JP3424679B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JP3424679B2
JP3424679B2 JP2001370823A JP2001370823A JP3424679B2 JP 3424679 B2 JP3424679 B2 JP 3424679B2 JP 2001370823 A JP2001370823 A JP 2001370823A JP 2001370823 A JP2001370823 A JP 2001370823A JP 3424679 B2 JP3424679 B2 JP 3424679B2
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秀夫 中澤
徳和 高橋
智枝 笹山
直紀 木下
泰典 岩藤
剛 小林
健二 横井
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康行 小嶋
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ装置に関
する。 【0002】 【従来の技術】公衆回線等を介して、文書・図画をイメ
ージデータとして伝送することができるファクシミリ装
置は、現在、業務用に広く普及しているが、近年、各家
庭内でも個人的に利用されるようになってきている。 【0003】ファクシミリ装置の標準的な構成は、機能
的には、原稿送信のための原稿イメージ読取り部と、受
信したイメージを記録するイメージ記録部と、送信相手
先ファクシミリ番号の入力および通話のための電話器部
とから成る。 【0004】図2に、従来の典型的なファクシミリ装置
の外観を示す。 【0005】同図のファクシミリ装置において、原稿送
信時には、原稿の送信面を裏向きにして原稿給紙トレイ
2上に載置し、操作部6で相手先ファクシミリ番号を入
力し、送信指示を行う。そこで、原稿が1枚だけ取り込
まれて読取り用ラインセンサの上を通過し、原稿排紙ト
レイ4(図では内側に折りたたんであるが、使用時は措
置側に開ける)の上に排出される。このようにして、順
次1枚ずつ原稿イメージが送信されていく。 【0006】一方、受信時には、通常、自動的に動作し
て受信イメージを、内蔵の感熱ロール紙に感熱記録し、
記録済用紙をカットして記録紙排紙トレイ8上に排出す
る。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】上記従来のファクシミ
リ装置では、以下のような間題があった。 【0008】まず、送信時の原稿読取りに関して、送信
原稿はシー卜状の用紙に限られ、ブック型原稿(すなわ
ち本)のなかの一頁を直接送信するようなことはできな
かった。その場合には、その頁を複写機で複写した後、
その複写原稿をファクシミリ装置にかけるという手続き
が必要であり、複写の手間と費用が無駄であった。 【0009】次に、受信のイメージ記録に関する問題と
して、受信イメージの記録に感熱ロール紙を用いるの
で、記録済用紙が経時的に変色しやすく長期保存に適さ
ず、鉛筆による書込みが困難であった。また、ロール紙
が終端に近づくにつれて、排出された用紙がカールし、
取扱いが厄介であった。さらに、ロール紙は大サイズの
用紙に合わせて幅広のものが用いられるため、通常サイ
ズの原稿に対しては記録済用紙の側部に余白が生じ、保
管あるいは複写等のためにその余白を切断する必要があ
り、この意味でも取扱いが不便であった。 【0010】さらに、ファクシミリ装置全体として、原
稿給紙卜レイ2および記録紙排紙卜レイ8がファクシミ
リ本体から外部ヘ突出するため、本体の大きさの割に広
い設置スペースを必要とするという問題もあった。 【0011】その他、操作部には通常必要のない操作キ
ーも含めて多数の操作キー(操作スイッチ)が配置されて
おり、業務用としてはまだしも、老人等の操作も考慮す
ベき家庭用としては必ずしも使い勝手のよいものではな
かった。 【0012】本発明の目的は、カット紙に受信イメージ
を記録するのに適したファクシミリ装置を提供すること
にある。 【0013】本発明の目的は、カット紙に受信イメージ
を記録するインクフィルムカートリッジの着脱が容易な
ファクシミリ装置を提供することにある。 【0014】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によるファクシミリ装置は、本体下部にイン
クフイルムカートリッジを着脱自在に装着し、本体上部
を閉じたとき、インクフイルムの上下側から接触して、
上記インクフイルムが記録ヘッドに適度に接触するよう
にテンションを与えるインクフイルムガイド部材を設け
る。 【0015】 【作用】インクフイルムカートリッジは着脱自在に装着
可能であり、インクフイルムガイド部材はインクフイル
ムカートリッジのインクフイルムを記録ヘッドに記録可
能に接触させる。 【0016】 【実施例】以下、本発明のファクシミリ装置の実施例に
ついて詳細に説明する。 【0017】まず、図1に本発明のファクシミリ装置の
第1の実施例の外観の斜視図を示す。 【0018】同図に示すように、本実施例のファクシミ
リ装置は、送信原稿を覆う原稿カバー11と、原稿読取
り機構およびイメージ記録機構等を内蔵する本体上部1
2と、記録紙カセット20、記録紙搬送機構、インクフ
ィルムカートリッジ等を内蔵する本体下部13とからな
る。 【0019】原稿カバー11は、図3に示すように、本
体上部12の後部長辺部を回動軸として開閉し、その上
部表面形状は、長手方向に平行な軸を中心として凸状に
湾曲している。原稿は、送信面を裏向きにして原稿読取
り面(ガラス)19上に載置する。また、図4に示すよう
に、厚みのあるブック原稿に対応できるように、回動軸
近くに切目10を設け、この切目10で逆L字状に折れ
曲がれるようになっている。原縞カバー11の上部表面
形状が前述のように湾曲しているので、ブック原稿に対
して原稿カバー11の上から使用者が中心部に圧力をか
けたとき、原稿カバー11が平坦な場合に比ベ、圧力が
全体により均等に分散する。また、原稿カバー11に対
して上部からかかる圧力に対する構造強度も増加する。 【0020】なお、本実施例では本体の長辺を装置の正
面としたが、短辺を正面とする構成も考えられる。ま
た、いずれを正面とするかに関わらず、原稿カバー11
の回動軸は、その短辺側に設けることもできる。 【0021】原稿カバー11に覆われない本体12の上
面端部には、本実施例では、ファクシミリ送信指示(ま
たはコピー指示)を行なうスタートスイッチ17、送受
信枚数等の表示部16、ストップスイッチ18、メモリ
送信スイッチ14、および受信/登録スイッチ15を配
置している。これらのスイッチは、通常、原稿カバーを
締めた状態で操作するスイッチである。すなわち、メモ
リ送信スイッチ14は、送信すベきイメージデータを一
旦内蔵の記憶装置(図示せず)に格納した後、その記憶装
置の内容を読出して送信するためのものである。受信/
登録スイッチ15は、外部からファクシミリ送信を電話
器で受けたときに、ファクシミリ受信に切り替える際、
または、OCRシートで相手先電話番号を読み取り、若
しくは内部状態(例えば時計)の設定を行なう際に押下す
るスイッチである。ストップスイッチ18は、送信を中
断または停止するために押下するスイッチである。本実
施例では、原稿カバー11を閉じた送信操作時(または
コピー時)には、これらのスイッチ14〜18のみが視
野に入り、従来のように多数の操作スイッチに惑わされ
る心配がない。その他のスイッチ、例えば、読取りの解
像度、濃度、コピー時の拡大縮小率の設定用スイッチ等
は、原稿カバー11の下に配置している。 【0022】なお、原稿カバー11の外に配置するスイ
ッチの種類および個数は、そのファクシミリ装置の機
種、機能等によって変わりうる。例えば、イメージデー
タの記憶装置を有さない機種ではメモリ送信のスイッチ
は存在しない。 【0023】受信イメージを記録する記録紙は普通紙の
カット紙であり、記録紙カセット20に複数枚格納され
る。この記録紙カセット20は、その短部が本体下部1
3の端面のほぼ面位置に一致するように、本体下部13
の側面に設けた開口21に収納される。なお、この開口
21は、本実施例では本体下部13の短辺側に設けた
が、長辺側に設けてもよい。 【0024】本ファクシミリ装置には、受話器は設けて
おらず、既設の電話器を接続し、相手先番号の入力等は
その電話機で行なうことができる。また、従来装置のよ
うな、外部に突出した原稿給紙トレイおよび記録紙排紙
卜レイは存在しない。 【0025】図5に、本ファクシミリ装置の正面から見
た内部構成を示す。 【0026】読取りヘッド25としての読取り光学系
は、本体上部12の中で、通常、原稿読取り面19の一
端の下部に位置し、原稿をスキャンする際には読取りヘ
ッド駆動手段29の働きにより一定速度で原稿読取り面
19の下部に沿って他端ヘ向かって移動する。読取りヘ
ッド25を構成する読取り光学系は、発光素子としての
LEDアレイ27と、これにより照らされた原稿像を透
過および反射するミラーおよびレンズと、これを経由し
て線状の像を結像するCCDアレイ28とからなる。読
取りヘッド駆動手段29は、読取りヘッド27に結合さ
れた駆動ベルト30、およびこのベルト30を回転駆動
する駆動モータ(図示せず)からなる。読取りヘッド25
は、図示の光学系に限るものではなく、公知の密着型の
イメージセンサであってもよい。 【0027】原稿を送信する際には、まず、送信面を裏
向きにして原稿載置面19上に載置しておき、電話器で
相手先番号を入力し相手側ファクシミリ装置との間で通
信回線の接続を碓立する。そこで、スタートボタン17
(図1)を押すと、読取りヘッド25がスキャンを開始
し、読み取ったイメージ信号を順次通信回線ヘ送信す
る。その後、一定時間(例えば12秒間)内に、次の原稿
を載置してスタートボタン17を再度押せば、回線が切
れることなく続けて原稿の電送が行なえる。この時間内
に読取りヘッド25を初期位置に戻す作業が自動的に行
なわれる。したがって、ブック型原稿の場合もその頁め
くりはこの時間内に行なうことができる。原稿が1枚送
信されるごとに表示部16に表示される送信枚数がイン
クリメントされる。一定時間内に次のスター卜ボタンが
押されなければ、あるいはその時間内であってもストッ
プスイッチ18が押されなければ、回線接続が切れる。 【0028】なお、前記一定時間内に、継続送信が可能
であることを示す例えば「ピッピッ…」という催促音を
鳴らして使用者に知らせるようにしてもよい。また、予
め送信枚数を設定しておき、表示部16ではその設定枚
数から、順次、デクリメントしていき、''0''に達した
とき回線接続を切断することも可能である。 【0029】その他、本体上部12には、本体下部13
に向かって露出した記録ヘッド32と、記録ヘッド32
と対向するヘッドローラ68とを内蔵する。本実施例で
は、熱転写型記録を採用しているので、この記録ヘッド
32は、サーマルヘッドであり、ヘッドローラとの間に
挟み込むプラテンローラである。 【0030】本体下部13内には、交換のために着脱可
能なインクフィルムカートリッジ31を内包する。ま
た、記録紙カセット20から記録ヘッド32へカット紙
を供給し、記録紙カセッ卜20の上部の空間35に記録
済用紙を排出する搬送手段を有する。この搬送手段は、
各極ローラー、ギヤおよび駆動モータ(図示せず)からな
る。また、本体内部には、装着されたインクフイルムカ
ートリッジ31の2本のシャフトの間に位置付けられる
インクフイルムガイド部材(1001A、1001B)がそれぞれ
取り付けられている。インクフイルムガイド部材1001A
(以下第1インクフイルムガイド部材と称する)は、記
録ヘッド208の上流側(インクフイルムの供給側)に
あって、カートリッジ31の供給側のシャフトからのイ
ンクフイルム33を記録ヘッド208側に導くためのも
のであり、インクフイルムガイド部材1001B(以下第2
インクフイルムガイド部材と称する)は、記録ヘッド2
08の下流側(インクフイルムの巻取側)にあって、記
録ヘッド208を通過したインクフイルム33を、カー
トリッジ31の巻取側のシャフト側に導くためのもので
ある。さらに、インクフイルム33に対して、第1、第
2のインクフイルムガイド部材100A、100Bとは反対方向
から接触し、インクフイルム33に適度のテンション
(張力)を与えるインクフイルムガイド部材1002が配置
されている。このインクフイルムガイド部材1002は、記
録ヘッド208に向かうインクフイルム33に第1、第
2インクフイルムガイド部材100A、100Bとは反対側から
接触する。そして、インクフイルム33がヘッドローラ
68に沿うように変形させる。 【0031】本体上部12は、支点34において、本体
下部13に対して回動可能に支持されており、カートリ
ッジ31の交換時およびその他の保守時に本体上部12
を上方ヘ開くことができる。 【0032】イメージ記録機構は、本実施例では熱転写
式を採用したが、普通紙に記録できる記録方式であれ
ば、例えばインクジェット式、ドットインパクト式等の
他の方式のものであってもよい。 【0033】図6に、記録紙カセット20の外観を示
す。 【0034】記録紙カセット20は、大別して、カット
紙を収納するカセット本体64とカセットカバー52と
からなる。カセットカバー52は記録紙が記録後にその
上に排出される排紙卜レイをも兼ねる。カセットカバー
52は記録紙取りだし方向に上向きに傾斜した傾斜部5
1を有する。更に、カセッ卜カバー52の表面には排紙
方向に沿って伸びる幾本かの細い突条61を有する。カ
セット20の一端にはカセット本体64の下部に凹部を
形成した取手部63を設け、この取手部63と反対側に
は記録紙の前端を持ち上げるリフト用板状部材56を設
けている。カセット20の前端には後述する突出材58
が突出している。さらに、カセット20の前端の両側に
は2組の磁石59を配設している。一方、ファクシミリ
装置の本体下部13には、記録紙カセット20が完全に
装着されたとき当接する位置に、この磁石59と磁力で
結合する磁性体(図示せず)を有する。なお、本体下部1
3の方に磁石を設けてもよく、また、双方とも磁石であ
ってもよい。 【0035】記録紙カセッ卜20は、複数のサイズの記
録紙に合わせて保持部等を変更し、あるいはサイズ毎に
別個のカセットを用意することができる。 【0036】図7に記録紙カセット20の要部の側面断
面図を示す。 【0037】リフト用板状部材56は、その後端が支点
53により回動可能に支持されており、下部に配設され
たバネ54により、常時、上方向ヘ付勢される力を受け
る。リフト用板状部材56はその下部にL字状の係合片
55を一体に有する。一方、前述した突出部材58は、
係合片55の下方の位置に、係合片55と係合する係合
穴57を有し、バネ62により前方(カセットの挿入方
向)へ付勢されている。係合穴57のバネ62側の壁面
は、前方ヘ進むほど深くなるよう傾斜している。カセッ
ト20内に記録紙が収納されて、リフト用板状部材56
が下方ヘ押し下げられると、係合片55の先端が係合穴
57の斜面をスライドしながら、バネ62の反発力に抗
して突出部材60を内側ヘ移動させていく。最終的に、
係合片55の先端部が係合穴57を通過した時点で、突
出部材60が若干前進し、係合片55の先端が突出片6
0と係合する。これにより、リフト用板状部材56が下
側ヘ口ックされた状態となる。このようにして、記録紙
が収納された記録紙カセット20をファクシミリ本体開
口に挿入し、完全に格納されると、突出部材58の先端
60がファクシミリ本体に当接して押し戻される。これ
によって、係合片55の係合状態が解除され、リフト用
板状部材56はバネ54の力により上方ヘ持ち上げられ
る。この時点で、前述のように両者は磁力で吸引し合
い、この状態は外力が働くまで保持される。このように
して、記録紙の枚数の多少に関わらず、最上部に位置す
る記録紙を記録紙搬送部ヘ供給することができる。 【0038】従来、プリンタ・複写機等においては、記
録紙カセットが本体から外部ヘ突出した状態で装着さ
れ、てこの原理で記録紙先端部を持ち上げるものが知ら
れているが、図1装置のようにカセッ卜の挿入口が狭
く、かつカセット全体が完全に収納される本発明の場合
には適用できない。また、装置内に板バネを設けてお
き、記録紙カセットを強く挿入して、カセット下部に設
けた開口から前記板バネで押し上げるという構造のもの
も知られているが、カセット全体を装置内に収納する本
発明の場合には強く挿入するのに支障がある。一方、本
発明の構造では、カセッ卜挿入に強い力は要さず、か
つ、確実に記録紙先端を持ち上げることが可能である。
すなわち、本発明による記録紙カセットは図1のような
ファクシミリ装置に最適である。 【0039】次に、図8を参照して、記録紙がカセット
20から取り出されて記録ヘッド32で記録され、カセ
ッ卜カバー52上に排出されるまでの過程を説明する。 【0040】記録紙カセット20に記録紙48が収納さ
れているか否かは記録紙有無センサ49で検知される。
記録紙が収納されていなければ、適当な方法で使用者に
報知される。また、本体上部12が上方ヘ開かれている
ときに動作しないように、本体上部12を検知するセン
サ37を設けている。受信イメージの記録時あるいは原
稿のコピー時に、記録紙はカセット20から1枚の記録
紙を、送りローラー66でピックアップする。二重送り
を避けるためにリフト用板状部材56の先端にはゴム4
7が付設されている。ピックアップされた記録紙は、先
端にスポンジ45を付設した記録紙押え44で送りロー
ラー66に密着させられ、ガイド41、42により記録
ヘッド32の方向ヘ移送されていく。記録ヘッド32の
手前に設けた記録紙センサ40により記録紙が記録ヘッ
ド32の直前に到着したことを検知し、記録のためのタ
イミングを取る。続いて、符号50に示すように、記録
紙は記録ヘッド32とヘッドローラー68との間を通過
し、その間、イメージ信号に応じてインクフィルム33
のインクが記録紙表面に転写される。記録済用紙は、ガ
イド39およびローラーの働きにより、排紙卜レイを兼
ねたカセットカバー52の上に排出される。この排出さ
れた用紙は図示のように、その先端がカセット20端部
から(すなわち開口から)若干飛び出すように、記録紙
カセット20に対する記録紙の排出位置が予め設定され
ている。 【0041】記録済用紙の先端が飛び出す構成により、
排紙卜レイが装置内に完全に内包されている本実施例の
場合であってもファクシミリ受信があったことが、容易
に認知できる。また、用紙の取り出しも容易となる。本
実施例では記録ヘッド32が下向きに設置されているの
で、記録済用紙の記録面は表向きに排出される。ファク
シミリ受信した記録済用紙の先端には、通信日時・宛名
等の情報が記録されるものもあり、記録紙先端が飛び出
していれば、取り出さなくてもその部分が認知できると
いう利点もある。 【0042】図9は、記録紙搬送手段の駆動機構および
インクフィルムカートリッジ31の駆動機構を示す。 【0043】駆動モータ70の回転は、ギヤ71〜74
を介してインクカー卜リッジ31の駆動ギヤ75に伝達
される。他方、ギヤ73はギヤ76および77を介して
へッドローラー68を回転させる。また、モータ70の
回転は図示しないギヤ群を介して図8の送りローラー6
6ヘも伝えられる。 【0044】図10および図11に、インクフィルムカ
ートリッジ31の外観を示す。図10は表側の外観図で
あり、図11は裏側の外観図である。 【0045】インクフィルムカー卜リッジ31は、中央
に記録ヘッド進入用の開口83を有するハウジング80
と、このハウジング80によって互いに平行保持された
シャフト81,82と、両シャフトの間で一方から他方
ヘ巻き取られるインクフィルム33と、シャフト81,
82の対角側の端部に設けた同一構成のギヤ79,75
とからなる。インクフィルム33は、最大サイズの記録
紙の幅に対応した幅を有する。通常、熱転写記録用のイ
ンクフィルムは単一回の記録でインクがフィルムから抜
けてしまい複数回の使用はできないが、インクフィルム
およびサーマルへッドの加熱制御の改良により複数回の
使用が可能である。本インクフィルムカートリッジ31
は、このような複数回の使用を前提としている。すなわ
ち、本カートリッジ31では、一度、一方のシャフトか
ら他方へ巻き取ったフィルムを、次回には逆向きに巻き
取る。そこで、本実施例のカートリッジ31は後述する
駆動機構との関係もあり、図示のように軸84を中心に
回転対称の構造をしている。また、図12に示すよう
に、インクフィルム33には終端の識別子としての白帯
を対角の位置に2箇所設けている。なお、白帯の検知手
段は公知であり、図示省略してある。 【0046】図13はインクフィルムカー卜リッジ31
が駆動機構に装着される様子を駆動側から示したもので
あり、図14はその様子を被駆動側から示したものであ
る。 【0047】図13に示すように、この例では、ギヤ7
5の付いた側が巻取り側となる。ギヤ75は、トルクコ
ンバータ付き歯車73によりギヤ74を介して駆動され
る。歯車73ヘは、図8で先に説明したように、モータ
70の回転力が伝達される。一方、図14に示すよう
に、卜ルクコンバータ付き歯車73の対角の位置には、
ギヤ88およびバックテンション付き歯車89を設けて
いる。すなわち、被駆動側のギヤ79はギヤ88を介し
てバックテンション付き歯車89に歯合する。よって、
インクフィルム33には適度の張力が与えられる。フィ
ルム33が一杯に巻き取られたら、カートリッジ31を
180°回転させ、今度は逆向きにフィルム33を巻き
取っていく。 【0048】このように、フィルム駆動機構のギア73
および89を対角側に配し、かつ、インクフィルムカー
トリッジ31を回転対象の構造とすることにより、複数
回使用のために駆動機構およびカートリッジの構造が複
雑化することを回避できる。もし、カートリッジ31の
ギア75および79がシャフトの同じ側に付設されてい
れば、180°回転させて使用するためには、駆動機構
が2組必要となる。逆に駆動機構を同じ側にのみ設ける
とすれば、カートリッジ31のシャフトにはすべての端
部に4個のギアが必要となる。しかし、本発明では、駆
動機構は1組でもよく、シャフトのギアの個数も2個で
済んでいる。 【0049】次に、図15に、本発明によるファクシミ
リ装置の第2の実施例の外観を示す。本実施例におい
て、第1の実施例と同一の要素には同一の参照番号を付
してある。 【0050】本実施例は、第1の実施例の機能に、更に
原稿の自動給紙機能を付加したものである。自動給紙の
ための機構は、主として、原稿カバー90に設ける。す
なわち、図示のとおり、原稿カバー本体102の表面に
原稿載置面91および1対の原稿ガイド92を設け、原
稿カバー90の一端に原稿給紙部94を設けている。1
対のガイド92は周知の機構により原縞サイズに合わせ
て幅を変更可能に連動するようになっている。本実施例
では、原稿載置面91は平坦であるが、残りの表面部分
は第1の実施例と同様に湾曲している。また、原稿カバ
ー90を開けば、第1の実施例と同様の原稿載置面19
を有し、ブック型原稿の読取りも行なえる。 【0051】本実施例で追加した原稿自動給紙機能につ
いて、第16図により説明する。 【0052】原稿給紙部14は、原稿カバー90の原稿
載置面91側のカバー本体102との間に原稿が通過す
る間隙103を形成し、この間隙103は原稿読取面1
9の一端ヘ導通している。原稿給紙部14は、互いに独
立した2つの前段および後段部分94a,94bからな
る。前段部分94aは間隙103に面するローラー97
を有し、保守のために支点100を中心として矢印10
4の方向に開くようになっている。後段部分94bは本
体上部12に面するローラー98を有する。カバー本体
102には間隙103に面する口ーラー95および96
を有する。ローラー95は原稿押え101に当接し、開
口93内に挿入された原稿の引き込みを行なう。ローラ
ー95はローラー97に当接し原稿を搬送する。搬送さ
れた原稿は読取りヘッド25の上部位置でそのイメージ
が読み取られる。すなわち、この自動給紙機能を用いて
読取りを行なうときには、読取りヘッド25は初期位置
に静止したままであり、移動はしない。本体上部12の
端部にはローラー99を有し、後段部分94b内のロー
ラー98に当接し、読み取られた原稿を装置外部ヘ排出
する働きをする。 【0053】本実施例では省スペース化のため原稿排紙
トレイはあえて設けていないが、設けることも可能であ
る。 【0054】 【発明の効果】本発明によれば、カット紙に受信イメー
ジを記録するのに適したファクシミリ装置を提供でき
る。また、インクフイルムカートリッジを装置本体に着
脱自在に装着し、インクフイルムにテンションを付与し
ているので、そのカートリッジの取扱いが便利であり、
また良好な記録が可能である。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明によるファクシミリ装置の第1の実施例
の外観斜視図 【図2】従来のファクシミリ装置の外観斜視図 【図3】原稿カバーを開いた状態の図1装置の外観斜視
図 【図4】ブック原稿を載置した図1の装置の外観斜視図 【図5】図1の装置の内部構成を示す正面図 【図6】図1の装置内の記録紙カセットの外観斜視図 【図7】図6の記録紙カセッ卜の要部の側面断面図 【図8】図1の装置の記録紙の給紙から排紙までの経過
の説明図 【図9】図1の装置の記録紙搬送手段等の駆動機構の説
明図 【図10】図1の装置に用いるインクフィルムカートリ
ッジの外観図 【図11】図1の装置に用いるインクフィルムカートリ
ッジの外観図 【図12】インクフィルムの説明図 【図13】インクフィルムカートリッジの駆動機構の説
明図 【図14】インクフィルムカートリッジの駆動機構の説
明図 【図15】本発明によるファクシミリ装置の第2実施例
の外観斜視図 【図16】図15の装置の要部の断面図 【符号の説明】 11,90…原稿カバー、12…本体上部、13…本体
下部、16…表示部、17…スター卜スイッチ、18…
ストップスイッチ、19…原稿読取面、20…記録紙カ
セット、21…開口、25…読取りヘッド、31…イン
クフィルムカートリッジ、32…記録ヘッド、68…ヘ
ッドローラ(プラテンローラ)、91…原稿載置面、9
4…原縞給紙部、100A,100B…インクフイルムガイド部
材、1002…インクフイルムガイド部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 徳和 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株式会社日立製作所 戸塚工場内 (72)発明者 笹山 智枝 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株式会社日立製作所 戸塚工場内 (72)発明者 木下 直紀 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株式会社日立製作所 戸塚工場内 (72)発明者 岩藤 泰典 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株式会社日立製作所 戸塚工場内 (72)発明者 小林 剛 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株式会社日立製作所 戸塚工場内 (72)発明者 横井 健二 東京都国分寺市東恋ヶ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所 デザイン研究所 内 (72)発明者 漆原 篤彦 東京都国分寺市東恋ヶ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所 デザイン研究所 内 (72)発明者 小嶋 康行 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社 日立製作所日立研究所内 (72)発明者 松本 章吾 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社 日立製作所 機械研究所内 (56)参考文献 実開 昭62−170237(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/00 - 1/207 H04N 1/23 - 1/31

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】ファクシミリ装置の本体下部に対して開閉
    自在に構成された本体上部を有するファクシミリ装置本
    体と、 上記本体下部に着脱自在に装着され、インクフイルムの
    供給用シャフト及び巻取り用シャフトを有したインクフ
    イルムカートリッジと、 カット紙の記録紙を上記インクフイルムカートリッジの
    インクフイルムに対向するように搬送するローラを含む
    記録紙搬送手段と、 上記カートリッジのインクフイルムを上記記録紙の排出
    方向と同一方向に移送するインクフイルム駆動手段と、 上記カートリッジのインクフイルムに対向し、該インク
    フイルムのインクを上記記録紙に転写する記録ヘッド及
    び該ヘッドに対向し、上記インクフイルム上記記録紙
    を介して上記ヘッドに記録可能に圧接するヘッドローラ
    を含むイメージ記録手段と、 を具えたファクシミリ装置であって、 上記本体上部を開いて上記インクフイルムカートリッジ
    を上記本体下部に装着したとき、上記記録ヘッドのイン
    クフイルム供給側、インクフイルム巻取り側に位置し、
    かつ上記インクフイルムの下側の面に接触する第1、第
    2インクフイルムガイド部材と、上記本体上部を閉じて上記インクフイルムカートリッジ
    のインクフイルムを使用可能状態にしたとき、 上記イン
    クフイルムカートリッジの供給用シャフトと上記イメー
    ジ記録手段との間に位置し、かつ上記インクフイルムの
    上側の面に接触し、上記インクフイルム供給側の第1イ
    ンクフイルムガイド部材と協働して上記インクフイルム
    にテンションを付与する第3インクフイルムガイド部材
    とを設け、上記本体上部を開くことによってインクフイルムカート
    リッジの上記本体下部への着脱が可能となり、上記本体
    上部を閉じることによって上記第1、第2、第3インク
    フイルム部材により装着インクフイルムカートリッジの
    インクフイルムへのテンション付与がなされる構成とし
    たことを特徴とするファクシミリ装置。
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