JP2003266829A - 連続紙プリンタ装置及び記録媒体 - Google Patents

連続紙プリンタ装置及び記録媒体

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JP2003266829A
JP2003266829A JP2002073468A JP2002073468A JP2003266829A JP 2003266829 A JP2003266829 A JP 2003266829A JP 2002073468 A JP2002073468 A JP 2002073468A JP 2002073468 A JP2002073468 A JP 2002073468A JP 2003266829 A JP2003266829 A JP 2003266829A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は連続紙プリンタ装置及び記録媒体に関
し、一度だけオートロードを実行して次回以降のオート
ロード枚数を計算しておくことにより、次回以降のオー
トロードでは装置間の弛み量が印刷動作を実施するのに
理想的な状態となるような用紙枚数が自動的に設定でき
るようにする。 【解決手段】 予め決めた用紙サイズの連続紙に対して
予め設定された用紙枚数分のオートロードを実行させ、
バースタ装置2のバースト処理で一枚切断が実行された
回数を計数し、オートロードされた用紙枚数から一枚切
断動作が実行された回数を差し引いた用紙枚数を求め、
該用紙枚数と用紙サイズから用紙枚数分の長さを基本オ
ートロード長として求め、基本オートロード長と各用紙
サイズから次回以降の各用紙サイズ毎のオートロード枚
数を計算し、求めた次回以降のオートロード枚数をフラ
ッシュメモリ35に書き込む手段を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一枚毎に切断可能
な用紙を連ねた連続紙(又はロール紙)を印刷媒体とし
て使用すると共に、印刷済み連続紙の後処理を行う後処
理装置(例えば、バースタ装置)を接続して使用する連
続紙プリンタ装置及び記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】以下、従来例について説明する。
【0003】§1:印刷/後処理システムの概要 図13は装置の配置例であり、A図は例1(直列配
置)、B図は例2(直角配置)である。従来、図13に
示したように、一枚毎に切断可能な用紙を連ねた連続紙
(以下、単に「用紙」とも記す)を印刷媒体として使用
する連続紙プリンタ装置1と、該連続紙プリンタ装置1
に接続された上位装置(図示省略)と、該連続紙プリン
タ装置1で印刷した印刷済用紙の後処理を行う後処理装
置(この例では、バースタ装置2)からなる印刷/後処
理システム(以下、単に「システム」とも記す)が知ら
れていた。
【0004】このシステムを運用する場合、図13に示
したように、2種類の装置配置がある。例1では、連続
紙プリンタ装置1とバースタ装置2とを直列に配置し、
連続紙プリンタ装置1で印刷した連続紙をバースタ装置
2へ通し、該バースタ装置2でバースト処理(用紙の切
断)を行う。このような例1の配置では、装置の全長が
長くなり、設置スペースが大きくなる。
【0005】そこで、装置の設置スペースを少なくする
ために考えられたのが、例2である。例2では、連続紙
プリンタ装置1とバースタ装置2とを直角に配置し、印
刷済の用紙3を装置配列に併せて直角に折り曲げて(9
0°方向転換して)搬送することで、例1と同じ処理を
行うものである。
【0006】なお、以下の説明では、用紙3は、一定の
寸法(用紙一枚分の寸法)毎に、ミシン目を入れて折り
畳んだり、切断したりすることが可能な連続紙である。
従って、バースタ装置2では、前記ミシン目の位置でバ
ースト(切断)されるようになっている。
【0007】§2:システムの説明 図14は従来例のシステム説明図である。以下、図14
に基づいて、前記システムを説明する。このシステム
は、連続紙プリンタ装置1と、該連続紙プリンタ装置1
に接続された上位装置20(パーソナルコンピュータ、
ワークステーション等の任意のコンピュータ)と、バー
スタ装置2(後処理装置)で構成されたシステムであ
り、連続紙プリンタ装置1は、用紙3の表面と裏面の両
面に印刷できる両面印刷機能を有する装置の例である。
【0008】連続紙プリンタ装置1には、用紙3を搬送
するための用紙搬送機構17と、オオペレータが操作す
るための操作パネル8と、装置内に排出された用紙を積
み重ねておく用紙スタッカ5と、装置内の各種制御を行
うプリンタ制御部6と、表面定着器13と、裏面定着器
14と、表面ドラム16と、裏面ドラム15と、切り換
えレバー4等が設けてある。
【0009】そして、操作パネル8には、用紙3のオー
トロード(用紙の自動搬送)を指示するためのオートロ
ードボタン、用紙排出を指示するための用紙排出ボタ
ン、スタートボタン、ストップボタン、用紙一枚分のフ
ィードを行うためのページフィードボタン、電源のON
/OFFボタン、用紙サイズを設定するための用紙サイ
ズ設定ボタン等が設けてある。従って、オペレータは、
前記オートロードボタンを押下することで、オートロー
ド指示が行えるようになっている。
【0010】また、プリンタ制御部6には、MPU等の
プロセッサ(図示省略)が設けてある。また、ROM7
には、装置内で必要な処理を行うためのプログラム等が
格納されている。従って、連続紙プリンタ装置1内での
制御や処理は、前記プロセッサがROM7のプログラム
を読み出して実行することで実現する。
【0011】前記切り換えレバー4は、用紙の排出方向
を切り替えるレバーであり、人手により切り換え操作さ
れるように構成されている。この切り換えレバー4を一
方側(装置内)に切り換えると、用紙搬送機構17によ
って搬送されてきた用紙3は、切り換えレバー4の位置
を通過した後、用紙スタッカ5内に排出され、他方側
(装置外)に切り換えると、用紙3は外部(バースタ装
置2の方向)へ排出されるようになっている。
【0012】また、バースタ装置2には、用紙挿入口
(図示省略)から挿入された用紙3を装置内部で搬送す
るための用紙搬送機構23と、用紙3をバースト(切
断)するためのバースタ機構22と、操作パネル21
と、装置内の各種制御を行うためのバースタ制御部26
と、用紙3のバースト状態を検出するための光センサ2
4等が設けてある。
【0013】この場合、バースタ装置2のバースタ制御
部26と、連続紙プリンタ装置1のプリンタ制御部6の
間は、通信ケーブルにより接続されており、両制御部間
で互いに情報の送受信ができるようになっている。
【0014】§3:動作の説明 (1) :従来例1の説明 図15は従来例1の動作説明図であり、A図は状態1、
B図は状態2、C図は状態3、D図は状態4を示す。以
下、図15に基づき例1の動作を説明する。
【0015】:状態1は通常印刷時の状態であり、切
り換えレバー4が装置内に切り換えられており、連続紙
プリンタ装置1で印刷された用紙3(連続紙)は切り換
えレバー4の位置を通過後、装置内部の用紙スタッカ5
へ排出され、該用紙スタッカ5内に折り畳まれた状態で
蓄積されている。
【0016】:状態2は、オペレータにより切り換え
レバー4が装置内から装置外へ切り換えらた後、操作パ
ネル8のオートロードボタンが押下され、用紙3のオー
トロードが実行された状態である。この場合、オートロ
ード枚数は固定値としてROM7に格納されており、プ
リンタ制御部6がROM6のオートロード枚数(固定
値)を読み出してオートロードを実行させる制御を行
う。
【0017】この場合、オートロードされた用紙3は、
切り換えレバー4の位置を通過後、連続紙プリンタ装置
1の外部へ排出され、垂れ下がる状態となる。
【0018】:状態3は、前記状態2で垂れ下がった
用紙3の先端部をオペレータが手に持ってバースタ装置
2の用紙挿入口へ手差しで挿入した状態である。
【0019】:状態4は、連続紙プリンタ装置1の動
作を停止させたまま、オペレータがバースタ装置2の操
作パネル21を操作してオートロードボタンを押下し、
手差しされた用紙3が、バースタ装置2の用紙搬送機構
23により自動的に搬送され、バースタ機構22の位置
まで搬送された状態である。
【0020】この状態4では、連続紙プリンタ装置1と
バースタ装置2間の用紙の弛みが、印刷動作を実施する
上で理想的な状態となる。この状態から、以降、連続紙
プリンタ装置1での印刷とバースタ装置2でのバースト
処理が連続的に行われる。
【0021】前記のように、連続紙プリンタ装置1とバ
ースタ装置2間に用紙をセットする場合、連続紙プリン
タ装置1に備えた切り換えレバー4を操作し、用紙3の
排出先を装置内から装置外に切り換えた後、連続紙プリ
ンタ装置1の操作パネル8のオートロードボタンを押下
してプリンタ制御部6へ指示を出し、この指示により、
連続紙プリンタ装置1とバースタ装置2間の用紙が印刷
動作を実施する上で理想的な状態になるよう、予め設定
された枚数分の用紙を外部(バースタ装置2側)に排出
する。
【0022】その後、連続紙プリンタ装置1から排出さ
れた用紙をバースタ装置2に対し人手によりセットする
ことで、印刷動作が可能な状態を作り出している。
【0023】(2) :従来例2の説明 図16は従来例2の動作説明図であり、A図は状態1、
B図は状態2、C図は状態3、D図は状態4を示す。以
下、図16に基づき例2の動作を説明する。
【0024】従来例2の制御方法では、上位装置20か
ら連続紙プリンタ装置1のプリンタ制御部6に、連続紙
プリンタ装置1に接続されるバースタ装置2の機種情報
と、使用する用紙サイズの情報を与えることによって呼
び出されるオートロード枚数テーブルを該プリンタ制御
部6のファームウェア内に持つことにより、予め接続を
計画しているバースタ装置2への対応を行っている。
【0025】:状態1は通常印刷時の状態であり、切
り換えレバー4が装置内に切り換えられており、連続紙
プリンタ装置1で印刷された用紙3(連続紙)は切り換
えレバー4の位置を通過後、装置内部の用紙スタッカ5
へ排出され、該用紙スタッカ5内に折り畳まれた状態で
蓄積されている。
【0026】:状態2は、オペレータにより切り換え
レバー4が装置内から装置外へ切り換えらた後、操作パ
ネル8のオートロードボタンが押下され、用紙3のオー
トロードが実行された状態である。この場合、オートロ
ード枚数は、前記ファームウェア内のオートロード枚数
テーブルから得た値である。
【0027】この場合、オートロードされた用紙3は、
切り換えレバー4の位置を通過後、連続紙プリンタ装置
1の外部へ排出され、用紙が適正長に垂れ下がる状態と
なる。
【0028】:状態3は、前記状態2で垂れ下がった
用紙3の先端部をオペレータが手に持ってバースタ装置
2の用紙挿入口へ手差しで挿入した状態である。
【0029】:状態4は、連続紙プリンタ装置1の動
作を停止させたまま、オペレータがバースタ装置2の操
作パネル21を操作してオートロードボタンを押下し、
手差しされた用紙3が、バースタ装置2の用紙搬送機構
23により自動的に搬送され、バースタ機構22の位置
まで搬送された状態である。
【0030】この状態4では、連続紙プリンタ装置1と
バースタ装置2間の用紙の弛みが、印刷動作を実施する
上で理想的な状態となる。この状態から、以降、連続紙
プリンタ装置1での印刷とバースタ装置2でのバースト
処理が連続的に行われる。
【0031】前記のように、連続紙プリンタ装置1とバ
ースタ装置2間に用紙をセットする場合、連続紙プリン
タ装置1に備えた切り換えレバー4を操作し、用紙3の
排出先を装置内から装置外に切り換えた後、連続紙プリ
ンタ装置1の操作パネル8のオートロードボタンを押下
してプリンタ制御部6へ指示を出し、この指示により、
連続紙プリンタ装置1とバースタ装置2間の用紙が印刷
動作を実施する上で理想的な状態になるよう、予め設定
された枚数分の用紙を外部(バースタ装置2側)に排出
する。
【0032】その後、連続紙プリンタ装置1から排出さ
れた用紙をバースタ装置2に対し人手によりセットする
ことで、印刷動作が可能な状態を作り出している。
【0033】
【発明が解決しようとする課題】前記のような従来のも
のにおいては、次のような課題があった。
【0034】(1) :前記従来例1の方法では、用紙をオ
ートロードする場合の搬送枚数は固定値であり、接続す
る後処理装置によって用紙のセット位置が変わる等の理
由により、後処理装置を変えた場合には、オートロード
枚数を新たに設定する必要がある。また、使用する用紙
サイズによってもオートロード実行時の用紙搬送枚数が
変わってしまう、という課題があった。
【0035】(2) :前記従来例2の方法は、前記従来例
1の課題に対処するために考えられた方法であるが、新
たな後処理装置を接続しようとした場合、後処理装置の
用紙セット位置が変わってしまうため、ファームウェア
を変更して、新たな後処理装置に対応するオートロード
枚数テーブルを追加する必要が発生してしまう。そのた
め、余計な手間と経費がかかってしまう、という課題が
あった。
【0036】本発明は、このような従来の課題を解決
し、後処理装置の新規設置時や変更時に、一度だけオー
トロードを実行し、その時のデータから、次回以降のオ
ートロード枚数を計算し不揮発性メモリに格納しておく
ことにより、次回以降のオートロードでは、連続紙プリ
ンタ装置と後処理装置間の弛み量が印刷動作を実施する
のに理想的な状態となるような用紙枚数が自動的に設定
できるようにすることを目的とする。
【0037】
【課題を解決するための手段】本発明は前記の目的を達
成するため、次のように構成した。
【0038】(1) :一枚毎に切断可能な用紙を連ねた連
続紙を印刷媒体として使用すると共に、印刷済み連続紙
の後処理を行う後処理装置を接続して使用する連続紙プ
リンタ装置において、一枚毎の用紙サイズが予め決めら
れた連続紙に対し、予め設定された用紙枚数分のオート
ロードを実行させるオートロード制御手段と、前記オー
トロード制御手段によりオートロードされた連続紙に対
し、前記後処理装置で一枚切断動作が実行された回数を
計数する計数手段と、前記オートロードされた用紙枚数
から、前記一枚切断動作が実行された回数分の用紙枚数
を差し引いた用紙枚数を計算し、該計算結果の用紙枚数
と用紙サイズから前記計算結果の用紙枚数分の長さを基
本オートロード長として求める第1の計算手段と、前記
基本オートロード長と用紙サイズから、次回以降の各用
紙サイズ毎のオートロード枚数を計算する第2の計算手
段と、前記第2の計算手段で求めた次回以降のオートロ
ード枚数を、書き込み可能な不揮発性メモリに格納する
データ格納制御手段を備えていることを特徴とする。
【0039】(2) :一枚毎に切断可能な用紙を連ねた連
続紙を印刷媒体として使用すると共に、印刷済み連続紙
の後処理を行う後処理装置を接続して使用する連続紙プ
リンタ装置において、一枚毎の用紙サイズが予め決めら
れた連続紙に対し、予め設定された用紙枚数分のオート
ロードを実行させるオートロード制御手段と、前記オー
トロード制御手段によりオートロードされた連続紙に対
し、連続紙プリンタ装置での一枚紙送り動作が実行され
た回数を計数する計数手段と、前記オートロードされた
用紙枚数に、前記一枚紙送り動作が実行された回数分の
用紙枚数を足した用紙枚数を計算し、該計算結果の用紙
枚数と用紙サイズから前記計算結果の用紙枚数分の長さ
を基本オートロード長として求める第1の計算手段と、
前記基本オートロード長と用紙サイズから、次回以降の
各用紙サイズ毎のオートロード枚数を計算する第2の計
算手段と、前記第2の計算手段で求めた次回以降のオー
トロード枚数を、書き込み可能な不揮発性メモリに格納
するデータ格納制御手段を備えていることを特徴とす
る。
【0040】(3) :連続紙プリンタ装置に、一枚毎の用
紙サイズが予め決められた連続紙に対し、予め設定され
た用紙枚数分のオートロードを実行させるオートロード
制御手段と、前記オートロード制御手段によりオートロ
ードされた連続紙に対し、前記後処理装置で一枚切断動
作が実行された回数を計数する計数手段と、前記オート
ロードされた用紙枚数から、前記一枚切断動作が実行さ
れた回数分の用紙枚数を差し引いた用紙枚数を計算し、
該計算結果の用紙枚数と用紙サイズから前記計算結果の
用紙枚数分の長さを基本オートロード長として求める第
1の計算手段と、前記基本オートロード長と用紙サイズ
から、次回以降の各用紙サイズ毎のオートロード枚数を
計算する第2の計算手段と、前記第2の計算手段で求め
た次回以降のオートロード枚数を、書き込み可能な不揮
発性メモリに格納するデータ格納制御手段の機能を実現
させるためのプログラムを記録した記録媒体。
【0041】(作用)前記構成に基づく本発明の作用を
説明する。
【0042】(a) :前記(1) 、(3) では、連続紙プリン
タ装置から後処理装置(例えば、バースタ装置)までの
オートロード枚数を設定する為に、予想されるオートロ
ード枚数よりも明らかに長い枚数のオートロードを実行
して、連続紙プリンタ装置から排出された用紙を後処理
装置にセットする。
【0043】この後、後処理装置で用紙の一枚切断動作
を、連続紙プリンタ装置と後処理装置間の用紙セット状
態が印刷動作を行うために理想的な状態となるまで繰り
返し実行する。その際、用紙一枚切断動作毎に、カウン
タ値をカウントアップしておき、その後、連続紙プリン
タ装置と後処理装置間の用紙セット状態が印刷動作を行
うために理想的な状態となって確定したら、次回以降の
オートロード長(枚数)を計算する。
【0044】この場合、第1の計算手段は、オートロー
ドされた用紙枚数から前記一枚切断動作が実行された回
数分の用紙枚数を差し引いた用紙枚数を計算し、該計算
結果の用紙枚数と用紙サイズから前記計算結果の用紙枚
数分の長さを基本オートロード長として求める。
【0045】その後、第2の計算手段は、前記基本オー
トロード長と用紙サイズから次回以降の各用紙サイズ毎
のオートロード枚数を計算し、データ格納制御手段は、
第2の計算手段で求めた次回以降のオートロード枚数を
書き込み可能な不揮発性メモリ(例えば、フラッシュメ
モリ)に格納する。
【0046】このようにして、次回以降、前記不揮発性
メモリからデータを読み出してオートロードを行うこと
により、連続紙プリンタ装置と後処理装置間の用紙セッ
ト状態が印刷動作を行うために理想的な状態となる。
【0047】(b) :前記(2) では、連続紙プリンタ装置
から後処理装置(例えば、バースタ装置)までのオート
ロード枚数を設定する為に、予想されるオートロード枚
数よりも明らかに短い枚数のオートロードを実行して、
連続紙プリンタ装置から排出された用紙を後処理装置に
セットする。
【0048】この後、連続紙プリンタ装置で用紙の一枚
送り動作を、連続紙プリンタ装置と後処理装置間の用紙
セット状態が印刷動作を行うために理想的な状態となる
まで繰り返し実行する。その際、用紙一枚送り動作毎
に、カウンタ値をカウントアップしておき、その後、連
続紙プリンタ装置と後処理装置間の用紙セット状態が印
刷動作を行うために理想的な状態となって、確定した
ら、次回以降のオートロード長(枚数)を計算する。
【0049】この場合、第1の計算手段は、オートロー
ドされた用紙枚数に、前記一枚用紙送り動作が実行され
た回数分の用紙枚数を足した用紙枚数を計算し、該計算
結果の用紙枚数と用紙サイズから前記計算結果の用紙枚
数分の長さを基本オートロード長として求める。
【0050】その後、第2の計算手段は、前記基本オー
トロード長と用紙サイズから次回以降の各用紙サイズ毎
のオートロード枚数を計算し、データ格納制御手段は、
第2の計算手段で求めた次回以降のオートロード枚数を
書き込み可能な不揮発性メモリ(例えば、フラッシュメ
モリ)に格納する。
【0051】このようにして、次回以降、不揮発性メモ
リからデータを読み出してオートロードを行うことによ
り、連続紙プリンタ装置と後処理装置間の用紙セット状
態が印刷動作を行うために理想的な状態となる。
【0052】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。なお、以下の説明では、後
処理装置としてバースタ装置を使用した例について説明
する。また、最初に行うオートロードは、後処理装置の
新規設置時や変更時の最初に行うものとする。
【0053】§1:システムと処理の概要 連続紙プリンタ装置の後処理装置接続に関し、接続する
後処理装置、すなわち、バースタ装置に影響せずに、オ
ートロード枚数、用紙排出枚数等を設定することを目的
として、最初(第1回目)のオートロード実行時には、
本来、連続紙プリンタ装置とバースタ装置間にセットさ
れるべき用紙長よりも明らかに長い距離でオートロード
を行い、バースタ装置に用紙をセットした後、連続紙プ
リンタ装置とバースタ装置間の弛み量が印刷動作を実施
するのに理想的な距離となるまでバースタ装置で一枚切
断動作を繰り返して実行する。
【0054】この場合、最初のオートロード枚数から一
枚切断を実行した回数分の用紙枚数を引いた枚数を理想
的なオートロード枚数として、次回以降のオートロード
実行時にはこの枚数分の用紙搬送を行うと共に、算出さ
れた値を用紙排出実行時にも排出枚数として使用する。
【0055】また、別の方法として、連続紙プリンタ装
置とバースタ装置間にセットされるべき用紙長よりも明
らかに短い距離で最初のオートロードを行った後、連続
紙プリンタ装置にて用紙一枚分の前進紙送り動作を繰り
返し実行する。
【0056】連続紙プリンタ装置とバースタ装置間に用
紙をセットした際に、印刷動作を実施するのに理想的な
距離となるまでの前進紙送り(ページフィード)動作回
数をカウントし、初めに実施したオートロード枚数にカ
ウントした回数分の用紙枚数を足した用紙枚数を次回以
降のオートロード実行時の用紙搬送枚数とすると共に、
この枚数を用紙排出枚数としても使用する。なお、前記
「オートロード枚数」と「用紙排出枚数」は同じ枚数で
ある。
【0057】更に、詳しくは次の通りである。連続紙プ
リンタ装置からバースタ装置までのオートロード枚数を
設定する為に、予想されるオートロード枚数よりも明ら
かに長い枚数のオートロードを実行して、連続紙プリン
タ装置から排出された用紙をバースタ装置にセットす
る。
【0058】この後、バースタ装置で用紙の一枚切断動
作を、連続紙プリンタ装置とバースタ装置間の用紙セッ
ト状態が印刷動作を行うために理想的な状態となるまで
繰り返し実行する。その際、用紙一枚切断動作毎にカウ
ンタ値をカウントアップしておき、その後、連続紙プリ
ンタ装置とバースタ装置間の用紙セット状態が印刷動作
を行うために理想的な状態となって確定したら、次回以
降のオートロード長(枚数)を計算する。
【0059】この場合、オートロードされた用紙枚数か
ら、前記一枚切断動作が実行された回数分の用紙枚数を
差し引いた用紙枚数を計算し、該計算結果の用紙枚数と
用紙サイズから前記計算結果の用紙枚数分の長さを基本
オートロード長として求める。その後、前記基本オート
ロード長と用紙サイズから、次回以降の各用紙サイズ毎
のオートロード枚数を計算し、前記求めた次回以降のオ
ートロード枚数を、書き込み可能な不揮発性メモリに格
納する。
【0060】このようにして、次回以降、前記不揮発性
メモリからデータを読み出してオートロードを行うこと
により、連続紙プリンタ装置とバースタ装置間の用紙セ
ット状態が印刷動作を行うために理想的な状態となる。
【0061】また、別の方法では、連続紙プリンタ装置
からバースタ装置までのオートロード枚数を設定する為
に、予想されるオートロード枚数よりも明らかに短い枚
数のオートロードを実行して、連続紙プリンタ装置から
排出された用紙をバースタ装置にセットする。
【0062】この後、連続紙プリンタ装置で用紙の一枚
送り動作を、連続紙プリンタ装置とバースタ装置間の用
紙セット状態が印刷動作を行うために理想的な状態とな
るまで繰り返し実行する。その際、用紙一枚送り動作毎
に、カウンタ値をカウントアップしておき、その後、連
続紙プリンタ装置とバースタ装置間の用紙セット状態が
印刷動作を行うために理想的な状態となって、確定した
ら、次回以降のオートロード長(枚数)を計算する。
【0063】この場合、オートロードされた用紙枚数
に、前記一枚用紙送り動作が実行された回数分の用紙枚
数を足した用紙枚数を計算し、該計算結果の用紙枚数と
用紙サイズから前記計算結果の用紙枚数分の長さを基本
オートロード長として求める。その後、前記基本オート
ロード長と用紙サイズから、次回以降の各用紙サイズ毎
のオートロード枚数を計算し、前記計算手段で求めた次
回以降のオートロード枚数を、書き込み可能な不揮発性
メモリに格納する。
【0064】このようにして、次回以降、前記不揮発性
メモリからデータを読み出してオートロードを行うこと
により、連続紙プリンタ装置とバースタ装置間の用紙セ
ット状態が印刷動作を行うために理想的な状態となる。
なお、最初に実施するオートロードは、後処理装置(バ
ースタ装置2)の新規設置時や変更時に一度だけ行う。
【0065】§2:システムの詳細な説明 図1はシステムの説明図である。図1に示したように、
連続紙プリンタ装置1は上位装置(パーソナルコンピュ
ータ、ワークステーション等)20に接続されており、
該連続紙プリンタ装置1には、用紙3を搬送するための
用紙搬送機構17と、オペレータにより操作可能な操作
パネル8と、装置内に排出された用紙3を蓄積しておく
ための用紙スタッカ5と、連続紙プリンタ装置1内の各
種制御を行うプリンタ制御部6と、表面定着器13と、
裏面定着器14と、表面ドラム16と、裏面ドラム15
と、切り換えレバー4と、ROM7と、RAM36と、
フラッシュメモリ35等が設けてある。
【0066】そして、プリンタ制御部6には、MPU等
のプロセッサ(図示省略)が設けてあり、該プロセッサ
により、ROM7、RAM36、フラッシュメモリ35
がアクセスできるようになっている。また、ROM7に
は、前記プロセッサが実行するプログラムや、ディフォ
ルト値のデータ(オートロード枚数/用紙排出枚数のデ
ィフォルト値のテーブルデータ)等(オートロード枚数
=用紙排出枚数)、各種データが格納されており、連続
紙プリンタ装置1内での制御や処理は、前記プロセッサ
がROM7のプログラムを読み出して実行することで実
現する。
【0067】前記切り換えレバー4は用紙の排出方向を
切り換えるレバーであり、人手(オペレータ等)により
切り換え操作されるように構成されている。この切り換
えレバー4を一方側(装置内)に切り換えると、用紙搬
送機構17によって搬送されてきた用紙3は、切り換え
レバー4の位置を通過した後、用紙スタッカ5内に排出
され、他方側(装置外)に切り換えると、用紙3は装置
外(バースタ装置2の方向)へ排出されるようになって
いる。
【0068】また、バースタ装置2には、用紙挿入口
(図示省略)から挿入された用紙3を装置内部で搬送す
るための用紙搬送機構23と、用紙3をバースト(切
断)するためのバースタ機構22と、オペレータが操作
するための操作パネル21と、装置内の各種制御を行う
ためのバースタ制御部26と、用紙3のバースト状態を
検出するための光センサ24等が設けてある。
【0069】この場合、バースタ装置2のバースタ制御
部26と、連続紙プリンタ装置1のプリンタ制御部6の
間は通信ケーブルにより接続されており、両制御部間で
互いに情報の送受信ができるようになっている。従っ
て、連続紙プリンタ装置1のプリンタ制御部6は、前記
通信ケーブルを介してバースタ装置2のバースタ制御部
26と通信することにより、バースタ装置2側の各種情
報(例えば、用紙のバースト実行状態等)を取得するこ
とができる。
【0070】§3:装置の具体的な構成 図2は装置構成図であり、A図は連続紙プリンタ装置、
B図はバースタ装置を示す。以下、図2に基づいて装置
の具体的な構成を説明する。
【0071】(1) :連続紙プリンタ装置(図2のA図参
照) 連続紙プリンタ装置1には、オペレータにより操作され
る操作パネル8と、連続紙プリンタ装置1内の各種制御
を行うプリンタ制御部6と、印刷機構31(図1に示し
た表面定着器13、裏面定着器14、表面ドラム16、
裏面ドラム15等)と、該印刷機構31の制御を行う印
刷制御部33と、用紙搬送機構17と、該用紙搬送機構
17の制御を行う用紙搬送機構制御部32と、プログラ
ムやディフォルト値のデータ(オートロード枚数/用紙
排出枚数のテーブル)等、各種データを格納したROM
7と、プリンタ制御部6がワーク用として使用するRA
M36と、フラッシュメモリ35等が設けてある。そし
て、プリンタ制御部6には通信部34が設けてある。
【0072】また、プリンタ制御部6にはMPU等のプ
ロセッサが設けてあり、該プロセッサはROM7に格納
されているプログラムを実行することにより、以下に説
明する各種処理を行う。また、通信部34は、バースタ
装置2と通信するための手段であり、前記プログラムに
より構成されている。
【0073】また、用紙搬送機構17には、搬送された
用紙3を検出するための用紙搬送検出用センサが設けて
あり、この用紙搬送検出用センサ出力はプリンタ制御部
6で検出できるようになっている。従って、例えば、連
続紙プリンタ装置1側でオートロードが実行された場合
には、プリンタ制御部6が前記用紙搬送機構17の用紙
搬送検出用センサ出力を検出することにより、用紙3の
オートロード長(オートロード枚数)が分かるようにな
っている。
【0074】(2) :バースタ装置(図2のB図参照) バースタ装置2には、オペレータにより操作される操作
パネル21と、バースタ装置2内の各種制御を行うバー
スタ制御部26と、用紙のバースト(切断)を行うため
のバースタ機構22と、該バースタ機構22の制御を行
うバースタ機構制御部38と、用紙搬送機構23と、該
用紙搬送機構23の制御をオートロード用紙搬送機構制
御部37と、ROM39等が設けてある。
【0075】また、バースタ機構22には、用紙3のバ
ースト状態を検出するための光センサ24が設けてあ
る。また、バースタ制御部26には、連続紙プリンタ装
置1と通信を行うための通信部40が設けてある。
【0076】そして、バースタ制御部26はMPU等の
プロセッサが設けてあり、ROM39には、前記プロセ
ッサにより実行されるプログラムや、各種データ等が格
納されている。また、通信部40は、プログラムにより
構成されている。
【0077】§4:連続紙プリンタ装置の詳細な説明 :操作パネルの説明 図3は連続紙プリンタ装置の操作パネルの説明図であ
る。連続紙プリンタ装置1の操作パネル8は図3のよう
になっている。この操作パネル8には、用紙サイズの設
定を行うための用紙サイズ設定部43と、オートロード
の指示を行うためのオートロードボタン44と、用紙排
出指示を行うための用紙排出ボタン45と、電源のオン
(ON)状態を指示するためのONボタン46と、電源
のOFF状態を指示するためのOFFボタン47、スタ
ートボタン48、ストップボタン49、確定ボタン5
0、ページフィードボタン42等が設けてある。
【0078】この場合、用紙サイズ設定部43には、用
紙サイズ(単位はインチ)が表示されると共に、設定す
る用紙サイズをアップ/ダウンさせるためのアップ/ダ
ウンボタン(図の矢印で示したボタン)が設けてあり、
このアップ/ダウンボタンを操作することで、任意の用
紙サイズが設定できるようになっている。
【0079】また、確定ボタン50は、連続紙プリンタ
装置1とバースタ装置2との間の用紙の弛みが理想的な
長さになったと判断した時、オペレータが確定をするた
めに使用するボタンである。
【0080】:印刷機構及び用紙等の説明 図4は連続紙プリンタ装置の説明図である。連続紙プリ
ンタ装置1では、連続紙を印刷媒体(用紙)として印刷
を行うが、この場合、用紙の片側のみの印刷を行う片面
機と、用紙の表裏両面に印刷を行う両面機の両方があ
る。両面機では、図4に示したように、現像ユニットと
定着ユニットを表裏2セット搭載し、単一装置で両面印
刷を実現している。
【0081】この場合に使用する用紙は、連続した用紙
に、一定間隔でミシン目が形成してあり、このミシン目
の位置で切断できるようになっている。通常の場合は、
前記ミシン目の位置で折り畳むことができるようになっ
ており、印刷時には、連続して搬送され、所定のデータ
が印刷され、連続した状態のまま、連続紙プリンタ装置
1内の用紙スタッカ5(図1参照)、又はバースタ装置
2側へ排出できるようになっている。
【0082】§5:バースタ装置の詳細な説明 :操作パネルの説明 図5はバースタ装置の操作パネルの説明図である。バー
スタ装置2の操作パネル21には、各種情報を表示する
ための液晶表示パネル51と、各種の警報を発する警報
部52と、オンライン指示を行うオンラインボタン53
と、用紙一枚の切断を指示する一枚切りボタン54と、
用紙の排出を指示するための用紙排出ボタン55と、用
紙一枚送り用のページフィードボタン56と、スタート
ボタン57と、ストップボタン58等が設けてある。
【0083】:バースタ装置の機構部全体の説明 図6はバースタ装置の機構全体図である。このバースタ
装置2は、連続紙プリンタ装置1から排出された連続紙
を搬送し、指定された長さに達した際、内部のバースト
機構により、該連続紙の所定の位置(ミシン目の位置)
でバースト(切断)処理を行い、バーストされた用紙を
排出する機能を有している。なお、本例は、連続紙プリ
ンタ装置1とバースタ装置2とを直角配置した場合(図
13のB図参照)に使用する装置の例である。
【0084】このバースタ装置2には、ターン部と、イ
ンタースタッカ部と、インフィード部と、バースタ機構
22と、ダウンスタッカー部等を備えている。なお、図
6に示したトラクター、第一コロ、第二コロ、ベルトユ
ニット等は用紙搬送機構23の一部の機構である。ま
た、ダストボックスはダストを集めるものであり、ダウ
ンテーブルは、バースト済みの用紙を収納しながら下方
向へ移動する用紙収納部分である。
【0085】このバースタ装置2には、図6に示した各
部の他、図1、図2に示したような機構等が設けてある
が、図示省略してある。前記ターン部は、連続紙プリン
タ装置1から排出された印刷済の用紙の先端を差し込
み、該用紙を直角方向にターンさせるための機構部であ
り、ガイドローラやガイドバー等を備えている。すなわ
ち、このターン部では、差し込まれた用紙をガイドしな
がら搬送し、該用紙の搬送方向を90度回転させる機能
を備えている。
【0086】イスンタースタッカー部は、装置内部で用
紙を一時的にストックする機能を有するが、この機構が
無い場合と有る場合とがある。インフィード部は、装置
内部で用紙を搬送し、バースタ機構へ供給するための機
構である。バースタ機構は、送られてきた用紙を、指定
された位置(ミシン目の位置)でバースト(切断)する
ための機構である(詳細は後述する)。ダウンスタッカ
部は、前記バーストされた用紙を排出するための機構で
ある。
【0087】:バースタ機構の説明 図7はバースタ機構説明図であり、A図はバースタ機構
(通常時)、B図はバースタ機構(切断時)、C図はバ
ースタ状態検出用光センサを示した図であり、は通常
時、はバースト時を示す。
【0088】図7に示したM1は、搬送されている用紙
の上側に設けたハイスピードローラであり、M1と対応
する位置で、用紙3の下側には、偏芯ローラが設けてあ
る。M2は用紙のバースト(切断)を行うためのブレー
ド(刃)であり、バーストを行わない時は用紙3より上
側へ上昇している。M3は、用紙の上側に設けたインフ
ィードローラであり、M3と対応する位置で、用紙の下
側には、偏芯ローラが設けてある。この場合、M1はM
3より高速回転するようになっている。
【0089】バースタ機構22は、用紙搬送機構23に
より搬送されてきた用紙がバースト位置(切断位置)ま
で搬送され、該用紙の長さが指示された長さに達してい
たら、バースタ制御部26の制御により、該用紙をミシ
ン目の位置でバースト(切断)する機構である。この場
合のバースト(切断)は次のようにして行われる。
【0090】通常時(用紙の切断が行われない時)に
は、図7のA図のように、M2が紙の位置より上方に移
動しており、M1、M3が紙の配送方向(図示矢印方
向)に回転すると共に、2つの偏芯ローラが回転を停止
し、紙から離れた状態となっている。
【0091】この状態から、バースタ制御部26からバ
ースト指示が出されると、2つの偏芯ローラが回転して
紙に接する状態となる。そして、ハイスピードローラM
1の高速回転に対して、M3は低速回転にしてあるた
め、用紙が引っ張られた状態となる。この時、M2が降
下し、紙をバーストする。
【0092】すなわち、用紙がM1、M3により用紙が
引っ張られた後、切断される。その後、切断された用紙
はダウンテーブルの位置まで搬送され、ダウンテーブル
内に収納される。
【0093】この時、バースタ機構22には光センサ2
4が設けてあり、該光センサ24によりバースト状態が
検出されバースタ制御部26へ伝達される。この場合、
図7のC図のように、光センサは発光部と受光部で構成
されており、バースト前は用紙が連続しているため発光
部から発した光が受光部に届かず(参照)、受光部が
発光部からの光を受光できない。
【0094】しかし、バーストが実行されると発光部か
ら発した光が受光部に届き、受光部の出力が変化する。
このようにして、バーストが実行されない状態(例え
ば、出力=0)と、バーストが実行された状態(例え
ば、出力=1)を区別して検出することができる。
【0095】§6:動作の説明 図8は例1の動作説明図である。また、図9は例2の動
作説明図である。以下、図8、図9を参照しながら、例
1、例2の動作を説明する。
【0096】(1) :例1の動作 A:状態1(図8のA図参照) 状態1は、一枚毎の用紙サイズが予め決められた連続紙
に対し、予め設定された用紙枚数分のオートロード(最
初のオートロード)を実行させた直後の状態である。こ
の場合、連続紙プリンタ装置1のプリンタ制御部6によ
り、本来、連続紙プリンタ装置1とバースタ装置2間に
セットされるべき用紙長(用紙枚数)よりも明らかに長
い距離(多い枚数)で最初のオートロードを行い、該オ
ートロードされた用紙の先端部をバースタ装置2にセッ
トし、バースタ装置2でオートロードを実行した状態で
ある。
【0097】このように、初めてオートロードを実行す
る場合には、プリンタ制御部6は、デフォルトでROM
7に記憶されている枚数分のオートロードが実行される
ように制御する。そのため、デフォルトで記憶されてい
る枚数でオートロードが行われた場合、連続紙プリンタ
装置1とバースタ装置2間の用紙弛み量が大き過ぎる状
態になる。
【0098】B:状態2(図8B図参照) 状態2は、バースタ装置2側で用紙一枚切断動作が実行
された状態である。この場合、状態1から、操作パネル
21の操作に基づくバースタ制御部26の制御により、
バースタ装置2で用紙送りを行いながら、用紙一枚切断
動作を行った状態である。このように、用紙の一枚切断
動作が行われると、用紙が一枚分だけ短くなり、連続紙
プリンタ装置1とバースタ装置2間の用紙弛みが一枚分
短くなる。この時、連続紙プリンタ装置1のプリンタ制
御部6では、用紙一枚切断が実行されたことに応じて、
カウンタを+1する。
【0099】C:状態3 状態3は、用紙一枚切断動作をx枚分(x回)実行させ
た状態である(なお、xは任意の整数である。)。この
場合、オペレータが、連続紙プリンタ装置1とバースタ
装置2間の用紙弛みが大きすぎると判断したら、バース
タ装置2の操作パネル21を操作し、再び、用紙の一枚
切断動作を実行させる。
【0100】このように、連続紙プリンタ装置1とバー
スタ装置2間の用紙弛みが、印刷動作を行うのに理想的
な弛み量となるまで、オペレータの操作により、一枚切
断動作を繰り返す。
【0101】そして、x回(x枚)の用紙切断を実行し
た時点で、オペレータが、連続紙プリンタ装置1とバー
スタ装置2間の用紙弛みが印刷動作を行うのに理想的な
弛み量となったと判断したら、その状態で、オペレータ
が連続紙プリンタ装置1の操作パネル6を操作して確定
ボタンを押すと、プリンタ制御部6のプログラムが前記
確定ボタンが押下されたことを検出し、確定以降の処理
(オートロード枚数の設定処理等)を自動的に行う。
【0102】(2) :例2の動作 A:状態1(図9のA図参照) 状態1は、最初のオートロード直後の状態である。この
場合、連続紙プリンタ装置1のプリンタ制御部6の制御
により、本来、連続紙プリンタ装置1とバースタ装置2
間にセットされるべき用紙長よりも明らかに短い長さ
(枚数)で最初のオートロードを行い、該オートロード
された用紙の先端部をバースタ装置2にセットし、バー
スタ装置2でオートロードが実行された状態である。
【0103】このように、初めてオートロードを実行し
た場合には、プリンタ制御部6は、デフォルトでROM
7に記憶されている用紙枚数分のオートロードが実行さ
れるように制御する。そのため、デフォルトで記憶され
ている枚数でオートロードが行われると、連続紙プリン
タ装置1とバースタ装置2間の用紙弛み量が小さ過ぎる
状態になる。
【0104】B:状態2(図9のB図参照) 状態2は、連続紙プリンタ装置1で用紙一枚送り(ペー
ジフィード)動作が実行された状態である。この時、バ
ースタ装置2の紙送り動作を停止させた状態で、連続紙
プリンタ装置1の操作パネル8の操作により、連続紙プ
リンタ装置1で一枚用紙送り動作を実行させる。このよ
うに用紙一枚送り(ページフィード)を行うと用紙が一
枚分だけ長くなり、連続紙プリンタ装置1とバースタ装
置2間の用紙弛みが一枚分長くなる。この時、連続紙プ
リンタ装置1のプリンタ制御部6では、用紙一枚送りが
実行されたことに応じて、カウンタを+1する。
【0105】C:状態3(図9のC図参照) 状態3は、連続紙プリンタ装置1でx枚分の紙送り動作
を実行させた状態である。この場合、オペレータが、連
続紙プリンタ装置1とバースタ装置2間の用紙弛みが小
さすぎると判断したら、バースタ装置2の用紙送り動作
を停止させた状態で、オペレータが操作パネル8を操作
してページフィードボタン(一枚紙送り指示用のボタ
ン)を押下することにより、再び、連続紙プリンタ装置
1で一枚用紙送り動作を実行する。
【0106】そして、連続紙プリンタ装置1とバースタ
装置2間の用紙弛みが、印刷動作を行うのに理想的な弛
み量となるまで、オペレータの操作により、前記用紙一
枚送り動作を繰り返す。
【0107】そして、任意の枚数x枚の用紙送り動作を
実行した時点で、連続紙プリンタ装置1とバースタ装置
2間の用紙弛みが印刷動作を行うのに理想的な弛み量と
なったと判断したら、オペレータは操作パネル8を操作
して、確定ボタンを押下する。この時、プリンタ制御部
6のプログラムが前記確定ボタンの押下を検出し、該当
するプログラムを起動することで、次回以降の用紙サイ
ズ毎のオートロード枚数を計算し、その計算結果のデー
タをフラッシュメモリ35に格納する。
【0108】§7:プリンタ制御部の処理説明 図10は例1の処理フローチャート、図11は例2の処
理フローチャートである。以下、図10、11に基づい
て例1、例2の処理を説明する。なお、以下の処理はプ
リンタ制御部6のプログラムが行う処理であり、S1〜
S9、及びS11〜S19は各処理ステップを示す。
【0109】(1) :例1の処理(図10参照) 例1は、本来、連続紙プリンタ装置1とバースタ装置2
間にセットされるべき用紙長よりも明らかに長い長さ
(枚数)で最初のオートロードを行った場合の例であ
る。
【0110】例1の処理は、連続紙プリンタ装置1のプ
リンタ制御部6(プログラム)が、バースタ装置2との
通信により得た情報(以下、「バースタ装置2からの情
報」と記す)を用いて行う処理である。この処理を行う
際、オペレータは前記例1の動作で説明した操作を行
い、そのオペレータの操作に伴って、装置が動作した際
の情報や、オペレータによって入力された情報を、プリ
ンタ制御部6のプログラムが検出し、以下の処理を行
う。
【0111】プリンタ制御部6は、連続紙プリンタ装置
1での連続紙のオートロードが実行されたか否かを判断
し(S1)、実行されなければそのまま待ち、実行され
たら、カウンタをクリアする(S2)。
【0112】この場合、オペレータにより、操作パネル
のオートロードボタン44が押下され、それに基づき用
紙搬送機構17(図2参照)が用紙を搬送し、該用紙搬
送機構17に設けた用紙搬送検出用センサ(図示省略)
が搬送された用紙を検出するので、これらの動作をプリ
ンタ制御部6が検出してオートロードが実行されたか否
かを検出する。
【0113】また、前記カウンタは、プリンタ制御部6
のプログラムが、RAM36を使用してカウント処理を
行うカウンタ(RAM36に+1づつインクリメントす
ることで実現するカウンタ)であり、前記カウンタクリ
アは、そのカウンタのカウンタ値を0にリセットするこ
とである。
【0114】次にプリンタ制御部6は、バースタ装置2
からの情報を基に、用紙の弛みが大きく、オペレータに
より、操作パネル21の操作で用紙一枚切断指示が出さ
れたか否かを判断する(S3)。この場合、連続紙プリ
ンタ装置1とバースタ装置2との間の用紙弛みが大きい
場合は、オペレータがバースタ装置2の一枚切りボタン
54(図5参照)を押下するので、この動作をバースタ
装置2のバースタ制御部26が検出し、その情報を、プ
リンタ制御部6がバースタ制御部26との通信により取
得する。
【0115】そして、用紙一枚切断指示が出された場合
には、バースタ装置2の光センタ24からの検出信号基
に、一枚切断が実行されたか否かを判断し(S4)、一
枚切断が実行されなければそのまま待ち、一枚切断が実
行されたと判断したら、カウンタのカウントアップを行
う(S5)。
【0116】次に、オペレータにより連続紙プリンタ装
置1の操作パネル8の確定ボタン50が押下されたか否
かを判断する(S6)。これは、オペレータが、連続紙
プリンタ装置1とバースタ装置2との間の用紙弛みが印
刷動作を行うのに理想的な弛み量となったと判断したら
押下するボタンであり、このボタンが押されたら、その
情報はプリンタ制御部6で検出できる。
【0117】その結果、確定ボタン50が押下されてい
なければS3の処理へ移行し、確定ボタン50が押下さ
れていたら(確定ボタン50が押下されたことを検出し
たら)、最初のオートロード枚数と、前記カウンタ値
(用紙一枚切断回数の合計値)から、次回以降のオート
ロード枚数を計算する(S7)。
【0118】この場合、最初のオートロードでは、一枚
毎の用紙サイズが予め決められた連続紙に対して、予め
設定された用紙枚数分のオートロードを実行させるの
で、前記次回以降のオートロード枚数の計算では、予め
決めた用紙サイズの連続紙に対して、次回以降のオート
ロード枚数を計算する。この計算では、前記予め設定さ
れた用紙枚数からカウンタのカウンタ値を減算して、予
め決めた用紙サイズの次回以降のオートロード枚数を計
算する。
【0119】なお、前記S3の処理において、弛みが大
きく、用紙一枚切断指示が出されない場合は、S6の処
理へ移行する。次に、全用紙サイズ毎のオートロード枚
数を計算し(S8)、計算結果のオートロード枚数(次
回以降の枚数)をフラッシュメモリ35に格納する(S
9)。次回以降は、フラッシュメモリ35のデータを使
用して連続紙プリンタ装置1でのオートロードを実行す
る。
【0120】以上のように処理を行い、連続紙プリンタ
装置1とバースタ装置2とが連動して動作を実施するた
めに、連続紙プリンタ装置1とバースタ装置2との間の
弛み量が理想的な量に調整された状態で、基本となるオ
ートロード枚数(オートロード長)を確定する。
【0121】確定の方法は、連続紙プリンタ装置1の操
作パネルに確定ボタン50を設けるだけで実現できる。
なお、確定の方法としては、前記確定ボタン50に限ら
ず、他の任意の方法(例えば、バースタ装置2の操作パ
ネルから、初めての用紙排出指示など)でよい。
【0122】そして、基本となるオートロード枚数(オ
ートロード長)が確定したら、プリンタ制御部6のプロ
グラムにより、以下のような計算を行い、ROM7に予
め格納された「用紙サイズ毎の全てのオートロード枚数
/用紙排出枚数テーブル」(ディフォルト値のテーブ
ル)のデータを書き換えて、新たにフラッシュメモリ3
5に格納する。次回以降は、新たに書き換えられたフラ
ッシュメモリ35のデータを用いてオートロードを実施
する。
【0123】次回以降の用紙サイズ毎のオートロード枚
数計算は次の通りである。例えば、連続紙プリンタ装置
1で初めてのオートロードを実行した時の用紙搬送枚数
(ROM7から読み出したディフォルト値)が、11イ
ンチサイズの用紙で30枚とする。そして、バースタ装
置2で一枚切断動作を5回実施した時に理想的な弛み量
となった場合、基本となるオートロードの搬送距離(オ
ートロード長)は、11インチ×25=275インチと
なる。
【0124】このようにして基本距離を計算した後、全
用紙サイズ毎のオートロード枚数を計算する。例えば、
7インチサイズの用紙であれば、275インチ÷7=3
9.28となり、端数を切り上げると、オートロード枚
数=40枚となる。また、10インチサイズの用紙であ
れば、275インチ÷10=27.5となり、端数を切
り上げると、オートロード枚数=28枚となる。
【0125】以降、同様にして、全用紙サイズにて、次
回以降のオートロード枚数を計算し、フラッシュメモリ
35に格納する。前記処理完了後に実施される連続紙プ
リンタ装置1でのオートロードは、上位装置20から通
知される用紙情報により、予め書き換えられた前記フラ
ッシュメモリ35内のテーブルより呼び出し、呼び出さ
れた枚数分の用紙搬送を行い、オートロード動作を停止
させることにより、連続紙プリンタ装置1とバースタ装
置2間の用紙弛み量を、自動的に理想的な量とすること
ができる。
【0126】(2) :例2の処理(図11参照) 例2は、本来、連続紙プリンタ装置1とバースタ装置2
間にセットされるべき用紙長よりも明らかに短い長さ
(枚数)で最初のオートロードを行った場合の例であ
る。
【0127】プリンタ制御部6は、連続紙プリンタ装置
1での連続紙のオートロードが実行されたか否かを判断
し(S11)、実行されなければそのまま待ち、実行さ
れたら、カウンタをクリアする(S12)。
【0128】この場合、オペレータにより、操作パネル
のオートロードボタン44が押下され、それに基づき、
用紙搬送機構17(図2参照)が用紙を搬送し、該用紙
搬送機構17に設けた用紙搬送検出用センサ(図示省
略)が搬送された用紙を検出するので、これらの動作を
プリンタ制御部6が検出することで、オートロードが実
行されたか否かを検出する。
【0129】また、前記カウンタは、プリンタ制御部6
のプログラムがRAM36を使用してカウント処理を行
うカウンタ(RAM36に+1づつインクリメントする
ことで実現するカウンタ)であり、前記カウンタクリア
は、そのカウンタのカウンタ値を0にリセットすること
である。
【0130】次にプリンタ制御部6は、用紙の弛みが小
さく、オペレータにより用紙一枚送り指示が出されたか
否かを判断する(S13)。この場合、連続紙プリンタ
装置1とバースタ装置2との間の用紙弛みが小さい場合
は、オペレータが連続紙プリンタ装置1の操作パネル8
に設けたページフィードボタン42を押下するので、こ
の動作をプリンタ制御部6が検出することで前記指示が
だされたか否かを判断する。
【0131】そして、用紙一枚送り指示が出された場合
には、用紙一枚送り(ページフィード)が実行されたか
否かを判断し(S14)、用紙一枚送り(ページフィー
ド)が実行されなければ、そのまま待ち、用紙一枚送り
が実行されたと判断したら、カウンタのカウントアップ
を行う(S15)。
【0132】次に、オペレータにより操作パネル8の確
定ボタン50が押下されたか否かを判断する(S1
6)。これは、オペレータが、連続紙プリンタ装置1と
バースタ装置2との間の用紙弛みが印刷動作を行うのに
理想的な弛み量となったと判断したら、押下するボタン
であり、この確定ボタン50が押下されたら、その情報
はプリンタ制御部6で検出できる。
【0133】その結果、確定ボタン50が押下されてい
なければS13の処理へ移行し、確定ボタン50が押下
されたら(確定ボタン50が押下されたことを検出した
ら)、最初のオートロード枚数と前記カウンタ値(用紙
一枚送り回数の合計値)から、次回以降のオートロード
枚数を計算する(S17)。
【0134】この場合、最初のオートロードでは、一枚
毎の用紙サイズが予め決められた連続紙に対して、予め
設定された用紙枚数(ディフォルト値)分のオートロー
ドを実行させるので、前記次回以降のオートロード枚数
の計算では、予め決めた用紙サイズの連続紙に対して、
次回以降のオートロード枚数を計算する。この計算で
は、前記予め設定された用紙枚数にカウンタのカウンタ
値を加算して、予め決めた用紙サイズの次回以降のオー
トロード枚数を計算する。
【0135】なお、前記S13の処理において、弛みが
小さく、用紙一枚送り指示が出されない場合は、S16
の処理へ移行する。次に、全用紙サイズ毎のオートロー
ド枚数を計算し(S18)、計算結果のオートロード枚
数(次回以降の枚数)をフラッシュメモリ35に格納す
る(S19)。次回以降は、フラッシュメモリ35のデ
ータを使用して連続紙プリンタ装置1でのオートロード
を実行する。
【0136】以上のように処理を行い、連続紙プリンタ
装置1とバースタ装置2とが連動して動作を実施するた
めに、連続紙プリンタ装置1とバースタ装置2との間の
弛み量が理想的な量に調整された状態で、基本となるオ
ートロード枚数(オートロード長)を確定する。
【0137】確定の方法は、連続紙プリンタ装置1の操
作パネルに確定ボタン50を設けるだけで実現できる。
なお、確定の方法としては、前記確定ボタン50に限ら
ず、他の任意の方法(例えば、バースタ装置2の操作パ
ネルから、初めての用紙排出指示など)でよい。
【0138】そして、基本となるオートロード枚数(オ
ートロード長)が確定したら、プリンタ制御部6のプロ
グラムにより、以下のような計算を行い、ROM7に予
め格納された用紙サイズ毎のオートロード枚数/用紙排
出枚数テーブル(ディフォルト値のテーブル)のデータ
を書き換えて、新たにフラッシュメモリ35に格納す
る。次回以降は、新たに書き換えられたフラッシュメモ
リ35のデータを用いてオートロードを実施する。
【0139】次回以降の用紙サイズ毎のオートロード枚
数計算は次の通りである。例えば、連続紙プリンタ装置
1で初めてのオートロードを実行した時の用紙搬送枚数
(ROM7から読み出したディフォルト値)が、11イ
ンチサイズの用紙で25枚とする。そして、バースタ装
置2で用紙一枚送り動作を5回実施した時に理想的な弛
み量となった場合、基本となるオートロードの搬送距離
(オートロード長)は、11インチ×25=275イン
チとなる。
【0140】このようにして基本距離を計算した後、全
用紙サイズ毎のオートロード枚数を計算する。例えば、
7インチサイズの用紙であれば、275インチ÷7=3
9.28となり、端数を切り上げると、オートロード枚
数=40枚となる。また、10インチサイズの用紙であ
れば、275インチ÷10=27.5となり、端数を切
り上げると、オートロード枚数=28枚となる。
【0141】以降、同様にして、全用紙サイズにて、次
回以降のオートロード枚数を計算し、フラッシュメモリ
35に格納する。前記処理完了後に実施される連続紙プ
リンタ装置1でのオートロードは、上位装置20から通
知される用紙情報により、予め書き換えられた前記フラ
ッシュメモリ35内のテーブルより呼び出し、呼び出さ
れた枚数分の用紙搬送を行い、オートロード動作を停止
させることにより、連続紙プリンタ装置1とバースタ装
置2間の用紙弛み量を、自動的に理想的な量とすること
ができる。
【0142】§8:オートロード枚数/用紙排出枚数テ
ーブル例の説明 図12はオートロード枚数/用紙排出枚数テーブル例で
ある。このテーブルは、前記例1、例2の処理を実行し
た際、次回以降のオートロード枚数(オートロード長)
のデータとしてフラッシュメモリ35に格納されるデー
タである。
【0143】連続紙プリンタ装置1に設けたフラッシュ
メモリ35には、前記例1、例2の処理により、図12
に示したような「オートロード枚数/用紙排出枚数テー
ブル」が格納されており、プリンタ制御部6のプロセッ
サにより、任意に読み出しできるようになっている。
【0144】前記「オートロード枚数/用紙排出枚数テ
ーブル」には、用紙長(インチ)と、インタースタッカ
無、インタースタッカ有の場合の各データが、片面(片
面印刷)、両面(両面印刷)に分けて格納されている。
従って、次回以降、このデータを用いてオートロードを
行えば、常に、連続紙プリンタ装置1とバースタ装置2
との間の用紙弛み量が、印刷を行うのに理想的な量とな
る。
【0145】§9:プログラムと記録媒体の説明 前記連続紙プリンタ装置1は上位装置20に接続されて
運用される。この場合、連続紙プリンタ装置1のプリン
タ制御部6にはMPU等のプロセッサが設けてあり、こ
のプロセッサがROM7に格納されているプログラムを
読み出して実行することで、前記処理や制御を行うこと
ができる。
【0146】しかし、本発明は、このような例に限ら
ず、例えば、フラッシュメモリ35に、次のようにして
プログラムを格納し、このプログラムを前記プロセッサ
が実行することで前記プリンタ制御部6の処理を行うこ
とも可能である。
【0147】:他の装置で作成されたフレキシブルデ
ィスク(フロッピィディスク)に格納されているプログ
ラム(他の装置で作成したプログラムデータ)を、上位
装置20のフレキシブルディスクドライブにより読み取
り、そのデータを連続紙プリンタ装置1へ転送し、フラ
ッシュメモリ35に格納する。
【0148】:光磁気ディスク、或いはCD−ROM
等の記憶媒体に格納されているデータを、上位装置20
のCD−ROMドライブにより読み取り、そのデータを
連続紙プリンタ装置1へ転送し、フラッシュメモリ35
に格納する。
【0149】:LAN等の通信回線を介して他の装置
から伝送されたプログラム等のデータを、上位装置20
の通信制御部を介して受信し、そのデータを連続紙プリ
ンタ装置1へ転送し、フラッシュメモリ35に格納す
る。
【0150】§10:その他の説明 :後処理装置としては、用紙の切断を行う装置(前記
バースタ装置2)、折り曲げを行う装置、ホッチキス止
めを行う装置、糊付けを行う装置、JOB毎の用紙切断
を行う装置、穴開けを行う装置等があり、これらの装置
も前記と同様に適用可能である。
【0151】:前記連続紙プリンタ装置1に使用する
用紙は、前記のようなミシン目を付けた折り畳み可能に
連続用紙の他、連続したロール紙(但し、用紙一枚毎の
寸法は決められている)等にも同様に適用可能である。
【0152】:前記最初に行うオートロードは、後処
理装置(例えば、バースタ装置2)の新規設置時や変更
時に最初に行うものであるが、本発明はこのような例に
限らず、次のようにして、任意の時間帯に実施すること
も可能である。
【0153】例えば、連続紙プリンタ装置1の操作パネ
ル8に、例えば、オートロード枚数設定モードを指示す
る「オートロード枚数設定ボタン」を新規に設置し、こ
のボタンの押下により、プリンタ制御部6が、オートロ
ード枚数設定モードの制御を行うようにする。そして、
このオートロード枚数設定モードの制御において、前記
実施の形態で説明したプリンタ制御部6の処理を実行す
れば、前記の説明のようにして次回以降のオートロード
枚数を自動的に設定し、フラッシュメモリ35に格納す
ることが可能である。
【0154】但し、後処理装置の設置直後には、必ず、
オートロード枚数の設定をオートロードの必要があるた
め、後処理装置の設置後、初めてのオートロードにて自
動的に前記実施の形態で説明した処理モードに入るのは
装置運用上効果的である。
【0155】前記の説明に対し、次の構成を付記する。
【0156】(付記1)一枚毎に切断可能な用紙を連ね
た連続紙を印刷媒体として使用すると共に、印刷済み連
続紙の後処理を行う後処理装置を接続して使用する連続
紙プリンタ装置において、一枚毎の用紙サイズが予め決
められた連続紙に対し、予め設定された用紙枚数分のオ
ートロードを実行させるオートロード制御手段と、前記
オートロード制御手段によりオートロードされた連続紙
に対し、前記後処理装置で一枚切断動作が実行された回
数を計数する計数手段と、前記オートロードされた用紙
枚数から、前記一枚切断動作が実行された回数分の用紙
枚数を差し引いた用紙枚数を計算し、該計算結果の用紙
枚数と用紙サイズから前記計算結果の用紙枚数分の長さ
を基本オートロード長として求める第1の計算手段と、
前記基本オートロード長と用紙サイズから、次回以降の
各用紙サイズ毎のオートロード枚数を計算する第2の計
算手段と、前記第2の計算手段で求めた次回以降のオー
トロード枚数を、書き込み可能な不揮発性メモリに格納
するデータ格納制御手段を備えていることを特徴とする
連続紙プリンタ装置。
【0157】(付記2)一枚毎に切断可能な用紙を連ね
た連続紙を印刷媒体として使用すると共に、印刷済み連
続紙の後処理を行う後処理装置を接続して使用する連続
紙プリンタ装置において、一枚毎の用紙サイズが予め決
められた連続紙に対し、予め設定された用紙枚数分のオ
ートロードを実行させるオートロード制御手段と、前記
オートロード制御手段によりオートロードされた連続紙
に対し、連続紙プリンタ装置での一枚紙送り動作が実行
された回数を計数する計数手段と、前記オートロードさ
れた用紙枚数に、前記一枚紙送り動作が実行された回数
分の用紙枚数を足した用紙枚数を計算し、該計算結果の
用紙枚数と用紙サイズから前記計算結果の用紙枚数分の
長さを基本オートロード長として求める第1の計算手段
と、前記基本オートロード長と用紙サイズから、次回以
降の各用紙サイズ毎のオートロード枚数を計算する第2
の計算手段と、前記第2の計算手段で求めた次回以降の
オートロード枚数を、書き込み可能な不揮発性メモリに
格納するデータ格納制御手段を備えていることを特徴と
する連続紙プリンタ装置。
【0158】(付記3)連続紙プリンタ装置に、一枚毎
の用紙サイズが予め決められた連続紙に対し、予め設定
された用紙枚数分のオートロードを実行させるオートロ
ード制御手段と、前記オートロード制御手段によりオー
トロードされた連続紙に対し、前記後処理装置で一枚切
断動作が実行された回数を計数する計数手段と、前記オ
ートロードされた用紙枚数から、前記一枚切断動作が実
行された回数分の用紙枚数を差し引いた用紙枚数を計算
し、該計算結果の用紙枚数と用紙サイズから前記計算結
果の用紙枚数分の長さを基本オートロード長として求め
る第1の計算手段と、前記基本オートロード長と用紙サ
イズから、次回以降の各用紙サイズ毎のオートロード枚
数を計算する第2の計算手段と、前記第2の計算手段で
求めた次回以降のオートロード枚数を、書き込み可能な
不揮発性メモリに格納するデータ格納制御手段の機能を
実現させるためのプログラムを記録した記録媒体。
【0159】(付記4)一枚毎に切断可能な用紙を連ね
た連続紙を印刷媒体として使用すると共に、印刷済み連
続紙の後処理を行う後処理装置を接続して使用する連続
紙プリンタ装置において、一枚毎の用紙サイズが予め決
められた連続紙に対し、予め設定された用紙枚数分のオ
ートロードを実行させるオートロード制御手段と、前記
オートロード制御手段によりオートロードされた連続紙
に対し、連続紙プリンタ装置での一枚紙送り動作が実行
された回数を計数する計数手段と、前記オートロードさ
れた用紙枚数に、前記一枚紙送り動作が実行された回数
分の用紙枚数を足した用紙枚数を計算し、該計算結果の
用紙枚数と用紙サイズから前記計算結果の用紙枚数分の
長さを基本オートロード長として求める第1の計算手段
と、前記基本オートロード長と用紙サイズから、次回以
降の各用紙サイズ毎のオートロード枚数を計算する第2
の計算手段と、前記第2の計算手段で求めた次回以降の
オートロード枚数を、書き込み可能な不揮発性メモリに
格納するデータ格納制御手段の機能を実現させるための
プログラムを記録した記録媒体。
【0160】(付記5)連続紙プリンタ装置に、一枚毎
の用紙サイズが予め決められた連続紙に対し、予め設定
された用紙枚数分のオートロードを実行させるオートロ
ード制御手段と、前記オートロード制御手段によりオー
トロードされた連続紙に対し、前記後処理装置で一枚切
断動作が実行された回数を計数する計数手段と、前記オ
ートロードされた用紙枚数から、前記一枚切断動作が実
行された回数分の用紙枚数を差し引いた用紙枚数を計算
し、該計算結果の用紙枚数と用紙サイズから前記計算結
果の用紙枚数分の長さを基本オートロード長として求め
る第1の計算手段と、前記基本オートロード長と用紙サ
イズから、次回以降の各用紙サイズ毎のオートロード枚
数を計算する第2の計算手段と、前記第2の計算手段で
求めた次回以降のオートロード枚数を、書き込み可能な
不揮発性メモリに格納するデータ格納制御手段の機能を
実現させるためのプログラム。
【0161】(付記6)連続紙プリンタ装置に、一枚毎
の用紙サイズが予め決められた連続紙に対し、予め設定
された用紙枚数分のオートロードを実行させるオートロ
ード制御手段と、前記オートロード制御手段によりオー
トロードされた連続紙に対し、連続紙プリンタ装置での
一枚紙送り動作が実行された回数を計数する計数手段
と、前記オートロードされた用紙枚数に、前記一枚紙送
り動作が実行された回数分の用紙枚数を足した用紙枚数
を計算し、該計算結果の用紙枚数と用紙サイズから前記
計算結果の用紙枚数分の長さを基本オートロード長とし
て求める第1の計算手段と、前記基本オートロード長と
用紙サイズから、次回以降の各用紙サイズ毎のオートロ
ード枚数を計算する第2の計算手段と、前記第2の計算
手段で求めた次回以降のオートロード枚数を、書き込み
可能な不揮発性メモリに格納するデータ格納制御手段の
機能を実現させるためのプログラム。
【0162】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
のような効果がある。
【0163】(1) :請求項1、3では、連続紙プリンタ
装置から後処理装置(例えば、バースタ装置)までのオ
ートロード枚数を設定する為に、予想されるオートロー
ド枚数よりも明らかに長い枚数のオートロードを実行し
て、連続紙プリンタ装置から排出された用紙を後処理装
置にセットする。
【0164】そして、後処理装置で用紙の一枚切断動作
を連続紙プリンタ装置と後処理装置間の用紙セット状態
が印刷動作を行うために理想的な状態となるまで繰り返
し実行する。その際、用紙一枚切断動作毎にカウンタ値
をカウントアップしておき、その後、連続紙プリンタ装
置と後処理装置間の用紙セット状態が印刷動作を行うた
めに理想的な状態となって確定したら、次回以降のオー
トロード長(枚数)を計算する。
【0165】この場合、第1の計算手段はオートロード
された用紙枚数から前記一枚切断動作が実行された回数
分の用紙枚数を差し引いた用紙枚数を計算し、該計算結
果の用紙枚数と用紙サイズから前記計算結果の用紙枚数
分の長さを基本オートロード長として求める。
【0166】その後、第2の計算手段は前記基本オート
ロード長と用紙サイズから次回以降の各用紙サイズ毎の
オートロード枚数を計算し、データ格納制御手段は第2
の計算手段で求めた次回以降のオートロード枚数を書き
込み可能な不揮発性メモリ(例えば、フラッシュメモ
リ)に格納する。
【0167】このようにして、次回以降、前記不揮発性
メモリからデータを読み出してオートロードを行うこと
により、連続紙プリンタ装置と後処理装置間の用紙セッ
ト状態が印刷動作を行うために理想的な状態となる。
【0168】以上のように、後処理装置の新規設置時や
変更時に、一度だけオートロードを実行し、その時のデ
ータから、次回以降のオートロード枚数を計算し不揮発
性メモリに格納しておくことにより、次回以降のオート
ロードにおいて、連続紙プリンタ装置と後処理装置間の
用紙の弛み量が印刷動作を実施するのに理想的な状態と
なるような用紙枚数が自動的に設定できる。
【0169】(2) :請求項2では、連続紙プリンタ装置
から後処理装置(例えば、バースタ装置)までのオート
ロード枚数を設定する為に、予想されるオートロード枚
数よりも明らかに短い枚数のオートロードを実行して、
連続紙プリンタ装置から排出された用紙を後処理装置に
セットする。
【0170】そして、連続紙プリンタ装置で用紙の一枚
送り動作を連続紙プリンタ装置と後処理装置間の用紙セ
ット状態が印刷動作を行うために理想的な状態となるま
で繰り返し実行する。その際、用紙一枚送り動作毎に、
カウンタ値をカウントアップしておき、その後、連続紙
プリンタ装置と後処理装置間の用紙セット状態が印刷動
作を行うために理想的な状態となって、確定したら次回
以降のオートロード長(枚数)を計算する。
【0171】この場合、第1の計算手段はオートロード
された用紙枚数に前記一枚用紙送り動作が実行された回
数分の用紙枚数を足した用紙枚数を計算し、該計算結果
の用紙枚数と用紙サイズから前記計算結果の用紙枚数分
の長さを基本オートロード長として求める。
【0172】その後、第2の計算手段は前記基本オート
ロード長と用紙サイズから次回以降の各用紙サイズ毎の
オートロード枚数を計算し、データ格納制御手段は、第
2の計算手段で求めた次回以降のオートロード枚数を書
き込み可能な不揮発性メモリ(例えば、フラッシュメモ
リ)に格納する。
【0173】このようにして、次回以降、不揮発性メモ
リからデータを読み出してオートロードを行うことによ
り、連続紙プリンタ装置と後処理装置間の用紙セット状
態が印刷動作を行うために理想的な状態となる。
【0174】以上のように、後処理装置の新規設置時や
変更時に、一度だけオートロードを実行し、その時のデ
ータから、次回以降のオートロード枚数を計算し不揮発
性メモリに格納しておくことにより、次回以降のオート
ロードにおいて、連続紙プリンタ装置と後処理装置間の
用紙の弛み量が印刷動作を実施するのに理想的な状態と
なるような用紙枚数が自動的に設定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるシステムの説明図
である。
【図2】本発明の実施の形態における装置構成図であ
り、A図は連続紙プリンタ装置、B図はバースタ装置で
ある。
【図3】本発明の実施の形態における連続紙プリンタ装
置の操作パネルの説明図である。
【図4】本発明の実施の形態における連続紙プリンタ装
置の説明図である。
【図5】本発明の実施の形態におけるバースタ装置の操
作パネルの説明図である。
【図6】本発明の実施の形態におけるバースタ装置の機
構全体図である。
【図7】本発明の実施の形態におけるバースタ機構説明
図であり、A図はバースタ機構(通常時)、B図はバー
スタ機構(切断時)、C図はバースト状態検出用光セン
サである。
【図8】本発明の実施の形態における例1の動作説明図
であり、A図は状態1、B図は状態2、C図は状態3を
示す。
【図9】本発明の実施の形態における例2の説明図であ
る、A図は状態1、B図は状態2、C図は状態3を示
す。
【図10】本発明の実施の形態における例1の処理フロ
ーチャートである。
【図11】本発明の実施の形態における例2の処理フロ
ーチャートである。
【図12】オートロード枚数/用紙排出枚数テーブル例
である。
【図13】本発明の実施の形態における装置の配置例で
あり、A図は例1(直列配置)、B図は例2(直角配
置)である。
【図14】従来例のシステム説明図である。
【図15】従来例1の動作説明図であり、A図は状態
1、B図は状態2、C図は状態3、D図は状態4であ
る。
【図16】従来例2の動作説明図であり、A図は状態
1、B図は状態2、C図は状態3、D図は状態4であ
る。
【符号の説明】
1 連続紙プリンタ装置 2 バースタ装置 3 用紙 4 切り換えレバー 5 用紙スタッカ 6 プリンタ制御部 7 ROM 8 操作パネル 13 表面定着器 14 裏面定着器 15 裏面ドラム 16 表面ドラム 17 用紙搬送機構 21 操作パネル 22 バースタ機構 23 用紙搬送機構 24 光センサ 26 バースタ制御部 31 印刷機構 32 用紙搬送制御部 33 印刷制御部 34 通信部 35 フラッシュメモリ 36 RAM 37 用紙搬送制御部 38 バースタ機構制御部 39 ROM 40 通信部 42 ページフィードボタン 43 用紙サイズ設定部 44 オートロードボタン 45 用紙排出ボタン 46 ONボタン 47 OFFボタン 48 スタートボタン 49 ストップボタン 50 確定ボタン 51 液晶表示パネル 52 警報部 53 オンラインボタン 54 一枚切りボタン 55 用紙排出ボタン 56 ページフィードボタン 57 スタートボタン 58 ストップボタン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一枚毎に切断可能な用紙を連ねた連続紙
    を印刷媒体として使用すると共に、印刷済み連続紙の後
    処理を行う後処理装置を接続して使用する連続紙プリン
    タ装置において、 一枚毎の用紙サイズが予め決められた連続紙に対し、予
    め設定された用紙枚数分のオートロードを実行させるオ
    ートロード制御手段と、 前記オートロード制御手段によりオートロードされた連
    続紙に対し、前記後処理装置で一枚切断動作が実行され
    た回数を計数する計数手段と、 前記オートロードされた用紙枚数から、前記一枚切断動
    作が実行された回数分の用紙枚数を差し引いた用紙枚数
    を計算し、該計算結果の用紙枚数と用紙サイズから前記
    計算結果の用紙枚数分の長さを基本オートロード長とし
    て求める第1の計算手段と、 前記基本オートロード長と用紙サイズから、次回以降の
    各用紙サイズ毎のオートロード枚数を計算する第2の計
    算手段と、 前記第2の計算手段で求めた次回以降のオートロード枚
    数を、書き込み可能な不揮発性メモリに格納するデータ
    格納制御手段を備えていることを特徴とする連続紙プリ
    ンタ装置。
  2. 【請求項2】 一枚毎に切断可能な用紙を連ねた連続紙
    を印刷媒体として使用すると共に、印刷済み連続紙の後
    処理を行う後処理装置を接続して使用する連続紙プリン
    タ装置において、 一枚毎の用紙サイズが予め決められた連続紙に対し、予
    め設定された用紙枚数分のオートロードを実行させるオ
    ートロード制御手段と、 前記オートロード制御手段によりオートロードされた連
    続紙に対し、連続紙プリンタ装置での一枚紙送り動作が
    実行された回数を計数する計数手段と、 前記オートロードされた用紙枚数に、前記一枚紙送り動
    作が実行された回数分の用紙枚数を足した用紙枚数を計
    算し、該計算結果の用紙枚数と用紙サイズから前記計算
    結果の用紙枚数分の長さを基本オートロード長として求
    める第1の計算手段と、 前記基本オートロード長と用紙サイズから、次回以降の
    各用紙サイズ毎のオートロード枚数を計算する第2の計
    算手段と、 前記第2の計算手段で求めた次回以降のオートロード枚
    数を、書き込み可能な不揮発性メモリに格納するデータ
    格納制御手段を備えていることを特徴とする連続紙プリ
    ンタ装置。
  3. 【請求項3】 連続紙プリンタ装置に、 一枚毎の用紙サイズが予め決められた連続紙に対し、予
    め設定された用紙枚数分のオートロードを実行させるオ
    ートロード制御手段と、 前記オートロード制御手段によりオートロードされた連
    続紙に対し、前記後処理装置で一枚切断動作が実行され
    た回数を計数する計数手段と、 前記オートロードされた用紙枚数から、前記一枚切断動
    作が実行された回数分の用紙枚数を差し引いた用紙枚数
    を計算し、該計算結果の用紙枚数と用紙サイズから前記
    計算結果の用紙枚数分の長さを基本オートロード長とし
    て求める第1の計算手段と、 前記基本オートロード長と用紙サイズから、次回以降の
    各用紙サイズ毎のオートロード枚数を計算する第2の計
    算手段と、 前記第2の計算手段で求めた次回以降のオートロード枚
    数を、書き込み可能な不揮発性メモリに格納するデータ
    格納制御手段の機能を実現させるためのプログラムを記
    録した記録媒体。
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