JPS63159314A - 留置薬剤 - Google Patents

留置薬剤

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Publication number
JPS63159314A
JPS63159314A JP30537086A JP30537086A JPS63159314A JP S63159314 A JPS63159314 A JP S63159314A JP 30537086 A JP30537086 A JP 30537086A JP 30537086 A JP30537086 A JP 30537086A JP S63159314 A JPS63159314 A JP S63159314A
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JP
Japan
Prior art keywords
drug
main body
indwelling
indwelling drug
lesion
Prior art date
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Pending
Application number
JP30537086A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeo Haneda
羽田 健夫
Yasuhiro Ueda
康弘 植田
Ryoichi Kono
小納 良一
Shuichi Takayama
修一 高山
Koji Hakamazuka
康治 袴塚
Kazuhiro Watanabe
一博 渡辺
Hiroyuki Irie
洋之 入江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS63159314A publication Critical patent/JPS63159314A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば抗腫瘍剤などの有効成分を病巣部に供
給するために使われる留置薬剤に関する。
〔従来の技術〕
比較的進行した悪性腫瘍の治療法として、例えばゼラチ
ン製の留置薬剤を用いた塞栓療法が知られている。上記
留置薬剤は、病巣部を支配する動脈内に例えばカテーテ
ル等を用いて挿入され、血栓形成により病巣部への栄養
および酸素の供給を遮断して病巣部を退縮させるように
している。また、特願昭80−43920号として出願
された薬剤のように、病巣部に刺し込むことによって留
置するようにした検査用薬剤も提案されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら上記いずれの薬剤も、それ自身では体内に
留置された状態での薬効成分の徐放速度を制御すること
が難しいため、病巣部に対して必ずしも薬効を最大限に
発揮できるとは限らなかった。
従って本発明の目的とするところは、病巣部に作用する
薬効成分の徐放速度を簡易な構造で制御できるような留
置薬剤を得ることにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために本発明の留置薬剤1は、多孔
質セラミックスからなりかつ少なくとも一端3が体腔壁
に穿刺・可能な尖った形状に形成された本体2と、この
本体2の空孔部6に含有された薬効成分7とを備えてい
る。上記セラミックスとしては、リン酸三石灰の一種で
ある多孔質β−TCPが好適である。
〔作用〕
上記留置薬剤は、尖った形状をなしている一端側から病
巣部のある体腔壁に刺し込むことによって留置される。
多孔質セラミックス製の本体の空孔部に含有されている
薬効成分は、病巣部において徐々に溶出し、病床部に直
接作用する。薬効成分は多孔質セラミックスの空孔部に
収容されており、この空孔部から徐放されるので、空孔
率を上げれば徐放速度は速くなり、空孔率を下げれば徐
放速度は遅くなる。
〔実施例〕
本発明の第1実施例につき、第1図ないし第3図を参照
して説明する。留置薬剤1の本体2はおおむね円柱状で
あり、その一端3は体腔壁に穿刺可能なように斜めに切
り落されて尖った形状をなし、他端4は丸みをもったキ
ャップ状に成形されている。この本体2は、生体内で溶
出可能な多孔質のセラミックスからなる。このセラミッ
クスには、例えばβ−TCPが使用される。従って、第
3図に拡大して示されるように、本体2は多数の空孔部
6を備えている。これらの空孔部6には、病巣部を治療
するのに必要な薬効成分(有効成分)7が収容されてい
る。薬効成分7は、−例としてマイトマイシンやアトリ
アジン、5−FUなとの抗癌剤である。
上記留置薬剤1は、薬剤挿入具10を用いて経内視鏡的
に体腔内に挿入される。この薬剤挿入具10は、図示し
ない内視鏡の処置具挿通用チャンネルに挿通可能なシー
ス11を備えて構成される。
このシース11は、その先端に円筒状の装着部12を有
している。留置薬剤1は、この装着部12に嵌め込まれ
ることにより保持される。シース11内には、押出し用
のマンドリン13が挿通されている。マンドリン13の
先端には、留置薬剤1の後端4に押し当てるヘッド14
が形成されている。マンドリン13の手元側端部には、
外部に露出する操作部15が形成され、この操作部15
によりマンドリン13を押込み操作できるようになって
いる。
次に、上記留置薬剤1の使用方法を説明する。
まず、留置薬剤1を薬剤挿入具10の装着部12に嵌め
込んで保持する。そして、体腔内に導入された図示しな
い内視鏡の挿通用チャンネルを通じて、留置薬剤1を体
腔内に導き入れる。目的とする病巣部17の近傍まで到
達させたのち、操作部15を操作してマンドリン13を
押込む。こうすることにより、ヘッド14で留置薬剤1
を押出し、先が尖っている一端3側から病巣部、17に
刺し込んで留置する。病巣部17は、たとえば胃壁面に
できた癌組織などである。
留置薬剤1の本体2は多孔質β−TCPからなるので、
その表面側から徐々に体内に溶出して吸収される。この
ため空孔部6内の薬効成分7が徐放され、次第に病巣部
17に作用する。この時の徐放速度は、本体2を構成し
ているβ−TCPの空孔率を上げると速くなり、空孔率
を下げると徐放速度は遅くなる。従って、種々の空孔率
のβ−TCPを使用することによって、薬効成分7の徐
放速度を容易に制御可能である。
第4図は本発明の第2実施例を示している。この実施例
の場合には、本体2の一端3の近傍に矢じり状の戻り止
め部20が設けられている点が第1実施例と相違する。
このような形状の第2実施例によれば、刺し込まれた留
置薬剤1が病巣部17から抜は落ちにくくなるから、病
巣部17付近の動きが大きい場合に特に有効である。
第5図に示された第3実施例の留置薬剤1は、一端3側
が錐のように鋭く尖った形状に成形されている。従って
、病巣部17が硬めであっても刺し込みやすい。
第6図に示された第4実施例では、本体2の一端3側を
櫛歯状に形成することによって、病巣部17に対して一
層強固に留置させることが可能である。
第7図に示された第5実施例の留置薬剤1は、その一端
3側が尖っているとともに外周部にねじ山21が形成さ
れている。この留置薬剤1を挿入するための薬剤挿入具
10は、シース11内のマンドリン13の先端に、開閉
可能な把持具22が設けられており、この把持具22に
よって留置薬剤1の他端4を把持できるようになってい
る。この実施例の留置薬剤1は、把持具22によって保
持された状態で内視鏡の挿通用チャンネルを通じて体腔
内に導入される。モして把持具22を回転させることに
よって、留置薬剤1が病巣部171;ねじ込まれる。従
ってこの実施例の場合、病巣部17が硬い場合にも比較
的容易に刺し込むことができ、かつ留置薬剤1を病巣部
17に確実に固定することができる。上記以外の構成と
作用は、第1実施例で説明したものと同様である。
第8図に示された第6実施例では、留置薬剤1の本体2
の一端3側にねじ山21を設けるとともに、他端4に係
止部24を設けている。薬剤挿入具10のマンドリン1
3の先端には、上記係止部24に嵌合可能な形状のビッ
ト25が設けられている。このビット25を係合部24
に嵌合させた状態で、内視鏡のチャンネルを通じて留置
薬剤1を体腔内に挿入したのち、マンドリン13を使っ
てビット25を回転させることにより、病巣部17にね
じ込んで固定させることができる。この実施例の場合も
、病巣部17が硬くても留置薬剤1を容易に刺し込むこ
とができ、かつ確実に固定しておくことができる。
第9図に示された第7実施例は、上記いずれかの実施例
で説明した留置薬剤1以外に、血管閉塞具27を使用し
ている。この血管閉塞具27は、留置薬剤1と同様にβ
−TCPなどの多孔質セラミックスかりなる本体28を
備え、この本体28の空孔部内に、前述した抗癌剤等の
薬効成分を含有させている。この血管閉塞具27は、癌
組織等の病巣部17を支配する血管30に挿入され、ゼ
ラチン31で隙間を埋めて血管30を閉塞する。
従ってこの実施例によれば、前述した留置薬剤1による
治療に加えて、血管閉塞具27による塞栓療法を併用す
ることができ、より効果的な治療が期待できる。
第10図に示された第8実施例においては、塞栓療法に
用いる血管閉塞具27を多数の粒子状に形成し、カテー
テル33を用いて血管30内に挿入する。それ以外は第
7実施例と同様である。この実施例では、粒状の血管閉
塞具27をゼラチン31と共に血流により病巣部17付
近まで導くことも可能である。従って、病巣部17に充
分に近接した末梢の細管動脈での塞栓療法を行なうこと
ができる。
第11図に示された第9実施例では、血管閉塞具27の
粒径を、注射針34内を通ることのできる大きさにし、
注射針)4を使って血管閉塞具27とゼラチン31を血
管30内に注入する。この場合も、血流により血管閉塞
具27を末梢まで導くことが可能であり、病巣部17に
充分に近接した位置での塞栓療法を行なうことができる
なお、上述したいずれの実施例においても、留置薬剤1
は、第12図に示されるように本体2の表面の一部をβ
−TCP製の膜35で覆ったものであってもよい。β−
TCPの膜35で覆われた部分は、体内でこの膜35が
溶出してしまうまでは空孔部6内の薬効成分7が徐放さ
れない。従って、より長期間にわたる薬効成分7の徐放
が可能である。同様の主旨から、β−TCPの膜35を
前述した第7〜第9実施例の血管閉塞具27の表面に設
けてもよい。
また、多孔質セラミックスに含有される薬効成分は、抗
癌剤の代りに各種治療目的に合ったものを使用すること
も勿論可能であり、例えば殺菌剤や抗炎症剤、麻酔剤な
どであってもよい。
〔発明の効果〕
本発明によれば、多孔質セラミックスからなる本体の空
孔率を変えることによって、この本体の空孔部に含有さ
れている薬効成分の徐放速度を容品に制御可能である。
また、本体が多孔質セラミックス製であり、ある程度の
硬さをもっているがら、本体の少なくとも一端を尖らせ
ていることとあいまって、体腔壁に容易に刺し込むこと
ができる。また、多孔質セラミックスにβ−TCPを使
用した場合には、本体が経時的に生体内に吸収されてし
まうため、治療後の除去処置が不要であり、人体に無害
である。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本発明の一実施例を示し、第1図
は留置薬剤と薬剤挿入具を示す断面図、第2図は留置薬
剤の斜視図、第3図は留置薬剤の一部を拡大して示す断
面図である。第4図ないし第7図は、それぞれ本発明の
第2実施例ないし第5実施例を示すそれぞれ断面図、第
8図は本発明の第6実施例を一部断面で示す斜視図、第
9図ないし第11図はそれぞれ本発明の第7実施例ない
し第9実施例を示す断面図、第12図は本発明の第10
実施例の留置薬剤の一部を拡大して示す断面図である。 1・・・留置薬剤、2・・・本体、3・・・一端、6・
・・空孔部、7・・・薬効成分、10・・・薬剤挿入具
。 出願人代理人 弁理士 坪井  淳 第 1 図 第6図     第7図 1!8ffl 第9図 第101%

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)多孔質セラミックスからなりかつ少なくとも一端
    が体腔壁に穿刺可能な尖った形状に形成された本体と、
    この本体の空孔部に含有された薬効成分とを備えたこと
    を特徴とする留置薬剤。
  2. (2)上記多孔質セラミックスにβ−TCPを用い、そ
    の空孔部に上記薬効成分を含有させたことを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の留置薬剤。
JP30537086A 1986-12-23 1986-12-23 留置薬剤 Pending JPS63159314A (ja)

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JP30537086A JPS63159314A (ja) 1986-12-23 1986-12-23 留置薬剤

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001062232A1 (en) * 2000-02-21 2001-08-30 Australian Nuclear Science & Technology Organisation Controlled release ceramic particles, compositions thereof, processes of preparation and methods of use
JP2014076378A (ja) * 2008-03-11 2014-05-01 Stichting Voor De Technische Wetenschappen 一体化マイクロニードルアレイ並びにこれを含む組成物およびシステム
JP2020500580A (ja) * 2016-11-08 2020-01-16 ダブリュ.エル.ゴア アンド アソシエイツ,インコーポレイティドW.L. Gore & Associates, Incorporated 二部品インプラント可能治療デリバリーデバイス

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