JP2974060B2 - ケーブル接続ミス検出システム及びその使用方法並びにこのシステムに使用する接続ケーブル - Google Patents

ケーブル接続ミス検出システム及びその使用方法並びにこのシステムに使用する接続ケーブル

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JP2974060B2
JP2974060B2 JP8270840A JP27084096A JP2974060B2 JP 2974060 B2 JP2974060 B2 JP 2974060B2 JP 8270840 A JP8270840 A JP 8270840A JP 27084096 A JP27084096 A JP 27084096A JP 2974060 B2 JP2974060 B2 JP 2974060B2
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  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケーブル接続ミス
検出システム及びその使用方法並びにこのシステムに使
用する接続ケーブルに係り、特に、複数装置のコネクタ
間が正しくケーブル接続されているか否かを検出するケ
ーブル接続ミス検出システム及びその使用方法並びにこ
のシステムに使用する接続ケーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】図3に従来例を示す。この従来例は、特
開昭61-204573号公報に開示されたものである。
【0003】図3において、親装置500には、コネク
タ503,504を介して子装置501,502を接続
できるようになっており、公報記載の例では、コネクタ
503のみに子装置501が接続されている。コネクタ
503とコネクタ505を接続するケーブル507は、
複数の信号線を有し、そのうちの所定の2本553,5
55が、子装置501の内部で短絡されている。一方、
当該2本の信号線のうち一方の信号線553は、発光ダ
イオード551を介し電源に接続されており、他方の信
号線555は、スイッチ557を経由して接地されてい
る。親装置内部の配線は、コネクタ504側についても
全く同一に構成されている。
【0004】そして、スイッチ557が短絡され、スイ
ッチ552が開放された状態で、コネクタ503とコネ
クタ505との間にケーブル507が正常に接続される
と、発光ダイオード551が点灯し、接続が正常に行わ
れたことが報告される。一方、ケーブル507の接続に
異常があって、信号線553,555が電源と接地点と
を接続しない場合は、発光ダイオード551が点灯せ
ず、ケーブル507の接続が不良であることを認識でき
る。
【0005】一方、コネクタ504とコネクタ506と
の間のみをケーブル508で接続したときも同様であっ
て、スイッチ557を開放し、スイッチ552を短絡す
ることにより、ケーブル508の接続の良否を確認する
ことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例にあっては、親装置500に2台の子装置501,
502を同時に接続する場合、親装置の有する2つのコ
ネクタ503,504又は各子装置の有するコネクタ5
05,506の形状が同じものであると、2本のケーブ
ル507,508を接続するときに、親装置側のコネク
タ503,504又は子装置側のコネクタ505,50
6を互いに取り違えて接続してしまう事態が生じ得る。
かかる場合、各コネクタの接触が正常である限り、発光
ダイオード550が点灯し、各コネクタの接続が正常で
あることが報告されるので、複数のケーブル自体を取り
違えて接続してしまったミスまでを確認することができ
ない不都合があった。このことは、同じ形状のコネクタ
を有する親装置が複数存在する場合でも同様である。
【0007】この不都合を解消する策として、各ケーブ
ル毎に接続ミス検出用に用いる信号線のピンアサインを
異ならせておくことも考えられるが、そのケーブルを接
続するコネクタ毎に接続ミス検出回路を各別に設計する
必要が生じるので、コスト高を招来する不都合がある。
【0008】一方、このようにケーブルを取り違えて接
続するケースは、特に、大型汎用コンピュータシステム
の設置作業において頻繁に生じている事実であり、ま
た、その発見が困難なものである。このため、現場で
は、ケーブルの端子側とコネクタ側とにそれぞれ目印を
付けて作業を進めることで、上記不都合の発生を極力防
止する策を採ってはいるが、当該準備は非常に労力を伴
うものであり、早急な解決策が望まれている。
【0009】
【発明の目的】本発明は、かかる従来例の有する不都合
を改善し、特に、同じ形状のコネクタを複数使用した電
気装置又は電子装置間の接続において、接続に要するケ
ーブルを取り違えて誤装着することを防止するケーブル
接続ミス検出システム及びその使用方法並びにこのシス
テムに使用する接続ケーブルを提供することを、その目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載のシステムでは、一方の装置の複数の
コネクタピンと所定の電源との間に設けられ当該電源か
らコネクタピンに電流が流れることにより作動する発信
手段と、この発信手段と複数のコネクタピンとの間に設
けられ電源と接続すべきコネクタピンを複数のコネクタ
ピンから択一的に選択する一方の装置内スイッチとを備
えている。また、他方の装置の複数のコネクタピンと所
定の接地点との間に設けられ当該接地点と接続すべきコ
ネクタピンを他方の装置の複数のコネクタピンから択一
的に選択する他方の装置内スイッチを備えている。更
に、一方の装置の所定のコネクタピンと他方の装置の所
定のコネクタピンとを接続するための接続導体と、この
接続導体を接続すべき一方の装置のコネクタピンを当該
一方の装置の複数のコネクタピンから択一的に選択する
一方のケーブル内スイッチと、接続導体を接続すべき他
方の装置のコネクタピンを当該他方の装置の複数のコネ
クタピンから択一的に選択する他方のケーブル内スイッ
チとを備えた、という構成を採っている。
【0011】本発明では、電源と接地点とが導通される
ように装置内スイッチ及びケーブル内スイッチを設定し
た後、各装置をケーブルで接続する。正常に接続される
と、発信手段が作動して接続の正常を知らせ、接続が不
良であれば、発信手段が作動せず、接続不良が確認され
る。ケーブル接続すべき装置の組が複数あるときは、各
組毎にスイッチ設定を異ならせておく、すると、ケーブ
ルが本来接続されるべき装置以外に接続されたとしても
当該装置組の電源と接地点とはスイッチ接点の食い違い
により導通されないので、発信手段が作動せず、そこに
ケーブルの接続不良又は接続先の誤りがあることが検出
される。
【0012】請求項2記載のシステムでは、装置内スイ
ッチ又はケーブル内スイッチにより選択接続されるコネ
クタピンは、各装置相互間でデータ送受に用いられるコ
ネクタピンとは別個に設けられ装置内スイッチ又はケー
ブル内スイッチと接続されないときは開放接点となるよ
うに構成する。
【0013】本発明では、例えば、図1において、上段
のコネクタピン同士が信号線で短絡されている場合であ
れば、装置内スイッチ112が上段接点に接続されてい
ても表示装置110が作動してしまい、接続ミスを検出
することができなくなるが、そのような不都合が防止さ
れる。
【0014】請求項3記載のシステムでは、各スイッチ
に、当該スイッチの接点位置に応じて異なる表示をする
接点識別手段を併設した、という構成を採っている。
【0015】本発明では、接点識別手段の表示を見なが
ら各スイッチを所定の接点に設定する。また、装置内ス
イッチの接点識別手段とケーブル内スイッチのそれとを
見比べながらケーブルの接続先を判断し、ケーブルの接
続を行う。更に、ケーブル接続後に発信手段が作動しな
い場合は、接点識別手段の表示を参照して接続不良が生
じているのか又は接続先を誤っているのかを判断する。
【0016】請求項4記載の使用方法では、一方の装置
内スイッチと一方のケーブル内スイッチとが任意の同一
コネクタピンに接続されるように当該各スイッチを設定
すると共に、他方の装置内スイッチと他方のケーブル内
スイッチとが任意の同一コネクタピンに接続されるよう
に当該各スイッチを設定する、という構成を採ってい
る。
【0017】本発明では、ケーブルが正常に接続される
と発信手段が作動し、接続が不良であれば発信手段が作
動しない。
【0018】請求項5記載の使用方法では、一方の装置
と他方の装置との対からなる装置の組が複数ある場合、
各スイッチの接続接点を各装置の組ごとに異ならせて設
定する、という構成を採っている。
【0019】本発明では、ケーブルの接続先を誤ると、
当該接続先における装置組の発信手段は作動しない。
【0020】請求項6記載の接続ケーブルでは、一方の
装置のコネクタと他方の装置のコネクタとを接続する接
続ケーブルにおいて、一方の装置の所定のコネクタピン
と他方の装置の所定のコネクタピンとを接続するための
接続導体と、この接続導体を接続すべき一方の装置のコ
ネクタピンを当該一方の装置の複数のコネクタピンから
択一的に選択する一方のケーブル内スイッチと、接続導
体を接続すべき他方の装置のコネクタピンを当該他方の
装置の複数のコネクタピンから択一的に選択する他方の
ケーブル内スイッチとを備えた、という構成を採ってい
る。
【0021】本発明では、一方の装置の電源と他方の装
置の電源とが導通されるようにケーブル内スイッチを設
定した後、当該ケーブルで一方の装置と他方の装置とを
接続する。
【0022】請求項7記載の接続ケーブルでは、各スイ
ッチに、当該スイッチの接点位置に応じて異なる表示を
する接点識別手段を併設した、という構成を採ってい
る。
【0023】本発明では、接点識別手段の表示を参照し
てスイッチを所定位置に設定する。また、接点識別手段
の表示を参照してケーブルの接続先を確認する。更に、
接続後に発信手段が作動しないときは、接点識別手段の
表示を確認して接続が正しいか否かを判断する。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
に基づいて説明する。
【0025】図1に示すケーブル接続ミス検出システム
は、装置(1) と装置(2) のコネクタ103,104間を
ケーブル105により接続して成る装置間データ送受シ
ステムに搭載されている。
【0026】このケーブル接続ミス検出システムは、装
置(2) の複数のコネクタピン107と所定の電源110
との間に設けられ当該電源110からコネクタピン10
7に電流が流れることにより作動する表示装置109
(発信手段)と、この表示装置109と複数のコネクタ
ピン107との間に設けられ電源110と接続すべきコ
ネクタピンを複数のコネクタピン107から択一的に選
択する装置内スイッチ112とを備えている。また、装
置(1) の複数のコネクタピン108と所定の接地点との
間に設けられ当該接地点と接続すべきコネクタピンを複
数のコネクタピン108から択一的に選択する装置内ス
イッチ111を備えている。更に、装置(2)の所定のコ
ネクタピンと装置(1) の所定のコネクタピンとを接続す
るための接続導体106と、この接続導体106を接続
すべき装置(2) のコネクタピンを当該装置(2) の複数の
コネクタピン107から択一的に選択するケーブル内ス
イッチ114と、接続導体106を接続すべき装置(1)
のコネクタピンを当該装置(1) の複数のコネクタピン1
08から択一的に選択するケーブル内スイッチ113と
を備えている。
【0027】また、本実施形態において、装置内スイッ
チ111,112又はケーブル内スイッチ113,11
4により選択接続されるコネクタピン(図1の上から3
本のコネクタピン)は、各装置(1)(2)相互間でデータ送
受に用いられるコネクタピン(図1の下から5本のコネ
クタピン、信号線は図示略)とは別個に設けられ装置内
スイッチ111,112又はケーブル内スイッチ11
3,114と接続されないときは開放接点となるように
構成されている。
【0028】更に、各スイッチ111,112,11
3,114には、当該スイッチの接点位置に応じて異な
る表示をする接点識別手段がそれぞれ併設されている
(図示略)。例えば、接点識別手段は、スイッチの接点
箇所に応じてスイッチに表示される文字や色が変化する
ものでも良い。
【0029】また、上述した接続導体106と、ケーブ
ル内スイッチ113,114の接点部分は、ケーブル1
05の内部に収納されている。表示装置109には、発
光ダイオードを用いることができ、この場合、アノード
を電源110に接続すると共にカソードをスイッチ11
2に接続する。
【0030】次に、本実施形態におけるケーブル接続ミ
ス検出システムの使用方法と動作について説明する。
【0031】まず、装置(1) と装置(2) とをケーブル1
05で接続する前に、装置(1) の装置内スイッチ111
と装置(1) 側のケーブル内スイッチ113とが任意の同
一コネクタピンに接続されるように当該各スイッチを設
定すると共に、装置(2) の装置内スイッチ112と装置
(2) 側のケーブル内スイッチ114とが任意の同一コネ
クタピンに接続されるように当該各スイッチを設定して
おく。例えば、図1のように、装置(1) 側の装置内スイ
ッチ111とケーブル内スイッチ113は共に一番上の
コネクタピンに接続するように設定し、装置(2) 側の装
置内スイッチ112とケーブル内スイッチ114は共に
上から2番目のコネクタピンに接続するように設定す
る。
【0032】このとき、装置(1) 側の装置内スイッチ1
11とケーブル内スイッチ113の接点識別手段が互い
に同一色又は同一文字を表示するように上述した接点識
別手段を構成する。同様に、装置(2) 側の装置内スイッ
チ112とケーブル内スイッチ114の接点識別手段も
互いに同一色又は同一文字を表示するように当該接点識
別手段を構成する。例えば、図1において各スイッチ1
11〜114の接点が上段であれば赤色、中段であれば
白色、下段であれば黄色に統一する。
【0033】ここで、図1に示す装置(1) と装置(2) と
の対からなる装置の組が他に複数ある場合は、各スイッ
チ111〜114の接続接点を各装置の組ごと及びケー
ブルごとに異ならせて設定する。例えば、装置(1) と装
置(2) から成る組が3システムあるときは、第1システ
ムにおける装置(1) 側の装置内スイッチ及びケーブル内
スイッチは図1における上段接点に、第2システムにお
いては中段接点に、第3システムにおいては下段接点に
なるように設定する。この際、接点識別手段を確認しな
がらスイッチの設定を行う。
【0034】以上の準備を完了した後に、各装置(1)(2)
のコネクタ103,104間にケーブル105を接続す
る。このとき、接点識別手段の表示を確認し同一色のケ
ーブルとコネクタとを接続する。例えば、接点識別手段
が赤色を示すケーブルコネクタと、接点識別手段が赤色
を示す装置コネクタとを接続する。
【0035】このとき、ケーブル105がコネクタ10
3,104に正常に接続されると、図1に示すように、
装置(2) の電源110と装置(1) の接地点とが導通し、
表示装置109が作動する。このため、作業者は、ケー
ブルの接続が正常であることを確認できる。
【0036】一方、ケーブル105の接続が異常なため
に電源110と接地点とが導通されない場合は、表示装
置109が作動しないので、作業者はケーブル接続異常
を認識できる。
【0037】また、ケーブル105の接続後に、装置内
スイッチとケーブル内スイッチとを組にしてスイッチ接
点を図1の上段,中段,下段と変更すると、各接点のコ
ネクタピン毎に接続の良否を確認することができ、接続
の信頼性を高めることができる。
【0038】更に、上述したように、装置(1) と装置
(2) の対からなる同一システムが複数存在する場合で
も、例えば第1システムでは全スイッチを赤色に設定
し、第2システムでは白色に設定し、第3システムでは
黄色に設定する等、異なる設定にすることで、あるシス
テムの装置(2) に接続すべきケーブルを他のシステムの
装置(1) や装置(2) に接続してしまう接続ミスを視覚的
に防止できると共に、仮に、ケーブルの接続先を誤った
としても電源110と接地点とが導通せず、表示装置1
09が作動しないところ、作業者は接続先の誤りか接続
不良であることに気づくので、ケーブルの接続ミスを防
止することができる。
【0039】次に、本発明の他の実施の形態を図2に基
づいて説明する。
【0040】図2に示す実施形態では、装置(1) と装置
(2) とをケーブル205で接続したデータ送受システム
に、上述した実施形態におけるケーブル接続ミス検出シ
ステムを2体組み込んでいる。このうち、1体は装置
(1) 側に電源310及び表示装置309を有し、他の1
体は装置(2) 側に電源210及び表示装置209を有す
る。また、ケーブル接続ミス検出用のコネクタピン20
7,208,307,308は、それぞれ4本ずつ設け
られている。
【0041】このようにしても、上述した第1の実施形
態と同様の作用効果を奏する他、スイッチの接点箇所を
各装置及びケーブル毎に異なるように設定できる組み合
わせが増えるため、装置又はコネクタが複数存在しても
ケーブルの誤装着を防止することができる。また、一方
の装置だけでなく両方の装置でケーブル接続の良否を確
認することができ、作業性を向上することができる。
【0042】この他、上記各実施形態では、接続ミス検
出用のコネクタピンのうちスイッチに接続されないコネ
クタピンは開放されるように構成したので、例えば、図
1において、上段のコネクタピン同士が信号線で短絡さ
れている場合であれば、装置内スイッチ112が上段接
点に接続されていても表示装置110が作動してしま
い、接続先の誤りを検出することができなくなるが、そ
のような不都合を有効に防止することができる。
【0043】また、各スイッチに接点識別手段を併設し
たことから、装置内スイッチ及びケーブル内スイッチを
所望の接点に容易に設定することができると共に、接点
識別手段の表示を参照してケーブル接続作業を行うこと
で、ケーブルの接続先を誤るミスを防止することができ
る。
【0044】更に、対応する装置内スイッチとケーブル
内スイッチとが同じコネクタピンに接続されるように各
スイッチを設定することにより、ケーブルの接続が正常
な場合に表示装置が作動し、異常の場合には作動しない
ように動作するので、ケーブル接続ミスを容易に検出す
ることができる。
【0045】これに加え、装置内スイッチ及びケーブル
内スイッチの操作により装置(1) 側と装置(2) 側で接続
されるコネクタピンの組み合わせを変更することによ
り、各装置内及びケーブル内の接続ミス検出系をシステ
ム毎に個性化することができ、これにより、同一構成の
装置及びケーブルを用いて異なる形態の接続ミス検出シ
ステムを複数構成することができるようになり、ケーブ
ル接続ミス検出システムに使用する装置及び接続ケーブ
ルの量産化によるコスト低減を図ることができる。
【0046】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成され機能す
るので、これによると、装置内スイッチ及びケーブル内
スイッチを適切に設定することにより、ケーブルを接続
すべきシステム毎に接続ミス検出用のコネクタピンを異
ならせることができるので、所定のケーブルを適切な装
置コネクタに接続しなければ発信手段が作動しないとこ
ろ、同じ形状のコネクタを複数使用した電気装置又は電
子装置間の接続において、接続に要するケーブルを取り
違えて誤装着することを防止することができる。
【0047】請求項2記載の発明では、接続ミス検出用
のコネクタピンのうちスイッチに接続されないコネクタ
ピンは開放されるように構成したので、例えば、図1に
おいて、上段のコネクタピン同士が信号線で短絡されて
いる場合であれば、装置内スイッチ112が上段接点に
接続されていても発信手段(表示装置110)が作動し
てしまい、接続先の誤りを検出することができなくなる
が、そのような不都合を有効に防止することができる。
【0048】請求項3又は7記載の発明では、各スイッ
チに接点識別手段を併設したことから、装置内スイッチ
及びケーブル内スイッチを所望の接点に容易に設定する
ことができると共に、接点識別手段の表示を参照してケ
ーブル接続作業を行うことで、ケーブルの接続先を誤る
ミスを防止することができる。
【0049】請求項4記載の発明では、対応する装置内
スイッチとケーブル内スイッチとが同じコネクタピンに
接続されるように各スイッチを設定することにより、ケ
ーブルの接続が正常な場合に発信手段が作動し、異常の
場合には作動しないように動作するので、ケーブル接続
ミスを容易に検出することができる。
【0050】請求項5記載の発明では、一方の装置と他
方の装置との対からなる同一システムが複数存在する場
合でも、各スイッチの接点をシステム毎に異ならせるこ
とで、あるシステムの他方の装置に接続すべきケーブル
を他のシステムの一方の装置や他方の装置等に誤って接
続してしまう接続ミスを視覚的に防止できると共に、仮
に、ケーブルの接続先を誤ったとしても電源と接地点と
が導通せず、発信手段が作動しないところ、作業者は接
続先の誤りか接続不良であることに気づくので、ケーブ
ルの接続ミスを防止することができる。
【0051】請求項6記載の発明では、ケーブル内スイ
ッチの操作により一方の装置側と他方の装置側で接続さ
れるコネクタピンの組み合わせを変更することにより、
ケーブル内の接続ミス検出系を接続対象装置毎に個性化
することが可能となり、これにより、同一構成のケーブ
ルを用いて異なる形態の接続ミス検出システムを複数構
成することができるようになり、ケーブル接続ミス検出
システムに使用する接続ケーブルの量産化によるコスト
低減を図ることができる、という従来にない優れたケー
ブル接続ミス検出システム及びその使用方法並びにこの
システムに使用する接続ケーブルを提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す概略回路図である。
【図2】本発明の他の実施形態を示す概略回路図であ
る。
【図3】従来例の回路図である。
【符号の説明】
101,201 装置(1) 102,202 装置(2) 103,104,203,204 コネクタ 105,205 ケーブル 106,206,306 接続導体 107,108,207,208,307,308 コ
ネクタピン 109,209,309 表示装置(発信手段) 110,210,310 電源 111,112,211,212,311,312 装
置内スイッチ 113,114,213,214,313,314 ケ
ーブル内スイッチ

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の装置の複数のコネクタピンと所定
    の電源との間に設けられ当該電源からコネクタピンに電
    流が流れることにより作動する発信手段と、この発信手
    段と前記複数のコネクタピンとの間に設けられ前記電源
    と接続すべきコネクタピンを前記複数のコネクタピンか
    ら択一的に選択する一方の装置内スイッチと、 他方の装置の複数のコネクタピンと所定の接地点との間
    に設けられ当該接地点と接続すべきコネクタピンを前記
    他方の装置の複数のコネクタピンから択一的に選択する
    他方の装置内スイッチと、 前記一方の装置の所定のコネクタピンと前記他方の装置
    の所定のコネクタピンとを接続するための接続導体と、
    この接続導体を接続すべき一方の装置のコネクタピンを
    当該一方の装置の複数のコネクタピンから択一的に選択
    する一方のケーブル内スイッチと、前記接続導体を接続
    すべき他方の装置のコネクタピンを当該他方の装置の複
    数のコネクタピンから択一的に選択する他方のケーブル
    内スイッチとを備えたことを特徴とするケーブル接続ミ
    ス検出システム。
  2. 【請求項2】 前記装置内スイッチ又はケーブル内スイ
    ッチにより選択接続されるコネクタピンは、前記各装置
    相互間でデータ送受に用いられるコネクタピンとは別個
    に設けられ前記装置内スイッチ又はケーブル内スイッチ
    と接続されないときは開放接点となるように構成したこ
    とを特徴とする請求項1記載のケーブル接続ミス検出シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 前記各スイッチに、当該スイッチの接点
    位置に応じて異なる表示をする接点識別手段を併設した
    ことを特徴とする請求項1記載のケーブル接続ミス検出
    システム。
  4. 【請求項4】 前記一方の装置内スイッチと一方のケー
    ブル内スイッチとが任意の同一コネクタピンに接続され
    るように当該各スイッチを設定すると共に、前記他方の
    装置内スイッチと他方のケーブル内スイッチとが任意の
    同一コネクタピンに接続されるように当該各スイッチを
    設定することを特徴とした請求項3記載のケーブル接続
    ミス検出システムの使用方法。
  5. 【請求項5】 前記一方の装置と他方の装置との対から
    なる装置の組が複数ある場合、前記各スイッチの接続接
    点を前記各装置の組ごとに異ならせて設定することを特
    徴とした請求項4記載のケーブル接続ミス検出システム
    の使用方法。
  6. 【請求項6】 一方の装置のコネクタと他方の装置のコ
    ネクタとを接続する接続ケーブルにおいて、 前記一方の装置の所定のコネクタピンと前記他方の装置
    の所定のコネクタピンとを接続するための接続導体と、
    この接続導体を接続すべき一方の装置のコネクタピンを
    当該一方の装置の複数のコネクタピンから択一的に選択
    する一方のケーブル内スイッチと、前記接続導体を接続
    すべき他方の装置のコネクタピンを当該他方の装置の複
    数のコネクタピンから択一的に選択する他方のケーブル
    内スイッチとを備えたことを特徴とする接続ケーブル。
  7. 【請求項7】 前記各スイッチに、当該スイッチの接点
    位置に応じて異なる表示をする接点識別手段を併設した
    ことを特徴とする請求項6記載の接続ケーブル。
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