JP3639775B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、読み取った情報を自動送信するファクシミリ装置に係り、特に、ブック原稿とシート原稿とからそれぞれ情報の読み取り可能なファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
公衆回線等を介して、文書・図画をイメージデータとして伝送することができるファクシミリ装置は、現在、業務用に広く普及しているが、近年、各家庭内でも個人的に利用されるようになってきている。
【0003】
ファクシミリ装置の標準的な構成は、機能的には、原稿送信のための原稿イメージ読取り部( スキャナー )と、受信したイメージ情報を記録するイメージ記録部( プリンター )と、受信イメージ情報の復号および送信イメージ情報の符号化を行なう符号/復号部、ファックス送受信部と、ファクシミリ送信または通話に際して必要となるダイヤル機能を有する電話器部と、からなる。
【0004】
図11に、従来の典型的なファクシミリ装置の外観を示す。
【0005】
同図のファクシミリ装置において、シート原稿送信時には、シート原稿の送信面を裏向きにして原稿給紙トレイ2上に載置し、操作部6の電話器で相手先ファクシミリ番号を入力し、送信指示を行う。そこで、シート原稿が1枚だけ取り込まれて読取り用ラインセンサの上を通過し、原稿排紙トレイ4(図では内側に折りたたんであるが、使用時は措置側に開ける)の上に排出される。このように、従来のファクシミリ装置は、原稿給紙トレイのシート原稿を順次1枚ずつ取り込み、原稿内容をセンサで読み取って、そのイメージ情報を送信するように構成されている。
【0006】
一方、受信時には、通常、自動的に動作して受信イメージ情報を、内蔵の感熱ロール紙に感熱記録し、記録済用紙をカットして記録紙排紙トレイ8上に排出する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のファクシミリ装置は、以下の点について考慮されていない。
【0008】
すなわち、送信時の原稿読取りに関して、送信原稿はシー卜状の用紙に限られており、ブック原稿(すなわち本)のファクシミリ送信については特に考慮されていない。つまり、ブック原稿のある特定ページの内容をファクシミリ送信したい場合、その内容を直接読み取って自動的にファクシミリ送信するようなことはできない。この場合、一般には、該当ページを一旦複写機で複写した後、その複写シート原稿をファクシミリ装置にかけるという操作が必要であり、複写の手間と費用が無駄である。
【0012】
本発明の目的は、設置スペースの小さなファクシミリ装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、
イメージ情報を送受信するファクシミリ装置であって、
カット紙を収納するための、着脱可能な記録紙カセットと、
ブック型原稿を載せるための原稿読み取り面と、
前記原稿読み取り面に載せられた前記ブック型原稿から送信イメージ情報を読み取る読取り手段と、
前記記録紙カセットから前記カット紙を搬送する搬送手段と、
前記読み取り手段が読み取ったイメージ情報、または、受信イメージ情報を、前記搬送手段が搬送する前記カット紙に記録する記録手段と、
前記記録手段による記録済みのカット紙を、前記原稿読取り面と前記記録紙カセットとの間に形成された空間内部で受けて保持するための記録紙排紙トレイと、
を備え、
前記搬送手段は、
前記記録紙カセットから前記カット紙を引き出す第1のローラと、
前記カット紙を、前記記録紙カセットからのカット紙の引き出し方向と逆の方向へ送り、前記記録紙排紙トレイに排出する第2のローラと、
を備える、
ことを特徴とするファクシミリ装置を提供する。
【0035】
【実施例】
以下、本発明のファクシミリ装置の実施例について詳細に説明する。
【0036】
図1は、本発明の一実施例に係るファクシミリ装置の外観の斜視図であり、図4は、その要部断面図である。
【0037】
同図に示すように、本実施例のファクシミリ装置は、送信原稿を覆う原稿カバー11と、原稿読取り機構およびイメージ記録機構等を内蔵する本体上部12と、記録紙カセット20と、記録紙搬送機構と、インクフィルムカートリッジ等を内蔵する本体下部13と、を備えている。
【0038】
原稿カバー11は、図2に示すように、本体上部12に対して回動自在に取り付けられている。例えば、本体上部12の後部長辺部を回動軸として開閉可能に構成されている。原稿は、送信面を裏向きにして原稿読取り面(ガラス)19上に載置する。また、図3に示すように、厚みのあるブック原稿に対応できるように、回動軸近くに切目10を設け、この切目10で逆L字状に折れ曲がれるようになっている。原縞カバー11の上部表面形状を湾曲させることにより、ブック原稿に対して原稿カバー11の上から使用者が中心部に圧力をかけたとき、原稿カバー11が平坦な場合に比ベ、圧力が全体により均等に分散する。また、原稿カバー11に対して上部からかかる圧力に対する構造強度も増加する。
【0039】
なお、本実施例では本体の長辺を装置の正面としたが、短辺を正面とする構成も考えられる。また、いずれを正面とするかに関わらず、原稿カバー11の回動軸は、その短辺側に設けることもできる。
【0040】
原稿カバー11に覆われない本体12の上面端部には、本実施例では、ファクシミリ送信指示(またはコピー指示)を行なうスタートスイッチ17、送受信枚数等の表示部16、ストップスイッチ18、メモリ送信スイッチ14、および受信/登録スイッチ15を配置している。これらのスイッチは、通常、原稿カバーを締めた状態で操作するスイッチである。すなわち、メモリ送信スイッチ14は、送信すベきイメージデータを一旦内蔵の記憶装置(図示せず)に格納した後、その記憶装置の内容を読出して送信するためのものである。受信/登録スイッチ15は、外部からファクシミリ送信を電話器で受けたときに、ファクシミリ受信に切り替える際、または、OCRシートで相手先電話番号を読み取り、若しくは内部状態(例えば時計)の設定を行なう際に押下するスイッチである。ストップスイッチ18は、送信を中断または停止するために押下するスイッチである。本実施例では、原稿カバー11を閉じた送信操作時(またはコピー時)には、これらのスイッチ14〜18のみが視野に入り、従来のように多数の操作スイッチに惑わされる心配がない。その他のスイッチ、例えば、読取りの解像度、濃度、コピー時の拡大縮小率の設定用スイッチ等は、原稿カバー11の下に配置している。
【0041】
なお、原稿カバー11の外に配置するスイッチの種類および個数は、そのファクシミリ装置の機種、機能等によって変わりうる。例えば、イメージデータの記憶装置を有さない機種ではメモリ送信のスイッチは存在しない。
【0042】
受信イメージを記録する記録紙は普通紙のカット紙であり、記録紙カセット20に複数枚格納される。この記録紙カセット20は、その短部が本体下部13の端面のほぼ面位置に一致するように、本体下部13の側面に設けた開口21に収納される。なお、この開口21は、本実施例では本体下部13の短辺側に設けたが、長辺側に設けてもよい。
【0043】
本ファクシミリ装置には、受話器は設けておらず、既設の電話器を接続し、相手先番号の入力等はその電話機で行なうことができる。また、従来装置のような、外部に突出した原稿給紙トレイおよび記録紙排紙卜レイは存在しない。
【0044】
図4に、本ファクシミリ装置の正面から見た内部構成を示す。
【0045】
読取りヘッド25としての読取り光学系は、本体上部12の中で、通常、原稿読取り面19の一端の下部に位置し、原稿をスキャンする際には読取りヘッド駆動手段29の働きにより一定速度で原稿読取り面19の下部に沿って他端へ向かって移動する。読取りヘッド25を構成する読取り光学系は、発光素子としてのLEDアレイ27と、これにより照らされた原稿像を透過および反射するミラーおよびレンズと、これを経由して線状の画像を結像するCCDアレイ28とからなる。読取りヘッド駆動手段29は、読取りヘッド25に結合された駆動ベルト30、およびこの駆動ベルト30を回転駆動する駆動モータ(図示せず)からなる。読取りヘッド25は、図示の光学系に限るものではなく、公知の密着型のイメージセンサであってもよい。
【0046】
原稿を送信する際には、まず、送信面を裏向きにして原稿載置面19上に載置しておき、電話器で相手先番号を入力し相手側ファクシミリ装置との間で通信回線の接続を碓立する。そこで、スタートボタン17(図1参照)を押すと、読取りヘッド25がスキャンを開始し、読み取ったイメージ信号を順次通信回線ヘ送信する。その後、一定時間(例えば12秒間)内に、次の原稿を載置してスタートボタン17を再度押せば、回線が切れることなく続けて原稿の電送が行なえる。この時間内に読取りヘッド25を初期位置に戻す作業が自動的に行なわれる。したがって、ブック型原稿の場合もその頁めくりはこの時間内に行なうことができる。原稿が1枚送信されるごとに表示部16に表示される送信枚数がインクリメントされる。一定時間内に次のスター卜ボタンが押されなければ、あるいはその時間内であってもストップスイッチ18が押されなければ、回線接続が切れる。
【0047】
なお、前記一定時間内に、継続送信が可能であることを示す例えば「ピッピッ…」という催促音を鳴らして使用者に知らせるようにしてもよい。また、予め送信枚数を設定しておき、表示部16ではその設定枚数から、順次、デクリメントしていき、''0''に達したとき回線接続を切断することも可能である。
【0048】
その他、本体上部12には、本体下部13に向かって露出した記録ヘッド32も内蔵する。本実施例では、熱転写型記録を採用しているので、この記録ヘッド32サーマルヘッドである。
【0049】
本体下部13内には、交換のために着脱可能なインクフィルムカートリッジ31を内包する。また、記録紙カセット20から記録ヘッド32へカット紙を供給し、記録紙カセッ卜20の上部の空間35に記録済用紙を排出する搬送手段を有する。この搬送手段は、各極ローラー、ギヤおよび駆動モータ(図示せず)からなる。
【0050】
本体上部12は、支点34において、本体下部13に対して回動可能に支持されており、カートリッジ31の交換時およびその他の保守時に本体上部12を上方ヘ開くことができる。
【0051】
イメージ記録機構は、本実施例では熱転写式を採用したが、普通紙に記録できる記録方式であれば、例えばインクジェット式、ドットインパクト式等の他の方式のものであってもよい。
【0052】
図5に、記録紙カセット20の外観を示す。
【0053】
記録紙カセット20は、大別して、カット紙を収納するカセット本体64とカセットカバー52とからなる。カセットカバー52は記録紙が記録後にその上に排出される排紙卜レイをも兼ねる。カセットカバー52は記録紙取りだし方向に上向きに傾斜した傾斜部51を有する。更に、カセッ卜カバー52の表面には排紙方向に沿って伸びる幾本かの細い突条61を有する。カセット20の一端にはカセット本体64の下部に凹部を形成した取手部63を設け、この取手部63と反対側には記録紙の前端を持ち上げるリフト用板状部材56を設けている。カセット20の前端には後述する突出材58が突出している。さらに、カセット20の前端の両側には2組の磁石59を配設している。一方、ファクシミリ装置の本体下部13には、記録紙カセット20が完全に装着されたとき当接する位置に、この磁石59と磁力で結合する磁性体(図示せず)を有する。なお、本体下部13の方に磁石を設けてもよく、また、双方とも磁石であってもよい。
【0054】
記録紙カセッ卜20は、複数のサイズの記録紙に合わせて保持部等を変更し、あるいはサイズ毎に別個のカセットを用意することができる。
【0055】
図6に記録紙カセット20の要部の側面断面図を示す。
【0056】
リフト用板状部材56は、その後端が支点53により回動可能に支持されており、下部に配設されたバネ54により、常時、上方向ヘ付勢される力を受ける。リフト用板状部材56はその下部にL字状の係合片55を一体に有する。一方、前述した突出部材58は、係合片55の下方の位置に、係合片55と係合する係合穴57を有し、バネ62により前方(カセットの挿入方向)へ付勢されている。係合穴57のバネ62側の壁面は、前方ヘ進むほど深くなるよう傾斜している。カセット20内に記録紙が収納されて、リフト用板状部材56が下方ヘ押し下げられると、係合片55の先端が係合穴57の斜面をスライドしながら、バネ62の反発力に抗して突出部材60を内側ヘ移動させていく。最終的に、係合片55の先端部が係合穴57を通過した時点で、突出部材60が若干前進し、係合片55の先端が突出片60と係合する。これにより、リフト用板状部材56が下側ヘ口ックされた状態となる。このようにして、記録紙が収納された記録紙カセット20をファクシミリ本体開口に挿入し、完全に格納されると、突出部材58の先端60がファクシミリ本体に当接して押し戻される。これによって、係合片55の係合状態が解除され、リフト用板状部材56はバネ54の力により上方ヘ持ち上げられる。この時点で、前述のように両者は磁力で吸引し合い、この状態は外力が働くまで保持される。このようにして、記録紙の枚数の多少に関わらず、最上部に位置する記録紙を記録紙搬送部ヘ供給することができる。
【0057】
従来、プリンタ・複写機等においては、記録紙カセットが本体から外部ヘ突出した状態で装着され、てこの原理で記録紙先端部を持ち上げるものが知られているが、図1のファクシミリ装置のようにカセッ卜の挿入口が狭く、かつカセット全体が完全に収納される本発明の場合には適用できない。また、装置内に板バネを設けておき、記録紙カセットを強く挿入して、カセット下部に設けた開口から前記板バネで押し上げるという構造のものも知られているが、カセット全体を装置内に収納する本発明の場合には強く挿入するのに支障がある。一方、本発明の構造では、カセッ卜挿入に強い力は要さず、かつ、確実に記録紙先端を持ち上げることが可能である。すなわち、本発明による記録紙カセットは図1のようなファクシミリ装置に最適である。
【0058】
次に、図7を参照して、記録紙がカセット20から取り出されて記録ヘッド32で記録され、カセッ卜カバー52上に排出されるまでの過程を説明する。
【0059】
記録紙カセット20に記録紙48が収納されているか否かは記録紙有無センサ49で検知される。記録紙が収納されていなければ、適当な方法で使用者に報知される。また、本体上部12が上方ヘ開かれているときに動作しないように、本体上部12を検知するセンサ37を設けている。受信イメージの記録時あるいは原稿のコピー時に、記録紙はカセット20から1枚の記録紙を、送りローラー66でピックアップする。二重送りを避けるためにリフト用板状部材56の先端にはゴム47が付設されている。ピックアップされた記録紙は、先端にスポンジ45を付設した記録紙押え44で送りローラー66に密着させられ、ガイド41、42により記録ヘッド32の方向ヘ移送されていく。記録ヘッド32の手前に設けた記録紙センサ40により記録紙が記録ヘッド32の直前に到着したことを検知し、記録のためのタイミングを取る。続いて、符号50に示すように、記録紙は記録ヘッド32とヘッドローラー68との間を通過し、その間、イメージ信号に応じてインクフィルム33のインクが記録紙表面に転写される。記録済用紙は、ガイド39およびローラーの働きにより、排紙卜レイを兼ねたカセットカバー52の上に排出される。この排出された用紙は図示のように、その先端がカセット20端部から(すなわち開口から)若干飛び出すように、記録紙カセット20に対する記録紙の排出位置が予め設定されている。
【0060】
記録済用紙の先端が飛び出す構成により、排紙卜レイが装置内に完全に内包されている本実施例の場合であってもファクシミリ受信があったことが、容易に認知できる。また、用紙の取り出しも容易となる。本実施例では記録ヘッド32が下向きに設置されているので、記録済用紙の記録面は表向きに排出される。ファクシミリ受信した記録済用紙の先端には、通信日時・宛名等の情報が記録されるものもあり、記録紙先端が飛び出していれば、取り出さなくてもその部分が認知できるという利点もある。
【0061】
図8は、記録紙搬送手段の駆動機構およびインクフィルムカートリッジ31の駆動機構を示した図である。
【0062】
駆動モータ70の回転は、ギヤ71〜74を介してインクカー卜リッジ31の駆動ギヤ75に伝達される。他方、ギヤ73はギヤ76および77を介してへッドローラー68を回転させる。また、モータ70の回転は図示しないギヤ群を介して図8の送りローラー66ヘも伝えられる。
【0068】
図9は、本発明の他の実施例に係るファクシミリ装置の外観図であり、図10は、その原稿自動給紙機構の要部断面図である。本実施例において、図1の実施例と同一の要素には同一の参照番号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0069】
本実施例は、図1の実施例に、更に原稿の自動給紙機構を付加したものである。自動給紙のための機構は、主として、原稿カバー90に設ける。すなわち、図示のとおり、原稿カバー本体102の表面に原稿載置面91および1対の原稿ガイド92を設け、原稿カバー90の一端に原稿給紙部94を設けている。1対のガイド92は周知の機構により原縞サイズに合わせて幅を変更可能に連動するようになっている。本実施例では、原稿載置面91は平坦であるが、残りの表面部分は図1の実施例と同様に湾曲している。また、原稿カバー90を開けば、図1の実施例と同様の原稿載置面19を有し、ブック原稿の読取りも行なえる。
【0070】
本実施例で追加した原稿自動給紙機能について、図10によりさらに詳しく説明する。
【0071】
原稿給紙部94は、原稿カバー90の原稿載置面91側のカバー本体102との間に原稿が通過する間隙103を形成し、この間隙103は原稿読取面19の一端ヘ導通している。したがって、原稿給紙部94により送られる原稿は、原稿読取面19の一端を通過する。原稿給紙部94は、互いに独立した2つの前段および後段部分94a,94bからなる。前段部分94aは間隙103に面するローラー97を有し、保守のために支点100を中心として矢印104の方向に開くようになっている。後段部分94bは本体上部12に面するローラー98を有する。カバー本体102には間隙103に面する口ーラー95および96を有する。ローラー95は原稿押え101に当接し、開口93内に挿入された原稿の引き込みを行なう。ローラー95はローラー97に当接し原稿を搬送する。搬送された原稿は、初期位置に停止中の読取りヘッド25の上部位置において、そのイメージが原稿読取面19を介して読み取られる。
このように、本実施例によれば、ブック原稿用の原稿読取り面であるガラス19が、そのままシート原稿の読取りにも利用できるため、シート原稿読取り用のガラス材を別途設ける場合と比較して、ガラス支持機構等の構造が簡略である。すなわち、原稿読取り面であるガラスを、ブック原稿とシート原稿とで兼用することによって、装置の小型化を図ることができる。なお、ブック原稿用の原稿読取り面であるガラス19は、そのままシート原稿の読取りに利用でき、切欠き形成等の加工が施されている必要はない。
なお、この自動給紙機構を用いて読取りを行なう場合には、読取りヘッド25は初期位置に静止したままであり、移動はしない。本体上部12の端部にはローラー99を有し、後段部分94b内のローラー98に当接し、読み取られた原稿を装置外部ヘ排出する働きをする。
【0072】
本実施例では省スペース化のため原稿排紙トレイはあえて設けていないが、設けることも可能である。
【0073】
【発明の効果】
本発明のファクシミリ装置によれば、原稿読取り面と記録紙カセットとの間に形成された空間内部で記録紙を受けて保持するための記録紙排紙トレイが設けられているため、設置スペースの削減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るファクシミリ装置の外観斜視図
【図2】原稿カバーを開いた状態の図1の装置の外観斜視図
【図3】ブック原稿を載置した図1の装置の外観斜視図
【図4】図1の装置の内部構成を示す正面図
【図5】図1の装置内の記録紙カセットの外観斜視図
【図6】図5の記録紙カセッ卜の要部の側面断面図
【図7】図1の装置の記録紙の給紙から排紙までの経過の説明図
【図8】図1の装置の記録紙搬送手段等の駆動機構の説明図
【図9】本発明の第2実施例に係るファクシミリ装置の外観斜視図
【図10】図9の装置の要部の断面図
【図11】従来のファクシミリ装置の外観斜視図
【符号の説明】
11,90…原稿カバー、12…本体上部、13…本体下部、16…表示部、17…スター卜スイッチ、18…ストップスイッチ、19…原稿読取り面、20…記録紙カセット、21…開口、25…読取りヘッド、31…インクフィルムカートリッジ、32…記録ヘッド、91…原稿載置面、94…原縞給紙部。
Claims (1)
- シート状の原稿及びブック原稿を読取ってその読取りイメージ情報を一旦内蔵の記憶手段に格納した後、その記憶手段のイメージ情報を読み出して送信し、またイメージ情報を受信し、記録するファクシミリ装置において
カット紙を収納するための、着脱可能な記録紙カセットと、
ブック型原稿又はシート状原稿を載せるための原稿読取面と、
前記原稿読取り面に載せられた前記原稿から送信イメージ情報を読み取る読取り手段と、
前記記録紙カセットから前記カット紙を引き出す手段、該引き出したカット紙を、Uターン搬送し、前記記録紙カセットの上部の空間に記録済のカット紙を排出する手段を含む記録紙搬送手段と、
受信イメージ情報を、前記搬送手段が搬送する前記カット紙に記録する記録手段と、
前記原稿読取面と記録紙カセットとの間に配置され、前記記録手段による記録済みのカット紙を受けて保持し得る大きさの面と該カット紙の、前記搬送手段の記録紙排出口側方向への戻り防止可能な面とを有する記録紙排紙トレイと、
前記読取り手段、前記記録手段、前記記録紙カセット、前記記録紙排紙トレイを内蔵し、該排紙トレイに排出される記録紙の取り出しを可能とする開口が形成された装置本体と、を備え
前記装置本体内の上部に位置する前記読取り手段と下部に位置する前記記録紙カセットとの間に前記記録手段と前記記録紙排紙トレイとを設け、
前記記録紙排紙トレイが装置本体から外部に突き出ないように構成し、前記搬送手段が前記記録紙カセットから記録紙を引き出して前記装置本体の原稿読取り面と記録紙カセットとの間に内蔵された状態の前記記録紙排紙トレイに排出するように搬送可能に構成し、該排紙トレイに排出された記録紙を前記装置本体の開口より外部に取り出し可能となるように構成してなることを特徴とするファクシミリ装置。
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