JP2003509211A5 - - Google Patents
Download PDFInfo
- Publication number
- JP2003509211A5 JP2003509211A5 JP2001524742A JP2001524742A JP2003509211A5 JP 2003509211 A5 JP2003509211 A5 JP 2003509211A5 JP 2001524742 A JP2001524742 A JP 2001524742A JP 2001524742 A JP2001524742 A JP 2001524742A JP 2003509211 A5 JP2003509211 A5 JP 2003509211A5
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- photoreactive
- photoreactive species
- species
- coating agent
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 241000894007 species Species 0.000 description 87
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 56
- -1 aryl ketone Chemical class 0.000 description 19
- 125000001424 substituent group Chemical group 0.000 description 15
- KWOLFJPFCHCOCG-UHFFFAOYSA-N methylphenylketone Chemical compound CC(=O)C1=CC=CC=C1 KWOLFJPFCHCOCG-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 14
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 10
- 229920000642 polymer Polymers 0.000 description 10
- 238000006116 polymerization reaction Methods 0.000 description 10
- 125000000623 heterocyclic group Chemical group 0.000 description 7
- 230000001678 irradiating Effects 0.000 description 7
- 125000001997 phenyl group Chemical group [H]C1=C([H])C([H])=C(*)C([H])=C1[H] 0.000 description 7
- 125000005594 diketone group Chemical group 0.000 description 6
- 125000000468 ketone group Chemical group 0.000 description 5
- RZVHIXYEVGDQDX-UHFFFAOYSA-N Anthraquinone Chemical compound C1=CC=C2C(=O)C3=CC=CC=C3C(=O)C2=C1 RZVHIXYEVGDQDX-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 230000003213 activating Effects 0.000 description 4
- 125000004122 cyclic group Chemical group 0.000 description 4
- 125000000524 functional group Chemical group 0.000 description 4
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 230000036462 Unbound Effects 0.000 description 3
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 3
- 230000003287 optical Effects 0.000 description 3
- 230000001568 sexual Effects 0.000 description 3
- AZQWKYJCGOJGHM-UHFFFAOYSA-N 1,4-Benzoquinone Chemical compound O=C1C=CC(=O)C=C1 AZQWKYJCGOJGHM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- JZODKRWQWUWGCD-UHFFFAOYSA-N 2,5-di-tert-butylbenzene-1,4-diol Chemical compound CC(C)(C)C1=CC(O)=C(C(C)(C)C)C=C1O JZODKRWQWUWGCD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- RJGDLRCDCYRQOQ-UHFFFAOYSA-N Anthrone Chemical compound C1=CC=C2C(=O)C3=CC=CC=C3CC2=C1 RJGDLRCDCYRQOQ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- RWCCWEUUXYIKHB-UHFFFAOYSA-N Benzophenone Chemical compound C=1C=CC=CC=1C(=O)C1=CC=CC=C1 RWCCWEUUXYIKHB-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- VNQXSTWCDUXYEZ-UHFFFAOYSA-N bornane-2,3-dione derivatives Chemical class CC1(C)C2CCC1(C)C(=O)C2=O VNQXSTWCDUXYEZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 2
- 150000001875 compounds Chemical class 0.000 description 2
- 125000000753 cycloalkyl group Chemical group 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 150000007524 organic acids Chemical class 0.000 description 2
- 150000003839 salts Chemical class 0.000 description 2
- 239000011780 sodium chloride Substances 0.000 description 2
- VNQXSTWCDUXYEZ-QUBYGPBYSA-N (1S)-(+)-Bornanedione Chemical compound C1C[C@]2(C)C(=O)C(=O)[C@H]1C2(C)C VNQXSTWCDUXYEZ-QUBYGPBYSA-N 0.000 description 1
- FRASJONUBLZVQX-UHFFFAOYSA-N 1,4-Naphthoquinone Chemical compound C1=CC=C2C(=O)C=CC(=O)C2=C1 FRASJONUBLZVQX-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 150000004057 1,4-benzoquinones Chemical class 0.000 description 1
- 150000005208 1,4-dihydroxybenzenes Chemical class 0.000 description 1
- JAJIPIAHCFBEPI-UHFFFAOYSA-M 9,10-dioxoanthracene-1-sulfonate Chemical compound O=C1C2=CC=CC=C2C(=O)C2=C1C=CC=C2S(=O)(=O)[O-] JAJIPIAHCFBEPI-UHFFFAOYSA-M 0.000 description 1
- SRSXLGNVWSONIS-UHFFFAOYSA-N Benzenesulfonic acid Chemical compound OS(=O)(=O)C1=CC=CC=C1 SRSXLGNVWSONIS-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- QUDNWFSGYBTWLF-UHFFFAOYSA-M C12(C(=O)C(=O)C(CC1)(C2(C)C)S(=O)(=O)[O-])C Chemical compound C12(C(=O)C(=O)C(CC1)(C2(C)C)S(=O)(=O)[O-])C QUDNWFSGYBTWLF-UHFFFAOYSA-M 0.000 description 1
- 150000004056 anthraquinones Chemical class 0.000 description 1
- 230000002965 anti-thrombogenic Effects 0.000 description 1
- WRUAHXANJKHFIL-UHFFFAOYSA-L benzene-1,3-disulfonate Chemical compound [O-]S(=O)(=O)C1=CC=CC(S([O-])(=O)=O)=C1 WRUAHXANJKHFIL-UHFFFAOYSA-L 0.000 description 1
- OATNQHYJXLHTEW-UHFFFAOYSA-N benzene-1,4-disulfonic acid Chemical compound OS(=O)(=O)C1=CC=C(S(O)(=O)=O)C=C1 OATNQHYJXLHTEW-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- SRSXLGNVWSONIS-UHFFFAOYSA-M benzenesulfonate Chemical compound [O-]S(=O)(=O)C1=CC=CC=C1 SRSXLGNVWSONIS-UHFFFAOYSA-M 0.000 description 1
- 229930006711 bornane-2,3-dione Natural products 0.000 description 1
- 150000001735 carboxylic acids Chemical class 0.000 description 1
- 230000000875 corresponding Effects 0.000 description 1
- 238000000151 deposition Methods 0.000 description 1
- OBTFKRQJZSUBCQ-UHFFFAOYSA-L dipotassium;benzene-1,3-disulfonate Chemical compound [K+].[K+].[O-]S(=O)(=O)C1=CC=CC(S([O-])(=O)=O)=C1 OBTFKRQJZSUBCQ-UHFFFAOYSA-L 0.000 description 1
- 150000002576 ketones Chemical class 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 239000000178 monomer Substances 0.000 description 1
- 230000001264 neutralization Effects 0.000 description 1
- 235000005985 organic acids Nutrition 0.000 description 1
- 125000001820 oxy group Chemical group [*:1]O[*:2] 0.000 description 1
- 235000011007 phosphoric acid Nutrition 0.000 description 1
- 150000003016 phosphoric acids Chemical class 0.000 description 1
- 159000000000 sodium salts Chemical class 0.000 description 1
- 150000003460 sulfonic acids Chemical class 0.000 description 1
Description
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ポリマー層を支持体表面上に形成させる方法であって、
a)支持体表面を用意し、
b)2個またはそれ以上の光反応性種および1個またはそれ以上の負荷電基を含むコーティング剤を該支持体表面に施用し、しかも該コーティング剤は
i)負荷電基を含む1個またはそれ以上の置換基が直接的または間接的のいずれかにて付着されている共役環状ジケトンであって、該ジケトンの各ケトン基は、フリーラジカルを与えるために活性化されることの可能な光反応性部として働くように適応されている該共役環状ジケトン、および
ii)負荷電基を含む1個またはそれ以上の置換基および2個またはそれ以上の光反応性種が直接的または間接的のいずれかにて付着されている非ポリマーコア分子であって、それらの光反応性種は別個の光反応性基として与えられている該非ポリマーコア分子から選択され、しかもそれらの光反応性種は、支持体表面の存在下で活性化される時に該コーティング剤を該表面に付着させるように適応されている少なくとも1個の第1光反応性種およびフリーラジカル重合性基の存在下で活性化される時にこれらの基の重合を開始させるように適応されている少なくとも1個の第2光反応性種を含み、しかも第2光反応性種はかかるフリーラジカル重合性基の不存在下で潜反応性状態に復帰するように適応されており、
c)該コーティング剤を該表面に第1光反応性種により光化学的に付着させかつ第2光反応性種が支持体表面に未結合のままにありそしてそれらの潜反応性状態に復帰するようにするのに適した条件下で、該支持体表面上の該剤を照射し、
d)フリーラジカル重合性基を有する複数の分子を供給し、そして
e)該支持体表面上において該重合性基の重合を開始させるために該コーティング剤の該復帰第2光反応性種を活性化するのに適した条件下で、重合性基を有する該分子を該支持体表面上の該コーティング剤の存在下で照射することを含む上記方法。
【請求項2】 共役環状ジケトンがキノンである、請求項1に記載の方法。
【請求項3】 キノンが、置換および未置換のベンゾキノン、ショウノウキノン、ナフトキノンおよびアントラキノンから選択される、請求項2に記載の方法。
【請求項4】 負荷電基が、独立的に、有機酸の塩から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項5】 有機酸が、スルホン酸、カルボン酸およびリン酸から選択される、請求項4に記載の方法。
【請求項6】 非ポリマーコア分子が環状基を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】 環状基がベンゼン基である、請求項6に記載の方法。
【請求項8】 (b)(ii)の光反応性種が、独立的に、アリールケトンである、請求項1〜7のいずれかに記載の方法。
【請求項9】 各アリールケトンが、独立的に、アセトフェノン、ベンゾフェノン、アントラキノン、アントロンおよびアントロン様複素環並びにそれらの置換誘導体の群から選択される、請求項8に記載の方法。
【請求項10】 支持体表面を照射してコーティング剤を表面に光化学的に付着させる工程、重合性基を供給する工程および復帰光反応性種を活性化して重合を開始させる工程を同時に遂行する、請求項1に記載の方法。
【請求項11】 支持体表面を照射してコーティング剤を表面に光化学的に付着させる工程、重合性基を供給する工程および復帰光反応性種を活性化して重合を開始させる工程を逐次的に遂行する、請求項1に記載の方法。
【請求項12】 (b)(ii)に記載されたコーティング剤を含みかつ相当する光反応性種をコア分子に付着させる1個またはそれ以上のスペーサー基を更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項13】 スペーサー基が各々、独立的に、式
−O−(CH2)n−〔ここで、nは少なくとも1に等しい整数である〕の基を含む、請求項12に記載の方法。
【請求項14】 スペーサー基が各々、独立的に、式
−(C2H4O)m−C2H4O−〔ここで、mは少なくとも1に等しい整数である〕の基を含む、請求項12に記載の方法。
【請求項15】 重合性基を有する分子が、水に対する高親和性を有する少なくとも1個の官能基を更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項16】 重合性基を有する分子が、モノマー重合性分子およびマクロマー重合性分子の群から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項17】 水に対する高親和性を有する官能基が、電気的に中性の親水性基を含む、請求項15に記載の方法。
【請求項18】 水に対する高親和性を有する官能基が、負荷電基を含む、請求項15に記載の方法。
【請求項19】 水に対する高親和性を有する官能基が、正荷電基を含む、請求項15に記載の方法。
【請求項20】 コーティング剤が、式
【化1】
〔ここで、
X1は、第1光反応性種を含み、
X2は、第2光反応性種を含み、
Yは、非ポリマーコア分子を含み、そして
Zは、少なくとも1個の荷電基を含む〕の化合物を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項21】 Yが環状基を含む、請求項20に記載の方法。
【請求項22】 環状基がベンゼン基である、請求項21に記載の方法。
【請求項23】 X1およびX2の光反応性種が、独立的に、アリールケトンである、請求項20に記載の方法。
【請求項24】 各アリールケトンが、独立的に、アセトフェノン、ベンゾフェノン、アントラキノン、アントロンおよびアントロン様複素環並びにそれらの置換誘導体の群から選択される、請求項23に記載の方法。
【請求項25】 光反応性種を含むX1およびX2が同一である、請求項20に記載の方法。
【請求項26】 光反応性種を含むX1およびX2が非同一である、請求項20に記載の方法。
【請求項27】 コーティング剤が、4,5−ビス(4−ベンゾイルフェニルメチレンオキシ)ベンゼン−1,3−ジスルホン酸塩、2,5−ビス(4−ベンゾイルフェニルメチレンオキシ)ベンゼン−1,4−ジスルホン酸塩および2,5−ビス(4−ベンゾイルフェニルメチレンオキシ)ベンゼン−1−スルホン酸塩の群から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項28】 コーティング系であって、
a)2個またはそれ以上の光反応性種および1個またはそれ以上の負荷電基を含むコーティング剤であって、
i)負荷電基を含む1個またはそれ以上の置換基が直接的または間接的のいずれかにて付着されている共役環状ジケトンであって、該ジケトンの各ケトン基は、フリーラジカルを与えるために活性化されることの可能な光反応性部として働くように適応されている該共役環状ジケトン、および
ii)負荷電基を含む1個またはそれ以上の置換基および2個またはそれ以上の光反応性種が直接的または間接的のいずれかにて付着されている非ポリマーコア分子であって、それらの光反応性種は別個の光反応性基として与えられている該非ポリマーコア分子から選択され、しかもそれらの光反応性種は、支持体表面の存在下で活性化される時に該コーティング剤を該表面に付着させるように適応されている少なくとも1個の第1光反応性種およびフリーラジカル重合性基の存在下で活性化される時にこれらの基の重合を開始させるように適応されている少なくとも1個の第2光反応性種を含み、しかも第2光反応性種はかかるフリーラジカル重合性基の不存在下で潜反応性状態に復帰するように適応されている該コーティング剤、および
b)フリーラジカル重合性基を有する複数の分子を含むコーティング系。
【請求項29】 負荷電基を含む1個またはそれ以上の置換基および2個またはそれ以上の光反応性種が直接的または間接的のいずれかにて付着されている非ポリマーコア分子を含むコーティング剤であって、それらの光反応性種は別個の光反応性基として与えられており、しかもそれらの光反応性種は、支持体表面の存在下で活性化される時に該コーティング剤を支持体表面に付着させるように適応されている少なくとも1個の第1光反応性種およびフリーラジカル重合性基の存在下で活性化される時にこれらの基の重合を開始させるように適応されている少なくとも1個の第2光反応性種を含み、しかも第2光反応性種はかかるフリーラジカル重合性基の不存在下で潜反応性状態に復帰するように適応されている上記コーティング剤。
【請求項30】 式
【化2】
〔ここで、
X1は、第1光反応性基を含み、
X2は、第2光反応性基を含み、
Yは、非ポリマーコア分子を含み、そして
Zは、少なくとも1個の荷電基を含む〕の化合物を含むコーティング剤。
【請求項31】 支持体表面をコーティング剤でコーティングして潜反応性基を与える方法であって、
a)支持体表面を用意し、
b)2個またはそれ以上の光反応性種および1個またはそれ以上の負荷電基を含むコーティング剤を該支持体表面に施用し、しかも該コーティング剤は
i)負荷電基を含む1個またはそれ以上の置換基が直接的または間接的のいずれかにて付着されている共役環状ジケトンであって、該ジケトンの各ケトン基は、フリーラジカルを与えるために活性化されることの可能な光反応性部として働くように適応されている該共役環状ジケトン、および
ii)負荷電基を含む1個またはそれ以上の置換基および2個またはそれ以上の光反応性種が直接的または間接的のいずれかにて付着されている非ポリマーコア分子であって、それらの光反応性種は別個の光反応性基として与えられている該非ポリマーコア分子から選択され、しかもそれらの光反応性種は、支持体表面の存在下で活性化される時に該コーティング剤を該表面に付着させるように適応されている少なくとも1個の第1光反応性種およびフリーラジカル重合性基の存在下で活性化される時にこれらの基の重合を開始させるように適応されている少なくとも1個の第2光反応性種を含み、しかも第2光反応性種はかかるフリーラジカル重合性基の不存在下で潜反応性状態に復帰するように適応されており、そして
c)該コーティング剤を該表面に第1光反応性種により光化学的に付着させかつ第2光反応性種が支持体表面に未結合のままにありそしてそれらの潜反応性状態に復帰するようにするのに適した条件下で、該支持体表面上の該剤を照射することを含む上記方法。
【請求項32】 支持体表面上に与えられたコーティング剤が、該表面に抗トロンボゲン形成性質を与える、請求項31に記載の方法。
【請求項33】 コーティング剤により支持体表面に付着されたポリマー層を含む被膜を有する支持体表面であって、該コーティング剤は2個またはそれ以上の光反応性種の残基および1個またはそれ以上の負荷電基を含み、しかも該コーティング剤は
i)負荷電基を含む1個またはそれ以上の置換基が直接的または間接的のいずれかにて付着されている共役環状ジケトンであって、該ジケトンの各ケトン基は、フリーラジカルを与えるために活性化されることの可能な光反応性部として働くように適応されていた該共役環状ジケトン、および
ii)負荷電基を含む1個またはそれ以上の置換基および2個またはそれ以上の光反応性種の残基が直接的または間接的のいずれかにて付着されている非ポリマーコア分子であって、それらの光反応性種は別個の光反応性基として与えられていた該非ポリマーコア分子から選択され、しかもそれらの光反応性種は、支持体表面の存在下で活性化される時に該コーティング剤を該表面に付着させるように適応されている少なくとも1個の第1光反応性種およびフリーラジカル重合性基の存在下で活性化される時にこれらの基の重合を開始させるように適応されている少なくとも1個の第2光反応性種、およびフリーラジカル重合性基を有する複数の分子を含んでいたものであり、しかも第2光反応性種はかかるフリーラジカル重合性基の不存在下で潜反応性状態に復帰するように適応されていた上記支持体表面。
【請求項34】 光反応性種が独立してアリールケトンである請求項10〜22、25〜27および31〜32のいずれかに記載の方法。
【請求項35】 光反応性種が独立してアリールケトンである請求項28に記載のコーティング系。
【請求項36】 光反応性種が独立してアリールケトンである請求項29または30に記載のコーティング剤。
【請求項37】 光反応性種が独立してアリールケトンである請求項33に記載の支持体。
【請求項38】 コーティング剤が、式
【化3】
〔ここで、
X1は、第1光反応性種を含み、
X2は、第2光反応性種を含み、
Yは、非ポリマーコア分子を含み、そして
Zは、少なくとも1個の荷電基を含む〕の化合物を含む請求項1に記載の方法であって;
前記X1およびX2の光反応性種が独立的に、アセトフェノン、ベンゾフェノンアントロンおよびアントロン様複素環並びにそれらの置換誘導体の群から選択されるアリールケトンであり、非ポリマーコア分子Yがベンゼン環であり、且つ、光反応性種が、独立的に、式
−O−(CH2)n−〔ここで、nは少なくとも1に等しい整数である〕、または式
−(C2H4O)m−C2H4O−〔ここで、mは少なくとも1に等しい整数である〕を含むスペーサー基を介し、非ポリマーコア分子Yに結合されたものである方法。
【請求項39】 式
【化4】
〔ここで、
X1は、第1光反応性基を含み、
X2は、第2光反応性基を含み、
Yは、非ポリマーコア分子を含み、そして
Zは、少なくとも1個の荷電基を含む〕の化合物を含むコーティング剤であって;
前記X1およびX2の光反応性種が独立的に、アセトフェノン、ベンゾフェノンアントロンおよびアントロン様複素環並びにそれらの置換誘導体の群から選択されるアリールケトンであり、非ポリマーコア分子Yがベンゼン環であり、且つ、光反応性種が、独立的に、式
−O−(CH2)n−〔ここで、nは少なくとも1に等しい整数である〕、または式
−(C2H4O)m−C2H4O−〔ここで、mは少なくとも1に等しい整数である〕を含むスペーサー基を介し、非ポリマーコア分子Yに結合されたものであるコーティング剤。
【請求項40】 前記コーティング剤が、式
【化5】
〔ここで、
X1は、第1光反応性基を含み、
X2は、第2光反応性基を含み、
Yは、非ポリマーコア分子を含み、そして
Zは、少なくとも1個の荷電基を含む〕の化合物を含むコーティング剤であって;
前記X1およびX2の光反応性種が独立的に、アセトフェノン、ベンゾフェノンアントロンおよびアントロン様複素環並びにそれらの置換誘導体の群から選択されるアリールケトンであり、非ポリマーコア分子Yがベンゼン環であり、且つ、光反応性種が、独立的に、式
−O−(CH2)n−〔ここで、nは少なくとも1に等しい整数である〕、または式
−(C2H4O)m−C2H4O−〔ここで、mは少なくとも1に等しい整数である〕を含むスペーサー基を介し、非ポリマーコア分子Yに結合されたコーティング剤である請求項28に記載のコーティング系。
【請求項41】 前記コーティング剤が、式
【化6】
〔ここで、
X1は、第1光反応性基を含み、
X2は、第2光反応性基を含み、
Yは、非ポリマーコア分子を含み、そして
Zは、少なくとも1個の荷電基を含む〕の化合物を含むコーティング剤であって;
前記X1およびX2の光反応性種が独立的に、アセトフェノン、ベンゾフェノンアントロンおよびアントロン様複素環並びにそれらの置換誘導体の群から選択されるアリールケトンであり、非ポリマーコア分子Yがベンゼン環であり、且つ、光反応性種が、独立的に、式
−O−(CH2)n−〔ここで、nは少なくとも1に等しい整数である〕、または式
−(C2H4O)m−C2H4O−〔ここで、mは少なくとも1に等しい整数である〕を含むスペーサー基を介し、非ポリマーコア分子Yに結合されたコーティング剤である請求項31に記載の方法。
【請求項42】 前記コーティング剤が、式
【化7】
〔ここで、
X1は、第1光反応性基を含み、
X2は、第2光反応性基を含み、
Yは、非ポリマーコア分子を含み、そして
Zは、少なくとも1個の荷電基を含む〕の化合物を含むコーティング剤であって;
前記X1およびX2の光反応性種が独立的に、アセトフェノン、ベンゾフェノンアントロンおよびアントロン様複素環並びにそれらの置換誘導体の群から選択されるアリールケトンであり、非ポリマーコア分子Yがベンゼン環であり、且つ、光反応性種が、独立的に、式
−O−(CH2)n−〔ここで、nは少なくとも1に等しい整数である〕、または式
−(C2H4O)m−C2H4O−〔ここで、mは少なくとも1に等しい整数である〕を含むスペーサー基を介し、非ポリマーコア分子Yに結合されたコーティング剤である請求項33に記載の支持体表面。
【請求項1】 ポリマー層を支持体表面上に形成させる方法であって、
a)支持体表面を用意し、
b)2個またはそれ以上の光反応性種および1個またはそれ以上の負荷電基を含むコーティング剤を該支持体表面に施用し、しかも該コーティング剤は
i)負荷電基を含む1個またはそれ以上の置換基が直接的または間接的のいずれかにて付着されている共役環状ジケトンであって、該ジケトンの各ケトン基は、フリーラジカルを与えるために活性化されることの可能な光反応性部として働くように適応されている該共役環状ジケトン、および
ii)負荷電基を含む1個またはそれ以上の置換基および2個またはそれ以上の光反応性種が直接的または間接的のいずれかにて付着されている非ポリマーコア分子であって、それらの光反応性種は別個の光反応性基として与えられている該非ポリマーコア分子から選択され、しかもそれらの光反応性種は、支持体表面の存在下で活性化される時に該コーティング剤を該表面に付着させるように適応されている少なくとも1個の第1光反応性種およびフリーラジカル重合性基の存在下で活性化される時にこれらの基の重合を開始させるように適応されている少なくとも1個の第2光反応性種を含み、しかも第2光反応性種はかかるフリーラジカル重合性基の不存在下で潜反応性状態に復帰するように適応されており、
c)該コーティング剤を該表面に第1光反応性種により光化学的に付着させかつ第2光反応性種が支持体表面に未結合のままにありそしてそれらの潜反応性状態に復帰するようにするのに適した条件下で、該支持体表面上の該剤を照射し、
d)フリーラジカル重合性基を有する複数の分子を供給し、そして
e)該支持体表面上において該重合性基の重合を開始させるために該コーティング剤の該復帰第2光反応性種を活性化するのに適した条件下で、重合性基を有する該分子を該支持体表面上の該コーティング剤の存在下で照射することを含む上記方法。
【請求項2】 共役環状ジケトンがキノンである、請求項1に記載の方法。
【請求項3】 キノンが、置換および未置換のベンゾキノン、ショウノウキノン、ナフトキノンおよびアントラキノンから選択される、請求項2に記載の方法。
【請求項4】 負荷電基が、独立的に、有機酸の塩から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項5】 有機酸が、スルホン酸、カルボン酸およびリン酸から選択される、請求項4に記載の方法。
【請求項6】 非ポリマーコア分子が環状基を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】 環状基がベンゼン基である、請求項6に記載の方法。
【請求項8】 (b)(ii)の光反応性種が、独立的に、アリールケトンである、請求項1〜7のいずれかに記載の方法。
【請求項9】 各アリールケトンが、独立的に、アセトフェノン、ベンゾフェノン、アントラキノン、アントロンおよびアントロン様複素環並びにそれらの置換誘導体の群から選択される、請求項8に記載の方法。
【請求項10】 支持体表面を照射してコーティング剤を表面に光化学的に付着させる工程、重合性基を供給する工程および復帰光反応性種を活性化して重合を開始させる工程を同時に遂行する、請求項1に記載の方法。
【請求項11】 支持体表面を照射してコーティング剤を表面に光化学的に付着させる工程、重合性基を供給する工程および復帰光反応性種を活性化して重合を開始させる工程を逐次的に遂行する、請求項1に記載の方法。
【請求項12】 (b)(ii)に記載されたコーティング剤を含みかつ相当する光反応性種をコア分子に付着させる1個またはそれ以上のスペーサー基を更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項13】 スペーサー基が各々、独立的に、式
−O−(CH2)n−〔ここで、nは少なくとも1に等しい整数である〕の基を含む、請求項12に記載の方法。
【請求項14】 スペーサー基が各々、独立的に、式
−(C2H4O)m−C2H4O−〔ここで、mは少なくとも1に等しい整数である〕の基を含む、請求項12に記載の方法。
【請求項15】 重合性基を有する分子が、水に対する高親和性を有する少なくとも1個の官能基を更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項16】 重合性基を有する分子が、モノマー重合性分子およびマクロマー重合性分子の群から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項17】 水に対する高親和性を有する官能基が、電気的に中性の親水性基を含む、請求項15に記載の方法。
【請求項18】 水に対する高親和性を有する官能基が、負荷電基を含む、請求項15に記載の方法。
【請求項19】 水に対する高親和性を有する官能基が、正荷電基を含む、請求項15に記載の方法。
【請求項20】 コーティング剤が、式
【化1】
〔ここで、
X1は、第1光反応性種を含み、
X2は、第2光反応性種を含み、
Yは、非ポリマーコア分子を含み、そして
Zは、少なくとも1個の荷電基を含む〕の化合物を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項21】 Yが環状基を含む、請求項20に記載の方法。
【請求項22】 環状基がベンゼン基である、請求項21に記載の方法。
【請求項23】 X1およびX2の光反応性種が、独立的に、アリールケトンである、請求項20に記載の方法。
【請求項24】 各アリールケトンが、独立的に、アセトフェノン、ベンゾフェノン、アントラキノン、アントロンおよびアントロン様複素環並びにそれらの置換誘導体の群から選択される、請求項23に記載の方法。
【請求項25】 光反応性種を含むX1およびX2が同一である、請求項20に記載の方法。
【請求項26】 光反応性種を含むX1およびX2が非同一である、請求項20に記載の方法。
【請求項27】 コーティング剤が、4,5−ビス(4−ベンゾイルフェニルメチレンオキシ)ベンゼン−1,3−ジスルホン酸塩、2,5−ビス(4−ベンゾイルフェニルメチレンオキシ)ベンゼン−1,4−ジスルホン酸塩および2,5−ビス(4−ベンゾイルフェニルメチレンオキシ)ベンゼン−1−スルホン酸塩の群から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項28】 コーティング系であって、
a)2個またはそれ以上の光反応性種および1個またはそれ以上の負荷電基を含むコーティング剤であって、
i)負荷電基を含む1個またはそれ以上の置換基が直接的または間接的のいずれかにて付着されている共役環状ジケトンであって、該ジケトンの各ケトン基は、フリーラジカルを与えるために活性化されることの可能な光反応性部として働くように適応されている該共役環状ジケトン、および
ii)負荷電基を含む1個またはそれ以上の置換基および2個またはそれ以上の光反応性種が直接的または間接的のいずれかにて付着されている非ポリマーコア分子であって、それらの光反応性種は別個の光反応性基として与えられている該非ポリマーコア分子から選択され、しかもそれらの光反応性種は、支持体表面の存在下で活性化される時に該コーティング剤を該表面に付着させるように適応されている少なくとも1個の第1光反応性種およびフリーラジカル重合性基の存在下で活性化される時にこれらの基の重合を開始させるように適応されている少なくとも1個の第2光反応性種を含み、しかも第2光反応性種はかかるフリーラジカル重合性基の不存在下で潜反応性状態に復帰するように適応されている該コーティング剤、および
b)フリーラジカル重合性基を有する複数の分子を含むコーティング系。
【請求項29】 負荷電基を含む1個またはそれ以上の置換基および2個またはそれ以上の光反応性種が直接的または間接的のいずれかにて付着されている非ポリマーコア分子を含むコーティング剤であって、それらの光反応性種は別個の光反応性基として与えられており、しかもそれらの光反応性種は、支持体表面の存在下で活性化される時に該コーティング剤を支持体表面に付着させるように適応されている少なくとも1個の第1光反応性種およびフリーラジカル重合性基の存在下で活性化される時にこれらの基の重合を開始させるように適応されている少なくとも1個の第2光反応性種を含み、しかも第2光反応性種はかかるフリーラジカル重合性基の不存在下で潜反応性状態に復帰するように適応されている上記コーティング剤。
【請求項30】 式
【化2】
〔ここで、
X1は、第1光反応性基を含み、
X2は、第2光反応性基を含み、
Yは、非ポリマーコア分子を含み、そして
Zは、少なくとも1個の荷電基を含む〕の化合物を含むコーティング剤。
【請求項31】 支持体表面をコーティング剤でコーティングして潜反応性基を与える方法であって、
a)支持体表面を用意し、
b)2個またはそれ以上の光反応性種および1個またはそれ以上の負荷電基を含むコーティング剤を該支持体表面に施用し、しかも該コーティング剤は
i)負荷電基を含む1個またはそれ以上の置換基が直接的または間接的のいずれかにて付着されている共役環状ジケトンであって、該ジケトンの各ケトン基は、フリーラジカルを与えるために活性化されることの可能な光反応性部として働くように適応されている該共役環状ジケトン、および
ii)負荷電基を含む1個またはそれ以上の置換基および2個またはそれ以上の光反応性種が直接的または間接的のいずれかにて付着されている非ポリマーコア分子であって、それらの光反応性種は別個の光反応性基として与えられている該非ポリマーコア分子から選択され、しかもそれらの光反応性種は、支持体表面の存在下で活性化される時に該コーティング剤を該表面に付着させるように適応されている少なくとも1個の第1光反応性種およびフリーラジカル重合性基の存在下で活性化される時にこれらの基の重合を開始させるように適応されている少なくとも1個の第2光反応性種を含み、しかも第2光反応性種はかかるフリーラジカル重合性基の不存在下で潜反応性状態に復帰するように適応されており、そして
c)該コーティング剤を該表面に第1光反応性種により光化学的に付着させかつ第2光反応性種が支持体表面に未結合のままにありそしてそれらの潜反応性状態に復帰するようにするのに適した条件下で、該支持体表面上の該剤を照射することを含む上記方法。
【請求項32】 支持体表面上に与えられたコーティング剤が、該表面に抗トロンボゲン形成性質を与える、請求項31に記載の方法。
【請求項33】 コーティング剤により支持体表面に付着されたポリマー層を含む被膜を有する支持体表面であって、該コーティング剤は2個またはそれ以上の光反応性種の残基および1個またはそれ以上の負荷電基を含み、しかも該コーティング剤は
i)負荷電基を含む1個またはそれ以上の置換基が直接的または間接的のいずれかにて付着されている共役環状ジケトンであって、該ジケトンの各ケトン基は、フリーラジカルを与えるために活性化されることの可能な光反応性部として働くように適応されていた該共役環状ジケトン、および
ii)負荷電基を含む1個またはそれ以上の置換基および2個またはそれ以上の光反応性種の残基が直接的または間接的のいずれかにて付着されている非ポリマーコア分子であって、それらの光反応性種は別個の光反応性基として与えられていた該非ポリマーコア分子から選択され、しかもそれらの光反応性種は、支持体表面の存在下で活性化される時に該コーティング剤を該表面に付着させるように適応されている少なくとも1個の第1光反応性種およびフリーラジカル重合性基の存在下で活性化される時にこれらの基の重合を開始させるように適応されている少なくとも1個の第2光反応性種、およびフリーラジカル重合性基を有する複数の分子を含んでいたものであり、しかも第2光反応性種はかかるフリーラジカル重合性基の不存在下で潜反応性状態に復帰するように適応されていた上記支持体表面。
【請求項34】 光反応性種が独立してアリールケトンである請求項10〜22、25〜27および31〜32のいずれかに記載の方法。
【請求項35】 光反応性種が独立してアリールケトンである請求項28に記載のコーティング系。
【請求項36】 光反応性種が独立してアリールケトンである請求項29または30に記載のコーティング剤。
【請求項37】 光反応性種が独立してアリールケトンである請求項33に記載の支持体。
【請求項38】 コーティング剤が、式
【化3】
〔ここで、
X1は、第1光反応性種を含み、
X2は、第2光反応性種を含み、
Yは、非ポリマーコア分子を含み、そして
Zは、少なくとも1個の荷電基を含む〕の化合物を含む請求項1に記載の方法であって;
前記X1およびX2の光反応性種が独立的に、アセトフェノン、ベンゾフェノンアントロンおよびアントロン様複素環並びにそれらの置換誘導体の群から選択されるアリールケトンであり、非ポリマーコア分子Yがベンゼン環であり、且つ、光反応性種が、独立的に、式
−O−(CH2)n−〔ここで、nは少なくとも1に等しい整数である〕、または式
−(C2H4O)m−C2H4O−〔ここで、mは少なくとも1に等しい整数である〕を含むスペーサー基を介し、非ポリマーコア分子Yに結合されたものである方法。
【請求項39】 式
【化4】
〔ここで、
X1は、第1光反応性基を含み、
X2は、第2光反応性基を含み、
Yは、非ポリマーコア分子を含み、そして
Zは、少なくとも1個の荷電基を含む〕の化合物を含むコーティング剤であって;
前記X1およびX2の光反応性種が独立的に、アセトフェノン、ベンゾフェノンアントロンおよびアントロン様複素環並びにそれらの置換誘導体の群から選択されるアリールケトンであり、非ポリマーコア分子Yがベンゼン環であり、且つ、光反応性種が、独立的に、式
−O−(CH2)n−〔ここで、nは少なくとも1に等しい整数である〕、または式
−(C2H4O)m−C2H4O−〔ここで、mは少なくとも1に等しい整数である〕を含むスペーサー基を介し、非ポリマーコア分子Yに結合されたものであるコーティング剤。
【請求項40】 前記コーティング剤が、式
【化5】
〔ここで、
X1は、第1光反応性基を含み、
X2は、第2光反応性基を含み、
Yは、非ポリマーコア分子を含み、そして
Zは、少なくとも1個の荷電基を含む〕の化合物を含むコーティング剤であって;
前記X1およびX2の光反応性種が独立的に、アセトフェノン、ベンゾフェノンアントロンおよびアントロン様複素環並びにそれらの置換誘導体の群から選択されるアリールケトンであり、非ポリマーコア分子Yがベンゼン環であり、且つ、光反応性種が、独立的に、式
−O−(CH2)n−〔ここで、nは少なくとも1に等しい整数である〕、または式
−(C2H4O)m−C2H4O−〔ここで、mは少なくとも1に等しい整数である〕を含むスペーサー基を介し、非ポリマーコア分子Yに結合されたコーティング剤である請求項28に記載のコーティング系。
【請求項41】 前記コーティング剤が、式
【化6】
〔ここで、
X1は、第1光反応性基を含み、
X2は、第2光反応性基を含み、
Yは、非ポリマーコア分子を含み、そして
Zは、少なくとも1個の荷電基を含む〕の化合物を含むコーティング剤であって;
前記X1およびX2の光反応性種が独立的に、アセトフェノン、ベンゾフェノンアントロンおよびアントロン様複素環並びにそれらの置換誘導体の群から選択されるアリールケトンであり、非ポリマーコア分子Yがベンゼン環であり、且つ、光反応性種が、独立的に、式
−O−(CH2)n−〔ここで、nは少なくとも1に等しい整数である〕、または式
−(C2H4O)m−C2H4O−〔ここで、mは少なくとも1に等しい整数である〕を含むスペーサー基を介し、非ポリマーコア分子Yに結合されたコーティング剤である請求項31に記載の方法。
【請求項42】 前記コーティング剤が、式
【化7】
〔ここで、
X1は、第1光反応性基を含み、
X2は、第2光反応性基を含み、
Yは、非ポリマーコア分子を含み、そして
Zは、少なくとも1個の荷電基を含む〕の化合物を含むコーティング剤であって;
前記X1およびX2の光反応性種が独立的に、アセトフェノン、ベンゾフェノンアントロンおよびアントロン様複素環並びにそれらの置換誘導体の群から選択されるアリールケトンであり、非ポリマーコア分子Yがベンゼン環であり、且つ、光反応性種が、独立的に、式
−O−(CH2)n−〔ここで、nは少なくとも1に等しい整数である〕、または式
−(C2H4O)m−C2H4O−〔ここで、mは少なくとも1に等しい整数である〕を含むスペーサー基を介し、非ポリマーコア分子Yに結合されたコーティング剤である請求項33に記載の支持体表面。
一つの観点において、本発明は、ポリマー層を支持体表面上に形成させる方法であって、
a)支持体表面を用意し、
b)2個またはそれ以上の光反応性種および1個またはそれ以上の負荷電基を含むコーティング剤を該支持体表面に施用し、しかも該コーティング剤は
i)負荷電基を含む1個またはそれ以上の置換基が直接的または間接的のいずれかにて付着されている共役環状ジケトンであって、該ジケトンの各ケトン基は、フリーラジカルを与えるために活性化されることの可能な光反応性部として働くように適応されている該共役環状ジケトン、および
ii)負荷電基を含む1個またはそれ以上の置換基および2個またはそれ以上の光反応性種が直接的または間接的のいずれかにて付着されている非ポリマーコア分子であって、それらの光反応性種は別個の光反応性基として与えられている該非ポリマーコア分子
から選択され、しかもそれらの光反応性種は、支持体表面の存在下で活性化される時に該コーティング剤を該表面に付着させるように適応されている少なくとも1個の第1光反応性種およびフリーラジカル重合性基の存在下で活性化される時にこれらの基の重合を開始させるように適応されている少なくとも1個の第2光反応性種を含み、しかも第2光反応性種はかかるフリーラジカル重合性基の不存在下で潜反応性状態に復帰するように適応されており、
c)該コーティング剤を該表面に第1光反応性種により光化学的に付着させかつ第2光反応性種が支持体表面に未結合のままにありそしてそれらの潜反応性状態に復帰するようにするのに適した条件下で、該支持体表面上の該剤を照射し、
d)フリーラジカル重合性基を有する複数の分子を供給し、そして
e)該支持体表面上において該重合性基の重合を開始させるために該コーティング剤の該復帰第2光反応性種を活性化するのに適した条件下で、重合性基を有する該分子を該支持体表面上の該コーティング剤の存在下で照射する
ことを含む上記方法を提供する。
a)支持体表面を用意し、
b)2個またはそれ以上の光反応性種および1個またはそれ以上の負荷電基を含むコーティング剤を該支持体表面に施用し、しかも該コーティング剤は
i)負荷電基を含む1個またはそれ以上の置換基が直接的または間接的のいずれかにて付着されている共役環状ジケトンであって、該ジケトンの各ケトン基は、フリーラジカルを与えるために活性化されることの可能な光反応性部として働くように適応されている該共役環状ジケトン、および
ii)負荷電基を含む1個またはそれ以上の置換基および2個またはそれ以上の光反応性種が直接的または間接的のいずれかにて付着されている非ポリマーコア分子であって、それらの光反応性種は別個の光反応性基として与えられている該非ポリマーコア分子
から選択され、しかもそれらの光反応性種は、支持体表面の存在下で活性化される時に該コーティング剤を該表面に付着させるように適応されている少なくとも1個の第1光反応性種およびフリーラジカル重合性基の存在下で活性化される時にこれらの基の重合を開始させるように適応されている少なくとも1個の第2光反応性種を含み、しかも第2光反応性種はかかるフリーラジカル重合性基の不存在下で潜反応性状態に復帰するように適応されており、
c)該コーティング剤を該表面に第1光反応性種により光化学的に付着させかつ第2光反応性種が支持体表面に未結合のままにありそしてそれらの潜反応性状態に復帰するようにするのに適した条件下で、該支持体表面上の該剤を照射し、
d)フリーラジカル重合性基を有する複数の分子を供給し、そして
e)該支持体表面上において該重合性基の重合を開始させるために該コーティング剤の該復帰第2光反応性種を活性化するのに適した条件下で、重合性基を有する該分子を該支持体表面上の該コーティング剤の存在下で照射する
ことを含む上記方法を提供する。
本発明の方法は、コーティング剤として慣用の化合物を用いて遂行され得、しかして該化合物のいくつかは、アントラキノンおよびショウノウキノン誘導体たとえばアントラキノンスルホン酸塩およびショウノウキノンスルホン酸塩のように商業的に入手できる。このタイプの適当な化合物の例は、負荷電基を含む1個またはそれ以上の置換基が直接的または間接的のいずれかにて付着されている共役環状ジケトンであって、該ジケトンの各ケトン基は、フリーラジカルを与えるために活性化されることの可能な光反応性部として働くように適応されている該共役環状ジケトンを含む。しかしながら、特に好ましい具体的態様において、本発明の或るコーティング剤は、単独で新規であると信じられる。一つのかかる具体的態様において、コーティング剤は、負荷電基を含む1個またはそれ以上の置換基および2個またはそれ以上の光反応性種が付着されている環状炭化水素コアであって、それらの光反応性種は別個の光反応性基として与えられている該環状炭化水素コアを含む。
一つの観点において、本発明は、負荷電基を含む1個またはそれ以上の置換基および2個またはそれ以上の光反応性種が直接的または間接的のいずれかにて付着されている非ポリマーコア分子であって、それらの光反応性種は別個の光反応性基として与えられている該非ポリマーコア分子を含むコーティング剤を提供する。本発明によれば、光反応性種は、コーティング剤を表面に付着させるように適応されている1個またはそれ以上の第1光反応性種および光重合を開始させるように適応されている1個またはそれ以上の第2光反応性種を含む。
別の具体的態様において、本発明のコーティング剤は、単独で新規であると信じられ、そして負荷電基を含む1個またはそれ以上の置換基および2個またはそれ以上の光反応性種が直接的または間接的のいずれかにて付着されている非ポリマーコア分子であって、それらの光反応性種は別個の光反応性基として与えられている該非ポリマーコア分子を含む。好ましい具体的態様において、かかるコーティング剤は、4,5−ビス(4−ベンゾイルフェニルメチレンオキシ)ベンゼン−1,3−ジスルホン酸二カリウム塩(DBDS)、2,5−ビス(4−ベンゾイルフェニルメチレンオキシ)ベンゼン−1,4−ジスルホン酸二カリウム塩(DBHQ)、ハイドロキノン誘導体、アントラキノン誘導体およびショウノウキノン誘導体の群から選択される。最適には、コーティング剤は、DBDS、DBHQおよび2,5−ビス(4−ベンゾイルフェニルメチレンオキシ)ベンゼン−1−スルホン酸一(または二)ナトリウム塩から選択される。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
PCT/US1999/021247 WO2001021326A1 (en) | 1999-09-22 | 1999-09-22 | Water-soluble coating agents bearing initiator groups and coating process |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010229101A Division JP5607486B2 (ja) | 2010-10-08 | 2010-10-08 | 開始剤基を有する水溶性コーティング剤およびコーティング方法 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003509211A JP2003509211A (ja) | 2003-03-11 |
JP2003509211A5 true JP2003509211A5 (ja) | 2009-11-19 |
JP4782338B2 JP4782338B2 (ja) | 2011-09-28 |
Family
ID=22273614
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001524742A Expired - Lifetime JP4782338B2 (ja) | 1999-09-22 | 1999-09-22 | 開始剤基を有する水溶性コーティング剤およびコーティング方法 |
Country Status (8)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US6669994B2 (ja) |
EP (1) | EP1131167B1 (ja) |
JP (1) | JP4782338B2 (ja) |
AT (1) | ATE270590T1 (ja) |
AU (1) | AU770404B2 (ja) |
CA (1) | CA2348398C (ja) |
DE (1) | DE69918568T2 (ja) |
WO (1) | WO2001021326A1 (ja) |
Families Citing this family (79)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5250361A (en) * | 1988-09-28 | 1993-10-05 | Ricoh Company Ltd. | Thermal image transfer recording medium |
JP4782338B2 (ja) * | 1999-09-22 | 2011-09-28 | サーモディクス,インコーポレイティド | 開始剤基を有する水溶性コーティング剤およびコーティング方法 |
US6278018B1 (en) | 1999-12-14 | 2001-08-21 | Surmodics, Inc. | Surface coating agents |
JP2003535351A (ja) * | 2000-06-02 | 2003-11-25 | エペンドルフ アーゲー | バイオ分子を固定しマイクロアレーの出発製品として役立つ表面機能化担体の製造法 |
DE60118933T2 (de) | 2000-08-15 | 2006-11-30 | SurModics, Inc., Eden Prairie | Matrix zur aufnahme von arzneimitteln |
EP1363684B1 (en) * | 2001-02-28 | 2004-11-10 | Uroteq Inc. | Method of making anti-microbial polymeric surfaces |
ES2275872T3 (es) * | 2001-05-11 | 2007-06-16 | Poly-An Gesellschaft Zur Herstellung Von Polymeren Fur Spezielle Anwendungen Und Analytik Mbh | Procedimiento de reduccion de la propension a la adsorcion de moleculas o de celulas biologicas sobre una superficie. |
US6444318B1 (en) | 2001-07-17 | 2002-09-03 | Surmodics, Inc. | Self assembling monolayer compositions |
ATE468179T1 (de) * | 2001-07-17 | 2010-06-15 | Surmodics Inc | Verfahren zur herstellung von selbst zusammengesetzten einzelschichten auf substraten und beschichteter oberfläche |
US7348055B2 (en) | 2001-12-21 | 2008-03-25 | Surmodics, Inc. | Reagent and method for providing coatings on surfaces |
US7629016B2 (en) * | 2002-06-10 | 2009-12-08 | Council of Industrial and Scientific Research | Process for photochemical activation of polymer surface and immobilization of biomolecules onto the activated surface |
DE10234398B4 (de) * | 2002-07-23 | 2006-07-27 | Ls-Medcap Gmbh | Beschichtungszusammensetzung für eine implantierbare medizinische Vorrichtung und Verfahren zur Beschichtung einer solchen Vorrichtung und seine Verwendung |
DE10238559A1 (de) * | 2002-08-22 | 2004-03-04 | Fresenius Medical Care Deutschland Gmbh | Verfahren zur Immobilisierung von Hydrogel-bildenden Polymeren auf Polymersubstratoberflächen |
US7285363B2 (en) * | 2002-11-08 | 2007-10-23 | The University Of Connecticut | Photoactivators, methods of use, and the articles derived therefrom |
US7041174B2 (en) | 2003-02-19 | 2006-05-09 | Sunmodics,Inc. | Grafting apparatus and method of using |
US20050065227A1 (en) * | 2003-09-22 | 2005-03-24 | Condon John R. | Visible-light sensitive macro-initiator |
WO2005037338A1 (en) * | 2003-10-14 | 2005-04-28 | Cook Incorporated | Hydrophilic coated medical device |
US8202833B2 (en) * | 2003-11-26 | 2012-06-19 | Surmodics, Inc. | Composition containing biocompatible polymerization accelerator and polymerizable material |
JP2007530173A (ja) * | 2004-03-26 | 2007-11-01 | サーモディクス,インコーポレイティド | 生体適合性表面のための方法およびシステム |
EP1732619A1 (en) * | 2004-03-26 | 2006-12-20 | SurModics, Inc. | Composition and method for preparing biocompatible surfaces |
US20050256510A1 (en) * | 2004-04-28 | 2005-11-17 | Medtronic, Inc. | Ventriculo-sinus shunting for disease treatment |
US20060013853A1 (en) * | 2004-07-19 | 2006-01-19 | Richard Robert E | Medical devices having conductive substrate and covalently bonded coating layer |
EP1630209A1 (en) | 2004-08-10 | 2006-03-01 | DSM IP Assets B.V. | Coating composition, coating and object coated with the coating composition |
MX2007006335A (es) | 2004-11-29 | 2007-07-13 | Dsm Ip Assets Bv | Metodo para reducir la cantidad de componentes que pueden migrar de revestimientos polimericos. |
EP1827551A1 (en) * | 2004-12-06 | 2007-09-05 | SurModics, Inc. | Multifunctional medical articles |
US7416883B2 (en) * | 2005-05-24 | 2008-08-26 | Steris Inc. | Biological indicator |
US7772393B2 (en) * | 2005-06-13 | 2010-08-10 | Innovative Surface Technologies, Inc. | Photochemical crosslinkers for polymer coatings and substrate tie-layer |
EP1893162A2 (en) * | 2005-06-15 | 2008-03-05 | SurModics, Inc. | Macromer composition including light activated initiator |
CN101253259A (zh) * | 2005-07-20 | 2008-08-27 | 苏尔莫迪克斯公司 | 聚合物涂覆的纳米原纤结构和用于细胞维持和分化的方法 |
US20070141365A1 (en) * | 2005-08-26 | 2007-06-21 | Jelle Bruce M | Silane Coating Compositions, Coating Systems, and Methods |
US8277928B2 (en) * | 2005-11-08 | 2012-10-02 | Surmodics, Inc. | Ultra-thin photo-polymer coatings and uses thereof |
US7914841B2 (en) * | 2006-02-09 | 2011-03-29 | Cook Medical Technologies Llc | Inline application of coatings |
US20080166563A1 (en) * | 2007-01-04 | 2008-07-10 | Goodrich Corporation | Electrothermal heater made from thermally conducting electrically insulating polymer material |
WO2009002869A2 (en) * | 2007-06-22 | 2008-12-31 | Innovative Surface Technologies, Inc. | Nanofibers containing latent reactive groups |
WO2009002858A2 (en) | 2007-06-22 | 2008-12-31 | Innovative Surface Technologies, Inc. | Stimuli responsive nanofibers |
US20090022805A1 (en) * | 2007-06-28 | 2009-01-22 | Joram Slager | Polypeptide microparticles having sustained release characteristics, methods and uses |
US20090098359A1 (en) * | 2007-10-11 | 2009-04-16 | Waller Jr Clinton P | Hydrophilic porous substrates |
US8652582B2 (en) | 2008-05-30 | 2014-02-18 | 3M Innovative Properties Company | Method of making ligand functionalized substrates |
JP2011523965A (ja) | 2008-05-30 | 2011-08-25 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | リガンド官能化基材 |
EP2331644A1 (en) * | 2008-09-05 | 2011-06-15 | Innovative Surface Technologies, Inc. | Photoactivatable crosslinker compositions for surface modification |
US8551894B2 (en) * | 2008-09-19 | 2013-10-08 | 3M Innovative Properties Company | Ligand graft functionalized substrates |
ES2432388T3 (es) * | 2008-12-05 | 2013-12-03 | Semprus Biosciences Corporation | Composiciones antiincrustantes, antimicrobianas y antitrombogénicas de injerto desde la superficie |
US8308699B2 (en) | 2008-12-05 | 2012-11-13 | Semprus Biosciences Corp. | Layered non-fouling, antimicrobial antithrombogenic coatings |
US8691983B2 (en) | 2009-03-03 | 2014-04-08 | Innovative Surface Technologies, Inc. | Brush polymer coating by in situ polymerization from photoreactive surface |
CN102356315A (zh) * | 2009-03-20 | 2012-02-15 | 安塔纳公司 | 含有在其表面固定的细胞的质量敏感性传感器及利用所述传感器检测配体结合的方法 |
JP2012531531A (ja) | 2009-06-23 | 2012-12-10 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 官能化不織布物品 |
WO2011072199A2 (en) * | 2009-12-10 | 2011-06-16 | Surmodics, Inc. | Water-soluble degradable photo-crosslinker |
US8377672B2 (en) | 2010-02-18 | 2013-02-19 | 3M Innovative Properties Company | Ligand functionalized polymers |
EP2889625B1 (en) | 2010-03-03 | 2016-09-14 | 3M Innovative Properties Company | Ligand guanidinyl functionalized polymers |
MX339181B (es) | 2010-03-30 | 2016-05-16 | Surmodics Inc | Foto reticulador degradable. |
US20110305898A1 (en) | 2010-06-09 | 2011-12-15 | Zheng Zhang | Non-fouling, anti-microbial, anti-thrombogenic graft compositions |
US8574660B2 (en) | 2010-06-09 | 2013-11-05 | Semprus Biosciences Corporation | Articles having non-fouling surfaces and processes for preparing the same without altering bulk physical properties |
SG186180A1 (en) | 2010-06-09 | 2013-01-30 | Semprus Biosciences Corp | Non-fouling, anti-microbial, anti-thrombogenic graft-from compositions |
US10315987B2 (en) | 2010-12-13 | 2019-06-11 | Surmodics, Inc. | Photo-crosslinker |
US20120171769A1 (en) * | 2010-12-30 | 2012-07-05 | Mcgonigle Joseph S | Cell attachment coatings and methods |
WO2012170706A2 (en) * | 2011-06-08 | 2012-12-13 | Surmodics, Inc. | Photo-vinyl linking agents |
JP2015502437A (ja) | 2011-12-14 | 2015-01-22 | センプラス・バイオサイエンシーズ・コーポレイションSemprus Biosciences Corp. | ランタニド又は遷移金属酸化剤を用いて改質したシリコーンヒドロゲルコンタクトレンズ |
MX2014007204A (es) | 2011-12-14 | 2015-04-14 | Semprus Biosciences Corp | Proceso de uv de multietapas para crear lentes de contacto modificadas en la superficie. |
MX2014007203A (es) | 2011-12-14 | 2015-04-14 | Semprus Biosciences Corp | Proceso de imbibicion para modificacion de superficie de lente de contacto. |
JP2015508425A (ja) | 2011-12-14 | 2015-03-19 | センプラス・バイオサイエンシーズ・コーポレイションSemprus Biosciences Corp. | 表面改質したコンタクトレンズ |
WO2013090813A1 (en) | 2011-12-14 | 2013-06-20 | Semprus Biosciences Corp. | Redox processes for contact lens modification |
US10913875B2 (en) | 2012-03-30 | 2021-02-09 | Sirrus, Inc. | Composite and laminate articles and polymerizable systems for producing the same |
JP5812935B2 (ja) * | 2012-05-16 | 2015-11-17 | 住友ゴム工業株式会社 | 表面改質方法及び表面改質弾性体 |
US9827401B2 (en) | 2012-06-01 | 2017-11-28 | Surmodics, Inc. | Apparatus and methods for coating medical devices |
EP2855030B1 (en) | 2012-06-01 | 2019-08-21 | SurModics, Inc. | Apparatus and method for coating balloon catheters |
WO2014004997A1 (en) | 2012-06-29 | 2014-01-03 | Surmodics, Inc. | Cell attachment coatings and methods using phosphorous-containing photoreagent |
JP6063167B2 (ja) * | 2012-08-02 | 2017-01-18 | 住友ゴム工業株式会社 | 表面改質方法及び表面改質弾性体 |
JP6030374B2 (ja) * | 2012-08-02 | 2016-11-24 | 住友ゴム工業株式会社 | 表面改質方法並びに表面改質弾性体、注射器用ガスケット及びタイヤ |
CN102793947B (zh) * | 2012-08-28 | 2015-05-20 | 广州有色金属研究院 | 一种可降解镁及其合金的表面改性方法 |
US11090468B2 (en) | 2012-10-25 | 2021-08-17 | Surmodics, Inc. | Apparatus and methods for coating medical devices |
CN105008438B (zh) * | 2012-11-16 | 2019-10-22 | 拜奥福米克斯公司 | 塑料粘结体系及方法 |
JP6053482B2 (ja) * | 2012-11-30 | 2016-12-27 | 住友ゴム工業株式会社 | 注射器用ガスケットの製造方法 |
WO2014110407A2 (en) | 2013-01-11 | 2014-07-17 | Surmodics, Inc. | Conductive polymers and uses |
US9272075B2 (en) | 2013-02-04 | 2016-03-01 | W.L. Gore & Associates, Inc. | Coating for substrate |
US9447304B2 (en) | 2013-03-14 | 2016-09-20 | W. L. Gore & Associates, Inc. | Coating for a surface |
US9334430B1 (en) | 2015-05-29 | 2016-05-10 | Sirrus, Inc. | Encapsulated polymerization initiators, polymerization systems and methods using the same |
WO2020112816A1 (en) | 2018-11-29 | 2020-06-04 | Surmodics, Inc. | Apparatus and methods for coating medical devices |
CN111514378B (zh) * | 2019-02-02 | 2021-03-09 | 江苏百赛飞生物科技有限公司 | 中心静脉导管及其制备方法和包括其的医疗器械 |
US11819590B2 (en) | 2019-05-13 | 2023-11-21 | Surmodics, Inc. | Apparatus and methods for coating medical devices |
Family Cites Families (23)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3927079A (en) * | 1974-02-25 | 1975-12-16 | Sandoz Ag | Bis-substituted or unsubstituted-p-benzoylbenzyl acetic acids |
US4315998A (en) | 1974-06-12 | 1982-02-16 | Research Corporation | Polymer-bound photosensitizing catalysts |
DE2902959C2 (de) | 1979-01-26 | 1984-11-29 | Battelle-Institut E.V., 6000 Frankfurt | Verfahren zur Oberflächenmodifizierung von Kunststoffen, Azido- bzw. Diazoderivate und deren Herstellung |
US4331697A (en) * | 1980-09-02 | 1982-05-25 | Teijin Limited | Novel heparin derivative, method for production thereof, and method for rendering biomedical materials antithrombotic by use of the novel heparin derivative |
US5002582A (en) | 1982-09-29 | 1991-03-26 | Bio-Metric Systems, Inc. | Preparation of polymeric surfaces via covalently attaching polymers |
US4722906A (en) | 1982-09-29 | 1988-02-02 | Bio-Metric Systems, Inc. | Binding reagents and methods |
US5512329A (en) | 1982-09-29 | 1996-04-30 | Bsi Corporation | Substrate surface preparation |
US4973493A (en) | 1982-09-29 | 1990-11-27 | Bio-Metric Systems, Inc. | Method of improving the biocompatibility of solid surfaces |
US4979959A (en) | 1986-10-17 | 1990-12-25 | Bio-Metric Systems, Inc. | Biocompatible coating for solid surfaces |
US5290548A (en) * | 1987-04-10 | 1994-03-01 | University Of Florida | Surface modified ocular implants, surgical instruments, devices, prostheses, contact lenses and the like |
MX169037B (es) * | 1988-03-29 | 1993-06-17 | Rohm & Haas | Procedimiento para preparar revestimientos fotocurados |
JPH05310979A (ja) * | 1991-05-10 | 1993-11-22 | Terumo Corp | 表面グラフト重合法 |
US5573934A (en) * | 1992-04-20 | 1996-11-12 | Board Of Regents, The University Of Texas System | Gels for encapsulation of biological materials |
US5414075A (en) * | 1992-11-06 | 1995-05-09 | Bsi Corporation | Restrained multifunctional reagent for surface modification |
TW328535B (en) * | 1993-07-02 | 1998-03-21 | Novartis Ag | Functional photoinitiators and their manufacture |
TW353086B (en) * | 1994-12-30 | 1999-02-21 | Novartis Ag | Method for multistep coating of a surface |
US5783502A (en) * | 1995-06-07 | 1998-07-21 | Bsi Corporation | Virus inactivating coatings |
US5714360A (en) * | 1995-11-03 | 1998-02-03 | Bsi Corporation | Photoactivatable water soluble cross-linking agents containing an onium group |
US6121027A (en) * | 1997-08-15 | 2000-09-19 | Surmodics, Inc. | Polybifunctional reagent having a polymeric backbone and photoreactive moieties and bioactive groups |
US5858653A (en) * | 1997-09-30 | 1999-01-12 | Surmodics, Inc. | Reagent and method for attaching target molecules to a surface |
JPH11269209A (ja) * | 1998-03-24 | 1999-10-05 | Nippon Soda Co Ltd | オニウム塩化合物及びそれを含む光硬化性組成物 |
US6358557B1 (en) | 1999-09-10 | 2002-03-19 | Sts Biopolymers, Inc. | Graft polymerization of substrate surfaces |
JP4782338B2 (ja) * | 1999-09-22 | 2011-09-28 | サーモディクス,インコーポレイティド | 開始剤基を有する水溶性コーティング剤およびコーティング方法 |
-
1999
- 1999-09-22 JP JP2001524742A patent/JP4782338B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1999-09-22 WO PCT/US1999/021247 patent/WO2001021326A1/en active IP Right Grant
- 1999-09-22 AU AU62499/99A patent/AU770404B2/en not_active Ceased
- 1999-09-22 EP EP99949672A patent/EP1131167B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1999-09-22 AT AT99949672T patent/ATE270590T1/de not_active IP Right Cessation
- 1999-09-22 DE DE69918568T patent/DE69918568T2/de not_active Expired - Lifetime
- 1999-09-22 CA CA002348398A patent/CA2348398C/en not_active Expired - Lifetime
-
2001
- 2001-04-23 US US09/840,406 patent/US6669994B2/en not_active Expired - Lifetime
-
2003
- 2003-12-23 US US10/745,080 patent/US7087658B2/en not_active Expired - Lifetime
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2003509211A5 (ja) | ||
AU770404B2 (en) | Water-soluble coating agents bearing initiator groups and coating process | |
DE69933283T2 (de) | Photoaktivierbare nukleinsäure-derivate | |
JP4800538B2 (ja) | 表面被覆剤 | |
JP2003517083A5 (ja) | ||
US10315987B2 (en) | Photo-crosslinker | |
US7736689B2 (en) | Reagent and method for providing coatings on surfaces | |
BE1014218A5 (fr) | Monoacylalkylphosphines organometalliques, leur preparation et leur utilisation comme produits de depart dans la preparation de phosphines, leurs oxydes ou leurs sulfures. | |
JP4171073B2 (ja) | 不揮発性フェニルグリオキシル酸エステル | |
US20110144373A1 (en) | Water-soluble degradable photo-crosslinker | |
FR2781794A1 (fr) | Compose photo-initiateur, composition le contenant, et leurs utilisations | |
JP2011078316A (ja) | 細胞培養用支持体およびその製造方法 | |
DE69917261T2 (de) | Photoinitiatoren und ihre Verwendungen | |
JP5607486B2 (ja) | 開始剤基を有する水溶性コーティング剤およびコーティング方法 | |
JPH0643574B2 (ja) | 有機ガラス用の放射硬化性の耐スクラツチ被覆剤およびその製造法 | |
FI64656C (fi) | Foerfarande foer framstaellning av en fotoresistbild | |
JP4244327B2 (ja) | 表面グラフト材料およびそれを用いたグラフトパターン形成方法 | |
JP2015528759A (ja) | 物品の表面のエピラム化のための作用剤 | |
JP4950404B2 (ja) | オルガノシリコン化合物、その製造方法および使用 | |
WO2018078929A1 (ja) | パターン形成方法、下地剤及び積層体 | |
EP1248859B1 (fr) | Procedes de synthese et d'immobilisation d'acides nucleiques sur un support solide silanise | |
CN101185024B (zh) | 接枝图案形成方法、通过该方法得到的接枝图案材料和使用其的平版印刷方法 | |
JP2004051785A5 (ja) | ||
KR20240076714A (ko) | 상분리 구조 형성용 수지 조성물, 상분리 구조를 포함하는 구조체의 제조 방법, 및, 블록 코폴리머 | |
US20040122125A1 (en) | Lactone compounds as novel photoinitiators |