JP2003255020A - 基板異常検出回路付き装置 - Google Patents

基板異常検出回路付き装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体試験装置におけるDSAの誤装着や、
コネクタの接続不良を確実に発見,防止する。 【解決手段】 ソケットボード11を搭載した一組のD
SA10a,0bと、この一組のDSA10a,10b
の各ソケットボード11のコネクタ14が接続されるコ
ネクタを備えたマザーボード20を有する半導体試験装
置であって、一組のDSA10a,10bにそれぞれ備
えられ、当該DSA10a,10bに付与されるID番
号を設定し、当該ID番号を示すID信号を出力するI
D設定用ボードと、ID設定用ボードから出力されるI
D信号を入力し、そのID信号の一致不一致を検出する
一致回路と、マザーボード20側のコネクタ21の一つ
から信号を入力し、対応するDSA側のコネクタ14を
経由して全コネクタ21,14に順次信号を伝送して、
出力信号の有無を検出するデージーチェーン回路とを備
える構成としてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば半導体部品
の試験を行うための半導体試験装置のように、一又は二
以上のコネクタを備えた基板が、対応する相手側基板に
接続されることにより動作する装置に関する。特に、本
発明は、複数の基板が一組となって相手側基板に接続さ
れる装置において、当該一組の基板の組合せを示すID
信号を入力することで当該基板の組合せの一致不一致を
検出する一致回路を備えることにより、異種基板が組み
合わされて使用されることを容易かつ確実に検出し、基
板の誤装着による基板やソケット,搭載部品等の破損,
故障等を未然に防止することができる、複数のソケット
ボードを備えるDSAが複数組み合わされて同時使用さ
れる半導体試験装置に好適な異常検出回路を備えた装置
に関する。
【0002】また、本発明は、一又は二以上のコネクタ
を備えた基板が、対応する一又は二以上のコネクタを備
えた相手側基板に接続される装置において、接続される
全コネクタを経由して信号を伝送し、当該信号の出力結
果を検出するデージーチェーン回路を備えることによ
り、対応するコネクタの接続不良や脱落等を容易かつ確
実に検出し、コネクタの接続不良による動作不良や作業
効率の低下等を未然に防止することができる、複数のコ
ネクタが同時に接続されるマザーボードとソケットボー
ドを備える半導体試験装置に好適な異常検出回路を備え
た装置に関する。
【0003】
【従来の技術】一般に、半導体部品の試験を行う半導体
試験装置では、試験対象となる半導体部品をソケットボ
ードと呼ばれる基板上に搭載し、このソケットボードを
試験装置本体側のマザーボードと呼ばれる基板に接続す
ることで、マザーボードを介して試験に必要な所定の電
気信号をソケットボードに入出力して半導体部品の試験
が行われるようになっている。ここで、従来の半導体試
験装置では、半導体部品を搭載するソケットボードと試
験装置本体側のマザーボードとが、ワイヤやはんだ付け
等によって電気的に接続されるようになっており、ソケ
ットボードとマザーボードとは脱着不能な一体不可分な
構成となっていた。このようなソケットボードとマザー
ボードが一体不可分に接続される従来の半導体試験装置
では、ソケットボードを単独で脱着,交換することがで
きず、多様化の著しい各種の半導体部品の試験に対応す
ることが困難となるという問題が発生した。
【0004】近年は、半導体部品の複雑化,高密度化の
進展にともなって、パッケージ構造やピン構造が異なる
半導体部品が多数開発,提供されており、種々異なる構
造の半導体部品を試験するには、半導体部品のインター
フェイスとなるソケットボードを、各半導体部品のピン
構造,パッケージ構造に対応したものに変更する必要が
あった。ところが、従来の半導体試験装置では、上述の
ように、ソケットボードが装置本体側のマザーボードに
はんだ付け等されて一体不可分に接続されるようになっ
ていたため、ソケットボードのみを着脱,交換するとい
うことはできず、種類の異なる半導体部品の試験を行お
うとすれば、マザーボードを含む試験装置全体を交換し
なければならなかった。
【0005】このように装置全体の交換を必要とする従
来の半導体試験装置では、新たな試験装置の導入に時間
がかかり、試験期間が長期化するだけでなく、高額な試
験装置を半導体部品ごとに導入,交換しなければならな
いことから、試験コストの増大や資源の浪費等を招く結
果となった。このため、多様化の進展が顕著な最近の半
導体部品について、そのすべてを試験装置の交換によっ
て対応することはきわめて困難となっていた。そこで、
本願出願人は、鋭意研究の末、特願2002−0471
86号において、半導体試験装置におけるソケットボー
ドとマザーボード等の接続構造として、互いに着脱自在
に接続できるコネクタを採用することにより、ソケット
ボードをマザーボードに対して着脱,交換自在にした半
導体試験装置を案出するに至った。
【0006】図8は、この特願2002−047186
号において本願出願人が提案している半導体試験装置を
概念的に示す説明図であり、(a)は分解状態の正面
図、(b)は複数のソケットボードを備えたDSAの底
面図である。これらの図に示すように、この半導体試験
装置では、複数のソケットボード111を搭載したDS
A110とマザーボード120とが着脱自在に構成され
ている。DSA(Device Specific Adapter)110
は、複数のソケットボード111及びコネクタ114が
SB(ソケットボード)フレーム112に搭載,固定さ
れて一体的にユニット化されたソケットボード基板であ
る。
【0007】このDSA110は、複数のソケットボー
ド111がベースとなるSBフレーム112上に列設さ
れるとともに、図8(b)に示すように、底面側には、
対応するマザーボード120側のコネクタ(図示省略)
に嵌合する複数のコネクタ114が露出するようになっ
ている。そして、図8(a)に示すように、このDSA
110がマザーボード120上に搭載されることで、D
SA底面の各コネクタ114が、マザーボード側の対応
するコネクタ121にそれぞれ嵌合,接続され、DSA
上の複数のソケットボード111がマザーボード120
側に電気的に接続されることになる。なお、DSA11
0は、多数の半導体部品を同時に試験するために、一つ
のマザーボード上に同一構成のDSAが2個一組,4個
一組といった複数単位で搭載されるようになっており、
図8(b)では2個一組のDSA110の配設状態を示
している。
【0008】このような半導体試験装置によれば、複数
のソケットボード111を搭載したDSA110が、コ
ネクタ114を介してマザーボード120に対して着脱
自在に接続できるようになっているので、任意のDSA
110をマザーボード120に着脱,交換することがで
き、例えばパッケージ構造やピン構造が異なる半導体部
品を試験する場合には、DSA110をマザーボード1
20から取り外し(図8(a)参照)、試験対象の半導
体部品に対応したソケットボード111を搭載した他の
DSA110に変更することが可能となった。従って、
この半導体試験装置では、ソケットボードを搭載するD
SAのみを単独で交換することで、異なる種類の半導体
部品の試験に対応することが可能となり、従来装置のよ
うにマザーボードを含む装置全体の交換等が不要とな
り、低コストで汎用性に優れた半導体試験装置を実現す
ることができた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、以上のよう
にDSAをマザーボード側に着脱できる半導体試験装置
においては、上述したように、多数の半導体部品を同時
に試験するため、同一種類のソケットボードを搭載した
DSAをマザーボード上に複数搭載することがあった。
ところが、DSAは、外形,外観自体は同一であること
が普通であるため、搭載されているソケットボードの種
類,構造等が異なる場合でも、DSA単位では区別がつ
かないことがあった。このため、異なる種類や構造のソ
ケットボードを備える二以上のDSAが、誤って組み合
わされて同一のマザーボード上に搭載される可能性があ
った。
【0010】種類の異なるソケットボードが搭載された
DSAが同一マザーボード上に搭載されると、試験対象
となる半導体部品とソケットボードのソケット構造が適
合しないことになり、そのまま半導体部品を搭載しよう
とすれば、ICソケットやソケットガイド,デバイス
(半導体部品),デバイス交換用のチェンジキッド等に
物理的な破損等が生じるおそれがある。従って、このよ
うなDSAの誤装着は未然に防止する必要があった。
【0011】ここで、このような異種類のソケットボー
ドが搭載されたDSAが誤って組み合わされて使用され
るのを防止する手段として、例えば、DSAの枠体にピ
ンとピン穴を形成したり凹凸形状を形成し、正しい組合
せのDSA間でのみ、ピンや凹凸形状が噛み合うように
することが考えられる。しかし、このように凹凸や嵌合
構造をDSAの枠体に設ける方法では、ソケットボード
の種類ごとに嵌合構造を変更しなければならず、種類の
異なる半導体部品を試験するたびに、DSAの枠体を新
たに設計,製造しなければならないという問題が生じ
た。また、このようにDSAの枠体に嵌合構造や凹凸を
設けたり、ピンを取り付けたりすると、DSAのフレー
ムとしての厚さが薄くなってしまい、強度的に弱くなる
という問題もあった。
【0012】一方、DSA脱着型の半導体試験装置で
は、図8に示したように、複数のソケットボード及びコ
ネクタを枠体上に一定数列設してユニット化してあり
(図8(b)参照)、一つのDSAに多数のコネクタが
備えられることになり、対応するマザーボード側にも多
数のコネクタが備えられるようになっていた。このた
め、DSAがマザーボードに脱着される際に、ソケット
ボードとマザーボード間で接続される多数のコネクタ
に、嵌合不良や接続不良が生じることがあった。そし
て、このようなコネクタの接続不良等が生じると、正常
な試験が行えなくなり、作業効率が悪化するとともに、
試験装置に対する信頼性が低下するおそれがあった。
【0013】以上のような経緯から、DSA脱着側の半
導体試験装置のように、同一種類の基板(DSA)を誤
りなく組み合わせて使用する必要のある装置や、基板間
で多数のコネクタの着脱,嵌合が繰り返される装置にお
いては、基板の誤装着,誤使用等や、コネクタの接続不
良や導通不良等の発生を未然に発見し、これを有効に防
止し得る新たな手段の開発が望まれることとなった。そ
こで、本願出願人は、その後の更なる鋭意研究の末、上
述のような複数基板の誤装着等を確実に防止できるとと
もに、複数コネクタ間の導通不良等も確実に発見し得る
本願発明を創作するに至ったものである。
【0014】本発明は、以上のような課題を解決するた
めに提案されたものであり、複数の基板が一組となって
相手側基板に接続される装置において、当該一組の基板
の組合せを示すID信号を入力することで当該基板の組
合せの一致不一致を検出する一致回路を備えることによ
り、異種基板が組み合わされて使用されることを容易か
つ確実に検出し、基板の誤装着による基板やソケット,
搭載部品等の破損,故障等を未然に防止することができ
る、特に、複数のソケットボードを備えるDSAが複数
組み合わされて同時使用される半導体試験装置に好適な
異常検出回路付き装置の提供を目的とする。
【0015】また、本発明は、一又は二以上のコネクタ
を備えた基板が、対応する一又は二以上のコネクタを備
えた相手側基板に接続される装置において、接続される
全コネクタを経由して信号を伝送し、当該信号の出力結
果を検出するデージーチェーン回路を備えることによ
り、対応するコネクタの接続不良や脱落等を容易かつ確
実に検出し、コネクタの接続不良による動作不良や作業
効率の低下等を未然に防止することができる、特に、複
数のコネクタが同時に接続されるマザーボードとソケッ
トボードを備える半導体試験装置に好適な異常検出回路
付き装置の提供を目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1記載の基板異常検出回路付き装置
は、複数の基板が組み合わされてなる少なくとも一組の
基板群と、この基板群が接続される相手側基板とを有す
る装置であって、前記基板群の各基板にそれぞれ備えら
れ、当該基板群に対して付与される所定のID番号を設
定するとともに、当該ID番号を示すID信号を出力す
るID設定用ボードと、前記基板群に対応する相手側基
板に備えられ、前記ID設定用ボードから出力される各
ID信号を入力するID信号入力ボードと、前記ID信
号入力ボードから出力される各ID信号を入力し、対応
する前記各基板のID信号の一致不一致を検出する一致
回路と、を備え、前記基板群における基板の組合せ異常
を検出する構成としてある。
【0017】このような構成からなる本発明の基板異常
検出回路付き装置によれば、ID設定用ボードと、この
ID設定用ボードから出力されるID信号の一致性を検
出する一致回路を備えることで、基板群を構成する二以
上の基板が所定の組合せを満たすことを示すID番号を
付与するだけで、そのID番号を各基板から入力してそ
の一致不一致を判定することができる。これにより、基
板の構成や外形等を変更することなく、基板群固有のI
D番号により複数基板の組合せを判別することができ、
異種基板が組み合わされたことを容易かつ確実に検出し
て、誤装着等による基板やソケット,搭載部品等の破
損,故障等を確実に防止することができる。また、この
ように基板側からのID信号を入力することにより、基
板の組合せが正しいか否かを判定することで、当該基板
が装置側に搭載されると同時にその組合せの一致性を判
断することができ、より迅速な判定処理が可能となり、
装置に基板を搭載して行う本来の作業,処理を効率良く
行うことができるようになる。しかも、ID番号を付与
して基板群を特定することができるので、基板の種類や
数が増減した場合にも、ID番号の付加,削除によって
容易に対応することが可能となり、汎用性,拡張性に優
れた異常検出回路を実現することができる。
【0018】一方、請求項2記載の異常検出回路付き装
置は、一又は二以上のコネクタを備えた基板と、この基
板の各コネクタが接続される一又は二以上のコネクタを
備えた相手側基板とを有する装置であって、前記相手側
基板又は前記基板の一のコネクタから信号を入力し、対
応する各コネクタを経由して全コネクタに順次信号を伝
送し、出力信号の有無を検出するデージーチェーン回路
を備え、前記基板及び相手側基板の全コネクタの接続異
常を検出する構成としてある。
【0019】このような構成からなる本発明の基板異常
検出回路付き装置によれば、一又は二以上の全コネクタ
を経由して信号を伝送するデージーチェーン回路を備え
ることで、いずれかのコネクタ間に接続不良,接続異常
等があると、これを直ちに検出することができる。しか
も、このように接続されるコネクタ間に信号を伝送させ
ることにより接続不良等を検出することで、基板間のコ
ネクタが接続されると同時にその不具合の有無を判定す
ることができ、迅速に接続不良等を発見することが可能
となり、基板間のコネクタを接続して行う本来の作業,
処理を効率良く行うことができるようになる。これによ
り、多数のコネクタが同時に接続される場合にも、接続
不良や脱落等を容易かつ確実に発見することができ、コ
ネクタの接続不良による動作不良や作業効率の低下等の
ない信頼性の高い装置を実現することができる。
【0020】さらに、請求項3記載の基板異常検出回路
付き装置は、一又は二以上のコネクタを備えた複数の基
板が組み合わされてなる少なくとも一組の基板群と、こ
の基板群の各基板のコネクタが接続される一又は二以上
のコネクタを備えた相手側基板とを有する装置であっ
て、前記基板群の各基板にそれぞれ備えられ、当該基板
群に対して付与される所定のID番号を設定するととも
に、当該ID番号を示すID信号を出力するID設定用
ボードと、前記基板群に対応する相手側基板に備えら
れ、前記ID設定用ボードから出力される各ID信号を
入力するID信号入力ボードと、前記ID信号入力ボー
ドから出力される各ID信号を入力し、対応する前記各
基板のID信号の一致不一致を検出する一致回路と、前
記相手側基板又は前記基板の一のコネクタから信号を入
力し、対応する各コネクタを経由して全コネクタに順次
信号を伝送し、出力信号の有無を検出するデージーチェ
ーン回路と、を備え、前記基板群における基板の組合せ
異常を検出するとともに、前記基板及び相手側基板の全
コネクタの接続異常を検出する構成としてある。
【0021】このような構成からなる本発明の基板異常
検出回路付き装置によれば、基板群に付与されるID番
号の一致性を判定する一致回路と、コネクタの接続不良
を検出するデージーチェーン回路の双方を備えることに
より、基板の組合せ異常を確実に検出すると同時に、当
該基板と相手側基板の間のコネクタ接続不良についても
検出することができる。これにより、複数の基板が組み
合わせて使用され、かつ、各基板が複数のコネクタを備
えて相手側に接続される装置において、ID番号を付与
して基板間の組合せ異常を確実に検出するとともに、多
数のコネクタの接続不良も容易に発見することができ、
更に汎用性,拡張性に優れ信頼性の高い装置を提供する
ことができる。
【0022】そして、特に、請求項4記載の異常検出回
路付き装置では、前記ID信号設定用ボードが、前記基
板に複数備えられ、当該複数のID信号設定用ボードに
より、当該基板の一のID番号が設定,出力される構成
としてある。
【0023】このような構成からなる本発明の基板異常
検出回路付き装置によれば、複数のID信号設定用ボー
ドを備え、この複数のID信号設定用ボードで設定され
る全番号で一つのID番号を構成することができ、使用
する基板の数,種類等に応じて、任意のID番号を自由
に設定することができる。これにより、基板の種類や数
が増減した場合にも、ID番号の付加,削除,変更等が
より容易に行え、更に汎用性,拡張性に優れた異常検出
回路を提供することができる。
【0024】一方、請求項5記載の異常検出回路付き装
置では、前記デージーチェーン回路が、前記基板及び相
手側基板のコネクタの一又は二以上のピンが、当該基板
及び相手側基板内において短絡されることにより接続さ
れる構成としてある。
【0025】このような構成からなる本発明の基板異常
検出回路付き装置によれば、互いに接続される基板間に
備えられるコネクタの既存のピンを利用して、各ピンを
当該基板内で短絡させることで、全コネクタを経由して
信号を伝送する本発明のデージーチェーン回路を構成す
ることができる。これにより、特別な回路や手段等を別
途設けることなく、本発明に係るデージーチェーン回路
によって、複数のコネクタの接続不良,接続異常等を検
出することができ、基板や装置等を大型化,複雑化させ
ることなく、搭載される基板間の接続不良を未然に発見
できる信頼性の高い装置を提供することができる。
【0026】そして、請求項6記載の異常検出回路付き
装置では、前記基板が、試験対象となる半導体部品が搭
載,接続される一又は二以上のソケットボードを有する
DSAからなり、前記相手側基板が、前記DSAが搭
載,接続される半導体試験装置のマザーボードからなる
構成としてある。
【0027】さらに、請求項7記載の異常検出回路付き
装置では、前記基板が、試験対象となる半導体部品が搭
載,接続される一又は二以上のソケットボードを有する
DSAからなり、前記基板群が、前記DSAからなる基
板が複数組み合わされてなり、前記相手側基板が、前記
基板群を構成する複数のDSAが一体的に搭載,接続さ
れる半導体試験装置のマザーボードからなる構成として
ある。
【0028】このような構成からなる本発明の基板異常
検出回路付き装置によれば、本発明に係る基板をDSA
とし、相手側基板をDSAが搭載されるマザーボードと
して構成し、さらに、複数の基板を備える基板群を、D
SAを複数備えたDSA群として構成することで、DS
A脱着型の半導体試験装置を本発明に係る異常検出回路
付き装置として構成することができる。これにより、ソ
ケットボードを備えたDSAを単独で交換することによ
り種々異なる半導体部品の試験に対応できる半導体試験
装置において、本発明の異常検出回路を用いてDSAの
取り違えや、コネクタの脱落や接触不良等を容易かつ確
実に検出することができるようになり、誤装着や装着不
良の発生を未然に防止して信頼性の高い半導体部品の試
験を行える半導体試験装置を提供することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る基板異常検出
回路付き装置の好ましい実施形態について、図1〜図7
を参照しつつ説明する。図1は、本発明の一実施形態に
係る基板異常検出回路付きの半導体試験装置を示す分解
斜視図である。また、図2は、本実施形態に係る基板異
常検出回路付きの半導体試験装置を示す、(a)はDS
Aをマザーボード側から取り外した状態の正面図、
(b)は(a)に示すDSAの底面図である。同図に示
すように、本実施形態に係る基板異常検出回路付き装置
は、基板の同一面上に複数備えられたコネクタを、対応
する相手側基板の複数のコネクタに接続させる装置とし
て、半導体部品を搭載するためのソケットボード11を
複数列設したDSA10と、このDSA10が接続され
る相手側となるマザーボート20を備えた半導体試験装
置を構成している。そして、本実施形態は、この半導体
試験装置におけるDSA10の取り違えやDSA10と
マザーボード20のコネクタ接続不良を検出する異常検
出回路を備えるものである。
【0030】[半導体試験装置]まず、図1及び図2を
参照して、本実施形態に係る基板異常検出回路付き装置
を構成する半導体試験装置について説明する。同図に示
すように、本実施形態に係る半導体試験装置は、図8で
示した半導体試験装置とほぼ同様の構成となっており、
試験対象となる半導体部品(図示省略)を搭載するソケ
ットボード11を備えるDSA10がマザーボード20
に対して着脱自在に構成されており、DSA10のみを
単独で交換することで、異なる種類の半導体部品の試験
にも対応できる試験装置となっている。
【0031】DSA(Device Specific Adapter)10
は、図1に示すように、複数のソケットボード11を備
えるとともに、ソケットボード底面側にはコネクタ14
が配設され(図2(b)参照)、これら複数のソケット
ボード11と対応するコネクタ14が一枚の基板状に一
体的にユニット化されたもので、通常、このDSAを一
単位として製造,着脱,交換等がなされるようになって
いる。このように複数のソケットボードがユニット化さ
れたDSA単位で扱われることで、例えばパッケージ構
造やピン構造が異なる半導体部品について、ユニット化
されたDSA単位で対応するソケットボードが用意さ
れ、半導体部品に応じたDSAをマザーボードに着脱,
交換することで種々異なる複数の半導体部品の試験が行
えるようになっている。
【0032】そして、このようなDSA着脱型の半導体
試験装置では、多数の半導体部品の試験を同時に実施で
きるよう、一つのマザーボードに、同一構成のソケット
ボードを備えたDSAを2個一組,4個一組等、複数の
DSAを一組として搭載して使用できるようになってい
る。本実施形態では、図1に示すように、2個のDSA
10(DSA−A10a及びDSA−B10b)を一組
としてあり、この2個一組のDSA10がマザーボード
20上に一体的に搭載,接続されるようになっている。
【0033】具体的には、本実施形態に係るDSA10
は、複数のソケットボード11が、ベース基板となる枠
状のSBフレーム(ソケットボードフレーム)12上に
列設されるとともに、SBフレーム12の枠空間内に、
各ソケットボード11に対応して接続されるコネクタ1
4が配設されるようになっている。各ソケットボード1
1は、それぞれ、試験対象となる半導体部品を搭載して
電気的に接続する部品搭載接続部(ソケット部)を備え
た基板からなり、各ソケットボード11に一つずつ半導
体部品が搭載されるようになっている。そして、この複
数のソケットボード11が、それぞれSBフレーム12
の枠体部分上に搭載,固定されるようになっている。
【0034】SBフレーム12は、金属等からなる枠部
材で、複数の空間を備えており(図2(b)参照)、本
実施形態では、図2に示すように、1列8個,合計16
個の空間領域を備えるようになっている。そして、図2
(b)に示すように、このSBフレーム12の各空間内
に、それぞれ、ソケットボード11に接続されるコネク
タ14が収納されるようになっている。ここで、本実施
形態に係るDSA10では、図1,図2に示すように、
SBフレーム12が1列8個の空間領域を2列備えてお
り、合計16の空間領域に対して、それぞれソケットボ
ード11及び対応するコネクタ14が2個ずつ、合計3
2個備えられるようになっている。但し、ソケットボー
ド11及びコネクタ14の数,SBフレーム12の空間
数等は特に限定されるものではない。
【0035】以上のようにSBフレーム12にコネクタ
14が収納されることで、各ソケットボード11の底面
側にコネクタ14が配設され、各コネクタ14がSBフ
レーム12上の対応するソケットボード11に接続され
るとともに、ソケットボード底面側において同一平面上
に固定されることになり、マザーボード20側の対応す
るコネクタ21(図1参照)に対して、全コネクタが同
時に脱着されるようになっている。従って、このDSA
10側のコネクタ14とマザーボード20側のコネクタ
21とが、すべて正常に嵌合,接続されない場合、コネ
クタの接続不良となり、このコネクタの接続不良の有無
が、後述するデージーチェーン回路40によって検出さ
れるようになっている。
【0036】SBフレーム12上に搭載される各ソケッ
トボードは、図1に示すように、各ソケットボードの基
板四隅を切り欠いた形状となっており、この切欠き部分
からSBフレーム12の枠体部分が露出するようになっ
ており、このSBフレーム12の露出部分に、マザーボ
ード20側に突設された位置決めピン22が挿入される
位置決め孔15が形成されている。この位置決め孔15
に位置決めピン22が挿入されることで、DSA10が
マザーボード20に対して所定の位置で位置決めされて
固定されることになる。ここで、位置決め孔15(及び
位置決めピン22)は、本実施形態では、SBフレーム
12の長手方向の左右二箇所に位置するように形成して
あるが(図2参照)、DSA10が所定の位置に位置決
めされる限り、どのような位置に位置決めピン22及び
位置決め孔15を設けることもでき、また、その数も特
に限定されない。
【0037】さらに、このSBフレーム12には、図2
に示すように、コネクタ配設面の複数の各コネクタ14
と干渉しない領域に、DSA10のID番号を設定し、
当該ID番号を示すID信号を出力するID設定用ボー
ド13が配設されている。このID設定用ボード13の
詳細は後述する。そして、以上のような構成からなるD
SA10は、同一構造のソケットボード11を搭載した
二枚のDSA−A10aとDSA−B10bが一組とし
て組み合わされ、この二枚一組のDSA10が一体的に
マザーボード20に搭載されるようになっている。
【0038】すなわち、本実施形態では、二枚一組のD
SA10、ソケットボード11の種類に応じて、例えば
「DSA−A及びB」,「DSA−C及びD」,「DS
A−E及びF」...のようにして、同一構造のソケッ
トボード11を搭載した二枚のDSA10が組み合わさ
れて使用されることになる。従って、この場合、例えば
「DSA−AとDSA−C」や、「DSA−BとDSA
―D」が組み合わされることは、異なる種類のソケット
ボード11がマザーボード20上に搭載されることにな
り、DSA10の組合せとして異常となる。そして、こ
のようなDSA10の組合せの一致不一致が、後述する
ID設定用ボード13を介してID一致回路30で検出
されるようになっている。
【0039】マザーボード20は、図1に示すように、
半導体試験装置の本体側に備えられる基板で、上述のよ
うに、複数のソケットボード11をユニット化したDS
A10側に対応する複数のコネクタ21が備えられてい
る(図1参照)。このマザーボード20にコネクタを介
してDSA10が接続されることにより、DSA側には
マザーボード20を介して試験に必要な所定の電気信号
が入出力され、各ソケットボード11上の半導体部品の
試験が行われるようになっている。そして、本実施形態
では、このマザーボード20の上面の、複数のコネクタ
21と干渉しない領域に、DSA10側のID設定用ボ
ード13と接触するコンタクトピン用ボード23が配設
されている。このコンタクトピン用ボード23の詳細
は、DSA10側のID設定用ボード13とともに後述
する。
【0040】なお、本実施形態でマザーボード20とし
て示す部分は、一般に、半導体試験装置の本体上に備え
られるマザーボードの他、SPCFや金属プレート,パ
フォーマンスボード,ユーティリティボード等が含まれ
るものであり、後述するように、本実施形態では、異常
検出回路がマザーボード20内のユーティリティボード
20aに備えられるようになっている。従って、本実施
形態に言う「マザーボード」は、ユニット化されたDS
A10が着脱自在に接続される、本発明に係る相手側基
板を意味するものである。また、詳細な説明は省略する
が、上述したDSA10及びマザーボード20の他、本
実施形態の半導体試験装置に備えられる構成,機能は、
既存の半導体試験装置と同様なものとなっている。
【0041】[ID設定用ボード]次に、図3及び図4
を参照して、本実施形態に係るID設定用ボード13に
ついて説明する。図3は、本実施形態に係るID設定用
ボード13とコンタクトピン用ボード23を概念的に示
す要部断面正面図である。また、図4は、本実施形態に
係るID設定用ボード13とID一致回路30の関係を
概念的に示すブロック図である。これらの図に示すID
設定用ボード13は、各DSA10(DSA−A及び
B,DSA−C及びD...)の組合せを示すID番号
を設定し、当該ID番号を示すID信号を出力する基板
で、DSA10のコネクタ配設面側に備えられるように
なっている。
【0042】このID設定用ボード13は、SBフレー
ム12のコネクタ配設面の、複数の各コネクタ14と干
渉しない領域に配設されるよになっており、本実施形態
では、図2に示するように、各DSA10(10a,1
0b)に8個ずつのID設定用ボード13が配設してあ
る。そして、このID設定用ボード13が対向するマザ
ーボード20側には、ID信号入力用ボードとなるコン
タクトピン用ボード23が備えられている。このコンタ
クトピン用ボード23は、図1で示すように、各ID設
定用ボード13に対応する位置に、二枚のDSA10
a,10bに対応して各8個、合計16個のコンタクト
ピン用ボード23が、それぞれ、ID設定用ボード13
と同様、マザーボード複数の各コネクタ21と干渉しな
い領域に配設されている。これにより、DSA10がマ
ザーボード20上に搭載されると、対応するID設定用
ボード13のID信号出力13aとコンタクトピン用ボ
ード23のコンタクトピン23aが接触し、後述するよ
うに、DSA10の搭載と同時に、ID一致回路30に
対してID信号を自動的に出力できるようになってい
る。
【0043】各ID設定用ボード13は、図3に示すよ
うに、DSA10のマザーボード20側に対向する面に
ボルト等の固定手段で配設,固定された基板表面に、2
個一対のID信号出力パッド13aを備えている。一対
のID信号出力パッド13aは、それぞれスルーホール
13bを介して基板裏面側(DSA10側)の2個一対
のID番号設定パッド13cに接続されている。各ID
番号設定バッド13cは、ジャンパー線13dを介し
て、それぞれ、GNDパッド13eに接続されるように
なっている。GNDパッド13eは、図示しない導体パ
ターンを介して、例えばID設定用ボード13を固定す
るボルト等にグランドされるようになっている。そし
て、このGNDパッド13eにジャンパー線13eを接
続するか否かによって、ID番号設定パッド13cをG
ND又はOPENに設定できるようになっている。
【0044】具体的には、ID番号設定パッド13cが
GNDに設定(GNDパッド13eに接続)された場
合、ID信号出力パッド13aから後述するID一致回
路30に出力される信号は、入力側がグランドされるた
めLOW(0)となる。一方、ID番号設定パッド13
cがOPENに設定(GNDパッド13eに非接続)さ
れた場合、ID信号出力パッド13aからID一致回路
30に出力される信号は、ID一致回路30の電源電圧
VccによりHIGH(1)となる(図5参照)。この
ように、本実施形態に係るID設定用ボード13では、
ジャンパー線13eの接続の有無によって、ID番号設
定パッド13cに接続されたID信号出力パッド13a
から出力される信号を、LOW(0)/HIGH(1)
に切り替えることができるようになっている。そして、
このID設定用ボード13に対し、任意のLOW(0)
/HIGH(1)信号を設定することにより、所望のI
D番号を示すID信号をID一致回路30に入力するこ
とができる(図4参照)。
【0045】ここで、本実施形態では、図2に示したよ
うに、各DSA10(10a,10b)に8個ずつのI
D設定用ボード13が配設してあり、各ID設定用ボー
ド13は、2個のID信号出力パッド13aを備えてい
る。これにより、ID設定用ボード13aで設定できる
ID番号は、一組のDSA10(10a,10b)につ
いて、16ビットの信号を割り当てることが可能となる
が、本実施形態では、この16ビット信号のうち、上位
(又は下位)の14ビットの信号を、ID番号を示すI
D信号として割り当てるようにしてある。例えば、「D
SA−A及びB」の組合せを示すID番号を「0000
0000000001」とし、「DSA−C及びD」を
示すID番号を「00000000000010」とす
る等、14ビットの範囲で任意にID番号を付与するこ
とができる。そして、図4に示すように、この14ビッ
トのID信号が各DSA10a,10bから出力され、
マザーボード20側のコンタクトピン用ボード23を介
してID一致回路30に入力されるようになっている。
【0046】なお、このDSA10のID番号を示すI
D信号のビット数は、本実施形態における14ビットの
場合に限られるものではなく、DSA10の種類の応じ
て任意に設定することができ、また、必要となるビット
数に応じて、ID設定用ボード13の数や、出力パッド
数も変更することができる。例えば、1000種類のD
SA10が使用される半導体試験装置の場合は、ID番
号は1000個となるので、10ビットの信号を用いれ
ば、1024個のIDが付与できる。従って、この場合
には、本実施形態のID設定用ボード13のように出力
数が「2」のID設定用ボードであれば、各DSAに対
して5個ずつ設けるようにすれば足りる。これに対し
て、10000種類のDSA10が使用可能な半導体試
験装置の場合には、ID番号も10000個必要とな
り、本実施形態のように、14ビットの信号を用いるこ
とで16384通りのID番号を付与することができる
ようになる。
【0047】このように、本実施形態に係るID設定用
ボード13は、設置数,出力ビット数、また、使用可能
なビット数のうち何ビットをID信号として割り当てる
かについては、任意に設定することができるものであ
る。なお、このID設定用ボード13へのID番号の設
定は、DSA10の組立前に行っておき、DSA10に
搭載するソケットボード11の種類が設定された後、対
応する2個一組に、同一のID番号を設定したID設定
用ボード13をDSA10の所定箇所に取り付けること
が好ましい。また、一度設定されたID番号は、通常は
後に変更する必要はなく、また、不用意なID変更によ
りDSA10の誤装着等が発生する場合もあるので、I
D設定用ボード13は、本実施形態に示すように、DS
A10側にボルト等を用いて固定し、着脱不能に取り付
けることが望ましい。
【0048】[ID一致回路]次に、図5を参照して、
本実施形態に係るID一致回路30について説明する。
図5は、本実施形態に係るID一致回路30の詳細を示
す回路図である。同図に示すように、本実施形態に係る
ID一致回路30は、一組のDSA10(10a,10
b)の一致不一致を検出する回路であり、本実施形態で
は、DSA10a,10bの各ID設定用ボード13か
ら入力される各14ビットのID信号を入力するように
なっている。具体的には、ID一致回路30は、図5に
示すように、各14ビットのID信号を入力する14個
のXOR回路と7個のNOR回路及び1個のAND回路
からなり、各DSA10a,10bのID設定用ボード
13から入力される14ビットのID信号を、対応する
ビット同士で比較し、全ビットが一致する場合にのみ、
HIGH(1)の信号を出力され、その他の場合にはL
OW(0)の信号が出力されるようになっている。
【0049】これにより、マザーボード20上に搭載さ
れるDSA10の組合せの一致が検出されることにな
り、種類の異なるDSA10が組み合わされた場合に
は、異常信号(LOW(0)信号)を出力することがで
きるので、異常発生に対応した処理を行うことが可能と
なる。本実施形態では、後述するように、DSA10を
マザーボード20側にロックするロック機構をロック不
能状態に制御するとともに、ID番号不一致を示す表示
を行うようにしてある。なお、本実施形態では、このI
D一致回路30を、マザーボード20側のユーティリテ
ィボード20aに備えられており(図4,図7参照)、
ID信号の不一致が検出された場合には、後述するよう
に、ユーティリティボード20aにおいて「ID番号異
常有り」として処理されるようになっている。
【0050】[デージーチェーン回路]次に、図6を参
照して、本実施形態に係るデージーチェーン回路40に
ついて説明する。図6は、本実施形態に係るデージーチ
ェーン回路40を概念的に示す説明図である。同図に示
すように、デージーチェーン回路40は、マザーボード
20側の一のコネクタ21(図6左端のコネクタ21)
から信号を入力し、対応するDSA10側のコネクタ1
4(図6左端のコネクタ14)を経由して、マザーボー
ド20とDSA10の全コネクタ21,14に順次信号
を伝送し、出力信号の有無を検出する回路となってい
る。
【0051】具体的には、デージーチェーン回路40
は、マザーボード20側のコネクタ21及びDSA10
側のコネクタ14のそれぞれ対応するピンをデージーチ
ェーン用に割り当て、全コネクタが順次直列に接続され
るように伝送線路を形成するようにしたもので、本実施
形態では、図6に示すように、マザーボード20側のコ
ネクタ21及びDSA10側のコネクタ14の、それぞ
れ二つのピンを短絡させることにより、全コネクタを直
列に接続してある。まず、マザーボード20側では、各
コネクタ21の2個のピン(図6ではオス型ピン)をデ
ージーチェーン用に割り当て、一つを入力側、他の一つ
を出力側としてある。そして、隣接するコネクタ21間
で、一方のコネクタ21のデージーチェーン用出力ピン
と、他方のコネクタ21のデージーチェーン用入力ピン
とを、短絡線20aを介して接続するようにしてある。
また、DSA10側でも、各コネクタ14の2個のピン
(図6ではメス型ピン)をデージーチェーン用に割り当
て、一つを入力側、他の一つを出力側とし、当該コネク
タ14内で、入力側と出力側を短絡線14aで接続する
ようにしてある。なお、各コネクタ21,14における
デージーチェーン用のピンは、各コネクタにおいて使用
されない空ピン等を利用することができ、また、デージ
ーチェーン用に専用のピンを設けることもできる。
【0052】このようなデージーチェーン回路40によ
れば、マザーボード20側とDSA10側の対応する全
コネクタが正常に接続された場合にのみ、デージーチェ
ーン回路40の入力側と出力側が導通されることにな
り、いずれかのコネクタで接続不良がある場合には、デ
ージーチェーン回路40は導通されないことになる。従
って、このデージーチェーン回路40の入力側に電圧を
印加しておくことで、コネクタの接続と同時に、全コネ
クタに接続不良がない場合には正常信号(HIGH
(1)信号)が出力されることになり、この出力信号の
有無を監視することで、マザーボード20側とDSA1
0側の対応するコネクタがすべて正常に接続されている
か否かを検出することができる。これにより、マザーボ
ード20とDSA10間のコネクタ接続異常が、DSA
10がマザーボード20側に搭載されてコネクタ同士が
接続されると同時に検出されることになる。そして、こ
のデージーチェーン回路40からの出力信号は、ユーテ
ィリティボード20aに入力されるようになっており
(図7参照)、後述するように、ID信号の一致不一致
とともにユーティリティボード20aで異常発生の有無
が判断され、異常の場合には「Daisy Chain異常有り」
として処理されることになる。
【0053】なお、デージーチェーン回路40は、本実
施形態では、マザーボード20側及びDSA10側の各
コネクタのそれぞれ2ピンをデージーチェーン用に割り
当てているが、これは、特に2ピンに限られるものでは
ない。すなわち、デージーチェーン回路40は、マザー
ボード20側とDSA10側の全コネクタが順次直列に
接続されるように伝送線路を形成できる限り、使用され
るピン数や接続方法は特に限定されるものではない。従
って、例えば、DSA10とマザーボード20が同軸コ
ネクタを備える場合には、同軸コネクタのSIG線とG
ND線を短絡させることで、SIG線をデージーチェー
ンの入力側,GND線を出力側に割り当ててデージーチ
ェーン回路40を構成することもできる。また、本実施
形態では、デージーチェーン回路40の入力及び出力を
マザーボード20側で行っているが、DSA10側でデ
ージーチェーン回路40への信号の入出力を行うことも
可能である。
【0054】[ユーティリティボード]次に、図7を参
照して、本実施形態に係るユーティリティボード20a
について説明する。図7は、本実施形態に係る基板異常
検出回路付きの半導体試験装置におけるユーティリティ
ボード20aを概念的に示すブロック図である。本実施
形態のユーティリティボード20aは、マザーボード2
0側に備えられる基板で、図7に示すように、デージー
チェーン回路40からの出力信号が入力されるととも
に、ID設定用ボード13からのID信号が入力される
ID一致回路30を備えている。そして、ユーティリテ
ィボード20aは、図7に示すように、デージーチェー
ン回路40とID一致回路30の出力信号を入力する1
個のAND回路33と、デージーチェーン回路40の出
力信号を入力するデージーチェーン異常信号入力部34
及びID一致回路30の出力信号を入力するID番号異
常信号入力部35を備えている。
【0055】AND回路34は、デージーチェーン回路
40とID一致回路30から入力される信号がHIGH
(1)、すなわち正常である場合にだけ、「異常なし」
を示す信号(HIGH(1)信号)を出力する。このA
ND回路34の出力信号により、DSA10のID不一
致がなく、かつ、DSA10とマザーボード20の全コ
ネクタに接続不良がないか否かが検出され、「異常な
し」の制御が行われることになる。本実施形態では、こ
のAND回路34から「異常なし」信号が出力される
と、DSA10をマザーボード20側にロックするロッ
ク機構をロック状態(LOCK)に制御するようになっ
ている。
【0056】一方、デージーチェーン異常信号入力部3
4又はID番号異常信号入力部35では、入力される信
号がLOW(0)、すなわち異常信号である場合に、
「異常有り」を示す信号を出力するようになっている。
これにより、DSA10とマザーボード20のいずれか
のコネクタに接続不良があり、また、DSA10のID
に不一致があることが検出され、「Daisy Chain異常有
り」又は「ID番号異常有り」として処理されることに
なる。本実施形態では、この「異常あり」信号により、
DSA10をマザーボード20側にロックするロック機
構をロック不能状態(FREE)に制御するとともに、
「Daisy Chain異常有り」又は「ID番号異常有り」に
該当するLED等を点灯させて、異常発生を装置外部に
報知するようにしてある。
【0057】[異常検出動作]次に、以上のような構成
からなる本実施形態に係る基板異常検出回路付きの半導
体試験装置における異常検出動作について説明する。ま
ず、DSA10を2枚一組として用意し、マザーボード
20の所定の位置に搭載し、マザーボード20側のコネ
クタ21と各DSA10のコネクタ14を嵌合,接続さ
せる。DSA10がマザーボード20に搭載されると、
各DSA10のID設定用ボード13のID信号出力パ
ッド13aが、対応するマザーボード20側のコンタク
トピン用ボード23のコンタクトピン23aに接触し、
当該DSA10のID番号を示すID信号が出力され
る。
【0058】出力されたID信号は、コンタクトピン2
3aを経由してユーティリティボード20aのID一致
回路30に入力され、2枚のDSA10のID信号の一
致不一致が検出され、その結果が、ユーティリティボー
ド20aのAND回路34及びID番号異常信号入力部
35に入力される。また、DSA10がマザーボード2
0に搭載され、DSA10とマザーボード20の各コネ
クタが接続されてデージーチェーン回路40が導通され
ると、デージーチェーン信号が出力され、ユーティリテ
ィボード20aのAND回路34及びデージーチェーン
異常信号入力部34に入力される。
【0059】そして、ユーティリティボード20aのA
ND回路33では、各回路から入力される信号がHIG
H(1)、すなわち正常である場合には、「異常なし」
を示す信号(HIGH(1)信号)が出力される。これ
により、マザーボード20に搭載された2枚一組のDS
A10のIDには不一致がなく、かつ、DSA10とマ
ザーボード20の全コネクタが正常に接続されたことに
なり、「異常なし」として、DSA10をマザーボード
20側にロックするロック機構がDSA10をロック
(LOCK)する。従って、この状態で、DSA10と
マザーボード20を用いた半導体部品の試験を行うこと
ができる。
【0060】一方、デージーチェーン異常信号入力部3
4又はID番号異常信号入力部35では、LOW
(0)、すなわち異常信号が入力されると、DSA10
とマザーボード20のいずれかのコネクタに接続不良が
あり、また、マザーボード20に搭載されたDSA10
の組合せに異常があるとして、「異常有り」を示す信号
を出力する。これにより、該当する「Daisy Chain異常
有り」又は「ID番号異常有り」の処理が行われること
になる。すなわち、DSA10をマザーボード20側に
ロックするロック機構がロック不能状態(FREE)に
制御されするとともに、「Daisy Chain異常有り」又は
「ID番号異常有り」に該当するLED等が点灯され、
異常発生が装置外部に報知されることになる。従って、
この状態では、半導体試験装置を使用することができ
ず、組合せを取り違えたDSA10がマザーボード20
に装着されたままの状態で半導体試験が行われたり、一
部のコネクタが接続不良の状態のまま試験が行われるよ
うなことはない。
【0061】以上説明したように、本実施形態に係る基
板異常検出回路付き装置によれば、DSA10の組合せ
を示すID設定用ボード13と、ID設定用ボード13
から出力されるID信号の一致性を検出するID一致回
路30を備えることにより、所定のID番号を付与し、
そのID番号の一致不一致を判定するだけで、2枚一組
のDSA10が所定の組合せとなっているか否かを判定
することができる。これにより、DSA10の構成や外
形等を変更することなく、各DSA10に固有のID番
号を付与することで、DSA10の組合せの適否を判別
することができ、DSA10の取り違えを容易かつ確実
に検出して、DSA10の誤装着等によるソケット,搭
載部品等の破損,故障等を確実に防止することができ
る。また、本実施形態では、DSA10側からのID信
号を入力して、当該DSA10の組合せが正しいか否か
が判定されるので、DSA10がマザーボード20側に
搭載されると同時にその組合せの適否を判断することが
でき、迅速な判定処理が可能となって、半導体試験装置
による本来の試験作業や処理等を効率良く行うことがで
きる。しかも、ID番号を付与してDSA10の組合せ
を特定することができるので、DSA10の種類や数が
増減した場合にも、ID番号の付加,削除によって容易
に対応することが可能となり、汎用性,拡張性に優れた
異常検出回路を実現することができる。
【0062】また、本実施形態では、DSA10とマザ
ーボード20の全コネクタを経由して信号を伝送するデ
ージーチェーン回路40を備えているので、いずれかの
コネクタ間に接続不良,接続異常等があっても、これを
直ちに検出することができる。しかも、全コネクタ間に
信号を伝送させるデージーチェーン回路40により接続
不良等を検出することで、DSA10とマザーボード2
0間のコネクタが接続されると同時にその不良,不具合
の有無を判定することができる。これにより、多数のコ
ネクタを有するDSA10とマザーボード20が備えら
れる半導体試験装置であっても、接続不良や脱落等を容
易かつ確実に発見することができ、コネクタの接続不良
による動作不良や作業効率の低下等のない信頼性の高い
試験装置を実現することができる。
【0063】特に、本実施形態では、ID一致回路30
とデージーチェーン回路40の双方を備えることで、D
SA10の組合せ異常を確実に検出できるとともに、D
SA10とマザーボード20間のコネクタ接続不良につ
いても同時に検出することができる。これにより、複数
のDSA10が組み合わせて使用され、かつ、各DSA
10が複数のコネクタ14を備える半導体試験装置にお
いて、ID番号を付与してDSA10の組合せ異常を確
実に検出するとともに、多数のコネクタの接続不良も容
易に発見することができ、より汎用性,拡張性に優れ信
頼性の高い半導体試験装置を提供することができる。
【0064】以上、本発明の基板異常検出回路付き装置
について、好ましい実施形態を示して説明したが、本発
明に係る基板異常検出回路付き装置は、上述した実施形
態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々
の変更実施が可能であることは言うまでもない。例え
ば、上記実施形態では、ID設定用ボードを、一組のD
SAのID番号の設定,出力のみに使用していたが、こ
れを他の用途に使用される任意の番号を設定,出力する
番号設定手段として使用することもできる。すなわち、
上記実施形態では、ID設定用ボードが2ビットの信号
を設定,出力するとともに、この2ビット信号を、すべ
てID番号を示すID信号として使用していたが、例え
ば、ID設定用ボードを、6ビットの信号が設定,出力
可能な構成とすれば、2ビットについては、本発明に係
るID信号として使用し、残りの4ビット分を他の信号
用として割り当てることが可能となる。これにより、例
えば、ユーザ先で任意のシリアル番号やユーザ番号,整
理番号等を入力,設定するための番号手段とすることが
できる。
【0065】また、上記実施形態で示した半導体試験装
置では、ID一致回路とデージーチェーン回路の双方を
備えることで、DSAの組合せ異常の検出を行うと同時
に、DSA,マザーボード間のコネクタ接続不良の検出
も行うようになっているが、これは、いずれか一方のみ
であっても勿論良い。また、ID一致回路で組合せの適
否が判定される基板群として、上記実施形態では2枚一
組のDSAを例にとっているが、これは2枚一組に限定
されるものでなく、2枚以上であれば3枚一組,4枚一
組であっても良いことは言うまでもない。同様に、デー
ジーチェーン回路で接続不良が検出されるコネクタ数
も、上記実施形態では複数のコネクタとしてあるが、こ
れは、接続される基板間に少なくとも一つずつのコネク
タが備えられるものであれば良い。
【0066】さらに、上記実施形態では、半導体試験装
置におけるソケットボードとマザーボードのコネクタの
着脱を例にとって本発明に係る基板異常検出回路を説明
したが、本発明の異常検出回路が用いられる対象は、D
SAとマザーボードを備えた半導体試験装置に限られる
ものではない。すなわち、本発明の基板異常検出回路付
き装置は、二以上の基板が組み合わされて相手側基板に
接続されるか、一又は二以上のコネクタを備えた基板
が、対応するコネクタを備える相手側基板に接続される
ことによって動作する装置である限り、どのような基板
や装置についても適用が妨げられるものではない。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の基板異常
検出回路付き装置によれば、複数の基板が一組となって
相手側基板に接続される装置において、当該一組の基板
の組合せを示すID信号を入力することで当該基板の組
合せの一致不一致を検出する一致回路を備えることによ
り、異種基板が組み合わされて使用されることを容易か
つ確実に検出することができる。これにより、基板の誤
装着による基板やソケット,搭載部品等の破損,故障等
を未然に防止することができ、特に、複数のソケットボ
ードを備えるDSAが複数組み合わされて同時使用され
る半導体試験装置に好適となる。
【0068】また、本発明の基板異常検出回路付き装置
によれば、一又は二以上のコネクタを備えた基板が、対
応する一又は二以上のコネクタを備えた相手側基板に接
続される装置において、接続される全コネクタを経由し
て信号を伝送し、当該信号の出力結果を検出するデージ
ーチェーン回路を備えることにより、対応するコネクタ
の接続不良や脱落等を容易かつ確実に検出することがで
きる。これにより、コネクタの接続不良による動作不良
や作業効率の低下等を未然に防止することができ、特
に、複数のコネクタが同時に接続されるマザーボードと
ソケットボードを備える半導体試験装置に好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る基板異常検出回路付
きの半導体試験装置を示す分解斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る基板異常検出回路付
きの半導体試験装置を示す、(a)はDSAをマザーボ
ード側から取り外した状態の正面図、(b)は(a)に
示すDSAの底面図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る基板異常検出回路付
きの半導体試験装置におけるID設定用ボードとコンタ
クトピン用ボードを概念的に示す要部断面正面図であ
る。
【図4】本発明の一実施形態に係る基板異常検出回路付
きの半導体試験装置におけるID設定用ボードとID一
致回路を概念的に示すブロック図である。
【図5】本発明の一実施形態に係る基板異常検出回路付
きの半導体試験装置におけるID一致回路の詳細を示す
回路図である。
【図6】本発明の一実施形態に係る基板異常検出回路付
きの半導体試験装置におけるデージーチェーン回路を概
念的に示す説明図である。
【図7】本発明の一実施形態に係る基板異常検出回路付
きの半導体試験装置におけるユーティリティボードを概
念的に示すブロック図である。
【図8】特願2002−047186号において本願出
願人が提案している半導体試験装置を概念的に示す説明
図であり、(a)はDSAをマザーボード側から取り外
した状態の正面図、(b)は(a)に示すDSAの底面
図である。
【符号の説明】
10 DSA 10a DSA−A 10b DSA−B 11 ソケットボード 12 SBフレーム 13 ID設定用ボード 14 コネクタ(DSA側) 20 マザーボード 20a ユーティリティボード 21 コネクタ(マザーボード側) 23 コンタクトピン用ボード 30 ID一致回路 40 デージーチェーン回路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の基板が組み合わされてなる少なく
    とも一組の基板群と、この基板群が接続される相手側基
    板とを有する装置であって、 前記基板群の各基板にそれぞれ備えられ、当該基板群に
    対して付与される所定のID番号を設定するとともに、
    当該ID番号を示すID信号を出力するID設定用ボー
    ドと、 前記基板群に対応する相手側基板に備えられ、前記ID
    設定用ボードから出力される各ID信号を入力するID
    信号入力ボードと、 前記ID信号入力ボードから出力される各ID信号を入
    力し、対応する前記各基板のID信号の一致不一致を検
    出する一致回路と、を備え、 前記基板群における基板の組合せ異常を検出することを
    特徴とする基板異常検出回路付き装置。
  2. 【請求項2】 一又は二以上のコネクタを備えた基板
    と、この基板の各コネクタが接続される一又は二以上の
    コネクタを備えた相手側基板とを有する装置であって、 前記相手側基板又は前記基板の一のコネクタから信号を
    入力し、対応する各コネクタを経由して全コネクタに順
    次信号を伝送し、出力信号の有無を検出するデージーチ
    ェーン回路を備え、 前記基板及び相手側基板の対応する全コネクタの接続異
    常を検出することを特徴とする基板異常検出回路付き装
    置。
  3. 【請求項3】 一又は二以上のコネクタを備えた複数の
    基板が組み合わされてなる少なくとも一組の基板群と、
    この基板群の各基板のコネクタが接続される一又は二以
    上のコネクタを備えた相手側基板とを有する装置であっ
    て、 前記基板群の各基板にそれぞれ備えられ、当該基板群に
    対して付与される所定のID番号を設定するとともに、
    当該ID番号を示すID信号を出力するID設定用ボー
    ドと、 前記基板群に対応する相手側基板に備えられ、前記ID
    設定用ボードから出力される各ID信号を入力するID
    信号入力ボードと、 前記ID信号入力ボードから出力される各ID信号を入
    力し、対応する前記各基板のID信号の一致不一致を検
    出する一致回路と、 前記相手側基板又は前記基板の一のコネクタから信号を
    入力し、対応する各コネクタを経由して全コネクタに順
    次信号を伝送し、出力信号の有無を検出するデージーチ
    ェーン回路と、を備え、 前記基板群における基板の組合せ異常を検出するととも
    に、 前記基板及び相手側基板の対応する全コネクタの接続異
    常を検出することを特徴とする基板異常検出回路付き装
    置。
  4. 【請求項4】 前記ID信号設定用ボードが、前記基板
    に複数備えられ、当該複数のID信号設定用ボードによ
    り、当該基板の一のID番号が設定,出力される請求項
    1又は3記載の基板異常検出回路付き装置。
  5. 【請求項5】 前記デージーチェーン回路が、前記基板
    及び相手側基板のコネクタに備えられる一又は二以上の
    ピンが当該基板及び相手側基板内において短絡されるこ
    とにより接続される請求項2又は3記載の基板異常検出
    回路付き装置。
  6. 【請求項6】 前記基板が、試験対象となる半導体部品
    が搭載,接続される一又は二以上のソケットボードを有
    するDSAからなり、 前記相手側基板が、前記DSAが搭載,接続される半導
    体試験装置のマザーボードからなる請求項1,2,3,
    4又は5記載の基板異常検出回路付き装置。
  7. 【請求項7】 前記基板が、試験対象となる半導体部品
    が搭載,接続される一又は二以上のソケットボードを有
    するDSAからなり、 前記基板群が、前記DSAからなる基板が複数組み合わ
    されてなり、 前記相手側基板が、前記基板群を構成する複数のDSA
    が一体的に搭載,接続される半導体試験装置のマザーボ
    ードからなる請求項1,3又は4記載の基板異常検出回
    路付き装置。
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