JPH0519987Y2 - - Google Patents

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JPH0519987Y2
JPH0519987Y2 JP3418388U JP3418388U JPH0519987Y2 JP H0519987 Y2 JPH0519987 Y2 JP H0519987Y2 JP 3418388 U JP3418388 U JP 3418388U JP 3418388 U JP3418388 U JP 3418388U JP H0519987 Y2 JPH0519987 Y2 JP H0519987Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、コンデンサ等の電気機器に具備さ
れる取付部構造に関する。
(従来の技術) 第8図に示した従来の取付部は、コンデンサ等
の電気機器の外箱1の下面及び背面がそれぞれ第
1取付面2及び第2取付面3とされている。第1
取付面2に具備された凹所4の片側に溝部5,5
が設けられていると共に、凹所4の他側の第1取
付面2に形成されたガイド溝6に爪部7を有する
可動体8が、スライド自在に保持される構成にな
つており、上記ガイド溝6に保持された可動体8
は、その両側に延びる弾性腕9,9が上記凹所4
の片側の係合壁10,10と凹所4の内面に設け
られた突起11,11との間に位置決めされる構
成になつている。そして、第1取付面2の片側の
二個所には取付ねじ挿通穴12,12が開設され
ている。また、第2取付面3の片側と他側にもそ
れぞれ取付ねじ挿通穴13,13が開設されてい
る。なお、第1取付面2及び第2取付面3の開口
はブラケツト14,15に開設されているもので
ある。この種の取付部構造は例えば特開昭62−
86799号公報、特開昭62−86800号公報等で開示さ
れている。
このような取付部において、上記突起11は第
9図のように、凹所4の内面に対して直角に立ち
上がつた係合面16を備え、この係合面16が上
記可動体8の弾性腕9に係止してガイド溝6から
の可動体8の抜け落ちを防いでいる。また、可動
体8は、その両側に形成された段付状の突条1
7,17がガイド溝6の両側に形成された凹条1
8,18に嵌め込まれている。
このような取付部を有する電気機器1の第1取
付面2をレール19に取り付ける場合には、レー
ル19の一端縁を溝部5,5に嵌合させてレール
19を凹所4に嵌め込み、同時に係合壁10,1
0に当接している弾性腕9,9の弾性を利用して
可動体8の爪部7をレール19の他端縁に係合さ
せればよく、取付状態では弾性腕9,9の復元力
によつて可動体8が溝部4と共働してレール19
を弾性的に挟持する。取付ねじを用いる場合は、
取付ねじ挿通穴12,12に挿通させた取付ねじ
を取付板等に締めつける。
また、第2取付面3を取付板等に取り付ける場
合は、その取付ねじ挿通穴13,13に挿通させ
た取付ねじを取付板等に締めつける。
(考案が解決しようとする問題点) 従来の電気機器の第1取付面2を取付ねじを用
いて取付板等に取り付けた場合、取付ねじによる
締付個所が取付面2の片側の二個所だけになり、
取付状態が不安定になる心配がある。そこで、第
1取付面2の他側から外側へ突出するブラケツト
を設け、このブラケツトに形成した取付ねじ挿通
穴に挿通した取付ねじを締め付けるようにする
と、第1取付面2が片側と他側とでそれぞれ取付
板等に固定されるため、取付状態が安定する。
ところが、そのようにすると、そのブラケツト
が第2取付面3から突出するため、第2取付面3
を取付板等に取り付けることができなくなるとい
う問題があつた。
この考案は以上の事情に鑑みてなされたもの
で、上記可動体を取付ねじの締め付けに利用する
と共に、この可動体を第2取付面から突出する位
置と突出しない位置とに必要に応じて位置決めで
きるようにすることによつて、第1取付面を取付
ねじを用いて安定した状態に取り付けることがで
き、それにもかわわらず第2取付面の取り付けに
際して不都合を生じない電気機器の取付部構造を
提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) この考案の電気機器の取付部構造は、レールが
嵌め込まれる凹所を備えた第1取付面と、この第
1取付面に交差する第2取付面とを備え、上記凹
所の片側に上記レールの一端縁が嵌合される溝部
が設けられ、さらに上記凹所に嵌め込まれたレー
ルの他端縁に係合した状態でこのレールを上記溝
部と共働して弾性的に挟持する可動体が上記第1
取付面に保持され、上記凹所の内面と上記可動体
との間に可動体でレールを挟持する第1位置で位
置決めする機構とこの第1位置よりも内方の第2
位置で位置決めする機構とが設けられていると共
に、上記可動体はその後部がさらに後方へ延出さ
れ、その延出部分は、可動体が上記第1位置に位
置決めされているときには上記第2取付面の外側
へ突出し、可動体が上記第2位置に位置決めされ
ているときには上記第2取付面の外側へ突出しな
い長さに設定されている。
(作用) この構成によれば、可動体を第1位置に位置決
めしておくと、取付面の片側に開設された取付ね
じ挿通穴と、取付面の他側に突出する可動体の延
出部分に開設された取付ねじ挿通穴とに挿通した
取付ねじを締め付けることによつて電気機器を取
付板等に取り付けることができ、取付状態が安定
する。また、可動体を第2位置に位置決めしてお
くと、可動体が第2取付面の外側へ突出しないた
め、第2取付面を取り付けることが可能になる。
(実施例) 第1図はこの考案の実施例による取付部構造を
有する電気機器の分解斜視図で、電気機器の外箱
20の下面及び下面に交差する背面がそれぞれ第
1取付面21及び第2取付面22とされている。
第1取付面21は、第8図で説明した取付面2に
相当するもので、レール19が嵌め込まれる凹所
23を備え、この凹所23の片側の二個所に溝部
24,24が設けられている。また、凹所23の
他側の第1取付面21にガイド溝25が形成され
ている。可動体26は、先端に爪部27を有する
点及び両側に延びる弾性腕28,28を有する点
で従来と同様であるが、後部が従来のものよりも
さらに後方へ延出されており、その延出部分29
に取付ねじ挿通穴30が開設されている点で異な
る。また、この可動体26の両端縁には段付状の
突条31,31が設けられ、これらの突条31,
31が上記ガイド溝25の両側に形成された凹条
32,32に嵌め込まれる。
上記凹所23の内面にはこの凹所23の幅方向
の二個所に二つづつの突起33,34が設けられ
ている。これらの突起33,34はいずれも、ガ
イド溝25に保持された可動体26の弾性腕2
8,28に対向して、ガイド溝25から可動体2
6の抜け落ちを防ぐ機能を有する。そして、上記
弾性腕28,28が第4図及び第5図のように凹
所23の他側の係合壁35,35と、この係合壁
35,35に近い側の突起33,33の間(以
下、第1位置という。)に位置決めされていると
きには上記延出部分29が第2取付面22の外側
へ突出され、これに対して上記弾性腕28,28
が第2図のように、他の突起34,34に当接し
た位置(以下、第2位置という。)に位置決めさ
れているときには、上記延出部分29が第2取付
面22の外側へ突出しないように、上記延出部分
29の長さが定められている。また、第6図及び
第7図に示すように上記係合壁35に近い側の突
起33は、上記弾性腕28との係合面33aがな
だらかな湾曲面となつており、他の突起34は、
上記弾性腕28との係合面34aが凹所23の内
面に対して直角に立ち上げられている。
また、第1取付面21の片側の二個所には従来
と同様に取付ねじ挿通穴36,36が開設されて
いる。この取付ねじ挿通穴36,36と図例のよ
うに外箱20に突設されたブラケツト37,37
に開設されていても、外箱20自体を貫通する状
態で開設されていてもよい。さらに第2取付面2
2の片側と他側にも取付ねじ挿通穴38,39が
開設されている。この取付ねじ挿通穴38,39
も図例のように外箱20に突設されたブラケツト
40,41に開設されていても、外箱20自体を
貫通する状態で開設されていてもよい。
次に作用を説明する。
可動体26を第1位置に位置決めした状態で、
レール19の一端縁を溝部24,24に嵌合させ
て、第5図のようにレール19を凹所23に嵌め
込み、同時に係合壁35,35に当接している弾
性腕28,28の弾性を利用して、可動体26の
爪部27をレール19の他端縁に係合させると、
従来と同様に弾性腕28,28の復元力によつて
可動体26が溝部24,24と共働してレール1
9を弾性的に挟持する。従つて、従来と同等の取
付安定性が確保される。なお、レール19は配電
板等の取付板(不図示)に固定されている。
レール19を用いずに第1取付面21を取り付
ける場合は、第4図のように可動体26を第1位
置に位置決めした状態で、第2取付面22の外側
へ突出している可動体26の延出部分29の取付
ねじ挿通穴30と、第1取付面21の片側の二個
所に開設されている取付ねじ挿通穴36,36の
それぞれに取付ねじ51,52,53を差し込
み、これらの取付ねじ51,52,53を取付板
に締め付ける。このようにすると、第1取付面2
1の片側の二個所と他側の一個所が取付板に固定
されるため、片側の二個所だけを固定できるだけ
であつた第8図のものに比べて取付状態が安定す
る。
また、第2図及び第3図のように可動体26を
第2M位置に位置決めすると、可動体26の延出
部分29が第2取付面22の内方へ退入されるた
め、第2取付面22を取付板42に押し当てた状
態で取り付けることができる。可動体26を第1
位置から第2位置へ押し込む場合、突起33の係
合面33aがなだらかな湾曲面となつているた
め、弾性腕28がそのときの押込力によつて比較
的容易に突起33を乗り越えて第2位置へ押し込
まれる。そして、第2位置では弾性腕28が凹所
23の内面に対して直角に立ち上げられた突起3
4の係合面34aに係合するため、弾性腕28が
容易にその突起34を乗り越えられなくなり、振
動等が加わっても可動体26が脱落しにくい。な
お、第2図において、54,55は取付ねじであ
る。
(考案の効果) この考案によれば、第1取付面レールを利用し
て取り付けられることは勿論、取付ねじを用いて
取り付けた場合も取付状態が安定する。それにも
かかわらず、第2取付面を何ら不都合なく取り付
けることができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例による取付構造を有
する電気機器の分解斜視図、第2図は第2取付面
を取り付けた状態を示す説明図、第3図は第2図
の−線に沿う拡大断面図、第4図は第1取付
面を取付ねじを用いて取り付けた状態を示す説明
図、第5図は第1取付面をレールを用いて取り付
けた状態を示す説明図、第6図及び第7図は突起
と可動体の一部を破断して示す拡大側面図、第8
図は従来例の分解斜視図、第9図は従来例の一部
を破断して示す拡大側面図である。 19……レール、21……第1取付面、22…
…第2取付面、23……凹所、24……溝部、2
6……可動体、29……延出部分、33……突起
(可動体を第1位置で位置決めする機構の一例)、
34……突起(可動体を第2位置で位置決めする
機構の一例)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. レールが嵌め込まれる凹所を備えた第1取付面
    と、この第1取付面に交差する第2取付面とを備
    え、上記凹所の片側に上記レールの一端縁が嵌合
    される溝部が設けられ、さらに上記凹所に嵌め込
    まれたレールの他端縁に係合した状態でこのレー
    ルを上記溝部と共働して弾性的に挟持する可動体
    が上記第1取付面に保持され、上記凹所の内面と
    上記可動体との間に可動体でレールを挟持する第
    1位置で位置決めする機構と、この第1位置より
    も内方の第2位置で位置決めする機構とが設けら
    れていると共に、上記可動体はその後部がされに
    後方へ延出され、その延出部分は、可動体が上記
    第1位置に位置決めされているときには上記第2
    取付面の外側へ突出し、可動体が上記第2位置に
    位置決めされているときには上記第2取付面の外
    側へ突出しない長さに設定されていることを特徴
    とする電気機器の取付部構造。
JP3418388U 1988-03-14 1988-03-14 Expired - Lifetime JPH0519987Y2 (ja)

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JP3418388U JPH0519987Y2 (ja) 1988-03-14 1988-03-14

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JP3418388U JPH0519987Y2 (ja) 1988-03-14 1988-03-14

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JPH01137589U JPH01137589U (ja) 1989-09-20
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JP4844911B1 (ja) * 2011-02-17 2011-12-28 株式会社安川電機 Dinレール取付型機器
EP2869678B1 (en) * 2012-04-27 2019-06-26 Idec Corporation Electrical device mounting structure
JP5730811B2 (ja) * 2012-04-27 2015-06-10 Idec株式会社 電気機器の取付構造
DE202014004926U1 (de) * 2014-06-13 2015-09-15 Wago Verwaltungsgesellschaft Mbh Anlagenmodul mit Befestigungen

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