JP3924893B2 - 自動給紙装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばプリンタ、複写機等の画像形成装置に用紙を供給するための自動給紙装置に関するものであり、詳しくは、用紙のジャムが発生した場合に容易な処理を行え、またジャムの発生も減少させる分離パッドを備える自動給紙装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯可能な小型の画像形成装置は、携帯性を重視するため印刷用の用紙の供給は通常は一枚づつ手差しで行うが、もし多数の用紙に印刷したい場合には、多数の用紙を保持しつつ自動で画像形成装置に供給する自動給紙装置を別途取り付けて印刷するようなものがある。この自動給紙装置は、圧板によって用紙を給紙ローラに圧接して、給紙ローラの摩擦力により用紙が画像形成装置に搬送されるのであるが、さらに用紙搬送時には、分離パッドが給紙ローラに付勢されて圧接され、摩擦力を利用して2枚目以上の用紙の重送を防止する。
【0003】
ところが用紙を搬送する場合には、不所望に用紙が搬送途中に巻き込んだり、噛み込んだりする、いわゆるジャムが発生することがある。発生しやすい場所としては、搬送ローラや分離パッドの外、特に用紙の斜行補正のため、用紙を撓ませて先端を揃えるレジストローラ等が挙げられる。
【0004】
しかしてこのような場所でジャムが発生した場合は、巻き込んだ用紙を手で引き抜くなどが一般的な処置であるが、用紙が破れ断片化したような場合用紙を強い力で引き抜くには、把持する部分が小さすぎ力を入れにくい場合や、力を入れて引っ張れば用紙がさらに破れてしまうような場合がある。特に、給紙ローラや分離パッドは高摩擦係数のため、なかなか巻き込んだ用紙片等が取れにくい場合がある。
【0005】
そこで、このような場合、例えば特開昭57−203629号公報に記載される給紙装置のように用紙カセットを外すと分離パッドが外れ、ジャム処理を容易にするようなものが提案されている。また、特開平4−355557号公報に記載されているような情報処理装置のようにディスプレーユニットを閉じることで分離パッドの押圧力を解除するようなものも提案されている。さらに、特開昭57−13042号公報に記載されている紙葉類送出装置の紙詰まり排除装置のように、操作レバーを操作することで繰出ローラから規制ブロックを離間せしめジャム処理を容易にするものなども提案されている。そして特開昭56−43145号公報に記載されている給紙装置のように検出器が紙詰まりを検出すると自動的にソレノイドに通電され分離ローラからブレーキ板を引き離しジャム処理を容易にするようなものも提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、携帯性を重視する小型の画像形成装置に使用する自動給紙装置においては、特開昭57−203629号公報に記載されているような給紙カセットは元々装備されておらず、従って給紙カセットを外してジャム処理をするようなことはできない。また、用紙を載置している台を着脱可能にすることは構造が複雑になり、携帯性を害するという問題点がある。また特開平4−355557号公報に記載されているようなディスプレーユニットに連動させるものは、本発明のような着脱可能な自動給紙装置にはやはり元々装備されているものではなく、同様の構成を採ることはできないという問題がある。さらに特開昭57−13042号公報に記載されているような規制ブロックを操作するような構造は、部品点数も増え、携帯性が重視される自動給紙装置においては構造が複雑化し、コンパクト化に反し、重量も重くなるため、携帯性を害するという問題がある。そして特開昭56−43145号公報に記載されている給紙装置のように紙詰まりの検出機構と、ソレノイドで自動的に分離ローラからブレーキ板を引き離すような構造は極めて複雑な構造となるため携帯性を重視する自動給紙装置には到底使用できないという問題がある。
【0007】
この発明は上記課題を解決するものであり、極めて小型かつ簡単な構造であり、着脱式の携帯の自動給紙装置などであってもその携帯性を損なわず、極めて簡単な操作でジャム処理ができる自動給紙装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、請求項1に記載の自動給紙装置では、画像形成装置に着脱可能な自動給紙装置であって、複数の用紙を載置する用紙載置部と、前記用紙を一枚ずつ前記画像形成装置に搬送する給紙ローラと、付勢手段により付勢されて、前記給紙ローラに当接し前記用紙の重送を摩擦力で防止する分離パッドと、前記分離パッドを支持し、自動給紙装置本体の外部に一部を露出させるように配設された分離パッドホルダと、前記分離パッドホルダの前記一部であって、外部から直接操作することにより前記分離パッドを前記給紙ローラに接触しない位置へ移動させる分離パッドホルダ操作部とを備え、前記分離パッドホルダ操作部は、指をかけるための掛止部を有することを特徴とする。
【0009】
この構成に係る自動給紙装置では、高摩擦係数の給紙ローラと分離パッドに挟み込まれ、または巻き込まれた紙片などが、外部から分離パッドホルダを直接操作することで給紙ローラと分離パッドの間に間隙ができ、紙片を除去することができる。また構造が極めて小型かつ簡単で、着脱式の携帯の自動給紙装置などであってもその携帯性を害することがない。また、指を掛けるための掛止部を有するためジャム処理をするための分離パッドの操作が、容易になっている。
【0010】
また、請求項2に記載の自動給紙装置では、請求項1に記載の自動給紙装置の構成に加え、前記分離パッドホルダ操作部の掛止部は、突起部を有することを特徴とする。
【0011】
この構成に係る自動給紙装置では、ジャム処理時に、指がさらに掛けやすく、特に手探りでも場所が判り、また下に引き下げるような方向にも操作しやすい構造となっている。
【0012】
請求項3に記載の自動給紙装置では、画像形成装置に着脱可能な自動給紙装置であって、複数の用紙を載置する用紙載置部と、前記用紙を一枚ずつ前記画像形成装置に搬送する給紙ローラと、付勢手段により付勢されて、前記給紙ローラに当接し前記用紙の重送を摩擦力で防止する分離パッドと、前記分離パッドを支持し、自動給紙装置本体の外部に一部を露出させるように配設された分離パッドホルダと、前記分離パッドホルダの前記一部であって、外部から直接操作することにより前記分離パッドを前記給紙ローラに接触しない位置へ移動させる分離パッドホルダ操作部とを備え、前記分離パッドホルダは用紙幅方向から見た断面形状が略L字状になるように、前記分離パッドに対して、前記分離パッドホルダ操作部を設け、その分離パッドホルダ操作部は、その表面に略平面又は曲面板状の操作部分を有することを特徴とする。
【0013】
この構成に係る自動給紙装置では、高摩擦係数の給紙ローラと分離パッドに挟み込まれ、または巻き込まれた紙片などが、外部から分離パッドホルダを直接操作することで給紙ローラと分離パッドの間に間隙ができ、紙片を除去することができる。また構造が極めて小型かつ簡単で、着脱式の携帯の自動給紙装置などであってもその携帯性を害することがない。また、外部に突起物を設けることなく平坦な形状にすることができ、また、分離パッド操作部の面積を大きくすることで、直接目視して位置を確かめなくても操作が可能となる。
【0014】
請求項4に記載の自動給紙装置では、請求項1乃至請求項3に記載の自動給紙装置の構成に加え、前記分離パッドホルダ操作部の前記掛止部に対応して、前記自動給紙装置本体に開口部が形成されたことを特徴とする。
【0015】
この構成に係る自動給紙装置では、外部に突起物を設ける必要がなく、また凹部状の形状であるため手探りでも位置が容易に確認でき操作が容易となる。
【0016】
請求項5に記載の自動給紙装置では、画像形成装置に着脱可能な自動給紙装置であって、
複数の用紙を載置する用紙載置部と、前記用紙を一枚ずつ前記画像形成装置に搬送する給紙ローラと、付勢手段により付勢されて、前記給紙ローラに当接し前記用紙の重送を摩擦力で防止する分離パッドと、前記分離パッドを支持し、自動給紙装置本体の外部に一部を露出させるように配設された分離パッドホルダと、前記分離パッドホルダの前記一部であって、外部から直接操作することにより前記分離パッドを前記給紙ローラに接触しない位置へ移動させる分離パッドホルダ操作部とを備え、前記分離パッドホルダは、複数配置され、かつ、前記複数配置された分離パッドホルダを同時に操作可能な連動部を有することを特徴とする。
【0017】
この構成に係る自動給紙装置では、高摩擦係数の給紙ローラと分離パッドに挟み込まれ、または巻き込まれた紙片などが、外部から分離パッドホルダを直接操作することで給紙ローラと分離パッドの間に間隙ができ、紙片を除去することができる。また構造が極めて小型かつ簡単で、着脱式の携帯の自動給紙装置などであってもその携帯性を害することがない。給紙ローラと複数の分離パッドとの間に紙片が挟み込まれまたは巻き込まれた場合でも、それぞれの分離パッド操作部を別々に操作することなく、一個所の操作部を指一本でワンタッチで操作することにより複数の分離パッドを給紙ローラから離間させることができる。
【0018】
請求項6に記載の自動給紙装置では、請求項に記載の自動給紙装置の構成に加え、 記連動部が、前記分離パッドホルダ相互を連結するものであることを特徴とする。
【0019】
この構成に係る自動給紙装置では、指一本ですべての分離パッドを給紙ローラから離間することができジャム処理が極めて容易にできるだけでなく、部品数が少なく構造も極めて簡易にできる。
【0020】
請求項7に記載の自動給紙装置では、画像形成装置に着脱可能な自動給紙装置であって、複数の用紙を載置する用紙載置部と、前記用紙を一枚ずつ前記画像形成装置に搬送する給紙ローラと、付勢手段により付勢されて、前記給紙ローラに当接し前記用紙の重送を摩擦力で防止する分離パッドと、前記分離パッドを支持し、自動給紙装置本体の外部に一部を露出させるように配設された分離パッドホルダと、前記分離パッドホルダの前記一部であって、外部から直接操作することにより前記分離パッドを前記給紙ローラに接触しない位置へ移動させる分離パッドホルダ操作部とを備え、前記分離パッドの用紙側表面の給紙ローラとの当接部の用紙搬送方向下流側が、前記用紙を給紙ローラ側に沿って撓ませるように膨嵩部を有する形状とされたことを特徴とする。
【0021】
この構成に係る自動給紙装置では、高摩擦係数の給紙ローラと分離パッドに挟み込まれ、または巻き込まれた紙片などが、外部から分離パッドホルダを直接操作することで給紙ローラと分離パッドの間に間隙ができ、紙片を除去することができる。また構造が極めて小型かつ簡単で、着脱式の携帯の自動給紙装置などであってもその携帯性を害することがない。また、膨嵩部により用紙先端が上方に湾曲されて画像形成装置に進入し、画像形成装置の用紙挿入口の上部に当接してさらに下方に湾曲させるため、用紙が十分な空間を有する上方に凸の状態で十分に撓ませることができ、用紙の斜行補正をするための撓みを確実に発生させ、斜行補正を正しく行うことができる。
【0022】
請求項8に記載の自動給紙装置では、請求項1乃至のいずれかに記載の自動給紙装置の構成に加え、自動給紙装置を前記画像形成装置と分離した場合のみに前記分離パッドホルダ操作部が、自動給紙装置本体外部に露出することを特徴とする。
【0023】
この構成に係る自動給紙装置では、ジャム処理時以外は触れることがなく、ジャム処理時には、最も紙詰まりの起こしやすい部位を、自動給紙装置を分離することで分離パッド操作部を外部に操作可能に露出させる。
【0024】
【0025】
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を一の実施の形態により、図面を参照しつつ説明する。
【0027】
まず、本発明に係る一の実施の形態である自動給紙装置1の概略について、図1〜図3を用いて説明する。図1は、自動給紙装置1の外観の概略を示す正面側斜視図である。自動給紙装置1は、画像形成装置Pである携帯可能な小型のインクジェット方式のプリンタの給紙側に着脱自在に構成されている。本体フレーム8は、本体ケースを兼ね備えた部材で、プラスチック素材により構成され、用紙搬送方向の上流側に水平角約55度斜め上方に装着され、図1中Y方向である正面視略矩形の箱状に形成され、かつその下部が前方にやや膨らんだ形態を有する。本自動給紙装置1を画像形成装置Pから分離し、図1上におけるY方向からみると本体フレーム8の下部に用紙排出口84が配置されており、用紙排出口84の下部周縁に、本発明に係る分離パッド部32の操作部324が外部から2箇所観察可能に配置される。
【0028】
図2に示すように、本体フレーム8の上方には、印刷用単票の用紙Sを複数枚載置する用紙載置部2が配置され、その下部には給紙ローラ部3が配置される。給紙ローラ部3の正面視右側にはローラ軸駆動部4が設けられる。また、用紙載置部2の正面視右方であって、ローラ軸駆動部4の上方には予備のインクカートリッジ51を収納するインクカートリッジ収納部5が配置されている。
【0029】
次に、図3及び図4により本発明の特徴である分離パッド部32の概略を説明をすると、給紙ローラ31の下方であって、用紙載置部2の圧板21下流側端部の直後に分離パッド320が配設される。分離パッド320はホルダ321に坦持されており、ホルダ321の形状は、略矩形の板状の部材であって、給紙ローラ31と当接する部分が給紙ローラ31の形状に合わせて給紙ローラ31に沿った曲面をなしている。このホルダ321は、分離パッド320を給紙ローラ31に接触可能な位置に坦持しており、給紙ローラ31或いはカラー33に対して接触状態または非接触状態に自在になるように揺動可能に支持軸322により本体フレーム8に枢着されている。また、ホルダ321は、付勢手段であるバネ323により給紙ローラ31側に付勢されている。分離パッド320は、ゴム等の摩擦係数の大きい材料からなり、用紙Sを給紙ローラ31が搬送する際に2枚以上の用紙を搬送した場合に、分離パッド320側の用紙を分離パッド320の摩擦力で引き止め、もって用紙の重送を防止するものである。なお、ホルダ321の分離パッド320の用紙幅方向の長さは、図2に示すように左右の給紙ローラ31およびカラー33に対面するような長さに形成されている。
【0030】
次に、本実施の形態に係る自動給紙装置1について詳細に説明する。用紙載置部2には、図3に示すように用紙載置部蓋81が係止軸811により開閉自在に軸支されている。また、用紙載置部蓋81を開放した場合に、その開度を規制するための突起状の係止ストッパ813が係止軸811に近接する位置において前記用紙載置部蓋81の内側に凸設され、圧板21の側板212に当接することにより用紙載置部蓋81の開度を規制している。用紙載置部2の天頂部には、用紙載置部蓋81を閉めたとき、用紙Sを挿入するための開口部となるように用紙挿入口83が形成されている。
【0031】
用紙載置部2の内部は、図1及び図3に示すように、本実施形態での使用最大用紙幅であるJISのA4サイズより若干幅の広い米国レターサイズと同幅で、かつ用紙挿入口83近傍から給紙ローラ31近傍に至る長さで、矩形の板状の部材からなる圧板21が配置される。圧板21は、用紙を裏面から支持する底板211と、底板両側に配置された壁状の用紙を両側端部から案内する側板212からなり、圧板支持軸213により用紙挿入口83両端部近傍で本体フレーム8に軸支され、給紙ローラ31近傍の圧板裏面に配置された2つのコイルバネからなる圧板バネ214により給紙ローラ31方向に付勢されている。
【0032】
圧板21上の正面視左方には、図1及び図2に示すように、用紙幅に応じた案内をするため水平方向に摺動可能なサイドガイド23が配設される。そのサイドガイド23の主要部をなす底板231は、圧板21の約5分の1の幅で、長さが圧板21の約3分の2である矩形薄板状部材からなり、圧板21の表面に当接されて配置され、その底板231の左端部に壁状に設けられた側壁232は、用紙S側端部を案内する。圧板21の底板211に、連結口236が、幅方向に水平な開口部を形成し、連結口236を介しサイドガイド底板231(図示せず)がスライダ234に連結される。圧板底板211裏面には、用紙幅方向に水平に対向して設けられたラチェットレール235(図示せず)が配設される。スライダ234は、ラチェット爪237(図示せず)を上下方向にそれぞれ有し、ラチェットレール235に案内されて水平方向に摺動可能に配設され、サイドガイド23は、圧板21の表面上をスライダ234により案内されて水平方向に摺動する。スライダ234は、ラチェット爪237がラチェットレール235の歯に噛み合い、サイドガイド23は任意の位置で固定される。
【0033】
延長ガイド6は、図1及び図2に示すように、左右一対の延長ガイド6R、6Lがそれぞれ隅部を軸支されて配設される。以下延長ガイド6を、図2中右方の6Rを例に挙げて説明をする。底部61は、図2のように延長ガイド6Rを使用する状態に展開した場合に、左側上の隅部が切り欠かれた全体が五角形の形状に形成されており、用紙Sを裏面から支持する。また、底部61は、右上隅部近傍、即ち用紙S搬送方向上流側で、かつ用紙S端部側の一部が正方形状の用紙面と平行に形成され平面部が形成され、他の底部に比較して一段高い凸部611となっている。凸部611からその周囲に連続するように斜面部612が形成され、底部61の下方および左方は、最も低く用紙面と平行なL字形の平面である底面部613が形成されている。
【0034】
底部61の用紙S端部側の辺り全体に、用紙Sを側方から案内するため、壁状の側部ガイド壁62が凸部611より更に高く形成されている。側部ガイド壁62の裏面側には、図示しない内部中空のレーストラック状の環状の突起部である補強部64が設けられて、延長ガイド6を展開した場合の支持部材として機能する。側部ガイド壁62と底部61と補強部64は、それらの外側端部において同一平面上に連設され側壁60を構成している。
【0035】
軸支部63は、補強部64の下端部において裏面側に向かって2段の円筒状に凸設されている。軸支部63は、用紙挿入口83周縁の本体側周縁831の両端部近傍で、外側裏面から図3に示すように係止ネジ631により軸止されている。なお、正面視左方の延長ガイド6Lは、前述延長ガイド6Rと対称に形成されていること以外は同様に形成されている。
【0036】
延長ガイド6は、自動給紙装置1の使用時には、図2に示すように、用紙Sの搬送方向の上流側に、圧板21と略同一平面上に延長するように展開される。用紙Sを載置した場合に、用紙Sの両側端部が左右の凸部611に裏面から支持され、用紙Sの用紙幅方向の中央部側の部分は、底面部613に支持され、また用紙中央部は、左右の延長ガイドの間隙上の空間に位置する。そのため延長ガイド6は、用紙Sの上流側部分を下方に凸となるように湾曲した状態で支持することになる。
【0037】
延長ガイド6は、携帯時には図1中6Rに示すように、軸支部63を軸に回動して用紙載置部2内に収納される。この場合延長ガイド60の底部61は、上述した如く角が切り欠かれた五角形形状とされているため、収納するために回動しても、互いに干渉することなく収納できる。収納された底部61は、圧板21と積層され、側壁60は用紙挿入口83に収納される。この場合、前述のように側部ガイド壁62、底部61、補強部64の端部は同一平面上に揃えられ、これらが一体となって側壁60を構成し、用紙挿入口83の蓋体として機能する。収納された延長ガイド6は、側部ガイド壁62端部が蓋側周縁832に、補強部64端部が本体側周縁831に、それぞれ密着して、外部からの異物の侵入を防止するように形成される。また、収納された延長ガイド6は、本体側周縁831にかまぼこ形に凸設されたストッパ813により係止されるため不所望な展開が防止され、携帯時に延長ガイド6が飛び出してしまうことを防いでいる。
【0038】
なお、収納された延長ガイド6を再び展開するには、用紙載置部蓋81を開放すれば容易に展開できる。
【0039】
給紙ローラ31は、図2に示されるように、用紙Sの側端部から用紙幅方向の約3分の1中央寄りの、圧板21の用紙S搬送方向の下流側端部近傍に2個所配置され、給紙ローラ軸34と一体的に回転するよう設けられている。また、圧板21に対して給紙ローラ31は、用紙Sの搬送方向下流側の表面に接触可能に設けられている。給紙ローラ31は、用紙Sに高摩擦係数でもって接触可能な円周面状の接触面312と、用紙Sと接触しない2つの平面からなる非接触面313、314を備え、側断面が略D字状に形成されている。図2に示すように、左右の給紙ローラ31の両側面には、円盤状で用紙Sの屈曲を防止するするための、用紙Sに対して低摩擦係数のプラスティックからなるカラー33が給紙ローラ軸34に遊嵌されている。カラー33の外半径は、給紙ローラ31の接触面312における外半径より若干小さく、非接触面313と回転中心との距離よりは若干大きく形成されている。従って、用紙Sに給紙ローラ31の接触面312が対面している場合は用紙Sには給紙ローラ31が直接接触し、給紙ローラ31の非接触面313が対面している場合には給紙ローラ31は直接接触できずカラー33が接触することになる。なお圧板21の給紙ローラ31及びカラー33が圧板21と接触する部分は、用紙Sがなくなった時に、給紙ローラ31が空転しやすく、かつ用紙Sの過度の滑りを防止するべく中程度の摩擦係数のコルク材の薄板からなる圧板パッド216が設けられている。
【0040】
ここで分離パッド部32について図4から図11を参照しつつ詳説する。前述のように、給紙ローラ31と当接する圧板21の下流側直下には、分離パッド320が設けられ、分離パッド320を設けたホルダ321が配設されている。このホルダ321は、給紙ローラ31に対して分離パッド320が当接、離間可能に揺動自在に支持軸322により枢着されており、かつバネ323により給紙ローラ31側に付勢されている。従って用紙Sが給紙ローラ31と分離パッド320の間にある時には、用紙Sは通常分離パッド320と、給紙ローラ31の接触面312又はカラー33の何れかに挟持されている。また給紙ローラ31と分離パッド320は、ゴム等の摩擦係数の大きい材料からなるため、ここに挟持された用紙Sは、簡単には抜けないことになる。
【0041】
ここで、ホルダ321は回動可能で、ホルダ下流部321cは外部に露出させ操作部324として形成されているため、この操作部324に指を掛けて図5中、上方に押し上げれば、支持軸322を支点として分離パッド320はバネ323の付勢力に抗してホルダ321は図5中右回りに回動し、給紙ローラ31の接触面312と分離パッド320を離間させることができ、この間に挟まった用紙Sなどは容易に外すことができる。
【0042】
なお、操作部324は、本実施の形態においては、図4、図5に示すようなホルダ321の下流部321cの端部を下方に折り曲げたような形状を例示するが、他の形状も種々採用できる。
【0043】
例えば、図6に示すように操作部324として突起部326を設け、指を掛けやすくして操作性を高めたものなどが考えられる。この場合は、指が引っかかりやすく操作が容易になるばかりでなく、触っただけで位置が分かるため目視での確認が不要になり操作性を高めることができる。
【0044】
さらに、図7に示すように、折り曲げたホルダ321の下流部321cの端部をさらに下方に延長して露出面の面積を広く取り、ここに滑り止め327などの加工をし、これに対応して本体フレーム8に開口部を設けたような形状も望ましい。この形状では、突起部326がなく、他のものに引っかかったりして破損するようなこともなく、また、面積が大きいことから、同様に目視で位置を確認しなくても、指で触ることで位置が確認できるため、操作性が高くなるものである。特に、この部分に滑り止めの加工327をすればさらに操作性は良くなるものである また、図8に示すように、ホルダ321の形状は、本実施形態と同様であるが、本体フレーム8に指を挿入して操作するための開口部328を設けたものも望ましいものである。この形状では、突起物がないため前述のような問題がなく、また開口部328があるため、指で操作部324を上方に押し上げることが極めて容易で操作性も高いものである。また、この場合も目視しなくても指で触ることで位置が確認できる。なお、特段の部品も必要とされない。
【0045】
さらに、分離パッド320の配置数は任意であるが、複数の分離パッド320を配置した場合には、それぞれの操作部324を操作するのは煩雑であり、特に片方の手はジャム処理のため必要であるから、片手で分離パッドのホルダ321の操作ができることが望ましい。そこで、図2に示すように、複数の分離パッドのホルダ321を一の部材で連動させて押し上げるように押上部材325のようなものを備えることが望ましい。また、各分離パッドホルダ321を相互に連結し、一の分離パッドホルダとして構成されたものも操作が容易で望ましいものである。なお、この場合は、本来の分離パッドとしての機能を損なわないために弾性を有する素材を用いることが必要で、相互の細かい動きを規制しないような弾性が要求される。
【0046】
次に、ホルダ321の下流部321cには、搬送される用紙S先端を上方に湾曲させるような膨嵩部329が設けられる。用紙Sは、それ自身の弾性を有するため放置しておけば平面に戻ろうとする。従って、給紙ローラ31で搬送されている用紙Sの先端は、図9に示すように、α方向に用紙先端を沿わせながら分離パッド320及びホルダ321の上を摺動して行く。これを本実施形態では、図10の(A)に示すようにホルダの下流部321cに上方に膨らみを持たせた膨嵩部329を設け、これに沿って用紙S先端を上方に湾曲せしめるものである。
【0047】
圧板カム35は、図2及び図6に示すように先端にV字状の凹部を有する棒状の突起形状で、ローラ軸34に環装されている。また、圧板21の左右の側板212の下流側端部には、三角形の突起状の圧板従動部215が設けられており、圧板従動部215は、給紙カム35に圧接されるように配設されてる。給紙カム35の突起部は、給紙ローラ31の非接触面313が圧板パッド216と、また給紙ローラ31の非接触面314が分離パッド320とそれぞれ対向する位置になった場合に、圧板従動部215を押圧し、先端の凹部に圧板従動部215が嵌入されるように形成されている。圧板従動部215が押圧されて圧板21は、下方に揺動し、給紙ローラ31及びカラー33は、圧板パッド216に対して間隙を生じる。また、分離パッド32は、給紙ローラ31の非接触面314に対向しているが、前述のようにカラー33の外周の方が外側に位置しているため、分離パッド320は、カラー33と接触した状態となっている。
【0048】
なお、以下の説明では、給紙カム35と圧板従動部215が嵌合された状態を、初期位相と呼び、給紙カム35が、圧板従動部215と嵌合を外れた状態を回転位相と呼ぶ。
【0049】
なお回転位相の場合は、前述のように給紙ローラ31の接触面312の外周の方がカラー33の外周よりも半径が大きいため、接触面312が用紙Sに接触し、カラー33は用紙Sに接触しない。
【0050】
ローラ軸34は、本体フレーム8にネジ止めされた鉄製薄板からなる軸受け板49により回転可能に軸支されている。正面視右方の軸受け板49に軸支されたローラ軸34の端部には、給紙ローラギア48が設けられ、画像形成装置Pに備えられた駆動モータ及び伝動ギア機構(図示しない)により、与えられた駆動力が本自動給紙装置1の動力伝達ギア41に伝えられ、その駆動力はローラ軸駆動部4を介して給紙ローラギア48に伝達されてローラ軸34を駆動する。
【0051】
ローラ軸駆動部4について、図11を参照して詳述する。図1に示すように本体フレーム8に開口された穴からギア保護板86により保護されて動力伝達ギアであるギアA41が、外部に突設されている。図11に示すように画像形成装置Pの搬送ローラギアP11は図示しない駆動モータ、伝動ギア機構により駆動力が付与されている。本自動給紙装置1は、後述の脚部係止フック73、本体係止フック85により画像形成装置Pに装着され、動力伝達ギアであるギアA41と、搬送ローラギアP11とが噛み合わされて、レジストローラP1に付与された駆動力がギアA41に伝達され、ギアA41は、順方向F又は逆方向Rの方向に回転する。
【0052】
ギアA41からは、順次ギアB大42a、ギアB小42b、ギアC大43a、ギアC小43bと駆動力が伝達されるとともに減速され、ギヤD外44aに伝達される。ギアD外44aと同軸に、同径・同歯数のギアD内44bが連設され、さらにギアD外44aには遊星歯車である振り子ギアE45が配置され、ギヤD内44bには遊星歯車である振り子ギアG47が配置される。
【0053】
ここで、画像形成装置PのレジストローラP1により用紙を搬送方向に送る向きを順方向とする。もし逆方向に搬送ローラギアP11が回転すれば、ギアA41は、右側面断面である図11において、R方向の回転となる。そうすればギヤD外44a及びギヤD内44bは、左回転となり、振り子ギアE45は、45aの位置に回転移動して、ギアF46と噛み合う。一方、振り子ギアG47は、47bの位置に回転移動して給紙ローラギア48との噛み合いが外れる位置になる。
【0054】
逆に、画像形成装置PのレジストローラP1が用紙を搬送方向に送る順方向に回転すれば、ギアA41は、右側面断面である図11において、F方向の回転となる。そうすればギヤD外44a及びギヤD内44bは、右回転となり、振り子ギアE45は、45bの位置に回転移動して、ギアF46との噛み合いが外れる。一方、振り子ギアG47は、47aの位置に回転移動して給紙ローラギア48と噛み合う位置にとなる。給紙ローラギア48は、ギアF46とは、常時噛み合うように全周に歯が設けられているが、振り子ギアG47と噛み合う面は図11に示すような位置に歯のない間欠部481を有する。
【0055】
そのため、逆方向に回転するときは、駆動力は振り子ギアE45aから、ギアF46を介して給紙ローラギア48に常時噛み合っているため、常に11図の図上で右回転、即ち給紙ローラを用紙搬送方向に回転させるように駆動力が伝達される。ところが、順方向に回転する場合、振り子ギアG47から駆動力が給紙ローラギア48に伝達されていても、給紙ローラギア48が回転して、噛み合い部分が間欠部481にくれば、以後は振り子ギアG47がいくら回転しても給紙ローラギア48の回転が停止する。この回転が停止する位置は、前述の初期位相の状態である。即ち、順回転の場合は、給紙ローラ31は、給紙カム35と圧板従動部215が嵌合された状態となり、圧板従動部215によって圧板21は押圧されて下方に揺動し、給紙ローラ31の回転が、非接触面313と圧板パッド216が対峙する位置に停止し、給紙ローラ31及びカラー33は、圧板パッド216に対して間隙を生じる。また、分離パッド320は、給紙ローラ31の非接触面314に対峙し、分離パッド32は、カラー33と接触した状態となる。
【0056】
本実施形態の画像形成装置Pに使用するインクカートリッジ51は、液体インクを使用するインクジェット方式のもので、カートリッジ内に液体インクを内蔵したものである。カートリッジ51は、袋状のインク袋をプラスチックケースに入れたもので、インクカートリッジ収納部5は、該ケースを嵌入できる大きさに形成されており、本実施形態では、このカートリッジ51を2個収納できる。
【0057】
なお、図1に示すように自動給紙装置1の底部には、細長状の若干の弾性を有した合成樹脂製の板状の脚部7が軸支部72を脚係止ネジ87により本体フレーム8に軸止され、本体フレーム8の底面に水平に回動するように軸支されている。脚部7は、図6に示すように脚部7の長手方向を自動給紙装置1の長手方向(用紙幅方向)と略垂直に交差するように回動させ展開されると、支え部71が自動給紙装置の重心点の鉛直下よりも背面方向に延設されて、自動給紙装置1の重量を支え、自動給紙装置1を自立させるものである。図2、図3及び図6に示すように、支え部71の先端には、脚部7を展開した状態で対向する方向から約45度上方に向けて、矩形の板状の突起部分であるストッパ74が備えられている。脚部7の正面側端部は、先端上面に、爪状の突起物である係止フック73を備える。脚部7は、長手方向を自動給紙装置1の長手方向と同一方向に回動させれば、脚部が本体底部の下に収納されるため、携帯時には邪魔な突起部分が生じない。収納する場合に、前記のストッパ74があるため、ちょうど収納された角度で脚部の回動が規制される。なお、脚部7を引き出したい場合に、ストッパ74に、指をかけて引き起こすこともできる。
【0058】
図1に示すように、本体フレーム8の給紙ローラ部3及びローラ軸駆動部4の両端部分に、2つの係止フック85を有する。係止フック85は、下方に凹部を有し、先端鉤状の鉄製薄板からなり、後述のローラ軸34の軸受け板49の一部に突起部分を設け、本体フレーム8を貫通させて形成されたものである。
【0059】
自動給紙装置1は、画像形成装置Pに対して以下のように装着される。脚部7を、本体底部の長手方向と交差する向きに回動させた状態で、画像形成装置1に図1のように近接させる。そして、図6に示すように、係止フック85を、画像形成装置Pに設けられた係止部P6に挿入し、係止フック85の先端の鉤状の部分を係止部P6に掛止して固定する。さらに、脚部7の先端の係止フック73を、脚部の弾性を利用して下方に撓ませ係止フック73の突起部分を画像形成装置Pの係止部P7の凹部に嵌入させて係止させる。以上のように自動給紙装置1を画像形成装置Pに装着すれば、自動給紙装置1の用紙排出口84が画像形成装置Pの用紙挿入口P8と連通し、また、画像形成装置Pの搬送ローラギアP11が、自動給紙装置1の動力伝達ギアAと噛み合って固定される。
【0060】
以下本実施の形態に係る自動給紙装置1が画像形成装置Pに装着された場合の動作について説明する。まず、用紙載置部蓋81を開放して延長ガイド6を展開し、所定枚数の用紙Sの正面視右方の側端部を圧板21の側板212に当接させ、用紙Sの用紙幅に合わせてサイドガイド23を摺動させて、サイドガイド23の側壁232をもう一方の用紙側端部と当接させる。用紙先端部を圧板21の底板211に沿って用紙載置部2に挿入する。この時用紙Sの先端部は、分離パッドホルダ321の上端に当接してセットさせる。
【0061】
画像形成装置Pに所定の画像情報が入力されると、画像形成装置Pのコントローラ(図示せず)からの指令により駆動モータ(図示せず)が回転する。本実施形態の場合、駆動モータは、最初にレジストローラP1を用紙搬送方向と逆方向に回転させるように駆動する。駆動モータの回転は、動力伝達機構(図示せず)を介して搬送ローラギアP11を、逆方向に回転させ、ギアA41は、右側面断面である図11において、時計廻りである右向きの回転となる。そうしてギヤD外44a及びギアD内44bは、左回転となり、振り子ギアE45は、45aの位置に回転移動して、ギアF46と噛み合う。振り子ギアG47は、47bの位置に回転移動して給紙ローラギア48との噛み合いが外れる位置にとなる。そのため、駆動力は振り子ギアE45aから、ギアF46を介して給紙ローラギア48に常に図11の図上で右回転、即ち給紙ローラ31を用紙搬送方向に回転させるように駆動力が伝達される。
【0062】
給紙ローラ31は、当初初期位相の状態にあり、給紙ローラ31は、給紙カム35と圧板従動部215が嵌合された状態で、圧板従動部215によって圧板21は押圧されて下方に位置しており、給紙ローラ31は、非接触面313と圧板パッド216が対向する位置にある。給紙ローラ31及びカラー33は、圧板パッド216に対して間隙を有しておりここに印刷用紙Sが積層されている。また、分離パッド320は、給紙ローラ31の非接触面314に対向し、分離パッド321は、カラー33と接触した状態である。給紙ローラ31の回転に伴って、給紙ローラ31は回転位相になる。即ち、給紙ローラ31の接触面312が用紙に接触し、カラー33は用紙面に接触しない。接触面に接している積層された多数枚の一番上の用紙Sは給紙ローラ31の接触面312により搬送されるが、2枚目以下は、分離パッド320の摩擦により搬送を阻止されて、そのまま用紙載置部2に残留する。搬送された一枚の用紙Sは、自動給紙装置1の用紙排出口84から、画像形成装置Pの用紙挿入口P8から画像形成装置P内搬入される。搬送された用紙Sの先端が画像形成装置PのレジストローラP1に達するとレジストローラP1は搬送方向と逆向きに回転しているため、レジストローラP1と従動ローラP2の間に用紙S先端部は進入しようとするが、進入できず用紙Sが撓んで用紙S先端がレジストローラP1に一様に押し付けられ用S紙の斜行が補正される。
【0063】
この斜行補正において、分離パッド320のホルダ321が膨嵩部329を有するため、以下のような作用がある。この膨嵩部329は、用紙S先端を用紙自身の弾性に抗して上方に湾曲させる。そして図10(A)に示すように、上方に湾曲された用紙Sの先端は、画像形成装置Pの用紙挿入口P8の上部周縁βに当接する。そしてこの用紙挿入口P8の周縁にガイドされて用紙先端は下方に湾曲する。この場合、ホルダ321の膨嵩部329に下方を支えられているため用紙Sは、上方に凸に湾曲しながら、用紙S先端は、さらに画像形成装置Pの内部に進入する。そして用紙S先端がレジストローラP1に到達する。レジストローラP1は用紙Sの進入時には、図示しないコントローラにより搬送方向とは逆方向に回転している。給紙ローラ31に搬送されている用紙S先端は、このレジストローラP1とこれに連れ回る従動ローラP2に進入を阻まれ、レジストローラP1と従動ローラP2の位置で進行が停止する。しかし、用紙Sの上流方向においては給紙ローラ31が引き続き順方向に用紙を搬送するため、用紙Sは中間位置で余った用紙により撓みを生じてくる。この場合、図10(B)に示すように、膨嵩部329により用紙Sは既にこの場所では上方に凸に湾曲しているため、用紙Sが撓む場合でもこの位置で、かつ上方に凸の状態で撓みを生じる。この膨嵩部329の上方は空間を設けておくことが可能であるため、用紙Sは余裕を持って十分に撓み、その間に用紙Sが斜行して進入した場合でもレジストローラP1の位置で用紙Sの先端が揃うことになる。そして、図示しないコントローラによりレジストローラP1が順方向に回転させられて、用紙Sの先端は同時にレジストローラP1と従動ローラP2に挟み込まれて斜行が補正された状態で真っ直ぐに画像形成装置Pに進入して行き、所定の画像形成が正しい姿勢で形成される。
【0064】
一方、分離パッドホルダ321に膨嵩部329を有さない場合は、用紙S先端は同様に分離パッドホルダ321から画像形成装置Pの用紙挿入口P8を進入し、前述のようにレジストローラP1においてその進行を阻まれる。この時、用紙Sは、膨嵩部329がないのでホルダ下流部321cでは、用紙Sそれ自身の弾性から下方に凸の状態になっている。しかし、下方には用紙Sが撓むべき余裕が構造上取ることは不可能である。従って、先端の進行をレジストローラP1で阻まれ、後方から用紙Sが給紙ローラ31から搬送されると、その用紙Sは、画像形成装置Pの用紙挿入口P8近傍や、レジストローラP1の近傍において用紙Sが撓み、これらの場所で用紙Sが撓むとこれを吸収する余裕がないために用紙Sは、ジャムを引き起こすことになる。
【0065】
つまり、膨嵩部329を設けることで上述のような原因のジャムを防止することが可能となる。
【0066】
この斜行補正が終了すると、用紙センサ(図示せず)により、駆動モータ(図示せず)が反転し逆方向から順方向に回転方向を変える。順方向に回転する場合、振り子ギアG47から駆動力が給紙ローラギア48に伝達され、振り子ギアG47と噛み合った給紙ローラギア48は、逆回転の時と同じように用紙を搬送方向に回転し、給紙ローラ31は用紙を引き続き搬送する。用紙は、順方向に回転している画像形成装置PのレジストローラP1、従動ローラP2の間に噛み込まれ、搬送される。給紙ローラギア48が回転して、噛み合い部分が間欠部481に来た時、振り子ギアGは給紙ローラギア48との噛み合いが解除され、振り子ギアG47が回転しても、給紙ローラギア48の回転は停止する。この給紙ローラギア48の回転が停止するのは、前述初期位相の状態になった時で、給紙ローラ31は用紙Sとの接触を離れ、回転を停止させるが、用紙Sは引き続き画像形成装置PのレジストローラP1により搬送される。さらに用紙Sは、所定の印刷位置に来たところで第2の用紙センサ(図示せず)により位置が検出され、コントローラ(図示せず)からの指令により印字ヘッドP51を備えたキャリアP5がガイドロッドP52、ガイドレールP53に案内されて移動しながら用紙に印刷を開始する。用紙は、所定の印刷を終えると、コントローラ(図示せず)からの指令により用紙Sを用紙排出口P9より排出するまで搬送する。
【0067】
ここで、用紙がジャムを起こした場合の操作について説明する。まず、用紙Sが、用紙載置部2に載置した用紙Sが、搬送途中に詰まってジャムを起こしたような場合には、もし用紙載置部蓋81を開放して、ジャムを起こした用紙が見えていれば用紙載置部2から引き抜く。
【0068】
ジャムを起こした用紙が見えない場合、または上記の方法で用紙が破断して、断片が内部に残ってしまったような場合は、自動給紙装置1を画像形成装置Pから外し、自動給紙装置1の用紙排出口84からジャムを起こした用紙を引き出す。この場合において、分離パッド部32の構造から、用紙排出口84からジャムを起こした用紙を引き抜くことは、分離パッド320の支点の位置関係と摩擦係数が高いことから用紙に対する圧縮力して働き、極めて大きな力で引き抜かなければならず、給紙ローラ31や分離パッド部32の機構を痛めかねない。そこで、分離パッドホルダ321の操作部324を押し上げながら間隙を作って用紙を引き抜くことにより、給紙ローラ31や分離パッド部32の機構に無理な力を与えずに、これらを痛めることなく安全かつ小さい力で、ジャムを起こした用紙を更に断片化させることなく用紙を排除できる。
【0069】
本実施形態は、以上のような構成を有するため以下のような効果を生じるものである。
【0070】
即ち、センサやアクチュエータなどを用いることなく、また如何なる動力も必要とせず、極めて簡単な構造で、着脱式の携帯の自動給紙装置などであってもその携帯性を損なわず、極めて簡単な操作でジャム処理ができる。
【0071】
以上、一の実施の形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上述した実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の改良変更が可能であることは容易に推察できるものである。
【0072】
例えば、画像形成装置Pは、インクジェットプリンタに限らず、サーマルプリンタでも請求項1ないし請求項7の発明を構成する。
【0073】
また、分離パッド部32の構造の違いは、周知のものはもちろん、分離パッドホルダを枢着したものに限らず、平行な移動をするものであっても本発明を適用できる。
【0074】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、請求項1に記載の自動給紙装置では、画像形成装置に着脱可能な自動給紙装置であって、複数の用紙を載置する用紙載置部と、前記用紙を一枚ずつ前記画像形成装置に搬送する給紙ローラと、付勢手段により付勢されて、前記給紙ローラに当接し前記用紙の重送を摩擦力で防止する分離パッドと、前記分離パッドを支持し、自動給紙装置本体の外部に一部を露出させるように配設された分離パッドホルダと、前記分離パッドホルダの前記一部であって、外部から直接操作することにより前記分離パッドを前記給紙ローラに接触しない位置へ移動させる分離パッドホルダ操作部とを備えたことを特徴とするため、高摩擦係数の給紙ローラと分離パッドに挟み込まれ、または巻き込まれた紙片などが取れにくくジャム処理が困難な場合でも、外部から分離パッドホルダを直接操作するだけで、給紙ローラと分離パッドの間に間隙ができ、容易に紙片を除去することができ、極めて簡単な操作でジャム処理ができるという効果がある。
【0075】
またその構造においても、分離パッドの一部を外部に操作可能に露出させるだけでよく、極めて小型かつ簡単な構造であり、着脱式の携帯の自動給紙装置などであってもその携帯性を害することがない。さらに、前記分離パッドホルダ操作部は、指をかけるための掛止部を有することを特徴とするため、ジャム処理をするための分離パッドの操作が、指を掛けやすいため容易に操作できるという効果がある。
【0076】
また、請求項2に記載の自動給紙装置では、請求項1に記載の自動給紙装置の効果に加え、前記分離パッドホルダ操作部の掛止部は、突起部を有することを特徴とするため、ジャム処理時に、指がさらに掛けやすく、特に手探りでも場所が判り、また下に引き下げるような方向にも操作しやすいという効果がある。
【0077】
請求項3に記載の自動給紙装置では、高摩擦係数の給紙ローラと分離パッドに挟み込まれ、または巻き込まれた紙片などが取れにくくジャム処理が困難な場合でも、外部から分離パッドホルダを直接操作するだけで、給紙ローラと分離パッドの間に間隙ができ、容易に紙片を除去することができ、極めて簡単な操作でジャム処理ができるという効果がある。またその構造においても、分離パッドの一部を外部に操作可能に露出させるだけでよく、極めて小型かつ簡単な構造であり、着脱式の携帯の自動給紙装置などであってもその携帯性を害することがない。さらに、前記分離パッドホルダは用紙幅方向から見た断面形状が略L字状なるように、前記分離パッドに対して、前記分離パッドホルダ操作部を設け、その分離パッドホルダ操作部は、その表面に略平面又は曲面板状の操作部分を有することを特徴とするため、外部に突起物を設けることなく平坦な形状にすることもでき、また、分離パッド操作部の面積を大きくすることで、直接目視して位置を確かめなくても操作が可能となるという効果がある。
【0078】
請求項4に記載の自動給紙装置では、請求項1乃至のいずれかに記載の自動給紙装置の効果に加え、前記分離パッドホルダ操作部の前記掛止部に対応して、前記自動給紙装置本体に開口部が形成されたことを特徴とするため、外部に突起物を設ける必要がなく自動給紙装置を分離した場合でも不要に他のものに引っかけたりせずぶつけて破損することもない。また凹部状の形状であるため手探りでも位置が容易に確認でき、操作も確実にかつ容易にできるという効果がある。
という効果がある。
【0079】
請求項5に記載の自動給紙装置では、高摩擦係数の給紙ローラと分離パッドに挟み込まれ、または巻き込まれた紙片などが取れにくくジャム処理が困難な場合でも、外部から分離パッドホルダを直接操作するだけで、給紙ローラと分離パッドの間に間隙ができ、容易に紙片を除去することができ、極めて簡単な操作でジャム処理ができるという効果がある。またその構造においても、分離パッドの一部を外部に操作可能に露出させるだけでよく、極めて小型かつ簡単な構造であり、着脱式の携帯の自動給紙装置などであってもその携帯性を害することがない。さらに、前記分離パッドホルダは、複数配置され、かつ、前記複数配置された分離パッドホルダを同時に操作可能な連動部を有することを特徴とするため、給紙ローラと複数の分離パッドとの間に紙片が挟み込まれまたは巻き込まれた場合でも、それぞれの分離パッド操作部を別々に操作することなく、一個所の操作部を指一本でワンタッチで操作することにより複数の分離パッドを給紙ローラから離間させることができるため、使用しない他方の手でジャム処理が簡単にできるという効果がある。
【0080】
請求項6に記載の自動給紙装置では、請求項5に記載の自動給紙装置の効果構成に加え、前記連動部が、前記分離パッドホルダ相互を連結するものであることを特徴とするため、指一本ですべての分離パッドを給紙ローラから離間することができジャム処理が極めて容易になるという効果だけでなく、部品数が少なく構造も極めて簡易になるという効果がある。
【0081】
請求項7に記載の自動給紙装置では、高摩擦係数の給紙ローラと分離パッドに挟み込まれ、または巻き込まれた紙片などが取れにくくジャム処理が困難な場合でも、外部から分離パッドホルダを直接操作するだけで、給紙ローラと分離パッドの間に間隙ができ、容易に紙片を除去することができ、極めて簡単な操作でジャム処理ができるという効果がある。またその構造においても、分離パッドの一部を外部に操作可能に露出させるだけでよく、極めて小型かつ簡単な構造であり、着脱式の携帯の自動給紙装置などであってもその携帯性を害することがない。さらに、前記分離パッドの用紙側表面の給紙ローラとの当接部の用紙搬送方向下流側が、前記用紙を給紙ローラ側に沿って撓ませるように膨嵩部を有する形状とされたことを特徴とするため、膨嵩部により用紙先端が上方に湾曲されて画像形成装置に進入し、画像形成装置の用紙挿入口の上部にに当接してさらに下方に湾曲させるため、用紙が十分な空間を有する上方に凸に十分に撓ませることができ、膨嵩部により下方には撓まないため、用紙の斜行補正をするための撓みを確実に発生させ、斜行補正を正しく行うことができる。そのため斜行補正の失敗によるジャムを未然に防止できるという効果がある。
【0082】
請求項8に記載の自動給紙装置では、請求項1乃至のいずれかに記載の自動給紙装置の効果に加え、前記自動給紙装置を前記画像形成装置と分離した場合のみに前記分離パッドホルダ操作部が、自動給紙装置本体外部に露出することを特徴とするため、ジャム処理時以外は触れることがなく、ジャム処理時には、最も紙詰まりの起こしやすい部位を、自動給紙装置装置を分離することで露出させ、その際分離パッド操作部を外部に操作可能に露出させることで、ジャム処理の容易化を図ることができるという効果ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態の自動給紙装置1の外観を示す正面側斜視図である。
【図2】 用紙載置部蓋81及び本体ケースの上部を省略した自動給紙装置1の図1におけるY方向からの図において、分離パッドホルダ321を連結した例を示す図である。
【図3】 自動給紙装置1の分離パッド部32を含む図1におけるX方向からの断面図である。
【図4】 分離パッド320をカラー33と接触させた状態の、分離パッド部32付近の部分拡大図である。
【図5】 分離パッド320をカラー33と非接触とした状態の、分離パッド部32付近の部分拡大図である。
【図6】 分離パッドホルダ操作部324に突起部326を有する例を示す図である。
【図7】 断面がL字状の分離パッドホルダの操作部324の例を示す図である。
【図8】 分離パッドホルダ操作部324近傍の自動給紙装置1本体に開口部328を有する例を示す図である。
【図9】 分離パッド320に膨嵩部329を有さない場合の用紙Sの状態を表わす図である。
【図10】 (A) 分離パッド320に膨嵩部329を有する場合の用紙Sの進入状態を表わす図である。
(B) 分離パッド320に膨嵩部329を有する場合の用紙Sの撓み状態を表わす図である。
【図11】 ローラ軸駆動部4を示す図1におけるX方向からの断面模式図である
【符号の説明】
1 自動給紙装置
2 用紙載置部
3 給紙ローラ部
31 給紙ローラ
32 分離パッド部
320 分離パッド
321 分離パッドホルダ
323 バネ(付勢手段)
324 操作部
325 押上部材
326 突起部
327 すべり止め
328 開口部
329 膨嵩部
4 ローラ軸駆動部
5 インクカートリッジ収納部
6 延長ガイド
7 脚部
8 本体フレーム
81 用紙載置部蓋
P 画像形成装置
S 用紙

Claims (8)

  1. 画像形成装置に着脱可能な自動給紙装置であって、
    複数の用紙を載置する用紙載置部と、
    前記用紙を一枚ずつ前記画像形成装置に搬送する給紙ローラと、
    付勢手段により付勢されて、前記給紙ローラに当接し前記用紙の重送を摩擦力で防止する分離パッドと、
    前記分離パッドを支持し、自動給紙装置本体の外部に一部を露出させるように配設された分離パッドホルダと、
    前記分離パッドホルダの前記一部であって、外部から直接操作することにより前記分離パッドを前記給紙ローラに接触しない位置へ移動させる分離パッドホルダ操作部とを備え
    前記分離パッドホルダ操作部は、指をかけるための掛止部を有すること
    を特徴とする自動給紙装置。
  2. 前記分離パッドホルダ操作部の掛止部は、突起部を有すること
    を特徴とする請求項に記載の自動給紙装置。
  3. 画像形成装置に着脱可能な自動給紙装置であって、
    複数の用紙を載置する用紙載置部と、
    前記用紙を一枚ずつ前記画像形成装置に搬送する給紙ローラと、
    付勢手段により付勢されて、前記給紙ローラに当接し前記用紙の重送を摩擦力で防止する分離パッドと、
    前記分離パッドを支持し、自動給紙装置本体の外部に一部を露出させるように配設された分離パッドホルダと、
    前記分離パッドホルダの前記一部であって、外部から直接操作することにより前記分離パッドを前記給紙ローラに接触しない位置へ移動させる分離パッドホルダ操作部とを備え、
    前記分離パッドホルダは用紙幅方向から見た断面形状が略L字状になるように、前記分離パッドに対して、前記分離パッドホルダ操作部を設け、その分離パッドホルダ操作部は、その表面に略平面又は曲面板状の操作部分を有すること
    を特徴とする自動給紙装置。
  4. 前記分離パッドホルダ操作部の前記掛止部に対応して、前記自動給紙装置本体に開口部が形成されたこと
    を特徴とする請求項乃至請求項のいずれかに記載の自動給紙装置。
  5. 画像形成装置に着脱可能な自動給紙装置であって、
    複数の用紙を載置する用紙載置部と、
    前記用紙を一枚ずつ前記画像形成装置に搬送する給紙ローラと、
    付勢手段により付勢されて、前記給紙ローラに当接し前記用紙の重送を摩擦力で防止する分離パッドと、
    前記分離パッドを支持し、自動給紙装置本体の外部に一部を露出させるように配設された分離パッドホルダと、
    前記分離パッドホルダの前記一部であって、外部から直接操作することにより前記分離パッドを前記給紙ローラに接触しない位置へ移動させる分離パッドホルダ操作部とを備え、
    前記分離パッドホルダは、複数配置され、
    かつ、前記複数配置された分離パッドホルダを同時に操作可能な連動部を有すること
    を特徴とする自動給紙装置。
  6. 前記連動部が、前記分離パッドホルダ相互を連結するものであること
    を特徴とする請求項に記載の自動給紙装置。
  7. 画像形成装置に着脱可能な自動給紙装置であって、
    複数の用紙を載置する用紙載置部と、
    前記用紙を一枚ずつ前記画像形成装置に搬送する給紙ローラと、
    付勢手段により付勢されて、前記給紙ローラに当接し前記用紙の重送を摩擦力で防止する分離パッドと、
    前記分離パッドを支持し、自動給紙装置本体の外部に一部を露出させるように配設された分離パッドホルダと、
    前記分離パッドホルダの前記一部であって、外部から直接操作することにより前記分離パッドを前記給紙ローラに接触しない位置へ移動させる分離パッドホルダ操作部とを備え、
    前記分離パッドの用紙側表面の給紙ローラとの当接部の用紙搬送方向下流側が、前記用紙を給紙ローラ側に沿って撓ませるように膨嵩部を有する形状とされたこと
    を特徴とする自動給紙装置。
  8. 前記自動給紙装置を前記画像形成装置と分離した場合のみに前記分離パッドホルダ操作部が、自動給紙装置本体外部に露出すること
    を特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の自動給紙装置。
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