JP2003332243A - 気化器及び気化供給装置 - Google Patents

気化器及び気化供給装置

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JP2003332243A JP2002136892A JP2002136892A JP2003332243A JP 2003332243 A JP2003332243 A JP 2003332243A JP 2002136892 A JP2002136892 A JP 2002136892A JP 2002136892 A JP2002136892 A JP 2002136892A JP 2003332243 A JP2003332243 A JP 2003332243A
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    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
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    • C23C16/44Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes characterised by the method of coating
    • C23C16/448Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes characterised by the method of coating characterised by the method used for generating reactive gas streams, e.g. by evaporation or sublimation of precursor materials
    • C23C16/4485Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes characterised by the method of coating characterised by the method used for generating reactive gas streams, e.g. by evaporation or sublimation of precursor materials by evaporation without using carrier gas in contact with the source material
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y10S261/00Gas and liquid contact apparatus
    • Y10S261/65Vaporizers

Abstract

(57)【要約】 【課題】 CVD原料に伴って供給されるキャリアガス
の供給量を減少させて気化供給を行なう場合であって
も、気化室内における固体CVD原料の析出、付着を防
止することができ、所望の濃度及び流量で極めて効率よ
く気化供給することが可能な気化器及び気化供給装置を
提供する。 【解決手段】 CVD原料供給部が、CVD原料の流
路、キャリアガスの流路、これらの流路が合流して気化
室へ通じる混合流路を有し、CVD原料の流路がCVD
原料の圧力損失を生じさせる手段を備えてなる気化器と
する。また、液体流量制御部と気化器の間に、CVD原
料の圧力損失を生じさせる手段を備えてなる気化供給装
置とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体製造装置
(CVD装置)にガス状のCVD原料を供給するための
気化器及び気化供給装置に関する。さらに詳細には、液
体CVD原料、または固体CVD原料を有機溶媒に溶解
させたCVD原料を、所望の濃度及び流量で効率よく気
化し、半導体製造装置に気化供給するための気化器及び
気化供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体分野においては、半導体メ
モリー用の酸化物系誘電体膜として、高誘電率を有しス
テップカバレッジ性が高いチタン酸ジルコン酸鉛(PZ
T)膜、チタン酸バリウムストロンチウム(BST)
膜、タンタル酸ストロンチウムビスマス(SBT)膜、
チタン酸ジルコン酸ランタン鉛(PLZT)膜等が用い
られている。これらの半導体薄膜のCVD原料として
は、例えばPb源としてPb(DPM)2(固体原
料)、Zr源としてZr(OC(CH334(液体原
料)、Zr(DPM)4(固体原料)、Ti源としてT
i(OCH(CH324(液体原料)、Ti(OCH
(CH322(DPM)2(固体原料)、Ba源として
Ba(DPM)2(固体原料)、Sr源としてSr(D
PM)2(固体原料)が用いられている。
【0003】CVD原料として液体原料を使用する場
合、通常は、液体原料が、液体流量制御部を経由して、
キャリアガスとともに気化器に供給され、気化器でガス
状にされた後、CVD装置に供給される。しかし、液体
原料は、一般的に蒸気圧が低く、粘度が高く、気化温度
と分解温度が接近しているため、その品質を低下させる
ことなく、しかも所望の濃度及び流量で効率よく気化さ
せることは困難なことであった。また、固体原料は、高
温に保持し昇華して気化供給することにより高純度の原
料を得ることが可能であるが、工業的には充分な供給量
を確保することが極めて困難であるため、通常はテトラ
ヒドロフラン等の溶媒に溶解させて液体原料とすること
により気化させて使用している。しかし、固体原料は、
気化温度が溶媒と大きく相異し、加熱により溶媒のみが
気化して固体原料が析出しやすいので、液体原料の気化
よりもさらに困難であった。
【0004】このように固体原料を用いた半導体膜の製
造は、高度の技術を必要とするが、高品質、高純度のも
のが期待できるため、これらの原料を劣化や析出をさせ
ることなく効率よく気化する目的で、種々の気化器ある
いは気化供給装置が開発されてきた。このような気化器
としては、例えば、CVD原料供給部のCVD原料との
接触部が、フッ素系樹脂、ポリイミド系樹脂等の耐腐食
性合成樹脂で構成される気化器が、また、気化供給装置
としては、前記のような気化器を有し、気化室の加熱時
に加熱手段から熱伝導を受けるCVD原料供給部の金属
構成部分が、冷却器により冷却可能な構成である気化供
給装置が挙げられる(特願2001−349840)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記気化器は、CVD
原料との接触部の構成材料を、耐熱性のほか、断熱性が
あり、CVD原料が付着しにくい特性を有する耐腐食性
合成樹脂としたものであり、固体CVD原料を有機溶媒
に溶解させた原料を用いた場合においても、急激な原料
の加熱を防止できるので、溶媒のみが気化しCVD原料
が析出することが少なく、99.9%以上の高い気化効
率が得られる気化器である。また、前記気化供給装置
は、前記気化器を有し、気化室の加熱時に気化器のCV
D原料供給部を冷却する構成としたものであり、CVD
原料の析出防止効果をさらに向上させた気化供給装置で
ある。
【0006】しかしながら、このような気化器あるいは
気化供給装置は、CVD原料供給部内に固体CVD原料
が析出、付着することを防止できる効果があるが、CV
D原料に伴って供給されるキャリアガスの供給量を減少
させると、その他の気化器と同様に、溶媒のみが気化す
る傾向が大きくなり、気化室内に固体CVD原料が析出
し付着する虞があった。しかし、化学気相成長において
は、CVD原料を高濃度で供給することによりその利用
効率を上げることが好ましい。従って、本発明が解決し
ようとする課題は、CVD原料に伴って供給されるキャ
リアガスの供給量を減少させて気化供給を行なう場合で
あっても、気化室内における固体CVD原料の析出、付
着を防止することができ、所望の濃度及び流量で極めて
効率よく気化供給することが可能な気化器及び気化供給
装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、これらの
課題を解決すべく鋭意検討した結果、CVD原料を気化
器の気化室へ噴出する直前でキャリアガスを混合すると
ともに、その前段のCVD原料の流路、または液体流量
制御部と気化器の間に、CVD原料の圧力損失を生じさ
せる手段を設けることにより、気化室内の圧力変動及び
液体流量制御部の流量変動が小さくなり安定するととも
に、気化室内における固体CVD原料の析出、付着を防
止することができ、所望の濃度及び流量で極めて効率よ
く気化供給できることを見い出し本発明に到達した。
【0008】すなわち本発明は、CVD原料の気化室、
CVD原料を該気化室に供給するためのCVD原料供給
部、気化ガス排出口、及び該気化室の加熱手段を有する
気化器であって、該CVD原料供給部が、CVD原料の
流路、キャリアガスの流路、及び該2個の流路が合流し
て気化室へ通じるCVD原料及びキャリアガスの混合流
路を有し、該CVD原料の流路がCVD原料の圧力損失
を生じさせる手段を備えてなることを特徴とする気化器
である。また、本発明は、CVD原料を、液体流量制御
部を経由して気化器に供給し、気化させて半導体製造装
置へ供給する気化供給装置であって、液体流量制御部と
気化器の間に、CVD原料の圧力損失を生じさせる手段
を備えてなることを特徴とする気化供給装置でもある。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明は、液体CVD原料、また
は液体CVD原料あるいは固体CVD原料を溶媒に溶解
させたCVD原料を気化させて、半導体製造装置に供給
する気化器に適用されるが、特に固体CVD原料を使用
する場合において、CVD原料に伴って供給されるキャ
リアガスの供給量を減少させても、気化室内の圧力変動
及び液体流量制御部の流量変動が小さくなり、気化室内
における固体CVD原料の析出、付着を防止できる点で
特に効果を発揮する。
【0010】本発明の気化器は、CVD原料供給部が、
CVD原料の流路、キャリアガスの流路、及び該2個の
流路が合流して気化室へ通じるCVD原料及びキャリア
ガスの混合流路を有し、前記CVD原料の流路がCVD
原料の圧力損失を生じさせる手段を備えた気化器であ
る。また、本発明の気化供給装置は、液体流量制御部と
気化器の間に、CVD原料の圧力損失を生じさせる手段
を備えた気化供給装置である。
【0011】本発明の気化器及び気化供給装置に適用で
きるCVD原料は、常温、常圧で液体であってもまた固
体を溶媒に溶解したものであっても、液状を保持し得る
ものであれば特に制限はなく、用途に応じて適宜選択、
使用される。例えばテトラiso-プロポキシチタン(Ti
(OCH(CH324)、テトラn-プロポキシチタン
(Ti(OC374)、テトラtert-ブトキシジルコニ
ウム(Zr(OC(CH334)、テトラn-ブトキシ
ジルコニウム(Zr(OC494)、テトラメトキシ
バナジウム(V(OCH34)、トリメトキシバナジル
オキシド(VO(OCH33)、ペンタエトキシニオブ
(Nb(OC255)、ペンタエトキシタンタル(T
a(OC255)、トリメトキシホウ素(B(OC
33)、トリiso-プロポキシアルミニウム(Al(O
CH(CH323)、テトラエトキシケイ素(Si
(OC254)、テトラエトキシゲルマニウム(Ge
(OC2 54)、テトラメトキシスズ(Sn(OC
34)、トリメトキシリン(P(OCH33)、トリ
メトキシホスフィンオキシド(PO(OCH33)、ト
リエトキシヒ素(As(OC253)、トリエトキシ
アンチモン(Sb(OC253)等の常温、常圧で液
体のアルコキシドを挙げることができる。
【0012】また、前記のほかに、トリメチルアルミニ
ウム(Al(CH33)、ジメチルアルミニウムハイド
ライド(Al(CH32H)、トリiso-ブチルアルミニ
ウム(Al(iso-C493)、ヘキサフルオロアセチ
ルアセトン銅ビニルトリメチルシラン((CF3CO)2
CHCu・CH2CHSi(CH33)、ヘキサフルオ
ロアセチルアセトン銅アリルトリメチルシラン((CF
3CO)2CHCu・CH2CHCH2Si(CH33)、
ビス(iso-プロピルシクロペンタジエニル)タングステ
ンジハライド((iso-C37552WH2)、テトラ
ジメチルアミノジルコニウム(Zr(N(C
324)、ペンタジメチルアミノタンタル(Ta
(N(CH325)、ペンタジエチルアミノタンタル
(Ta(N(C2525)、テトラジメチルアミノチ
タン(Ti(N(CH324)、テトラジエチルアミ
ノチタン(Ti(N(C2524)等の常温、常圧で
液体の原料を例示することができる。
【0013】さらに、ヘキサカルボニルモリブデン(M
o(CO)6)、ジメチルペントオキシ金(Au(C
32(OC57))、ビスマス(III)ターシャリー
ブトキシド(Bi(OtBu)3)、ビスマス(III)タ
ーシャリーペントキシド(Bi(OtAm)3)、トリ
フェニルビスマス(BiPh3)、ビス(エチルシクロ
ペンタジエニル)ルテニウム(Ru(EtCp)2)、
(エチルシクロペンタジエニル)(トリメチル)白金
(Pt(EtCp)Me3)、1,5-シクロオクタジエン
(エチルシクロペンタジエニル)イリジウム(Ir(E
tCp)(cod))、ビス(ヘキサエトキシタンタ
ル)ストロンチウム(St[Ta(OEt)62)、ビ
ス(ヘキサイソプロポキシタンタル)ストロンチウム
(St[Ta(OiPr)62)、トリス(2,2,6,6,-
テトラメチル-3,5ヘプタンジオナイト)ランタン(La
(DPM)3)、トリス(2,2,6,6,-テトラメチル-3,5ヘ
プタンジオナイト)イットリウム(Y(DPM)3)、
トリス(2,2,6,6,-テトラメチル-3,5ヘプタンジオナイ
ト)ルテニウム(Ru(DPM)3)、ビス(2,2,6,6,-
テトラメチル-3,5ヘプタンジオナイト)バリウム(Ba
(DPM)2)、ビス(2,2,6,6,-テトラメチル-3,5ヘプ
タンジオナイト)ストロンチウム(Sr(DP
M)2)、テトラ(2,2,6,6,-テトラメチル-3,5ヘプタン
ジオナイト)チタニウム(Ti(DPM)4)、テトラ
(2,2,6,6,-テトラメチル-3,5ヘプタンジオナイト)ジ
ルコニウム(Zr(DPM)4)、テトラ(2,6,-ジメチ
ル-3,5ヘプタンジオナイト)ジルコニウム(Zr(DM
HD)4)、ビス(2,2,6,6,-テトラメチル-3,5ヘプタン
ジオナイト)鉛(Pb(DPM)2)、(ジ-ターシャリ
ーブトキシ)ビス(2,2,6,6,-テトラメチル-3.5.ヘプタ
ンジオナイト)チタニウム(Ti(OtBu) 2(DP
M)2)、(ジ-イソプロポキシ)ビス(2,2,6,6,-テト
ラメチル-3,5,-ヘプタンジオナイト)チタニウム(Ti
(OiPr)2(DPM)2)、(イソプロポキシ)トリ
ス(2,2,6,6,-テトラメチル-3,5,-ヘプタンジオナイ
ト)ジルコニウム(Zr(OiPr)(DPM)3)、
(ジ-イソプロポキシ)トリス(2,2,6,6,-テトラメチル
-3,5,-ヘプタンジオナイト)タンタル(Ta(OiP
r)2(DPM)3)等の常温、常圧で固体の原料を例示
することができる。ただし、これらは通常0.1〜1.
0mol/L程度の濃度で有機溶媒に溶解して使用する
必要がある。
【0014】固体CVD原料の溶媒として用いられる前
記有機溶媒は、通常はその沸点温度が40℃〜140℃
の有機溶媒である。それらの有機溶媒として、例えば、
プロピルエーテル、メチルブチルエーテル、エチルプロ
ピルエーテル、エチルブチルエーテル、酸化トリメチレ
ン、テトラヒドロフラン、テトラヒドロピラン等のエー
テル、メチルアルコール、エチルアルコール、プロピル
アルコール、ブチルアルコール等のアルコール、アセト
ン、エチルメチルケトン、iso-プロピルメチルケトン、
iso-ブチルメチルケトン等のケトン、プロピルアミン、
ブチルアミン、ジエチルアミン、ジプロピルアミン、ト
リエチルアミン等のアミン、酢酸エチル、酢酸プロピ
ル、酢酸ブチル等のエステル、ヘキサン、ヘプタン、オ
クタン等の炭化水素等を挙げることができる。
【0015】次に、本発明の気化器及び気化供給装置
を、図1乃至図8に基づいて詳細に説明するが、本発明
はこれにより限定されるものではない。図1及び図2は
本発明の気化器の例を示す断面図、図3は本発明の気化
器のCVD原料供給部の例を示す断面図、図4は各々図
3におけるa−a’面、b−b’面、c−c’面、d−
d’面の断面図、図5は図3におけるA−A’面(CV
D原料、キャリアガスを気化室へ噴出する面)の例を示
す断面図、図6は本発明の気化供給装置の一例を示す構
成図、図7は本発明における絞り部及びオリフィスの例
を示す断面図、図8は本発明におけるフィルターの例を
示す断面図である。
【0016】本発明の気化器は、図1、図2に示すよう
に、CVD原料の気化室1、CVD原料を気化室に供給
するためのCVD原料供給部2、気化ガス排出口3、及
び気化室の加熱手段(ヒーター等)4を備えた気化器で
ある。また、本発明の気化器は、これらとともに、CV
D原料供給部の冷却手段5が備えられていることが好ま
しい。このような冷却手段としては、例えばCVD原料
供給部の側面部に冷却水を流す配管等が挙げられる。
【0017】また、本発明の気化器は、図1、図2に示
すように、気化器の外部から気化器のCVD原料供給部
にCVD原料供給管6及びキャリアガス供給管7が接続
される。CVD原料供給部は、図3に示すように各々前
記配管に接続されたCVD原料を流通する流路9、キャ
リアガスを流通する流路10、これらの2個の流路から
合流したCVD原料及びキャリアガスを気化室へ噴出す
る混合流路11を有する。本発明の気化器においては、
前記CVD原料を流通する流路9にCVD原料の圧力損
失を生じさせる手段が備えられる。
【0018】本発明の気化器において、CVD原料を流
通する流路9にCVD原料の圧力損失を生じさせる手段
としては、CVD原料の流路9の少なくとも一部に、図
3(1)(2)に示すようにCVD原料及びキャリアガ
スの混合流路11の内径よりも小さな内径を有する細管
を用いる手段、または図3(3)(4)に示すようにC
VD原料の流路に絞り部13またはオリフィス14を設
ける手段等を例示することができる。本発明の気化器に
おいては、いずれの手段を用いても、CVD原料供給部
全体の90%以上のCVD原料の圧力損失を生じさせる
ものであることが好ましい。
【0019】CVD原料の圧力損失を生じさせる手段と
して細管を用いる場合、細管の内径は混合流路の内径よ
りも小さければ特に限定されることはないが、通常は混
合流路の内径の50%以下であり、0.2mmよりも小
さいものが使用される。また、細管の長さは内径が大き
いほど長くする必要があるが、通常は2cm以上であ
り、必要に応じてCVD原料を流通する流路全部、ある
いはさらに図1に示すようにCVD原料供給管6にも細
管を用いることができる。また、CVD原料の圧力損失
を生じさせる手段として絞り部またはオリフィスを用い
る場合、その間隙の幅は特に限定されないが、通常はC
VD原料を流通する流路の内径の30%以下であり、
0.1mmよりも小さくなるように設定される。尚、以
上のような細管、絞り部、オリフィスは複数個用いるこ
ともでき、また組合せて用いることもできる。
【0020】尚、本発明の気化器においては、図3
(2)(4)に示すように、キャリアガスを混合流路1
1の気化室噴出口の外周部から気化室へ噴出する流路1
2を設けることが好ましい。さらに流路12の噴出口の
向きを、混合流路11の気化室噴出口へ向かって斜め下
方向に設定することが好ましい。CVD原料供給部をこ
のような構成とすることにより、気化供給の際の気化室
内の圧力変動及び液体マスフローコントローラーの流量
変動がより小さくなり、極めて効率よく気化できるとと
もに、気化室内における固体CVD原料の析出、付着を
さらに減少させることができる。
【0021】また、本発明の気化器においては、CVD
原料供給部の内部をフッ素系樹脂、ポリイミド系樹脂等
の合成樹脂、あるいは空洞とするとともに、気化器外部
との接触部を金属とすることが好ましい。CVD原料供
給部の内部を合成樹脂にする場合、図3(1)(2)
(3)のように合成樹脂15が配置される。また、CV
D原料供給部の内部を空洞にする場合、図3(4)のよ
うに空洞16が形成される。このような構成とすること
により、CVD原料として固体CVD原料を有機溶媒に
溶解させたものを使用した場合、ヒーター等の加熱手段
により溶媒のみが急激に加熱されて流路内で気化するこ
とを防止することができる。
【0022】本発明の気化供給装置は、CVD原料を、
液体流量制御部を経由して気化器に供給し、気化させて
半導体製造装置へ供給する気化供給装置であって、図6
に示すように、脱ガス器22、液体マスフローコントロ
ーラー等の液体流量制御部23、気化器26、キャリア
ガス供給ライン28等により構成される。本発明の気化
供給装置においては、液体流量制御部と気化器の間に、
CVD原料の圧力損失を生じさせる手段が備えられる。
【0023】本発明の気化供給装置において、液体流量
制御部と気化器の間にCVD原料の圧力損失を生じさせ
る手段としては、液体流量制御部と気化器の間の配管2
4の少なくとも一部に、気化器のCVD原料供給部のC
VD原料流路の内径よりも小さな内径を有する細管を用
いる手段、前記配管24に図7に示すような絞り部30
またはオリフィス31を設ける手段、または前記配管2
4に図8に示すようなフィルターを設ける手段等を例示
することができる。本発明の気化供給装置においては、
いずれの手段を用いても、CVD原料容器と気化器の間
の90%以上のCVD原料の圧力損失を生じさせるもの
であることが好ましい。尚、本発明においては、前述の
気化器のCVD原料の流路、及び液体流量制御部と気化
器の間の両方にCVD原料の圧力損失を生じさせる手段
を備えることもできる。このような場合においても、こ
れらの両方の手段により、CVD原料容器と気化器のC
VD原料供給部の間の90%以上のCVD原料の圧力損
失を生じることが好ましい。
【0024】CVD原料の圧力損失を生じさせる手段と
して細管を用いる場合、細管の内径は気化器のCVD原
料供給部のCVD原料流路の内径よりも小さければ特に
限定されることはないが、通常はCVD原料流路の内径
の50%以下であり、0.2mmよりも小さいものが使
用される。また、細管の長さは内径が大きいほど長くす
る必要があるが、通常は2cm以上であり、必要に応じ
て液体流量制御部と気化器の間の配管全部に細管を用い
ることもできる。また、CVD原料の圧力損失を生じさ
せる手段として絞り部またはオリフィスを用いる場合、
その間隙は特に限定されないが、通常は液体流量制御部
と気化器の間の配管の内径の30%以下であり、0.1
mmよりも小さくなるように設定される。
【0025】CVD原料の圧力損失を生じさせる手段と
してフィルターを用いる場合、耐腐食性を有するもので
あれば特に限定されることはないが、通常は焼結金属フ
ィルター、セラミックフィルター、フッ素樹脂フィルタ
ー等が使用される。また、フィルターは、直径0.01
μmに相当するパーティクルを99.99%以上の除去
率で除去できるものが好ましく、さらに直径0.001
μmに相当するパーティクルを99.99%以上の除去
率で除去できるものがより好ましい。市販されているフ
ィルターとしては、例えば、ステンレスフィルター(日
本パイオニクス(株)製、SLF−E,L,M,X)、
テフロンメンブランフィルター(日本パイオニクス
(株)製、XLF−D,E,L,M)を使用することが
できる。尚、以上のような細管、絞り部、オリフィス、
フィルターは複数個用いることもでき、また組合せて用
いることもできる。
【0026】
【実施例】次に、本発明を実施例により具体的に説明す
るが、本発明がこれらにより限定されるものではない。 実施例1 図3(1)に示すような各流路を有し、内部がフッ素系
樹脂(PFA)で構成され、気化器外部との接触部がス
テンレス鋼(SUS316)で構成されるCVD原料供
給部を製作した。フッ素系樹脂の構成部は、外径16m
m、高さ34.2mmの円柱状であり、その外側のステ
ンレス鋼の厚みは2.0mmである。また、CVD原料
の流路及びキャリアガスの流路はステンレス鋼製の配管
からなり、これらの流路が合流して気化室へ通じるCV
D原料及びキャリアガスの混合流路はフッ素系樹脂で構
成されている。CVD原料の流路(細管)の内径は0.
1mm、キャリアガスの流路の内径は1.8mm、CV
D原料及びキャリアガスの混合流路の内径は0.25m
mである。また、CVD原料及びキャリアガスの合流位
置は、最下部から5mmに設定した。尚、CVD原料供
給部の側面には、冷却水を流してCVD原料供給部を冷
却することができる冷却管を設けた。
【0027】前記のCVD原料供給部のほか、気化ガス
排出口、気化室の加熱手段、及びヒーターが内蔵された
突起を有する図1に示すようなステンレス製(SUS3
16)の気化器を製作した。尚、気化室は、内径が65
mm、高さが92.5mmの円柱状で、底部の突起は高
さ27.5mmであり、また底部から15mmの高さに
は気化ガス排出口を設けた。次に、脱ガス器、液体マス
フローコントローラー、キャリアガス供給ライン等を接
続し、図6に示すような気化供給装置を製作した。尚、
液体流量制御部と気化器の間の配管としては、内径1.
8mm、長さ10cmのステンレス鋼製の配管を用い
た。
【0028】前記のような気化供給装置を用いて以下の
ように気化供給試験を行なった。気化室を1.3kPa
(10torr)、250℃の温度とし、固体CVD原
料であるZr(DPM)4を0.3mol/Lの濃度で
THF溶媒に溶解させたCVD原料を0.2g/min
で供給するとともに、アルゴンガスを200ml/mi
nの流量で供給し、気化室でCVD原料を気化させた。
この間、CVD原料供給部のステンレス鋼の温度を30
±2℃になるように冷却水を流した。
【0029】10時間継続して気化供給試験を行なった
後、CVD原料供給部の流路及び気化室の固体CVD原
料の付着状態を調査したが、固体CVD原料の析出、付
着は目視では確認できなかった。そのため、CVD原料
の流路からTHFを供給し、固体CVD原料を洗い流し
てこれを回収した後、THFを蒸発させて固体CVD原
料の重量を測定した。その結果を表1に示す。また、気
化供給試験中の気化室内の圧力変動及び液体マスフロー
コントローラーの流量変動の測定結果を表1に示す。
尚、圧力変動及び流量変動は、5分毎に最大変動率を測
定しこれらを平均した値である。
【0030】実施例2 実施例1と同様の気化供給装置を用いて、固体CVD原
料であるPb(DPM)を0.3mol/Lの濃度で
THF溶媒に溶解させたCVD原料を以下のようにして
気化供給した。気化室を1.3kPa(10tor
r)、210℃の温度とし、CVD原料を0.36g/
minで供給するとともに、アルゴンガスを300ml
/minの流量で供給し、気化室でCVD原料を気化さ
せた。この間、CVD原料供給部のステンレス鋼の温度
を30±2℃になるように冷却水を流した。10時間継
続して気化供給試験を行なった後、実施例1と同様にし
て得られた固体CVD原料の重量、気化供給試験中の気
化室内の圧力変動、及び液体マスフローコントローラー
の流量変動の測定結果を表1に示す。
【0031】実施例3 実施例1と同様の気化供給装置を用いて、固体CVD原
料であるTi(OiPr)2(DPM)2を0.3mol
/Lの濃度でTHF溶媒に溶解させたCVD原料を以下
のようにして気化供給した。気化室を1.3kPa(1
0torr)、230℃の温度とし、CVD原料を0.
2g/minで供給するとともに、アルゴンガスを10
0ml/minの流量で供給し、気化室でCVD原料を
気化させた。この間、CVD原料供給部のステンレス鋼
の温度を30±2℃になるように冷却水を流した。10
時間継続して気化供給試験を行なった後、実施例1と同
様にして得られた固体CVD原料の重量、気化供給試験
中の気化室内の圧力変動、及び液体マスフローコントロ
ーラーの流量変動の測定結果を表1に示す。
【0032】実施例4 実施例1における気化器のCVD原料供給部の製作にお
いて、CVD原料の流路として用いた細管に替えて、間
隙が0.05mmの絞り部を有する内径0.25mmの
配管を用いた以外は実施例1と同様にして図3(3)に
示すようなCVD原料供給部を製作した。このCVD原
料供給部を用いた以外は実施例1と同様の気化器を製作
し、さらに実施例1と同様の脱ガス器、液体マスフロー
コントローラー、キャリアガス供給ライン等を接続して
気化供給装置を製作した。
【0033】前記の気化供給装置を用いて、固体CVD
原料であるZr(DPM)4を0.3mol/Lの濃度
でTHF溶媒に溶解させたCVD原料を、実施例1と同
様にして気化供給した。10時間継続して気化供給試験
を行なった後、実施例1と同様にして得られた固体CV
D原料の重量、気化供給試験中の気化室内の圧力変動、
及び液体マスフローコントローラーの流量変動の測定結
果を表1に示す。
【0034】実施例5 図3(2)に示すような各流路を有し、内部がフッ素系
樹脂(PFA)で構成され、気化器外部との接触部がス
テンレス鋼(SUS316)で構成されるCVD原料供
給部を製作した。フッ素系樹脂の構成部は、外径16m
m、高さ34.2mmの円柱状であり、その外側のステ
ンレス鋼の厚みは2.0mmである。また、CVD原料
及びこれに隣接するキャリアガスの流路はステンレス鋼
製の二重管からなり、これらの混合流路及び前記とは別
のキャリアガスの流路はフッ素系樹脂で構成されてい
る。二重管の内管(細管)の内径は0.1mm、外径は
1.59mm、外管の内径は1.8mm、外径は3.1
8mmであり、混合流路及び外側のキャリアガスの流路
の内径は各々0.25mm、1.8mmである。A−
A’面(CVD原料、キャリアガスを気化室へ噴出する
面)は、図5(2)に示す形態となるように設定した。
また、CVD原料及びキャリアガスの合流位置は、最下
部から5mmに設定した。尚、CVD原料供給部の側面
には、冷却水を流してCVD原料供給部を冷却すること
ができる冷却管を設けた。このCVD原料供給部を用い
た以外は実施例1と同様の気化器を製作し、さらに実施
例1と同様の脱ガス器、液体マスフローコントローラ
ー、キャリアガス供給ライン等を接続して気化供給装置
を製作した。
【0035】前記の気化供給装置を用いて、固体CVD
原料であるZr(DPM)4を0.3mol/Lの濃度
でTHF溶媒に溶解させたCVD原料を、実施例1と同
様にして気化供給した。10時間継続して気化供給試験
を行なった後、実施例1と同様にして得られた固体CV
D原料の重量、気化供給試験中の気化室内の圧力変動、
及び液体マスフローコントローラーの流量変動の測定結
果を表1に示す。
【0036】実施例6 実施例5における気化器のCVD原料供給部の製作にお
いて、CVD原料供給部内に空洞を有し、さらに細管を
含む二重管に替えて、CVD原料の流路として間隙が
0.05mmのオリフィスを有する内径0.25mmの
配管を含む二重管(二重管の外管の内径は1.8mm)
を用いた以外は実施例5と同様にして図3(4)に示す
ようなCVD原料供給部を製作した。このCVD原料供
給部を用いた以外は実施例1と同様の気化器を製作し、
さらに実施例1と同様の脱ガス器、液体マスフローコン
トローラー、キャリアガス供給ライン等を接続して気化
供給装置を製作した。
【0037】前記の気化供給装置を用いて、固体CVD
原料であるZr(DPM)4を0.3mol/Lの濃度
でTHF溶媒に溶解させたCVD原料を、実施例1と同
様にして気化供給した。10時間継続して気化供給試験
を行なった後、実施例1と同様にして得られた固体CV
D原料の重量、気化供給試験中の気化室内の圧力変動、
及び液体マスフローコントローラーの流量変動の測定結
果を表1に示す。尚、実施例1〜実施例6においては、
これらと同じ条件で行なった別の気化供給試験により、
CVD原料の圧力損失を生じさせる手段が、CVD原料
供給部全体の90%以上のCVD原料の圧力損失を生じ
させることが確認された。
【0038】実施例7 実施例1における気化器のCVD原料供給部の製作にお
いて、CVD原料の流路として用いた細管に替えて、内
径0.25mmの配管を用いた以外は実施例1と同様に
してCVD原料供給部を製作した。このCVD原料供給
部を用いた以外は実施例1と同様の気化器を製作した。
さらに、液体流量制御部と気化器の間の配管として、内
径0.1mm、長さ10cmのステンレス鋼製の細管を
用いた以外は、実施例1と同様の脱ガス器、液体マスフ
ローコントローラー、キャリアガス供給ライン等を接続
して気化供給装置を製作した。
【0039】前記の気化供給装置を用いて、固体CVD
原料であるZr(DPM)4を0.3mol/Lの濃度
でTHF溶媒に溶解させたCVD原料を、実施例1と同
様にして気化供給した。10時間継続して気化供給試験
を行なった後、実施例1と同様にして得られた固体CV
D原料の重量、気化供給試験中の気化室内の圧力変動、
及び液体マスフローコントローラーの流量変動の測定結
果を表1に示す。
【0040】実施例8 実施例7と同様の気化供給装置を用いて、固体CVD原
料であるPb(DPM)を0.3mol/Lの濃度で
THF溶媒に溶解させたCVD原料を実施例2と同様に
して気化供給した。10時間継続して気化供給試験を行
なった後、実施例1と同様にして得られた固体CVD原
料の重量、気化供給試験中の気化室内の圧力変動、及び
液体マスフローコントローラーの流量変動の測定結果を
表1に示す。
【0041】実施例9 実施例7と同様の気化供給装置を用いて、固体CVD原
料であるTi(OiPr)2(DPM)2を0.3mol
/Lの濃度でTHF溶媒に溶解させたCVD原料を実施
例3と同様にして気化供給した。10時間継続して気化
供給試験を行なった後、実施例1と同様にして得られた
固体CVD原料の重量、気化供給試験中の気化室内の圧
力変動、及び液体マスフローコントローラーの流量変動
の測定結果を表1に示す。
【0042】実施例10 実施例7の気化供給装置において、液体流量制御部と気
化器の間の配管として用いた細管に替えて、間隙が0.
05mmの絞り部を有する内径1.8mm、長さ10c
mの配管を用いた以外は実施例7と同様にして気化供給
装置を製作した。前記の気化供給装置を用いて、固体C
VD原料であるZr(DPM)4を0.3mol/Lの
濃度でTHF溶媒に溶解させたCVD原料を、実施例1
と同様にして気化供給した。10時間継続して気化供給
試験を行なった後、実施例1と同様にして得られた固体
CVD原料の重量、気化供給試験中の気化室内の圧力変
動、及び液体マスフローコントローラーの流量変動の測
定結果を表1に示す。
【0043】実施例11 実施例7の気化供給装置において、液体流量制御部と気
化器の間の配管として用いた細管に替えて、間隙が0.
05mmのオリフィスを有する内径1.8mm、長さ1
0cmの配管を用いた以外は実施例7と同様にして気化
供給装置を製作した。前記の気化供給装置を用いて、固
体CVD原料であるZr(DPM)4を0.3mol/
Lの濃度でTHF溶媒に溶解させたCVD原料を、実施
例1と同様にして気化供給した。10時間継続して気化
供給試験を行なった後、実施例1と同様にして得られた
固体CVD原料の重量、気化供給試験中の気化室内の圧
力変動、及び液体マスフローコントローラーの流量変動
の測定結果を表1に示す。
【0044】実施例12 実施例7の気化供給装置において、液体流量制御部と気
化器の間の配管として用いた細管に替えて、内径1.8
mm、長さ10cmの配管を用い、さらにこの配管の途
中にステンレスフィルター(日本パイオニクス(株)
製、SLF−M、直径0.01μmの均一パーティクル
除去率:99.9999999%)を設けた以外は実施
例7と同様にして気化供給装置を製作した。
【0045】前記の気化供給装置を用いて、固体CVD
原料であるZr(DPM)4を0.3mol/Lの濃度
でTHF溶媒に溶解させたCVD原料を、実施例1と同
様にして気化供給した。10時間継続して気化供給試験
を行なった後、実施例1と同様にして得られた固体CV
D原料の重量、気化供給試験中の気化室内の圧力変動、
及び液体マスフローコントローラーの流量変動の測定結
果を表1に示す。尚、実施例7〜実施例12において
は、これらと同じ条件で行なった別の気化供給試験によ
り、CVD原料の圧力損失を生じさせる手段が、CVD
原料容器と気化器の間の90%以上のCVD原料の圧力
損失を生じさせることが確認された。
【0046】比較例1 実施例1における気化器のCVD原料供給部の製作にお
いて、CVD原料の流路として用いた細管に替えて、内
径0.25mmの配管を用いた以外は実施例1と同様に
してCVD原料供給部を製作した。このCVD原料供給
部を用いた以外は実施例1と同様の気化器を製作し、さ
らに実施例1と同様の脱ガス器、液体マスフローコント
ローラー、キャリアガス供給ライン等を接続して気化供
給装置を製作した。
【0047】前記の気化供給装置を用いて、固体CVD
原料であるZr(DPM)4を0.3mol/Lの濃度
でTHF溶媒に溶解させたCVD原料を、実施例1と同
様にして気化供給した。10時間継続して気化供給試験
を行なった後、実施例1と同様にして得られた固体CV
D原料の重量、気化供給試験中の気化室内の圧力変動、
及び液体マスフローコントローラーの流量変動の測定結
果を表1に示す。
【0048】比較例2 比較例1と同様の気化供給装置を用いて、固体CVD原
料であるPb(DPM)を0.3mol/Lの濃度で
THF溶媒に溶解させたCVD原料を実施例2と同様に
して気化供給した。10時間継続して気化供給試験を行
なった後、実施例1と同様にして得られた固体CVD原
料の重量、気化供給試験中の気化室内の圧力変動、及び
液体マスフローコントローラーの流量変動の測定結果を
表1に示す。
【0049】比較例3 比較例1と同様の気化供給装置を用いて、固体CVD原
料であるTi(OiPr)2(DPM)2を0.3mol
/Lの濃度でTHF溶媒に溶解させたCVD原料を実施
例3と同様にして気化供給した。10時間継続して気化
供給試験を行なった後、実施例1と同様にして得られた
固体CVD原料の重量、気化供給試験中の気化室内の圧
力変動、及び液体マスフローコントローラーの流量変動
の測定結果を表1に示す。
【0050】
【表1】
【0051】
【発明の効果】本発明の気化器及び気化供給装置によ
り、CVD原料に伴って供給されるキャリアガスの供給
量を減少させて気化供給を行なう場合であっても、気化
室内の圧力変動及び液体流量制御部の流量変動が小さく
なり安定するとともに、気化室内における固体CVD原
料の析出、付着を防止することができ、所望の濃度及び
流量で極めて効率よく気化供給することが可能となっ
た。その結果、化学気相成長等において、CVD原料を
高濃度で半導体製造装置に気化供給することによりその
利用効率を上げることが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の気化器の例を示す断面図
【図2】本発明の図1以外の気化器の例を示す断面図
【図3】本発明の気化器のCVD原料供給部の例を示す
断面図
【図4】図3におけるa−a’面、b−b’面、c−
c’面、d−d’面の断面図
【図5】図3におけるA−A’面(CVD原料、キャリ
アガスを気化室へ噴出する面)の例を示す断面図
【図6】本発明の気化供給装置の一例を示す構成図
【図7】本発明における絞り部及びオリフィスの例を示
す断面図
【図8】本発明におけるフィルターの例を示す断面図
【符号の説明】
1 気化室 2 CVD原料供給部 3 気化ガス排出口 4 ヒーター 5 CVD原料供給部の冷却手段 6 CVD原料供給管 7 キャリアガス供給管 8 突起 9 CVD原料の流路 10 キャリアガスの流路 11 CVD原料及びキャリアガスの混合流路 12 キャリアガスの流路 13 絞り部 14 オリフィス 15 合成樹脂構成部 16 空洞 17 CVD原料及びキャリアガスの気化室噴出口 18 キャリアガスの気化室噴出口 19 不活性ガス供給ライン 20 CVD原料 21 CVD原料容器 22 脱ガス器 23 液体マスフローコントローラー(液体流量制御
部) 24 液体流量制御部と気化器の間の配管 25 断熱材 26 気化器 27 気体マスフローコントローラー 28 キャリアガス供給ライン 29 半導体製造装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 桐山 晃二 神奈川県平塚市田村5181番地 日本パイオ ニクス株式会社平塚工場内 (72)発明者 淺野 彰良 神奈川県平塚市田村5181番地 日本パイオ ニクス株式会社平塚工場内 Fターム(参考) 4K030 AA11 AA16 BA01 BA18 BA22 EA01 5F045 AA04 AB31 AC08 AC09 BB08 EE02 EE05

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CVD原料の気化室、CVD原料を該気
    化室に供給するためのCVD原料供給部、気化ガス排出
    口、及び該気化室の加熱手段を有する気化器であって、
    該CVD原料供給部が、CVD原料の流路、キャリアガ
    スの流路、及び該2個の流路が合流して気化室へ通じる
    CVD原料及びキャリアガスの混合流路を有し、該CV
    D原料の流路がCVD原料の圧力損失を生じさせる手段
    を備えてなることを特徴とする気化器。
  2. 【請求項2】 CVD原料の圧力損失を生じさせる手段
    が、CVD原料供給部全体の90%以上のCVD原料の
    圧力損失を生じさせるものである請求項1に記載の気化
    器。
  3. 【請求項3】 CVD原料の圧力損失を生じさせる手段
    として、CVD原料の流路の少なくとも一部に、CVD
    原料及びキャリアガスの混合流路の内径よりも小さな内
    径を有する細管を用いる請求項1に記載の気化器。
  4. 【請求項4】 細管が内径0.2mm以下である請求項
    3に記載の気化器。
  5. 【請求項5】 細管が長さ2cm以上である請求項3に
    記載の気化器。
  6. 【請求項6】 CVD原料の圧力損失を生じさせる手段
    として、CVD原料の流路に絞り部またはオリフィスを
    設ける請求項1に記載の気化器。
  7. 【請求項7】 絞り部またはオリフィスの間隙が0.1
    mm以下である請求項6に記載の気化器。
  8. 【請求項8】 CVD原料が、固体CVD原料を有機溶
    媒に溶解させたCVD原料である請求項1に記載の気化
    器。
  9. 【請求項9】 CVD原料を、液体流量制御部を経由し
    て気化器に供給し、気化させて半導体製造装置へ供給す
    る気化供給装置であって、液体流量制御部と気化器の間
    に、CVD原料の圧力損失を生じさせる手段を備えてな
    ることを特徴とする気化供給装置。
  10. 【請求項10】 CVD原料の圧力損失を生じさせる手
    段が、CVD原料容器と気化器の間の90%以上のCV
    D原料の圧力損失を生じさせるものである請求項9に記
    載の気化供給装置。
  11. 【請求項11】 CVD原料の圧力損失を生じさせる手
    段として、液体流量制御部と気化器の間の配管の少なく
    とも一部に、気化器のCVD原料供給部のCVD原料流
    路の内径よりも小さな内径を有する細管を用いる請求項
    9に記載の気化供給装置。
  12. 【請求項12】 細管が内径0.2mm以下である請求
    項11に記載の気化供給装置。
  13. 【請求項13】 細管が長さ2cm以上である請求項1
    1に記載の気化供給装置。
  14. 【請求項14】 CVD原料の圧力損失を生じさせる手
    段として、液体流量制御部と気化器の間の配管に、絞り
    部またはオリフィスを設ける請求項9に記載の気化供給
    装置。
  15. 【請求項15】 絞り部またはオリフィスの間隙が0.
    1mm以下である請求項14に記載の気化器。
  16. 【請求項16】 CVD原料の圧力損失を生じさせる手
    段として、液体流量制御部と気化器の間に、フィルター
    を設ける請求項9に記載の気化供給装置。
  17. 【請求項17】 フィルターが、直径0.01μmの均
    一パーティクルを99.99%以上の除去率で除去でき
    るフィルターである請求項16に記載の気化供給装置。
  18. 【請求項18】 CVD原料が、固体CVD原料を有機
    溶媒に溶解させたCVD原料である請求項9に記載の気
    化供給装置。
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