JP2002316087A - 粘着部品の剥離方法と剥離工具及び剥離装置 - Google Patents

粘着部品の剥離方法と剥離工具及び剥離装置

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JP2002316087A
JP2002316087A JP2001118980A JP2001118980A JP2002316087A JP 2002316087 A JP2002316087 A JP 2002316087A JP 2001118980 A JP2001118980 A JP 2001118980A JP 2001118980 A JP2001118980 A JP 2001118980A JP 2002316087 A JP2002316087 A JP 2002316087A
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peeling
adherend
tool
adhesive
adhesive component
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JP2001118980A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Muto
敏之 武藤
Yoichi Okamoto
洋一 岡本
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C63/00Lining or sheathing, i.e. applying preformed layers or sheathings of plastics; Apparatus therefor
    • B29C63/0004Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C63/0013Removing old coatings

Abstract

(57)【要約】 【課題】ウレタン発泡体など両面粘着テープ等の粘着部
品で貼り付けられた部品を、粘着剤が被着体に残りにく
く、被着体へ傷が付くことを防いで剥離する。 【解決手段】剥離工具4の先端部に設けられ被着体1の
表面に接触させる摩擦部材5は、粘着部品との摩擦係数
が高い材料で、かつ被着体1より硬度が小さい材料で形
成され、被着体1と接触する先端部には剥離方向に沿っ
て一定幅の平坦部と、平坦部の角部に設けられた凸曲面
を有する。剥離工具4で、プラスチックケース等の被着
体に両面粘着テープで貼り付けられた粘着部品を剥離す
るとき、作業者は剥離工具4の把持部7を握り、被着体
1の表面に摩擦部材5を垂直に押し当てて被着体1の端
部から中心へ平行移動させて、粘着部品の先端部を丸め
て剥離する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子機器製品等
をリサイクルするために、両面テープなど粘着剤で貼り
付けられた発泡ウレタンなどを剥離する粘着部品の剥離
方法と剥離工具及び剥離装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、地球環境保護が高まり、従来のよ
うに使用済みの電子機器製品、家庭電気製品、事務機器
を廃棄せず、資源種類別に分別して資源別にマテリアル
リサイクルしたり、一度使用した部品を再生処理して再
使用するようになってきた。このリサイクルのため、各
種機器製品を構成している部品単位に分解処理が行われ
ている。これらの部品の中で、両面粘着テープは部品を
粘着固定するのは便利であるが、これを用いて貼り付け
られた部品を分解するのは困難な部品である。
【0003】電子写真方式を用いた画像形成装置におい
ては、画像を形成させる現像部周辺の部品に、トナーの
漏れ防止用として、図11の断面図に示すように、発泡
ウレタンやフエルトなどの多孔性の軟弱部材41を被着
体1に粘着層42と基材43及び粘着層44が積層され
た両面粘着テープ2により貼り付けている。この現像部
周辺の部品を再使用するためには、両面粘着テープ2で
貼られた軟弱部材41の分解分別は必要不可欠となる。
特に、現像部周辺の軟弱部材41は、厚さの薄い発泡ウ
レタンが多用されいる。この被着体1から発泡ウレタン
等を剥離するときに、現状では、図12に示すように、
被着体1に両面粘着テープ2で貼り付けた発泡ウレタン
等の軟弱部材41を作業者が、スクレーパ45やペンチ
等を使って手作業で剥がしている。このため剥離作業に
は多くの作業時間を要するとともに、作業者によってバ
ラツキが非常に多く発生し、安定した再生処理の計画が
立てにくい。また、できるだけ取り残しがないことや部
品がちぎれないことが要求されるため、作業者には剥離
するための熟練度も必要になるとともに多人数での分解
作業が必要になってしまう。さらに長年経過した粘着テ
ープでは、剥がした後に粘着剤の糊残りが発生すること
があり、部品のリサイクル工程では粘着剤の除去が問題
となっている。
【0004】このため作業の効率化と安定化のために剥
離作業の自動化が望まれている。この粘着部品を自動的
に剥離する方法として、例えば特開平7−31940号
公報や特開平11−197620号公報に示すように、
高圧水ジェットによりプラスチック容器等のラベルを剥
離したり、特開平10−244235号公報や特開20
00−167504号公報に示すように、回転ブラシを
使用してガラスビンやドラム缶等のラベルを剥離した
り、特開平5−111678号公報や特開平4−341
385号公報に示すようにショット材と回転ブラシによ
り残留糊を除去したりしている。
【0005】また、特開平7−302030号公報や特
開平9−190135号公報に示すように、粘着部品の
接着面積を小さくして剥がしやすくしたり、特開平6−
108021号公報に示すように、粘着剤に熱発泡する
発泡剤を含ませておき、剥離するときに加熱して発泡剤
を発泡させて剥がし易くするようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この粘着部品をスクレ
ーパを使って剥がす方法では、図12に示すように、ス
クレーパが粘着層自体を破壊しやすく、粘着層の粘着剤
が被着体表面に引き伸ばされたりして被着体に残留しや
すく、粘着層を完全に除去することは困難である。
【0007】また、高圧水ジェットを用いた方法は、大
量の水を使用し、使用した水を排水するため、省資源と
環境保全の点で問題が大きい。さらに、回転ブラシを使
用した方法は、回転ブラシの回転により粘着部品が破断
されてばらばらになり易く、剥がした部品の後処理が問
題になるとともに、粘着剤の残留も多くなりやすい。ま
た樹脂ケースの再使用工程で回転ブラシを使用した場
合、樹脂ケースに傷が付きやすく使用することはできな
い。また、回転転ブラシとショット材による残留糊の除
去方法は、被着体が樹脂等軟らかい材質の場合に多くの
傷が付くため使用することは困難である。
【0008】さらに、貼付け面積を小さくする方法で
は、剥がすときの力は少なくて済み、作業性は向上する
が、十分な接着力が得られなく、接着力が強くなくても
良い一部の部品に限られてしまう。また、粘着剤に発泡
剤を含ませて加熱発泡させる方法は、接着力を確保した
まま剥がすときのみ接着力を下げることができるが、粘
着部品の凝集力が低下して糊残りの問題が生じ、溶剤等
による十分な洗浄が必要となる場合がある。また、特殊
な粘着部品を使用するためコストが高くなるとともに温
度条件によっては使用できない部品もある。
【0009】この発明は係る短所を改善し、ウレタン発
泡体やフェルト,ゴムなど両面粘着テープ等の粘着部品
で貼り付けられた部品を、粘着剤が被着体に残りにく
く、被着体へ傷が付くことを防ぎながら剥離する粘着部
品の剥離方法と剥離工具及び剥離装置を提供することを
目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係る粘着部品
の剥離方法は、被着体から粘着部品を剥離する剥離方法
において、被着体の表面に摩擦部材を押し付けながら前
進させて粘着部品の端部又は粘着部品全体を丸めて被着
体から剥離することを特徴とする。
【0011】この発明の粘着部品の剥離工具は、被着体
から粘着部品を剥離する剥離工具であって、被着体の表
面に接触させる摩擦部材と、摩擦部材を保持するホルダ
ーと、ホルダーに取り付けられた把持部を有することを
特徴とする。
【0012】上記摩擦部材は、被着体と接触する先端部
には剥離方向に沿って一定幅の平坦部を有し、平坦部の
角部は凸曲面で形成されていることが望ましい。
【0013】また、摩擦部材は剥離する粘着部品との摩
擦係数が高い材料で、かつ被着体より硬度が小さい材料
で形成すると良い。
【0014】この発明の剥離装置は、上記剥離工具を被
着体の表面に押し付けるとともに剥離工具を被着体の表
面から退避させる工具押付手段と、工具押付手段の保持
部を水平方向に移動する移動手段とを有することを特徴
とする。
【0015】上記工具押付手段の剥離工具を被着体の表
面に押し付ける押付力を粘着部品の粘着力に応じて可変
することが望ましい。また、工具押付手段は剥離工具を
着脱自在に保持すると良い。
【0016】また、移動手段は、剥離部品の粘着剤が弾
性の特性があらわれる速度を越える移動速度で剥離工具
を移動すると良い。
【0017】また、工具押付手段の保持部に粘着部材の
端部を検出する端部検出手段を有することが望ましい。
【0018】さらに、剥離工具に、被着体及び粘着部品
からの反射光強度から粘着部品の剥離状況を検出する剥
離検知手段を有すると良い。
【0019】また、粘着部品の剥離の有無を、剥離工具
を被着体から退避するときの剥離工具の押付力の変化に
より検出したり、剥離工具を被着体に押し付けて前進さ
せる接線方向の力の変化により検出すると良い。
【0020】
【発明の実施の形態】この発明の剥離工具は、プラスチ
ックケース等の被着体に両面粘着テープで貼り付けられ
たウレタン発泡シール部品等の粘着部品を被着体から剥
離する剥離工具であり、先端部を被着体の表面に接触さ
せる摩擦部材と、摩擦部材を保持するホルダーと、ホル
ダーに取り付けられた把持部を有する。この剥離工具の
摩擦部材は、粘着部品との摩擦係数が高い材料で、かつ
被着体より硬度が小さい材料で形成され、被着体と接触
する先端部には剥離方向に沿って一定幅の平坦部を有
し、平坦部の角部には凸曲面を有する。
【0021】この剥離工具で、プラスチックケース等の
被着体に両面粘着テープで貼り付けられた粘着部品を剥
離するとき、作業者は把持部を握り、被着体の表面に摩
擦部材を垂直に押し当てて被着体の端部から中心へ平行
移動させて、粘着部品の先端部を丸めて剥離する。
【0022】
【実施例】[実施例1] 図1はこの発明の一実施例の
剥離工具の構成を示す斜視図である。図に示すように、
プラスチックケース等の被着体1に両面粘着テープ2で
貼り付けられたウレタン発泡シール部品等の粘着部品3
を被着体1から剥離する剥離工具4は、先端部を被着体
1の表面に接触させる摩擦部材5と、摩擦部材5を保持
するホルダー6と、ホルダー6に取り付けられた把持部
7を有する。
【0023】摩擦部材5は、剥離方向と直交する幅は粘
着部品3の幅より大きく形成され、被着体1と接触する
先端部には剥離方向に沿って一定幅の平坦部を有し、平
坦部の角部は凸曲面で形成されている。この摩擦部材5
の平坦部は被着体1と密着できる幅であるニップ幅を確
保する部分であり、1度の動作で剥がされる量はニップ
幅の約1/2であるので、ニップ幅が5〜10mm程度
になるように形成している。また、摩擦部材5は剥離す
る粘着部品3との摩擦係数が高い材料、例えば粘着部品
3が発泡ウレタンで形成されている場合はウレタンゴム
を使用し、かつプラスチックケース等の被着体1の硬度
に比べ低い硬度の材料で形成している。この摩擦部材5
の硬度は、軟らかすぎても変形しやすくなり、移動量が
小さくなるためショアA50〜A90程度の材料を使用する
と良い。この摩擦部材5はホルダー6に固着され、把持
部7にねじやクランプ機構により着脱自在に取り付けら
れている。
【0024】この剥離工具4で、プラスチックケース等
の被着体1に両面粘着テープ2で貼り付けられたウレタ
ン発泡シール部品等の粘着部品3を剥離するとき、作業
者は把持部7を握り、被着体1の表面に摩擦部材5を垂
直に押し当てて被着体1の端部から中心へ平行移動させ
る。この平行移動により摩擦部材5の先端部が粘着部品
3の端部に当たると、図2に示すように、摩擦部材5の
先端部が粘着部品3に押されて変形し、図2に示すよう
に、粘着部品3との接触部分に摩擦による接線力fが働
く。この接線力fによって粘着部品3の端部または端部
近傍が持ち上がる。このとき粘着部品3の被着体1に対
する接着力が小さい場合は、図3(A)に示すように、
粘着部品3と被着体1の界面でせん断が起きる前に粘着
部品3と両面粘着テープ2が丸まる。また、粘着部品3
の被着体1に対する接着力が大きかったり、粘着部品3
の硬度が高くなると横ズレが生じ、粘着部品3と被着体
1の界面でせん断が起こりやすくなり、図3(B)に示
すように、粘着部品3と両面粘着テープ2の一部が浮い
て皺になり、皺になった部分がコアとなって丸まる。発
泡ウレタンのようにもろい粘着部品3では,粘着部品3
の部分だけめくられ、剥き出しなった両面粘着テープ2
に摩擦部材5から接線力が作用して上記と同様な現象が
生じる。この状態で摩擦部材5を進行させると、粘着部
品3と両面粘着テープ2が連続的に剥離して粘着面を外
側にして丸まり、剥がれた粘着面が粘着部品3に貼り付
きながら剥離を進行する。このようにして粘着部品3と
両面粘着テープ2の端部が丸まった状態で、図4(a)
に示すように、丸まった部分8をつかみ、粘着部品3の
被着体1との界面付近に引張り剥がし力を作用させて、
粘着部品3と両面粘着テープ2を被着体1から剥離した
り、図4(b)に示すように、粘着部品3と両面粘着テ
ープ2の全体を丸めて被着体1から剥離する。
【0025】このように粘着部品3と両面粘着テープ2
を摩擦部材5で丸めて被着体1から剥離するときに、粘
着部品3と両面粘着テープ2に接線力を作用する摩擦部
材5のニップ部が平坦であるから、粘着部品3と両面粘
着テープ2を破壊することなく丸めることができる。ま
た、摩擦部材5の粘着部品3と両面粘着テープ2に対す
る摩擦係数が大きいから、粘着部品3と両面粘着テープ
2を安定して丸めることができる。さらに、摩擦部材5
の硬度が被着体1の硬度に比べ低いから、摩擦部材5の
先端部を被着体1の表面に密着して滑らしても、被着体
1の表面に傷を付けないで済み、粘着部品3を剥がした
被着体1を有効に再利用することができる。
【0026】[実施例2] 上記実施例1は作業者が剥
離工具4の把持部7を握り、摩擦部材5を被着体1の表
面に押し付けて移動し、粘着部品3と両面粘着テープ2
を被着体1から剥離する場合について説明したが、図5
に示すように、剥離工具4を使用した剥離装置10によ
り粘着部品3と両面粘着テープ2を被着体1から自動的
に剥離すると良い。
【0027】剥離装置10は基台11に設けられ被着体
1を保持するクランプ機構を有する保持テーブル12
と、図5(b)に示すように、門型に形成され基台11
に沿って水平方向のY軸方向に移動するY軸方向移動手
段13と、図5(a)に示すように、Y軸移動手段13
のX軸14に移動自在に取り付けられた昇降軸15と、
例えばエアーシリンダからなり昇降軸15に取り付けら
れ垂直方向であるZ軸方向に伸縮する工具押付手段16
と、工具押付手段16の先端部に取り付けられた剥離工
具4及び動作プログラムと教示位置データに基づきY軸
移動手段13と昇降軸15と工具押付手段16の動作を
制御する制御装置17を有する。
【0028】上記のように構成した剥離装置10でプラ
スチックケース等の被着体1に両面粘着テープ2で貼り
付けられたウレタン発泡シール部品等の粘着部品3を被
着体1から剥離するとき、作業者は保持テーブル12に
被着体1をセットしてクランプし、制御装置17の操作
部の起動スイッチをオンにして剥離装置10を起動させ
る。剥離装置10を起動すると制御装置17はあらかじ
めプログラミングされていた動作フローににしたがいい
Y軸移動手段13と昇降軸15を移動して剥離工具4の
摩擦部材5を被着体1の剥離する粘着部品3の端部に位
置決めする。その後、工具押付手段16を駆動して剥離
工具4を下降させ、剥離工具4の摩擦部材5を被着体1
の表面に押し付ける。このとき工具押付手段16のエア
ーシリンダに供給する空気圧力を調節すして押付力を最
適値、例えば1〜5kgf程度の押付力で摩擦部材5を
被着体1の表面に押し付ける。この状態でY軸移動手段
13を被着体1に沿って平行移動して剥離工具4を前進
させる。この剥離工具4を前進させるとき、Y軸移動手
段13の移動速度が、被着体1に粘着部品3を貼り付け
た両面粘着テープ2の粘着剤の弾性の特性があらわれる
剥離速度以上になると粘着剤が凝集破壊を起こしにくく
なって粘着剤が残りにくくなるので、あらかじめ定めた
一定速度でY軸移動手段13を移動する。このY軸移動
手段13の移動速度は両面粘着テープ2の材質にもよる
が例えば20mm/s以上に設定する。このY軸移動手段
13の移動により剥離工具4を前進すると、摩擦部材5
により、図3に示すように、粘着部品3と両面粘着テー
プ2の先端部を丸める。粘着部品3と両面粘着テープ2
の先端部を一定範囲丸めたらY軸移動手段13の移動を
停止して工具押付手段16で剥離工具4を上昇させて摩
擦部材5を退避させる。その後、被着体1を次工程に送
り、粘着部品3と両面粘着テープ2の丸まった端部を把
持して全体を剥離する。
【0029】このようにして剥離工具4の摩擦部材5を
被着体1に一定の押付力で押付ながら被着体1の表面に
沿って移動するから、剥がし作業の効率を向上させるこ
とができるとともに安定して剥がすことができる。ま
た、粘着部品3の被着体1に対する接着力が大きいと剥
離工具4の摩擦部材5を被着体1に対する押付力をより
強くする必要があるが、この押付力を任意に調節して最
適な押付力にすることができ、両面粘着テープ2の粘着
剤の取り残しが生じることを防ぐことができる。さら
に、摩擦部材5を被着体1に対する押付力を一定に保持
しながら安定して移動することができ、安定した剥離作
業を行うことができる。
【0030】上記実施例は粘着部品3と両面粘着テープ
2の先端部を一定範囲丸めたら摩擦部材5を退避させて
次工程で剥離する場合について説明したが、Y軸移動手
段13の移動を粘着部品3の後端部まで移動して、粘着
部品3と両面粘着テープ2の全体を丸めて剥離するよう
にしても良い。
【0031】[実施例3] また、図6の構成図に示す
ように、剥離装置10の工具押付手段16に例えばCC
Dカメラ等からなる端部検出手段18を設け、剥離工具
4のホルダー6に光反射型のセンサを有する剥離検知手
段19を設けても良い。
【0032】このように剥離装置10に端部検出手段1
8と剥離検知手段19を設け、保持テーブル12にセッ
トされた被着体1の粘着部品3の端部に剥離工具4の摩
擦部材5を位置決めするときに、端部検出手段18で読
み取られた画像のエッジを検出することにより粘着部品
3の端部を正確に検出することができる。したがって、
被着体1に対する粘着部品3の貼り付け位置が異なって
いても摩擦部材5を粘着部品3の端部に精度良く位置決
めすることができ、異なる被着体1に貼り付けられた粘
着部品3を安定して剥離することができ、剥離装置10
の汎用性を高めることができる。また、摩擦部材5で粘
着部品3と両面粘着テープ2を丸めて剥離するときに、
剥離検知手段19で粘着部品3と両面粘着テープ2の剥
離状況を検出することにより、剥離の有無を確認するこ
とができる。すなわち、剥離検知手段19の光反射型の
センサで摩擦部材5が移動した後の被着体1の表面に光
を照射し、被着体1からの反射光を検出して、その光強
度をあらかじめ定めた閾値と比較することにより、被着
体1の表面に粘着部品3や両面粘着テープ2が残ってい
るか否を判定する。そして被着体1の表面に粘着部品3
や両面粘着テープ2が残っている場合、工具押付手段1
6により摩擦部材5の被着体1に対する押付力をより強
くしたり、Y軸移動手段13の移動速度を遅くして剥離
動作を再度繰り返す。このようにして、粘着部品3の被
着体1に対する接着力が異なっても取り残しなしに被着
体1から粘着部品3と両面粘着テープ2を剥離すること
ができ、被着体1の材質や粘着部品3と両面粘着テープ
2の材質が異なっても、安定して剥離することができ
る。また、工具押付手段16により摩擦部材5の被着体
1に対する押付力を適正にセットし、Y軸移動手段13
の移動速度を適正速度に設定して剥離動作を繰り返して
いるときに、粘着部品3や両面粘着テープ2の剥離効率
があらかじめ定めた基準値より低下したとき、摩擦部材
5が劣化したと判断し、制御装置17で摩擦部材5の交
換を指示することにより、安定して剥離作業を行うこと
ができる。
【0033】[実施例4] 上記実施例2,3は剥離装
置10に門型のY軸移動手段13を設けた場合について
説明したが、図7の構成図に示すように、剥離工具4と
丸められた部品3を把持するチャック式ハンド20をク
ランプするチャック部21に工具押付手段16と6軸の
力センサ22及び端部検出手段18を有する多関節ロボ
ット23を使用し、多関節ロボット23により剥離工具
4の摩擦部材5を被着体1の表面に押し付けながら剥離
工具4を移動するようにしても良い。
【0034】この場合、剥離工具4とチャック式ハンド
20はあらかじめツール保管部24にセットしておく。
チャック式ハンド20はチャック爪と開閉機構を有し、
チャック爪の閉動作により部品を把持し、チャック爪の
開動作により把持した部品を離す。このチャック爪の表
面は非粘着加工が施されており,粘着しにくくなってい
る。
【0035】そして、剥離作業を行うときは、まず、制
御装置17で多関節ロボット23を駆動してチャック部
21をツール保管部24に移動し、ツール保管部24で
保管した剥離工具4をクランプする。次に、剥離工具4
を被着体1をセットして固定した保持台25に移動し、
被着体1に貼り付けられた粘着部品3の端部を端部検出
手段18で検出して剥離工具4を位置決めする。その
後、剥離工具4の先端の摩擦部材5を被着体1の表面に
一定の押付力で押し付けて剥離工具4を移動し、粘着部
品3と両面粘着テープ2の端部を丸める。粘着部品3と
両面粘着テープ2の端部を一定距離だけ丸めたら、剥離
工具4を被着体1から退避させツール保管部24に移動
して、チャック部21にクランプしている剥離工具4を
チャック式ハンド20と交換する。このチャック部21
でクランプしたチャック式ハンド20を保持台25の上
に移動し、部品3の丸められた位置を端部検出手段18
で検出してチャック式ハンド20を位置決めしてチャッ
ク式ハンド20を下降させる。このチャック式ハンド2
0が部品3の丸められた位置に達したら、チャック式ハ
ンド20のチャック爪を閉じて部品3の丸められた部分
を把持する。この状態でチャック式ハンド20を一定速
度で移動して被着体1の貼り付けらている粘着部品3と
両面粘着テープ2の残りの部分を剥離する。粘着部品3
と両面粘着テープ2を剥離したら、チャック式ハンド2
0を回収部26に移動してチャック爪を開にして剥離し
た粘着部品3と両面粘着テープ2を回収部26に回収す
る。その後、チャック式ハンド20をツール保管部24
に移動しアンクランプして保管する。この処理を繰り返
すことにより被着体1に貼り付けた粘着部品3と両面粘
着テープ2を自動的に剥離することができる。
【0036】この剥離作業を自動的に行う多関節ロボッ
ト23の制御装置17には、図8に示すように、中央制
御部31と操作表示部32とデータ入力部33とメモリ
34とロボット制御部35と押付力制御部36とデータ
記憶部37と波形データ処理部38及び剥離判定部39
を有する。中央制御部31はメモリ34にあらかじめ格
納された動作プログラムにより剥離装置10全体の動作
を制御する。データ入力部33は力センサ22からのデ
ータを入力して6成分の力・トルクデータに変換する。
ロボット制御部35は中央制御部31からの制御信号に
より多関節ロボット23のチャック部21を有するアー
ムを駆動制御する。押付力制御部36は中央制御部31
からの制御信号により空気源40から工具押付手段16
のエアーシリンダに送る空気圧を制御する。データ記憶
部37はデータ入力部33で変換した6成分の力・トル
クデータを記憶する。波形データ処理部38はデータ記
憶部37に記憶した力・トルクデータを解析して演算す
る。剥離判定部39は波形データ処理部38で演算した
結果により、粘着部品3と両面粘着テープ2の剥離状態
を判定して判定結果を操作表示部32に表示する。
【0037】この制御装置17で粘着部品3の剥離状態
を判定するときの動作を図9に示す剥離工具4を退避す
るときに剥離工具4に作用する垂直方向の法線力の変化
特性を参照して説明する。剥離工具4で被着体1に貼り
付けられた粘着部品3の先端部を剥離工具4で丸めた
後、剥離工具4を被着体1から退避させるとき、粘着部
品3と両面粘着テープ2が被着体1の表面から剥離して
いる場合、被着体1の表面が粘着性を有するため、図9
(a)に示すように、剥離工具4に押付力と反対方向に
粘着力が作用し、剥離工具4の摩擦部材5は被着体1か
ら離れる瞬間に力センサ22で検出して垂直方向の法線
力に押付力と反対のピークが現れる。この法線力のピー
クを検出したときに、剥離判定部39は粘着部品3と両
面粘着テープ2の端部が丸められて被着体1から剥離し
たと判断する。また、剥離工具4を被着体1から退避さ
せるとき、粘着部品3が被着体1から剥離していない場
合は、図9(b)に示すように、力センサ22で検出し
て垂直方向の法線力に押付力と反対のピークは現れな
い。このような場合、剥離判定部39は粘着部品3が被
着体1から剥離していないと判定する。
【0038】このようにして粘着部品3と両面粘着テー
プ2が剥離して丸められたか否を自動的に判定すること
ができ、次工程に不良品を送らないで済み、安定した再
生処理を行うことができる。
【0039】上記実施例は剥離工具4を被着体1から退
避するときに法線力の変化から粘着部品3が剥離したか
否を判定する場合について説明したが、剥離工具4を被
着体1の表面に押し付けて前進させるときの接線力の波
形データについて波形データ処理部38で解析演算処理
を行い、接線力の波形の変化特性の特徴量である極大点
と極小点の数と大きさ及び間隔を抽出し、抽出した特徴
量とあらかじめ設定しておいた条件と剥離判定部39で
比較して粘着部品3が剥離したか否を判定しても良い。
すなわち、剥離工具4を被着体1の表面に押し付けて前
進させるときの接線力の変化は、例えば図10に示すよ
うに変化する。図10において(a)は粘着部品3が剥
離した場合、(b)は粘着部品3が剥離しなかった場合
を示す。図10(a)に示すように、粘着部品3が剥離
した場合には、剥離工具4を被着体1の表面に押し付け
て前進させるときの接線力の変化は6つのフェーズに分
けられる。フェーズAは剥離工具4の摩擦部材5が変形
する領域、フェーズBは摩擦部材5が被着体1上を移動
する領域である。フェーズCは摩擦部材5が粘着部品3
の端部に到達してせん断力が加わり極大点が生じる。フ
ェーズDは粘着部品3を丸めている領域であり、接線力
が小さくなる。フェーズEは摩擦部材5が粘着部品3の
丸めた部分を乗り越している領域であり、フェーズFは
摩擦部材5が粘着部品3の丸めた部分を乗り越えて粘着
部品3の上を移動している領域である。このように粘着
部品3が剥離した場合には、摩擦部材5が粘着部品3の
端部に到達したときに、剥離工具4を前進させるときの
接線力に極大点が生じ、粘着部品3を丸めている領域で
接線力に極小点が生じる。また、粘着部品3が剥離しな
いときは、図10(b)に示すように、極大点と極小点
は生じない。そこで、この極大点と極小点が生じたこと
を検出することにより、粘着部品3が剥離したことを検
知することができる。
【0040】また、この接線力の波形データについて標
準波形とのパターンマッチング処理を行い、粘着部品3
が剥離したか否を判定したり、剥離工具4の法線力と接
線力から摩擦係数を算出し、摩擦係数の変化から粘着部
品3が剥離したか否を判定しても良い。
【0041】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、被着体
の表面に摩擦部材を押し付けながら前進させて粘着部品
の端部又は粘着部品全体を丸めて被着体から剥離するよ
うにしたから、ブラシやスクレーパなどで剥がす場合に
比べて粘着剤が被着体に残りにくくなるとともに被着体
へ傷が付くことを防ぐことができる。また、粘着部品が
粉々になって散乱したりすることがなく、剥がした後の
処理を容易に行うことができる。さらに、丸まった部分
はその状態で安定しているので、そこを掴んで残りの部
品を簡単に剥がすことができる。
【0042】また、摩擦部材と摩擦部材を保持するホル
ダーとホルダーに取り付けられた把持部を有する剥離工
具の摩擦部材を被着体の表面に押し付けて前進させなが
ら粘着部品の端部又は粘着部品全体を丸めて被着体から
剥離することにより、摩擦部材を粘着剤の剥離界面付近
に密着でき、ブラシやスクレーパなどで剥がす場合に比
べて粘着剤が被着体に残りにくくなるとともに被着体へ
傷が付くことを防ぐことができる。
【0043】さらに、摩擦部材の被着体と接触する先端
部には剥離方向に沿って一定幅の平坦部を設け、平坦部
の角部を凸曲面で形成することにより、被着体に押し付
けたときに十分なニップ幅を確保することができ、粘着
部品の端部に長い時間作用して粘着部品の端部を安定し
て丸めることができるとともに粘着剤や粘着部品を破壊
することを防ぐことができる。
【0044】また、摩擦部材を、剥離する粘着部品との
摩擦係数が高い材料で形成することにより、粘着部品を
安定して丸めることができる。さらに、摩擦部材を被着
体より硬度が小さい材料で形成することにより、摩擦部
材の先端部を被着体の表面に密着して移動しても、被着
体の表面に傷を付けないで済み、粘着部品を剥がした被
着体を有効に再利用することができる。
【0045】また、剥離装置の工具押付手段で剥離工具
を被着体の表面に押し付け、この剥離工具を移動手段で
前進させて粘着部品の端部又は粘着部品全体を丸めるこ
とにより、剥離工具を被着体に安定して押し付けること
ができるとともに一定の速度で前進させることができ、
粘着部品の端部又は粘着部品全体を安定して丸めること
ができるとともに作業者の負担を軽減することができ
る。
【0046】さらに、工具押付手段の剥離工具を被着体
の表面に押し付ける押付力を粘着部品の粘着力に応じて
可変することにより、粘着部品の端部又は粘着部品全体
を確実に丸めて剥離することができる。
【0047】また、工具押付手段は剥離工具を着脱自在
に保持することにより、剥離工具を簡単に交換すること
ができる。
【0048】また、移動手段は、剥離部品の粘着剤が弾
性の特性があらわれる速度を越える移動速度で剥離工具
を移動することにより、粘着剤の粘性の影響を小さくす
ることができ、粘着剤が凝集破壊を起こしにくくなるの
で、粘着剤も確実に除去することができる。
【0049】さらに、工具押付手段の保持部に粘着部品
の端部を検出する端部検出手段を設けることにより、粘
着部品の端部位置を正確に検出することができ、粘着部
品の貼り付け位置のずれや変形によるばらつきがあって
も、粘着部品を確実に丸めて剥離することができる。
【0050】また、剥離工具に、被着体及び粘着部品か
らの反射光強度から粘着部品の剥離状況を検出する剥離
検知手段を設けることにより、粘着部品の剥離の有無を
確実に検出することができ、次工程に不良品を送らない
で済む。
【0051】また、粘着部品の剥離の有無を、剥離工具
を被着体から退避するときの剥離工具の押付力の変化に
より検出することにより、粘着部品の剥離の有無をより
確実に検出することができる。
【0052】さらに、粘着部品の剥離の有無を、剥離工
具を被着体に押し付けて前進させる接線方向の力の変化
により検出することにより、粘着部品の剥離の有無を安
定して検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の剥離工具の構成を示す斜視図であ
る。
【図2】剥離工具の摩擦部材を粘着部品の先端に押し付
けた状態を示す説明図である。
【図3】この発明の剥離工具による剥離現象を示す説明
図である。
【図4】剥離工具で剥離した後の剥離進行状態を示す説
明図である。
【図5】この発明の剥離装置の構成図である。
【図6】この発明の第2の剥離装置の構成図である。
【図7】この発明の第3の剥離装置の構成図である。
【図8】剥離装置の制御装置の構成を示すブロック図で
ある。
【図9】剥離工具を被着体から退避するときの剥離工具
に作用する法線力の変化特性図である。
【図10】剥離工具を被着体に押し付けて前進している
ときの接線力の変化特性図である。
【図11】被着体に貼り付けた粘着部品の構成を示す断
面図である。
【図12】粘着部品をスクレーパで剥離する状態を示す
断面図である。
【符号の説明】
1;被着体、2;両面粘着テープ、3;粘着部品、4;
剥離工具、5;摩擦部材、6;ホルダー、7;把持部、
10;剥離装置、11;基台、12;保持テーブル、1
3;Y軸方向移動手段、14;X軸、15;昇降軸、1
6;工具押付手段、17;制御装置、18;端部検出手
段、19;剥離検知手段、20;チャック式ハンド、2
1;チャック部、22;力センサ、23;多関節ロボッ
ト、24;ツール保管部、25;保持台、26;回収
部、31;中央制御部、32;操作表示部、33;デー
タ入力部、34;メモリ、35;ロボット制御部、3
6;押付力制御部、37;データ記憶部、38;波形デ
ータ処理部、39;剥離判定部。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09J 5/00 C09J 5/00 4J040 7/00 7/00 Fターム(参考) 3B116 AA47 AB52 BA03 BA22 CD42 CD43 4D075 AC41 AC84 AC86 AC95 BB03Z BB20Z CA12 CA47 DA23 DB31 DC36 DC41 EA35 4F042 AA02 AA11 AB01 BA06 BA21 BA22 CC02 CC09 CC12 4F100 AK51C AT00A BA03 BA07 BA10A BA10C CA16B DJ01C EJ91 JL13B JL16 4J004 AB01 BA02 EA05 FA05 FA06 FA08 4J040 MB16 NA19 NA20 PA17 PA23 PA42 PB10

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被着体から粘着部品を剥離する剥離方法
    において、 被着体の表面に摩擦部材を押し付けながら前進させて粘
    着部品の端部又は粘着部品全体を丸めて被着体から剥離
    することを特徴とする粘着部品の剥離方法。
  2. 【請求項2】 被着体から粘着部品を剥離する剥離工具
    であって、被着体の表面に接触させる摩擦部材と、摩擦
    部材を保持するホルダーと、ホルダーに取り付けられた
    把持部を有することを特徴とする粘着部品の剥離工具。
  3. 【請求項3】 上記摩擦部材は、被着体と接触する先端
    部には剥離方向に沿って一定幅の平坦部を有し、平坦部
    の角部は凸曲面で形成されている請求項2記載の粘着部
    品の剥離工具。
  4. 【請求項4】 上記摩擦部材は剥離する粘着部品との摩
    擦係数が高い材料で、かつ被着体より硬度が小さい材料
    で形成されている請求項2記載の粘着部品の剥離工具。
  5. 【請求項5】 請求項2乃至4のいずれかに記載された
    粘着部品の剥離工具を有する剥離装置であって、 剥離工具を被着体の表面に押し付けるとともに剥離工具
    を被着体の表面から退避させる工具押付手段と、工具押
    付手段の保持部を水平方向に移動する移動手段とを有す
    ることを特徴とする剥離装置。
  6. 【請求項6】 上記工具押付手段の剥離工具を被着体の
    表面に押し付ける押付力を粘着部品の粘着力に応じて可
    変する請求項5記載の剥離装置。
  7. 【請求項7】 上記工具押付手段は剥離工具を着脱自在
    に保持する請求項5又は6記載の剥離装置。
  8. 【請求項8】 上記移動手段は、剥離部品の粘着剤が弾
    性の特性があらわれる速度を越える移動速度で剥離工具
    を移動する請求項5乃至7のいずれかに記載の剥離装
    置。
  9. 【請求項9】 上記工具押付手段の保持部に粘着部材の
    端部を検出する端部検出手段を有する請求項5乃至8の
    いずれかに記載の剥離装置。
  10. 【請求項10】 上記剥離工具に、被着体及び粘着部品
    からの反射光強度から粘着部品の剥離状況を検出する剥
    離検知手段を有する請求項5乃至9のいずれかに記載の
    剥離装置。
  11. 【請求項11】 上記粘着部品の剥離の有無を、剥離工
    具を被着体から退避するときの剥離工具の押付力の変化
    により検出する請求項5乃至9のいずれかに記載の剥離
    装置。
  12. 【請求項12】 上記粘着部品の剥離の有無を、剥離工
    具を被着体に押し付けて前進させる接線方向の力の変化
    により検出する請求項5乃至9のいずれかに記載の剥離
    装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015224317A (ja) * 2014-05-29 2015-12-14 リンテック株式会社 接着剤層除去装置および接着剤層除去方法
CN110920308A (zh) * 2019-12-18 2020-03-27 青岛磊莎工业自动化设备有限公司 一种泥塑雕刻料回收再利用设备
CN113543934A (zh) * 2019-03-15 2021-10-22 瑞德医疗机器股份有限公司 力觉显示装置以及力觉显示方法
WO2023284106A1 (zh) * 2021-07-14 2023-01-19 福建时代星云科技有限公司 一种具有脱胶功能的涂胶方法

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