JP2003241581A - 画像形成装置および中央管理装置 - Google Patents

画像形成装置および中央管理装置

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JP2003241581A
JP2003241581A JP2002040612A JP2002040612A JP2003241581A JP 2003241581 A JP2003241581 A JP 2003241581A JP 2002040612 A JP2002040612 A JP 2002040612A JP 2002040612 A JP2002040612 A JP 2002040612A JP 2003241581 A JP2003241581 A JP 2003241581A
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image forming
forming apparatus
unit
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image
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JP2002040612A
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Takeshi Norota
健 野呂田
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像形成装置で発生した通報要因がユーザに
よって簡単に取り除ける程度のものであった場合には、
ユーザ自身が画像形成装置のメンテナンス又は故障修理
を迅速且つ的確に行って通報要因を取り除けるようにす
る。 【解決手段】 各画像形成装置Pのメインユニット20
0はそれぞれ、装置内で動作中に異常事象等の通報要因
が発生した場合、その通報要因を通信コントロール装置
Rによって公衆回線網N経由で中央管理装置Qへ通報さ
せる。中央管理装置Qは、いずれかの画像形成装置Pか
ら通報要因を受信すると、その通報要因を分析し、その
分析結果を公衆回線網Nおよび通信コントロール装置R
経由で通報要因が発生した画像形成装置Pへ送信する。
その画像形成装置Pのメインユニット200は、中央管
理装置Qから分析結果を受信した場合に、その分析結果
を自己の操作表示部30上にユーザによって認識可能に
表示可能に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、画像形成装置管
理システム(画像形成装置サービスシステム)を構成す
るデジタル複写機,ファクシミリ装置,プリンタ等の画
像形成装置およびその画像形成装置を通信回線を介して
遠隔管理する中央管理装置に関し、特に各ユーザの使用
場所に設置された画像形成装置のメンテナンス(保守)
や故障修理を迅速且つ的確に行えるようにするための技
術に関する。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置管理システムとして、例え
ば特開2000―29354号公報に見られるようなも
のがある。この画像形成装置管理システムにおいて、各
複写装置(画像形成装置)はそれぞれ、異常事象(自己
診断異常)又は異常事前事象(事前警告)等の通報要因
が発生したときに、その発生を知らせる情報(通報要
因)を中央管理装置へ通報する。中央管理装置は、各複
写装置からそれぞれ通報要因を受信すると、その受信情
報を分析し、その分析結果(画像形成装置の保守又は修
理に関する情報)を通報要因が発生した画像形成装置を
管轄するサービス拠点(サービス区)に設置されている
端末装置へ送信してその表示画面に表示させる。
【0003】上記端末装置のオペレータは、その表示画
面の表示内容からサービスマン訪問の要否を判断し、サ
ービスマン訪問(メンテナンス又は故障修理)が必要な
場合に、通報要因が発生した画像形成装置を管轄するサ
ービス拠点のサービスマンに電話やFAX(ファクシミ
リ装置)で訪問の要請と対象画像形成装置およびその状
態等に関する必要な情報を連絡する。それによって、通
報要因が発生した画像形成装置を管轄するサービス拠点
のサービスマンは、その画像形成装置の設置場所を訪問
し、その画像形成装置のメンテナンスや故障修理を行う
ことができる。あるいは、画像形成装置の通報要因がユ
ーザによって簡単に取り除ける程度のものもあり、その
ような通報要因が発生したと認識できた場合には、その
対象の画像形成装置のユーザに電話でメンテナンス又は
故障修理の内容を連絡して、メンテナンス又は故障修理
をお願いすることもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、画像形
成装置で発生した通報要因がユーザによって簡単に取り
除ける程度のものであったとしても、そのユーザはサー
ビス拠点のサービスマンから連絡がない限り、その通報
要因が自分で簡単に取り除ける程度のものかどうかを判
断することができず、無駄な時間を費やしてしまうこと
がある。この発明は上記の点に鑑みてなされたものであ
り、画像形成装置で発生した通報要因がユーザによって
簡単に取り除ける程度のものであった場合には、サービ
ス拠点のサービスマンからの連絡を待つことなく、その
ユーザ自身が画像形成装置のメンテナンス又は故障修理
を迅速且つ的確に行って通報要因を取り除き、その画像
形成装置を正常状態へ早期に復帰させることができるよ
うにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するため、次の画像形成装置および中央管理装置
を提供する。請求項1の発明による画像形成装置は、中
央管理装置と通信回線を介して通信可能に接続する接続
手段と、動作中に異常事象又は異常事前事象等の通報要
因が発生した場合に、上記接続手段によって上記中央管
理装置と上記通信回線を介して通信可能に接続し、その
発生した通報要因を上記通信回線を介して上記中央管理
装置へ通報する通報要因通報手段とを有する画像形成装
置において、上記通報要因通報手段による上記中央管理
装置への通報要因の通報に対して、該中央管理装置から
上記通報要因の分析結果を受信した場合に、その分析結
果をユーザによって認識可能に報知する分析結果報知手
段を設けたものである。
【0006】請求項2の発明による中央管理装置は、請
求項1の画像形成装置を上記通信回線を介して遠隔管理
する中央管理装置において、上記画像形成装置から上記
通報要因を受信した場合に、その通報要因を分析する通
報要因分析手段と、該手段による分析結果を上記画像形
成装置へ送信する分析結果送信手段とを設けたものであ
る。請求項3の発明による画像形成装置は、請求項1の
画像形成装置において、上記分析結果報知手段を、上記
中央管理装置から受信した分析結果をユーザによって認
識可能に表示する手段としたものである。
【0007】請求項4の発明による画像形成装置は、請
求項1の画像形成装置において、上記分析結果報知手段
を、上記中央管理装置から受信した分析結果をユーザに
よって認識可能に用紙上に印刷する手段としたものであ
る。請求項5の発明による画像形成装置は、請求項1の
画像形成装置において、他の画像形成装置と通信可能に
接続する接続手段を設け、上記分析結果報知手段を、上
記中央管理装置から受信した分析結果を上記他の画像形
成装置へ送信してユーザによって認識可能に表示又は用
紙上への印刷を行わせる手段としたものである。
【0008】請求項6の発明による画像形成装置は、請
求項1の画像形成装置において、他の画像形成装置と通
信可能に接続する接続手段を設け、上記分析結果報知手
段を、中央管理装置から上記通報要因の分析結果を受信
した場合に、その分析結果をユーザによって認識可能に
表示可能か否かを判断する表示可否判断手段と、該手段
により表示が可能と判断された場合には、上記分析結果
をユーザによって認識可能に表示する手段と、上記表示
可否判断手段により表示が可能でないと判断された場合
には、上記分析結果をユーザによって認識可能に用紙上
に印刷するかあるいは上記他の画像形成装置へ送信して
ユーザによって認識可能に表示又は用紙上への印刷を行
わせる手段とによって構成したものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
に基づいて具体的に説明する。図2に、この発明による
画像形成装置管理システムを構成する画像形成装置の一
実施形態であるデジタル複写機の機構部の一例を示す概
略構成図である。このデジタル複写機は、複写機本体の
上部に自動原稿給送装置(以下「ADF」という)1を
搭載し、側部に後処理装置であるフィニシャ100を接
続している。複写機本体の手前側上面には、図3に示す
操作表示部30を備えている。
【0010】まず、このデジタル複写機によるコピー動
作(複写動作)について説明する。このデジタル複写機
において、ADF1の原稿台2に画像面を上にして置か
れた原稿束は、コピーモード時に操作表示部30上のプ
リントキー(スタートキー)34が押下されると、一番
下の原稿から1枚ずつ順次給送ローラ3および給送ベル
ト4によってコンタクトガラス6上に給送され、所定の
位置にセットされる。そのセットされた原稿は、画像読
取手段であるスキャナ(読み取りユニット)50によっ
て画像が読み取られ、その読み取りが終了した後、給送
ベルト4および排送ローラ5によって排出される。
【0011】ここで、1枚の原稿画像の読み取りが終了
する毎に、原稿セット検知センサ7にて原稿台2上に次
の原稿があるかないかを検知し、あればその原稿を前の
原稿と同様にコンタクトガラス6上に給送し、以後上述
と同様の動作を行う。なお、給送ローラ3,給送ベルト
4,排送ローラ5は図示しない共通のモータによって駆
動される。
【0012】第1給紙トレイ8,第2給紙トレイ9,第
3給紙トレイ10に積載された転写紙(用紙)は、それ
ぞれ第1給紙装置11,第2給紙装置12,第3給紙装
置13によって給紙され、縦搬送ユニット14によって
感光体ドラム15に当接する位置まで搬送される。実際
には、各給紙トレイ8〜10のうちのいずれか1つが選
択され、そこから転写紙が給紙される。スキャナ50に
よる原稿画像の読み取りによって入力された画像データ
(画像情報)はそのまま、あるいは画像記憶手段を構成
する図5の画像メモリ66に一旦記憶させた後、画像印
刷手段を構成するプリンタ80内の書き込みユニット5
7に送られ、その書き込みユニット57によりレーザビ
ームとして感光体ドラム15の予め帯電された面(図示
しない帯電器によって帯電される)上に書き込まれ、そ
の部分が現像ユニット27を通過することにより、そこ
にトナー画像が形成される。
【0013】そして、選択された給紙トレイから給紙さ
れた転写紙は感光体ドラム15の回転と等速で搬送ベル
ト(転写ベルト)16によって搬送されながら、一方の
面に感光体ドラム15上のトナー画像が転写され、その
トナー画像が定着ユニット17によって熱定着される。
その後、その転写紙は片面コピーモード時には排紙ユニ
ット18によって後処理装置であるフィニシャ100に
搬送される。このとき、例えばフェースダウン(転写紙
をページ順に揃えるため画像面を下向きにする)排紙の
ために、一方の面にトナー画像が形成された転写紙を反
転したい場合、その転写紙は排紙ユニット18により両
面入紙搬送路113に搬送され、反転ユニット112で
スイッチバック反転された後、反転排紙搬送路114を
通ってフィニシャ100に搬送される。
【0014】フィニシャ100では、複写機本体から送
られてくる一方の面にトナー画像が形成された転写紙、
つまり片面コピー済みの転写紙は、分岐偏向板101に
よりスタッカ搬送ローラ(通常排紙ローラ)102側又
はステープラ搬送ローラ105側へ選択的に導かれる。
すなわち、分岐偏向板101が上向きに切り替えられて
いる場合には、複写機機本体からの転写紙をスタッカ搬
送ローラ102およびスタッカ排紙ローラ103を経由
してスタッカトレイ(通常排紙トレイ)104に排出す
ることができる。スタッカトレイ104は前後方向に移
動可能な排紙トレイであり、原稿毎あるいは画像メモリ
66を用いてソーティングされたコピー部毎に前後に移
動し、排出される転写紙(コピー紙)を簡易的に仕分け
するものである。
【0015】分岐偏向板101が下向きに切り替えられ
ている場合には、複写機本体から送られてくる片面コピ
ー済みの転写紙をステープラ搬送ローラ105およびス
テープラ排紙ローラ107を経由してステープルトレイ
108に排出することができる。ステープルトレイ10
8上では、転写紙が1枚排出される毎に、その端部揃え
用のジョガー(落下ストッパ)109によって揃えら
れ、1部のコピー完了によりステープラ106によって
綴じられる。ステープラ106で綴じられた転写紙群
は、自重によってステープル完了排紙トレイ(落下トレ
イ)110に落下して、そこに収納される。
【0016】一方、両面コピーモード時には、一方の面
にトナー画像が形成された転写紙(片面コピー済みの転
写紙)は排紙ユニット18により両面入紙搬送路113
に搬送され、反転ユニット112でスイッチバック反転
された後、両面搬送ユニット111に送られる。両面搬
送ユニット111に送られた転写紙は、再び感光体ドラ
ム15に作像されたトナー画像を転写するために、両面
搬送ユニット111から再給紙され、再度縦搬送ユニッ
ト14によって感光体ドラム15に当接する位置まで搬
送されて、他方の面にトナー画像が転写された後、定着
ユニット17によってトナー画像が定着され、排紙ユニ
ット18によってフィニシャ100に搬送され、以後上
述と同様の動作が行われる。
【0017】なお、感光体ドラム15,搬送ベルト1
6,定着ユニット17,排紙ユニット18,現像ユニッ
ト27は図示しないメインモータによって駆動され、各
給紙装置11〜13はメインモータの駆動が各々給紙ク
ラッチにより伝達されて駆動される。縦搬送ユニット1
4は、メインモータの駆動が中間クラッチによって伝達
されて駆動される。また、上述した書き込みユニット5
7を含む画像形成処理用の各部が図5のプリンタ80を
構成している。
【0018】図3は、このデジタル複写機の複写機本体
に設けられた操作部30の構成例を示すレイアウト図で
ある。この操作部30は、液晶タッチパネル31,テン
キー32,クリア/ストップキー33,プリントキー3
4,モードクリアキー35,および初期設定キー36を
備えている。液晶タッチパネル31は、液晶ディスプレ
イの表面にタッチパネルを備えており、機能キーや部
数、機械の状態を示すメッセージ等を表示することがで
きる。テンキー32は、印刷部数(コピー枚数)や倍率
等の数値を入力するためのキーである。
【0019】クリア/ストップキー33は、置数(印刷
部数)をクリアしたり、実行中の動作(読み取り動作又
は印刷動作)をストップさせたりするためのキーであ
る。プリントキー34は、コピー動作の開始を指示する
ためのキーである。モードクリアキー35は、設定した
全てのモードの内容を取り消すためのキーである。初期
設定キー36は、機械の初期状態を任意にカスタマイズ
する際に使用するキーであり、この実施形態ではそのキ
ーの押下によって液晶タッチパネル31に初期設定メニ
ュー画面を表示することができる。
【0020】図4は、液晶タッチパネル31に電源投入
時に表示される操作画面の一例を示す図である。オペレ
ータ(ユーザ)が、液晶タッチパネル31に表示されて
いる操作画面中のいずれかの機能キーにタッチすること
により、その機能キーの枠内に表示されている機能(モ
ード)が選択され、その白黒表示が反転する(図4では
斜線を施して示す)。また、機能の詳細を指定しなけれ
ばならない場合(例えば変倍であれば変倍値等)は、そ
の機能キーにタッチすることにより、詳細な機能の設定
用操作画面が表示される。液晶タッチパネル31は、ド
ット表示器を使用しているため、その時の最適な表示を
グラフィカルに行うことが可能である。
【0021】図4に示す操作画面において、左上側には
「コピーできます」「お待ちください」等のメッセージ
を表示するためのメッセージエリアが設けられており、
その右側に、セットされたコピー枚数(印刷部数)を表
示するためのコピー枚数表示部が、メッセージエリアの
下側に、画像濃度の自動調整を指定(指示)するための
自動濃度キー[自動濃度]、転写紙の自動選択を指定す
るための自動用紙選択キー[自動用紙選択]、コピー倍
率として等倍を指定するための等倍キー[等倍]が並ん
で表示されている。
【0022】さらに、下から2段目に右側から、コピー
(コピー済み転写紙)を一部ずつページ順にそろえる処
理を指定するためのソートキー[ソート]、コピーをペ
ージ毎に仕分けする処理を指定するためのスタックキー
[スタック]、ソート処理されたものを一部ずつ綴じる
処理を指定するためのステープルキー[ステープル]が
並んで表示されている。そして、1番下に右側から、コ
ピー倍率として拡大/縮小倍率を指定するための変倍キ
ー[変倍]、転写紙の表裏両面にコピーする両面モード
を指定するための両面キー[両面]、とじ代モード等を
指定するための消去/移動キー[消去/移動]、スタン
プや日付やページ等の印字を指定するための印字キー
[印字]がそれぞれ表示されている。
【0023】次に、図2を用い、スキャナ50によって
原稿の画像を読み取り、その画像データに対応する静電
潜像を感光体ドラム15の表面に形成するまでの動作を
説明する。なお、静電潜像とは感光体ドラム15の表面
(帯電器によって帯電された面)に画像データをレーザ
ビームによって書き込むことにより生じる電位分布のこ
とである。
【0024】スキャナ50は、原稿を載置するコンタク
トガラス6と光学走査系とによって構成されており、光
学走査系は露光ランプ51,第1ミラー52,レンズ5
3,CCDイメージセンサ54等で構成されている。露
光ランプ51および第1ミラー52は図示しない第1キ
ャリッジ上に固定され、第2ミラー55および第3ミラ
ー56は図示しない第2キャリッジ上に固定されてい
る。原稿の画像を読み取るときには、光路長が変わらな
いように、第1キャリッジと第2キャリッジとが2対1
の相対速度で機械的に走査される。光学走査系は、図示
しないスキャナ駆動モータを含む駆動部によって駆動さ
れる。
【0025】スキャナ50は、原稿の画像を光学的に読
み取って電気信号に変換する(原稿の画像データを読み
取る)。すなわち、光学走査系の露光ランプ51によっ
て原稿の画像面を照明し、その画像面からの反射光像を
第1ミラー52,第2ミラー55,第3ミラー56,レ
ンズ53を介してCCDイメージセンサ54の受光面に
結像させ、そのCCDイメージセンサ54によって電気
信号に変換する。このとき、レンズ53およびCCDイ
メージセンサ54を図2の左右方向に移動させることに
より、原稿の給送方向の画像読み取り倍率が変わる。つ
まり、予め指定(設定)されたコピー倍率に対応してレ
ンズ53およびCCDイメージセンサ54の左右方向の
位置が設定される。
【0026】書き込みユニット57は、レーザ出力ユニ
ット58,結像レンズ59,ミラー60等で構成され、
レーザ出力ユニット58の内部にはレーザ光源であるレ
ーザダイオードおよびモータによって高速で定速回転す
るポリゴンミラー(回転多面鏡)を備えている。レーザ
出力ユニット58より照射されるレーザビームは、定速
回転するポリゴンミラーで偏向され、結像レンズ59を
通り、ミラー60で折り返され、感光体ドラム15の帯
電面に集光されて結像される。
【0027】すなわち、ポリゴンミラーで偏向されたレ
ーザビームは感光体ドラム15が回転する方向と直交す
る方向(主走査方向)に露光走査され、図5に示す画像
処理ユニットより出力される画像データ(画像信号)の
ライン単位の書き込みを行う。感光体ドラム15の回転
速度と走査密度(記録密度)に対応する所定の周期で主
走査を繰り返すことにより、感光体ドラム15の帯電面
に静電潜像(静電画像)が形成される。なお、感光体ド
ラム15上を走査する直前のレーザビームは図示しない
同期検知センサによって検知される。そして、図示しな
いレーザ書込制御部が同期検知センサから出力される主
走査同期信号を用い、1走査毎にレーザダイオードの点
灯開始タイミングおよび画像データの入出力を行うため
の制御信号の生成を行う。
【0028】図5は、このデジタル複写機における画像
処理ユニット(IPU)の構成例を示すブロック図であ
る。原稿面からの反射光像(画像)はCCDイメージセ
ンサ54によって受光され、電気信号としての画像デー
タに変換され(光電変換され)、更にA/Dコンバータ
61によってアナログ値からデジタル値(2値又は多値
のデジタル信号)に変換され、量子化される。デジタル
値に変換された画像データは、シェーディング補正部6
2によってシェーディング補正がなされた後、画像処理
部63によってMTF補正およびγ補正等の画像処理が
なされる。
【0029】なお、シェーディング補正とは、原稿面を
照明する露光ランプ51(光源)の照明ムラや、CCD
イメージセンサ54の感度のバラツキを補正することで
ある。MTF補正とは光学系によるボケを補正すること
であり、γ補正とはCCDイメージセンサ54の感度の
非直線性を補正することである。
【0030】セレクタ64は、画像データの送り先を切
り替えるものであり、画像処理部63からの画像データ
を変倍部71又はメモリコントローラ65へ選択的に送
出する。セレクタ64とメモリコントローラ65との間
は、双方向に画像データを入出力可能な構成となってい
る。変倍部71は、セレクタ64からの画像データを予
め設定された変倍率(コピー倍率)に合わせて変倍処理
(拡大処理又は縮小処理)し、プリンタ80の書き込み
ユニット57へ出力する。ここでの変倍率は、原稿の幅
方向(原稿の給送方向と直交する方向)の変倍率とな
る。なお、この変倍部71が、原稿の幅方向と給送方向
の変倍率に合わせてセレクタ64からの画像データ(ス
キャナ50側から入力される画像データ)を変倍するこ
ともできる。
【0031】CPU68は中央処理装置であり、メモリ
コントローラ65によって画像メモリ66に対する画像
データの書き込みおよび読み出しを行わせたり、スキャ
ナ50および書き込みユニット57の制御を行う。RO
M69は読み出し専用のメモリであり、CPU68を動
作させるための制御プログラムを含む各種固定データを
記憶している。RAM70は読み書き可能なメモリであ
り、各種データを一時的に記憶する。I/Oポート75
は、操作表示部30等とのデータの入出力を制御するも
のである。
【0032】SCSIコントローラ(SCSIドライ
バ)76は、他のデジタル複写機と通信可能に接続する
接続手段であり、スキャナ50,図示しないパーソナル
コンピュータ等のホスト,又は図示しないファクシミリ
装置等の外部装置から入力される画像データを他のデジ
タル複写機へ送信したり、あるいは他のデジタル複写機
から送られてくる画像データを受信することができる。
印字ユニット74は、CPUバスに接続され、ページ印
字用のキャラクタ(文字)イメージデータ,任意のスタ
ンプ用イメージデータ等の印字イメージデータを発生す
る。
【0033】この印字ユニット74で発生された印字イ
メージデータは、印字合成部72,73に入力され、画
像処理部63又はメモリコントローラ65からの画像デ
ータに任意の印字イメージデータを合成することができ
る。なお、この画像処理ユニットには、ホスト(パーソ
ナルコンピュータ等)と通信可能に接続する接続手段と
しての機能、および外部装置(ファクシミリ装置,中央
管理装置等)と通信回線を介して通信可能に接続する接
続手段としての機能も備えており、スキャナ50から入
力される画像データ以外に、ホスト又は外部装置から送
られてくる画像データも処理できるようにしている。外
部装置と通信回線を介して通信可能に接続する接続手段
としての機能は、画像処理ユニットが単独で実現するよ
うにしてもよいが、後述する通信コントロール装置とに
よって実現するようにしてもよい。
【0034】次に、図6を用いて、セレクタ64におけ
る1ページ分の画像データおよび制御信号について説明
する。図6は、セレクタ64における1ページ分の画像
データおよび制御信号の一例を示すタイミング図であ
る。/FGATE(「/」はローアクティブを示す)は
フレームゲート信号であり、1ページの画像データの副
走査方向の有効期間を表わしている。/LSYNCは1
ライン毎の主走査同期信号であり、この信号が立ち上が
った後の所定クロックで画像データが有効となる。
【0035】/LGATEはラインゲート信号であり、
画像データの主走査方向の有効期間を示す。これらの信
号は、画素クロック信号VCLKに同期しており、その
1周期に対して1画素のデータが送られてくる。画像処
理ユニット(IPU)は、画像データの入力および出力
に対してそれぞれ別個の/FGATE,/LSYNC,
/LGATE,VCLKの発生回路を有しており、読み
取った画像データの直接出力を行う場合などの位相調整
等を行うことより、様々な画像データの入出力の組み合
わせが実現可能になる。
【0036】図7は、メモリコントローラ65および画
像メモリ66の構成例を示すブロック図である。なお、
この図ではアドレスバスの図示を省略している。メモリ
コントローラ65は、入力データセレクタ81,画像合
成部82,1次圧縮/伸長部83,出力データセレクタ
84,および2次圧縮/伸長部85を設けている。それ
らへの制御データの設定はCPU68より行われる。画
像メモリ66は、1次記憶装置86および2次記憶装置
87からなる。1次記憶装置86には、画像データ入力
時のメモリの指定した領域へのデータ書き込み、または
画像データ出力時のメモリの指定した領域からのデータ
読み出しが、画像データ入力又は出力時に要求されるデ
ータ転送速度に略同期して行えるように、例えばDRA
M等の高速アクセスが可能なメモリを使用する。
【0037】また、1次記憶装置86は、処理を行う画
像データの大きさにより、複数のエリアに分割して画像
データの入出力を同時に実行可能な回路(メモリコント
ローラ65とのインタフェース部)を有している。すな
わち、各分割エリアに対する画像データの入力(書き込
み)および出力(読み出し)をそれぞれ並行して行える
ように、メモリコントローラ65との間に書き込み用と
読み出し用の2組のアドレスバスおよびデータバスから
なるインタフェース部を接続している。それによって、
一方の分割エリアに画像データを書き込む動作と他方の
分割エリア内の画像データを読み出す動作とを並行して
行うことができる。
【0038】2次記憶装置87は、スキャナ50や外部
装置から入力される画像データを順次蓄積して、これら
の画像データの合成,ソーティング,並べ換え等の処理
を行うための大容量メモリである。ここで、1次記憶装
置86,2次記憶装置87とも高速アクセス可能な記憶
媒体(メモリ)を使用すれば、その各記憶装置の区別な
くデータの処理を行え、制御も比較的簡単になる。
【0039】ところが、DRAM等のメモリは高価なた
め、この実施形態では2次記憶装置87にはアクセス速
度はそれほど速くないが、安価で大容量の記憶媒体(例
えばハードディスク装置や光ディスク装置)を使用し、
入出力データの処理を1次記憶装置86を介して行うよ
うにしている。このような構成により、大量の画像デー
タの入出力,保存,加工等の処理が可能なデジタル複写
機を安価で且つ比較的簡単な構成で実現することが可能
になる。
【0040】次に、メモリコントローラ65の動作例を
説明する。 <1>画像データの入力(画像メモリ66への保存) 入力データセレクタ81は、スキャナ50又は外部装置
側から画像処理ユニットの各部を介して入力される画像
データのうち、画像メモリ66(1次記憶装置86)へ
の書き込みを行う画像データの選択を行う。入力データ
セレクタ81によって選択された画像データは画像合成
部82に供給され、そこで必要に応じて既に画像メモリ
66に記憶されている画像データと合成された後、1次
圧縮/伸長部83によって圧縮(可変長圧縮)処理が行
われ、1次記憶装置86に書き込まれる。1次記憶装置
86に書き込まれた画像データは、必要に応じて2次圧
縮/伸長部85によって更に圧縮処理が行われた後、2
次記憶装置87に書き込まれて保存される。
【0041】<2>画像データの出力(画像メモリ66
からの読み出し) 出力対象画像データとして指定された画像データが1次
記憶装置86に記憶されている場合は、その画像データ
が読み出された後、1次圧縮/伸長部83によって伸長
処理が行われ、伸長後の画像データ、もしくはその画像
データとスキャナ50又は外部装置側から入力される画
像データとの合成処理が行われた後の画像データが出力
データセレクタ84により選択され、出力される。
【0042】画像合成部82は、1次記憶装置86から
入力される画像データと、スキャナ50又は外部装置側
から入力される画像データとの合成(画像データの位相
調整機能を有する)、合成後の画像データの出力先の選
択(画像データの出力,1次記憶装置86へのライトバ
ック,両方の出力先への同時出力等)等の処理を行う。
出力対象画像データとして指定された画像データが1次
記憶装置86にではなく2次記憶装置87に記憶されて
いる場合は、その画像データが読み出された後、2次圧
縮/伸長部85により伸長処理が行われ、その伸長後の
画像データが一旦1次記憶装置86に書き込まれ、以後
上述と同様の出力動作が行われる。
【0043】ここで、このように構成されたデジタル複
写機において、「動作予約」とは、図2に示したような
定着ユニットの加熱中などの時はコピー動作を開始でき
ないが、モード設定および原稿のセットを終了させて予
約することにより、定着ユニットが加熱終了後、コピー
動作可能になった時点で自動的にコピー動作を開始する
機能のことである。このようなデジタル複写機では、定
着ユニットの加熱中を動作予約可能対象としているが、
これ以外にも時間の経過とともに動作可能になるものに
ついては、対象にすることができる。大量給紙装置にお
ける給紙トレイの上昇時間、書き込み装置におけるポリ
ゴンモータの回転が安定するまでの時間、現像ユニット
へのトナー補給動作中などが考えられる。
【0044】図8および図9は、この発明を実施する他
の画像形成装置(デジタル複写機)のハード構成図であ
る。これらの画像形成装置は、画像読み取り部A(図2
に示したスキャナ50および図5に示した画像処理ユニ
ット中のA/Dコンバータ61を含む画像処理に直接係
わる部分に相当する)、画像書き込み部B(図5のプリ
ンタ80に相当する)、システムコントローラC(図5
に示した画像処理ユニット中のCPU68,ROM6
9,RAM70,I/Oポート75に相当する)、メモ
リユニットD(図5のメモリコントローラ65および画
像メモリ66に相当する)、利用者制限器機E、人体検
知センサF、操作部(図3に示した操作表示部30に相
当する)G、遠隔診断装置(CSS)H、および時計I
から構成されている。
【0045】ここで、メモリユニットDはメモリ機能を
実現する場合にのみ必要であり、通常のコピー機能を実
現することだけを考えれば必要ではない。時計Iは、あ
る特定の時間になったら装置をブートしたり、シャット
ダウンするようなウィークリタイマ機能を実現する場合
にのみ必要である。人体検知センサFは、予熱モード時
にこの画像形成装置の前にユーザが近づいてきたとき
に、自動的に予熱モードを解除する機能を実現する場合
にのみ必要である。
【0046】遠隔診断装置(CSS)Hは、遠隔診断、
つまり機械内で異常事象又は異常事前事象等の通報要因
が発生した場合に、その通報要因を遠隔地のサービスセ
ンタの中央管理装置へ通報したり、機械の実行状態や使
用状態を中央管理装置からモニタ(監視)する際に必要
な通信機能(中央管理装置およびファクシミリ装置を含
む外部装置と通信回線を介して通信可能に接続する接続
手段としての機能を有する)であるため、このような機
能が必要な場合のみ装着されればよい。しかし、これを
設けない場合でも、中央管理装置以外の外部装置と通信
回線を介して通信可能に接続する接続手段としての機能
は備える必要がある。さらにまた、図示は省略するが、
ホストと通信可能に接続する接続手段および他の画像形
成装置と通信可能に接続する接続手段(図5のSCSI
コントローラ76に相当する)としての機能も備える
が、それらの機能をメモリユニットDに備えるようにし
てもよい。
【0047】システムコントローラCは、コピーモード
(複写モード)を実行する上で、画像書き込み部Bで印
刷(画像形成)を行うために、紙搬送処理、電子写真プ
ロセス処理、異常状態や給紙カセット状態(用紙の有無
の検知など)等の監視を行い、また画像読み取り部Aで
原稿の画像を読み取るために、スキャナ動作や光源のO
N/OFFなどを制御するコントローラの総称である。
デジタル複写機(デジタルPPC)の大きな特徴に、原
稿の画像を電気信号に変換して画像データとして読み込
み、その画像データを画像書き込み部Bで復元すること
である。このとき、読み込んだ画像データを様々に変化
させて伝達する手段を持つことによって、従来のアナロ
グ複写機では実現できなかった分野に応用できるように
なった。
【0048】例えば、FAX,ページプリンタ,スキャ
ナ,ファイルシステムなどの機能を実現できるほか、最
近ではコピー機能の実行時においても、読み取った画像
データを一旦DRAMなどの記憶装置に記憶させ、必要
に応じてその画素データを読み出すことによって、1回
のスキャンで複数枚の印刷(プリント)を実行したり、
複数枚の原稿の画像を1枚の転写紙に印刷したりするこ
とも実現されている。これらのデジタル複写機ならでは
実現できる機能を「拡張機能」あるいは「アプリ」と表
現する。
【0049】さらに、最近のデジタル複写機では拡張機
能を1つ搭載するだけではなく、複数のアプリケーショ
ンを同時に搭載するようになってきた。このように、1
つの資源を共有するデジタル複写機を「システム」と表
現し、このシステムを制御するコントローラを「システ
ムコントローラ」と呼ぶ。予熱とは、定着温度を一定温
度(例えば10℃)下げて制御し、操作部Gの表示を消
すことにより、消費電力を節約するモードである。この
モードの設定は、操作部Gでのキー入力や、設定によっ
ては動作および操作がなくなってから一定時間経過後に
自動的になされる。このモードの解除は、操作部Gでの
キー入力や、設定によっては人体検知センサFにより装
置の前に人が立ったことを検知したときに解除される。
【0050】図8および図9中のメモリユニットD内の
DRAMブロックは、画像読み取り部Aで読み取った画
像データを記憶するためのもので、システムコントロー
ラCからの要求に応じて、画像書き込み部Bに保存され
ている画像データを転送することができる。メモリユニ
ットD内の圧縮ブロックは、MH,MR,MMR方式な
どの圧縮機能を具備しており、一旦読み取った画像デー
タを圧縮して、メモリ(DRAM)の使用効率の向上を
図るために設けている。また、画像書き込み部Bからの
読み出しアドレスとその方向を変えることにより、画像
データの回転を実現できる。
【0051】利用者制限器機Eは、電子写真プロセスを
使用している複写機は消耗品の消費量が多いため、利用
者を特定あるいは限定したり、利用者毎あるいは利用部
署毎に転写紙の使用枚数を管理したりするために設けら
れるものであり、「コインラック」,「キーカウン
タ」,「キーカード」,「プリペイドカード」等を使用
するものや、暗証コードを使用するものなどがある。図
8のハード構成では、画像読み取り部A,画像書き込み
部B,メモリユニットD,および遠隔診断装置Hの制御
は、システムコントローラC内のCPUのみで行ってい
る。一方、図9のハード構成では、画像読み取り部A、
画像書き込み部B、およびメモリユニットDにそれぞれ
CPUを持たせ、システムコントローラCから各部のC
PUへのコマンドを制御信号線で伝達するようにしてい
る。このように、この発明を実施する画像形成装置のハ
ード構成は自由にできる。
【0052】図10は、遠隔診断装置(CSS)を用い
た画像形成装置管理システムの構成例を示している。サ
ービス拠点(サービスセンタ)に設置されている中央管
理装置(以下「管理装置」ともいう)Qとユーザの元に
設置されているデジタル複写機(PPC)等の複数の画
像形成装置Pによるネットワークシステムとを公衆回線
網(他の通信回線でもよい)Nを介して接続している。
ユーザ側には管理装置Qとの通信を制御するための通信
コントロール装置Rが設置されており、ユーザ元の各画
像形成装置Pはこの通信コントロール装置Rに接続され
ている。
【0053】通信コントロール装置Rには、電話機TE
Lやファクシミリ装置FAXが接続可能になっており、
ユーザの既存の回線に挿入する形で設置が可能になって
いる。通信コントロール装置Rには複数の画像形成装置
Pが接続可能になっているが、もちろん単数の場合もあ
る。これらの画像形成装置Pは同型のものである必要は
なく、異なる機種でも構わない。さらには、デジタルP
PC以外のものでも構わない。ここでは説明の便宜上、
1台の通信コントロール装置Rには最大5台の画像形成
装置Pが接続可能であるとする。
【0054】通信コントロール装置Rと複数の画像形成
装置Pとは、ここではRS−485規格によるマルチド
ロップ接続によってネットワーク化しているが、SCS
I等の各種インタフェース(総称して「ネットワークイ
ンタフェース」という)によるマルチドロップ接続又は
バス接続等の各種接続によってネットワーク化すること
が可能である。通信コントロール装置Rと各画像形成装
置Pとの間の通信制御は、基本型データ伝送制御手段に
より行われる。通信コントロール装置Rを制御局とした
セントラライズド制御のポーリング/セレクティング方
式でデータリンクの確立を行うことにより、任意の画像
形成装置との通信が可能になっている。各画像形成装置
Pはアドレス設定スイッチによって固有の識別値を設定
できるようになっており、これによって各画像形成装置
Pのポーリングアドレス、セレクティングアドレスが決
定される。
【0055】図11は、この発明を実施する画像形成装
置ネットワークシステムの一例であるネットワークコピ
ーのシステム構成例を示したものである。同図では8台
のデジタル複写機を、ネットワークインタフェースによ
って接続してネットワーク化しているが、当然接続する
デジタル複写機の台数は限定する必要はない。このネッ
トワークを図10に示した画像形成装置管理システムの
場合と同様に、通信コントロール装置を介して公衆回線
網に接続することができる。あるいは、各デジタル複写
機を直接公衆回線網に接続することもできる。この場
合、各デジタル複写機の内部に通信コントロール装置と
しての機能を備える必要がある。
【0056】次に、図12を用いて、この発明を実現す
るためのハード構成例についてさらに説明する。この図
12に示す各デジタルPPC(デジタル複写機)−I,
IIのハード構成は、図8に示したものと略同様な構成を
とっており、図8の各部の同一の符号を付してその説明
は省略する。但し、各デジタルPPCのメモリユニット
D内には、読み取った画像データを外部のネットワーク
上に転送し、あるいはネットワーク上からの画像データ
をメモリユニット内のDRAMブロック部に保存するた
めに、それぞれSCSIコントローラを設け、それをネ
ットワーク手段としてのSCSIで接続している。
【0057】当然のことながらネットワーク通信手段に
は、例えばイーサネット(登録商標)を物理手段として
用い、データ通信にOSI(Open System Interface)参
照モデルのTCP/IP通信を用いるなど、種々の手段
が考えられる。また、図12のような構成を用いること
により、上述のように画像データの転送は勿論のこと、
ネットワーク上に存在する各デジタルPPCの機内状態
の通知、あるいは後述するリモート出力コマンドのよう
な制御コマンドや設定コマンドなどの転送も行える。
【0058】次に、この図12のデジタルPPC−Iの
画像読み取り部Aで読み取った画像を、デジタルPPC
−IIの画像書き込み部Bに転送する連結動作(リモート
出力)について説明する。図13は、そのソフトウェア
の概念図である。図13中に示す「コピーアプリ」はコ
ピー動作を実行するためのコピーシーケンスを実行する
アプリケーション、「入出力制御」はデータを論理/物
理変換するレイア(デバイスドライバ)である。
【0059】操作部コントローラは、MMI(Man Machi
ne Interface)を実行するレイア(LCD表示やLED
点灯/消灯、キー入力スキャンなどを論理レベルで行う
レイア)であり、「周辺機コントローラ」は自動両面ユ
ニットやソータ、ADFなどのデジタルPPCに装着さ
れる周辺機のコントロールを論理レベルで実行するレイ
アである。「画像形成装置コントローラ」,「画像読取
装置コントローラ」,「メモリユニット」は前述の通り
である。
【0060】また、「デーモンプロセス」は、ネットワ
ーク上にある他の装置からプリント要求が依頼された場
合に、メモリユニット内に保存されている画像データ読
み出し、「画像形成装置」に画像データを転送する役目
を行うアプリケーションとして存在している。当然のこ
とながら、「デーモンプロセス」がメモリユニットから
画像データを読み出し、プリント動作(印刷動作)を実
行する前に、ネットワーク上の他の装置からの画像デー
タの転送は終了しておかなければならない。
【0061】ここで、操作部,周辺機,画像形成装置,
画像読取装置,メモリユニットは、それぞれのデジタル
PPCが保有するリソース(資源)として扱われる。図
12の「デジタルPPC−I」が自身の各リソースを使
用して複写動作(コピー動作)を実行する場合(プリン
トスタートキー押下時)には、システム制御を実行する
「システムコントローラ」に対して、「画像形成装
置」,「画像読取装置」,あるいは必要に応じて「周辺
機」,「メモリユニット」の各リソースを要求する。
【0062】「システムコントローラ」は「コピーアプ
リ」からの要求に対して、リソースの使用権の調停を行
い、「コピーアプリ」にその調停結果(使用可否)を通
知する。「デジタルPPC−I」がスタンドアローンで
使用される場合(ネットワーク接続されない状態)に
は、システムが保有するすべてのリソースはすべて「コ
ピーアプリ」が占有可能な状態であるため、即時に複写
動作が実行される。
【0063】一方、この実施形態のようにネットワーク
上に存在する別のデジタルPPC(以下「遠隔デジタル
PPC」ともいう)のリソースを使用してプリント動作
を実行する場合には、遠隔デジタルPPCの「システム
制御部」に対してリソースの使用権を要求する。遠隔デ
ジタルPPCの「システムコントローラ」は、要求に従
ってリソースの調停を行い、その結果を要求元のデジタ
ルPPCの「コピーアプリ」に通知する。その「コピー
アプリ」は、使用権が許可された場合は原稿画像の読み
取りを実行し、自身のメモリユニット内への画像データ
の記憶が終了すると、外部インタフェース(この実施形
態ではSCSI)を介して、リモート出力先のデジタル
PPCのメモリユニットに画像データの転送を行う。
【0064】画像データの転送が終了すると、リモート
出力先のデジタルPPCの「デーモンプロセス」に対し
てプリントを実行するための各条件(給紙口,排紙口,
プリント枚数など)を送信した後に、「プリント開始」
コマンドを送信する。リモート出力先の「デーモンプロ
セス」は、「プリント開始」コマンドを受信すると、自
身(リモート出力を実行するデジタルPPC)の「シス
テムコントローラ」に対してプリント開始を要求し、リ
モート出力が「システムコントローラ」によって実行さ
れる。
【0065】「デジタルPPC−I」によって「デジタ
ルPPC−II」のメモリユニットが使用されている場合
は、「デジタルPPC−II」のメモリユニットは、「デ
ジタルPPC−II」(あるいは図11に示したように複
数のデジタルPPCがネットワーク上に接続される場合
は「デジタルPPC−I」以外のデジタルPPC)のア
プリケーションの使用は不可状態となる。
【0066】図1はこの発明による画像形成装置ネット
ワークシステムとサービスセンタの中央管理装置とを接
続した画像形成装置管理システムの構成例を示すブロッ
ク図であり、図4〜図12と対応する部分には同一符号
を付している。この場合の画像形成装置ネットワークシ
ステムでは、図1に示すように通信コントロール装置
(LADP)Rを1台用意し、ネットワークシステムを
構成する各画像形成装置Pに設けたSCSIコントロー
ラ76等の接続手段を用いたパーソナルインタフェース
ユニット(以下「PI」と略称する)201と、ネット
ワークインタフェースを介して接続している。
【0067】各画像形成装置Pは、PI201,画像読
み取り部A,画像書き込み部B,操作表示部30の他
に、メインユニット200を備えている。メインユニッ
ト200は、図8又は図9に示したシステムコントロー
ラC(図5に示した画像処理ユニット中のCPU68,
ROM69,RAM70,I/Oポート75に相当す
る)およびメモリユニットD(図5のメモリコントロー
ラ65および画像メモリ66に相当する)としての機能
を有するものである。通信コントロール装置Rは、画像
形成装置P内の遠隔診断装置Hとにより、請求項1,3
〜6の接続手段,通報要因通報手段,分析結果報知手段
としての機能を実現することができる。中央管理装置Q
は、請求項2の通報要因分析手段および分析結果送信手
段としての機能を実現することができる。
【0068】以下、このように構成された画像形成装置
管理システムにおけるこの発明に係わる制御について、
図14も参照して具体的に説明する。図14は、この画
像形成装置管理システムにおけるこの発明に係わる制御
の一例を示すフローチャートである。この画像形成装置
管理システムにおいて、各ユーザの画像形成装置P内の
いずれかで動作中に異常事象(異常事前事象等の通報要
因でもよい)が発生した場合、その通報要因(この例で
は異常発生内容)を通信コントロール装置Rによって中
央管理装置Qへ通報する。
【0069】すなわち、各ユーザの画像形成装置Pのメ
インユニット200はそれぞれ、装置内で動作中に異常
事象が発生した場合、その旨を自己に接続されているP
I201によって通信コントロール装置Rへ通知させ
る。通信コントロール装置Rは、自己に接続されている
画像形成装置Pから異常事象が発生した旨の通知を受け
ると、公衆回線網N(他の通信回線でもよい)を介して
中央管理装置Qと通信可能に接続し、その発生した異常
事象を示す内容(異常発生内容)を公衆回線網Nを介し
て中央管理装置Qへ通報する。
【0070】中央管理装置Qは、いずれかの画像形成装
置Pから通信コントロール装置R経由で通報された異常
発生内容(通報内容)を受信すると、その通報内容を分
析し、その分析結果である対応処理内容(画像形成装置
の保守又は修理に関する情報)を公衆回線網N(他の通
信回線でもよい)を介して上記異常事象が発生したユー
ザの画像形成装置を管轄するサービス区に設置されてい
る端末装置へ送信し、その表示画面にオペレータによっ
て認識可能に表示させる。
【0071】さらに、上記対応処理内容を公衆回線網N
および異常発生内容を送信したユーザの通信コントロー
ル装置Rを介して上記異常事象が発生した画像形成装置
Pへ送信する。すなわち、上記対応処理内容を公衆回線
網Nを介して異常発生内容を送信したユーザの通信コン
トロール装置Rへ送信する。その通信コントロール装置
Rは、中央管理装置Qへの異常発生内容の通報に対し
て、中央管理装置Qから対応処理内容を受信すると、そ
れを上記異常事象が発生した画像形成装置Pへ送信す
る。
【0072】その画像形成装置Pのメインユニット20
0は、通信コントロール装置RからPI201によって
対応処理内容を受信すると、その対応処理内容を自己に
接続されている操作表示部30の液晶タッチパネル31
にユーザによって認識可能に表示できるかどうかをチェ
ックし、表示可能と判断した場合には受信した対応処理
内容を自己に接続されている操作表示部30の液晶タッ
チパネル31にユーザによって認識可能に表示させる。
【0073】受信した対応処理内容を自己に接続されて
いる操作表示部30の液晶タッチパネル31にユーザに
よって認識可能に表示できないと判断した場合には、受
信した対応処理内容を自己に接続されている画像書き込
み部Bに送ってユーザによって認識可能に用紙上に印刷
させる。あるいは、受信した対応処理内容を自己に接続
されているPI201経由でネットワーク接続されてい
る他の画像形成装置Pへ送信して上述と同様にユーザに
よって認識可能に表示又は用紙上への印刷を行わせる。
【0074】ユーザは、異常事象が発生した画像形成装
置Pの操作表示部30上の表示内容を見ることにより、
画像形成装置Pの異常事象による中央管理装置Qへの通
報に対する対応処理内容を理解することができる。ある
いは、画像書き込み部Bによって印刷出力された用紙上
の印刷内容を見ることにより、画像形成装置Pの異常事
象による中央管理装置Qへの通報に対する対応処理内容
を理解することができる。あるいはまた、異常事象が発
生した画像形成装置Pにネットワーク接続された他の画
像形成装置Pの操作表示部30上の表示内容又は画像書
き込み部Bによって印刷出力された用紙上の印刷内容を
見ることにより、異常事象が発生した画像形成装置Pの
その異常事象による中央管理装置Qへの通報に対する対
応処理内容を理解することができる。
【0075】このように、この実施形態の画像形成装置
管理システムによれば、各ユーザの画像形成装置Pおよ
び中央管理装置Qがそれぞれ(1)(2)に示す制御を
行うので、動作中に通報要因が発生した画像形成装置P
の操作表示部30又は画像書き込み部Bが故障等の理由
によって表示又は印刷が不可能な場合でも、通報要因が
ユーザによって簡単に取り除ける程度のものであった場
合には、サービス区のサービスマンからの連絡を待つこ
となく、そのユーザ自身が画像形成装置Pのメンテナン
ス又は故障修理を迅速且つ的確に行って通報要因を取り
除き、その画像形成装置Pを正常状態へ早期に復帰させ
ることが可能になる。
【0076】(1)各ユーザの画像形成装置Pはそれぞ
れ、動作中に異常事象又は異常事前事象等の通報要因が
発生した場合に、通信コントロール装置Rによって中央
管理装置Qと公衆回線網N(通信回線)経由で通信可能
に接続して、その発生した通報要因を公衆回線網N経由
で中央管理装置Qへ通報し、その通報に対して中央管理
装置Qから分析結果を受信した場合に、その分析結果を
自己の操作表示部30上にユーザによって認識可能に表
示可能か否かを判断して、表示可能な場合にはその分析
結果を自己の操作表示部30上にユーザによって認識可
能に表示し、表示可能でない場合にはその分析結果を自
己の画像書き込み部Bへ送ってユーザによって認識可能
に用紙上への印刷を行わせるか、あるいは他の画像形成
装置Pへ送信してユーザによって認識可能に表示又は用
紙上への印刷を行わせる。
【0077】(2)中央管理装置Qは、各ユーザの画像
形成装置Pのいずれかから通信コントロール装置Rおよ
び公衆回線網N(通信回線)経由で通報要因を受信した
場合に、その通報要因を分析し、その分析結果を公衆回
線網Nおよび上記通信コントロール装置R経由で上記通
報要因が発生した画像形成装置Pへ送信する。
【0078】なお、各ユーザの画像形成装置Pはそれぞ
れ、中央管理装置Qへの通報要因の通報に対して、その
中央管理装置Qから分析結果を受信した場合に、直ちに
その分析結果を自己の操作表示部30上にユーザによっ
て認識可能に表示することも可能である。この場合、そ
の操作表示部30が表示可能であれば、通報要因がユー
ザによって簡単に取り除ける程度のものであった場合に
は、サービス区のサービスマンからの連絡を待つことな
く、そのユーザ自身が画像形成装置Pのメンテナンス又
は故障修理を迅速且つ的確に行って通報要因を取り除
き、その画像形成装置Pを正常状態へ早期に復帰させる
ことが可能になる。
【0079】あるいは、各ユーザの画像形成装置Pはそ
れぞれ、中央管理装置Qへの通報要因の通報に対して、
その中央管理装置Qから分析結果を受信した場合に、直
ちにその分析結果を自己の画像書き込み部Bに送ってユ
ーザによって認識可能に用紙上への印刷を行わせること
も可能である。この場合、その画像書き込み部Bが印刷
可能であれば、通報要因がユーザによって簡単に取り除
ける程度のものであった場合には、サービス区のサービ
スマンからの連絡を待つことなく、そのユーザ自身が画
像形成装置Pのメンテナンス又は故障修理を迅速且つ的
確に行って通報要因を取り除き、その画像形成装置Pを
正常状態へ早期に復帰させることが可能になる。
【0080】あるいはまた、各ユーザの画像形成装置P
はそれぞれ、中央管理装置Qへの通報要因の通報に対し
て、その中央管理装置Qから分析結果を受信した場合
に、直ちにその分析結果を他の画像形成装置Pへ送信し
て上述と同様に表示又は印刷を行わせることもできる。
この場合、他の画像形成装置の操作表示部30又は画像
書き込み部Bが表示又は印刷が可能であれば、通報要因
がユーザによって簡単に取り除ける程度のものであった
場合には、サービス区のサービスマンからの連絡を待つ
ことなく、そのユーザ自身が画像形成装置Pのメンテナ
ンス又は故障修理を迅速且つ的確に行って通報要因を取
り除き、その画像形成装置Pを正常状態へ早期に復帰さ
せることが可能になる。
【0081】上述した画像形成装置Pの制御を通信コン
トロール装置R側に行わせることもできる。例えば、通
信コントロール装置Rは、中央管理装置Qから受信した
分析結果を通報要因が発生した画像形成装置Pの操作表
示部30上にユーザによって認識可能に表示可能か否か
を判断し、表示可能であれば受信した分析結果を通報要
因が発生した画像形成装置Pへ送信し、その操作表示部
30上にユーザによって認識可能に表示させる。
【0082】中央管理装置Qから受信した分析結果を通
報要因が発生した画像形成装置Pの操作表示部30上に
ユーザによって認識可能に表示できない場合には、その
分析結果を通報要因が発生した画像形成装置Pへ送信
し、その画像書き込み部Bにユーザによって認識可能に
用紙上への印刷を行わせる。あるいは、中央管理装置Q
から受信した分析結果を他の画像形成装置Pへ送信して
ユーザによって認識可能に表示又は用紙上への印刷を行
わせる。
【0083】また、通報要因が発生した画像形成装置P
が、受信した分析結果を自己又は他の画像形成装置Pの
操作表示部30による表示や画像書き込み部Bによる印
刷によって報知させる以外に、自己又は他の画像形成装
置Pのスピーカによる音声出力等によって報知させるよ
うにしたり、あるいは通信コントロール装置Rが、受信
した分析結果を通報要因が発生した画像形成装置P又は
他の画像形成装置Pの操作表示部30による表示や画像
書き込み部Bによる印刷によって報知させる以外に、通
報要因が発生した画像形成装置P又は他の画像形成装置
Pのスピーカによる音声出力等によって報知させること
もできる。
【0084】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明の画
像形成装置管理システムを構成する画像形成装置および
中央管理装置によれば、画像形成装置で発生した通報要
因がユーザによって簡単に取り除ける程度のものであっ
た場合には、サービス拠点(サービス区)のサービスマ
ンからの連絡を待つことなく、そのユーザ自身が画像形
成装置のメンテナンス又は故障修理を迅速且つ的確に行
って通報要因を取り除き、その画像形成装置を正常状態
へ早期に復帰させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による画像形成装置ネットワークシス
テムとサービスセンタの中央管理装置とを接続した画像
形成装置管理システムの構成例を示すブロック図であ
る。
【図2】この発明による画像形成装置管理システムを構
成する画像形成装置の一実施形態であるデジタル複写機
の機構部の一例を示す概略構成図である。
【図3】図2に示したデジタル複写機の複写機本体に設
けられた操作表示部30の構成例を示すレイアウト図で
ある。
【図4】図3の液晶タッチパネル31に電源投入時に表
示される操作画面の一例を示す図である。
【図5】図2に示したデジタル複写機における画像処理
ユニット(IPU)の構成例を示すブロック図である。
【図6】図5のセレクタ64における1ページ分の画像
データおよび制御信号の一例を示すタイミング図であ
る。
【図7】図5のメモリコントローラ65および画像メモ
リ66の構成例を示すブロック図である。
【図8】この発明を実施する他の画像形成装置のハード
構成図である。
【図9】この発明を実施する更に他の画像形成装置のハ
ード構成図である。
【図10】この発明を実施するのに利用できる画像形成
装置管理システムの構成図である。
【図11】この発明を実施できるネットワークコピーの
システム構成図である。
【図12】この発明を実施する2台のデジタルPPCを
接続したシステムの構成図である。
【図13】同じくそのソフトウェアの概念図である。
【図14】図1に示した画像形成装置管理システムにお
けるこの発明に係わる制御の一例を示すフロー図であ
る。
【符号の説明】
30:操作表示部 31:液晶タッチパネル 50:スキャナ 65:メモリコントローラ 66:画像メモリ 68:CPU 69:ROM 70:RAM 75:I/Oポート 76:SCSIコントローラ 80:プリンタ 200:メインユニット 201:パーソナルインタフェース A:画像読み取り部 B:画像書き込み部 C,C′:システムコントローラ D:メモリユニット E:利用者制限器機 F:人体検知センサ G,G′:操作部(操作表示部) H:遠隔診断装置(CSS) I:時計 P,P′:画像形成装置(デジタルPPC) Q:中央管理装置 R:通信コントロール装置 N:公衆回線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/00 106 H04N 1/00 106C Fターム(参考) 2C061 AP01 AP03 AP04 HH03 HV02 HV05 HV33 2H027 DA32 EC06 EE01 EE08 EE10 EF09 EJ08 EJ13 EK01 EK04 EK09 GA30 GA54 GB07 GB09 ZA07 5C062 AA02 AA05 AA30 AA33 AB23 AB38 AC35 AC56 AF00 AF15 5K101 KK01 LL01 MM07 NN14 NN18 NN21 PP03 SS07

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央管理装置と通信回線を介して通信可
    能に接続する接続手段と、動作中に異常事象又は異常事
    前事象等の通報要因が発生した場合に、前記接続手段に
    よって前記中央管理装置と前記通信回線を介して通信可
    能に接続し、その発生した通報要因を前記通信回線を介
    して前記中央管理装置へ通報する通報要因通報手段とを
    有する画像形成装置において、 前記通報要因通報手段による前記中央管理装置への通報
    要因の通報に対して、該中央管理装置から前記通報要因
    の分析結果を受信した場合に、その分析結果をユーザに
    よって認識可能に報知する分析結果報知手段を設けたこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像形成装置を前記通信
    回線を介して遠隔管理する中央管理装置において、 前記画像形成装置から前記通報要因を受信した場合に、
    その通報要因を分析する通報要因分析手段と、 該手段による分析結果を前記画像形成装置へ送信する分
    析結果送信手段とを設けたことを特徴とする中央管理装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の画像形成装置において、 前記分析結果報知手段が、前記中央管理装置から受信し
    た分析結果をユーザによって認識可能に表示する手段で
    あることを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の画像形成装置において、
    前記分析結果報知手段が、前記中央管理装置から受信し
    た分析結果をユーザに よって認識可能に用紙上に印刷する手段であることを特
    徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の画像形成装置において、 他の画像形成装置と通信可能に接続する接続手段を設
    け、 前記分析結果報知手段が、前記中央管理装置から受信し
    た分析結果を前記他の画像形成装置へ送信してユーザに
    よって認識可能に表示又は用紙上への印刷を行わせる手
    段であることを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の画像形成装置において、 他の画像形成装置と通信可能に接続する接続手段を設
    け、 前記分析結果報知手段が、中央管理装置から前記通報要
    因の分析結果を受信した場合に、その分析結果をユーザ
    によって認識可能に表示可能か否かを判断する表示可否
    判断手段と、該手段により表示が可能と判断された場合
    には、前記分析結果をユーザによって認識可能に表示す
    る手段と、前記表示可否判断手段により表示が可能でな
    いと判断された場合には、前記分析結果をユーザによっ
    て認識可能に用紙上に印刷するかあるいは前記他の画像
    形成装置へ送信してユーザによって認識可能に表示又は
    用紙上への印刷を行わせる手段とからなることを特徴と
    する画像形成装置。
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