JP3347652B2 - シート搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

シート搬送装置及び画像形成装置

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JP3347652B2
JP3347652B2 JP25464097A JP25464097A JP3347652B2 JP 3347652 B2 JP3347652 B2 JP 3347652B2 JP 25464097 A JP25464097 A JP 25464097A JP 25464097 A JP25464097 A JP 25464097A JP 3347652 B2 JP3347652 B2 JP 3347652B2
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篤 齋藤
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    • B65H3/523Non-driven retainers, e.g. movable retainers being moved by the motion of the article the retainers positioned over articles separated from the bottom of the pile
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B65H3/5261Retainers of the roller type, e.g. rollers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H9/00Registering, e.g. orientating, articles; Devices therefor
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  • Mechanical Engineering (AREA)
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  • Facsimiles In General (AREA)
  • Handling Of Cut Paper (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシートを一枚ずつ分
離して搬送することの可能なシート搬送装置に関し、例
えば複写機、ファクシミリ装置等の画像形成装置に用い
られるシート搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、従来のファクシミリ装置に用い
られるシート搬送装置としては、載置台上にセットされ
た原稿束を分離して一枚ずつ搬送する装置がある。この
ようなシート搬送装置において、載置台に原稿束を載置
するときに該原稿束を装置の奥に突っ込み過ぎてしまう
と、該原稿束を分離できず、二枚以上の原稿が一度に搬
送されてしまう、いわゆる重送が生じる場合がある。そ
のため、従来のシート搬送装置は、原稿束の分離性能を
十分に引き出すために、原稿の突っ込み過ぎを防止する
機構を備えているものが多い。
【0003】しかしながら、従来のほとんどの機構の場
合、構成が複雑で、コストが大幅に上がるものであっ
た。そこで、廉価の機械に搭載するために構成が簡単
で、コストがかからない原稿の突っ込み過ぎを防止する
機構として、特開平9−58891号公報、特開平9−
58892号公報に記載された機構が提案されている。
【0004】上記機構では、原稿の突っ込み過ぎ(過挿
入)を防止するためのストッパを、搬送ローラの回転を
利用して、原稿先端を規制する規制位置からその規制を
解除する待避位置へ回動させ、待避位置から規制位置へ
は自重により戻るように構成している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、原稿の給送を開始するタイミングと前記スト
ッパによる規制解除のタイミングとの関係について考慮
がなされていなかった。即ち、原稿を分離搬送する分離
ローラの回転開始が、ストッパによる原稿先端の規制解
除よりも早い場合、前記分離ローラによって搬送される
原稿の先端が規制位置にあるストッパに押し付けられて
しまい、該原稿の先端が折れ曲がってしまったり、或い
は斜行した状態で搬送される等の搬送不良を生じるおそ
れがあった。
【0006】また上記従来例の場合、搬送ローラが回転
している間は、ストッパは規制位置と待避位置との間の
回動を繰り返している。このため、使用者が原稿(特に
薄手の原稿)をストッパまで突き当てずに軽くセットし
た場合、原稿の給送が開始されストッパが待避位置に回
動した時にはまだ原稿先端はストッパまで達しておらず
(搬送方向の上流側にあり)、ストッパが規制位置に降
りてきた後に原稿先端がストッパに達するという事態が
生じる。従って、これによってもストッパに原稿の先端
が突入するため、該原稿の先端が折れ曲がる等の搬送不
良を生じるおそれがあった。
【0007】そこで、本発明の目的は、シート搬送開始
時或いは搬送開始後に、シート先端がストッパに突入す
ることにより生じるシートの折れ曲がり等の搬送不良を
防止することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の代表的な構成は、挿入口から挿入されたシー
ト先端を規制する規制位置とその規制を解除する待避位
置に移動可能な規制手段と、前記規制手段に接する位置
まで挿入されたシートと接触し、シートを1枚ずつ分離
して搬送する分離ローラと、前記分離ローラよりも搬送
方向下流側に配置され、前記分離ローラによって搬送さ
れたシートを搬送する搬送手段とを有し、前記規制手段
によるシート先端の規制が解除された後に前記分離ロー
ラが回転を開始するように構成したことを特徴とする。
【0009】上記構成によれば、前記規制手段によるシ
ート先端の規制が解除された後に前記分離ローラが回転
を開始するようになっているため、シート先端が規制手
段に突入して折れ曲がる等の搬送不良を防止することが
可能となる。
【0010】またシート先端の規制を解除した規制手段
は、少なくともシート先端が規制手段の搬送方向下流側
に搬送されるまで規制を解除した状態で保持されること
を特徴とする。
【0011】上記構成によれば、シート先端の規制を解
除した規制手段は、少なくともシート先端が規制手段の
搬送方向下流側に搬送されるまで規制を解除した状態で
保持されるため、例えば使用者の不注意等により、シー
ト(特に薄手のシート)が規制手段まで届かない状態で
セットされた場合においても、該シートの先端が規制手
段に突入して折れ曲がる等の搬送不良を防止することが
可能となる。
【0012】具体的には、例えば、前記搬送手段とし
て、挿入口から挿入されたシートを一枚ずつ分離して搬
送する分離ローラと、該分離ローラよりも搬送方向下流
側に配置される搬送手段を有し、前記規制手段が前記搬
送手段の回転に応じてシート先端の規制を解除する待避
位置へ移動される構成とすることにより、簡単な構成
で、上記効果を得ることができる。
【0013】また前記規制手段が前記搬送手段の回転に
応じてシート先端の規制を解除する待避位置へ移動され
るように構成したことにより、シート先端の規制、解除
の切り換えを簡単な構成で実現することが可能となる。
【0014】また前記規制手段は回動軸よりも搬送方向
上流側に規制部を搬送方向下流側に突起部を有する回動
部材であり、搬送手段の突起部が前記規制手段の突起部
を下方へ押し下げることにより該規制手段の規制部が上
方の待避位置へ回動され、更に前記搬送手段の突起部
が、シート搬送開始前に規制手段の突起部を押し下げ、
且つ少なくともシート先端が規制手段の搬送方向下流側
に搬送されるまで前記規制手段の突起部を押し下げてい
る構成とすることにより、部品数を少なくしてコストを
下げることができ、且つ簡単な構成でシート先端が規制
手段に突入して折れ曲がる等の搬送不良を防止すること
が可能となる。
【0015】また、少なくとも読取対象のシートの画像
を読み取る読取手段を有する画像形成装置において、前
記読取手段に読取対象のシートを搬送する搬送手段とし
て、上記構成のシート搬送装置を備えることを特徴とす
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用したシート搬
送装置の実施の形態について図面を参照して説明する。
尚、以下の説明では、複写機、ファクシミリ装置等の画
像形成装置におけるシート搬送装置を例示している。
【0017】〔第1実施形態〕図1〜図11を参照して、
第1実施形態に係るシート搬送装置について詳しく説明
する。本実施形態では、画像形成装置としてのファクシ
ミリ装置に用いられる原稿搬送装置を例示して説明す
る。
【0018】先ず、図1及び図2を参照してファクシミ
リ装置の概略構成について説明する。図1は本実施形態
に係るファクシミリ装置の外観斜視図、図2は本実施形
態に係るファクシミリ装置の概略構成を示す模式断面図
である。
【0019】図1及び図2において、Aはファクシミリ
装置であり、前後左右の側壁を構成する筐体内部に、後
で詳しく説明する、原稿の搬送を行いつつ画像を読み取
る読取装置としてのスキャナ部1、記録紙の搬送を行い
つつシリアル記録を行う記録装置としてのプリンタ部
2、これらに接続されることで所定の制御を行う制御基
板(不図示)、電源3等が夫々内蔵されている。これら
の各構成は、簡単に交換及び着脱ができるように個別に
構成されている。
【0020】筐体は、下側となる第1筐体である下カバ
ー4と、上側の第2筐体となる上カバー5と、記録紙を
案内するためと電源を覆うための後述する第3筐体であ
るリアカバー6とから基本的に構成されている。
【0021】上カバー5には、読取対象のシートとして
の原稿を複数枚セットすることの可能な原稿載置台7が
回動可能に支持されており、後述する記録ヘッドへのア
クセスを可能にしている。また原稿載置台7には、原稿
の搬送方向と直交する幅方向を案内するために幅調節可
能なスライダ8が設けられており、該スライダ8は片方
のみを移動することで中央部位を中心に両方が同様に移
動するようになっている。
【0022】また原稿載置台7には、着脱可能な原稿積
載トレイ9が設けられており、例えばA4サイズの原稿
をスキャナ部1に向けて搬送するときに、該原稿の後端
が垂れ下がることがないようにしている。またスキャナ
部1に向けて搬送された原稿は、画像読取後にファクシ
ミリ装置Aの前方に搬出されて原稿排紙トレイ10上に置
かれる。この原稿排紙トレイ10はファクシミリ装置Aの
前後方向(図1の矢印方向)に移動可能となっている。
【0023】一方、記録対象のシートとしての記録紙
は、ファクシミリ装置Aの背面側に配設された記録紙載
置台11上にセットされ、該記録紙載置台11上に設けられ
た幅調整可能なサイドガイド12の移動により幅方向が規
制された後に、プリンタ部2へ向けて一枚ずつ給送され
る。そしてプリンタ部2で画像が記録(シリアル記録)
された後、スキャナ部1の下方の記録紙排紙台13上に排
出される。
【0024】前記記録紙載置台11には、記録紙の垂れ下
がり防止のための記録紙支持台14が内蔵されており、該
記録紙支持台14を適宜引き出すことで図1に示す位置に
なるように構成されている。同様に、前記記録紙排紙台
13にも、記録紙の垂れ下がり防止のための記録紙支持棒
15が設けられており、該記録紙支持棒15は前記原稿排紙
トレイ10と同様に前後方向(図1の矢印方向)に移動可
能となっている。
【0025】また上カバー5は、図示のようにスキャナ
部1の回りを取り囲むような形状であり、上カバー5の
縁部5aに沿うように下カバー4から取り外すことで、
スキャナ部1を下カバー4上に残したままの状態にでき
るようになっている。
【0026】次に図2を用いて上記各部の構成を詳細に
説明する。
【0027】まず、スキャナ部1について説明する。こ
のスキャナ部1は、原稿Gに光を照射してその反射光を
電気信号に変換し、この信号を操作モードに応じて他機
に伝送し、又は自己のプリンタ部2に伝送するものであ
る。
【0028】スキャナ本体部17において、21はスキャナ
部1のフレームとなるスキャナベースであり、下カバー
4に固定されている。このスキャナベース21には、原稿
Gの下側をガイドする下原稿ガイド22、原稿を繰り出す
分離ローラ23、原稿を搬送する給送ローラ24、原稿を原
稿排紙トレイ10上に排出させる排紙ローラ25、原稿の画
像情報を読み取るカラーコンタクトセンサ26等が設けら
れている。
【0029】またパネル部16は、前記スキャナ本体部17
に対してヒンジ(不図示)を中心にして開閉するように
結合されている。このパネル部16には、原稿の上側をガ
イドする上原稿ガイド27、分離ローラ23に押圧される分
離片28、給送ローラ24に押圧される給送コロ29、排紙ロ
ーラ25に押圧される排紙コロ30、カラーコンタクトセン
サ26に押圧され読取白基準となる読取白地31等が設けら
れている。
【0030】また、18はパネルフレームであり、外装の
一部をなし、上原稿ガイド27に取り付けられており、L
CD等の表示部16a、操作ダイアルキー等の操作キー16
b、これらを実装したパネル基板16c等が設けられてい
る。
【0031】尚、ここで、スキャナ部1の原稿搬送、読
取動作等は、図示しないモータやセンサ、駆動回路等に
よって行われ、これらの制御及びパネル部16の表示制御
等は制御基板により制御される。
【0032】次に、プリンタ部2について説明する。記
録紙載置台11(及び記録紙支持台14)上に積載された記
録紙Sが、幅方向の位置をサイドガイド12によって規制
されつつ、給紙ローラ32によって1枚ずつ繰り出され、
プリンタ部2へと送り出される。
【0033】プリンタ部2は、記録ヘッドからインクを
吐出して記録紙にインク像を記録するインクジェット記
録方式を採用している。このプリンタ部2において、41
はプリンタ部2のフレームとなるプリンタシャーシであ
り、下カバー4に固定されている。42は送紙ローラであ
り、対向位置に配置されたピンチローラ43の押圧で、給
紙部から送られてきた記録紙Sを更に下流側の記録部へ
と送り出す。44は記録部での記録紙裏面を支持している
プラテンである。この記録紙の表面では、ガイドシャフ
ト45に支持された往復動するキャリッジ46に取り付けら
れた記録ヘッド47によって記録画像が形成される。その
後、記録紙Sは、排紙ローラ対48によってプリンタ部2
から排出され、下カバー4に設けられた記録紙排紙台13
上に積載される。
【0034】尚、ここで、プリンタ部2の記録紙搬送、
記録動作等は、図示しないモータやセンサ、ヘッド駆動
回路等によって行われ、これらの制御は制御基板により
制御される。また、基板49は、これらのモータやセン
サ、ヘッド駆動回路等の信号を中継し、制御基板へと転
送する記録中継基板である。また、プリンタ部2でイン
クの目詰まり防止等の動作の際に生じる廃インクを吸収
する吸収体50は下カバー4に取り付けられている。
【0035】次にスキャナ部1における原稿Gの流れに
ついて説明する。図3はスキャナ部1の拡大断面図であ
る。原稿Gは上原稿ガイド27と下原稿ガイド22の間に形
成される原稿挿入口にセットされ、矢印Fで示す搬送路
に沿って搬送される。図3において、33は予備搬送腕で
あり、分離ローラ23の対向部に位置している。この予備
搬送腕33は、予備搬送バネ34により分離ローラ23に押圧
されている。従って、載置台7上にセットされた原稿G
は予備搬送腕33と分離ローラ23の協働作用により捌いて
予備搬送される。そして、ADFバネ35によって分離ロ
ーラ23に押圧された分離片28と分離ローラ23との協働作
用により、前記予備搬送された原稿Gを下側から1枚ず
つ分離搬送する。更に分離ローラ23は原稿Gを給送ロー
ラ24まで搬送する役割を兼ねている。分離ローラ23によ
り搬送された原稿Gは、給送ローラ24と給送コロ29によ
りコンタクトセンサ26の読取位置まで搬送され、該コン
タクトセンサ26により画像を読み取る。この時、原稿G
は、白地バネ37によって押圧されている読取白地(白地
板金)31により前記コンタクトセンサ26の読取ラインに
沿って密着されている。そして、コンタクトセンサ26に
より画像が読み取られた原稿Gは、排紙ローラ25と排紙
コロ30により原稿排紙トレイ10上に排出される。
【0036】次にスキャナ部1の原稿搬送系における分
離部(図3のD部)について説明する。図4に分離部の
拡大断面図を示す。図4において、28はゴム片等の摩擦
部材で構成された分離片であり、ADFホルダ36上に取
り付けられている。33は予備搬送腕であり、比較的摩擦
係数の小さいプラスチック部材で構成されている。AD
Fホルダ36には突起軸36aが設けられ、予備搬送腕33に
は凹状部33aが設けられ、該凹状部33aのくぼみ部にA
DFホルダ36の突起軸36aが取り付けられている。予備
搬送腕33は凹状部33aを中心として回転可能である。34
は予備搬送バネであり、引張コイルバネである。この予
備搬送バネ34の両端のうち、一方は予備搬送腕33の突起
部に、他方はADFホルダ36の突起部に取り付けられて
いる。
【0037】上原稿ガイド27上には図示しない凹状部が
設けられ、その凹状部のくぼみ部にADFホルダ36の突
起軸36aが取り付けられている。ADFホルダ36はこの
突起軸36aを中心として回動可能である。ADFホルダ
36は分離ローラ23と対向した位置にあり、予備搬送腕33
及び分離片28が分離ローラ23に接触するように配置され
ている。ADFホルダ36の受け面36bにはADFバネ35
の一端が係合しており、該バネ35の他端はパネルフレー
ム18に係合している。ADFバネ35は圧縮コイルバネで
あり、この弾性力はADFホルダ36上の予備搬送バネ34
の引張力よりも大きいため、ADFバネ35と予備搬送バ
ネ34の作用により、予備搬送腕33は分離ローラ23に押圧
される。
【0038】次にスキャナ部1における駆動系について
説明する。図5はスキャナ部1の分離ローラ23、給送ロ
ーラ24、読取駆動モータ及びギア列の配置を表した概略
図である。図中の矢印Fは原稿の搬送方向である。60は
読取駆動モータであり、パルス電流が供給されることに
より駆動するステッピングモータである。読取駆動モー
タ60の先にはモータギア61が取り付けられ、このモータ
ギア61を通じて読取駆動モータ60で発生した駆動トルク
が伝達される。62,63は中間ギアであり、読取駆動モー
タ60からの駆動トルクを給送ローラ24へ伝達するための
ギアであり、それぞれ歯数の異なる2つのギアからなる
二段ギアである。64,65は分離給送ギアであり、中心の
穴形状はともにD形状となっている。給送ローラ24の軸
の両端部はD形状となっており、読取駆動モータ60側の
端部のD形状部には分離給送ギア64が、他方の端部のD
形状部には分離給送ギア65が取り付けられている。読取
駆動モータ60で発生した駆動トルクはモータギア61から
中間ギア62,63を通じて分離給送ギア64に伝達され、給
送ローラ24が回転する構成となっている。ギア61〜64は
給送ローラ24を回転させるためのギア列である。
【0039】また、66は分離中間ギア、67は分離ギアで
あり、ギア65〜67は分離ローラ23を回転させるためのギ
ア列である。前記給送ローラ24の回転により、分離給送
ギア65も同様の方向に回転し、駆動トルクは分離中間ギ
ア66を通じて分離ギア67に伝達される。68はバネクラッ
チ、69はクラッチカラー、70は分離軸である。分離ロー
ラ23、分離ギア67及びクラッチカラー69はともに分離軸
70を中心として自在に回転する構成となっている。
【0040】分離ローラ23、バネクラッチ68及びクラッ
チカラー69の構成を図6を参照して説明する。図中の矢
印Fは原稿の搬送方向であり、他の矢印は原稿搬送時に
分離ローラ23、クラッチカラー69及び分離ギア67が回転
する方向である。バネクラッチ68は分離ギア67が原稿の
搬送方向に回転する場合にその駆動トルクをクラッチカ
ラー69に伝達する。分離ギア67、バネクラッチ68及びク
ラッチカラー69は、分離給送ギア65から分離中間ギア66
を通じて伝達された駆動トルクを、原稿の搬送方向に回
転(正回転)するときのみ伝達するバネクラッチ機構を
構成している。クラッチカラー69には突起69aが、分離
ローラ23には突起23aがそれぞれ設けられている。クラ
ッチカラー69の突起69aが原稿搬送方向に回転し、分離
ローラ23の突起23aに係合することによりトルクが伝達
され、該分離ローラ23が原稿搬送方向に回転する構成と
なっている。
【0041】次に分離ローラ23及びクラッチカラー69の
動作について図7を参照して説明する。前述したよう
に、分離ローラ23には突起23aが、クラッチカラー69に
は突起69aが設けられている。クラッチカラー69の突起
69aを図中に斜線で示す。
【0042】図7(a)は読取駆動モータ60がまだ回転
していない状態、即ち初期状態でのクラッチカラー69の
突起69aと分離ローラ23の突起23aの待機位置を表して
いる。Pはクラッチカラー69の突起69aと分離ローラ23
の突起23aの間の隙間である。読取駆動モータ60にパル
ス電流が供給されて分離ギア67が原稿搬送方向に回転す
ると、その駆動トルクがバネクラッチ68によりクラッチ
カラー69に伝達され、クラッチカラー69が原稿搬送方向
に回転を始め、その突起69aも図中矢印の方向に回転
(移動)する(図7(b)参照)。更に回転していき、
クラッチカラー69の突起69aが分離ローラ23の突起23a
に係合する(図7(c)参照)と、クラッチカラー69に
伝達された駆動トルクが突起の係合部を通じて分離ロー
ラ23に伝達され、該分離ローラ23が原稿搬送方向(図中
矢印の方向)に回転する(図7(d)参照)。
【0043】読取駆動モータ60が駆動してから給送ロー
ラ24が回転を始めて原稿を搬送するまでの動作を以下に
説明する。読取駆動モータ60で発生した駆動トルクは、
ギア61〜64のギア列を通じて給送ローラ24に伝達され、
該給送ローラ24が原稿搬送方向に回転する。それに従い
分離給送ギア65から分離中間ギア66及び分離ギア67のギ
ア列とバネクラッチ68を通じてクラッチカラー69にトル
クが伝達され、該クラッチカラー69の突起69aが分離ロ
ーラ23の突起23aとの隙間Pを移動していく。この時に
はまだ分離ローラ23は回転していない。更に回転してい
くと、クラッチカラー69の突起69aが分離ローラ23の突
起23aに係合し、該分離ローラ23はトルクが伝達されて
原稿搬送方向に回転する。この時になって原稿が搬送方
向にスタートする。つまり、給送ローラ24が回転を始め
るより、クラッチカラー69の突起69aが隙間Pを移動す
る時間だけ遅れて分離ローラ23が回転を始め、原稿を搬
送する構成となっている。このタイミングは給送ローラ
24から分離ローラ23までのギア列のギア比及び分離ロー
ラ23の突起23aとクラッチカラー69の突起69aの間の隙
間(角度)Pの大きさから決まる。
【0044】次に、載置台に載置されるシートの過挿入
を防止するストッパ部について説明する。図8にストッ
パ部の斜視図を、図9にその側断面図を示す。駆動回転
体としての給送ローラ24とこれに圧接して従動回転する
従動回転体としての給送コロ29とよりなる第2搬送手段
と、ストッパコロ39と、原稿載置台7に載置した原稿G
の先端を規制する規制位置とその規制を解除する待避位
置に回動可能な規制手段としてのストッパ38を図中に示
す。前記ストッパコロ39は、ストッパ38による原稿先端
の規制/解除を切り換えるための突起部であるリブ39a
を一体的に有している。また前記ストッパ38は、突起軸
38a、ストッパコロ39のリブ39aと係合する突起部であ
る突起38b、原稿先端を規制する規制部であるストップ
面38cを一体的に有している。このストッパ38は、突起
軸38aが上原稿ガイド27上にある図示しない凹状部のく
ぼみ部に取り付けられており、該突起軸38aを回動中心
として自在に回動する構成となっている。
【0045】前記ストッパ38の動作について図9を参照
して説明する。ストッパコロ39のリブ39a及びストッパ
38のストップ面38cは、初期状態では原稿の先端を規制
する規制位置(図9(a)に示す位置)に待機してい
る。そして、給送ローラ24が搬送方向(矢印の方向)に
回転すると給送コロ29及びストッパコロ39も搬送方向
(矢印の方向)に従動して回転する(図9(b)参
照)。それに従いストッパコロ39のリブ39aも回転して
いき、ストッパ38の突起38bに突き当たる(図9(c)
参照)。更に給送ローラ24が回転していくと、従動回転
するストッパコロ39のリブ39aがストッパ38の突起38b
を押し下げる。すると、ストッパ38の突起軸38aを中心
として原稿先端を規制していたストップ面38cが上方へ
持ち上げられ、原稿先端の規制が解除された状態となる
(図9(d)参照)。そして、ストッパ38の突起38bが
ストッパコロ39のリブ39a上にある間、ストッパ38はそ
のストップ面38cが上昇した状態(待避位置に待避した
状態)で保持される(図9(e)参照)。そして、スト
ッパコロ39のリブ39aがストッパ38の突起38bを通過す
ると、ストッパ38の自重でストップ面38cが下降し、規
制位置に戻る(図9(f)参照)。
【0046】前記給送ローラ24が原稿搬送方向に回転し
ている間、ストッパ38のストップ面38cは突起軸38aを
回動中心にして上昇と下降を繰り返す。
【0047】ここで、分離ローラ23が回転を開始するタ
イミングとストッパ38が原稿先端を解放するタイミング
は、給送ローラ24から給送ローラまでにあるギア列と、
クラッチカラー69の突起69aと分離ローラ23の突起23a
との間の隙間Pの大きさによって決まる。しかしなが
ら、前記隙間Pは、複数枚の原稿を搬送する時の原稿間
隔を決定するための機構である。また、ギア列のギア比
(歯数)は給送ローラ24からのトルクの伝達及び原稿間
隔を決めるときに設計段階で決まるものであり、搬送開
始のタイミングを調節するために後から変更をするのは
困難である。
【0048】そこで、図10に示すように、ストッパコロ
39のリブ39aの大きさ(角度R)を調節することによ
り、ストッパ38が原稿先端の規制を解除するタイミング
が、分離ローラ23が回転を開始するよりも早くなるよう
にしている。図10において、Rはストッパコロ39のリブ
39aの大きさ(角度)であり、この角度Rを変更するこ
とで、ストッパ38が原稿先端の規制を解除するタイミン
グを簡単に調節することができる。
【0049】図11を参照して、分離ローラ23が回転を開
始するタイミングとストッパ38が原稿先端の規制を解除
するタイミングとの関係について説明する。図11中の斜
線部分はストッパコロ39のリブ39aである。図11(a)
は原稿載置台7上に原稿をセットしたときの初期状態で
ある。図中、Gはセットされた原稿、gは原稿先端、斜
線部はストッパコロ39のリブ39aである。原稿Gの先端
gはストッパ38のストップ面38cに突き当てられてセッ
トされている。
【0050】この状態から、コピー或いは送信を行うた
めに使用者がスタートボタンを押すと、読取駆動モータ
60にパルス電流が供給される。読取駆動モータ60で発生
した駆動トルクがギア列を通じて給送ローラ24に伝達さ
れ、該給送ローラ24が原稿搬送方向に回転を始める。こ
の給送ローラ24に従動して給送コロ29及びストッパコロ
39も回転し、該ストッパコロ39のリブ39aも同じ方向に
回転を始める。そして、ストッパコロ39のリブ39aがス
トッパ38の突起38bを押し下げることにより、突起軸38
aを中心としてストップ面38cが待避位置に上昇し、原
稿先端の規制が解除される。ここで、ストッパコロ39の
リブ39aの角度Rは、ストッパ38のストップ面38cが給
送ローラ24及びストッパコロ39がわずかに回転したとこ
ろで待避位置に上昇する大きさに設定されている。即
ち、分離ローラ23が回転を開始する前に、ストッパ38の
ストップ面38cによる原稿先端の規制が解除される。従
って、原稿の先端がストッパ38のストップ面38cに突入
して折れ曲がる等の搬送不良を防止することができる。
そして、クラッチカラー69の突起69aも回転していき、
分離ローラ23の突起23aに係合するが、原稿先端gの規
制が解除されたときにはまだ分離ローラ23の回転はスタ
ートしていない(図11(b)参照)。
【0051】更に給送ローラ24が回転していくと、係合
したクラッチカラー69の突起69aが分離ローラ23にトル
クを伝達し、該分離ローラ23が回転を始める。原稿Gは
予備搬送腕33とそれに圧接した分離ローラ23により分離
片28と分離ローラ23の接触部まで送られ、分離片28と圧
接した分離ローラ23により一枚ずつ分離給送される。こ
の時、ストッパコロ39のリブ39aによりストッパ38のス
トップ面38cは上昇した状態(待避位置)で保持され、
原稿先端gの規制を解除したままである(図11(c)参
照)。ここで、ストッパコロ39のリブ39aの角度Rは、
ストップ面38cに突き当ててセットされた原稿Gの先端
gの規制を解除した後、該原稿先端gがストッパ38より
も搬送方向下流側に搬送されるまでそのストップ面38c
を待避位置に保持する大きさに設定されている。従っ
て、原稿の先端がストッパ38のストップ面38cに突入し
て折れ曲がる等の搬送不良を防止することができる。そ
して、給送ローラ24及びストッパコロ39が更に回転し、
ストッパコロ39のリブ39aがストッパ38の突起38bを通
過すると、該ストッパ38のストップ面38cがその自重で
下降する。この時、既に原稿先端gはストッパ38のスト
ップ面38cよりも搬送方向下流側に搬送されているた
め、ストッパ38のストップ面38cの下降時には該ストッ
パ38は原稿G上に載った状態となる(図11(d)参
照)。以下、図11(b)〜(d)の動作を順に繰り返
し、一枚の原稿Gが搬送される。
【0052】以上の説明は、原稿Gがストッパ38のスト
ップ面38cに突き当てられてセットされた場合である
が、原稿Gがストッパ38のストップ面38cの手前にセッ
トされた場合においても同様の動作となる。例えば、使
用者の不注意等により、原稿(特に薄手の原稿)の先端
がストッパ38のストップ面38cまで届かない状態でセッ
トされる場合が考えられる。この場合、ストッパコロ39
のリブ39aの角度Rが小さいと、ストッパ38のストップ
面38cが上昇した後すぐに下降してしまう。すると、ス
トッパ38のストップ面38cが待避位置に上昇した後に原
稿搬送が開始されても原稿先端はまだストッパ38のスト
ップ面38cに達しておらず(搬送方向の上流側にあ
り)、該ストップ面38cが下降した後に原稿先端がスト
ップ面38cに達するという事態が生じ、原稿の先端が折
れ曲がる等の搬送不良が生じるおそれがある。
【0053】そこで、前記ストッパコロ39のリブ39aの
角度Rは、少なくとも原稿先端gがストッパ38よりも搬
送方向下流側に搬送されるまでそのストップ面38cが待
避位置に保持される大きさに設定されている。尚、この
ストッパコロ39のリブ39aの角度Rを大きくすること
で、ストッパ38のストップ面38cが待避位置に保持され
る時間は長くなる。このため、原稿Gの先端gがストッ
パ38のストップ面38cまで届かない状態でセットされた
場合であっても、ストッパ38のストップ面38cが待避位
置に上昇して、分離ローラ23の回転により原稿の搬送が
始まってからも、該原稿先端gがストッパ38を通過する
までは、該ストッパ38のストップ面38cは待避位置に上
昇した状態で保持される(図11(c)参照)。従って、
上述の如き場合であっても、ストップ面38cが規制位置
に下降してきたときには、図11(d)に示すように原稿
先端gはストップ面38cよりも搬送方向下流側に搬送さ
れている状態となるため、原稿先端gがストップ面38c
に突入することにより生じる原稿の折れ曲がり等の搬送
不良を防止することができる。
【0054】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、給送ローラ24の回転に従動して回転するストッパコ
ロ39のリブ39aによりストッパ38の規制及び解除を行
い、該ストッパコロ39のリブ39aの角度Rを、分離ロー
ラ23が回転を開始する前にストッパ38が原稿先端gの規
制を解除し、且つ原稿先端gがストッパ38よりも下流側
に搬送されるまで前記ストッパ38を規制を解除した状態
で保持する大きさに設定しているので、簡単な構成で、
原稿先端gがストッパ38に突入して折れ曲がる等の搬送
不良を防止することができる。
【0055】〔他の実施形態〕前述した実施形態では、
給送コロ29とストッパコロ39を別々の部品とした構成を
例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、
この2つを一体の部品としても良い。この構成によれ
ば、前述した効果と同様の効果が得られ、更に部品点数
の減少によるコストダウンが図れる。
【0056】また前述した実施形態では、画像形成装置
としてファクシミリ装置を例示したが、本発明はこれに
限定されるものではなく、例えば複写機等の他の画像形
成装置であっても良く、該画像形成装置に用いられるシ
ート搬送装置に本発明を適用することにより同様の効果
を得ることができる。
【0057】また前述した実施形態では、記録方式とし
てインクジェット方式を例示したが、これに限定される
ものではなく、例えば電子写真方式等の他の記録方式で
あっても良い。
【0058】また前述した実施形態では、読取対象のシ
ートである原稿を読取手段に搬送する搬送系に本発明を
適用した例を示したが、これに限定されるものではな
く、記録対象のシートとしての記録紙等を記録部に搬送
する搬送系に本発明を適用しても同様の効果を得ること
ができる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
規制手段によるシート先端の規制が解除された後に分離
ローラが回転を開始するように構成されているため、シ
ート先端が規制手段に突入して折れ曲がる等の搬送不良
を防止することができる。
【0060】またシート先端の規制を解除した規制手段
は、少なくともシート先端が規制手段の搬送方向下流側
に搬送されるまで規制を解除した状態で保持される構成
となっているため、例えば使用者の不注意等により、シ
ート(特に薄手のシート)が規制手段まで届かない状態
でセットされた場合においても、該シートの先端が規制
手段に突入して折れ曲がる等の搬送不良を防止すること
ができる。
【0061】具体的には、例えば、シートを搬送する搬
送手段として、挿入口から挿入されたシートを一枚ずつ
分離して搬送する分離ローラと、該分離ローラよりも搬
送方向下流側に配置される搬送手段を有し、前記規制手
段が前記搬送手段の回転に応じてシート先端の規制を解
除する待避位置へ移動される構成とすることにより、簡
単な構成で、上記効果を得ることができる。
【0062】また前記規制手段は上方に回動する回動部
材であり、前記搬送手段の回転に応じて上方の待避位置
へ回動され、規制位置へは自重で下降する構成とするこ
とにより、シート先端の規制、解除の切り換えを簡単な
構成で実現することができる。
【0063】また前記規制手段は回動軸よりも搬送方向
上流側に規制部を搬送方向下流側に突起部を有する回動
部材であり、搬送手段の突起部が前記規制手段の突起部
を下方へ押し下げることにより該規制手段の規制部が上
方の待避位置へ回動され、更に前記搬送手段の突起部
が、シート搬送開始前に規制手段の突起部を押し下げ、
且つ少なくともシート先端が規制手段の搬送方向下流側
に搬送されるまで前記規制手段の突起部を押し下げてい
る構成とすることにより、部品数を少なくしてコストを
下げることができ、且つ簡単な構成でシート先端が規制
手段に突入して折れ曲がる等の搬送不良を防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る原稿搬送装置を有するファ
クシミリ装置の外観斜視図
【図2】図1に示すファクシミリ装置の側断面図
【図3】原稿搬送系の拡大側断面図
【図4】原稿搬送系における分離部の構成を示す立体斜
視図
【図5】スキャナ部の分離ローラ、給送ローラ、読取駆
動モータ及びギア列の配置を表した構成図
【図6】分離ローラ、バネクラッチ及びクラッチカラー
の構成図
【図7】分離ローラ及びクラッチカラーの動作説明図
【図8】ストッパ部の拡大斜視図
【図9】ストッパ部の動作説明図
【図10】ストッパ部の拡大断面図
【図11】ストッパの規制及び解除のタイミングと原稿
搬送開始のタイミングとの関係を表したストッパの動作
説明図
【符号の説明】
A …ファクシミリ装置 G …原稿 P …隙間 R …角度 S …記録紙 1 …スキャナ部 2 …プリンタ部 3 …電源 4 …下カバー 5 …上カバー 5a …縁部 6 …リアカバー 7 …原稿載置台 8 …スライダ 9 …原稿積載トレイ 10 …原稿排紙トレイ 11 …記録紙載置台 12 …サイドガイド 13 …記録紙排紙台 14 …記録紙支持台 15 …記録紙支持棒 16 …パネル部 16a …液晶表示部 16b …操作キー 16c …パネル基板 17 …スキャナ本体部 18 …パネルフレーム 21 …スキャナベース 22 …下原稿ガイド 23 …分離ローラ 23a …突起 24 …給送ローラ 25 …排紙ローラ 26 …カラーコンタクトセンサ 27 …上原稿ガイド 28 …分離片 29 …給送コロ 30 …排紙コロ 31 …読取白地 32 …給紙ローラ 33 …予備搬送腕 33a …凹状部 34 …予備搬送バネ 35 …ADFバネ 36 …ADFホルダ 36a …突起軸 36b …受け面 37 …白地バネ 38 …ストッパ 38a …突起軸 38b …突起 38c …ストップ面 39 …ストッパコロ 39a …リブ 41 …プリンタシャーシ 42 …送紙ローラ 43 …ピンチローラ 44 …プラテン 45 …ガイドシャフト 46 …キャリッジ 48 …排紙ローラ対 49 …基板 50 …吸収体 60 …読取駆動モータ 61 …モータギア 62,63…中間ギア 64,65…分離給送ギア 66 …分離中間ギア 67 …分離ギア 68 …バネクラッチ 69 …クラッチカラー 69a …突起 70 …分離軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 齋藤 篤 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平8−268571(JP,A) 特開 平9−58891(JP,A) 特開 平4−164723(JP,A) 特開 平9−240862(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 3/56 330 B65H 1/04 326 H04N 1/00 108 B41J 13/10

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】挿入口から挿入されたシート先端を規制す
    る規制位置とその規制を解除する待避位置に移動可能な
    規制手段と、 前記規制手段に接する位置まで挿入されたシートと接触
    し、シートを1枚ずつ分離して搬送する分離ローラと、 前記分離ローラよりも搬送方向下流側に配置され、前記
    分離ローラによって搬送されたシートを搬送する搬送手
    段とを有し、 前記規制手段によるシート先端の規制が解除された後に
    前記分離ローラが回転を開始するように構成したことを
    特徴とするシート搬送装置。
  2. 【請求項2】シート先端の規制を解除した規制手段は、
    少なくともシート先端が規制手段の搬送方向下流側に搬
    送されるまで規制を解除した状態で保持されることを特
    徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
  3. 【請求項3】前記規制手段が前記搬送手段の回転に応じ
    てシート先端の規制を解除する待避位置へ移動されるよ
    うに構成したことを特徴とする請求項1又は請求項2に
    記載のシート搬送装置。
  4. 【請求項4】前記規制手段は上方へ回動する回動部材で
    あり、前記搬送手段の回転に応じて上方の待避位置へ回
    動され、規制位置へは自重で下降することを特徴とする
    請求項3に記載のシート搬送装置。
  5. 【請求項5】前記規制手段は回動軸よりも搬送方向上流
    側に規制部を搬送方向下流側に突起部を有する回動部材
    であり、前記搬送手段の突起部が前記規制手段の突起部
    を下方へ押し下げることにより該規制手段の規制部が上
    方の待避位置へ回動されることを特徴とする請求項3又
    は請求項4に記載のシート搬送装置。
  6. 【請求項6】前記搬送手段の突起部は、前記分離ローラ
    によるシート搬送開始前に規制手段の突起部を押し下
    げ、且つ少なくともシート先端が規制手段の搬送方向下
    流側に搬送されるまで前記規制手段の突起部を押し下げ
    ていることを特徴とする請求項5に記載のシート搬送装
    置。
  7. 【請求項7】少なくとも読取対象のシートの画像を読み
    取る読取手段を有する画像形成装置において、前記読取
    手段に読取対象のシートを搬送する搬送手段として、請
    求項1〜請求項6に記載のシート搬送装置を備えること
    を特徴とする画像形成装置。
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