JP2003320252A - 排気ガス浄化触媒及びその製造方法 - Google Patents

排気ガス浄化触媒及びその製造方法

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    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Abstract

(57)【要約】 【課題】 貴金属の耐久性を向上させることができ、高
温でもNOxを吸着することができると共に、強アルカ
リを使用した場合でも低い温度で硫黄被毒を解除するこ
とが可能な排気ガス浄化触媒を提供する。 【解決手段】 比表面積が150m/g以上の多孔質
体にCeとPtとが担持され、且つ700℃空気中での
焼成前および焼結後におけるPt分散度がそれぞれ70
%以上および50%以上の粉末であって、焼成後におけ
るCuKα線によるX線回折測定において、回折角2θ
=81.37±0.2°におけるPt(311)面に由
来する回折ピークが現れない粉末、あるいは焼成前後の
Pt分散度の低下率Rが40%未満、望ましくは30%
未満である粉末を用いて触媒を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボイラーや、自動
車用の内燃機関(ガソリン、ディーゼル)などから排出
される排ガス中の炭化水素(HC)、一酸化炭素(C
O)、及び窒素酸化物(NOx)を浄化する排気ガス浄
化触媒およびその製造方法、さらに排気ガス浄化方法に
関するものであって、特にリーン時のNOx浄化と、そ
の触媒の製造方法に着目したものである。
【0002】
【従来の技術】近年、石油資源の枯渇問題、地球温暖化
問題などから、低燃費自動車の要求が高まっており、ガ
ソリン自動車に対しては、希薄燃焼自動車の開発が注目
されている。このような希薄燃焼自動車においては、希
薄燃焼走行時、排ガス雰囲気が理論空燃状態に比べリー
ン(酸素過剰雰囲気)となるが、リーン域で通常の三元
触媒を適用させた場合、過剰な酸素の影響からNOx浄
化作用が不十分となるという問題があった。このため酸
素が過剰となってもNOxを浄化できる触媒の開発が望
まれていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなリーン域の
NOxを浄化する触媒としては、従来から種々提案され
ており、例えば、Ptとランタンを多孔質担体に担持し
た触媒(特開平5−168860号公報)に代表されるよ
うに、リーン域でNOxを吸着し、ストイキ〜リッチ時
にNOxを放出させ浄化する触媒が提案されている。こ
の触媒はそのNOx浄化の反応機構から、燃料及び潤滑
油内に含まれる硫黄由来のSOxにより被毒を受け、性
能低下を起こす。このSOxによる被毒は一次被毒であ
るため、触媒を高温にしてSOxを脱離させてやれば被
毒は解除される。しかし、SOx脱離温度は650℃〜
750℃と非常に高温であり、一時的であるにせよ、そ
の温度まで触媒を昇温するためにはエンジンアウトから
近い位置に触媒を配置する必要があり、そのような配置
であると通常の運転条件でも触媒入口の温度が350℃
〜500℃と高温になって、NOx吸着機能が十分に果
たされないという問題と共に、熱劣化が進行するという
問題があった。
【0004】高温でNOxを吸着させるためには、強ア
ルカリを使用する方法が考えられる。しかし、強アルカ
リを使用するだけでは、NOx脱離が起こり難く、NO
x浄化性能が低下してしまう。同時にSOxも強アルカ
リに強く吸着してしまい、硫黄被毒を解除するのにさら
に高温が必要となってしまうという問題があり、これら
問題点の解消が従来の排気ガス浄化触媒における課題と
なっていた。
【0005】
【発明の目的】本発明は、従来の排気ガス浄化触媒にお
ける上記課題に鑑みてなされたものであって、貴金属の
耐久性を向上させることができ、高温でもNOxを吸着
することができると共に、強アルカリを使用した場合で
も低い温度で硫黄被毒を解除することが可能な排気ガス
浄化触媒及びその製造方法、さらにはこのような触媒を
用いた排気ガス浄化方法を提供することを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題の
達成に向けて鋭意検討を重ねた結果、Ce化合物とPt
を多孔質体に担持することによってPtの耐久性向上が
見られ、特にX線源がCuKαのX線回折において、回
折角2θ=81.37±0.2°におけるPt(31
1)面に由来する回折ピークと触媒性能の間に相関が認
められ、触媒粉末を700℃の空気中で焼成した後にお
いて、ここに回折ピークが現れるものはNOx浄化性能
が低く、現れないものは高いことを見出した。同時にこ
の回折ピークは硫黄被毒解除にも相関があり、回折ピー
クの現れるものは硫黄被毒解除性能が低く、現れないも
のは高いことを見出した。また、Pt分散度とNOx浄
化性能、硫黄被毒解除性能の間にも明確な相関が見ら
れ、特に700℃空気中での焼成前後にPtの分散度の
低下率Rが40%未満、望ましくは30%未満のものは
NOx浄化性能、硫黄被毒解除性能が高く、40%以上
のものは低いことを見出した。さらに、分散度は高いほ
うが良く、700℃の焼成前で70%以上、焼成後でも
50%確保されていることが必要であることを見出すに
到った。
【0007】本発明に係わる排気ガス浄化触媒は、上記
知見に基づくものであって、比表面積が150m/g
以上の多孔質体にセリウム(Ce)と白金(Pt)とを
担持してなる粉末であって、焼成前におけるPt分散度
が70%以上、700℃空気中での焼成後におけるPt
分散度が50%以上であると共に、焼成後におけるCu
Kα線によるX線回折測定において、回折角2θ=8
1.37±0.2°におけるPt(311)面に由来す
る回折ピークが現れない粉末を使用してなる構成、ある
いは、同様に比表面積が150m/g以上の多孔質体
にセリウム(Ce)と白金(Pt)とを担持してなる粉
末であって、焼成前におけるPt分散度が70%以上、
700℃空気中での焼成後におけるPt分散度が50%
以上であると共に、R=(1−(焼成後の分散度)/
(焼成前の分散度))×100で表される焼成前のPt
分散度に対する焼成後のPt分散度の低下率Rが40%
未満、望ましくは30%未満である粉末を使用してなる
構成としており、排気ガス浄化触媒におけるこのような
構成を上記課題を解決するための手段としたことを特徴
としている。
【0008】また、本発明に係わる排気ガス浄化触媒の
製造方法は、前記粉末をスラリ化し、該スラリ液のpH
を5.8〜6.3に調整した後、耐火性無機担体に付着
させ、当該無機担体のセル内における余剰スラリを空気
流にて取り除いて乾燥した後、焼成する工程を含む構成
とし、さらには(1)比表面積が150m/g 以上
の多孔質体に酢酸セリウム溶液と、必要に応じて酢酸ジ
ルコニウム溶液及び/又は酢酸ランタン溶液の混合溶液
を含浸し、乾燥した後、焼成する工程と、(2)(1)
の工程で得られた粉末に、テトラアンミン白金水酸塩溶
液を含浸し、乾燥した後、焼成する工程を含む構成とし
たことを特徴としている。
【0009】そして、本発明に係わる排気ガス浄化方法
においては、請求項1ないし14のいずれか1項に記載
の排気ガス浄化触媒を空気/燃料比(A/F)が10〜
50の範囲内で繰り返し運転される内燃機関に取り付け
て使用することを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明に係わる排気ガス浄化触媒
は、上記したように、比表面積が150m/g以上の
多孔質体にCeとPtとが担持され、且つ700℃空気
中での焼成前および焼結後におけるPt分散度がそれぞ
れ70%以上および50%以上の粉末であって、焼成後
におけるCuKα線によるX線回折測定において、回折
角2θ=81.37±0.2°におけるPt(311)
面に由来する回折ピークが現れない粉末、あるいは焼成
前後のPt分散度の低下率Rが40%未満、望ましくは
30%未満である粉末を使用したものであり、このよう
な粉末の使用により、貴金属(Pt)の耐久性が向上
し、NOx浄化性能および硫黄被毒解除性能が向上する
ことになる。このとき、CeおよびPtを担持する多孔
質体としては、高比表面積を有し、耐熱性をもつことか
ら、例えばアルミナを使用することが望ましく、その比
表面積が150m/g以上のものであることが必要と
なる。これは、比表面積が150m/gに満たない場
合には、耐久後の性能確保が十分でないことによる。
【0011】また、セリウム源としてのCe化合物の耐
久性も触媒性能と重要な相関があり、前記粉末は、70
0℃空気中での1時間焼成後におけるCuKα線による
X線回折測定において、回折角2θ=28.58±0.
1°におけるCeO(111)面に由来する回折ピー
クの積分強度が300000未満であることが望まし
く、これによってCe化合物が高分散となり、NOx吸
着性能、硫黄被毒解除性能共に向上することになる。ま
た、セリウム源としてのCe化合物は、上記性能をさら
に向上させる観点から、4価(CeO)よりも3価
(Ce)の方が望ましい。なお、これはXPS測
定(X−ray photospectroscop
y:X線電子分光法)による知見に基づく。
【0012】また、Ptは、このCe化合物上に分布し
ていることが望ましく、それ以外のところ、例えば多孔
質対体上に分布すると、Ptが偏析しやすくなり、耐久
性が低下する。
【0013】本発明に係る触媒の貴金属の耐久性を向上
するためには、多孔質体の耐久性を上げることも必要と
なる。このような観点から、前記粉末にZr及びLaの
一方もしくは両方を含有させることが有効である。これ
によって、高分散化されたCe化合物とZr、Laが複
合化し相乗効果がもたらされる。
【0014】本発明に係る触媒は、NOxを吸着する触
媒であり、アルカリ金属、アルカリ土類金属、希土類か
ら選ばれる元素の化合物のようなNOxの吸着材が必要
となる。高温での使用を考慮した場合、NOx吸着能力
の強いCs化合物が有効であるが、さらに硫黄被毒の解
除をよくするためにはCe化合物をCs化合物と同時添
加するとよりいっそうの効果が得られることから望まし
い。
【0015】また、触媒機能を分ける上で2層以上から
なる触媒層を有するものとすることが望ましい。例え
ば、NOx吸着触媒の場合は下層で吸着、表層で浄化と
機能を分けることによりNOx触媒の性能がり一層向上
することになる。さらに、内層にゼオライトを使用する
ことにより、エンジン始動時のような低温で炭化水素
(HC)を吸着し、浄化可能温度になった時にHCを脱
離させ浄化するHC吸着触媒としての機能を果たすこと
ができるようになる。さらに、HCやNOxの浄化性能
をさらに向上させるためには、RhやPdを含めること
ができる。また、セリア及びセリア−ジルコニア複合酸
化物の一方もしくは両方をさらに含有させることもで
き、これによってPtの硫化が防止されると共に、H
生成によって硫黄被毒解除が促進され、硫黄被毒解除が
容易なものとなる。
【0016】本発明に係る触媒に用いる上記粉末は、比
表面積が150m/g 以上の多孔質体に酢酸セリウ
ム溶液を含浸して、乾燥、焼成した後、さらにテトラア
ンミン白金水酸塩溶液を含浸し、乾燥後、焼成すること
によって得ることができる。また、上記粉末がさらにZ
r及び/又はLaを含む場合には、酢酸セリウムに加え
て、酢酸ジルコニウム及び/又は酢酸ランタンを含む混
合溶液を含浸させることによって得られる。すなわち、
Ceの塩としては酢酸セリウム、Ptの塩としてはテト
ラアンミン白金水酸塩を好適に用いることができる。こ
れは、アルミナのような多孔質体の上にCe及びPtを
担持するに際して、酢酸セリウムやテトラアンミン白金
水酸塩を使った場合には、硝酸セリウムやジニトロジア
ミン白金塩などのような強酸との塩を用いた場合に比べ
て、アルミナ表面の溶解が少ないためにCe、Ptが高
分散状態に担持できることによる。
【0017】本発明に係る触媒は、前記粉末をスラリ化
し、該スラリ液のpHを5.8〜6.3に調整した後、
耐火性無機担体に付着させ、空気流にて無機担体セル内
の余剰のスラリを取り除いて乾燥した後、焼成する工程
を経ることによって得られる。すなわち、触媒金属を担
持した多孔質粉末を耐火性無機担体にスラリ化して付着
させるには、スラリ液のpHが重要となる。そのままで
は弱アルカリ〜中性のスラリとなるため耐火性無機担体
に極めて付着し難く、付着したとてもすぐに剥れてしま
う。そのため、例えば酢酸のような酸を添加して酸性化
し、pH値を上記の範囲にすることが必要となる。な
お、耐火性無機担体としては、例えばコーディライトな
どのセラミックスや、フェライト系ステンレスなどの金
属製のハニカム構造体などを用いることができる。
【0018】本発明に係る排気ガス浄化触媒は、空燃比
が15〜50の間(NOxをよく吸着する範囲)と、1
0.0〜14.6の間(NOxをよく浄化する範囲)で
あると、NOxを効率よく浄化でき、空気/燃料比(A
/F)が10〜50の範囲内で繰り返し運転される内燃
機関に取り付けて使用することができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいてさらに具体
的に説明する。
【0020】(実施例1)比表面積が200m/gの
活性アルミナに酢酸セリウム溶液を含浸し、120℃で
1時間乾燥し、その後、空気中400℃で1時間焼成し
て粉末を得た。この粉末のCe濃度はCeOとして1
0質量%であった。この粉末にテトラアンミン白金水酸
塩溶液を含浸し、120℃で1時間乾燥し、その後、空
気中400℃で1時間焼成することにより粉末Aを得
た。この粉末AのPt濃度は0.8質量%であった。こ
の粉末Aの物性値を表1に示す。また、700℃焼成後
のX線回折測定結果を図1に、TEM(透過型顕微鏡)
観測から得られるCeとPtの原子比の相関を図2に示
す。さらに、図1における各ピークの積分強度を表2に
示す。
【0021】
【表1】
【0022】
【表2】
【0023】なお、X線回折には、マックサイエンス社
製広角X線回折装置MXP18VAHF型(X線源:C
uKα)を使用した。また、Pt分散度については、全
自動COガス吸着量測定装置(大倉理研製R−601
5)を使用して、以下の手順によって測定を行った。 He 100%ガス気流中、10℃/分で400℃ま
で昇温 400℃、O10%/Heバランスガス気流中に
て15分間酸化処理 He 100%ガスにて5分間パージ 400℃、H10%/Heバランスガス気流中に
て15分間還元処理 He 100%ガス気流中、50℃まで降温 CO 10%/Heバランスガスをパルス的に流入さ
せて、CO吸着量からPt分散度を求める
【0024】一方、比表面積が200m/gの活性ア
ルミナに硝酸ロジウム溶液を含浸し、120℃で1時間
乾燥し、その後、空気中400℃で1時間焼成すること
により粉末Bを得た。この粉末BのRh濃度は1.0重
量%であった。
【0025】また、同様に比表面積が200m/gの
活性アルミナに酢酸セリウム溶液を含浸し、120℃で
1時間乾燥し、その後、空気中400℃で1時間焼成し
て粉末を得た。この粉末のCe濃度はCeOとして1
0質量%であった。この粉末にテトラアンミン白金水酸
塩溶液を含浸し、120℃で1時間乾燥し、その後、空
気中400℃で1時間焼成することにより粉末Cを得
た。この粉末CのPt濃度は0.4質量%であった。
【0026】さらに、比表面積が120m/gの活性
セリアにテトラアンミン白金水酸塩溶液を含浸し120
℃で1時間乾燥し、その後、空気中400℃で1時間焼
成して、粉末Dを得た。この粉末のPt濃度は1.5質
量%であった。
【0027】そして、上記粉末Cを724.5g、粉末
Dを42.3g、活性アルミナを88.2g、アルミナ
ゾルを45g、水900gを磁性ボールミルに投入し、
混合粉砕してスラリ液を得た。このスラリ液に酢酸をp
H6.0になるように加え、これをコーデェライト質モ
ノリス担体(1.2L、900セル)に付着させ、空気流
にてセル内の余剰のスラリを取り除いて130℃で乾燥
した後、400℃で1時間焼成し、コート層300g/L
の触媒を得た。次いで、上記粉末Aを543.6g、粉
末Dを63.5g、粉末Bを212.4g、活性アルミ
ナを35.5g、アルミナゾルを45g、水900gを
磁性ボールミルに投入し、混合粉砕して得たスラリ液に
酢酸をpH6.0になるように加えたのち、これを上記
触媒コート層上に付着させ、空気流にてセル内の余剰の
スラリを取り除いて130℃で乾燥した後、400℃で
1時間焼成し、コート層200g/Lの触媒を得た。そし
て、さらにこの触媒を酢酸セシウム、酢酸セリウムの混
合水溶液中に浸漬し、触媒中にセシウム、セリウムを含
浸した。セシウム量についてはCsOとして50g/
L、セリウム量はCeOとして10g/Lであった。
【0028】(実施例2)上記実施例1の粉末Aおよび
粉末Cの調製に際して、酢酸セリウムを硝酸セリウムに
代えたこと以外は同じ要領によって当該実施例2に係る
触媒を得た。そして、粉末Aの酢酸セリウムを硝酸セリ
ウムに変えて得られた粉末を粉末Eとし、この物性値を
表1に併せて示す。また、粉末Eの700℃焼成後のX
線回折測定結果を図3に、TEM観測から得られるCe
とPtの原子比の相関を図4に示す。さらに、図3にお
ける各ピークの積分強度を表3に示す。
【0029】
【表3】
【0030】(比較例1)上記実施例1の粉末Aおよび
粉末Cの調製において、酢酸セリウムを硝酸セリウムに
代えると共に、粉末A、粉末Cおよび粉末Dの調製にお
いてテトラアンミン白金水酸塩溶液をジニトロジアミン
白金塩溶液に代えたこと以外は同じ要領によって当該比
較例1に係る触媒を得た。なお、粉末Aの酢酸セリウム
を硝酸セリウムに代え、テトラアンミン白金水酸塩溶液
をジニトロジアミン白金塩溶液に代えた粉末を粉末Fと
し、この粉末Fの物性値を表1に併せて示す。また、こ
の粉末Fの700℃焼成後のX線回折測定結果を図5
に、TEM観測から得られるCeとPtの原子比の相関
を図6に示す。さらに、図5における各ピークの積分強
度を表4に示す。
【0031】
【表4】
【0032】(比較例2)上記実施例1の粉末Aおよび
粉末Cの調製に際して、酢酸セリウムの含浸を行わなか
ったこと以外は同じ要領によって当該比較例2に係る触
媒を得た。そして、粉末Aの酢酸セリウムをなくした粉
末を粉末Gとし、この物性値を表1に併せて示す。
【0033】(実施例3)まず、比表面積が200m
/gの活性アルミナに酢酸セリウム、酢酸ジルコニウ
ム、酢酸ランタンの混合溶液を含浸し、120℃で1時
間乾燥し、その後、空気中400℃で1時間焼成して粉
末を得た。この粉末のCe濃度はCeOとして10質
量%、Zr濃度はZrOとして6.5質量%、La濃
度はLa として5.8質量%であった。この粉末
にテトラアンミン白金水酸塩溶液を含浸し、120℃で
1時間乾燥し、その後、空気中400℃で1時間焼成し
て、粉末Hを得た。この粉末HのPt濃度は0.8質量
%であった。
【0034】また、比表面積が200m/gの活性ア
ルミナに酢酸セリウム、酢酸ジルコニウム、酢酸ランタ
ンの混合溶液を含浸し、120℃で1時間乾燥し、その
後、空気中400℃で1時間焼成して粉末を得た。この
粉末のCe濃度はCeOとして10質量%、Zr濃度
はZrOとして6.5質量%、La濃度はLa
として5.8質量%であった。この粉末にテトラアンミ
ン白金水酸塩溶液を含浸し、120℃で1時間乾燥し、
その後、空気中400℃で1時間焼成して、粉末Iを得
た。この粉末のPt濃度は0.4質量%であった。
【0035】そして、上記粉末Iを724.5g、粉末
Dを42.3g、活性アルミナを88.2g、アルミナ
ゾルを45g、水900gを磁性ボールミルに投入し、
混合粉砕してスラリ液を得た。このスラリ液に酢酸をp
H6.0になるように加え、これをコーデェライト質モ
ノリス担体(1.2L、900セル)に付着させ、空気流
にてセル内の余剰のスラリを取り除いて130℃で乾燥
した後、400℃で1時間焼成し、コート層300g/L
の触媒を得た。次いで、上記粉末Hを543.6g、粉
末Dを63.5g、粉末Bを212.4g、活性アルミ
ナを35.5g、アルミナゾルを45g、水900gを
磁性ボールミルに投入し、混合粉砕して得たスラリ液に
酢酸をpH6.0になるように加えたのち、これを上記
の触媒コート層上に付着させ、空気流にてセル内の余剰
のスラリを取り除いて130℃で乾燥した後、400℃
で1時間焼成し、コート層200g/Lの触媒を得た。そ
して、さらにこの触媒を酢酸セシウム、酢酸セリウムの
混合水溶液中に浸漬し、触媒中にセシウム、セリウムを
含浸した。セシウム量はCsOとして50g/L、セ
リウム量としてはCeOとして10g/Lであった。
【0036】(実施例4)まず、比表面積が200m
/gの活性アルミナに硝酸パラジウム溶液を含浸し、1
20℃で1時間乾燥し、その後、空気中400℃で1時
間焼成して、粉末Jを得た。この粉末のPd濃度は0.
8質量%であった。
【0037】また、比表面積が200m/gの活性ア
ルミナに硝酸パラジウム溶液を含浸し、120℃で1時
間乾燥し、その後、空気中400℃で1時間焼成して、
粉末Kを得た。この粉末のPd濃度は0.4質量%であ
った。
【0038】そして、上記粉末Kを441.9g、粉末
Cを282.9g、粉末Dを42.3g、活性アルミナ
を87.9g、アルミナゾルを45g、水900gを磁
性ボールミルに投入し、混合粉砕して得たスラリ液に酢
酸をpH6.0になるように加え、これをコーデェライ
ト質モノリス担体(1.2L、900セル)に付着させ、
空気流にてセル内の余剰のスラリを取り除いて130℃
で乾燥した後、400℃で1時間焼成し、コート層30
0g/Lの触媒を得た。次いで、粉末Aを543.6g、
粉末Dを63.5g、粉末Bを212.4g、活性アル
ミナを35.5g、アルミナゾルを45g、水900g
を磁性ボールミルに投入し、混合粉砕して得たスラリ液
に酢酸をpH6.0になるように加えたのち、これを上
記の触媒コート層上に付着させ、空気流にてセル内の余
剰のスラリを取り除いて130℃で乾燥した後、400
℃で1時間焼成し、コート層200g/Lの触媒を得た。
さらに、この触媒を酢酸セシウム、酢酸セリウムの混合
水溶液中に浸漬し、触媒中にセシウム、セリウムを含浸
した。セシウム量はCsOとして50g/L、セリウ
ム量はCeOとして10g/Lであった。
【0039】(実施例5)実施例1において最後に含浸
させた酢酸セシウムを酢酸ナトリウムに代えたこと以外
は上記実施例1と同じ要領によって当該実施例5に係る
触媒を得た。
【0040】(実施例6)実施例1において最後に含浸
させた酢酸セシウムを酢酸カリウムに代えたことを除い
て上記実施例1と同じ要領によって当該実施例6に係る
触媒を得た。
【0041】(実施例7)実施例1において最後に含浸
させた酢酸セシウム、酢酸セリウム混合水溶液を酢酸セ
シウム水溶液のみに代えたこと以外は上記実施例1と同
じ要領によって当該実施例7に係る触媒を得た。
【0042】(実施例8)上記実施例1の粉末Aの調製
において、酢酸セリウム溶液に代えて、硝酸セリウム及
び硝酸ジルコニウム混合溶液を含浸させた。この粉末の
CeおよびZr濃度は、CeOとして7.5質量%、
ZrOとして2.5質量%であった。これ以外は同様
の要領によって当該実施例8に係わる触媒を得た。
【0043】(実施例9)まず、比表面積が200m
/gの活性アルミナに酢酸セリウム溶液を含浸し、12
0℃で1時間乾燥し、その後、空気中400℃で1時間
焼成して粉末を得た。この粉末のCe濃度はCeO
して10質量%であった。この粉末にテトラアンミン白
金水酸塩溶液を含浸し、120℃で1時間乾燥し、その
後、空気中400℃で1時間焼成して、粉末Lを得た。
この粉末LのPt濃度は1.0質量%であった。
【0044】次に、粉末Lを720.0g、粉末Bを1
50.0g、アルミナゾルを30g、水900gを磁性
ボールミルに投入し、混合粉砕して得たスラリ液に酢酸
をpH6.0になるように加え、このスラリ液をコーデ
ェライト質モノリス担体(1.2L、900セル)に付着
させ、空気流にてセル内の余剰のスラリを取り除いて1
30℃で乾燥した後、400℃で1時間焼成し、コート
層300g/Lの触媒を得た。そして、この触媒を酢酸セ
シウム、酢酸セリウムの混合水溶液中に浸漬し、触媒中
にセシウム、セリウムを含浸した。セシウム量はCs
Oとして30g/L、セリウム量はCeOとして10
g/Lであった。
【0045】(実施例10)HC吸着材としてβゼオラ
イト用い、該HC吸着材と、シリカゾル、水を磁性ボー
ルミルに投入し、混合粉砕してスラリ液を得た。このス
ラリ液をコーデェライト質モノリス担体(1.2L、9
00セル)に付着させ、空気流にてせる内の余剰のスラ
リを取り除いて130℃で乾燥した後、400℃で1時
間焼成し、コート層200g/Lを担持した。そして、
粉末Lを720.0g、粉末Bを150.0g、アルミ
ナゾルを30g、水900gを磁性ボールミルに投入
し、混合粉砕して得たスラリ液に酢酸をpH6.0にな
るように加え、このスラリ液を上記の触媒コート層上に
付着させ、空気流にてセル内の余剰のスラリを取り除い
て130℃で乾燥した後、400℃で1時間焼成し、コ
ート層300g/Lの触媒を得た。さらに、この触媒を酢
酸セシウム、酢酸セリウムの混合水溶液中に浸漬し、触
媒中にセシウム、セリウムを含浸した。セシウム量はC
Oとして30g/L、セリウム量はCeOとして
10g/Lであった。
【0046】〈試験方法1〉(実施例1〜8、比較例
1,2) (1)耐久方法 排気量4400ccのエンジンの排気系に各触媒を装着
し、国内レギュラーガソリン(S含有量:10ppm以
下)を使用し、触媒入口温度を700℃として、50時
間運転した。 (2)S被毒耐久方法 排気量2000ccのエンジンの排気系に各触媒を装着
し、S混入ガソリン(S含有量:300ppm)を使用
し、触媒入口温度を400℃として、5時間運転した。
このとき、リーン走行(A/F=25)を1分、リッチ
走行(A/F=11.0)を2秒という運転サイクルを
繰り返した。 (3)S被毒解除処理 排気量2000ccのエンジンの排気系に各触媒を装着
し、国内レギュラーガソリン(S含有量:10ppm以
下)を使用し、触媒入口温度を700℃、A/F=1
4.2として、10分間運転した。 (4)評価方法 排気量2000ccのエンジンの排気系に各触媒を装着
し、700℃50時間の耐久後と、S被毒解除処理後に
ついて、10−15モードを走行し、モードの転化率を
求めた。なお、モード中、定常走行時はリーン(A/F
=25)、減速時は燃料カット、加速時は、リッチ(A
/F=11.0、2秒)→ストイキ(A/F=14.
3)という運転を行った。なお、触媒入口温度は400
℃であった。また、触媒の前に三元触媒を配置して行っ
た。これらの結果を表5に示す。
【0047】
【表5】
【0048】〈試験方法2〉(実施例9,10) (1)耐久方法 排気量4400ccのエンジンの排気系に各触媒を装着
し、国内レギュラーガソリン(S含有量:10ppm以
下)を使用し、触媒入口温度を700℃として、50時
間運転した。 (2)評価方法 排気量2000ccのエンジンの排気系に各触媒を装着
し、11モードを走行し、排気のHC浄化率を求めた。
この結果を表6に示す。
【0049】
【表6】
【0050】表1の結果から、硝酸セリウムおよびジニ
トロジアミン白金塩を使用した粉末F、およびセリウム
を担持していない粉末Gにおいては、白金とセリウムを
担持した粉末Aおよび粉末Eに較べて、Pt分散度が劣
り、粉末に白金とセリウムの両方が担持されていないと
比表面積の低下が大きく、焼成による分散度の低下が顕
著であることが判明した。また、白金とセリウムの両方
が担持されていても、白金の塩にジニトロジアミン白金
塩を用いた粉末Fの場合には、テトラアンミン白金水酸
塩を用いた場合(粉末A,E)に較べて、Pt分散度が
劣り、分散度の低下率が大きくなると共に、X線回折に
おいても、粉末AおよびEにおいては、Pt(311)
面由来のピークが現れない(図1,3、表2,3)のに
対して、2θ=81.21°にPtのメタルピークが認
められた(図5、表4)。
【0051】また、TEM観測をしながらEDX(En
ergy dispersiveX−ray anal
ysis:エネルギー分散型X線分析)により、Al、
Ce、Pt原子数を測定した図2,4,6においては、
テトラアンミン白金水酸塩を用いた粉末AおよびEにお
いては、PtとCeの直線関係が認められ(Pt、Ce
の仕込み値と同じ)、PtとCeが良い分散関係を有し
ているのに対し、ジニトロジアミン白金塩を用いた粉末
Fの場合には明確な相関が認められず、PtやCeが局
所的に塊状で存在し、良好に分散していないものと考え
られる。
【0052】そして、表5に示すように、粉末Fを使用
した比較例1および粉末Gを使用した比較例2に係る触
媒においては、前記紛末AおよびEをそれぞれ使用した
実施例1および2に係る触媒に較べて、NOx浄化性能
に劣ることが確認された。
【0053】また、Ceと共にLaやZrを加えた実施
例3の触媒においては、実施例1の触媒に較べて、NO
x浄化性能に優れ、La,Zrによる耐久性向上効果が
確認され、Pdを含む実施例4の触媒においては、Pd
の効果が認められ、特にS被毒解除処理後のNOx浄化
性能に優れることが判明した。
【0054】さらに、実施例1の触媒における酢酸セシ
ウムを酢酸ナトリウムおよび酢酸カリウムに置換した実
施例5および6、酢酸セリウムを除いた実施例7に係る
触媒においては、実施例1に較べてNOx浄化性能に劣
り、吸着材としてはCsが優れると共に、CsはCeと
同時に含浸させることによって、S被毒解除処理後のN
Ox浄化性能が大きく向上することが確認された。ま
た、セリアをセリア−ジルコニア複合酸化物に代えた実
施例8に係る触媒においては、実施例1に較べて耐熱性
に優れ、耐久後の性能低下幅が小さいことが判明した。
【0055】そして、表6からは、実施例9の触媒と、
この触媒の内層にβゼオライトを用いた実施例10に係
る触媒とを比較することによって、内層ゼオライトによ
る低温時のHC吸着効果が確認された。
【0056】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明に係わ
る排気ガス浄化触媒は、比表面積が150m/g以上
の多孔質体にCeとPtとが担持され、且つ700℃空
気中での焼成前および焼結後におけるPt分散度がそれ
ぞれ70%以上および50%以上の粉末であって、焼成
後におけるCuKα線によるX線回折測定において、回
折角2θ=81.37±0.2°におけるPt(31
1)面に由来する回折ピークが現れない粉末、あるいは
焼成前後のPt分散度の低下率Rが40%未満、望まし
くは30%未満である粉末を使用したものであるから、
貴金属の耐久性が増し、NOx浄化性能および硫黄被毒
解除性能が向上するという極めて優れた効果がもたされ
る。
【0057】また、本発明に係わる排気ガス浄化触媒の
製造法においては、上記粉末を得るに際して、比表面積
が150m/g 以上の多孔質体に酢酸セリウム溶
液、必要に応じて、酢酸セリウムに加えて酢酸ジルコニ
ウム及び/又は酢酸ランタンを含む混合溶液をを含浸し
て、乾燥、焼成した後、さらにテトラアンミン白金水酸
塩溶液を含浸し、乾燥後、焼成するようにしているの
で、CeおよびPtの分散状態を向上させることができ
る。また、触媒粉末をスラリ化して耐火性無機担体に付
着させるに際して、該スラリ液のpHを5.8〜6.3
に調整して付着させ、空気流にて無機担体セル内の余剰
のスラリを取り除いて乾燥した後、焼成するようにして
いるので、剥離を防止して付着力を向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る粉末AのX線回折測定結
果を示すチャート図である。
【図2】上記粉末AにおけるCe原子比とPt原子比の
関係を示すグラフである。
【図3】本発明の実施例に係る粉末EのX線回折測定結
果を示すチャート図である。
【図4】上記粉末EにおけるCe原子比とPt原子比の
関係を示すグラフである。
【図5】本発明の比較例に係る粉末FのX線回折測定結
果を示すチャート図である。
【図6】上記粉末FにおけるCe原子比とPt原子比の
関係を示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B01J 37/02 301 B01J 37/02 301L F01N 3/08 A F01N 3/08 3/10 A 3/10 3/28 301C 3/28 301 B01D 53/36 104A 102H Fターム(参考) 3G091 AA02 AA12 AA17 AB05 AB06 AB09 BA07 BA14 FB02 FB10 GB02W GB03W GB04W GB06W GB07W GB09W GB10W 4D048 AA06 AA13 AA18 AB05 AB07 BA03X BA08X BA10X BA11X BA14X BA15Y BA18X BA19X BA30X BA31X BA33X BA41X BA42X BB02 BB17 CC36 4G069 AA03 AA08 BA01A BA01B BA05A BA05B BA07B BA13B BA21C BA37 BB04B BC01A BC02B BC03B BC06B BC08A BC38A BC43A BC43B BC43C BC51A BC51C BC71A BC71B BC72A BC72B BC75A BC75B BC75C BE08C BE44C CA03 CA09 DA06 EA19 EC03X EC03Y EC04X EC25 EC27 EC28 FA01 FA02 FA03 FB14 FB15 FB19 FB30 FC02 FC09 ZA19B

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 比表面積が150m/g以上の多孔質
    体にセリウム(Ce)と白金(Pt)とを担持してなる
    粉末であって、焼成前におけるPt分散度が70%以
    上、700℃空気中での焼成後におけるPt分散度が5
    0%以上であると共に、焼成後におけるCuKα線によ
    るX線回折測定において、回折角2θ=81.37±
    0.2°におけるPt(311)面に由来する回折ピー
    クが現れない粉末を使用してなることを特徴とする排気
    ガス浄化触媒。
  2. 【請求項2】 比表面積が150m/g以上の多孔質
    体にセリウム(Ce)と白金(Pt)とを担持してなる
    粉末であって、焼成前におけるPt分散度が70%以
    上、700℃空気中での焼成後におけるPt分散度が5
    0%以上であると共に、次式で表される焼成前のPt分
    散度に対する焼成後のPt分散度の低下率Rが40%未
    満である粉末を使用してなることを特徴とする排気ガス
    浄化触媒。 R=(1−(焼成後の分散度)/(焼成前の分散度))
    ×100
  3. 【請求項3】 比表面積が150m/g以上の多孔質
    体にセリウム(Ce)と白金(Pt)とを担持してなる
    粉末であって、焼成前におけるPt分散度が70%以
    上、700℃空気中での焼成後におけるPt分散度が5
    0%以上であると共に、次式で表される焼成前のPt分
    散度に対する焼成後のPt分散度の低下率Rが30%未
    満である粉末を使用してなることを特徴とする排気ガス
    浄化触媒。 R=(1−(焼成後の分散度)/(焼成前の分散度))
    ×100
  4. 【請求項4】 700℃空気中での1時間焼成後におけ
    るCuKα線によるX線回折測定において、前記セリウ
    ムに起因するCeO(111)面に由来する回折角2
    θ=28.58±0.1°における回折ピークの積分強
    度が300000未満である粉末を使用してなることを
    特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の排
    気ガス浄化触媒。
  5. 【請求項5】 前記粉末中における白金の少なくとも一
    部が前記セリウムに起因するCe化合物の上に存在する
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記
    載の排気ガス浄化触媒。
  6. 【請求項6】 前記粉末中のセリウムの少なくとも一部
    が3価であることを特徴とする請求項1ないし5のいず
    れか1項に記載の排気ガス浄化触媒。
  7. 【請求項7】 前記粉末の多孔質体がアルミナであるこ
    と特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の
    排気ガス浄化触媒。
  8. 【請求項8】 前記粉末に加えて、アルカリ、アルカリ
    土類、希土類から選ばれる少なくとも1種の化合物を含
    んでいることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか
    1項に記載の排気ガス浄化触媒。
  9. 【請求項9】 アルカリ、アルカリ土類、希土類から選
    ばれる少なくとも1種の化合物がCs化合物及びCe化
    合物であることを特徴とする請求項8記載の排気ガス浄
    化触媒。
  10. 【請求項10】 2層以上の触媒層を備えていることを
    特徴とする請求項1ないし9のいずれか1項に記載の排
    気ガス浄化触媒。
  11. 【請求項11】 最内触媒層がゼオライトであることを
    特徴とする請求項10記載の排気ガス浄化触媒。
  12. 【請求項12】 ロジウム(Rh)及び/又はパラジウ
    ム(Pd)をさらに含有することを特徴とする請求項1
    ないし11のいずれか1項に記載の排気ガス浄化触媒。
  13. 【請求項13】 セリア及び/又はセリア−ジルコニア
    複合酸化物をさらに含有することを特徴とする請求項1
    ないし12のいずれか1項に記載の排気ガス浄化触媒。
  14. 【請求項14】 前記粉末がさらにジルコニウム(Z
    r)及び/又はランタン(La)を含むことを特徴とす
    る請求項1ないし13のいずれか1項に記載の排気ガス
    浄化触媒。
  15. 【請求項15】 前記粉末をスラリ化し、該スラリ液の
    pHを5.8〜6.3に調整した後、耐火性無機担体に
    付着させ、当該無機担体のセル内における余剰スラリを
    空気流にて取り除いて乾燥した後、焼成する工程を含む
    ことを特徴とする請求項1ないし14のいずれか1項に
    記載の排気ガス浄化触媒の製造方法。
  16. 【請求項16】 (1)比表面積が150m/g 以
    上の多孔質体に酢酸セリウム溶液を含浸し、乾燥した
    後、焼成する工程と、(2)(1)の工程で得られた粉
    末に、テトラアンミン白金水酸塩溶液を含浸し、乾燥し
    た後、焼成する工程を含むことを特徴とする請求項1な
    いし13のいずれか1項に記載の排気ガス浄化触媒の製
    造方法。
  17. 【請求項17】 (1)比表面積が150m/g 以
    上の多孔質体に酢酸セリウム溶液と、酢酸ジルコニウム
    溶液及び/又は酢酸ランタン溶液の混合溶液を含浸し、
    乾燥した後、焼成する工程と、(2)(1)の工程で得
    られた粉末に、テトラアンミン白金水酸塩溶液を含浸
    し、乾燥した後、焼成する工程を含むことを特徴とする
    請求項14記載の排気ガス浄化触媒の製造方法。
  18. 【請求項18】 請求項1ないし14のいずれか1項に
    記載の排気ガス浄化触媒を空気/燃料比(A/F)が1
    0〜50の範囲内で繰り返し運転される内燃機関に取り
    付けて使用することを特徴とする排気ガス浄化方法。
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