JP2003272574A - 密閉型の電池 - Google Patents

密閉型の電池

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JP2003272574A
JP2003272574A JP2002076992A JP2002076992A JP2003272574A JP 2003272574 A JP2003272574 A JP 2003272574A JP 2002076992 A JP2002076992 A JP 2002076992A JP 2002076992 A JP2002076992 A JP 2002076992A JP 2003272574 A JP2003272574 A JP 2003272574A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐熱性やシール性を犠牲にすることなく絶縁
パッキングの低コスト化を図り、ひいては安価で且つ耐
熱性および気密・液蜜性に優れた密閉型の電池を実現す
る。 【解決手段】 蓋6と出力端子9との間をシールし且つ
電気的に絶縁する絶縁パッキング8を、蓋6の外面側に
配置される外側パッキング81と、蓋6の内面側に配置
される内側パッキング82とで構成し、これらの外側パ
ッキング81および内側パッキング82に軸挿通孔81
a・82aをそれぞれ貫通状に設ける。そして、これら
の軸挿通孔81a・82aに出力端子9の軸部21を挿
通・嵌合した状態で、外側パッキング81を蓋6と出力
端子9の頭部20とで挟持するとともに、内側パッキン
グ82を、蓋6と、出力端子9の軸部21の他端に形成
されたかしめ軸部22とで挟持した構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は密閉型の電池、すな
わち電池ケースの開口を蓋で密閉した電池に関する。
【0002】
【従来の技術】密閉型の電池には、電池ケースの開口を
密閉する蓋が備えられる。蓋には、端子取り付け孔が貫
通状に設けられ、この端子取り付け孔に正極または負極
の端子(出力端子)が取り付けられる。端子は、外径が
端子取り付け孔の内径よりも小さい軸部と、軸部の基端
側にあって外径が端子取り付け孔の内径よりも大きな頭
部とを有する構成で、絶縁パッキング(ガスケットとも
いう)を介して端子取り付け孔に抜け外れ不能にかしめ
固定される。端子と蓋との間は、前記絶縁パッキングに
よりシールされて気密・液蜜状態に保たれるとともに電
気的にも絶縁される。
【0003】このように密閉型の電池においては、蓋と
端子との間を絶縁およびシールするために絶縁パッキン
グが使用される。この種の絶縁パッキングは、例えば特
開2000−208130公報に記載されている。これ
は、図5に示すように、端子9の頭部20と蓋6とで挟
持されるフランジ部23と、蓋6に設けられた端子取り
付け孔12に内嵌するボス部24とを有し、ボス部24
に軸挿通孔25を上下貫通状に設けた構成である。そし
て、ボス部24の軸挿通孔25に端子9の軸部21を挿
通して、これらを端子取り付け孔12に取り付けた状態
で、軸部21の先端部分(頭部20と反対側のかしめ軸
部22となる部分)をかしめたときに、当該軸部21が
僅かに膨張変形して、絶縁パッキング8に設けられた軸
挿通孔25に密着することにより、軸部21と絶縁パッ
キング8との間がシールされ、同時に、軸部21に外嵌
する絶縁パッキング8のボス部24が膨張変形して、端
子取り付け孔12の周辺部に密着することにより、絶縁
バッキング8と蓋6との間がシールされるようになって
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような絶縁パッ
キングとして、従来においては通常、所要の耐熱性を有
する比較的グレードの高い耐熱樹脂からなるプレス成形
品(一体成形品)が使用されている。絶縁パッキングの
成形材料に耐熱樹脂が使用されるのは、薄型の電池ケー
スに蓋をレーザ溶接等により取り付けるような場合、溶
接が行われる蓋の周縁部から絶縁パッキングまでの距離
が僅かしか存在しなくなるため、耐熱性に乏しい比較的
グレードの低い樹脂を用いると溶接熱の影響で絶縁パッ
キングが変形・変質したり溶融したりする可能性がある
からである。また、射出成形品や打ち抜き品ではなくプ
レス成形品が使用されるのは、上記のような耐熱樹脂を
用いて射出成形を行うのは困難であること、板状樹脂素
材をプレス等で打ち抜くだけで上記のようなフランジ部
とボス部とを備えた比較的複雑な構造のものを製造する
ことは不可能もしくは非常に困難であることによる。
【0005】ところが、プレス成形品は、射出成形品や
打ち抜き品に比べて製造コストが高く、成形材料として
用いられている耐熱樹脂も、それほど耐熱性の高くない
グレードの低い樹脂やゴムに比べると材料単価が高いと
いった問題がある。コスト面でこのような問題があるに
も拘らず、密閉型の電池において上記のような耐熱樹脂
のプレス成形品からなる絶縁パッキングが使用されてい
るのは、先に述べたような事情があったからである。た
とえ、グレードの低い樹脂やゴムを用いて射出成形や打
ち抜きにより安価な絶縁パッキングが得られたとして
も、気密・液蜜性を十分に確保できなかったり、溶接熱
の影響で変形・変質・溶融したりしたのでは、密閉型の
電池における蓋と端子との間の絶縁およびシール手段と
して用いることはできない。
【0006】本発明は、このような実情に鑑みてなされ
たもので、絶縁パッキングの構造を改良することによ
り、耐熱性やシール性を犠牲にすることなく絶縁パッキ
ングの低コスト化を図り、ひいては安価で且つ耐熱性お
よび気密・液蜜性に優れた密閉型の電池を実現すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、図1および図
2に例示したような密閉型の電池に適用されるものであ
る。電池には、電池ケース1の開口を塞ぐ蓋6に端子取
り付け孔12が貫通状に設けられている。端子取り付け
孔12には、軸部21の一端に頭部20を有する端子
(出力端子)9が嵌合されており、その状態で端子9が
絶縁パッキング8を介してかしめ固定されている。蓋6
と端子9との間は絶縁パッキング8によりシールされて
いるとともに電気的にも絶縁されている。
【0008】このような密閉型の電池において、本発明
は、次のように構成したものである。すなわち、前記絶
縁パッキング8を、蓋6の外面側に配置される外側パッ
キング81と、蓋6の内面側に配置される内側パッキン
グ82とで構成し、これらの外側パッキング81および
内側パッキング82に軸挿通孔81a・82aをそれぞ
れ貫通状に設ける。そして、これらの軸挿通孔81a・
82aに端子9の軸部21を挿通・嵌合した状態で、外
側パッキング81を蓋6と端子9の頭部20とで挟持す
るとともに、内側パッキング82を、蓋6と、端子9の
軸部21の他端に形成されたかしめ軸部22とで挟持し
た構成とする。
【0009】具体的には、外側パッキング81および内
側パッキング82における各軸挿通孔81a・82aの
周縁部が、端子9のかしめ固定に伴う両パッキング81
・82の変形により端子取り付け孔12における蓋6と
軸部21との間に所定量だけ入り込んでボス状となるよ
うにし、これらのボス状部81b・82bによって蓋6
と軸部21との間をシールする構成とする。その場合、
気密・液蜜性をさらに高める目的で、外側パッキング8
1におけるボス状部81bと内側パッキング82におけ
るボス状部82bとの間に、端子9のかしめ固定に伴う
両ボス状部81b・82bの形成により圧力が高められ
た密閉空間Sを形成する。なお、密閉型の電池において
は一般に電池内圧力が一定値を越えたときに作動して内
圧を外部に開放する安全弁(後述する防爆用の開裂ベン
ト)が備えられるが、端子9のかしめ固定に伴うボス状
部81b・82bの形成にあたっては、絶縁パッキング
8によるシールを一層確実なものとするために、密閉空
間S内の圧力が前記の安全弁の作動圧よりも高くなるよ
うにしておくのが望ましい。
【0010】本発明における外側パッキング81および
内側パッキング82では、これらに設けられた軸挿通孔
81a・82aの周縁部が、端子9のかしめ固定に伴う
両パッキング81・82の変形により端子取り付け孔9
における蓋6と軸部21との間に所定量だけ入り込んで
ボス状となるから、端子取り付け孔9への組み付け前の
状態においてあらかじめボス部を形成しておく必要はな
い。したがって、外側パッキング81および内側パッキ
ング82のいずれにも、板状素材を打ち抜いて軸挿通孔
81a・82aを形成しただけの打ち抜き品を使用する
ことができる(図4参照)。
【0011】絶縁パッキング8は、電池ケース1に蓋6
を溶接する際の溶接熱により溶融したり変質したりする
ものであってはならない。その意味では外側パッキン8
1および内側パッキング82のいずれにも比較的グレー
ドの高い所要の耐熱性を有する耐熱樹脂を用いるのが確
実であるが、この種の耐熱樹脂はゴム等に比べると高価
である。そこで、位置関係等からみて溶接熱の影響を受
けやすい外側パッキング81には所要の耐熱性を有する
耐熱樹脂を用い、これに比べると溶接熱の影響を受けに
くい内側パッキング82には、例えばフッ素系ゴム等の
ゴムを用いるのが好ましい。この種のゴムは、耐熱樹脂
よりも安価であり、シール性も優れているからである。
先に述べたように、内側パッキング82は外側パッキン
グ81に比べて溶接熱の影響を受けにくいので、上記の
ようなゴムを内側パッキング82の材質として使用して
も、溶接熱の影響で変質したり溶融したりすることはな
い。
【0012】
【作用】本発明の密閉型の電池によれば、蓋6の外面側
では外側パッキング81がこれを挟持している蓋6と端
子9の頭部20とに密着し、蓋6の内面側では内側パッ
キング82がこれを挟持している蓋6と端子9のかしめ
軸部22(図1に例示したように内側パッキング82と
かしめ軸部22との間に押さえ板10等の他の部材を介
在させている場合には、当該他の部材)とに密着するか
ら、絶縁バッキング8を構成しているこれら二つのパッ
キング81・82によって蓋6の内面側および外面側の
両方から端子9まわりがシールされることとなる。これ
により、端子9まわりを気密・液蜜状態に保つことがで
きる。
【0013】外側パッキング81および内側パッキング
82における各軸挿通孔81a・82aの周縁部が、端
子9のかしめ固定に伴う両パッキング81・82の変形
により端子取り付け孔12における蓋6と軸部22との
間に所定量だけ入り込んでボス状となり、これらのボス
状部81b・82bによって蓋6と軸部22との間がシ
ールされることにより、端子6まわりの気密・液蜜性が
一層高められる。
【0014】端子取り付け孔12における蓋6と軸部2
2との間に、端子9のかしめ固定に伴う上記両パッキン
グにおけるボス状部81b・82bの形成により圧力が
高められた密閉空間Sが形成され、しかも内側パッキン
グ82の材質にシール性に優れたゴムが用いられている
ことで、電池内の電解液や電池内部で発生したガスが内
側パッキング82と蓋6との界面や内側パッキング82
と端子9との界面を通って端子取り付け孔12内に滲出
するといった事態を確実に防止することができる。
【0015】本発明では、絶縁パッキング8として、従
来のようにフランジ部とボス部とを有する比較的複雑な
構造のプレス成形品を使用するのではなく、所定位置に
軸挿通孔81a・82aを形成しただけの単純な構造の
外側パッキング81および内側パッキング82を使用す
るので、この種のパッキングを板状素材の打ち抜きによ
り製造することができる。すなわち、外側パッキング8
1および内側パッキング82には、両者を合わせても従
来のプレス成形品よりかは安価な打ち抜き品を用いるこ
とができる。
【0016】外側パッキング81に耐熱樹脂を使用し、
内側パッキング82に耐熱樹脂よりも材料コストの安い
ゴムを使用することで、絶縁パッキング81のすべてを
耐熱樹脂で製作した場合に比べてコストを低減できる。
溶接熱の影響を受けやすい外側パッキング81には耐熱
樹脂を使用しているので、溶接熱によって外側パッキン
グ81が変形・変質したり溶融したりするといった不具
合が生じることもない。
【0017】
【発明の実施の形態】図1ないし図4は、この発明を角
形のリチウムイオン二次電池に適用した例を示す。図2
において、電池は、上面が開口する縦長角箱状の電池ケ
ース1と、電池ケース1内に装填される電極体2および
電解液と、電池ケース1の開口を塞ぐ封口構造などで構
成されている。電池ケース1はニッケル板を深絞り加工
して形成されており、正極側の出力端子を兼ねている。
その底壁の下面には、正極端子板3が溶接されている。
電極体2は、LiCoO2 を活物質とするシート状の正
極と、黒鉛を活物質とするシート状の負極とを、セパレ
ータを間にして渦巻状に巻回した後、電池ケース1の断
面形状に合致するように全体を断面四角形状に押し潰し
変形して形成されている。シート状の正極および負極か
らは、それぞれ、導電タブ4・5が上向きに導出されて
いる。符号17は電極体2の下端周面に巻装した絶縁テ
ープである。
【0018】封口構造は、電池ケース1の上面開口を塞
ぐ蓋6と、蓋6の内側に配置されるプラスチック製のイ
ンシュレータ7と、蓋6に対して絶縁パッキング8を介
してかしめ固定される負極端子(出力端子)9と、負極
端子9と同時にかしめ固定される押さえ板10などで構
成されている。
【0019】蓋6は、図1ないし図3に示すように、ア
ルミニウム合金板を素材にしたプレス成形品からなり、
その板面中央に絶縁パッキング8用の平面視で円形の端
子取り付け孔12を貫通形成し、端子取り付け12の一
側板面に防爆用の開裂ベント13を設け、他側板面に電
解液用の注入孔14を設けた構成である。端子取り付け
孔12の上面側の開口周縁壁には、後述する外側パッキ
ング81用の受座15が凹み形成されている。開裂ベン
ト13は、断続的に周回する切溝で囲まれていて、電池
ケース1の内圧が一定値を越えると、切溝が破断してガ
スを放出する。注入孔14は、電解液を注入したのちプ
ラグ16で閉鎖され、プラグ16を蓋6に対して溶接す
ることにより密封される。
【0020】図1において、負極端子9は、頭部20
と、頭部20の下面に突設した軸部21と、軸部21の
下端に形成したかしめ軸部22とを有するアルミニウム
製の軸体からなる。かしめ軸部22は、下向きに開口す
る筒軸からなり、これの筒壁の下半側を拡径し反転状に
かしめ変形することで、図1に示したように負極端子9
が蓋6の端子取り付け孔12に固定される。頭部20
は、平面視が長円状の端子部20aと、端子部20aの
下面に突設した断面円形の首部20bとからなる。首部
20bの下面には軸部21が突設されている。軸部21
には、絶縁パッキング8との密着性を高める目的で、図
1に示した状態において、首部20b側に下すぼまり状
のテーパ部21aが形成され、かしめ軸部22側に上す
ぼまり状のテーパ部21bが形成されている。
【0021】このような負極端子9と蓋6との間をシー
ルし且つ電気的に絶縁する手段として、先の絶縁パッキ
ング8が装着されている。この絶縁パッキング8は、蓋
6の外面側に配置された耐熱樹脂製の外側パッキング8
1と、蓋の内面側に配置されたゴム製の内側パッキング
82とで構成されている。これらの外側パッキング81
および内側パッキング82には、軸挿通孔81a・82
aがそれぞれ貫通状に設けられており、これらの軸挿通
孔81a・82aに負極端子9の軸部21が挿通・嵌合
されている。この状態で、外側パッキング81が蓋6と
負極端子9の頭部20とで挟持されているとともに、内
側パッキング82が蓋6と負極端子9のかしめ軸部22
とで挟持されている。そして、これらの両パッキング8
1・82によって、蓋6と負極端子9との間が気密・液
蜜状態にシールされ、かつ電気的にも絶縁された状態と
なっている。
【0022】なお、内側パッキング82と負極端子9の
かしめ軸部22との間には、先に述べた押さえ板10が
介装されているが、この押さえ板10は金属製で、負極
端子9のかしめ時にかしめ軸部22側からの押圧力が内
側パッキング82の下面のほぼ全体に加わるようにし
て、当該内側パッキング82の上面全体が蓋6の内面
(裏面)に密着した状態となるようにする。この押さえ
板10には、負極端子9の軸部21が挿通される軸挿通
孔10aが貫通形成されているとともに、先に述べた負
極側の導電タブ5が溶接されている(図2参照)。
【0023】上記の外側パッキング81および内側パッ
キング82には、それぞれ、図4に示すように所定位置
に軸挿通孔(かしめに伴って変形する前の軸挿通孔)8
1a・82aを貫通形成した板状の打ち抜き品が用いら
れている。図4に示した状態において、各軸挿通孔81
a・82aの直径は、蓋6に設けられた端子取り付け孔
12の内径とほぼ同じか、それよりも僅かに小さく、さ
らに負極端子9の軸部21の外径(両テーパ部21a・
21b間に位置する部分の外径)と同じか、それよりも
僅かに小さい。
【0024】蓋6に設けられた端子取り付け孔12に負
極端子9をかしめ固定する際、外側パッキング81およ
び内側パッキング82は、図4に示すように配置され
て、蓋6、負極端子9、押さえ板10と一体化される。
具体的には、蓋6の外面側に外側パッキング81を、蓋
6の内面側に内側パッキング82および押さえ板10を
それぞれ所定の状態に配置したうえで、外側パッキング
81の軸挿通孔81aから蓋6の端子取り付け孔12、
内側パッキング82および押さえ板10の各軸挿通孔8
2a・10aに順番に負極端子9の軸部21を挿通し
て、当該軸部21の先端部分を押さえ板10の軸挿通孔
10aから突出させる。そして、この突出した軸部21
の先端部分をかしめて外側に拡径変形させる(かしめ軸
部22を形成する)ことにより、端子取り付け孔12に
負極端子9をかしめ固定して、当該負極端子9、外側パ
ッキング81、蓋6、内側パッキング82、押さえ板1
0を一体化する。
【0025】このようにすると、図1に示したように、
外側パッキング81は、蓋6と負極端子9の頭部20お
よび軸部21とで挟持されて、これらと密着し、内側パ
ッキング82は、蓋6と負極端子9のかしめ端部22
(直接的には押さえ板10)および軸部21とで挟持さ
れて、これらと密着する。こうして、端子取り付け孔1
2に取り付けられた負極端子9の周辺部が、蓋6の外面
側に配置された外側パッキング81と、蓋6の内面側に
配置された内側パッキング82とにより、二重にシール
された状態となる。これにより、蓋6と、その端子取り
付け孔12に取り付けられた負極端子9との間が気密・
液蜜状態に保たれる。
【0026】ところで、上記のようにして負極端子9と
蓋6との間に外側パッキンク81および内側パッキング
82を挟み込んだ状態で軸部21の先端部分をかしめる
と、かしめに伴う締めつけにより外側パッキング81お
よび内側パッキング82が変形する。この時、両パッキ
ング81・82における各軸挿通孔81a・82aの周
縁部は、端子取り付け孔12内の壁面と軸部21の外周
面とで規制されてこれらの面に密着しつつ、両者間の隙
間に所定量だけ入り込んでボス状となる。言い換えれ
ば、かしめに伴う締めつけにより、外側パッキング81
および内側パッキング82における各軸挿通孔81a・
82aの周縁部が、軸部21が挿通されている端子取り
付け孔12の上端側の隙間を埋めるように流動・変形し
て、図1に示したように、端子取り付け孔12内に所定
量だけ入り込むことによりボス状となる。同時に、端子
取り付け孔12における軸部21と蓋6との間には、当
初の状態から両パッキング81・82におけるボス状部
81b・82bの形成により体積が減少した分だけ、か
しめ前に比べて圧力が高められた密閉空間Sが形成され
る。その結果、端子取り付け孔12における負極端子9
の軸部20と蓋6との間のシール性が一層向上する。
【0027】以上のようにして負極端子9まわりが外側
パッキング81および内側パッキング82によって確実
にシールされるのであるが、この場合に用いられている
外側パッキング81および内側パッキング82は、所定
位置に軸挿通孔81a・82aを形成しただけの単純な
構造の打ち抜き品である。このような打ち抜き品は、従
来から用いられている比較的複雑な構造のプレス成形
品、すなわちフランジ部とボス部とをあらかじめ具備し
てなる従来のプレス形成品に比へると低コストで製造で
きる。しかも、外側パッキング81には耐熱樹脂製の打
ち抜き品が使用されているものの、内側パッキング82
には耐熱樹脂からなるものに比べて材料コストが一般的
に安価なゴム製の打ち抜き品が使用されているから、こ
の点においても全体が耐熱樹脂からなる従来の絶縁パッ
キングに比べるとコスト的に有利である。実際、外側パ
ッキング81および内側パッキング82は、両者を合わ
せても従来の絶縁パッキングよりも低コストである。本
発明の電池では、蓋6と負極端子9との間をシールする
絶縁パッキング8として、従来のものよりも低コストの
上記のような外側パッキング81および内側パッキング
82を使用したことにより、その分だけコストの低減が
図れることとなる。
【0028】電池全体の組み立ては、次のような手順で
行う。まず電池ケース1にインシュレータ7を内嵌装着
する。次いで、蓋6に負極端子9等を一体的に組み付け
てなる上記の組立体における押さえ板10に負極側の導
電タブ5を溶接し、蓋6の内面に正極側の導電タブ4を
溶接する。この後、蓋6を電池ケース1に内嵌したうえ
で、蓋6と電池ケース1との嵌合面を溶接して封止す
る。このとき、溶接熱の影響を受けやすい外側パッキン
グ81には耐熱樹脂が使用されているので、溶接熱によ
って外側パッキング81が変形・変質したり溶融したり
することはない。最後に注入孔14から電解液をケース
内へ注入したうえで、注入孔14にプラグ16を内嵌し
溶接して、注入孔14を封止し電池を完成する。
【0029】なお、上記の例では、出力端子9を負極側
の端子としたが、これを正極側の端子としてもよい。ま
た首部20bを省略して、頭部20の下面に軸部21を
直接設けてもよい。
【0030】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る密閉型の電
池では、所定位置に軸挿通孔81a・82aを形成した
だけの単純な構造の外側パッキング81および内側パッ
キング81を絶縁パッキング8として使用したので、フ
ランジ部とボス部とを有する比較的複雑な構造のプレス
成形品からなる絶縁パッキングを使用していた従来のも
のに比べて、コストを低減することができる。しかも、
蓋6に取り付けられた出力端子9の周辺部は、上記の外
側パッキング81および内側パッキング82によって二
重にシールされるから、電池内の電解液や電池内部で発
生したガスが出力端子9の周辺部から外部に漏出すると
いった事態も確実に防止できる。内側パッキング82に
比べて溶接熱の影響を受けやすい外側パッキング81を
耐熱樹脂で形成することで、溶接熱による外側パッキン
グ81の変形・変質・溶融を回避することができる。こ
うして安価で且つ耐熱性および気密・液蜜性に優れた密
閉型の電池を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2におけるA−A線断面図である。
【図2】本発明を適用した密閉型の電池の一例を示す縦
断正面図である。
【図3】電池の平面図である。
【図4】蓋に外側パッキングおよび内側パッキング等を
介して出力端子を組み付ける前の状態を示す斜視図であ
る。
【図5】従来の密閉型の電池における出力端子周辺部の
構造を例示した断面図である。
【符号の説明】
1 電池ケース 6 蓋 3 缶本体 8 絶縁パッキング 9 出力端子(負極端子) 12 端子取り付け孔 81 外側パッキング 82 内側パッキング 81a・82a 軸挿通孔 81b・82b ボス状部 S 密閉空間

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電池ケースの開口を塞ぐ蓋に端子取り付
    け孔が貫通状に設けられており、この端子取り付け孔
    に、軸部の一端に頭部を有する端子(出力端子)が嵌合
    されて、絶縁パッキングを介してかしめ固定されている
    ことにより、蓋と端子との間が前記絶縁パッキングによ
    り絶縁およびシールされた密閉型の電池であって、 前記絶縁パッキングが、蓋の外面側に配置される外側パ
    ッキングと、蓋の内面側に配置される内側パッキングと
    で構成されており、 これらの外側パッキングおよび内側パッキングには軸挿
    通孔がそれぞれ貫通状に設けられており、 これらの軸挿通孔に端子の軸部を挿通・嵌合した状態
    で、外側パッキングが蓋と端子の頭部とで挟持されてい
    るとともに、内側パッキングが、蓋と、端子の軸部の他
    端に形成されたかしめ軸部とで挟持されていることを特
    徴とする密閉型の電池。
  2. 【請求項2】 外側パッキングおよび内側パッキングに
    おける各軸挿通孔の周縁部は、端子のかしめ固定に伴う
    両パッキングの変形により端子取り付け孔における蓋と
    端子の軸部との間に所定量だけ入り込んでボス状となっ
    ており、これらのボス状部によって蓋と端子の軸部との
    間がシールされている請求項1記載の密閉型の電池。
  3. 【請求項3】 端子取り付け孔における蓋と端子の軸部
    との間には、端子のかしめ固定に伴う両パッキングにお
    けるボス状部の形成により圧力が高められた密閉空間が
    形成されている請求項2記載の密閉型の電池。
  4. 【請求項4】 外側パッキングおよび内側パッキングに
    は、いずれも打ち抜き品が用いられている請求項1ない
    し3のいずれかに記載の密閉型の電池。
  5. 【請求項5】 外側パッキングは耐熱樹脂からなり、内
    側パッキングはゴムからなる請求項1ないし4のいずれ
    かに記載の密閉型の電池。
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