JP2003308698A - 不揮発性半導体メモリ装置 - Google Patents

不揮発性半導体メモリ装置

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JP2003308698A
JP2003308698A JP2002111117A JP2002111117A JP2003308698A JP 2003308698 A JP2003308698 A JP 2003308698A JP 2002111117 A JP2002111117 A JP 2002111117A JP 2002111117 A JP2002111117 A JP 2002111117A JP 2003308698 A JP2003308698 A JP 2003308698A
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circuit
data
read
sense amplifier
sense
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Yoshinori Takano
芳徳 高野
Yasuhiko Honda
泰彦 本多
Toru Tanzawa
徹 丹沢
Masao Kuriyama
正男 栗山
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Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の読み出しモードを切り換え可能に搭載
した不揮発性半導体メモリ装置を提供する。 【解決手段】 電気的書き換え可能な不揮発性メモリセ
ルが配列されたメモリセルアレイと、メモリセルアレイ
のデータ読み出しを行う読み出し回路とを備えた不揮発
性半導体メモリ装置であって、メモリセルアレイから読
み出し回路を介して外部端子までを同じビット数の並列
データ転送により読み出す第1の読み出しモードと、メ
モリセルアレイから読み出し回路までを第1の読み出し
モードより大きいビット数の並列データの転送とし、読
み出し回路から外部端子までをそれより小さいビット数
のデータ転送とする第2の読み出しモードとを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電気的書き換え
可能な不揮発性半導体メモリ装置(EEPROM)に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、EEPROMフラッシュメモリで
は、ページモードやバーストモード搭載チップが現れて
いる。ページモードやバーストモードは、メモリセルア
レイから1ページ(=複数ワード分)単位のデータをペ
ージバッファに読み出して保持し、読み出し回路から外
部端子までを、ページ内のランダムアクセスにより(ペ
ージモードの場合)或いは、クロックにより制御された
一定順序のバースト信号として(バーストモードの場
合)、高速読み出しを可能としたものである。
【0003】通常のランダムアクセスによるワードモー
ドでは、メモリセルアレイから読み出し回路を介して外
部端子まで、1ワード単位(例えば、8ビット或いは1
6ビット等)での読み出しが行われる。この場合、セル
選択からデータセンス、データ出力までに、およそ10
0nsの読み出し時間がかかり、これがアクセスサイク
ルを決定する。これに対してページモードの場合には、
1ページ分のデータをページバッファに読み出しておく
ことにり、その後はページ内のアクセスによって25n
s程度の読み出し時間で高速のランダムアクセスができ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】フラッシュメモリにペ
ージモードを搭載するためには、1ページを例えば8ワ
ード(=128ビット)として、8ワード分のセンスア
ンプを必要とする。しかし、フラッシュメモリをページ
モードに特化したとすると、フラッシュメモリを搭載す
るシステムがページモードに対応していない場合には、
問題がある。システムはページモード対応ではないの
に、フラッシュメモリチップがページモードであるとす
ると、多数のセンスアンプが無駄に動作することにな
る。そして、1ワード分のセンスアンプが動作すればよ
いところ、8ワード=1ページ分のセンスアンプが全て
動作するとすれば、大きな消費電力の無駄になる。
【0005】この発明は、複数の読み出しモードを切り
換え可能に搭載した不揮発性半導体メモリ装置を提供す
ることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る不揮発性
半導体メモリ装置は、電気的書き換え可能な不揮発性メ
モリセルが配列されたメモリセルアレイと、前記メモリ
セルアレイのデータ読み出しを行う読み出し回路とを備
え、前記メモリセルアレイから前記読み出し回路を介し
て外部端子までを同じビット数の並列データ転送により
読み出す第1の読み出しモードと、前記メモリセルアレ
イから前記読み出し回路までを前記第1の読み出しモー
ドより大きいビット数の並列データの転送とし、前記読
み出し回路から外部端子までをそれより小さいビット数
のデータ転送とする第2の読み出しモードとを有するこ
とを特徴とする。
【0007】この発明によると、異なる二つの読み出し
モードを切り換え可能に搭載したフラッシュメモリが得
られる。第1の読み出しモードと第2の読み出しモード
の間の切り換えは、外部信号により行ってもよいが、チ
ップ内にモード切り換え回路を備えることもできる。
【0008】二つの読み出しモードを切り換え可能に搭
載するために、アドレス信号を取り込むアドレスバッフ
ァは例えば、アドレス信号が入力される入力バッファ群
と、この入力バッファ群の各出力のレベル遷移を検出し
てアドレス遷移を検出するアドレス遷移検出回路と、モ
ード切り換え回路から出力される切り換え信号により制
御されて、アドレス遷移検出回路に供給される前記入力
バッファ群の出力を、第1の読み出しモードと第2の読
み出しモードに応じて切り換える論理ゲートとを備えて
構成される。
【0009】また、読み出し回路は、第1の読み出しモ
ードでのメモリセルアレイの複数のセルデータを検知す
るための、モード切り換え回路から出力される切り換え
信号により活性,非活性が制御される第1のセンスアン
プアレイと、第2の読み出しモードでのメモリセルアレ
イの複数のセルデータを検知するための、モード切り換
え回路から出力される切り換え信号により活性,非活性
が制御される第2のセンスアンプアレイと、切り換え信
号により制御されてメモリセルアレイからの読み出しデ
ータを第1または第2のセンスアンプアレイに選択して
転送すると共に、第1のセンスアンプアレイへの転送経
路にデコード機能を持つ第1の切り換え回路と、切り換
え信号により制御されて第1または第2のセンスアンプ
アレイの出力を選択して外部端子に転送する第2の切り
換え回路とを備えて構成される。この様に、読み出しモ
ードの設定に応じて、第1及び第2のセンスアンプアレ
イの発生,非活性を設定することにより、無用な内部電
流を低減することができる。
【0010】なお第1及び第2のセンスアンプアレイの
各センスアンプ出力は、データラッチ回路に一時保持さ
れる。またセンスアンプ数が少ない第1のセンスアンプ
アレイは、第2のセンスアンプアレイとは独立に用意し
てもよいし、或いは第2のセンスアンプアレイの一部と
して設けることもできる。
【0011】モード切り換え回路は例えば、メモリセル
アレイと同じ電気的書き換え可能な不揮発性メモリセル
により構成された専用メモリセルと、この専用メモリセ
ルにデータを書き込む書き込み回路と、その専用メモリ
セルの書き込みデータを切り換え信号として読み出して
保持する読み出し回路とを備えて構成することができ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態を説明する。図1は、実施の形態によるE
EPROMフラッシュメモリの概略構成を示すブロック
図である。ここでは、あるバンクでのデータ書き換え動
作と、他のバンクでのデータ読み出し動作との同時実行
を可能としたフラッシュメモリを示している。
【0013】メモリセルアレイ1は、後述するように不
揮発性メモリセルを配列して構成される。セルアレイ1
はn個のセルブロックBLK(BLK0,BLK1,
…,BLKn−1)により構成され、これが例えば適当
な数のセルブロックずつの二つ或いはそれ以上のバンク
に分けられる。異なるバンクでのデータ書き換えとデー
タ読み出しの同時実行を可能とするために、アドレス信
号線4は、読み出し用アドレス信号線4aと書き込み用
アドレス信号線4bに分けられている。同様にデータ線
5も、読み出し用データ線5aと書き込み用データ線5
bに分けられている。
【0014】外部アドレス信号ADDは、アドレスバッ
ファ6により取り込まれる。アドレス信号ADDのうち
バンク内アドレスは、データ読み出しのときは読み出し
用アドレス信号線4aに、データ書き込みのときはアド
レスラッチ7に保持して書き込み用アドレス信号線4b
に転送される。アドレスラッチ7は、書き込み動作の
間、書き込みアドレスを保持しておくために用意されて
いる。
【0015】アドレス信号ADDのうち通常上位アドレ
スが割り当てられるバンクアドレスは、バンクアドレス
デコーダ8によりデコードされて、その出力により選択
されたバンクが活性化される。即ち、各セルブロック毎
に設けられたマルチプレクサ2,3がバンクアドレスデ
コーダ8の出力により制御されて、各セルブロックは選
択的にアドレス信号線4a,4bの一方に、またデータ
線5a,5bの一方に接続されることになる。
【0016】読み出し用データ線5a、書き込み用デー
タ線5bはそれぞれ、書き込み回路10、読み出し回路
12を介して、データバッファ9に接続される。書き込
み回路10は、書き込み制御回路11により制御され
て、あるバンクでのデータの書き換えが行われる。デー
タ書き換え動作は、消去単位毎のデータ消去と、データ
書き込み及び書き込み確認のためのベリファイ読み出し
動作を含む。
【0017】書き込みや消去に用いられる高電圧を発生
するために、昇圧回路13が設けられている。昇圧回路
13の出力はセルアレイ1のワード線等に供給されると
共に、ウェルデコーダ15によりデコードされて、書き
換えセル領域のウェルに与える電圧が発生されるように
なっている。
【0018】メモリセルアレイ1の各セルブロックは、
図2及び図3に示すように、ワード線WLとビット線B
Lが複数本ずつ互いに交差して配設し、各交差部にメモ
リセルMCを配置して、NOR型に構成される。メモリ
セルアレイ1のワード線選択のためにロウデコーダ22
が設けられ、ビット線選択のためにカラムデコーダ23
とこれにより選択的に活性化されるカラムゲート24が
設けられている。
【0019】図4は、メモリセルMCの構造を示してい
る。メモリセルMCは、電荷蓄積層としての浮遊ゲート
44と制御ゲート46が積層されたMISFET構造を
有する不揮発性メモリセルである。p型シリコン基板4
0にn型ウェル41が形成され、n型ウェル41内にp
型ウェル42が形成されて、このp型ウェル42にメモ
リセルMCが形成されている。
【0020】メモリセルMCは、p型ウェル42上にゲ
ート絶縁膜43を介して多結晶シリコン膜による浮遊ゲ
ート44が形成され、更に浮遊ゲート44上に絶縁膜4
5を介して多結晶シリコン膜による制御ゲート46が形
成され、制御ゲート46に自己整合的にソース及びドレ
イン拡散層47,48が形成されて構成される。制御ゲ
ート46は、マトリクスの一方向に連続的に形成されて
ワード線WLとなる。ドレイン拡散層48はビット線5
0に接続され、ソース拡散層47はソース線49に接続
される。
【0021】p型ウェル42は、データの一括消去の単
位(以下、これを消去ブロックという)毎に独立に形成
される。図3は、一つの消去ブロック内のセルアレイの
一部を示しており、消去ブロック内でワード線WL及び
ビット線BLが互いに交差する方向に連続し、ソース線
SLにはブロック内の全メモリセルのソースが共通接続
される。
【0022】メモリセルMCの動作は、次の通りであ
る。データ書き込みは、p型ウェル42及びソース線
(SL)49を0Vとし、選択ワード線WLに10V程
度の書き込み電位を与え、ビット線BLにはデータ
“0”,“1”に応じて、6V,0Vを与える。“0”
データが与えられたメモリセルでは、ドレイン、ソース
間の強い横方向電界によりホットエレクトロンが生成さ
れ、これが浮遊ゲート44に注入される。“1”データ
の場合この様な電子注入は生じない。これにより、浮遊
ゲートに電子が注入されてしきい値が高くなった状態が
“0”である。“1”データの場合はホットエレクトロ
ンが生成されず、従って浮遊ゲートに電子が注入され
ず、消去状態即ちしきい値の低い“1”データ状態を保
持する。
【0023】データ消去は、消去ブロック単位で一括消
去が行われる。このとき、n型ウェル41と共に、選択
されたブロックのp型ウェル42及びソース線SLに1
0V程度の電圧を印加し、また選択された消去ブロック
内の全ワード線WLに−7V程度の電圧を印加する。こ
れにより、消去ブロック内のメモリセルのゲート絶縁膜
43に大きな電界がかかり、Fowler−Noldh
eim電流(トンネル電流)により浮遊ゲートの電子が
放出されて、データ“1”の消去状態になる。データ読
み出しは、選択ワード線に、データ“0”,“1”のし
きい値の中間値に設定された読み出し電圧を与え、メモ
リセルの電流引き込みの有無をビット線に接続されるセ
ンスアンプで判定する。
【0024】この実施の形態のフラッシュメモリは、外
部からの切り換え信号により、或いは内部信号によっ
て、二つの読み出しモードであるワードモードとページ
モード(或いはバーストモード)との切り換えを可能と
している。具体的に図1では、モード切り換え信号MO
DEを発生するモード切り換え回路13を内蔵した例を
示している。このモード切換信号MODEにより、後に
詳細に説明するように、読み出し回路10やアドレスバ
ッファ6が切り換え制御される。
【0025】ワードモードでは、1ワード単位(例え
ば、16ビット)の並列データがメモリセルアレイ1か
ら読み出し回路12を介し、データバッファ9を介して
外部端子に読み出される。ページモードでは、1ページ
単位(例えば、8ワード)の並列データがセルアレイ1
から読み出し回路12に読み出され、ページバッファに
ラッチされる。そして、読み出し回路12がページ内ア
ドレスによりランダムアクセスされて、ワード単位のデ
ータが外部端子に読み出される。
【0026】[モード切り換え回路]図5は、モード切
り換え回路13の具体例を示している。切り換え回路1
3は、チップ内にメモリセルと同一プロセスにより作ら
れたモード専用メモリセル51を有する。このメモリセ
ル51に対して、チップ外部信号の制御により書き換え
可能とするように、セルアレイに対する書き込み回路系
と同様に、書き込み回路53、ソースウェルデコーダ5
4を備える。このメモリセル51の情報は、例えばチッ
プの出荷前に書き込まれる。そして、電源投入時に読み
出し回路52に読み出され、ラッチされるようにしてお
く。これにより例えば、MODE=“H”でワードモー
ド、MODE=“L”でページモードというように、チ
ップの読み出しモードが決定される。
【0027】[アドレスバッファ]図6は、アドレスバ
ッファ6の構成を示している。アドレスバッファ6は、
外部アドレス端子の入力を受ける入力バッファ群61
と、この入力バッファ群61の各出力信号線4のレベル
遷移を検出してトリガーパルス(ATDパルス)を発生
するアドレス遷移検出(ATD)回路63とを有する。
入力バッファ群61は、入力イネーブル信号(チップイ
ネーブル信号と同じ)により活性化され、アドレス信号
ADDをチップ内部に取り込む。ATD回路63は、セ
ンスアンプ等の内部回路のタイミング信号を発生する基
準信号となる。
【0028】図6のアドレスバッファ6は、ページモー
ドとワードモードを両立させる構成となっている。も
し、ワードモード専用品であれば、ATD回路63は、
全ての入力バッファの出力の切り替わりを見てパルス発
生を行なう。一方、ページモード専用品であれば、AT
D回路63は上位アドレスの入力バッファの出力の切り
替わりのみを検出すればよく、下位アドレスの切替によ
りATDパルスを発生する必要はない。これは、ページ
モードの場合、下位アドレスの切り替わりではセルアレ
イからのデータ読み出し動作を行なわないためである。
【0029】そこでこの実施の形態では、ワードモード
/ページモードの切り換えを行なうために、下位アドレ
ス信号とモード切り換え信号MODEが入るANDゲー
ト62が設けられ、その出力がATD回路63に供給さ
れるようにしている。これにより、MODE=“H”の
ワードモードでは、ATD回路63は、すべてのアドレ
スの入力バッファ61の出力の切り替わりを検知するこ
とになり、MODE=“L”のページモードでは、上位
だけのアドレスを検知することになる。
【0030】図7は、ATD回路63の構成例を示して
いる。ATD回路63は、アドレス遷移を検知すべき入
力バッファの数だけ配置されたパルス生成回路71とそ
れらの出力の和をとるORゲート72により構成され
る。パルス発生回路71は、図8に示すように、アドレ
ス信号ADDiの立ち上がり及び立ち下がりの両エッジ
を検出する公知のエッジ検出回路であり、これが図8に
示すような子パルスatdiを発生する。これらの子パルス
のORを取ることで、チップとしてのATDパルスを発
生する。
【0031】パルス生成回路71は、良好なATDパル
スを得るためには、図9に示すように、2段(或いは3
段以上)のパルス発生回路71a,71bを直列に並べ
て構成することができる。これは、アドレス信号が高速
で切り換えられる場合、1段のパルス発生回路では十分
に応答できず、必要な幅のATDパルスが得られない可
能性があるためである。2段目のパルス発生回路71b
は、1段目のパルス発生回路71aがアドレス信号AD
Diの両エッジで子パルスを発生するので、立ち上がり
エッジを検出するエッジ検出回路とすることができる。
【0032】[読み出し回路]図10は、読み出し回路
12の構成例を示す。この実施の形態では、ページモー
ドとワードモードを搭載する。従って、ページモードで
1ページ分(8word=128ビット)のデータをセ
ンスするためのセンスアンプアレイ91と、ワードモー
ドで1ワード分のデータをセンスするセンスアンプアレ
イ93が併設されている。これらのセンスアンプアレイ
91,93にはそれぞれセンスデータを保持するデータ
ラッチ92,94が設けられている。データラッチ92
は、1ページ分のセンスデータを保持するページバッフ
ァを構成する。
【0033】読み出し回路12はまた、ATD回路63
から発生されるATDパルスに基づいて、センスアンプ
アレイ91,93及びデータラッチ92,94をタイミ
ング制御する信号(プリチャージ信号PRE,イコライ
ズ信号EQL,ラッチ信号LATCH)を発生するため
の読み出しパルス発生回路150を有する。
【0034】センスアンプアレイ91,93に入力する
データ線には、モード切り換え信号MODEに基づい
て、ページモードの8ワード分のデータをセンスアンプ
アレイ91に転送する経路と、ワードモードで1ワード
分のデータをセンスアンプアレイ93に転送する経路を
切り換える切り換え回路95が設けられている。この切
り換え回路95のセンスアンプアレイ93側への転送経
路には、1ワード分の下位アドレスA0−A3のデータ
を選択するデコード機能が備えられている。
【0035】センスアンプアレイ91,93の出力側に
も、切り換え信号MODEにより制御されて、ページモ
ードのセンスアンプアレイ91の出力を選択するか、ワ
ードモードのセンスアンプアレイ93の出力を選択する
かが決定する切り換え回路97が設けられている。セン
スアンプアレイ91の出力側には、ページモードでの1
ワード毎の読み出しを行うためのマルチプレクサ96が
設けられるが、この機能は、切り換え回路97が兼備す
るようにしてもよい。
【0036】センスアンプアレイ91,93は、切り換
え信号MODEによつて、選択的に一方のみが活性にさ
れるように制御される。即ち、MODE=“H”のワー
ドモードでは、センスアンプアレイ93が活性、センス
アンプアレイ91が非活性とされる。MODE=“L”
のページモードでは、センスアンプアレイ93が活性、
センスアンプアレイ91が非活性とされる。この様なセ
ンスアンプ制御によって、ワードモードの場合に1ペー
ジ分のセンスアンプが動作して無駄な電力を消費するこ
とがなくなる。
【0037】図11は、読み出し回路12の他の構成例
である。この例では、1ページ分のセンスアンプアレイ
91のみが用いられる。このセンスアンプアレイ91
を、ページモード時のみ活性化する7word分のセン
スアンプ群と、ページモード/ワードモード時ともに活
性化する1word分のセンス群93とに分ける。ペー
ジモードのみ対応のセンスアンプ群には切り換え信号M
ODEを入力し、ワードモード時はこれらを非活性化す
る。1word分のセンスアンプ群93は常時活性とす
る。
【0038】センスアンプアレイ91に入力するデータ
線に対し、ページモードにも対応するため8word分のデ
ータ線からワードモード時に1wordに絞るためのデータ
線切り換え回路95が設けられ、この切り換え回路95
が下位アドレスの情報を持ってデコード機能を有してい
ることは、図10の場合と同様である。但し、切り換え
回路95によりデータを絞り込む先は、センスアンプア
レイ91内の一部のセンスアンプ群93である。センス
アンプアレイ91のの出力にも同様に、切り換え信号M
ODEによってページモード/ワードモードの出力切り
換えを行う切り換え回路97が設けられる。切り換え回
路97は、ページリード用のマルチプレクサ機能を一緒
に備える。
【0039】図12は、この実施の形態によるフラッシ
ュメモリの、ページモードとワードモードの動作タイミ
ングを示している。前述のように、モード切り換え信号
MODEによって、これらのいずれかが設定されること
になる。ページモード(MODE=“L”)では、約1
00nsで1ページ分のセル選択とセルデータセンス及
びラッチが行われる。ページバッファに保持されたデー
タは、ページ内アクセスによって、1ワードずつランダ
ムに読み出される。このページバッファからの読み出し
時間は、約25nsである。ワードモード(MODE=
“H”)では、1ワード単位のセル選択、データセンス
及びラッチを経て、外部端子までの出力が約100ns
のサイクルで繰り返されることになる。
【0040】以上のようにこの実施の形態によると、同
じチップをワードモード/ページモードいずれにも対応
させることができる。センスアンプは、1ページ分設け
られているが、ワードモードに設定した場合に無用なセ
ンスアンプは非活性とすることによって、無駄な電力を
消費することはない。次に、この実施の形態のフラッシ
ュメモリの各部の具体的な構成を説明する。
【0041】[センスアンプ回路]図13は、センスア
ンプアレイ91,93に用いられるセンスアンプ100
の構成例を示している。センスアンプ本体は、差動アン
プ101であり、差動アンプ101の一つの入力端子は
センス線SNに接続され、他の入力端子は参照センス線
RSNに接続されている。センス線SNには、ゲートと
ドレインを接続したPMOSトランジスタQP1からな
る電流源負荷102が接続される。参照センス線RSN
も同様に、ゲートとドレインを接続したPMOSトラン
ジスタQP2からなる電流源負荷103が接続される。
【0042】電流源負荷102,103と電源Vccの
間には、電源スイッチ115となるPMOSトランジス
タQP3,QP4が挿入されている。これらのPMOS
トランジスタQP3,QP4のゲートは、モード切り換
え信号MODE(またはその反転信号)により制御さ
れ、読み出しモードに応じて、センスアンプ全体の活
性,非活性が制御されるようになっている。
【0043】センス線SNは、ゲートに所定のバイアス
BIASが与えられたNMOSトランジスタQN1から
なるクランプ回路(分離回路)104を介して、データ
線DLに接続される。参照センス線RSNも同様に、ゲ
ートに所定のバイアスBIASが与えられたNMOSト
ランジスタQN2からなるクランプ回路105を介し
て、参照データ線DLに接続される。これらのクランプ
回路104,105は、データ線DL,参照データ線R
DLの電位振幅を抑えて、センス線SN,参照センス線
RSNを大きく電位振幅させるために設けられている。
【0044】参照データ線RDLには、データ線DLに
接続されるメモリセルMCの“0”,“1”データの電
流値の中間の電流を流す電流源108が接続される。デ
ータ線DLは、多段のカラムゲートトランジスタ10
6,107を介してビット線BLに接続されるため、大
きな容量を持つ。従って参照データ線RDLには、上述
のデータ線DLの容量と実質同じ負荷容量となるよう
に、ダミーデータ線容量CRが接続される。
【0045】参照センス線RSN、これに接続された電
流源負荷103及び、参照センス線RSNがクランプ回
路105を介して接続された参照データ線RDLの部分
は、参照電圧発生回路120を構成している。この様な
参照電圧発生回路120の構成によって、参照センス線
RSNには、各センス線SNでのデータセンスの基準電
圧が与えられる。
【0046】センス線SNと参照センス線RSNには、
プリチャージ回路109が接続されている。プリチャー
ジ回路109は、この例ではPMOSトランジスタQP
5,QP6により構成され、ATDパルスに基づいて発
生されるプリチャージ信号PREを反転した負論理パル
スであるプリチャージ信号PREBにより駆動される。
このプリチャージ回路109によって、データ線DL及
び参照データ線RDLは、データセンスに先立って、ク
ランプ回路104,105により決まるクランプレベル
までプリチャージされる。
【0047】センス線SNと参照センス線RSNの間に
は、イコライズ回路110として例えばNMOSトラン
ジスタを介在させる。このイコライズ回路110をイコ
ライズ信号EQLにより制御して、データセンスに先だ
ってセンス線SNと参照センス線RSNの間を短絡し、
同電位に設定する動作が行われる。或いは、センス線S
Nと参照センス線RSNの間ではなく、図13に示した
ように、データ線DLと参照データ線RDLの間にイコ
ライズ回路110aを介在させることもできる。
【0048】図14は、センスアンプ100と参照電圧
発生回路120の他の構成例である。センスアンプ本体
はこの例では、インバータ101aを用いている。セン
スアンプ本体が差動アンプではないため、参照センス線
RSNに接続される電流源負荷103と、センス線SN
に接続される電流源負荷102とは、カレントミラー回
路を構成している。即ち、電流源負荷103のPMOS
トランジスタQP2は、ゲートとドレインが共通に参照
センス線RSNに接続され、センスアンプ100の電流
源負荷であるPMOSトランジスタQP1のゲートは参
照センス線RSNに接続される。
【0049】差動アンプ101は、図15(a)〜
(c)のように構成することができる。図15(a)
は、差動PMOSトランジスタQP21,QP22の対
と、NMOSトランジスタQN31,QN32によるカ
レントミラー負荷を持つ一つのオペアンプOPにより構
成した例である。図15(b)は、2段のオペアンプO
P1,OP2を用いた例である。図15(c)は、入力
段に二つのオペアンプOP11,OP12を併設すると
共に、これらの出力の差をとるオペアンプOP12を設
けた例である。
【0050】負荷102は、図16(a)に示すように
抵抗Rを用いてもよいし、図16(b)に示すように、
ゲートを接地したPMOSトランジスタQP1を用いる
こともできる。クランプ回路104については、図17
(a)に示すように、NMOSトランジスタQN1のゲ
ートを駆動するバイアス電圧発生回路104aを設ける
構成としてもよいし、図17(b)に示すように、イン
バータ104bによりデータ線DLの電位を帰還してN
MOSトランジスタQN1のゲートを制御するようにし
た帰還型としてもよい。この場合、クランプ回路のバイ
アス電圧発生回路104aは、好ましくはセンス線SN
と参照センス線RSNとで共有とする。共有にすると、
センス動作開始時にバイアス電圧BIASに乗るノイズ
を本体側と参照側とで同じにすることができる。
【0051】図17(a)のバイアス電圧発生回路10
4aは、図18(a)〜(c)のように構成することが
できる。図18(a)は、PMOSトランジスタQP1
1,QP12によるPMOSカレントミラーとNMOS
トランジスタQN11,QN12によるNMOSカレン
トミラー及び抵抗Rを組み合わせた基準電圧発生回路で
ある。図18(b)は、図18(a)の構成に更に、P
MOSトランジスタQP11,QP12とゲートが接続
された電流源PMOSトランジスタQP13とダイオー
ド接続されたNMOSトランジスタQN13とからなる
出力回路を付加したものである。図18(c)は、適当
な基準電圧Vrefを転送する電圧フォロアをバイアス
電圧発生回路104aとして用いる例である。
【0052】図19は、参照データ線RDLに接続され
るダミーデータ線容量CRの具体的な構成例である。こ
こでは、ダミーデータ線容量CRとして、ソース、ドレ
インをVccに接続した容量の異なる複数のPMOSト
ランジスタを配置し、これを切り換え回路135により
選択可能としている。図1に示したように、データ線に
多数のセルブロックが選択的に接続されるように配置さ
れると、読み出し回路12に含まれるセンスアンプの負
荷容量は選択されるセルブロックの位置に応じて変化す
る。そこで、アドレス信号により切り換え回路135を
制御して、セルブロックの選択位置に応じてダミーセン
ス線容量CRの値を切り換えるようにすれば、データ線
と参照データ線の容量バランスを常に良好な保つことが
可能になる。
【0053】ここまでは、読み出し回路10に用いられ
るセンスアンプ回路の基本構成を説明したが、以下に
は、更にセンスアンプ回路の問題とそれを解決するセン
スアンプ回路方式の他の態様を説明する。
【0054】データ線DLの負荷は大きいため、その電
圧振幅を抑えてデータ検出することが高速センスのため
に必要である。このために、図13或いは図14に示し
たように、データ線DLの電圧振幅を抑えるクランプ回
路104が、データ線DLとセンス線SNの間に設けら
れる。このクランプ回路104によりデータ線DLをセ
ンス線SNから分離できるようにしており、これにより
センス線SNの容量を小さくしている。
【0055】具体的に、データ線DLとセンス線SNの
読み出しデータ“0”,“1”のときの電圧振幅の関係
は、図20に示すようになる。センス線SNでの
“0”,“1”データの電圧振幅ΔVSNは、データ線
DLの電位振幅ΔVDLの4倍程度になるように設定さ
れる。クランプ回路を設けることでセンス線SNの容量
は小さくなっているが、センス線SNと参照センス線R
SNの容量バランスもセンス速度に影響する。即ちセン
ス線SNの容量はデータ線DLのそれの1/10程度で
あって、負荷102からみた充電すべき電荷量の約30
%近くはセンス線SNの容量充電に当てられる。このた
め、センス線SNと参照センス線RSNの容量を揃えて
おかないと、両者の充電速度の相違により、結果として
データセンスが遅れてしまう。つまり、高速のデータセ
ンスを行うためには、データ線DLと参照データ線RD
Lの容量バランスと共に、センス線SNと参照センス線
RSNの容量バランスをとることが重要である。
【0056】またクランプ回路104は、データ線DL
を介してセルアレイのビット線BLに与えられる読み出
し時のドレイン電圧を抑えるという目的もある。データ
読み出し時は、電流の有無を検出するために、ワード線
WLからメモリセルの制御ゲートには正の読み出し電圧
を与え、ビット線BLから正のドレイン電圧を与える。
この電圧関係は、データ“0”書き込み時と同じであ
り、ドレイン電圧が高いと、僅かな書き込み現象(ソフ
トライト現象)が生じる。これを防止するためには、メ
モリセルMCが5極管動作しない程度にドレイン電圧を
低くすることが必要であり、クランプ回路104がその
働きをする。
【0057】一方、センス線SNの高速充電のために
は、電流源負荷102のトランジスタサイズ(チャネル
幅)を大きくすることが有効であるが、これも限界があ
る。この点を具体的に説明する。図21は電流源負荷1
02のトランジスタサイズと充電時間及びセンス線容量
SNの関係を示している。負荷トランジスタのサイズが
小さい間は、負荷トランジスタの容量よりも、センス線
SNの配線容量及びセンス線SNに接続される他の回路
の容量が支配的であり、センス線容量CSNの傾きは小さ
い。しかし、負荷トランジスタのサイズが大きくなる
と、負荷トランジスタのゲート容量及び接合容量が相対
的に大きくなり、センス線容量CSNの増大カーブが大き
くなる。充電時間は、負荷トランジスタのサイズが小さ
いうちは、サイズの増大に伴って急激に小さくなるが、
サイズがある程度以上大きくなると、自身の充電に要す
る時間が支配的になり、傾きは小さくなる。以上から、
センス線の充電を加速するために負荷トランジスタサイ
ズを大きくすることには限界がある。
【0058】更に、この実施の形態のようにページモー
ドを搭載した場合、少なくとも1ページ分(=8wor
d=128bit)分のセンスアンプを配置することが
必要になる。しかし前述のように、電流読み出し型のセ
ンスアンプでは、大きな容量と面積のダミーデータ線容
量を設けた参照データ線を必要とするから、多数のセン
スアンプを配置すると、ダミーデータ線容量のためにチ
ップ面積が大きいものとなってしまう。
【0059】以上の点を考慮したセンスアンプ回路の構
成例を、図22に示す。ページモード動作を行うために
前述のように、1ページ分のセンスアンプが配置される
が、それらのうち複数個(例えば、1word分)ずつ
のセンスアンプ100が参照電圧発生回路120を共有
して構成される。図22では、一つの参照電圧発生回路
120を共有するセンスアンプ100の範囲のみを示し
ている。
【0060】各センスアンプ100のセンスアンプ本体
は、図13と同様の差動アンプ101であり、差動アン
プ101の一つの入力端子はそれぞれ独立のセンス線S
Nに接続され、他の入力端子は参照センス線RSNに共
通接続されている。各センス線SNは、それぞれ電流源
負荷102を介して電源Vccに接続される。参照セン
ス線RSNも同様に、電流源負荷103を介して電源V
ccに接続される。
【0061】図23は、同じく複数のセンスアンプ10
0が参照電圧発生回路120を共有する方式であって、
センスアンプ本体に図14と同様にインバータ101a
を用いた場合を示している。
【0062】図22或いは図23に示すように、複数の
センスアンプ100が参照電圧発生回路120を共有す
ると、参照センス線RSNには、複数のセンスアンプが
接続されるため、センス線SNと参照センス線RSNと
の容量バランスが大きく崩れる。高速のデータセンスを
行うためには、データ線DLと参照データ線RDLの容
量バランスと共に、センス線SNと参照センス線RSN
の容量バランスをとることも重要である。
【0063】この点を考慮して、図22及び図23に示
すように、各センス線SNにダミーセンス線容量CSを
付加している。この様に、参照センス線RSNに複数の
センスアンプを接続したことに伴う参照センス線RSN
の容量増大に見合うように、センス線SNの容量を意図
的に大きくして、センス線SNと参照センス線RSNの
容量を実質的に同じになるようにする。
【0064】これらのダミーセンス線容量CSは、参照
データ線RDLに接続される容量CRと同様に、好まし
くはPMOSトランジスタを用いて構成される。具体的
に、センスアンプ本体である差動アンプ101の入力段
PMOSトランジスタのゲート面積と同じゲート面積の
PMOSトランジスタを、(センスアンプ数−1)個併
設すればよい。図23の場合のダミーセンス線容量CS
も同様に、電流源負荷102のPMOSトランジスタと
同じゲート面積のPMOSトランジスタを(センスアン
プ数−1)個併設すればよい。
【0065】以上のように、複数のセンスアンプが参照
電圧発生回路を共有する方式とすることによって、多数
のセンスアンプを必要とするページモード搭載チップの
読み出し回路面積を小さくすることができる。またその
場合、センス線SNにダミーセンス線容量CSを付加し
て、参照センス線RSNとの容量バランスをとることに
より、複数のセンスアンプが参照電圧発生回路を共有す
る構成とした場合に高速アクセスを可能とすることがで
きる。
【0066】この様な参照電圧発生回路を共用する方式
は、例えば図10に示したように、ページモード用のセ
ンスアンプアレイ91とワードモード用のセンスアンプ
アレイ93が用意される場合に、少なくともページモー
ド用のセンスアンプアレイ91側に適用することが有効
である。ワードモード用のセンスアンプアレイ93側に
は、通常通り、センス線SNと参照センス線RSNを
1:1、即ち一つのセンスアンプが一つの参照電圧発生
回路を持つ方式とすることができる。或いは、ワードモ
ード用のセンスアンプアレイ93についても、ページモ
ード用のセンスアンプアレイ91と同様に、複数のセン
スアンプが参照電圧発生回路を共有する方式とすること
も勿論できる。
【0067】図22及び図23では省略したが、図13
或いは図14に示すように、センス線SNと参照センス
線RSNの間には、データセンスに先立ってセンス線S
Nと参照センス線RSNの間、従ってデータ線DLと参
照データ線RDLの間を短絡して、これらを同電位に設
定するためのイコライズ回路110が設けられる。イコ
ライズ回路110は、図37に示すように、イコライズ
信号EQLによって選択的にオン駆動されて、センス線
SNと参照センス線RSNの間を短絡する。イコライズ
信号EQLの時間幅は、センス線SNと参照センス線R
SNを短絡するに必要な最適値に設定することが高速セ
ンス動作のために必要である。イコライズ信号EQLが
“L”になり、イコライズ動作を解除した後、センス線
SNと参照センス線RSNの間の電圧差ΔVがデータ線
DLと参照データ線RDLの電圧差に応じて差が拡大
し、その差電圧ΔVがある値でセンス出力SAoutが
得られる。
【0068】イコライズ信号EQLの時間幅が短すぎる
と、確実なイコライズができず、誤読み出しの原因とな
り、或いはデータによってセンス線SNと参照センス線
RSNの電圧差を逆転させる必要があるために、センス
動作が遅れる。イコライズ信号EQLが長すぎる場合
も、センス動作の遅れとなる。また、イコライズ回路1
10について注意すべきは、スイッチングノイズであ
る。図38に示すように、イコライズ回路を構成するM
ISFETのゲート・ソース間及びゲート・ドレイン間
には容量C1,C2がある。この容量C1,C2に起因
して、図39に示すように、イコライズ解除時、即ちイ
コライズ信号EQLが“H”から“L”に変化した時
に、参照センス線RSN及びセンス線SNに大きなスイ
ッチングノイズN1,N2が重畳する。以下、上述した
問題点を考慮して改良した好ましいイコライズ回路例を
説明する。
【0069】[イコライズ回路]図24は、図22の構
成を基本として、センスアンプ100の各センス線SN
と共通の参照センス線RSNとの間にn個のイコライズ
回路E01,E02,…,E0nを介在させた構成を示
している。E01,E02,…,E0nからなるイコラ
イズ回路群130は、データセンス前に、各センス線S
Nと参照センス線RSNの間を短絡して同電位に設定す
るためのものであるが、同時に、各センス線SNに接続
されるデータ線DLと参照センス線RSNに接続される
参照データ線RDLとの間をも同電位に初期設定するも
のでもある。このイコライズ回路群130の具体的な構
成は後述する。なおイコライズ回路群130は、図13
或いは図14で説明したように、データ線DLと参照デ
ータ線RDLの間に介在させることもできる。
【0070】図25は、図23の構成を基本として、セ
ンスアンプ本体にインバータ101aを用いたセンスア
ンプ100の各センス線SNと共通の参照センス線RS
Nとの間に、n個のイコライズ回路E01,E02,
…,E0nを介在させた例である。
【0071】図26は、図24及び図25に示したイコ
ライズ回路群130の具体的な構成を示している。各イ
コライズ回路E01,E02,…は、二つのNMOSト
ランジスタQNL,QNSの直列接続により構成されてい
る。二つのNMOSトランジスタQNL,QNSのゲート
はイコライズ信号EQLにより同時に制御される。ここ
でセンス線SNに一端が接続されたNMOSトランジス
タQNLは、参照センス線RSNに一端が接続されたN
MOSトランジスタQNSに比べて、ゲート面積が大き
いものとする。具体的に例えば、参照センス線RSNが
n本のセンス線SNで共有される場合には、NMOSト
ランジスタQNLのゲート面積を、NMOSトランジス
タQNS のそれのn倍にする。
【0072】図27は、この様なイコライズ回路のレイ
アウト例を示している。二つのNMOSトランジスタQ
L,QNS のチャネル長Lを同じとした時、チャネル
幅をW2=n×W1とする。この様に、各センス線SN
と参照センス線RSNから見えるイコライズ回路のトラ
ンジスタサイズを異ならせることにより、各センス線S
Nと参照センス線RSNから見えるイコライズ回路の数
の相違によるスイッチングノイズの影響を低減すること
が可能になる。図28に示すように、二つのトランジス
タQNL,QNSのゲートとセンス線SN及び参照センス
線RSNとの間の結合容量C2,C1は、ゲート面積の
差から、C2=n・C1である。一方、参照センス線R
SNに対しては、n個のイコライズ回路による容量C1
が接続されている。つまりゲートからセンス線SNへの
容量結合は、一つの大きな容量C2を介して行われるの
に対して、参照センス線RSNにはn個の小さな容量C
1を介して行われる。
【0073】従って、上述したゲート面積比のMOSト
ランジスタを組み合わせたイコライズ回路を用いること
によって、イコライズ解除時にセンス線SNと参照セン
ス線RSNに乗るスイッチングノイズを略同じ大きさに
することができる。言い換えれば、スイッチングノイズ
に拘わらず、センス線SNと参照センス線RSNの間の
電位差が保持される。その結果、スイッチングノイズに
よりセンス線SNと参照センス線RSNの間で電位差が
逆転し、データセンスが遅れるという事態は発生せず、
高速アクセスが可能になる。なお二つのNMOSトラン
ジスタQNS,QNLの接続ノードへのカップリングノイ
ズは、二つのNMOSトランジスタQNS,QNLが同時
にオフになるため、外部には伝達されない。
【0074】図29は、イコライズ回路群130の他の
構成例である。図27の構成と異なり、イコライズ回路
E01,E02,…として、NMOSトランジスタとP
MOSトランジスタを並列接続した二つのCMOSトラ
ンスファゲートTGL,TGSを直列接続している。NM
OSトランジスタ側とPMOSトランジスタ側のゲート
は、相補的なイコライズ信号EQL,EQLBにより制
御される。センス線SNに接続されるCMOSトランス
ファゲートTGLのゲート面積を参照センス線RSN側
のCMOSトランスファゲートTGSをのそれのn倍と
することは、トランジスタ単体を用いた場合と同様であ
る。
【0075】この様に直列接続された二つのCMOSト
ランスファゲートTGL,TGSをイコライズ回路として
用いた場合、NMOSトランジスタとPMOSトランジ
スタが同時にオン、オフ駆動されれば、原理上、スイッ
チングノイズは発生しない。一方のイコライズ信号EQ
Lが“H”から“L”に変わるとき、他方のイコライズ
信号EQLBは“L”から“H”に変化し、容量カップ
リングが相殺されるからである。しかし、イコライズ信
号EQL,EQLBは通常、基本タイミング信号から段
数の異なるゲートを通って発生されるため、両者のスイ
ッチングにタイミング差が生じるので、この様なCMO
Sトランスファゲートを用いた場合にも、ゲート面積の
異なる2個を直列接続することが有効になる。
【0076】しかし、CMOSトランスファゲートTG
L,TGSを用いた場合に、イコライズ信号EQL,EQ
LBのタイミング差により別の問題が生じる。図30に
示すように、イコライズ信号EQLの“H”から“L”
への遷移に対して、イコライズ信号EQLBの“H”か
ら“L”への遷移が遅れると、CMOSトランスファゲ
ートTGL,TGSでは、NMOSトランジスタがオフに
なってもPMOSトランジスタがオフにならない期間が
発生する。
【0077】そうすると、図31に示すように、CMO
SトランスファゲートTGL,TGSのNMOSトランジ
スタのゲートからそれぞれ参照センス線RSN及びセン
ス線SNにスイッチングノイズa,bが乗るときに、大
きい方のトランスファゲートTGLのゲートから二つの
トランスファゲートの接続点にカップリングするn個分
のイコライズ回路からのノイズが、オフになっていない
トランスファゲートTGSのPMOSトランジスタを介
して参照センス線RSNにノイズcとして転送される。
【0078】小さい方のトランスファゲートTGSのゲ
ートから二つのトランスファゲートの接続点にカップリ
ングするノイズも、オフになっていないトランスファゲ
ートTGLのPMOSトランジスタを介してセンス線S
Nに転送されるが、これはノイズcに比べると無視でき
る大きさである。ゲート面積が小さいことと、各センス
線SNに接続されるのは一つのイコライズ回路のみだか
らである。この結果、図30に示すように、参照センス
線RSNに乗るスイッチングノイズN11がセンス線S
Nに乗るスイッチングノイズN12よりも大きいものと
なる。
【0079】この様なイコライズ信号EQL,EQLB
のタイミング差に起因するスイッチングノイズに対して
は、図32に示すように、二つのCMOSトランスファ
ゲートTGL,TGSの間に抵抗R1を接続することが有
効である。これにより、図31で説明した漏れノイズc
を小さくすることができる。
【0080】更に、図33に示すように、イコライズ回
路Eを構成する二つのトランスファゲートTGL,TG
Sとそれぞれセンス線SN,参照センス線RSNとの間
に抵抗R2,R3を挿入することも有効である。これに
より、図31で説明したイコライズ信号のタイミング差
に起因する漏れノイズcのみならず、それぞれのゲート
から直接参照センス線RSN,センス線SNのカップリ
ングするノイズa,bをも緩和することができる。
【0081】図32及び図33に示した抵抗R1,R
2,R3には、拡散層抵抗、多結晶シリコン膜抵抗、ゲ
ートに定電圧を与えたMOSトランジスタ等を用い得
る。但し、これらの抵抗R1,R2,R3は、イコライ
ズ回路の機能を制限することになるので、余り大きな抵
抗値を用いることはできない。
【0082】図32或いは図33に示したように抵抗を
用いてスイッチングノイズの緩和を行う方式は、CMO
Sトランスファゲートを用いた場合に限らず、図26で
説明したような片チャネルMOSトランジスタを二つ直
列接続する方式の場合にも適用できる。例えば、二つの
MOSトランジスタが位置的に離れて配置されて、これ
が同じイコライズ信号により制御されてもタイミング差
が生じるというような場合には、抵抗によるノイズ緩和
を行うことが有効になる。
【0083】前述したように、イコライズ回路をCMO
Sトランスファゲートにより構成した場合、PMOSト
ランジスタとNMOSトランジスタが同時にオン,オフ
駆動されれば、もともとスイッチングノイズは問題にな
らない。この点を考慮した実施の形態を次に説明する。
【0084】図34は、センス線SNと参照センス線R
SNの間に、一つのCMOSトランスファゲートTG1
を介在させてイコライズ回路Eを構成している。CMO
SトランスファゲートTG1のNMOSトランジスタ側
のゲートを駆動するイコライズ信号EQLと、PMOS
トランジスタ側のゲートを駆動するイコライズ信号EQ
LBを、基準タイミング信号EQLSに基づいてタイミ
ング差のない状態で発生させるために、タイミングコン
トロール回路140が用いられている。
【0085】タイミングコントロール回路140は、イ
コライズ信号EQLを発生するための二つのCMOSト
ランスファゲートTG2,TG3の対と、イコライズ信
号EQLBを発生するための二つのCMOSトランスフ
ァゲートTG4,TG5の対を有する。一方の対のトラ
ンスファゲートTG2,TG3の各一端はそれぞれ、電
源電位Vccと接地電位Vssに接続され、他端は端子
N1に共通接続されている。端子N1は、インバータバ
ッファINV1を介して、イコライズ信号EQLを出力
する端子となる。他方の対のトランスファゲートTG
4,TG5の各一端はそれぞれ、接地電位Vssと電源
電位Vccに接続され、他端は端子N1に共通接続され
ている。端子N2はインバータバッファINV2を介し
て、イコライズ信号EQLBの出力端子となる。
【0086】トランスファゲートTG2,TG4のNM
OSトランジスタと、トランスファゲートTG3,TG
5のPMOSトランジスタのゲートは、基準タイミング
信号EQLSをインバータINV11で反転した信号E
QLSBにより駆動される。トランスファゲートTG
2,TG4のPMOSトランジスタと、トランスファゲ
ートTG3,TG5のNMOSトランジスタのゲート
は、信号EQLSBを更にインバータINV12で反転
した信号EQLSBBにより駆動される。インバータI
NV1,INV2の出力がそれぞれ、トランスファゲー
トTG1のNMOSトランジスタ,PMOSトランジス
タのゲートを駆動するイコライズ信号EQL,EQLB
となる。
【0087】この様なタイミングコントロール回路14
0を用いると、基準タイミング信号EQLSから同じ論
理ゲート段数をもって、相補的に“H”,“L”となる
イコライズ信号EQL,EQLBを得ることができる。
その様子を図35に示す。基準タイミング信号EQLS
が立ち上がると(時刻t1)、僅かに遅れて信号EQL
SBが“L”になる(時刻t2)。これにより、トラン
スファゲートTG2,TG4がオンからオフになり、代
わってトランスファゲートTG3,TG5が同時にオン
になる。
【0088】このとき、トランスファゲートTG3,T
G5では、PMOSトランジスタとNMOSトランジス
タのオンタイミングにずれがあるが、PMOSトランジ
スタがオンすれば、Vss,Vccがそれぞれインバー
タINV1,INV2の入力端N1,N2に供給され、
同時にイコライズ信号EQL=“H”,EQLB=
“L”になる(時刻t3)。即ち、このタイミングコン
トロール回路140では、基準タイミング信号EQLS
の立ち上がりからイコライズ信号EQLの立ち上がりま
でと、イコライズ信号EQLBの立ち下がりまでのゲー
ト段数に差がない。
【0089】イコライズ信号EQLが“H”から“L”
に遷移する時も同様である。基準タイミング信号EQL
Sが“L”になり(時刻t4)、これに少し遅れて、ト
ランスファゲートTG2,TG4が同時にオンになる
(時刻t5)。これにより、Vcc,Vssがインバー
タINV1,INV2の入力端に供給され、EQL=
“H”,EQLB=“L”になる(時刻t6)。このと
きも、タイミングずれはない。
【0090】これにより、イコライズ回路Eのトランス
ファゲートTG1にはタイミングのずれのないイコライ
ズ信号EQL,EQLBが与えられるから、センス線S
N及び参照センス線RSNにはスイッチングノイズが乗
ることはない。なお、トランスファゲートTG2〜TG
5の駆動能力が十分大きい場合には、インバータINV
1,INV2を省いて、端子N1,N2をそのままイコ
ライズ信号EQL,EQLBの出力端子としてもよい。
【0091】図36は更に、別のイコライズ回路群13
0の構成を示している。このイコライズ回路130で
は、1本の参照センス線RSNとこれを共有する複数本
のセンス線SNに接続されるイコライズ回路数を同数に
なるようにする。即ち図36では、センス線SNが4本
の場合を示しているが、参照センス線RSと各センス線
SN1〜SN4の間にそれぞれイコライズ回路E01〜
E04を設ける他、センス線SN1と他の全てのセンス
線SN2〜SN4の間にもイコライズ回路E12,E1
3,E14を設け、センス線SN2とセンス線SN3,
SN4の間にもイコライズ回路E23,E24を設け、
センス線SN3とSN4の間にもイコライズ回路E34
を設けている。
【0092】この様に、参照センス線RS及び各センス
線SNのいずれにも、同数ずつ(具体的には4個ずつ)
のイコライズ回路を接続すれば、このイコライズ回路群
130を同時にオン,オフ制御した特、イコライズ解除
時に参照センス線RSNと各センス線SNに乗るスイッ
チングノイズは同じになる。従って、このイコライズ回
路群130には従来より公知のイコライズ回路構成を用
いたとしても、スイッチングノイズによるセンス動作の
遅れは生じない。
【0093】ここまでに説明したMOSトランジスタ対
或いはCMOSトランスファゲート対によるイコライズ
回路は、一端がセンス線SNに、他端が参照センス線R
SNに接続されている。ところでイコライズ回路は、セ
ンス線SNと参照センス線RSNを同電位に設定するこ
とにより、同時にセンス線SNに接続されるデータ線D
Lと参照センス線RSNに接続される参照データ線RD
Lの間をも同電位に設定するものである。この観点か
ら、イコライズ回路を各データ線DLと参照データ線R
DLの間に接続するように、配置位置を変更することが
できる。
【0094】[参照電圧発生回路]図13,図14,図
22−25のセンスアンプ回路では、基本的な参照電圧
発生回路120の構成を示しているが、この参照電圧発
生回路120について、具体的に種々の実施態様が考え
られる。以下にその例を説明する。
【0095】図40においては、参照センス線RSNに
接続される参照電圧発生回路120は、参照セルRMC
の基準電流を電流源NMOSトランジスタQN11に転
送して、参照電圧を発生させる。電流源NMOSトラン
ジスタQN11は、メモリセルMC側と同様に分離回路
を構成するNMOSトランジスタQN2を介して参照セ
ンス線RSNに接続され、参照センス線RSNにはダイ
オード接続された電流源負荷PMOSトランジスタQP
2が接続されている。
【0096】参照セルRMCは、メモリセルMCと同一
プロセスで同じ構造を持って形成されたものとする。但
し、参照セルRMCは、メモリセルMCのセルアレイ領
域とは別の領域に形成される。また参照セルRMCは、
詳細は示さないが、書き込み/消去機能を備える。これ
により、製造工程で参照セルRMCのしきい値が変動し
た場合にも、出荷テストの結果に基づいてしきい値調整
が可能になる。
【0097】参照セルRMCのドレインは、センスアン
プ100側と同様に分離回路を構成するNMOSトラン
ジスタQN4を介して、オペアンプOP2の一方の入力
ノードN2(反転入力端子)に接続され、このノードN
2にはダイオード接続の電流源負荷PMOSトランジス
タQP4が接続されている。この参照セルRMCを含む
電流経路が参照セルユニット121を構成している。
【0098】この参照セルユニット121に対して、参
照NMOSトランジスタQN10を含んで、参照セルユ
ニット121での電流I0を反映した電流I1を流す電
流経路である参照トランジスタユニット122が構成さ
れている。参照トランジスタQN10のゲートと電流源
NMOSトランジスタQN11のゲートは共通ノードN
3に接続され、ドレインは、分離回路であるNMOSト
ランジスタQN3を介して、オペアンプOP2の他の入
力ノードN1(非反転入力端子)に接続されている。ノ
ードN1には、ダイオード接続の電流源負荷PMOSト
ランジスタQP4が接続されている。そして、オペアン
プOP2の出力端子は、ノードN3に接続され、オペア
ンプOP2の出力により参照トランジスタQN10のゲ
ートが帰還制御される。
【0099】なお、参照セルユニット121及び参照ト
ランジスタユニット122における分離回路を構成する
NMOSトランジスタQN3,QN4は、センスアンプ
100側の分離回路を構成するNMOSトランジスタQ
N1,QN2と同じサイズで、同じゲートバイアスVb
が与えられるものとする。
【0100】この参照電圧発生回路120のオペアンプ
OP2では、ノードN1の電位がノードN2より高くな
ろうとすると、出力が高レベル側に遷移する。これによ
り、参照トランジスタQN10の電流を増加させる方
向、従ってノードN1の電位を下げる方向の負帰還制御
が行われ、二つのノードN1,N2は実質同電位に保た
れる。従って、参照セルユニット121と参照トランジ
スタユニット122における、例えば電流源負荷PMO
SトランジスタQP3,QP4のサイズ比を設定するこ
とにより、カレントミラー回路と同様に、参照トランジ
スタユニット122を流れる電流I1を、参照セルユニ
ット121の電流I0に対して所定比率の大きさにする
ことができる。また、参照トランジスタQN10と、参
照センス線RSNにつながる電流源トランジスタQN1
1とが実質的にカレントミラーを構成するから、これら
のサイズ比により、電流源トランジスタQN11に流れ
る電流I2は、参照トランジスタユニット122に流れ
る電流I1に対して所定比率を持つ。
【0101】具体的には、参照セルRMCの電流I0
を、オンセルの電流Icellと等しくなるように設定
して、参照センス線RSNにつながる電流源NMOSト
ランジスタQN11に流れる電流I2を、I2=I0/
2に設定する。そのためには、次のようにすればよい。
まず参照セルユニット121の電流源負荷PMOSトラ
ンジスタQP4のチャネル幅W/チャネル長Lの比(以
下、W/L比という)に対して、参照トランジスタユニ
ット122の電流源負荷PMOSトランジスタQP3の
それを1/2に設定する。これにより、I1=I0/2
となる。一方、参照トランジスタQN10と電流源トラ
ンジスタQN11のW/L比は同じにする。これによ
り、センスアンプ100の参照センス線RSNにつなが
る電流源トランジスタQN11の電流は、I2=I1=
I0/2=Icell/2となる。
【0102】或いは、参照セルユニット121と参照ト
ランジスタユニット122の負荷PMOSトランジスタ
QP4,QP3のW/L比を同じにする。このとき、I
1=I0である。そして、参照トランジスタQN10の
W/Lに対して、電流源トランジスタQN11のW/L
比を1/2にする。そうすると、センスアンプ100の
参照センス線RSNにつながる電流源トランジスタQN
11の電流は、I2=I1/2=I0/2=Icell
/2となる。或いはまた、参照セルユニット121と参
照トランジスタユニット122内の分離回路であるNM
OSトランジスタQN4,QN3のサイズ比を調整する
ことによっても、同様に、電流源トランジスタQN11
に流す電流I2をIcell/2に設定することが可能
である。
【0103】以上のように図40の参照電圧発生回路1
20は、オペアンプOP2の出力により参照トランジス
タQN10のゲートを制御し、ノードN1,N2を同電
位に保つという負帰還制御によって、参照トランジスタ
QN10の一定電流を保証している。従来のカレントミ
ラー回路を用いた参照電圧発生回路の方式では前述のよ
うに、電源依存性をなくすためには参照トランジスタユ
ニット内の参照トランジスタを5極管動作させる必要が
あり、これがより小さいVccminを得る上で制約に
なっていた。これに対して図40の場合には、参照トラ
ンジスタQN10は、オペアンプOP2により一定電流
を保つように制御されるから、これを5極管動作させな
ければならないという制約はなくなる。この結果、従来
より低いVccminまでの動作が可能になる。言い換
えれば、低電源電圧化に伴ってセンスアンプ100側
を、分離回路を除いた直接センス方式とする場合に、参
照電圧発生回路により低電源電圧化が制限されることは
なくなる。
【0104】図41は、図40の参照電圧発生回路12
0に対して、発振防止手段を付加した参照電圧発生回路
120bの構成を示している。オペアンプOP2の出力
端子と入力ノードN2の間には、正帰還動作を防止する
ための安定化容量C2を接続している。また、参照トラ
ンジスタQN10と電流源トランジスタQN11の共通
ゲートノードN3は、参照線RSNの急激な充放電等に
よりノイズが乗り易い。そこでノードN3にも容量C1
を接続することにより、ノイズの影響を低減することが
できる。更に、電流源負荷であるPMOSトランジスタ
QP3,QP4と電源端子の間には、フィルタ123,
124を挿入することで、電源ノイズの影響を低減する
ことができる。
【0105】図42は、センスアンプ100をビット線
直接センス方式とした場合のセンスアンプ100と参照
電圧発生回路120bの構成例である。図40の回路と
対応する部分には同じ符号を付して詳細な説明は省く。
センスアンプ100は、分離回路がなく、センス線SN
はデータ線DLを介してビット線BLに直接接続され、
参照センス線RSNは参照データ線RDLに直接接続さ
れる。但し、センス線SN及び参照センス線RSNの電
位上昇を抑えるために、これらに接続される電流源負荷
をNMOSトランジスタQN21,QN22として、そ
のゲートを所定のバイアスVgで駆動している。即ち、
センス線SN及び参照センス線RSNの電位上昇は、N
MOSトランジスタQN21,QN22のしきい値をV
tnとして、Vg−Vtnに抑えられ、これらのNMO
SトランジスタQN21,QN22がビット線電位を抑
えるクランプ機能を持つことになる。
【0106】センスアンプ100をビット線直接センス
方式としたことに対応して、参照電圧発生回路120b
も同様に、分離回路を除いて、オペアンプOP2の入力
ノードN1,N2はそれぞれ、参照NMOSトランジス
タQN10,参照セルRMCのドレインに直結させてい
る。また、これらのノードN1,N2に形成される参照
トランジスタユニット121,参照セルユニット122
の電流源負荷も、センスアンプ31と同様に、ゲートに
バイアス電圧Vgが与えられたNMOSトランジスタQ
N23,QN24により構成している。オペアンプOP
2の出力により、参照NMOSトランジスタQN10の
ゲートが帰還制御されて、ノードN1,N2を同電位に
保つように制御されることは、図40と同様である。
【0107】図42の回路の場合も、参照セルRMCを
メモリセルMCと同一プロセスで同一構造を持つように
形成し、且つオンセルと同じ電流Icellが流れるよ
うにして、参照電圧発生回路120b内の素子サイズの
設計によって、電流源トランジスタQN11に流れる電
流I2をオンセルの電流Icellの1/2に設定する
ことができる。例えば、電流源NMOSトランジスタQ
N23のW/L比を、電流源NMOSトランジスタQN
24のそれの1/2とする。これにより、参照トランジ
スタユニット122の電流I1を、参照セルユニット1
21の電流I0の1/2とすることができる。このと
き、参照トランジスタQN10と電流源トランジスタQ
N11のサイズを同じとれば、電流源NMOSトランジ
スタQN11に流れる電流I2は、I2=I1=I0/
2=Icell/2となる。
【0108】或いは、電流源NMOSトランジスタQN
23のW/L比を、電流源NMOSトランジスタQN2
4のそれと同じにし、電流源NMOSトランジスタQN
11のW/Lを参照NMOSトランジスタQN10の1
/2にする。これにより、電流源NMOSトランジスタ
QN11に流れる電流I2は、I2=I1/2=I0/
2=Icell/2となる。
【0109】このようにビット線直接センス方式を用い
ることにより、センスアンプ100のVccminは、
小さいものとなる。しかも参照電圧発生回路120bを
センスアンプ100と同型として、参照NMOSトラン
ジスタQN10のゲートを制御アンプで帰還制御するこ
とにより、参照電圧発生回路120bも、センスアンプ
100と同様に小さいVccminまで動作可能にな
る。また、電流源負荷であるNMOSトランジスタQN
21,QN22,QN23,QN24は、上述のよう
に、ビット線電位の上昇を抑えるクランプ機能をも有す
るが、低電源電圧化した場合には、参照トランジスタQ
N10,電流源トランジスタQN11と比べて低しきい
値のトランジスタ、例えばしきい値電圧が0Vのトラン
ジスタを用いることにより、より低電源電圧までの動作
が可能になる。この場合、低しきい値電圧のトランジス
タは、他のNMOSトランジスタにチャネルイオン注入
を行う工程でマスクを用いてイオン注入を行わないよう
にすることで、形成することができる。
【0110】図43は、図42の参照電圧発生回路12
0bに対して、発振防止手段を付加した参照電圧発生回
路120cの構成を示している。参照トランジスタQN
10と電流源トランジスタQN11の共通ゲートノード
N3には、安定化容量C1を接続している。また、電流
源負荷であるNMOSトランジスタQN23,QN24
と電源端子の間には、フィルタ123,124を挿入し
ている。これにより、ノイズの影響を低減した安定動作
が可能になる。
【0111】図44は、更に他のセンスアンプ100と
参照電圧発生回路120dの構成を示している。センス
アンプ100の構成は、図40と同じである。参照電圧
発生回路120dは、基本的に従来方式と同じ構成を用
いている。即ち、参照セルユニット121と参照トラン
ジスタユニット122の電流源負荷PMOSトランジス
タQP3,QP4は、カレントミラーを構成している。
但し、電流源負荷PMOSトランジスタQP3,QP4
のソースに与える電源は、Vccではなく、内部昇圧電
源125によりVccより昇圧された内部昇圧電圧Vp
としている。
【0112】内部昇圧電源が与えられる電流源負荷PM
OSトランジスタQP3,QP34は、Vcc系のトラ
ンジスタとは、ウェル構成、接合構成、ゲート酸化膜厚
等の異なる、高耐圧用トランジスタを用いることが好ま
しい。この様に、参照電圧発生回路120dに内部昇圧
電源を用いれば、参照NMOSトランジスタQN10が
5極管動作しなければならないことが、センスアンプに
比べて参照電圧発生回路のVccminを小さくできな
い理由とはならない。従って、Vccminが参照電圧
発生回路により決まることはなくなり、低いVccmi
nまで動作可能になる。
【0113】図45は、図44の参照電圧発生回路12
0dを変形した参照電圧発生回路120eを示してい
る。ここでは、電流源負荷として、ゲートに所定バイア
スVGが与えられたNMOSトランジスタQN31,Q
N32を用いている。これらのNMOSトランジスタQ
N31,QN32も、昇圧電源電圧Vpが与えられるの
で、高電圧系のトランジスタである。ゲートバイアスV
Gを選ぶことにより、ノードN1,N2の電圧は、VG
−Vth(Vthは、NMOSトランジスタQN31,
QN32のしきい値電圧)となり、分離回路トランジス
タQN3,QN4以下に高電圧がかかるのを防止するこ
とができる。
【0114】図46は同様に、図44の参照電圧発生回
路120dを変形して、分離回路以下に高電圧がかかる
のを防止するようにした参照電圧発生回路120fであ
る。電流源負荷PMOSトランジスタQP3,QP4と
分離回路トランジスタQN3,QN4の間に更に、クラ
ンプ用NMOSトランジスタQN41,QN42を挿入
している。これらのクランプ用NMOSトランジスタQ
N41,QN42のゲートに所定バイアスVcを与える
ことにより、分離回路以下への高電圧の転送が防止され
る。
【0115】電流源NMOSトランジスタQN11のゲ
ートノードN3は比較的大きな容量を持つ。このため、
セットアップ時に大きな電流が流れるため、図44のよ
うに内部昇圧電源125を用いた場合は、内部昇圧電源
125の電流駆動能力がそれほど大きくできないため、
内部昇圧電源Vpの低下が問題になる可能性がある。図
47は、この点を考慮して、図44における参照電圧発
生回路120dを変形した参照電荷圧発生回路120g
を示している。ノードN2と参照トランジスタQN10
のゲートと、電流源トランジスタQN11のゲートとの
間に電圧フォロア型のバッファ126を挿入している。
このバッファ126は、電源Vccにより駆動されるも
のとする。この様にすれば、内部昇圧電源Vpの低下は
抑えられる。
【0116】[読み出しパルス発生回路]図10に示し
た読み出し回路12内の読み出しパルス発生回路150
は、基本的に図48に示すように、ATDパルスを遅延
する遅延回路151a〜151cと、これらの遅延回路
の出力とATDパルスの論理をとって遅延回路の遅延時
間で決まるパルス幅の信号EQL,PRE,LATCH
を得るための論理ゲート152a〜152cを備えて構
成される。遅延回路151a〜151cはインバータチ
ェーンにより構成することができる。
【0117】しかし、読み出しパルス発生回路150か
ら発生されるパルス信号のそれぞれの役目を考えると、
遅延回路151a〜151cは、作り分けることが好ま
しい。この点を以下に具体的に説明する。プリチャージ
信号PRE及びイコライズ信号EQLにより駆動される
プリチャージトランジスタ及びイコライズトランジスタ
は、電源電圧Vccが高い(高Vcc)程、能力が高
い。従ってプリチャージ信号PREやイコライズ信号E
QLは、図50に示すように、高Vccになる程、パル
ス幅が短くなるようにすればよい。
【0118】一方、ラッチ信号LATCHについては、
プリチャージやイコライズ動作後、セルデータを判定す
る時間を決定するので、その信号パルス幅は、データ線
のレベル遷移やセンスアンプのオペアンプ等の遷移時間
に依存する。高Vccであると、オペアンプに入力すべ
き電位差はVccによらず一定でよいにも拘わらず、高
Vccであるために、オペアンプやその出力を受けるイ
ンバータの回路しきい値が変化してしまい、長いセンス
時間を必要とする結果になる。従って、ラッチ信号LA
TCHについては、図50に示すように、高Vccにな
る程パルス幅が長くなるようにすることが好ましい。
【0119】以上の点を考慮して、プリチャージ信号P
RE及びイコライズ信号EQL用の遅延回路151a,
151bは、図49(a)に示すように、通常のインバ
ータINV11,INV12,…を用いたインバータチ
ェーンにより構成する。これに対して、ラッチ信号LA
TCH用の遅延回路151cは、図49(b)に示すよ
うに、定電流駆動されるインバータチェーン154を用
いる。即ち、各段インバータINV21,INV22,
…の電源側及び接地側にそれぞれ、定電流源となるPM
OSトランジスタQP101,QN101を挿入し、こ
れらを基準電流源回路153により制御する。
【0120】具体的に、基準電流源回路153は、PM
OSトランジスタQP103,QP104によるカレン
トミラー回路と、PMOSトランジスタQP103のド
レインに接続された抵抗R及び、PMOSトランジスタ
QP104のドレインに接続された、ダイオード接続さ
れたNMOSトランジスタQN102により構成され
る。インバータチェーン154のPMOSトランジスタ
QP101は、基準電流源回路153の電源側PMOS
トランジスタQP103とカレントミラー回路を構成す
る。同様に、接地側NMOSトランジスタQN101
は、基準電流源回路153のNMOSトランジスタQN
102とカレントミラー回路を構成する。
【0121】これにより、各インバータINV21,I
NV22,…のPMOSトランジスタQP101には、
電源電圧VccによらずPMOSトランジスタQP10
3により決まる電流Ipchが流れ、NMOSトランジ
スタQN101には、電源電圧によらずNMOSトラン
ジスタQN102により決まる電流Inchが流れる。
このとき、遅延回路151cの遅延時間は、インバータ
の入力容量Cと、電源電圧Vcc及び電流Iとして、C
・Vcc/Iに比例するから、図50に示すように、高
Vccになる程パルス幅が長いラッチ信号LATCHを
得ることができる。
【0122】[データバッファ]図1のデータバッファ
9における出力回路は、チップ外部端子につながる大き
な負荷容量を駆動するため、大電流を流す必要がある。
このために、データ出力時には大きな電流変化di/d
tに伴うノイズが発生し、これがチップ内部に影響を及
ぼすおそれがある。
【0123】図51は、ノイズ低減に有効な出力回路1
60の構成例を示している。このデータ出力回路160
は、出力バッファ162と、その前段に挿入されて読み
出し回路12から転送される出力データを受けてその遷
移を制御する前段制御回路161とを有する。ノイズ低
減のために有効な手段の一つは、図51に示したよう
に、出力バッファ162にチップ内部電源Vcc,Vs
sとは独立の端子による電源Vcc0,Vss0を与え
ることである。これにより、出力バッファ162におい
て急峻な電流変化よる電源電圧変動があったとしても、
チップ内部の電源線の電圧変動を抑えることができる。
【0124】データ出力時のdi/dtノイズを低減す
るもう一つの手段が、前段制御回路161である。前段
制御回路161では、出力バッファ162のトランジス
タQP153,QN153がオンするときのゲート電圧
変化を緩和して、出力バッファ162での貫通電流を抑
制する。
【0125】図52は、前段制御回路161の具体例を
示している。センス出力SAoutにより出力バッファ
162のPMOSトランジスタQP153,NMOSト
ランジスタQN153を駆動するために別々のドライバ
164,165が用意される。ドライバ164、PMO
SトランジスタQP151とNMOSトランジスタQN
151により構成されるインバータであるが、両者の間
に抵抗R11が挿入されている。ドライバ164は、抵
抗R11とPMOSトランジスタQP151の接続ノー
ドを出力ノードとし、これが出力バッファ162のPM
OSトランジスタQP153のゲートに接続される。ド
ライバ165は同様に、PMOSトランジスタQP15
2とNMOSトランジスタQN152により構成され、
両者の間に抵抗R12が挿入されている。ドライバ16
5は、抵抗R12とNMOSトランジスタQN152の
接続ノードを出力ノードとし、これが出力バッファ16
2のNMOSトランジスタQN153のゲートに接続さ
れる。
【0126】この様なドライバ164,165を用いる
ことにより、出力バッファ162のPMOSトランジス
タQP153、NMOSトランジスタQN153がオン
するときに、それらのゲート電圧変化が緩和される。即
ち、ドライバ164のNMOSトランジスタQN151
がオンして、出力バッファ162のPMOSトランジス
タQP153がオンになるときには、抵抗R11によっ
て、PMOSトランジスタQP153のゲートの放電速
度が抑えられる。またドライバ165のPMOSトラン
ジスタQP152がオンして、出力バッファ162のN
MOSトランジスタQN153がオンになるときに、抵
抗R12によって、NMOSトランジスタQN153の
ゲートの充電速度が抑えられる。以上により、出力バッ
ファ162での貫通電流が抑えられ、di/dtノイズ
が低減される。
【0127】図53は、前段制御回路161のもう一の
例である。図52の前段制御回路161と同様の機能を
実現するものであるが、図52のドライバ164,16
5における抵抗R11,R12に相当する素子として、
NMOSトランジスタQN162,PMOSトランジス
タQP163が挿入されている。これらのNMOSトラ
ンジスタQN162,PMOSトランジスタQP163
は、ドライバ164,165の出力がそれぞれ“L”,
“H”レベルに変化するときの電流が定電流になるよう
に駆動されるものであり、そのために基準電流源回路1
67が設けられている。
【0128】基準電流源回路167は、PMOSトラン
ジスタQP161,QP162によるカレントミラー回
路と、PMOSトランジスタQP161のドレインに接
続された抵抗R21及び、PMOSトランジスタQP1
62のドレインに接続された、ダイオード接続されたN
MOSトランジスタQN161により構成される。ドラ
イバ165のPMOSトランジスタQP163は、基準
電流源回路167のPMOSトランジスタQP161と
カレントミラーを構成し、ドライバ164のNMOSト
ランジスタQN162は基準電流源回路167のNMO
SトランジスタQN161とカレントミラーを構成する
ように接続される。
【0129】これにより、図52の前段制御回路におけ
ると同様に、出力バッファ162のPMOSトランジス
タQP153、NMOSトランジスタQN153がオン
するときに、それらのゲート電圧変化速度が緩和され、
出力バッファ162での貫通電流が抑えられて、di/
dtノイズが低減される。
【0130】図52或いは図53における抵抗R11,
R12,R21は、選択信号により可変できるように構
成することが好ましい。例えば、図54に示すように、
複数個の抵抗を用意しておき、これをスイッチSWによ
り選択可能としておく。この様にすれば、チップが搭載
されるシステムに応じて許容されるノイズ量に対応し
て、高速化を多少犠牲にしてノイズ低減を重視したフラ
ッシュメモリとするか、高速化を重視したフラッシュメ
モリとするかを選択することができる。具体的に図54
の抵抗選択を行う選択信号は、先に図5で説明したモー
ド切り換え回路13と同様のプログラム可能な不揮発性
メモリセルにより発生させるようにすれば、チップ出荷
時に最適条件に設定することができる。
【0131】[充電転送ゲート]前述のようにセンスア
ンプ回路は、データ線DLと参照データ線RDLの間を
イコライズした後、データセンスを行う。この場合、選
択されるセルブロックの位置に応じて、カラムゲートの
オンオフのタイミングが異なり、イコライズ終了後、非
選択セルブロックのカラムゲートがオフになるまでの時
間にばらつきが生じる。そして、カラムゲートがオフに
なるまでは、データ線DLには大きな負荷容量が接続さ
れるために、データ線DLが振動する場合がある。
【0132】高速読み出しのために、センスアンプによ
るデータ線DLの充電の途中でデータ判定をしなければ
ならない場合は、上述したデータ線の振動はデータ判定
を困難にする。そしてデータ判定を確実にするために、
セルデータに応じてデータ線電位が確定するまで待たな
ければならないとすると、データ読み出しの遅延をもた
らすことになる。
【0133】これに対して、図55に示すように、デー
タ線DLと各セルブロックの間に、充電転送ゲート17
0を配置することは有効である。この充電転送ゲート1
70はセルブロックの選択が終了するまでは、データ線
DLに大きな容量が接続されないように、オフに保つ。
即ち、充電転送ゲート170は、複数段設けられるカラ
ムゲート106,107に追加された、最もデータ線D
Lに近いカラムゲートの機能を持つものとして、カラム
ゲート106,107の開放のタイミングを見て、制御
信号SWENによりオンさせるようにする。従って制御
信号SWENは、アドレスに応じてタイミングが調整さ
れるものとする。この様な充電転送ゲート170を用い
て、センスアンプによるデータ線充電のタイミングをコ
ントロールすることにより、データセンス時のデータ線
DLの無用な電位振動を抑えることができ、結果的に高
速読み出しが可能になる。
【0134】[リダンダンシー]フラッシュメモリにお
いて、メモリセルアレイの不良セル救済のためのリダン
ダンシーシステムを搭載することが通常行われる。この
リダンダンシーシステム搭載のチップでは、アドレス選
択のタイミング調整が必要になる場合がある。このこと
を具体的に図56を用いて説明する。図56では、メモ
リセルアレイ1が、それぞれ複数セルブロックからなる
二つのバンクBANK0,BANK1の他、セルブロッ
ク単位で不良置換を行うためのリダンダンシーセルブロ
ック205を有する例を示している。不良置換を行うた
めには、リダンダンシーブロック判定回路201が用い
られる。
【0135】判定回路201は、不良アドレス記憶回路
であるヒューズ回路202を備える。ヒューズ回路20
2には、ウェハテストの結果により不良アドレスがプロ
グラムされる。外部から入力されたアドレスは、ヒュー
ズ回路202にプログラムされたヒューズデータ(即ち
不良アドレス)と比較器203によって比較される。比
較器203によって一致が検出されると、ブロック置換
信号BLKR/Dが出力される。このブロック置換信号
BLKR/Dによって、不良のあるセルブロックに代わ
ってリダンダンシーブロック205を活性にする置換制
御が行われる。
【0136】しかし、リダンダンシーブロック判定回路
201での判定は、通常のアドレス選択より遅れる場合
が多い。図57は、アドレス信号ADDの入力を受け
て、バンクアドレスデコーダ8によってバンク選択アド
レスBNKADDが出力され、これに大きく遅れてブロ
ック置換信号BLKR/Dが出力される様子を示してい
る。この様な状況では、ブロック置換信号BLKR/D
の遅れの結果として、本来選択されるべきでない不良セ
ルを含むセルブロックが選択されてしまい、アクセス不
良となり、或いは大きな短絡電流が流れるといった不都
合が生じる。
【0137】この様な事態を防止するための有効な一つ
の手段は、図56に示すように、バンクアドレス選択の
アドレス信号経路に、遅延回路204を挿入することで
ある。これにより、図57に破線で示したように、バン
ク選択アドレスBNKADDの出力タイミングをτだけ
遅らせて、ブロック置換信号BLKR/Dの出力タイミ
ングと合わせる。このようなタイミング制御を行うこと
により、確実な不良ブロック置換制御が可能になる。遅
延回路204は、バンクアドレスデコーダ8の出力側に
配置してもよい。
【0138】上述した不都合を回避するもう一つの手段
は、図58に示すように、バンクアドレスデコーダ8
と、リダンダンシブロック判定回路203の比較器20
3とを、タイミング信号BNKSELにより同期させて
動作させることである。このようなタイミング制御によ
りっても同様に、確実な不良ブロック置換制御が可能に
なる。
【0139】[他の遅延回路]図49には、読み出しパ
ルス発生のための遅延回路構成例を示したが、電源依存
性の小さい他の遅延回路例を、図59に示す。この遅延
回路は例えば、データラッチからパワーダウンまでの時
間を決めるタイミング回路に適用して有効である。抵抗
Rとダイオード接続されたNMOSトランジスタQN2
02により一つの電流経路が形成されている。入力信号
inにより駆動されるPMOSトランジスタQp201
とNMOSトランジスタQN201が直列接続されても
う一つの電流経路が形成されている。NMOSトランジ
スタQN201,QN202はゲートノードAが共通接
続されてカレントミラーを構成している。PMOSトラ
ンジスタQP201とNMOSトランジスタQN201
の接続ノードBは、一方の入力端子に基準電圧VREF
が与えられている。接続ノードBには、キャパシタCが
接続されている。
【0140】図60は、この遅延回路の動作波形を示し
ている。入力信号inが立ち上がると、PMOSトラン
ジスタQP201がオフになって、それまでキャパシタ
Cに蓄積されていた電荷がNMOSトランジスタQN2
01を介して放電されて、接続ノードBの電圧が低下す
る。接続ノードBの電圧が基準電圧VREFまで低下す
ると、出力outが“H”になる。
【0141】このとき、入力信号inの立ち上がりか
ら、出力信号outの立ち上がりまでの遅延時間tは、
次のようになる。抵抗Rに流れる電流は、NMOSトラ
ンジスタQN202での電圧降下を無視すれば、I=V
cc/Rである。NMOSトランジスタQN201,Q
N202のサイズが同じであるとすれば、NMOSトラ
ンジスタQN201に流れる電流もIであるから、接続
ノードBのプリチャージ電位Vccからの放電時間は、
Vcc・C/I=Vcc・C/Vcc/R=CRに比例
する。即ち、遅延時間tは、電源電圧Vccによらず、
抵抗RとキャパシタCとで決まる値になる。
【0142】[他のアドレス遷移検出回路]図61は、
別のアドレス遷移検出回路の構成を示している。これ
は、CR時定数回路を用いて所定パルス幅のアドレス遷
移検出パルスを発生する、対照的な二つのパルス発生回
路210a,210bを併設して構成される。二つのパ
ルス発生回路210a,210bの対応する部分には同
じ符号を付してある。
【0143】アドレス信号ADDiを受ける入力段は、
PMOSトランジスタQP210とNMOSトランジス
タQN210のインバータを基本とし、それらの間に抵
抗Rを介在させ、出力部にはキャパシタCを接続してい
る。従って、出力が“H”レベルに遷移する際にCR時
定数による遅延が与えられるようになっている。その遅
延出力を受ける出力段は、遅延出力が入るPMOSトラ
ンジスタQP211とNMOSトランジスタQN211
及び、アドレス信号ADDiとその反転信号を受けるP
MOSトランジスタQP212とNMOSトランジスタ
QN212が直列接続されている。
【0144】二つのパルス発生回路210a,210b
には、アドレス信号Addiとその反転信号が相補的に
入力されるようになっている。従って、アドレス信号A
DDiの立ち上がり時と立ち下がり時にそれぞれCR時
定数で決まるパルス幅のアドレス遷移検出パルスatd
iを発生する。具体的に、アドレス信号ADDiの立ち
上がり時には、右側のパルス発生回路210bにより次
のようにしてパルスが発生される。まず、アドレス信号
ADDiの立ち上がりを受けて、NMOSトランジスタ
QN212とPMOSトランジスタQP212がオンに
なる。このとき、キャパシタCの電荷はNMOSトラン
ジスタQN210により放電されているから、PMOS
トランジスタQP211はオン、NMOSトランジスタ
QN211はオフである。そして、入力段のPMOSト
ランジスタQP210がオン、NMOSトランジスタQ
N210がオフになって、抵抗Rを介してキャパシタC
に充電が開始されると、所定の遅延時間後に、PMOS
トランジスタQP211がオフ、NMOSトランジスタ
QN211がオンになる。
【0145】こうして、右側のパルス発生回路210b
によって、アドレス信号ADDiの立ち上がり時に、C
R時定数により決まる幅のアドレス遷移検出パルスat
diが得られる。同様に、アドレス信号ADDiの立ち
下がり時には、左側のパルス発生回路210aによっ
て、やはりCR時定数で決まる幅のアドレス遷移検出パ
ルスatdiが発生される。
【0146】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、複
数の読み出しモードを切り換え可能に搭載した不揮発性
半導体メモリ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態によるフラッシュメモリ
の構成を示す図である。
【図2】同実施の形態のセルアレイ内のセルブロック構
成を示す図である。
【図3】同実施の形態のセルアレイ構成を示す図であ
る。
【図4】同実施の形態のメモリセル構造を示す図であ
る。
【図5】同実施の形態のモード切り換え回路の構成を示
す図である。
【図6】同実施の形態のアドレスバッファの構成を示す
図である。
【図7】同アドレスバッファにおけるアドレス遷移検出
回路の構成を示す図である。
【図8】同アドレス遷移検出回路の動作を説明するため
の図である。
【図9】同アドレス遷移検出回路のパルス発生回路の他
の構成例を示す図である。
【図10】同実施の形態の読み出し回路の構成を示す図
である。
【図11】同実施の形態の読み出し回路の他の構成を示
す図である。
【図12】同実施の形態の二つの読み出しモードを説明
するためのタイミング図である。
【図13】図10の読み出し回路におけるセンスアンプ
回路の構成例を示す図である。
【図14】センスアンプ回路の他の構成例を示す図であ
る。
【図15】図13のセンスアンプ回路における差動アン
プの構成例を示す図である。
【図16】図13及び図14のセンスアンプ回路におけ
る電流源負荷の他の構成を示す図である。
【図17】図13及び図14のセンスアンプ回路におけ
る分離回路の他の構成を示す図である。
【図18】分離回路に用いられるバイアス回路の構成例
を示す図である。
【図19】図13及び図14のセンスアンプ回路におけ
る参照センス線のダミー容量の構成を示す図である。
【図20】データ読み出し時のデータ線及びセンス線の
電位変化を示す図である。
【図21】センスアンプ回路の負荷サイズとセンス線容
量及びセンス線充電時間の関係を示す図である。
【図22】参照電圧発生回路を共有するセンスアンプ回
路方式を示す図である。
【図23】参照電圧発生回路を共有するセンスアンプ回
路方式を示す図である。
【図24】図22のセンスアンプ回路にイコライズ回路
を付加したセンスアンプ回路を示す図である。
【図25】図23のセンスアンプ回路にイコライズ回路
を付加したセンスアンプ回路を示す図である。
【図26】図24及び図25のイコライズ回路の構成例
を示す図である。
【図27】同イコライズ回路のレイアウトを示す図であ
る。
【図28】同イコライズ回路の容量結合の様子を示す図
である。
【図29】図24及び図25のイコライズ回路の他の構
成例を示す図である。
【図30】イコライズ回路のスイッチングノイズを説明
するための図である。
【図31】図29のイコライズ回路のノイズ転送の様子
を示す図である。
【図32】ノイズ低減を可能とする他のイコライズ回路
の構成を示す図である。
【図33】ノイズ低減を可能とする他のイコライズ回路
の構成を示す図である。
【図34】ノイズ低減を可能とするイコライズ回路のタ
イミングコントロール回路を示す図である。
【図35】図34のタイミングコントロール回路による
イコライズ動作を説明するための図である。
【図36】イコライズ回路の他の構成例を示す図であ
る。
【図37】イコライズ動作とデータセンス動作を説明す
るためのタイミング図である。
【図38】イコライズ回路トランジスタによる容量結合
の様子を示す図である。
【図39】イコライズ回路によるスイッチングノイズを
示す図である。
【図40】参照電圧発生回路の構成例を示す図である。
【図41】参照電圧発生回路の他の構成例を示す図であ
る。
【図42】直結型センスアンプ回路とその参照電圧発生
回路の構成を示す図である。
【図43】参照電圧発生回路の他の構成例を示す図であ
る。
【図44】参照電圧発生回路の他の構成例を示す図であ
る。
【図45】参照電圧発生回路の他の構成例を示す図であ
る。
【図46】参照電圧発生回路の他の構成例を示す図であ
る。
【図47】参照電圧発生回路の他の構成例を示す図であ
る。
【図48】読み出し回路内の読み出しパルス発生回路の
構成を示す図である。
【図49】同読み出しパルス発生回路の遅延回路構成を
示す図である。
【図50】同読み出しパルス発生回路が出力するパルス
信号のパルス幅の電源電圧依存性を示す図である。
【図51】図1のデータバッファにおける出力回路の構
成例を示す図である。
【図52】同出力回路の具体構成を示す図である。
【図53】同出力回路の他の具体構成を示す図である。
【図54】同出力回路の抵抗可変機構を示す図である。
【図55】充電転送ゲートを付加したセンスアンプ回路
方式を示す図である。
【図56】リダンダンシーシステムを搭載した場合のア
ドレス選択の問題を解決する構成を示す図である。
【図57】リダンダンシーシステムを搭載した場合のア
ドレス選択の問題を説明するための図である。
【図58】リダンダンシーシステムを搭載した場合のア
ドレス選択の問題を解決する他の構成を示す図である。
【図59】他の遅延回路の構成例を示す図である。
【図60】同遅延回路の動作波形を示す図である。
【図61】他のアドレス遷移検出回路の構成を示す図で
ある。
【符号の説明】
1…メモリセルアレイ、2,3…マルチプレクサ、4
a,4b…アドレス信号線、5a,5b…データ線、6
…アドレスバッファ、7…アドレスラッチ、8…バンク
アドレスデコーダ、9…データバッファ、10…書き込
み回路、11…書き込み制御回路、12…読み出し回
路、13…モード切り換え回路、14…昇圧回路、15
…ウェルデコーダ、51…不揮発性メモリセル、52…
読み出し回路、53…書き込み回路、61…入力バッフ
ァ群、62…ANDゲート、63…アドレス遷移検出回
路、71…パルス発生回路、72…ORゲート、91,
93…センスアンプアレイ、92,94…データラッ
チ、96…マルチプレクサ、95,97…切り換え回
路、100…センスアンプ回路、101…差動アンプ、
102,103…電流源負荷、104,105…分離回
路、106,107…カラムゲート、108…参照電流
源、109…プリチャージ回路、110…イコライズ回
路、115…電源スイッチ回路、120…参照電圧発生
回路、130…イコライズ回路群、140…タイミング
コントロール回路、150…読み出しパルス発生回路、
160…出力回路、161…前段制御回路、162…出
力バッファ、170…充電転送ゲート、201…リダン
ダンシーフロック判定回路、204…遅延回路、205
…リダンダンシーセルブロック。
フロントページの続き (72)発明者 本多 泰彦 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝マイクロエレクトロニクスセン ター内 (72)発明者 丹沢 徹 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝マイクロエレクトロニクスセン ター内 (72)発明者 栗山 正男 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝マイクロエレクトロニクスセン ター内 Fターム(参考) 5B025 AA01 AD01 AD05 AE06

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気的書き換え可能な不揮発性メモリセ
    ルが配列されたメモリセルアレイと、 前記メモリセルアレイのデータ読み出しを行う読み出し
    回路とを備え、 前記メモリセルアレイから前記読み出し回路を介して外
    部端子までを同じビット数の並列データ転送により読み
    出す第1の読み出しモードと、前記メモリセルアレイか
    ら前記読み出し回路までを前記第1の読み出しモードよ
    り大きいビット数の並列データの転送とし、前記読み出
    し回路から外部端子までをそれより小さいビット数のデ
    ータ転送とする第2の読み出しモードとを有することを
    特徴とする不揮発性半導体メモリ装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の読み出しモードと第2の読み
    出しモードの間の切り換えを行うモード切り換え回路を
    有することを特徴とする請求項1記載の不揮発性半導体
    メモリ装置。
  3. 【請求項3】 アドレス信号を取り込むアドレスバッフ
    ァを有し、前記アドレスバッファは、 アドレス信号が入力される入力バッファ群と、 この入力バッファ群の各出力のレベル遷移を検出してア
    ドレス遷移を検出するアドレス遷移検出回路と、 前記モード切り換え回路から出力される切り換え信号に
    より制御されて、前記アドレス遷移検出回路に供給され
    る前記入力バッファ群の出力を、前記第1の読み出しモ
    ードと第2の読み出しモードに応じて切り換える論理ゲ
    ートとを有することを特徴とする請求項2記載の不揮発
    性半導体メモリ装置。
  4. 【請求項4】 前記読み出し回路は、 第1の読み出しモードでの前記メモリセルアレイの複数
    のセルデータを検知するための、前記モード切り換え回
    路から出力される切り換え信号により活性,非活性が制
    御される第1のセンスアンプアレイと、 第2の読み出しモードでの前記メモリセルアレイの複数
    のセルデータを検知するための、前記モード切り換え回
    路から出力される切り換え信号により活性,非活性が制
    御される第2のセンスアンプアレイと、 前記切り換え信号により制御されて前記メモリセルアレ
    イからの読み出しデータを前記第1または第2のセンス
    アンプアレイに選択して転送すると共に、第1のセンス
    アンプアレイへの転送経路にデコード機能を持つ第1の
    切り換え回路と、 前記切り換え信号により制御されて前記第1または第2
    のセンスアンプアレイの出力を選択して外部端子に転送
    する第2の切り換え回路とを有することを特徴とする請
    求項2記載の不揮発性半導体メモリ装置。
  5. 【請求項5】 前記第1及び第2のセンスアンプアレイ
    の各センスアンプ出力を一時保持するためのデータラッ
    チ回路を有することを特徴とする請求項4記載の不揮発
    性半導体メモリ装置。
  6. 【請求項6】 前記第1のセンスアンプアレイは、前記
    第2のセンスアンプアレイとは独立にまたは、第2のセ
    ンスアンプアレイの一部として設けられることを特徴と
    する請求項4記載の不揮発性半導体メモリ装置。
  7. 【請求項7】 前記モード切り換え回路は、 電気的書き換え可能な不揮発性メモリセルにより構成さ
    れた専用メモリセルとと、 この専用メモリセルにデータを書き込む書き込み回路
    と、 前記専用メモリセルの書き込みデータを前記切り換え信
    号として読み出して保持する読み出し回路とを有するこ
    とを特徴とする請求項2記載の不揮発性半導体メモリ装
    置。
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