JPH0844272A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH0844272A
JPH0844272A JP6198973A JP19897394A JPH0844272A JP H0844272 A JPH0844272 A JP H0844272A JP 6198973 A JP6198973 A JP 6198973A JP 19897394 A JP19897394 A JP 19897394A JP H0844272 A JPH0844272 A JP H0844272A
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JP
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image forming
forming apparatus
main body
carrying handle
movable body
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JP6198973A
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English (en)
Inventor
Kenji Ishii
賢治 石井
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 運搬時に、可動体が不用意に開くことのない
ようにした画像形成装置を提供することである。 【構成】 画像形成装置本体10に対して運搬用把手6
をスライド自在に設ける。運搬用把手6は画像形成装置
の運搬時に、画像形成装置本体10外に引き出される。
画像形成装置本体10内には、運搬用把手6を引き出し
たとき、これに連動して、可動体である給紙トレイ1を
ロックするためのロックレバー15とリンク杆18を含
むロック手段が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像形成装置本体に対
して開閉自在に取り付けられた可動体を具備する画像形
成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機、ファクシミリ或いはプリンタな
どの画像形成装置においては、その本体に、例えば給紙
トレイや、各種のカバー類などの可動体が開閉自在に設
けられている。給紙トレイがスライド式のものである場
合、画像形成装置の運搬中にその給紙トレイが開いてし
まうおそれがある。又、各種のカバー類には、前面カバ
ーや、手差し給紙用カバーや、ジャム紙除去用カバーな
どがあるが、これらのカバーが回動開閉式のものである
場合、画像形成装置の運搬中にそのようなカバーが開い
てしまうおそれがある。
【0003】このためや製品の保護などのために、従来
においては、かかる給紙トレイやカバーなどの可動体
を、出荷時などにおいてテープや係止部品などで開放不
能に止めるようにしていた。ところがこのような作業は
誠に面倒なものであり、又、顧客のところで、画像形成
装置を設置するのに、そのようなテープなどの面倒な除
去作業を必要とする。
【0004】更に、顧客側で、画像形成装置を他の場所
に移動すべくそれを運搬するときに、給紙トレイやカバ
ーなどが開いてしまう場合もあり、このような事態を生
じると、給紙トレイのスライド支持手段やカバーのヒン
ジ部などが傷んだり、或いはカバーが変形したりするこ
とがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、運搬
時に、可動体が不用意に開くことのないようにした画像
形成装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、画像形成装置本体に対して開閉自在に取り
付けられた可動体を具備する画像形成装置において、画
像形成装置本体内に収納可能で、且つ、画像形成装置本
体外に引き出し可能に画像形成装置本体に支持された運
搬用把手を設けると共に、運搬用把手を引き出したと
き、前記可動体が画像形成装置本体外に突出不能となる
ように、該可動体をロックし、運搬用把手を画像形成装
置本体内に収納したとき、そのロック状態を解除するロ
ック手段を設けた構成を提案する。
【0007】その際、運搬用把手を手でつかんで引き出
したあと、手をその把手から離したとき、運搬用把手を
自動的に画像形成装置本体内に引き込ませる把手引き込
み手段を設けると有利である。
【0008】又、本発明は、上記目的を達成するため、
画像形成装置本体に対して開閉自在に取り付けられた可
動体を具備する画像形成装置において、この画像形成装
置本体を画像形成装置本体載置面から浮かせていると
き、前記可動体が画像形成装置本体外に突出不能となる
ように、該可動体をロックし、画像形成装置本体を画像
形成装置本体載置面に置いたとき、そのロック状態を解
除するロック手段を設けた構成を提案する。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に従って詳細に
説明する。
【0010】図1は、本発明一実施例の画像形成装置に
具備される可動体ロック機構部周辺の構成斜視図であ
る。かかる画像形成装置は、例えば複写機、プリンタ又
はファクシミリなどとして構成される。
【0011】図2は、上記画像形成装置の外観斜視図で
あり、ここに示した画像形成装置は、画像形成装置本体
10に対して開閉自在に取り付けられた可動体を具備す
るものとなっている。給紙トレイ1,2は、その可動体
の一例をなすものであり、画像形成装置本体10に対し
てスライド自在に支持されていて、例えば、下段の給紙
トレイ1を矢印aで示した手前側に引き出し、その上部
を開くことにより用紙を補給することができる。
【0012】この実施例の画像形成装置には、更に前面
カバー3が設けられ、この下端のヒンジ部3aを支点に
して該カバー3を開くと、画像形成装置本体10内のメ
ンテナンスなどを容易に行うことができる。更に、画像
形成装置本体10の側面には、ジャム紙除去用カバー4
や手差し給紙用カバー5などが設けられ、これらの各カ
バー4,5は、画像形成装置本体10に対して、ヒンジ
部4a,5aを支点にして、それぞれ回動開閉自在とな
っている。以上述べた各カバー3,4,5も、画像形成
装置本体10に対して開閉自在に取り付けられた可動体
の一例をなすものである。
【0013】画像形成装置本体10の下部側の四隅には
運搬用把手6が設けられ、この運搬用把手は全部で4本
あり、画像形成装置の運搬時には、それを、画像形成装
置本体10の側面の下部側より、図のように画像形成装
置本体外に引き出す。このような運搬用把手6を設ける
と、例えば2人で画像形成装置本体10の両側からその
運搬用把手6を手でつかんで保持することにより、画像
形成装置を容易に運搬することができる。勿論、把手6
の数は適宜設定でき、4本に限られるものではない。か
かる運搬用把手6は、普段は画像形成装置本体内に収納
され、邪魔になることはない。このように運搬用把手6
は画像形成装置本体10内に収納可能で、且つ画像形成
装置本体10外に引き出し可能に画像形成装置本体10
に支持されている。なお、把手をもつ複写機として、例
えば実開昭62−94339号公報等によるものが既に
提案されている。
【0014】かような運搬用把手6を持って当該画像形
成装置を運搬するとき、それが傾いたりすると、従来の
一般の画像形成装置においては、スライド自在となって
いる給紙トレイ1,2が開いてしまう。又、各カバー
3,4,5などは、例えばマグネットチャック方式でロ
ックされるようになっているのであるが、画像形成装置
の運搬時に衝撃などがあると、そのロックが外れ、カバ
ーが開いてしまうこともある。
【0015】このために、従来においては、それらの可
動体をテープなどで止めるようにしていたが、この種の
作業や運搬時のテープの引き剥がし作業などが誠に面倒
なものであった。
【0016】本発明実施例の画像形成装置には、運搬用
把手6を図2に示すように引き出したとき、上述の可動
体が画像形成装置本体外に突出不能となるように、該可
動体をロックし、運搬用把手を画像形成装置本体内に収
納したとき、そのロック状態を解除するロック手段が設
けられている。かかるロック手段の具体的構成につい
て、図1を用いて以下に説明する。
【0017】同図において、符号10Aで示すものは画
像形成装置本体の側面部にある外装板の一部である(図
2も参照)。この外装板10Aに設けた方形状開口7に
は運搬用把手6の端部が臨んでいる。図1は運搬用把手
6が画像形成装置本体10内に収納されている状態を示
し、端部のつまみ部6aを指でつまんで、運搬用把手6
を図2に示すように引き出すことができる。
【0018】なお、運搬用把手6の両側面にはピン8
(一方は図示せず)が固植され、このピン8は画像形成
装置本体10の内部に不動状態に設けられた一対の案内
側板9(同じく一方は図示せず)のガイド長穴9aに嵌
合している。かかるピン8とガイド長穴9aとにより、
運搬用把手6はこの長手方向で、且つ水平方向に移動自
在に画像形成装置本体10に支持されるのである。
【0019】画像形成装置本体10の底部をなす本体底
板12には、画像形成装置本体10の側板13の下端部
が固定され、この側板13の切り起こし片13aには枢
ピン14によって係合部材の一例であるロックレバー1
5が揺動自在に支持されている。このように係合部材
は、画像形成装置本体10に揺動自在に支持される。な
お、上述の案内側板9は側板13に一体的に固定されて
いる。
【0020】ロックレバー15には枢ピン17によって
上下に延びるリンク杆18が枢着されている。リンク杆
18は、その長手方向に摺動可能に画像形成装置本体1
0に対して支持され、側板13とロックレバー15との
間には、付勢手段の一例である引っ張りバネ16の各端
部が掛けられ、この緊縮弾力によって、ロックレバー1
5にはリンク杆18が下降する方向の回動習性が付与さ
れている。バネ16の力によって、リンク杆18の傾斜
した下端部は運搬用把手6の上面部に圧接している。な
お、側板13にはピン19を設けた支受板21が固定さ
れ、リンク杆18は、これに設けた上下に長い長孔18
aと、支受板21に突設したピン19とにより、その妄
動が防止されるようになっている。
【0021】可動体の一例である給紙トレイ1には、底
部の隅側にロック用穴1aが設けられ、このロック用穴
1aにはロックレバー15の先端、この例ではその鉤状
部15aが係脱自在となっている。可動体に設けられた
ロック用穴1aは、ロックレバー15より成る係合部材
が係脱する被係合部の一例を構成するものである。
【0022】ここで、図1に示したように、運搬用把手
6を画像形成装置本体10内に収納しているときは、ロ
ックレバー15の先端の鉤状部15aは、給紙トレイ1
のロック用穴1aから離脱していて、給紙トレイ1を画
像形成装置本体10から自由に引き出すことができる。
これに対し、図1に示した運搬用把手6を図2に示す位
置まで引き出すと、その間で、リンク杆18の下端部は
相対的に運搬用把手6の上面部より、この端部の傾斜部
6bに乗り移る。すなわち、リンク杆18はバネ16の
力で下降しつつ、その下端部が傾斜部6bに図3に示す
如く接するのである。リンク杆18が下降するのと連動
してロックレバー15は回動し、この鉤状部15aが図
3に示すようにロック用穴1aに係合する。
【0023】かかる係合によって、給紙トレイ1が画像
形成装置本体10外に突出不能となるように、該トレイ
1がロックされる。この状態で、画像形成装置が運搬さ
れるのである。かかる運搬中には、給紙トレイ1が外に
飛び出ることがなくなる。このように、運搬用把手6を
画像形成装置本体10に引き出すのと連動して、ロック
レバー15より成る係合部材が作動し、これが可動体側
のロック用穴1aより成る被係合部に係合して、その可
動体がロックされるのである。
【0024】図1に示したリンク杆18に、ロックレバ
ー15と同様なものを設けることにより、上段の給紙ト
レイ2(図2)についても、飛び出し不能にロックする
ことができる。又、前面カバー3についても、同様なる
ロックレバーによって回動開放不能にロックすることが
できる。更に、画像形成装置本体10の側部に設けられ
るジャム紙除去用カバー4や手差し給紙用カバー5など
についても、同様の、運搬用把手と連動するロック手段
によって回動開放不能にロックすることができる。
【0025】いずれにしても、画像形成装置の運搬時
に、運搬用把手6を引き出せば、これに連動して給紙ト
レイや各種カバーなどの可動体を画像形成装置本体10
に対してロックでき、これらが不用意に開いてしまうの
を防止することができるのである。これにより、可動体
のスライド支持手段やヒンジ部などの損傷を防止でき、
又、工場出荷時のテープ止め作業などをやめることがで
き、又、顧客側でのテープの引き剥がし作業が不要にな
るので、画像形成装置の設置作業時間を短くできる。
【0026】図2に示した運搬用把手6を画像形成装置
本体10内に押し込み、それを収納状態にすると、この
間において、図3に示したリンク杆18の下端部が運搬
用把手6の傾斜部6bから上面部に乗り上げ、これと連
動して、ロックレバー15が同図において反時計方向に
回動して、鉤状部15aがロック用穴1aより離脱す
る。すなわち、給紙トレイ1のロックが解除され、これ
を自由に画像形成装置本体10に対して引き出すことが
できるのである。このように、運搬用把手6を画像形成
装置本体10に収納すると、これに連動して、ロックレ
バー15より成る係合部材が作動し、これが可動体側の
ロック用穴1aより成る被係合部から外れて、その可動
体のロックが解除されるのである。
【0027】上述のように、図1乃至図3に示した実施
例では、リンク杆18、ロックレバー15、ロック用穴
1a及び引っ張りバネ16が、運搬用把手を引き出した
とき、可動体が画像形成装置本体外に突出不能となるよ
うに、該可動体をロックし、運搬用把手を画像形成装置
本体内に収納したとき、そのロック状態を解除するロッ
ク手段を構成している。
【0028】なお、運搬用把手6を画像形成装置本体1
0内に収納したときに、リンク杆18の傾斜した下端部
が、把手6の端部の傾斜部6bに、図3に示すように当
接し、このときロックレバー15の鉤状部15aが、図
1に示すように給紙トレイ1のロック用穴1aから離脱
しているように構成し、把手6を画像形成装置本体10
に対して図2の如き引き出すと、リンク杆18が把手6
から外れて下方に移動し、これによってロックレバー1
5を枢ピン14のまわりに回動させてその先端の鉤状部
15aが給紙トレイ1の穴1aに図3に示す如く係合し
て給紙トレイ1をロックするように構成することもでき
る。この場合には、運搬用把手6を画像形成装置本体1
0内に押し込んで収納するとき、その端部の傾斜部6b
が、リンク杆18の下端部を押し上げ、これによってロ
ックレバー15が枢ピン14のまわりに回動し、その鉤
状部15aがロック用穴1aから離脱する。
【0029】ここで、図1に示すピン8と側板13との
間に、図示していない引っ張りバネの各端部を掛けるよ
うにすると、運搬用把手6を引き出したあと画像形成装
置の運搬を行い、この運搬後につかんでいた手をその把
手6から離すと、かかるバネの力により運搬用把手6を
自動的に画像形成装置本体10内に引き込ませることが
できる。
【0030】この他、図4に示すように、運搬用把手6
を画像形成装置本体の受け板22上でスライド自在に支
持させるようにし、図5に示すように、受け板22の切
り起こし片22aと、運搬用把手6の底部に設けた足2
3との間に引っ張りバネ24を介装して、このバネの力
で運搬用把手6を画像形成装置本体内に引き込ませる構
成としてもよい。この受け板22として、図1に示した
画像形成装置本体10の底板12を用いることもでき
る。
【0031】上述した図示していない引っ張りバネや、
図4及び図5に示した引っ張りバネ24は、運搬用把手
を手でつかんで引き出したあと、手をその把手から離し
たとき、運搬用把手を自動的に画像形成装置本体内に引
き込ませる把手引き込み手段を構成するものであり、か
かる手段を画像形成装置に設けて運搬用把手6を自動的
に画像形成装置本体内に収納できる構成としておくと、
画像形成装置の運搬時以外には可動体のロック状態を解
除しておくことができ、用紙の補給やメンテナンスなど
を支障なく行うことができる。
【0032】図6は、別の実施例の画像形成装置に具備
される可動体ロック機構部周辺の構成図であり、かかる
画像形成装置の外観は図2と同様となっているものとす
る。すなわち、この画像形成装置も、画像形成装置本体
20に対して開閉自在に取り付けられた給紙トレイ1な
どの可動体を具備している。
【0033】図6において、リンク杆28は、図1に示
したリンク杆18と同様に構成されていて、画像形成装
置本体に対して上下に可動に支持されている。かかるリ
ンク杆28に、ロックレバー15より成る係合部材が枢
ピン17によって枢着されており、リンク杆28の下端
側は画像形成装置本体20の底板12に設けた開口12
aを貫き抜けて、画像形成装置本体20外に出ている。
図6に示したロックレバー15も、図1の場合と同じく
画像形成装置本体20の内部の側板13の切り起こし片
13aに枢ピン14を介して揺動自在に枢支され、かか
るロックレバー15と側板13とには、付勢手段の一例
である引っ張りバネ16の各端部が係止され、これによ
ってロックレバー15が図6の時計方向に回動習性が与
えられている。
【0034】本体底板12には、四隅に、例えば横断面
が円形となっている脚31が固設されている。この脚3
1が画像形成装置本体載置面である床面100に接する
ように、画像形成装置本体20が該床面100に置かれ
ているときは、この床面100によってリンク杆28は
相対的に上方に押されていて、ロックレバー15は実線
で示した回動位置にあり、その先端部、すなわち鉤状部
15aは、可動体である給紙トレイ1のロック用穴1a
から外れている。係合部材の一例であるロックレバー1
5が可動体側の被係合部の一例であるロック用穴1aか
ら離脱し、ロックレバー15による給紙トレイ1のロッ
ク状態が解除されているのである。従って、この状態で
は給紙トレイ1を自由に引き出すことができる。
【0035】これに対し、画像形成装置を運搬すべく、
画像形成装置本体20を床面から浮かせると、今まで床
面100によって押され、下向きの動きを規制されてい
たリンク杆28が、バネ16の力で下降し、同時にロッ
クレバー15が枢ピン14のまわりを図6における時計
方向に回動し、仮想線で示す如くそのロックレバー15
の鉤状部15aがロック用穴1aに係合する。すなわ
ち、ロックレバー15より成る係合部材が、画像形成装
置本体の持ち上げに連動して作動し、このロックレバー
15が、可動体の被係合部であるロック用穴1aに係合
し、その可動体の一例である給紙トレイ1が画像形成装
置本体20外に突出不能となるようにロックされるので
ある。
【0036】画像形成装置本体20を再び床面100上
に載置すれば、リンク杆28が床面100によって上方
に押し上げられ、これによってロックレバー15が実線
で示す位置に回動し、その先端部の鉤状部15aが給紙
トレイ1のロック用穴1aから外れ、給紙トレイ1を自
由に画像形成装置本体20から引き出すことができる。
【0037】なお、当該画像形成装置本体を、移動用テ
ーブルや、専用の画像形成装置載置テーブルや、或いは
給紙バンクなどに置いた場合、これらが画像形成装置本
体載置面を構成し、かかる載置面から画像形成装置本体
を持ち上げ、又は載置する場合にも、上述した可動体の
ロックやこのロックの解除が自在に行われることにな
る。勿論、この場合、ロックされ、又はそのロックが解
除される可動体には、給紙トレイのみならず各種カバー
類が含まれることは言うまでもないことである。
【0038】上述のように、図6に示した実施例では、
リンク杆28、ロックレバー15、及び引っ張りバネ1
6が、画像形成装置本体を画像形成装置本体載置面から
浮かせているとき、可動体が画像形成装置本体外に突出
不能となるように、該可動体をロックし、画像形成装置
本体を画像形成装置本体載置面に置いたとき、そのロッ
ク状態を解除するロック手段を構成する。画像形成装置
にかかるロック手段を設けることにより、顧客先に向け
ての画像形成装置の運搬時や、画像形成装置の設置場所
を変える際のその運搬時などにおいて、可動体が不用意
に開いてしまうのを防止できる。これにより、可動体の
スライド支持手段や、ヒンジ部などの損傷を防止でき、
又、工場出荷時のテープ止め作業などをやめることがで
き、又、顧客側でのテープの引き剥がし作業が不要にな
るので、画像形成装置の設置作業時間を短くできる。そ
して、本例の場合には、画像形成装置をこの載置面に載
せれば、必ずロック解除が行われてしまうので、かかる
ロック解除をし忘れることが無い。
【0039】なお図6に示した構成は、図2に示したス
ライド式の運搬用把手6を備えたものにも適用できる
し、運搬用把手のないものにも適用可能である。この
他、図6に示す実施例は、リンク杆28をバネ16の力
で床面100に当接させる構成としたものであるが、そ
のようなバネを用いずに、リンク杆28の自重でこれを
床面100に当接させる構成としてもよい。図1に示し
た実施例においても、バネ16を使用せず、リンク杆1
8の自重を利用する構成としてもよい。このような構成
では、リンク杆18,28の自重がロックレバー15よ
り成る係合部材を付勢する付勢手段を構成する。
【0040】ところで、図2に示した運搬用把手6は、
運搬時以外には使用されることがなく、従って、それ
程、頻繁に使用されるものではない。しかしながらその
機能上においては頑丈なものにする必要がある。そこで
かかる運搬用把手6を頑丈なものとし、これで大量給紙
ユニットなどの周辺機を支持させるようにすると、専用
の周辺機支持部材を画像形成装置本体に設ける必要がな
くなり、コスト的に有利になる。
【0041】例えば図7に示すように、画像形成装置本
体外に引き出した運搬用把手6の上に大量給紙ユニット
のような周辺機25を載せる。かかる運搬用把手6を周
辺機の支持部材として兼用させるのである。
【0042】図8に示すように、周辺機25の底部には
一対の位置決めピン26が図示手前側と奥側とにそれぞ
れ固植され、一方、運搬用把手6には位置決め用穴27
が穿設されている。奥側の運搬用把手も図示はしていな
いが同様構成されている。位置決めピン26を位置決め
用穴27に嵌合させつつ、周辺機25を運搬用把手6に
載せることで、周辺機25は運搬用把手上において位置
決めされる。このように、運搬用把手を周辺機の支持部
材に兼用させることにより、画像形成装置のコストの上
昇を防ぐことができる。
【0043】ところで、この種の周辺機を画像形成装置
本体に連結する際、ハーネスなどを相互に接続する必要
がある。かかる接続の際のハーネスの這い廻しは、画像
形成装置の外観品質を低下させるだけでなく、安全上に
おいてその保護が必要になり、コスト高をもたらす。
【0044】そこで、図8の運搬用把手6にコネクタ2
9を内蔵させ、周辺機25の取り付け時に、そのコネク
タ29に周辺機25の側の端部接続コネクタ30を接続
させる。
【0045】このようにすることにより、ハーネス接続
を含む周辺機の設置作業が簡略化されると共に、ハーネ
スが画像形成装置外に出なくなるので、画像形成装置の
外観品質を向上させることができ、又、コスト的にも有
利になる。
【0046】
【発明の効果】請求項1に記載の構成によれば、画像形
成装置本体の運搬が容易になると共に、該画像形成装置
本体に対して開閉自在に取り付けられた可動体が、画像
形成装置本体の運搬時に不用意に開いてしまうのを防止
することができ、可動体ならびにこの支持手段を傷めな
いようにすることができる。又、出荷時などに行ってい
たテープ止め作業をなくすことができる。更に、機械設
置時のテープ剥がし作業もなくすことができ、画像形成
装置の設置時間を短縮化できる。
【0047】請求項2に記載の構成によれば、手を離せ
ば、運搬用把手が自動的に画像形成装置内に引き込まれ
るので、運搬用把手が邪魔になることもなく、又、可動
体のロック状態が保持されたままとなることもない。
【0048】請求項3に記載の構成によれば、画像形成
装置本体に対して開閉自在に取り付けられた可動体が、
運搬時に不用意に開いてしまうのを防止することがで
き、可動体ならびにこの支持手段を傷めないようにする
ことができる。又、出荷時などに行っていたテープ止め
作業をなくすことができる。更に、機械設置時のテープ
剥がし作業もなくすことができ、画像形成装置の設置時
間を短縮化できる。これに加えて、可動体のロック解除
をし忘れるおそれもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施例の画像形成装置に具備される可
動体ロック機構部周辺の構成斜視図である。
【図2】同上画像形成装置の外観斜視図である。
【図3】図1に示したロック機構のロックレバーが、可
動体をロックした状態を示す図である。
【図4】別の例の運搬用把手の引き込み機構部を示す一
部断面正面図である。
【図5】同上機構部の一部断面側面図である。
【図6】別の実施例の画像形成装置に具備される可動体
ロック機構部周辺の一部断面構成図である。
【図7】周辺機を取り付け自在にした画像形成装置の構
成斜視図である。
【図8】同上周辺機の位置決めセット機構を示す構成斜
視図である。
【符号の説明】
6 運搬用把手 10 画像形成装置本体 20 画像形成装置本体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置本体に対して開閉自在に取
    り付けられた可動体を具備する画像形成装置において、
    画像形成装置本体内に収納可能で、且つ、画像形成装置
    本体外に引き出し可能に画像形成装置本体に支持された
    運搬用把手を設けると共に、運搬用把手を引き出したと
    き、前記可動体が画像形成装置本体外に突出不能となる
    ように、該可動体をロックし、運搬用把手を画像形成装
    置本体内に収納したとき、そのロック状態を解除するロ
    ック手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 運搬用把手を手でつかんで引き出したあ
    と、手をその把手から離したとき、運搬用把手を自動的
    に画像形成装置本体内に引き込ませる把手引き込み手段
    を設けた請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 画像形成装置本体に対して開閉自在に取
    り付けられた可動体を具備する画像形成装置において、
    この画像形成装置本体を画像形成装置本体載置面から浮
    かせているとき、前記可動体が画像形成装置本体外に突
    出不能となるように、該可動体をロックし、画像形成装
    置本体を画像形成装置本体載置面に置いたとき、そのロ
    ック状態を解除するロック手段を設けたことを特徴とす
    る画像形成装置。
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