JP2003333738A - ケーブル構造 - Google Patents

ケーブル構造

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JP2003333738A
JP2003333738A JP2003063754A JP2003063754A JP2003333738A JP 2003333738 A JP2003333738 A JP 2003333738A JP 2003063754 A JP2003063754 A JP 2003063754A JP 2003063754 A JP2003063754 A JP 2003063754A JP 2003333738 A JP2003333738 A JP 2003333738A
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cable structure
cable
belt
structure according
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JP2003063754A
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Shigekazu Nagai
茂和 永井
Toru Sugiyama
亨 杉山
Masahiko Someya
雅彦 染谷
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SMC Corp
Original Assignee
SMC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】樹脂製材料からなるケーブルの高さ方向に沿っ
た剛性を増大させて、ケーブルの高さ方向に沿った撓み
を抑制する。 【解決手段】複数のチューブ36が高さ方向に一体的に
連続されたケーブル10の一端部が電動アクチュエータ
12のボディ22の一端部の第1ケーブル接続部26に
固定され、ケーブル10の他端部が回転駆動源24の駆
動作用下に軸線に沿って変位するスライダ20に連結さ
れた第2ケーブル接続部34に接続される。前記ケーブ
ル10は、ボディ22に対して略水平に装着され、高さ
方向が幅広状に形成されるともに、厚さ方向が薄肉状に
形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、アクチュ
エータボディ等の固定部材とスライダ等の変位部材との
間に接続されるケーブル構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、図29に示されるように、例
えば、一方のアクチュエータ1の略水平方向に沿って自
在に変位するスライダ2に一体的に連結される他方のア
クチュエータ3において、電気信号が送給されるリード
線または圧力流体が導入されるチューブ等の複数のケー
ブル4の一端部が、アクチュエータボディ3aの上方に
接続され、他端部が一方のアクチュエータボディ1aの
上方に接続されている。
【0003】前記複数のケーブル4は、樹脂製材料から
なるケーブル案内機構5の内部に一体的に内蔵され、ケ
ーブル案内機構5の屈曲作用下にケーブル4が一体的に
屈曲する。
【0004】前記ケーブル案内機構5は、樹脂製材料か
らなる複数のブラケット6がピン7を介して連続的に、
かつ回動自在に軸支されている。なお、前記ケーブル案
内機構5は、一方のアクチュエータボディ1aの上方と
他方のアクチュエータボディ3aの上方とに接続され、
他方のアクチュエータボディ1aの軸線に沿った方向に
のみ屈曲自在に軸支されている。
【0005】前記ケーブル案内機構5は、複数のケーブ
ル4が内蔵された状態で円滑に屈曲することができるよ
うに隣り合うブラケット6同士またはピン7とブラケッ
ト6との接合部等に一定のクリアランスを設けている
(例えば、特許文献1参照)。
【0006】
【特許文献1】特開2002−176274号公報(段
落[0012]〜[0014])
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特許文
献1に係るケーブル4を略水平に配置されたアクチュエ
ータに適用し、かつアクチュエータの略鉛直方向(高さ
方向)のスペースに制約がある場合、前記ケーブル案内
機構5を介してケーブル4を接続する際、ケーブル案内
機構5に設けられている各クリアランスによってブラケ
ット6およびピン7等が重力の作用下に所定の位置より
変位してしまうため、ケーブル案内機構5がアクチュエ
ータの固定部材と変位部材との間の略中央部を中心とし
て下方に撓んだ状態となる。
【0008】そのため、前記ケーブル4を略水平に配置
されたアクチュエータに適用する場合、ケーブル案内機
構5に内蔵されたケーブル4の撓み量を考慮して高さ方
向の設置スペースにある程度の余裕を確保することが必
要となる。
【0009】その結果、アクチュエータの設置スペース
に高さ方向の制約がある場合、ケーブル案内機構5を介
してケーブル4が下方に設けられた他の装置や地面等と
接触して摩耗するため、ケーブル4の耐久性が低下する
とともに、前記アクチュエータが軸線に沿って変位する
際の変位抵抗となるという問題がある。
【0010】また、ケーブル案内機構5に内蔵された複
数のケーブル4の重量が各ブラケット6の下部側に集中
して付与されるため、該ブラケット6の下部側とこのブ
ラケット6を軸支しているピン7とが接触することによ
り、変位部材の変位動作に対応して円滑に屈曲すること
が困難となるという問題がある。
【0011】本発明は、前記の問題を考慮してなされた
ものであり、アクチュエータの設置スペースに高さ方向
の制約がある場合において、ベルト体をアクチュエータ
ボディに対して略水平に接続することが可能なケーブル
構造を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、アクチュエータボディに固定される固
定端と、前記アクチュエータボディの軸線方向に沿って
変位する変位部材に取着された可動端と、前記固定端と
前記可動端の間に設けられた帯状のベルト体と、を備
え、前記変位部材および可動端が一体的に変位する際、
前記ベルト体の軸線が略水平面上において屈曲自在に形
成されることを特徴とする。
【0013】本発明によれば、固定端および可動端を介
してアクチュエータボディおよび変位部材に帯状のベル
ト体が接続され、変位部材の変位に伴って可動端が変位
する。この場合、可動端を含む帯状のベルト体は、その
軸線が略水平面上において左右方向に屈曲する。従っ
て、ベルト体の軸線と略直交する方向に沿った剛性が増
大するため、ベルト体が自重によって下方に撓むことが
抑制され、設置スペースの高さ方向に制約がある場合に
おいても好適に使用することが可能となる。
【0014】また、前記ベルト体が前記固定端および可
動端にそれぞれ接続される取付部を有し、前記取付部に
は前記ベルト体の自重による中間部の撓みを抑制する撓
み抑制手段を設けることにより、前記撓み抑制手段によ
ってベルト体の中間部の撓みを上方に変位させることが
できるため、ベルト体の自重による撓みの下端がアクチ
ュエータボディの下面より突出することが防止される。
【0015】さらに、固定端および/または可動端に取
り付けられたベルト体の端部を、前記アクチュエータボ
ディの前記固定端が装着された側面と略平行な状態より
略水平面上において前記アクチュエータボディ側に所定
角度傾斜して取り付けることにより、前記アクチュエー
タボディの側面からの前記ベルト体の張り出し量をより
一層抑制することができ、それに伴って幅方向の寸法を
抑制することができる。
【0016】さらにまた、前記ベルト体の軸線と略直交
する幅方向の側面を鉛直面と略平行に形成することによ
り、前記ベルト体が自重によって鉛直方向に撓むことを
抑制することができる。
【0017】またさらに、前記ベルト体の幅方向の寸法
を前記ベルト体の厚さ方向の寸法より大きく形成するこ
とにより、前記ベルト体の軸線と略直交する幅方向の剛
性が増大するため、ベルト体の自重による撓みを抑制す
ることができるとともに、ベルト体の円滑な屈曲性を確
保することができる。
【0018】また、前記アクチュエータボディに前記ベ
ルト体の自重による中間部の撓みを抑制するガイド手段
を設け、前記ガイド手段によってベルト体を保持するこ
とにより、前記ベルト体の自重による中間部の撓みを好
適に抑制することができる。
【0019】さらに、前記ガイド手段を前記固定端の下
面と同一平面を有するガイド部材から構成することによ
り、前記ベルト体の自重による中間部の撓みの下端がガ
イド部材によって保持されるため、中間部の撓みがアク
チュエータボディの下面より突出することが防止され
る。
【0020】さらにまた、前記ベルト体に前記固定端と
可動端との間の中間部を懸架する懸吊手段を設けること
により、前記ベルト体の自重による中間部の撓みを好適
に抑制することができる。
【0021】またさらに、前記ベルト体が、該ベルト体
の軸線方向に沿って並設され、圧力流体が供給されるチ
ューブおよび/または電気信号が送給される電線を有す
るため、前記ベルト体の軸線と略直交する方向に沿った
剛性を増大させることができ、前記ベルト体の自重によ
る中間部の撓みを抑制することができる。
【0022】また、前記ベルト体に該ベルト体の軸線と
略直交する方向に沿って相互に離間した複数の圧力流体
が供給されるチューブおよび/または電気信号が送給さ
れる電線を連結する板状の壁部を設けることにより、前
記壁部によって複数の圧力流体が供給されるチューブお
よび/または電気信号が送給される電線が一体的に連結
されるため、前記ベルト体の軸線と略直交する方向に沿
った剛性を増大させることができ、前記ベルト体の自重
による中間部の撓みを抑制することができる。
【0023】さらに、前記ベルト体に圧力流体が供給さ
れるチューブおよび/または電気信号が送給される電線
の外周面から該ベルト体の軸線と略直交する方向にそれ
ぞれ延在する板状の壁面を形成することにより、前記ベ
ルト体の軸線と略直交する方向に沿った剛性を増大させ
ることができ、前記ベルト体の自重による中間部の撓み
を抑制することができる。
【0024】さらにまた、前記ベルト体に複数の圧力流
体が供給されるチューブおよび/または電気信号が送給
される電線を該ベルト体の軸線と略直交する方向に相互
に一定間隔離間させて保持する保持部材を設けることに
より、前記保持部材によって複数の圧力流体が供給され
るチューブおよび/または電気信号が送給される電線が
一体的に連結されるため、ベルト体の高さ方向に沿った
剛性を増大させることができ、前記ベルト体の自重によ
る中間部の撓みを抑制することができる。
【0025】またさらに、前記ベルト体をプレート部材
と、前記プレート部材の側面に突出し、圧力流体が供給
されるチューブおよび/または電気信号が送給される電
線が収納される収納部とを備えることにより、前記プレ
ート部材によって前記ベルト体の自重による中間部の撓
みを抑制することができるとともに、前記圧力流体が供
給されるチューブおよび/または電気信号が送給される
電線のメンテナンス作業を簡便に行うことができる。
【0026】また、前記ベルト体にプレート部材と、前
記プレート部材の側面に配設され、圧力流体が供給され
るチューブおよび/または電気信号が送給される電線と
前記プレート部材とを一体的に被覆するカバー部材を設
けることにより、前記プレート部材によって前記ベルト
体の自重による中間部の撓みを抑制することができると
ともに、前記カバー部材によってベルト体の内部に塵埃
等が進入することが防止される。
【0027】さらに、前記ベルト体を、プレート部材
と、前記プレート部材の側面に懸吊部材を介して懸吊さ
れ、圧力流体が供給されるチューブおよび/または電気
信号が送給される電線とから構成することにより、前記
プレート部材によって前記ベルト体の自重による中間部
の撓みを抑制することができるとともに、前記圧力流体
が供給されるチューブおよび/または電気信号が送給さ
れる電線の交換等のメンテナンス作業を簡便に行うこと
ができる。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明に係るケーブル構造につい
て好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら
以下詳細に説明する。
【0029】図1は、本発明の第1の実施の形態に係る
ケーブル10が適用された電動アクチュエータ12の斜
視図である。なお、この電動アクチュエータ12は、3
個の電動アクチュエータ12、14、16が組み合わさ
れた3軸変位装置18に適用され、Y軸方向に変位する
スライダ(変位部材)20を有する。
【0030】この電動アクチュエータ12は、X軸方向
に沿って変位するスライダが設けられた電動アクチュエ
ータ14の変位作用下に矢印X方向に変位し、且つZ軸
方向に沿って変位するスライダが設けられた電動アクチ
ュエータ16を介して矢印Z方向に変位自在に構成され
ている。
【0031】この電動アクチュエータ12は、長尺状の
ボディ(アクチュエータボディ)22と、該ボディ22
の一端部の下方に一体的に連結される回転駆動源24
と、前記回転駆動源24の駆動軸と一体的に連結される
図示しないプーリ部材と、ボディ22の他端部側に軸支
される図示しないプーリ部材と、前記一組のプーリ部材
にそれぞれ懸架される図示しないタイミングベルトと、
該タイミングベルトの回転駆動作用下に軸線方向に沿っ
て変位するスライダ20と、一方が固定されたボディ2
2の一端部側に連結され、他方が可動する該スライダ2
0に接続される帯状のベルト体25とからなる。なお、
前記スライダ20は図示しないタイミングベルトに一体
的に連結されている。
【0032】ボディ22の一端部には、所定長だけ突出
した第1ケーブル接続部(固定端)26が設けられ、前
記第1ケーブル接続部26には、ベルト体25の一端部
が挿入される挿入孔28aが形成されている。
【0033】ボディ22の一端部の下方には、図示しな
いねじ部材を介して回転駆動源24が一体的に連結さ
れ、図示しない電源からの電気信号によって駆動する回
転駆動源24の回転駆動力がボディ22の内部に配設さ
れた図示しないプーリ部材に伝達される。
【0034】スライダ20は、ボディ22の側面に形成
される開口部30より一部が外部に向かって突出して設
けられている。外部に突出したスライダ20の下面に
は、ねじ部材32を介して第2ケーブル接続部(可動
端)34が一体的に連結されている。前記第2ケーブル
接続部34のボディ22の一端部側の側面には、ベルト
体25の他端部が挿入される挿入孔28bが形成されて
いる。
【0035】ベルト体25は、樹脂製材料により屈曲自
在に設けられ、図6に示されるように、高さ方向の寸法
Aが幅広に形成されるとともに、厚さ方向の寸法Bが薄
肉状に形成される。換言すると、ベルト体25の高さ方
向の寸法Aは、厚さ方向の寸法Bより大きく形成され
る。
【0036】すなわち、ベルト体25を高さ方向に沿っ
て幅広に形成し、且つ厚さが薄肉状に形成された薄板形
状とすることにより、ケーブル10の高さ方向に対する
剛性を増大させることができるため、ケーブル10の自
重による重力方向に沿った撓みを抑制することができ
る。また、ベルト体25の厚さ方向の寸法Bを薄板状と
することにより、より一層ベルト体25の屈曲性を向上
させることができる。
【0037】前記ベルト体25は、図5および図6に示
されるように、電気信号が送給される図示しないリード
線が挿入され、若しくはエアー等の圧力流体が供給され
るチューブ36がそれぞれ高さ方向に沿って並列に連続
的に、かつ帯状に配設されている。複数設けられる前記
チューブ36を並列に連続的に配設する手段としては、
隣接するチューブ36同士の当接する外周面に対して接
着または溶着を行ってもよいし、複数のチューブ36が
並設されたベルト体25全体を一体成形で形成してもよ
い。
【0038】すなわち、チューブ36を高さ方向に沿っ
て並列に結合することにより、ベルト体25の高さ方向
の寸法A(図6参照)を幅広形状に形成することができ
るため、ベルト体25の高さ方向に対する剛性を確保す
ることができ、ケーブル10の重力方向への撓みを抑制
することができる。
【0039】ベルト体25の一端部は、図1に示される
ように、ボディ22の第1ケーブル接続部26にボディ
22の側面と略平行に形成された挿入孔28aに所定長
だけ挿入され、図示しない固定手段によって一体的に連
結されている。
【0040】また、ベルト体25の他端部は、前記スラ
イダ20の下方に一体的に連結された第2ケーブル接続
部34の側面にボディ22の側面と略平行に形成された
挿入孔28bに所定長だけ挿入され、図示しない固定手
段によって一体的に連結されている。すなわち、ベルト
体25は、ボディ22の高さ方向に沿って略平行に、且
つ第1ケーブル接続部26と第2ケーブル接続部34と
の間に湾曲して接続されている。換言すると、ベルト体
25の軸線と略直交する側面が、鉛直面と略平行になる
ように装着されている。
【0041】前記ベルト体25の長さは、スライダ20
が回転駆動源24と反対側のボディ22の他端部側まで
最大限変位した際、ボディ22の一端部側の第1ケーブ
ル接続部26に固定されたベルト体25の長さが若干余
裕があるように設定される。すなわち、スライダ20が
最もボディ22の他端部側に変位した際にベルト体25
に余裕を持たせておくことによって、スライダ20が変
位する際にベルト体25が変位抵抗になることが防止さ
れる。
【0042】また、図4に示されるように、第1ケーブ
ル接続部26および第2ケーブル接続部34に接続され
ているベルト体25aの両端部を内部に設けられた第1
および第2取付部材38、40によって挟持して一体的
に固定する。その際、ベルト体25aに対峙する前記第
1および第2取付部材38、40の内壁面にそれぞれ取
り付けられるベルト体25aの上部が、電動アクチュエ
ータ12のボディ22側に所定角度Cだけ傾斜するよう
に形成する。
【0043】詳細には、第1および第2取付部材38、
40の内壁面の傾斜角度をそれぞれ略同一角度に形成
し、ケーブル10aの両端部を図示しないねじ部材を介
して前記第1および第2取付部材38、40の間に挟持
している。
【0044】その結果、図3に示されるように、前記ケ
ーブル10aの第1ケーブル接続部26(図1参照)の
取付部41a(図1参照)と第2ケーブル接続部34の
取付部41bを支点としてボディ22側にねじられる方
向に曲げモーメントが作用するため、挿入孔28a、2
8b(図1参照)に接続されるベルト体25aをボディ
22に対して略平行な状態に取り付けた場合(図2参
照)と比較して、ベルト体25aの略中央部近傍に発生
するベルト体25aの重力方向への撓みを抑制すること
ができる。
【0045】すなわち、前記ベルト体25(図2参照)
より所定長だけ長いベルト体25aをボディ22および
スライダ20に対して略水平となるように取り付けた
際、長尺なベルト体25aは、ベルト体25aの高さ方
向に沿った剛性が不足し、ケーブル10aの重力方向に
沿った撓み量が大きくなる。その結果、ケーブル10a
の重力方向に沿った撓みの下端42が電動アクチュエー
タ12の下面43より下方に突出する場合がある(図3
参照)。
【0046】その場合においても、第1ケーブル接続部
26および第2ケーブル接続部34の取付部41a、4
1bを支点として上方に所定角度Dだけ傾斜させること
により、ケーブル10aの略中央部近傍に発生するケー
ブル10aの重力方向への撓みの下端42を上方に変位
させ、電動アクチュエータ12の下面43より突出する
ことを防止することができる。
【0047】また、図4に示されるように、第1および
第2取付部材38、40のベルト体25aが挟持される
所定角度傾斜した内壁面を相互に対応するように変更す
ることにより、第1ケーブル接続部26(図1参照)お
よび第2ケーブル接続部34に接続されたケーブル10
aの取付角度を任意の傾斜角度に調整することができ
る。その結果、ケーブル10aの撓みの下端42(図3
参照)の高さ方向の位置を簡便に調整することができ
る。
【0048】本発明の第1の実施の形態に係るケーブル
10が適用された電動アクチュエータ12は、基本的に
は以上のように構成されるものであり、次にその動作並
びに作用効果について説明する。
【0049】図示しない電源より回転駆動源24に対し
て電気信号(例えば、パルス信号)を送給する。図1に
示されるように、電気信号に基づいて回転駆動源24が
回転することにより、駆動軸を介してボディ22の一端
部側に設けられた図示しないプーリ部材が回転する。そ
して、前記プーリ部材の回動作用下にタイミングベルト
を介して接続されたボディ22の他端部側に設けられた
プーリ部材が一体的に回転する。その結果、図示しない
タイミングベルトに一体的に連結されたスライダ20が
ボディ22の軸線方向に沿って変位する。
【0050】その際、第2ケーブル接続部34を介して
スライダ20に一体的に装着されたベルト体25の他端
部がスライダ20に追随して変位する。その結果、ベル
ト体25は、屈曲自在な樹脂製材料により形成されてい
るため、一端部が装着されているボディ22と他端部が
装着されているスライダ20との間で略水平面上に沿っ
て屈曲する。すなわち、ベルト体25は、スライダ20
および第2ケーブル接続部34が一体的に変位する際、
前記ベルト体25の軸線が略水平面上において屈曲自在
に設けられている。
【0051】またその際、ボディ22の第1ケーブル接
続部26とスライダ20の第2ケーブル接続部34との
間に接続されたベルト体25は、高さ方向に沿って幅広
に、かつ厚さ方向に薄肉状に形成されているため、前記
ベルト体25の重力方向に沿った撓みが抑制される。そ
の結果、ベルト体25の重力方向に沿った撓みの下端4
2が電動アクチュエータ12の下面より下方に突出する
ことがない。
【0052】以上のように、第1の実施の形態では、ボ
ディ22とスライダ20との間に介装されるベルト体2
5を高さ方向に幅広に形成するとともに、厚さ方向に薄
板状に形成することにより、ケーブル10自体の高さ方
向に対する剛性が増大するため、ケーブル10の重力方
向への撓みを抑制することができる。その結果、ケーブ
ル10を略水平方向に屈曲自在に設けることができるた
め、電動アクチュエータ12に装着されるケーブル10
に対して高さ方向のスペースに制約がある場合において
も、好適に使用することができる。
【0053】また、ケーブル10が下方に撓んで電動ア
クチュエータ12の下面より突出することがないため、
ケーブル10が電動アクチュエータ12の下方に設置さ
れた装置または地面等に接触することがなく、ケーブル
10が変位する際の抵抗となることが防止される。
【0054】さらに、ケーブル10が電動アクチュエー
タ12の下方に設置される装置(例えば、電動アクチュ
エータ14)や地面等と接触することがないため、ケー
ブル10自体の耐久性が低下することが防止される。
【0055】さらにまた、ケーブル10の重力方向への
撓み量を抑制することができるため、電動アクチュエー
タ12等のケーブル10が適用される装置の高さ方向の
設置スペースを抑制することができ、省スペース化を図
ることができる。
【0056】次に、第2の実施の形態に係るケーブル2
00が適用された電動アクチュエータ202を図7〜図
9に示す。なお、以下に示す第2〜第5の実施の形態に
おいて、上述した第1の実施の形態に係るケーブル10
と同一の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳
細な説明を省略する。
【0057】この第2の実施の形態に係るケーブル20
0では、第1および第2ケーブル接続部26、34に取
り付けられたベルト体25の一端部および他端部を、ボ
ディ22の第1ケーブル接続部26が取り付けられる側
面に対して略平行な状態から略水平面上において該ボデ
ィ22側に所定角度F(図9参照)だけ傾斜させてそれ
ぞれ取り付けている点で、第1の実施の形態に係るケー
ブル10と相違している。
【0058】このように第1および第2ケーブル接続部
26、34に取り付けられたベルト体25の両端部を、
第1ケーブル接続部26が装着されたボディ22の側面
と略平行な状態から略水平面上において該ボディ22側
へと所定角度Fだけ傾斜させて取り付けることにより、
ボディ22とスライダ20との間のベルト体25の中間
部を、図1に示される第1の実施の形態に係るケーブル
10と比較して、より一層ボディ22側に接近した状態
とすることができる(図8中、G参照)。そのため、ベ
ルト体25の中間部を含むベルト体25のボディ22か
らの離間距離Hを小さくすることができ、ベルト体25
がボディ22の側面より突出する量、すなわち、電動ア
クチュエータ202の側面より張り出した幅方向の寸法
を、図1に示されるケーブル10と比較して抑制するこ
とができる。
【0059】その結果、下方に撓むことが抑制されたベ
ルト体25のボディ22の側面方向への張り出し量も同
時に抑制することができ、設置スペースの高さ方向およ
び幅方向に制約がある場合においても好適に使用するこ
とが可能となる。
【0060】なお、ベルト体25は、前記第1および第
2ケーブル接続部26、34に取り付けられた両端部
を、それぞれ第1ケーブル接続部26が装着されたボデ
ィ22の側面と略平行な状態から略水平面上においてボ
ディ22側に傾斜させて取り付ける場合に限定されるも
のではなく、前記ベルト体25のどちらか一方の端部の
みをボディ22側に傾斜させて取り付け、他方のベルト
体25の端部を前記ボディ22の軸線と略平行となるよ
うに取り付けるようにしてもよい。
【0061】次に、第3の実施の形態に係るケーブル6
0が適用された電動アクチュエータ62を図10および
図11に示す。
【0062】この第3の実施の形態に係るケーブル60
では、ボディ22およびスライダ20に対してベルト体
25の一端部および他端部がそれぞれボディ22の軸線
に対して略直交する方向(図11参照)に取り付けられ
ている点で、第1の実施の形態に係るケーブル10と相
違している。
【0063】このようにボディ22の軸線に対してベル
ト体25の両端部を略直交する方向に取り付けることに
より、ボディ22とスライダ20との間のベルト体25
の中間部が第1ケーブル接続部26の挿入孔28aと第
2ケーブル接続部34の挿入孔28bとの間の空中に保
持されている状態となるため、ボディ22の両端部から
ベルト体25が突出する量を図1に示されるケーブル1
0と比較して抑制することができる。
【0064】また、図12に示されるように、ケーブル
60aを第1ケーブル接続部26および第2ケーブル接
続部34の取付部41a、41b(図10参照)に対し
て上方に所定角度Eだけ傾斜するように取り付けること
により、ボディ22およびスライダ20のそれぞれの前
記ベルト体25の前記取付部41a、41bを支点とし
てボディ22側にねじられる方向に曲げモーメントが作
用する。その結果、図11に示されるように、ベルト体
25を取付部41a、41bに対して略水平に取り付け
た場合と比較して、ベルト体25の略中央部近傍に発生
するベルト体25の重力方向への撓みを抑制することが
できる。
【0065】すなわち、前記ベルト体25より所定長だ
け長いベルト体25aをボディ22およびスライダ20
に対して略水平となるように取り付けた際、長尺なベル
ト体25aの高さ方向に沿った剛性が不足し、ケーブル
60aの重力方向に沿った撓み量が大きくなる。その結
果、該ケーブル60aの重力方向に沿った撓みの下端4
2が電動アクチュエータ62の下面43より下方に突出
する場合がある。
【0066】その場合においても、ケーブル60aを第
1ケーブル接続部26および第2ケーブル接続部34の
取付部41a、41bの上方に所定角度E(図12参
照)だけ傾斜させることにより、ケーブル60aの略中
央部近傍に発生するケーブル60aの撓みの下端42を
上方に変位させ、電動アクチュエータ62の下面43よ
り突出することを防止することができる。
【0067】次に、第4の実施の形態に係るケーブル1
00が適用された電動アクチュエータ102を図13お
よび図14に示す。
【0068】この第4の実施の形態に係るケーブル10
0は、ベルト体25がスライダ20の変位に伴って屈曲
した際、ベルト体25の下面を支持するガイド手段10
4を有する点で、第1の実施の形態に係るケーブル10
と相違している。
【0069】図14に示されるように、ベルト体25の
下面を支持する位置に前記ベルト体25の重力方向に沿
った撓みを抑制するガイド手段104が設けられてい
る。前記ガイド手段104は、第1ケーブル接続部26
(図13参照)の下面106と略同一平面を有するガイ
ドバー(ガイド部材)108からなり、前記ガイドバー
108は、ボディ22の一端部側の第1ケーブル接続部
26に一体的に設けられる。
【0070】その結果、スライダ20の変位作用下にベ
ルト体25がボディ22に装着された一端部を支点とし
て屈曲して変位する際、ベルト体25の下面がガイドバ
ー108の上面によって保持されるため、ベルト体25
がガイドバー108の上面より下方に撓むことが防止さ
れる。すなわち、ベルト体25がガイドバー108の上
面によって支持されているため、ベルト体25の重力方
向に沿った撓みの下端42が電動アクチュエータ102
の下面より下方に突出することが防止される。
【0071】次に、第5の実施の形態に係るケーブル1
50が適用された電動アクチュエータ152を図15お
よび図16に示す。
【0072】さらに、第5の実施の形態に係るケーブル
150は、ベルト体25の略中央部を天井154等(図
16参照)に連結されたワイヤ等の懸吊部材156によ
って懸吊することにより、ケーブル150の下方への撓
みを抑制している点で、第1の実施の形態に係るケーブ
ル10と相違している。
【0073】図16に示されるように、天井154若し
くはケーブル150より高い位置に一端部が接続された
懸吊部材156によって前記ベルト体25の略中央部を
懸吊する。前記ケーブル150は、懸吊部材156によ
って第1ケーブル接続部26および第2ケーブル接続部
34の取付部41a、41bと略水平になるように懸吊
される。なお、前記懸吊部材156の長さは、ケーブル
150がスライダ20の変位作用下に屈曲する際の変位
抵抗とならないように余裕を取って長めに設定される。
【0074】その結果、ベルト体25の略中央部が常
時、懸吊部材156によってボディ22と略水平状態に
懸吊されている状態であるため、ケーブル150が下方
に撓むことが防止され、電動アクチュエータ152の下
面43より下方に突出することが防止される。なお、前
記懸吊部材156の長さおよび本数、懸吊部材156の
一端部を懸吊する天井154等の位置を任意に設定する
ことにより、ケーブル150の撓み量を任意に調整する
ことができる。
【0075】次に、第1〜第6変形例に係るベルト体2
5b〜25gの断面構造について説明する。
【0076】第1変形例では、図17および図18に示
されるように、ベルト体25bを構成するチューブ36
の本数が1本の場合には、ベルト体25bの高さ方向の
略中央部にチューブ36を配設し、チューブ36とその
上下方向にそれぞれ延在する壁面44a、44bとを一
体的に形成する。
【0077】このような構造とすることにより、チュー
ブ36の本数が少ない場合においても、高さ方向に沿っ
て延在する壁面44a、44bによってベルト体25b
を高さ方向に沿って幅広形状に形成することができるた
め、ベルト体25bの高さ方向に対する剛性を確保する
ことができ、ベルト体25bに生じる重力方向の撓みを
抑制することができる。
【0078】第2変形例では、図19および図20に示
されるように、ベルト体25cを構成するチューブ36
が一組の場合には、ベルト体25cの高さ方向に沿った
上端部および下端部に、チューブ36を設けて、上端部
および下端部に設けられたチューブ36の間を所定長の
厚さの壁部46によって一体的に接続する構造とする。
【0079】このような構造とすることにより、チュー
ブ36の本数が一組の場合においても、前記壁部46に
よってベルト体25cを高さ方向に沿って幅広形状に形
成することができるため、ベルト体25cの高さ方向に
対する剛性を確保することができ、ベルト体25cに生
じる重力方向の撓みを抑制することができる。
【0080】さらにまた、第3変形例では、図21およ
び図22に示されるように、ベルト体25dを構成する
2本のチューブ36は、保持用ヨーク(保持部材)48
によって長手方向に対して略直交する方向に所定間隔離
間して保持される。前記保持用ヨーク48は、チューブ
36の離間距離が変化することがない強度を有する材質
によって形成される。また、前記保持用ヨーク48は、
チューブ36の長手方向に沿って所定間隔離間して装着
される。前記保持用ヨーク48同士の離間距離および保
持用ヨーク48の個数を調整することにより、チューブ
36の屈曲度合いを調整することができる。
【0081】このような構造とすることにより、チュー
ブ36の本数が少ない場合においてもベルト体25dの
高さ方向の寸法を大きく形成することができるため、帯
状に形成される前記ベルト体25dの形状と略同等の高
さ方向に対する剛性を確保することができ、ベルト体2
5dに生じる重力方向の撓みを抑制することができる。
【0082】また、チューブ36が外部に露呈される構
造としているため、メンテナンス作業を容易に行うこと
ができる。
【0083】さらにまた、第4変形例では、図23およ
び図24に示されるように、ベルト体25eは、例え
ば、樹脂製材料からなる薄板状のプレート部材50aの
側面を所定長だけ突出して、複数のチューブ36を上方
から高さ方向に沿って並列に収納するための長溝を有す
る収納部52から構成される。前記長溝の深さは、収納
されるチューブ36の本数に対応した深さに設定され
る。なお、チューブ36の本数は特に限定されるもので
はなく、単一であっても複数であってもよい。
【0084】このような構造とすることにより、ベルト
体25eの高さ方向に沿った剛性が薄板状のプレート部
材50aの部分で確保されるため、チューブ36の本数
が少ない場合においてもベルト体25eの高さ方向に対
する剛性を確保することができ、ベルト体25eに生じ
る重力方向に沿った撓みを抑制することができる。
【0085】また、チューブ36が外部に露呈されてい
る状態であるため、メンテナンス作業を容易に行うこと
ができる。
【0086】さらにまた、第5変形例では、図25およ
び図26に示されるように、ベルト体25fは、例え
ば、樹脂製材料からなる薄板状の補強用プレート51の
側面の上方に複数のチューブ36を並列に配置し、補強
用プレート51および複数のチューブ36を一体的に被
覆するカバー部材54から構成される。なお、チューブ
36の本数は特に限定されるものではなく、単一であっ
ても複数であってもよい。
【0087】このような構造とすることにより、ベルト
体25fの高さ方向に沿った剛性が薄板状の補強用プレ
ート51の部分で確保されるため、ベルト体25fに生
じる重力方向に沿った撓みを抑制することができる。ま
た、ベルト体25fは、チューブ36が外部に露呈され
ることがないため、防水性および耐薬品性等にも優れて
いる。
【0088】さらにまた、第6変形例では、図27およ
び図28に示されるように、ベルト体25gは、例え
ば、樹脂製材料からなる薄板状のプレート部材50bの
下面に一端部が接続され、溶着等で一体的に連結された
複数のチューブ36を懸吊するワイヤ等からなる懸吊部
材56から構成される。前記懸吊部材56は、プレート
部材50bとチューブ36との間に所定間隔離間して介
装されている。
【0089】このような構造とすることにより、ベルト
体25gの高さ方向の剛性が薄板状のプレート部材50
bで確保されるため、ベルト体25gに生じる重力方向
に沿った撓みを抑制することができる。また、チューブ
36が外部に露呈される構造としているため、メンテナ
ンス作業を容易に行うことができる。
【0090】
【発明の効果】本発明によれば、以下の効果が得られ
る。
【0091】すなわち、固定端および可動端を介してア
クチュエータボディおよび変位部材にベルト体が接続さ
れ、変位部材の変位に伴って可動端が変位する際、前記
ベルト体を帯状に形成することにより、ベルト体の自重
によって該ベルト体が下方に撓むことが抑制され、設置
スペースの高さ方向に制約がある場合においても好適に
使用することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るケーブルが適
用された電動アクチュエータの斜視図である。
【図2】図1のケーブルが適用された電動アクチュエー
タの一部省略側面図である。
【図3】図2のケーブルの取付角度を示す一部省略側面
図である。
【図4】第2ケーブル接続部の一部省略縦断面図であ
る。
【図5】図2のケーブルを構成するベルト体の一部省略
斜視図である。
【図6】図5のベルト体の縦断面図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係るケーブルが適
用された電動アクチュエータの斜視図である。
【図8】図7のケーブルが適用された電動アクチュエー
タの平面図である。
【図9】図8のケーブルの取付角度を示すスライダおよ
び第2ケーブル接続部近傍の部分拡大図である。
【図10】本発明の第3の実施の形態に係るケーブルが
適用された電動アクチュエータの斜視図である。
【図11】図10のケーブルが適用された電動アクチュ
エータの一部省略側面図である。
【図12】本発明の第3の実施の形態に係るケーブルの
取付角度を示す一部省略側面図である。
【図13】本発明の第4の実施の形態に係るケーブルが
適用された電動アクチュエータの斜視図である。
【図14】図13のケーブルが適用された電動アクチュ
エータの一部省略側面図である。
【図15】本発明の第5の実施の形態に係るケーブルが
適用された電動アクチュエータの斜視図である。
【図16】図15のケーブルが適用された電動アクチュ
エータの一部省略側面図である。
【図17】第1変形例に係るベルト体の一部省略斜視図
である。
【図18】図17のベルト体の縦断面図である。
【図19】第2変形例に係るベルト体の一部省略斜視図
である。
【図20】図19のベルト体の縦断面図である。
【図21】第3変形例に係るベルト体の一部省略斜視図
である。
【図22】図21のベルト体の縦断面図である。
【図23】第4変形例に係るベルト体の一部省略斜視図
である。
【図24】図23のベルト体の縦断面図である。
【図25】第5変形例に係るベルト体の一部省略斜視図
である。
【図26】図25のベルト体の縦断面図である。
【図27】第6変形例に係るベルト体の一部省略斜視図
である。
【図28】図27のベルト体の縦断面図である。
【図29】従来技術に係るケーブルが適用されたアクチ
ュエータの斜視図である。
【符号の説明】
10、10a、60、60a、100、150、200
…ケーブル 12、14、16、62、102、152、202…電
動アクチュエータ 20…スライダ 22…ボディ 24…回転駆動源 25、25a〜2
5g…ベルト体 26…第1ケーブル接続部 28a、28b…
挿入孔 34…第2ケーブル接続部 36…チューブ 38…第1取付部材 40…第2取付部
材 42…下端 44a、44b…
壁面 46…壁部 48…保持用ヨー
ク 50a、50b…プレート部材 52…収納部 54…カバー部材 56、156…懸
吊部材 108…ガイドバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02G 3/38 H02G 3/28 G (72)発明者 染谷 雅彦 茨城県筑波郡谷和原村絹の台4−2−2 エスエムシー株式会社筑波技術センター内 Fターム(参考) 3C007 BS02 CV04 CW05 CY02 CY03 CY08 5G363 AA07 BA01 BA07 BB01 DC08

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アクチュエータボディに固定される固定端
    と、 前記アクチュエータボディの軸線方向に沿って変位する
    変位部材に取着された可動端と、 前記固定端と前記可動端の間に設けられた帯状のベルト
    体と、 を備え、 前記変位部材および可動端が一体的に変位する際、前記
    ベルト体の軸線が略水平面上において屈曲自在に形成さ
    れることを特徴とするケーブル構造。
  2. 【請求項2】請求項1記載のケーブル構造において、 前記ベルト体は、前記固定端および可動端にそれぞれ接
    続される取付部を有し、前記取付部には前記ベルト体の
    自重による中間部の撓みを抑制する撓み抑制手段が設け
    られることを特徴とするケーブル構造。
  3. 【請求項3】請求項2記載のケーブル構造において、 前記固定端および/または可動端に取り付けられたベル
    ト体の端部が、前記アクチュエータボディの前記固定端
    が装着された側面と略平行な状態より略水平面上におい
    て前記アクチュエータボディ側に所定角度傾斜して取り
    付けられることを特徴とするケーブル構造。
  4. 【請求項4】請求項1記載のケーブル構造において、 前記ベルト体の軸線と略直交する幅方向の側面は、鉛直
    面と略平行に形成されることを特徴とするケーブル構
    造。
  5. 【請求項5】請求項4記載のケーブル構造において、 前記ベルト体の幅方向の寸法は、前記ベルト体の厚さ方
    向の寸法より大きく形成されることを特徴とするケーブ
    ル構造。
  6. 【請求項6】請求項1記載のケーブル構造において、 前記アクチュエータボディには、前記ベルト体の自重に
    よる中間部の撓みを抑制するガイド手段が設けられるこ
    とを特徴とするケーブル構造。
  7. 【請求項7】請求項6記載のケーブル構造において、 前記ガイド手段は、前記固定端の下面と同一平面を有す
    るガイド部材からなることを特徴とするケーブル構造。
  8. 【請求項8】請求項1記載のケーブル構造において、 前記ベルト体には、前記固定端と前記可動端との間の中
    間部を懸架する懸吊手段が設けられることを特徴とする
    ケーブル構造。
  9. 【請求項9】請求項1記載のケーブル構造において、 前記ベルト体は、該ベルト体の軸線方向に沿って並設さ
    れ、圧力流体が供給されるチューブおよび/または電気
    信号が送給される電線を有することを特徴とするケーブ
    ル構造。
  10. 【請求項10】請求項1記載のケーブル構造において、 前記ベルト体には、該ベルト体の軸線と略直交する方向
    に沿って相互に離間し、圧力流体が供給される複数のチ
    ューブおよび/または電気信号が送給される複数の電線
    を連結する板状の壁部が設けられることを特徴とするケ
    ーブル構造。
  11. 【請求項11】請求項1記載のケーブル構造において、 前記ベルト体には、圧力流体が供給されるチューブおよ
    び/または電気信号が送給される電線の外周面から該ベ
    ルト体の軸線と略直交する方向にそれぞれ延在する板状
    の壁面が形成されることを特徴とするケーブル構造。
  12. 【請求項12】請求項1記載のケーブル構造において、 前記ベルト体には、複数の圧力流体が供給されるチュー
    ブおよび/または電気信号が送給される電線を該ベルト
    体の軸線と略直交する方向に相互に一定間隔離間させて
    保持する保持部材が設けられることを特徴とするケーブ
    ル構造。
  13. 【請求項13】請求項1記載のケーブル構造において、 前記ベルト体は、プレート部材と、前記プレート部材の
    側面に突出し、圧力流体が供給されるチューブおよび/
    または電気信号が送給される電線が収納される収納部と
    を備えることを特徴とするケーブル構造。
  14. 【請求項14】請求項1記載のケーブル構造において、 前記ベルト体には、プレート部材と、前記プレート部材
    の側面に配設され、圧力流体が供給されるチューブおよ
    び/または電気信号が送給される電線と前記プレート部
    材とを一体的に被覆するカバー部材が設けられることを
    特徴とするケーブル構造。
  15. 【請求項15】請求項1記載のケーブル構造において、 前記ベルト体は、プレート部材と、前記プレート部材の
    側面に懸吊部材を介して懸吊され、圧力流体が供給され
    るチューブおよび/または電気信号が送給される電線と
    からなることを特徴とするケーブル構造。
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