JP2003252033A - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

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JP2003252033A JP2002055839A JP2002055839A JP2003252033A JP 2003252033 A JP2003252033 A JP 2003252033A JP 2002055839 A JP2002055839 A JP 2002055839A JP 2002055839 A JP2002055839 A JP 2002055839A JP 2003252033 A JP2003252033 A JP 2003252033A
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和弘 山本
Fuminari Fukuoka
史成 福岡
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忠 岡本
Shinji Yonehara
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷却用及び加熱用熱交換器11,12を配設
した空調ユニット4において、リンク部材25,26,
27の損傷を防止する保護部材24を設け、その保護部
材24を簡単に取替えできるようにする。 【解決手段】 空調ユニット4に別体に取り付けられ、
空調ケース10を分解しなくても取付・取外できる部品
(例えば、ヒータ配管用カバー部材、膨張弁蓋部材、前
席用吹出口等)にリンク部材25,26,27の保護部
材24を一体に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用空調装置に
関し、特に、空調ユニットの側壁に配設されるリンク部
材の保護構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば、特開2000−25
447号公報、実開平06−71222号公報や特開平
08−156570号公報に開示されるように、インス
トルメントパネル内において車幅方向略中央部に空調ユ
ニットを配設し、その助手席側に送風ユニットを配設し
て、この空調ユニットのケース内に冷却用熱交換器及び
加熱用熱交換器を収容したものが知られている。
【0003】特開2000−25447号公報に開示さ
れているものでは、空調ユニットの冷却用熱交換器は、
送風ユニット側から斜め下方に傾斜して配設され、この
冷却用熱交換器の下端側に送風ユニットからの空気の導
入口が設けられ、さらに、前記冷却用熱交換器の上方位
置に略水平に加熱用熱交換器が配設されている。空気導
入口から空調ユニットに導入された空気は、該冷却用熱
交換器及び加熱用熱交換器を通過し、さらにその上方の
調和空気吹出口に接続されたダクトを介して車室に導出
されるようになっている。このものでは、2つの熱交換
器を上下に並べて配置することで、該空調ユニットの小
型化を図り、その搭載スペースを低減している。
【0004】又、実開平06−71222号公報や特開
平08−156570号公報には、空調ユニットの冷却
用熱交換器をそのユニット内で略垂直に立設し、該冷却
用熱交換器の車体後方側に加熱用熱交換器を配設し、空
調ユニットのケースには冷却用熱交換器の車体前方側に
空気の導入口を設けたものが開示されている。該導入口
から空調ユニットに導入された空気は、該冷却用熱交換
器及び加熱用熱交換器を通過し、さらにその上方の調和
空気吹出口に接続されたダクトを介して車室に導出され
るようになっている。このものでは、2つの熱交換器を
前後に並べて配置することで、該空調ユニットの小型化
を図り、その搭載スペースを低減している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来例
の空調装置においては、調和空気の温度を調節するため
の温度調節ダンパや調和空気の吹出方向を切り替える吹
出方向切替ダンパが設けられており、それらを独立に作
動させるために少なくとも2つのアクチュエータが必要
になるから、そのアクチュエータやリンク部材(以下リ
ンク部材という)のレイアウトが難しい。通常は、この
リンク部材は空調ユニットの側壁に配設されている。こ
のリンク部材を空調ユニットの助手席側の側壁に配設し
た場合には、このリンク部材が空調ユニットと送風ユニ
ットの間に配設されるので、これらのリンク部材が助手
席の着座者の足で蹴られる心配はない。しかし、このリ
ンク部材を空調ユニットの運転席側の側壁に配設した場
合には、これらのリンク部材が運転席の着座者の足で蹴
られ、損傷する恐れがある。
【0006】そのために、リンク部材が足蹴りされて損
傷しないように、リンク部材の保護リブ等を空調ケース
に一体に設けることが考えられる。この場合、保護リブ
が足蹴りされるので、保護リブを強固に作る必要があ
る。それとともに、仮にこの保護リブが損傷した場合、
ケースの本体部分も一緒に取り替える必要があり、取替
え作業が大掛かりとなり、作業的にもコスト的にも大変
である。
【0007】本発明は斯かる諸点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、冷却用及び加熱用熱
交換器を配設した空調ユニットにおいて、リンク部材の
損傷を防止する保護部材を設けるとともに、その保護部
材を簡単に取替えできるようにした構造を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の解決手段では、空調ユニットに別体に取り
付けられ、空調ケースを分解しなくても取付・取外でき
る部品(例えば、ヒータ配管用カバー部材、膨張弁蓋部
材、前席用吹出口等)が空調ケースの側壁にあることに
着目して、この別部品にリンク部材の保護部材を一体に
設けるようにした。
【0009】請求項1の発明では、車両のインストルメ
ントパネル内の車幅方向略中央部に配設された空調ユニ
ットと、該空調ユニットの空調ケース内に配設された冷
却用熱交換器及び加熱用熱交換器とを備え、冷却用熱交
換器及び加熱用熱交換器を通過させて調和空気とするよ
うにした車両用空調装置において、前記空調ユニットに
調和空気の通風を制御する制御ダンパーが配設され、該
制御ダンパーを操作させるリンク部材が空調ケースの側
壁に配設され、該空調ケースの該側壁に該空調ケースと
別体の部品が設けられ、該別体部品に該リンク部材の保
護部材が設けられた構成である。
【0010】この構成によれば、保護部材が空調ケース
と別体に設けられているので、保護部材を簡単に取付・
取外できる。それとともに、空調ケースの形状や空調ケ
ースに取り付ける他の部品に規制されないので、保護部
材を所望位置に必要な形状で形成でき、保護部材の取付
位置、形状、大きさの自由度が上がる。
【0011】請求項2の発明は、請求項1の車両用空調
装置において、該空調ユニット内で、該冷却用熱交換器
が略垂直に配設され、該空調ユニットに導入された空気
がこの冷却用熱交換器内を車両前方側から車両後方側に
流れ、該冷却用熱交換器の車両後方側で下方位置に加熱
用熱交換器が配設され、該加熱用熱交換器の上方位置に
該制御ダンパーが配設され、該リンク部材が、該側壁に
おいて、該加熱用熱交換器の上方位置で、かつ該冷却用
熱交換器の車両後方側に相当する位置に配設されている
構成である。この構成でも、請求項1の発明と同様に、
保護部材の取付・取外が容易であるとともに、保護部材
の設計自由度が向上する。
【0012】請求項3の発明では、請求項1または2に
記載の車両用空調装置において、該空調ケースの助手席
側に送風ユニットが配設され、該空調ケースの運転席側
の側壁に該リンク部材及び該保護部材が配設されている
ので、運転席の着座者のペタル操作等で足が空調ユニッ
トに当っても、その足蹴りによってリンク部材が損傷す
ることを防止できる。
【0013】請求項4の発明は、請求項1ないし3のい
ずれかに記載の車両用空調装置において、該冷却用熱交
換器に接続されたクーラ配管と、該加熱用熱交換器に接
続されたヒータ配管とを備え、該ヒータ配管は、該空調
ケースの該側壁で該加熱用熱交換器に接続され、そこか
ら該側壁に沿って車体前方に延びて配設され、該別体部
品が該ヒータ配管をカバーするヒータ配管用カバー部材
であり、該ヒータ配管用カバー部材に該保護部材が設け
られた構成である。
【0014】この構成では、該ヒータ配管用カバー部材
を設けたことによって、着座者の足が加熱用熱交換器や
ヒータ配管に接触して、やけどをすることを防止できる
とともに、リンク部材が損傷することを防止できる。特
に、この構成では、着座者の足蹴り等で損傷すると、直
ぐに取り替える必要のある両部品を別部材とするように
したので、効率的に交換できる。
【0015】請求項5の発明は、請求項4の車両用空調
装置において、該ヒータ配管は該側壁で加熱用熱交換器
に接続され、そこから該空調ケースの該側壁に沿って車
両前側方向に略斜め上方に向かって延びて配設され、該
ヒータ配管用カバー部材は該空調ケースの該側壁に沿っ
て車両前側方向に略斜め上方に向かって延びて配設され
て該ヒータ配管をカバーするとともに、該加熱用熱交換
器の側面部の一部をもカバーするように配設され、該保
護部材は、該リンク部材の下方位置であって、該ヒータ
配管用カバー部材の上側部分に一体に形成されている構
成であるので、リンク部材を効果的に保護できる。それ
とともに、保護部材がヒータ配管用カバー部材の強度補
強にもなるので、これらの部材の損傷を低減できる。
【0016】請求項6の発明は、請求項1ないし3のい
ずれかに記載の車両用空調装置において、該冷却用熱交
換器に接続される膨張弁が、該空調ケースの該側壁に配
設され、該膨張弁をカバーする膨張弁蓋部材が該空調ケ
ースに別体に設けられ、該膨張弁蓋部材に該保護部材が
設けられた構成であるのでこの部品が損傷した場合に簡
単に交換できる。
【0017】請求項7の発明は、請求項1ないし3のい
ずれかに記載の車両用空調装置において、該空調ユニッ
トの車両後方側に調和空気を車室内に導く通風ダクトが
配設され、該通風ダクトの下端部に前席用の空調空気吹
出口が配設され、該空調空気吹出口に風向調整部材が該
空調ケースと別体に設けられ、該風向調整部材に該保護
部材が設けられているので、交換必要時簡単に交換でき
る。
【0018】請求項8の発明は、請求項1ないし3のい
ずれかに記載の車両用空調装置において、フロアマット
取付け部材が、該空調ケースと別体に形成されて該空調
ケースの該側壁の下方位置に配設され、該フロアマット
取付け部材に該保護部材が設けられているので、交換必
要時簡単に交換できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は、本発明の空調装置を車両内
に配置した図面を示す。空調装置2は、自動車の車室に
配設されているインストルメントパネル1の内方に収容
されている。この自動車は、運転席及び助手席がそれぞ
れ車体右側及び左側に設けられている、いわゆる右ハン
ドル車であり、さらに前部のエンジンルームと、車室の
前側とはダッシュパネル(図示せず)によって仕切られ
ている。
【0020】図2は、本発明の実施形態に係る空調装置
2の外観を示すものである。空調装置2は、送風ユニッ
ト3と、該送風ユニット3からの空気を冷却した後、温
度調節して車室へ供給する空調ユニット4とからなる。
空調ユニット4は、図1に示すように、車幅方向の略中
央部に配置される一方、送風ユニット3は空調ユニット
4に近接して助手席の前方に配置されている。また、送
風ユニット3の下端は、空調ユニット4の下端よりも上
方に位置付けられていて、助手席乗員の足元スペースを
広く確保している。
【0021】前記ダッシュパネルの下端には、そこから
車体後方に延びるフロアパネルFが連なっていて、該フ
ロアパネルFの車幅方向略中央部には、車室側へ膨出し
て車体前後方向に直線的に延びるフロアトンネルTが形
成されている。前記インストルメントパネル1は、全体
として、フロントガラス(図示せず)の下端近傍から乗
員側へ延びる上壁部と、この上壁部の車体後縁部から下
方へ延びる縦壁部とを有するインストルメントパネル本
体5を備えている。該インストルメントパネル本体5の
上壁部の下方には、該インストルメントパネル本体5を
車体に支持するためのインパネメンバ6が配設されてい
る。
【0022】送風ユニット3は、送風ケース7の内部に
配設された送風ファンの回転により、内気取入口8や外
気取入口9を介して送風ケース7内に空気を取り入れ、
この空気をエアフィルタにより濾過した後に空調ユニッ
ト4へ送給するものである。
【0023】前記空調ユニット4は、空調ケース10の
内部にエバポレータ(冷却用熱交換器)11及びヒータ
コア(加熱用熱交換器)12が配設されたものであり、
送風ユニット3から送給される空調用の空気をエバポレ
ータ11により冷却し、その後、必要に応じてヒータコ
ア12により加熱して、所要の温度及び湿度状態の調和
空気を生成するものである。
【0024】そして、前記のようにして生成された調和
空気は、自動車の乗員により設定される吹出モードに応
じて、空調ユニット4の上面の車両前部に設けられ且つ
デフロスタとダクトを介して接続されたデフロスタ導出
口13、空調ユニット4の上面の車両後部に設けられ且
つベンチレータとダクトを介して接続されたベント導出
口14、及び、空調ユニット4の下部に設けられ且つ前
席及び後部車室に調和空気を送給するための室内導出口
15から選択的に吹き出すようになっている。
【0025】図3及び図4により、本発明の第1実施形
態に係わる空調ユニット4を説明する。ヒータコア12
は、エバポレータ11を通過した空気を加熱する加熱用
の熱交換器であり、略垂直に配設されたエバポレータ1
1の車体後方・下方位置に傾斜して配設されている。ヒ
ータコア12への高温エンジン冷却水の導入用及び排出
用配管を構成するヒータ配管22がヒータコア12に接
続されている。各ヒータ配管22は空調ユニット4の空
調ケース10における右側壁10aから空調ケース10
外方へ延出した後、略直角に折り曲げられて車体前方へ
斜め上方に向かって延び、さらに空調ケース10の前壁
10cを横切るように車体横方向に延びて、前壁10c
の助手席側の端部でさらに前方に延びて設けられてい
る。
【0026】このヒータ配管22をカバーするヒータ配
管用カバー部材23が、ヒータコア12及びヒータコア
12からでたヒータ配管22を覆って、車体前方へ斜め
上方に向かって延びており、側壁10aに、ネジ35等
で取り付けられている。このヒータ配管用カバー部材2
3はヒータコア12を押えて支持する支持部23aを備
え、ヒータコア12の支持も兼ねている。又、このヒー
タ配管用カバー部材23は、ヒータ配管22を側壁10
aに保持することによって、ヒータ配管22の振動を防
止している。
【0027】このヒータ配管用カバー部材23の上部に
略円弧状のリブからなる保護部材24が、一体に形成さ
れている。この保護部材24の直ぐ上方にリンク部材2
5が配設されている。このリンク部材25は、冷却用熱
交換器11からの空気が加熱用熱交換器12を経由する
ものと経由しないものとの切替、混合を制御するダンパ
ー(図示せず)の操作を行なうためのリンク部材25で
ある。
【0028】このリンク部材25は、リンク部材26を
介してリンク部材27に連結されている。リンク部材
は、空調ユニット内に配設された複数のダンパー(図示
せず)の作動を制御するものある。
【0029】28はエバポレータ11の側面部に取り付
けられた膨張弁であり、この膨張弁28にクーラ配管2
1が連結されている。膨張弁28の周囲を覆うリブ29
が、空調ケース10に一体に形成され、図示してない
が、このリブ29に膨張弁蓋部材が被されるようになっ
ている。
【0030】30は空調ユニット4の車体後方側に配設
した通風ダクトであり、温調空気がこの通風ダクト30
を通って空調ユニット10の下方に導かれ、そこから空
調空気吹出口31を介して前席着座者の足元に空調空気
を供給するようになっている。また、この通風ダクト3
0は、後席に空調空気を導く後席ダクト(図示せず)に
接続されている。
【0031】この第1実施形態では、ヒータ配管用カバ
ー部材23に一体に保護部材24を設けたので、この保
護部材24が損傷した場合、空調ケース10を分解する
ことなく、ヒータ配管用カバー部材23を交換すること
で対応でき、交換効率及びコスト上も大きなメリットを
有する。
【0032】この第1実施形態では、保護部材24の形
状を断面円弧状のリブとそれに直角なリブとで構成した
が、この構成に限られるものではなく、リンク部材2
5,26,27を着座者の足蹴り等から保護でき、足蹴
りに対する耐久性と強度を備えれば良いものであり、他
の構造でも良い。
【0033】図5及び図6は、第2実施形態に関わり、
図5は図3と同様な図を示し、図6は要部を示す。第1
実施形態と異なる点を説明し、他は省略する。膨張弁が
側壁10aの下方に配設され、クーラ配管41が長く延
びて配設されている。膨張弁蓋部材42が膨張弁の周囲
に設けられたリブ(図示せず)に嵌合して、ネジ等で空
調ケース10にネジ締めされるようになっている。この
膨張弁蓋部材42の車体後方側の位置に保護部材43が
一体に設けられている。この保護部材43の一部がヒー
タコア12を支持するようになっている。
【0034】図7及び図8は、第3実施形態に関わり、
図7は図3と同様な図を示し、図8は要部を示す。第1
実施形態と異なる点を説明し、他は省略する。通風ダク
ト30内の空調空気は、空調空気吹出口31を通って前
席の足元付近に吹出すようになっている。そのために、
空調空気吹出口31に風向調整部材32が別部材で取り
付けられている。この風向調整部材32に保護部材43
が一体に設けられている。この第3実施形態でも、第1
又は第2実施形態と同様に、空調ケース10を分解する
ことなく、保護部材43を交換できる。
【0035】図9及び図10は、第4実施形態に関わ
り、図9は図3と同様な図を示し、図10は要部を示
す。第1実施形態と異なる点を説明し、他は省略する。
フロアパネルFに敷かれ、フロアトンネルT(図1)に
まで延びたフロアマットの端部を押えて支持するフロア
マット取付部材52が設けられた実施形態を示す。この
フロアマット取付部材52は空調ケース10とは別部材
で形成され、ネジ等で空調ケース10に取付られてい
る。このフロアマット取付部材52に保護部材53を一
体に設けている。この第4実施形態でも、第1又は第2
実施形態と同様に、空調ケース10を分解することな
く、保護部材53を交換できる。
【0036】
【本発明の効果】以上説明したように、本発明では、車
両のインストルメントパネル内の車幅方向略中央部に配
設された空調ユニットと、該空調ユニットの空調ケース
内に配設された冷却用熱交換器及び加熱用熱交換器とを
備え、冷却用熱交換器及び加熱用熱交換器を通過させて
調和空気とするようにした車両用空調装置において、前
記空調ユニットに調和空気の通風を制御する制御ダンパ
ーが配設され、該制御ダンパーを操作させるリンク部材
が空調ケースの側壁に配設され、該空調ケースの該側壁
に該空調ケースと別体の部品が設けられ、該別体部品に
該リンク部材の保護部材が設けられているので、保護部
材を簡単に取付・取外できる。それとともに、空調ケー
スの形状や空調ケースに取り付ける他の部品に規制され
ないので、保護部材を所望位置に必要な形状で形成で
き、設計上の自由度が上がる。
【0037】ヒータ配管用カバー部材に保護部材が設け
られたものでは、着座者の足が加熱用熱交換器やヒータ
配管に接触して、やけどをすることを防止できるととも
に、リンク部材が損傷することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係わる空調装置を車両
に配設した状態を示す。
【図2】図1の空調装置の空調ユニット、送風ユニッ
ト、外気を導入するための通路を組立てた状態を示す斜
視図である。
【図3】図2に示す空調ユニットの側面図を示す。
【図4】図3に示す空調ユニットの部分斜視図を示す。
【図5】第2実施形態に係わり、図3と同様な図を示
す。
【図6】図2の要部の斜視図を示す。
【図7】第3実施形態に係わり、図3と同様な図を示
す。
【図8】図7の要部の斜視図を示す。
【図9】第4実施形態に係わり、図3と同様な図を示
す。
【図10】図9の要部の斜視図を示す。
【符号の説明】
F フロアパネル T フロアトンネル 1 インストルメントパネル 2 空調装置 3 送風ユニット 4 空調ユニット 5 インストルメントパネル本体 6 インパネメンバ 7 送風ケース 8 内気取入部 9 外気取入部 10 空調ケース 11 冷却用熱交換器 12 加熱用熱交換器 13 デフロスタ導出口 14 ベント導出口 15 室内導出口 21 クーラ配管 22 ヒータ配管 23 ヒータ配管用カバー部材 24 保護部材 25 リンク部材 26 リンク部材 27 リンク部材 28 膨張弁 29 リブ 30 通風ダクト 31 空調空気吹出口 32 風向調整部材 35 ネジ 41 クーラ配管 42 膨張弁蓋部材 43 保護部材 52 フロアマット取付部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福岡 史成 広島県東広島市吉川工業団地3番11号 株 式会社日本クライメイトシステムズ内 (72)発明者 岡本 忠 広島県東広島市吉川工業団地3番11号 株 式会社日本クライメイトシステムズ内 (72)発明者 米原 真司 広島県東広島市吉川工業団地3番11号 株 式会社日本クライメイトシステムズ内 Fターム(参考) 3L011 BP00

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のインストルメントパネル内の車幅
    方向略中央部に配設された空調ユニットと、該空調ユニ
    ットの空調ケース内に配設された冷却用熱交換器及び加
    熱用熱交換器とを備え、冷却用熱交換器及び加熱用熱交
    換器を通過させて調和空気とするようにした車両用空調
    装置において、 前記空調ユニットに調和空気の通風を制御する制御ダン
    パーが配設され、 該制御ダンパーを操作させるリンク部材が空調ケースの
    側壁に配設され、 該空調ケースの該側壁に該空調ケースと別体の部品が設
    けられ、該別体部品に該リンク部材の保護部材が設けら
    れたことを特徴とする車両用空調装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の車両用空調装置において、 該空調ユニット内で、該冷却用熱交換器が略垂直に配設
    され、該空調ユニットに導入された空気がこの冷却用熱
    交換器内を車両前方側から車両後方側に流れ、該冷却用
    熱交換器の車両後方側で下方位置に加熱用熱交換器が配
    設され、 該加熱用熱交換器の上方位置に該制御ダンパーが配設さ
    れ、 該リンク部材が、該側壁において、該加熱用熱交換器の
    上方位置で、かつ該冷却用熱交換器の車両後方側に相当
    する位置に配設されていることを特徴とする車両用空調
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の車両用空調装
    置において、 該空調ケースの助手席側に送風ユニットが配設され、該
    空調ケースの運転席側の側壁に該リンク部材及び該保護
    部材が配設されていることを特徴とする車両用空調装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載の車
    両用空調装置において、 該冷却用熱交換器に接続されたクーラ配管と、 該加熱用熱交換器に接続されたヒータ配管とを備え、 該ヒータ配管は、該空調ケースの該側壁で該加熱用熱交
    換器に接続され、そこから該側壁に沿って車体前方に延
    びて配設され、 該別体部品が該ヒータ配管をカバーするヒータ配管用カ
    バー部材であり、 該ヒータ配管用カバー部材に該保護部材が設けられたこ
    とを特徴とする車両用空調装置。
  5. 【請求項5】 請求項4の車両用空調装置において、 該ヒータ配管は該空調ケースの側壁で加熱用熱交換器に
    接続され、そこから該空調ケースの該側壁に沿って車両
    前側方向に略斜め上方に向かって延びて配設され、 該ヒータ配管用カバー部材は該空調ケースの該側壁に沿
    って車両前側方向に略斜め上方に向かって延びて配設さ
    れて該ヒータ配管をカバーするとともに、該加熱用熱交
    換器の側面部の一部をもカバーするように配設され、 該保護部材は、該リンク部材の下方位置であって、該ヒ
    ータ配管用カバー部材の上側部分に一体に形成されてい
    ることを特徴とする車両用空調装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし3のいずれかに記載の車
    両用空調装置において、 該冷却用熱交換器に接続される膨張弁が、該空調ケース
    の該側壁に配設され、 該膨張弁をカバーする膨張弁蓋部材が該空調ケースに別
    体に設けられ、 該膨張弁蓋部材に該保護部材が設けられたことを特徴と
    する車両用空調装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし3のいずれかに記載の車
    両用空調装置において、 該空調ユニットの車両後方側に調和空気を車室内に導く
    通風ダクトが配設され、 該通風ダクトの下端部に前席用の空調空気吹出口が配設
    され、 該空調空気吹出口に風向調整部材が該空調ケースと別体
    に設けられ、 該風向調整部材に該保護部材が設けられていることを特
    徴とする車両用空調装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし3のいずれかに記載の車
    両用空調装置において、 フロアマット取付け部材が、該空調ケースと別体に形成
    されて該空調ケースの該側壁の下方位置に配設され、 該フロアマット取付け部材に該保護部材が設けられてい
    ることを特徴とする車両用空調装置。
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