JP2002036853A - 車両用の空気調和ユニット - Google Patents

車両用の空気調和ユニット

Info

Publication number
JP2002036853A
JP2002036853A JP2000225365A JP2000225365A JP2002036853A JP 2002036853 A JP2002036853 A JP 2002036853A JP 2000225365 A JP2000225365 A JP 2000225365A JP 2000225365 A JP2000225365 A JP 2000225365A JP 2002036853 A JP2002036853 A JP 2002036853A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cooling
heat exchanger
heating
exposed
unit case
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000225365A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Ozeki
幸夫 尾関
Masaharu Onda
正治 恩田
Toshio Yajima
利夫 矢島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Marelli Corp
Original Assignee
Calsonic Kansei Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Calsonic Kansei Corp filed Critical Calsonic Kansei Corp
Priority to JP2000225365A priority Critical patent/JP2002036853A/ja
Publication of JP2002036853A publication Critical patent/JP2002036853A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユニットケースから露出する加熱用熱交換器
及び熱媒パイプの露出部分からの熱気の拡散と、ユニッ
トケースから露出する冷却用熱交換器及び冷媒パイプの
露出部分からの冷気の拡散とを抑えることができる車両
用の空気調和ユニットを提供する。 【解決手段】 ユニットケース2には、加熱用熱交換器
6と熱媒パイプ53とのうち少なくとも熱媒パイプ53
がユニットケース2から露出する加熱露出部分55と、
冷却用熱交換器5と冷媒パイプ52とのうち少なくとも
冷却用熱交換器5がユニットケース2から露出する冷却
露出部分54とを覆う保護カバー60を取り付ける。こ
の保護カバー60は、加熱露出部分55を覆う加熱カバ
ー部62と、冷却露出部分54を覆う冷却カバー部61
とを一体に形成すると共に、加熱カバー部62内と冷却
カバー部61内とを互いに連通させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として自動車で
使用される車両用の空気調和ユニットに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来品の一例を示す分解斜視図
である。この図に示す車両用の空気調和ユニットaは、
特開平9−48229号公報に記載されているものであ
り、ユニットケースb内に、加熱用熱交換器cと図外の
冷却用熱交換器とが収容されている。そして、加熱用熱
交換器cには、熱媒が流れる熱媒パイプdが配管され、
冷却用熱交換器には、冷媒が流れる図外の冷媒パイプが
配管されている。
【0003】この空気調和ユニットaでは、ユニットケ
ースbに、加熱用熱交換器c及び熱媒パイプdのユニッ
トケースbからの露出部分eを覆う加熱部用の保護カバ
ーfが取り付けられている。なお、車両用の空気調和ユ
ニットのなかには、ユニットケースに、冷却用熱交換器
及び冷媒パイプのユニットケースからの露出部分を覆う
冷却部用の保護カバーが取り付けられているものもあ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、空気調和ユ
ニットaを例えば自動車で使用した場合には、空気調和
ユニットaは、インストルメントパネルで覆われた車室
内空間に搭載されるので、加熱用熱交換器c及び熱媒パ
イプdのユニットケースbからの露出部分eが加熱舞踊
の保護カバーfで覆われているものの、露出部分eから
拡散される熱気が保護カバーfを通して夏場には乗員足
許の雰囲気を生暖かくしてしまう。
【0005】同様に、空気調和ユニットaが冷却部用の
保護カバーを備えていたとしても、冷却用熱交換器及び
冷媒パイプのユニットケースbからの露出部分から拡散
される冷気が冷却部用の保護カバーを通して冬場には乗
員足許の雰囲気を冷たくしてしまう。
【0006】そこで、本発明では、ユニットケースから
露出する加熱用熱交換器及び熱媒パイプの露出部分から
の熱気の拡散と、ユニットケースから露出する冷却用熱
交換器及び冷媒パイプの露出部分からの冷気の拡散と
を、従来品と比べて抑えることができる車両用の空気調
和ユニットを提供することを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
ユニットケース内に加熱用熱交換器と冷却用熱交換器と
が収容され、加熱用熱交換器に、熱媒が流れる熱媒パイ
プが配管され、冷却用熱交換器に、冷媒が流れる冷媒パ
イプが配管されている車両用の空気調和ユニットにおい
て、ユニットケースには、加熱用熱交換器と熱媒パイプ
とのうち少なくとも熱媒パイプがユニットケースから露
出する加熱露出部分と、冷却用熱交換器と冷媒パイプと
のうち少なくとも冷却用熱交換器がユニットケースから
露出する冷却露出部分とを覆う保護カバーが取り付けら
れ、該保護カバーは、前記加熱露出部分を覆う加熱カバ
ー部と、前記冷却露出部分を覆う冷却カバー部とが一体
に形成されていると共に、加熱カバー部内と冷却カバー
部内とが互いに連通していることを特徴としている。
【0008】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、保護カバー
は、加熱用熱交換器と熱媒パイプとのうち少なくとも熱
媒パイプがユニットケースから露出する加熱露出部分を
覆う加熱カバー部内と、冷却用熱交換器と冷媒パイプと
のうち少なくとも冷却用熱交換器がユニットケースから
露出する冷却露出部分を覆う冷却カバー部内とが互いに
連通しているので、加熱露出部分から拡散される熱気
と、冷却露出部分から拡散される冷気とは、保護カバー
内で互いに打ち消し合う。従って、ユニットケースから
露出する加熱用熱交換器及び熱媒パイプの露出部分から
の熱気の拡散と、ユニットケースから露出する冷却用熱
交換器及び冷媒パイプの露出部分からの冷気の拡散と
を、従来品と比べて抑えることができる。
【0009】加えて、保護カバーは、加熱露出部分を覆
う加熱カバー部と、冷却露出部分を覆う冷却カバー部と
が一体に形成されているので、加熱露出部分を覆う保護
カバーと、冷却露出部分を覆う保護カバーとを別体に形
成する場合と比べて、部品点数が少なくなると共に組立
作業の作業効率が向上し、その結果、製造コストの低減
を図ることもできる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態の一
例である第1実施形態を示す分解斜視図である。図2
は、図1に示すものの断面図である。図1,図2に示す
空気調和ユニット1は、自動車のインストルメントパネ
ルで覆われた車室内空間に搭載されるものであり、ユニ
ットケース2に送風機3のファンモータ3aが組み付け
られている。このファンモータ3aには、図2に示すよ
うに、ユニットケース2内のスクロール室11に収容さ
れたシロッコファン3bが装着されている。
【0011】ユニットケース2は、エンジンルーム側に
配置される前壁2aと、車室内の座席空間側に配置され
る後壁2bとを備え、左右へ分割可能に形成されてい
る。スクロール室11は、ユニットケース2内の前壁2
a側の頂部に形成されている。ユニットケース2内に
は、スクロール室11に連通しシロッコファン3bから
の送風が流れる送風路4が形成されている。
【0012】この送風路4は、シロッコファン4からの
送風が前壁2aに沿って下降する下降通路12と、この
下降通路12を通過した送風が後壁2bに沿って上昇す
る上昇通路13と、下降通路12と上昇通路13とを連
通させる連通路14とを備えている。この連通路14
は、ユニットケース2の底壁2cに沿って形成されてい
る。
【0013】下降通路12には、送風を冷却する冷却用
熱交換器5が配置され、上昇通路13には、冷却用熱交
換器5を通過した送風を加熱する加熱用熱交換器6が配
置されている。冷却用熱交換器5は、前壁2a側に位置
する一端が後壁2b側の他端より下方に位置するよう
に、水平状態から10度〜30度程度傾斜している。冷
却用熱交換器5を通過した送風は、ユニットケース2の
底壁2cに沿って連通路14を流れるようになってい
る。
【0014】この連通路14には、冷却用熱交換器5を
通過した送風をスムーズに上昇通路13へ導く整流板7
が配置されている。底壁2cは、前壁2a側と後壁2b
側とから中央部へ向かって下降傾斜し、冷却用熱交換器
5で除湿凝縮された凝縮水が中央部へ集まるようになっ
ている。この中央部には、図示を省略した排水口が設け
られている。
【0015】ユニットケース2内には、スクロール室1
1と下降通路12とを形成する内部壁2dが設けられて
おり、この内部壁2dには、スクロール室11と下降通
路12との境界領域に、下降通路12側へ凹む凹部2e
が形成されている。加熱用熱交換器6は、凹部2eの上
昇通路13側に、凹部2eと隣接し冷却用熱交換器5と
略平行に配置されている。
【0016】加熱用熱交換器6と後壁2bとの間の上昇
通路13は、冷却用熱交換器5を通過した送風が加熱用
熱交換器6を迂回して流れるバイパス通路15となって
いる。このバイパス通路15には、冷却用熱交換器5を
通過した送風の加熱用熱交換器6とバイパス通路15と
への配風比を調整する回動式のエアミックスドア21が
配置されている。
【0017】ユニットケース2内には、加熱用熱交換器
6を通過した送風をバイパス通路15側へ導く温風通路
16を形成すると共に、スクロール室11脇の領域を取
り囲んでフット通路17を形成する通路壁2fが設けら
れている。この通路壁2fは、上昇通路13とフット通
路17とを区画している。温風通路16を通過した温風
と、バイパス通路15を通過した冷風との合流部より送
風下流側の上昇通路13は、前記温風と冷風とを混合さ
せるエアミックス室18とされている。
【0018】ユニットケース2の頂壁2gには、後壁2
b側にベント吹出口31が設けられ、前壁2a側にデフ
ロスタ吹出口32が設けられている。このデフロスタ吹
出口32を臨む通路壁2f上壁には、上昇通路13とフ
ット通路17とを連通させるフット連通口33が設けら
れている。フット通路17は、車幅方向Yへ沿って延
び、ユニットケース2の左右両側壁2h,2hに開口し
ている。
【0019】ベント吹出口31には、デフロスタ吹出口
32とフット連通口33とへ向かう上昇通路13を閉鎖
してベント吹出口31を開放する開放位置と、デフロス
タ吹出口32とフット連通口33とへ向かう上昇通路1
3を開放してベント吹出口31を閉鎖する閉鎖位置との
間を移動してベント吹出口31を開閉する回動式のベン
トドア22が設けられている。このベントドア22は、
ベントモード時には前記開放位置に位置してベント吹出
口31を開放し、バイレベルモード時には半開状態とな
るように作動制御される。
【0020】デフロスタ吹出口32とフット連通口33
との分岐部には、デフロスタモード時にデフロスタ吹出
口32を開放してフット連通口33を閉鎖し、フットモ
ード時とバイレベルモード時にデフロスタ吹出口32を
閉鎖してフット連通口33を開放する回動式の切替ドア
23が設けられている。この切替ドア23は、デフ・フ
ットモード時には半開状態となるように作動制御され
る。
【0021】図1に示すように、ユニットケース2の一
方の側壁2hには、冷却用熱交換器5のユニットケース
2内への組み付け、あるいは、ユニットケース2内から
の組み外しのための着脱口34と、加熱用熱交換器6の
ユニットケース2内への組み付け、あるいは、ユニット
ケース2内からの組み外しのための着脱口35とが設け
られている。
【0022】着脱口34からは、冷却用熱交換器5の端
面がユニットケース2外へ露出し、この露出した冷却用
熱交換器5の端面には、液相冷媒を断熱膨張させる膨張
弁51を介して、冷媒が流れる冷媒パイプ52が配管さ
れている。着脱口35からは、加熱用熱交換器6の端面
がユニットケース2外へ露出し、この露出した加熱用熱
交換器6の端面には、熱媒が流れる熱媒パイプ53が配
管されている。
【0023】ユニットケース2には、冷却用熱交換器
5,膨張弁51,冷媒パイプ52のユニットケース2か
らの露出部分である冷却露出部分54と、加熱用熱交換
器6及び熱媒パイプ53のユニットケース2からの露出
部分である加熱露出部分55とを覆う保護カバー60が
取り付けられている。この保護カバー60は、冷却露出
部分54を覆う冷却カバー部61と、加熱露出部分55
を覆う加熱カバー部62とが一体に形成されていると共
に、冷却カバー部61内と加熱カバー部62内とが互い
に連通している。
【0024】図3は、保護カバーのユニットケースへの
取り付けを示す断面図である。図1,図3に示すよう
に、保護カバー60には、加熱カバー部62の上縁部2
箇所からそれぞれ突出するU字状の係止部63が加熱カ
バー部62と一体に形成されていると共に、冷却カバー
部61の下縁部2箇所からそれぞれ突出するU字状の係
止部64が冷却カバー部61と一体に形成されている。
【0025】両係止部63は、外側に位置するバネ片6
3aを備え、そのバネ片63aの上面に、バネ片63a
の屈曲端側から開放端側へ向かって徐々に隆起する係止
段部63bが形成されている。両係止部64も、外側に
位置するバネ片64aを備え、そのバネ片64aの下面
に、バネ片64aの屈曲端側から開放端側へ向かって徐
々に隆起する係止段部64bが形成されている。
【0026】ユニットケース2の側壁2hには、係止部
63が挿入される挿入孔36と、係止部64が挿入され
る挿入孔37とがそれぞれ2箇所づつ設けられている。
保護カバー60は、ユニットケース2の挿入孔36に係
止部63が挿入されて、挿入孔36の開口縁部に係止部
63の係止段部63bが係止され、ユニットケース2の
挿入孔37に係止部64が挿入され、挿入孔37の開口
縁部に係止部64の係止段部64bが係止されて、ユニ
ットケース2の側壁2hに着脱自在に取り付けられてい
る。なお、保護カバー60は、例えば、ビス等によって
ユニットケース2に着脱自在に取り付けられていても良
い。
【0027】ところで、図3において、符号56は、ユ
ニットケース2の着脱口34内壁面と着脱口35内壁面
とに貼着された気密用パッキンを示している。符号57
は、ユニットケース2外に露出する冷却用熱交換器5の
端面に貼着された断熱用パッキンを示している。気密用
パッキン56は、着脱口34と冷却用熱交換器5との間
の隙間からユニットケース2内の送風がユニットケース
2外へ漏出するのを防止している。また、着脱口35と
加熱用熱交換器6との間の隙間からユニットケース2内
の送風がユニットケース2外へ漏出するのも防止してい
る。断熱用パッキン57は、ユニットケース2外に露出
する冷却用熱交換器5端面に結露が発生するのを防止し
ている。
【0028】以上説明した第1実施形態では、ユニット
ケース2に、冷却用熱交換器5,膨張弁51,冷媒パイ
プ52のユニットケース2からの露出部分である冷却露
出部分54と、加熱用熱交換器6及び熱媒パイプ53の
ユニットケース2からの露出部分である加熱露出部分5
5とを覆う保護カバー60が取り付けられている。そし
て、この保護カバー60は、冷却露出部分54を覆う冷
却カバー部61内と、加熱露出部分55を覆う加熱カバ
ー部62内とが互いに連通している。
【0029】このため、冷却露出部分54から拡散され
る冷気と、加熱露出部分55から拡散される熱気とは、
保護カバー60内で互いに打ち消し合う。従って、ユニ
ットケース2から露出する加熱用熱交換器6及び熱媒パ
イプ53の露出部分からの熱気の拡散と、ユニットケー
ス2から露出する冷却用熱交換器5及び冷媒パイプ52
の露出部分からの冷気の拡散とを、従来品と比べて抑え
ることができる。
【0030】加えて、第1実施形態では、保護カバー6
0は、加熱露出部分55を覆う加熱カバー部62と、冷
却露出部分54を覆う冷却カバー部61とが一体に形成
されている。このため、加熱露出部分55を覆う保護カ
バーと、冷却露出部分54を覆う保護カバーとを別体に
形成する場合と比べて、部品点数が少なくなると共に組
立作業の作業効率が向上し、製造コストの低減を図るこ
ともできる。
【0031】図4は、本発明の実施の形態の他の一例で
ある第2実施形態を示す斜視図である。なお、以下に行
う第2実施形態の説明では、第1実施形態と同一の構成
要素には同一の符号を付し、第1実施形態の説明と重複
する説明は省略する。
【0032】図4に示すように、第2実施形態では、保
護カバー160は、冷却露出部分54及び加熱露出部分
55を覆う保護カバー部161と、フット通路17から
流出する送風を乗員の足許へ導くためのフットダクト部
162とを備えている。保護カバー部161は、冷却露
出部分54を覆う冷却カバー部61と、加熱露出部分5
5を覆う加熱カバー部62とからなり、冷却カバー部6
1と加熱カバー部62とが一体に形成されていると共
に、冷却カバー部61内と加熱カバー部62内とが互い
に連通している。
【0033】フットダクト部162には、保護カバー部
161に面する底板に、送風が流出する送風流出口(図
示省略)が設けられている。保護カバー160は、保護
カバー部161とフットダクト部162とが一体に形成
され、保護カバー部161内とフットダクト部162内
とは互いに隔離されている。
【0034】以上説明した第2実施形態では、保護カバ
ー160は、冷却露出部分54及び加熱露出部分55を
覆う保護カバー部161と、フット通路17から流出す
る送風を乗員の足許へ導くためのフットダクト部162
とが一体に形成されている。このため、保護カバー部1
61とフットダクト部162とを別体に形成する場合と
比べて、部品点数が少なくなると共に組立作業の作業効
率が向上し、製造コストの低減を図ることができる。
【0035】ところで、第1及び第2の両実施形態で
は、冷却露出部分54は、冷却用熱交換器5,膨張弁5
1,冷媒パイプ52のユニットケース2からの露出部分
とされ、保護カバー60,160は、その冷却カバー部
61が冷却露出部分54を覆っている。しかし、保護カ
バー60,160は、少なくとも冷却用熱交換器5のユ
ニットケース2からの露出部分を冷却カバー部61が覆
っていれば良い。
【0036】なぜならば、少なくとも冷却用熱交換器5
のユニットケース2からの露出部分を冷却カバー部61
が覆っていれば、冷却用熱交換器5のユニットケース2
からの露出部分から拡散される冷気は、保護カバー6
0,160の加熱カバー部62によって覆われた加熱露
出部分55から拡散される熱気と保護カバー60,16
0内で互いに打ち消し合い、その結果、従来品と比べ
て、ユニットケース2から露出する冷却用熱交換器5及
び冷媒パイプ52の露出部分からの冷気の拡散を抑える
ことができるからである。
【0037】また、第1及び第2の両実施形態では、加
熱露出部分55は、加熱用熱交換器6及び熱媒パイプ5
3のユニットケース2からの露出部分とされ、保護カバ
ー60,160は、その加熱カバー部62が加熱露出部
分55を覆っている。しかし、保護カバー60,160
は、少なくとも熱媒パイプ53のユニットケース2から
の露出部分を加熱カバー部62が覆っていれば良い。
【0038】なぜならば、少なくとも熱媒パイプ53の
ユニットケース2からの露出部分を加熱カバー部62が
覆っていれば、熱媒パイプ53のユニットケース2から
の露出部分から拡散される熱気は、保護カバー60,1
60の冷却カバー部61によって覆われた冷却露出部分
54から拡散される冷気と保護カバー60,160内で
互いに打ち消し合い、その結果、従来品と比べて、ユニ
ットケース2から露出する加熱用熱交換器6及び熱媒パ
イプ53の露出部分からの熱気の拡散を抑えることがで
きるからである。
【0039】なお、車両用の空気調和ユニットのなかに
は、加熱用熱交換器6がユニットケース2から全く露出
せず、熱媒パイプ53のみがユニットケース2から露出
しているものもある。このようなものでは、熱媒パイプ
53のユニットケース2からの露出部分を保護カバー6
0,160の加熱カバー部62が覆っていれば良いのは
勿論のことである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示す分解斜視図で
ある。
【図2】図1に示すものの断面図である。
【図3】図1に示すものの保護カバーのユニットケース
への取り付けを示す断面図である。
【図4】本発明の実施の形態の他の一例を示す斜視図で
ある。
【図5】従来品の一例を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
2 ユニットケース 5 冷却用熱交換器 6 加熱用熱交換器 52 冷媒パイプ 53 熱媒パイプ 54 冷却露出部分 55 加熱露出部分 60,160 保護カバー 61 冷却カバー部 62 加熱カバー部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 矢島 利夫 東京都中野区南台5丁目24番15号 カルソ ニックカンセイ株式会社内 Fターム(参考) 3L011 BP00

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユニットケース(2)内に加熱用熱交換
    器(6)と冷却用熱交換器(5)とが収容され、加熱用
    熱交換器(6)に、熱媒が流れる熱媒パイプ(53)が
    配管され、冷却用熱交換器(5)に、冷媒が流れる冷媒
    パイプ(52)が配管されている車両用の空気調和ユニ
    ットにおいて、 ユニットケース(2)には、加熱用熱交換器(6)と熱
    媒パイプ(53)とのうち少なくとも熱媒パイプ(5
    3)がユニットケース(2)から露出する加熱露出部分
    (55)と、冷却用熱交換器(5)と冷媒パイプ(5
    2)とのうち少なくとも冷却用熱交換器(5)がユニッ
    トケース(2)から露出する冷却露出部分(54)とを
    覆う保護カバー(60,160)が取り付けられ、該保
    護カバー(60,160)は、前記加熱露出部分(5
    5)を覆う加熱カバー部(62)と、前記冷却露出部分
    (54)を覆う冷却カバー部(61)とが一体に形成さ
    れていると共に、加熱カバー部(62)内と冷却カバー
    部(61)内とが互いに連通していることを特徴とする
    車両用の空気調和ユニット。
JP2000225365A 2000-07-26 2000-07-26 車両用の空気調和ユニット Pending JP2002036853A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000225365A JP2002036853A (ja) 2000-07-26 2000-07-26 車両用の空気調和ユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000225365A JP2002036853A (ja) 2000-07-26 2000-07-26 車両用の空気調和ユニット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002036853A true JP2002036853A (ja) 2002-02-06

Family

ID=18719150

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000225365A Pending JP2002036853A (ja) 2000-07-26 2000-07-26 車両用の空気調和ユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002036853A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003252033A (ja) * 2002-03-01 2003-09-09 Japan Climate Systems Corp 車両用空調装置
JP2011057129A (ja) * 2009-09-11 2011-03-24 Japan Climate Systems Corp 車両用空調装置
KR101156289B1 (ko) * 2005-03-29 2012-06-13 한라공조주식회사 자동차용 공조장치
KR101173699B1 (ko) 2005-12-06 2012-08-13 한라공조주식회사 자동차 공조장치용 수온센서
KR20130050052A (ko) * 2011-11-07 2013-05-15 주식회사 두원공조 차량용 공기조화장치
JP2015054567A (ja) * 2013-09-11 2015-03-23 株式会社ケーヒン 車両用空調装置
KR20160015030A (ko) * 2014-07-30 2016-02-12 주식회사 두원공조 차량용 공조장치
KR101758664B1 (ko) * 2011-11-28 2017-07-31 한온시스템 주식회사 히터코어 파이프 커버의 과열방지구조
KR101779371B1 (ko) * 2011-12-20 2017-09-19 한온시스템 주식회사 차량용 공조장치
JP2021094877A (ja) * 2019-12-13 2021-06-24 サンデン・オートモーティブクライメイトシステム株式会社 Hvacユニット

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003252033A (ja) * 2002-03-01 2003-09-09 Japan Climate Systems Corp 車両用空調装置
KR101156289B1 (ko) * 2005-03-29 2012-06-13 한라공조주식회사 자동차용 공조장치
KR101173699B1 (ko) 2005-12-06 2012-08-13 한라공조주식회사 자동차 공조장치용 수온센서
JP2011057129A (ja) * 2009-09-11 2011-03-24 Japan Climate Systems Corp 車両用空調装置
KR101857058B1 (ko) 2011-11-07 2018-06-19 주식회사 두원공조 차량용 공기조화장치
KR20130050052A (ko) * 2011-11-07 2013-05-15 주식회사 두원공조 차량용 공기조화장치
KR101758664B1 (ko) * 2011-11-28 2017-07-31 한온시스템 주식회사 히터코어 파이프 커버의 과열방지구조
KR101779371B1 (ko) * 2011-12-20 2017-09-19 한온시스템 주식회사 차량용 공조장치
JP2015054567A (ja) * 2013-09-11 2015-03-23 株式会社ケーヒン 車両用空調装置
KR20160015030A (ko) * 2014-07-30 2016-02-12 주식회사 두원공조 차량용 공조장치
KR102135274B1 (ko) 2014-07-30 2020-07-17 주식회사 두원공조 차량용 공조장치
JP2021094877A (ja) * 2019-12-13 2021-06-24 サンデン・オートモーティブクライメイトシステム株式会社 Hvacユニット
JP7374747B2 (ja) 2019-12-13 2023-11-07 サンデン株式会社 Hvacユニット

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3804152B2 (ja) 車両用空調装置
JP2002036853A (ja) 車両用の空気調和ユニット
JP2006036032A (ja) 自動車用空調装置
JP6444627B2 (ja) 車両用空調装置
JP2005225448A (ja) 自動車用空調装置
JPH09309322A (ja) 自動車用空調装置
JP4310905B2 (ja) 車両用空調装置
JP4178866B2 (ja) 車両用空調装置
JP6699525B2 (ja) 車両用空調ユニット
JPH1016531A (ja) 車両用空調装置
JPH10297249A (ja) 自動車用空気調和装置
JP3840718B2 (ja) 空気通路用ドア装置および車両用空調装置
US20070131407A1 (en) Air conditioning apparatus
JP4276861B2 (ja) 車両用空調ダクトの取付構造
JP2003220820A (ja) 車両用空調装置
US20020129931A1 (en) Air conditioner and arrangement structure in vehicle
JPH09142131A (ja) 車載用空調装置
JP4102641B2 (ja) 車両用空調装置
JP2000062437A (ja) 空調装置
JP4496668B2 (ja) 車両用空調装置
JPH0443370Y2 (ja)
JPS6140584Y2 (ja)
JP2002046447A (ja) 車両用空気調和ユニット
JP2007083774A (ja) 車両後席用空調装置
JP2008195213A (ja) 空調ケースの嵌合構造