JP2767863B2 - 手駆動型複写装置および用紙搬送装置 - Google Patents

手駆動型複写装置および用紙搬送装置

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JP2767863B2
JP2767863B2 JP1052599A JP5259989A JP2767863B2 JP 2767863 B2 JP2767863 B2 JP 2767863B2 JP 1052599 A JP1052599 A JP 1052599A JP 5259989 A JP5259989 A JP 5259989A JP 2767863 B2 JP2767863 B2 JP 2767863B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は手駆動型複写装置および用紙搬送装置に関
し、特に、インクドナーフィルムの無駄をなくすことが
できる手駆動型複写装置および用紙搬送装置に関する。
〔背景技術〕
近年、持ち運びができて、しかも必要な情報を必要な
ところに手軽にコピーできる手駆動型複写装置が開発さ
れている。手駆動型複写装置は原稿の画像情報を読み取
る読取部と、読み取られた画像情報を記憶するメモリ
と、メモリに格納された画像情報を用紙等の記録体に転
写する記録部を備えており、副走査方向の移動を手駆動
で行うものである。即ち、手駆動型複写装置は、手駆動
によって原稿上を移動されながら画像情報を読み取って
メモリに格納することにより読み取りを行い、手駆動に
より記録体上を移動されながらメモリに格納されている
画像情報を読み出して、転写を行うものである。また、
手駆動型複写装置は携帯型の複写機として設計されてお
り、軽量・小型で、かつ、複写可能範囲の大きなものが
望まれており、その機能は単純なコピーだけのものから
4種類の拡大・縮小が行えるもの,単色ながら18色の使
用が可能なもの,印刷濃度の調整が行えるもの等,次第
に充実して多機能化が進みつつある。
また、手駆動型複写装置の転写位置精度の向上,多色
刷りの位置合わせの向上,および,画質の向上を図る目
的で、手駆動型複写装置と組み合わせて使用する手駆動
型の用紙搬送装置が考案されている。
第11図は手駆動型複写装置で印字を行う際の印字位置
合わせ(レジストレーション)を説明するための図であ
り、記録部300の先端部301を記録体400の画像情報を印
字したい位置401に合わせて、レジストレーションを行
う。その後、手駆動によって記録部300を走査方向に移
動させると、ドライブローラ302が回転してエンコーダ
(図示せず)を介して移動量が測定され、移動量がl
(約25mm)に達すると、換言すれば、印字部303が先端
レジストレーション合わせ位置に到達すると、印字部30
3およびインクドナーフィルム(以下、IDFと記述する)
304aによって印字が開始される。尚、304はIDF供給ロー
ル304bおよびIDF巻取ロール304cを納めたIDFカートリッ
ジを示す。IDF巻取ロール304cはベルトを介してドライ
ブローラ302と連結されており、記録部300の移動による
ドライブローラ302の回転に伴って、IDF供給ロール304b
からIDF304aを引き出して巻き取る構成である。手駆動
型複写装置の記録部300は、図示の如く、印字部303が装
置のほぼ中央に位置するため、例えば、印字部303をレ
ジストレーションの位置とした場合、画像情報を印字し
たい位置401を印字部303の直下に合わせようとすると、
記録部300に遮られて正確な位置合わせができないと言
う問題があった。従って、これを解決するために、前述
した先端部301をレジストレーション合わせ位置とし、
かつ、印字動作を開始して印字部303が印字動作開始時
の先端部301の位置に到達した時、実際の印字動作を開
始するようにしたものである。
次に、前述した用紙搬送装置を使用した時のレジスト
レーションの方法を説明する。第12図は記録部300を用
紙搬送装置500に載置した状態の断面図を示し、記録部3
00は支持ボックス501に支持され、2個のドライブロー
ラ302はベース502の2個のドライブローラ503上にそれ
ぞれ載置される。この状態でレジストレーションを行う
には、先端部301の位置に配設されたレジゲート504を上
昇させ、記録体400(ここでは用紙)を挿入してレジゲ
ート504に突き当てて、ローラ505でニップする(詳細は
省略)。その後、レジゲート504を下降させて、所定の
ハンドル(図示せず)を回転させると、ローラ505,ドラ
イブローラ503が回転し、記録体400が搬送される。この
時、記録300は手駆動による印字と同様に移動量がl
(約25mm)に達すると印字を開始する。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、従来の手駆動型複写装置によれば、IDFの駆
動を、記録部を走査した時に回転するドライブローラに
より常時駆動する構成としているため、印字動作を行う
毎に印字部が先端レジストレーション合わせの位置に移
動して印字が開始されるまでの、約25mmの長さのIDFが
未使用のまま巻き取られ、経済的でないと言う欠点があ
った。一方、IDFの無駄をなくすためには、IDFの駆動を
ドライブローラと直結せず、印字部が先端レジストレー
ション合わせの位置に移動した時、駆動系を連結させる
方法が考えられるが、この方法では連結および制御に、
例えば、クラッチおよび制御部等の構成部品を付加する
必要があるため、装置が大型化するという不都合があっ
た。さらに、記録部の先端部位置をレジストレーション
合わせ位置としているため、組み合わせて使用する用紙
搬送装置において、レジストレーションを行った記録体
を保持し、かつ、搬送するためのニップローラが必要で
あり、用紙搬送装置の構成が複雑になると言う問題もあ
った。
従って本発明の第1の目的は、装置を大型化せず、か
つ、IDFの無駄を少なくすることのできる手駆動型複写
装置を提供することである。
本発明の第2の目的は、用紙搬送装置の構成を簡素化
できる手駆動型複写装置を提供することである。
本発明の第3の目的は、本発明の手駆動型複写装置に
適合した構成の用紙搬送装置を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、上記の目的を達成するため、用紙搬送装置
上を搬送される用紙に印字する印字部を本体に収容した
手駆動型複写装置において、 印字開始位置を設定する印字開始位置設定手段と、 前記本体を前記用紙搬送装置にセットしたとき、前記
印字開始位置設定手段より前記印字開始位置を出力させ
るスイッチ手段と、 前記本体の前記用紙搬送装置上の移動距離と前記印字
開始位置を比較し、その比較結果に基づいて前記印字部
を駆動する駆動手段を備えたことを特徴とする手駆動型
複写装置を提供する。」 また、本発明は、上記の目的を達成するため、手駆動
型複写装置を所定の位置に載置し、該手駆動型複写装置
と一対となって、用紙を搬送する用紙搬送装置におい
て、 前記手駆動型複写装置の印字部の直下位置に配設され
た用紙位置合わせ手段と、 前記手駆動型複写装置の所定のホール素子をオンする
磁石とを備え、 前記磁石によってホール素子をオンすることにより、
前記手駆動型複写装置のレジストレーションの位置を前
記用紙位置合わせ手段の位置に切り換えることを特徴と
する用紙搬送装置を提供する。
〔実施例〕
第1図は本発明の手駆動型複写装置および用紙搬送装
置の一実施例を示し、手駆動型複写装置の記録部2を用
紙搬送装置230に載置した状態の断面図を示す。記録部
2は、レジストレーション位置を選択するためのホール
素子(選択手段)21と、画像情報を印字するサーマルヘ
ッド(印字部)22と、ホール素子21のオン・オフ状態に
基づいて、メモリ75からサーマルヘッド22へのデータ転
送制御、換言すれば、サーマルヘッド22の印字開始を制
御する制御部23を備えている。一方、用紙搬送装置230
は、サーマルヘッド22の直下位置に設けられたレジスト
レーション用マーカー231(用紙位置合わせ手段)と、
載置した手駆動型複写装置の記録部2のホール素子21に
相対する位置に配置され、磁気によってホール素子21の
スイッチを切り換える磁石232を備えている。
次に、本発明の詳細な説明に先立って、手駆動型複写
装置の全体構成の概要を説明する。
第2図は手駆動型複写装置1の全体斜視図を示し、上
部に記録部2が、下部に読取部3が設けられて構成され
る。読取部3は両側部分が上方に延びて連結アーム4が
記録部2の両側面に回転可能に枢着されている。また、
記録部2の上端中央部分にはリード/ライトボタン5が
取り付けられており、このボタン5を押すことにより原
稿の読み取りおよび記録紙などの記録体への転写が行わ
れる。さらに記録部2の外側面には電源ボタン6、リー
ド/ライトランプ7、転写倍率ボタン8が配設され、こ
れらの側方にはスピードランプ9、メモリランプ10、倍
率表示ランプ11が配設されている。電源ボタン6は電源
のON、OFFを行うボタンであり、電源ボタン6のON状態
でリード/ライトボタン5を押すことにより読み取りあ
るいは転写が可能となる。転写倍率ボタン8は転写の倍
率を選択するボタンであり、選択された倍率は倍率表示
ランプ11によって表示される。リード/ライトランプ7
はリード/ライトボタン5を押した状態で点灯し、この
押圧解除により消灯する。スピードランプ9は読み取り
操作および転写操作の場合の走査スピードを表示し、適
性範囲の走査スピードの場合には、例えば、緑色で点灯
し、適性範囲を逸脱した走査スピードの場合は、例え
ば、赤色で点灯する。従って、操作者はこのスピードラ
ンプ9の色を見ながらスピードランプ9が緑色状態を維
持する速度で走査することにより、適性な読み取りおよ
び適性な転写を行うことができる。メモリランプ10は読
み取り可能なメモリ容量を表示し、メモリ容量範囲内で
は、例えば、緑色が点灯し、メモリ容量を越えると、例
えば、赤色が点灯して読み取り不可能となる。このよう
な手駆動型複写装置1は第2図の状態、即ち、読取部3
か記録部2の真下に位置する状態では、読み取り可能状
態(リードモード)であり、第3図のように手駆動型複
写装置1を原稿A上に載せ、原稿Aとの接触状態でリー
ド/ライトボタン5を押しながら手前に引き寄せる(副
走査)ことにより、原稿Aの情報を読み取り、その内容
を記憶する。
一方、第4図(a)のように、読取部3を手前方向に
折り曲げるように連続アーム4を回転させ、記録部2と
読取部3とを切り離した状態では転写可能状態(ライト
モード)となる。このライトモードでは第4図(b)の
ように、記録部2の記録紙Bなどの記録体上に載せ、記
録紙Bとの接触状態でリード/ライトボタン5を押しな
がら手前に引き寄せると記憶されている情報の書き込み
を行うことができる。
第5図は読取部3の内部構造の断面図を示し、読取部
3は記録部2の真下に位置した状態で読み取り可能(リ
ードモード)であり、この状態でリード/ライトボタン
5を押しながら原稿A上を走査することで原稿A上の情
報を読み取る。読取部3は原稿面に光を照射する光源と
してのLEDアレイ71と、LEDアレイ71によって照射された
原稿面の画像を所定位置に結像させるロッドレンズ72
と、ロッドレンズ72よりの光画像を光電変換する密着型
のイメージセンサ73と、原稿面を転動すると共にエンコ
ーダ等が連結されるローラ74と、イメージセンサ73で読
み込んだ画像情報を記憶するメモリ75(メモリ75は後述
する記録部2内に配置されている)と、メモリ75に対す
る画像情報のアドレスおよびデータの転送タイミングを
制御するコントロール部76と、ローラ74の回転に応じた
電気信号を出力する位置検出器(図示せず)と、以上の
各部材を内蔵する筐体78より構成される。
以上の構成のおいて、手駆動型複写装置の読取部3を
原稿上に載置し、リード/ライトボタン5を押して走査
を開始すると、ローラ74の回転に応じて所定の位置検出
器からパルス信号が出力される。リード/ライトボタン
5のスタート信号と位置検出器のパルス信号によって読
み取り動作の開始が確認されると、ロッドレンズ72およ
びイメージセンサ73によって画像情報が読み取られてビ
デオ信号が出力される。イメージセンサ73によって出力
されるビデオ信号を所定の2値化回路で2値化された
後、メモリ75に格納される。
第6図(a)は記録部2の内部構造の断面図を示し、
読取部3の読み取り動作によって、入力した画像情報を
記憶するメモリ75と、レジストレーション位置を選択す
るためのホール素子21と、画像情報を印字するサーマル
ヘッド22と、ホール素子21のオン・オフ状態に基づい
て、メモリ75からサーマルヘッド22へのデータ転送制
御、換言すれば、サーマルヘッド22の印字開始を制御す
る制御部23と、記録部2を手駆動によって移動させた
時、記録体上を転動するドライブローラ13,14と、ドラ
イブローラ13に連結された位置検出用のエンコーダ(図
示省略)15と、筐体12から成る。尚、40はIDF供給ロー
ル25およびIDF巻取ロール24を納めたIDFカードリッジを
示し、IDF巻取ロール24はベルトを介してドライブロー
ラ14と連結されており、記録部2の移動に伴うドライブ
ローラ14の回転に従って、IDF供給ロール25からIDF26を
引き出して巻き取る構成であり、42および43はIDFカー
トリッジ40の装着を助けるガイドバーを示す。同図
(b)は前述したIDFカートリッジ40を取り外した状態
を示す。
第7図(a),(b)は本発明の用紙搬送装置230を
説明するための図である。同図(a)は断面図、同図
(b)は平面図を示し、用紙搬送装置230は、大別して
手駆動型複写装置1を支持する支持ボックス245と、手
駆動型複写装置1を載置するベース233と、手駆動のた
めのハンドル軸244等を納めたギヤボックス243(詳細は
省略する)から成り、支持ボックス245は、手駆動型複
写装置1を載置した際に記録部2のホール素子21と相対
する所定の位置に磁石232を有し、ベース233に回転可能
に取り付けられている。一方、ベース233にはギヤボッ
クス243の所定のギアに連結されたドライブローラ236,2
37が配設されており、この2個のローラは前述した記録
部2のドライブローラ13,14とともに用紙をニップして
搬送する。また、ベース233には位置合わせのためのマ
ーカー231が設けられている。尚、247および248は支持
ボックス245およびベース233が相互に吸着するように設
けられたマグネットを示し、これにより支持ボックス24
5の位置決めおよび固定が行われる。
以上の構成において、レジストレーション位置の選
択,印字開始タイミングの制御,用紙搬送装置を用
いたレジストレーションの順に手駆動型複写装置および
用紙搬送装置の動作を詳細に説明する。
レジストレーション位置の選択 本実施例では、レジストレーション位置を選択する選
択手段として、ホール素子21を用いている。ホール素子
21は、通常、オフ状態であり外部から磁界を受けた場合
に、オン状態となりオン信号を出力する構成である。本
実施例では、レジストレーション位置として、このホー
ル素子21のオフ状態を記録部2の先端位置とし、オン状
態をサーマルヘッド22の位置を選択した状態としてい
る。ホール素子21は通常オフ状態であり、従って、その
ままの状態では、第8図(a)に示すように、記録部2
のレジストレーション位置は記録部2の先端位置であ
る。このレジストレーション位置を記録部2の先端位置
からサーマルヘッド22の位置に切り換えるには、同図
(b)に示すように、外部より記録部2のホール素子21
の位置に磁石27を取り付けて(詳細は省略する)、ホー
ル素子21をオン状態にする。
印字開始タイミングの制御 次に、第9図に基づいて、制御部23における印字開始
タイミングの制御について説明する。制御部23はドライ
ブローラ13の回転を受けるとエンコーダ15からのパルス
信号を計測して手駆動の走査による記録部2の移動量を
換算するカウンタ23aと、このカウンタ23aからの移動量
と後述する印字開始設定部23cからの設定値とを比較す
る比較器23bと、ホール素子21のオン・オフ状態に基づ
いて、ホール素子21から信号の入力がある場合(オン状
態の場合)、設定値として「0」を設定し、ホール素子
21から信号の入力がない場合(オフ状態の場合)、設定
値としてl(約25mm)を設定する印字開始設定部23c
と、比較器23bからの信号によりサーマルヘッド22を駆
動する駆動部23dを備えている。
以上の構成において、第8図(a),(b)を合わせ
て参照しつつ動作を説明する。先端位置でのレジストレ
ーションを行う場合、先ず、選択手段によってレジスト
レーション位置を先端位置に設定する。本実施例では、
前述したようにホール素子21を選択手段として用い、か
つ、ホール素子21のオフ状態をレジストレーション先端
位置としているため、ここでは特に選択のための操作を
必要としない。次に、第8図(a)に示すように、記録
体Bの印字を行いたい位置をレジストレーション位置
(ここでは記録部2の先端位置)に合わせて位置合わせ
を行い、リード/ライトボタン5を押下しながら走査を
開始する。走査に基づくドライブローラ13の回転に伴っ
て、エンコーダ15からパルス信号がカウンタ23aに出力
される。カウンタ23aはパルス数を計測して手駆動の走
査による記録部2の移動量を換算して比較器23bに出力
する。一方、印字開始設定部23cはリード/ライトボタ
ン5からスタート信号を入力すると、ホール素子21から
の信号の有無を判定し、比較器23bに設定値を出力す
る。ここではホール素子21がオフ状態であり、信号の入
力がないため、設定値としてl(約25mm)を設定する。
比較器23bはカウンタ23aの移動量と設定値を比較して、
移動量≧lになると、換言すれば、第8図(a)におい
てサーマルヘッド22がレジストレーション位置まで移動
したら駆動部23dに信号を出力する。駆動部23dは信号の
入力を受けるとサーマルヘッド22を駆動して印字を開始
する。この時、ドライブローラ14の回転に伴ってIDF巻
取ロール24がIDF26の巻取りを行っており、従って、印
字が開始されるまでの移動量lに相当するIDF26が未使
用のまま巻き取られることになる。
先端位置でのレジストレーションを行わない場合、換
言すれば、サーマルヘッド22の位置でレジストレーショ
ンを行う場合、先ず、選択手段によってレジストレーシ
ョン位置をサーマルヘッド22の位置に設定する。ここで
は、第8図(b)に示すように磁石27を取り付けること
により、ホール素子21をオン状態とし、レジストレーシ
ョン位置としてサーマルヘッド22の位置を選択する。次
に、記録体Bの印字を行いたい位置をレジストレーショ
ン位置(ここではサーマルヘッド22の位置)に合わせて
位置合わせを行い、リード/ライトボタン5を押下しな
がら走査を開始する。走査に基づくドライブローラ13の
回転に伴って、エンコーダ15からパルス信号がカウンタ
23aに出力される。カウンタ23aはパルス数を計測して手
駆動の走査による記録部2の移動量に換算して比較器23
bに出力する。一方、印字開始設定部23cはリード/ライ
トボタン5からスタート信号を入力すると、ホール素子
21からの信号の有無を判定し、比較器23bに設定値を出
力する。ここでは、磁石27によってホール素子21がオン
状態となり、信号の出力があるため、設定値として
「0」(0mm)を設定する。比較器23bはカウンタ23aの
移動量と設定値を比較して、移動量≧「0」になると、
換言すれば、走査が開始されると同時に駆動部23dに信
号を出力する。従って、印字がすぐに開始されるため、
IDF26が未使用のまま巻き取られることがなく、IDF26の
無駄がない。駆動部23dは信号の入力を受けるとサーマ
ルヘッド22を駆動して印字を開始する。
用紙搬送装置用いたレジストレーション 第10図(a),(b)を参照して、用紙搬送装置230
を用いた時のレジストレーションを説明する。本発明の
用紙搬送装置230は記録部2のホール素子21をオン状態
にして、レジストレーション位置をサーマルヘッド22の
位置に自動的に切り換える構成である。第10図(a)は
手駆動型複写装置1の記録部2を用紙搬送装置230に載
置した状態の断面図を示す(説明を簡単にするため読取
部3は省略する)。この載置によって、図示の如く、磁
石232がホール素子21と相対する位置に配置されるた
め、ホール素子21がオン状態となり、自動的にサーマル
ヘッド22の位置がレジストレーション位置として選択さ
れる。従って、記録体Bの位置合わせはサーマルヘッド
22の位置で行う。用紙搬送装置230を用いた場合の記録
体Bのレジストレーションは、第10図(b)に示すよう
に、支持ボックス245を傾斜させ(この時、記録部2は
一体となって傾斜する)、マーカー231に記録体Bの印
字を開始したい位置を合わせることにより行う。その
後、支持ボックス245を元の位置に戻すと、ソライブロ
ーラ13,14とドライブローラ236,237によって記録体Bが
ニップされる。
実施例の手駆動型複写装置では、選択手段としてホー
ル素子21を用いたが、ホール素子21に換えて切り換えス
イッチ等を設けても良く。また、ホール素子21と切り換
えスイッチの両方を用いて、選択できるようにして、ホ
ール素子21を用紙搬送装置と組み合わせた際の自動切り
換え手段専用の選択手段として使用しても良い。
〔発明の効果〕
以上説明した通り、本発明の手駆動型複写装置によれ
ば、記録体のレジストレーションを記録部の先端位置,
あるいは,印字部の位置の2つの箇所で行えるように
し、レジストレーションの位置を選択手段を介して選択
できるようにしたため、装置を大型化せず、IDFの無駄
を少なくすることができ、かつ、用紙搬送装置におい
て、構成の簡素化が行えるようにできた。また、本発明
の用紙搬送装置によれば、手駆動型複写装置の印字部の
直下位置に配設された用紙位置合わせ手段と、手駆動型
複写装置のレジストレーションの位置を自動的に切り換
える手段を備えるようにしたため、構成の簡素化,IDFの
無駄をなくすことが実現できた。また、用紙搬送装置で
手駆動型複写装置のレジストレーション位置を自動的に
切り換えることにより、選択の煩わしさを省き、操作を
簡単にすることができた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の手駆動型複写装置および用紙搬送装置
の一実施例を示す説明図。第2図は手駆動型複写装置の
外観を説明するための図。第3図はリードモードの操作
を示す図。第4図(a),(b)はライトモードの操作
を示す図。第5図は読取部の内部を示す図。第6図
(a)は記録部の内部を示す図。第6図(b)はIDFカ
ートリッジを取り出した状態を示す図。第7図(a),
(b)は用紙搬送装置の構成を示す図。第8図(a)は
先端位置でのレジストレーションを示す図。第8図
(b)はサーマルヘッド位置でのレジストレーションを
示す図。第9図は制御部の動作を説明するための図。第
10図(a),(b)は用紙搬送装置を用いたレジストレ
ーション位置の選択およびレジストレーションを説明す
る図。第11図は従来の手駆動型複写装置を示す図。第12
図は従来の用紙搬送装置を示す図。 符号の説明 1……手駆動型複写装置 2……記録部、3……読取部 4……連結アーム 5……リード/ライトボタン 6……電源ボタン 7……リード/ライトランプ 8……転写倍率ボタン 9……スピードランプ 10……メモリランプ 11……倍率表示ランプ、12……筐体 13,14……ドライブローラ 15……エンコーダ 21……ホール素子 22……サーマルヘッド、23……制御部 23a……カウンタ、23b……比較器 23c……印字開始設定部、23d……駆動部 24……インクドナーフィルム巻取ロール 25……インクドナーフィルム供給ロール 26……インクドナーフィルム 40……カートリッジ 42,43……ガイドバー 71……LEDアレイ 72……ロッドレンズ 73……イメージセンサ、74……ローラ 75……メモリ 76……コントロール部、77……光遮断膜 78……筐体、79……読取窓 230……用紙搬送装置、231……マーカー 232……磁石、233……ベース 236,237……ドライブローラ 243……ギアボックス 244……ハンドル軸 245……支持ボックス、246……取付口 247,248……マグネット A……原稿、B……記録体

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】用紙搬送装置上を搬送される用紙に印字す
    る印字部を本体に収容した手駆動型複写装置において、 印字開始位置を設定する印字開始位置設定手段と、 前記本体を前記用紙搬送装置にセットしたとき、前記印
    字開始位置設定手段より前記印字開始位置を出力させる
    スイッチ手段と、 前記本体の前記用紙搬送装置上の移動距離と前記印字開
    始位置を比較し、その比較結果に基づいて前記印字部を
    駆動する駆動手段を備えたことを特徴とする手駆動型複
    写装置。
  2. 【請求項2】手駆動型複写装置を所定の位置に載置し、
    該手駆動型複写装置と一対となって、用紙を搬送する用
    紙搬送装置において、 前記手駆動型複写装置の印字部の直下位置に配設された
    用紙位置合わせ手段と、 前記手駆動型複写装置の所定のホール素子をオンする磁
    石とを備え、 前記磁石によってホール素子をオンすることにより、前
    記手駆動型複写装置のレジストレーションの位置を前記
    用紙位置合わせ手段の位置に切り換えることを特徴とす
    る用紙搬送装置。
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