向上するという利点がある。
応媒体中で直接N−アルキル化でき、この還元化合物を単離する必要がないとい
うことを見出した。 特にN−メチル化の場合には、上記の欧州特許第508,699号で用いられ
るエシュヴァイラー−クラーク法のクロロホルムおよび蟻酸を使用しないで済み
、さらに、温度および時間の点で単純化された条件下で反応が行われるという利
点もある。 以下、本発明の方法を下記の反応式を参照してさらに詳細に説明する:
の媒体中でベックマン転位してイミド化中間体IIIおよびIVを生成する。こ
れらは単離しない。 この転位は塩化スルホニル、好ましくは塩化トシル、塩化ベンゼンスルホニル
および塩化メシルの中から選択される塩化スルホニルを用いて行う。
ジン中で固体またはトルエン等の有機溶媒中の溶液の形をした塩化トシルで処理
する。塩化トシルの量は一般に9−(Z)−オキシムに対して1〜10当量、好
ましくは1.5〜4当量である。上記の有機溶媒は一般に塩化トシルを溶解する
のに十分な量で存在する。反応は好ましくは0〜5℃の温度で行う。
あるが3'位のジメチルアミノ基がプロトン化されたイミド化中間体は不溶であ
る炭化水素を反応媒体中に添加する。この炭化水素は5〜15個の炭素原子を有
する直鎖、分岐鎖または環状の炭化水素の中から選択するのが好ましい。その代
表例としてはペンタン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサンおよびヘプタン
が挙げられる。ヘプタンがより好ましい。
る。その後、還元反応用の溶媒を残留物に添加する。この還元反応用の溶媒は水
および/またはC1−C10アルコール、好ましくはメタノールまたはイソプロパ
ノールから選択される有機溶媒、またはアミド型の溶媒、好ましくはN,N−ジ
メチルホルムアミドまたはN,N−ジメチルアセトアミド、または環状ウレア型
の溶媒、好ましくは1,3−ジメチル−3,4,5,6−テトラヒドロ−2(1
H)−ピリミドン(DMPU)または1,3−ジメチル−2−イミダゾリノン(
DMEU)にすることができる。
リを添加し、反応温度を好ましくは0〜5℃に維持する。ホウ化水素化物の量は
還元される化合物に対して一般に3〜15当量、好ましくは4〜5当量である。
って8a位を直接N−アルキル化する。 アミンVは一般に抽出、洗浄、乾燥操作を含む従来の手順に従って反応媒体か
ら単離できる。 本発明の別の実施例では、一般式Vのアミンを十分量のアルデヒドR'CHO
(ここで、R'は水素原子またはC1−C9アルキルまたはC2−C9アルケニル基
)を添加して還元用反応媒体中で直接変換させて下記一般式VIIの化合物を製
造することができる:
、エタナールまたはプロパナールを用いるのが好ましい。 本発明方法のこの実施例では、還元用反応媒体中に含まれるアミンVを単離せ
ずに、この媒体中にホルムアルデヒドを直接添加する。反応温度は−10℃から
+30℃である。反応時間は一般に2時間である。 こうして生成した下記一般式VIの8a−N−メチル化アミンは一般に抽出、
洗浄、乾燥操作を含む従来の手順に従って反応媒体から単離できる:
シムエリスロマイシンAのベックマン転位反応と、その結果生成したイミド化中
間体を単離せずにホウ化水素で還元する反応とを連続的に行うことができるとい
う利点がある。
ル化反応、例えばメチル化を単純化された条件下で直接行うことができる。 以下、本発明の実施例を示すが、本発明が下記実施例に限定されるものではな
い。実験は全て不活性雰囲気下で行う。
a−アザ−8a−ホモエリスロマイシンA(V)の製造 アルゴンで不活性化した乾燥した丸底フラスコ中に2gの(9Z)−9−デオ
キソ−9−ヒドロキシイミノエリスロマイシンA(2.67mmol)を入れ、
次いで、16mlのピリジンを加える。得られた溶液を0℃に冷却した後、1.
32gの塩化トシル(6.9mmol、2.6当量)を少しずつ入れる。得られ
た反応媒体を0℃で1時間半攪拌した後、この温度で20mlのヘプタンを添加
する。攪拌を止め、反応媒体を静置分離する。上側相を吸引除去し、再び20m
lのヘプタンを攪拌せずに添加し、次いで、上側相を吸引で除去する。 0℃を維持したまま攪拌しながら10mlの蒸留水を添加した後、0.4gの
水素化ホウ素ナトリウム(10.5mmol、4当量)を少しずつ添加する。得
られた反応媒体を室温に戻し、この温度で1時間攪拌する。次いで、10mlの
メタノールを添加し、30分後、反応媒体を2N−塩酸水溶液を用いてpH=3
に酸性化する。得られた水相を10mlのジクロロメタンで2回抽出し、有機相
を除去した後、水相を2N−水酸化ナトリウム水溶液を用いてpH=11に塩基
性化する。20mlのジクロロメタンで2回抽出した後、有機相を合わせて硫酸
マグネシウム上で乾燥させ、減圧濃縮する。 1.73gの白色固体が得られる。この固体のHPLCで定量した純度は9−
デオキソ−8a−アザ−8a−ホモエリスロマイシンAに対して69%、すなわ
ち定量収率は60%である。
合物中での還元による9−デオキソ−8a−アザ−8a−ホモエリスロマイシン
A(V)の製造 アルゴンで不活性化した乾燥した丸底フラスコ中に10gの(9Z)−9−デ
オキソ−9−ヒドロキシイミノエリスロマイシンA(13.35mmol)を入
れ、次いで、70mlのピリジンを加える。得られた溶液を0℃に冷却した後、
6.6gの塩化トシル(34.5mmol、2.6当量)を40mlのトルエン
溶液で調製したものを入れる。得られた反応媒体を0℃で1時間半攪拌した後、
この温度で80mlのヘプタンを添加する。攪拌を止め、反応媒体を静置分離す
る。上側相を吸引除去する。 0℃を維持したまま攪拌しながら70mlの蒸留水と30mlのイソプロパノ
ールとを添加した後、2gの水素化ホウ素ナトリウム(53mmol、4当量)
を少しずつ添加する。得られた反応媒体を室温に戻し、この温度で1時間攪拌す
る。次いで、10mlのメタノールを添加し、30分後、反応媒体を2N−塩酸
水溶液を用いてpH=3に酸性化する。得られた水相を40mlのジクロロメタ
ンで2回抽出し、有機相を除去した後、水相を2N−水酸化ナトリウム水溶液を
用いてpH=11に塩基性化する。40mlのジクロロメタンで2回抽出した後
、有機相を合わせて硫酸マグネシウム上で乾燥させ、減圧濃縮する。 8.6gの白色固体が得られる。この固体のHPLCで定量した純度は9−デ
オキソ−8a−アザ−8a−ホモエリスロマイシンAに対して75.5%すなわ
ち定量収率は65%である。
ムアミド中での還元による9−デオキソ−8a−アザ−8a−ホモエリスロマイ
シンA(V)の製造 アルゴンで不活性化した乾燥した丸底フラスコ中に20gの(9Z)−9−デ
オキソ−9−ヒドロキシイミノエリスロマイシンA(26.7mmol)を入れ
、次いで、160mlのピリジンを加える。得られた溶液を0℃に冷却した後、
10.5gの塩化トシル(53.4mmol、2当量)を60mlのトルエン溶
液で調製したものを入れる。得られた反応媒体を0℃で1時間半攪拌した後、こ
の温度で260mlのヘプタンを添加する。攪拌を止め、反応媒体を静置分離す
る。上側相を吸引除去する。 0℃を維持したまま攪拌しながら200mlのDMFを添加した後、4gの水
素化ホウ素ナトリウム(106mmol、4当量)を少しずつ添加する。得られ
た反応媒体を室温に戻し、この温度で1時間攪拌する。次いで、20mlのメタ
ノールを添加し、30分後、反応媒体を2N−塩酸水溶液を用いてpH=3に酸
性化する。得られた水相を50mlのジクロロメタンで2回抽出し、有機相を除
去した後、水相を2N−水酸化ナトリウム水溶液を用いてpH=11に塩基性化
する。100mlのジクロロメタンで2回抽出した後、有機相を合わせて硫酸マ
グネシウム上で乾燥させ、減圧濃縮する。 18.25gの白色固体が得られる。この固体のHPLCで定量した純度は9
−デオキソ−8a−アザ−8a−ホモエリスロマイシンAに対して64.6%、
すなわち定量収率は59%である。
混合物中での還元による9−デオキソ−8a−アザ−8a−メチル−8a−ホモ
エリスロマイシンA(VI)の製造 アルゴンで不活性化した乾燥した丸底フラスコ中に20gの(9Z)−9−デ
オキソ−9−ヒドロキシイミノエリスロマイシンA(26.7mmol)を入れ
、次いで、160mlのピリジンを加える。得られた溶液を0℃に冷却した後、
10.5gの塩化トシル(53.4mmol、2当量)を60mlのトルエン溶
液で調製したものを入れる。得られた反応媒体を0℃で1時間半攪拌し、次いで
、この温度で240mlのヘプタンを添加する。攪拌を止め、反応媒体を静置分
離する。上側相を吸引除去する。 0℃に維持したまま攪拌しながら140mlの水と60mlのイソプロパノー
ルとを添加した後、5gの水素化ホウ素ナトリウム(132.5mmol、5当
量)を少しずつ添加する。得られた反応媒体を室温に戻し、この温度で1時間攪
拌する。 続いて、22.8gの35%水性ホルムアルデヒド(267mmol、10当
量)を添加し、この反応媒体を室温で1時間半放置する。次いで、20mlのメ
タノールを添加し、30分後、反応媒体を2N−塩酸水溶液を用いてpH=3に
酸性化する。得られた水相を50mlのジクロロメタンで2回抽出し、有機相を
除去し、次いで、水相を2N−水酸化ナトリウム水溶液を用いてpH=11に塩
基性化する。100mlの酢酸エチルで2回抽出した後、有機相を合わせて硫酸
マグネシウム上で乾燥させ、減圧濃縮する。 18.4gの白色固体が得られる。この固体のHPLCで定量した純度は9−
デオキソ−8a−アザ−8a−メチル−8a−ホモエリスロマイシンAに対して
69%すなわち定量収率は68%である。
−2−イミダゾリノン(DMEU)混合物中での還元による9−デオキソ−8a
−アザ−8a−メチル−8a−ホモエリスロマイシンA(VI)の製造 アルゴンで不活性化した乾燥した丸底フラスコ中に(9Z)−9−デオキソ−
9−ヒドロキシイミノエリスロマイシンA(150g、0.19mol、純度9
4%w/w)を入れ、次いで、ピリジン(1089g)を加える。得られた溶液
を−10℃に冷却した後、塩化トシル(76.7g、0.4mol、2.1当量
)をトルエン溶液(281g)で調製したものを30分かけて入れる。得られた
反応媒体を−8〜−4℃で1時間半攪拌し、次いで、この温度でヘプタン(10
11g)を添加する。攪拌を止め、反応媒体を静置分離する。上側相を吸引除去
する。下側の粘性相を攪拌せずに再度ヘプタン(393g)で希釈する。続いて
上側相を吸引除去する。反応媒体をDMEU(140.4g)で希釈した後、こ
の溶液を水(1227g)で調製した水素化ホウ素ナトリウム(49.1g、1
.28mol、6.85当量)溶液に添加する。反応媒体を室温に戻し、この温
度で2時間攪拌する。続いて、この混合物をメタノール(351.1g)で処理
した後、37%水性ホルムアルデヒド(140g、1.73mol、9.2当量
)で処理する。この反応媒体を室温で2時間維持する。次いで、反応媒体を36
%塩酸水溶液を用いてpH=4に酸性化する。得られた水相をトルエン(355
g)で抽出する。次いで水相を30%w/w水酸化ナトリウム水溶液を用いてp
H=10に塩基性化する。50℃のトルエンで2回(2×355g)抽出した後
、有機相を合わせて50℃の水(322g)で洗浄し、減圧濃縮する。こうして
得られた有機相をヘプタンに数回取り、ヘプタン/ピリジン共沸混合物を減圧蒸
留して除去する。 151gの白色固体が得られる。この固体のHPLCで定量した純度は9−デ
オキソ−8a−アザ−8a−メチル−8a−ホモエリスロマイシンAに対して6
5%すなわち定量収率は60%である。
Claims (12)
- 【請求項1】 ピリジンを主溶媒として用いた反応媒体中で立体特異的ベック
マン転位によって下記一般式II: 【化1】 の化合物を下記一般式IIIおよびIV: 【化2】 の2つのイミド化中間体にした後、これら化合物IIIおよびIVを還元して下
記一般式V: 【化3】 の9−デオキソ−8a−アザ−8a−ホモエリスロマイシンAを製造する方法に
おいて、 還元段階で、ベックマン転位反応で媒体中に生成した上記化合物IIIおよび
IVを反応媒体から単離せずに、ピリジンとは混和性があるが塩の形のイミド化
物IIIおよびIVは不溶である炭化水素を用いてピリジンを抽出した後に、十
分な量のホウ化水素を用いて直接作用させることを特徴とする方法。 - 【請求項2】 塩化スルホニル、好ましくは塩化トシル、塩化ベンゼンスルホ
ニルおよび塩化メシルの中から選択される塩化スルホニルを用いてベックマン転
位反応を行う請求項1に記載の方法。 - 【請求項3】 炭化水素が5〜15個の炭素原子を有する直鎖、分岐鎖または
環状の炭化水素、特にペンタン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサンおよび
ヘプタンから選択され、好ましくはヘプタンである請求項1または2に記載の方
法。 - 【請求項4】 ベックマン転位用媒体中に存在するピリジンを含む有機溶媒を
静置分離で除去する請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。 - 【請求項5】 ベックマン転位用媒体からピリジン等の有機溶媒を除去した後
、その残留物に還元反応用溶媒として水を添加する請求項1〜4のいずれか一項
に記載の方法。 - 【請求項6】 ベックマン転位用媒体からピリジンを含む有機溶媒を除去した
後、その残留物に還元反応用溶媒としてC1−C10アルコール、好ましくはメタ
ノールまたはイソプロパノールから選択される有機溶媒、またはこれらの溶媒と
水との混合物を添加する請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。 - 【請求項7】 ベックマン転位用媒体からピリジンを含む有機溶媒を除去した
後、その残留物に還元反応用溶媒としてアミド型の溶媒、好ましくはN,N−ジ
メチルホルムアミドまたはN,N−ジメチルアセトアミドまたはこれらの溶媒と
水との混合物を添加する請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。 - 【請求項8】 ベックマン転位用媒体からピリジンを含む有機溶媒を除去した
後、その残留物に還元反応用溶媒として環状ウレア型の溶媒、好ましくは1,3
−ジメチル−3,4,5,6−テトラヒドロ−2(1H)−ピリミドン(DMP
U)または1,3−ジメチル−2−イミダゾリノン(DMEU)またはこれらの
溶媒と水との混合物を添加する請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。 - 【請求項9】 還元反応を水素化ホウ素ナトリウムまたは水素化ホウ素カリを
用いて行う請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。 - 【請求項10】 還元反応で生成する一般式Vの化合物を反応媒体から単離せ
ずに、十分な量のアルデヒドR'CHOを添加して媒体中で直接変換させて下記
一般式VIIの化合物を製造する請求項1〜9のいずれか一項に記載の方法: 【化4】 (ここで、R'は水素原子またはC1−C9アルキルまたはC2−C9アルケニル基
) - 【請求項11】 アルデヒドとしてC1−C4アルデヒドを用いる請求項10に
記載の方法。 - 【請求項12】 アルデヒドとしてホルムアルデヒドを用いて下記一般式VI
の9−デオキソ−8a−アザ−8a−メチル−8a−ホモエリスロマイシンAを
製造する請求項10または11に記載の方法: 【化5】
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