JP2000310664A - Ic試験装置、及びic試験装置における外部機器識別方法 - Google Patents

Ic試験装置、及びic試験装置における外部機器識別方法

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JP2000310664A
JP2000310664A JP11120016A JP12001699A JP2000310664A JP 2000310664 A JP2000310664 A JP 2000310664A JP 11120016 A JP11120016 A JP 11120016A JP 12001699 A JP12001699 A JP 12001699A JP 2000310664 A JP2000310664 A JP 2000310664A
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signal
external
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Tomotaka Sawamoto
倫孝 澤本
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Ando Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部接続された機器を制御して半導体デバイ
スの試験を行うIC試験装置において、外部接続された
機器を自動的に判別できるようにすることを目的とす
る。 【解決手段】 被試験デバイスについての各種測定を行
う測定部2に対して被試験デバイスを順次セットする外
部機器3が接続されたIC試験装置1であって、被試験
デバイスの試験開始時に外部機器3から送信された信号
1を受信してその種類を特定し、外部機器判別テーブル
7aに設定された内容を参照することにより、外部機器
3の種類を特定する。そして、信号1に対応する外部機
器が複数ある場合には、信号2の種類を特定して、信号
1及び信号2に対応づけて外部機器判別テーブル7aに
設定された外部機器3を特定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外部接続された機
器(例えば、オートハンドラまたはプローバ)を利用し
て半導体デバイスの試験を行うIC試験装置、及び、こ
のIC試験装置における外部機器識別方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体デバイスの特性を測定し、
その特性が適正な範囲内であるか否かを判定することに
より半導体デバイスの良否を判定するIC試験装置が用
いられていた。一般に、従来のIC試験装置は、IC試
験装置全体を制御する制御部と、試験対象の半導体デバ
イスを格納し、この半導体デバイスについての各種測定
を行う測定部と、によって構成されていた。
【0003】この従来のIC試験装置を用いて多数の半
導体デバイスの試験を連続して行う際には、試験対象の
半導体デバイスを上記測定部内に順次セットしていく必
要があった。そこで、試験の高速化及び効率化を図るた
め、測定部内に自動的に半導体デバイスをセットする機
器を測定部の外部に接続して利用することがあった。こ
れら外部接続された機器は、IC試験装置内の制御部に
よって、対応する制御プログラムに基づいて制御されて
いた。
【0004】図4は、上記従来のIC試験装置に各種機
器を外部接続した場合の、IC試験における作業手順を
示すフローチャートである。図4に示すように、オペレ
ータの操作に従ってIC試験が開始されると(ステップ
S51)、オペレータが外部の機器を接続し(ステップ
S52)、続いて、オペレータが接続した機器の種類や
名称を選択入力する(ステップS53)。
【0005】そして、IC試験装置によって、選択入力
された機器に対応する制御プログラムが読み込まれ(ス
テップS54)、試験対象の半導体デバイスの特性が測
定される(ステップS55)。その後、測定結果を基に
して試験対象の半導体デバイスの良否の判定等、各種測
定後処理が行われていた(ステップS56)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
IC試験装置においては、外部機器を接続した際、接続
した外部機器の種類や名称をオペレータが選択入力する
必要があった。このため、オペレータの作業の手間がか
かる一方、入力ミスにより誤った機器を選択してしまう
恐れがあった。この場合、対応しない制御プログラムが
読み込まれることで半導体デバイスの試験に支障を来し
てしまうので、オペレータは、入力ミスのないように細
心の注意を払う必要があった。
【0007】特に、IC試験装置に接続される外部機器
の多様化と制御の複雑化に伴って、外部機器の種類を選
択入力する際には慎重な操作が求められ、オペレータの
作業負担は大きくなる一方であった。
【0008】本発明は、上記問題点を解決するため、外
部接続された機器を利用して半導体デバイスの試験を行
うIC試験装置において、外部接続された機器を自動的
に判別できるようにすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、外部機器に接続され、半導
体デバイスの試験に際して前記外部機器と所定の信号を
送受信するIC試験装置において、複数の前記外部機器
と各外部機器から送信される信号とを対応づけて記憶す
る記憶手段(例えば、外部機器判別テーブル7aを格納
する記憶装置7)と、前記外部機器から信号が送信され
た際に、当該信号に対応する前記外部機器を前記記憶手
段に記憶された前記外部機器の中から特定する機器特定
手段(例えば、制御装置5)と、を備えることを特徴と
している。
【0010】この請求項1記載の発明によれば、外部機
器に接続され、半導体デバイスの試験に際して外部機器
と所定の信号を送受信するIC試験装置において、複数
の外部機器と各外部機器から送信される信号とを対応づ
けて記憶手段に記憶し、機器特定手段によって、外部機
器から信号が送信された際に、当該信号に対応する外部
機器を記憶手段に記憶された外部機器の中から特定す
る。
【0011】従って、外部機器を接続したIC試験装置
によって半導体デバイスの試験を行う際に、接続された
外部機器が自動的に特定されるので、オペレータが外部
機器を選択入力する等の操作が不要である。このため、
入力ミスにより半導体デバイスの試験に支障を来す恐れ
がないので、オペレータの作業負担を著しく軽減すると
ともに、より信頼性の高いIC試験装置を実現すること
ができる。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載のI
C試験装置において、前記記憶手段は、前記外部機器か
ら最初に送信される第1の信号と次に送信される第2の
信号とを前記各外部機器に対応づけて記憶し、前記機器
特定手段は、前記記憶手段に記憶された前記外部機器の
中から前記第1の信号に対応する前記外部機器を特定す
る第1の特定手段(例えば、ステップS4の処理を行う
制御装置5)と、この第1の特定手段により複数の前記
外部機器が特定された場合に、これら複数の前記外部機
器の中から前記第2の信号に対応する前記外部機器を特
定する第2の特定手段(例えば、ステップS8の処理を
行う制御装置5)とを備えること、を特徴としている。
【0013】この請求項2記載の発明によれば、請求項
1記載のIC試験装置において、記憶手段は、外部機器
から最初に送信される第1の信号と次に送信される第2
の信号とを各外部機器に対応づけて記憶し、機器特定手
段は、第1の特定手段によって記憶手段に記憶された前
記外部機器の中から前記第1の信号に対応する前記外部
機器を特定し、第1の特定手段により複数の外部機器が
特定された場合に、これら複数の外部機器の中から第2
の特定手段によって、第2の信号に対応する外部機器を
特定する。
【0014】また、請求項4記載の発明は、外部機器に
接続され、半導体デバイスの試験に際して前記外部機器
との間で所定の信号を送受信するIC試験装置における
外部機器識別方法であって、複数の前記外部機器から最
初に送信される第1の信号と次に送信される第2の信号
とを各外部機器毎に対応づけて記憶する第1工程(例え
ば、記憶装置7に外部機器判別テーブル7aを格納する
処理)と、前記外部機器から前記第1の信号が送信され
た際に、当該第1の信号に対応する前記外部機器を前記
第1工程で記憶された外部機器の中から特定する第2工
程(例えば、ステップS4における制御装置5の処理)
と、この第2工程で複数の前記外部機器が特定された場
合に、これら複数の前記外部機器の中から前記第2の信
号に対応する前記外部機器を特定する第3工程(例え
ば、ステップS8における制御装置5の処理)と、を含
むことを特徴としている。
【0015】従って、複数の信号をもとに外部機器を特
定するので、IC試験装置に接続可能な外部機器が非常
に多数であっても、接続された外部機器を容易に特定す
ることができる。即ち、外部機器とIC試験装置との間
で送受信される信号の種類が限られていても、複数の信
号の組み合わせで外部機器を特定することにより、多数
の外部機器にも対応できる。このため、幅広いIC試験
装置に適用して、オペレータの負担軽減とより一層の信
頼性向上とを実現することができる。
【0016】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載のIC試験装置において、前記記憶手段に記憶され
ていない信号が前記外部機器から送信された場合に前記
半導体デバイスの試験を停止させる試験制御手段(例え
ば、ステップS5の処理を行う制御装置5)をさらに備
えること、を特徴としている。
【0017】この請求項3記載の発明によれば、請求項
1または2記載のIC試験装置において、試験制御手段
によって、記憶手段に記憶されていない信号が外部機器
から送信された場合に半導体デバイスの試験を停止させ
る。
【0018】また、請求項5記載の発明は、請求項4記
載のIC試験装置における外部機器識別方法であって、
前記記憶手段に記憶されていない信号が前記外部機器か
ら送信された場合に前記半導体デバイスの試験を停止さ
せること、を特徴としている。
【0019】従って、対応しない外部機器が接続された
場合には半導体デバイスの試験が停止されるので、誤っ
た外部機器が接続されてしまっても、異常な動作等を引
き起こす恐れがない。これにより、より一層信頼性の高
いIC試験装置を提供することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した実施の形
態について、図1〜図3の図面を参照しながら説明す
る。
【0021】図1は、本発明の実施の形態におけるIC
試験装置1の概略構成を示すブロック図である。図1に
示すようIC試験装置1は、IC試験装置本体4と、I
C試験装置本体4に接続された測定部2と、外部機器3
とによって構成される。また、IC試験装置本体4は、
その内部に制御装置5、外部機器制御装置6及び記憶装
置7の各部を備えている。なお、このIC試験装置1に
は、表示装置(図示略)や入力装置(図示略)が接続さ
れる構成としても良い。
【0022】測定部2は、内部に試験対象の半導体デバ
イスである被試験デバイスを格納し、後述する制御装置
5による制御に従って被試験デバイスの特性等の各種測
定を実行する。
【0023】外部機器3は、測定部2に着脱可能に接続
された外部の機器である。この外部機器3としては、I
C試験装置1に対応する各種の機器のうち任意の機器を
用いることができ、例えば、多数の被試験デバイスを測
定部2に順次セットする等の機能を備えたものが挙げら
れる。外部機器3は、後述する外部機器制御装置6との
間で制御信号や各種データの送受信を行い、外部機器制
御装置6による制御に従って動作する。
【0024】IC試験装置本体4は、上述のように、制
御装置5、外部機器制御装置6及び記憶装置7の各部を
内蔵する。制御装置5は、記憶装置7内に格納された各
種制御プログラムを読み込んで実行することにより、測
定部2及びその他の各部の制御を行う。具体的には、制
御装置5はIC試験装置1の電源が投入されるととも
に、記憶装置7内に格納されたIC試験装置制御プログ
ラムを読み込み、IC試験装置本体4内の各部、測定部
2及び外部機器3を初期状態に移行させる。そして、試
験開始を示す指示入力に応じて、後述するIC試験(図
3)等の各種処理を実行する。
【0025】また、制御装置5は測定部2に接続され、
測定部2によって実行される被試験デバイスに関する各
種測定処理を制御し、その後、測定結果を基に被試験デ
バイスの良否の判定等の処理を実行する。さらに、制御
装置5は外部機器制御装置6に接続され、外部機器制御
装置6に対して外部機器3の制御開始及びその終了等、
外部機器制御装置6の制御についての各種指示を出力す
る。
【0026】外部機器制御装置6は、IC試験装置本体
4外の外部機器3と互いに接続され、制御装置5から入
力される各種指示に従って、被試験デバイスの試験に際
し、外部機器3の動作を制御する。
【0027】記憶装置7は、光学的、磁気的記録媒体、
あるいは半導体メモリ等によってなる記憶媒体を内部に
備え、この記憶媒体内に、各種プログラムや当該プログ
ラムに係るデータを格納する。具体的には、記憶装置7
内には、IC試験装置1全体を制御するためのIC試験
装置制御プログラムや、外部機器3を制御するための外
部機器制御プログラム、外部機器判別テーブル7a等
が、制御装置5及び外部機器制御装置6によって読み取
り可能な形式で格納されている。
【0028】なお、記憶装置7には、複数の種類の外部
機器3に対応する制御プログラムがそれぞれ格納されて
おり、制御装置5は、測定部2に接続されている外部機
器3に対応する制御プログラムを読み込んで実行するこ
とにより、外部機器制御装置6によって外部機器3の適
切な制御を実行させる。
【0029】図2は、図1の記憶装置7内に格納される
外部機器判別テーブル7aの構成を模式的に示す図であ
る。この外部機器判別テーブル7aは、外部機器3から
外部機器制御装置6に送信される信号の種類が、外部機
器3毎に設定されたテーブルである。
【0030】例えば、外部機器判別テーブル7aには、
外部機器Aに対応する「信号1」として「割り込みX」
が設定されている。これは、外部機器Aが接続された場
合は、外部機器Aから最初の信号として「X」という割
り込み信号が出力されることを示している。同様に、外
部機器Bについても、「信号1」として「割り込みX」
が設定されている。このため、外部機器3から「信号
1」として「X」の割り込み信号が出力された場合に
は、その外部機器3は外部機器Aまたは外部機器Bであ
ると判別することができる。
【0031】さらに、外部機器Aに対応づけて、「信号
2」として「割り込みZ」が設定されている。つまり、
外部機器Aが接続された場合、この外部機器Aから2番
目の信号として「Z」の割り込み信号が出力される。従
って、外部機器3から、最初に「X」の割り込み信号が
出力され、続いて「Z」の割り込み信号が出力された場
合、その外部機器3は外部機器Aであると判別すること
ができる。
【0032】また、外部機器Cについては、「信号1」
に「割り込みY」が設定され、「信号2」に設定された
事項はない。つまり、外部機器3として外部機器Cを接
続した場合、はじめに「Y」の割り込み信号が出力さ
れ、次に出力される割り込み信号がないことを示してい
る。
【0033】なお、この図3に示す外部機器判別テーブ
ル7aで、「X」、「Y」および「Z」は、それぞれ外
部機器制御装置6に入力される割り込み信号の種類を示
す符号であり、外部機器3および外部機器制御装置6
は、さらに多くの種類の割り込み信号を入出力すること
も勿論可能である。
【0034】続いて、上記のように構成されるIC試験
装置1の動作について説明する。図3は、上記のIC試
験装置1において実行されるIC試験を示すフローチャ
ートである。
【0035】この図3に示すように、IC試験装置1
は、被試験デバイスの試験が開始されるまで待機状態に
ある(ステップS1)。そして、試験開始を示す指示入
力に応じて(ステップS1;Yes)、外部機器3から
IC試験装置本体4へ最初の信号が送信されるので、こ
の信号を制御装置5が受信する(ステップS2)。
【0036】そして、制御装置5は、受信した最初の信
号である「信号1」の解析を開始し(ステップS3)、
受信した「信号1」と記憶装置7内の外部機器判別テー
ブル7aに設定された「信号1」とを比較対照する(ス
テップS4)。
【0037】ここで、ステップS2で受信した「信号
1」が、外部機器判別テーブル7aに設定されていない
信号であった場合には、図示しない表示装置等の装置に
よってエラーメッセージを出力報知する等、所定のエラ
ー処理を実行し(ステップS5)、ステップS1に戻
る。
【0038】また、ステップS4で、受信した「信号
1」が外部機器判別テーブル7aに設定された「Y」の
割り込み信号であった場合には、外部機器3が外部機器
Cであると判別し、後述するステップS11に移行す
る。
【0039】さらに、ステップS4で、受信した「信号
1」が、外部機器判別テーブル7aに設定された「Z」
の割り込み信号であった場合は、制御装置5は続けて外
部機器3から送信される「信号2」を受信して、その解
析を開始する(ステップS7)。
【0040】ステップS8では、ステップS7で受信さ
れた「信号2」と外部機器判別テーブル7aに設定され
た「信号2」とを比較対照し、該当する信号が外部機器
判別テーブル7aに設定されていない場合にはステップ
S5へ移行して、上記所定のエラー処理が実行される。
【0041】また、ステップS7で受信した「信号2」
が「データ送信」の信号であった場合は、外部機器3は
外部機器Cであると判別して(ステップS9)、後述す
るステップS11へ移行する。
【0042】そして、受信した「信号2」が「Z」の割
り込み信号であった場合には、外部機器3は外部機器A
であると判別して、ステップS11へ移行する。
【0043】ステップS11では、ステップS6,S
9,S10で判別した外部機器に対応する制御プログラ
ムを記憶装置7から読み込んで実行する。そして、記憶
装置7内に格納されたIC試験装置制御プログラムに従
って、測定部2内の被試験デバイスについての各種測定
を実行する(ステップS12)。
【0044】被試験デバイスについての測定が終了した
後は、測定結果に基づく被試験デバイスの良否の判定等
の処理を行って(ステップS13)、ステップS1に戻
る。
【0045】以上のように、本発明の実施の形態におけ
るIC試験装置1によれば、被試験デバイスについての
測定を行う測定部2と、この測定部2に外部接続され、
測定部2への被試験デバイスのセット等を行う外部機器
3と、外部機器3の動作を制御する外部機器制御装置6
と、IC試験装置1のIC試験装置制御プログラムと、
外部機器3の種類に応じた複数の外部機器制御プログラ
ムと、外部機器判別テーブル7aと、を格納する記憶装
置7と、記憶装置7内に格納された各種プログラムに従
ってIC試験装置1の各部を制御する制御装置5と、を
備え、外部機器3から入力される信号を受信して外部機
器判別テーブル7aに設定された信号と比較対照するこ
とで外部機器3の種類を判別し、判別した外部機器3に
対応する制御プログラムを記憶装置7から読み出して実
行する。
【0046】これにより、従来はオペレータの選択入力
に従って行っていた外部機器3の判別処理を自動的に実
行するので、特に慎重を要するオペレータの作業を自動
化することによって作業負担を著しく軽減することがで
きる。また、判別した外部機器3に対応する制御プログ
ラムを自動的に読み込むので、オペレータの誤った操作
によって被試験デバイスの試験に支障を来す恐れがな
い。
【0047】従って、特に慎重な操作が求められる操作
が不要なので、オペレータの作業負担を著しく軽減する
ことができる。また、外部機器3が外部機器判別テーブ
ル7aに設定されていない機器であった場合には所定の
エラー処理を実行するので、対応しない制御プログラム
に従って処理が行われることが無い。このため、誤った
外部機器3が接続された場合は試験が行われず、事故が
発生する恐れがない。
【0048】なお、上記実施の形態におけるIC試験装
置1においては、測定部2、外部機器3及びIC試験装
置本体4内の各部によって構成されるものとしたが、本
発明はこれに限定されるものではなく、例えば、オペレ
ータによる各種操作が行われる入力装置や、被試験デバ
イスの試験に関する情報等を表示する表示装置等を備え
る構成としても良い。又、外部機器3は、単に測定部2
への被試験デバイスのセットを目的とする機器だけでな
く、IC試験装置1による被試験デバイスの試験に係る
動作を実行するものであれば、何でも良い。そして、外
部機器3の種類を判別するための外部機器判別テーブル
7aに設定される信号は、「信号1」、「信号2」に限
らず、さらに多くの信号が外部機器判別テーブル7aに
設定される構成としても良い。その他、上記実施の形態
における細部構成についても、勿論、適宜変更可能であ
る。
【0049】
【発明の効果】請求項1記載の発明のIC試験装置によ
れば、外部機器を接続したIC試験装置によって半導体
デバイスの試験を行う際に、接続された外部機器が自動
的に特定されるので、オペレータが外部機器を選択入力
する等の操作が不要である。このため、入力ミスにより
半導体デバイスの試験に支障を来す恐れがないので、オ
ペレータの作業負担を著しく軽減するとともに、より信
頼性の高いIC試験装置を実現することができる。
【0050】請求項2記載の発明のIC試験装置、及
び、請求項4記載のIC試験装置における外部機器識別
方法によれば、複数の信号をもとに外部機器を特定する
ので、IC試験装置に接続可能な外部機器が非常に多数
であっても、接続された外部機器を容易に特定すること
ができる。即ち、外部機器とIC試験装置との間で送受
信される信号の種類が限られていても、複数の信号の組
み合わせで外部機器を特定することにより、多数の外部
機器にも対応できる。このため、幅広いIC試験装置に
適用して、オペレータの負担軽減とより一層の信頼性向
上とを実現することができる。
【0051】請求項3記載のIC試験装置、及び、請求
項4記載の発明のIC試験装置における外部機器識別方
法によれば、対応しない外部機器が接続された場合には
半導体デバイスの試験が停止されるので、誤った外部機
器が接続されてしまっても、異常な動作等を引き起こす
恐れがない。これにより、より一層信頼性の高いIC試
験装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるIC試験装置1の
概略構成を示すブロック図である。
【図2】図1の記憶装置7内に格納される外部機器判別
テーブル7aの構成を示す図である、
【図3】図1のIC試験装置1により実行されるIC試
験の様子を示すフローチャートである。
【図4】従来のIC試験装置に各種機器を外部接続した
場合の、IC試験における作業手順を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
1 IC試験装置 2 測定部 3 外部機器 4 IC試験装置本体 5 制御装置 6 外部機器制御装置 7 記憶装置 7a 外部機器判別テーブル

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外部機器に接続され、半導体デバイスの試
    験に際して前記外部機器と所定の信号を送受信するIC
    試験装置において、 複数の前記外部機器と各外部機器から送信される信号と
    を対応づけて記憶する記憶手段と、 前記外部機器から信号が送信された際に、当該信号に対
    応する前記外部機器を前記記憶手段に記憶された前記外
    部機器の中から特定する機器特定手段と、 を備えることを特徴とするIC試験装置。
  2. 【請求項2】前記記憶手段は、前記外部機器から最初に
    送信される第1の信号と次に送信される第2の信号とを
    前記各外部機器に対応づけて記憶し、 前記機器特定手段は、前記記憶手段に記憶された前記外
    部機器の中から前記第1の信号に対応する前記外部機器
    を特定する第1の特定手段と、この第1の特定手段によ
    り複数の前記外部機器が特定された場合に、これら複数
    の前記外部機器の中から前記第2の信号に対応する前記
    外部機器を特定する第2の特定手段とを備えること、 を特徴とする請求項1記載のIC試験装置。
  3. 【請求項3】前記記憶手段に記憶されていない信号が前
    記外部機器から送信された場合に前記半導体デバイスの
    試験を停止させる試験制御手段をさらに備えること、 を特徴とする請求項1または2記載のIC試験装置。
  4. 【請求項4】外部機器に接続され、半導体デバイスの試
    験に際して前記外部機器との間で所定の信号を送受信す
    るIC試験装置における外部機器識別方法であって、 複数の前記外部機器から最初に送信される第1の信号と
    次に送信される第2の信号とを各外部機器毎に対応づけ
    て記憶する第1工程と、 前記外部機器から前記第1の信号が送信された際に、当
    該第1の信号に対応する前記外部機器を前記第1工程で
    記憶された外部機器の中から特定する第2工程と、 この第2工程で複数の前記外部機器が特定された場合
    に、これら複数の前記外部機器の中から前記第2の信号
    に対応する前記外部機器を特定する第3工程と、 を含むことを特徴とするIC試験装置における外部機器
    識別方法。
  5. 【請求項5】前記記憶手段に記憶されていない信号が前
    記外部機器から送信された場合に前記半導体デバイスの
    試験を停止させること、 を特徴とする請求項4記載のIC試験装置における外部
    機器識別方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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