JP2003336215A - 鋼桁と鉄筋コンクリート橋脚との接合構造及び接合方法 - Google Patents

鋼桁と鉄筋コンクリート橋脚との接合構造及び接合方法

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JP2003336215A
JP2003336215A JP2002148472A JP2002148472A JP2003336215A JP 2003336215 A JP2003336215 A JP 2003336215A JP 2002148472 A JP2002148472 A JP 2002148472A JP 2002148472 A JP2002148472 A JP 2002148472A JP 2003336215 A JP2003336215 A JP 2003336215A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鋼桁と鉄筋コンクリート橋脚との剛結部に配
筋する鉄筋を省略し、かつコンクリートの施工性を向上
し、鋼桁と鉄筋コンクリート橋脚との接合面のコンクリ
ートの圧壊を防止することのできる鋼桁と鉄筋コンクリ
ート橋脚との接合構造及び接合方法を提供する。 【解決手段】 鋼管10が一体に設けられて対向配置さ
れた鋼桁1からなる主桁Gと、上部が下部橋脚P1から
突出した主鉄骨50とを有し、主鉄骨50の突出部に鋼
桁1に設けた鋼管10を嵌合し、下部橋脚P1と主桁G
との間にコンクリート51を打設すると共に鋼管10内
にコンクリートを充填し、主桁Gを橋脚Pに剛結合し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鋼桁と鉄筋コンク
リート橋脚との接合構造及び接合方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】鋼桁と鉄筋コンクリート橋脚とを剛結合
した橋梁の一例として、特開平8−302919号公報
に記載された発明がある。この発明に係る複合部材の接
合構造は、鋼構造梁部材の接合端を形成する鋼製主桁
と、鉄筋コンクリート橋脚の頂部から鋼製主桁内に延在
するように設けられた鉄筋コンクリート梁の接合端とを
直接相互に一体的に接合したものである。
【0003】そして、施工にあたっては、鉄筋を配筋し
コンクリートを打設して鉄筋コンクリート橋脚の一部を
建設し、その頂部に仮受け材を設置してさらにこの仮受
け材上に鋼製主桁を設置し、この仮受け材の下端部より
上方の部分に鉄筋を配筋してこの部分にコンクリートを
打設し、鉄筋コンクリート橋脚の完成と共に橋脚と鋼製
主桁を一体化するようにしたものであり、鉄筋コンクリ
ート橋脚から鋼製主桁への力の伝達は、鋼製主桁に設け
たスタッドを介して行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の接
合構造においては、鋼製主桁と鉄筋コンクリート橋脚と
をスタッドを介して接合するため、スタッドの設置に付
随して多量の鉄筋が必要となり、配筋が面倒でコストア
ップになるばかりでなく、コンクリートの施工性が悪い
という問題がある。また、鋼製主桁の下フランジあるい
は横桁ウエブと、鉄筋コンクリート橋脚との接合面のコ
ンクリートに過大な支圧応力が発生するため、この部分
のコンクリートが圧壊して剥離するおそれがある。
【0005】本発明は、上記の課題を解決するためにな
されたもので、鋼桁と鉄筋コンクリート橋脚との剛結部
に配筋する鉄筋を省略し、かつコンクリートの施工性を
向上し、鋼桁と鉄筋コンクリート橋脚との接合面のコン
クリートの圧壊を防止することのできる鋼桁と鉄筋コン
クリート橋脚との接合構造及び接合方法を提供すること
を目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】(1)本発明に係る鋼桁
と鉄筋コンクリート橋脚との接合構造は、鋼管が一体に
設けられて対向配置された鋼桁からなる主桁と、上部が
下部橋脚から突出した主鉄骨あるいは主鉄筋とを有し、
該主鉄骨あるいは主鉄筋の突出部に前記鋼桁に設けた鋼
管を嵌合し、前記下部橋脚と主桁との間にコンクリート
を打設すると共に前記鋼管内にコンクリートを充填し、
前記主桁を橋脚に剛結合したものである。
【0007】(2)上記(1)の鋼桁に一体に設けた鋼
管に代えて、対向配置された鋼桁を連結する連結板に鋼
管を設けた。 (3)上記(1)の鋼桁をI形断面の鋼桁又は鋼箱桁で
構成した。
【0008】(4)また、本発明に係る鋼桁と鉄筋コン
クリート橋脚との接合構造は、対向配置された鋼桁の間
に多室セル横桁を接合してなる主桁と、上部が下部橋脚
から突出した主鉄骨あるいは主鉄筋とを有し、前記主鉄
骨あるいは主鉄筋の突出部に前記多室セル横桁のセル室
を嵌合し、前記下部橋脚と主桁との間にコンクリートを
打設すると共に前記セル室にコンクリートを充填し、前
記主桁を橋脚に剛結合したものである。
【0009】(5)上記(1)〜(4)のいずれかの鋼
桁の下フランジの支圧応力卓越部に弾性体を設置した。
【0010】(6)本発明に係る鋼桁と鉄筋コンクリー
ト橋脚との接合方法は、下部が下部橋脚に埋設された主
鉄骨あるいは主鉄筋の上部に、鋼桁に又は鋼箱桁に設け
た鋼管を嵌合して前記鋼桁又は鋼箱桁を対向配置し、連
結板で連結して主桁を構成する工程と、前記下部橋脚と
主桁との間にコンクリートを打設して前記下部橋脚と一
体化する工程と、前記鋼管内にコンクリートを充填する
工程とを含むものである。
【0011】(7)本発明に係る鋼桁と鉄筋コンクリー
ト橋脚との接合方法は、下部が下部橋脚に埋設された主
鉄骨あるいは主鉄筋の上部に、連結板が設けられた鋼管
を嵌合する工程と、前記鋼管の両側に鋼桁を設置して該
鋼桁と前記連結板とを接合して主桁を構成する工程と、
前記下部橋脚と主桁との間にコンクリートを打設して前
記下部橋脚と一体化する工程と、前記鋼管内にコンクリ
ートを打設する工程とを含むものである。
【0012】(8)また、本発明に係る鋼桁と鉄筋コン
クリート橋脚との接合方法は、下部が下部橋脚に埋設さ
れた主鉄骨あるいは主鉄筋の上方に鋼桁を対向配置する
工程と、該対向配置された鋼桁を、セル室を前記主鉄骨
あるいは主鉄筋に嵌合した多室セル横桁で連結して主桁
を構成する工程と、前記下部橋脚と主桁との間にコンク
リートを打設して前記下部橋脚と一体化する工程と、前
記セル室内にコンクリートを充填する工程とを含むもの
である。
【0013】
【発明の実施の形態】図18は本発明に係る橋梁におけ
る鋼桁と鉄筋コンクリート橋脚との接合構造の基本的構
成を示す模式図である。図において、Pは鉄筋コンクリ
ート橋脚(以下、単に橋脚という)、Aはアバット、S
は沓、Gは橋脚P上に設けた主桁、Dは主桁G上に設置
した床版で、これら主桁Gと床版Dとにより上部構造B
を構成し、橋脚Pと主桁Gは剛結合されている。本発明
は、上記のような鋼桁と橋脚との接合構造及び接合方法
に関するもので、以下にその実施の形態を説明する。
【0014】実施の形態1 図1は本発明の実施の形態1に係る鋼桁と橋脚との接合
構造の正面模式図、図2は図1の平面図、図3は図1の
側面図である。図において、50は例えばI形断面の鋼
材からなり、下部が橋脚頂部を除いて建設された橋脚P
の一部をなす鉄筋コンクリート(以下下部橋脚P1とい
う)に埋没された主鉄骨で、橋軸直角方向に対向し、橋
軸方向に所定の間隔で設けられている。なお、主鉄骨5
0に代えて、主鉄骨50に相当する主鉄筋を用いてもよ
い(以下、主鉄筋を含めて主鉄骨という)。
【0015】Gは橋軸方向に対向配置された一対の鋼桁
1等からなる主桁で、図4に示すよに、I形断面からな
る鋼桁1のウエブ1aの内側面の上下方向の中央部より
やや上方には、ほぼM字状の鋼板からなる横桁上フラン
ジ2aがウエブ1aと直交して溶接により接合されてお
り、また、鋼桁1の下フランジ1cには、横桁上フラン
ジ2aと対向してほぼM字状の鋼板からなる横桁下フラ
ンジ2bが溶接により接合されている。なお、この横桁
上フランジ2a及び横桁下フランジ2bはそれぞれ1枚
の鋼板で形成してもよく、あるいは、図4に示すよう
に、それぞれ複数枚の鋼板を溶接接合して形成してもよ
い。
【0016】3a,3bは横桁上フランジ2aと横桁下
フランジ2bの両端部近傍において、鋼桁1のウエブ1
aと直交して両者の間に配設され、両者及びウエブ1a
に溶接接合された鋼板からなる横フランジである。10
は主鉄骨50に嵌合しうる内径の鋼管で、横桁上フラン
ジ2aと横桁下フランジ2bの横フランジ3a,3bの
内側に設けた貫通穴2cを貫通し、上端部は横桁上フラ
ンジ2aの上面とほぼ同一平面上に位置し、下部は横桁
下フランジ2bから下方に突出して、横桁上フランジ2
aと横桁下フランジ2bに溶接又は添接により接合され
ている。なお、鋼管10の間隔は、下部橋脚P1の橋軸
方向に立設した主鉄骨50の間隔と等しくなっている。
【0017】主桁Gは、鋼桁1と一体化された鋼管10
を橋軸方向に隣接する主鉄骨50にそれぞれ嵌合して対
向配置し、対向する横桁上フランジ2aと横桁下フラン
ジ2bとの間にそれぞれ横桁連結板4a,4bを配設
し、上下に設けた添接板7aにより一体に接合する。ま
た、同様にして、横フランジ3a,3bの間にそれぞれ
横フランジ連結板5a,5bを配設し、前後に設けた添
接板7bにより一体に接合して構成される。
【0018】これにより、両鋼桁1の間には、鋼桁1の
ウエブ1a、横桁上フランジ2a、横桁下フランジ2
b、横桁連結板4a,4b、横フランジ3a,3b及び
横フランジ連結板5a,5bで囲まれた空間領域Spが
形成される。8は鋼桁1の下部フランジ1cの下面の支
圧応力卓越部に設けられた弾性体、9は鋼桁1と横桁上
フランジ2aとの間に、スムーズに応力が伝達するよう
に設けた補剛材である。
【0019】51は下部橋脚P1と主桁Gの下面との間
に打設されて橋脚頂部を構成するコンクリートで、下部
橋脚P1と一体化されて橋脚Pが構成される。52は鋼
管10内に充填されたコンクリート、53は空間領域S
pに打設されたコンクリートである。
【0020】次に、上記のような鋼桁と橋脚との接合構
造の施工手順の一例について説明する。この場合、鋼桁
1には、あらかじめ工場等において、図4に示すよう
に、横桁上フランジ2a、横桁下フランジ2b、横フラ
ンジ3a,3b及び鋼管10が剛接合されて組立てられ
ており、トラック等により工事現場に輸送されるものと
する。なお、輸送上の問題等によっては、鋼管10を接
合しない状態で輸送し、工事現場において横桁上フラン
ジ2a及び横桁下フランジ2bに鋼管10を剛接合して
もよい。
【0021】先ず、図5に示すように、主鉄骨50の下
部を所定の間隔で埋設して立設し、下部橋脚P1を施工
する。次に、下部橋脚P1から突出した橋軸方向の一対
の主鉄骨50に、鋼桁1に設けた鋼管10を嵌合する。
このとき、下部橋脚P1の上面に鋼管10の下端部が当
接することにより、鋼桁1が位置決めされて下部橋脚P
1上に載っている状態になる。同様にして、この主鉄骨
50と橋軸直角方向に対向して設けられた主鉄骨50に
鋼管10を嵌合して鋼桁1を設置し、一対の鋼桁1を対
向配置する。なお、必要に応じて、下部橋脚P1と鋼管
10の下端部との間にスペーサ等を挿入し、対向する鋼
桁1が同じ高さ位置になるように調整する。
【0022】この状態で、対向設置された鋼桁1の前後
の横フランジ3a,3bの間に横フランジ連結板5a,
5bを配設し、添接板7bにより一体に接合する。ま
た、左右の横桁上フランジ2aと横桁下フランジ2bと
の間に横桁連結板4a,4bを配設し、添接板7aによ
り一体に接合して主桁Gを構成する。また、これらによ
り空間領域Spが形成される。
【0023】次に、図6に示すように、下部橋脚P1
主桁Gの下面との間に鉄筋を配筋し、コンクリート51
を打設して橋脚頂部を形成し、両者を一体化して橋脚P
を構築する。このとき、鋼桁1の下フランジ1cの下面
に設けた弾性体8の一部は、コンクリート51、したが
って橋脚Pに埋設される。ついで、鋼管10内に上部開
口部からコンクリート52を充填し、さらに、鋼桁1の
間に形成された空間領域Spに、横桁上フランジ2aの
上面とほぼ同一平面になるまでコンクリート53を打設
して橋脚Pと一体化し、主桁Gを橋脚Pに剛結合する。
【0024】この場合、必要に応じて、鋼桁1と横桁上
フランジ2aとの間に補剛材9を接合する。なお、図示
してないが、主桁Gの上部には床版Dが設けられ、その
上に舗装が施工される。以上により主桁Gが橋脚Pに剛
結合される。なお、上記の施工手順は一例を示すもの
で、橋梁の規模、工事現場の状況等により適宜変更する
ことができる。
【0025】上記のような本実施の形態において、鋼管
10の外面に突起を設け、また、必要に応じて鋼管10
の内面にも突起を設けてコンクリートとの付着力を増大
させれば、橋脚Pと鋼管10、したがって、橋脚Pと主
桁Gとの結合力をさらに向上させることができ、負荷を
鋼管10、充填コンクリート52、主鉄骨50を介して
確実に橋脚Pに伝達することができる(以下の実施の形
態においても同様である)。なお、鋼桁1の下部のみに
主鉄骨50を設けた場合を示したが、これら主鉄骨50
の間に1本又は複数本の主鉄骨50を設けてもよい(以
下の実施の形態においても同様である)。
【0026】上記のように構成した本実施の形態によれ
ば、鋼桁1と橋脚Pとの剛結部が鋼殻で被覆され、かつ
スタッドを設けないため剛結部の帯鉄筋を省略すること
ができ、また、これにより、コンクリート打設の施工性
を向上させることができる。また、図7に示すように、
鋼桁1の下フランジ1cにより橋脚Pに過大な支圧応力
が発生する部分に弾性体8を介在させたので、橋脚Pに
作用する支圧応力を弾性体8により柔軟に受けることが
でき、弾性体8が完全に圧漬する前に支圧力を鋼管10
の付着抵抗によって受けることができるので、限界値を
越える支圧応力が橋脚面に作用するのを防止できる。さ
らに、主桁Gを橋脚Pに付着接合するため、橋脚Pの施
工誤差をある程度吸収することができる。
【0027】実施の形態2 図8は本発明の実施の形態2に係る鋼桁と橋脚の接合構
造の模式的正面図、図9は図8の平面図で、本実施の形
態は多数の鋼桁と橋脚との接合構造に関するものであ
る。なお、実施の形態1と同じ部分にはこれと同じ符号
を付し、説明を省略し又は簡単に行う。
【0028】図において、11は横軸直角方向の両側に
設置された主桁Gを構成する外側鋼桁、11Aは外側鋼
桁11の間に設置された主桁Gを構成する内側鋼桁であ
る。外側鋼桁11は、図10に示すように、I形断面か
らなる鋼材のウエブ11aの内側面の上下方向の中央部
よりやや上方には、長方形状の鋼板からなる一対の横桁
上フランジ12aがウエブ11aと直交し、かつ橋軸方
向に所定の間隔を隔てて溶接により接合されており、ま
た、鋼桁11の下フランジ11cには、横桁上フランジ
12aと対向してこれとほぼ同じ形状、同じ材料からな
る横桁下フランジ12bが溶接により接合されている。
【0029】13a,13bは横桁上フランジ12aと
横桁下フランジ12bの両外端部近傍において、両者の
間に鋼桁11のウエブ11aと直交して配設され、横桁
上フランジ12a、横桁下フランジ12b及び鋼桁11
のウエブ11aに溶接接合された鋼板からなる横フラン
ジである。
【0030】内側鋼桁11Aは、外側鋼桁11とほぼ同
じ構造であるが、ウエブ11aの両面の対応する位置
に、横桁上フランジ12a、横桁下フランジ12b及び
横フランジ13a,13bがそれぞれ設けられている。
8は鋼桁11,11Aの下部フランジ11cの下面の支
圧応力卓越部に設けられた弾性体である。
【0031】14a,14bは対向配置された外側鋼桁
11と内側鋼桁11A、内側鋼桁11Aと11A、内側
鋼桁11Aと外側鋼桁11の横桁上フランジ12aと横
桁下フランジ12bとの間にそれぞれ配設され、添接板
7aにより一体に接合された横桁連結板である。この横
桁連結板14a,14bには、図11に示すように、同
一鉛直線上に貫通穴14cが設けられており、この貫通
穴14cを主鉄骨20に嵌合しうる内径の鋼管10に嵌
合し、上部の横桁連結板14aを鋼管10の上端部に溶
接接合すると共に、下部の横桁連結板14bを横桁下フ
ランジ12bと対応した位置において、鋼管10に溶接
接合したものである。
【0032】15は鋼桁11,11Aの横フランジ13
a,13bに対応して、横桁連結板14a,14bの間
に溶接接合された横フランジ連結板である。Spは各隣
接する鋼桁11と11A、11Aと11Aのウエブ1
a、横桁上フランジ12a、横桁下フランジ12b、横
桁連結板14a,14b、及び横フランジ13a,13
b、横桁連結板15a,15bで囲まれた空間領域であ
る。51は下部橋脚P1と主桁Gの下面との間に打設さ
れたコンクリートで、下部橋脚P1と一体化されて橋脚
Pが構築される。52は鋼管10内に充填されたコンク
リート、53は空間領域Spに打設されたコンクリート
である。
【0033】次に、上記のような本実施の形態の施工手
順の一例について説明する。この場合、外側鋼桁11及
び内側鋼桁11Aには、あらかじめ工場等において、図
10に示すように横桁上フランジ12a、横桁下フラン
ジ12b及び横フランジ13a,13bが接合されて組
立てられており、また、鋼管10には図11に示すよう
に横桁フランジ14a,14b及び横フランジ連結板1
5が接合されているものとする。
【0034】先ず、図8に示すように、主鉄骨50の下
部を所定の間隔で埋設し、下部橋脚P1を施工する。次
に、下部橋脚P1から突出した橋軸方向の一対の主鉄骨
50に、横桁連結板14a,14b及び横フランジ連結
板15が設けられた鋼管10を嵌合する。このとき、下
部橋脚P1の上面に鋼管10の下端部が当接することに
より、位置決めされる。なお、必要に応じて下部橋脚P
1と鋼管10の下端部との間にスペーサ等を挿入し、各
鋼管10の上端部、したがって上部の横桁連結板14
a,14bの上面が同一平面になるように調整する。
【0035】ついで、一方の外側鋼桁11を例えばクレ
ーンで吊上げて、その横桁上フランジ12a、横桁下フ
ランジ12b及び横フランジ13a,13bを、橋軸方
向に設置した一対の鋼管10に設けた上下の横桁連結板
14a,14b及び横フランジ連結板15とそれぞれ整
合させ、添接板7a,7bにより一体に接合する。同様
にして、他方の外側鋼桁11及び内側鋼桁11Aの横桁
上フランジ12a、横桁下フランジ12b及び横フラン
ジ13a,13bを、鋼管10に設けた上下の横桁連結
板14a,14b及び横フランジ15に、それぞれ添接
板7a,7bにより一体に接合し、主桁Gを構成する。
この場合、内側鋼桁11Aを先に鋼管10に連結しても
よい。
【0036】そして、実施の形態1の場合と同様に、下
部橋脚P1と主桁Gの下面との間、鋼管10内及び空間
領域Spにそれぞれコンクリート51,52,53を打
設し、主桁Gを橋脚Pに剛結合する。以上により、主桁
Gが橋脚Pに剛結合される。なお、上記の施工手順は一
例を示すもので、橋梁の規模、工事現場の状況等により
適宜変更することができる。本実施の形態によれば、実
施の形態1の場合と同様の効果を得ることができる。
【0037】実施の形態3 図12は本発明の実施の形態3に係る鋼桁と橋脚との接
合構造の模式的正面図、図13はその平面図である。本
実施の形態は、鋼桁として鋼箱桁を使用し、この鋼箱桁
と橋脚とを剛結合したものである。なお、実施の形態1
と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、説明を省略し又
は簡単に行う。
【0038】図において、21は横軸直角方向に対向設
置した主桁Gを構成する一対の鋼箱桁で、図14に示す
ように、上鋼板22aと下鋼板22bの間には、前後
(橋軸方向)の端部より内側に鋼板からなるダイヤフラ
ム23a,23bが溶接により接合されており、このダ
イヤフラム23a,23bの両側(橋軸直角方向)には
鋼板からなる側板24a,24bが溶接により接合され
ている。25はダイヤフラム23a,23bと側板24
a,24bで囲まれた領域内において、上鋼板22aよ
りやや下方に上鋼板22aと平行に配設された中鋼板
で、その周辺がダイヤフラム23a,23bと側板24
a,24bの内壁に溶接接合されている。
【0039】26aは一方の側板(この場合は24b)
の外面の中鋼板25に対応した位置に、側板24bと直
交して溶接接合された鋼板からなる横桁上フランジ、2
6bは下鋼板22bに横桁上フランジ26aと対向して
溶接接合された鋼板からなる横桁下フランジ、27a,
27bは横桁上フランジ26aと横桁下フランジ26b
の両端部に溶接合された鋼板からなる横フランジであ
る。
【0040】25aはダイヤフラム23a,23bの近
傍おいて中鋼板25に設けた複数の貫通穴(図には、橋
軸直角方向にそれぞれ3個ずつ設けた場合が示してあ
る)、25bは下鋼板22bに貫通穴25aと対向して
設けた貫通穴である。そして、鋼管10がこの貫通穴2
5b,25aに貫挿され、上端部は中鋼板25に、下部
は下鋼板22bにそれぞれ溶接により剛接合されてい
る。
【0041】28a,28bは横桁連結板、29a,2
9bは横フランジ連結板で、添接板7a,7bにより対
向設置された鋼箱桁21の横桁上フランジ26a、横桁
下フランジ26b、横フランジ27a,27bに一体に
接合されている。30は上下の横桁連結板28a、28
bに設けられ、下部橋脚P1と主桁Gとの間にコンクリ
ートを打設するための1個又は複数個のコンクリート打
設穴、31は上鋼板22aの鋼管10と対向する位置に
設けられ、鋼管10内にコンクリートを充填するための
コンクリート打設穴、32は上鋼板22aに設けられて
鋼箱桁21内にコンクリートを投入するためのコンクリ
ート打設穴、33は中鋼板25に設けられて内部にコン
クリートを投入するためのコンクリート打設穴である。
【0042】次に、本実施の形態の施工手順の一例につ
いて説明する。この場合、図14に示すような鋼箱桁2
1はあらかじめ工場等で組立てられているものとする。
先ず、図12に示すように、下部橋脚P1から突出した
橋軸方向の一対(各3本で一対となる)の主鉄骨50に
鋼箱桁21に設けた鋼管10を嵌合する。このとき、下
部橋脚P1の上面に鋼管10の下端部が当接し、鋼箱桁
21が位置決めされて下部橋脚P1上に載っている状態
になる。同様にして、この主鉄骨50と橋軸直角方向に
対向して設けられた主鉄骨50に鋼管10を嵌合して他
方の鋼箱桁21を設置し、一対の鋼箱桁21を対向配置
する。なお、必要に応じて下部橋脚P1と鋼管10の下
端部との間にスペーサ等を挿入し、対向する鋼箱桁21
の上鋼板22aの上面が同一平面上に位置するように調
整する。
【0043】この状態で、対向設置された鋼箱桁21の
前後の横フランジ27a,27bに添接板7bにより横
フランジ連結板29a,29bを接合し、また、左右の
横桁上フランジ26aと横桁下フランジ26bに、添接
板7aにより横桁連結板28a,28bを接合する。
【0044】次に、コンクリート打設穴30から下部橋
脚P1と主桁Gの下面との間にコンクリート51を投入
して打設し、両者を一体化して橋脚Pを構築する。つい
で、上鋼板22aに設けたコンクリート打設穴31から
鋼管10内にコンクリート53を充填し、さらに上鋼板
22a及び中鋼板25に設けたコンクリート打設穴3
2,33から鋼箱桁21内にコンクリート54を投入し
て打設し、主桁Gと橋脚Pを一体化して剛結合する。以
上により、鋼箱桁21からなる主桁Gが橋脚Pに剛結合
される。なお、上記の施工手順は一例を示すもので、橋
梁の規模、工事現場の状況等により適宜変更することが
できる。本実施の形態によれば、実施の形態1の場合と
ほぼ同様の効果を得ることができる。
【0045】実施の形態4 図15は本発明の実施の形態4に係る鋼桁と橋脚の接合
構造の模式的正面図、図16はその平面図である。本実
施の形態は、鋼桁と多室セル構造の横桁とにより主桁を
構成し、この主桁を橋脚に接合するようにしたものであ
る。なお、実施の形態1と同じ部分にはこれと同じ符号
を付し、説明を省略し又は簡単に行う。
【0046】図において、41は橋軸直角方向に対向設
置され、主桁Gを構成するH形断面の鋼桁で、図17に
示すように、ウエブ41aの内側面の両端部から若干内
側には、上下方向の中央部よりやや上方から下フランジ
1cにかけて、ウエブ41aと直交しかつ所定の間隔
で、2枚の鋼板43a,43bと43c,43dがそれ
ぞれ溶接接合され、鋼板43aと43b、43cと43
dの間にはそれぞれ鋼板からなる隔壁44が溶接接合さ
れた固定セル42a,42bが設けられており、鋼桁4
1のウエブ41aと隔壁44と間には、それぞれセル室
45a,46aが形成されている。
【0047】47a,47bは対向設置された鋼桁41
の固定セル42a,42bの間を連結する連結セルで、
固定セル42a,42bの鋼板43a〜43dと同じ高
さ、同じ間隔に配設された鋼板からなる2枚の連結板4
8a,48b及び48c,48dと、両連結板48a,
48b及び48c,48dの間にそれぞれ溶接接合され
た隔壁44とからなり、これらにより複数のセル室45
b,45c,45d及び46b,46c,46dが形成
されている(図には、2枚の隔壁により各3個のセル室
を設けた場合が示してある)。
【0048】また、本実施の形態においては、下部橋脚
1に設けた主鉄骨50のうち、鋼桁41の下に位置す
る主鉄骨50の上端部は、鋼桁41を設置したときのそ
の下面(弾性体8を含む)より若干低い位置にあり、そ
の間に設けられた複数の主鉄骨50a〜50eは、鋼桁
41を設置したときの固定セル42a,42bの上端部
とほぼ等しい位置まで延設されている。
【0049】次に、本実施の形態の施工手順の一例につ
いて説明する。なお、鋼桁41にはあらかじめ工場等で
固定セル42a,42bが接合されて組立てられてお
り、連結セル47a,47bも工場等において組立てら
れているものとする。また、下部橋脚P1には主鉄骨5
0,50a〜50eが埋込まれて立設されているものと
する。
【0050】先ず、一方の鋼桁41をクレーン等で吊上
げて、そのセル室45a,46aを橋軸方向の2本の主
鉄骨50aに挿入し、下フランジ41cをこの主鉄骨5
0aの外側に隣接する主鉄骨50上に位置させる。この
とき、鋼桁41の下フランジ41c(弾性体8を含む)
の下面と主鉄骨50の上端部との間には、若干のすき間
を形成する。同様にして、他方の鋼桁41のセル室45
e,46eを主鉄骨50eに挿入し、その下フランジ4
1cをこの主鉄骨50eの外側に隣接する主鉄骨50上
に位置させる。
【0051】次に、一方の連結セル47aのセル室45
b,45c,45dを主鉄骨50b,50c,50dに
挿入して両鋼桁41の固定セル42aの間に配設し、位
置決めしたのち添接板7bにより一体に接合する。同様
にして他方の連結セル47bを添接板7bにより固定セ
ル42bに接合し、主桁Gを構成する。これにより、両
鋼桁41の間には多室セル横桁40a,40bが構成さ
れる。
【0052】次に、両鋼桁41と多室セル横桁40a,
40bの間から、下部橋脚P1と主桁Gとの間にコンク
リート51を打設して両者を一体化し、橋脚Pを構築す
る。ついで、両鋼桁41と多室セル横桁40a,40b
とによって形成された空間領域Spに、その上面が多室
セル横桁40a,40aの上端部とほぼ等しくなるまで
コンクリート53を打設する。さらに、各セル室45a
〜45e、46e〜46e内にコンクリート55を充填
してこれらを一体化し、主桁Gを橋脚Pに剛結合する。
【0053】上記の説明では、多室セル横桁40a,4
0bの各セル室45a〜45e、46a〜46eにそれ
ぞれ主鉄骨50a〜50eを挿入した場合を示したが、
これらに挿入する主鉄骨50a〜50eの一部を省略し
てもよい。また、多室セル横桁40a,40bの内面に
は、コンクリートの付着力を増すために突起を設けるこ
とが望ましい。なお、鋼桁41と多室セル横桁40a,
40bによって形成された空間領域Spにコンクリート
53を打設した場合を示したが、この部分のコンクリー
ト打設を省略してもよい。本実施の形態によれば、実施
の形態1の場合とほぼ同様の効果を得ることができる。
【0054】以上、本発明の実施の形態1〜4について
説明したが、これらはそれぞれ単独で実施してもよく、
適宜組合わせて実施してもよい。
【0055】
【実施例】次に、実施の形態1の実施例(主として各部
の寸法関係)について説明する。鋼桁1は、高さ2.5
m、ウエブ1aの板厚25mm、上下のフランジ1b,
1cの幅0.65m、板厚50mmのH形断面の鋼材を
用い、鋼桁1間の距離は5.5mであった。また、鋼板
1のウエブ1aに設けた横桁上フランジ2aの幅は0.
5m、板厚25mmm、横桁下フランジ2bの幅は0.
285m、板厚25mmで、両者の上下の間隔は2mで
あり、横フランジ3a,3bの板の板厚は19mmであ
った。
【0056】また、鋼管10は、外径0.5m、板厚6
mm、高さ2mで、内外面に突起が設けられているもの
を用いた。添接板7a,7bの板厚は8mm、弾性体8
はクロロプレンゴムにより構成され、その板厚は5mm
であった。橋脚Pの断面は橋軸直角方向が7.5m、橋
軸方向が3mで、主鉄骨50はH350×350×12
×19(主鉄筋の場合は、D51)で、高さは30mで
あった。上記のような寸法の各部材を溶接結合して鋼桁
1を作成し、下部が下部橋脚P 1に埋設された主鉄骨5
0に鋼管10を挿入し、それぞれコンクリート51〜5
3を打設して一対の鋼桁1等からなる主桁Gを橋脚Pに
剛結合した結果、短時間でズムーズに施工することがで
きた。
【0057】
【発明の効果】本発明に係る鋼桁と鉄筋コンクリート橋
脚との接合構造及び接合方法によれば、橋脚と鋼桁との
剛結部が鋼管(又は多室セル横桁)を含む鋼殻で被覆さ
れ、かつスタッドを用いないめ、剛結部の帯鉄筋を省略
することができ、このため配筋の手間を省けるばかりで
なく、コンクリート打設時の施工性を向上することがで
きる。
【0058】また、橋脚に作用する支圧応力を鋼桁の下
面に設けた弾性体によって柔かく受け、弾性体が完全に
圧漬する前に鋼管の付着抵抗により支圧力を受けるた
め、限界値を越える支圧応力が橋脚面に作用することが
なく、この部分のコンクリートが剥離することもない。
さらに鋼桁と橋脚とを付着接合するため、橋脚の施工誤
差をある程度吸収することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係る鋼桁と鉄筋コン
クリート橋脚との接合構造の模式的正面図である。
【図2】 図1の平面図である。
【図3】 図1の側面図である。
【図4】 図1の鋼桁の斜視図である。
【図5】 実施の形態1の施工手順の説明図である。
【図6】 実施の形態1の施工手順の説明図である。
【図7】 図1のA−A断面図である。
【図8】 本発明の実施の形態2に係る鋼桁と鉄筋コン
クリート橋脚との接合構造の模式的正面図である。
【図9】 図8の平面図である。
【図10】 図8の鋼桁の斜視図である。
【図11】 図8の鋼管の斜視図である。
【図12】 本発明の実施の形態3に係る鋼桁と鉄筋コ
ンクリート橋脚との接合構造の模式的正面図である。
【図13】 図12の平面図である。
【図14】 図12の鋼箱桁の斜視図である。
【図15】 本発明の実施の形態4に係る鋼桁と鉄筋コ
ンクリート橋脚との接合構造の正面模式図である。
【図16】 図15の平面図である。
【図17】 図15の鋼桁及び連結セルの斜視図であ
る。
【図18】 本発明を実施する橋梁の説明図である。
【符号の説明】
1 鋼桁 2a 横桁上フランジ 2b 横桁下フランジ 3a 横フランジ 4a 横桁連結板 4b 横フランジ連結板 7a,7b 添接板 8 弾性体 10 鋼管 11 外側鋼桁 11A 内側鋼桁 21 鋼箱桁 40a,40b 多室セル横桁 42a,42b 固定セル 45a〜45e、46a〜46e セル室 47a,47b 連結セル 50 主鉄骨 P1 下部橋脚 P 橋脚 G 主桁

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼管が一体に設けられて対向配置された
    鋼桁からなる主桁と、上部が下部橋脚から突出した主鉄
    骨とを有し、該主鉄骨の突出部に前記鋼桁に設けた鋼管
    を嵌合し、前記下部橋脚と主桁との間にコンクリートを
    打設すると共に前記鋼管内にコンクリートを充填し、前
    記主桁を橋脚に剛結合したことを特徴とする鋼桁と鉄筋
    コンクリート橋脚との接合構造。
  2. 【請求項2】 前記鋼桁に一体に設けた鋼管に代えて、
    対向配置された鋼桁を連結する連結板に鋼管を設けたこ
    とを特徴とする請求項1記載の鋼桁と鉄筋コンクリート
    橋脚との接合構造。
  3. 【請求項3】 前記鋼桁がI形断面の鋼桁又は鋼箱桁で
    あることを特徴とする請求項1記載の鋼桁と鉄筋コンク
    リート橋脚との接合構造。
  4. 【請求項4】 対向配置された鋼桁の間に多室セル横桁
    を接合してなる主桁と、上部が下部橋脚から突出した主
    鉄骨とを有し、前記主鉄骨の突出部に前記多室セル横桁
    のセル室を嵌合し、前記下部橋脚と主桁との間にコンク
    リートを打設すると共に前記セル室にコンクリートを充
    填し、前記主桁を橋脚に剛結合したことを特徴とする鋼
    桁と鉄筋コンクリート橋脚との接合構造。
  5. 【請求項5】 前記鋼桁の下フランジの支圧応力卓越部
    に弾性体を設置したことを特徴とする請求項1〜4のい
    ずれかに記載の鋼桁と鉄筋コンクリート橋脚との接合構
    造。
  6. 【請求項6】 主鉄骨の代わりに主鉄筋を用いたことを
    特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の鋼桁と鉄筋
    コンクリート橋脚との接合構造。
  7. 【請求項7】 下部が下部橋脚に埋設された主鉄骨の上
    部に、鋼桁又は鋼箱桁に設けた鋼管を嵌合して前記鋼桁
    又は鋼箱桁を対向配置し、連結板で連結して主桁を構成
    する工程と、 前記下部橋脚と主桁との間にコンクリートを打設して前
    記下部橋脚と一体化する工程と、 前記鋼管内にコンクリートを充填する工程とを含むこと
    を特徴とする鋼桁と鉄筋コンクリート橋脚との接合方
    法。
  8. 【請求項8】 下部が下部橋脚に埋設された主鉄骨の上
    部に、連結板が設けられた鋼管を嵌合する工程と、 前記鋼管の両側に鋼桁を設置して該鋼桁と前記連結板と
    を接合して主桁を構成する工程と、 前記下部橋脚と主桁との間にコンクリートを打設して前
    記下部橋脚と一体化する工程と、 前記鋼管内にコンクリートを打設する工程とを含むこと
    を特徴とする鋼桁と鉄筋コンクリート橋脚との接合方
    法。
  9. 【請求項9】 下部が下部橋脚に埋設された主鉄骨の上
    方に鋼桁を対向配置する工程と、 該対向配置された鋼桁を、セル室を前記主鉄骨に嵌合し
    た多室セル横桁で連結して主桁を構成する工程と、 前記下部橋脚と主桁との間にコンクリートを打設して前
    記下部橋脚と一体化する工程と、 前記セル室内にコンクリートを充填する工程とを含むこ
    とを特徴とする鋼桁と鉄筋コンクリート橋脚との接合方
    法。
  10. 【請求項10】 主鉄骨の代わりに主鉄筋を用いたこと
    を特徴とする請求項7〜9のいずれかに記載の鋼桁と鉄
    筋コンクリート橋脚との接合方法。
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