JP2001088854A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP2001088854A
JP2001088854A JP26937699A JP26937699A JP2001088854A JP 2001088854 A JP2001088854 A JP 2001088854A JP 26937699 A JP26937699 A JP 26937699A JP 26937699 A JP26937699 A JP 26937699A JP 2001088854 A JP2001088854 A JP 2001088854A
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locking
cover
gear
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JP26937699A
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English (en)
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Yoshiaki Suzuki
義章 鈴木
Katsumi Obana
克己 小花
Kazuyuki Morinaga
和幸 森永
Hideyuki Terajima
英之 寺嶋
Naohiro Iwata
直宏 岩田
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カバー手段を待機位置に移動付勢する付勢手
段を設け、さらに動作位置に保持する係止手段を設けた
画像処理装置において、安定したダンパ作用を得ること
ができる画像処理装置の提供。 【解決手段】 パネル7が待機位置から動作位置に向け
て自重で落下することを防止するダンパ機構を備えた画
像処理装置であって、トルクギアのクラッチ軸53と、
パネルロック軸52とを共通の駆動基板51上に固定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理装置に係
り、特にカバー部の開閉時における操作性を向上させる
ための技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】画像処理装置の内、ファクシミリは一般
企業への普及がほぼ一巡し、近年では一般家庭へも広く
普及しつつある。なかでもA4サイズのような定型のシ
ート状の原稿を自動読取りすることのできる自動原稿給
送装置(ADF)や大型LCDを有するファクシミリの
需要が大きい。この結果、操作パネルが大型化し、かつ
自動原稿給紙装置機構と一体化されていることが多く、
カバー手段であるパネルユニットがさらに重くなる傾向
にある。
【0003】一方、パネルユニットの下部には感熱ロー
ル紙、インクジェット記録機構、熱転写シート機構など
の記録機構や読取り部が存在し、それらのメンテナンス
や消耗品の交換などの際に、パネルユニットを随時回動
させ装置内部にアクセス可能にしなければならない。
【0004】このようにユーザはパネルユニットなどの
カバー手段の開閉を頻繁におこなうが、カバー手段を閉
める際には、途中で手を離してもカバー手段と装置本体
とが衝打しないようにするため、及び装置本体とカバー
手段の間に手を挟まないようにするためなどの理由か
ら、カバー手段が閉まる速度を吸収する付勢手段である
ダンパ機構が設けられている。このダンパ機構は、カム
機構によりカバーユニットの落下速度をコントロールし
たり圧縮バネやコイルばねを用いて衝撃を和らげるよう
にしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のように、カバー
手段であるパネルユニットと装置本体の間で、カバー手
段を動作位置に固定するための係合部に上記のようなダ
ンパ機構をカム機構を介在させてて設けることでカバー
手段を閉める途中で手を離しても、その位置で停止させ
ることができ、安全な速度で閉めることを可能にしてい
た。
【0006】しかし、カム機構を用いた場合、カバー手
段全体の重量を支えるため非常に大きなヒンジが必要と
なったり、カバー手段を閉める時だけでなく開ける際に
も負荷がかかりユーザが重たく感じる原因となってい
た。
【0007】そこで、所謂バネクラッチ等をダンパ機構
に適用し、カバー部を開ける際にはバネクラッチの緩み
トルク、閉める際には締りトルクを利用することが考え
られる。しかしながら、この方式によれば、ギアの噛み
合いを利用するので、トルク発生用ギアの取り付け精度
が必要となる。特に、カバー部に原稿または記録シート
搬送のための搬送ローラを設ける場合において、読取り
画質安定化のためには、カバー部と本体結合時の正確な
位置決めが必要であるが、従来は別個に設ける場合が多
く精度確保をすることができない問題点があった。
【0008】したがって、本発明は上記の問題点に鑑み
て成されたものであり、カバー手段を待機位置に移動付
勢する付勢手段を設け、さらに動作位置に保持する係止
手段を設けた画像処理装置において、安定したダンパ作
用を得ることができる画像処理装置の提供を目的として
いる。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決し、課
題を達成するために、本発明によれば、画像処理部を内
蔵した装置本体の上面を覆う動作位置と前記上面を開放
する待機位置との間で支軸廻りに回動自在に設けられる
カバー手段と、前記カバー手段を前記待機位置側に回動
させるための付勢力を発生させることで前記カバー手段
が前記待機位置から前記動作位置に向けて自重で落下す
ることを防止する付勢手段と、前記カバー手段を前記動
作位置に不動状態にする係止手段とを具備した画像処理
装置であって、前記付勢手段と前記係止手段とを前記装
置本体に固定される共通の基部に設けたことを特徴とし
ている。
【0010】また、原稿読取り部と、記録部と画像処理
部とを内蔵した装置本体から斜め前方に傾斜して設けら
れる上面を覆う動作位置と、前記上面を開放する待機位
置との間で支軸廻りに回動自在に設けられ、かつ操作部
と原稿または記録シートの搬送路とを設けたカバー手段
と、前記カバー手段を前記待機位置側に回動させるため
の付勢力を発生させることで前記カバー手段が前記待機
位置から前記動作位置に向けて自重で落下することを防
止する付勢手段と、前記カバー手段を前記動作位置に不
動状態にする係止手段とを具備した画像処理装置であっ
て、前記付勢手段と前記係止手段とを前記装置本体に固
定される共通の基部に設けたことを特徴としている。
【0011】また、前記付勢手段は、前記基部に固定さ
れる軸体で軸支されるギア部とトルク発生部とからなる
トルク発生部材と、前記カバー手段の前記支軸を中心と
して形成されるとともに、前記ギア部に歯合する歯部と
を有する円弧ギアとから構成され、また、前記カバー手
段の係止部に対して係止する前記係止手段の係止軸を、
前記基部に固定するように構成したことを特徴としてい
る。
【0012】また、前記基部において、前記円弧ギアが
前記ギア部に対する歯合状態から外れないように規制す
る突起軸部を固定したことを特徴としている。
【0013】また、前記突起軸部は、前記係止軸と同一
部材から形成されていることを特徴としている。
【0014】そして、前記カバー手段は、前記搬送路の
上方に位置され、前記カバー手段を前記待機位置に回動
させることで前記搬送路にアクセス可能としたことを特
徴としている。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好適な一実施形
態であって、本発明をファクシミリ装置に適用した場合
につき、添付の図面を参照して説明する。
【0016】先ず、図1、図2はファクシミリ装置1の
外観斜視図、図3は中心断面図である。図1、2及び3
において、ファクシミリ装置本体1には、記録紙を1枚
ずつ分離給送するASF(Auto Sheet Feeder)部2と、
このASF部2から搬送された記録紙(シート)に対し
て画像を記録する記録部3と、原稿を1枚ずつ分離給送
するADF(Auto Document Feeder)部4と、このADF
部4から搬送された原稿の画像を読み取る読取り部5と
が上記のADF部4の下流側に夫々配置されている。
【0017】また、装置本体1には、着脱可能に構成さ
れ、かつ装置本体1に装着された時は読取り部の一部を
形成するハンドスキャナ6と、装置本体1の操作を行う
ためのボタン類や装置の状態を示す表示部12を設けた
操作パネル部7とが設けられている。
【0018】以上の構成において、図3、図4の中心断
面図であって支点9を中心に操作パネル部7を開けた時
の断面図を用いて記録動作の説明をする。ASF部2に
セットされた記録紙の後端が垂れ下がらないように支持
するため装置本体1に回動可能に設けられたトレイ13
が設けられており、さらにその内部にサブトレイ14を
内接させている。このトレイ13はADF部4にセット
された原稿のトレイも兼用している。圧板22は、圧板
支点22aを中心に上下に回動可能に構成されており、
その上面に複数枚の記録紙が積載される。記録紙幅スラ
イダ23は、記録紙の幅方向の動きを規制する。ピック
アップローラ24でピックアップされるように構成され
ている。
【0019】記録紙にインクを吐出し画像を記録する記
録部は、装置本体1に対して操作パネル部開時に着脱可
能なインクカートリッジ21を設けている。給送ローラ
25、26は不図示のバネにより給送ローラ25に圧接
しており、給送ローラに従動するピンチコロとして機能
し、拍車に圧接する排紙ローラ27をともに搬送を行な
うように構成されている。
【0020】以上の構成において、記録を開始する信号
が送られると、記録紙搬送モータ50(図5に図示)が
回転され、圧板22の保持状態が解除され、積載されて
いる記録紙先端を上方へ持ち上げると共に、ピックアッ
プローラ24を図4における時計方向に回転させる。こ
の結果、圧板22に積載された記録紙の上層部はピック
アップローラ24に接して、図中の矢印Pの方向に搬送
され、分離シート28により下層の記録紙が堰きとめら
れて最上部の記録紙が1枚ずつ分離されて、記録部3へ
と搬送される。
【0021】このようにして、1枚に分離された記録紙
先端がセンサ29により検知された後、印字位置まで搬
送された記録紙にインクを吐出させて画像を記録する。
記録方式はインクカートリッジ21の往復動作と記録紙
の搬送動作を順次繰り返して記録紙に画像を記録するも
のである。1ページ分の画像データが終了するか、セン
サ29が記録紙の後端を検知して所定ステップ数記録紙
を搬送したところで、記録紙後端が印字位置に位置する
と記録紙1ページ分の記録動作を終了して、装置本体1
の前面の下方に設けられた開口部に排出されて一連の記
録動作を終了する。また、次ページの画像データがあれ
ば、上記の一連の動作を繰り返し記録を行うように構成
されている。
【0022】次に、図3、図4を用いて読取り動作の説
明をする。矢印Dは原稿の搬送経路を示す。原稿の搬送
路は、セットされた原稿の幅方向を規制する原稿スライ
ダー31と、分離ローラ32と、支点33aを中心に回
動可能に設けられた摩擦片33と、原稿給送ローラ34
と、給送ローラ34に対向する給紙コロ35であって、
板バネ36で給送ローラ34に圧接するコロとから構成
されている。
【0023】原稿の画像情報を読み取るコンタクトイメ
ージセンサ(CIS)37と、このCIS37に対向す
る位置に設けられた読取り白基準板38とから画像読取
り部が構成されており、CIS37が原稿を読み取る前
にこの白基準板38を読取り、読取り信号の出力レベル
の補正を行い、原稿読取り中は原稿の上方(裏側)から
自重で原稿のばたつきを防止するようにしている。この
CIS37の下流側には原稿排紙ローラ39aと従動す
るローラ39bが対を成して配置されている。原稿排紙
ローラ39aは板バネ36によりローラ39bに圧接さ
れている。ハンドスキャナ6の装置本体1への着脱状態
を検知するセンサ40が図示のように配設されている。
【0024】以上の構成において、原稿が開口部にセッ
トされてセンサ41が原稿のセットが検知され、ユーザ
が操作パネル部7に設けられた読取り開始ボタンを押下
すると、図5の読取りモータ50が回転駆動され、駆動
伝達ギアA63等を介して分離ローラ41を矢印A方向
に駆動する。この結果、原稿はADF部最下層の1枚の
みが分離されて、原稿読取り部5へと搬送される。AD
F部4で分離された原稿は原稿給送ローラ34と給送コ
ロ35のニップ部に導かれ、挟持されて搬送される。
【0025】また、原稿給送ローラ34付近に設けられ
た不図示のセンサにより原稿先端を検知されると読取り
モータ50は所定のステップ数回転したのち停止して、
原稿をCIS37手前の所定の位置で停止させる。その
後、読取りモータ50を回転させ原稿を所定ステップ数
搬送して、CIS37の読取りラインに到達させた後
に、原稿の下面を1ラインずつ順次読み取る。
【0026】このようにして、読取りを終えた原稿は原
稿排紙ローラ39aとローラ39bのニップ部に導かれ
て挟持されて搬送され、装置前面に設けられた開口部か
ら機外へ排出される。一方、原稿が複数枚セットされて
いる時は、センサ41が原稿無し状態を検知するまで、
読取りモータ50を回転駆動させて、ADF部4で原稿
を1枚ずつ分離し搬送し、順次CIS37で画像データ
を読み取る動作を繰り返す。
【0027】次に、図5、図6を用いて、読取り駆動系
の説明を行う。読取りモータ50からの駆動は、連結ギ
アA63を介して駆動伝達ギアA61に伝わる。駆動伝
達ギアA61は、駆動伝達ギアB62に駆動を伝達し、
さらに最終的に原稿排紙ローラ39a、分離ローラ32
へ伝達される。ただし駆動伝達ギアB62、分離ローラ
32、原稿排紙ローラ39aおよび連結ギアB63b、
連結ギアC63cは、ガイド部材8に軸着され操作パネ
ルの開閉と共に本体側と分離、結合されているのて、操
作パネル閉時以外は駆動は伝達されないように構成され
ている。
【0028】次に図1〜図4を用いて操作パネル部7の
開閉について説明をおこなうと、操作パネル部7は、ガ
イド部材8に固定され、かつ図2に図示するように支点
9を中心にガイド部材8と一体的に上下に回動可能に構
成されている。ロック11はガイド部材8の側面に軸着
された読取り駆動系(図5を参照)と装置本体側の固定
をするためものである。操作パネル部7はロック解除レ
バー10を押し上げることでロックが解除され、支点9
を中心に回動可能となる。
【0029】操作パネル部7を上方に押し上げることに
より、原稿の搬送路が露出し原稿ジャム処理が可能とな
ると共に、ハンドスキャナ6が矢印Hの方向へ取り出し
可能な状態となる。また、この時に、インクカートリッ
ジ21の交換用の開口部20が露出し、開口部20から
インクカートリッジ21にアクセス可能となりインクが
無くなった場合などにおいて、インクカートリッジ21
が矢印Cの方向へ交換可能となる。ハンドスキャナ6を
装置本体1から取り外すと記録紙排出口を形成する開口
部の上方を開放し記録紙のジャム処理が容易となる。
【0030】次に図5、図6、図7を用いて付勢手段で
あるダンパ機構について説明をおこなう。本体左側には
駆動基板51が立設されており、そこに読取り駆動モー
タ50、駆動伝達用のギア用軸(不図示)、パネルロッ
ク軸52、クラッチ軸53が軸止されている。このクラ
ッチ軸53は、トルク発生ギア54を軸着するためのも
のである。
【0031】図7に示す通り、トルク発生ギア54端部
にはねじりコイルバネ55が捲着されており、かつねじ
りコイルバネ55の端部は駆動基板51に掛止されてい
る。このためにトルク発生ギア54と共に連れ回ること
はない。またフランジ部59と駆動基板51により、軸
方向へのずれは規制されている。ねじりコイルバネ55
に対しトルク発生ギア54は摺動しながら回転可能なの
で、トルク発生ギア54の回転方向に応じて、ねじりコ
イルバネが締り方向となったり緩み方向となったりする
が、締り方向にトルク発生ギア54を回転させるには大
きなトルクを要する。
【0032】一方、ガイド部材8には図示のような円弧
状のゼグメントギアであるアームギア56が保持されて
おり、トルク発生ギア54と歯合するように設けられて
いる。この結果、パネル7を閉める方向の回転にワンウ
ェイクラッチの締りトルクを利用すれば、ダンパ作用に
よりパネルの落下速度を吸収することができるように構
成されている。
【0033】アームギア56の一部には、パネル角度が
ある値を超えるとギアの噛み合いが終わるような欠歯部
57が設けられている。この欠歯部57ではトルク発生
ギア54と噛み合いが解除され、アームギア56にはト
ルク発生ギア54から緩みトルクも締りトルクも作用し
ない状態となる。このために、従来パネルロック時にも
加わっていたダンパ作用を任意のパネル開閉角度で取り
去ることができ、ロックに必要な力が軽減されるばかり
か、操作性が向上することになる。また読取り系との位
置決め時に不必要な押圧力がなくなるので、搬送動作に
影響を与えずに単純な機構により高画質の画像を得られ
るようになった。
【0034】ボス155はアームギア56のカム部65
が乗り越えることで操作パネル部7を開状態で保持する
ためのものであり、装置本体の外装材から突設されてい
る。また、アームギア56が歯元方向へ逃げるのを防止
するためのガイド軸60がさらに設けられており、この
ガイド軸60により組立て性が向上するとともに、脱調
等の問題を防ぐようにしている。
【0035】さらにアームギア56の欠歯部57が噛み
合いを始める、つまり操作パネル7を閉じた状態から開
けようとする時に、歯先同士が衝突してパネルが回動不
能になることを避けるために、アームギア56の噛み合
いの最初に当たる歯をスリット58により歯元の方へ退
避可能な構造としている。これにより噛み合いの開始が
円滑かつ確実におこなえるようになった。
【0036】なお、上記実施形態においては、操作パネ
ル部7を手前に回動させるものであったが、支点9を手
前にし操作パネル奥側を回動させるものであっても同様
の効果が得られることは言うまでもない。
【0037】また、図7において、一点鎖線で図示のオ
イルダンパ機構200をトルク発生ギア54の他端に設
けるようにしても同様の効果を得ることができる。
【0038】さらに図5、図6、図7を参照して、本体
左側には共通の基部となる駆動基板51が立設されてお
り、そこに読取り駆動モータ50、駆動伝達用のギア用
軸(不図示)、パネルロック軸52、クラッチ軸53、
ガイド軸60が配設されている。ガイド軸60は、操作
パネル部7の回転中心とトルク発生ギア54の回転中心
を結ぶ線上近傍で、かつ前記アームギアをトルク発生ギ
アとで挟持する位置に配置されている。
【0039】これらの相対位置は、重要な寸法管理を必
要とし、それらを駆動基板51上に集約したことで、寸
法管理が平易となり、しかもコストダウンにつながる。
特にパネルロック軸52とトルク発生ギア54は、操作
パネル開状態から閉状態になるまでダンパを作用させ、
その最後に操作パネルをロックするという連続した動作
の上に成り立っている。よって互いの位置関係がずれて
いると、操作パネル部7が閉まりにくい、ダンパトルク
がきついなどの弊害が予想される。また同様に、パネル
ロック軸52と駆動伝達ギアA61により駆動される原
稿給送ローラ34は、本体側と操作パネル側で鳴き別れ
となっている駆動伝達ギアA61と駆動伝達ギアB62
の噛み合いの位置を決めている。よって原稿給送ローラ
34に対する読取り部5の位置が容易に決定されるよう
になった。
【0040】またクラッチ軸53は、トルク発生ギア5
4を軸着するためのものであるが、図7に示される通
り、トルク発生ギア54端部にはねじりコイルバネ55
が捲着し、かつねじりコイルバネ55は駆動基板51に
掛止されているのでトルク発生ギア54と共に連れ回る
ことはない。つまりワンウェイクラッチを構成すること
になる。またフランジ部59と駆動基板51により、軸
方向へのずれは規制される。ねじりコイルバネ55に対
しトルク発生ギア54は摺動可能なので、トルク発生ギ
ア54の回転方向により締り方向となったり緩み方向と
なったりする。その締り方向にトルク発生ギア54を回
転させるには大きなトルクを要する。
【0041】一方、操作パネル側にはトルク発生ギアと
歯合する円弧ギアのアームギア56が保持されており、
操作パネル部7を閉める方向の回転に前記ワンウェイク
ラッチの締りトルクを利用すれば、ダンパ作用により操
作パネル部7の落下速度を吸収することができる。トル
ク発生ギア54下方には、アームギア56とトルク発生
ギア54からの圧力角方向への荷重に対し、駆動基板が
回転モーメントを受けないよう、曲げ形状がある。
【0042】ボス155は前記アームギア56のカム部
65が乗り越えることで操作パネル部7を閉状態で保持
するためのもので、装置本体1の外装材の一部が突設さ
れている。アームギア56が歯元方向へ逃げるのを防止
するためのガイド軸60についても基部に固定されてい
る。このガイド軸60により組立て性が向上するととも
に、歯合が外れる問題を防ぐ効果がある。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
カバー手段を待機位置に移動付勢する付勢手段を設け、
さらに動作位置に保持する係止手段を設けた画像処理装
置において、安定したダンパ作用を得ることができる画
像処理装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明をファクシミリ装置に適用した実施形態
を図示した外観斜視図である。
【図2】図1のファクシミリ装置のカバー手段であるパ
ネルを待機位置に開いた状態を表わす外観斜視図であ
る。
【図3】図1、2の中心断面図である。
【図4】図1、2のパネルを開けた状態を表わす中心断
面図である。
【図5】円弧ギア56とトルク発生ギア54の位置関係
を説明する断面図である。
【図6】図5の状態でパネル7を開けた断面図である。
【図7】トルク発生ギア54のバネクラッチ機構を説明
する図である。
【符号の説明】
1 装置本体 7 パネル(カバー手段) 9 支点(支軸) 51 駆動基板(共通の基部) 52 パネルロック軸(係止軸) 54 トルク発生ギア 60 ガイド軸(突起軸部) 65 円弧ギア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森永 和幸 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 寺嶋 英之 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 岩田 直宏 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 3E084 AA06 AA14 AB10 BA02 CA03 DA03 DB14 FA06 GA07 GB07 GB25 GB26 JA20 KA16 5C062 AA02 AA05 AD02 AD06

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像処理部を内蔵した装置本体の上面を
    覆う動作位置と前記上面を開放する待機位置との間で支
    軸廻りに回動自在に設けられるカバー手段と、前記カバ
    ー手段を前記待機位置側に回動させるための付勢力を発
    生させることで前記カバー手段が前記待機位置から前記
    動作位置に向けて自重で落下することを防止する付勢手
    段と、前記カバー手段を前記動作位置に不動状態にする
    係止手段とを具備した画像処理装置であって、 前記付勢手段と前記係止手段とを前記装置本体に固定さ
    れる共通の基部に設けたことを特徴とする画像処理装
    置。
  2. 【請求項2】 原稿読取り部と、記録部と画像処理部と
    を内蔵した装置本体から斜め前方に傾斜して設けられる
    上面を覆う動作位置と、前記上面を開放する待機位置と
    の間で支軸廻りに回動自在に設けられ、かつ操作部と原
    稿または記録シートの搬送路とを設けたカバー手段と、 前記カバー手段を前記待機位置側に回動させるための付
    勢力を発生させることで前記カバー手段が前記待機位置
    から前記動作位置に向けて自重で落下することを防止す
    る付勢手段と、 前記カバー手段を前記動作位置に不動状態にする係止手
    段とを具備した画像処理装置であって、 前記付勢手段と前記係止手段とを前記装置本体に固定さ
    れる共通の基部に設けたことを特徴とする画像処理装
    置。
  3. 【請求項3】 前記付勢手段は、 前記基部に固定される軸体で軸支されるギア部とトルク
    発生部とからなるトルク発生部材と、 前記カバー手段の前記支軸を中心として形成されるとと
    もに、前記ギア部に歯合する歯部とを有する円弧ギアと
    から構成され、 また、前記カバー手段の係止部に対して係止する前記係
    止手段の係止軸を、前記基部に固定するように構成した
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記基部において、前記円弧ギアが前記
    ギア部に対する歯合状態から外れないように規制する突
    起軸部を固定したことを特徴とする請求項2または3の
    いずれかに記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記突起軸部は、前記係止軸と同一部材
    から形成されていることを特徴とする請求項4に記載の
    画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記カバー手段は、前記搬送路の上方に
    位置され、前記カバー手段を前記待機位置に回動させる
    ことで前記搬送路にアクセス可能としたことを特徴とす
    る請求項2乃至5のいずれか1項に記載の画像処理装
    置。
JP26937699A 1999-09-22 1999-09-22 画像処理装置 Withdrawn JP2001088854A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7702255B2 (en) 2006-03-15 2010-04-20 Canon Kabushiki Kaisha Opening/closing mechanism, image forming apparatus and gear mechanism
CN102123227A (zh) * 2009-12-17 2011-07-13 村田机械株式会社 自动原稿输送装置及具备其的原稿读取装置
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