JP2003300618A - 基板搬送機構 - Google Patents

基板搬送機構

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JP2003300618A
JP2003300618A JP2002108428A JP2002108428A JP2003300618A JP 2003300618 A JP2003300618 A JP 2003300618A JP 2002108428 A JP2002108428 A JP 2002108428A JP 2002108428 A JP2002108428 A JP 2002108428A JP 2003300618 A JP2003300618 A JP 2003300618A
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air
air pipe
ultraviolet
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JP2002108428A
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Daiki Yamashita
大樹 山下
Tomonori Oki
智範 大木
Shinji Hagiwara
慎二 萩原
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Orc Manufacturing Co Ltd
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Orc Manufacturing Co Ltd
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  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)
  • Rollers For Roller Conveyors For Transfer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】基板のキュアリング作業時に、基板を落下させ
ることなく安定に搬送し、搬送された基板にゴミの付
着、または傷や損傷の発生がない、しかも基板の両面を
同一光量の紫外線で、簡単かつ同時にキュアリングする
ことが可能な基板搬送機構を提供する。 【解決手段】基板搬送機構2は、基板Wの両端を支持し
て搬送する送りローラ2aと、この送りローラ2aに支
持されている前記基板Wの下方でその基板Wをエアーに
より非接触状態で支持する搬送補助機構3とを備え、前
記搬送補助機構3は、前記基板Wに沿って配置され所定
長さを備えるエアー配管3aと、このエアー配管3aに
形成されたエアーの吹き上げ孔3bとを備え、前記エア
ー配管3aは、紫外線を透過させる透過部材により形成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】この発明は、液晶パネル用の
大型ガラス基板等の寸法が大きな基板を搬送しながら紫
外線照射を行なうことでキュアリング作業等を行なうと
きに使用される基板搬送機構に関するものである。
【0001】
【従来の技術】従来、液晶パネル用の大型ガラス基板等
の露光、現像、洗浄処理後に行われるキュアリング作業
は、基板を搬送しながら、その基板の表面に紫外線照射
装置から紫外線を照射することで行なわれている。この
際、基板を搬送する搬送機構には、次のような搬送機構
が知られている。
【0002】従来の液晶パネル用の大型ガラス基板等の
搬送機構では、基板の進行方向の両端に設けられた多数
のガイドローラの回転駆動のみで搬送していた。そのた
め、基板重量が重いために、基板の中心部に大きなたわ
みが発生し、搬送時に基板の端面が大きくばたつき(振
動して)、基板の端面およびコーナを欠くだけでなく、
基板が搬送機構から落下するという問題があった。この
基板の落下を防止する対策として、基板の進行方向の両
端に多数のガイドローラを設けるだけでなく、基板の中
心部(両端のガイドローラの間)に対応する位置に支持
ローラを配置し、基板の中心部を支持しながら(基板と
接触しながら)、これらのローラを回転駆動させて基板
を搬送することが考えられる。
【0003】また、特開平11−148902号公報の
平板状基板の表面欠陥検査装置に使用されているエアー
フローティング機構を、前記の支持ローラの代わりに利
用することが考えられる。このエアーフローティング機
構は、多数のエアー吹き出し孔を表面に有するテーブル
を基板の下方に配置し、基板を圧縮エアーで浮上させな
がら(基板と非接触で)搬送する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
支持ローラの使用は、基板と支持ローラが接触するため
に、その支持ローラによって基板へのゴミの付着、また
は傷や損傷が発生しやすくなるという問題がある。ま
た、基板にゴミが付着したり、傷や損傷が発生すると、
この基板のパターン面に形成されたプリント配線パター
ンに断線が発生する危険性がある。また、紫外線照射に
よるキュアリング作業に使用すると、基板の下側では、
支持ローラにより紫外線の一部が遮光され、有効照射幅
を均一に照射できず、照射ムラが発生し、キュアリング
が不十分かつ不均一になるという問題がある。そのた
め、基板の下面をキュアリングするには、基板を反転さ
せて、再度、紫外線照射を行う必要があり、キュアリン
グ作業が煩雑になるという問題もある。よって、支持ロ
ーラの使用では、基板の両面を同時にキュアリングする
ことができない。
【0005】また、前記のエアーフローティング機構の
使用は、基板とテーブルが接触していないので、基板へ
のゴミ付着、または傷や損傷の発生を防止することはで
きる。しかしながら、前記の支持ローラの使用と同様
に、基板の下側ではテーブルによりキュアリング作業の
ための紫外線が遮光される構成である。よって、基板の
下面では照射ムラが生じ、キュアリングが不十分かつ不
均一になり、キュアリングのためには基板の反転作業が
必要となりキュアリング作業が煩雑になる。そのため、
エアーフローティング機構の使用では、基板の両面を同
時にキュアリングすることはできない。
【0006】そこで、本発明は、このような問題点を解
決すべく創案されたもので、その目的は、基板のキュア
リング作業時に、基板を落下させることなく安定に搬送
し、搬送された基板にゴミの付着、または傷や損傷の発
生がない、しかも基板の両面を同一光量の紫外線で、簡
単かつ同時にキュアリングすることが可能な基板搬送機
構を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明は、搬送中に基板の表面に紫
外線を照射する紫外線照射装置に使用される基板搬送機
構において、前記基板搬送機構は、基板の両端を支持し
て搬送する送りローラと、この送りローラに支持されて
いる前記基板の下方でその基板をエアーにより非接触状
態で支持する搬送補助機構とを備え、前記搬送補助機構
は、前記基板に沿って配置され所定長さを備えるエアー
配管と、このエアー配管に形成されたエアーの吹き上げ
孔とを備え、前記エアー配管は、紫外線を透過させる透
過部材により形成された基板搬送機構として構成したも
のである。
【0008】前記の構成において、エアー配管に形成さ
れたエアーの吹き上げ孔から吐出された圧縮エアーが基
板下面を吹き上げることにより、基板が浮上しながら搬
送される。また、エアー配管が基板下側からの紫外線を
遮光することなく透過させるので、基板を搬送するだけ
で、基板の両面に紫外線が同時に、同一光量で照射され
る。
【0009】請求項2に記載の発明は、前記透過部材が
石英ガラスである基板搬送機構として構成したものであ
る。
【0010】前記の構成において、石英ガラスは紫外線
の透過性が良く、紫外線を遮光することなく透過させる
ので、基板を搬送するだけで、基板の両面に紫外線が同
時に、同一光量で照射される。また、石英ガラスは熱膨
張係数が小さく、紫外線照射装置より発する熱による変
形が生じにくいので、圧縮エアーが吐出するエアー配管
に変形が生じない。そのため、圧縮エアーが均一に吐出
され、基板の下面が安定して吹き上げられる。さらに、
石英ガラスは紫外線による劣化がないので、エアー配管
の劣化によるゴミの発生がない。
【0011】請求項3に記載の発明は、前記送りローラ
は、前記基板を支持する送り方向の幅間隔を、前記基板
のサイズに応じて可変させる幅可変機構部を備える基板
搬送機構として構成したものである。
【0012】前記の構成により、基板のサイズに応じ
て、送りローラの間隔が変化することにより、各種サイ
ズの基板を送りローラから落下させずに安定して搬送で
きる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき説明する。図1は基板搬送機構が使用される紫
外線照射装置の要部を示す平面図、図2は図1の正面
図、図3は図1の側面図、図4(a)は基板搬送補助機
構の斜視図、(b)A−A線の部分端面図である。
【0014】図1に示すように、基板搬送機構2は、基
板Wの両端を支持して搬送する送りローラ2aと、この
送りローラ2aに支持されている基板Wの下方でその基
板Wをエアーにより非接触状態で支持する搬送補助機構
3とを備えている。
【0015】また、基板搬送機構2は紫外線が照射され
ない待機部A、送出部Cと、紫外線が照射される照射部
Bの3セクションに分割されている。待機部Aが後記す
る紫外線照射部4に基板Wを搬入する工程であり、中央
部の照射部Bが基板Wを紫外線で照射することにより基
板Wの両面をキュアリングする工程であり、送出部Cが
紫外線照射部4から基板Wを搬出する工程である。さら
に、各セクションには、基板Wの下側から基板Wの搬送
位置を検知する搬送位置センサSE1(基板搬送機構2
外側に設置されている)、SE2、SE3、SE4、S
E5が設けられ、基板Wの搬送位置をチェックして後記
する送りローラ2aの回転を制御する各インダクション
モータ2f、2g、2hおよび基板搬送機構2の出入口
側に設置されたシリンダ機構により開閉するシャッター
5a、5b(図2参照)に信号を送り、基板Wの搬送を
制御している。
【0016】送りローラ2aは、基板Wの搬送方向に沿
って水平にかつ相互に平行に配置した2本のビーム2b
に回転自在に水平に支持され、基板Wの両端を支持する
ように所定間隔で対向配置されている。また、送りロー
ラ2aは、基板Wの搬送方向に列状に多数配置され、回
転軸2cに支持され、その回転軸2cはビーム2bを貫
通して枢支されており、その回転軸2cの他端部にはス
プロケット2dが設けられている。各スプロケット2d
にはインダクションモータ2f、2g、2hの駆動が伝
達するシリコンベルト2eが掛け渡されている。これら
インダクションモータ2f、2g、2hの駆動により送
りローラ2aが所定速度で回転して基板Wを搬送するよ
うに構成されている。また、インダクションモータ2
f、2g、2hは、それぞれが独立して駆動するように
構成されている。
【0017】また、搬送スピードは、基板Wのサイズ、
厚み、重量等により適宜設定され、例えば、基板サイズ
が680mm×880mm、厚みが0.7〜1.1m
m、重量が800〜1500gのとき、1〜4m/分に
設定するのが好ましい。
【0018】また、送りローラ2aは、径小側端面を相
互に対向させたテーパーローラで構成されていることが
好ましく。テーパーローラの使用により、基板Wと送り
ローラ2aとの接触面が少なくなり、基板Wへのゴミ、
汚れ等の付着、擦過傷または損傷の発生を防止できる。
【0019】基板搬送補助機構3は、図1ないし図4に
示すように、基板Wの下方でその基板Wに沿って配置さ
れ所定の長さを備えるエアー配管3aと、このエアー配
管3aに形成されたエアーの吹き上げ孔3bとを備え、
エアー配管3aは、紫外線を透過させる透過部材により
形成されている。
【0020】基板搬送補助機構3は、基板Wの下側から
圧縮エアーで吹き上げて、基板Wの自重によるたわみを
防止すると共に、基板Wを浮上させて基板Wの搬送時の
重力の影響を低減する機能を有し、かつ、基板Wの下側
からの後記する紫外線照射部4の紫外線を遮光しない機
能を有している。
【0021】エアー配管3aの配置については基板Wの
搬送方向に平行、直交または所定角度で斜交する等、本
数については1本または複数本等、基板Wを浮上させて
安定して搬送でき、かつ基板Wの下側からの紫外線を遮
光しない素材であれば特に限定されない。図1において
は、前記した待機部A、送出部Cでは基板Wの安定な搬
送を重視して、基板Wの搬送方向に平行で、送りローラ
2a間のほぼ中央に柵状のエアー配管3aが1本配置さ
れ、前記した照射部Bでは基板Wのたわみの防止を重視
して、搬送方向に直交するように柵状のエアー配管3a
が3本配置されている。
【0022】これらのエアー配管3aは、図1または図
4に示すように、圧縮エアーを発生させるコンプレッサ
(図示せず)に接続され、ダストフィルタ(図示せず)
を介することによりクリ−ンでドライにされた圧縮エア
ーがエアー配管3a内に供給され、エアー配管3aの表
面のエアーの吹き上げ孔3bから圧縮エアーが吐出され
る。また、制御弁(図示せず)を介することにより、エ
アー吐出圧およびエアー吐出する箇所を前記した待機部
A、照射部Bまたは送出部Cの任意に制御しても良い。
【0023】また基板Wの下面とエアー配管3aの上側
面の間隔は、自重によるたわみで垂下した基板Wの端部
がエアー配管3aにぶつからないように、基板Wのたわ
み量に応じて設定され、基板サイズが680mm×88
0mm、厚みが1.1mm、重量が1500gでは、た
わみ量が約4mmであるので、約10mmの間隔を設定
する。
【0024】また、エアー配管3aの形状およびエアー
の吹き上げ孔3bの形状、大きさ、数等についても、搬
送する基板Wに応じて適宜選択すれば良い。例えば、図
4のエアー配管3aは、外径10mm、長さ(基板Wと
平行部分の長さ)580mmの石英製の円筒柵状のパイ
プで、その表面に外径1mmの丸状孔を30mm等間隔
に配置している。圧縮エアー圧も搬送する基板Wに応じ
て適宜選択され、多数のエアーの吹き上げ孔3bの全て
から均一な圧力で圧縮エアーを吐出することが好ましい
が、基板Wのたわみ量により、たわみの大きい基板Wの
中心部のエアーの吹き上げ孔3bの圧縮エアー圧を高く
設定しても良い。
【0025】また、エアー配管3aを形成している紫外
線を透過させる透過部材は、石英ガラスがより好まし
い。石英ガラスは紫外線の透過性が良いため、基板Wの
下側からの紫外線を遮光しない。したがって、基板Wの
上下面それぞれの受光量に差を生じさせない。その結
果、基板の両面に紫外線が同時に、同一光量で照射さ
れ、基板Wの両面が紫外線により十分かつ均一にキュア
リングされる。また、基板Wの下面の紫外線照射のため
に基板Wを反転させる作業は必要なく、基板Wを搬送す
るだけで、基板Wの下面のキュアリングが行われる。す
なわち、紫外線照射工程が大幅に削減される。
【0026】また、石英ガラスは熱膨張係数が小さく、
後記する紫外線照射部4より発する熱によるエアー配管
3aの変形が生じにくいので、圧縮エアーが均一に吐出
され、基板Wの下面が安定して吹き上げられ、基板Wの
搬送が安定化する。さらに、石英ガラスは紫外線による
劣化がないので、劣化したエアー配管3aの破片等の微
細なゴミの発生がない。したがって、石英ガラス製のエ
アー配管3aは紫外線の影響をほとんど受けないため、
前記した照射部Bにおいて、基板Wの搬送方向に対し、
あらゆる配置をとることが可能となる。
【0027】基板搬送機構2を前記のように構成するこ
とにより、基板Wを送りローラ2aから落下させること
なく安定に搬送し、搬送された基板Wにゴミの付着、ま
たは傷や損傷の発生がない、しかも基板Wの両面を同一
光量の紫外線で、簡単かつ同時にキュアリングすること
ができる。
【0028】つぎに、基板搬送機構2は次の手順で動作
する(図1、図2参照)。以下に示すように、搬送位置
センサSE1〜SE5が基板Wの搬送位置を確認して、
その確認結果に基づいてインダクションモータ2f、2
g、2hを順次駆動させることにより、待機部A、照射
部B、送出部Cの送りローラ2aが順次回転し、かつ、
各モータ2f、2g、2hに連動してエアー配管3a
(エアーの吹き上げ孔3b)から圧縮エアーが順次吐出
される。その結果、基板Wが待機部A〜照射部B〜送出
部Cまでを一定の速度で浮上しながら搬送される。ま
た、照射部Bの紫外線ランプ4aはあらかじめ点灯され
た状態で待機しているので、基板Wは紫外線を照射され
ながら搬送され、基板Wの両面がキュアリングされる。
【0029】(1)搬送位置センサSE1がON(基板
Wを検知)すると、入口側のシャッター5aが開き、か
つインダクションモータ2fが駆動する。そして、基板
Wが待機部Aに搬入される(基板Wが基板搬送機構2に
搬入される)。 (2)搬送位置センサSE3がON(基板Wを検知)す
ると、インダクションモータ2gが駆動する。 (3)搬送位置センサSE2がOFF(基板Wが通過)
すると、入口側のシャッター5aが閉じる。そして、基
板Wが照射部Bに搬送される。 (4)搬送位置センサSE3がOFF(基板Wが通過)
すると、インダクションモータ2hが駆動する。 (5)基板Wが送出部Cに搬送され、搬送位置センサS
E4がON(基板Wを検知)すると、次の基板Wの搬送
機構2への搬入OK信号が出力され、次の基板Wが待機
部Aに搬入される。 (6)搬送位置センサSE5がON(基板Wを検知)す
ると、出口側のシャッター5bが開く。 (7)搬送位置センサSE5がOFF(基板Wが通過)
すると、基板Wが基板搬送機構2から搬出される。ま
た、次の基板Wの照射部Bへの搬送OK信号が出力さ
れ、次の基板Wが照射部Bに搬送される。 (8)次の基板Wで(4)以降が繰り返される。
【0030】また、照射部Bの紫外線ランプ4aが点灯
されていなかったり、または、何らかの原因で消灯して
しまった場合には、その現象を検知して、基板搬送機構
2にエラー信号を出力し、基板搬送機構2を停止させる
手段(図示せず)も備えている。
【0031】前記説明では、搬送機構部2の待機部A、
照射部B、送出部Cのインダクションモータ2f、2
g、2hの駆動がそれぞれ独立して行われるように説明
したが、同時に継続して駆動しても良い。また、コンプ
レッサ(図示せず)に制御弁(図示せず)を備えて、圧
縮エアーの吐出箇所を待機部A、照射部Bまたは送出部
Cの任意の箇所だけに圧縮エアーを吐出するように制御
しても良い。
【0032】基板搬送機構2は、図1に示すように、種
々のサイズの基板Wに応じて、送りローラ2aの基板W
を支持する送り方向の幅間隔を可変させる幅可変機構部
6を備えていても良い。幅可変機構部6は、ビーム2
b、2bの幅間隔を自在に調整するシリンダ6aと、こ
のシリンダ6aの駆動によりビーム2b、2bの幅間隔
を変えるように従動するスライドレール6bとから構成
されている。この幅可変機構部6において、スライドレ
ール6bはビーム2b、2bの下部側でビーム2b、2
bと直交する方向に複数設けられ、これらのスライドレ
ール6bのうちの何本かの上部にシリンダ6aが設けら
れ、シリンダ6aの伸縮駆動によりビーム2b、2bの
幅間隔を自在に調整することで、送りローラ2aの基板
Wを支持する間隔を可変させる。
【0033】本発明の基板搬送機構2が使用される紫外
線照射装置1の紫外線照射部4は、紫外線ランプ4aか
ら構成され、図2に示すように、搬送機構部2の中央セ
クション(照射部B)の基板Wの上側と下側に複数併設
されている。紫外線ランプ4aとしては、水銀ランプ、
メタルハライドランプ、エキシマランプ、ロングアーク
型放電灯等が使用される。紫外線ランプ4aの点灯によ
り紫外線が照射され、照射された紫外線により基板Wの
両面がキュアリングされる。
【0034】
【発明の効果】以上の通り、本発明においては、エアー
の吹き上げ孔が形成され、紫外線を透過させる透過部材
により形成された基板搬送補助機構を基板の下側に配置
することにより、基板を落下させることなく安定に搬送
し、搬送された基板にゴミの付着、または傷や損傷の発
生がない、しかも基板の両面を同一光量の紫外線で、簡
単かつ同時にキュアリングすることが可能となる。
【0035】また、本発明においては、透過部材として
石英ガラスを使用することにより、基板搬送の安定性、
搬送された基板の清浄度および紫外線照射による基板の
キュアリングがさらに向上する。
【0036】さらに、本発明においては、幅可変機構部
を備えるので、種々のサイズの基板に対応して、基板を
落下させることなく安定に搬送し、搬送された基板にゴ
ミの付着、または傷や損傷の発生がない、しかも基板の
両面を同一光量の紫外線で、簡単かつ同時にキュアリン
グすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基板搬送機構が使用される紫外線照射
装置の要部を示す平面図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】図1の側面図である。
【図4】(a)本発明の基板搬送補助機構の斜視図、
(b)(a)のA−A線の部分端面図である。
【符号の説明】
1 紫外線照射装置 2 基板搬送機構 2a 送りローラ 2b ビーム 2c 回転軸 2d スプロケット 2e シリコンベルト 2f、2g、2h インダクションモータ 3 基板搬送補助機構 3a エアー配管 3b エアーの吹き上げ孔 4 紫外線照射部 4a 紫外線ランプ 5a、5b シャッター 6 幅可変機構部 6a シリンダ 6b スライドレール A 待機部 C 送出部 B 照射部 SE1 搬送位置センサ SE2、SE3 搬送位置センサ SE4、SE5 搬送位置センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 萩原 慎二 長野県茅野市玉川4896番地 株式会社オー ク製作所諏訪工場内 Fターム(参考) 2H088 FA13 FA17 FA30 HA01 MA20 3F033 BA03 BB02 BC02 FA09 5F031 CA05 GA15 GA32 GA53 GA62 MA23 MA24 MA27 MA30 PA18 PA20 PA26

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送中に基板の表面に紫外線を照射する
    紫外線照射装置に使用される基板搬送機構において、前
    記基板搬送機構は、基板の両端を支持して搬送する送り
    ローラと、この送りローラに支持されている前記基板の
    下方でその基板をエアーにより非接触状態で支持する搬
    送補助機構とを備え、前記搬送補助機構は、前記基板に
    沿って配置され所定長さを備えるエアー配管と、このエ
    アー配管に形成されたエアーの吹き上げ孔とを備え、前
    記エアー配管は、紫外線を透過させる透過部材により形
    成されたことを特徴とする基板搬送機構。
  2. 【請求項2】 前記透過部材が石英ガラスであることを
    特徴とする請求項1に記載の基板搬送機構。
  3. 【請求項3】 前記送りローラは、前記基板を支持する
    送り方向の幅間隔を、前記基板のサイズに応じて可変さ
    せる幅可変機構部を備えることを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載の基板搬送機構。 【0001】
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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