JP3703501B2 - 運搬用把手 - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、運搬用把手、特に、事務機器の本体ハウジングから突出可能な運搬用把手に関する。
【0002】
【従来の技術】
複写機等の事務機器を運搬するための運搬用把手が、たとえば、実公昭60−27389号公報に示されている。その運搬用把手は、ケーシングと、ケーシング内に摺動可能に収納された把手本体とを備えている。ケーシングは、本体ハウジングに締結するためのビス孔を有し、ビスにより本体ハウジングに締結される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来の運搬用把手では、事務機器のハウジングに運搬用把手を取り付ける際、ケーシングを所定の取付位置に固定するまでの間、ずれないように手で支えておく必要がある。このため、取り付け作業性が低い。
また、事務機器を搬送する際、事務機器のハウジングに対するケーシング締結部に荷重が集中する。このため、高強度化を図る必要があり、コストが増大する。
【0004】
本発明の目的は、運搬用把手の取り付け作業を容易にし、かつ製造コストを低減することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の運搬用把手は、複写機の下部に設置される複写機台の本体ハウジングの側板上端部に設けられた開口部から突出可能な把手であって、ケースと、把手本体とを備えている。ケースは、板金製部材であり、少なくとも一端に設けられかつ側板の係合孔に仮固定するためのフックと、ハウジングにビス止めするための締結部とを有する。把手本体は、事務機器内に取り付けられ、ケース内に摺動可能に収納され、ケースから突出可能である。そして、フックによる係合、仮固定によって、ケースと係合孔付き側板とが把手本体を囲むように構成されている。また、フックは、把手本体の突出方向を向くよう直角に屈曲する形状に形成されている。
請求項2に記載の運搬用把手は、側板に開口部が設けられた事務機器の本体ハウジングから突出可能な把手であって、ケースと、把手本体とを備えている。ケースは、断面コ字形状の板金製部材であり、コ字形状を構成する3つの面の一端側に突出して設けられかつ側板の係合孔に仮固定するためのフックと、ハウジングにビス止めするための締結部とを有する。把手本体は、ケース内に摺動可能に収納され、ケースから突出可能である。そして、フックによる係合、仮固定によって、ケースの3面と係合孔付き側板とが把手本体を囲むように構成されている。また、フックは、一端側の面の面方向に延びるとともに把手本体の突出方向うを向くよう直角に屈曲するL字形状に形成されている。
請求項3に記載の運搬用把手は、請求項2の運搬用把手において、事務機器の本体ハウジングから突出可能な把手であって、ケースと、把手本体とを備えている。ケースは、本体ハウジングに仮固定するためのフックと、ハウジングにビス止めするための締結部とを有する。把手本体は、ケース内に摺動可能に収納され、ケースから突出可能であるとともに、ケースから突出した状態で事務機器の上下方向に回動可能である。そして、事務機器は、把手本体がケースから突出可能な開口部を有している。また、把手本体は、ケースから突出した状態で開口部に係合可能な係合溝を有している。
請求項4に記載の運搬用把手は、請求項3の運搬用把手において、把手本体は、把手本体の側部から突出するピン状の突出部を有している。ケースは、突出部が当接可能な壁部をさらに有する。
請求項5に記載の運搬用把手は、請求項4の運搬用把手において、突出部は把手本体に取り付けられている。
請求項6に記載の運搬用把手は、請求項3から5のいずれかの運搬用把手において、把手本体は、係合溝より突出方向側の部分に樹脂製の握り部を有している。
請求項7に記載の運搬用把手は、請求項1または2の運搬用把手において、ケースは、断面コ字形状の板金製部材であり、フックと共に本体ハウジングに仮固定するための係合突起をさらに有している。そして、それらフックと係合突起は、把手本体が突出する方向に一直線上に並んで配置されている。
請求項8に記載の運搬用把手は、請求項1または2の運搬用把手において、ケースは、把手本体がケース内に収納される際の退入位置を規制する壁部を有している。
【0006】
【作用】
本発明に係る運搬用把手では、組立時において、フックによりケースを本体ハウジングに仮固定できる。このため、運搬用把手取り付け時の作業性が向上する。また、運搬用把手を用いて運搬する際、事務機器の荷重は締結部のみならずフックにも加わるので、締結部への荷重の集中が軽減される。このため、高強度化の要求が低減され、製造コストが低減される。
【0007】
【実施例】
図1において、本発明の一実施例が採用された複写機1は、複写機本体2と、複写機本体2を下側から支持する複写機台3とを有している。複写機台3は、上下に並べられた複数個の給紙カセット4を有している。給紙カセット4内の用紙は、必要に応じて複写機本体2側に供給される。
【0008】
複写機台3は、概ね箱状の部材であり、その両側板3a,3bの上端部に運搬用把手5を有している。運搬用把手5は、各側板3a,3bの装置奥側及び装置手前側にそれぞれ設けられており、合計で4個設けられている。
運搬用把手5の1つを図2及び図3に示す。この運搬用把手5は、板金製ケース11と、ケース11内に摺動可能に収納された把手本体12とを備えている。ケース11は、複写機台3の側壁面にビス13を用いて固定されており、また把手本体12の先端部が複写機台3に形成された開口14を通じて外方に突出し得るようになっている。
【0009】
ケース11は、複写機台3の内側壁面側に向かい開いた概ねコ字状の断面形状を有しており、その内側壁面側端部には上下方向に延びる1対のブラケット15を有している。また、ブラケット15に隣接して、1対のフック16及び係合突起17を有している。フック16の先端部には、直角方向に屈曲する形状に形成された突片16aが一体に形成されている。
【0010】
さらに、ケース11のフック16側端部には、ケース11内で把手本体12の退入位置を規制するためのストッパー壁18が設けられている。一方、ケース11の開口14側には、開口14とほぼ同一の開口をケース11に形成する程度に延びた別のストッパー壁19が設けられている。前記ブラケット15には、ビス13が螺合する雌ねじ孔20が設けられている。
【0011】
把手本体12は、断面が正方形状の棒状部材であり、その突出側前半部には樹脂製の握り部21が設けられている。また、握り部21よりも奥側において、把手本体12には側方に突出するピン22が取り付けられている。ピン22は、把手本体12を抜き出し方向に移動させたときに、ストッパー壁19に当接することで、把手本体12がケース11から抜け出てしまうのを防止する。
【0012】
ピン22に隣接して、把手本体12の上端面には溝23が形成されている。溝23は、把手本体12の抜き出し姿勢において、複写機台3の開口14部分に係合し得るようになっている。
複写機台3の側壁面において、フック16及び係合突起17に対応する位置にはそれぞれ係合孔31,32が設けられている。係合孔31の位置及び大きさは、図2及び図3に示す固定状態において、係合孔31にフック16の突片16aが係合するように設定されている。
【0013】
次に、上述の実施例の動作を説明する。
まず、運搬用把手5を複写機台3に取り付ける際には、ケース11内に把手本体12を収納した状態で、フック16及び係合突起17を係合孔31,32に挿入し、フック16の突片16aを係合孔31に係合させる。このとき、把手本体12がケース11よりも僅かに突出しているので、把手本体12の先端が側板3aの開口14に嵌合される。これにより、ケース11が複写機台3の側壁面に仮固定されたことになり、ケース11を作業者が手で支えなくても、ケース11を複写機台3の固定位置に保持できる。この状態で、ビス13を複写機台3の外方から雌ねじ20に螺合すれば、容易にケース11を複写機台3の内側壁面に固定できる。
【0014】
運搬用把手5を使用する際には、側板3aから僅かに突出している把手本体12を抜き出す。このとき、ピン22がストッパー壁19に図4のように当接することで、把手本体12の適切な抜き出し姿勢が自動的に得られる。ここでは、溝23が側板3aの開口14に対応している。
この状態で、把手本体12を握り上方に持ち上げると、図5に示すように把手本体12が僅かに上方に回動し、その結果、開口14の上側縁に溝23が係合する。また、把手本体12の奥側下端部がケース11の下側内壁面に当接する。これにより、把手本体12の運搬時の姿勢が確定する。ここでは、開口14に溝23が係合しているので、把手本体12がケース11内に入り込む方向に荷重が付与された場合であっても、把手本体12がケース11内に入り込んでしまうことはない。
【0015】
複写機1の運搬が終了すると、把手本体12を図5の二点鎖線の姿勢から実線の姿勢に戻し、ケース11内に収納する。
なお、複写機1の運搬時においては、ケース11と複写機台3との間の連結部が受ける荷重は、ビス13のみならず、フック16及び係合突起17にも分配されるので、荷重の集中が緩和される。したがって、ビス13として小型で簡易なものを使用でき、コストが低減する。しかも、ケース11として、角パイプではなく板金を用いているので、ケース11の製造コストも低減できる。
【0016】
【発明の効果】
本発明に係る運搬用把手は、事務機器の本体ハウジングに仮固定するためのフックを有するケースを備えているので、取り付け作業が容易になり、また製造コストが低減する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例が採用された複写機の斜視図。
【図2】その運搬用把手部分の一部切欠き側面図。
【図3】その一部切欠き横断面図。
【図4】その一動作状態を示す図3に相当する図。
【図5】その一動作状態を示す図2に相当する図。
【符号の説明】
1 複写機
3 複写機台
5 運搬用把手
11 ケース
12 把手本体
15 ブラケット
16 フック
【産業上の利用分野】
本発明は、運搬用把手、特に、事務機器の本体ハウジングから突出可能な運搬用把手に関する。
【0002】
【従来の技術】
複写機等の事務機器を運搬するための運搬用把手が、たとえば、実公昭60−27389号公報に示されている。その運搬用把手は、ケーシングと、ケーシング内に摺動可能に収納された把手本体とを備えている。ケーシングは、本体ハウジングに締結するためのビス孔を有し、ビスにより本体ハウジングに締結される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来の運搬用把手では、事務機器のハウジングに運搬用把手を取り付ける際、ケーシングを所定の取付位置に固定するまでの間、ずれないように手で支えておく必要がある。このため、取り付け作業性が低い。
また、事務機器を搬送する際、事務機器のハウジングに対するケーシング締結部に荷重が集中する。このため、高強度化を図る必要があり、コストが増大する。
【0004】
本発明の目的は、運搬用把手の取り付け作業を容易にし、かつ製造コストを低減することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の運搬用把手は、複写機の下部に設置される複写機台の本体ハウジングの側板上端部に設けられた開口部から突出可能な把手であって、ケースと、把手本体とを備えている。ケースは、板金製部材であり、少なくとも一端に設けられかつ側板の係合孔に仮固定するためのフックと、ハウジングにビス止めするための締結部とを有する。把手本体は、事務機器内に取り付けられ、ケース内に摺動可能に収納され、ケースから突出可能である。そして、フックによる係合、仮固定によって、ケースと係合孔付き側板とが把手本体を囲むように構成されている。また、フックは、把手本体の突出方向を向くよう直角に屈曲する形状に形成されている。
請求項2に記載の運搬用把手は、側板に開口部が設けられた事務機器の本体ハウジングから突出可能な把手であって、ケースと、把手本体とを備えている。ケースは、断面コ字形状の板金製部材であり、コ字形状を構成する3つの面の一端側に突出して設けられかつ側板の係合孔に仮固定するためのフックと、ハウジングにビス止めするための締結部とを有する。把手本体は、ケース内に摺動可能に収納され、ケースから突出可能である。そして、フックによる係合、仮固定によって、ケースの3面と係合孔付き側板とが把手本体を囲むように構成されている。また、フックは、一端側の面の面方向に延びるとともに把手本体の突出方向うを向くよう直角に屈曲するL字形状に形成されている。
請求項3に記載の運搬用把手は、請求項2の運搬用把手において、事務機器の本体ハウジングから突出可能な把手であって、ケースと、把手本体とを備えている。ケースは、本体ハウジングに仮固定するためのフックと、ハウジングにビス止めするための締結部とを有する。把手本体は、ケース内に摺動可能に収納され、ケースから突出可能であるとともに、ケースから突出した状態で事務機器の上下方向に回動可能である。そして、事務機器は、把手本体がケースから突出可能な開口部を有している。また、把手本体は、ケースから突出した状態で開口部に係合可能な係合溝を有している。
請求項4に記載の運搬用把手は、請求項3の運搬用把手において、把手本体は、把手本体の側部から突出するピン状の突出部を有している。ケースは、突出部が当接可能な壁部をさらに有する。
請求項5に記載の運搬用把手は、請求項4の運搬用把手において、突出部は把手本体に取り付けられている。
請求項6に記載の運搬用把手は、請求項3から5のいずれかの運搬用把手において、把手本体は、係合溝より突出方向側の部分に樹脂製の握り部を有している。
請求項7に記載の運搬用把手は、請求項1または2の運搬用把手において、ケースは、断面コ字形状の板金製部材であり、フックと共に本体ハウジングに仮固定するための係合突起をさらに有している。そして、それらフックと係合突起は、把手本体が突出する方向に一直線上に並んで配置されている。
請求項8に記載の運搬用把手は、請求項1または2の運搬用把手において、ケースは、把手本体がケース内に収納される際の退入位置を規制する壁部を有している。
【0006】
【作用】
本発明に係る運搬用把手では、組立時において、フックによりケースを本体ハウジングに仮固定できる。このため、運搬用把手取り付け時の作業性が向上する。また、運搬用把手を用いて運搬する際、事務機器の荷重は締結部のみならずフックにも加わるので、締結部への荷重の集中が軽減される。このため、高強度化の要求が低減され、製造コストが低減される。
【0007】
【実施例】
図1において、本発明の一実施例が採用された複写機1は、複写機本体2と、複写機本体2を下側から支持する複写機台3とを有している。複写機台3は、上下に並べられた複数個の給紙カセット4を有している。給紙カセット4内の用紙は、必要に応じて複写機本体2側に供給される。
【0008】
複写機台3は、概ね箱状の部材であり、その両側板3a,3bの上端部に運搬用把手5を有している。運搬用把手5は、各側板3a,3bの装置奥側及び装置手前側にそれぞれ設けられており、合計で4個設けられている。
運搬用把手5の1つを図2及び図3に示す。この運搬用把手5は、板金製ケース11と、ケース11内に摺動可能に収納された把手本体12とを備えている。ケース11は、複写機台3の側壁面にビス13を用いて固定されており、また把手本体12の先端部が複写機台3に形成された開口14を通じて外方に突出し得るようになっている。
【0009】
ケース11は、複写機台3の内側壁面側に向かい開いた概ねコ字状の断面形状を有しており、その内側壁面側端部には上下方向に延びる1対のブラケット15を有している。また、ブラケット15に隣接して、1対のフック16及び係合突起17を有している。フック16の先端部には、直角方向に屈曲する形状に形成された突片16aが一体に形成されている。
【0010】
さらに、ケース11のフック16側端部には、ケース11内で把手本体12の退入位置を規制するためのストッパー壁18が設けられている。一方、ケース11の開口14側には、開口14とほぼ同一の開口をケース11に形成する程度に延びた別のストッパー壁19が設けられている。前記ブラケット15には、ビス13が螺合する雌ねじ孔20が設けられている。
【0011】
把手本体12は、断面が正方形状の棒状部材であり、その突出側前半部には樹脂製の握り部21が設けられている。また、握り部21よりも奥側において、把手本体12には側方に突出するピン22が取り付けられている。ピン22は、把手本体12を抜き出し方向に移動させたときに、ストッパー壁19に当接することで、把手本体12がケース11から抜け出てしまうのを防止する。
【0012】
ピン22に隣接して、把手本体12の上端面には溝23が形成されている。溝23は、把手本体12の抜き出し姿勢において、複写機台3の開口14部分に係合し得るようになっている。
複写機台3の側壁面において、フック16及び係合突起17に対応する位置にはそれぞれ係合孔31,32が設けられている。係合孔31の位置及び大きさは、図2及び図3に示す固定状態において、係合孔31にフック16の突片16aが係合するように設定されている。
【0013】
次に、上述の実施例の動作を説明する。
まず、運搬用把手5を複写機台3に取り付ける際には、ケース11内に把手本体12を収納した状態で、フック16及び係合突起17を係合孔31,32に挿入し、フック16の突片16aを係合孔31に係合させる。このとき、把手本体12がケース11よりも僅かに突出しているので、把手本体12の先端が側板3aの開口14に嵌合される。これにより、ケース11が複写機台3の側壁面に仮固定されたことになり、ケース11を作業者が手で支えなくても、ケース11を複写機台3の固定位置に保持できる。この状態で、ビス13を複写機台3の外方から雌ねじ20に螺合すれば、容易にケース11を複写機台3の内側壁面に固定できる。
【0014】
運搬用把手5を使用する際には、側板3aから僅かに突出している把手本体12を抜き出す。このとき、ピン22がストッパー壁19に図4のように当接することで、把手本体12の適切な抜き出し姿勢が自動的に得られる。ここでは、溝23が側板3aの開口14に対応している。
この状態で、把手本体12を握り上方に持ち上げると、図5に示すように把手本体12が僅かに上方に回動し、その結果、開口14の上側縁に溝23が係合する。また、把手本体12の奥側下端部がケース11の下側内壁面に当接する。これにより、把手本体12の運搬時の姿勢が確定する。ここでは、開口14に溝23が係合しているので、把手本体12がケース11内に入り込む方向に荷重が付与された場合であっても、把手本体12がケース11内に入り込んでしまうことはない。
【0015】
複写機1の運搬が終了すると、把手本体12を図5の二点鎖線の姿勢から実線の姿勢に戻し、ケース11内に収納する。
なお、複写機1の運搬時においては、ケース11と複写機台3との間の連結部が受ける荷重は、ビス13のみならず、フック16及び係合突起17にも分配されるので、荷重の集中が緩和される。したがって、ビス13として小型で簡易なものを使用でき、コストが低減する。しかも、ケース11として、角パイプではなく板金を用いているので、ケース11の製造コストも低減できる。
【0016】
【発明の効果】
本発明に係る運搬用把手は、事務機器の本体ハウジングに仮固定するためのフックを有するケースを備えているので、取り付け作業が容易になり、また製造コストが低減する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例が採用された複写機の斜視図。
【図2】その運搬用把手部分の一部切欠き側面図。
【図3】その一部切欠き横断面図。
【図4】その一動作状態を示す図3に相当する図。
【図5】その一動作状態を示す図2に相当する図。
【符号の説明】
1 複写機
3 複写機台
5 運搬用把手
11 ケース
12 把手本体
15 ブラケット
16 フック
Claims (8)
- 複写機の下部に設置される複写機台の本体ハウジングの側板上端部に設けられた開口部から突出可能な運搬用把手であって、
板金製部材であり、少なくとも一端に設けられかつ前記側板の係合孔に仮固定するためのフックと、前記ハウジングにビス止めするための締結部とを有するケースと、
前記ケース内に摺動可能に収納され、前記ケースから突出可能な把手本体とを備え、
前記フックによる係合、仮固定によって、前記ケースと係合孔付き側板とが前記把手本体を囲むように構成され、
前記フックは、前記把手本体の突出方向を向くよう直角に屈曲する形状に形成されている、
運搬用把手。 - 側板に開口部が設けられた事務機器の本体ハウジングから突出可能な運搬用把手であって、
断面コ字形状の板金製部材であり、前記コ字形状を構成する3つの面の一端側に突出して設けられかつ前記側板の前記係合孔に仮固定するためのフックと、前記ハウジングにビス止めするための締結部とを有するケースと、
前記ケース内に摺動可能に収納され、前記ケースから突出可能な把手本体とを備え、
前記フックによる係合、仮固定によって、前記ケースの3面と係合孔付き側板とが前記把手本体を囲むように構成され、
前記フックは、前記一端側の面の面方向に延びるとともに前記把手本体の突出方向を向くよう直角に屈曲するL字形状に形成されている、
運搬用把手。 - 事務機器の本体ハウジングから突出可能な運搬用把手であって、
前記本体ハウジングに仮固定するためのフックと、前記ハウジングにビス止めするための締結部とを有するケースと、
前記ケース内に摺動可能に収納され、前記ケースから突出可能であるとともに、前記ケースから突出した状態で前記事務機器の上下方向に回動可能である把手本体とを備え、
前記事務機器は、前記把手本体が前記ケースから突出可能な開口部を有し、
前記把手本体は、前記ケースから突出した状態で前記開口部に係合可能な係合溝を有している、
請求項2に記載の運搬用把手。 - 前記把手本体は、前記把手本体の側部から突出するピン状の突出部を有し、
前記ケースは、前記突出部が当接可能な壁部をさらに有する、
請求項3に記載の運搬用把手。 - 前記突出部は前記把手本体に取り付けられている、請求項4に記載の運搬用把手。
- 前記把手本体は、前記係合溝より突出方向側の部分に樹脂製の握り部を有している、請求項3から5のいずれかに記載の運搬用把手。
- 前記ケースは、断面コ字形状の板金製部材であり、前記フックと共に前記ハウジングに仮固定するための係合突起をさらに有し、
それらフックと係合突起は、前記把手本体が突出する方向に一直線上に並んで配置されている、
請求項1または2に記載の運搬用把手。 - 前記ケースは、前記把手本体が前記ケース内に収納される際の退入位置を規制する壁部を有している、請求項1または2に記載の運搬用把手。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP00913493A JP3703501B2 (ja) | 1993-01-22 | 1993-01-22 | 運搬用把手 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP00913493A JP3703501B2 (ja) | 1993-01-22 | 1993-01-22 | 運搬用把手 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06222626A JPH06222626A (ja) | 1994-08-12 |
| JP3703501B2 true JP3703501B2 (ja) | 2005-10-05 |
Family
ID=11712161
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP00913493A Expired - Fee Related JP3703501B2 (ja) | 1993-01-22 | 1993-01-22 | 運搬用把手 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3703501B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3789826B2 (ja) * | 2002-01-31 | 2006-06-28 | シャープ株式会社 | 担持用ハンドルおよびそのハンドルを備えた画像形成装置 |
| JP5526749B2 (ja) * | 2009-12-09 | 2014-06-18 | 村田機械株式会社 | 画像形成装置 |
| JP7494002B2 (ja) * | 2020-05-15 | 2024-06-03 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置 |
-
1993
- 1993-01-22 JP JP00913493A patent/JP3703501B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06222626A (ja) | 1994-08-12 |
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