JP2005072195A - 気化器用分散器、この気化器用分散器を用いたmocvd用気化器、及びキャリアガスの気化方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】薄膜形成材料を分散した後のキャリアガスを終端噴射口から噴射した際の分散液の結晶化を防止することができる気化器用分散器、この気化器用分散器を用いたMOCVD用気化器及びキャリアガスの気化方法を提供することを目的とする。
【解決手段】キャリアガスが導入されるガス通路35の中途部に位置する分散部によりガス通路内に導入されたキャリアガスに複数の薄膜形成原料が分散され、ガス通路35の下流端部に位置する終端噴射口35b付近に形成された気流噴射口38により終端噴射口35bから噴射される複数の薄膜形成材料を分散させたキャリアガスの噴射方向に略沿う気流が噴射される。
【選択図】図1

Description

本発明は、キャリアガスを用いて複数の原料溶液等を気化するための気化器用分散器、この気化器用分散器を用いたMOCVD用気化器及びキャリアガスの気化方法に関する。
特開2000−216150号公報
近年、電子デバイスの分野においては、回路の高密度化と共に電子デバイスの一層の小型化および高性能化が望まれており、例えば、トランジスタの組み合わせで情報の記憶動作を行うSRAM(Static Random Access read write Memory)、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、或いはトランジスタとキャパシタの組み合わせで情報の記憶動作を行うDRAM(Dynamic Random Access Memory)などのように、電子デバイスの機能を単に回路構成のみで達成するばかりではなく、機能性薄膜等の材料自体の特性を利用してデバイスの機能を実現することが有利になりつつある。
そのため、電子部品に用いられる誘電体材料などの薄膜化が望まれている。このような材料を薄膜化する一つの方法として、CVD法がある。
このCVD法は、PVD法、ゾルゲル法、その他の成膜法に比べて成膜速度が大きく、多層薄膜の製造が容易であるなどの特徴を有している。また、MOCVD法は、有機物を含む化合物を薄膜形成用の原料として用いるCVD法であり、安全性が高く、膜中のハロゲン化物の混入がないなどの利点を有する。
MOCVD法に用いられる原料は、一般的に固体粉末あるいは液体であり、これらの原料を容器に入れ、一般的に減圧中で加熱して原料を気化器で気化させた後、キャリアガスによって薄膜成膜装置内に送り込んでいる。
図4は、このようなMOCVD法の気化システムのシステムブロック図(特許文献1参照)である。
図4において、10は複数の原料溶液等を気化器1へと供給する供給部である。
供給部10は、キャリアガス(例えば、N2又はAr)が充填されたガスボンベ11と、酸素が充填された酸素ボンベ12と、冷却水が貯留された貯水タンク13と、強誘電体薄膜用の原料(例えば、3種類の有機金属錯体としてSr(DPM)2、Bi(C6H5)3、Ta(OC2H5)5)並びに溶剤としてTHF(テトラヒドロフラン)を貯留した複数のリザーブタンク14〜17と、ガスボンベ11と気化器1とに接続されたガス供給管18と、酸素ボンベ12と気化器1とに接続された酸素供給管19と、貯水タンク13と気化器1とに接続された給水管20並びに配水管21と、リザーブタンク14〜17と気化器1とに接続された液体供給管22〜25と、リザーブタンク14〜17とガスボンベ11とに接続された多岐管26とを備えている。
ガス供給管18の経路中にはバルブ18aとマスフローコントローラ18bとが設けられ、酸素供給管19の経路中にはバルブ19aとマスフローコントローラ19bとバルブ19cとが設けられ、給水管20の経路中にはバルブ20aが設けられ、溶剤用の液体供給管22の経路中にはバルブ22aとマスフローコントローラ22bとが設けられ、錯体用の液体供給管23〜25の経路中にはバルブ23a〜25aとマスフローコントローラ23a〜25bとが設けられ、多岐管26の経路中にはバルブ26a〜26dとエアパージ26eとバルブ26fとが設けられている。尚、液体供給管23〜25は、液体供給管22と接続されるように分岐されており、それぞれバルブ23c〜25cが設けられている。
ガスボンベ11に充填されたキャリアガスは、ガス供給管18のバルブ18aを開くことにより、マスフローコントローラ18bに流量制御されて気化器1へと供給される。また、ガスボンベ11に充填されたキャリアガスは、多岐管26のバルブ26f並びにバルブ26a〜26dを開くと共にエアパージ用のバルブ26eの放出状態を閉とすることによりキャリアガスがリザーブタンク14〜17に送り込まれる。これにより、リザーブータンク14〜17内はキャリアガスにより加圧され、貯留された原料溶液はその溶液内に先端が臨んでいる液体供給管22〜25内を押し上げられてマスフローコントロ―ラ22b〜25bにより流量制御された後、気化器1の接続管2〜5に輸送される。
また、同時に、酸素ボンベ12からマスフロ―コントロ―ラ19bで―定流量に制御された酸素(酸化剤)が気化器1へと輸送される。
さらに、給水管20のバルブ20aを開くことにより貯水タンク13内の冷却水が気化器1の内部を循環して気化器1を冷却する。
尚、接続管27〜30は、図示例では気化器1の軸線方向に沿って並設されているが、実際には貯水タンク13からの給水管20又は配水管21と接続される接続管31,32とで放射状に交互に設けられている。
リザーブタンク15〜17内に貯留された原料溶液は、溶剤であるTHFに常温で液体又は固体状の有機金属錯体(Sr(DPM)2、Bi(C6H5)3、Ta(OC2H5)5)を溶解しているため、そのまま放置しておくとTHF溶剤の蒸発によって有機金属錯体が析出し、最終的に固形状になる。従って、原液と接触した液体供給管23〜25の内部がこれによって閉塞されることを防止するため、成膜作業終了後の液体供給管23〜25内及び気化器1内をリザーブタンク14内のTHFで洗浄すればよい。この際の洗浄は、マスフロ―コントローラ13b〜25bの出口側から気化器1までの区間とし、作業終了後にリザーブタンク14内に貯留されたTHFをで洗い流すものである。
図3は、気化器1の要部の構成を示す断面図である。この図3において、気化器1は、ガス供給管18が接続される分散器2と、分散器2の下流側に連続して接続された反応管3と、反応管3の周囲を覆うヒータ4とを備えている。
分散器2は、ガス供給管18と同軸上に位置するガス通路5とを有する。このガス通路5の始端上流口5aと終端噴射口5bとの間には、各接続管27〜30の先端が臨んでおり(図では対向配置された接続管28,29のみ図示)、これによりリザーブタンク15〜17内に貯留された原料溶液がこのガス通路5内に供給可能となっている。また、分散器2には、接続管31,32に連通して貯水タンク13内の冷却水が循環するための冷却経路6が形成されている。さらに、分散器2には、ガス供給管18の始端上流口5aよりも上流側に一端が位置すると共に終端噴射口5bに他端が位置するロッド7と、このロッド7の他端を支持するピン8とを備えている。尚、ロッド7の一端はガス供給管18の端部付近に設けられたピン9により保持されている。
このような構成においては、分散器2の内部に穴を貫通し、その穴の軸線と同軸上に位置するように、穴の内径(4.50mm)のよりも小さな外径(4.48mm)を有するロッド7を埋め込む。分散器2とロッド7との間に形成された空間によりガス通路5が形成される。ロッド7はビス9により位置決め状態で保持されている。
尚、ガス通路5の断面幅は0.02mmとなる。この際、ガス通路5の断面幅は、0.005〜0.10mmが好ましい。これは、0.005mm未満では加工が困難であり、0.10mmを超えるとキャリアガスを高速化するために高圧のキャリアガスを用いる必要が生じてしまうからである。
ガス通路5の上流からは、ガス供給管18からキャリアガスが導入される。このキャリアガスには、ガス通路5の中途部に位置する各接続管27〜30の先端から原料溶液が滴下されるため、この原料溶液がガス通路5を通過するキャリアガスに分散される。
これにより、ガス通路5の下流の終端噴射口5bから反応管3に原料溶液を分散したキャリアガスが噴射され、反応管3内を流れる原料溶液を分散したキャリアガスをヒータ4で加熱し気化した後、図示を略する薄膜成膜装置へと送り込まれる。
ところで、上記の如く構成されたMOCVD用気化器にあっては、終端噴射口5bから原料溶液を分散したキャリアガスを噴射した際、終端噴射口5bの開口端に分散液が結晶化して残ってしまい、このまま放置しておくと終端噴射口5bが詰まってしまうという問題が生じていた。
本発明は、上記問題を解決するため、薄膜形成材料を分散した後のキャリアガスを終端噴射口から噴射した際の分散液の結晶化を防止することができる気化器用分散器、この気化器用分散器を用いたMOCVD用気化器及びキャリアガスの気化方法を提供することを目的とする。
その目的を達成するため、請求項1に記載の気化器用分散器は、キャリアガスが導入されるガス通路と、該ガス通路の中途部に位置して前記ガス通路内に導入されたキャリアガスに複数の薄膜形成原料を分散させる分散部と、前記ガス通路の下流端部に位置する終端噴射口付近に形成されて前記終端噴射口から噴射される複数の薄膜形成材料を分散させたキャリアガスの噴射方向に略沿う気流を噴射することで前記終端噴射口に結晶膜が付着することを防止する気流噴射口とを備えていることを要旨とする。
請求項2に記載の気化器用分散器は、キャリアガスが導入されるガス通路と、該ガス通路の中途部に位置して前記ガス通路内に導入されたキャリアガスに複数の薄膜形成原料を分散させる分散部と、前記ガス通路の下流端部に位置する終端噴射口付近の壁面に沿って形成されて前記終端噴射口から噴射される複数の薄膜形成材料を分散させたキャリアガスの噴射方向に略沿う気流を広範囲に噴射することで前記終端噴射口付近に結晶膜が付着することを防止する気流噴射開口とを備えていることを要旨とする。
請求項3に記載の気化器用分散器は、前記気流噴射開口の開口端が多孔質フィルターに覆われていることを要旨とする。
請求項4に記載の気化器用分散器は、前記気流がキャリアガスの一部であることを要旨とする。
請求項5に記載のMOCVD用気化器は、請求項1乃至請求項4の何れか一つに記載の気化器用分散器に隣接して前記分散部で複数の薄膜形成材料を分散させたキャリアガスを気化する気化部を設けたことを要旨とする。
請求項6に記載のキャリアガスの気化方法は、ガス通路の中途部複数箇所から薄膜形成材料を導入してキャリアガスに前記薄膜形成材料を分散させた後、前記ガス通路の下流端部に位置する終端噴射口から複数の薄膜形成材料を分散させたキャリアガスを噴射すると共に、前記終端噴射口付近にからキャリアガスの噴射方向に略沿う気流を噴射することによって前記終端噴射口に結晶膜が付着することを防止することを要旨とする。
請求項1に記載の気化器用分散器によれば、キャリアガスが導入されるガス通路の中途部に位置する分散部によりガス通路内に導入されたキャリアガスに複数の薄膜形成原料が分散され、ガス通路の下流端部に位置する終端噴射口付近に形成された気流噴射口により終端噴射口から噴射される複数の薄膜形成材料を分散させたキャリアガスの噴射方向に略沿う気流が噴射されて終端噴射口に結晶膜が付着することが防止される。
次に、本発明のMOCVD用気化器を図面に基づいて説明する。尚、以下の各実施例において、原料供給システム等の見かけ上のシステム構成は図4に示したものと同一であるため、ここではシステム全体の詳細な説明は省略する。
(実施例1)
図1は、本発明のMOCVD用気化器の実施例1を示す。
図1において、気化器1は、ガス供給管18が接続される分散器2と、分散器2の下流側に連続して接続された反応管3と、反応管3の周囲を覆うヒータ4とを備えている。なお、反応管3とヒータ4とで気化部を構成している。
分散器2は、ガス供給管18と同軸上に位置するガス通路35を有する。このガス通路35の始端上流口35aと終端噴射口35bとの間には、各接続管27〜30の先端(分散部)が臨んでおり(図では対向配置された接続管28,29のみ図示)、これによりリザーブタンク15〜17内に貯留された原料溶液がこのガス通路35内に供給可能となっている。また、分散器2には、接続管31,32に連通して貯水タンク13内の冷却水が循環するための冷却経路36が形成されている。さらに、分散器2には、始端上流口35aに一端が位置すると共に終端噴射口35bに他端が位置するロッド37を備えている。また、分散器2には、終端噴射口35bの近傍に気流噴射口38が開口形成されており、この気流噴射口38にはキャリアガスの一部(又は酸素でも良い)が導入される。
ロッド37は、中途部から終端噴射口35b側に向かって互いに軸心方向に接近するように先端部分が先細りとされると共に、分散器2の穴内壁と協働してガス通路35を形成する。また、ロッド37には、貯水タンク13内の冷却水(若しくは別タンクからの液体又は気体)が循環するための冷却経路37aが形成されている。尚、ロッド37の先端部分は、円錐(又は截頭円錐)形状とされており、この先端形状に沿うように分散器2の穴内壁を形成することによりガス通路35が終端噴射口35bで合流することとなる。この先端部分は、多角錐(又は截頭多角錐)形状としても良い。また、終端噴射口35bの合流部分は終端噴射口35bよりもキャリアガス搬送方向上流側に位置しても良い。
このような構成においては、複数の薄膜形成材料を分散させたキャリアガスを終端噴射口35bから噴射する際、この複数の薄膜形成材料を分散させたキャリアガスの噴射方向に略沿う気流(キャリアガスの一部若しくは酸素)が気流噴射口38から噴射され、これにより終端噴射口35bに結晶膜が付着することが防止されている。
(実施例2)
図2は、本発明のMOCVD用気化器の実施例2を示す。
図2において、気化器1は、ガス供給管18が接続される分散器2と、分散器2の下流側に連続して接続された反応管3と、反応管3の周囲を覆うヒータ4とを備えている。なお、反応管3とヒータ4とで気化部を構成している。
分散器2は、ガス供給管18と同軸上に位置するガス通路35を有する。このガス通路35の始端上流口35aと終端噴射口35bとの間には、各接続管27〜30の先端(分散部)が臨んでおり(図では対向配置された接続管28,29のみ図示)、これによりリザーブタンク15〜17内に貯留された原料溶液がこのガス通路35内に供給可能となっている。また、分散器2には、接続管31,32に連通して貯水タンク13内の冷却水が循環するための冷却経路36が形成されている。さらに、分散器2には、始端上流口35aに一端が位置すると共に終端噴射口35bに他端が位置するロッド37を備えている。また、分散器2には、終端噴射口35bを形成する壁面に気流噴射開口48が開口形成されており、この気流噴射開口48にはキャリアガスの一部(又は酸素でも良い)が導入される。尚、気流噴射開口48の開口端は多孔質フィルター49に覆われている。
ロッド37は、中途部から終端噴射口35b側に向かって互いに軸心方向に接近するように先端部分が先細りとされると共に、分散器2の穴内壁と協働してガス通路35を形成する。また、ロッド37には、貯水タンク13内の冷却水(若しくは別タンクからの液体又は気体)が循環するための冷却経路37aが形成されている。尚、ロッド37の先端部分は、円錐(又は截頭円錐)形状とされており、この先端形状に沿うように分散器2の穴内壁を形成することによりガス通路35が終端噴射口35bで合流することとなる。この先端部分は、多角錐(又は截頭多角錐)形状としても良い。また、終端噴射口35bの合流部分は終端噴射口35bよりもキャリアガス搬送方向上流側に位置しても良い。
このような構成においては、複数の薄膜形成材料を分散させたキャリアガスを終端噴射口35bから噴射する際、この複数の薄膜形成材料を分散させたキャリアガスの噴射方向に略沿う気流(キャリアガスの一部若しくは酸素)が気流噴射開口48から噴射され、これにより終端噴射口35bに結晶膜が付着することが防止されている。
本発明のMOCVD用気化器の実施例1を示す要部の断面図である。 本発明のMOCVD用気化器の実施例2を示す要部の断面図である。 従来のMOCVD用気化器を示す要部の断面図である。 MOCVD法の気化システムのシステムブロック図である。
符号の説明
1…気化器
2…分散器
3…反応管
4…ヒータ
35…ガス通路
35a…始端上流口
35b…終端噴射口(合流部)
38…気流噴射口
48…気流噴射開口
49…多孔質フィルター

Claims (6)

  1. キャリアガスが導入されるガス通路と、該ガス通路の中途部に位置して前記ガス通路内に導入されたキャリアガスに複数の薄膜形成原料を分散させる分散部と、前記ガス通路の下流端部に位置する終端噴射口付近に形成されて前記終端噴射口から噴射される複数の薄膜形成材料を分散させたキャリアガスの噴射方向に略沿う気流を噴射することで前記終端噴射口に結晶膜が付着することを防止する気流噴射口とを備えていることを特徴とする気化器用分散器。
  2. キャリアガスが導入されるガス通路と、該ガス通路の中途部に位置して前記ガス通路内に導入されたキャリアガスに複数の薄膜形成原料を分散させる分散部と、前記ガス通路の下流端部に位置する終端噴射口付近の壁面に沿って形成されて前記終端噴射口から噴射される複数の薄膜形成材料を分散させたキャリアガスの噴射方向に略沿う気流を広範囲に噴射することで前記終端噴射口付近に結晶膜が付着することを防止する気流噴射開口とを備えていることを特徴とする気化器用分散器。
  3. 前記気流噴射開口の開口端が多孔質フィルターに覆われていることを特徴とする請求項2に記載の気化器用分散器。
  4. 前記気流がキャリアガスの一部であることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一つに記載の気化器用分散器。
  5. 請求項1乃至請求項4の何れか一つに記載の気化器用分散器に隣接して前記分散部で複数の薄膜形成材料を分散させたキャリアガスを気化する気化部を設けたことを特徴とするMOCVD用気化器。
  6. ガス通路の中途部複数箇所から薄膜形成材料を導入してキャリアガスに前記薄膜形成材料を分散させた後、前記ガス通路の下流端部に位置する終端噴射口から複数の薄膜形成材料を分散させたキャリアガスを噴射すると共に、前記終端噴射口付近にからキャリアガスの噴射方向に略沿う気流を噴射することによって前記終端噴射口に結晶膜が付着することを防止することを特徴とするキャリアガスの気化方法。
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JP2010180433A (ja) * 2009-02-03 2010-08-19 Wacom R & D Corp 気化器、この気化器を用いたmocvd用気化器、これら気化器若しくはmocvd用気化器に用いられるセンターロッド、及びキャリアガスの分散方法並びにキャリアガスの気化方法

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