JP3935298B2 - トレイ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録紙搬送路,原稿搬送路などの用紙搬送路を備えたファクシミリ装置,複写機などの機器本体に設置されるトレイ、例えば用紙が積載されるトレイ、あるいは排紙される用紙を受けるトレイに適用されるトレイ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図7は従来のファクシミリ装置における各種トレイを説明するための斜視図であり、1は各種入力キーあるいは表示部が設けられている操作パネル、2は図示しない原稿読取部,画像形成部および送受信制御部などが内部に設置されているファクシミリ装置本体、3は、図7におけるファクシミリ装置本体2の上右側部に設置され、原稿がセットされる原稿セット用トレイ、4は、図7におけるファクシミリ装置本体2の上左側部に設置され、原稿読取部により画像読み取られた後の原稿が排紙される原稿用排紙トレイ、5,6は、ファクシミリ装置本体2の下部に積載され、記録紙が収納されている給紙部、7は、図7におけるファクシミリ装置本体2の略中央側部に設置され、画像形成部により画像形成された後の記録紙が排紙される記録紙用排紙トレイである。
【0003】
原稿セット用トレイ3と原稿用排紙トレイ4と記録紙用排紙トレイ7には、それぞれ副トレイ3a,4a,7aが出し入れ可能に設けられており、長いサイズの原稿あるいは記録紙の給紙/排紙時には、副トレイ3a,4a,7aを引き出してトレイ全長を長くすることができるようになっており、また、トレイを使用しないときには、副トレイ3a,4a,7aを邪魔にならないように各トレイ3,4,7内に収納させることができる。さらに、使用しないときに原稿セット用トレイ3を操作パネル1側に倒しておくことができるように、原稿セット用トレイ3がファクシミリ装置本体2に対して回転可能に保持されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来のファクシミリ装置などにおいては、前記のように各種トレイが設置されているが、それらのトレイを使用しないときファクシミリ装置本体から突出して邪魔になることがないように、また設置スペースの有効利用を図るため、トレイの長さを短くしたり、トレイを突出しない方向へ回動させることが可能な構造にしてある。
【0005】
また、特開平5−278921号公報には、排紙トレイを多数のひだを有する扇子状でかつ開閉自在に構成し、排紙された用紙を扇子状に広げた状態で受けるようにした排紙トレイの構成が記載されているが、実際的には構造上の複雑さとコスト面の問題がある。
【0006】
また、トレイを折り畳み可能にして、不使用時には折り畳んだ状態にしておくことが考えられるが、この場合、不用意に折り畳んだ状態から延びた状態に簡単になるような構造であると、構成部材の損傷および安全面を含む不具合が発生しやすく問題である。
【0007】
本発明の目的は、前記従来の課題を解決し、使用時に設置される機器の本体に対して突出した状態になるトレイを、折り曲げ可能にすると共に、安全かつ確実に保持することができるようにしたトレイ装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明は、用紙搬送路に設けられ用紙が積載されるトレイ、あるいは排紙される用紙を受けるトレイと、当該トレイが設置される機器本体に対してトレイを保持するトレイ装置において、前記トレイを少なくとも2部材を互いに回転可能に連結して構成し、このトレイの一端部を前記機器本体に対して回転可能に設け、前記トレイの他部に設けた取付孔内にレバー体を回転可能に設け、このレバー体の一部が、前記トレイを折り曲げたときに前記機器本体側に突出して該機器本体の一部に係止し、かつ前記トレイが延ばされる使用状態になったとき、前記レバー体が前記トレイにおける用紙搬送面より突出しない前記取付孔内に位置するように構成したものであり、この構成によって、不使用時にトレイを折り曲げた収納状態にしておくことができ、かつトレイを折り曲げた状態でレバー体により機器本体に保持することができるため、折り曲げた状態が不用意に解除されるようなことがなくなる。しかも、レバー体を設置しても、トレイ使用時にレバー体が用紙の搬送に干渉しないようすることができる。
【0010】
また本発明は、前記レバー体が自重により前記取付孔内に収納されるように構成したものであり、この構成によって、簡単な構造によりトレイ使用時に、レバー体が収納位置に自動的に移動するようになる。
【0011】
また本発明は、前記機器本体の一部に前記レバー体におけるトレイから突出する先端部分と係合する係止部を設け、また前記レバー体における前記係止部と係合する部分に円形部を設けたものであり、この構成によって、トレイを折り曲げ状態から延ばすときに、レバー体を係止部から円滑かつ容易に外すことができる。
【0012】
また本発明は、前記レバー体におけるトレイから突出する先端部分にゴム材または布状体または粘着性のある材料からなる係止部材を設け、この係止部材を前記機器本体の一部に摩擦抵抗により係止可能にしたものであり、この構成によって、機器本体側にレバー体と係合する係止部を設けなくても、レバー体と機器本体との摩擦抵抗によってトレイを保持することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、図7にて説明した部材に対応する部材には同一符号を付して詳しい説明は省略する。
【0014】
図1は本発明の第1実施形態を説明するためのファクシミリ装置の側面図であり、本例ではファクシミリ装置本体2に、各種入力キーあるいは表示部が設けられている操作パネル1,給紙部5,記録紙が排紙される排紙トレイ7が設けられ、図1において操作パネル1の左側のファクシミリ装置本体2が原稿セット台8となっている。
【0015】
排紙トレイ7は、本例では第1トレイ11と第2トレイ12とを回転可能に軸支13したものであり、第1トレイ11の一端が第2トレイ12の端部に軸支され、他端がファクシミリ装置本体2の排紙口近傍に回転可能に軸支14されている。
【0016】
図2は前記排紙トレイの斜視図であり、第2トレイ12における第1トレイ11との軸支13部分と反対側には取付孔15が設けられ、この取付孔15にレバー体16の一端部が回転可能に軸支17され、レバー体16の自由端である他端部18が取付孔15に対して出入可能に配設されている。
【0017】
また、図1に示すように、ファクシミリ装置本体2の操作パネル1上部には、レバー体16が垂下状態のときの先端部分と係合する係止部20が突設されている。
【0018】
前記構成の第1実施形態において、図1に示す状態は排紙トレイ7を使用している状態であって、第2トレイ12を軸支13部分を中心にして外側に回動し、排紙トレイ7が全体としてファクシミリ装置本体2の斜め上方に延出し、平坦な用紙受け面を形成している。この状態において、レバー体16は、図2に示すように、自重によって取付孔15内に図示しないストッパによって位置規制されて収納されており、用紙の排紙,搬送に影響しないように用紙搬送路から退避位置にある。
【0019】
図3は第1実施形態の排紙トレイ7を使用しないときの折り曲げ状態を示しており、第2トレイ12を軸支13部分を中心にして内側に回動して、排紙トレイ7全体として折り曲げて、図4に示すように、排紙トレイ7をファクシミリ装置本体2における側面および上部を覆うような収納状態にして、排紙トレイ7がファクシミリ装置本体2の側方へ突出しないようにしている。この折り曲げ状態では、第2トレイ12が下向きになるため、レバー体16は、自重によって取付孔15から外方向へ垂下するような状態になる。
【0020】
したがって、折り曲げ状態にある排紙トレイ7は、図1に示すように、レバー体16の垂下している自由端18を、ファクシミリ装置本体2の係止部20に係止させることにより不動状態に保持されることになる。
【0021】
なお、レバー体16の自由端18は、図5(b)に示すように、係止部20と係合する部分18aが鋭い角形状になっていると、係合を解除するときに引っ掛かり状態になりやすく、図5(b)の矢印方向へ強く引っ張ることによって、時として排紙トレイ7を破損させるおそれがある。このため、本実施形態におけるレバー体16の自由端18では、図5(a)に示すように、係止部20と係合する部分18aを円形状にしてある。この構成によって、排紙トレイ7を折り曲げ状態から延ばす際に、レバー体16と係止部20との係合を解除するとき、両者を円滑かつ容易に外すことができるようになる。
【0022】
図6は本発明の第2実施形態を説明するためのファクシミリ装置の側面図であり、第2実施形態では、第1実施形態におけるファクシミリ装置本体2の係止部20を設けずに、レバー体16の自由端18におけるファクシミリ装置本体2の上面部と接する部分に、摩擦係数の高いゴム材,表面にヤスリ目加工された布状材、あるいは粘着性のある材料などの係止部材22を付設し、この係止部材22をファクシミリ装置本体2の上面部に直接接触させることにより、両者間の摩擦抵抗によりファクシミリ装置本体2に対して排紙トレイ7を、第1実施形態と同様に折り曲げ状態に保持するようにしている。
【0023】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、不使用時にトレイを折り曲げた収納状態にしておくことが可能になり、またトレイを折り曲げた状態で、レバー体により機器本体に保持することができるため、折り曲げた状態が不用意に解除されるようなことがなくなるなど、スペースの有効利用を図ることができ、しかも、レバー体を設置しても、トレイ使用時にレバー体が用紙の搬送に干渉しないようすることができ、安全で使い勝手のよいトレイ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を説明するためのファクシミリ装置の側面図
【図2】本発明の第1実施形態における排紙トレイの斜視図
【図3】本発明の第1実施形態において排紙トレイを使用しないときの状態を示す側面図
【図4】本発明の第1実施形態における排紙トレイを折り曲げた状態を説明するための斜視図
【図5】本発明の第1実施形態におけるレバー体の自由端の形状を説明するための図
【図6】本発明の第2実施形態を説明するためのファクシミリ装置の側面図
【図7】従来のファクシミリ装置における各種トレイを説明するための斜視図
【符号の説明】
2 ファクシミリ装置本体
7 排紙トレイ
11 第1トレイ
12 第2トレイ
15 取付孔
16 レバー体
18 レバー体の自由端
18a レバー体の係止部と係合する部分
20 係止部
22 係止部材
Claims (4)
- 用紙搬送路に設けられ用紙が積載されるトレイ、あるいは排紙される用紙を受けるトレイと、当該トレイが設置される機器本体に対してトレイを保持するトレイ装置において、前記トレイを少なくとも2部材を互いに回転可能に連結して構成し、このトレイの一端部を前記機器本体に対して回転可能に設け、前記トレイの他部に設けた取付孔内にレバー体を回転可能に設け、このレバー体の一部が、前記トレイを折り曲げたときに前記機器本体側に突出して該機器本体の一部に係止し、かつ前記トレイが延ばされる使用状態になったとき、前記レバー体が前記トレイにおける用紙搬送面より突出しない前記取付孔内に位置することを特徴とするトレイ装置。
- 前記レバー体が自重により前記取付孔内に収納されるように構成したことを特徴とする請求項1記載のトレイ装置。
- 前記機器本体の一部に前記レバー体における前記トレイから突出する先端部分と係合する係止部を設け、また前記レバー体における前記係止部と係合する部分に円形部を設けたことを特徴とする請求項1または2記載のトレイ装置。
- 前記レバー体における前記トレイから突出する先端部分にゴム材または布状体または粘着性のある材料からなる係止部材を設け、この係止部材が前記機器本体の一部に摩擦抵抗により係止することを特徴とする請求項1または2記載のトレイ装置。
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