JP2003314682A - 自動変速機のロックアップ制御装置 - Google Patents

自動変速機のロックアップ制御装置

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JP2003314682A JP2002124730A JP2002124730A JP2003314682A JP 2003314682 A JP2003314682 A JP 2003314682A JP 2002124730 A JP2002124730 A JP 2002124730A JP 2002124730 A JP2002124730 A JP 2002124730A JP 2003314682 A JP2003314682 A JP 2003314682A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ショックを発生することなくスリップロック
アップ領域を拡大することで、エンジンブレーキ力を確
保しつつ、燃費の向上を図ることが可能な自動変速機の
ロックアップ制御装置を提供すること。 【解決手段】 自動変速機のロックアップ制御装置にお
いて、ロックアップ制御部は、ロックアップクラッチが
解放状態で、かつ、エンジン側からトルクが出力されて
いるドライブ状態からコーストスリップロックアップ領
域への遷移であるドライブコースト遷移のときはスリッ
プロックアップ状態とし、ロックアップクラッチが解放
状態で、かつ、駆動輪側からトルクが入力されているコ
ースト状態から前記コーストスリップロックアップ領域
への遷移であるコーストコースト遷移のときはロックア
ップクラッチを解放状態とすることとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、トルクコンバータ
部にロックアップクラッチを備え、所定の運転領域でロ
ックアップクラッチを締結するようにした自動変速機の
ロックアップ制御装置に関する。
【0001】
【従来の技術】従来の自動変速機のロックアップ制御装
置としては、例えば特開平1−206160号公報に記
載の技術が知られている。この公報には、ロックアップ
クラッチのスリップ量をフィードバック制御によって所
定量確保することで、ロックアップクラッチの締結ショ
ックを緩和している。また、コースト走行時にスリップ
ロックアップ制御を行うことで、エンジンブレーキ力を
得ている。このとき、減速時にフューエルカットを行う
エンジンの場合では、エンジン回転数がある回転数まで
下がったときにフューエルカットが終了する。よって、
ロックアップクラッチの締結によって、駆動輪側からの
入力回転によってエンジン回転数を維持することで、フ
ューエルカットする時間を長く確保することができるた
め、燃費の向上を図っている。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来技術にあっては、下記に示す問題があった。すなわ
ち、通常、コーストロックアップ領域は、コーストロッ
クアップ領域への遷移直前の走行状態に係わらず、コー
スト状態で車速が上昇したときにスリップロックアップ
してもショックがでないような最低車速(すなわちイナ
ーシャ変化の少ない車速)を閾値として設定している。
このため、十分なスリップロックアップ領域が設定でき
ず、エンジンブレーキ力の低下や、燃費の悪化を招くと
いう問題があった。
【0003】すなわち、遷移前の走行状態がロックアッ
プしていないドライブ状態の場合、トルクコンバータカ
バーとロックアップピストンの間に生じる油の作用によ
って、ロックアップピストンがトルクコンバータカバー
に引き寄せられた状態となっている。このため、スリッ
プロックアップを行おうとした場合、コースト状態と同
一の車速と比較して、油圧を少し変化させるだけでロッ
クアップピストンが移動し、また、エンジン回転数Neと
タービン回転数Ntの回転数差が小さいこともあって、シ
ョックが生じにくい傾向にあることが判明した。
【0004】一方、ロックアップしていないコースト状
態の場合、トルクコンバータ側、いわゆるアプライ室の
流量の方がロックアップピストンとトルクコンバータカ
バーとの間、いわゆるレリーズ室の流量よりも多いた
め、ロックアップピストンはタービン側に引き寄せられ
た状態、すなわち相対するトルクコンバータカバーに対
して最も離れた位置となっている。このため、油圧を大
きく変化させてロックアップピストンを移動させなけれ
ばならず、油圧を大きく変化させると所定の油圧で急に
ピストンが移動してしまい、同一車速のドライブ状態と
比較してエンジン回転数Neとタービン回転数Ntの回転数
差が大きいことも相俟って、大きなショックが出やすい
傾向にあることが判明した。
【0005】本発明は上述のような課題に基づいて成さ
れたもので、ショックを発生することなくスリップロッ
クアップ領域を拡大することで、エンジンブレーキ力を
確保しつつ、燃費の向上を図ることが可能な自動変速機
のロックアップ制御装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、少なくともスロットル開度及び車速を検出する走行
状態検出手段と、ロックアップクラッチを有するトルク
コンバータと、該トルクコンバータから入力された回転
を変速し、駆動輪に出力する変速機構部と、検出された
スロットル開度と車速から決定される運転点に応じて、
前記変速機構部の変速比制御を行うとともに、前記ロッ
クアップクラッチの締結状態を制御するロックアップ制
御部を有する変速制御手段と、を備えた自動変速機のロ
ックアップ制御装置において、前記変速制御手段のロッ
クアップ制御部に、駆動輪側からトルクが入力されてい
るコースト状態のときに、予め設定された所定の滑り量
を維持するスリップロックアップ制御を行うコーストス
リップロックアップ領域を設け、前記ロックアップクラ
ッチが解放状態で、かつ、エンジン側からトルクが出力
されているドライブ状態から前記コーストスリップロッ
クアップ領域への遷移をドライブコースト遷移とし、前
記ロックアップクラッチが解放状態で、かつ、駆動輪側
からトルクが入力されているコースト状態から前記コー
ストスリップロックアップ領域への遷移をコーストコー
スト遷移とし、前記ロックアップ制御部は、前記ドライ
ブコースト遷移のときはスリップロックアップ状態と
し、前記コーストコースト遷移のときは前記ロックアッ
プクラッチを解放状態とすることを特徴とする。
【0007】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の自動変速機のロックアップ制御装置において、前記
トルクコンバータの入力回転数であるエンジン回転数を
検出するエンジン回転数検出手段と、前記トルクコンバ
ータの出力回転数であるタービン回転数を検出するター
ビン回転数検出手段とを設け、前記ロックアップ制御部
は、前記ドライブコースト遷移によるスリップロックア
ップ制御中に検出されたエンジン回転数からタービン回
転数を減算した値が予め設定された第1設定値以下とな
ったときにはスリップロックアップ状態から解放状態と
することを特徴とする。
【0008】請求項3に記載の発明では、請求項2に記
載の自動変速機のロックアップ制御装置において、前記
変速機構部が変速中かどうかを検出する変速検出手段を
設け、前記ロックアップ制御部は、変速中が検出された
ときは、検出されたエンジン回転数からタービン回転数
を減算した値が前記第1設定値以下となってもスリップ
ロックアップ状態から解放状態への状態遷移を禁止する
ことを特徴とする。
【0009】請求項4に記載の発明では、請求項1ない
し3に記載の自動変速機のロックアップ制御装置におい
て、コーストスリップロックアップ領域に遷移したとき
に検出されたエンジン回転数からタービン回転数を減算
した値が予め設定された第2設定値よりも大きいとき
は、コーストスリップロックアップ領域への遷移前がド
ライブ状態であると判断し、前記第2設定値以下のとき
はコーストスリップロックアップ領域への遷移前がコー
スト状態であると判断する遷移前走行状態判断手段を設
けたことを特徴とする。
【0010】請求項5に記載の発明では、請求項1ない
し3に記載の自動変速機のロックアップ制御装置におい
て、検出されたエンジン回転数とタービン回転数を記憶
する記憶手段を設け、コーストスリップロックアップ領
域に遷移したときから予め設定された所定時間前に前記
記憶手段に記憶されたエンジン回転数からタービン回転
数を減算した値が正値のときは、コーストスリップロッ
クアップ領域への遷移前がドライブ状態であると判断
し、負値のときは、コーストスリップロックアップ領域
への遷移前がコースト状態であると判断する遷移前走行
状態判断手段を設けたことを特徴とする。
【0011】請求項6に記載の発明では、請求項1ない
し3に記載の自動変速機のロックアップ制御装置におい
て、検出されたスロットル開度を記憶する記憶手段を設
け、コーストスリップロックアップ領域に遷移したとき
から予め設定された所定時間前に前記記憶手段に記憶さ
れたスロットル開度が所定開度以上のときは、コースト
スリップロックアップ領域への遷移前がドライブ状態で
あると判断し、所定開度未満のときは、コーストスリッ
プロックアップ領域への遷移前がコースト状態であると
判断する遷移前走行状態判断手段を設けたことを特徴と
する。
【0012】請求項7に記載の発明では、請求項1ない
し3に記載の自動変速機のロックアップ制御装置におい
て、車両の加速度を検出する加速度検出手段と、検出さ
れた加速度を記憶する記憶手段を設け、コーストスリッ
プロックアップ領域に遷移したときから予め設定された
所定時間前に前記記憶手段に記憶された加速度が予め設
定された所定加速度よりも大きいときは、コーストスリ
ップロックアップ領域への遷移前がドライブ状態である
と判断し、所定加速度以下のときはコーストスリップロ
ックアップ領域への遷移前がコースト状態であると判断
する遷移前走行状態判断手段を設けたことを特徴とす
る。
【0013】
【発明の作用および効果】請求項1記載の自動変速機の
ロックアップ制御装置にあっては、ショックの発生を防
止しながら、スリップロックアップを低車速に拡大する
ことで、エンジンブレーキ力や燃費を向上することがで
きる。すなわち、変速制御手段のロックアップ制御部に
おいて、ドライブコースト遷移のときはトルクコンバー
タカバーとロックアップピストンの間に生じる油の作用
によって、ロックアップピストンがトルクコンバータカ
バーに引き寄せられた状態となっている。このため、ス
リップロックアップを行おうとした場合、コースト状態
と同一の車速と比較して、油圧を少し変化させるだけで
ロックアップピストンが移動し、また、エンジン回転数
とタービン回転数の回転数差が小さく、ショックが生じ
にくい。よって、従来よりも低車速側において、スリッ
プロックアップ状態とすることで、エンジンブレーキ力
を得ることができるとともに、エンジンブレーキ中はフ
ューエルカットを行うような車両の場合は燃費の向上を
図ることができる。また、コーストコースト遷移のとき
はトルクコンバータ側の流量の方がロックアップピスト
ン間の流量よりも多いため、ロックアップピストンはタ
ービン側に引き寄せられた状態、すなわち相対するトル
クコンバータカバーに対して最も離れた位置となってい
る。このため、油圧を大きく変化させてロックアップピ
ストンを移動させなければならず、油圧を大きく変化さ
せると所定の油圧で急にピストンが移動してしまい、同
一車速のドライブ状態と比較してエンジン回転数とター
ビン回転数の回転数差が大きいことも相俟って、大きな
ショックが出やすいため、ロックアップクラッチを解放
状態とすることで、ショックを防止することができる。
【0014】請求項2記載の自動変速機のロックアップ
制御装置にあっては、確実にショックの発生を防止でき
る。すなわち、ロックアップ制御部において、ドライブ
コースト遷移によるスリップロックアップ状態において
検出されたエンジン回転数からタービン回転数を減算し
た値が予め設定された第1設定値以下のときはスリップ
ロックアップ状態から解放状態とされる。例えば、ドラ
イブ状態であってもエンジン回転数が低回転でドライブ
コースト遷移であって比較的エンジン回転の落ちが早い
ような状態の場合には、スリップロックアップ領域と判
断したとしてもエンジン回転数とタービン回転数の回転
数差が大きくなる。これにより、実質的にはコースト状
態からスリップロックアップ状態に入ったのと同様の現
象となり、従来と同様の問題が発生する。よって、遷移
前の状態がドライブ状態であっても、スリップロックア
ップ制御を解放状態とすることで、確実にショックの発
生を防止することができる。
【0015】請求項3記載の自動変速機のロックアップ
制御装置にあっては、更にエンジンブレーキ力と燃費を
向上させることができる。すなわち、ロックアップ制御
部において、変速中が検出されたときは、検出されたエ
ンジン回転数からタービン回転数を減算した値が第1設
定値以下であってもスリップロックアップ状態から解放
状態への状態遷移が禁止される。ダウンシフトの場合、
出力回転が上昇した後にエンジン回転が追従することに
なるが、追従するのに若干の遅れがあり、回転数差が大
きくなる。一方、アップシフトの場合、エンジン回転数
が低下した後にタービン回転数が追従することになる
が、追従するのに若干の遅れがあり、回転数差が大きく
なる。ここで、スリップロックアップを解除してしまう
と、その後、車速が上昇するまでスリップロックアップ
を再開することができない。よって無用にスリップロッ
クアップ領域を狭くしてしまうこととなる。そこで、変
速中に回転数差が第2設定値以下となっても解除を禁止
することでスリップロックアップ領域を低車速化するこ
とが可能となり、更にエンジンブレーキ力と燃費を向上
することができる。
【0016】請求項4記載の自動変速機のロックアップ
制御装置にあっては、更にエンジンブレーキ力と燃費を
向上させることができる。すなわち、ドライブコースト
遷移であれば、エンジン回転数とタービン回転数との差
がさほどでない状態であると考えられ、コーストコース
ト遷移であれば、エンジン回転数が低いため、エンジン
回転数とタービン回転数との差が大きいと考えられる。
よって、第1設定値よりも大きな第2設定値を設け、コ
ーストスリップロックアップ領域に遷移したときに検出
されたエンジン回転数からタービン回転数を減算した値
と第2設定値との大小関係に基づいて、コーストスリッ
プロックアップ領域への遷移前がドライブ状態かコース
ト状態であるかを判断することが可能となり、スリップ
ロックアップ領域を低車速化することが可能となり、更
にエンジンブレーキ力と燃費を向上することができる。
【0017】請求項5記載の自動変速機のロックアップ
制御装置にあっては、更にエンジンブレーキ力と燃費と
を向上させることができる。ドライブコースト遷移であ
れば、所定時間前のエンジン回転数とタービン回転数の
差が小さいか、又はエンジン回転数の方がタービン回転
数よりも大きいと考えられ、コーストコースト遷移であ
れば、エンジン回転数が低いため、エンジン回転数とタ
ービン回転数との差が大きいと考えられる。よって、第
1設定値よりも大きな第2設定値を設け、コーストスリ
ップロックアップ領域に遷移したときから予め設定され
た所定時間前に記憶手段に記憶されたエンジン回転数か
らタービン回転数を減算した値と第2設定値との大小関
係に基づいて、コーストスリップロックアップ領域への
遷移前がドライブ状態かコースト状態であるかを判断す
ることが可能となり、スリップロックアップ領域を低車
速化することが可能となり、更にエンジンブレーキ力と
燃費を向上することができる。
【0018】請求項6記載の自動変速機のロックアップ
制御装置にあっては、更にエンジンブレーキ力と燃費と
を向上させることができる。ドライブコースト遷移であ
れば、所定時間前のスロットル開度がある程度大きいと
考えられ、コーストコースト遷移であれば、アクセルは
踏まれていないため、所定時間前のスロットル開度が小
さいと考えられる。よって、コーストスリップロックア
ップ領域に遷移したときから予め設定された所定時間前
に記憶手段に記憶されたスロットル開度に基づいて、コ
ーストスリップロックアップ領域への遷移前がドライブ
状態かコースト状態であるかを判断することが可能とな
り、スリップロックアップ領域を低車速化することが可
能となり、更にエンジンブレーキ力と燃費を向上するこ
とができる。
【0019】請求項7記載の自動変速機のロックアップ
制御装置にあっては、更にエンジンブレーキ力と燃費と
を向上させることができる。ドライブコースト遷移であ
れば、所定時間前の加速度が正であり、ある程度の加速
度が得られている状態であると考えられ、コーストコー
スト遷移であれば、所定時間前の加速度が負であり、加
速度は減速側の値が得られている状態と考えられる。よ
って、コーストスリップロックアップ領域に遷移したと
きの所定時間前の加速度に基づいて、コーストスリップ
ロックアップ領域への遷移前がドライブ状態かコースト
状態であるかを判断することが可能となり、スリップロ
ックアップ領域を低車速化することが可能となり、更に
エンジンブレーキ力と燃費を向上することができる。
尚、下り坂等では、コーストコースト遷移であっても、
所定時間前の加速度が正の場合があるため、このとき
は、道路勾配検出手段等を設け、下り坂等の道路勾配を
検出したときは、スリップロックアップから解放状態に
移行するよう制御しても良い。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を実施
例により説明する。
【0021】(第1実施例)図1は本発明の第1実施例
が適用されるシステム図である。トルクコンバータ10
内には、カバー28の縦壁に形成される摩擦面と接触す
るフェーシング30を備えるロックアップクラッチ18
を有している。カバー28の縦壁とロックアップクラッ
チ18との間にはレリーズ室22が形成され、ロックア
ップクラッチ18を隔てて反対側にはアプライ室20が
形成されている。ロックアップクラッチ18は、アプラ
イ室20の油圧とレリーズ室22の油圧との差圧(以
下、ロックアップ差圧と言う)が変化することにより、
締結・解放を行うよう構成されている。
【0022】アプライ室20には油路24が接続され、
またレリーズ室22には油路26が接続されている。油
路24及び油路26への油圧の供給状態はロックアップ
コントロールバルブ32によって制御される。ロックア
ップコントロールバルブ32はスプール34、スリーブ
36、プラグ38及びスプリング40を有している。ロ
ックアップコントロールバルブ32には更に油路42、
油路44、油路46、油路48及び油路50が接続され
ている。
【0023】油路42にはトルクコンバータリリーフバ
ルブ52から一定圧が供給される。尚、トルクコンバー
タリリーフバルブ52は図示していないプレッシャレギ
ュレータバルブでエンジントルクに対応する油圧に調圧
された油圧が供給される油路54の油圧を用いて調圧作
用を行う。油路44はオイルクーラ54と接続され、更
にオイルクーラ56を出た油は潤滑に使用される。油路
50には図示していない調圧バルブによって調圧された
一定圧が供給されている。油路50とオリフィス56を
介して分岐された油路46はロックアップソレノイド5
8と接続されている。
【0024】ロックアップソレノイド58は非通電状態
で油路46の開口60を閉状態とするプランジャ62を
備えており、ロックアップソレノイド58の通電状態は
コントロールユニット64からの信号によりロックアッ
プソレノイド58は所定周期でオン・オフが繰り返さ
れ、オン時間の比率に応じて開口60を開き、これによ
り油路46の油圧をオン時間に反比例するように調圧す
る。
【0025】コントロールユニット64にはエンジン回
転数Neを検出するエンジン回転数センサ66,変速機の
出力軸回転数Noを検出する出力軸回転数センサ68、ス
ロットル開度センサ70、及びタービン回転数Ntを検出
するタービン回転数センサ71からの信号が入力されて
おり、コントロールユニット64はこれらの信号に基づ
いてロックアップソレノイド58の作動を制御するよう
になっている。尚、コントロールユニット64は、エン
ジン回転数Neなどからトルクコンバータ10の入力トル
クTQを算出することができる。
【0026】ロックアップクラッチ18の解放状態は次
のようにして実現される。すなわち、ロックアップデュ
ーティ比のオン時間割合の制御により、開口60がプラ
ンジャ62によって完全に閉鎖される。このため、油路
46には油路50と同一の油圧が発生し、これがロック
アップコントロールバルブ32のスプール34の図中左
端部に作用することになる。このため、スプール34は
図示の状態となって、油路42と油路26が連通し、油
路44と油路24とが連通する。油路42の油圧が油路
26を介してレリーズ室22に供給され、更にこのレリ
ーズ室22の油圧はカバー28の摩擦面とフェーシング
30との間のすきまを通りアプライ室20側へ流入し、
次いで油路24を通りロックアップコントロールバルブ
32に戻り、ついで油路44へ排出される。すなわち、
油圧は油路26からレリーズ室22の油圧とアプライ室
20の油圧とは同一となり、これによりロックアップク
ラッチ18は解放状態となる。すなわち、トルクコンバ
ータ10は流体を介してのみ回転力を伝達するトルクコ
ンバータ状態となる。
【0027】上記状態からロックアップクラッチ18を
徐々に締結させる際には次のような動作が行われる。す
なわち、コントロールユニット64からロックアップソ
レノイド58に与えられるロックアップデューティ比
(オン時間割合)が次第に増大すると、これに応じて開
口60から油が排出され油路46の油圧が低下してい
く。このため、ロックアップコントロールバルブ32の
スプール34の左端部に作用する油圧が低下し、スプー
ル34及びプラグ38が所定量左向きに移動すると、油
路26がわずかにドレーンポート72に連通する状態と
なり、同時に油路42が油路24と連通する状態とな
る。
【0028】油路26の油圧は油路48を介してプラグ
38の右端部にフィードバックされているため、ロック
アップコントロールバルブ32は調圧状態となり、油路
26の油圧は油路46からスプール34の左端部に作用
する油圧に応じて調圧されることになる。すなわち、こ
の状態ではトルクコンバータ10には油路24からアプ
ライ室20へ油圧が供給され、アプライ室20の油圧は
ロックアップクラッチ18とカバー28との間のすきま
を通ってレリーズ室22に入り、油路26から排出され
ることになる。この油路26の油圧が油路46の油圧、
すなわちロックアップデューティ比に反比例して調整さ
れる油圧、により制御されること尾になる。アプライ室
20側の油圧よりもレリーズ室22側の油圧が低くなる
ため、ロックアップクラッチ18のフェーシング30は
カバー28の摩擦面に対して押圧されることになる。こ
のロックアップクラッチ18を押圧する力(ロックアッ
プ差圧)は上述のようにロックアップソレノイド58に
よって制御されることになる。
【0029】図2は第1実施例におけるロックアップ制
御マップである。このマップは横軸に車速、縦軸にスロ
ットル開度をとり、車両の走行状態を表す車速及びスロ
ットル開度から決定される運転点がどの領域にあるかを
判断し、その領域に該当する変速制御及びロックアップ
制御を行う。
【0030】このマップには3→4変速線、4→3変速
線、4→5変速線、5→4変速線、4速ロックアップO
FF線、4速ロックアップON線、5速ロックアップO
FF線及び5速ロックアップON線が設定されている。
ロックアップON線及びロックアップOFF線はヒステ
リシスを有し、運転点がロックアップON線を高車速側
に通過するとロックアップクラッチは完全締結状態とな
り、ロックアップクラッチが完全締結状態でロックアッ
プOFF線を低車速側に通過すると、ロックアップクラ
ッチは完全に解放状態となる。このとき、ロックアップ
クラッチが完全締結状態であっても、各変速線を通過し
(高車速側及び低車速側の両方)、変速が行われるとき
にはロックアップクラッチは一旦完全解放状態となる。
【0031】また、ドライブスリップ領域、条件付きコ
ーストスリップ領域、及び常時コーストスリップ領域が
設定されている。第1実施例のドライブスリップ領域
は、5速のロックアップされない領域に設定されてい
る。これはエンジン振動等が発生し易い領域であるた
め、ドライブ状態であってもスリップ制御を行う(尚、
このときはエンジン回転数の方がタービン回転数よりも
大きい)。また、常時コーストスリップ領域は、所定ス
ロットル開度(例えば3/32開度)より小さく、車速が所
定車速以上(例えば120km/h)の領域に設定されてい
る。この領域はエンジン回転数とタービン回転数の差が
小さい領域であるため、遷移前の走行状態に関係なくコ
ーストスリップロックアップ制御を行う。また、条件付
きコーストスリップ領域は、所定スロットル開度より小
さく、車速が第1設定車速(例えば25km/h)より高く、
所定車速より小さい領域に設定されている。この領域
は、遷移前の走行状態によってエンジン回転数とタービ
ン回転数の差が異なる領域であるため、遷移前の走行状
態によってコーストスリップロックアップ制御を行うか
どうかが異なる。
【0032】図3は第1実施例におけるロックアップ制
御の制御内容を表すフローチャートである。
【0033】ステップ101では、常時コーストスリッ
プ領域又は条件付きコーストスリップ領域かどうかを判
断し、常時又は条件付きコーストスリップ領域のときは
ステップ102へ進み、それ以外はステップ110へ進
む。
【0034】ステップ102では、車速が所定値以下か
どうかを判定し、所定値以下のときは条件付きコースト
スリップ領域と判断してステップ104へ進み、所定値
よりも大きいときは常時コーストスリップ領域と判断し
てステップ103へ進む。
【0035】ステップ103では、コーストスリップ制
御を開始する。
【0036】ステップ104では、エンジン回転数Neか
らタービン回転数Ntを減算した値が予め設定された所定
値である-150rpm(特許請求の範囲の第2設定値に相
当)よりも大きいかどうかを判定し、これにより、コー
スト状態になる前の駆動状態を判定する。-150rpmより
大きいときはドライブ状態と判断してステップ105へ
進み、それ以外はコースト状態と判断してステップ11
0へ進む(請求項2,4に相当)。
【0037】ステップ105では、コーストスリップ制
御を開始する。
【0038】ステップ106では、再度常時又は条件付
きコーストスリップ領域かどうかを判定し、コーストス
リップ領域以外の領域であればステップ107へ進み、
コーストスリップ領域であればステップ108へ進む。
【0039】ステップ107では、他の領域制御(例え
ばロックアップ制御等)を開始する。
【0040】ステップ108では、エンジン回転数Neか
らタービン回転数Ntを減算した値がコーストスリップ制
御が可能な回転数差の最大値である所定値-500rpm(特
許請求の範囲の第1設定値に相当)以上かどうかを判定
し、-500rpm以上であればステップ105へ進みコース
トスリップ制御を継続し、それ以外はステップ109へ
進む。
【0041】ステップ109では、ダウンシフト変速中
かどうかを判定し、ダウンシフト変速中であれば出力回
転が上昇した後にエンジン回転が追従することになる
が、追従するのに若干の遅れがあり、回転数差が大きく
なる。ここで、スリップロックアップを解除してしまう
と、その後、車速が上昇するまでスリップロックアップ
を再開することができない。よって無用にスリップロッ
クアップ領域を狭くしてしまうことのないようにステッ
プ105へ進みコーストスリップ制御を継続し、変速中
でなければステップ110へ進む(請求項3に相当)。
尚、この変速中の判断は、ギア比(タービン回転数/出
力軸回転数)が変化中かどうかで判断する。
【0042】ステップ110では、ロックアップクラッ
チを解放する。
【0043】上述のコーストスリップロックアップ制御
を図4,5のタイムチャートに基づいて説明する。
【0044】図4(a)は、図2に示すマップの運転点
の常時コーストスリップ領域から条件付きコーストス
リップ領域に遷移したときのタイムチャートである。フ
ローチャートでは、ステップ101→ステップ102→
ステップ103→ステップ101→ステップ102→ス
テップ104→ステップ105へ進む制御である。
【0045】常時コーストスリップ領域においてコース
トスリップ制御を実行し、エンジン回転数Neからタービ
ン回転数Ntを減算した値が-150rpmより大きくなるよう
にフィードバック制御を行う。具体的にはロックアップ
デューティ比を5%程度に保持する。このとき、車速の
低下に伴い、t11において所定車速以下となり、条件付
きコーストスリップ領域に入るが、回転数差が-150rpm
より大きくなるようにフィードバック制御されているた
め、そのままコーストスリップ制御が続行される。
【0046】図4(b)は、図2に示すマップの運転点
のドライブ状態から条件付きコーストスリップ領域に
遷移したときのタイムチャートである。フローチャート
では、ステップ101→ステップ102→ステップ10
4→ステップ105→ステップ106→ステップ108
→ステップ105へと進む制御である。
【0047】運転点は5速でロックアップクラッチが
解放状態でのドライブ走行時である。t21においてアク
セルが離され、運転点が図2のマップ中下方に移動
し、t22において条件付きコーストスリップ領域に入
る。アクセルが離されたことでエンジン回転数Neが低下
し、t23においてエンジン回転数Neからタービン回転数N
tを減算した値が最大となるが、-500rpmより大きい。よ
って、スリップロックアップ制御を行い、エンジン回転
数Neからタービン回転数Ntを減算した値が所定の回転数
を維持するようロックアップデューティ比を高くし、t
24において所定の回転数差となり、このときのロックア
ップデューティ比を維持する。
【0048】図4(c)は、図2に示すマップの運転点
のドライブ状態から条件付きコーストスリップ領域に
遷移したときで、かつ運転条件によりエンジン回転数の
低下が早い場合のタイムチャートである。フローチャー
トでは、ステップ101→ステップ102→ステップ1
04→ステップ105→ステップ106→ステップ10
8→ステップ105→ステップ106→ステップ107
へと進む制御である。
【0049】運転点は5速でロックアップクラッチが
解放状態でのドライブ走行時である。t21においてアク
セルが離され、運転点が図2のマップ中下方に移動
し、t22において条件付きコーストスリップ領域に入
る。アクセルが離されたことでエンジン回転数Neが一気
に低下し、t23においてエンジン回転数Neからタービン
回転数Ntを減算した値が-500rpmより小さくなると、回
転数差が大きくなる。この場合はスリップロックアップ
制御を諦めてt24においてロックアップデューティ比を
0とする。このように、ドライブ状態であっても、何ら
かの理由でエンジン回転数の低下が早いような状態の場
合には、コースト状態からスリップロックアップ制御に
入ったのと同様の現象となるため、ショックを回避する
ためにコーストスリップロックアップ制御を行わない
(請求項2に相当)。
【0050】図4(d)は、図2に示すマップの条件付
きコーストスリップ領域内の運転点から5→4ダウン
シフト変速が行われる変速線を通過したときのタイムチ
ャートである。フローチャートでは、ステップ101→
ステップ102→ステップ104→ステップ105→ス
テップ106→ステップ108→ステップ109→ステ
ップ105へと進む制御である。
【0051】運転点は5速でコーストスリップロック
アップ制御が行われている。このとき、車速が低下し、
t31において5→4ダウンシフト変速線を通過すると、
ダウンシフト変速が開始され、一旦ロックアップクラッ
チは解放状態となる。このときタービン回転数Ntが上昇
した後にエンジン回転が追従することになるが、追従す
るのに若干の遅れがある。よって、t32において、回転
数差(Ne−Nt)が-500rpmより小さくなる。ここでスリ
ップロックアップ制御を解除してしまうと、その後、車
速が所定車速に到達するまでスリップロックアップ制御
を行うことができないため、変速中は回転数差(Ne−N
t)が-500rpmより小さくなっても(回転数差が大きくな
っても)、ロックアップデューティ比を維持すること
で、t33において変速が完了した以降もスリップロック
アップ制御が維持される(請求項3に相当)。
【0052】図5(a)は、図2に示すマップのドライ
ブスリップ領域内の運転点から条件付きコーストスリ
ップ領域に遷移したときのタイムチャートである。フロ
ーチャートでは、ステップ101→ステップ102→ス
テップ104→ステップ105→ステップ106→ステ
ップ108→ステップ105へと進む制御である。
【0053】ドライブ状態のスリップロックアップ時
に、t41においてアクセルが離されスロットル開度が減
少する。そして、t42において、条件付きコーストスリ
ップ領域に遷移する。このとき、遷移前はドライブスリ
ップ制御が行われており、エンジン回転数Neからタービ
ン回転数Ntを減算した値が極めて0に近い(30rpm〜70r
pm程度であり、エンジン回転数の方が回転数が大きい)
ため、そのままスリップロックアップ制御を行う。但
し、ドライブスリップ制御時に比べ、入力トルクが小さ
くなるため、入力トルクに応じてロックアップデューテ
ィ比を徐々に減少し、所定の回転数差を維持する。
【0054】図5(b)は、図2に示すマップのロック
アップクラッチ解放状態の4速領域内の運転点から4
→5アップシフト変速線を通過して条件付きコーストス
リップ領域に遷移したときのタイムチャートである。フ
ローチャートでは、ステップ101→ステップ102→
ステップ104→ステップ105→ステップ106→ス
テップ108→ステップ109→ステップ105へと進
む制御である。
【0055】ロックアップクラッチ解放状態のドライブ
状態から、t51において、アクセルが離されスロットル
開度が減少すると、4→5変速線を通過するためアップ
シフト変速を開始するとともに、t52において、条件付
きコーストスリップ領域に遷移する。アップシフト変速
が開始されるため、一旦エンジン回転数Neは下がり、タ
ービン回転数Ntも追従して低下する。このとき、ロック
アップデューティ比に初期値を与えて所定量増加すると
ともに、フィードバック制御によって所定ゲイン量ずつ
増加させる。ロックアップデューティ比の増加により、
t53までエンジン回転数Neが一旦低下した後増加する。
このとき、エンジン回転数Neとタービン回転数Ntとの回
転数差(Ne−Nt)は、-500rpmをより小さくならないた
め、スムーズにコーストスリップロックアップ制御が行
われる。
【0056】図5(c)は、図2に示すマップのロック
アップクラッチ完全締結状態の5速領域内の運転点か
ら条件付きコーストスリップ領域に遷移したときのタイ
ムチャートである。フローチャートでは、ステップ10
1→ステップ102→ステップ104→ステップ105
→ステップ106→ステップ108→ステップ105へ
と進む制御である。
【0057】5速のロックアップクラッチ完全締結状態
から、t61において、アクセルが離されスロットル開度
が低下すると、t62において、条件付きコーストスリッ
プ領域に遷移する。このとき、もともと滑らないようす
るためにロックアップデューティ比も大きな値が設定さ
れている。また、エンジン回転数Neとタービン回転数Nt
との回転数差(Ne−Nt)が0であるため、遷移したのと
同時に所定初期値でロックアップデューティ比を低下さ
せる。そして、t62からt63において、フィードバック制
御により、エンジン回転数Neからタービン回転数Ntを減
算した値である回転数差(Ne−Nt)が目標回転数差とな
るような所定ゲイン量でロックアップデューティ比を低
下させる。そして、t63において、回転数差が目標回転
数差となったところで、ロックアップデューティ比を一
定に保ち、コーストスリップロックアップ制御が行われ
る。
【0058】図5(d)は、図2に示すマップのロック
アップクラッチ解放状態の3速コースト走行領域内の運
転点から条件付きコーストスリップ領域に遷移したと
きのタイムチャートである。フローチャートでは、ステ
ップ101→ステップ102→ステップ104→ステッ
プ110へと進む制御である。
【0059】例えば下り坂等を走行しているときには、
コースト状態での走行で車速が増加する。車速の増加に
伴って、t71において、運転点が条件付きコーストス
リップ領域に遷移したときは、エンジン回転数Neからタ
ービン回転数Ntを減算した値である回転数差(Ne−Nt)
が-500rpmよりも小さい(回転数差が大きい)ため、こ
のときは、コーストスリップロックアップ制御は行わな
い。
【0060】以上説明したように、第1実施例のロック
アップ制御装置にあっては、従来よりも低車速側におい
て、スリップロックアップ状態とすることで、ショック
を発生することなく、エンジンブレーキ力を得ることが
できるとともに、エンジンブレーキ中はフューエルカッ
トを行うような車両の場合は燃費の向上を図ることがで
きる。
【0061】(第2実施例)図6は第2実施例が適用さ
れるシステム図である。基本的には第1実施例と同様で
あるため、異なる点についてのみ説明する。
【0062】コントロールユニット64Aには、エンジ
ン回転数センサ66及びタービン回転数センサ71から
検出されたエンジン回転数Ne及びタービン回転数Ntを記
憶する記憶部64aが設けられている。この記憶部64
aには、コントロールユニット64Aの制御周期毎に検
出されるエンジン回転数Ne及びタービン回転数Ntが記憶
され、必要に応じて所定時間前の回転数を呼び出すこと
ができる。
【0063】図7は第2実施例のロックアップ制御の制
御内容を表すフローチャートである。ステップ104a
では、所定時間前のエンジン回転数Ne'及びタービン回
転数Nt'を読み込む。ステップ104bでは、回転数差
(Ne'−Nt')が所定値-150rpmより小さいかどうかを判
定し、小さいときはコーストスリップ領域への遷移前が
コースト状態と判定してステップ110へ進み、-150rp
m以上のときはコーストスリップ領域への遷移前がドラ
イブ状態と判定してステップ105へ進む。
【0064】すなわち、ドライブ状態であれば所定時間
前のエンジン回転数からタービン回転数を減算した値が
-150rmpより大きいと考えられ、場合によってはエンジ
ン回転数の方がタービン回転数よりも大きいと考えられ
る。よって、所定時間前の車両の走行状態を検出するこ
とで、スリップロックアップ領域を低車速化することが
可能となり、更に燃費を向上することができる(請求項
5に相当)。
【0065】(第3実施例)図8は第3実施例が適用さ
れるシステム図である。基本的には第1及び第2実施例
と同様であるため、異なる点についてのみ説明する。
【0066】コントロールユニット64Bには、スロッ
トル開度センサ70から検出されたスロットル開度TVO
を記憶する記憶部64bが設けられている。この記憶部
64bには、コントロールユニット64Aの制御周期毎
に検出されるスロットル開度TVOが記憶され、必要に応
じて所定時間前のスロットル開度TVOを呼び出すことが
できる。
【0067】図9は第3実施例のロックアップ制御の制
御内容を表すフローチャートである。ステップ104c
では、所定時間前のスロットル開度TVO'を読み込む。ス
テップ104dでは、TVO'が所定値より大きいかどうか
を判定し、大きいときはコーストスリップ領域への遷移
前がコースト状態と判定してステップ110へ進み、所
定値以下のときはコーストスリップ領域への遷移前がド
ライブ状態と判定してステップ105へ進む。
【0068】すなわち、所定時間前のスロットル開度TV
O'が小さいときはコースト状態と考えられ、大きいとき
はドライブ状態と考えられる。よって、所定時間前の車
両の走行状態を検出することで、スリップロックアップ
領域を低車速化することが可能となり、更に燃費を向上
することができる(請求項6に相当)。
【0069】(第4実施例)図10は第4実施例が適用
されるシステム図である。基本的には第1〜第3実施例
と同様であるため、異なる点についてのみ説明する。
【0070】第1〜第3実施例のシステムに加え、車両
の加速度を検出する加速度検出手段69と、道路勾配を
検出する道路勾配検出手段67が設けらている。コント
ロールユニット64Cには、加速度検出手段69及び道
路勾配検出手段67から検出された加速度α及び道路勾
配θを記憶する記憶部64cが設けられている。この記
憶部64cには、コントロールユニット64Cの制御周
期毎に検出される加速度α及び道路勾配θが記憶され、
必要に応じて所定時間前の加速度α及び道路勾配θを呼
び出すことができる。
【0071】図11は第4実施例のロックアップ制御の
制御内容を表すフローチャートである。ステップ104
eでは、所定時間前の加速度α及び道路勾配θを読み込
む。ステップ104fでは、加速度αが0以上で、か
つ、道路勾配が0以上(平坦路もしくは登り勾配)かど
うかを判定し、道路勾配が0以上で加速度αが0以上の
ときは、コーストスリップ領域への遷移前がドライブ状
態と判定してステップ105へ進み、加速度αが負もし
くは道路勾配が負のときはコーストスリップ領域への遷
移前がコースト状態と判定してステップ110へ進む。
【0072】すなわち、所定時間前の加速度αが0以上
であって、平坦路又は登り坂の時はドライブ状態と考え
られる。一方、下り坂のときは、所定時間前の加速度α
が0以上であったとしても、下り坂によって得られた加
速度の場合がある。よって、道路勾配θが0以上かどう
かを同時に判断することで、下り坂による加速度を排除
することができ、コースト状態とドライブ状態を正確に
検出することができる。これにより、スリップロックア
ップ領域を低車速化することが可能となり、更に燃費を
向上することができる(請求項7に相当)。
【0073】(第5実施例)図12は第5実施例におけ
るロックアップ制御マップである。基本的には第1実施
例と同様であるため、異なる点についてのみ説明する。
【0074】第1実施例では、所定車速以上で常時コー
ストスリップ領域が設けられていたが、第5実施例で
は、第1設定車速以上は全て条件付きコーストスリップ
領域とされている点が異なる。
【0075】図13は第5実施例のロックアップ制御の
制御内容を表すフローチャートである。基本的には、第
1実施例のフローチャートと同じであるが、ステップ1
02及びステップ103がなく、車速判断をしない点が
異なる。すなわち、第5実施例では、常時コーストスリ
ップ領域が設けられていないため、車速判断によって強
制的にコーストスリップ制御を実行しないため、常にエ
ンジン回転数Neからタービン回転数Ntを減算した値(Ne
−Nt)を検出している。これにより、第1実施例と同様
の作用効果を得ることができる。
【0076】(その他の実施の形態)以上、実施の形態
に基づく実施の形態について説明してきたが、具体的な
構成については、この実施の形態に限られるものではな
く、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱
しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例における自動変速機のロックアップ
制御装置の全体システム図である。
【図2】第1実施例におけるロックアップ制御マップで
ある。
【図3】第1実施例におけるロックアップ制御を表すフ
ローチャートである。
【図4】第1実施例における各運転点から条件付きコー
ストスリップ領域への遷移を表すタイムチャートであ
る。
【図5】第1実施例における各運転点から条件付きコー
ストスリップ領域への遷移を表すタイムチャートであ
る。
【図6】第2実施例における自動変速機のロックアップ
制御装置の全体システム図である。
【図7】第2実施例におけるロックアップ制御を表すフ
ローチャートである。
【図8】第3実施例における自動変速機のロックアップ
制御装置の全体システム図である。
【図9】第3実施例におけるロックアップ制御を表すフ
ローチャートである。
【図10】第4実施例における自動変速機のロックアッ
プ制御装置の全体システム図である。
【図11】第4実施例におけるロックアップ制御を表す
フローチャートである。
【図12】第5実施例におけるロックアップ制御マップ
である。
【図13】第5実施例におけるロックアップ制御を表す
フローチャートである。
【符号の説明】
10 トルクコンバータ 18 ロックアップクラッチ 20 アプライ室 22 レリーズ室 24 油路 26 油路 28 カバー 30 フェーシング 32 ロックアップコントロールバルブ 34 スプール 36 スリーブ 38 プラグ 40 スプリング 42,44,46,48,50 油路 52 トルクコンバータリリーフバルブ 54 オイルクーラ 54 油路 56 オイルクーラ 56 オリフィス 58 ロックアップソレノイド 60 開口 62 プランジャ 64,64A,64B,64C コントロールユニッ
ト 64a,64b,64c 記憶部 66 エンジン回転数センサ 67 道路勾配検出手段 68 出力軸回転数センサ 69 加速度検出手段 70 スロットル開度センサ 71 タービン回転数センサ 72 ドレーンポート

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともスロットル開度及び車速を検
    出する走行状態検出手段と、 ロックアップクラッチを有するトルクコンバータと、 該トルクコンバータから入力された回転を変速し、駆動
    輪に出力する変速機構部と、 検出されたスロットル開度と車速から決定される運転点
    に応じて、前記変速機構部の変速比制御を行うととも
    に、前記ロックアップクラッチの締結状態を制御するロ
    ックアップ制御部を有する変速制御手段と、 を備えた自動変速機のロックアップ制御装置において、 前記変速制御手段のロックアップ制御部に、駆動輪側か
    らトルクが入力されているコースト状態のときに、予め
    設定された所定の滑り量を維持するスリップロックアッ
    プ制御を行うコーストスリップロックアップ領域を設
    け、 前記ロックアップクラッチが解放状態で、かつ、エンジ
    ン側からトルクが出力されているドライブ状態から前記
    コーストスリップロックアップ領域への遷移をドライブ
    コースト遷移とし、 前記ロックアップクラッチが解放状態で、かつ、駆動輪
    側からトルクが入力されているコースト状態から前記コ
    ーストスリップロックアップ領域への遷移をコーストコ
    ースト遷移とし、 前記ロックアップ制御部は、前記ドライブコースト遷移
    のときはスリップロックアップ状態とし、前記コースト
    コースト遷移のときは前記ロックアップクラッチを解放
    状態とすることを特徴とする自動変速機のロックアップ
    制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の自動変速機のロックア
    ップ制御装置において、 前記トルクコンバータの入力回転数であるエンジン回転
    数を検出するエンジン回転数検出手段と、前記トルクコ
    ンバータの出力回転数であるタービン回転数を検出する
    タービン回転数検出手段とを設け、 前記ロックアップ制御部は、前記ドライブコースト遷移
    によるスリップロックアップ制御中に検出されたエンジ
    ン回転数からタービン回転数を減算した値が予め設定さ
    れた第1設定値以下となったときにスリップロックアッ
    プ状態から解放状態とすることを特徴とする自動変速機
    のロックアップ制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の自動変速機のロックア
    ップ制御装置において、 前記変速機構部が変速中かどうかを検出する変速検出手
    段を設け、 前記ロックアップ制御部は、変速中が検出されたとき
    は、検出されたエンジン回転数からタービン回転数を減
    算した値が前記第1設定値以下となってもスリップロッ
    クアップ状態から解放状態への状態遷移を禁止すること
    を特徴とする自動変速機のロックアップ制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3に記載の自動変速機の
    ロックアップ制御装置において、 コーストスリップロックアップ領域に遷移したときに検
    出されたエンジン回転数からタービン回転数を減算した
    値が予め設定された第2設定値よりも大きいときは、コ
    ーストスリップロックアップ領域への遷移前がドライブ
    状態であると判断し、 前記第2設定値以下のときはコーストスリップロックア
    ップ領域への遷移前がコースト状態であると判断する遷
    移前走行状態判断手段を設けたことを特徴とする自動変
    速機のロックアップ制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし3に記載の自動変速機の
    ロックアップ制御装置において、 検出されたエンジン回転数とタービン回転数を記憶する
    記憶手段を設け、 コーストスリップロックアップ領域に遷移したときから
    予め設定された所定時間前に前記記憶手段に記憶された
    エンジン回転数からタービン回転数を減算した値が正値
    のときは、コーストスリップロックアップ領域への遷移
    前がドライブ状態であると判断し、 負値のときは、コーストスリップロックアップ領域への
    遷移前がコースト状態であると判断する遷移前走行状態
    判断手段を設けたことを特徴とする自動変速機のロック
    アップ制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし3に記載の自動変速機の
    ロックアップ制御装置において、 検出されたスロットル開度を記憶する記憶手段を設け、 コーストスリップロックアップ領域に遷移したときから
    予め設定された所定時間前に前記記憶手段に記憶された
    スロットル開度が所定開度以上のときは、コーストスリ
    ップロックアップ領域への遷移前がドライブ状態である
    と判断し、 所定開度未満のときは、コーストスリップロックアップ
    領域への遷移前がコースト状態であると判断する遷移前
    走行状態判断手段を設けたことを特徴とする自動変速機
    のロックアップ制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし3に記載の自動変速機の
    ロックアップ制御装置において、 車両の加速度を検出する加速度検出手段と、検出された
    加速度を記憶する記憶手段を設け、 コーストスリップロックアップ領域に遷移したときから
    予め設定された所定時間前に前記記憶手段に記憶された
    加速度が予め設定された所定加速度よりも大きいとき
    は、コーストスリップロックアップ領域への遷移前がド
    ライブ状態であると判断し、 所定加速度以下のときはコーストスリップロックアップ
    領域への遷移前がコースト状態であると判断する遷移前
    走行状態判断手段を設けたことを特徴とする自動変速機
    のロックアップ制御装置。
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