JP6675865B2 - 液体材料気化装置 - Google Patents

液体材料気化装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6675865B2
JP6675865B2 JP2015241703A JP2015241703A JP6675865B2 JP 6675865 B2 JP6675865 B2 JP 6675865B2 JP 2015241703 A JP2015241703 A JP 2015241703A JP 2015241703 A JP2015241703 A JP 2015241703A JP 6675865 B2 JP6675865 B2 JP 6675865B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
liquid
liquid mixture
heating
pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015241703A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017104815A (ja
Inventor
丈智 伊東
丈智 伊東
井上 正規
正規 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Horiba Stec Co Ltd
Original Assignee
Horiba Stec Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Horiba Stec Co Ltd filed Critical Horiba Stec Co Ltd
Priority to JP2015241703A priority Critical patent/JP6675865B2/ja
Priority to US15/372,231 priority patent/US10391417B2/en
Priority to CN201611127279.5A priority patent/CN106906452B/zh
Publication of JP2017104815A publication Critical patent/JP2017104815A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6675865B2 publication Critical patent/JP6675865B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C16/00Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes
    • C23C16/44Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes characterised by the method of coating
    • C23C16/448Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes characterised by the method of coating characterised by the method used for generating reactive gas streams, e.g. by evaporation or sublimation of precursor materials
    • C23C16/4481Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes characterised by the method of coating characterised by the method used for generating reactive gas streams, e.g. by evaporation or sublimation of precursor materials by evaporation using carrier gas in contact with the source material
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01BBOILING; BOILING APPARATUS ; EVAPORATION; EVAPORATION APPARATUS
    • B01B1/00Boiling; Boiling apparatus for physical or chemical purposes ; Evaporation in general
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D1/00Evaporating
    • B01D1/02Evaporators with heating coils
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D1/00Evaporating
    • B01D1/14Evaporating with heated gases or vapours or liquids in contact with the liquid
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01FMIXING, e.g. DISSOLVING, EMULSIFYING OR DISPERSING
    • B01F23/00Mixing according to the phases to be mixed, e.g. dispersing or emulsifying
    • B01F23/80After-treatment of the mixture
    • B01F23/806Evaporating a carrier, e.g. liquid carbon dioxide used to dissolve, disperse, emulsify or other components that are difficult to be mixed; Evaporating liquid components
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01FMIXING, e.g. DISSOLVING, EMULSIFYING OR DISPERSING
    • B01F23/00Mixing according to the phases to be mixed, e.g. dispersing or emulsifying
    • B01F23/80After-treatment of the mixture
    • B01F23/811Heating the mixture

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Vapour Deposition (AREA)
  • Feeding, Discharge, Calcimining, Fusing, And Gas-Generation Devices (AREA)
  • Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)
  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)

Description

本発明は、液体材料気化装置に関するものである。
従来の液体材料気化装置としては、特許文献1に示すように、液体材料とキャリアガスとを、液体流量制御機能を備えた制御バルブ内の気液混合部において流量制御しながら混合し、このときの気液混合体を流量制御部の近傍に形成されたノズル部から放出して液体材料を減圧気化させるものが考えられている。
特開2001−156055号公報
そして、この方式の液体材料気化装置では、大流量の材料ガスを生成することが難しいため、特に大流量用途においては、気化器との併用が考えられる。
しかしながら、前記気液混合部のノズル部直後で流路が拡がっているため、気化器に入る前に、流速が低下してしまい、液体材料が滞留してしまう。また、前記液体材料気化装置と気化器とを溶接又は管継ぎ手等により接続する必要があり、この接続部に液体材料を気化させるだけの熱エネルギを与える構造を設けることが難しい。
このようにノズル部直後において流速が低下するとともに、熱エネルギを与えることが難しいため、気化器に入る前に前記接続部において液体材料が溜まってしまう。これにより気化器への送液及び気化器での気化を安定して行うことができず、その結果、安定した材料ガスの生成が難しいという問題がある。
そこで本発明は、上記問題点を解決すべくなされたものであり、気液混合部と気化部との間で生じる可及的に液だまりを解消して、気化部への送液及び気化部での気化を可及的に安定して行うことをその主たる課題とするものである。
すなわち本発明に係る液体材料気化装置は、液体材料と気体とを混合して気液混合体を生成する気液混合部と、前記気液混合体を加熱し、前記液体材料を気化する気化部とを備え、前記気液混合部が、前記気液混合体を導出する気液混合体導出管を有し、前記気化部が、前記気液混合体を加熱する加熱流路を有し、前記気液混合体導出管の導出口が、前記加熱流路内に配置されていることを特徴とする。
この液体材料気化装置であれば、気液混合体導出管の導出口が加熱流路内に配置されているので、気液混合部で生成された気液混合体を直接加熱流路に供給することができ、気液混合部と気化部との間で生じる可及的に液だまりを解消することができる。これにより、気化部への送液及び気化部での気化を可及的に安定して行うことができ、安定した材料ガスの生成が可能となる。
前記加熱流路が、ヒータが内蔵された加熱ブロックの内部に形成されていることが望ましい。
この構成であれば、加熱ブロックの内部に気液混合体導出管の導出口が配置されることになり、気液混合体導出管の導出口から出た気液混合体の加熱を確実に行うことができる。
前記気化部が、前記加熱流路に連通するとともに、前記加熱ブロックの外部に延出する第1接続部を有し、前記気液混合体導出管が、前記導出口とは反対側の外周部に設けられ、前記第1接続部に接続される第2接続部を有し、前記気液混合体導出管の導出口が前記加熱流路内に配置された状態で、前記第1接続部及び前記第2接続部が互いに接続されることが望ましい。
この構成であれば、加熱ブロックの外部に延出する第1接続部に、気液混合体導出管の外周部に設けられた第2接続部を接続するので、加熱ブロックから気液混合部への熱伝達を小さくすることができ、気液混合部での液体材料の気化を抑えることができる。なお、気化混合部において液体材料が気化してしまうと、気化部への液体材料の供給量が変動してしまい、気化部での安定した気化が阻害されてしまう。
前記気液混合体導出管の内部流路は、全体に亘って等断面形状であることが望ましい。
この構成であれば、気液混合体導出管の内部にノズル構造がないので、ノズル構造の直後での気液混合体の滞留を解消することができ、気液混合体の液だまりを一層解消することができる。なお、気液混合体導出管の内部流路よりも加熱流路の方が流路断面が大きいため、当該加熱流路に流出した後に気液混合体の流速は低下するが、当該加熱流路に流出した時点で液体材料は加熱されるので、流速の低下は問題にはならない。また、気液混合体導出管の内部にノズル構造を設けないので、当該ノズル構造において気泡が詰まってしまうことも防ぐことができる。さらに、気液混合体導出管の構成を簡単にすることができる。
このように構成した本発明によれば、気液混合体導出管の導出口を加熱流路内に配置しているので、気液混合部と気化部との間で生じる可及的に液だまりを解消して、気化部への送液及び気化部での気化を可及的に安定して行うことができる。
本実施形態の液体材料気化装置の構成を示す模式図である。 同実施形態の気液混合部の内部構造及び気化部との接続構造を示す断面図である。 同実施形態の本体ブロックの断面図である。 同実施形態の本体ブロックの平面図である。 同実施形態の加熱ブロックを除いた気化部の構成を示す斜視図である。
以下に本発明に係る液体材料気化装置の一実施形態について図面を参照して説明する。
本実施形態の液体材料気化装置100は、例えば光ファイバ製造装置に組み込まれて光ファイバ製造プロセスに用いられるものである。その他、例えば半導体製造装置に組み込まれて半導体製造プロセスに用いられるものとしても良い。
具体的にこの液体材料気化装置100は、図1に示すように、液体材料と気体であるキャリアガスとを混合して気液混合体を生成する気液混合部2と、気液混合体を加熱して液体材料が気化した材料ガスをキャリアガスによって導出する気化部3とを備えている。
なお、液体材料としては、OMCTS(オクタメチルシクロテトラシロキサン、沸点175℃)や、TEOS(テトラエトキシシラン、沸点169℃)等である。なお、液体材料としては、例えば従来の光ファイバ製造に用いられているSiCl等のハロゲン系液体材料や、半導体プロセスに用いられる材料であっても良い。
気液混合部2は、図2に示すように、液体材料及びキャリアガスが混合する混合部21xを有する本体ブロック21と、当該本体ブロック21に設けられて液体材料の流量を調整するバルブユニット22とを備えている。
本体ブロック21は、ステンレス鋼などの耐熱性及び耐腐食性に富む材料から形成されたものである。この本体ブロック21には、図2〜図4に示すように、液体材料が流れる液体材料流路21aと、キャリアガスが流れるキャリアガス流路21bと、気液混合体が流れる気液混合体流路21cとが形成されている。そして、液体材料流路21aと気液混合体流路21cとの合流部分が、液体材料とキャリアガスとの混合部21xとなる。当該混合部21xには気液混合体流路21cが接続されている。本実施形態では、混合部21xを介して、キャリアガス流路21bと気液混合体流路21cとは同軸上に直線状に形成されている。また、キャリアガス流路21bは、混合部21xの直前で気液混合体流路21cと同一径となるように縮径している。
本実施形態では、液体材料流路21aが、バルブユニット22により上流側部分21a1と下流側部分21a2とに分断されるように構成されている(図3参照)。
具体的は、本体ブロック21におけるバルブユニット22が取り付けられる一面(具体的には上面)には、円環状の凹部211が形成されており、当該凹部211の底面に液体材料流路21aの上流側部分21a1の下流側開口が形成されている。
また、円環状の凹部211の中央部分には、下流側部分21a2の上流側開口が形成されており、当該下流側部分21a2が前記混合部21xに接続されている。なお、下流側部分21a2は、キャリアガス流路21b及び気液混合体流路21cと直交している。ここで、円環状の凹部211の中央部分における上流側開口の周縁部212は、バルブユニット22が接離するバルブシート(以下、バルブシート212という。)となる。
バルブユニット22は、制御バルブとして機能するものであり、図2に示すように、本体ブロック21の上面にシール部材(不図示)を介して設けられている。
このバルブユニット22は、本体ブロック21の上面に形成されたバルブシート212に当接又は離間する弁体部たるダイアフラム221と、当該ダイアフラム221を押圧して変形させるアクチュエータ222とを備えている。
ダイアフラム221は、耐熱性及び耐腐食性が良好且つ適当な弾性を有する材料から形成されている。また、アクチュエータ222は、ハウジング内に複数の圧電素子を積層して成るピエゾスタックを用いたものである。
そして、このバルブユニット22において、ダイアフラム221は、ばね223によって上方に常時付勢されることにより、バルブシート212からは離間している。そして、アクチュエータ222により下方への押圧力が作用すると、バルブシート212と当接する方向に変位する。このようにして、ダイアフラム221とバルブシート212との位置関係により、液体材料の流量を制御することができる。
また、本体ブロック21には、図1及び図2等に示すように、液体材料流路21aに液体材料を供給するための液体材料供給管4、キャリアガス流路21bにキャリアガスを供給するためのキャリアガス供給管5、及び、気液混合体流路21cからの気液混合体を導出するための気液混合体導出管6が接続されている。なお、これら供給管4、5及び導出管6は、本体ブロック21の外側面に接続されて、当該本体ブロック21の外部に延出して設けられている。
前記流体材料供給管4の上流側には、流体材料供給管4を流れる液体材料の流量を測定するマスフローメータ(不図示)が設けられている。そして、このマスフローメータの測定値に基づいて混合部21xに供給される液体材料が所定流量となるようにバルブユニット22がフィードバック制御される。また、キャリアガス供給管5の上流側には、キャリアガス供給管5を流れるキャリアガスの流量を調整するマスフローコントローラが設けられている。このマスフローコントローラは、後述する気化部3により液体材料が気化できる程度の所定流量にフィードバック制御される。
気液混合体導出管6は直管形状をなすものであり、その内径は気液混合体流路21cの内径よりも小さい。これにより、気液混合体導出管6の内部流路601を流れる気液混合体の流速は、本体ブロック21の気液混合体流路21cを流れる気液混合体の流速よりも大きくなる。また、気液混合体導出管6の内部流路601は全体に亘って等断面形状である。これにより、ノズル等の流体抵抗の無い構造とし、気液混合体導出管6の内部流路601において流速が変化しないように構成している。したがって、気体混合体導出管6に流入した気液混合体は、気液混合体流路21cの流速よりも速い流速となり、その流速で気化部3に導出される。
気化部3は、図1及び図2に示すように、気液混合部2により生成された気液混合体を加熱する加熱流路HSを有する加熱ブロック31を備えている。
具体的に気化部3は、加熱流路HSを形成する加熱用配管32と、当該加熱用配管32を加熱するヒータ33とを備えており、当該加熱用配管32及びヒータ33を熱伝導用の金属(アルミニウム)により覆うことで加熱ブロック31内に加熱用配管32及びヒータ33が内蔵された構成とされている。本実施形態では、加熱用配管32及びヒータ33をアルミニウムで鋳込むことにより加熱ブロック31を形成している。なお、図1では、ヒータ33の図示を省略している。
そして、この気化部3において、前記加熱用配管32の一端部32a及び他端部32bが、前記加熱ブロック31の外面から外部に延出するように構成されている。そして、この加熱用配管32の一端部32aが、前記気液混合部2に接続され、加熱用配管32の他端部32bが、液体材料が気化した気化ガスを導出する導出ポートとなる。なお、加熱用配管32において、加熱ブロック31の外面よりも内側に位置する内部流路が加熱流路HSとなる。
本実施形態の加熱用配管32は、図1に示すように、その一端部32aは加熱ブロック31の上端側に設けられており、その他端部32bは加熱ブロック31の下端側に設けられている。そして、加熱用配管32は、加熱ブロック31の内部において、一端部32aから下側に向かって螺旋状に巻回された螺旋部分32Lと、当該螺旋部分の下端部から上方向に折れ曲って上端部まで直線状に延びる第1直線部分32Mと、当該第1直線部分32Mの上端部から再び下方向に折れ曲って下端部まで直線状に延びて他端部32bに繋がる第2直線部分32Nとを有している。このように第1直線部分32Mのように下から上に向かって延びる流路を有することから、導出ポートである他端部32bから液が出ることを防ぐことができる。
また、前記ヒータ33は、図5に示すように、加熱ブロック31の内部において、加熱用配管32の螺旋部分32Lの内側と外側とにそれぞれ設けられている。なお、図5は、加熱ブロック31を除いた内部構成を示している。本実施形態では、内側ヒータ33x及び外側ヒータ33yはともに、加熱用配管32の螺旋部分32Lに沿うように螺旋状に巻回して設けられている。このようにヒータ33を螺旋部分の内側(内側ヒータ33x)だけでなく、外側(外側ヒータ33y)に設けることにより、加熱ブロック31の外側周面からの放熱を防ぎつつ、加熱用配管32を効率良く加熱することができる。
しかして、本実施形態の液体材料気化装置100では、図2に示すように、気液混合体導出管6の導出口6Pが、加熱ブロック31の加熱流路HS内に配置されている。
具体的に気液混合体導出管6は、導出口6Pから所定長さ部分(先端部分6a)が、加熱流路HS内に位置するように挿し込まれている。つまり、気液混合体導出管6の先端部分6aが、加熱用配管32において加熱ブロック31の外面よりも内側に挿し込まれた状態である。この構成により、加熱ブロック31からヒータ33の熱を直接受ける流路部分に気液混合体導出管6の先端部分6aが配置されることになる。
また、気液混合体導出管6は、加熱用配管32の一端部32a及び当該一端部32aに繋がる所定領域と同軸上に配置されている。ここで、加熱用配管32の一端部32aから前記所定領域までは、直管形状をなしている。なお、前記所定領域とは、少なくとも先端部分6aが挿し込まれる範囲である。
また、加熱用配管32の直管部分の流路断面形状は、気液混合体導出管6の先端部分6aの断面輪郭形状よりも大きい。本実施形態では、加熱用配管32の直管部分の内径は、気液混合体導出管6の先端部分6aの外径よりも大きい。これにより、気液混合体導出管6の先端部分6aは、加熱用配管32と隙間を空けて接触しないように配置されている。このように気液混合体導出管6の先端部分6aと加熱用配管32とが接触しないことにより、加熱用配管32から気液混合体導出管6への伝熱を小さくしている。気液混合体導出管6への伝熱を小さくなる結果、気液混合体導出管6での液体材料の気化を防ぐことができ、液体材料に含まれる不純物が気液混合体導出管6内で詰まることを防ぐことができる。また、気液混合体導出管6での液体材料の気化を防ぐことにより、気液混合体導出管6での圧力上昇が抑えられ、流量コントロールを精度良く行うことができる。
次に、気液混合部2と気化部3との接続構造7について、図2を参照して説明する。
本実施形態の接続構造7は、気化部3の加熱用配管32の一端部32aに設けられた第1接続部71と、気液混合体導出管6における導出口6Pとは反対側の外周部に設けられ、第1接続部71に接続される第2接続部72とを有する。
第2接続部72は、気液混合部2の本体ブロック21に接続されるとともに、前記気液混合体導出管6の外側に同軸上に配置された接続管70の先端部に形成されている。
そして、これら第1接続部71及び第2接続部72は、気液混合体導出管6の導出口6Pを含む先端部分6aが加熱流路HS内に配置された状態で、VCR等の管継ぎ手73により互いに接続される。なお、この状態において、気液混合体導出管6の外側周面には、当該気液混合体導出管6の基端部(接続管70との接続部分)を除いて、当該接続管70及び加熱用配管32との間に円筒状の隙間が形成される。つまり、気液混合体導出管6と、加熱用配管32及び接続管70とは二重管構造を成している。
このように管継ぎ手73を用いた接続構造7により、気液混合部2と気化部3とを分離することができ、種々の気液混合部2及び気化部3の組み合わせが可能となる。
また、気液混合体導出管6と、加熱用配管32及び接続管70との間に隙間が形成されているので、接続構造7で両者を接続した場合に、気液混合体導出管6の加工精度又は取付精度により位置のバラつき(誤差)を吸収して、気液混合体導出管6を加熱用配管32に挿し込むことができる。さらに気液混合体導出管6と接続管70との間に隙間が形成されているので、接続管70の先端部に設けられた第2接続部72の内面の加工精度が問題になることも無い。
なお、気液混合体導出管6と接続管70(及び加熱用配管32)との間の空間に気液混合体又は気化した液体材料(材料ガス)が冷やされて液化したものが滞留する恐れがある。このため、接続管70に気体(例えばキャリアガス)を導入又は導出するためのポートを設けて、当該ポートから気体を導入して気化器3側に流すことが考えられる。また、前記ポートから気液混合体又は気体を外部に導出するようにしても良い。この処理は、液体材料の気化運転の停止期間中又は気化運転の終了後に行うことが考えられる。なお、気化運転中に行っても良い。
このように構成した液体材料気化装置100によれば、気液混合体導出管6の導出口6Pが加熱流路HS内に配置されているので、気液混合部2で生成された気液混合体を直接加熱流路HSに供給することができ、気液混合部2と気化部3との間で生じる液だまりを可及的に解消することができる。これにより、気化部3への送液及び気化部3での気化を可及的に安定して行うことができ、安定した材料ガスの生成が可能となる。特に本実施形態の液体材料気化装置100は、時間当たりに使用される液体材料の量が多い(例えば10〜200g/min)システムにおいても、大流量の材料ガスを安定的に供給することができる。
なお、本発明は前記実施形態に限られるものではない。
前記実施形態の液体材料気化装置を光ファイバ製造プロセスや半導体製造プロセスのみならず、それら以外の液体材料を気化するような用途全般に用いることができるのは勿論である。
また、前記実施形態の気液混合体導出管6の先端部分6aにノズルを設けても良い。このようにノズルが先端部分6aにある構造とし、気液混合体導出管6において気化部3に至るまでの間にノズルが無い構造として、気化部3に至るまでの圧損を可及的に減らして流速低下を可及的に抑えている。
さらに、前記実施形態の気液混合部2では、バルブユニット22により液体材料の流量を制御するものであったが、本体ブロック21の凹部211の底面にキャリアガス流路21bを開口させることによって、液体材料の流量に加えて、キャリアガスの流量を制御するように構成しても良い。その他、気液混合部の方式としては、気体中に液体材料をノズル等を用いて噴霧する方式や、超音波振動子等を用いて超音波で液体を振動させる方式であっても良い。
加えて、前記実施形態では、気液混合部2と気化部3とを第1接続部及び第2接続部を用いて管接続しているが、気液混合部2の本体ブロック21と気化部3の加熱ブロック31とを直接又は中間ブロックを介して接続するようにしても良い。
その上、前記気化部3は、加熱用配管32及びヒータをアルミニウムで鋳込むように構成しているが、その他、アルミニウムのブロック体に機械加工を施して加熱流路HSを形成するとともに、ヒータ挿入孔を形成して当該ヒータ挿入孔にヒータ33を挿入するように構成しても良い。その他、加熱用配管32の外側周面にヒータを巻回する等により加熱用配管32の周囲にヒータを設けて、加熱用配管32を加熱する構成としても良い。この場合でも、加熱用配管32においてヒータにより加熱されている部分が加熱流路となる。
前記実施形態では、気液混合体導入管6は直管形状であったが、気液混合部2及び気化部3の配置によっては、湾曲又は屈曲したものであっても良い。
前記実施形態の気液混合体導入管6は本体ブロック21と一体に形成しても良い。この場合、本体ブロック21の気液混合体流路21cは、気液混合体導入管6の一部を構成する。つまり、気液混合部2における混合部21xの下流側を気液混合体導入管6としても良い。
前記実施形態の液体材料は、前記実施形態の他、固体を溶媒に溶解させたものや、固体を分散媒に分散させたものであっても良い。
前記実施形態の気化器は、それ単体で、熱交換器として構成することもできる。また、前記気化器に内蔵される内側及び外側のヒータは、螺旋状に限られず、棒状や蛇行状等種々の形状とすることができる。また、加熱用配管の内側及び外側それぞれに複数のヒータを設けても良い。
その他、本発明は前記各実施形態に限られず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であるのは言うまでもない。
100・・・液体材料気化装置
2・・・気液混合部
3・・・気化部
31・・・加熱ブロック
HS・・・加熱流路
33(33x)・・・ヒータ(内側ヒータ)
33(33y)・・・ヒータ(外側ヒータ)
6・・・気液混合体導出管
6P・・・気液混合体導出管の導出口
71・・・第1接続部
72・・・第2接続部

Claims (4)

  1. 液体材料と気体とを混合して気液混合体を生成する気液混合部と、
    前記気液混合体を加熱し、前記液体材料を気化する気化部とを備え、
    前記気液混合部が、前記気液混合体を導出する気液混合体導出管を有し、
    前記気化部が、前記気液混合体を加熱する加熱流路を形成する加熱用配管を有し、
    前記気液混合体導出管の導出口を有する先端部分は、前記加熱用配管の内部において前記加熱用配管と隙間を空けて接触しないように配置されている液体材料気化装置。
  2. 前記加熱用配管が、ヒータが内蔵された加熱ブロックに内蔵されている請求項1記載の液体材料気化装置。
  3. 前記気化部が、前記加熱流路に連通するとともに、前記加熱ブロックの外部に延出する第1接続部を有し、
    前記気液混合体導出管が、前記導出口とは反対側の外周部に設けられ、前記第1接続部に接続される第2接続部を有し、
    前記気液混合体導出管の導出口が前記加熱流路内に配置された状態で、前記第1接続部及び前記第2接続部が互いに接続される請求項2記載の液体材料気化装置。
  4. 前記気液混合体導出管の内部流路は、全体に亘って等断面形状である請求項1乃至3の何れか一項に記載の液体材料気化装置。
JP2015241703A 2015-12-11 2015-12-11 液体材料気化装置 Active JP6675865B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015241703A JP6675865B2 (ja) 2015-12-11 2015-12-11 液体材料気化装置
US15/372,231 US10391417B2 (en) 2015-12-11 2016-12-07 Liquid material vaporizaton apparatus
CN201611127279.5A CN106906452B (zh) 2015-12-11 2016-12-09 液体材料气化装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015241703A JP6675865B2 (ja) 2015-12-11 2015-12-11 液体材料気化装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017104815A JP2017104815A (ja) 2017-06-15
JP6675865B2 true JP6675865B2 (ja) 2020-04-08

Family

ID=59018828

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015241703A Active JP6675865B2 (ja) 2015-12-11 2015-12-11 液体材料気化装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US10391417B2 (ja)
JP (1) JP6675865B2 (ja)
CN (1) CN106906452B (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110643975B (zh) * 2018-06-27 2021-09-28 东北大学 一种金属有机化学源液体的蒸发输运装置
JP7402801B2 (ja) * 2018-08-24 2023-12-21 株式会社堀場エステック 気化器、液体材料気化装置、及び気化方法
JP7210253B2 (ja) * 2018-12-06 2023-01-23 株式会社堀場エステック 流体制御弁
CN109718661A (zh) * 2019-02-22 2019-05-07 上海积世环保技术有限公司 一种除臭喷雾设备及方法
CN113692641A (zh) * 2019-04-17 2021-11-23 株式会社威尔康 气化器和其制造方法

Family Cites Families (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4249965A (en) * 1978-09-19 1981-02-10 Midland-Ross Corporation Method of generating carrier gas
GB8823182D0 (en) * 1988-10-03 1988-11-09 Ici Plc Reactor elements reactors containing them & processes performed therein
JPH06291040A (ja) * 1992-03-03 1994-10-18 Rintetsuku:Kk 液体気化供給方法と液体気化供給器
JP3893177B2 (ja) * 1996-11-12 2007-03-14 松下電器産業株式会社 気化装置、cvd装置及び薄膜製造方法
US6039809A (en) * 1998-01-27 2000-03-21 Mitsubishi Materials Silicon Corporation Method and apparatus for feeding a gas for epitaxial growth
JP4393677B2 (ja) 1999-09-14 2010-01-06 株式会社堀場エステック 液体材料気化方法および装置並びに制御バルブ
EP1211333A3 (en) * 2000-12-01 2003-07-30 Japan Pionics Co., Ltd. Vaporizer for CVD apparatus
JP2003268552A (ja) * 2002-03-18 2003-09-25 Watanabe Shoko:Kk 気化器及びそれを用いた各種装置並びに気化方法
JP3822135B2 (ja) * 2002-05-13 2006-09-13 日本パイオニクス株式会社 気化供給装置
US6734405B2 (en) * 2002-06-12 2004-05-11 Steris Inc. Vaporizer using electrical induction to produce heat
US6967315B2 (en) * 2002-06-12 2005-11-22 Steris Inc. Method for vaporizing a fluid using an electromagnetically responsive heating apparatus
JP2005101454A (ja) * 2003-09-26 2005-04-14 Watanabe Shoko:Kk 気化器
US20050147749A1 (en) * 2004-01-05 2005-07-07 Msp Corporation High-performance vaporizer for liquid-precursor and multi-liquid-precursor vaporization in semiconductor thin film deposition
EP2009137A4 (en) * 2006-04-05 2010-03-24 Horiba Stec Co Ltd DEVICE FOR EVAPORATING LIQUID MATERIAL
US8763928B2 (en) * 2006-10-05 2014-07-01 Horiba Stec, Co., Ltd. Liquid material vaporizer
JP5141141B2 (ja) * 2007-08-23 2013-02-13 東京エレクトロン株式会社 気化器、気化器を用いた原料ガス供給システム及びこれを用いた成膜装置
JP5104151B2 (ja) * 2007-09-18 2012-12-19 東京エレクトロン株式会社 気化装置、成膜装置、成膜方法及び記憶媒体
JP2010087169A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Tokyo Electron Ltd 気化器およびそれを用いた成膜装置
JP2010109303A (ja) * 2008-10-31 2010-05-13 Horiba Ltd 材料ガス濃度制御装置
US8342579B2 (en) * 2009-02-03 2013-01-01 Hennemann Thomas L Push lock pipe connection system
EP2407069A1 (de) * 2010-07-12 2012-01-18 Bleckmann GmbH & Co. KG Dynamischer Durchlauferhitzer
KR101389011B1 (ko) * 2012-03-28 2014-04-24 주식회사 유니텍스 소스 컨테이너 및 기상 증착용 반응로
CN106861477B (zh) * 2013-01-17 2020-06-30 Idec株式会社 高密度微细气泡液生成方法及高密度微细气泡液生成装置
US9656221B2 (en) * 2014-01-24 2017-05-23 Baker Hughes Incorporated Systems and methods for treating fluids
US9982341B2 (en) * 2015-01-30 2018-05-29 Lam Research Corporation Modular vaporizer

Also Published As

Publication number Publication date
US10391417B2 (en) 2019-08-27
JP2017104815A (ja) 2017-06-15
CN106906452A (zh) 2017-06-30
CN106906452B (zh) 2020-12-04
US20170165620A1 (en) 2017-06-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6675865B2 (ja) 液体材料気化装置
JP5090341B2 (ja) 液体材料気化装置
JP6577860B2 (ja) 気化システム
KR102409471B1 (ko) 유체 가열기
JP5118644B2 (ja) 液体材料気化装置
JP2012170849A (ja) 微細気泡生成ノズル
JP5155744B2 (ja) 液化ガスの気化装置
KR101845580B1 (ko) 액체 기화기
JP5357053B2 (ja) 液体材料気化装置
JP5242443B2 (ja) 弁装置
JP4251429B2 (ja) 液体材料気化装置
JP5193826B2 (ja) 液体材料気化装置
JP7402801B2 (ja) 気化器、液体材料気化装置、及び気化方法
JP7356141B2 (ja) 固定ユニットおよび流体制御装置
US20230087193A1 (en) Liquid material vaporizing device
JP2011163481A (ja) 感温型圧力調整装置
JP2024088243A (ja) 気化器および液体材料気化装置
JP2013130353A (ja) 蒸気加熱装置
CN117897520A (zh) 气体供给装置
JP2006084071A (ja) 蒸気用減圧弁

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181116

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190906

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190917

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191101

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200220

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200311

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6675865

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250