JP2003223032A - 担持用ハンドルおよびそのハンドルを備えた画像形成装置 - Google Patents
担持用ハンドルおよびそのハンドルを備えた画像形成装置Info
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Abstract
く、ハンドルに外力を加えることで、確実にハンドルを
突出させることができる外観が良好で構成が簡易な担持
用ハンドルを備えた画像形成装置を提供する。 【解決手段】先端部を装置本体Hの外壁面に露出した状
態にてその装置本体H内に格納可能に設けられる担持用
ハンドル40に、装置本体H内に設けたハンドル押出部
53に摺接する被押出部43を設け、装置本体H内に格
納されている担持用ハンドル40に外力を作用させるこ
とにより被押出部43をハンドル押出部53に摺接させ
れば、担持用ハンドル40が装置本体Hから外方に向け
て突出するように構成する。
Description
ち上げるために装置本体に設けた担持用ハンドルおよび
そのハンドルを備えた画像形成装置に関する。
重量が大であり、コンソールタイプ等の大きな装置では
移動用のキャスターを備えているが、画像形成速度の比
較的遅い画像形成装置や、画像形成装置本体と周辺機器
(給紙デスク,自動原稿送り装置,後処理装置等)を独
立に形成し、これらを組み合わせた画像形成システムで
は、画像形成装置本体のサイズは比較的に小さくなるた
め、装置本体を給紙デスク等の周辺機器の上に載置して
いることが多い。
画像形成装置本体を持ち上げるために担持用のハンドル
が備えられる。そのハンドルは、使用しない場合には、
画像形成装置本体の内部に格納され、使用する時には指
先でハンドルを掴んで引出すことが出来るように、ハン
ドルの周囲には指先を入れるための凹みや隙間が形成さ
れている。
に、ハンドルの周囲に凹みや隙間を形成していると、画
像形成システムの外観が損なわれ見栄えが低下する問題
がある。この問題を解決するためには、例えば、ポップ
アップ式(押し込むとロックが外れ、バネ手段等の反発
力で飛び出させる方式)等を採用すれば、このような凹
みや隙間を形成しなくてもよくなる。
プさせるための機構(解除自在のロック手段やバネなど
の付勢手段を用いた機構)が必要となり、製造コストや
組み立てコストが嵩むという別の問題が発生する。ま
た、先々、何らかの原因で複雑な機構が正常に機能しな
くなるようなトラブルの発生も懸念される。
れ、付勢手段等の複雑な構成を必要とすることなく、ハ
ンドルにわずかな外力を加えることで、確実にハンドル
を突出させることができる外観が良好で構成が簡易な担
持用ハンドルおよびそのハンドルを備えた画像形成装置
を提供することを目的とする。
解決するための手段を以下のように構成している。
た状態にて前記装置本体内に格納可能に設けられる担持
用ハンドルであって、前記担持用ハンドルには、前記装
置本体内に設けたハンドル押出部に摺接する被押出部が
設けられ、前記装置本体内に格納されている前記担持用
ハンドルに外力を作用させて、前記被押出部を前記ハン
ドル押出部に摺接させると、前記担持用ハンドルが前記
装置本体から外方に向けて突出するように構成したこと
を特徴とする。
えた外力により、被押出部をハンドル押出部に摺接させ
ることで、(付勢手段や複雑な機構を必要とすることな
く、)担持用ハンドルを外方に向けて突出させることが
でき、従来のように、担持用ハンドルを引き出すため
に、その周囲に大きな隙間や凹みを形成しなくてもよく
なり、外観を損なうことなく見栄えを向上させることが
できる。
体の外壁面の近傍に設けられた第1のテーパであり、前
記被押出部が、前記ハンドル先端部の露出面近傍に設け
られた第2のテーパであることを特徴とする。
面同士を摺接させることで、容易かつ確実に担持用ハン
ドルを外方に向けて突出させることができる。そのテー
パ面同士を摺接させるための構成は簡易であり、装置本
体の外壁面の近傍に容易に設けることができる。
の壁面を有する外装部材に設けられ、前記第2のテーパ
は、前記ハンドルの先端部に装着されたキャップ部材に
設けられていることを特徴とする。
方に向けて突出させるためのテーパを、装置本体の外装
部材および担持用ハンドルの先端部に装着されたキャッ
プ部材に形成することで、そのキャップ部材を、(強度
が比較的弱くても)すべり性のある樹脂部材により形成
すれば、テーパ同士の摺接抵抗が少なくなり、小さな外
力で担持用ハンドルを突出させることができる。
パにおいて、第1のテーパ角>第2のテーパ角、第1の
テーパ長<第2のテーパ長となるように設定したことを
特徴とする。
けた第2のテーパが外装部材に設けた第1のテーパに対
して、部分的に接触するため、摺接抵抗が少なくなり、
担持用ハンドルのスムーズな突出動作を得ることができ
る。また、両テーパ間の隙間を小さくすることができ、
外観を向上することができる。
内に格納されている状態にて、前記外装部材の外壁面よ
りわずかに外方に突出する突起部を前記担持用ハンドル
の先端部に設けていることを特徴とする。
囲にほとんど隙間が無い状態でも、その突起部に指先を
かけてわずかな外力を作用させることで、操作性よく、
担持用ハンドルを外方に向けて突出させることができ
る。
から外方に向けて突出する際の大きな突出動作を規制す
るための突出規制手段を設けたことを特徴とする。
時等に発生する振動によりハンドルが不用意に大きく突
出してしまうようなトラブルの発生を防止できる。
する画像形成部を備え、前記画像形成部を支持するフレ
ーム部材を有し、前記フレーム部材に装着され先端部を
装置の外壁面に露出し装置本体内に格納可能に設けられ
た担持用ハンドルを備えた画像形成装置において、前記
担持用ハンドルに加えられた外力により、前記担持用ハ
ンドルの一部を、前記装置本体の一部に摺接させること
で、前記外力の方向を、前記担持用ハンドルが、前記装
置本体から外方に向けて突出する方向に変換させて、前
記ハンドルを前記装置本体から突出させるように構成し
たことを特徴とする。
となる画像形成装置に、付勢手段や複雑な機構を付加す
ることなく、わずかな外力を作用させるのみで装置本体
から外方に向けて突出する担持用ハンドルをコスト安に
設けることができ、装置本体の可搬性が向上し、取り扱
いが容易となる。
担持用ハンドルおよびそのハンドルを備えた画像形成装
置について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
構成を示す。この画像形成装置は、外部から伝達された
画像データに応じて、所定のシート(記録用紙)に対し
て多色および単色の画像を形成するものである。同図に
示すように、画像形成装置本体(以下、装置本体Hとい
う)は、露光ユニット1,現像器2,感光体ドラム3,
帯電器5,クリーナユニット4,転写搬送ベルトユニッ
ト8からなる画像形成部H1と,定着ユニット12と、
用紙搬送路S,給紙トレイ10および排紙トレイ15等
を具備している。
像データは、ブラック(K),シアン(C),マゼンタ
(M),イエロー(Y)の各色を用いたカラー画像に応
じたものである。従って、露光ユニット1(1a,1
b,1c,1d),現像器2(2a,2b,2c,2
d),感光体ドラム3(3a,3b,3c,3d),帯
電器5(5a,5b,5c,5d),クリーナユニット
4(4a,4b,4c,3d)は、各色に応じた4種類
の潜像を形成するようにそれぞれ4個ずつ設けられ、そ
れぞれaがブラックに、bがシアンに、cがマゼンタ
に、dがイエローに設定され、4つの画像ステーション
が構成されている。
心部に配置(装着)されており、帯電器5は、感光体ド
ラム3の表面を所定の電位に均一に帯電させるための、
帯電手段であり接触タイプのローラ型やブラシ型の帯電
器のほか図に示すようにチャージャー型の帯電器が用い
られる。露光ユニット1は、発光素子をアレイ状に並べ
た例えばLED書込みヘッドや、図面に記載したレーザ
照射部および反射ミラーを備えた、レーザスキャニング
ユニット(LSU)を用いている。
力される画像データに応じて露光することにより、その
表面に、画像データに応じた静電潜像を形成する機能を
有するものである。現像器2は、それぞれの感光体ドラ
ム上に形成された静電潜像を(K,C,M,Y)のトナ
ーにより顕像化するものである。クリーナユニット4
は、現像・画像転写後における感光体ドラム3上の表面
に残留したトナーを、除去・回収するものである。
写搬送ベルトユニット8は、転写ベルト7,転写ベルト
駆動ローラ,転写ベルトテンションローラ,複数の転写
ベルト従動ローラ,転写ローラ6(6a,6b,6c,
6d)、および転写ベルトクリーニングユニット9を備
えている。転写ベルト駆動ローラ、転写ベルト従動ロー
ラおよび転写ベルトテンションローラは、転写ベルト7
を張架し、矢印B方向に回転駆動させるものである。
の内側のフレーム(図示せず)に回転可能に軸支されて
おり、転写ベルト駆動ローラ,転写ベルト従動ローラお
よび転写ベルトテンションローラとともに、転写ベルト
7を張架している。この転写ローラ6は、感光体ドラム
3のトナー像を、転写ベルト7上に吸着されて搬送され
るシート(記録用紙)に転写するものである。
3に接触するように設けられている、そして、感光体ド
ラム3に形成された各色のトナー像をシート(記録用
紙)に順次重ねて転写することによって、カラーのトナ
ー像(多色トナー像)を形成する機能を有している。こ
の転写ベルトは、厚さ100μm程度のフィルムを用い
て無端状に形成されている。
のトナー像の転写は、転写ベルト7の裏側に接触してい
る転写ローラ6によって行われる。転写ローラ6には、
トナー像を転写するために高電圧(トナーの帯電極性
(−)とは逆極性(+)の高電圧)が印加されている。
転写ローラは、直径8〜10mmの金属(例えばステン
レス)軸をベースとし、その表面は、導電性の弾性材
(例えばEPDM,発泡ウレタン等)により覆われてい
るローラである。この導電性の弾性材により、記録紙
(シート)に対して均一に高電圧を印加することができ
る。
付着したトナーは、記録紙の裏面を汚す原因となるため
に、転写ベルトクリーニングユニット9によって除去・
回収されるように設定されている。
(記録用紙)を蓄積しておくためのトレイであり、画像
形成装置の画像形成部の下側に設けられている。また、
画像形成装置の上部に設けられている排紙トレイ15
は、印刷済みのシートをフェイスダウンで載置するため
のトレイであり、画像形成装置の側部に設けられている
排紙トレイ33は、印刷済みのシートをフェイスアップ
で載置するためのトレイである。
のシートを転写搬送ユニット8や定着ユニット12を経
由させて排紙トレイ15に送るための、Sの字形状の用
紙搬送路Sが設けられている。さらに、給紙トレイ10
から排紙トレイ15および排紙トレイ33までの用紙搬
送路Sの近傍には、ピックアップローラ16,レジスト
ローラ14,定着部12,搬送方向切換えゲート34,
搬送ローラ25等が配されている。
補助するための、小型のローラであり、用紙搬送路Sに
沿って複数設けられている。ピックアップローラは、給
紙トレイ10の端部に備えられ、給紙トレイ10から、
シートを1枚毎に用紙搬送路Sに供給する呼び込みロー
ラである。
34に回転可能に設けられており、直線で示す状態から
破線で示す状態に回動させることにより搬送路Sの途中
からシートを分離し排紙トレイ33にシートを排出でき
るようになっている。破線で示す状態の場合には、シー
トは定着ユニット12と側面カバー35,搬送切換えガ
イド34の間に形成される搬送部S’(用紙搬送路Sの
一部)を通り上部の排紙トレイ15に排出される。
Sを搬送されているシートを一旦保持するものである。
そして、感光体ドラム3上のトナー像をシートに良好に
多重転写できるように、感光体ドラム3の回転にあわせ
て、シートをタイミングよく搬送する機能を有してい
る。
ないレジスト前検知スイッチの出力した検知信号に基づ
いて、各感光体ドラム3上のトナー像の先端をシートに
おける印刷範囲の先端に合わせるように、シートを搬送
するように設定されている。
加圧ローラ32等を備えており、ヒートローラ31およ
び加圧ローラ32は、シートを挟んで回転する。また、
ヒートローラ31は、図示しない温度検出値に基づいて
図示しない制御部によって所定の定着温度となるように
設定されており、加圧ローラ33とともにシートを熱圧
着することにより、シートに転写された多色トナー像を
溶融・混合・圧接し、シートに対して熱定着させる機能
を有している。
搬送ローラ25…によって用紙搬送路Sの反転排紙経路
((3)排紙部)に搬送され、反転された状態で(多色
トナー像を下側に向けて)、排紙トレイ10上に排出さ
れるようになっている。また、ここではカラー画像形成
装置について説明しているが、単一の画像形成ステーシ
ョンを備えた構成のもの(モノクロ画像形成装置)であ
ってもよい。
装置本体Hに付加される給紙デスク装置20は、通常、
シートを収容する給紙トレイを備えており、多種多様の
シート記録材を予め収容しておくことができる。図に示
す給紙デスク装置20は、3つの給紙トレイ20a,2
0b,20cを備えている。
構成になっているが、これに限らず1段構成の背の低い
もの、2段、4段構成等の、購入者の用途や予算などに
応じて複数の種類の中から選択して装着することができ
る。
本体Hを載置すると、装置本体Hのゴム足が、給紙デス
ク装置20の天板に形成した孔部に嵌入して、装置本体
Hが給紙デスク装置20との間にほとんど隙間を発生さ
せることなく密接状態に載置され、画像形成システムが
すっきりした外観を呈する。
スク装置20の上に載置される装置本体Hの両側下部に
は、左右2対の担持用ハンドル(右側に2本、左側に2
本の合計4本)40…が設けられ、必要に応じて、2人
以上で、随時、装置本体Hを両側から担持して移動でき
るようにしている。
は、外観(見栄え、デザイン)を向上させるために、そ
の先端部が装置本体Hのキャビネット表面と面一状態と
なるように装置本体H内に格納され、使用する時に指先
を引っ掛けるための突起部aのみが2mm程度突出した
状態となる(図6参照)。
に、板金材(厚さt1.6mm)からなり、強度を得ら
れるように曲げ加工を施し略U字断面に形成し、手で持
つ部分(把持部)41aは四角筒状の形状として持ちや
すくし、かつ、その先端部には、手を傷つけないよう
に、樹脂製のハンドルキャップ(キャップ部材)42が
嵌め込まれる。
の第2のテーパ(被押出部)43が形成され、かつ、前
面下部には外方に突出する突起部aが形成されている。
また、ハンドルキャップ42近傍のハンドル本体41の
底部には、長孔状のストッパー用孔44が形成され、か
つ、ハンドル本体41の中央部上縁と後部上縁には、そ
れぞれ上方に向けて突出した被掛止部45、46が形成
されている。
が、図3に示すように、本体キャビネット51と本体フ
レーム52を貫通して開設された開口から装置本体H内
に挿入され、そのハンドルキャップ42の先端部を開口
に面一状に露出させた状態として、そのハンドル本体4
1が底フレーム54上に引き出し方向に摺動自在に載置
された状態で格納される。
プ42の先端部と、本体キャビネット51の開口53と
の間の隙間はほとんどなく(1mm以下、実施例では、
0.75mm)、違和感のない良好な外観としている。
また、装置本体Hの側面側のキャビネット外装板と給紙
デスク20の側面側はデザインをよくするために面一状
としている。さらに、装置本体Hと給紙デスク装置20
の境界部にできる隙間も数mmあるいはほとんど隙間が
出来ないようにしている(図6参照)。
パ43が、本体キャビネット51の開口の上部に外向き
に形成された第1のテーパ53に近接状態に対応し、ス
トッパー用孔44が、本体キャビネット51の底フレー
ム54に突設した格納ストッパー55に遊嵌状態に被嵌
している。
中央下部には、担持用ハンドル40の引き出し限度位置
を規制するための引き出しストッパー55が横設され、
格納状態にあるハンドル本体41の被掛止部45、46
の間(一方の被掛止部45の近傍部位)に位置してい
る。
(c)に示すように、上述の第1のテーパ角θ1>第2
のテーパ角θ2、かつ、第1のテーパ長t1<第2のテー
パ長t2となるように設定している。その第1のテーパ
角θ1は30〜45°が好ましく、実施例では38°と
している。また、第2のテーパ角θ2は40〜55°が
好ましく、実施例では45°としている。
べり性の良好な樹脂部材からなるハンドルキャップ42
に形成しているため、第1のテーパ53に対して、摺接
抵抗が少なくなり、良好な突出動作を得られる。すなわ
ち、格納状態にある担持用ハンドル40の突起部aを指
先で上方に押し上げると(図7参照)、第2のテーパ4
3が第1のテーパ53に摺接し、上向きの外力が、担持
用ハンドル40を、装置本体Hから外方に向けて突出さ
せる水平方向に変換され、担持用ハンドル40が装置本
体Hから前方に向けてスムーズに突出する。
ドル40のストッパー用孔44が、本体キャビネット5
1の格納ストッパー56に遊嵌状態に被嵌しているた
め、過大な突出動作が規制される。また、この格納スト
ッパー56により、振動等による不用意な担持用ハンド
ル40の突出が防止される。なお、この格納ストッパー
56を担持用ハンドル40に設け、ストッパー用孔44
を本体キャビネット51の底フレーム54に設けてもよ
い。
の被掛止部46が、装置本体Hの引き出しストッパー5
5に掛止される引き出し限度位置(図5参照)まで引き
出しが可能であり、この引き出し限度位置にある状態
で、把持部41aを掴んで、装置本体Hを持ち上げるこ
とができる。
0が装置本体Hに対して梃子となり、かなりの重量があ
る装置本体H(略60kg)を安定した状態で持ち上げ
ることができる。すなわち、図5に示すように、担持用
ハンドル40の一方の被掛止部45が、本体フレーム5
2の開口縁に掛止され、かつ、他方の被掛止部46が装
置本体Hの引き出しストッパー55に掛止されると共
に、ハンドル本体41の奥側端部が本体キャビネット5
1の底フレーム54に当接し、担持用ハンドル40が3
点で装置本体Hに対して掛止ないしは当接し、強度のあ
る本体フレーム52と底フレーム54に荷重を掛けた状
態で装置本体Hを安定に持ち上げることができる。
わずかな外力(本実施形態では上向け)により、その被
押出部43を装置本体Hのハンドル押出部53に摺接さ
せることで、(付勢手段や複雑な機構を必要とすること
なく、)担持用ハンドル40を外方に向けて突出させる
ことができる。従って、従来のように、担持用ハンドル
を引き出すために、担持用ハンドルの周囲に大きな隙間
や凹みを形成しなくてもよくなり、外観を損なわずに見
栄えを向上させることができる。
り、容易かつ確実に担持用ハンドル40を外方に向けて
突出させることができ、かつ、そのテーパ面同士を摺接
させるための構成は簡易であるため、装置本体Hの外壁
面の近傍に容易に設けることができ、その他のレイアウ
トを制約することがない。
体Hの壁面を有する外装部材(本体キャビネット)51
に設け、第2のテーパ43を、担持用ハンドル40の先
端部に装着されたキャップ部材(ハンドルキャップ)4
2に設けているので、金属材からなる第1のテーパ53
に対して、強度が比較的弱くてもすべり性のある樹脂部
材によりハンドルキャップ42を形成したことで、テー
パ面同士の摺接抵抗を少なくして、小さな外力で担持用
ハンドル40をスムーズに突出させることができる。
ーパ43において、第1のテーパ角θ1>第2のテーパ
角θ2、かつ、第1のテーパ長t1<第2のテーパ長t2
となるように設定しているので、第2のテーパ43が第
1のテーパ53に対して、部分的に接触するため(図4
(b)参照)、摺接抵抗がより一層少なくなり、担持用
ハンドル40のスムーズな突出動作を確保することがで
きる。また、両テーパ角θ1,θ2を等しくした場合(図
4(c))よりも、両テーパ43,53間の外から見た
隙間を小さくすることもでき(図4(b),図6,7参
照)、外観を向上することができる。
担持用ハンドル40を装置本体H内に格納している状態
にて、本体キャビネット51より外方に少し突出した突
起部aを設けているので、担持用ハンドル40の周囲に
ほとんど隙間が無い状態でも、その突起部aに指先をか
けて容易に外力を作用させることができ、操作性よく、
担持用ハンドル40を外方に向けて突出させることがで
きる。
から外方に向けて突出する際の大きな突出動作を規制す
るための突出規制手段として格納ストッパー56を設け
たことで、装置の搬送時や動作時等に発生する振動によ
り担持用ハンドル40が不用意に大きく突出してしまう
ようなトラブルの発生を防止できる。
像形成装置に、付勢手段や複雑な機構を追加することな
く、わずかな外力を作用させるのみで装置本体Hから外
方に向けて突出する担持用ハンドル40をコスト安に設
けることができ、装置本体Hの可搬性が向上し、取り扱
いが容易となる。
1に示すものに限定するのではなく、少なくとも、オプ
ション装置またはその他の台部材等の上に載置される比
較的に重量のある画像形成装置であれば、その形式や構
成の如何を問わず、本発明を適用することができる。
以下の効果を奏する。
り、被押出部をハンドル押出部に摺接させることで(付
勢手段や複雑な機構を必要とすることなく)、担持用ハ
ンドルを外方に向けて突出させることができ、従来のよ
うに、担持用ハンドルを引き出すために、その周囲に大
きな隙間や凹みを形成しなくてもよくなり、外観を損な
うことなく見栄えを向上させることができる。
のテーパ面とを摺接させるので、例えば、上向きの外力
を水平方向に変化させ、容易かつ確実に担持用ハンドル
を外方に向けて突出させることができる。そのテーパ面
同士を摺接させるための構成は簡易であり、装置本体の
外壁面の近傍に容易に設けることができる。
させるためのテーパ部を装置本体の外装部材および担持
用ハンドルの先端部に装着されたキャップ部材に形成す
ることで、テーパ部を、すべり性のある樹脂部材により
形成すれば、小さな外力で担持用ハンドルを外方に向け
て確実に突出させることができる。
かつ、第1のテーパ長<第2のテーパ長となるように設
定するので、担持用ハンドルに設けた第2のテーパが外
装部材に設けた第1のテーパに対して、部分的に接触す
るため、摺接抵抗が少なくなり、担持用ハンドルのスム
ーズな突出動作を得ることができる。また、両テーパ間
の外から見た隙間を小さくすることができ、外観を向上
することができる。
設けているので、担持用ハンドルの周囲にほとんど隙間
が無い状態でも、その突起に指先をかけて外力を作用さ
せることで、操作性よく、担持用ハンドルを外方に向け
て突出させることができる。
搬送時や動作時等に発生する振動によりハンドルが不用
意に大きく突出してしまうようなトラブルの発生を防止
できる。
装置に、付勢手段や複雑な機構を付加することなく、外
力を作用させるのみで装置本体から外方に向けて突出す
る担持用ハンドルをコスト安に設けることができ、装置
本体の可搬性が向上し、取り扱いが容易となる。
明図である。
る状態の断面図である。
断面図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 先端部を装置本体の外壁面に露出した状
態にて前記装置本体内に格納可能に設けられる担持用ハ
ンドルであって、 前記担持用ハンドルには、前記装置本体内に設けたハン
ドル押出部に摺接する被押出部が設けられ、 前記装置本体内に格納されている前記担持用ハンドルに
外力を作用させて、前記被押出部を前記ハンドル押出部
に摺接させると、前記担持用ハンドルが前記装置本体か
ら外方に向けて突出するように構成したことを特徴とす
る担持用ハンドル。 - 【請求項2】 前記ハンドル押出部が、前記装置本体の
外壁面の近傍に設けられた第1のテーパであり、 前記被押出部が、前記ハンドル先端部の露出面近傍に設
けられた第2のテーパであることを特徴とする請求項1
に記載の担持用ハンドル。 - 【請求項3】 前記第1のテーパは、前記装置本体の壁
面を有する外装部材に設けられ、 前記第2のテーパは、前記ハンドルの先端部に装着され
たキャップ部材に設けられていることを特徴とする請求
項2に記載の担持用ハンドル。 - 【請求項4】 前記第1のテーパおよび第2のテーパに
おいて、 第1のテーパ角>第2のテーパ角、第1のテーパ長<第
2のテーパ長となるように設定したことを特徴とする請
求項3に記載の担持用ハンドル。 - 【請求項5】 前記担持用ハンドルが前記装置本体内に
格納されている状態にて、前記外装部材の外壁面よりわ
ずかに外方に突出する突起部を前記担持用ハンドルの先
端部に設けていることを特徴とする請求項1または2に
記載の担持用ハンドル。 - 【請求項6】 前記担持用ハンドルが前記装置本体から
外方に向けて突出する際の大きな突出動作を規制するた
めの突出規制手段を設けたことを特徴とする請求項2ま
たは3に記載の担持用ハンドル。 - 【請求項7】 供給されるシート部材に画像を形成する
画像形成部を備え、前記画像形成部を支持するフレーム
部材を有し、前記フレーム部材に装着され先端部を装置
の外壁面に露出し装置本体内に格納可能に設けられた担
持用ハンドルを備えた画像形成装置において、 前記担持用ハンドルに加えられた外力により、前記担持
用ハンドルの一部を、前記装置本体の一部に摺接させる
ことで、前記外力の方向を、前記担持用ハンドルが、前
記装置本体から外方に向けて突出する方向に変換させ
て、前記ハンドルを前記装置本体から突出させるように
構成したことを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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