JP2002308421A - 板状部材収納装置 - Google Patents

板状部材収納装置

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JP2002308421A
JP2002308421A JP2001112040A JP2001112040A JP2002308421A JP 2002308421 A JP2002308421 A JP 2002308421A JP 2001112040 A JP2001112040 A JP 2001112040A JP 2001112040 A JP2001112040 A JP 2001112040A JP 2002308421 A JP2002308421 A JP 2002308421A
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JP
Japan
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plate
storage device
plate member
porous body
member storage
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JP2001112040A
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English (en)
Inventor
Tetsuzo Nagata
徹三 永田
Koji Fujino
孝司 藤野
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Daiichi Institution Industry Co Ltd
Original Assignee
Daiichi Institution Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】薄くて大きな板状部材の端部のみ接触状態で大
きく撓ませることなく収納可能な板状部材収納装置を提
供する。 【解決手段】垂直あるいは斜めに収納された板状部材1
の上下端部のみを支持するローラーコンベア2とコロ3
と中央部分を支持する多孔質体7とを設けたものであ
り、多孔質体7を通過した空気が、板状部材1と、多孔
質体の板状部材1と対面する面との間に空気層8を形成
する。 【効果】板状部材1の端部のみしか接触状態にならず、
また板状部材1が垂直或いは斜めになっているため大き
く撓まない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば半導体ウ
ェハーや液晶表示装置のガラスパネルなどの収納に用い
られる板状部材収納装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体ウェハーや液晶表示装置用
ガラスパネルは大型化している。特に液晶表示装置用ガ
ラスパネルの大型化は著しく、さらに薄くなっているた
め、その取扱いが極めて困難になっている。
【0003】例えば現在生産されている液晶表示装置用
ガラスパネルの代表的なものは縦・横の寸法が550m
m×650mmで厚さが0.7mmである。しかしなが
ら生産性を向上させるため、縦・横の寸法が1000m
m×1200mmで厚さが0.7mmのものに移行して
いる。
【0004】1辺の長さが1000mmで厚さ0.7m
mのガラス板の両端を持ち上げると、自重で中央部が大
きく垂れ下がり、その撓み量はほぼ100mm程にもな
る。従って、そのような広くかつ薄いガラス板の両端を
支持して搬送などの取扱いをすることは困難である。つ
まり、そのように大きく撓んだ状態でガラス板を搬送す
ると、搬送途中の振動でガラス板が大きく波打ち、破損
する可能性が大きい。
【0005】このために例えば特許出願公開平成10年
第15866号公報に見られるようにローラーコンベア
に板状部材を乗せて搬送する手段が開発された。このよ
うなものは、薄い板状部材であっても全面を支持して搬
送するため、搬送時の振動などで板状部材が破損される
可能性は少ない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしこのようなもの
は板状部材の全面に亘ってローラーが接触するため、液
晶用ガラス板にあっては電極などが形成される場所にも
ローラーが接触し、半導体ウェハーにあっては電子回路
が形成される場所にもローラーが接触することになる。
【0007】このため電極や電子回路が損傷を受ける可
能性がある。このように薄くて大きな板状部材を端部の
み接触状態でしかも大きく撓ませることなく取り扱う必
要があるという問題がある。
【0008】本発明は以上のような問題に着目されてな
されたものであり、薄くて大きな板状部材の端部のみ接
触状態で大きく撓ませることなく収納可能な板状部材収
納装置を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】支持部材によって垂直あ
るいは斜めに収納された被収納板状部材の上下端部のみ
を支持するようにした。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、垂直あるいは斜めに収納された被収納板状部材の上
下端部のみを支持する支持部材を設けたものであり、板
状部材の端部のみしか支持されていなくても、板状部材
が垂直或いは斜めになっているため大きく撓まないとい
う作用を有する。
【0011】
【実施例】以下本発明の板状部材収納装置の実施例につ
いて図に沿って詳細に説明する。図1は本発明の板状部
材収納装置の正面図である。1は被収納物である板状部
材であり、この例では液晶用ガラスである。
【0012】2は板状部材1の下端を支持するローラー
コンベアであり、図3に示すように多数のローラーが並
列に設けられ、1つの板状部材1に対して複数のローラ
ーで支持するようになっている。またローラーコンベア
2の各ローラーは一対の鍔を両端に有し、その鍔の間が
小径となっている形状であり、その小径部で板状部材1
を支持し、鍔で板状部材1がガイドされる。
【0013】3はコロであり、板状部材1の上端部で板
状部材1の平面を支持するものである。このコロ3も図
3に示すように多数並列に設けられ、1つの板状部材1
に対して複数のコロ3で支持するようになっている。
【0014】4は電動モーターであり、ローラーコンベ
ア2に駆動力を与えるものである。5は流体支持ユニッ
トであり、図2に示すように圧力室6の一面に多孔質体
7が取り付けられている。多孔質体7は少なくとも板状
部材1と対面する面が平面状であり、多孔質体7を通過
した空気が板状部材1とこの平面との間に空気層8を形
成する。
【0015】多孔質体7は全体に亘って一様な細孔が形
成され、また粉塵などを発生せず、かつ酸化などしない
安定した材料で作るのが好ましく、ポーラスなセラミッ
クが適する。ポーラスなセラミック以外には、銅などの
金属の粉体を燒結したものやポリテトラフルオロエチレ
ンなどの合成樹脂も考えられる。
【0016】流体支持ユニット5には圧力パイプ9が連
結され、この圧力パイプ9を介して高圧空気が供給され
る。また流体支持ユニット5は本体板10に取り付けら
れている。さらに上記のローラーコンベア2やコロ3も
この本体板10に取り付けられ、板状部材1を水平面に
対して80度の角度で支持するように本体板10は水平
面に対して80度の角度を有している。また図1に示す
ように、本体板10は5つの板状部材1を支持できるよ
うに本体台11に5つ平行に並んで設けられている。
【0017】12は本体板10の端部に取り付けられた
光学センサーであり、これによって板状部材1の端を検
出する。板状部材1としてはガラス板などの透明な材料
で出来ていても、板状部材1の端が光学センサー12の
前を通過するときに光の透過特性が大きく変化するた
め、光学センサー12は板状部材1の通過を検出するこ
とができる。13は本体台11を支持する基台である。
【0018】14は板状部材1の搬送手段であり、板状
部材1に電極や回路などを形成する処理装置(図示せ
ず)などから本発明の板状部材収納装置へ板状部材1を
移送するものである。この搬送装置も板状部材収納装置
と同様のローラーコンベア2、コロ3、電動モーター
4、流体支持ユニット5、圧力室6、多孔質体7、圧力
パイプ9、光学センサー12が設けられており、同じ構
成部材であるため重複した説明は省略する。また当然空
気層8も形成される。
【0019】搬送手段14はさらに搬送台15によって
支持され、搬送台15には一対のレール16が設けられ
ている。また搬送台15は中央にボールネジ17を有
し、このボールネジ17の回転によって移動される。こ
の移動方向は図4の紙面に対して垂直方向である。
【0020】18は駆動モーターであり、タイミングベ
ルト19を介してボールネジ17を回転駆動するもので
ある。また駆動モーター18は搬送台15に取り付けら
れている。
【0021】本発明の板状部材収納装置は上記の如く構
成され、以下その動作や使用法について説明する。先ず
板状部材の洗浄装置やその他の処理装置(図示せず)か
ら板状部材1が搬送手段14に受け渡される。つまり、
搬送手段14のローラーコンベア2が回転をしていると
板状部材1はローラーコンベア2によって洗浄装置やそ
の他の処理装置から搬送手段14に移送される。
【0022】この時、圧縮空気が多孔質体7を通過し、
その前面の全面に亘って一様な吐き出し圧で吐き出さ
れ、多孔質体7と板状部材1との間に空気層が形成され
る。板状部材の中央部はこの空気層によって支持され
る。また板状部材1の上端はコロ3によって支持され
る。
【0023】板状部材1の末端が光学センサー12の前
を通過すると、光学センサー12がそれを検出し、ロー
ラーコンベア2の動作が停止する。これによって板状部
材1は搬送手段14上の定位置で止まる。
【0024】次にボールネジ17が駆動モーター18に
よって回転駆動されると、搬送手段14は搬送台15の
レール16に沿って本体板10と一致するまで移動し、
図4の状態となる。ここで圧力パイプ9から浄化された
圧縮空気を流体支持ユニット5の圧力室63へ供給す
る。すると圧縮空気は多孔質体7を通過し、多孔質体7
の流体抵抗によってその前面の全面に亘って一様な吐き
出し圧で吐き出される。そして電動モーター4に通電し
て搬送手段14及び本体板10双方のローラーコンベア
2を図4の矢印方向に回転させる。
【0025】これによって搬送手段14上の板状部材1
は本体板10上へと移動する。この時、板状部材1の上
端部はコロ3によって支持され、板状部材1の中央部付
近は流体支持ユニット5によって支持される。
【0026】そして本体板10の左端の光学センサー1
2が板状部材1の先端を検出したときに電動モーター4
の駆動を停止する。これによって板状部材1は本体板1
0上の定位置に収納される。
【0027】板状部材1が本体板10に収納されている
間、圧力パイプ9から浄化された圧縮空気を流体支持ユ
ニット5の圧力室63へ供給し続けると、板状部材1は
両端のみ接触状態で、中央部分は非接触状態で支持され
る。板状部材1は薄く撓み易いものであるため、多孔質
体7の表面との間の空気層は薄くなり、僅かの空気量で
支持することができる。
【0028】
【発明の効果】本発明の板状部材収納装置は上記の如く
構成したので、板状部材が斜めに保持され、板状部材の
自重によって撓む量が少ないため、薄い板状部材であっ
ても両端部付近のみ接触状態にして保管することができ
る。また板状部材の中心付近を流体によって支持するた
め、さらに撓みを少なくすることができる。
【0029】しかも流体によって支持するのは板状部材
の中心部付近のみであり、その支持は撓みを少なくする
のみでよいため、大きな支持力は必要とせず、よって少
ない量の圧力流体によって支持することができるもので
ある。このため、圧力流体をつくるためのエネルギーは
僅かでよい。
【0030】さらに本発明の板状部材収納装置は移送手
段と共通の構成物を有するため、設計や製造が合理化で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の板状部材収納装置の実施例を示す側面
図である。
【図2】本発明の板状部材収納装置の実施例を示す拡大
側面図である。
【図3】本発明の板状部材収納装置の実施例を示す正面
図である。
【図4】本発明の板状部材収納装置と搬送手段を示す正
面図である。
【図5】本発明の板状部材収納装置及び搬送手段の側面
図である。
【符号の説明】
1 板状部材 2 ローラーコンベア 3 コロ 4 電動モーター 5 流体支持ユニット 6 圧力室 7 多孔質体 8 空気層 9 圧力パイプ 10 本体板 11 本体台 12 光学センサー 13 基台 14 搬送手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H088 FA17 FA30 MA20 2H090 JB02 5F031 CA02 CA05 FA01 FA02 FA18 GA15 GA30 GA53 GA62 JA05 LA13 MA23 PA13 PA18 PA20

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】垂直あるいは斜めに収納された被収納板状
    部材の上下端部のみを支持する支持部材を設けた板状部
    材収納装置。
  2. 【請求項2】上端部の支持部材はローラーである請求項
    1記載の板状部材収納装置。
  3. 【請求項3】下端部の支持部材はローラーコンベアであ
    る請求項1記載の板状部材収納装置。
  4. 【請求項4】少なくとも1つの平面部を有する多孔質体
    を設け、前記多孔質体を通して圧力流体を吐出するよう
    にし、前記多孔質体から吐出された圧力流体層によって
    被収納板状部材の両端部の間を支持するようにした請求
    項1記載の板状部材収納装置。
  5. 【請求項5】複数の被収納板状部材に対応するように複
    数組の支持部材を設けた請求項1記載の板状部材収納装
    置。
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