JP2003225824A - 剥離工具及び剥離装置 - Google Patents

剥離工具及び剥離装置

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敏之 武藤
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Akihiro Fuchigami
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ウレタン発泡体やフェルト,ゴムなど両面粘着
テープ等の粘着部品で貼り付けられた付着部材を、粘着
剤が被着体に残りにくく、被着体へ傷が付くことを防ぐ
とともに確実に剥離する。 【解決手段】剥離する付着部材5を被着体6に貼り付け
た粘着層24の剥離抵抗に応じて、先端に剥離爪13を
有するアーム15を回動させて剥離爪13の先端位置を
変え、粘着層24の特性や付着部材5を被着体6に貼り
付けてからの経過時間等により粘着層24の剥離抵抗が
変動しても剥離爪13が付着部材5に乗り上げることを
防いで、付着部材5を安定して剥離する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子機器製品や
輸送機械,食品包装等をリサイクルするため、電子機械
製品等に両面テープなど粘着剤で貼り付けられた発泡ウ
レタンや表示シールなどを剥離する付着部材の剥離工具
及び剥離装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、地球環境保護が高まり、使用済み
の電子機器、家庭電気製品、事務機器を廃棄せず、資源
種類別に分別して資源別にマテリアルリサイクルした
り、一度使用した部品を再生処理して再使用するように
なってきた。このリサイクルのため、各種機器や製品を
構成している部品単位に分解処理が行われている。これ
らの各種機器や製品の部品にはステッカーや、振動の防
止や封止等を目的とした軟弱部品が多く固定されてい
る。
【0003】例えば電子写真方式を用いた複写機やプリ
ンタ等の画像形成装置においては,画像を形成させる現
像部周辺の部品にトナーの漏れ防止用として、発泡ウレ
タンやフエルトなどの多孔性の軟弱部品に粘着層と基材
及び粘着層が積層された両面粘着テープを貼り付けた付
着部材を被着体により貼り付けている。この現像部周辺
の部品を再使用するためには、粘着部品の分解分別は必
要不可欠となる。特に、現像部周辺の軟弱部品は厚さの
薄い発泡ウレタンが多用されいる。この被着体から発泡
ウレタン等を有する付着部材を剥離するときに、例えば
実公平7−1088号公報や特開平9−173995号
公報,特表平9−512721号公報に示すように、被
着体に貼り付けた発泡ウレタン等の付着部材を、作業者
がスクレーパやペンチ等を使って手作業で剥がしてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】電子機器等に貼り付け
た付着部材は、貼り付けてからの経過時間によって粘着
力が変動する。また、付着部材自体も経時変化によって
は硬化したりする。この付着部材の粘着力や強度等は個
々にバラツキ、このバラツキによって剥離抵抗は一定で
はなく変動する。この剥離抵抗の変動により剥離が安定
せず、スクレーパ等が剥離する付着部材に乗り上げたり
し、付着部材の剥離作業を自動化することは困難であ
り、剥離作業を手作業で行わなければならなかった。こ
のため剥離作業には多くの作業時間を要するとともに、
作業者によってバラツキが非常に多く発生し、安定した
再生処理の計画が立てにくい。また、できるだけ取り残
しがないことや付着部材がちぎれないことが要求される
ため、作業者には剥離するための熟練度も必要になると
ともに多人数での分解作業が必要になってしまう。
【0005】この発明はかかる短所を改善し、ウレタン
発泡体やフェルト,ゴムなど両面粘着テープ等の粘着部
品で貼り付けられた付着部材を、粘着剤が被着体に残り
にくく、被着体へ傷が付くことを防ぐとともに確実に剥
離することができる付着部材の剥離工具及び剥離装置を
提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る剥離工具
は、被着体に粘着層で貼り付けた付着部材を剥離する剥
離工具において、剥離方向に曲がって形成され、先端に
一定角度を持たせて剥離爪を固定したアームと、アーム
を回動自在に保持した保持部材と、保持部材に取付けら
れアームの初期位置を規制するストッパと、アームをス
トッパに押圧して、アームを初期位置に保持する弾性部
材とを有し、粘着層の剥離抵抗に応じてアームの保持角
度を可変可能としたことを特徴とする。
【0007】前記保持部材を押圧機構を介して保持し
て、粘着層の剥離抵抗に応じて剥離爪の被着体に対する
押圧力を可変すると良い。
【0008】また、ストッパを保持部材に移動自在に取
付け、粘着層の特性や付着部材を被着体に貼り付けてか
らの経過時間等に応じてストッパの取付位置を可変して
アームの初期位置を調整することが望ましい。
【0009】また、保持部材のアームを回動自在に保持
するアーム保持部の位置を可変自在とし、粘着層の特性
や付着部材を被着体に貼り付けてからの経過時間等に応
じてアーム保持部の位置を可変しても良い。
【0010】この発明に係る第2の剥離工具は、剥離方
向に曲がって形成され、先端に一定角度を持たせて剥離
爪を固定したアームと、アームを保持する保持部材と、
保持部材とアームの間に設けられ、アームの先端に固定
された剥離爪の先端を下降させながらアームを剥離方向
と反対方向に平行移動する連結手段と、保持部材に取付
けられアームの初期位置を規制するストッパと、アーム
をストッパに押圧して、アームを初期位置に保持する弾
性部材とを有することを特徴とする。
【0011】上記連結手段を回動する角度調整機構を保
持部材に設け、粘着層の特性や付着部材を被着体に貼り
付けてからの経過時間等に応じて角度調整機構で連結手
段を回動してアームの初期位置における保持角度を可変
すると良い。
【0012】この発明に係る剥離装置は、上記剥離工具
を自動駆動装置に有し、被着体に粘着層で貼り付けた付
着部材を自動的に剥離することを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、電子機器等の部品に粘着
材貼られた付着部材を剥離する剥離装置の構成図であ
る。図に示すように、剥離装置1は、基台2に設けら
れ、剥離工具3を保持して移動する多関節ロボット4
と、付着部材5を貼り付けた被着体6を固定する被着体
固定台7と、剥離した付着部材5を収納する回収装置8
と、チャックハンド9の保持台10及び制御装置11を
有する。多関節ロボット4の剥離工具3の取付部には6
軸の力とトルクを検出する力センサ12を有する。
【0014】剥離工具3は、図2の構成図に示すよう
に、剥離方向に曲がって形成され、先端に一定のすくい
角θを持たせて剥離爪13をクランパ14で固定したア
ーム15と保持部材16を有する。アーム15は保持部
材16の上部に設けたピポット軸受17に揺動自在に保
持され、捻りばね18により剥離爪13側が保持部材1
6に取付けたストッパ19に係止されて初期状態の保持
角度が規制されている。保持部材16は、ばね20と支
持軸21を有する上下動自在な押圧機構22により多関
節ロボット4の取付プレート23に取付けられている。
【0015】この剥離装置1で被着体6に粘着層24で
貼り付けられた付着部材5を剥離するときは、多関節ロ
ボット4を駆動して剥離工具3を被着体6を固定した被
着体固定台7に移動し、被着体6に貼り付けられた付着
部材5の端部近傍に剥離工具3の剥離爪13の先端を位
置決めする。その後、図2に示すように、剥離爪13の
先端を被着体6の表面に一定の押圧力で押付けて、剥離
工具3を矢印Aで示すように付着部材5の端部方向に移
動する。この移動により剥離工具3の剥離爪13の先端
が付着部材5の端部に接触して被着体6と粘着層24の
間に食い込む。さらに剥離工具3を被着体6と平行に移
動すると、被着体6と粘着層24の間に食い込んだ剥離
爪13の先端が前進して被着体6から粘着層24を分離
して付着部材5を剥離する。この付着部材5を剥離する
とき、被着体6の表面に凹凸があっても押圧機構22で
吸収して、付着部材5を安定して剥離することができ
る。また、押圧機構22で剥離爪13の被着体6に対す
る押圧力が大きくなることを防ぎ、被着体6が変形した
り傷が付くことを防ぐことができる。
【0016】この剥離爪13の先端が被着体6と粘着層
24の間に食い込むとき、粘着層24の剥離抵抗によ
り、図2に示すように、被着体6の表面と平行で後方へ
押し戻す力F1が発生する。剥離爪13を取付けたアー
ム15は保持部材16にピポット軸受17で揺動自在に
保持されているから、この発生する押し戻す力F1によ
り、剥離爪13の先端には、剥離爪13の先端の揺動軌
跡の接線方向の分力F2が作用し、アーム15にピポッ
ト軸受17を中心としたモーメントが発生し、アーム1
5を反時計方向に微小回動する。このモーメントを力セ
ンサ12で検出して制御装置11にフィードバックして
剥離工具3の押付力を調整する。すなわちモーメントが
大きくなったら剥離工具3の押付力を増加させる。この
結果、剥離爪13の先端が被着体6の表面に対して相対
的に押し下げられ、押圧機構22のばね20の力が作用
する。したがって剥離爪13の先端が付着部材5に乗り
上げることを防ぐことができる。この粘着層24の剥離
抵抗によるアーム15の回動角度は粘着層24の剥離抵
抗の大小に応じて変化し、粘着層24の剥離抵抗が大き
くなると最大で、剥離爪13の先端とピポット軸受17
を結ぶ線が被着体6の表面と直交する位置まで回動し、
粘着層24の剥離抵抗のバラツキを吸収することができ
る。また、アーム15にピポット軸受17を中心とした
モーメントが発生して反時計方向に微小回動するとき、
アーム15には捻りばね18の弾性力が作用しているか
ら、剥離爪13が振動することを抑制することができ
る。さらに、図3に示すように、アーム15を貫通して
ストッパ14の取り付けたボルト25と、ボルト25と
アーム15の間に設けたばね26からなる揺動調整機構
27を設け、ボルト25の締め込み量を可変することに
より、アーム15の揺動を調整することができる。
【0017】ここで、図4に示すように、アーム15を
保持部材16に固定した場合には、剥離爪13の先端を
被着体6と粘着層24の間に食い込ませたとき、粘着層
24の剥離抵抗が徐々にあるいは急激に増加して押し戻
す力F1が大きくなると、剥離爪13の進行圧力F3に
対して剥離爪13の先端の逃げ場がなく、付着部材5に
乗り上げてしまう。これを防止するため、被着体6に対
する剥離爪13の押圧力を強くすると、被着体6が変形
したり傷を付けるなどの弊害が発生が、アーム15を保
持部材16にピポット軸受17で保持することにより、
これらの弊害が発生することを防止して、付着場材5を
安定して剥離することができる。
【0018】この粘着層24の剥離抵抗により剥離爪1
3の先端に作用する揺動軌跡の接線方向の分力F2は、
剥離工具3のアーム15の初期位置により変化する。す
なわち、アーム15は、剥離方向に曲がって形成され、
先端に一定のすくい角θを持たせて剥離爪13を取付け
ているから、図5に示すように、剥離爪13のすくい角
θが小さくなるほど揺動軌跡の接線方向の分力F2は大
きくなり、粘着層24の剥離抵抗への反応が敏鋭にな
る。そこでアーム15の初期位置を規制するストッパ1
9の保持部材16に対する取付位置を可変できるように
し、被着体6に付着部材5を貼り付けた粘着層24の特
性、すなわち、粘着力のバラツキや粘着力の強弱などや
付着部材5を被着体6に貼り付けてからの経過時間等に
応じてストッパ19の位置を可変してアーム15の初期
位置を調整して剥離爪13のすくい角θを可変すると良
い。
【0019】また、ストッパ19の位置を可変するとと
もに、図6に示すように、ピポット軸受17の位置を同
一円弧上で可変できるようにしても良い。この場合は、
剥離爪13の先端を一定にしてアーム15の初期角度を
調整して剥離爪13のすくい角θを可変することができ
る。したがって剥離作業を行うときに、多関節ロボット
4で剥離爪13の先端位置を一定に位置決めすることが
でき、剥離爪13のすくい角θを可変しても多関節ロボ
ット4の教示位置を変える必要がなく、作業性を向上す
ることができる。
【0020】また、アーム15を揺動させて剥離爪13
のすくい角θを可変して粘着層24の剥離抵抗の変化に
対応する場合について説明したが、付着部材5が硬い材
質で形成されている場合は、図7に示すように、アーム
15を保持部材16に4節リンク構造28で取付け、粘
着層24の剥離抵抗の変化に対応してアーム15を矢印
Bで示す剥離方向と反対側の方向に平行に移動して剥離
爪13の先端位置を可変するようにすると良い。すなわ
ち、アーム15を揺動させて剥離爪13のすくい角θを
可変する場合は、付着部材5が柔らかい材質で形成され
ている場合は問題ないが、付着部材3が固い材質の場
合、図8(a)に示すように、アーム15の初期位置の
状態における剥離爪13のすくい角θが、粘着層24の
剥離抵抗により、図8(b)に示すように、小さなすく
い角θ1になると、剥がした付着部材5の変位による抵
抗が大きくなり、剥離作業がそこから進行しなくなって
しまう発生する。これ対してアーム15を平行に移動し
て剥離爪13のすくい角θを一定の状態で剥離爪13の
先端位置を可変することにより、粘着層24の剥離抵抗
の変化に対応させることができるとともに、剥がした付
着部材5の変位による抵抗を一定にして剥離作業を安定
して進行させることができる。
【0021】上記説明では、アーム15を保持部材16
に4節リンク構造28で取付け、粘着層24の剥離抵抗
の変化に対応してアーム15を剥離方向と反対側の方向
に平行に移動して剥離爪13の先端位置を可変する場合
について説明したが、図9に示すように、保持部材16
のアーム保持部を、剥離方向と反対側が突出した傾斜面
29で形成し、アーム15にこの傾斜面29に沿って移
動するスライダ30を設け、保持部材16とスライダ3
0の間に、アーム15の初期位置を規制するコイルばね
31を設けて、粘着層24の剥離抵抗の変化に対応して
アーム15を剥離方向と反対側の方向に平行に移動して
剥離爪13の先端位置を可変するようにしても良い。ま
た、図10に示すように、保持部材16に傾斜面29の
部分を回動して傾斜面29の角度を可変する角度調整機
構32を設け、粘着層24の特性や付着部材5を被着体
6に貼り付けてからの経過時間等に応じて剥離爪13の
すくい角θを可変するようにしても良い。
【0022】このように剥離工具3で付着部材4を、貼
り合わせた終端部まで剥離したら、多関節ロボット4で
保持している剥離工具3をチャックハンド9と交換し
て、剥離した付着部材5をチャックハンド9で把持して
回収装置8に回収する。
【0023】前記説明では剥離工具3を多関節ロボット
4に取付けて付着部材4を自動では栗する場合について
説明したが、剥離工具3をハンドル等に取付けて付着部
材4を手動で剥離するようにしても良い。
【0024】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、剥離方
向に曲がって形成され、先端に一定角度を持たせて剥離
爪を固定したアームと、アームを回動自在に保持した保
持部材と、保持部材に取付けられアームの初期位置を規
制するストッパと、アームをストッパに押圧して、アー
ムを初期位置に保持する弾性部材とで剥離工具を構成
し、剥離する付着部材を被着体に貼り付けた粘着層の剥
離抵抗に応じてアームの保持角度を可変可能とし、粘着
層の特性や付着部材を被着体に貼り付けてからの経過時
間等により粘着層の剥離抵抗が変化しても剥離爪が付着
部材に乗り上げることを防いで、付着部材を安定して剥
離することができる。
【0025】また、保持部材を押圧機構を介して保持し
て、粘着層の剥離抵抗に応じて剥離爪の被着体に対する
押圧力を可変することにより、粘着層の剥離抵抗が変化
しても剥離爪が付着部材に乗り上げることを防いで、付
着部材を安定して剥離することができる。
【0026】さらに、剥離爪を固定したアームの初期位
置を規制するストッパを保持部材に移動自在に取付けた
り、保持部材のアームを回動自在に保持するアーム保持
部の位置を可変自在とすることにより、粘着層の特性や
付着部材を被着体に貼り付けてからの経過時間等に応じ
てストッパの取付位置を可変してアームの初期位置を調
整することができ、粘着層の剥離抵抗が変化しても剥離
爪が付着部材に乗り上げることを防いで、付着部材を安
定して剥離することができる。
【0027】また、剥離工具を、剥離方向に曲がって形
成され、先端に一定角度を持たせて剥離爪を固定したア
ームと、アームを保持する保持部材と、保持部材とアー
ムの間に設けられ、アームの先端に固定された剥離爪の
先端を下降させながらアームを剥離方向と反対方向に平
行移動する連結手段と、保持部材に取付けられアームの
初期位置を規制するストッパと、アームをストッパに押
圧して、アームを初期位置に保持する弾性部材とで構成
することにより、粘着層の剥離抵抗が変化したときに、
アームを平行に移動しながら剥離爪の先端を下降させる
ことにより、剥離した付着部材が剥離爪に加える抗力を
一定にでき、粘着層の剥離抵抗が変化しても剥離爪が付
着部材に乗り上げることを防いで、安定して剥離作業を
進行させることがでる。
【0028】さらに、連結手段を回動する角度調整機構
を保持部材に設け、粘着層の特性や付着部材を被着体に
貼り付けてからの経過時間等に応じて角度調整機構で連
結手段を回動してアームの初期位置における保持角度を
可変することにより、粘着層の特性や付着部材を被着体
に貼り付けてからの経過時間等に応じてアームの初期位
置を調整でき、各種付着部材を安定して剥離することが
できる。
【0029】また、この剥離工具を多関節ロボット等の
自動駆動装置に設けることにより、被着体に粘着層で貼
り付けた付着部材を自動的に剥離することができ、剥離
作業を効率良く、かつ安定して行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の剥離装置の構成図である。
【図2】剥離工具の構成図である。
【図3】第2の剥離工具の構成図である。
【図4】アームを固定した剥離工具の構成図である。
【図5】この発明の剥離工具の動作を示す構成図であ
る。
【図6】第3の剥離工具の構成図である。
【図7】第4の剥離工具の構成図である。
【図8】剥離状態を示す模式図である。
【図9】第5の剥離工具の構成図である。
【図10】第6の剥離工具の構成図である。
【符号の説明】
剥離装置、3;剥離工具、4;多関節ロボット、5;付
着部材、6;被着体、7;被着体固定台、8;回収装
置、11;制御装置、12;力センサ、13;剥離爪、
15;アーム、16;保持部材、17;ピポット軸受、
18;捻りばね、19;ストッパ、22;押圧機構、2
3;取付プレート、24;粘着層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡本 洋一 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 渕上 明弘 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 3C050 AB01 AC02 AD00

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被着体に粘着層で貼り付けた付着部材を
    剥離する剥離工具において、 剥離方向に曲がって形成され、先端に一定角度を持たせ
    て剥離爪を固定したアームと、アームを回動自在に保持
    した保持部材と、保持部材に取付けられアームの初期位
    置を規制するストッパと、アームをストッパに押圧し
    て、アームを初期位置に保持する弾性部材とを有するこ
    とを特徴とする剥離工具。
  2. 【請求項2】 上記保持部材を押圧機構を介して保持す
    る請求項1記載の剥離工具。
  3. 【請求項3】 上記ストッパを保持部材に移動自在に取
    付け、ストッパの取付位置を可変してアームの初期位置
    を調整する請求項1又は2記載の剥離工具。
  4. 【請求項4】 上記保持部材のアームを回動自在に保持
    するアーム保持部の位置を可変自在とし、アーム保持部
    の位置を可変してアームの初期位置を調整する請求項1
    又は2記載の剥離工具。
  5. 【請求項5】 被着体に粘着層で貼り付けた付着部材を
    剥離する剥離工具において、 剥離方向に曲がって形成され、先端に一定角度を持たせ
    て剥離爪を固定したアームと、アームを保持する保持部
    材と、保持部材とアームの間に設けられ、アームの先端
    に固定された剥離爪の先端を下降させながらアームを剥
    離方向と反対方向に平行移動する連結手段と、保持部材
    に取付けられアームの初期位置を規制するストッパと、
    アームをストッパに押圧して、アームを初期位置に保持
    する弾性部材とを有することを特徴とする剥離工具。
  6. 【請求項6】 上記連結手段を回動する角度調整機構を
    保持部材に設け、角度調整機構で連結手段を回動してア
    ームの初期位置における保持角度を可変する請求項5記
    載の剥離工具。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれかに記載の剥離
    工具を自動駆動装置に有することを特徴とする剥離装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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