JP2001094697A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP2001094697A
JP2001094697A JP26937599A JP26937599A JP2001094697A JP 2001094697 A JP2001094697 A JP 2001094697A JP 26937599 A JP26937599 A JP 26937599A JP 26937599 A JP26937599 A JP 26937599A JP 2001094697 A JP2001094697 A JP 2001094697A
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JP26937599A
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Yoshiaki Suzuki
義章 鈴木
Katsumi Obana
克己 小花
Kazuyuki Morinaga
和幸 森永
Hideyuki Terajima
英之 寺嶋
Naohiro Iwata
直宏 岩田
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カバー手段の開閉させるときに、必要なとき
のみダンパ作用が働き、装置本体とロックする最終段階
ではダンパ作用が解除されるので、操作性に優れる画像
形成装置の提供。 【解決手段】 パネル7が待機位置から動作位置に向け
て自重で落下することを防止するダンパ機構を備えた画
像処理装置であって、パネル7が待機位置から動作位置
に回動されたときに付勢力を解除し、かつ動作位置から
待機位置側に所定角度分回動されたときに付勢力を発生
するように構成する欠歯部57を円弧ギア65に形成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理装置に係
り、特にカバー部の開閉時における操作性を向上させる
ための技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】画像処理装置の内、ファクシミリは一般
企業への普及がほぼ一巡し、近年では一般家庭へも広く
普及しつつある。なかでもA4サイズのような定型のシ
ート状の原稿を自動読取りすることのできる自動原稿給
送装置(ADF)や大型LCDを有するファクシミリの
需要が大きい。この結果、操作パネルが大型化し、かつ
自動原稿給紙装置機構と一体化されていることが多く、
カバー手段であるパネルユニットがさらに重くなる傾向
にある。
【0003】一方、パネルユニットの下部には感熱ロー
ル紙、インクジェット記録機構、熱転写シート機構など
の記録機構や読取り部が存在し、それらのメンテナンス
や消耗品の交換などの際に、パネルユニットを随時回動
させ装置内部にアクセス可能にしなければならない。
【0004】このようにユーザはパネルユニットなどの
カバー手段の開閉を頻繁におこなうが、カバー手段を閉
める際には、途中で手を離してもカバー手段と装置本体
とが衝打しないようにするため、及び装置本体とカバー
手段の間に手を挟まないようにするためなどの理由か
ら、カバー手段が閉まる速度を吸収する付勢手段である
ダンパ機構が設けられている。このダンパ機構は、カム
機構によりカバーユニットの落下速度をコントロールし
たり圧縮バネやコイルばねを用いて衝撃を和らげるよう
にしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のように、カバー
手段であるパネルユニットと装置本体の間で、カバー手
段を動作位置に固定するための係合部に上記のようなダ
ンパ機構をカム機構を介在させてて設けることでカバー
手段を閉める途中で手を離しても、その位置で停止させ
ることができ、安全な速度で閉めることを可能にしてい
た。
【0006】しかし、カム機構を用いた場合、カバー手
段全体の重量を支えるため非常に大きなヒンジが必要と
なったり、カバー手段を閉める時だけでなく開ける際に
も負荷がかかりユーザが重たく感じる原因となってい
た。
【0007】また、ダンパ機構にコイルバネ、圧縮ばね
を用いた場合には、最終的にカバー手段を装置本体側と
ロックする場合においてもダンパトルクが負荷され続け
ることにより、カバーが半閉まりになりやすいとかロッ
クするための力が大きくなるといった問題があった。
【0008】したがって、本発明は上記の問題点に鑑み
て成されたものであり、カバー手段の開閉させるとき
に、必要なときのみダンパ作用が働き、装置本体とロッ
クする最終段階ではダンパ作用が解除されることで操作
性に優れた画像形成装置を提供することを目的としてい
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決し、課
題を達成するために、本発明によれば、画像処理部を内
蔵した装置本体の上面を覆う動作位置と、前記上面を開
放する待機位置との間で支軸廻りに回動自在に設けられ
るカバー手段と、前記カバー手段を前記待機位置側に回
動させるための付勢力を発生させることで前記カバー手
段が前記待機位置から前記動作位置に向けて自重で落下
することを防止する付勢手段とを具備した画像処理装置
であって、前記付勢手段を、前記カバー手段が前記待機
位置から前記動作位置に回動されたときに前記付勢力を
解除し、かつ前記動作位置から前記待機位置側に所定角
度分回動されたときに前記付勢力を発生するように構成
したことを特徴としている。
【0010】また、原稿読取り部と、記録部と画像処理
部とを内蔵した装置本体から斜め前方に傾斜して設けら
れる上面を覆う動作位置と、前記上面を開放する待機位
置との間で支軸廻りに回動自在に設けられ、かつ操作部
と原稿または記録シートの搬送路とを設けたカバー手段
と、前記カバー手段を前記待機位置側に回動させるため
の付勢力を発生させることで前記カバー手段が前記待機
位置から前記動作位置に向けて自重で落下することを防
止する付勢手段と、前記カバー手段を前記動作位置に不
動状態にする係止手段とを具備した画像処理装置であっ
て、前記付勢手段を、前記カバー手段が前記待機位置か
ら前記動作位置に回動されたときに前記付勢力を解除
し、かつ前記係止手段が解除され、前記動作位置から前
記待機位置側に所定角度分回動されたときに前記付勢力
を発生するように構成したことを特徴としている。
【0011】また、前記付勢手段は、前記装置本体に配
設されるとともに、ギア部とトルク発生部とからなるト
ルク発生部材と、前記カバー手段の前記支軸を中心とし
て形成されるとともに、前記動作位置に回動されたとき
に、前記ギア部との歯合を解除する欠歯部と、前記所定
角度分回動されたときに前記ギア部に歯合する歯部とを
有する円弧ギアとから構成されることを特徴としてい
る。
【0012】また、前記円弧ギアは、弾性材から形成さ
れるとともに、前記噛合するときに最初に前記ギア部に
歯合する歯部を歯元の方向へ退避可能に構成したことを
特徴としている。
【0013】また、前記トルク発生部材は、前記装置本
体に固定される胴部と、前記胴部に一端が、また他端が
前記装置本体に対して固定されて前記胴部に巻回される
コイルバネを用い、前記ギア部の回転方向により緩みト
ルクと締りトルクの2種類のトルクを得ることを可能し
たバネクラッチ機構であることを特徴としている。
【0014】また、前記トルク発生部材は、オイルダン
パにより構成されていることを特徴としている。
【0015】また、前記カバー手段は、前記記録部の上
方において回動自在に配設され、前記カバー手段を前記
待機位置に回動させることで、前記記録部にアクセス可
能としたことを特徴としている。
【0016】そして、前記カバー手段は、前記搬送路の
上方に位置され、前記カバー手段を前記待機位置に回動
させることで前記搬送路にアクセス可能としたことを特
徴としている。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好適な一実施形
態であって、本発明をファクシミリ装置に適用した場合
につき、添付の図面を参照して説明する。
【0018】先ず、図1、図2はファクシミリ装置1の
外観斜視図、図3は中心断面図である。図1、2及び3
において、ファクシミリ装置本体1には、記録紙を1枚
ずつ分離給送するASF(Auto Sheet Feeder)部2と、
このASF部2から搬送された記録紙(シート)に対し
て画像を記録する記録部3と、原稿を1枚ずつ分離給送
するADF(Auto Document Feeder)部4と、このADF
部4から搬送された原稿の画像を読み取る読取り部5と
が上記のADF部4の下流側に夫々配置されている。
【0019】また、装置本体1には、着脱可能に構成さ
れ、かつ装置本体1に装着された時は読取り部の一部を
形成するハンドスキャナ6と、装置本体1の操作を行う
ためのボタン類や装置の状態を示す表示部12を設けた
操作パネル部7とが設けられている。
【0020】以上の構成において、図3、図4の中心断
面図であって支点9を中心に操作パネル部7を開けた時
の断面図を用いて記録動作の説明をする。ASF部2に
セットされた記録紙の後端が垂れ下がらないように支持
するため装置本体1に回動可能に設けられたトレイ13
が設けられており、さらにその内部にサブトレイ14を
内接させている。このトレイ13はADF部4にセット
された原稿のトレイも兼用している。圧板22は、圧板
支点22aを中心に上下に回動可能に構成されており、
その上面に複数枚の記録紙が積載される。記録紙幅スラ
イダ23は、記録紙の幅方向の動きを規制する。ピック
アップローラ24でピックアップされるように構成され
ている。
【0021】記録紙にインクを吐出し画像を記録する記
録部は、装置本体1に対して操作パネル部開時に着脱可
能なインクカートリッジ21を設けている。給送ローラ
25、26は不図示のバネにより給送ローラ25に圧接
しており、給送ローラに従動するピンチコロとして機能
し、拍車に圧接する排紙ローラ27をともに搬送を行な
うように構成されている。
【0022】以上の構成において、記録を開始する信号
が送られると、記録紙搬送モータ50(図5に図示)が
回転され、圧板22の保持状態が解除され、積載されて
いる記録紙先端を上方へ持ち上げると共に、ピックアッ
プローラ24を図4における時計方向に回転させる。こ
の結果、圧板22に積載された記録紙の上層部はピック
アップローラ24に接して、図中の矢印Pの方向に搬送
され、分離シート28により下層の記録紙が堰きとめら
れて最上部の記録紙が1枚ずつ分離されて、記録部3へ
と搬送される。
【0023】このようにして、1枚に分離された記録紙
先端がセンサ29により検知された後、印字位置まで搬
送された記録紙にインクを吐出させて画像を記録する。
記録方式はインクカートリッジ21の往復動作と記録紙
の搬送動作を順次繰り返して記録紙に画像を記録するも
のである。1ページ分の画像データが終了するか、セン
サ29が記録紙の後端を検知して所定ステップ数記録紙
を搬送したところで、記録紙後端が印字位置に位置する
と記録紙1ページ分の記録動作を終了して、装置本体1
の前面の下方に設けられた開口部に排出されて一連の記
録動作を終了する。また、次ページの画像データがあれ
ば、上記の一連の動作を繰り返し記録を行うように構成
されている。
【0024】次に、図3、図4を用いて読取り動作の説
明をする。矢印Dは原稿の搬送経路を示す。原稿の搬送
路は、セットされた原稿の幅方向を規制する原稿スライ
ダー31と、分離ローラ32と、支点33aを中心に回
動可能に設けられた摩擦片33と、原稿給送ローラ34
と、給送ローラ34に対向する給紙コロ35であって、
板バネ36で給送ローラ34に圧接するコロとから構成
されている。
【0025】原稿の画像情報を読み取るコンタクトイメ
ージセンサ(CIS)37と、このCIS37に対向す
る位置に設けられた読取り白基準板38とから画像読取
り部が構成されており、CIS37が原稿を読み取る前
にこの白基準板38を読取り、読取り信号の出力レベル
の補正を行い、原稿読取り中は原稿の上方(裏側)から
自重で原稿のばたつきを防止するようにしている。この
CIS37の下流側には原稿排紙ローラ39aと従動す
るローラ39bが対を成して配置されている。原稿排紙
ローラ39aは板バネ36によりローラ39bに圧接さ
れている。ハンドスキャナ6の装置本体1への着脱状態
を検知するセンサ40が図示のように配設されている。
【0026】以上の構成において、原稿が開口部にセッ
トされてセンサ41が原稿のセットが検知され、ユーザ
が操作パネル部7に設けられた読取り開始ボタンを押下
すると、図5の読取りモータ50が回転駆動され、駆動
伝達ギアA63等を介して分離ローラ41を矢印A方向
に駆動する。この結果、原稿はADF部最下層の1枚の
みが分離されて、原稿読取り部5へと搬送される。AD
F部4で分離された原稿は原稿給送ローラ34と給送コ
ロ35のニップ部に導かれ、挟持されて搬送される。
【0027】また、原稿給送ローラ34付近に設けられ
た不図示のセンサにより原稿先端を検知されると読取り
モータ50は所定のステップ数回転したのち停止して、
原稿をCIS37手前の所定の位置で停止させる。その
後、読取りモータ50を回転させ原稿を所定ステップ数
搬送して、CIS37の読取りラインに到達させた後
に、原稿の下面を1ラインずつ順次読み取る。
【0028】このようにして、読取りを終えた原稿は原
稿排紙ローラ39aとローラ39bのニップ部に導かれ
て挟持されて搬送され、装置前面に設けられた開口部か
ら機外へ排出される。一方、原稿が複数枚セットされて
いる時は、センサ41が原稿無し状態を検知するまで、
読取りモータ50を回転駆動させて、ADF部4で原稿
を1枚ずつ分離し搬送し、順次CIS37で画像データ
を読み取る動作を繰り返す。
【0029】次に図1〜図4を用いて操作パネル部7の
開閉について説明をおこなうと、操作パネル部7は、ガ
イド部材8に固定され、かつ図2に図示するように支点
9を中心にガイド部材8と一体的に上下に回動可能に構
成されている。ロック11はガイド部材8の側面に軸着
された読取り駆動系(図5を参照)と装置本体側の固定
をするためものである。操作パネル部7はロック解除レ
バー10を押し上げることでロックが解除され、支点9
を中心に回動可能となる。
【0030】操作パネル部7を上方に押し上げることに
より、原稿の搬送路が露出し原稿ジャム処理が可能とな
ると共に、ハンドスキャナ6が矢印Hの方向へ取り出し
可能な状態となる。また、この時に、インクカートリッ
ジ21の交換用の開口部20が露出し、開口部20から
インクカートリッジ21にアクセス可能となりインクが
無くなった場合などにおいて、インクカートリッジ21
が矢印Cの方向へ交換可能となる。ハンドスキャナ6を
装置本体1から取り外すと記録紙排出口を形成する開口
部の上方を開放し記録紙のジャム処理が容易となる。
【0031】次に図5、図6、図7を用いて付勢手段で
あるダンパ機構について説明をおこなう。本体左側には
駆動基板51が立設されており、そこに読取り駆動モー
タ50、駆動伝達用のギア用軸(不図示)、パネルロッ
ク軸52、クラッチ軸53が軸止されている。このクラ
ッチ軸53は、トルク発生ギア54を軸着するためのも
のである。
【0032】図7に示す通り、トルク発生ギア54端部
にはねじりコイルバネ55が捲着されており、かつねじ
りコイルバネ55の端部は駆動基板51に掛止されてい
る。このためにトルク発生ギア54と共に連れ回ること
はない。またフランジ部59と駆動基板51により、軸
方向へのずれは規制されている。ねじりコイルバネ55
に対しトルク発生ギア54は摺動しながら回転可能なの
で、トルク発生ギア54の回転方向に応じて、ねじりコ
イルバネが締り方向となったり緩み方向となったりする
が、締り方向にトルク発生ギア54を回転させるには大
きなトルクを要する。
【0033】一方、ガイド部材8には図示のような円弧
状のゼグメントギアであるアームギア56が保持されて
おり、トルク発生ギア54と歯合するように設けられて
いる。この結果、パネル7を閉める方向の回転にワンウ
ェイクラッチの締りトルクを利用すれば、ダンパ作用に
よりパネルの落下速度を吸収することができるように構
成されている。
【0034】アームギア56の一部には、パネル角度が
ある値を超えるとギアの噛み合いが終わるような欠歯部
57が設けられている。この欠歯部57ではトルク発生
ギア54と噛み合いが解除され、アームギア56にはト
ルク発生ギア54から緩みトルクも締りトルクも作用し
ない状態となる。このために、従来パネルロック時にも
加わっていたダンパ作用を任意のパネル開閉角度で取り
去ることができ、ロックに必要な力が軽減されるばかり
か、操作性が向上することになる。また読取り系との位
置決め時に不必要な押圧力がなくなるので、搬送動作に
影響を与えずに単純な機構により高画質の画像を得られ
るようになった。
【0035】ボス155はアームギア56のカム部65
が乗り越えることで操作パネル部7を開状態で保持する
ためのものであり、装置本体の外装材から突設されてい
る。また、アームギア56が歯元方向へ逃げるのを防止
するためのガイド軸60がさらに設けられており、この
ガイド軸60により組立て性が向上するとともに、脱調
等の問題を防ぐようにしている。
【0036】さらにアームギア56の欠歯部57が噛み
合いを始める、つまり操作パネル7を閉じた状態から開
けようとする時に、歯先同士が衝突してパネルが回動不
能になることを避けるために、アームギア56の噛み合
いの最初に当たる歯をスリット58により歯元の方へ退
避可能な構造としている。これにより噛み合いの開始が
円滑かつ確実におこなえるようになった。
【0037】なお、上記実施形態においては、操作パネ
ル部7を手前に回動させるものであったが、支点9を手
前にし操作パネル奥側を回動させるものであっても同様
の効果が得られることは言うまでもない。
【0038】また、図7において、一点鎖線で図示のオ
イルダンパ機構200をトルグ発生ギア54の他端に設
けるようにしても同様の効果を得ることができる。
【0039】以上のようにトルクを発生させるトルク発
生部とギア部を併せ持つトルク発生ギアを装置本体側に
設け、カバー部とトルク発生ギアを架設する円弧ギアと
噛み合わせることでダンパ効果を得て、さらに一部欠歯
を設け、その位置をカバー部と本体をロックする位相に
合わせて設定すれば、カバー部が全開の状態から本体と
ロックされる手前まではダンパが作用し、ロックする時
にはダンパ作用を解除することが可能となる。以上のよ
うにして必要なときのみにダンパ作用が働き、装置本体
とロックする最終段階ではダンパ作用が解除されるよう
にできる。
【0040】以上の説明から明らかなように、円弧ギア
をカバー手段に結合し、かつトルク発生ギアとの噛み合
いを解除するような欠歯部を設け、この欠歯部をカバー
閉時に相当する位相に配置ことでトルクが解除され、カ
バー部を閉める力が軽減されるようになる。
【0041】また、円弧ギアを弾性材により形成し、か
つ噛み合いの最初に当たる歯を歯元の方向へ退避可能な
構造にしたので、ギアの噛み合いが円滑かつ確実になっ
た。また、バネクラッチ機構を形成したので、カバーを
閉める時のみにダンパ作用を得ることが可能になった。
また、オイルダンパにより構成して、機構が単純になる
とともにカバー手段の移動速度に比例したダンパ作用を
得ることが可能になった。記録部にアクセス可能となる
ので、記録紙ジャム処理や、カートリッジなど消耗品の
交換やメンテナンスが容易となり、かつまた原稿のジャ
ム処理が容易となった。カバー部は、操作パネルを成
し、かつ原稿通紙部と一体になっているので装置の小型
化が実現可能となった。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
カバー手段の開閉させるときに、必要なときのみダンパ
作用が働き、装置本体とロックする最終段階ではダンパ
作用が解除されるので、操作性に優れる画像形成装置を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明をファクシミリ装置に適用した実施形態
を図示した外観斜視図である。
【図2】図1のファクシミリ装置のカバー手段であるパ
ネルを待機位置に開いた状態を表わす外観斜視図であ
る。
【図3】図1、2の中心断面図である。
【図4】図1、2のパネルを開けた状態を表わす中心断
面図である。
【図5】円弧ギア56とトルク発生ギア54の位置関係
を説明する断面図である。
【図6】図5の状態でパネル7を開けた断面図である。
【図7】トルク発生ギア54のバネクラッチ機構を説明
する図である。
【符号の説明】
1 装置本体 7 パネル(カバー手段) 9 支点(支軸) 54 トルク発生ギア 57 欠歯部 65 円弧ギア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森永 和幸 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 寺嶋 英之 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 岩田 直宏 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2C061 AP03 AP07 AQ04 AQ05 BB10 CD07 CD11 5C062 AB00 AD02 AD06 BA00

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像処理部を内蔵した装置本体の上面を
    覆う動作位置と、前記上面を開放する待機位置との間で
    支軸廻りに回動自在に設けられるカバー手段と、前記カ
    バー手段を前記待機位置側に回動させるための付勢力を
    発生させることで前記カバー手段が前記待機位置から前
    記動作位置に向けて自重で落下することを防止する付勢
    手段とを具備した画像処理装置であって、 前記付勢手段を、 前記カバー手段が前記待機位置から前記動作位置に回動
    されたときに前記付勢力を解除し、かつ前記動作位置か
    ら前記待機位置側に所定角度分回動されたときに前記付
    勢力を発生するように構成したことを特徴とする画像処
    理装置。
  2. 【請求項2】 原稿読取り部と、記録部と画像処理部と
    を内蔵した装置本体から斜め前方に傾斜して設けられる
    上面を覆う動作位置と、前記上面を開放する待機位置と
    の間で支軸廻りに回動自在に設けられ、かつ操作部と原
    稿または記録シートの搬送路とを設けたカバー手段と、 前記カバー手段を前記待機位置側に回動させるための付
    勢力を発生させることで前記カバー手段が前記待機位置
    から前記動作位置に向けて自重で落下することを防止す
    る付勢手段と、 前記カバー手段を前記動作位置に不動状態にする係止手
    段とを具備した画像処理装置であって、 前記付勢手段を、 前記カバー手段が前記待機位置から前記動作位置に回動
    されたときに前記付勢力を解除し、かつ前記係止手段が
    解除され、前記動作位置から前記待機位置側に所定角度
    分回動されたときに前記付勢力を発生するように構成し
    たことを特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記付勢手段は、 前記装置本体に配設されるとともに、ギア部とトルク発
    生部とからなるトルク発生部材と、 前記カバー手段の前記支軸を中心として形成されるとと
    もに、前記動作位置に回動されたときに、前記ギア部と
    の歯合を解除する欠歯部と、前記所定角度分回動された
    ときに前記ギア部に歯合する歯部とを有する円弧ギア
    と、から構成されることを特徴とする請求項1または2
    のいずれかに画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記円弧ギアは、弾性材から形成される
    とともに、前記噛合するときに最初に前記ギア部に歯合
    する歯部を歯元の方向へ退避可能に構成したことを特徴
    とする請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記トルク発生部材は、前記装置本体に
    固定される胴部と、前記胴部に一端が、また他端が前記
    装置本体に対して固定されて前記胴部に巻回されるコイ
    ルバネを用い、前記ギア部の回転方向により緩みトルク
    と締りトルクの2種類のトルクを得ることを可能したバ
    ネクラッチ機構であることを特徴とする請求項3または
    4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記トルク発生部材は、オイルダンパに
    より構成されていることを特徴とする請求項3または4
    のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記カバー手段は、前記記録部の上方に
    おいて回動自在に配設され、前記カバー手段を前記待機
    位置に回動させることで、前記記録部にアクセス可能と
    したことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記カバー手段は、前記搬送路の上方に
    位置され、前記カバー手段を前記待機位置に回動させる
    ことで前記搬送路にアクセス可能としたことを特徴とす
    る請求項2に記載の画像処理装置。
JP26937599A 1999-09-22 1999-09-22 画像処理装置 Withdrawn JP2001094697A (ja)

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