JPH0958880A - 給紙装置及び画像読取装置並びに画像形成装置 - Google Patents
給紙装置及び画像読取装置並びに画像形成装置Info
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- JPH0958880A JPH0958880A JP24252995A JP24252995A JPH0958880A JP H0958880 A JPH0958880 A JP H0958880A JP 24252995 A JP24252995 A JP 24252995A JP 24252995 A JP24252995 A JP 24252995A JP H0958880 A JPH0958880 A JP H0958880A
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- Japan
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- sheet material
- feeding device
- sheet
- cam
- feeding
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- Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 独立した駆動源を必要とせず、簡易な構成と
制御により自動給紙を可能とする給紙装置を提供する。 【解決手段】 シート材を繰り出す分離ローラ12(繰
り出し手段)の分離ローラ軸10に、リフタカム4とこ
のリフタカム4に駆動力を伝達するリフタバネクラッチ
8(一方向クラッチ)を備え、分離ローラ軸10の正逆
回転の駆動力によりリフタ2をシート材を押圧して前記
分離ローラ12に当接させる第1の位置と分離ローラ1
2とシート材が離間している第2の位置とに移動させ
る。
制御により自動給紙を可能とする給紙装置を提供する。 【解決手段】 シート材を繰り出す分離ローラ12(繰
り出し手段)の分離ローラ軸10に、リフタカム4とこ
のリフタカム4に駆動力を伝達するリフタバネクラッチ
8(一方向クラッチ)を備え、分離ローラ軸10の正逆
回転の駆動力によりリフタ2をシート材を押圧して前記
分離ローラ12に当接させる第1の位置と分離ローラ1
2とシート材が離間している第2の位置とに移動させ
る。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシート材を画像読取
装置や画像形成装置等に給紙する為の給紙装置に関する
もので、特に、シート材載置台上に載置されたシート材
を次工程へと自動的に給紙可能とするものである。
装置や画像形成装置等に給紙する為の給紙装置に関する
もので、特に、シート材載置台上に載置されたシート材
を次工程へと自動的に給紙可能とするものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、複数枚の原稿の画像を一度に
セットし、一枚づつ画像読取部へと送る(給紙する)場
合や、表面に画像が形成されたシート材の裏面に画像を
形成する為に一時的にシート材を保管しておく中間トレ
イ部等で必要となるもので、シート材載置台に頻繁にシ
ート材が載置される使用状況で効果的な自動給紙を行う
為に、図11に示すような構成の自動給紙装置が使用さ
れている。
セットし、一枚づつ画像読取部へと送る(給紙する)場
合や、表面に画像が形成されたシート材の裏面に画像を
形成する為に一時的にシート材を保管しておく中間トレ
イ部等で必要となるもので、シート材載置台に頻繁にシ
ート材が載置される使用状況で効果的な自動給紙を行う
為に、図11に示すような構成の自動給紙装置が使用さ
れている。
【0003】図11(a)において、自動給紙装置50
0は、オペレータまたは装置の前工程よりシート材S’
がシート材載置台504に複数枚載置され、このシート
材S’を装置の次工程である画像読取部や画像形成部へ
と一枚づつ分離給送を行うものである。
0は、オペレータまたは装置の前工程よりシート材S’
がシート材載置台504に複数枚載置され、このシート
材S’を装置の次工程である画像読取部や画像形成部へ
と一枚づつ分離給送を行うものである。
【0004】この自動給紙装置500の主要な構成とし
て、分離ローラ501と分離パッド502との組み合わ
せによるものが広く知られている。またこの例では、セ
ットされたシート材を分離パッドローラ501に押圧す
るために中板503を用いている。
て、分離ローラ501と分離パッド502との組み合わ
せによるものが広く知られている。またこの例では、セ
ットされたシート材を分離パッドローラ501に押圧す
るために中板503を用いている。
【0005】この中板503はシート材S’を載置する
前の待機状態(図11(a))では図示せぬ専用の駆動
手段により下げられている。そして、シート材S’がセ
ットされ給紙を行う指示が出されると上記の専用の駆動
手段が駆動されて図11(b)に示される位置に中板5
03を上昇させる。
前の待機状態(図11(a))では図示せぬ専用の駆動
手段により下げられている。そして、シート材S’がセ
ットされ給紙を行う指示が出されると上記の専用の駆動
手段が駆動されて図11(b)に示される位置に中板5
03を上昇させる。
【0006】シート材S’は中板503の上昇に伴い分
離ローラ501に対して押圧し、その後分離ローラ50
1が独立的に駆動して分離パッド502との働きでシー
ト材S’を一枚づつ給紙可能としている。
離ローラ501に対して押圧し、その後分離ローラ50
1が独立的に駆動して分離パッド502との働きでシー
ト材S’を一枚づつ給紙可能としている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術における自動給紙装置500では、シート材載
置台504にシート材を載置する時には、シート材の先
端位置を揃えるために中板503を下げて分離ローラ5
01とシート材S’との接触を防止し、シート材S’が
載置された状態で、中板503を上昇させてシート材
S’を分離ローラ501に当接させる必要がある。
従来技術における自動給紙装置500では、シート材載
置台504にシート材を載置する時には、シート材の先
端位置を揃えるために中板503を下げて分離ローラ5
01とシート材S’との接触を防止し、シート材S’が
載置された状態で、中板503を上昇させてシート材
S’を分離ローラ501に当接させる必要がある。
【0008】そのために独立した駆動源をそなえた駆動
手段や、装置本体の他の駆動部材と駆動源を共有する駆
動手段であってもその駆動源からの駆動力を中板503
の移動の時だけ接続する必要があり、ソレノイドや電磁
クラッチ等とこれらを制御する制御手段を用いた高価で
複雑な構成の駆動手段が必要となるので、装置のコスト
が上昇してしまうという問題点があった。
手段や、装置本体の他の駆動部材と駆動源を共有する駆
動手段であってもその駆動源からの駆動力を中板503
の移動の時だけ接続する必要があり、ソレノイドや電磁
クラッチ等とこれらを制御する制御手段を用いた高価で
複雑な構成の駆動手段が必要となるので、装置のコスト
が上昇してしまうという問題点があった。
【0009】本発明は上記従来技術の問題を解決するた
めになされたもので、その目的とするところは、独立し
た駆動源を必要とせず、簡易な構成と制御により自動給
紙を可能とする給紙装置を提供すること及び、この給紙
装置を備えた画像読取装置並びに画像形成装置を提供す
ることにある。
めになされたもので、その目的とするところは、独立し
た駆動源を必要とせず、簡易な構成と制御により自動給
紙を可能とする給紙装置を提供すること及び、この給紙
装置を備えた画像読取装置並びに画像形成装置を提供す
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、シート材載置台と、シート材に当
接してシート材を繰り出す繰り出し手段と、前記シート
材載置台に載置されているシート材を押圧して前記繰り
出し手段に当接させる第1の位置と繰り出し手段とシー
ト材が離間している第2の位置とに移動可能なシート材
押圧手段と、前記繰り出し手段を駆動する駆動手段とを
有する給紙装置であって、前記駆動手段の繰り出し手段
を正回転させる正回転駆動力により前記シート材押圧手
段を第1の位置に移動させると共に、逆回転駆動力によ
り前記シート材押圧手段を第2の位置に移動させる位置
移動手段を備える。
に本発明にあっては、シート材載置台と、シート材に当
接してシート材を繰り出す繰り出し手段と、前記シート
材載置台に載置されているシート材を押圧して前記繰り
出し手段に当接させる第1の位置と繰り出し手段とシー
ト材が離間している第2の位置とに移動可能なシート材
押圧手段と、前記繰り出し手段を駆動する駆動手段とを
有する給紙装置であって、前記駆動手段の繰り出し手段
を正回転させる正回転駆動力により前記シート材押圧手
段を第1の位置に移動させると共に、逆回転駆動力によ
り前記シート材押圧手段を第2の位置に移動させる位置
移動手段を備える。
【0011】但し前記位置移動手段は、シート材押圧手
段と係合するカム手段と、このカム手段に前記駆動手段
の逆回転駆動力のみを伝える一方向クラッチと、前記シ
ート材押圧手段が第1の位置にあるように前記カム手段
を付勢するカム戻しバネとを備えることも好適である。
段と係合するカム手段と、このカム手段に前記駆動手段
の逆回転駆動力のみを伝える一方向クラッチと、前記シ
ート材押圧手段が第1の位置にあるように前記カム手段
を付勢するカム戻しバネとを備えることも好適である。
【0012】また、前記一方向クラッチは、カム手段を
駆動する軸に巻かれ、一端がカム手段に固定され他端が
爪として起立したバネクラッチであり、前記カム手段が
前記シート材押圧手段を第2の位置に移動させた位置
で、バネクラッチの爪と当たり、それ以上のカム手段の
回動を停止させる停止部材を備えることも好ましい。
駆動する軸に巻かれ、一端がカム手段に固定され他端が
爪として起立したバネクラッチであり、前記カム手段が
前記シート材押圧手段を第2の位置に移動させた位置
で、バネクラッチの爪と当たり、それ以上のカム手段の
回動を停止させる停止部材を備えることも好ましい。
【0013】また、前記シート材押圧手段を第1の位置
に付勢する押圧手段付勢部材と、前記シート材押圧手段
の繰り出し手段側と当接する前記カム手段とを備えたこ
と、または前記シート材押圧手段は自重により第2の位
置に位置し、前記シート材押圧手段の繰り出し手段とは
反対側と当接する前記カム手段を備えたことも好適であ
る。
に付勢する押圧手段付勢部材と、前記シート材押圧手段
の繰り出し手段側と当接する前記カム手段とを備えたこ
と、または前記シート材押圧手段は自重により第2の位
置に位置し、前記シート材押圧手段の繰り出し手段とは
反対側と当接する前記カム手段を備えたことも好適であ
る。
【0014】さらに、前記繰り出し手段とカム手段及び
一方向クラッチが同軸的に構成することも良い。
一方向クラッチが同軸的に構成することも良い。
【0015】前記駆動手段からの正回転駆動力のみを繰
り出し手段に伝える一方向クラッチ備えても良い。
り出し手段に伝える一方向クラッチ備えても良い。
【0016】画像読取装置に上記記載の給紙装置と、こ
の給紙装置により給紙されるシート材上の画像を読み取
る画像読取手段を備える。
の給紙装置により給紙されるシート材上の画像を読み取
る画像読取手段を備える。
【0017】画像形成装置に上記記載の給紙装置と、こ
の給紙装置により給紙されるシート材に画像を形成する
画像形成手段を備える。
の給紙装置により給紙されるシート材に画像を形成する
画像形成手段を備える。
【0018】また、上記のように構成された本発明にお
いては、繰り出し手段を駆動する駆動手段の正回転によ
り位置移動手段によりシート材押圧手段が第1の位置に
移動して載置されているシート材を繰り出し手段に当接
させて、給紙可能とすると共に、駆動手段の逆回転によ
りシート材押圧手段が第2の位置に移動してシート材を
シート材載置台に載置可能とする。
いては、繰り出し手段を駆動する駆動手段の正回転によ
り位置移動手段によりシート材押圧手段が第1の位置に
移動して載置されているシート材を繰り出し手段に当接
させて、給紙可能とすると共に、駆動手段の逆回転によ
りシート材押圧手段が第2の位置に移動してシート材を
シート材載置台に載置可能とする。
【0019】シート材押圧手段と係合するカム手段と、
このカム手段に前記駆動手段の逆回転駆動力のみを伝え
る一方向クラッチとカム戻しバネを備えたものは、駆動
手段の正回転によりカム戻しバネの付勢力が開放されて
カム手段が第1の位置に移動し、駆動手段の逆回転時に
は一方向クラッチが働きカム戻しバネの付勢力に抗して
カム手段を回動させてシート材押圧手段を第2の位置に
移動させる。
このカム手段に前記駆動手段の逆回転駆動力のみを伝え
る一方向クラッチとカム戻しバネを備えたものは、駆動
手段の正回転によりカム戻しバネの付勢力が開放されて
カム手段が第1の位置に移動し、駆動手段の逆回転時に
は一方向クラッチが働きカム戻しバネの付勢力に抗して
カム手段を回動させてシート材押圧手段を第2の位置に
移動させる。
【0020】また、一方向クラッチがバネクラッチであ
ると、カム手段が前記シート材押圧手段を第2の位置に
移動させた位置で停止部材がバネクラッチの爪と当た
り、それ以上のカム手段の回動を停止させてシート材押
圧手段が第2の位置にあるように定められる。
ると、カム手段が前記シート材押圧手段を第2の位置に
移動させた位置で停止部材がバネクラッチの爪と当た
り、それ以上のカム手段の回動を停止させてシート材押
圧手段が第2の位置にあるように定められる。
【0021】
(実施の形態1)図8に本発明を適用する装置の一例と
して画像読取装置としてのファクシミリ装置の断面構成
図を示す。また図9はその外観図である。
して画像読取装置としてのファクシミリ装置の断面構成
図を示す。また図9はその外観図である。
【0022】まずこの図8及び図9を用いて本発明を適
用したファクシミリ装置全体の構成と動作について説明
する。
用したファクシミリ装置全体の構成と動作について説明
する。
【0023】図8において、101は装置本体、102
は原稿Sを複数枚積載することができるように構成され
た原稿載置台、103は原稿Sの画像情報を読取る画像
読取部、104は電子写真方式を採用したレーザービー
ムプリンタからなる記録装置本体、105は表示部・入
力キー等により構成される操作部、106は原稿搬送
部、107は原稿押圧部、108は密着型イメージセン
サ、109は原稿排紙トレイ、110はレーザースキャ
ナ、111は画像形成部である。
は原稿Sを複数枚積載することができるように構成され
た原稿載置台、103は原稿Sの画像情報を読取る画像
読取部、104は電子写真方式を採用したレーザービー
ムプリンタからなる記録装置本体、105は表示部・入
力キー等により構成される操作部、106は原稿搬送
部、107は原稿押圧部、108は密着型イメージセン
サ、109は原稿排紙トレイ、110はレーザースキャ
ナ、111は画像形成部である。
【0024】112はカセット給紙部、113は装置本
体101の上面カバーにシート材Pを複数枚積載するこ
とができるように構成されたシート材排紙部、114は
カートリッジカバー、115はADF(オートドキュメ
ントフィーダ)カバー、116は外原稿ガイド、117
は原稿押え板、118は内原稿ガイド、119は画像読
取部103と記録装置本体104との仕切部、120は
ファクシミリ装置の制御部、121はシート材搬送路、
123は排紙カバーである。
体101の上面カバーにシート材Pを複数枚積載するこ
とができるように構成されたシート材排紙部、114は
カートリッジカバー、115はADF(オートドキュメ
ントフィーダ)カバー、116は外原稿ガイド、117
は原稿押え板、118は内原稿ガイド、119は画像読
取部103と記録装置本体104との仕切部、120は
ファクシミリ装置の制御部、121はシート材搬送路、
123は排紙カバーである。
【0025】画像読取部103は、原稿載置台102上
に積載した原稿Sを分離パッド106aと圧接した分離
ローラ106bで1枚ずつ分離し、押圧バネにより押圧
された搬送コロ106cと圧接した搬送ローラ106d
により、外原稿ガイド116と内原稿ガイド118の一
部で構成されるUターン紙パスを搬送する。さらに押圧
バネにより押圧された給紙コロ106eと圧接した給紙
ローラ106f等で密着型イメージセンサ108に搬送
し、原稿押圧部107で原稿押え板117を変形させた
弾性力により、原稿Sを密着型イメージセンサ108に
押圧して密着させつつ原稿Sの画像情報を読取った後、
原稿Sを押圧バネにより押圧された排紙コロ106gと
圧接した排紙ローラ106hによって原稿排紙トレイ1
09に排出するようになっている。この間、原稿Sは外
原稿ガイド116と内原稿ガイド118によりガイドさ
れる。
に積載した原稿Sを分離パッド106aと圧接した分離
ローラ106bで1枚ずつ分離し、押圧バネにより押圧
された搬送コロ106cと圧接した搬送ローラ106d
により、外原稿ガイド116と内原稿ガイド118の一
部で構成されるUターン紙パスを搬送する。さらに押圧
バネにより押圧された給紙コロ106eと圧接した給紙
ローラ106f等で密着型イメージセンサ108に搬送
し、原稿押圧部107で原稿押え板117を変形させた
弾性力により、原稿Sを密着型イメージセンサ108に
押圧して密着させつつ原稿Sの画像情報を読取った後、
原稿Sを押圧バネにより押圧された排紙コロ106gと
圧接した排紙ローラ106hによって原稿排紙トレイ1
09に排出するようになっている。この間、原稿Sは外
原稿ガイド116と内原稿ガイド118によりガイドさ
れる。
【0026】記録装置本体104は、制御部120から
出力される画像信号に基づいてレーザースキャナ110
の図示せぬレーザービーム発振器から変調信号を射出
し、この変調ビームをポリゴンミラー110bによって
画像形成部111の感光体ドラム111aに走査光を照
射して、感光体ドラム111a表面に画像情報を形成
し、カセット給紙部112から画像形成部111に給送
されたシート材Pに画像情報を転写して定着した後、シ
ート材排紙部113に排紙するように構成されている。
出力される画像信号に基づいてレーザースキャナ110
の図示せぬレーザービーム発振器から変調信号を射出
し、この変調ビームをポリゴンミラー110bによって
画像形成部111の感光体ドラム111aに走査光を照
射して、感光体ドラム111a表面に画像情報を形成
し、カセット給紙部112から画像形成部111に給送
されたシート材Pに画像情報を転写して定着した後、シ
ート材排紙部113に排紙するように構成されている。
【0027】画像形成部111の感光体ドラム111a
周辺部には転写帯電器111fが配置され、また感光体
ドラム111aよりも下流側のシート材搬送経路に熱定
着器111g、排紙ローラ111hが配置されている。
周辺部には転写帯電器111fが配置され、また感光体
ドラム111aよりも下流側のシート材搬送経路に熱定
着器111g、排紙ローラ111hが配置されている。
【0028】シート材Pは転写帯電器111fで感光体
ドラム111a表面に形成されたトナー像を転写された
後、記録シート材搬送路121に沿って搬送され、熱定
着器111gでトナー像を定着されて、排紙ローラ11
1hによりシート材排紙部113に排出されるようにな
っている。
ドラム111a表面に形成されたトナー像を転写された
後、記録シート材搬送路121に沿って搬送され、熱定
着器111gでトナー像を定着されて、排紙ローラ11
1hによりシート材排紙部113に排出されるようにな
っている。
【0029】カセット給紙部112は、装置本体101
の底部に配設されている。給紙カセット112aに積載
されたシート材Pは中板112eの中板バネ112fに
よって上方に付勢され、半円状の給紙ローラ112b
と、一対の図示せぬ分離爪によって1枚ずつ分離して
(爪分離方式)、この分離されたシート材Pをカセット
搬送ローラ対112cにより搬送し、装置本体の骨格を
なす本体フレームの一部で構成されるシート材搬送内ガ
イド121cとフロントカバー122に配置されたカバ
ー側Uターンガイド121dと、装置本体1に配置され
た本体側Uターンガイド121eによって反転される。
さらに給送中のシート材Pはレジストセンサ121fに
より先端位置を検知され、感光体ドラム101aに形成
されたトナー像の先端とシート材Pの先端が一致するよ
うに給紙、画像出力タイミングを合わされた後、転写帯
電器111fと感光体ドラム111aとの間に搬送され
る。
の底部に配設されている。給紙カセット112aに積載
されたシート材Pは中板112eの中板バネ112fに
よって上方に付勢され、半円状の給紙ローラ112b
と、一対の図示せぬ分離爪によって1枚ずつ分離して
(爪分離方式)、この分離されたシート材Pをカセット
搬送ローラ対112cにより搬送し、装置本体の骨格を
なす本体フレームの一部で構成されるシート材搬送内ガ
イド121cとフロントカバー122に配置されたカバ
ー側Uターンガイド121dと、装置本体1に配置され
た本体側Uターンガイド121eによって反転される。
さらに給送中のシート材Pはレジストセンサ121fに
より先端位置を検知され、感光体ドラム101aに形成
されたトナー像の先端とシート材Pの先端が一致するよ
うに給紙、画像出力タイミングを合わされた後、転写帯
電器111fと感光体ドラム111aとの間に搬送され
る。
【0030】シート材Pはシート材サイズに合わせて移
動可能に装着されたシート材規制板112dによって側
端面、後端面を規制され斜行や不送りが発生しないよう
になっている。画像は給紙カセット112aに積載され
たシート材Pの下面側に記録される。
動可能に装着されたシート材規制板112dによって側
端面、後端面を規制され斜行や不送りが発生しないよう
になっている。画像は給紙カセット112aに積載され
たシート材Pの下面側に記録される。
【0031】次に、図1から図7により本発明の第1の
実施の形態の特徴を説明する。この実施の形態において
は、上記したファクシミリ装置の画像読取部103に原
稿載置台102に載置された原稿Sを給紙するものとし
て説明する。
実施の形態の特徴を説明する。この実施の形態において
は、上記したファクシミリ装置の画像読取部103に原
稿載置台102に載置された原稿Sを給紙するものとし
て説明する。
【0032】図1、図2は本実施の形態の給紙装置の斜
視図、図3は上面図、図4は断面説明図である。これら
の図において、1はシート材載置台としての原稿台、2
はシート材押圧手段としてのリフタで、軸2a,2bに
より原稿台1に回動自在に支持され、原稿台1に載置さ
れている原稿Sを押圧して分離ローラ12に当接させる
第1の位置と、分離ローラ12と原稿Sが離間している
第2の位置とに移動可能となっている。
視図、図3は上面図、図4は断面説明図である。これら
の図において、1はシート材載置台としての原稿台、2
はシート材押圧手段としてのリフタで、軸2a,2bに
より原稿台1に回動自在に支持され、原稿台1に載置さ
れている原稿Sを押圧して分離ローラ12に当接させる
第1の位置と、分離ローラ12と原稿Sが離間している
第2の位置とに移動可能となっている。
【0033】3はリフタを上方向(分離ローラ12の方
向)に押圧する押圧手段付勢部材としてのリフタバネ、
4はリフタ2のアーム部分2cを押すカム手段としての
リフタカムで、突起4aにカム戻しバネ5がバネかけ6
にかけられている。
向)に押圧する押圧手段付勢部材としてのリフタバネ、
4はリフタ2のアーム部分2cを押すカム手段としての
リフタカムで、突起4aにカム戻しバネ5がバネかけ6
にかけられている。
【0034】7は図示せぬ駆動手段からの駆動を伝える
分離ローラギア、8は分離ローラギア7の胴体からリフ
タ2の胴体へ駆動手段の逆回転駆動力のみを伝達する一
方向クラッチであるリフタバネクラッチで、一端8aが
リフタ4の穴に止められ、他端8bは起立していて、所
定の角度で停止部材としてのバネクラッチ端部ストッパ
9に当たる。またこのバネクラッチ8はシート材を搬送
する方向に巻かれているもので当実施の形態では左巻き
である。
分離ローラギア、8は分離ローラギア7の胴体からリフ
タ2の胴体へ駆動手段の逆回転駆動力のみを伝達する一
方向クラッチであるリフタバネクラッチで、一端8aが
リフタ4の穴に止められ、他端8bは起立していて、所
定の角度で停止部材としてのバネクラッチ端部ストッパ
9に当たる。またこのバネクラッチ8はシート材を搬送
する方向に巻かれているもので当実施の形態では左巻き
である。
【0035】10は分離ローラ軸で、分離ローラギア7
と固着して回転する。リフタカム4は分離ローラ軸10
に対しては回動自在である。
と固着して回転する。リフタカム4は分離ローラ軸10
に対しては回動自在である。
【0036】11は分離ローラ軸10と固着して回転す
る伝達コア、12は分離ローラ軸10に対して回動自在
に構成され、シート材を繰り出す繰り出し手段としての
分離ローラ、13は伝達コア11から分離ローラ12へ
駆動手段の正回転駆動力を伝達する一方向クラッチとし
ての分離バネクラッチで、分離ローラ軸10の原稿Sを
搬送する方向のみの駆動力を伝達する。
る伝達コア、12は分離ローラ軸10に対して回動自在
に構成され、シート材を繰り出す繰り出し手段としての
分離ローラ、13は伝達コア11から分離ローラ12へ
駆動手段の正回転駆動力を伝達する一方向クラッチとし
ての分離バネクラッチで、分離ローラ軸10の原稿Sを
搬送する方向のみの駆動力を伝達する。
【0037】またこの分離バネクラッチ13は原稿Sを
搬送する方向とは反対に巻かれているもので当実施の形
態では右巻である。
搬送する方向とは反対に巻かれているもので当実施の形
態では右巻である。
【0038】14は分離ローラ12に対向、接触して配
置される分離パッド、15は分離パッド14を保持する
分離パッドホルダで、軸15a,15bにより回動自在
に支持されている。また、15cは原稿セット時に原稿
先端の位置を規制する原稿先端ストッパ部となってい
る。
置される分離パッド、15は分離パッド14を保持する
分離パッドホルダで、軸15a,15bにより回動自在
に支持されている。また、15cは原稿セット時に原稿
先端の位置を規制する原稿先端ストッパ部となってい
る。
【0039】16は分離パッド14を分離パッドホルダ
15ごと分離ローラ12に対して押圧する分離バネ、1
7は分離ローラ12と分離パッド14とで形成される分
離部で分離された一枚の原稿Sをこれより原稿搬送方向
下流の原稿読取部へと搬送する搬送ローラ、18は搬送
ローラに対向して原稿Sを挾み搬送する搬送コロであ
る。
15ごと分離ローラ12に対して押圧する分離バネ、1
7は分離ローラ12と分離パッド14とで形成される分
離部で分離された一枚の原稿Sをこれより原稿搬送方向
下流の原稿読取部へと搬送する搬送ローラ、18は搬送
ローラに対向して原稿Sを挾み搬送する搬送コロであ
る。
【0040】また、図4において、19は原稿SをUタ
ーンさせるUターンパス、20は給紙ローラ、21は給
紙ローラと対向して原稿Sを挾み給紙する給紙コロ、2
2は画像を読み取るコンタクトセンサ、23は排紙ロー
ラ、24は排紙ローラと対向して原稿Sを挾み排紙する
排紙コロ、25は排紙トレイである。
ーンさせるUターンパス、20は給紙ローラ、21は給
紙ローラと対向して原稿Sを挾み給紙する給紙コロ、2
2は画像を読み取るコンタクトセンサ、23は排紙ロー
ラ、24は排紙ローラと対向して原稿Sを挾み排紙する
排紙コロ、25は排紙トレイである。
【0041】26は原稿の有無を検知するセンサS1、
27は原稿の先端および後端を検知するセンサS2であ
る。
27は原稿の先端および後端を検知するセンサS2であ
る。
【0042】次に、図1及び図2を用いて本発明にかか
る給紙装置の動作を説明する。図1は本発明にかかる給
紙装置の原稿待ちの待機状態を示している。同図以前の
段階において分離ローラギア7と分離ローラ軸10は矢
印Pの向きに十分回転しており、リフタカム4が同図の
位置まで回転してリフタ2のアーム部分2cを押し下
げ、リフタ2はリフタバネ3の押圧力に逆らって第2の
位置(下側の位置)に待機している。
る給紙装置の動作を説明する。図1は本発明にかかる給
紙装置の原稿待ちの待機状態を示している。同図以前の
段階において分離ローラギア7と分離ローラ軸10は矢
印Pの向きに十分回転しており、リフタカム4が同図の
位置まで回転してリフタ2のアーム部分2cを押し下
げ、リフタ2はリフタバネ3の押圧力に逆らって第2の
位置(下側の位置)に待機している。
【0043】この状態で一枚あるいは複数枚の原稿を先
端が分離パッドホルダ15の原稿先端ストッパ部15c
に突き当たるようにセットし、装置の図示せぬ読取スタ
ートボタンを押すと、不図示の駆動源によって分離ロー
ラギア7と分離ローラ軸10とが正回転(矢印Qの向
き)する。すると、リフタバネクラッチ8は一方向クラ
ッチで左巻きなので伝達トルクが発生せず、リフタカム
4がフリーになってリフタカム戻しバネ5によって矢印
Qの向きに回転する。
端が分離パッドホルダ15の原稿先端ストッパ部15c
に突き当たるようにセットし、装置の図示せぬ読取スタ
ートボタンを押すと、不図示の駆動源によって分離ロー
ラギア7と分離ローラ軸10とが正回転(矢印Qの向
き)する。すると、リフタバネクラッチ8は一方向クラ
ッチで左巻きなので伝達トルクが発生せず、リフタカム
4がフリーになってリフタカム戻しバネ5によって矢印
Qの向きに回転する。
【0044】それに応じてリフタ2が上昇し、図2に示
すように原稿を分離ローラ12に対して押圧する第1の
位置へと移動する。一方、分離バネクラッチ13は右巻
きなので分離ローラ軸10と固着して回転する伝達コア
11から分離ローラ12の胴体へ駆動が伝達され、分離
ローラ12は矢印Qの向きに回転する。
すように原稿を分離ローラ12に対して押圧する第1の
位置へと移動する。一方、分離バネクラッチ13は右巻
きなので分離ローラ軸10と固着して回転する伝達コア
11から分離ローラ12の胴体へ駆動が伝達され、分離
ローラ12は矢印Qの向きに回転する。
【0045】原稿Sは上記のようにリフタ2により分離
ローラ12に当接されるので、分離パッド14との協働
により最上位より一枚ずつ分離されて繰り出され、搬送
ローラ17と搬送コロ18とに挟まれ、画像読取部へと
搬送される。
ローラ12に当接されるので、分離パッド14との協働
により最上位より一枚ずつ分離されて繰り出され、搬送
ローラ17と搬送コロ18とに挟まれ、画像読取部へと
搬送される。
【0046】図4にリフタ2が上昇して原稿Sが分離ロ
ーラ12に対して押圧されている状態の断面説明図を示
す。
ーラ12に対して押圧されている状態の断面説明図を示
す。
【0047】原稿Sの読取が終了して原稿Sが排紙トレ
イ25へ排出されると、図示せぬ駆動手段は不図示の制
御部により逆回転転し、分離ローラギア7および分離ロ
ーラ軸10が矢印Pの向きに回転する。
イ25へ排出されると、図示せぬ駆動手段は不図示の制
御部により逆回転転し、分離ローラギア7および分離ロ
ーラ軸10が矢印Pの向きに回転する。
【0048】すると、リフタバネクラッチ8が締まって
駆動手段の逆回転駆動力がリフタカム4に伝達される。
リフタカム4はPの向きに回転し、リフタ2のアーム部
分2cを押下げることで図1のようにリフタ2をリフタ
バネ3の押圧力に逆らって第2の位置(下側の位置)ま
で押し下げる。
駆動手段の逆回転駆動力がリフタカム4に伝達される。
リフタカム4はPの向きに回転し、リフタ2のアーム部
分2cを押下げることで図1のようにリフタ2をリフタ
バネ3の押圧力に逆らって第2の位置(下側の位置)ま
で押し下げる。
【0049】リフタカム4が所定量回転したところでリ
フタバネクラッチ8が緩んでそれ以上の駆動伝達を停止
する。駆動手段はそれをやや上回る所定量だけ回転した
後、停止し、給紙装置は原稿待ちの待機状態となる。こ
こで、リフタバネクラッチ8の端部8bはリフタカム4
が丁度リフタ2を押し下げた状態でバネクラッチ端部ス
トッパ9にあたるようにネジレ角度(巻数)を設定して
あるので、リフタカム4が回転しすぎてしまうことはな
い。
フタバネクラッチ8が緩んでそれ以上の駆動伝達を停止
する。駆動手段はそれをやや上回る所定量だけ回転した
後、停止し、給紙装置は原稿待ちの待機状態となる。こ
こで、リフタバネクラッチ8の端部8bはリフタカム4
が丁度リフタ2を押し下げた状態でバネクラッチ端部ス
トッパ9にあたるようにネジレ角度(巻数)を設定して
あるので、リフタカム4が回転しすぎてしまうことはな
い。
【0050】上記のリフタカム4の動きとリフタ2の動
作の説明を図示すると、図5及び図6のようになる。図
5は、リフタ2が第2の位置(図5(a))から第1の
位置(図5(c))へと移動する状態であり、図6は、
逆にリフタ2が第1の位置(図6(a))から第1の位
置(図6(c))へと移動する状態を示すものである。
作の説明を図示すると、図5及び図6のようになる。図
5は、リフタ2が第2の位置(図5(a))から第1の
位置(図5(c))へと移動する状態であり、図6は、
逆にリフタ2が第1の位置(図6(a))から第1の位
置(図6(c))へと移動する状態を示すものである。
【0051】図7は、駆動手段の正逆回転、スタートボ
タン、センサS1,S2のオン/オフ等のタイミング・
チャートを示すものである。動図中、モータとあるのが
図示せぬ駆動手段で、正回転(図1の矢印Qの向き)、
逆回転(図1の矢印Pの向き)と停止の3つの状態を示
している。
タン、センサS1,S2のオン/オフ等のタイミング・
チャートを示すものである。動図中、モータとあるのが
図示せぬ駆動手段で、正回転(図1の矢印Qの向き)、
逆回転(図1の矢印Pの向き)と停止の3つの状態を示
している。
【0052】原稿待機状態の原稿台1に原稿Sをセット
するとセンサS1がオンする。その後、スタートボタン
をオンすると(TC1)、モータが正回転して、リフタ
を第2の位置から第1の位置へと移動させる。原稿はモ
ータの正回転により分離ローラにより給紙される。所定
枚数の原稿が給紙された後に最後の原稿の原稿後端がセ
ンサS1を通過したタイミング(TC2)から所定時間
T1以上経過後に最後の原稿の後端がセンサS2を通過
してセンサS2がオンからオフになったタイミング(T
C3)から所定量T2だけ正回転する間に原稿は排紙ト
レイ25に完全に排出される。その後、所定時間モータ
を停止させた後にT3だけモータを逆回転する間にリフ
タカム4が回転してリフタ2を第2の位置へ押し下げ、
原稿待ちの待機状態へと移行する(TC4)。
するとセンサS1がオンする。その後、スタートボタン
をオンすると(TC1)、モータが正回転して、リフタ
を第2の位置から第1の位置へと移動させる。原稿はモ
ータの正回転により分離ローラにより給紙される。所定
枚数の原稿が給紙された後に最後の原稿の原稿後端がセ
ンサS1を通過したタイミング(TC2)から所定時間
T1以上経過後に最後の原稿の後端がセンサS2を通過
してセンサS2がオンからオフになったタイミング(T
C3)から所定量T2だけ正回転する間に原稿は排紙ト
レイ25に完全に排出される。その後、所定時間モータ
を停止させた後にT3だけモータを逆回転する間にリフ
タカム4が回転してリフタ2を第2の位置へ押し下げ、
原稿待ちの待機状態へと移行する(TC4)。
【0053】なお、本実施の形態では装置の起動時など
の初期化動作のときにも(TC0)所定時間T3だけモ
ータを逆回転させてリフタ2を第2の位置の待機状態へ
移行するように制御しているので、リフタ2が第1の位
置にあり、原稿Sがセットできないということを防止し
ている。
の初期化動作のときにも(TC0)所定時間T3だけモ
ータを逆回転させてリフタ2を第2の位置の待機状態へ
移行するように制御しているので、リフタ2が第1の位
置にあり、原稿Sがセットできないということを防止し
ている。
【0054】(実施の形態2)前記の第1の実施の形態
ではリフタ押圧用のバネをリフタバネ3としてリフタ2
に取り付け、リフタカム戻し用のバネとしてリフタカム
戻しバネ5をリフタカム4に取り付けたが、図10に示
すように、リフタ2のアーム部分2cとリフタカム4と
の上下の位置関係を逆にして、分離ローラ軸10がQの
向きに回転してリフタバネクラッチ8のトルク伝達力が
なくなったときにリフタ2をリフタカム戻しバネ5の引
っ張り力で持ち上げるように構成することも可能であ
る。
ではリフタ押圧用のバネをリフタバネ3としてリフタ2
に取り付け、リフタカム戻し用のバネとしてリフタカム
戻しバネ5をリフタカム4に取り付けたが、図10に示
すように、リフタ2のアーム部分2cとリフタカム4と
の上下の位置関係を逆にして、分離ローラ軸10がQの
向きに回転してリフタバネクラッチ8のトルク伝達力が
なくなったときにリフタ2をリフタカム戻しバネ5の引
っ張り力で持ち上げるように構成することも可能であ
る。
【0055】リフタバネクラッチ8や軸10の回転方向
と同クラッチによる駆動の伝達は実施の形態1と同じに
しておく。分離ローラ12の軸10がPの向きに回転
(逆転)するとリフタバネクラッチ8がトルクを伝達し
てリフタカム4が回転し、それに応じてリフタ2が自重
で下がる。このようにすると、リフタバネ3を省略する
ことができる。
と同クラッチによる駆動の伝達は実施の形態1と同じに
しておく。分離ローラ12の軸10がPの向きに回転
(逆転)するとリフタバネクラッチ8がトルクを伝達し
てリフタカム4が回転し、それに応じてリフタ2が自重
で下がる。このようにすると、リフタバネ3を省略する
ことができる。
【0056】(実施の形態3)実施の形態1では分離ロ
ーラのワンウェイクラッチとしてリフタバネクラッチ8
を用いたが、バネクラッチではなく、その他の構造の一
方向クラッチを用いる事も可能である。例えばニードル
ックラッチ等を用いれば、バネクラッチを用いた場合に
比べて駆動力伝達の応答性が高く、またバネの変形等に
よる故障の確率も下がり、装置の信頼性が上がる。
ーラのワンウェイクラッチとしてリフタバネクラッチ8
を用いたが、バネクラッチではなく、その他の構造の一
方向クラッチを用いる事も可能である。例えばニードル
ックラッチ等を用いれば、バネクラッチを用いた場合に
比べて駆動力伝達の応答性が高く、またバネの変形等に
よる故障の確率も下がり、装置の信頼性が上がる。
【0057】(実施の形態4)上記に説明した各実施の
形態では本発明にかかる給紙装置のリフタ上下動の機構
をファクシミリ装置の画像読取部分に適用したが、この
適用例に限定されるものではなく、複写機や電子ファイ
ルの画像読取部分や画像を形成する記録紙の給紙部分に
適用することも本発明の範囲に含まれるものである。こ
の場合も実施の形態1と同様に、専用の駆動手段を備え
たり、ソレノイドや電磁クラッチなどの高価な構成部材
を使用する必要もない。
形態では本発明にかかる給紙装置のリフタ上下動の機構
をファクシミリ装置の画像読取部分に適用したが、この
適用例に限定されるものではなく、複写機や電子ファイ
ルの画像読取部分や画像を形成する記録紙の給紙部分に
適用することも本発明の範囲に含まれるものである。こ
の場合も実施の形態1と同様に、専用の駆動手段を備え
たり、ソレノイドや電磁クラッチなどの高価な構成部材
を使用する必要もない。
【0058】
【発明の効果】本発明は以上の実施の形態により詳細に
説明されたものであり、本発明による給紙装置は繰り出
し手段を駆動する駆動手段の駆動力によりシート材押圧
手段を移動することが可能となり、独立した駆動源を必
要とせず、簡易な構成と制御によりシート材載置台に載
置されたシート材の自動給紙を可能とする。
説明されたものであり、本発明による給紙装置は繰り出
し手段を駆動する駆動手段の駆動力によりシート材押圧
手段を移動することが可能となり、独立した駆動源を必
要とせず、簡易な構成と制御によりシート材載置台に載
置されたシート材の自動給紙を可能とする。
【0059】シート材押圧手段と係合するカム手段と、
このカム手段に前記駆動手段の逆回転駆動力のみを伝え
る一方向クラッチとカム戻しバネを備えたものは、電気
的制御を必要とするソレノイドや電磁クラッチなどの高
価な構成部材を使用する必要がなく、安価な構成であ
る。
このカム手段に前記駆動手段の逆回転駆動力のみを伝え
る一方向クラッチとカム戻しバネを備えたものは、電気
的制御を必要とするソレノイドや電磁クラッチなどの高
価な構成部材を使用する必要がなく、安価な構成であ
る。
【0060】また、一方向クラッチがバネクラッチであ
ると、カム手段が前記シート材押圧手段を第2の位置に
移動させた位置で停止部材がバネクラッチの爪と当た
り、それ以上のカム手段の回動を停止させてシート材押
圧手段が第2の位置にあるように定められるので、シー
ト材押圧手段が第2の位置に移動した時に駆動手段が厳
密に停止する必要がなく、バネクラッチが駆動手段の駆
動時間の制御精度を補うことが可能である。
ると、カム手段が前記シート材押圧手段を第2の位置に
移動させた位置で停止部材がバネクラッチの爪と当た
り、それ以上のカム手段の回動を停止させてシート材押
圧手段が第2の位置にあるように定められるので、シー
ト材押圧手段が第2の位置に移動した時に駆動手段が厳
密に停止する必要がなく、バネクラッチが駆動手段の駆
動時間の制御精度を補うことが可能である。
【0061】シート材押圧手段を第1の位置に付勢する
押圧手段付勢部材は、載置されるシート材の枚数に関係
する重さとシート材の厚みにより一定範囲内の付勢力で
シート材を繰り出し手段に当接させるので、シート材を
安定して繰り出すことが可能である。
押圧手段付勢部材は、載置されるシート材の枚数に関係
する重さとシート材の厚みにより一定範囲内の付勢力で
シート材を繰り出し手段に当接させるので、シート材を
安定して繰り出すことが可能である。
【0062】また、自重により第2の位置に位置するシ
ート材押圧手段は、押圧手段付勢部材を必要とせず、簡
易な構成である。
ート材押圧手段は、押圧手段付勢部材を必要とせず、簡
易な構成である。
【0063】前記繰り出し手段とカム手段及び一方向ク
ラッチが同軸的に構成されているものは、駆動手段から
の駆動力を一つの軸で伝達することになり、簡易な構成
である。
ラッチが同軸的に構成されているものは、駆動手段から
の駆動力を一つの軸で伝達することになり、簡易な構成
である。
【0064】前記駆動手段からの正回転駆動力のみを繰
り出し手段に伝える一方向クラッチにより、繰り出し手
段の逆回転が起こらず、繰り出し手段に当接するシート
材や分離パッドが逆の方向に擦られてめくれるという不
具合を発生させない。 また、画像読取装置や画像形成
装置に本発明のシート材を給送する給送装置を備えるこ
とで、装置の構成と制御を簡単にして信頼性を高めると
共に、コストを低減することができる。
り出し手段に伝える一方向クラッチにより、繰り出し手
段の逆回転が起こらず、繰り出し手段に当接するシート
材や分離パッドが逆の方向に擦られてめくれるという不
具合を発生させない。 また、画像読取装置や画像形成
装置に本発明のシート材を給送する給送装置を備えるこ
とで、装置の構成と制御を簡単にして信頼性を高めると
共に、コストを低減することができる。
【図1】図1は実施の形態1の給送装置の斜視図(リフ
タ第2の位置)。
タ第2の位置)。
【図2】図2は実施の形態1の給送装置の斜視図(リフ
タ第2の位置)。
タ第2の位置)。
【図3】図3は実施の形態1の給送装置の上面図。
【図4】図4は実施の形態1の給送装置の断面説明図。
【図5】図5は実施の形態1のリフタカムの動作説明図
(リフタ上昇時)。
(リフタ上昇時)。
【図6】図6は実施の形態1のリフタカムの動作説明図
(リフタ下降時)。
(リフタ下降時)。
【図7】図7は実施の形態1の動作を説明するためのタ
イミング・チャート。
イミング・チャート。
【図8】図8は本発明を適用する実施の形態1のファク
シミリ装置の断面説明図。
シミリ装置の断面説明図。
【図9】図9は実施の形態1のファクシミリ装置全体の
外観図。
外観図。
【図10】図10は実施の形態2の給送装置の斜視図。
【図11】図11は従来技術における給送装置の説明
図。
図。
1 原稿台 2 リフタ 3 リフタバネ 4 リフタカム 5 カム戻しバネ 6 バネかけ 7 分離ローラギア 8 リフタバネクラッチ(一方向クラッチ) 9 バネクラッチ端部ストッパ(停止部材) 10 分離ローラ軸 11 伝達コア 12 分離ローラ(シート材の繰り出し手段) 13 分離バネクラッチ 14 分離パッド 15 分離パッドホルダ 16 分離バネ 17 搬送ローラ 18 搬送コロ 26 センサS1 27 センサS2
Claims (9)
- 【請求項1】 シート材載置台と、シート材に当接して
シート材を繰り出す繰り出し手段と、前記シート材載置
台に載置されているシート材を押圧して前記繰り出し手
段に当接させる第1の位置と繰り出し手段とシート材が
離間している第2の位置とに移動可能なシート材押圧手
段と、前記繰り出し手段を駆動する駆動手段とを有する
給紙装置であって、 前記駆動手段の繰り出し手段を正回転させる正回転駆動
力により前記シート材押圧手段を第1の位置に移動さ
せ、逆回転駆動力により前記シート材押圧手段を第2の
位置に移動させる位置移動手段を備えたことを特徴とす
る給紙装置。 - 【請求項2】 前記位置移動手段は、シート材押圧手段
と係合するカム手段と、このカム手段に前記駆動手段の
逆回転駆動力のみを伝える一方向クラッチと、前記シー
ト材押圧手段が第1の位置にあるように前記カム手段を
付勢するカム戻しバネとを備えたことを特徴とする請求
項1に記載の給紙装置。 - 【請求項3】 前記一方向クラッチは、カム手段を駆動
する軸に巻かれ、一端がカム手段に固定され他端が爪と
して起立したバネクラッチであり、 前記カム手段が前記シート材押圧手段を第2の位置に移
動させた位置で、バネクラッチの爪と当たり、それ以上
のカム手段の回動を停止させる停止部材を備えたことを
特徴とする請求項2に記載の給紙装置。 - 【請求項4】 前記シート材押圧手段を第1の位置に付
勢する押圧手段付勢部材と、前記シート材押圧手段の繰
り出し手段側と当接する前記カム手段とを備えたことを
特徴とする請求項2または3に記載の給紙装置。 - 【請求項5】 前記シート材押圧手段は自重により第2
の位置に位置し、前記シート材押圧手段の繰り出し手段
とは反対側と当接する前記カム手段を備えたことを特徴
とする請求項2または3に記載の給紙装置。 - 【請求項6】 前記繰り出し手段とカム手段及び一方向
クラッチが同軸的に構成されていることを特徴とする請
求項2,3,4または5に記載の給紙装置。 - 【請求項7】 前記駆動手段からの正回転駆動力のみを
繰り出し手段に伝える一方向クラッチ備えたことを特徴
とする請求項2,3,4,5または6に記載の給紙装
置。 - 【請求項8】 前記請求項1,2,3,4,5,6また
は7のいずれか一項に記載の給紙装置と、この給紙装置
により給紙されるシート材上の画像を読み取る画像読取
手段を備えたことを特徴とする画像読取装置。 - 【請求項9】 前記請求項1,2,3,4,5,6また
は7のいずれか一項に記載の給紙装置と、この給紙装置
により給紙されるシート材に画像を形成する画像形成手
段を備えたことを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24252995A JP3342255B2 (ja) | 1995-08-28 | 1995-08-28 | 給紙装置及び画像読取装置並びに画像形成装置 |
DE69627767T DE69627767T2 (de) | 1995-08-28 | 1996-08-27 | Blattzuführvorrichtung |
EP96113689A EP0761581B1 (en) | 1995-08-28 | 1996-08-27 | Sheet supplying apparatus |
US08/697,665 US5909872A (en) | 1995-08-28 | 1996-08-28 | Sheet supplying apparatus with shift and auxiliary shift for sheet support |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24252995A JP3342255B2 (ja) | 1995-08-28 | 1995-08-28 | 給紙装置及び画像読取装置並びに画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0958880A true JPH0958880A (ja) | 1997-03-04 |
JP3342255B2 JP3342255B2 (ja) | 2002-11-05 |
Family
ID=17090475
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24252995A Expired - Fee Related JP3342255B2 (ja) | 1995-08-28 | 1995-08-28 | 給紙装置及び画像読取装置並びに画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3342255B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008056494A (ja) * | 2007-11-19 | 2008-03-13 | Ricoh Co Ltd | 駆動装置及び搬送装置 |
US7860446B2 (en) | 2002-06-05 | 2010-12-28 | Sharp Kabushiki Kaisha | Image reading device and image forming apparatus |
CN102718091A (zh) * | 2012-07-02 | 2012-10-10 | 上海西辉机电科技有限公司 | 全自动切卡机 |
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1995
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