JPS5821294Y2 - 配線器具の取付け枠 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は配線器具の取付は枠に係り、例えばコンセント
、スイッチなどの配線器具を造営物の壁面などに取付け
る複数の取付は枠の位置決め構造に関する。

〔考案の技術的背景とその問題点〕 従来のこの種壁面などに直接取付ける配線器具の取付は
枠は、複数並列に取付ける場合互いに位置決めができず
、互いに位置ずれして外観性を損い易り、昔た特に複数
の取付は枠に一つの化粧プレートを取付ける場合に化粧
プレートが取付は枠に合わず、化粧プレートの取付けが
できなくなる欠点を有している。

〔考案の目的〕

本考案は上記欠点に鑑みなされたもので、取付は枠本体
に形成した補強縁に係合する位置決め突起を形成し、複
数の配線器具取付は枠を外観性よく位置決めして取付け
ることができる配線器具の取付は枠を提供するものであ
る。

〔考案の概要〕

本考案は配線器具取付は部と、長手方向の両側縁からそ
れぞれ同一方向にほぼ直角に起立する第１ネーよび第２
の補強縁と、上記第１の補強縁の少なくとも下端に隣接
して形成された切欠き係合部と、この切欠き係合部に対
向して第２の補強縁に隣接しかつこの第２の補強縁より
側方に突出するとともに先端が第２の延出方向に屈曲し
た位置決め突起とを具備し、隣接された一方の取付は枠
の第１の補強縁側の切欠き係合部に他方の取付は枠の第
２の補強縁側の位置決め突起を係合することにより複数
の取付は枠が位置決めされて取付けることができるよう
にしたものである。

〔考案の実施例〕

次に本考案の一実施例の構成を図面について説明する。

１は配線器具取付は枠で、この取付は枠１は例えば金属
板製で長方形状をなし、長手方向の中間部に配線器具取
付は部を有する。

この取付は部は例えば取付は孔３と、この取付は孔３の
両側辺の隣接位置に相対向して突設した複数個の係合突
部４．５と、この−側の係合突部４の外側に設けたほぼ
Ｔ字状のかしめ操作部６と、その周囲に穿設したかしめ
操作孔７とから構成することができる。

また、上記取付は枠１に取付けられるスイッチ、コンセ
ントなどの配線器具は周知にして慣用されているもので
、一般に段部を有し、この段部の前側に前記係合突部４
，５に係合される係合凹部が形成されてかり、その取付
けは前記取付は孔３の係合突部４，５間にネ・いて背面
側より嵌合されて上記段部が取付は孔３の背面に当設さ
れ、次に前記取付は枠１の一側のかしめ操作孔７内にド
ライバーなどを挿入してかしめ操作部６を押動し、方何
の係合突部４をその両側にネ・ける接続片８を変形する
ことによって、一方何の係合突部４が配線器具の係合凹
部に係合するとともに、他方側の係合突部５も配線器具
の係合凹部に係合され、配線器具は取付は枠１に固着さ
れる。

また前記取付は枠１の長手方向の−ｆｉｌｌ縁からほぼ
直角に起立する第１の補強縁９が例えば前方に向って形
成され、この第１の補強縁９の少なくとも一端要すれば
両端に隣接して切欠き係合部１１が形成されている。

またこの取付は枠１の他側縁には第１の補強縁９と同一
方向にほぼ直角に起立する第２の補強縁１０が形成され
ている。

この第２の補強縁１０に隣接して上記切欠き係合部１１
に対向する位置決め突起１２が形成される。

この位置決め突起１２は第２の補強縁１０より側方に突
出するとともに先端が第２の補強縁１０の延出方向に傾
斜して屈曲している。

また前記取付は枠１の取付は孔３の両端部近傍にこの取
付は枠１を造営物の壁面などの取付は面に固着する取付
は孔１３が例えが楕円及礼状に形成されている。

なお前記取付は枠１の両端には前方に向って膨出した化
粧プレート取付は部１４が形成され、この化粧プレート
取付は部１４にねじ孔１５が形成されている。

！たこの化粧プレート取付は部１４の外端部には切欠き
凹部１６がそれぞれ形成され、この切欠き凹部１６に位
置して略直角状に背面側に向って係止孔１７が形成され
ている。

次にこの実施例の作用について説明する。

配線器具取付は枠１の取付は孔３に配線器具を取付けて
から取付は孔１３に挿通したねじにて固着する。

次いで、取付は面に固着された取付は枠１に隣接して他
の取付は枠１を第１図鎖線で示すように側縁９，１０が
接触されるように取付は面に当接する。

このとき、一方の取付は枠１の位置決め突起１２が他方
の取付は枠１′の第１の補強縁９′の端面に当接されて
互いに隣接された取付は枠１，１′は揃えられ、この状
態で各取付は枠１，１′をねじにて取付は面に固着する
。

なお前記実施例では第２図に示すように位置決め突起１
２を傾斜状に折曲した構造について説明したが、第３図
に示すように段状に屈曲して前側に向って位置決め突起
１２ａを形成することもできる。

また前記実施例では取付は枠１の両端にそれぞれ係合部
１１と位置決め突起１２を形成した構造について説明し
たが、いずれか一方のみでもよい。

本考案によれば配線器具取付は枠の第２の補強縁の一端
に隣接して位置決め突起を補強縁と同一方向に折曲しか
つ補強縁より先端が側方に突出するように形成したので
、複数の配線器具取付は枠を並列に取付ける場合に互い
に第１の補強縁と位置決め突起とによって位置決めされ
、係合が確実で整然と揃って取付けられるため、外観性
が向上され、特に複数の取付は枠に一つの化粧プレート
を取付ける場合にも確実に取付けることができ、部品点
数も増加することがなく、構造も簡単で、安価に得られ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例を示す配線器具取付は枠の斜
視図、第２図は同上位置決め突起部の断面図、第３図は
他の実施例を示す配線器具取付は枠の位置決め突起部の
断面図である。 １・・・・・・配線器具取付は枠、３・・・・・・配線
器具取付は部となる取付は孔、９・・・・・・第１の補
強縁、１０・・・・・・第２の補強縁、１１・・・・・
・切欠き係合部、１２・・・・・・位置決め突起。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 配線器具取付は部と、長手方向の→ｌ縁からほぼ直角に
   起立する第１の補強縁と、上記補強縁の少なくとも一端
   に隣接して形成された切欠き係合部と、長手方向の他側
   縁から上記第１の補強縁とほぼ直角に起立する第２の補
   強縁と、上記切欠き保合部に対句して第２の補強縁に隣
   接しかつこの第２の補強縁より側方に突出するとともに
   先端が第２の補強縁の延出方向に屈曲した位置決め突起
   とを具備したことを特徴とする配線器具の取付は枠。