JP2009058644A - 画像形成装置 - Google Patents

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正吾 佐藤
Keiichiro Egami
恵一郎 江上
Yosuke Mase
陽介 間瀬
Yusuke Nakata
佑輔 中田
Kayo Hasui
香代 蓮井
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Abstract

【課題】操作性の向上を図ることができる画像形成装置を提供すること。
【解決手段】筐体2において、第1筐体3の第1前側面15(略垂直面)と第2筐体4の第2上面67(略水平面)とは、傾斜面95によって連結されており、この傾斜面95において、排出口71の下方には、操作パネル90が配置されている。そのため、ユーザは、真上から覗き込まなくても操作パネル90の表示画面92を容易に視認することができ、さらに、操作パネル90の表示画面92を見るために傾斜面95に視線を向けることで第1前側面15と第2上面67とを一緒に見ることができるので、プリンタ1の状態を広範囲に亘って把握することができる。また、操作パネル90は、傾斜面95よりも水平面96に近付く方向に沿って傾斜しているので、操作パネル90を上方から操作しやすい。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
たとえば、特許文献1に記載の画像形成装置は、画像形成部としてのプリンター部の上部に画像読取部としてのスキャナー部が配置され、プリンター部とスキャナー部との間に排紙積載空間部が形成された、いわゆる胴内排紙タイプの複合機である。
特開2005−258025号公報
特許文献1に記載の画像形成装置では、スキャナー部の上面が略水平面であり、その端部に操作パネルが配設されている。そのため、ユーザは、操作パネルを真上から覗き込まなければ操作パネルの表示を明確に視認することができず、この場合、操作性の向上を図ることができないおそれがある。
そこで、本発明の目的は、操作性の向上を図ることができる画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、画像形成装置であって、記録媒体に画像を形成するための画像形成部と、前記画像形成部の上方に設けられ、前記画像形成部で画像が形成された記録媒体が排出される排出部と、前記排出部の上方に設けられ、原稿の画像情報を読み取り可能な画像読取部とを備え、前記排出部に連通する排出口が形成された筐体と、少なくとも前記画像形成部および前記画像読取部のいずれかの動作状況を表示する表示部を含み、少なくとも前記画像形成部および前記画像読取部のいずれかを操作するための操作部とを備え、前記筐体の前記排出口側の側面は略垂直面を含み、前記筐体の上面は略水平面を含み、前記筐体には、前記略垂直面と前記略水平面とに対して交差する方向に沿って傾斜し、前記略垂直面と前記略水平面とを連結する傾斜面が設けられ、前記排出口は、前記傾斜面に形成され、前記操作部は、前記傾斜面における前記排出口の下方において、前記傾斜面よりも水平面に近付く方向に沿って傾斜していることを特徴としている。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記画像読取部は、原稿が載置される原稿台と、前記原稿台に載置された原稿の画像情報を移動することによって読み取る走査部とを備え、前記走査部の移動方向と、記録媒体の前記排出部への排出方向とは、上下方向において同一面に投影したときに直交していることを特徴としている。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、水平面に対する前記傾斜面の傾斜角度は、40°以上50°以下であり、水平面に対する前記操作部の傾斜角度は、0°より大きく40°未満であることを特徴としている。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の発明において、前記排出口は、全周に亘って前記傾斜面に囲まれていることを特徴としている。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の発明において、前記筐体は、前記画像形成部を備える第1筐体と、前記第1筐体の上方において前記第1筐体の上面を開閉可能に被覆し、前記排出部と前記画像読取部とを備える第2筐体とを備えていることを特徴としている。
また、請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、前記画像形成部は、前記第1筐体内において略水平方向に沿って並列配置され、静電潜像が形成される複数の像担持体を備えていることを特徴としている。
また、請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の発明において、前記第2筐体には、前記像担持体を露光させて前記静電潜像を形成するためのLED素子が取り付けられていることを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、この画像形成装置は、上から順に、画像読取部、排出部、画像形成部が配置される、いわゆる胴内排紙タイプの画像形成装置である。ここで、排出部に連通する排出口にアクセスすることによって、排出部に排出された記録媒体を取り出すことができる。
そして、筐体において、側面の略垂直面と上面の略水平面とは、傾斜面によって連結されており、この傾斜面において、排出口の下方には、操作部が配置されている。そのため、ユーザは、真上から覗き込まなくても操作部の表示部を容易に視認することができ、さらに、操作部の表示部を見るために傾斜面に視線を向けることで筐体の上面と側面とを一緒に見ることができるので、画像形成装置の状態を広範囲に亘って把握することができる。また、操作部は、傾斜面よりも水平面に近付く方向に沿って傾斜しているので、操作部を上方から操作しやすい。
これらの結果、操作部の表示部が視認しやすく、かつ、操作部が操作しやすくなるので、操作性の向上を図ることができる。
請求項2に記載の発明によれば、画像読取部の走査部の移動方向と、記録媒体の排出部への排出方向とは、上下方向において同一面に投影したときに直交している。これにより、ユーザは、筐体に対して排出口側に位置する場合において、原稿を、その長手方向が走査部の移動方向に沿うように、原稿台に載置することができる。つまり、ユーザは、原稿を、その長手方向両端側から両手で掴むことによって安定した状態で保持し、原稿台に正確に載置することができる。
請求項3に記載の発明によれば、水平面に対する傾斜面の傾斜角度は、40°以上50°以下である。この傾斜角度が40°未満であれば、筐体が上下方向に扁平となりやすい。その場合、筐体内の部品、特に排出部が上下方向に狭くなるおそれがある。そして、第2筐体の上面側が水平方向に狭くなるので、筐体において上面側に配置される画像読取部、特に原稿台の配置が困難となるおそれがある。一方、傾斜角度が50°より大きければ、水平面に対する傾斜面の傾斜が急になるので、傾斜面がユーザに圧迫感を与え、傾斜面における画像形成装置の見映えが悪い。つまり、傾斜面の傾斜角度を40°以上50°以下とすることによって、排出部の上下方向寸法を確保し、かつ、原稿台を確実に配置しつつ、傾斜面における画像形成装置の見映えの向上を図ることができる。
また、水平面に対する操作部の傾斜角度は、0°より大きく40°未満である。この傾斜角度が0°であれば、表示部が見難くなる。一方、傾斜角度が40°以上であれば、水平面に対する操作部の傾斜が急になるので、操作部の操作が困難になる。つまり、操作部の傾斜角度を0°より大きく40°未満とすることによって、表示部の良好な視認性と操作部の良好な操作性とを同時に確保することができる。
請求項4に記載の発明によれば、傾斜面に形成された排出口は、全周に亘って傾斜面に囲まれているので、これ以外の場合、つまり、排出口が傾斜面の端縁に重なるように形成される場合に比べて、傾斜面において排出口の見映えが良く、排出口で排紙状況を容易に把握することができる。
請求項5に記載の発明によれば、筐体は、第1筐体と第2筐体とに分割されている。ここで、第2筐体は、画像読取部とともに排出部も備えているので、第2筐体を開いて移動させると排出部も一緒に移動させることができ、第1筐体の上面を容易に開放して第1筐体内の部品を円滑に交換することができる。
請求項6に記載の発明によれば、この画像形成装置は、複数の像担持体が略水平方向に沿って並列配置されることによって略水平方向に長手となる。しかし、筐体の側面の略垂直面と上面の略水平面とを連結する傾斜面によって画像形成装置の上側端部が切欠かれるので、画像形成装置の小型化を図ることができる。
請求項7に記載の発明によれば、第2筐体に取り付けられたLED素子は、比較的小型なので、画像形成装置の小型化を図ることができる。
1.プリンタの全体構成
図1は、本発明の画像形成装置の一例としてのプリンタを前側上方から見た左側斜視図であって、第2筐体が閉位置にある状態を示す。図2は、図1に示すプリンタの左側断面図である。図3は、図2において、第2筐体が開位置にある状態を示す。
なお、以下の説明において、プリンタにおける前後方向、上下方向、および、左右方向(幅方向)は、各図に示す方向矢印に沿うものとする。また、略水平方向には、前後方向および左右方向が含まれ、略垂直方向には、上下方向が含まれる。
このプリンタ1は、図1に示すように、前後方向に長手の略直方体形状、詳しくは、左側面視において略ホームベース形状の筐体2を備えている。筐体2内には、後述する画像形成部10および画像読取部11(図2参照)が備えられており、このプリンタ1は、いわゆる複合機である。
筐体2は、下側の第1筐体3と、上側の第2筐体4とに分割されている。後述するように、第2筐体4は、第1筐体3に対して回動することによって、第1筐体3の上面(後述する第1上面21)を開閉するが、以下では、特に言及がない限り、第2筐体4が第1上面21を閉じた位置(閉位置)にあることを前提として説明する。
(1)第1筐体
(1−1)第1筐体の形状
第1筐体3は、前後方向において長手かつ上下方向においてやや薄い中空の略直方体形状である。
詳しくは、第1筐体3において、前側壁(第1前側壁5という。)、後側壁(第1後側壁6という。)、右側壁(第1右側壁7という。)、および、左側壁(第1左側壁8という。)は、略垂直に延びており、各側壁の外側面も略垂直に延びている。
第1前側壁5は、略垂直に延びる垂直部12と、垂直部12の上端から連続して斜め後側上方(以下では傾斜方向という。)へ傾斜して延びる傾斜部13とを一体的に備えている。垂直部12は、正面視において幅方向に長手の矩形状である。垂直部12の外(前)側面(筐体2の側面の一例としての第1前側面15という。)は、垂直部12と同様に略垂直に延びる略垂直面である。垂直部12の略中央には、幅方向に長手であり、垂直部12を前後方向に貫通するスリット(手差しスリット14という。)が形成されている。傾斜部13は、垂直部12と同じ幅方向寸法を有する矩形状であり、垂直部12に対して幅方向の全てに亘って連続している。傾斜部13の外(前)側面(第1傾斜面16という。)は、傾斜部13と同様に傾斜方向ヘ傾斜している。第1前側壁5の幅方向端面(第1端面17という。)は、垂直部12および傾斜部13の両方に連続して設けられており、第1前側面15および第1傾斜面16の幅方向端縁から連続して後方へ延びている。第1端面17は、第1前側面15および第1傾斜面16のそれぞれに対して略直交する方向に延びている。第1端面17の上端の後端縁は、傾斜部13の上端部の後側端面の幅方向端縁をなし、略垂直方向に延びている。ここで、傾斜部13の上端部の後側端面は、全域に亘って略垂直に延びている。
第1傾斜面16には、操作部の一例としての操作パネル90が設けられている。操作パネル90には、複数のボタン91と、表示部の一例としての、たとえば液晶の表示画面92とが幅方向に並んで設けられている。ユーザは、ボタン91を操作することによってプリンタ1(少なくとも画像形成部10および画像読取部11のいずれか)の運転動作を制御でき、その運転状況は、表示画面92に表示され、ユーザによって視認される。操作パネル90は、上述した傾斜方向よりも水平面96(図2参照)に近付く方向(後述する。)に沿って傾斜しており、第1傾斜面16から前側へやや突出している。詳しくは、操作パネル90の前端は、第1前側壁5より前側にはみ出ている。なお、第1筐体3内には、メイン基板(図示せず)が配置されており、このメイン基板(図示せず)と操作パネル90とは、ワイヤーハーネス(図示せず)によってつながれている。操作パネル90を第1筐体3に配置することにより、操作パネル90を第2筐体4に配置する場合に比べて、このワイヤーハーネス(図示せず)を容易に、つまり、たとえば短距離で配設することができる。
第1右側壁7および第1左側壁8は、ともに、前後方向に長手の略矩形状の平板である。詳しくは、第1右側壁7および第1左側壁8は、第1傾斜面16と交差する方向に延びている。また、第1右側壁7および第1左側壁8の前側上端部は、傾斜方向に沿うように切り欠かれている。詳しくは、第1右側壁7および第1左側壁8の前端縁は、略垂直方向に延びる下側前端縁18と、下側前端縁18の上端から連続して傾斜方向へ延びる上側前端縁19とを有している。第1右側壁7および第1左側壁8は、対応する第1端面17にそれぞれ接続されている。このとき、下側前端縁18が第1前側面15において対応する幅方向端縁から後方へずれて配置され、かつ、上側前端縁19が第1傾斜面16において対応する幅方向端縁から後方へずれて配置されている。つまり、下側前端縁18と第1前側面15の幅方向端縁とは一致しておらず、かつ、上側前端縁19と第1傾斜面16の幅方向端縁とは一致していない。また、第1右側壁7および第1左側壁8の後側上端部は、斜め後側下方と斜め前側上方とをつなぐ方向に沿うように切り欠かれている。第1右側壁7および第1左側壁8の後側上端部における切欠部分の下端には、幅方向に沿って延びる軸(回動軸20という。)が設けられている。
第1筐体3の上面(第1上面21という。)は、第1右側壁7および第1左側壁8において上述した前後の切欠き部分によって前後方向に挟まれており、略水平方向に延びている。第1上面21には、開口(着脱口9という。)が形成されており(図3参照)、この着脱口9から第1筐体3の内部が上方へ露出される。第1上面21の前端縁は、傾斜部13の上端部の後側端面の下端縁に接続されている。これにより、第1上面21と傾斜部13との接続部分には、第1上面21の前端部と傾斜部13の上端部の後側端面とによって、左側面視において逆L字状の段部(第1段部93という。)が形成されている。
このように、第1筐体3の上部周辺の左側面視における輪郭は、詳しくは、第1左側壁8の後側の切欠き部分において回動軸20から斜め前側上方ヘ延びた後に第1上面21において前側へ略水平に延び、第1段部93において上側前端縁19の後端から略垂直方向へ僅かに延びた後に第1傾斜面16において傾斜方向を下向きに延びている。
(1−2)画像形成部
図2に示すように、第1筐体3の内部には、画像形成部10が備えられている。画像形成部10には、前後方向に平行に配置された4つの像担持体の一例としての感光ドラム22A〜22Dが設けられている。感光ドラム22A〜22Dでは、その表面がスコロトロン型帯電器23A〜23Dにより一様に帯電された後、露光ユニット24A〜24Dから照射された光により、画像データに基づく静電潜像が形成される。それぞれの静電潜像は、現像ローラ25A〜25Dに担持されるトナー(現像剤)により可視像化され、感光ドラム22A〜22Dの表面上にトナー像が形成される。
記録媒体の一例としての用紙Pは、第1筐体3下方の給紙トレイ26に収容されており、給紙部27に設けられた各種ローラにより、前側から後側に方向を変えて搬送ベルト28に搬送される。給紙トレイ26は、手差しスリット14の下方において、第1筐体3に対して前側から着脱可能である(図1参照)。搬送ベルト28は、感光ドラム22A〜22Dに対向配置されている。感光ドラム22A〜22D上の各色のトナー像は、転写バイアスが印加された転写ローラ29A〜29Dの作用により、搬送ベルト28に搬送された用紙P上に順次重ね合わせて転写される。4色のトナー像が転写された用紙Pは、定着部30に搬送される。用紙P上に転写されたトナー像が定着部30で熱定着された後、用紙Pは、各種ローラにより、後側から前側に方向を変えて、後述する排出部58に排出される。
プロセスカートリッジ31A〜31Dは、画像形成部10の一部であり、第1筐体3内において略水平方向に沿って並列配置され、上述した第1上面21の着脱口9を介して、第1筐体3に対して着脱可能である。プロセスカートリッジ31A〜31Dは、感光ドラム22A〜22D、スコロトロン型帯電器23A〜23D、現像ローラ25A〜25D、供給ローラ32A〜32D、トナー収容室33A〜33Dを主に備えている。なお、プロセスカートリッジ31A〜31Dは、トナー収容室33A〜33Dに収容されるトナーの色が相違するのみであり、構成については同一である。トナー収容室33A〜33Dに収容されるトナーは、供給ローラ32A〜32Dを介して現像ローラ25A〜25Dに供給される。
露光ユニット24A〜24Dは、LED素子34A〜34Dと柱35A〜35Dとを備えている。柱35A〜35Dは、トナー収容室33A〜33Dの後側で、このトナー収容室33A〜33Dに沿って上下方向に延びている。LED素子34は、柱35の下端に取り付けられており、感光ドラム22A〜22Dに対し所定の間隔を隔てるように、上方から近接配置されている。柱35A〜35Dの上端は、第2筐体4の下面(後述する第2下面75)に接続されている。
(2)第2筐体
(2−1)第2筐体の形状
図1に示すように、第2筐体4は、略ボックス形状であり、その左側面形状は、前側に傾斜部を有する略台形状である。
詳しくは、第2筐体4において、後側壁(第2後側壁59という。)、右側壁(第2右側壁60という。)、および、左側壁(第2左側壁61という。)は、略垂直に延びており、各側壁の外側面も略垂直に延びている。
第2右側壁60および第2左側壁61は、上述した略台形状の平板である。第2右側壁60および第2左側壁61の左側面視における各輪郭は、上底部62と下底部63と後側連結部64と前側連結部65とを有している。上底部62は、略水平方向に延びている。下底部63は、上底部62の下方で略水平方向において上底部62よりも長く延びている。後側連結部64は、略垂直方向に延びて上底部62の後端と下底部63の後端とをつないでいる。前側連結部65は、上述した傾斜方向に延びて上底部62の前端と下底部63の前端とをつないでいる。第2右側壁60および第2左側壁61におけるそれぞれの下底部63の後端には、下方へ向けて細くなる略三角形状の凸部66が一体的に設けられている。凸部66の下端には、第1筐体3の回動軸20が連結されている。図2を参照して、この凸部66の突出方向下流側端部(下端部)は、LED素子34が取り付けられている柱35の高さ方向における中間付近に位置している。そのため、後述するように第2筐体4を開閉するとき、第1筐体3内でのLED素子34の前後方向への移動量が少なくなり、LED素子34がトナー収容室33と干渉しにくくなっている。
図1に示すように、第2筐体4の前側壁(第2前側壁68という。)は、第1前側壁5と同じ幅方向寸法を有する矩形状であり、上述した傾斜方向に延びている。第2前側壁68の外(前)側面(第2傾斜面69という。)は、第2前側壁68と同様に傾斜方向に傾斜している。第2前側壁68の幅方向端面(第2端面70という。)は、第2傾斜面69の幅方向端縁から連続して斜め後側下方へ延びている。第2端面70は、第2傾斜面69に対して直交する方向に延びている。第2端面70の下端の前端縁は、第2前側壁68の下端部の前側端面の幅方向端縁をなし、略垂直方向に延びている。ここで、第2前側壁68の下端部の前側端面は、全域に亘って略垂直に延びている。第2前側壁68において、第2傾斜面69の略中央から下方へややずれた位置には、正面視略矩形状の開口(排出口71という。)が形成されている。排出口71は、全周に亘って第2傾斜面69に囲まれており、以下では、第2傾斜面69において、排出口71より上側の領域を上側傾斜面97とし、排出口71より下側の領域を下側傾斜面98とし、排出口71より右側の領域を右側傾斜面99とし、排出口71より左側の領域を左側傾斜面100とする。
第2右側壁60および第2左側壁61の各前側連結部65は、対応する第2端面70に接続されている。このとき、前側連結部65が第2傾斜面69において対応する幅方向端縁から斜め後側下方へずれて配置されており、前側連結部65と第2傾斜面69の幅方向端縁とは一致していない。ここで、第2右側壁60および第2左側壁61は、第2傾斜面69と交差する方向に延びている。
第2筐体4の上側壁(第2上側壁72という。)は、幅方向に長手の平面視略矩形状であり、略水平方向に延び、第2右側壁60の上底部62のほぼ全域と第2左側壁61の上底部62のほぼ全域との間に架設されている。第2上側壁72の上面(筐体2の上面の一例としての第2上面67という。)も、第2上側壁72と同様に、略水平方向に延びている。また、第2上側壁72の前端縁は、第2前側壁68の上端縁に接続されている。第2上側壁72の後端縁は、第2後側壁59の上端縁に接続されている。ここで、第2上側壁72の幅方向端面(第3端面73という。)は、第2上面67の幅方向端縁から連続して下方へ延びている。第3端面73は、第2上面67に対して直交している。第2右側壁60および第2左側壁61の各上底部62は、対応する第3端面73に接続されている。このとき、上底部62が第2上面67において対応する幅方向端縁から下方へずれて配置されており、上底部62と第2上面67の幅方向端縁とは一致していない。
第2筐体4の下側壁(第2下側壁74という。)は、底面視略矩形状であり、略水平方向に延び、第2右側壁60の下底部63のほぼ全域と第2左側壁61の下底部63のほぼ全域との間に架設されている。第2下側壁74の下面(第2下面75という。)も、第2下側壁74と同様に、略水平に延びている。第2下面75は、第1筐体3の第1上面21とほぼ同じ大きさを有し、略水平方向において第2上面67よりも前側に長い。ここで、上述した第2右側壁60の右側面(第2右側面104といい、右側の第3端面73も含まれる。)は、第2上面67の右端縁と第2下面75の右端縁(右側の下底部63)とを全域に亘って連結し、同様に、第2左側壁61の左側面(第2左側面105といい、左側の第3端面73も含まれる。)は、第2上面67の左端縁と第2下面75の左端縁(左側の下底部63)とを全域に亘って連結している。また、図2に示すように、第2下面75には、上述したように、4つのプロセスカートリッジ31A〜31Dに対応して、4つの柱35A〜35Dが取り付けられている。これらの柱35A〜35Dは、前後方向に等しい間隔を隔てて並列配置され、第2下面75から直交して下方へ延びている。また、第2下面75の前端縁は、第2前側壁68の下端部の前側端面の下端縁に接続されている。上述したように、第2前側壁68の下端部の前側端面は略垂直に延びているので、第2下側壁74と第2前側壁68との接続部分には、第2下面75の前端部と第2前側壁68の下端部の前側端面とによって、左側面視において逆L字状の段部(第2段部94という。)が形成されている(図1参照)。つまり、第2筐体4は、第2下側壁74と第2前側壁68との接続部分(後述するように第2傾斜面69において第1傾斜面16に連続する部分である。)で面取りされており、この接続部分は、尖っていない。
第2後側壁59は、前後方向にやや厚く、その前側には、幅方向に長手のスリット(排紙スリット76という。)が形成されている。また、第2後側壁59の内部には、排紙パス77が形成されている。排紙パス77は、第1筐体3の搬送パス57の上端から連続し、前側へ湾曲しながら排紙スリット76まで延びている。第2後側壁59には、3つの排紙ローラ80が内蔵されている。これらの排紙ローラ80は、1つの排紙ローラ80に対して他の2つの排紙ローラ80が接触した状態で、排紙スリット76の後側に隣接配置されている。
第2筐体4の内部には、排紙空間81が形成されている。排紙空間81は、第2後側壁59、第2右側壁60、第2左側壁61、第2上側壁72および第2下側壁74によって囲まれた前後方向に長手の略直方体形状である。排紙空間81は、その前側において排出口71に連通し、その後側において排紙スリット76に連通している。また、排紙空間81には、排紙トレイ78が設けられている。排紙トレイ78は、第2下側壁74上に配置されており、排紙スリット76の下方を始点として湾曲しながら斜め前側上方ヘ延び、さらに略水平に前側へ延びる板状である。排紙トレイ78の前端は、排出口71から第2筐体4の外側へ突出しており、以下では、突出部79という。突出部79は、操作パネル90を上から覆わない程度に前側に突出している。
以上で説明した排紙パス77、排紙トレイ78、排紙ローラ80および排紙空間81は、上述した排出部58とされている。つまり、第2筐体4は、排出部58を備えており、この排出部58は、画像形成部10の上方に設けられている。また、排出口71は、排出部58に連通している。
(2−2)画像読取部
第2筐体4では、第2上側壁72に画像読取部11が取り付けられている。画像読取部11は、排出部58の上方に設けられている。
図1および図2に示すように、画像読取部11は、第2上側壁72に接続される(詳しくは、第2上側壁72に埋設される)原稿台82と、原稿台82に揺動自在に支持される押えカバー83とを備えている。
原稿台82は、第2上側壁72と相似の平面視矩形の板状に形成されており、その上面には、原稿が載置されるガラス面84が設けられている。ガラス面84は、第2上側壁72の第2上面67と一致している。原稿台82には、ガラス面84に載置された原稿を読み取るための走査部の一例としてのCCDセンサ85が内装されている。CCDセンサ85は、ガラス面84の左端に待機(この位置を待機位置という。)し、通常の原稿読取時には、ガラス面84と対向した状態で左側から右側に向けて幅方向に沿って(図1の太い破線矢印参照)スライド移動する。ここで、用紙Pの排出部58(詳しくは排紙トレイ78)への排出方向は前後方向(図1の太い実線矢印参照)なので、CCDセンサ85の移動方向(幅方向、図1の太い破線矢印参照)と、用紙Pの排出方向とは、上下方向において同一面に投影したときに直交している。
押えカバー83は、原稿台82と相似の平面視矩形の板状に形成されている。押えカバー83の後端部と原稿台82の後端部とは、ヒンジ86によって連結されており、押えカバー83は、傾倒してガラス面84を上から塞ぐ閉位置と、起立してガラス面84を斜め前側上方ヘ露出させる開位置との間を揺動する。図1に示すように、押えカバー83の前端には凹部(把持部101という。)が形成されており、把持部101に指を掛けて押えカバー83を揺動させる。また、押えカバー83の左端部には、原稿を自動読取するためのADF(オート・ドキュメント・フィーダ)装置87が備えられている。ADF装置87は、ボックス形状のADFケーシング89と、ADFケーシング89の右側壁から右側へ延びる平面視略矩形の薄板状の待機トレイ88とを備えている。ADFケーシング89内部には、原稿搬送ローラ(図示せず)および原稿検知センサ(図示せず)が備えられている。ADFケーシング89の右側壁において、待機トレイ88の上側には取込口(図示せず)が形成され、待機トレイ88の下側には取出口(図示せず)が形成されている。
図2に示すように、この画像読取部11では、通常の原稿読取の場合、押えカバー83を開位置まで揺動させてガラス面84に原稿を載置し、押えカバー83を閉位置まで揺動させてから操作パネル90のボタン91を操作する。これにより、待機位置にあるCCDセンサ85が、ガラス面84に載置された原稿と対向した状態で左側から右側に向けてスライド移動し、原稿の画像情報が読み取られる。この後、押えカバー83を再び開位置まで揺動させて、ガラス面84上から原稿を取り去る。また、CCDセンサ85は、上述した待機位置まで自動的に戻る。
一方、ADF装置87による原稿の自動読取の場合、原稿検知センサ(図示せず)が、待機トレイ88(図1参照)に原稿がセットされたことを検知すると、上述した通常の原稿読取とは異なり、CCDセンサ85が図示しない自動原稿読取位置にて固定される。そして、ボタン91を操作すると、ADF装置87の原稿搬送ローラ(図示せず)が回転され、原稿が原稿搬送ローラ(図示せず)に引き込まれて左側へ移動し、取込口(図示せず)を介してADFケーシング89内に取り込まれる。取り込まれた原稿がCCDセンサ85に対向したときに、CCDセンサ85により原稿の画像情報が読み取られる。その後、原稿は、取出口(図示せず)から排出される。
このように、画像読取部11では原稿の画像情報が読み取られる。そして、画像形成部10は、上述したように読み取られた原稿の画像情報に基づいて、画像データを作成し、上記したように、用紙Pに画像を形成する。
(3)第2筐体の第1筐体に対する開閉
第2筐体4は、回動軸20を中心として、第1筐体4に対して相対回動自在である。詳しくは、第2筐体4は、閉位置と開位置との間を回動する。
第2筐体4が閉位置にあるとき、図1および図2に示すように、第1筐体3の第1上面21が、第2筐体4の第2下面75に対して、全域に亘って下から当接している。これにより、第1筐体3において、第1上面21が第2筐体4の第2下面75によって上側から被覆され、着脱口9が塞がれている。また、第1後側壁6の後側面と第2後側壁59の後側面とが面一になっている。そして、第2段部94が第1段部93に嵌り、第2傾斜面69の下端縁が第1傾斜面16の上端縁に上から連続し、第2傾斜面69と第1傾斜面16とが面一となっている。ここで、互いに面一となった第2傾斜面69と第1傾斜面16とをまとめて傾斜面95とする。この傾斜面95は、第1筐体3および第2筐体4に連設されており、筐体2の排出口71側の側面における略垂直面(前側面15)と、筐体2の上面における略水平面(第2上面67)とに対して交差する方向(上述した傾斜方向)に沿って傾斜し、前側面15と第2上面67とを連結している。また、図2に示すように、水平面96に対する傾斜面95の傾斜角度θは、40°以上50°以下であり、詳しくは45°である。これに対し、水平面96に対する操作パネル90(詳しくは操作パネル90の上面)の傾斜角度φは0°より大きく40°未満であり、操作パネル90は、傾斜面95における排出口71の下方において、傾斜面95よりも水平面96に近付く方向に沿って傾斜している(図1も参照)。また、第2筐体4が閉位置にあるとき、LED素子34A〜34Dが、対応する感光ドラム22A〜22Dに対して上方から隣接し、搬送パス57の上端と、排紙パス77の下端とが連続している。
排紙トレイ78の突出部79を把持して閉位置から左側面視において反時計回りに90°近くまで回動させたときの第2筐体4の位置が、図3に示す開位置である。第2筐体4が開位置にあるとき、第2筐体4の第2下面75が、第1筐体3の第1上面21から上方ヘ完全に離間し、左側面視では、第1上面21に対して略直交している。これにより、第1筐体3において、第1上面21および着脱口9が斜め前側上方ヘ開放されている。また、第2後側壁59の後側面が第1後側壁6の後側面に対して後側へ傾き、これらの後側面が面一となった状態は解消されている。そして、第2段部94が第1段部93から外れ、第2傾斜面69が第1傾斜面16の上端縁から斜め後側上方ヘ離間しており、第2傾斜面69と第1傾斜面16とが面一となった状態は解消されている。また、第2筐体4が開位置にあるとき、全てのLED素子34A〜34Dは、対応する感光ドラム22A〜22Dから上方へ離間し、詳しくは、柱35A〜35Dとともに、第1上面21よりも上方に位置している。
2.作用効果
(1)図2に示すように、このプリンタ1は、上から順に、画像読取部11、排出部58、画像形成部10が配置される、いわゆる胴内排紙タイプである。ここで、排出部58に連通する排出口71にアクセスすることによって、排出部58に排出された用紙Pを取り出すことができる。
そして、図1に示すように、筐体2において、第1筐体3の第1前側面15(略垂直面)と第2筐体4の第2上面67(略水平面)とは、傾斜面95によって連結されており、この傾斜面95において、排出口71の下方には、操作パネル90が配置されている。そのため、ユーザは、真上から覗き込まなくても操作パネル90の表示画面92を容易に視認することができ、さらに、操作パネル90の表示画面92を見るために傾斜面95に視線X(図2参照)を向けることで第1前側面15と第2上面67(詳しくは画像読取部11の上部)とを一緒に見ることができるので、プリンタ1の状態を広範囲に亘って把握することができる。また、操作パネル90は、図2に示すように、傾斜面95よりも水平面96に近付く方向に沿って傾斜しているので、操作パネル90を上方から操作しやすい。
これらの結果、操作パネル90の表示画面92が視認しやすく、かつ、操作パネル90が操作しやすくなるので、操作性の向上を図ることができる。
さらに、プリンタ1において奥側(後側)にある第2筐体4でなく、手前側にある第1筐体3に操作パネル90があるので、操作パネル90が操作しやすく、表示画面92が見やすい。視線Xから見たときに、操作パネル90が視線Xに対して真下の方向に近く、かつ、視線Xに垂直な面に近いからである。
(2)図1に示すように、画像読取部11のCCDセンサ85の移動方向(図1の太い破線矢印参照)と、用紙Pの排出部58への排出方向(図1の太い実線矢印参照)とは、上下方向において同一面に投影したときに直交している。これにより、ユーザは、筐体2に対して排出口71側に位置する場合において、原稿を、その長手方向がCCDセンサ85の移動方向に沿うように、原稿台82(詳しくは図2に示すガラス面84)に載置することができる。つまり、ユーザは、原稿を、その長手方向両端側から両手で掴むことによって安定した状態で保持し、原稿台82に正確に載置することができる。また、原稿の長手方向が前後方向に沿うように構成すると、原稿の後側部分をユーザから遠い側で位置合わせしなければならず、原稿を原稿台82に正確に載置することが困難になる。しかしながら、原稿の長手方向を左右方向に沿わせているため、このような不都合が生じることがない。また、用紙Pは、前方に向けて排出されるので、プリンタ1の前方にいるユーザは、排出された用紙Pを容易に取り出すことができる。
(3)図2に示すように、水平面96に対する傾斜面95の傾斜角度θは、40°以上50°以下である。この傾斜角度θが40°未満であれば、筐体2が上下方向に扁平となりやすい。その場合、筐体2内の部品、特に排出部58が上下方向に狭くなるおそれがある。そして、第2筐体4の第2上面67側が水平方向に狭くなるので、筐体2において第2上面67側に配置される画像読取部11、特に原稿台82の配置が困難となるおそれがある。一方、傾斜角度θが50°より大きければ、水平面96に対する傾斜面95の傾斜が急になるので、傾斜面95がユーザに圧迫感を与え、傾斜面95におけるプリンタ1の見映えが悪い。つまり、傾斜面95の傾斜角度を40°以上50°以下とすることによって、排出部58の上下方向寸法を確保し、かつ、原稿台82を確実に配置しつつ、傾斜面95におけるプリンタ1の見映えの向上を図ることができる。このとき、傾斜面95に正面に視線Xをおくと、原稿台82も見やすく、原稿のセットが容易になり、手差しスリット14への用紙Pのセットも見やすくて容易となる。
また、水平面96に対する操作パネル90の傾斜角度φは、0°より大きく40°未満である。この傾斜角度φが0°であれば、表示画面92(図1参照)が見難くなる。一方、傾斜角度φが40°以上であれば、水平面96に対する操作パネル90の傾斜が急になるので、操作パネル90の操作が困難になる。つまり、操作パネル90の傾斜角度φを0°より大きく40°未満とすることによって、表示画面92の良好な視認性と操作パネル90の良好な操作性とを同時に確保することができる。
(4)図1に示すように、傾斜面95に形成された排出口71は、全周に亘って傾斜面95に囲まれているので、これ以外の場合、つまり、排出口71が傾斜面95の端縁に重なるように形成される場合に比べて、傾斜面95において排出口71の見映えが良く、排出口71で排紙状況を容易に把握することができる。
(5)筐体2は、第1筐体3と第2筐体4とに分割されている。ここで、第2筐体4は、画像読取部11とともに排出部58も備えているので、図3に示すように第2筐体4を開いて移動させると排出部58も一緒に移動させることができ、第1筐体3の第1上面21を容易に開放して第1筐体3内の部品(たとえばプロセスカートリッジ31)を円滑に交換することができる。また、第2筐体4を開いたとき、排紙トレイ78に用紙Pを載せたままにしていても、排出口71の周囲が第2筐体4の上下左右側壁および後側壁によって完全に囲まれているので、用紙Pが排紙トレイ78から落下するおそれが全くない。
(6)図2に示すように、このプリンタ1は、複数の感光ドラム22A〜22Dが略水平方向(詳しくは前後方向)に沿って並列配置されることによって前後方向に長手となる。しかし、筐体2において第1前側面15(略垂直面)と第2上面67(略水平面)とを連結する傾斜面95によってプリンタ1の上側端部が切欠かれるので、プリンタ1の小型化を図ることができる。
(7)第2筐体に取り付けられたLED素子34は、比較的小型なので、プリンタ1の小型化を図ることができる。
3.変形例
上記の実施形態においては、複数の感光ドラム22A〜22Dから用紙Pに直接トナー像を転写するダイレクト転写方式のカラープリンタを例示したが、本発明はこれに限らず、各感光ドラム22のトナー像を一旦中間転写体に転写してから用紙Pに一括転写する中間転写方式のカラープリンタやモノクロプリンタに適用することもできる。また、感光ドラム22をLED素子34によって露光させたが、レーザによって感光ドラム22を露光させるレーザプリンタにも本発明は適用可能である。
また、傾斜面95は、第1前側壁5の傾斜部13および第2前側壁68の前側面の全域に亘って傾斜面である必要はなく、たとえば、傾斜面95の一部が略垂直面であってもよい。
本発明の画像形成装置の一例としてのプリンタを前側上方から見た左側斜視図であって、第2筐体が閉位置にある状態を示す。 図1に示すプリンタの左側断面図である。 図2において、第2筐体が開位置にある状態を示す。
符号の説明
1 プリンタ
2 筐体
3 第1筐体
4 第2筐体
10 画像形成部
11 画像読取部
15 第1前側面
21 第1上面
22 感光ドラム
34 LED素子
58 排出部
67 第2上面
71 排出口
82 原稿台
85 CCDセンサ
90 操作パネル
92 表示画面
95 傾斜面
96 水平面
P 用紙
θ 傾斜角度
φ 傾斜角度

Claims (7)

  1. 記録媒体に画像を形成するための画像形成部と、前記画像形成部の上方に設けられ、前記画像形成部で画像が形成された記録媒体が排出される排出部と、前記排出部の上方に設けられ、原稿の画像情報を読み取り可能な画像読取部とを備え、前記排出部に連通する排出口が形成された筐体と、
    少なくとも前記画像形成部および前記画像読取部のいずれかの動作状況を表示する表示部を含み、少なくとも前記画像形成部および前記画像読取部のいずれかを操作するための操作部とを備え、
    前記筐体の前記排出口側の側面は略垂直面を含み、前記筐体の上面は略水平面を含み、
    前記筐体には、前記略垂直面と前記略水平面とに対して交差する方向に沿って傾斜し、前記略垂直面と前記略水平面とを連結する傾斜面が設けられ、
    前記排出口は、前記傾斜面に形成され、前記操作部は、前記傾斜面における前記排出口の下方において、前記傾斜面よりも水平面に近付く方向に沿って傾斜していることを特徴とする、画像形成装置。
  2. 前記画像読取部は、原稿が載置される原稿台と、前記原稿台に載置された原稿の画像情報を移動することによって読み取る走査部とを備え、
    前記走査部の移動方向と、記録媒体の前記排出部への排出方向とは、上下方向において同一面に投影したときに直交していることを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 水平面に対する前記傾斜面の傾斜角度は、40°以上50°以下であり、
    水平面に対する前記操作部の傾斜角度は、0°より大きく40°未満であることを特徴とする、請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記排出口は、全周に亘って前記傾斜面に囲まれていることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記筐体は、前記画像形成部を備える第1筐体と、
    前記第1筐体の上方において前記第1筐体の上面を開閉可能に被覆し、前記排出部と前記画像読取部とを備える第2筐体と
    を備えていることを特徴とする、請求項1ないし4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記画像形成部は、
    前記第1筐体内において略水平方向に沿って並列配置され、静電潜像が形成される複数の像担持体を備えていることを特徴とする、請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記第2筐体には、前記像担持体を露光させて前記静電潜像を形成するためのLED素子が取り付けられていることを特徴とする、請求項6に記載の画像形成装置。
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