JP2003511345A - Echinocandinシクロペプチド化合物の精製 - Google Patents
Echinocandinシクロペプチド化合物の精製Info
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Abstract
Description
化合物を精製するためのプロセスに関し、特に、疎水性の逆相クロマトグラフィ
ー媒体に吸着させ、そして連続したほぼ直線的な勾配で増加する酢酸で溶出する
ことによる、Echinocandin型化合物の精製に関する。精製プロセス
はまた、Echinocandin発酵プロセスのトリペプチド−アルデヒド副
産物を選択的に除去する工程を提供し、より高純度のEchinocandin
化合物を得る。
れている天然産物である。Echinocandinシクロペプチドファミリー
に含まれるのは、例えば、Echinocandin B(ECB)、Echi
nocandin C、Aculeacin Aγ、Mulundocandi
n、Sporiofungin A、Pneumocandin A0、WF1
1899A、およびPneumocandin B0のような天然産物である。
この天然産物は、代表的に、種々の微生物を培養することによって産生される。
例えば、Echinocandin Bは、真菌(Aspergillus n
idulans)の発酵から産生される。
。最も通常の修飾の1つは、天然産物上のN−アシル側鎖の置換であり、半合成
誘導体を産生する。例えば、米国特許第4,293,489号;同第4,320
,052号;同第5,166,135号;および同第5,541,160号;な
らびにEP359529;448353;447186;462531;および
561639は、種々の程度の抗真菌活性を提供する、種々のN−アシル誘導体
化Echinocandin化合物を記載する。
アシル化することにより産生される。この脱アシル化は、代表的に、酵素(例え
ば、デアシラーゼ酵素)によって達成される。このデアシラーゼ酵素は、微生物
(Actinoplanes utahensisまたはPseudomona
s種)から得られ得る。すなわち米国特許第4,293,482号;および同第
4,304,716号;ならびにEP460,882を参照のこと。脱アシル化
化合物は、代表的に、対応する天然産物の核として言及される(すなわち、Ec
hinocandin Bの脱アシル化産物は、Echinocandin B
核(ECBN)として言及される)。あいにく、発酵および脱アシル化プロセス
の両方は、除去することが困難な数種の副産物を産生し、そして所望の脱アシル
化環状ペプチド核の純度を低下させる。
るために、逆モード(reversed mode)で非機能性樹脂を使用する
クロマトグラフィープロセスを記載する。このプロセスは、発酵プロセスから誘
導される産物の純度を改善するにもかかわらず、さらなる改善物は、中間体の脱
アシル化核と最終のアシル化された薬学的に活性な化合物の両方からの分離が困
難な不純物を除去することをさらに必要とする。最終の薬学的な産物の効力は、
最終産物を作製するために使用される中間体の純度に依存するので、製造プロセ
スの任意の段階での純度の改善が、非常に所望される。理想的に、この不純物は
、製造プロセス中で可能な最も初期の段階で除去される。
議論は、J.Chromatography,201,287−292(198
0)およびGrieser,M.D.ら、Analytical Chemis
try,45,1348−1353(1973)に見出され得る。工程または連
続勾配のいずれかの使用が記載されているが、この溶出液は、有意な量の有機溶
媒を含む。製造プロセスにおいて、有機溶媒の使用により、環境規制(例えば、
空気の質の排出基準)、特別な取り扱い条件(例えば、引火性基準)および処理
限度(たとえば、毒物廃棄規制)のようないくつかの関心事が、生じる。従って
、有機溶媒の使用を最小にし、混合物を純粋な成分にさらに効果的に分離する溶
出システムの必要性が、存在する。
発酵シクロペプチド産物(脱アシル化Echinocandin型化合物を含む
)を、これらの発酵または混合ブロスから分離および精製する方法、ならびに混
合物を疎水性の逆相クロマトグラフィー媒体上に吸着させる工程、および水中、
0.1体積%の酢酸〜10.0体積%の酢酸(好ましくは、0.5%(pH=5
.5)〜4.0%(pH=2.5)の酢酸)の範囲の連続したほぼ直線的な勾配
で溶出する工程によって、部分的に精製されるプロセスストリームを提供する。
の単純な誘導体を含む)を精製するためのプロセスが提供され、ここで、発酵混
合物または部分的に精製された混合物中のアルデヒド副産物(特に、トリペプチ
ド−アルデヒド副産物)は、誘導体化剤と反応する。好ましくは、発酵ブロスま
たは混合ブロスを、上記の方法を使用して、対応するEchinocandin
核を精製する前に、誘導体化剤と反応させる。
物のアルデヒド官能基と反応して、所望のEchinocandin型化合物か
らトリペプチド中間体の分離を可能にするのに、十分異なる疎水性である中間体
を産生し得る試薬のことを言う。
、0.1体積%の酢酸〜10体積%の酢酸)に供された場合にプロトン化を受け
るアミノ基のことを言う。
の単純な誘導体を含む):
で、R’は、連結した少なくとも1個のプロトン化可能なアミノ基に付加したア
ルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基、またはヘテロアリール基
であり;R1は、−Hまたは−OHであり;R2は、−Hまたは−CH3であり
;R3は、−H、−CH3、−CH2CONH2または−CH2CH2NH2であり;
R4は、−Hまたは−OHであり;R5は、−OH、−OPO3H2、または−O
SO3Hであり;そしてR6は、−Hまたは−OSO3Hである。「Echino
candin核」とは、Rが水素である脱アシル化Echinocandin化
合物を言う。「ECBN」とは、Echinocandin B核を言い、ここ
で、R1、R4およびR5は、ヒドロキシル基であり、R2、R3、およびR7
は、メチル基であり;そしてR1およびR6は、水素である。
式CnH2n+1の炭化水素基をいう。アルカン基は、直鎖(例えば、メチル、エチ
ル、プロピル、ブチルなど)、分枝鎖(例えば、イソプロピル、イソブチル、t
ert−ブチル、ネオペンチルなど)、環式(例えば、シクロプロピル、シクロ
ブチル、シクロペンチル、メチルシクロペンチル、シクロヘキシルなど)、また
は多環式(例えば、ビシクロ[2.2.1]ヘプタン、スピロ[2.2]ペンタ
ンなど)であり得る。アルカン基は、置換されていても、または置換されていな
くともよい。同様に、アルコキシ基またはアルカノエートのアルキル部分は、上
記と同様の定義を有する。
炭化水素をいう。アルケン基は、直鎖、分枝鎖、環式、または多環式であり得る
。アルケン基は、置換されていても、または置換されていなくてもよい。
炭化水素をいう。アルキン基は、直鎖または分枝鎖であり得る。アルキン基は、
置換されていても、または置換されていなくともよい。
、ナフタレン、アントラセン、フェナントレンなど)を有する芳香族部分をいう
。アリール基は、置換されていても、または置換されていなくともよい。
含む芳香族部分をいう(例えば、ピロール、ピリジン、インドール、チオフェン
、フラン、ベンゾフラン、イミダゾール、ピリミジン、プリン、ベンズイミダゾ
ール、キノリンなど)。芳香族部分は、単環系または縮合環系からなり得る。ヘ
テロアリール基は、置換されていても、または置換されていなくともよい。
有意な置換は許容されるかまたはさらに有用であると広く理解される。本発明に
おいて、例えば、用語アルキル基は、典型的なアルキル(例えば、メチル、エチ
ル、プロピル、ヘキシル、イソオクチル、ドデシル、ステアリルなど)である置
換基を許容する。用語「基」は、当該分野で一般的であるアルキルにおける置換
基(例えば、ヒドロキシ、ハロゲン、アルコキシ、カルボニル、ケト、エステル
、カルバメート(carbamato)など)(ならびに非置換アルキル部分を
含む)を、特に想定し、そしてこれを許容する。しかし、この化合物の薬理学的
な特性に悪影響を与えず、またはこの医薬の用途に不利に干渉しないように、置
換基は選択されるべきであることが、当業者によって、一般的に理解される。上
記で定義される任意の基について適切な置換基としては、アルキル、アルケニル
、アルキニル、アリール、ハロ、ヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、メ
ルカプト、アルキルチオ、アリールチオ、モノ−およびジ−アルキルアミノ、4
級アンモニウム塩、アミノアルコキシ、ヒドロキシアルキルアミノ、アミノアル
キルチオ、カルバミル、カルボニル、カルボキシ、グリコリル、グリシル、ヒド
ラジノ、グアニル、ならびにそれらの組み合わせが挙げられる。
常に困難である多数の副産物を含む。「混合ブロス(mixed broth)
」とは、変換混合物(conversion mixture)をいい、ここで
、醗酵ブロスは、精製なしに脱アシル化酵素によって直接処理され、脱アシル化
産物(例えば、ECBN)を生成する。逆相液体クロマトグラフィーは、合理的
な成功で過去においてし使用されてきた;しかし、より高い純度の化合物につい
ての必要性が、精製のより改善された方法を必要とする。プロトン化可能な(p
rotonable)アミノ基を含む所望の醗酵産物からの醗酵副産物の分離が
、連続のほぼ直線的な酢酸溶出スキームと組み合わせて逆相クロマトグラフィー
媒体を使用することによって改善され得る、適用が、発見された。
マー(例えば、スチレンおよびジビニルベンゼンのコポリマー、メタクリレート
ポリマー)が挙げられる。種々の逆相シリカは、種々の専門業者から市販される
(例えば、BTR、E.Merck、Eka Nobel、Millipore
、Phenomenex、Whatman、またはYMC)。シリカは、C1〜
C18(C1、C4、C8およびC18が最も一般的である)の長さにわたる直鎖アル
キル炭化水素あるいは他の疎水性リガンド(例えば、フェニルまたはシアノ)で
誘導される。例えば以下の、逆相液体クロマトグラフィーのために設計される種
々のスチレン/ジビニルベンゼン樹脂がまた、市販される:DiaionTMHP
およびSP樹脂(Mitsubishi Chemical Industri
es Limited,Tokyo,Japan)、およびAmberlite
XAS−2、4、および16樹脂(Rohm and Hass Chemi
cal Co.,Philadelphia,PA)、ならびにCG−161、
300、および1000Amberchrom樹脂(Toso Hass(Mo
ntgomeryville,PA))。非機能性樹脂は、一般的に、それらの
ポアー容積(pore volume)(0.5〜4.5ml/g)、特異的表
面積(200〜800m2/g)、ポアー直径(40〜1300Å)、ポアーサ
イズ分布および/またはビーズサイズ分布によって特徴付けられる。好ましい非
機能性樹脂としては、500m2/gの表面積、200〜300Åのポアーサイ
ズおよび200〜800μmの粒子サイズを有するDiaion HP−20;
1,000m2/gの表面積、50〜60Åのポアーサイズおよび250〜60
0μmの粒子サイズを有するSP−825;630m2/gの表面積、100〜
200Åのポアーサイズおよび200〜800μmの粒子サイズを有するSP−
207(HP−20のブロム化型);ならびに900m2/g表面積、110〜
175Åのポアーサイズおよび80〜160μmの粒子サイズを有するCG−1
61CD。HP−20およびSP−825樹脂が、より好ましい。
チド化合物を含む、粗溶液または部分的に精製された溶液が、提供される。一般
的に、このアミノ基は、5.5〜2.5のpH範囲にわたる一連の酢酸勾配の間
でプロトン化され得る。好ましくは、このアミノ基は、1級アミンであり;しか
し、このアミノ基は、窒素原子におけるさらなる置換基が、それらが正に荷電し
たアミンの極性に打ち勝つに十分に疎水性でない限り、2級アミンまたは3級ア
ミンであってもよい。溶液は、醗酵プロセスまたは合成プロセスから誘導され得
る。例えば、環状ペプチド化合物は、米国特許第5,696,084号;J.A
m.Chem.Soc.,108,6041(1986);Evans,D.A
.ら、J.Am.Chem.Soc.,109,5151(1987);J.M
ed.Chem.,35,2843(1992);およびKurokawa,N
.ら、Tetrahedron,49,6195(1993)に記載される合成
方法によって調製され得る。粗溶液は、通常、混合ブロスである。あるいは、こ
のプロセスは、部分的に精製された物質をさらに精製(または磨く(polis
h))ために使用され得る。
互作用し得る粒子を除去するために、この溶液を予め濾過することが所望され得
る。濾過は、当業者に公知の任意の種々の手段によって達成され得る、これは、
CeliteTMフィルター補助などを含むかまたは含まないセラミックフィルタ
ーを通しての重力濾過、真空濾過を含む。醗酵ブロス中の固体はまた、遠心分離
に続いてこの固体から液体をデカンテーションすることによって除去され得る。
濃縮(evaporative concentration)、凍結乾燥など
)をまた使用して濃縮され得る。この濃縮物は2回濾過されて、濃縮プロセスの
間に形成されてい得る任意の沈殿物が除去され得る。
体の1つが詰められたクロマトグラフィーカラムに充填される。次いで、所望の
環状ペプチド産物が、約0.1%酢酸〜約10%酢酸、好ましくは約0.5%酢
酸(pH=5.5)〜約4%酢酸(pH=2.5)の範囲の連続するほぼ直線的
な勾配を使用して、クロマトグラフィー媒体から溶出される。選択される酢酸濃
度の範囲の上限は、使用されるクロマトグラフィー培地の安定性、およびそのp
Hで精製される化合物の安定性に基づく。この範囲の下限は、アミノ基がプロト
ン化されるpH、およびこの疎水性表面から産物が溶出されるために必要とされ
る酢酸の濃度に基づく。当業者は、勾配が完全に直線である必要はないことを理
解する。「ほぼ直線」の意味内に、平坦な凸または凹勾配を含む。
、溶出を完全にするために、典型的に使用される。このプロセスの終わりで、カ
ラムが、再生され得、その結果、このカラムは、さらなる精製サイクルのために
再使用され得る。再生工程は、典型的に、中性およびアルカリpHの両方で有機
溶媒および水の混合物でこのカラムを洗浄して、カラムマトリック上に残存する
任意の残りの物質を除去する工程を包含する。適切な溶媒としては、アセトニト
リル、メタノール、イソプロパノール、およびアセトンが挙げられる。直線的な
酢酸溶出スキームは、良好な選択性(例えば、以下の実施例1を参照のこと)を
提供するだけでなく、カラム操作の再生工程に対する有機溶媒の使用を制限する
。従って、使用される有機溶媒の絶対量および処分される前に処理されなければ
ならないカラム溶出液の容積の両方が、最小化される。
としては、結晶化、蒸発濃縮、および凍結乾燥が挙げられる。
a)を有する種々のレベルのトリペプチド−アルデヒド(Asn−Gln−Le
u−H)副産物を含む。トリペプチド−アルデヒド副産物は、脱アシル化を受け
、ならびにEchinocandin Bは、酵素による脱アシル化プロセスの
間に、対応する脱アシル化トリペプチド−アルデヒド(Ib)を形成する:
水素(Ib−混合ブロスからの脱アシル化副産物)である。
体クロマトグラフィーにおいてECBNと非常に類似しており(最適化溶出下で
さえ)、従って、脱アシル化トリペチド−アルデヒド(Ib)を所望のECBN
から分離することは非常に困難である。このトリペプチドが除去されない場合、
このトリペプチドの遊離のアミノ基は、再アシル化プロセスの間、ECBN化合
物の遊離のアミノ基と競合する。結果として、過剰のアシル化化合物が、ECB
N化合物の完全なアシル化を確実にするために、添加されなければならない。ト
リペプチド不純物は、必要とされる出発物質を消費するだけでなく、アシル化E
CB化合物の引き続いての精製において除去することが困難であるアシル化副産
物をまた生成する。好ましくは、トリペプチド副産物は、ECBN化合物の再ア
シル化の前に除去される。
剤(derivatizing agent)とアルデヒドを反応させることに
よって、醗酵混合物または混合ブロス(すなわち、脱アシル化混合物)のいずれ
かから除去され得る。誘導体化剤は、所望のECB化合物に対して、トリペプチ
ド−アルデヒドのクロマトグラフィー保持時間を変化させるために、アルデヒド
官能基に添加され得る。適切な誘導体化剤としては、二硫化ナトリウム、ヒドロ
キシルアミンおよびセミカルバジドヒドロクロリドが挙げられる。クロマトグラ
フィー保持時間を調節する他の手段と対比して、誘導体化剤を使用することのい
くつかの利点は、アルデヒド官能基についての誘導体化剤の選択性およびこの反
応が生じる穏やかな条件である。誘導体化剤とトリペプチド−アルデヒドとの間
の反応が可逆性である場合、アルデヒドは、誘導体化剤を除去することによって
容易に回収され得る。回収されたトリペプチドは、次いで、他の目的のために使
用され得る。
される ACN:アセトニトリル TFA:トリフルオロ酢酸 HP−20:500m2/gの表面領域、200Å〜300Åのポアー径、お
よび200μm〜800μmの粒子サイズを有するスチレン/ジビニルベンゼン
樹脂 SP−825:1,000m2/gの表面領域、50Å〜60Åのポアー径、
および250μm〜600μmの粒子サイズを有するスチレン/ジビニルベンゼ
ン樹脂 SP−207:630m2/gの表面領域、100Å〜200Åのポアー径、
および200μm〜800μmの粒子サイズを有する臭素化されたスチレン/ジ
ビニルベンゼン樹脂 CG−161CD:900m2/gの表面領域、110Å〜175Åのポアー
径、および80μm〜160μmの粒子サイズを有するスチレン/ジビニルベン
ゼン樹脂 (クロマトグラフ調製およびECBN精製手順:) 0.2リットル〜5リットルのサイズの範囲で、ガラスカラムを使用した。H
P−20、SP−825およびSP−207(全て、Mitsubishiから
入手可能)ならびにCG−161cd(Toso Hassから入手可能)を含
むこのクロマトグラフマトリックスを研究した。このマトリックスを、カラム充
填の前に、50/50の水/ACN、0.1Mの水酸化ナトリウム、および最終
的に純粋なアセトニトリル(ACNにより)バッチ洗浄した。単純スラリー沈降
技術を使用して、この選り抜きのマトリックスを適切なサイズのカラム中に充填
した。従来のFPLC機器(Pharmaciaから入手可能)を使用して、1
リットル未満のカラムサイズを操作した。Waters Delta Prep
3000コントローラーシステムを使用して、5リットルカラムの実験を行っ
た。
過により、ECBN混合物を清澄化した。HP−20およびSP−825カラム
を、0.5%酢酸(HOAc)中で前平衡化し、水酸化ナトリウム(NaOH)
を用いて5.5のpHに調整し、清澄化ECBN溶液で充填した。このHP−2
0カラムを約5〜5.5gのECBN/リットルの充填樹脂に装填し、一方、S
P−825カラムを約11〜12g/リットルで装填した。装填後、これらのカ
ラムを5カラム容量(CV)の平衡化緩衝液を用いて洗浄した。この生成物を5
CVの連続的な0.5%HOAc(pH=5.5)〜4%HOAc(pH=2.
5)の範囲の直線勾配を使用して溶出した。この勾配の最後に、さらなる2CV
の4%HOAc溶液を使用し、この溶出を完了した。この生成物の溶出の間に、
0.2CVの画分を収集した。この画分を、種々の逆相HPLC(RP−HPL
C)方法を使用して特徴づけ、適切な画分を一緒にして、主流プールを得た。こ
のカラムを、3CVのACNおよび水の60/40混合液、続いて3CVのAC
Nおよび0.1MのNaOHの60/40混合液を用いて洗浄することにより再
生した。この操作の間に使用した流速は、装填、洗浄、再生および再平衡化には
2CV/時間(150cm/時間)、そして溶出には1CV/時間(75cm/
時間)を使用した。この主流プールを濃縮した。
modifier)およびpH)および勾配溶出プロフィールを研究した。
有し、pH5.5)を使用した。
。階段勾配および凸型勾配もまた、HP−20およびSP−825カラムについ
て上記の連続直線勾配と比較した(実施例13〜19)。
評価した。
(0.46cmID×15cm))を、1.0ml/分の流速で、0.2%リン
酸/ACNの移動相を使用して溶出した。このカラムを40℃にて操作し、そし
て溶出物を210nmでモニターした。このカラムを1%ACN中で平衡化し、
そしてサンプル注入後、9分間にわたり、1〜18.5%ACNの範囲の勾配を
使用して、ECBNを溶出した。溶出後、このカラムを50%ACNを用いて洗
浄し、任意の高く保持された成分を溶出した。
:この系は、移動相が30mMのOSAを含むことを除いて、上記のフォスフェ
ート系と同様である。このカラムを9%ACNを用いて平衡化する。サンプル注
入後、9分間にわたり、9〜24%のACNの範囲の勾配を用いて、ECBNの
溶出を達成する。次いで、このカラムを、50%ACNを用いて洗浄し、高く保
持された成分を溶出した。カラム流速および検出器波長は、上記の通りであり、
一方、カラム温度は、50℃であった。この系は、Asn−Gln−Leu−H
トリペプチド−アルデヒド成分を定量するために、特に有用である。
m))をアッセイのために使用した。この移動相は、0.1%TFAを含み、そ
して20分間にわたり、0〜10%の直線ACN勾配を使用して溶出を達成し、
続いて50%のカラム洗浄をした。カラム流速、温度および検出器波長は、上記
のフォスフェート系に関して同様である。
的方法として、サンプルについて実施した。サンプルを酸加水分解し、そして加
水分解産物中のAsn、GlnおよびThrのモルを、イオン交換クロマトグラ
フィーおよびニンヒドリン誘導体化により決定した。このサンプル中のECBN
のモルを決定するためにThr回収物を使用し、一方、Gln含有量は、トリペ
プチドレベルを示した。このAsn−Gln−Leu−Hトリペプチド対ECB
Nのモル%(M%)を以下の式: M%Asn−Gln−Leu−H=2×[Gln]/[Thr] を使用して計算した。光学密度(OD)測定を、相対的なサンプルの混濁(OD
@550nm)または総タンパク質含有量(OD@280nm)を測定するため
に特定の波長で選択サンプルについて実施した。
ない。 (実施例1) 実施例1は、アセトニトリル溶出スキームを使用するRP−HPLCクロマト
グラフのプロセスを、種々の非機能樹脂と組み合わせる酢酸溶出スキームと比較
する。表1は、指定された溶出スキームを使用して観測された結果、およびカラ
ム媒体を要約する。
おいて測定される;bデスメチル不純物は、2つのECBN化合物の混合物をい
い、ここでこのメチル基は、それぞれ、スレオニンおよびメチルプロリンペプチ
ドユニットで失われている。
分離を提供する;しかし、アセトニトリルは、有機溶媒である。表1は、酢酸が
伝統的な有機溶媒溶出スキームに対して代替物を提供することを明白に示す。こ
のデータはまた、酢酸の連続勾配が、酢酸の階段勾配または凸型勾配の両方と比
較して、分離を有意に増強することを示す。実施例5(直線勾配)に対する生成
物の収率は、わずかに低く、そして実施例4(階段勾配)と比較して主流体積は
、大きいが、全体のECBN純度は、高く(71%に対して83%)、デスメチ
ル含有量は、低い(11%に対して2%)。
つの方法で達成されると考えられる:(1)酢酸は、有機改変剤として作用し、
これにより移動相の溶出強度を増加する;および(2)B溶媒のより低いpH(
強溶出溶媒、pH=2.5)は、ECBNのアミン機能性をプロトン化するため
に働き、従って、ECBNをより極性にし、そして従って、疎水性固定相により
ほとんど保持されない。有機改変剤および4%酢酸溶液に影響を与えるpHの両
方は、実施例8および9を比較すると明らかである。実施例9において、100
mMのリン酸(pH=2.5)は、B溶媒として4%HOAc(pH=2.5)
と置換された。ECBNの溶出が移動相のpHのみに依存するとしたら、この溶
出位置およびECBNの回収は、実施例8で観測されたことと類似する。実際、
このフォスフェート溶出は、ECBNの約50%回収のみを生じ、そして生成物
ピークは、有意な度合いのテーリングを示した。従って、この4%HOAcは、
有機改変剤として作用することによって、移動相のpHを下げること、および移
動相の溶出強度を増加することの両方により、溶出を引き起こし得る。
てACN(それぞれ、実施例5および1)で溶出したHP−20カラムから収集
した主流について、RP−HPLCクロマトグラムを比較する場合、HOAcを
使用して溶出した主流中に後方の不純物の存在は、観測されなかった。HOAc
溶出スキームにおいて、これらの成分を、カラムを再生するまで溶出しない。
ロセス(上記)を二重カラム/凸型アセトニトリル溶出スキームと比較する。さ
らに、カラムでの精製の前にメタ亜硫酸水素ナトリウムで処理したECBNロッ
ト(実施例2〜7および2〜9)とECBNの非処理ロット(実施例2〜8およ
び2〜10)との比較を記載する。このメタ亜硫酸水素ナトリウムを使用した前
処理を、カラムチャージに10mMのメタ亜硫酸水素ナトリウムを単純に加え、
そして溶液を6〜18時間にわたり攪拌することにより達成した。この一重カラ
ムプロセスは、直線勾配酢酸溶出スキームを使用する上記の場合と同様である。
で作動するHP−20カラムを使用する。発酵ブロスを、直列して接続した2つ
のHP−20カラム上に装填する。第一のカラムにより保持されてない、いかな
るECBNも、第二のカラムで濃縮される。このECBNは、2つのカラムの間
で、おおよそ等しい比率で分散されると考えられる。装填後、この先導カラムを
切断し、3.8カラム容量(CV)の水を用いて洗浄した。先導カラムの溶出を
、3.3CVの5%HOAcを用いる洗浄により達成する。第一カラムからの主
流を、5.0のpHに調整し、部分的に装填された第二(後続)カラム上へチャ
ージする。このカラムを、溶出の前に6.3CVの水を用いて洗浄する。凸型ア
セトニトリル勾配(0〜9.4%、0.5%HOAcを含み、約5CVを超える
)を、このカラムを溶出するために使用する。このカラム溶出物を分画し、所望
の純度(75%を超える逆相HPLCの主ピークの純度、および10%未満のデ
スメチル成分)を有する画分を、主流としてプールする。次いで、このプールし
た溶液を濃縮する。
フプロセス、および非処理ECBN発酵ブロスに対して処理したECBN発酵ブ
ロスについて観測される結果を比較する。
均を示し;b(%)総RP−HPLCピーク領域に対する主ピーク;c(%)デス
メチル不純物;dECBN/OD=ECBN(RP−HPLC)のグラム/総O
Dのグラム;ここでODグラムはOD@280nmであり、そして1.0のE0. 1% を想定し;e2つのロットのうちの1つは高い水含有量を有し;従って、平均
力価は、減少した。
た。逆相HPLCの主ピークの純度、およびデスメチルレベルの両方は、一重H
P−20およびSP−825カラム実験に似ている。しかし、この一重HP−2
0操作は、デスメチル成分において、わずかに多い減少を一貫して生じる。一般
的に、一重カラムプロセスのECBN逆相HPLC純度は、2つのカラムプロセ
スからのECBN純度に等しいか、またはより良い。従って、より経済的な精製
手段を提供する。
った;しかし、亜硫酸水素ナトリウムを用いる前処理は、トリペプチド不純物の
量を有意に減少した。一重カラムの研究からの生成物のECBN/OD純度は、
2つのカラムの研究において得られた純度に等しいか、またはより大きかった。
ECBN/OD値は、純度の絶対的な測定を示さないが、これは、種々のカラム
操作から生じるECBN純度の良い相対比較を提供する。カラムチャージ溶液に
関する値(データは示してない)を、これらの濃縮した主流と比較する場合、全
てのカラム操作は、ECBN/OD純度における10〜15倍の増加を与えた。
される。前述の発明は、幾分詳細に記載されているが、明確さおよび理解の目的
の図解および例示の目的で、任意の変化および改変が実行され得ることは、当業
者に明らかである。従って、この記載および実施例は、本発明の範囲を限定する
ように構築されるべきではなく、これは、添付の特許請求の範囲により描写され
る。
Claims (20)
- 【請求項1】 シクロペプチド産物を分離および精製する方法であって、該
方法は、以下の工程: (i)連結した少なくとも1個のプロトン化可能なアミノ基を有するシクロペプ
チド化合物を含む混合物を提供する工程; (ii)該混合物を疎水性の逆相クロマトグラフィー媒体上に吸着させる工程;
および (iii)水中、0.1体積%の酢酸〜10.0体積%の酢酸の範囲の連続した
ほぼ直線的な酢酸勾配により溶出する工程、を含有する、方法。 - 【請求項2】 前記酢酸勾配が、水中、0.5体積%の酢酸〜4.0体積%
の酢酸の範囲である、請求項1に記載の方法。 - 【請求項3】 請求項1に記載の方法であって、前記シクロペプチド化合物
が、以下の構造: 【化1】 によって示され、ここで、Rは、水素または−C(O)R’であり、ここで、R
’は、連結した少なくとも1個のプロトン化可能なアミノ基を有するアルキル基
、アルケニル基、アルキニル基、アリール基、またはヘテロアリール基であり;
R1は、−Hまたは−OHであり;R2は、−Hまたは−CH3であり;R3は
、−H、−CH3、−CH2CONH2または−CH2CH2NH2であり;R4は、
−Hまたは−OHであり;R5は、−OH、−OPO3H2、または−OSO3H
であり;そしてR6は、−Hまたは−OSO3Hである、方法。 - 【請求項4】 Rが、水素である、請求項3に記載の方法。
- 【請求項5】 前記疎水性の逆相クロマトグラフィー媒体が、有機ポリマー
である、請求項1に記載の方法。 - 【請求項6】 前記有機ポリマーが、スチレンとジビニルベンゼンとのコポ
リマーまたはメタクリレートポリマーである、請求項5に記載の方法。 - 【請求項7】 請求項5に記載の方法であって、前記有機ポリマーが、50
0m2/gの表面積、200〜300Åのポアー径および200〜800μmの
粒径を有するスチレン/ジビニルベンゼン樹脂;または1,000m2/gの表
面積、50〜60Åのポアー径および250〜600μmの粒径を有するスチレ
ン/ジビニルベンゼン樹脂である、方法。 - 【請求項8】 前記混合物が、混合ブロスの産物である、請求項1に記載の
方法。 - 【請求項9】 請求項1に記載の方法であって、該方法が、 (iv)前記シクロペプチド化合物を回収する工程、をさらに包含する、方法。
- 【請求項10】 アルデヒド副産物を含むEchinocandin型化合
物を精製するためのプロセスであって、該プロセスが、以下の工程: (i)Echinocandin型化合物とアルデヒド副産物との混合物を提供
する工程; (ii)誘導体化剤を該混合物に添加して、誘導体化アルデヒド産物を生成する
工程;および (iii)該誘導体化アルデヒド産物から該Echinocandin型化合物
を分離する工程、を包含する、プロセス。 - 【請求項11】 前記分離工程(iii)が、請求項1に記載の方法を包含
する、請求項10に記載のプロセス。 - 【請求項12】 請求項10に記載のプロセスであって、前記Echino
candin型化合物が、以下の構造: 【化2】 に示され、ここで、Rは、水素または−C(O)R’であり、ここで、R’は、
連結した少なくとも1個のプロトン化可能なアミノ基を有するアルキル基、アル
ケニル基、アルキニル基、アリール基、またはヘテロアリール基であり;R1は
、−Hまたは−OHであり;R2は、−Hまたは−CH3であり;R3は、−H
、−CH3、−CH2CONH2または−CH2CH2NH2であり;R4は、−Hま
たは−OHであり;R5は、−OH、−OPO3H2、または−OSO3Hであり
;およびR6は、−Hまたは−OSO3Hである、プロセス。 - 【請求項13】 Rが、水素である、請求項12に記載のプロセス。
- 【請求項14】 前記分離工程(iii)が、請求項1に記載の方法を包含
する、請求項13に記載のプロセス。 - 【請求項15】 請求項10に記載のプロセスであって、前記アルデヒド副
産物が、以下の構造: 【化3】 により示され、ここで、Rが、−C(O)CH2CH(OH)C9H19または水素
である、プロセス。 - 【請求項16】 前記混合物が、発酵ブロスの産物である、請求項10に記
載のプロセス。 - 【請求項17】 前記混合物が、混合発酵ブロスの産物である、請求項10
に記載のプロセス。 - 【請求項18】 請求項10に記載のプロセスであって、前記誘導体化剤が
、重亜硫酸ナトリウム、ヒドロキシルアミンおよびセミカルバジドヒドロクロリ
ドからなる群から選択される、プロセス。 - 【請求項19】 前記誘導体化剤が、重亜硫酸ナトリウムである、請求項1
5に記載のプロセス。 - 【請求項20】 前記分離工程(iii)が、請求項1に記載の方法を包含
する、請求項15に記載のプロセス。
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