JP4145528B2 - 剥離工具及び剥離装置 - Google Patents
剥離工具及び剥離装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4145528B2 JP4145528B2 JP2002025460A JP2002025460A JP4145528B2 JP 4145528 B2 JP4145528 B2 JP 4145528B2 JP 2002025460 A JP2002025460 A JP 2002025460A JP 2002025460 A JP2002025460 A JP 2002025460A JP 4145528 B2 JP4145528 B2 JP 4145528B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- arm
- peeling
- holding member
- attached
- adherend
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 claims description 54
- 239000012790 adhesive layer Substances 0.000 claims description 44
- 238000005452 bending Methods 0.000 claims description 7
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 28
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 28
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 11
- JOYRKODLDBILNP-UHFFFAOYSA-N Ethyl urethane Chemical compound CCOC(N)=O JOYRKODLDBILNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 6
- 239000000463 material Substances 0.000 description 5
- 239000006260 foam Substances 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 239000002390 adhesive tape Substances 0.000 description 2
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 2
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 2
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 238000011084 recovery Methods 0.000 description 2
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 2
- 241001070941 Castanea Species 0.000 description 1
- 235000014036 Castanea Nutrition 0.000 description 1
- 239000004820 Pressure-sensitive adhesive Substances 0.000 description 1
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- -1 felt Substances 0.000 description 1
- 238000004806 packaging method and process Methods 0.000 description 1
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 1
- 238000004064 recycling Methods 0.000 description 1
- 230000008929 regeneration Effects 0.000 description 1
- 238000011069 regeneration method Methods 0.000 description 1
- 238000006748 scratching Methods 0.000 description 1
- 230000002393 scratching effect Effects 0.000 description 1
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 1
- 239000007779 soft material Substances 0.000 description 1
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Milling, Broaching, Filing, Reaming, And Others (AREA)
- Cleaning In General (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、電子機器製品や輸送機械,食品包装等をリサイクルするため、電子機械製品等に両面テープなど粘着剤で貼り付けられた発泡ウレタンや表示シールなどを剥離する付着部材の剥離工具及び剥離装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、地球環境保護が高まり、使用済みの電子機器、家庭電気製品、事務機器を廃棄せず、資源種類別に分別して資源別にマテリアルリサイクルしたり、一度使用した部品を再生処理して再使用するようになってきた。このリサイクルのため、各種機器や製品を構成している部品単位に分解処理が行われている。これらの各種機器や製品の部品にはステッカーや、振動の防止や封止等を目的とした軟弱部品が多く固定されている。
【0003】
例えば電子写真方式を用いた複写機やプリンタ等の画像形成装置においては,画像を形成させる現像部周辺の部品にトナーの漏れ防止用として、発泡ウレタンやフエルトなどの多孔性の軟弱部品に粘着層と基材及び粘着層が積層された両面粘着テープを貼り付けた付着部材を被着体により貼り付けている。この現像部周辺の部品を再使用するためには、粘着部品の分解分別は必要不可欠となる。特に、現像部周辺の軟弱部品は厚さの薄い発泡ウレタンが多用されいる。この被着体から発泡ウレタン等を有する付着部材を剥離するときに、例えば実公平7−1088号公報や特開平9−173995号公報,特表平9−512721号公報に示すように、被着体に貼り付けた発泡ウレタン等の付着部材を、作業者がスクレーパやペンチ等を使って手作業で剥がしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
電子機器等に貼り付けた付着部材は、貼り付けてからの経過時間によって粘着力が変動する。また、付着部材自体も経時変化によっては硬化したりする。この付着部材の粘着力や強度等は個々にバラツキ、このバラツキによって剥離抵抗は一定ではなく変動する。この剥離抵抗の変動により剥離が安定せず、スクレーパ等が剥離する付着部材に乗り上げたりし、付着部材の剥離作業を自動化することは困難であり、剥離作業を手作業で行わなければならなかった。このため剥離作業には多くの作業時間を要するとともに、作業者によってバラツキが非常に多く発生し、安定した再生処理の計画が立てにくい。また、できるだけ取り残しがないことや付着部材がちぎれないことが要求されるため、作業者には剥離するための熟練度も必要になるとともに多人数での分解作業が必要になってしまう。
【0005】
この発明はかかる短所を改善し、ウレタン発泡体やフェルト,ゴムなど両面粘着テープ等の粘着部品で貼り付けられた付着部材を、粘着剤が被着体に残りにくく、被着体へ傷が付くことを防ぐとともに確実に剥離することができる付着部材の剥離工具及び剥離装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る剥離工具は、被着体に粘着層で貼り付けた付着部材を剥離する剥離工具において、剥離方向に曲がって形成され、先端に一定角度を持たせて剥離爪を固定したアームと、アームを回動自在に保持した保持部材と、保持部材に取付けられアームの初期位置を規制するストッパと、アームをストッパに押圧して、アームを初期位置に保持する弾性部材とを有し、粘着層の剥離抵抗に応じてアームの保持角度を可変可能としたことを特徴とする。
【0007】
前記保持部材を押圧機構を介して保持して、粘着層の剥離抵抗に応じて剥離爪の被着体に対する押圧力を可変すると良い。
【0008】
また、ストッパを保持部材に移動自在に取付け、粘着層の特性や付着部材を被着体に貼り付けてからの経過時間等に応じてストッパの取付位置を可変してアームの初期位置を調整することが望ましい。
【0009】
また、保持部材のアームを回動自在に保持するアーム保持部の位置を可変自在とし、粘着層の特性や付着部材を被着体に貼り付けてからの経過時間等に応じてアーム保持部の位置を可変しても良い。
【0010】
この発明に係る第2の剥離工具は、剥離方向に曲がって形成され、先端に一定角度を持たせて剥離爪を固定したアームと、アームを保持する保持部材と、保持部材とアームの間に設けられ、アームの先端に固定された剥離爪の先端を下降させながらアームを剥離方向と反対方向に平行移動する連結手段と、保持部材に取付けられアームの初期位置を規制するストッパと、アームをストッパに押圧して、アームを初期位置に保持する弾性部材とを有することを特徴とする。
【0011】
上記連結手段を回動する角度調整機構を保持部材に設け、粘着層の特性や付着部材を被着体に貼り付けてからの経過時間等に応じて角度調整機構で連結手段を回動してアームの初期位置における保持角度を可変すると良い。
【0012】
この発明に係る剥離装置は、上記剥離工具を自動駆動装置に有し、被着体に粘着層で貼り付けた付着部材を自動的に剥離することを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1は、電子機器等の部品に粘着材貼られた付着部材を剥離する剥離装置の構成図である。図に示すように、剥離装置1は、基台2に設けられ、剥離工具3を保持して移動する多関節ロボット4と、付着部材5を貼り付けた被着体6を固定する被着体固定台7と、剥離した付着部材5を収納する回収装置8と、チャックハンド9の保持台10及び制御装置11を有する。多関節ロボット4の剥離工具3の取付部には6軸の力とトルクを検出する力センサ12を有する。
【0014】
剥離工具3は、図2の構成図に示すように、剥離方向に曲がって形成され、先端に一定のすくい角θを持たせて剥離爪13をクランパ14で固定したアーム15と保持部材16を有する。アーム15は保持部材16の上部に設けたピポット軸受17に揺動自在に保持され、捻りばね18により剥離爪13側が保持部材16に取付けたストッパ19に係止されて初期状態の保持角度が規制されている。保持部材16は、ばね20と支持軸21を有する上下動自在な押圧機構22により多関節ロボット4の取付プレート23に取付けられている。
【0015】
この剥離装置1で被着体6に粘着層24で貼り付けられた付着部材5を剥離するときは、多関節ロボット4を駆動して剥離工具3を被着体6を固定した被着体固定台7に移動し、被着体6に貼り付けられた付着部材5の端部近傍に剥離工具3の剥離爪13の先端を位置決めする。その後、図2に示すように、剥離爪13の先端を被着体6の表面に一定の押圧力で押付けて、剥離工具3を矢印Aで示すように付着部材5の端部方向に移動する。この移動により剥離工具3の剥離爪13の先端が付着部材5の端部に接触して被着体6と粘着層24の間に食い込む。さらに剥離工具3を被着体6と平行に移動すると、被着体6と粘着層24の間に食い込んだ剥離爪13の先端が前進して被着体6から粘着層24を分離して付着部材5を剥離する。この付着部材5を剥離するとき、被着体6の表面に凹凸があっても押圧機構22で吸収して、付着部材5を安定して剥離することができる。また、押圧機構22で剥離爪13の被着体6に対する押圧力が大きくなることを防ぎ、被着体6が変形したり傷が付くことを防ぐことができる。
【0016】
この剥離爪13の先端が被着体6と粘着層24の間に食い込むとき、粘着層24の剥離抵抗により、図2に示すように、被着体6の表面と平行で後方へ押し戻す力F1が発生する。剥離爪13を取付けたアーム15は保持部材16にピポット軸受17で揺動自在に保持されているから、この発生する押し戻す力F1により、剥離爪13の先端には、剥離爪13の先端の揺動軌跡の接線方向の分力F2が作用し、アーム15にピポット軸受17を中心としたモーメントが発生し、アーム15を反時計方向に微小回動する。このモーメントを力センサ12で検出して制御装置11にフィードバックして剥離工具3の押付力を調整する。すなわちモーメントが大きくなったら剥離工具3の押付力を増加させる。この結果、剥離爪13の先端が被着体6の表面に対して相対的に押し下げられ、押圧機構22のばね20の力が作用する。したがって剥離爪13の先端が付着部材5に乗り上げることを防ぐことができる。この粘着層24の剥離抵抗によるアーム15の回動角度は粘着層24の剥離抵抗の大小に応じて変化し、粘着層24の剥離抵抗が大きくなると最大で、剥離爪13の先端とピポット軸受17を結ぶ線が被着体6の表面と直交する位置まで回動し、粘着層24の剥離抵抗のバラツキを吸収することができる。また、アーム15にピポット軸受17を中心としたモーメントが発生して反時計方向に微小回動するとき、アーム15には捻りばね18の弾性力が作用しているから、剥離爪13が振動することを抑制することができる。さらに、図3に示すように、アーム15を貫通してストッパ14の取り付けたボルト25と、ボルト25とアーム15の間に設けたばね26からなる揺動調整機構27を設け、ボルト25の締め込み量を可変することにより、アーム15の揺動を調整することができる。
【0017】
ここで、図4に示すように、アーム15を保持部材16に固定した場合には、剥離爪13の先端を被着体6と粘着層24の間に食い込ませたとき、粘着層24の剥離抵抗が徐々にあるいは急激に増加して押し戻す力F1が大きくなると、剥離爪13の進行圧力F3に対して剥離爪13の先端の逃げ場がなく、付着部材5に乗り上げてしまう。これを防止するため、被着体6に対する剥離爪13の押圧力を強くすると、被着体6が変形したり傷を付けるなどの弊害が発生が、アーム15を保持部材16にピポット軸受17で保持することにより、これらの弊害が発生することを防止して、付着場材5を安定して剥離することができる。
【0018】
この粘着層24の剥離抵抗により剥離爪13の先端に作用する揺動軌跡の接線方向の分力F2は、剥離工具3のアーム15の初期位置により変化する。すなわち、アーム15は、剥離方向に曲がって形成され、先端に一定のすくい角θを持たせて剥離爪13を取付けているから、図5に示すように、剥離爪13のすくい角θが小さくなるほど揺動軌跡の接線方向の分力F2は大きくなり、粘着層24の剥離抵抗への反応が敏鋭になる。そこでアーム15の初期位置を規制するストッパ19の保持部材16に対する取付位置を可変できるようにし、被着体6に付着部材5を貼り付けた粘着層24の特性、すなわち、粘着力のバラツキや粘着力の強弱などや付着部材5を被着体6に貼り付けてからの経過時間等に応じてストッパ19の位置を可変してアーム15の初期位置を調整して剥離爪13のすくい角θを可変すると良い。
【0019】
また、ストッパ19の位置を可変するとともに、図6に示すように、ピポット軸受17の位置を同一円弧上で可変できるようにしても良い。この場合は、剥離爪13の先端を一定にしてアーム15の初期角度を調整して剥離爪13のすくい角θを可変することができる。したがって剥離作業を行うときに、多関節ロボット4で剥離爪13の先端位置を一定に位置決めすることができ、剥離爪13のすくい角θを可変しても多関節ロボット4の教示位置を変える必要がなく、作業性を向上することができる。
【0020】
また、アーム15を揺動させて剥離爪13のすくい角θを可変して粘着層24の剥離抵抗の変化に対応する場合について説明したが、付着部材5が硬い材質で形成されている場合は、図7に示すように、アーム15を保持部材16に4節リンク構造28で取付け、粘着層24の剥離抵抗の変化に対応してアーム15を矢印Bで示す剥離方向と反対側の方向に平行に移動して剥離爪13の先端位置を可変するようにすると良い。すなわち、アーム15を揺動させて剥離爪13のすくい角θを可変する場合は、付着部材5が柔らかい材質で形成されている場合は問題ないが、付着部材3が固い材質の場合、図8(a)に示すように、アーム15の初期位置の状態における剥離爪13のすくい角θが、粘着層24の剥離抵抗により、図8(b)に示すように、小さなすくい角θ1になると、剥がした付着部材5の変位による抵抗が大きくなり、剥離作業がそこから進行しなくなってしまう発生する。これ対してアーム15を平行に移動して剥離爪13のすくい角θを一定の状態で剥離爪13の先端位置を可変することにより、粘着層24の剥離抵抗の変化に対応させることができるとともに、剥がした付着部材5の変位による抵抗を一定にして剥離作業を安定して進行させることができる。
【0021】
上記説明では、アーム15を保持部材16に4節リンク構造28で取付け、粘着層24の剥離抵抗の変化に対応してアーム15を剥離方向と反対側の方向に平行に移動して剥離爪13の先端位置を可変する場合について説明したが、図9に示すように、保持部材16のアーム保持部を、剥離方向と反対側が突出した傾斜面29で形成し、アーム15にこの傾斜面29に沿って移動するスライダ30を設け、保持部材16とスライダ30の間に、アーム15の初期位置を規制するコイルばね31を設けて、粘着層24の剥離抵抗の変化に対応してアーム15を剥離方向と反対側の方向に平行に移動して剥離爪13の先端位置を可変するようにしても良い。また、図10に示すように、保持部材16に傾斜面29の部分を回動して傾斜面29の角度を可変する角度調整機構32を設け、粘着層24の特性や付着部材5を被着体6に貼り付けてからの経過時間等に応じて剥離爪13のすくい角θを可変するようにしても良い。
【0022】
このように剥離工具3で付着部材4を、貼り合わせた終端部まで剥離したら、多関節ロボット4で保持している剥離工具3をチャックハンド9と交換して、剥離した付着部材5をチャックハンド9で把持して回収装置8に回収する。
【0023】
前記説明では剥離工具3を多関節ロボット4に取付けて付着部材4を自動では栗する場合について説明したが、剥離工具3をハンドル等に取付けて付着部材4を手動で剥離するようにしても良い。
【0024】
【発明の効果】
この発明は以上説明したように、剥離方向に曲がって形成され、先端に一定角度を持たせて剥離爪を固定したアームと、アームを回動自在に保持した保持部材と、保持部材に取付けられアームの初期位置を規制するストッパと、アームをストッパに押圧して、アームを初期位置に保持する弾性部材とで剥離工具を構成し、剥離する付着部材を被着体に貼り付けた粘着層の剥離抵抗に応じてアームの保持角度を可変可能とし、粘着層の特性や付着部材を被着体に貼り付けてからの経過時間等により粘着層の剥離抵抗が変化しても剥離爪が付着部材に乗り上げることを防いで、付着部材を安定して剥離することができる。
【0025】
また、保持部材を押圧機構を介して保持して、粘着層の剥離抵抗に応じて剥離爪の被着体に対する押圧力を可変することにより、粘着層の剥離抵抗が変化しても剥離爪が付着部材に乗り上げることを防いで、付着部材を安定して剥離することができる。
【0026】
さらに、剥離爪を固定したアームの初期位置を規制するストッパを保持部材に移動自在に取付けたり、保持部材のアームを回動自在に保持するアーム保持部の位置を可変自在とすることにより、粘着層の特性や付着部材を被着体に貼り付けてからの経過時間等に応じてストッパの取付位置を可変してアームの初期位置を調整することができ、粘着層の剥離抵抗が変化しても剥離爪が付着部材に乗り上げることを防いで、付着部材を安定して剥離することができる。
【0027】
また、剥離工具を、剥離方向に曲がって形成され、先端に一定角度を持たせて剥離爪を固定したアームと、アームを保持する保持部材と、保持部材とアームの間に設けられ、アームの先端に固定された剥離爪の先端を下降させながらアームを剥離方向と反対方向に平行移動する連結手段と、保持部材に取付けられアームの初期位置を規制するストッパと、アームをストッパに押圧して、アームを初期位置に保持する弾性部材とで構成することにより、粘着層の剥離抵抗が変化したときに、アームを平行に移動しながら剥離爪の先端を下降させることにより、剥離した付着部材が剥離爪に加える抗力を一定にでき、粘着層の剥離抵抗が変化しても剥離爪が付着部材に乗り上げることを防いで、安定して剥離作業を進行させることがでる。
【0028】
さらに、連結手段を回動する角度調整機構を保持部材に設け、粘着層の特性や付着部材を被着体に貼り付けてからの経過時間等に応じて角度調整機構で連結手段を回動してアームの初期位置における保持角度を可変することにより、粘着層の特性や付着部材を被着体に貼り付けてからの経過時間等に応じてアームの初期位置を調整でき、各種付着部材を安定して剥離することができる。
【0029】
また、この剥離工具を多関節ロボット等の自動駆動装置に設けることにより、被着体に粘着層で貼り付けた付着部材を自動的に剥離することができ、剥離作業を効率良く、かつ安定して行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の剥離装置の構成図である。
【図2】剥離工具の構成図である。
【図3】第2の剥離工具の構成図である。
【図4】アームを固定した剥離工具の構成図である。
【図5】この発明の剥離工具の動作を示す構成図である。
【図6】第3の剥離工具の構成図である。
【図7】第4の剥離工具の構成図である。
【図8】剥離状態を示す模式図である。
【図9】第5の剥離工具の構成図である。
【図10】第6の剥離工具の構成図である。
【符号の説明】
剥離装置、3;剥離工具、4;多関節ロボット、5;付着部材、
6;被着体、7;被着体固定台、8;回収装置、11;制御装置、
12;力センサ、13;剥離爪、15;アーム、16;保持部材、
17;ピポット軸受、18;捻りばね、19;ストッパ、
22;押圧機構、23;取付プレート、24;粘着層。
Claims (7)
- 被着体に粘着層で貼り付けた付着部材を剥離する剥離工具において、
剥離方向に曲がって形成され、先端に一定角度を持たせて剥離爪を固定したアームと、アームを回動自在に保持した保持部材と、保持部材に取付けられアームの初期位置を規制するストッパと、アームをストッパに押圧して、アームを初期位置に保持する弾性部材とを有することを特徴とする剥離工具。 - 上記保持部材を押圧機構を介して保持する請求項1記載の剥離工具。
- 上記ストッパを保持部材に移動自在に取付け、ストッパの取付位置を可変してアームの初期位置を調整する請求項1又は2記載の剥離工具。
- 上記保持部材のアームを回動自在に保持するアーム保持部の位置を可変自在とし、アーム保持部の位置を可変してアームの初期位置を調整する請求項1又は2記載の剥離工具。
- 被着体に粘着層で貼り付けた付着部材を剥離する剥離工具において、
剥離方向に曲がって形成され、先端に一定角度を持たせて剥離爪を固定したアームと、アームを保持する保持部材と、保持部材とアームの間に設けられ、アームの先端に固定された剥離爪の先端を下降させながらアームを剥離方向と反対方向に平行移動する連結手段と、保持部材に取付けられアームの初期位置を規制するストッパと、アームをストッパに押圧して、アームを初期位置に保持する弾性部材とを有することを特徴とする剥離工具。 - 上記連結手段を回動する角度調整機構を保持部材に設け、角度調整機構で連結手段を回動してアームの初期位置における保持角度を可変する請求項5記載の剥離工具。
- 請求項1乃至6のいずれかに記載の剥離工具を自動駆動装置に有することを特徴とする剥離装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002025460A JP4145528B2 (ja) | 2002-02-01 | 2002-02-01 | 剥離工具及び剥離装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002025460A JP4145528B2 (ja) | 2002-02-01 | 2002-02-01 | 剥離工具及び剥離装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003225824A JP2003225824A (ja) | 2003-08-12 |
JP4145528B2 true JP4145528B2 (ja) | 2008-09-03 |
Family
ID=27747609
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002025460A Expired - Fee Related JP4145528B2 (ja) | 2002-02-01 | 2002-02-01 | 剥離工具及び剥離装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4145528B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007253314A (ja) * | 2006-03-27 | 2007-10-04 | Teikyo Univ | 切削加工方法並びにこれに用いられる切削装置及び工具 |
JP5094554B2 (ja) * | 2008-05-23 | 2012-12-12 | 株式会社東京精密 | 搬送パッドのクリーニング機構 |
JP2014188599A (ja) * | 2013-03-26 | 2014-10-06 | Mitsuboshi Diamond Industrial Co Ltd | 溝加工ツール、及びこれを用いた溝加工装置 |
JP2016203089A (ja) * | 2015-04-21 | 2016-12-08 | 株式会社レヨーン工業 | 除塵装置 |
CN107952949A (zh) * | 2017-12-30 | 2018-04-24 | 浙江奥龙电源有限公司 | 一种具有震动回收铅粉的铸板机料架 |
-
2002
- 2002-02-01 JP JP2002025460A patent/JP4145528B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2003225824A (ja) | 2003-08-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP3800135B1 (en) | Film adhering method and film adhering apparatus thereof | |
JP4145528B2 (ja) | 剥離工具及び剥離装置 | |
JP4795772B2 (ja) | シート切断用テーブル及びシート貼付装置 | |
JP4904198B2 (ja) | シート貼付装置、シート切断方法及びウエハ研削方法 | |
WO2010125766A1 (ja) | 両面粘着テープ貼付け装置 | |
JP3014979B2 (ja) | 光ディスク製造方法およびそれに用いる装置 | |
JP2018111575A (ja) | テープ貼付けカセットおよびテープ貼付装置 | |
JP3552274B2 (ja) | シート状接着材の剥離フィルムの剥離方法及び剥離装置 | |
JP6918498B2 (ja) | テープ貼付け方法 | |
JP4366544B2 (ja) | 粘着性テープ及びその貼付治具 | |
JP2019009182A (ja) | シート貼付装置および貼付方法 | |
JP4201513B2 (ja) | 粘着部品の剥離工具と剥離方法及び剥離装置 | |
JP4021248B2 (ja) | 部品剥離方法および装置 | |
JP3993428B2 (ja) | 剥離工具及び剥離装置 | |
JP4901893B2 (ja) | 粘着性テープ貼付け治具 | |
JP3938654B2 (ja) | 貼付部材剥離装置 | |
JP4223826B2 (ja) | 部品剥がし工具及び部品剥がし装置 | |
JP5093852B2 (ja) | シート貼付装置及び貼付方法 | |
JP2004231774A (ja) | 部品の剥離方法及び剥離装置 | |
TWI735578B (zh) | 薄片貼附裝置及貼附方法 | |
JP3991591B2 (ja) | 部品形成用基板の搬送方法 | |
JP2002167110A (ja) | 粘着テープの貼付治具 | |
JP2004001976A (ja) | 剥離工具と剥離方法及び剥離装置 | |
JPH03205264A (ja) | 両面テープ自動貼付装置 | |
JP2002104320A (ja) | 簡易包装装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041206 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080617 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080618 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110627 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110627 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120627 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130627 Year of fee payment: 5 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |