JPH11172689A - 鉄骨柱の脚部定着法 - Google Patents
鉄骨柱の脚部定着法Info
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- JPH11172689A JPH11172689A JP34327497A JP34327497A JPH11172689A JP H11172689 A JPH11172689 A JP H11172689A JP 34327497 A JP34327497 A JP 34327497A JP 34327497 A JP34327497 A JP 34327497A JP H11172689 A JPH11172689 A JP H11172689A
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Abstract
あって、鉄骨柱脚部の定着剛性を確保しつつ、基礎梁の
幅が鉄骨柱の埋込み部分にあっても大きくなることな
く、該基礎梁の幅を長さ方向に均一化させる。 【解決手段】 基礎梁2のコンクリート3打設部分に鉄
骨柱10の建方穴4を形成しておき、この建方穴4に鉄
骨柱10の脚部を挿入して後打ちコンクリート5を充填
する。鉄骨柱10の対向する1組の側面の下端部に、一
対の延長部材20を鉄骨柱10の下端から下方に所定量
突出させて結合し、鉄骨柱10の建方時に、一対の延長
部材20が基礎梁2の梁主筋2aを跨るようにして、こ
れら延長部材20および鉄骨柱10の下端部10aを建
方穴4に挿入した後、建方穴4内に後打ちコンクリート
5を充填する。
Description
法に関し、とりわけ、基礎梁のコンクリート打設部分に
予め形成した建方穴に鉄骨柱の下端部を挿入して、該建
方穴に後打ちコンクリートを充填するようにした鉄骨柱
の脚部定着法に関する。
物架構では、地震や強風に対する揺れを抑制するため
に、最下層柱脚の鉄骨柱を基礎または基礎梁の中に埋め
込んで剛性を向上させるようになっている。この剛性を
向上させるための在来工法では、一般的に杭または厚く
打設した捨てコンクリートの上に鉄骨柱を先建てした
後、基礎および基礎梁配筋を行ってコンクリートを打設
することにより埋込み脚柱を構築する方法が採られる。
事着手時に鉄骨柱が必要になって、鉄骨柱を先行して製
作したり発注したりする必要があるため、この鉄骨製作
期間を含めて実質的な工期が長くなってしまう。また、
この在来工法ではベースプレートやリブプレート等の溶
接作業が必要となり、この点でも鉄骨柱の製作期間が長
くなるとともに、大幅なコストアップの要因となってし
まう。
構築した後に鉄骨柱の建て込みを可能として、所要の剛
性を確保しつつ実質的な工期を短縮することができる工
法(ホールイン工法)が、特公昭61−4458号公報
(Int.Cl.E04B 1/58)によって提案されている。即ち、
このホールイン工法は、基礎梁のコンクリート打設部分
に鉄骨柱の建方穴を形成しておき、この建方穴に鉄骨柱
の脚部を挿入して後打ちコンクリートを充填することに
より、鉄骨柱の脚部を定着するようになっている。
従来の鉄骨柱の脚部定着法は次に示すような課題があっ
た。即ち、基礎工事の完了後に鉄骨柱脚部の定着が可能
なホールイン工法にあっても、前述した在来工法と同様
に基礎梁の梁主筋を鉄骨柱の埋込み部分を避けて配筋す
る必要がある。このため、上記鉄骨柱の脚部定着部分で
は上記梁主筋を梁中央部分から振り分けて、この振り分
けた梁主筋を上記鉄骨柱の埋込み部分の両側を囲うよう
に迂回して配筋したりして水平ハンチを設ける必要があ
り、従って、鉄骨柱の脚部では必要以上に基礎梁の幅が
大きくなってしまう。
い露出柱脚タイプの工法があるが、これはハイベースを
用いて脚部を定着するもので、著しく長いアンカーボル
トを必要とするとともに、このアンカーボルトを埋め込
むための基礎を深くする必要があり、地中掘削量やコン
クリートの打設量が増大して大幅なコストアップが来さ
れてしまう。
て成されたもので、鉄骨柱の脚部を基礎部分に埋設する
定着法にあって、鉄骨柱脚部の定着剛性を確保しつつ、
基礎梁の幅が鉄骨柱の埋込み部分にあっても大きくなる
ことなく、該基礎梁の幅を長さ方向に均一化させること
ができる鉄骨柱の脚部定着法を提供することを目的とす
る。
めに本発明の鉄骨柱の脚部定着法を請求項毎に以下述べ
る。
クリート打設部分に鉄骨柱の建方穴を形成しておき、こ
の建方穴に鉄骨柱の脚部を挿入して後打ちコンクリート
を充填するようにした鉄骨柱の脚部定着法において、上
記鉄骨柱の対向する1組の側面の下端部に、一対の延長
部材を該鉄骨柱の下端から下方に所定量突出させて結合
し、鉄骨柱の建方時に、上記一対の延長部材が上記基礎
梁の梁主筋を跨るようにして、これら延長部材および上
記鉄骨柱下端部を上記建方穴に挿入した後、該建方穴内
に上記後打ちコンクリートを充填する。
の延長部材にスタッドボルトを取り付ける。
または2の鉄骨柱の建方穴に挿入される下端部に、上記
延長部材の取付け面とは異なる面に水平部材を結合す
る。
の水平部材にアンカーボルトを垂設する。
のアンカーボルトの下端部に、水平配置される定着板を
取り付ける。
の作用を請求項毎に以下述べる。
延長部材が下方に所定量突出されており、鉄骨柱の建方
時にこれら延長部材および鉄骨柱の下端部が建方穴に挿
入されて後打ちコンクリートが充填されるため、このコ
ンクリート内に上記延長部材および鉄骨柱の下端部が埋
め込まれて延長部材がアンカー機能を発揮することがで
きる。従って、鉄骨柱の埋込み量が少ない場合にも上記
延長部材によって鉄骨柱の定着剛性を十分に確保するこ
とができる。そして、上記一対の延長部材は鉄骨柱の対
向する側面に結合されるため、これら延長部材は鉄骨柱
の幅分の間隔が設けられ、これら延長部材が基礎梁の梁
主筋を跨るため、この梁主筋を鉄骨柱の上下投影面の領
域内に収めることができる。従って、上記梁主筋を鉄骨
柱の側方に突出させて配筋する必要が無く、一般部分と
同様に一定の幅をもって直線的に配筋することができ、
延いては、基礎梁の幅をその全長に亘って均等化できる
ようになる。
ボルトを取り付けたので、このスタッドボルトが後打ち
コンクリートに埋め込まれて結合されるため、このスタ
ッドボルトを植設した上記延長部材はコンクリートとの
結着性が増大され、延いては、鉄骨柱の支持剛性をより
高めることができる。
入される下端部に、上記延長部材の取付け面とは異なる
面に水平部材を結合したので、この水平部材が水平方向
及び鉛直方向の力をコンクリートへ伝達する機能を有
し、鉄骨柱の定着性を更に向上することができる。
ボルトを垂設したので、このアンカーボルトが後打ちコ
ンクリートに埋め込まれて結合されるため、このアンカ
ーボルトを設けた上記水平部材はコンクリートとの結着
性が増大して、鉄骨柱の支持剛性をより高めることがで
きる。
端部に、少なくとも上面が水平となる定着板を取り付け
たので、この定着板がコンクリート内に埋め込まれるこ
とにより、アンカーボルトの引き抜き耐力を著しく増大
し、延いては、上記水平部材のコンクリートとの結着性
を増大して鉄骨柱の支持剛性を更に高めることができ
る。
面を参照して詳細に説明する。図1から図4は本発明の
鉄骨柱の脚部定着法の第1実施形態を示し、図1は鉄骨
柱脚部の定着部分を示す断面正面図、図2は鉄骨柱脚部
の定着部分を示す断面側面図、図3は鉄骨柱脚部の平面
図、図4は延設部材の上半部の斜視図である。
図1〜図3に示すように、基礎梁2のコンクリート3打
設部分に鉄骨柱10の建方穴4を形成しておき、この建
方穴4に鉄骨柱10の脚部を挿入して後打ちコンクリー
ト5を充填するようになっている。ここで、本発明の基
本的な形態として、上記鉄骨柱10の対向する1組の側
面の下端部に、一対の延長部材20を該鉄骨柱10の下
端から下方に所定量突出させて結合し、上記鉄骨柱10
の建方時に、上記一対の延長部材20が上記基礎梁2の
梁主筋2aを跨るようにして、これら延長部材20およ
び上記鉄骨柱10の下端部10aを上記建方穴4に挿入
した後、該建方穴4内に上記後打ちコンクリート5を充
填する。
面矩形状の角形鋼管10を用いるとともに、上記延長部
材として溝型鋼20を用い、上記角形鋼管10の一方向
(図3中X方向)に対向する側面10b,10cの下端
部に、一対の上記溝型鋼20の上端部をボルト22結合
(尚、このボルト22は高張力ボルトを示し、以下同様
とする。)して、これら溝型鋼20の下端部を上記角形
鋼管10の下端から下方に所定量hを突出させる。
a,20bと、これらフンラジ20a,20bの一辺ど
うしを連結するウェブ20cとによって断面コ字状に形
成されたもので、上記角形鋼管10と同様に一般の市販
製品を用いることができる。そして、上記溝型鋼20に
は図4に示すように、フランジ20a,20bの対向面
およびウェブ20cの外側面に、それぞれ複数のスタッ
ドボルト24が植設により取り付けられている。
Y方向)に対向する側面10d,10eの下端部に、断
面L字状に形成された水平部材としての山型鋼30をボ
ルト22結合して、この山型鋼30の一辺30aを水平
方向に突出させる。また、該山型鋼30の両端部は、角
形鋼管10の上記側面10b,10cより上記溝型鋼2
0のフランジ20a,20bの幅分だけ突出し、これら
突出部分とフランジ20,20bとをボルト22結合し
て、溝型鋼20の支持剛性を増大できるようになってい
る。
aには、図1に示したように複数本のアンカーボルト3
2が垂設される。このアンカーボルト32の取付け本数
は、水平方向力及び鉛直方向力により決定される。つま
り、本実施形態では、梁主筋2aの間および両側に位置
するように上記アンカーボルト32は4本が設けられ
る。また、上記アンカーボルト32の下端部には、水平
配置される定着板34がそれぞれ設けられる。これら定
着板34は、上記梁主筋2a間に挿入できる大きさにそ
れぞれ独立して形成されている。更に、上記梁主筋2a
群の外側はフープ筋2bで拘束されるが、このフープ筋
2bを上記建方穴4部分で除いておくことにより、上記
定着板34はY方向に対向するアンカーボルト32間で
互いに連続させることができる。
スタッドボルト24を植設した溝型鋼20およびアンカ
ーボルト32を垂設した山型鋼30が予め取り付けら
れ、該角形鋼管10の建方時には、上記溝型鋼20およ
び上記山型鋼30とともに上記角形鋼管10の下端部1
0aを建方穴4内に挿入した後、この建方穴4内に上記
後打ちコンクリート5が充填される。
る際、この角形鋼管10は建方用ベース40に仮支持さ
れるようになっている。該建方用ベース40は、X方向
を指向して上記角形鋼管10のY方向側面10d,10
e間の間隔をもって配置される一対の溝型鋼42を備
え、これら溝型鋼42の両端部はコンクリート3に固定
されるホールインアンカー44に着脱可能に止着され
る。そして、上記角形鋼管10は建方穴4に所定位置間
で挿入した状態で、この角形鋼管10は上記溝型鋼42
にボルト46固定されて仮止めされる。この状態で上記
後打ちコンクリート5が硬化した後にボルト46が取り
外されるとともに、上記溝型鋼42がホールインアンカ
ー44から取り外される。
挿入される際、この角形鋼管10の下端部に結合された
上記一対の溝型鋼20は、Y方向に配置される基礎梁2
の梁主筋2aに跨るとともに、山型鋼30から垂設する
アンカーボルト32は、梁主筋2a間およびこれら梁主
筋2aの外側に挿入されるようになっている。そして、
上記角形鋼管10自体の下端部は、床スラブの厚さD分
だけ建方穴4に挿入されて、基礎梁2の梁主筋2a上方
に位置するとともに、上記アンカーボルト32を取り付
けた山型鋼30も上記梁主筋2aの上方に位置するよう
になっている。従って、本実施形態の鉄骨柱の脚部定着
法にあっては、鉄骨梁として用いた角形鋼管10の脚部
に、スタッドボルト24を植設した一対の溝型鋼20が
ボルト22結合されて下方に突出されるとともに、アン
カーボルト32を取り付けた山型鋼30がボルト22結
合されており、該角形鋼管10の建方時に、これら溝型
鋼20および山型鋼30とともに角形鋼管10の下端部
が建方穴4に挿入されて後打ちコンクリート5が充填さ
れるため、このコンクリート5内に上記溝型鋼20,山
型鋼30および角形鋼管10の下端部が埋め込まれて、
後打ちコンクリート5の硬化によって該角形鋼管10が
固定される。
鋼30がアンカー機能を発揮するため、角形鋼管10の
埋込み量が少ない場合にも該角形鋼管10の水平剛性を
大きく確保することができる。特に、上記溝型鋼20に
は複数のスタッドボルト24が植設されるとともに、上
記山型鋼30にはアンカーボルト32が垂設されている
ため、これらスタッドボルト24およびアンカーボルト
32が後打ちコンクリート5内に埋め込まれて結合され
ることになり、上記溝型鋼20および上記山型鋼30と
該コンクリート5との結着性が増大され、延いては、上
記角形鋼管10の支持剛性をより高めることができる。
は、X方向に関しては、曲げモーメントにより生ずる引
張り力および圧縮力はボルト22を介して溝型鋼20の
軸力に変換され、そして、スタッドボルト24によりコ
ンクリート5に伝達される。また、角形鋼管10に作用
する剪断力は、ボルト22を介して山型鋼30に伝達さ
れ、そしてアンカーボルト32を介してコンクリート5
に伝達される。更に、角形鋼管10に作用する軸力は、
ボルト22を介して溝型鋼20および山型鋼30に伝達
され、そしてスタッドボルト24およびアンカーボルト
32を介してコンクリート5に伝達される。
により生ずる引張り力および圧縮力は、ボルト22を介
して山型鋼30から溝型鋼20へ伝達され、そして、該
溝型鋼20の強軸方向で抵抗させてスタッドボルト24
を介してコンクリート5に伝達するようになっている。
尚、この場合の剪断力および軸力に関しては上記X方向
の場合と同様である。
水平配置される定着板34が取り付けられることによ
り、該アンカーボルト32の引き抜き耐力を著しく増大
でき、延いては、上記山型鋼30と後打ちコンクリート
5との結着性を増大して角形鋼管10の支持剛性を更に
高めることができる。また、上記定着板34により引き
抜き耐力が増大できることにより、該定着板34を設け
たアンカーボルト32の長さを短縮化できる。
て、それぞれが角形鋼管10のX方向の側面10b,1
0cに結合されているため、これら溝型鋼20間には角
形鋼管10の幅に対応する間隔Wが離隔されて対峙され
ており、この角形鋼管10を上記建方穴4に挿入する際
に、上記一対の溝型鋼20がY方向に配置される基礎梁
2の梁主筋2aを跨るため、この梁主筋2aを角形鋼管
10の上下投影面の領域内に収めることができる。従っ
て、上記梁主筋2aを従来のように角形鋼管10の側方
に突出させて配筋する必要が無くなり、上記基礎梁2の
柱接続部分を一般部分と同様に一定の幅をもって直線的
に配筋することができ、延いては、Y方向の基礎梁2の
幅をその全長に亘って均等化できるようになる。尚、X
方向を指向する図外の基礎梁は、従来と同様に梁主筋が
角形鋼管10の外側を迂回して配筋されることになる。
型鋼30を角形鋼管10にボルト22を介して結合する
ようになっているので、鉄骨加工を切断と孔明けで行っ
て溶接を不要とすることができ、これに伴って溶接を用
いる場合の工作図を省略することができるとともに、運
搬時に嵩張らないようにボルト結合部分を着脱できる。
また、上記溝型鋼20および上記山型鋼30は市販製品
を使用できるため、材料費を大幅に削減することができ
る。
し、図5は鉄骨柱脚部の定着部分を示す断面正面図、図
6は鉄骨柱脚部の定着部分を示す断面側面図、図7は鉄
骨柱脚部の平面図、図8は延設部材の上半部の斜視図
で、この実施形態を上記実施形態と同一構成部分に同一
符号を付して重複する説明を省略して述べる。
鋼50を用いるようになっており、このH型鋼50の下
端部50aには図7中X方向に対向される両フランジ5
0b,50cの外側下端部に、図8に示すようにスタッ
ドボルト24を植設した一対の溝型鋼20の上端部をボ
ルト22結合して、これら溝型鋼20の下端部を上記H
型鋼50の下端から下方に突出させてある。また、上記
H型鋼50のウェブ50dの下端部両面に、水平部材と
しての山型鋼60をボルト22結合して、この山型鋼6
0の一辺60aを水平方向に突出させてある。この山型
鋼60は両フランジ50b,50c間に配置されるよう
に短く形成される。
向に所定間隔Wをもって対峙された上記一対の溝型鋼2
0がY方向に配置される基礎梁2の梁主筋2aを跨るよ
うにして、該溝型鋼20とともに上記H型鋼50の下端
部50aを建方穴4に挿入し、その後この建方穴4内に
後打ちコンクリート5を充填するようになっている。
50を建方穴4に挿入した状態で建方用ベース40にこ
のH型鋼50を仮止めし、充填した後打ちコンクリート
5が硬化した段階で建方用ベース40を取り外すように
なっている。
形態と同様に一対の溝型鋼20は所定間隔をもって対向
配置され、これら溝型鋼20がY方向の基礎梁2の梁主
筋2aを跨ぐようにして建方穴4に挿入することによ
り、該梁主筋2aがH型鋼50の外方に迂回して配筋さ
れるのを防止できるため、該基礎梁2の幅をその全長に
亘って均一化できる。
50の下端部50aが建方穴4内に埋設された際に、ス
タッドボルト24が植設された上記溝型鋼20と、一辺
60aが水平配置された山型鋼60とがコンクリート5
内に埋め込まれて、該H型鋼50に必要な定着力が得ら
れるようになっている。即ち、曲げモーメントによりフ
ランジ50b,50cに生ずる引張り力,圧縮力および
軸力は、ボルト22を介して溝型鋼20に伝達され、そ
してスタッドボルト24からコンクリート5に伝達され
る。また、ウェブ50dが負担する剪断力および特に軸
力は、ボルト22を介して山型鋼50に伝達され、そし
てコンクリート5に伝達される。
アンカーボルトが設けられない場合を開示したが、勿
論、この山型鋼60にはアンカーボルト、更には定着板
を設けることにより、H型鋼50の定着剛性を更に増大
できることはいうまでもない。
部定着法は、以下請求項毎に示すような優れた効果を奏
する。
側面の下端部に一対の延長部材を結合することにより、
これら延長部材は該鉄骨柱の下端から下方に所定量突出
されており、鉄骨柱の建方時に一対の延長部材が上記基
礎梁の梁主筋を跨るようにして、これら延長部材および
上記鉄骨柱下端部を上記建方穴に挿入した後、該建方穴
内に後打ちコンクリートを充填するようにしたので、上
記一対の延長部材が基礎梁の梁主筋を跨ることにより、
この梁主筋を鉄骨柱の上下投影面の領域内に収めること
ができる。従って、上記梁主筋を鉄骨柱の側方に突出さ
せて配筋する必要が無く、一般部分と同様に一定の幅を
もって直線的に配筋できるようになり、延いては、基礎
梁の幅をその全長に亘って均等化できる。また、上記延
長部材および鉄骨柱の下端部が後打ちコンクリート内に
埋め込まれて、延長部材がアンカー機能を発揮すること
ができるため、鉄骨柱の埋込み量が少ない場合にも鉄骨
柱の定着剛性を十分に確保することができる。
ボルトを植設したので、このスタッドボルトが後打ちコ
ンクリートに埋め込まれて結合されるため、このスタッ
ドボルトを植設した上記延長部材はコンクリートとの結
着性が増大され、延いては、鉄骨柱の支持剛性をより高
めることができる。
上記延長部材の取付け面とは異なる面に水平部材を結合
したので、この水平部材が水平方向及び鉛直方向の力を
コンクリートへ伝達する機能を有すると共に鉄骨柱の定
着性を更に向上することができる。
ボルトを垂設したので、このアンカーボルトが後打ちコ
ンクリートに埋め込まれて結合されるため、このアンカ
ーボルトを設けた上記水平部材はコンクリートとの結着
性が増大して、鉄骨柱の支持剛性をより高めることがで
きる。
端部に、少なくとも上面が水平となる定着板を取り付け
たので、この定着板がコンクリート内に埋め込まれるこ
とにより、アンカーボルトの引き抜き耐力を著しく増大
し、延いては、上記水平部材のコンクリートとの結着性
を増大して鉄骨柱の支持剛性を更に高めることができ
る。
部分の断面正面図である。
部分の断面側面図である。
図である。
の斜視図である。
部分の断面正面図である。
部分の断面側面図である。
図である。
の斜視図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 基礎梁のコンクリート打設部分に鉄骨柱
の建方穴を形成しておき、この建方穴に鉄骨柱の脚部を
挿入して後打ちコンクリートを充填するようにした鉄骨
柱の脚部定着法において、 上記鉄骨柱の対向する1組の側面の下端部に、一対の延
長部材を該鉄骨柱の下端から下方に所定量突出させて結
合し、鉄骨柱の建方時に、上記一対の延長部材が上記基
礎梁の梁主筋を跨るようにして、これら延長部材および
上記鉄骨柱下端部を上記建方穴に挿入した後、該建方穴
内に上記後打ちコンクリートを充填することを特徴とす
る鉄骨柱の脚部定着法。 - 【請求項2】 上記延長部材にスタッドボルトを取り付
けたことを特徴とする請求項1に記載の鉄骨柱の脚部定
着法。 - 【請求項3】 上記鉄骨柱の建方穴に挿入される下端部
には、上記延長部材の取付け面とは異なる面に水平部材
を結合したことを特徴とする請求項1または2に記載の
鉄骨柱の脚部定着法。 - 【請求項4】 上記水平部材にアンカーボルトを垂設し
たことを特徴とする請求項3に記載の鉄骨柱の脚部定着
法。 - 【請求項5】 上記アンカーボルトの下端部に、水平配
置される定着板を取り付けたことを特徴とする請求項4
に記載の脚部定着法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34327497A JP3760609B2 (ja) | 1997-12-12 | 1997-12-12 | 鉄骨柱の脚部定着法 |
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH11172689A true JPH11172689A (ja) | 1999-06-29 |
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JP34327497A Expired - Fee Related JP3760609B2 (ja) | 1997-12-12 | 1997-12-12 | 鉄骨柱の脚部定着法 |
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JP (1) | JP3760609B2 (ja) |
Cited By (3)
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US20110101200A1 (en) * | 2009-04-20 | 2011-05-05 | Container Design Services Corporation | Fence Form Post & Insert Assembly |
CN114320375A (zh) * | 2021-12-31 | 2022-04-12 | 中交一公局集团有限公司 | 锁脚锚管装置的施工方法 |
CN115059188A (zh) * | 2022-06-27 | 2022-09-16 | 国舜绿建科技有限公司 | 一种用于结构井拐角处的钢柱结构、建筑物及施工方法 |
-
1997
- 1997-12-12 JP JP34327497A patent/JP3760609B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP3760609B2 (ja) | 2006-03-29 |
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