JP2003523379A - 制御放出セラミック粒子、その組成物、製法および使用方法 - Google Patents

制御放出セラミック粒子、その組成物、製法および使用方法

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Abstract

(57)【要約】 制御放出セラミック粒子、それらの製法、かかる製法によって調製された制御放出セラミック粒子、かかる制御放出セラミック粒子を含む組成物および制御放出セラミック粒子を用いる方法が記載される。1つの形態において、制御放出セラミック粒子の各々は粒子全体に実質的に単分散した活性物質(複数活性物質)を有し、ここに、活性物質(複数活性物質)は該粒子から放出でき、および該粒子中の活性物質(複数活性物質)は、粒子からの活性物質(複数活性物質)の放出まで実質的に分解から保護されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
(発明の分野) 本発明は、制御放出セラミック粒子、実質的に単分散した制御放出セラミック粒
子、実質的に単分散した制御放出セラミック粒子の製法、かかる製法によって調
製された実質的に単分散した制御放出セラミック粒子、本発明による制御放出セ
ラミック粒子を含む組成物および本発明による制御放出セラミック粒子の使用方
法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
(背景技術) 薬物カプセル化および制御放出用の現在の戦略は、典型的には、ポリマー、リポ
ソームおよびミセルのごとき有機溶媒を用いる。 (a)ポリマー系は広く以下のごとく分類することができる: ・ 不活性マトリックス系。ここに、薬物は不活性で非分解性ポリマーマトリッ
クス内部に捕捉され、その放出は多孔性ネットワークを通じる拡散によって制御
される。そのような非生分解性ポリマー粒子のイン・ビボ投与は、ポリマーが細
胞内「ポケット」(例えば、リポソーム)または組織に濃縮され、非代謝物質の
重篤な過剰負荷を誘導するという事実によって制限される。これは、経皮パッチ
等に対するそれらの使用を制限する。もう1つの重要な制限は、それが体内の特
異的部位によって活性化されないので放出が非特異的であるということである。
最後に、薬物分子は、そのようなマトリックス内で固有に小さな拡散係数を呈し
、強力な薬物に対するそれらの広い適用を制限する。 ・ 貯蔵器系。ここに、有効成分の放出はカプセル化膜、中空繊維等を通じての
拡散によって制御される。これらの系の鍵となる制限はそれらの低い機械的強度
および化学的抵抗性である。というのは、制御膜は比較的脆く容易に塞がれるか
らである。 ・ 化学的系。ここに、活性な分子は、生分解性マトリックス(例えば、ポリオ
ルトエステルおよびポリアンヒドリドのごときポリマー)の内部に分散される。
放出速度は、好ましくは、マトリックスの不均一な(表面)溶解/分解によって
制御される。これは、ポリ(グリコール酸)、ポリ(DL)乳酸、ポリ(グリコ
ール−共乳酸)、ポリカプロラクトン、ポリヒドロキシブチレート、およびポリ
ジオキシアノンのごとき生分解性ポリマーに対するマトリックスとして使用でき
るポリマーの範囲を制限する。溶媒−活性化系(ヒドロゲル) 。ここに、マトリックスは特異的溶質/溶媒系の
存在下で膨潤し、引き続いてカプセル化種が放出される。しかしながら、そのよ
うなポリマーは、余りにも迅速に膨潤して治療的に有用な放出速度を提供できな
いことが多く、これらの系の開発は依然としてその幼児期にある。そのような制
御された送達系において、送達は、マトリックス構造(例えば、ポアネットワー
クの湾曲)、粒子サイズ、総じての薬物負荷またはマトリックス溶解性いずれか
によって制御される。ポリマー系の制限は、それらが典型的にはこれらの特徴の
内1つまたはせいぜい2つを利用するに過ぎず、薬物のいずれかの変化が通常は
マトリックス系の再処方を必要とすることである。対照的に、本発明の重要な特
徴は、同一の基礎となる化学を用いてこれらの特徴の全てを操作することができ
ることであり、これは、特異的適用のための制御放出マトリックスの設計に対す
るより上位概念的アプローチを提供する。 さらに、制御薬物放出の能力を有するものとして同定されてきた多くのポリマー
材料があるが、ヒトまたは動物医薬製品いずれかで用いるために認可されたもの
は比較的少ない。 (b)リポソームは最も高度に進化した担体系であるが、イン・ビボ安定性、熟
成および制限された保存寿命に関して問題がある。 (c)(温度、濃度、溶液種形成等に依存する)ミセルの熱力学的不安定性は、
制御放出に対するそれらの適用性を制限する。また、それらは固有に低い薬物負
荷を呈する。 (d)バイオセラミックスは、骨−修復手法(骨の再建を促進する不活性なバイ
オセラミックス、多孔性活性セラミックス)で用いられる。不活性バイオセラミ
ックスは純粋に機械的適用、例えば(それらの低い摩擦係数による)尻関節−典
型的にはAl23またはY−TZPを有する。多孔性セラミックス(典型的には
ヒドロキシアパタイト)は骨形成のための構造的ブリッジおよび「足場」として
働く。生活体性ガラスは、実質的に機械的な力に抵抗する組織成長のための界面
層を供する。また、生体活性ガラスは、生体活性物質の制御された送達のための
マトリックスとして提案されてきた。 ゾル−ゲルベースのプロセスによって調製されたマトリックスに対して種々の特
許が発行されてきた。例えば: 米国特許第5,591,453号(7/1/97発行)は、生物学的活性分子の
制御放出用のゾル−ゲルシリカマトリックスを用いることを開示する。引用され
た適用は骨再建のためのものであり、大きなゲルモノリスまたは顆粒(典型的に
は0.5ないし5mm)に制限されていた。該放出は、薬物負荷または容量に対
する表面の比率を変化させることによって制御される。マトリックスと薬物との
間の考えられる相互作用は無視された。 英国特許1 590 574(3/6/81発行)は、ゾル−ゲルマトリックス
に生物学的活性成分を一体化させる概念を開示する。数ミクロンないし数ミリメ
ートルのサイズ範囲の実質的に球形粒子としての具体例が考えられた。マトリッ
クスからの生物学的活性な成分の放出速度は、媒質のpH、粒子のサイズおよび
ゲルの組成/多孔度/構造/水分含量/親水度を含めた多数の因子に依存するで
あろうと記載されていた。与えられた1つの例は、それから最初にカプセル化さ
れたイミプラミンの全てが5分内に放出されるベーマイトゾルから製造された噴
霧乾燥粒子であった。WO 9745367(4/12/97発行)は、予備燒
結粒子(1ないし500μm)またはディスクへの含浸によってそれに生物学的
活性剤が一体化されたゾル−ゲルプロセスを介して調製された制御可能に溶解可
能なシリカキセロゲルを開示する。放出は、キセロゲルの寸法および化学的組成
を変化させることによって制御された。WO 0050349(2000年8月
31日発行)は、繊維の合成の間に生物学的活性剤がそれに一体化されたゾル−
ゲルプロセスを介して調製された制御可能な生分解性シリカ繊維を開示する。放
出は、一義的には、繊維の溶解速度を変化させることによって制御された。
【0003】
【課題を解決するための手段】
(発明の目的) 本発明の目的は制御放出セラミック粒子、実質的に単分散した制御放出セラミッ
ク粒子、実質的に単分散した制御放出セラミック粒子の製法、かかる製法によっ
て調製された実質的に単分散した制御放出セラミック粒子、そのような制御放出
セラミック粒子を含む組成物およびそのような制御放出セラミック粒子の使用方
法を提供することにある。
【0004】 (発明の記載) 本発明の具体例によると、制御放出セラミック粒子が提供され、ここに、該粒子
の各々は粒子全体に実質的に均一に分散した活性物質(複数活性物質)を有し、
該活性物質(複数活性物質)は該粒子から放出することができる。 制御放出セラミック粒子は機能性化するかまたは誘導体化することができる。 本発明のもう1つの具体例により、制御放出セラミック粒子が提供され、ここに
、該粒子の各々は粒子全体に実質的に均一に分散した活性物質(複数活性物質)
を有し、ここに: (a)活性物質(複数活性物質)は該粒子から放出でき;および (b)該粒子中の活性物質(複数活性物質)は、粒子からの活性物質(複数活性
物質)の放出まで分解から実質的に保護されている。 換言すると、前記具体例において、粒子の各々は粒子全体に実質的に均一に分散
した活性物質を有し、ここに、活性物質は粒子から放出することができ、および
粒子中の活性物質は、粒子からの活性物質の放出まで実質的に分解から保護され
るように粒子内に一体化されている。 粒子の製造の間に、粒子が約2重量%未満の活性剤、典型的には0.1−2重量
%の間、より典型的には0.5−2重量%、なおより典型的には1−2重量%の
間の界面活性剤を含むように、界面活性剤は典型的には粒子から除去される。 典型的には、セラミック粒子はシリカ、ジルコニアおよびチタニアよりなる群か
ら選択される酸化物を含む。 本発明の制御放出セラミック粒子は、有利には、ゾルゲルプロセスによって調製
することができる。 セラミック粒子は凍結乾燥された粒子の形態とすることができるか、あるいは別
法として、それらは溶液中に分散させることができる。典型的には、粒子が凍結
乾燥粒子の形態である場合、それらはイオン性塩と混合されるか、または該塩を
含むマトリックス中に混合される。 本発明の1つの具体例により、実質的に単分散した制御放出セラミック粒子が提
供され、ここに、該粒子の各々は粒子全体に実質的に均一に分散した活性物質(
複数活性物質)を有し、およびここに、活性物質(複数活性物質)は該粒子から
放出することができる。 実質的に単分散した制御放出セラミック粒子は機能性化することができる。 本発明の実質的に単分散された制御放出セラミック粒子は、有利には、ゾルゲル
プロセスによって製造することができる。 本発明のもう1つの具体例により、実質的に単分散された制御放出セラミック粒
子が提供され、ここに、該粒子の各々は粒子全体に実質的に均一に分散した活性
物質(複数活性物質)を有し、ここに: (c)活性物質(複数活性物質)は該粒子から放出でき;および (d)該粒子中の活性物質(複数活性物質)は、粒子からの活性物質(複数活性
物質)の放出まで実質的に分解から保護されている。 実質的に単分散された制御放出セラミック粒子は機能性化することができるか、
または誘導体化することができる。 該粒子からの活性物質(複数活性物質)の放出速度は:活性物質(複数活性物質
)の性質、粒子特性および外部環境の1以上によって制御される。 活性物質(複数活性物質)が、粒子から、活性物質(複数活性物質)の活性に実
質的に影響しない環境に放出される場合、粒子から放出された活性物質(複数活
性物質)の活性は実質的に保持される。 貯蔵、輸送および取り扱いについて選択された通常の条件下、使用の環境におい
て、該粒子中の活性物質(複数活性物質)は、粒子からの活性物質(複数活性物
質)の放出まで実質的に分解から保護されている。貯蔵、輸送または取り扱いの
通常の条件例は、粒子それ自体に対して腐食性でない環境における粒子の貯蔵、
輸送または取り扱いを含む。また、貯蔵、輸送または取り扱いの通常の条件は、
通常は、(分解性ガスまたは液体のごとき)環境中の分解性物質が粒子に入るこ
とができ、粒子中の活性物質(複数活性物質)を分解できる環境への粒子の暴露
は含まない。 また、本発明は、実質的に単分散された制御放出セラミック粒子の製法およびか
かる製法によって製造された粒子を提供する。 プロセス1 本発明の1つの具体例により: (a)界面活性剤と非極性溶媒とを混合することによって逆ミセル溶液を調製し
; (b)ゲル前駆体、触媒、縮合剤および1つの(またはいくつかの)可溶性活性
物質(類)を極性溶媒に溶解させることによって前駆体溶液を調製し; (c)逆ミセル溶液および前駆体溶液を合わせることによってエマルジョンを調
製し;次いで (d)エマルジョン中で前駆体を縮合させることによって、当該粒子の各々が粒
子全体に実質的に均一に分散した活性物質(複数活性物質)を有し、かつ活性物
質(複数活性物質)が該粒子から放出できる制御放出セラミック粒子を形成し、
それを熟成する; ことを特徴とする制御放出セラミック粒子の製法が提供される。 通常、粒子は実質的に単分散されている。 プロセス2 本発明のもう1つの具体例により: (a’)界面活性剤と非極性溶媒および親水性の第1の(またはいくつかの)活
性物質(類)とを混合することによって逆ミセル溶液を調製し; (b’)ゲル前駆体、触媒、縮合剤および所望により可溶性の第2の(またはい
くつかの)活性物質(類)を、(a’)で用いた非極性溶媒と非混和性の極性溶
媒に溶解させることによって前駆体溶液を調製し; (c’)逆ミセル溶液および前駆体溶液を合わせることによってエマルジョンを
調製し;次いで (d’)エマルジョン中で前駆体を縮合させることによって、当該粒子の各々が
粒子全体に実質的に均一に分散した活性物質(複数活性物質)を有し、かつ活性
物質(複数活性物質)が該粒子の各々から放出できる制御放出セラミック粒子を
形成し、それを熟成する; ことを特徴とする制御放出セラミック粒子の製法が提供される。 通常、粒子は実質的に単分散している。 プロセス3 本発明のさらなる具体例により: (a”)ゲル前駆体、1つの(またはいくつかの)活性物質(類)および所望に
より溶媒を混合することによって前駆体溶液を調製し; (b”)触媒、縮合剤および所望により溶媒を混合することによって縮合溶液を
調製し、該縮合溶液は該前駆体溶液と実質的に非混和性であり; (c”)前駆体溶液および縮合溶液を合わせて混合物を形成し、次いで、界面活
性剤の不存在下で混合物を自然に乳化することによってエマルジョンを調製し;
次いで (d”)エマルジョン中で前駆体を縮合することによって、当該粒子の各々が粒
子全体に実質的に均一に分散した活性物質(複数活性物質)を有し、かつ活性物
質(複数活性物質)は該粒子の各々から放出できる制御放出セラミック粒子を形
成し、それを熟成する; ことを特徴とする制御放出セラミック粒子の製法が提供される。 通常、粒子は実質的に単分散されている。この具体例では、活性物質は、ゲル前
駆体中に、または溶媒と一緒にゲル前駆体中に溶解することができるものである
。加えて、触媒は、縮合剤中に、または溶媒と共に縮合剤中に溶解できるもので
ある。工程(a”)において言及される溶媒は工程(b”)において言及された
溶媒と同一または異なってよい。 プロセス4 本発明のさらにもう1つの具体例において: (a”’)界面活性剤と非極性溶媒とを混合することによって逆ミセル溶液を調
製し; (b”’)触媒、縮合剤および1つの(またはいくつかの)可溶性活性物質(類
)を極性溶媒に溶解させることによって親水性溶液を調製し; (c”’)逆ミセル溶液および親水性溶液を合わせることによってエマルジョン
を調製し; (d”’) ゲル前駆体をエマルジョンに添加し;次いで (e”’)エマルジョン中で前駆体を縮合させることによって、当該粒子の各々
が粒子全体に実質的に均一に分散した活性物質(複数活性物質)を有し、かつ活
性物質(複数活性物質)が、該粒子の各々から放出できる制御放出セラミック粒
子を形成し、それを熟成する; ことを特徴とする制御放出セラミック粒子の製法が提供される。 通常、粒子は実質的に単分散されている。 プロセス1の生成物 本発明のもう1つの具体例により: (a)界面活性剤と非極性溶媒とを混合することによって逆ミセル溶液を調製し
: (b)ゲル前駆体、触媒、縮合剤および1つの(またはいくつかの)可溶性活性
物質(類)を非極性溶媒に溶解させることによって前駆体溶液を調製し; (c)逆ミセル溶液および前駆体溶液を合わせることによってエマルジョンを調
製し;次いで (d)エマルジョン中で前駆体を縮合させることによって、当該粒子の各々が粒
子全体に実質的に均一に分散した活性物質を有し、かつ活性物質(複数活性物質
)が該粒子の各々から放出できる制御放出セラミック粒子を形成し、それを熟成
する; ことによって調製された制御放出セラミック粒子が提供される。 通常、粒子は実質的に単分散している。 プロセス2の生成物 本発明のさらにもう1つの具体例により: (a’)界面活性剤と非極性溶媒および1つの(またはいくつかの)親水性の第
1の活性物質(類)とを混合することによって逆ミセル溶液を調製し; (b’)ゲル前駆体、触媒、縮合剤および所望により可溶性の第2の(またはい
つくかの)活性物質(類)を、(a’)において用いた非極性溶媒と非混和性の
極性溶媒に溶解させることによって前駆体溶液を調製し; (c’)逆ミセル溶液および前駆体溶液を合わせることによってエマルジョンを
調製し;次いで (d’)エマルジョン中で前駆体を縮合させることによって、当該粒子の各々が
粒子全体に実質的に分散した活性物質(複数活性物質)を有し、かつ活性物質(
複数活性物質)が該粒子の各々から放出できる制御放出セラミック粒子を形成し
、それを熟成する; ことによって調製された制御放出セラミック粒子が提供される。 通常、粒子は実質的に単分散されている。 プロセス3の生成物 本発明のなおさらなる具体例により: (a”)ゲル前駆体、1つの(またはいくつかの)活性物質(類)および所望に
より溶媒を混合することによって前駆体溶液を調製し; (b”)触媒、縮合剤および所望により溶媒を混合することによって縮合溶液を
調製し、該縮合溶液は該前駆体溶液と実質的に非混和性であり; (c”)前駆体溶液および縮合溶液を合わせて混合物を形成させ、次いで、界面
活性剤の不存在下で混合物を自然に乳化させることによってエマルジョンを調製
し;次いで (d”)エマルジョン中で前駆体を縮合させることによって、当該粒子の各々が
粒子全体に実質的に均一に分散した活性物質(複数活性物質)を有し、かつ活性
物質(複数活性物質)は該粒子の各々から放出できる制御放出セラミック粒子を
形成し、それを熟成する; ことによって調製された制御放出セラミック粒子が提供される。 通常、粒子は実質的に単分散されている。 プロセス4の生成物 本発明のなおもう1つの具体例により; (a”’)界面活性剤と非極性溶媒とを混合することによって逆ミセル溶液を調
製し; (b”’)触媒、縮合剤および1つの(またはいくつかの)可溶性活性物質(類
)を極性溶媒に溶解させることによって親水性溶液を調製し; (c”’)逆ミセル溶液および親水性溶液を合わせることによってエマルジョン
を調製し; (d”’)ゲル前駆体をエマルジョンに添加し;次いで (e”’)エマルジョン中で前駆体を縮合させることによって、当該粒子の各々
が粒子全体に実質的に均一に分散した活性物質(複数活性物質)を有し、かつ活
性物質(複数活性物質)が該粒子の各々から放出できる制御放出セラミック粒子
を形成し、それを熟成する; ことによって調製された制御放出セラミック粒子が提供される。 通常、粒子は単分散されている。 本発明の製法によって調整された制御放出または実質的に単分散した制御放出セ
ラミック粒子は機能性化することができるか、または誘導体化することができる
。 通常、本発明の製法によって調整された制御放出または実質的に単分散された制
御放出セラミック粒子において、該粒子中の活性物(複数活性物質)は、粒子か
らの活性物質(複数活性物質)の放出まで実質的に分解から保護されている。 本発明の製法は、セラミック粒子を分離し、粒子から、溶媒および(界面活性剤
のごとき)もう1つの物質を典型的には含む溶液を除去する工程を含むことがで
きる。分離の工程は、例えば、溶媒および界面活性剤の濾過、洗浄、蒸発または
デカンテーションのごとき公知の技術によって達成することができる。 溶媒(および界面活性剤)の除去は、セラミック粒子を適切な溶媒または溶媒の
組み合せですすぎおよび/または洗浄し、続いて粒子から残存する溶媒を取り除
くことによって行うことができる。これは、例えば、粒子から残存する溶媒を吸
収するごとき公知の技術によって、あるいはセラミック粒子を蒸発および/また
は乾燥することによって達成することができる。 別法として、溶媒(および界面活性剤)の除去は、例えば、粒子から溶媒(およ
び界面活性剤)を吸収することによって、あるいはセラミック粒子を蒸発および
/または乾燥することによって分離の後に行うことができる。 溶媒(および界面活性剤)がセラミック粒子から除去されてしまうと、それらは
通常は制御放出セラミックキセロゲル粒子という。制御放出シリカキセロゲル粒
子は特に好ましい。 典型的には、セラミック粒子がそこに形成された後、NaClまたは他の適切な
イオン性塩(最終用途に応じ、例えば、KI、KBr、KCl、NaBr、Na
I、LiCl、LiBr、LiI、CaCl2、MgCl2、NH4NO3、NaN
3、KNO3、INO3など)を添加してエマルジョンを脱安定化させる。本発
明者らは、NaClのごときイオン性塩の添加なくして、得られたセラミック粒
子上の残存する界面活性剤の重量%は、NaClを用いてエマルジョンを破壊し
た場合よりもかなり高いことを見出した。洗浄/エマルジョン破壊のための(N
aCl+CHCl3)の使用は、得られたセラミック粒子上の<1.5重量%の
残存する界面活性剤に導いた。 界面活性剤を除去する目的はオプソニ化(オプソニ化:セラミック粒子上への蛋
白質および/または抗体の結合)を回避することにある。というのは、粒子が対
象から拒絶されるか否かをこれが決定するからである。蛋白質アッセイを用いる
本発明のセラミック粒子の予備的テストは:(a)高界面活性剤(11.4重量
%)を含む粒子:40.5μgの吸着された蛋白質;および(b)低界面活性剤
を含む粒子(2.4重量%:27μgの吸着された蛋白質)を示す。さらに、デ
カンテーションによって洗浄して、濾過の間の凝集を回避するのが好ましい(臨
界的なのは溶液中の平均サイズである)。 凝集を防ぎつつ粒子を乾燥する1つの方法は、粒子を凍結乾燥することである。
本発明者らは、これは、NaClまたは他の適切なイオン性塩(例えば、NaB
r、NaI、KI、KBr、KCl、LiI、LiCl、LiBr等)を添加し
て、凍結乾燥の間に粒子を保護し、NaClの脈石中に粒子をカプセル化するこ
とによって達成できることを見出した(図17)。かくして、本発明の製法は、
さらに、イオン性塩をエマルジョンに添加することによって、エマルジョンから
、形成され熟成された制御放出セラミック粒子を分離し、それにより、粒子が得
られた溶液中に分散し、溶液を凍結乾燥して、未凝集セラミック粒子がイオン性
塩のマトリックス内に単離された固体を形成する工程を含むことができる。また
、この製法は得られた溶液を洗浄する工程を含むことができる。典型的には、洗
浄工程を行って、界面活性剤および他の物質の量を実質的に低下させる(典型的
には、界面活性剤は2重量%未満まで、典型的には0.5−2重量%まで低下す
る)。「得られた領域」とは、イオン性塩の添加によってエマルジョンが破壊さ
れる場合に形成される溶液を意味する。かくして、典型的には、得られた溶液は
水性溶液であり、イオン性塩はNaClである。そのような場合において、水性
溶液は典型的には有機溶媒で洗浄する。適切な有機溶媒はクロロホルム、ブロモ
ロホルムおよびヨードホルムを含み、他の適切な有機溶媒は当該分野で知られて
いる。 乾燥プロセスの例は、相互参照によってその内容をここに一体化させるACS
Symposium 520, Polymeric delivery sy
stems, properties and applications,
I.C. Jacobs およびN.S.Mason, Chapter 1,
Polymer Delivery Systems Concepts,
pp.1−17, 1993に記載されている。 本発明のもう1つの具体例は、許容される担体、希釈剤、賦形剤および/または
アジュバントと共に、本発明による制御放出セラミック粒子を含む組成物を提供
する。 本発明のさらなる具体例は、本発明の制御放出セラミック粒子または本発明によ
る組成物を、遺伝子座を治療するのに有効な量にて遺伝子座に適用することを特
徴とする遺伝子座の治療方法を提供する。 本発明のもう1つの具体例は、本発明の制御放出セラミック粒子または本発明に
よる組成物を、対象を治療するのに有効な量にて対象に投与することを特徴とす
る対象の治療方法を提供する。 本発明のさらなる具体例は、本発明の制御放出セラミック粒子または本発明によ
る組成物を、対象を治療するのに有効な量にて対象に投与することを特徴とする
対象の治療方法を提供する。 本発明のセラミックミクロ粒子はゾル−ゲルベースのプロセスによって調製され
、ここに、ゲル前駆体の加水分解、続いての縮合によって、活性物質の存在下、
(遷移金属、ケイ素等を含めた)適切な金属の部分的に加水分解された酸化物が
調製される。ゲル前駆体は、ケイ素酸化物ゲル前駆体、遷移金属酸化物前駆体等
を含めた金属酸化物ゲル前駆体であり得る。選択されたゲル前駆体の同一性、す
なわち、本発明のプロセスで、ケイ素酸化物ゲル前駆体または特定金属酸化物ゲ
ル前駆体を使用のために選択するかは、セラミック粒子の意図された使用、特に
、セラミック粒子の意図した使用のためにゲル前駆体の縮合に由来する最終生成
物の適当性に依存するであろう。ゲル前駆体は、典型的には、シリカ−ベースの
ゲル前駆体、アルミナーベースのゲル前駆体、二酸化チタンーベースのゲル前駆
体、鉄酸化物ベースのゲル前駆体、二酸化ジルコニウム−ベースのゲル前駆体ま
たはそれらのいずれかの組合せである。機能性化された、誘導体化されたまたは
部分的に加水分解されたゲル前駆体を用いることができる。 シリカでは、便宜のために、4つのカテゴリ−、シリケート(酢酸ケイ素、ケイ
酸またはその塩)、シルセキオキサンおよびポリ−シルセキオキサン、(ケイ素
メトキシド(C1)ないしケイ素オクタデシルオキシド(C18)までの)ケイ素
アルコキシド、および(エチルトリメトキシシラン、アミノプロピルトリエトキ
シシラン、ビニルトリメトキシシラン、ジエチルジエトキシシラン、ジフェニル
ジエトキシシラン等のごとき)ORMOCER生産のための機能性化アルコキシ
ドに分けることができる優れたケイ素前駆体の長いリストがある。シリカ−ベー
スのゲル前駆体のさらなる具体的例はテトラメトキシシラン(TMOS)、テト
ラエトキシシラン(TEOS)、テトラブトキシシラン(TBOS)、テトラプ
ロコキシシラン(TPOS)、ポリジエトキシシラン、メチルトリメトキシシラ
ン、メチルトリエトキシシラン、エチルトリエトキシシラン、オクチルポリシル
セスキオキサンおよびヘキシルポリシルセスキオキサンを含む。 アルミナーベースのゲル前駆体の例はアルミニウムエトキシド、アルミニウムn
−またはイソープロポキシド、アルミニウムn−またはsec−またはtert
−ブトキシドを含む。また、カルボン酸(酢酸、メタクリル酸、2−エチルヘキ
サン酸等)またはアセチルアセトン、エチル−アセチルアセトン、ベンゾイルア
セトン、または他の錯化剤のごときベータジ−ケトンを用いてアルコキシドを修
飾することもできる。加水分解に際しては、ORMOCER(有機的に修飾され
たセラミックス)粒子が典型的には形成される。シリカに関しては、それらは、
薬物とセラミックマトリックスとの相互作用を防止するのに有用であり得る。 チタンまたはジルコニウムゲル前駆体の例はアルコキシド(エトキシド、プロポ
キシド、ブトキシド)、金属塩(塩化物、オキシ塩化物、硫酸塩、硝酸塩)およ
び酸およびベータジケトン錯体を含む。 シリカゲル前駆体または金属酸化物ゲル酸化剤は、各々が1以上の酸素原子、お
よび1ないし18の炭素原子、より典型的には1ないし5の炭素原子を有する1
ないし4のアルコキシド基を含むことができる。アルコキシド基は1以上の適切
な修飾基によって置き換えることができるか、あるいは1以上の適切な誘導体化
基によって機能性化または誘導体化することができる(相互参照によってその内
容をここに一体化させるK.Tsuru et al. ,J.Materia
l Sci,Mater. Medicine, 1997,8参照。 典型的には、シリカゲル前駆体はケイ素アルコキシドまたはケイ素アルキルアル
コキシドである。適切なケイ素アルコキシド前駆体の特別の例はメトキシド、エ
トキシド、イソープロポキシド、ブロポキシドおよびペンチルオキシオのごとき
を含む。適切なケイ素または金属アルキル(またはフェニル)アルコキシド前駆
体の特別な例はメチルトリメトキシシラン、ジ−メチルジメトキシシラン、エチ
ルトリエトキシシラン、ジエチルジエトキシシラン、トリエチルメトキシシラン
、フェニルトリエトキシシラン、ジフェニルジエトキシシラン、ビニルトリエト
キシシラ等を含む。別法として、シリカゲル前駆体はケイ素カルボキシレートで
あり得る。例えば、アセテート、タルトレート、オキサレート、ラクテート、プ
ロピレート、ホルメートまたはシトレート。シリカゲル前駆体に付着した他の官
能基の例はエステル、アルキルアミンおよびアミドを含む。 典型的には、金属酸化物ゲル前駆体は、誘導体化または機能性化できる金属アル
コキシドである。典型的には、遷移金属酸化物ゲル前駆体は遷移金属アルコキシ
ドであり、ランタニド金属酸化物ゲル前駆体はランタニド金属アルコキシドであ
る。適切な金属酸化物前駆体の例はメトキシド、エトキシド、イソ−プロポキシ
ド、ブチルオキシドおよびペンチルオキシドを含む。別法として、金属酸化物ゲ
ル前駆体は金属カルボキシレートまたは金属β−ジケトネート、例えば、アセテ
ート、タルトレート、オキサレート、ラクテート、プロピレート、ホルメート、
シトレートまたはアセチルアセトネートであり得る。金属酸化物前駆体に付着し
た他の官能基の例はエステル、アルキルアミンおよびアミドを含む。1種類以上
の金属イオンまたはランタニドイオンを存在させることができる(例えば、ケイ
素チタン酸化物、実施例23参照)。 ゲル−ゾルプロセッシングは適切な前駆体の加水分解および縮合に基づいており
、これは、ほとんどの場合、アルコキシド(修飾されたまたは修飾されていない
もの)と水との反応を含む(すなわち、加水分解工程)。かくして、水が典型的
には縮合剤として用いられる。かくして、典型的な反応スキームは図16に示さ
れるごとく表すことができる。 プロセス3を介して非水ゾル−ゲル経路を用いる場合、水以外の適切な縮合剤を
用いることができる。プロセス3を介して考えられるいくつかの非水方法の例は
以下の通りである: ・ 非水性系におけるヒドロキシル化。 ・ 非プロトン性縮合反応。 ・ カルボキシレート官能基でアルコキシドを縮合することによるエステル脱離
反応。 ・ アルコキシドをアルコキシドで縮合し、かくして、ジアルキルエーテルを遊
離させることによるエーテル脱離。 ・ ハロゲン化水素またはケトン(Znアルコキシドのごとき塩基性アルコキシ
ドの場合)とアルコキシドとの反応を介する加水分解を含まないオキソ化。 ・ ジアルキルエーテルまたはジアルキルケトンのごとき有機酸素ドナーとハロ
ゲン化金属との反応。 後者の2つの反応は多くの適用で不適切であり得る。というのは、それらはハロ
ゲン化金属の使用を含み、該使用は、今度は、きわめて毒性が強く、洗浄によっ
て除去するのは困難であろう塩素化化合物を生じさせるからである。 適当な界面活性剤は、例えば、ソルビタン、ポリエーテル、ポリオキシエチレン
、スルホスクシネート、ホスフェート、カルボキシレート、スルフェート、アミ
ノまたはアセチルアセトネートのごとき親水性ヘッド基および疎水性テール基を
有する直鎖炭化水素である。該テール基は、例えば、約8ないし24の炭素原子
、好ましくは約12ないし18の炭素原子を有することができる直鎖または分岐
鎖炭化水素であり得る。それは、例えば、イソ−オクチルフェニルのごとき芳香
族基を含むことができる。 (A)界面活性剤を分類する第1の方法はそれらのHLBに従う(親水性親油性
バランス、相互参照によりその内容(43‐90ページ)を一体化させる「‘D
etergents and Cleaners: A Handbook f
or Cleaners」’, Hanser/Gardner Public
ations. Inc, Ohio, USA.1994, pp.43−9
0中のM.F.Coxの論文の第48ページ参照)。 a)HLB>10を持つ界面活性剤は典型的には水中油型エマルジョンで用いる
。 b)HLB<10を持つ界面活性剤は典型的には油中水型エマルジョンで用いる
。界面活性剤の混合物は、通常、いずれかの海面活性剤単独よりも安定したエマ
ルジョンを形成する。 (B)また、界面活性剤はそれらの電荷、すなわち、カチオン性、アニオン性ま
たはノニオン性に従って分類することもできるが、そのような分類は本発明では
重要でない。一般に、ノニオン性界面活性剤が典型的には好ましい。というのは
、それらは洗浄によってより容易に除去することができるからである。イオン性
タイプは酸化物粒子の表面を複合体化する傾向があるが、表面のpHを変化させ
ることによって(すなわち、酸または塩基での洗浄)除去できることが多い。
【0005】 より重要なのは、サイズによる経験的分類である。エマルジョン中でのセラミ
ック粒子合成に関する文献の広範なレビューは以下のことを示唆する: 1) ソルビタンエステル(例えば、ソルビタンモノオレエート、モノパルミテ
ート、モノステアレート(商品名Span下で販売)を用いて粒子>1μmを供
することができる。 2) 商品名Triton下で販売されているアルキルフェノールエトキシレー
トとも呼ばれるアルキルアリールポリエーテルを用いて、0.5μmよりも小さ
な粒子を供することができる。 3) また、アルコールエトキシレートを用いて、油中水型エマルジョン中でナ
ノ粒子を合成する。それらは商品名Brij(ポリオキシエチレンアルキルエー
テル)およびTween(ポリオキシエチレンソルビタンアルキレート)下で販
売されている。典型的には、そのような界面活性剤を用いて、1μm未満の粒子
を合成することができる。 4) AOTまたはアエロゾルOTあるいはビス(2−エチルヘキシル)スルホ
コハク酸ナトリウムは、5nmないし1μmの粒子を合成するのに用いられるア
ニオン性界面活性剤である また、ブロック−コポリマーのごとき使用できる他の界面活性剤がある。界面活
性剤/溶媒の性質の選択は粒子サイズの範囲を決定する。粒子サイズはH(水/
金属)と共に増加し、S(界面活性剤/金属)と共に減少する: −粒子サイズはR(水/界面活性剤)と共に増加する。
【0006】 −液滴サイズはRと共に増加する。
【0007】 −より多い水=より大きな液滴=より大きなミクロ−リアクター 粒子サイズ範囲の制御は、界面活性剤の選択およびRの調整によって達成される
(粒子サイズは、R(水/界面活性剤)および/または界面活性剤/溶媒を変化
させることによって、50‐500nmの範囲で仕立てることができる。触媒は
酸性もしくは塩基性触媒であってよく、一般には、活性物質と適合するように選
択され、すなわち、それは、活性物質を脱活性化しないように選択される。酸性
触媒の例は硫酸、リン酸、HClおよびHNO3のごとき鉱酸を含む。酢酸、酒
石酸、コハク酸およびサリチル酸のごとき有機酸を用いることができる。塩基性
触媒の例はNaOH、KOH、水酸化アンモニウム、Ca(OH)2等を含む。
本質的には、触媒はゲル前駆体および縮合剤の間の反応を触媒する。 加水分解、ミセル形成および熟成が起こる溶液のpHおよびイオン強度は、活性
物質の性質に応じて広い範囲にわたって変化することができる。しかしながら、
加水分解の速度、熟成の速度または縮合の速度はこれらのパラメーターによって
影響され、金属酸化物前駆体に従って変化することができる。一般に、熟成プロ
セスで用いられるpHは約0−14の範囲とすることができ、典型的には約1‐
11の間である。酸性触媒を用いる場合、pHの範囲は典型的には1−6.5で
あり、なおより典型的には1‐4.5である。塩基性触媒を用いる場合、pHの
範囲は典型的には7−14、より典型的には7−11である。縮合が行われるp
Hは、通常、(活性物質の性質または界面活性剤の安定性に依存するであろう)
活性物質の活性に実質的に影響しない値になるように、またはそのようなあるp
H範囲内になるように選択される。当業者であれば、例えば、本明細書中に記載
された方法を用い、特定のゲル前駆体/活性物質の組合せにつき最適なpHおよ
びイオン強度を決定することができるであろう。酸性触媒を用いる場合に加水分
解、ミセル形成および熟成が起こり得るpHの他の範囲は1−7、1−6、1−
5、1−4、1−3、1−2、2−7、2−6、2−5、2−4、2−3、3−
7、3−6、3−5、3−4、4−7、4−6、4−5、5−7、5−6または
6−7である。酸性触媒を用いる場合に加水分解、ミセル形成および熟成が起こ
り得る具体的なpHは1、1.5、2、2.5、3、3.5、4、4.5、5、
5.5、6、6.5および7を含む。塩基性触媒が用いられる場合に加水分解、
ミセル形成および熟成が起こり得るpHの他の範囲は7−14、7−13、7−
12,7−11,7−10,7−9,7−8,8−14,8−13,8−12,
8−11,8−10,8−9,9−14,9−12,9−11,9−10,10
−14,11−13または11−12である。塩基性触媒が用いられる場合に加
水分解、ミセル形成および熟成が起こり得る具体的pHは、7.5,8,8.5
,9,9.5,10,10.5,11,11.5,12,12.5,13および
13.5を含む。 最大プロセッシングおよび熟成温度は典型的には0−100℃の範囲にあるが、
より典型的には室温程度、20−30℃である。プロセッシングおよび熟成の最
大温度は用いる溶媒の揮発性に依存する。典型的には、本発明のプロセッシング
は1℃−100℃、0℃−75℃、0℃−50℃、1℃−50℃、10℃−10
0℃、1℃−75℃、より典型的には0℃−40℃、1℃−40℃、5℃−40
℃、10℃−40℃、15℃−40℃、20℃−40℃、25℃−40℃、30
℃−40℃または35℃−40℃の範囲の温度で行われる。典型的には熟成は0
℃−100℃の範囲、より典型的には0℃−75℃、0℃−50℃、0℃−40
℃、5℃−40℃、10℃−40℃、15℃−40℃、20℃−40℃、25℃
−40℃、30℃−40℃または35℃−40℃の範囲の温度で行われる。 熟成時間は典型的には0−30日の間であるが、より典型的には30分ないし1
2時間、なおより典型的には1時間である。典型的には、熟成は30分ないし5
週間、より典型的には0.5時間−4週間、0.75時間―4週間、1時間―4
週間、0.5時間―3週間、0.75時間―3週間、1時間―3週間、0.5時
間―2週間、0.75時間―2週間、1時間−2週間、0.5時間―1週間、0
.75時間―1週間、1時間−1週間、0.5時間−5日、0.75時間―5日
、1時間―5日、0.5時間―3日、0.75時間―3日、1時間―3日、0.
5時間―2日、0.75時間―2日、1時間−2日、0.5時間−1日、0.7
5時間―1日、1時間−1日、0.5時間―20時間、0.75時間―20時間
、1時間―20時間、1時間―15時間、2時間―15時間、3時間−15時間
、1時間―10時間、2時間−10時間、3時間―10時間、1時間―5時間、
2時間―5時間または3時間―5時間の範囲の時間で行われる。 乾燥温度は超臨界乾燥では−196℃(凍結乾燥では液体窒素中)ないし300
℃とすることができるが、より典型的には20℃ないし80℃である。最大温度
は、粒子中にカプセル化された有効成分(複数有効成分)の熱的安定性によって
指示される。典型的には、乾燥は10℃―50℃、より典型的には12℃―40
℃、15℃―40℃、17℃―40℃、19℃―40℃、20℃−40℃、25
℃―40℃、30℃―40℃または35℃―40℃の範囲の温度で行われる。 乾燥時間は典型的には30分―30日の間であるが、より典型的には1日ないし
1週間、なおより典型的には0.25、0.5、0.75、1、1.5、2、2
.5、3、3.5、4、4.5、5、5.5または6日である。 粒子サイズは、典型的には、1nmおよび100μmの間に仕立てることができ
るが、より典型的には10nmおよび50μmの間である。制御放出セラミック
粒子の粒子サイズは1nm−100μm、1nm−90μm、1nm−80μm
、1nm−70μm、1nm−60μm、1nm−50μm、1nm−40μm
、1nm−30μm、1nm−20μm、1nm−10μm、1nm−7.5μ
m、1nm−5μm、1nm−2.5μm、1nm−1.5μm、1nm−1μ
m、1nm−0.5μm、1nm−0.1μm、10nm−100nm、10n
m−50μm、10nm−20μm、100nm−100μm、100nm−5
0μm、100nm−10μm、100nm−10μm、500nm−100μ
m、500nm−50μm、500nm−10μm、500nm−1μm、75
0nm−100μm、750nm−50μm、750nm−10μm、750n
m−1μm、1−100μm、1−50μm、1−25μm、1−10μm,1
0−100μm、10−75μm,10−65μm、10−55μm,10−5
0μm、10−45μm、10−35μm、10−25μm、10−15μm、
1−10μm、1−7.5μm、1−6.5μm、1−5.5μm、1−4.5
μm、1−3.5μm、1−2.5μm、1−1.5μmの範囲とすることがで
きる。 ミクロ粒子の元素組成はそれらの制御放出特性に影響し得る。かくして、C、F
e、Ti、N、Cl、Mg、P、Ca、Kおよび/またはNaのごとき元素をも
たらす添加物またはセラミック粒子に含まれる他の適切な元素を、本発明の製法
が行われるいずれかの実質的縮合反応に先立って添加して、所望の粒子の組成を
変化させることができる。添加剤の他の例は、相互参照によってその内容をここ
に一体化させるD.Avnir et al.、Chemistry of M
aterials,,1605‐1614,1994 セラミック粒子の特性を制御するのに用いることができる他のパラメーターはゲ
ル前駆体:水比率、ゲル前駆体:混和性溶媒比率、水:混和性溶媒比率、セラミ
ック粒子のサイズ、セラミック粒子の化学的組成、熟成条件および縮合速度を含
む。 セラミック粒子からの活性物質の制御放出速度は、本明細書を通じて述べた種々
のパラメーターおよび添加物を適切に調整することによって所望の速度に調整す
ることができる。 本発明の組成物および方法における活性物質の性質は意図した使用に依存するで
あろう。いずれかの有意な程度まで起こる縮合に先立って、有効量の活性物質を
適切な混合物に添加する。 1を超える活性物質を本発明のセラミック粒子に配合することができる(例えば
、1、2、3、4,5,6,7,8,9,10またはそれ以上の活性物質)。 活性物質は、有機、無機またはオルガノ金属医薬的活性化合物、アミノ酸、ポリ
アミノ酸、核酸、ポリペプチド、蛋白質、例えば、ホルモン、酵素およびグロブ
リン、ならびにビタミンまたはそれらの混合物のようないずれの生物学的に活性
な物質であってもよい。リポソームに配合され、相互参照によってその内容をこ
こに一体化させるG.Gregoriadis編集「Liposomes」、D
rug Carriers in Biology and Medicine
,pp.287‐341,Academic Press, New York
,1979に記載された活性物質もまた本発明のセラミック粒子に配合すること
ができる。それから医薬上活性な化合物を選択し、本発明のプロセスを介して本
発明のセラミック粒子に配合することができる医薬のクラスの例は抗生物質、抗
菌剤、鎮痛剤、麻酔剤、筋肉弛緩剤、抗炎症剤、抗鬱剤、抗凝固剤、坑精神病薬
、坑高血圧剤、坑喘息剤、坑痙攣剤、坑ウイルス剤および坑糖尿病剤を含む。医
薬上活性な物質の例は、相互参照によってその内容をここに一体化させる米国特
許第4,952,402号、第4,474,752号および第5,952,00
4号に開示されている。活性物質は、放射性標識蛋白質(放射性標識蛋白質の非
包括的リストの例については、相互参照によってその内容をここに一体化させる
、例えば、米国特許第5,736,120号参照)および放射性標識炭水化物を
含めた放射性医薬(放射性医薬の非包括的リストの例については、相互参照によ
りその内容を一体化させる、例えば米国特許第5,762,907号、第5,5
50,160号および第5,496,533,号参照)とすることができるか、
あるいは活性物質は放射性トレーサーとすることができる。典型的には、生物学
的活性物質はヒト使用または動物使用に適する。他のクラスの活性物質は殺虫剤
、殺菌剤、除草剤、殺ダニ剤、殺虫剤、農薬、坑微生物剤、香料、フラグランス
、着色剤またはそれらの混合物を含む。 本発明の製法で用いる極性溶媒は水または極性有機溶媒とすることができる。有
機溶媒は、典型的には、加水分解で用いる水に加えて本発明のいくつかのプロセ
スで用いられる。例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパ
ノール、n−ブタノール、sec−ブタノールまたはtert−ブタノールのご
ときn−,sec−またはtert−C1−C6アルカノールならびにアセトンお
よびメチルエチルケトンのごときケトン、ジプロピルアミンのごときアミン、酢
酸メチルのごときエステル、水可溶性エーテル、エチレングリコールまたはジー
またはトリーエチレングリコールのとごき多価アルコールのような水と混和性で
あって、極性である有機溶媒または水に部分的にしか溶解できない溶媒を用いる
ことができる。本発明のプロセスで用いることができる非極性の溶媒の例はアル
カン(ヘキサン(C6)ないしドデカン(C12)およびシクロヘキサンのごと
きシクロアルカン)、芳香族化合物(例えば、トルエン、ベンゼン)およびケロ
センのごとき市販の混合物を含む。本発明の1つのプロセスにおいて、例えば、
金属アルコキシドのごとき金属ゲル前駆体を、例えば、エタノールのごとき水混
和性極性有機溶媒に溶解させる。水を金属アルコキシド溶液に添加するか、(あ
るいは、水を最初の例では有機溶媒に含ませることができる)。活性物質を添加
して溶液または分散液を得る。活性物質は、有機溶媒または水中の溶液、あるい
は有機溶媒および水の混合物として添加することができる。塩基(例えば、Na
OH ,KOH、NH3等)または酸(HCl、HNO3、酢酸、ギ酸等)を、活
性物質の活性に実質的に悪影響しないように(活性物質の性質に応じて)触媒と
して添加する。混合物は室温で混合する。次いで、混合物を攪拌しつつ逆ミセル
溶液に添加して、エマルジョンを形成させ、(攪拌下で)熟成させて、実質的に
単分散したセラミック粒子を形成させる。次いで、典型的には、濾過および洗浄
のごとき標準的な技術によって、実質的に単分散した粒子を合わせた混合物から
分離する。典型的には、活性物質が実質的に不溶性であるか、またはほとんど溶
けない溶媒で洗浄することによって、界面活性剤を除去する。次いで、典型的に
は、セラミック粒子を乾燥し、乾燥プロセスの間に、いずれの過剰な溶媒もセラ
ミック粒子から除去する。 所望ならば、他の分子を、本発明のセラミック粒子に付着させるか、あるいはそ
れにカップリングさせるか、あるいはその上にコーティングすることができる。
例えば、抗体または受容体分子のごとき標的化分子を、本発明のセラミック粒子
に付着させるか、あるいはそれにカップリングさせるか、あるいはその上にコー
ティングすることができる。活性な標的化分子の例は、相互参照によりその全て
の内容をここに一体化させるF. Carli, La Chimica &
Industria, 404−498, 1999年, L.Brannon
−Peppas et al.、 Polymer News 22,316−
318、 and A.V.Kabanov and V.Y.Lalkhov
,J.Controlled Release, 28, 15−35(199
4年)に記載されている。 本発明の適用は、医薬、ホルモン、蛋白質等の送達および制御放出を含む。肥料
、農薬、除草剤、殺虫剤、殺生物剤、香料等の制御放出も本発明の範囲内のもの
である。 制御放出セラミック粒子を、制御放出セラミック粒子を含む組成物の形態で用い
る場合、意図した使用に適した担体、希釈剤、賦形剤および/またはアジュバン
トを用いる。かくして、活性物質が(a)肥料である場合、農業上許容される担
体、希釈剤、賦形剤および/またはアジュバントが用いられ;(b)農薬である
場合、農薬上許容される担体、希釈剤、賦形剤および/またはアジュバントが用
いられ;(c)除草剤である場合、除草剤上許容される担体、希釈剤、賦形剤お
よび/またはアジュバントが用いられ;(d)殺虫剤である場合、殺虫剤上許容
される担体、希釈剤、賦形剤および/またはアジュバントが用いられ;(e)殺
生物剤である場合、殺生物剤上許容される担体、希釈剤、賦形剤および/または
アジュバントが用いられ;(f)香料である場合、香料に許容される担体または
希釈剤が用いられ;(g)医薬である場合、医薬上許容される担体または希釈剤
またはアジュバントが用いられ;(h)動物製品である場合、動物用途に適した
担体または希釈剤またはアジュバントが用いられる。 有利には、対象を治療するのに関連した本発明の方法において、対象は哺乳動物
または脊椎動物である。哺乳動物または脊椎動物は、典型的にはヒト、ウシ、イ
ヌ、ヤギ、ヒツジ、ウサギ、ウマまたはネコ脊椎動物から選択される。有利には
、脊椎動物はヒト、家畜家禽、鳥、ウシ、イヌ、ヒツジ、ウサギ、ウマ、ヤギま
たはネコ脊椎動物である。別法として、対象は魚類、昆虫または他の適切な対象
であり得る。 組成物は、獣医学上許容される組成物または医薬上許容される組成物である。 典型的には、哺乳動物はヒトであり、組成物は、本発明による制御放出セラミッ
ク粒子および少なくとも1つの医薬上許容される担体、アジュバントおよび/ま
たは賦形剤を含む医薬上許容される組成物である。動物が哺乳動物である場合,
組成物は、一般に、本発明の制御放出セラミック粒子と共に少なくとも1つの獣
医学上許容される担体、アジュバントおよび/または賦形剤を含む獣医学上許容
される組成物である。 非経口投与では、意図した使用のための適切なサイズの本発明の制御放出セラミ
ック粒子は、滅菌した水性または油性溶液または懸濁液中で調製することができ
る。適当な非毒性で非経口的に許容される希釈剤または溶媒は、等張塩溶液、水
、エタノール、リンゲル溶液、1,3−ブタンジオール、水との混合物中のプロ
ピレングリコールまたはポリエチレングリコールを含む。水性溶液または懸濁液
は、さらに、1以上の緩衝剤を含むことができる。緩衝剤の例はクエン酸ナトリ
ウム、酢酸ナトリウム、ホウ酸ナトリウムまたは酒石酸ナトリウムを含む。 意図した目的に応じ、組成物の投与形態は0.01重量%ないし99重量%の本
発明のセラミック粒子を含むであろう。通常、本発明による投与形態は0.01
重量%ないし約20重量%、より典型的には0.05重量%ないし15重量%、
なおより典型的には0.1重量%ないし5重量%の本発明のセラミック粒子を含
むであろう。 本発明の組成物は、選択された賦形剤(類)、担体(類)、アジュバント(類)
および/または希釈剤(類)と共にセラミック粒子のブレンディング、ホモゲナ
イジング、懸濁化、乳化、分散および適切には混合を含めた、(獣医薬および医
薬組成物を製造する分野におけるごとき)組成物の製造用の当該分野で公知の手
段によって調製することができる。しかしながら、本発明の粒子と賦形剤(類)
、担体(類)、アジュバント(類)および/または希釈剤(類)とを合わせるプ
ロセスは、セラミック粒子を破壊するまたは実質的に損傷させるものではならな
い。 本発明の投与方法において、セラミック粒子または組成物は、経口、局所、非経
口、例えば、注射および動脈内注入、直腸または吸入スプレーまたは経皮パッチ
により投与することができる。 適切な治療は、単一用量または複数用量輪の適用または投与を含むことができる
。もし1を超えるタイプのセラミック粒子が治療に関与するならば。セラミック
粒子の各タイプは、同時または(順次を含めた)異なる時点に投与することがで
きる。 示したごとく、セラミック粒子の投与される量は変化し、患者の状態、年齢およ
びサイズならびに状態の性質および活性物質および活性物質の有効性のごときい
くつかの因子に依存するであろう。典型的な投与量範囲は、坑微生物剤が活性物
質である場合、1kg当たり0.0001mgないし200mgの活性物質とす
ることができる。通常、坑微生物剤の用量は、体重1kg当たり0.001mg
ないし10mgの範囲である。スルホンアミド、抗生物質、抗菌類剤、坑原生動
物剤を含めた種種のタイプの坑微生物剤ならびに投与方法のより具体的な詳細に
ついては、例えば相互参照によりその全ての内容をここに一体化させる「Pha
rmacology and Drug Information for N
urses」Society of Hospital Pharmacist
s of Australia, W.B.Saunders, Harcou
rt Brace Jovanovich, Publishers, 3rd
Edition, V.E.Richardson(edit.) Sydne
y, 1989年, 「Antibiotics:The Comprehen
sive Guide」, I.K.M.Morton, J. Hallid
ay, J.M.Hall and A. Fox, Consultants
, Bloomsbury Publishing Limited, Lon
don 1990年, Remington’s Pharmaceutica
l Sciences」 , A.R.Gennaro (edit). Ma
ck Publishing Company, Pennsylvania,
1990, Kirk−Othmer 「Concise Enxyclop
edia of Chemical Technology John Wil
ey & Sons, Inc.,New York, New York,
USA 1985年, and “The Australian Guide
to Prescription Drugs」, M.Goyen, Th
e Watermark Press, Sydney(1971年)参照。 経口投与のための懸濁液は、さらに、分散剤、懸濁化剤等のごとき必要とされる
添加剤を含むことができる。 経口投与用の固体形態は、(制御放出メカニズムに実質的に影響しないように選
択された)医薬上または獣医学上許容される甘味剤、バインダー、崩壊剤、フレ
ーバー剤、希釈剤、コーティング剤、防腐剤、滑沢剤および/または時間遅延剤
を含むことができる。経口投与用の液体形態は、前記した剤に加えて、液体担体
を含有することができる。 経口投与用のエマルジョンは、さらに、1以上の乳化剤を含むことができる。経
口投与では、医薬または獣医学組成物は錠剤、ロゼンジ、丸剤、トローチ、カプ
セル、エリキシル、顆粒を含めた粉末、懸濁液、エマルジョン、シロップおよび
チンキの形態とすることができる。徐放または遅延放出形態は、例えば、セラミ
ック粒子の被覆粒子または多層錠剤または徐放カプセルの形態にて調製すること
もできる。 投与形態の例は以下の通りである:1. 錠剤:坑微生物剤(類)−0.01ないし25mg、一般に0.1ない
し15mg;澱粉−5ないし25mg;ラクトース−80ないし280mg;ゼ
ラチン−0ないし10mg;およびステアリン酸マグネシウム−0ないし10m
gを有するセラミック粒子。2. 局所クリーム:坑微生物剤(類)0.1−15%(w/w)、脱ミネラ
ル化または蒸留水−0.1−12%(w/w)、界面活性剤1−12%(w/w
)、増粘剤0.1−3%(w/w)、パラベン0.1−2%(w/w)、植物油
5−22%(w/w)、鉱油0−12%(w/w)、ステアリン酸0−12%(
w/w)、およびラノリン0−12%(w/w)を有するセラミック粒子。 本発明は、特に、クリーム、軟膏、ペースト、溶液、エマルジョン、ローション
、ミルク、ジェリー、ゲル、スティック、ロール−オンまたはスムース−オンで
あってよい局所適用に用いられる組成物を含み、ここに、セラミック粒子は組成
物の約90重量%まで、より典型的には10重量%、なおより典型的には約0.
1重量%ないし約4重量%、例えば、3.5重量%を占め、組成物は典型的には
適当な単体、希釈剤、賦形剤、アジュバントおよび他の添加物を含む。 局所適用では、医薬組成物または獣医学組成物はクリーム、軟膏、ゲル、ジェリ
ー、チンキ、懸濁液またはエマルジョンの形態とすることができる。医薬組成物
は、前記にて例示した医薬上許容されるバインダー、希釈剤、崩壊剤、防腐剤、
滑沢剤、分散剤、懸濁化剤および/または乳化剤を含むことができる。獣医学組
成物は前記にて例示した獣医学上許容されるバインダー、希釈剤、崩壊剤、防腐
剤、滑沢剤、分散剤、懸濁化剤および/または乳化剤を含むことができる。他の
添加剤は典型的には殺菌剤、緩衝剤、増粘剤およびエモリエントを含む。 加えて、本発明の局所組成物は当該分野でよく知られている適当な着色剤および
/または香料を含むことができる。適切な香料剤の典型的な例はS.Arcta
nder, 「Perfume and Flavor Chemicals」
, Montclair, New Jersey, 1969に供されている
。 前記にて言及した例は単に例示的であって、当該分野で知られた他の適切な担体
、希釈剤、賦形剤およびアジュバントを本発明の精神を逸脱することなく用いる
ことができるのは認識されるであろう。 本発明は、数時間ないし数ヶ月の範囲の期間にわたって生活性物質の放出を制御
するための、ゾル−ゲルシリカ(およびアルミナ、ジルコニアまたはチタニア)
の合成に対するジェネリックなアプローチを含む。生物学的物質または他の活性
物質は、室温にて、または室温近くにてゲル化の間にマトリックスに一体化され
る。マトリックスおよびカプセル化種の間の相互作用は、メチルトリメトキシシ
ラン、ビニルトリメトキシシラン、(3−グリシジルオキシプロピル)トリメト
キシシラン等のごとき有機的に修飾されたゾルーゲル前駆体を用いる表面の機能
性化によって最小化することができる。 粒子は、典型的には10nmないし50μmの範囲で変化することができる平均
サイズを持つ、典型的には球形である実質的に単分散した制御放出セラミック粒
子の形態で生産される。 ・ カプセル化種の拡散速度は、マトリックスの構造(多孔度、ポアサイズおよ
び湾曲度)および粒子のサイズを制御することによって変化させることができる
。一般に、拡散は法則:[Ct]/[C0]=Dt-1/α に従い、ここに、C0
、時刻t=0秒後にセラミック粒子から拡散してしまった活性物質の濃度であり
、C1は時刻t後にセラミック粒子から拡散してしまった活性物質の濃度であり
、Dは活性物質の実験的拡散係数であって、αは、活性物質の拡散に影響する粒
子の特性(例えば、活性物質のポアサイズまたは直径φp 、湾曲度およびサイ
ズまたは有効直径 φm )に依存するパラメータである。典型的にはφp/φm
10である場合、α≒2であり(すなわち、フィックの第1法則)、10>φp
/φm>2である場合、α≒dt(ここにdtは表面フラクタル(fractal
)寸法である)であり、2>φp/φm である場合、αの値は実験的に決定され
なければならない。 ・ 放出速度は、マトリックス中のカプセル化種の拡散およびマトリックス溶解
の関数である。 ・ ゾル−ゲル酸化物の粒子の外部表面は容易に機能性化して、生体接着を促進
するか、あるいは粒子のイン・ビボ生体分布を修飾することができる。 ・ 本発明は、複数の薬物および他の活性物質の制御された送達に関するジェネ
リックなアプローチを提供する。同一のマトリックスおよび粒子サイズを、広い
範囲の異なる薬物および活性物質に関して用いることができる。 ・ 本発明は、同一のジェネリックなゾル−ゲル化学にて、異なる適用に対して
異なる粒子サイズを生じる可能性を提供する。 ・ 粒子サイズの選択は、薬物または活性物質よりもむしろ、特定の適用によっ
て決定される。 ・ マイクロスフィア表面の容易な機能性化は、薬物分子または他の活性分子の
活性な標的化を提供する。 ・ シリカは生分解性かつ生体適合性である。 ・ マトリックスの相対的機械的安定性。リポソームまたは貯蔵器系では起こり
かねない爆発またはバースト効果は観察されない。 潜在的適用の例 ・ 以下のものの制御送達: ・ ヒト健康管理適用の適用のための医薬― ・ 皮下送達(ミクロ粒子) ・ 筋肉内送達(ミクロ粒子) ・ 鼻孔内および吸入送達系(ミクロ粒子) ・ 膣適用(ミクロ粒子) ・ 直腸適用(ミクロ粒子) ・ 静脈内送達(ナノ粒子) ・ 目送達(ナノ粒子) ・ サイズによる受動的器官標的化(肝臓、肺) ・ 経皮パッチ(コーティングおよびミクロ粒子)、ここに:ミクロ粒子:1な
いし50μm ナノ粒子:10ないし500nm ・ 獣医学適用のための薬物(前記参照); ・ 以下のものの制御放出: ・ 肥料; ・ 農薬; ・ 除草剤; ・ 殺虫剤; ・ 殺生物剤; ・ 香料
【0008】
【発明の実施の形態】
(発明を実施するための最良形態および他の形態) 図6は、実質的に単分散した制御放出セラミック粒子、典型的にはマイクロスフ
ィアの好ましい製法をブロックダイアグラムの形で説明する。好ましいプロセス
は以下に詳細に記載する。ゲルマイクロスフィア調製(主としてプロセス1に適用可能) ゲル−ゾル溶液(溶液A)は、アルコール中のケイ素アルコキシド(または有機
的に修飾されたケイ素アルコキシド)の溶液を、生物活性分子が溶解されている
アルコール中の水の溶液に添加することによって合成される。得られた混合物を
、対応する金属酸化物(すなわち、シリカ)へのアルコキシドの縮合を開始させ
るように設定する。 溶液(溶液B)は、界面活性剤(例えば、ソルビタンモノオレエート、ソルビタ
ンモノパルミテート、AOT)と非極性溶媒とを混合することによって調製され
る。溶液Bは、界面活性剤によって作られた逆ミセルの懸濁液と考えることがで
きる。 AのBへの添加に際して、親水性溶液Aはミセルの内部に移動し、エマルジョン
を形成する。水の添加に際して開始した縮合反応はそのような閉じ込めに際して
加速される。これは、液滴の大量ゲル化およびポア内部に捕捉された生物活性分
子を含有する実質的に単分散した制御放出多孔性シリカマイクロスフィアの生成
に導く。次いで、粒子を濾過し、洗浄して界面活性剤を除去し、乾燥する。制御放出(全てのプロセスに適用可能) 内部マトリックスの構造(特にポアサイズおよび湾曲度)、粒子サイズ、総じて
の有効成分負荷および/またはマトリックス溶解性が、制御放出系において有効
成分の送達速度を決定する。ポリマー制御放出マトリックスの重要な制限は、そ
れらがこれらの特徴の内1つまたはせいぜい2つを利用できるに過ぎず、有効成
分(類)のいずれの変化もマトリックス系の重要な再処方を必要とすることであ
る。対照的に、本発明は、同一の基礎的化学を用いてこれらの特徴の全てが利用
できるようにする: ・ スフィアの内部ミクロ構造は、水―対―アルコキシド比(W)、pH、アル
コール−対―アルコキシド比、アルコキシド濃度、熟成(すなわち、離液)、乾
燥時間および温度のごときゾル−ゲル加工パラメーターを変化させることによっ
て(バルクゲルにおけるごとく)性質に仕立てることができる。よって、有効成
分(類)の放出速度は、内部ポアネットワークの構造(すなわち、容量、直径お
よび湾曲度)を有効成分分子の物理化学的特性に適合させることによって制御さ
れる。 ・ セラミック粒子の直径は、界面活性剤、水性相および非極性溶媒の間の親水
性−親油性バランスによって決定され、エマルジョン液滴のサイズによって制御
される。一定(0次元)放出速度は、有効成分(類)をシリカマトリックス内に
十分に捕獲することによって得ることができる。粒子は、容易に変化させること
ができるサイズを持つ実質的に単分散した球形粒子の形態で生じる。活性物質の
放出速度はセラミック粒子のサイズに依存する。 ・ マイクロスフィア内の総じての有効成分(類)負荷はマトリックス合成の間
に容易に制御される。 ・ シリカマイクロスフィアは遅いイン・ビボ溶解(侵食)を受ける。よって、
有効成分の放出速度が、多孔性マイクロスフィア内部の有効成分(類)の拡散速
度、有効成分負荷およびマイクロスフィアのサイズの関数である。マトリックスおよび有効成分の間の表面相互作用(および変性)の防止(全ての プロセスに適用可能) 有機的に修飾されたケイ素アルコキシドによる金属アルコキシドの置換は、有機
部位(例えば、メチルビニル、グリシジルオキシプロピル基)によるポアの表面
でのヒドロキシル基の置換に導く。これが捕獲された生体分子および表面の間の
相互作用、および有効成分の潜在的分解を妨げる。これは、シリカゲル中へのシ
スプラチンのカプセル化によって示される。シスプラチンはシリカマトリックス
の表面と反応し、金属白金ナノ粒子の沈殿が生じる(図14)参照。メチルトリ
メトキシシラン(MTMS)によるテトラメトキシシラン(TMOS)の50%
の置換は、いずれのそのような沈殿も防止する。 プロセス1 実質的に単分散された制御放出セラミック粒子を調製する1つのプロセスは、典
型的には: (a) 界面活性剤と非極性溶媒とを混合することによって逆ミセル溶液を調製
し、ここに、典型的には、界面活性剤の量は溶媒の5−30重量%の間であり;
(b) ゲル前駆体、触媒、縮合剤および1つの(またはいくつかの)可溶性活
性物質(類)を、水およびアルコールを含む極性溶媒に溶解させることによって
前駆体溶液を調製し、ここに、典型的には、前駆体に対する水のモル比は2およ
び8の間であり、前駆体に対するアルコールの比は0および16の間であり、p
Hは1および11の間であり、活性物質の割合は最終金属酸化物1g当たり0.
1−10mgの間であり; (c) 逆ミセル溶液および前駆体溶液を合わせることによってエマルジョンを
調製し、ここに、典型的には、前駆体溶液に対する逆ミセル溶液の割合は、酸化
物ゲル前駆体に対する界面活性剤のモル比が0.1−10の間、より典型的には
0.5−2の比率となるように調整され;次いで (d) エマルジョン中で前駆体を縮合させることによって、当該粒子の各々が
粒子全体に実質的に均一に分散した活性物質(複数活性物質)を有する実質的に
単分散した制御放出セラミック粒子を形成し、それを熟成する; ことを含む。 典型的には、ゲル前駆体はシリカ前駆体、アルミナ前駆体およびチタニア前駆体
よりなる群から選択され、より典型的には、ゲル前駆体はシリカゲル前駆体であ
る。 典型的には、工程(d)は: (d) エマルジョン中で前駆体を縮合させることによって、当該粒子の各々が
粒子全体に実質的に均一に分散した活性物質を有し、活性物質は該粒子から放出
でき、かつ粒子中の活性物質は、粒子からの活性物質の放出まで実質的に分解か
ら保護されるように配合される実質的に単分散した制御放出セラミック粒子を形
成し、それを熟成する: ことを含むことができる。 該プロセスは、さらに: (e) 該エマルジョンから、該形成され熟成された制御放出セラミック粒子を
分離することを含むことができる。 該プロセスは、さらに; (e) 該形成され熟成された制御放出セラミック粒子から界面活性剤を除去す
ることを含むことができる。 プロセス2 実質的に単分散した制御放出セラミック粒子を調製する代替プロセスは、典型的
には: (a’) 界面活性剤と非極性溶媒および親水性の第1の(またはいくつかの)
活性物質(類)とを混合することによって逆ミセル溶液を調製し、ここに、典型
的には、界面活性剤の量は溶媒の5−30重量%の間にあって、活性物質(類)
の割合は最終金属酸化物の0.1−1重量%の間にあり; (b’) ゲル前駆体、触媒、縮合剤および所望により1つの(またはいくつか
の)可溶性の第2の活性物質(類)を、水およびアルコールを含む((a’)に
おける非極性溶媒と非混和性である)極性溶媒に溶解させることによって前駆体
溶液を調製し、ここに、典型的には、前駆体に対する水のモル比は2および8の
間であり、前駆体に対するアルコールのモル比は0および16の間であり、pH
は1および11の間であって、第2の活性物質の割合は最終金属酸化物の1g当
たり0.1−10mgの間であり; (c’) 逆ミセル溶液および前駆体溶液を合わせることによってエマルジョン
を調製し;前駆体溶液に対する逆ミセル溶液の割合は、酸化物ゲル前駆体に対す
る界面活性剤のモル比が0.1−10の間となり、典型的には、このモル比が0
.5−2となるように調整され;次いで (d’) エマルジョン中で前駆体を縮合させることによって、当該粒子の各々
が粒子全体に実質的に均一に分散した活性物質(複数活性物質)を有する実質的
に単分散した制御放出セラミック粒子を形成し、それを熟成する; ことを含む。 典型的には、ゲル前駆体はシリカゲル前駆体である。 典型的には、工程(d’)は: (d’) エマルジョン中で前駆体を縮合させることによって、当該粒子の各々
が粒子全体に実質的に均一に分散した活性物質を有し、活性物質は該粒子から放
出でき、かつ該粒子の各々中の活性物質は、粒子からの活性物質の放出まで実質
的に分解から保護されるように配合されている制御放出セラミック粒子を形成し
、それを熟成することを含む。 該プロセスは、さらに: (e’) 該エマルジョンから、形成され熟成された制御放出セラミック粒子を
分離することを含むことができる。 該プロセスは、さらに: (e’) 該形成され熟成された制御放出セラミック粒子から界面活性剤を除去
することを含むことができる。 プロセス3 実質的に単分散した制御放出セラミック粒子を調製するもう1つのプロセスは:
(a”) ゲル前駆体(TEOS)、1つの(またはいくつかの)活性物質(類
)(活性物質(類)はTEOSそれ自体またはTEOS/溶媒混合物に可溶性で
ある)および所望により少数の溶媒(エタノール)を溶解させることによって前
駆体溶液を調製し; (b”) 触媒(酸または塩基または双方を順次)、縮合剤(水)および所望に
より少量の溶媒(エタノール)を含む縮合溶液を調製し、該縮合溶液は該前駆体
溶液と実質的に非混和性であり: (c”) 前駆体溶液および縮合溶液を合わせて混合物を形成させ、次いで、界
面活性剤の不存在下で混合物を自然に乳化することによってエマルジョンを調製
し; (d”)エマルジョン中で前駆体を縮合させることによって、当該粒子の各々が
粒子全体に実質的に均一に分散した活性物質(複数活性物質)を有し、かつ活性
物質(複数活性物質)は該粒子から放出できる実質的に単分散した制御放出セラ
ミック粒子を形成し、それを熟成する; ことを含む。 典型的には、ゲル前駆体はシリカゲル前駆体である。 典型的には、工程(d”)は: (d”) エマルジョン中で前駆体を縮合させることによって、当該粒子の各々
が粒子全体に実質的に均一に分散した活性物質を有し、活性物質は該粒子の各々
から放出でき、かつ該粒子の各々中の活性物質は、粒子からの活性物質の放出ま
で実質的に分解から保護されるように配合された制御放出セラミック粒子を形成
し、それを熟成することを含む。 該プロセスは、さらに: (e”) 該エマルジョンから、該形成され熟成された制御放出セラミック粒子
を分離することを含むことができる。 該プロセスは、さらに: (e”) 該形成され熟成された制御放出セラミック粒子から界面活性剤を除去
することを含むことができる。 プロセス4 実質的に単分散した制御放出セラミック粒子を調製するもう1つのプロセスは:
(a”’) 界面活性剤と非極性溶媒を混合することによって逆ミセル溶液を調
製し、ここに、典型的には、界面活性剤の量は溶媒の1−30重量%の間であり
; (b”’) 触媒、縮合剤および1つの(またはいくつかの)可溶性活性物質(
類)を、水を含む極性溶媒に溶解させることによって親水性溶液を調製し; (c”’) 逆ミセル溶液および親水性溶液を合わせることによってエマルジョ
ンを調製し: (d”’) ゲル前駆体をこのエマルジョンに添加し、ここに、典型的には、前
駆体に対する逆ミセル溶液の割合は、酸化物ゲル前駆体に対する界面活性剤のモ
ル比が0.1−10の間、より典型的には0.5−2の比率となるように調整さ
れ;ついで (e”’) エマルジョン中で前駆体を縮合させることによって、当該粒子の各
々が粒子全体に実質的に均一に分散した活性物質(複数活性物質)を有する実質
的に単分散した制御放出セラミック粒子を形成し、それを熟成する: ことを含む。 工程(d”’)は: (d”’) シリカゲル前駆体をエマルジョンに添加することを含む。 典型的には、工程(e”’)は: (e”’) エマルジョン中で前駆体を縮合させることによって、当該粒子の各
々が粒子全体に実質的に均一に分散した活性物質を有し、活性物質は該粒子の各
々から放出でき、かつ該粒子の各々中の活性物質は、粒子からの活性物質の放出
まで実質的に分解から保護されるように該粒子内に配合された制御放出セラミッ
ク粒子を形成し、それを熟成することを含む。 該プロセスは、さらに: (e”’) 該エマルジョンから、該形成され熟成された制御放出セラミック粒
子を分離することを含むことができる。 該プロセスは、さらに: (e”’) 該形成され熟成された制御放出セラミック粒子から界面活性剤を除
去することを含むことができる。 図23は、実質的に単分散した制御放出セラミック粒子、典型的にはナノスフィ
アを調製する好ましいプロセスをブロックダイアグラムの形で示す。好ましいプ
ロセスは以下に詳細に記載する。 ゲルナノスフィア調製(主としてプロセス4に適用可能) 界面活性剤(典型的には、使用される活性物質と実質的に相互作用しない界面活
性剤―例えば、Cu(NH34+イオン性界面活性剤は洗浄工程においてCu(
NH34の喪失に導き、他方、1−35重量%のCuのCu(NH34+ノニオ
ン性界面活性剤負荷は達成されている)と非極性溶媒と混合することによって逆
ミセル溶液が調製され、ここに、典型的には、界面活性剤の量は溶媒の5−30
重量%の間である(溶液A)。親水性溶液は、触媒、縮合剤および(医薬または
放射性医薬トレーサー、例えばCu、Pt、.....のごとき)1つの(また
はいくつかの)可溶性活性物質を、水を含む極性溶媒に溶解させることによって
調製される(溶液B)。エマルジョンは、逆ミセル溶液(溶液A)および親水性
溶液(溶液B)を合わせることによって調製される。ゲル前駆体はこのエマルジ
ョンに添加され、ここに、典型的には、前駆体に対する逆ミセル溶液の割合は、
酸化物ゲル前駆体に対する界面活性剤のモル比が0.1−10の間、より典型的
には0.5−2の比率となるように調整され、それによりエマルジョン中で前駆
体は縮合し、それにより、制御放出セラミックナノ粒子が形成され、それを熟成
し、ここに、該粒子の各々は、粒子全体に実質的に均一に分散した活性物質を有
し、活性物質は該粒子の各々から放出でき、かつ該粒子の各々中の活性物質は、
粒子からの活性物質の放出まで実質的に分解から保護されるように該粒子内に配
合される。 図24は、好ましい洗浄手法を示すブロックダイアグラムを示す。本質的には、
NaCl溶液のごときイオン性塩(例えば、0.1−10M、典型的には0.5
−5M、より典型的には1M)を十分な量で加えて、エマルジョンを脱安定化さ
せる。次いで、この脱安定化されたエマルジョンを有機溶媒(例えば、NaCl
+CHCl3および/またはブロモホルムおよび/またはヨードホルム)で多数
回洗浄し、これをデカントする。次いで、洗浄した水性懸濁液を凍結乾燥して、
未凝集セラミックナノスフィアがNaClのマトリックス内に単離された固体を
形成する。 本発明者らは、NaClの存在が凍結乾燥プロセスの間にセラミック粒子を保護
することを見出した。前記にて示したごとく、このプロセスの結果、未凝集凍結
乾燥粒子は保護的NaClマトリックス中に単離している(他のイオン性塩を特
に非生物学的用途で用いることができるがNaClは生物学的適用、特にヒトを
含めた哺乳動物に関連するイン・ビボ生物学的適用に特に適する)。ドープされ
凍結乾燥されたセラミック粒子に照射し、次いで、適量の水に再度分散させて等
張溶液が得られ、必要であれば、該溶液はイン・ビボ治療、診断または実験のた
めに注入することができる。
【0009】
【実施例】
(実施例) A)オレンジIIの放出に対するゾル−ゲル加工パラメーターの影響実施例1:オレンジIIの放出速度に対するメタノール/TMOSおよびH2
/TMOSモル比の影響 0.25gの4−(2−ヒドロキシー1−ナフチルアゾ)ベンゼンスルフォン
酸のナトリウム塩(すなわち、OrangeII, Aldrich)を25m
lの0.1M硝酸溶液に溶解させ、脱ミネラル化水で250mlまで希釈するこ
とによって、色素の溶液を生成させた。色素溶液の最終pHは2であった。 ゲルは、テトラメチルオルトシリケート(TMOS)、メタノール(MeOH)
および色素溶液を合わせることによって合成した。色素放出速度に対するH2
/TMOS比率(W)およびMeOH/TMOS比率(D)の影響は、表1にリ
ストした組成物を用いることによって実験した。
【0010】
【表1】異なるWおよびDで合成したゲルの組成物 水はオレンジII色素溶液の形態で添加する。 得られた混合物を1時間攪拌した。4mlの溶液のアリコットを5mlのスクリ
ューキャップを付したポリプロピレンバイアルに移し、オーブン中にて60℃に
置いてゲル化させた。一旦ゲル化が起これば、試料を60℃にてさらに2日熟成
させた。各組成物につき、1つのゲルロッドを話して、湿潤状態の放出を調べ、
残りのゲルロッドを60℃にて3日間乾燥した。前記において、湿潤状態で残っ
たゲルロッドを「湿潤ゲル」といい、60℃で乾燥したものを「乾燥ゲル」とい
う。 ゲルからの色素分子の放出は3mlの脱ミネラル化水中で行い、経時的な吸光度
の進展はUV−可視分光光度計(Lambda40, Parkin Elme
r,USA)を用い、固定した波長λmax=485nmでモニターした。485
nmの波長は、可視スペクトルのオレンジIIの吸収最大に対応する。 放出した色素の分率−対−時間のプロット(図1)は、放出された色素の現実の
量をゲル中にカプセル化された色素の合計質量で割ることによって得られた。乾
燥ゲルでは、この量は、ゲルロッド中の色素の全量をゲルの質量で割り、それに
、放出実験で用いたゲル試料の質量を掛け合わせることによって計算される。湿
潤ゲルでは、放出された分率は最終吸光度から実験的に得られた。 色素の放出速度はWを増加させDを現象させるにつれて増加することが判明した
。組成物1/8/4および1/4/0では一定の放出速度が得られたことに注意
されたい。実施例2:オレンジIIの放出速度に対するpHの影響 pHの影響を調べるために、色素溶液のpHを1、2、4、7、9または11に
調整することによってゲルを調製した。
【0011】 0.10gのオレンジIIの色素を100mlの硝酸(0.1M)または水性
アンモニア(0.1M)に溶解させ、さらに、滴定することによってpHを所望
の値に調整することによって、異なる色素溶液を生成させた。
【0012】 5.51mlのTMOS(37ミリモル)、適切なpHの2.67mlの色素
溶液(148ミリモルの水)および6mlのメタノール(148ミリモル)を混
合することによってゲルを合成した。次いで、実施例1に記載した手法に従い、
試料を熟成し、乾燥した。対応する放出曲線を図2に示す。
【0013】 触媒として酸を用いて合成したゲルでは(図2.1)、放出速度はpHが増大
するにつれ増加することが判明した。対照的に、触媒として塩基を用いて合成し
たゲルでは、放出はpHが増大するにつれ減少することが判明した。最大放出速
度はpH=7で観察された。
【0014】実施例3:MTMS/TMOS比の影響 0−50%のTMOSを等モル量のメチルトリメトキシシラン(MTMS,F
luka)で置きかえる以外は実施例1に記載された手法に従い、ゲルを合成し
た。WおよびDは共に4に固定し、これはpH=2における2.67mlの色素
溶液(H2O=148ミリモル)および6.00mlのメタノール(148ミリ
モル)に相当する。
【0015】
【表2】種々のMTMS/TMOSモル比にて合成したゲルの組成物 ┌─────────┬──────────────────────┐ │TMOS(モル%)│ │ ├─────────┼──────────────────────┤ │ 0 % │ TMOS(5.51ml,37.0ミリモル) │ ├─────────┼──────────────────────┤ │ 10 % │ TMOS(4.96ml,33.3ミリモル) │ │ │ MTMS(0.53ml,3.70ミリモル) │ ├─────────┼──────────────────────┤ │ 20 % │ TMOS(4.41ml,29.6ミリモル) │ │ │ MTMS(1.06ml,7.41ミリモル) │ ├─────────┼──────────────────────┤ │ 30 % │ TMOS(3.86ml,25.9ミリモル) │ │ │ MTMS(1.59ml,11.1ミリモル) │ ├─────────┼──────────────────────┤ │ 40 % │ TMOS(3.31ml,22.2ミリモル) │ │ │ MTMS(2.11ml,14.8ミリモル) │ ├─────────┼──────────────────────┤ │ 50 % │ TMOS(2.78ml,18.5ミリモル) │ │ │ MTMS(2.64ml,18.5ミリモル) │ └─────────┴──────────────────────┘ 対応する放出速度論は図3に示す。放出速度はMTMS含量が増大するにつれ減
少することが判明した。実施例4:オレンジIIの放出速度に対する離液時間の影響 離液時間を0ないし30日変化させることによって、一連のゲルを合成した。 30.3mlのTMOS(204ミリモル)、14.7mlのpH2のオレンジ
II色素溶液(815ミリモル)および33.0mlのメタノール(815ミリ
モル)を含有するストック溶液を1時間攪拌した。この溶液の4mlアリコット
を、5mlのスクリューキャップ付きのポリプロピレンバイアルに移し、60℃
のオーブンに入れてゲル化させた。得られたゲルをさらに60℃にて0、2、3
、7、15および30日間熟成した。引き続いて、バイアルのキャップをはずし
、熟成したゲルを60℃のオーブン中にて3日間乾燥した。放出実験は、実施例
1に記載した手法に従って実行した。対応する放出曲線を図4に示す。 放出速度は離液時間と共に増加することが判明した。実施例5:オレンジIIの放出速度に対する乾燥温度および時間の影響 78.6gのTMOS(516ミリモル)および37.3gのpH2のオレンジ
II色素溶液(2.07モルのH2O)を含有するストック溶液を1時間攪拌し
た。この溶液の4mlアリコットを、5mlのスクリューキャップ付きのポリプ
ロピレンバイアルに移し、オーブン中で60℃に置いてゲル化させた。得られた
ゲルをさらに60℃にて2日間熟成させた。次いで、熟成したゲルを雰囲気温度
(すなわち、22〜23℃)、60℃または104℃にて1、3または7日間乾
燥した。放出実験は、実施例1に記載した手法に従って実行した。対応する放出
速度論は図5に示す。 放出速度は時間および温度が増大するにつれ減少することが判明した。 B)オレンジIIの放出速度に対する他のパラメータの影響実施例6:オレンジIIの放出速度に対する環境の影響 ゲルは実施例1に記載した手法に従って合成した。水/アルコキシドおよびメタ
ノール/アルコキシドのモル比は共に4に固定し、これはpH=2の2.67m
lの色素溶液(148ミリモルのH2O)および5.51mlのTMOS(37
ミリモル)についての6.00mlのメタノール(148ミリモル)に対応する
。次いで、ゲルを室温で1日間乾燥した。 放出速度に対する温度の影響を調べるために、既知量のゲルを3mlの脱ミネラ
ル化水に浸漬し、485nmの固定した波長で吸光度をモニターした。1つの試
料は雰囲気温度(すなわち、22℃)に保ち、2つの他のものはサーモスタッド
付きの水浴中で37℃および60℃に維持した。対応する放出速度論は図7に示
す。放出速度は温度を上昇させるに従って増加することが判明した。実施例7:オレンジIIおよびメチルバイオレットの放出速度論の間の比較 0.112gの色素粉末(Aldrich)を5mlのメタノールに溶解させ
、得られた溶液を100mlの0.1M硝酸で希釈することによって、メチルバ
イオレット溶液を調製した。溶液の最終pHを2に調整した。オレンジII色素
の溶液は実施例1に記載したごとくに調製した。
【0016】 2組のゲルは、テトラメチルオルトシリケート(TMOS)、メタノール(M
eOH)、および色素溶液の各々を合わせることによって調製した。WおよびD
は共に4に固定し、これは、2.67mlの色素溶液(148ミリモルのH2
)、6mlのメタノール(148ミリモル)および5.51mlのTMOS(3
7ミリモル)に対応した。これらの溶液の4mlアリコットを、5mlのスクリ
ューキャップ付きのポリプロピレンバイアルに移し、60℃のオーブンに入れて
ゲル化させた。得られたゲルをさらに60℃にて15または30日間熟成させ、
しかる後60℃にて2日間乾燥した。
【0017】 オレンジII試料の放出速度は485nmの固定した波長でモニターし、他方
、メチルバイオレット試料の放出速度は584nmでモニターした(可視スペク
トルにおけるメチルバイオレットの吸収ピークに対応)。対応する放出速度論は
図8に示す。
【0018】 放出速度は、より大きな色素分子(すなわち、メチルバイオレット)ではかな
り小さいことが判明した。 C)マイクロスフィアのサイズを制御するパラメータ実施例8:エマルジョン溶媒を変化させることによる異なったサイズを持つマイ クロスフィアの合成 ゾル−ゲル溶液(溶液A)は、5.21mlのTMOS(35ミリモル)、pH
2の2.52mlのオレンジII色素溶液(実施例1と同様)(140ミリモル
のH2O)および6.19mlのメタノール(153ミリモル)を合わせる事に
よって調製した。得られた溶液を300rpmにて30分間攪拌し、室温にて1
日間熟成させた。 15.08gのソルビタンモノオレエートを170mlのケロセンに溶解させ、
高速ブレンダー(45秒間の1200rpm)を用いてホモゲナイズして透明な
溶液を形成させた(溶液B)。次いで、溶液Aを溶液Bに添加し、得られたエマ
ルジョンを500rpmで1時間攪拌した。次いで、得られたマイクロスフィア
の懸濁液を濾過し、シクロヘキサンで3回すすいで界面活性剤を除去した。次い
で、得られたマイクロスフィアを室温で1日間乾燥し、しかる後、60℃にて3
日間さらに乾燥した。ヘキサン、へプタン、オクタン、デカン、ドデカンおよび
シクロヘキサンをエマルジョン溶媒として用いて該手法を反復した。これらの溶
媒を用いて得られた乾燥マイクロスフィアの選択した走査型電子顕微鏡写真を図
9に示す。 マイクロスフィアの平均サイズは、溶媒の極性が低下するにつれ減少することが
判明した(すなわち、へプタン>オクタン>ドデカン>シクロヘキサン)。実施例9:マイクロスフィアのサイズに対する界面活性剤の鎖長の影響 マイクロフィアのサイズに対する界面活性剤の鎖長の影響を調べるために、ソル
ビタンモノオレエートをソルビタンモノラウレート(12.1g)によって置き
かえる以外は実施例8に記載した手法に従って試料を調製した。実施例8におけ
るごとく、ヘキサン、オクタン、デカンおよびドデカンのごとき種々の溶媒を用
い、一連の実験を行った。マイクロスフィアのサイズに対する界面活性剤の鎖長
の影響の例を図10に示す。この例では、疎水性鎖長を増加させると、マイクロ
スフィアのサイズを減少させる。しかしながら、この効果が観察されるか否かは
用いる特定の界面活性剤/非極性溶媒の組み合わせに依存するであろうことは注
意すべきである。効果が特定の界面活性剤/非極性溶媒の組み合わせで存在する
か否かは、ルーチン的実験によって容易にチェックすることができる。実施例10:AOTを界面活性剤として用いるナノスフィアの合成 4.46gのAOT(10ミリモル)を100mlのシクロヘキサンに溶解さ
せ、pH=2の1.26gのオレンジII色素溶液(70ミリモルのH2O)と
混合して安定なマイクロエマルジョンを形成させた。次いで、2.66gのTM
OS(17ミリモル)をマイクロエマルジョンに添加し、得られた混合物を1日
間攪拌した。
【0019】 得られた沈殿を濾過し、シクロヘキサンで洗浄した。次いで、洗浄した固体を
室温で乾燥した。対応する走査型電子顕微鏡写真を図11に示す。この場合、マ
イクロスフィアの代わりにナノスフィアが生じる(すなわち、サイズ≒100n
m)。実施例11:異なるゾル−ゲル化学でのマイクロスフィアの合成 3つの異なるゾル−ゲル化学を用いる以外は実施例8に与えられた手法に従い、
マイクロスフィアを調製した。各場合、ゾル−ゲル溶液(実施例8における溶液
A)は、5.33gのTMOS(35ミリモル)と4.9gのメタノール(15
3ミリモル)とを混合し、2.52gのオレンジII色素溶液(140ミリモル
のH2O)を添加することによって調製した。第一の試料において、色素溶液は
pH=2で調製し、他方、第2の試料では、色素溶液はpH=11で調製した。
第3の場合において、TMOSをMTMSによって部分的に置き換えた(すなわ
ち、20モル%)。対応する放出曲線は図12−1に示す。マイクロスフィアの
内部ミクロ構造に対するpHの影響の例を図12−2に掲げる。pH=2で生じ
たマイクロスフィアは、ミクロポーラス内部構造に対応する平滑な表面を示し、
他方、pH=11で生じたマイクロスフィアは、マソポーラス内部構造を示す粗
い表面を有する。図12.1および図13は、スフィアの内部構造がそれらの放
出速度に強く影響することを示す。実施例12:マイクロスフィアの放出速度に対する乾燥温度の影響 オレンジII色素を含有するマイクロスフィアは、実施例8に記載した手法に従
って合成した。次いで、得られたマイクロスフィアを室温ないし100℃の異な
る温度にて2日間乾燥した。対応する放出速度論は図13に示す。実施例5に関
しては、放出速度は乾燥温度を上昇させるにつれ減少する。実施例13:表面機能性化による薬物分解の防止 シス−プラチン(シスPt(NH32Cl2)の溶液は、50.0mgのシス−
プラチンを50mlの0.01M HCl溶液に溶解させ、Branson32
00音波処理浴を用いて溶液を15分間音波処理することによって調製した。
【0020】 20mlのTMOS(134ミリモル)、9.69mlのシス−プラチン溶液
(538ミリモルの水)および21.8mlのメタノール(538ミリモル)を
含有する溶液を30分間攪拌した。溶液の4mlアリコットを、5mlのスクリ
ューキャップ付きポリプロピレンバイアルに移し、60℃のオーブン中に置いて
ゲル化させた。一旦ゲル化が起こると、試料を60℃にて15日間熟成させた。
次いで、キャップを取り外し、試料を60℃にて3日間乾燥させた。
【0021】 同一の手法を用いて、3mlのTMOS、2.88mlのMTMSおよび2.
91mlのシス−プラチン溶液を含有する溶液からゲルを調製した。
【0022】 60℃での熟成の3日後、TMOSから調製したゲルは暗化し始め、最後には
、15日間の熟成後に黒色ゲルを生じた。対照的に、MTMS/TMOS混合物
から調製したゲルは、60℃での15日間の熟成後でさえ完璧に透明のままであ
った。引き続いて、JEOL 2010F場発光ガン顕微鏡を用い、透化型電子
顕微鏡によって、2つの乾燥ゲルを調べた。黒色ゲルは、シリカマトリックス全
体に分散した小さな白金コロイド(サイズは≒50−80nm)を含むことが判
明した(図14参照)。MTMS修飾ゲルにはそのようなコロイドが存在するこ
とは見出されず、これは、MTMS機能性化ゲルに存在する表面メチル基が、シ
ス−プラチンとマトリックスとの相互作用およびその関連した沈殿を最小化する
ことを示唆する。実施例14:シスープラチンおよびシクロヘキシミドの放出に対するMTMSの 存在の影響 シクロヘキシミドの溶液は、25.0mgのシクロヘキシミドを25mlの0.
01M HCl溶液(pH=2)に溶解させることによって調製した。シス−プ
ラチンの溶液(1g/l)は、50.0mgのシス−プラチンを50mlの0.
1M HCl溶液に溶解させ、得られた溶液を15分間音波処理することによっ
て調製した。
【0023】 第1の一連の試料は、5.51mlのTMOS(37ミリモル)、2.67m
lのいずれかの薬物溶液(148ミリモルのH2O)および6mlのメタノール
(148ミリモル)を混合することによって調製した。4mlの溶液のアリコッ
トを、5mlのスクリューキャップ付きポリプロピレンバイアルに移し、60℃
のオーブン中においてゲル化させた。一旦ゲル化が起こったならば、試料を60
℃にて7日間熟成させた。次いで、キャップを取り外し、試料を60℃にて3日
間乾燥させた。
【0024】 第2の一連の試料は、3mlのTMOS(20ミリモル)、2.88mlのM
TMS(20ミリモル)および2.91mlの各薬物溶液(161ミリモルのH 2 O)を合わせることによって調製した。これらの試料を前記したごとく処理し
た。
【0025】 既知量のゲルからのシクロヘキシミドの放出は3mlの脱ミネラル化水中で知
られ、固定した波長(λmax=201nm)にて吸光度をモニターした。既知量
のゲルからのシス−プラチンの放出は3mlの0.9%NaCl中で調べ、吸光
度は固定した波長(λmax=300nm)でモニターした。対応する放出速度論
は図15−1および15−2に示す。
【0026】 予測したごとく(比較、実施例7)、放出速度はより小さな薬物分子(すなわ
ち、シスープラチン)ではより大きいことが判明した。オレンジIIに関しては
(比較、実施例3)、MTMSによるTMOSの置き換えは双方の薬物の放出速
度の減少に導いた。実施例15:プロセス4を用いるCuドープしたシリカナノ粒子の合成 銅テトラミン溶液(すなわち、溶液1)は、Cu(NO32・3H2O(4.3
8g、18ミリモル)を10mlの濃アンモニア溶液に溶解させ、得られた溶液
を蒸留水で100mlまで希釈することによって調製した。トリトンX−114
(10.72g,20ミリモル)を100mlのトルエンに溶解させ、引き続い
て、5.76mlの溶液1(32ミリモル当量のH2O)を添加し、8000r
pmにて剪断−混合によって得られた混合物を1分間ホモゲナイズすることによ
ってマイクロエマルジョンを生じさせた。次いで、該エマルジョンを300rp
mで攪拌し、0.3mlのTMOS(2ミリモル)を添加した。90分間攪拌し
た後、50mlのNaClの1M溶液をエマルジョンに添加し、得られた懸濁液
をデカンテーション漏斗に移した。12時間後、エマルジョンは2相に分離した
。水性(底部)相を抽出し、100mlのトルエンを添加し、しかる後、混合物
を透明なデカンテーション漏斗に導入した。頂部有機相が肉眼で透明となるまで
、この手法を数回反復した。次いで、最終の洗浄した水性粒子懸濁液を一晩沈降
させ、上清みを最後に取り出して、液体の容量を最小化し、引き続いての凍結乾
燥で除去した。
【0027】 懸濁液を含むフラスコを液体窒素中に入れ、10mトールのバックグラウンド
圧力にてポンピングすることにより水を昇華させることによって、ナノ粒子懸濁
液を凍結乾燥した。得られた乾燥粉末は、塩化ナトリウムのマトリックス中にカ
プセル化されたナノ粒子よりなるものであった(図17−1参照)。この粉末は
容易に水に再分散させることができ、20nm程度の平均粒子サイズ(図17−
2参照)および狭いサイズ分布(図17−3参照)を持つ粒子を得た。図16:プロセス4を用いるシスープラチンをドープしたナノ粒子の合成 シスープラチン溶液(溶液2)は、0.16gのシスープラチン(0.53ミリ
モル)を100mlの希薄なアンモニア溶液(10重量%)に溶解させることに
よって調製した。トリトンX−114(10.74g,20ミリモル)および1
1.52mlの溶液2(32ミリモル当量のH2O)を順次100mlのトルエ
ンに添加し、8000rpmにおける1分間の剪断−混合によって、得られたミ
クロエマルジョンヲホモゲナイズした。次いで、エマルジョンを300rpmで
攪拌し、0.3mlのTMOS(2ミリモル)を添加した。90分間の攪拌の後
、50mlの1M NaCl溶液をエマルジョンに添加し、得られた懸濁液をデ
カンテーション漏斗に移した。次いで、実施例15に記載した手法に従い、懸濁
液を洗浄し、凍結乾燥した。実施例17:超小(すなわち、<100nm )銅ドープしたシリカ粒子の合成 銅テトラミン溶液(すなわち、溶液3)は、40mgのCu(NO32・3H2
O(0.17ミリモル)を5mlの濃アンモニア(28重量%NH3)に溶解さ
せることによって調製した。トリトンNP−9(7.77g,12.6ミリモル
)および0.710mlの溶液3(23.5ミリモル当量のH2O)を順次10
0mlのシクロヘキサンに添加し、得られたマイクロ−エマルジョンを、800
0rpmでの1分間の剪断−混合によってホモゲナイズした。次いで、エマルジ
ョンを500rpmで攪拌し、0.796mlのTEOS(3.6ミリモル)を
添加した。24時間連続的に攪拌した後、50mlの脱ミネラル化水をエマルジ
ョンに添加し、得られた懸濁液をデカンテーション漏斗に移した。12時間放置
した後、エマルジョンは2相に分離した。水性相を抽出し、シクロヘキサン(1
00ml)と混合し、透明なデカンテーション漏斗に移した。頂部有機相が肉眼
で透明になるまで、この手法を反復した。乾燥した粒子のTEM顕微鏡写真(図
18−1)は、それらの直径がほぼ50nmであることを示す。粒子懸濁液のホ
トン相関スペクトロスコピーは、溶液中の平均粒子サイズが51nmであること
を確認した(図18−2)。実施例18:Cuドープしたシリカナノ粒子の平均サイズに対する、アルコキシ ドに対する界面活性剤のモル比(S)の影響 ナノ粒子は、以下のエマルジョン組成物を用い、実施例15における手法に従っ
て合成した。 ┌─┬──┬─────────┬────────┬────────┐ │S│R │トリトンX−114│ TMOS │ 溶液1 │ ├─┼──┼─────────┼────────┼────────┤ │2 │16│ 18g │ 2.66g │ 10ml │ │ │ │(35ミリモル) │(17ミリモル)│(559ミリモル)│ ├─┼──┼─────────┼────────┼────────┤ │10│16│ 22.49 │ 0.665g │ 12.6ml │ │ │ │(44ミリモル) │(4.3ミリモル)│(700ミリモル)│ └─┴──┴─────────┴────────┴────────┘ ここに、SおよびRとは、各々、界面活性剤−対−アルコキシドのモル比およ
び水−対−界面活性剤のモル比を言う。得られた粒子を濾過し、SEMによって
分析し(図19参照)、これは、Sの増加は粒子サイズの対応する減少に導くこ
とを明らかにした。実施例19:Cuドープしたシリカナノ粒子の平均サイズに対する、アルコキシ ドに対する水のモル比の影響 ナノ粒子は、以下のエマルジョン組成物を用い、実施例15における手法に従っ
て合成した。 ┌─┬───┬─────────┬───────┬────────┐ │S│R │トリトンX−114│ TMOS │ 溶液1 │ ├─┼───┼─────────┼───────┼────────┤ │10│8.8│ 21.54g │ 0.596g│ 6.34ml │ │ │ │(40ミリモル) │(4ミリモル)│(352ミリモル)│ ├─┼───┼─────────┼───────┼────────┤ │10│1.6│ 21.54 │ 0.596g│ 1.15ml │ │ │ │(40ミリモル) │(4ミリモル)│(64ミリモル)│ └─┴───┴─────────┴───────┴────────┘ 対応する凍結乾燥粉末を蒸留水に再懸濁し、PCSによって特徴付けた(図20
参照)。双方の粒子サイズ分布はほぼ150nmにおいてピークを呈したが、多
分散は水−対−界面活性剤のモル比の減少につれて有意に増加した。実施例20:洗浄した粒子上に保持された界面活性剤の量に対するNaClの濃 度の影響 ナノ粒子は、21.44gのトリトンX−114(40ミリモル)、0.596
mlのTMOS(4ミリモル)および11.53mlの溶液1(640ミリモル
当量のH2O)を用い、実施例15に記載した手法に従って合成した。ナノ粒子
の形成後、試料を2つのバッチに分けた。蒸留水の50mlのアリコットを第1
のバッチに加え、他方、50mlの0.1M NaCl溶液を第2のバッチに加
えた。次いで、実施例15に記載した手法に従い、2つの懸濁液を洗浄し、引き
続いて、濾過し、60℃にて一晩乾燥した。次いで、熱分析を用い、各乾燥粉末
の試料を特徴付けた。界面活性剤の脱着/熱分解に関連する対応する重量喪失を
以下の表に示す。 ┌────────────┬────────────┐ │ │ 存界面活性剤(重量%)│ ├────────────┼────────────┤ │ NaCl無し │ 3.8 │ ├────────────┼────────────┤ │ 0.1M NaCl有り │ 2.4 │ └────────────┴────────────┘実施例21:プロセス3による粒子の合成 TEOS(45ミリモル)の10ml試料を40mlのエタノールに溶解させ
、次いで、(実施例1に概略を示した手法に従って調製した)pH=2の0.8
7mlのオレンジII色素溶液を添加した。得られた溶液を90分間攪拌し、し
かる後、pH=9.05の0.87mlのオレンジII色素溶液を添加した。2
00mlの希薄なアンモニア溶液(3重量%)の滴下に先立ち、混合物をさらに
90分間攪拌した。得られた懸濁液を静かに12時間熟成させ、次いで、500
0rpmにて15分間遠心した。かく得られたオレンジ色固体を最後に60℃に
て12時間乾燥した。得られた粉末のSEM顕微鏡写真を図21に示す。実施例22:銅ドープした遷移金属酸化物ナノスフィアの合成 銅テトラアミン溶液(すなわち、溶液4)は、8.45gのCu(NO32
3H2O(35ミリモル)を40mlの濃アンモニア溶液(28重量%NH3)に
溶解させ、得られた溶液を蒸留水で100mlまで希釈することによって調製し
た。トリトンNP−9(19.5g,32ミリモル)を150mlのシクロヘキ
サンに溶解させ、引き続いて、1.125mlの溶液4(62ミリモル当量のH 2 O)を添加し、8000rpmにおける1分間の剪断−混合によって、得られ
た混合物をホモゲナイズすることによってマイクロエマルジョンを生じさせた。
次いで、500rpmにて攪拌しつつ、マイクロエマルジョンを維持した。
【0028】 乾燥窒素グローブボックスにおいて、1.83g(6.4ミリモル)のチタン
イソプロポキシド(または2.78mlのZr N−プロポキシドまたは1.6
39mlのAl sec−ブトキシド)を5mlのシクロヘキサンに溶解させた
。次いで、この溶液を、グローブボックスの外部にて、攪拌されたNP−9/溶
液4/シクロヘキサンエマルジョンに添加し、得られた混合物を500rpmに
て2時間攪拌した。次いで、1M NaClの100mlのアリコットを懸濁液
に添加し、水性層を洗浄し、実施例15に概略を説明した手法に従って凍結乾燥
した。実施例23:プロセス1によるオレンジIIをドープしたTiO2/SiO2混合 酸化物粒子の合成 溶液5は、0.05gのオレンジIIを20.0mlの濃(70%)硝酸と混合
し、脱ミネラル化水で100mlの合計容量まで希釈することによって調製した
。HNO3およびオレンジIIの最終溶液中での濃度は、各々、2.22Mおよ
び0.5mg/mlであった。
【0029】 1.53mlのエタノールおよび0.47mlの溶液5(EtOH:H2O:
HNO3モル比=1:1:0.04)を含有する溶液を、エタノール(1.53
ml)中のTEOS(5.92ml,26.5ミリモル)の混合物に滴下し、得
られた混合物をCole Palmerモデル8892超音波浴中で15分間攪
拌した。次いで、チタンテトライソプロポキシド(1.53ml,5.2ミリモ
ル)のアリコットを添加し、複合アルコキシド混合物をさらに15分間音波処理
し、次いで、4時間還流した。
【0030】 ソルビタンモノオレエート(23ミリモル)の10g試料を、250mlの円
錐フラスコ中にて100mlのケロセンと混合し、磁気フォロアーでほぼ30分
間攪拌して、界面活性剤の完全な溶解を保証した。1.40mlの溶液5のアリ
コットを攪拌溶液に滴下し、続いて複合アルコキシド混合物を添加した。得られ
た試料を110分間攪拌し、SiO2/TiO2混合酸化物マイクロスフィアを得
た。最終生成物を濾過し、ケロセンの三回分の20mlアリコットで洗浄して残
存界面活性剤を除去し、雰囲気温度にて24時間乾燥し、次いで、60℃にて一
晩乾燥した。得られたマイクロスフィアのSEM顕微鏡写真を図22に示す。
【0031】 本発明の精神および範囲を逸脱することなく、種々の他の変形および修飾を記
載した具体例に対して成すことができることは認識されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1.1】 図1.1は、W=8(W=ケイ素アルコキシドに対する水の
モル比)にて合成したゲルからの放出に対するD(D=ケイ素アルコキシドに対
するアルコールのモル比)の影響を示す。
【図1.2】 図1.2は、メタノールなくして(D=0)合成されたゲル
からの放出に対するWの影響を示す。
【図2.1】 図2.1は、W=4およびD=4にて合成したゲルについて
の放出に対するpHの影響を示す。 酸領域
【図2.2】 図2.2は、W=4およびD=4にて合成したゲルについて
の放出に対するpHの影響を示す。 塩基性領域
【図3】 図3は、放出速度に対するMTMS(MTMS=メチルトリメト
キシシラン)置換の影響を示す。
【図4】 図4は、オレンジII(オレンジII=(4−(2−ヒドロキシ
−ナフチルアゾ)ベンゼンスルホン酸、ナトリウム塩)の放出に対する合成時間
の影響を示す。
【図5】 図5は、W=4およびD=0にて合成したゲルからの放出に対す
る乾燥の影響を示す。
【図6】 図6は、本発明の好ましいプロセス1を示すブロックダイアグラ
ムを示す。
【図7】 図7は、放出速度に対する放出媒体の温度の影響を示す。
【図8】 図8は、オレンジIIおよびメチルバイオレットを含むゲルの放
出の比較を示す。
【図9】 図9は、a)へプタン、b)オクタン、c)ドデカンおよびd)
シクロヘキサンを用いて合成されたマイクロスフィアを示す。
【図10】 図10は、ドデカン、a)ソルビタンモノオレエートおよびb
)ソルビタンモノラウレート中で合成されたマイクロスフィアのサイズに対する
界面活性剤鎖長の影響を示す。
【図11】 図11は、AOT/シクロヘキサンエマルジョン(AOT=ア
エロゾルOTまたはビス(2−エチルヘキシル)スルホコハク酸ナトリウム)を
用いて合成したナノスフィアのSEM顕微鏡写真を示す。
【図12.1】 図12.1は、マイクロスフィアの放出速度に対するソル
ーゲル化学の影響を示す。
【図12−2】 図12−2は、pH=2およびpH=9にてソルーゲル溶
液から合成したマイクロスフィアの表面のSEM顕微鏡写真を示す。
【図13】 図13は、それらの放出速度論に対するマイクロスフィアの乾
燥温度の影響を示す。
【図14】 図14は、シス−プラチンを含む熟成TMOS由来ゲルにおけ
る白金コロイドの沈殿を示すTEM顕微鏡写真である。
【図15−1】 図15−1は、シクロヘキシミドの放出速度に対するMT
MSの配合の影響を示す。
【図15−2】 図15−2は、シス−プラチンの放出速度に対するMTM
Sの配合の影響を示す。
【図16】 図16は、加水分解および縮合の方程式を示す。
【図17−1】 図17−1は、塩化ナトリウムの脈石にカプセル化された
凍結乾燥ナノ粒子を示す。
【図17−2】 図17−2は、水中の再分散したナノ粒子−200nm程
度の平均粒子サイズを持つ粒子を示す。
【図17−3】 図17−3は、水中の再分散したナノ粒子―狭いサイズ分
布を示すグラフである。
【図18−1】 図18−1は、それらの直径がほぼ50nmであることを
示す乾燥されたCuドープした粒子のTEM顕微鏡写真である。
【図18−2】 図18−2は、溶液中の平均粒子サイズが51nmである
ことを確認する、図18−1の粒子の懸濁液のホトン相関スペクトロスコピーを
示す。
【図19】 図19は、Sの増加が、粒子サイズの対応する減少に導くこと
を示すセラミック粒子のSEMを示す。
【図20】 図20ハ、ナノ粒子の粒子サイズ分布を示すグラフである。
【図21】 図21は、プロセス3によって調製された粒子のSEM顕微鏡
写真である。
【図22】 図22は、プロセス1によって調製されたオレンジIIをドー
プしたTiO2/SiO2混合酸化物粒子のSEM写真である。
【図23】 図23は本発明の好ましいプロセス4を示すブロックダイアグ
ラムである。
【図24】 図24は、本発明のプロセス4に関連する好ましい洗浄手法を
示すブロックダイアグラムである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B01J 19/00 B01J 19/00 N (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK ,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE, GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J P,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK, MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ, VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 バートレット,ジョン オーストラリア国 ニューサウスウェール ズ州 2518,タウラジ,ムレイナー ロー ド 71 Fターム(参考) 4C076 AA54 AA58 AA65 AA67 AA95 BB01 BB11 BB14 BB21 BB22 BB29 BB31 CC01 CC04 CC11 CC14 CC15 CC21 CC26 CC30 CC31 CC32 DD29H DD37F FF02 FF22 FF31 FF32 GG23 4G075 AA27 BA10 BD15 CA51 DA01 FB12 4H011 AA01 AA03 AB01 AB03 AC01 AC04 AD01 BA04 BA05 BC20 DA02 DA15 DD01 DD03 DD04 DD05 DF02 DF03 DG16

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】当該粒子の各々が粒子全体に実質的に均一に分散した活性物質
    を有し、該活性物質は該粒子から放出することができることを特徴とする制御放
    出セラミック粒子。
  2. 【請求項2】該粒子中の該活性物質が、粒子からの活性物質の放出まで実質
    的に分解から保護されるように該粒子内に配合される請求項1記載の制御放出セ
    ラミック粒子。
  3. 【請求項3】該粒子が約2重量%未満の界面活性剤を含有する請求項1記載
    の制御放出セラミック粒子。
  4. 【請求項4】該セラミック粒子がシリカ、ジルコニア、アルミナおよびチタ
    ニアよりなる群から選択される酸化物を含む請求項1記載の制御放出セラミック
    粒子。
  5. 【請求項5】該セラミック粒子がシリカを含む請求項1記載の制御放出セラ
    ミック粒子。
  6. 【請求項6】該セラミック粒子が実質的に単分散した請求項1記載の制御放
    出セラミック粒子。
  7. 【請求項7】 (a)界面活性剤を非極性溶媒と混合することによって逆ミセル溶液を調製し
    ; (b)ゲル前駆体、触媒、縮合剤および溶解性活性物質を極性溶媒に溶解させる
    ことによって前駆体溶液を調製し; (c)逆ミセル溶液および前駆体溶液を合わせることによってエマルジョンを調
    製し; (d)エマルジョン中の前駆体を縮合させることによって、当該粒子の各々が粒
    子全体に実質的に均一に分散した活性物質を有し、かつ活性物質が該粒子から放
    出できる制御放出セラミック粒子を形成し、それを熟成する; ことを特徴とする制御放出セラミック粒子の製法。
  8. 【請求項8】工程(b)が; (b)シリカ前駆体、アルミナ前駆体およびチタミナ前駆体よりなる群から選択
    されるゲル前駆体、触媒、縮合剤および可溶性活性物質を極性溶媒に溶解させる
    ことによって前駆体溶液を調製することを含む請求項7記載の製法。
  9. 【請求項9】工程(b)が; (b)シリカゲル前駆体、触媒、縮合剤および可溶性活性物質を極性溶媒に溶解
    させることによって前駆体溶液を調製することを含む請求項7記載の製法。
  10. 【請求項10】工程(d)が; (d)エマルジョン中で前駆体を縮合させることによって、当該粒子の各々は粒
    子全体に実質的に均一に分散した活性物質を有し、活性物質は該粒子から放出で
    き、かつ該粒子中の活性物質は、粒子からの活性物質の放出まで実質的に分解か
    ら保護されるように配合されている実質的に単分散した制御放出セラミック粒子
    を形成し、それを熟成することを含む請求項7記載の製法。
  11. 【請求項11】さらに; (e)該エマルジョンから、該形成されかつ熟成された制御放出セラミック粒子
    を分離することを含む請求項7記載の製法。
  12. 【請求項12】さらに; (e)該形成されかつ熟成された制御放出セラミック粒子から界面活性剤を除去
    することを含む請求項11記載の製法。
  13. 【請求項13】 (a’)界面活性剤と非極性溶媒および親水性の第1の活性物質とを混合するこ
    とによって逆ミセル溶液を調製し; (b’)ゲル前駆体、触媒、縮合剤および所望により可溶性の第2の活性物質を
    、(a’)における非極性溶媒と非混和性の極性溶媒に溶解させることによって
    前駆体溶液を調製し; (c’)逆ミセル溶液および前駆体溶液を合わせることによってエマルジョンを
    調製し;次いで (d’)エマルジョン中で前駆体を縮合させることによって、当該粒子の各々が
    粒子全体に実質的に均一に分散した活性物質を有し、かつ活性物質は該粒子の各
    々から放出することができる制御放出セラミック粒子を形成し、それを熟成する
    ; ことを特徴とする制御放出セラミック粒子の製法。
  14. 【請求項14】工程(b’)が: (b’)シリカゲル前駆体、触媒、縮合剤および所望により可溶性の第2の活性
    物質を、(a’)における非極性溶媒と非混和性の極性溶媒に溶解させることに
    よって前駆体溶液を調製することを含む請求項13記載の製法。
  15. 【請求項15】工程(d’)が: (d’)エマルジョン中で前駆体を縮合させることによって、当該粒子の各々が
    粒子全体に実質的に均一に分散した活性物質を有し、活性物質は該粒子から放出
    でき、該粒子の各々中の活性物質が、粒子からの活性物質の放出まで実質的に分
    解から保護されるように配合されている制御放出セラミック粒子を形成し、それ
    を熟成することを含む請求項13記載の製法。
  16. 【請求項16】さらに: (e’)該エマルジョンから、該形成されかつ熟成された制御放出セラミック粒
    子を分離することを含む請求項15記載の製法。
  17. 【請求項17】さらに: (e’)該形成されかつ熟成された制御放出セラミック粒子から界面活性剤を除
    去することを含む請求項16記載の製法。
  18. 【請求項18】 (a”)ゲル前駆体、活性物質および所望により溶媒を混合することによって前
    駆体溶液を調製し; (b”)触媒、縮合剤、および所望により溶媒を混合することによって縮合溶液
    を調製し、該縮合溶液は該前駆体溶液と実質的に非混和性であり; (c”)前駆体溶液および縮合溶液を合わせて混合物を形成し、次いで、界面活
    性剤の不存在下で混合物を自然に乳化させることによってエマルジョンを調製し
    ;次いで (d”)エマルジョン中で前駆体を縮合させることによって、当該粒子の各々が
    粒子全体に実質的に均一に分散した活性物質を有し、かつ活性物質は該粒子の各
    々から放出することができる制御放出セラミック粒子を形成し、それを熟成する
    ; ことを特徴とする制御放出セラミック粒子の製法。
  19. 【請求項19】工程(a”)が: (a”)シリカゲル前駆体、触媒、縮合剤および所望により可溶性の第2の活性
    物質を極性溶媒に溶解させることによって前駆体溶液を調製することを含む請求
    項18記載の製法。
  20. 【請求項20】工程(d”)が: (d”)エマルジョン中で前駆体を縮合させることによって、当該粒子の各々が
    粒子全体に実質的に均一に分散した活性物質を有し、活性物質は該粒子の各々か
    ら放出でき、かつ該粒子の各々中の活性物質は、粒子からの活性物質の放出まで
    実質的に分解から保護されるように配合される制御放出セラミック粒子を形成し
    、それを熟成することを含む請求項18記載の製法。
  21. 【請求項21】さらに: (e”)該エマルジョンから、該形成されかつ熟成された制御放出セラミック粒
    子を分離することを含む請求項20記載の製法。
  22. 【請求項22】さらに: (e”)該形成されかつ熟成された制御放出セラミック粒子から界面活性剤を除
    去することを含む請求項21記載の製法。
  23. 【請求項23】 (a”’)界面活性剤と非極性溶媒を混合することによって逆ミセル溶液を調製
    し; (b”’)触媒、縮合剤および可溶性活性物質を極性溶媒に溶解させることによ
    って親水性溶液を調製し; (c”’)逆ミセル溶液および親水性溶液を合わせることによってエマルジョン
    を調製し; (d”’)ゲル前駆体をエマルジョンに添加し;次いで (e”’)エマルジョン中で前駆体を縮合させることによって、当該粒子の各々
    が粒子全体に実質的に均一に分散した活性物質を有し、かつ活性物質は該粒子の
    各々から放出することができる制御放出セラミック粒子を形成し、それを熟成す
    る; ことを特徴とする制御放出セラミック粒子の製法。
  24. 【請求項24】工程(d”’)が: (d”’)シリカゲル前駆体をエマルジョンに添加することを含む請求項23記
    載の製法。
  25. 【請求項25】工程(e”’)が: (e”’)エマルジョン中で前駆体を縮合させることによって、当該粒子の各々
    が粒子全体に実質的に均一に分散した活性物質を有し、活性物質は該粒子の各々
    から放出でき、かつ該粒子の各々中の活性物質は、粒子からの活性物質の放出ま
    で実質的に分解から保護されるように該粒子内に配合される制御放出セラミック
    粒子を形成し、それを熟成することを含む請求項23記載の製法。
  26. 【請求項26】さらに: (f”’)該エマルジョンから、該形成されかつ熟成された制御放出セラミック
    粒子を分離することを含む請求項23記載の製法。
  27. 【請求項27】さらに: (f”’)該形成されかつ熟成された制御放出セラミック粒子から海面活性剤を
    除去することを含む請求項24記載の製法。
  28. 【請求項28】請求項7、13、18および23のいずれか1記載の製法によっ
    て調製された制御放出セラミック粒子。
  29. 【請求項29】さらに請求項7、13、18および23のいずれか1記載の製法
  30. 【請求項30】さらに: イオン性塩をエマルジョンに添加することによって、該エマルジョンから、形成
    されかつ熟成された制御放出セラミック粒子を分離し、それにより、粒子は得ら
    れた溶液中に分散し;次いで 該溶液を凍結乾燥して、凝集していないセラミック粒子がイオン性塩のマトリッ
    クス内に隔離されている固体を形成する; ことを含む請求項7、13、18および23いずれか1記載の製法。
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