JP3167340B2 - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JP3167340B2
JP3167340B2 JP01788591A JP1788591A JP3167340B2 JP 3167340 B2 JP3167340 B2 JP 3167340B2 JP 01788591 A JP01788591 A JP 01788591A JP 1788591 A JP1788591 A JP 1788591A JP 3167340 B2 JP3167340 B2 JP 3167340B2
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真 小夫
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリンタ、複写機、フ
ァクシミリ等の画像記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンタ等の各種画像記録装置
には色々の方式のものが使用されている。例えば作像方
式としては粉体現像方式、熱転写印字方式、インクジェ
ット印字方式等があり、夫々の方式において白黒画像用
とカラー画像用とが使い分けられている。
【0003】従来の画像記録装置では夫々の方式の装置
が個別に製作されており、インクジェット印字方式と熱
転写印字方式を使いたい場合は少なくとも2台のプリン
タを用意しなければならない。更に白黒用のプリンタが
ある上にカラー印字を求めるときはカラー印字用のプリ
ンタを追加的に準備するか、黒白とカラーに兼用できる
装置に交換しなければならない。従ってユーザーにとっ
ては多くの出費を要求されることになり、メーカーも多
くの装置を製造しなければならないという問題があっ
た。
【0004】上記の従来の問題点を解消するために、本
出願人は、未だ公知ではないが、少なくとも電気的制御
装置を1つのケースに格納し、給紙カセットが脱着可能
な基体ユニットと、画像信号に基づいて画像を形成する
各構成部材を1つのケースに格納した作像ユニットと、
ディスプレイユニットとを有し、前記基体ユニットに前
記作像ユニットが脱着可能に重ねられ、電気的制御装置
及び機械的駆動装置により前記作像ユニットが作動され
て記録紙に画像を記録するか、ディスプレイユニットに
画像を表示する画像記録装置を提案した。
【0005】画像記録装置として、原稿の画像情報を電
送により送受信するファクシミリが広く利用されてい
る。従来のファクシミリは画像を記録した紙よりなる原
稿から画像情報を読みとって電送するようになってお
り、他の装置よりの信号により画像を送信することはで
きなかった。
【0006】又、ファクシミリには複写機能をもったも
のが知られているが、カラー画像の複写は一般化されて
おらず、更に従来のファクシミリでは、異なった種類の
作像方式により画像記録することは不可能であった。
【0007】更に又従来のファクシミリでは原稿より読
み取った画像記録装置の状態をモニターすることができ
ず、例えば2枚の原稿が重なって送られ1枚以上の原稿
が読み飛ばされた事はファクシミリの操作位置において
監視していない限り認識できず、ましてどの原稿が読み
飛ばされたかはファクシミリから離れた席にいては知る
ことができない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の本出願
人に係る発明を発展し、上記の問題点を解消し、原稿の
画像を読取った状態をモニターできるファクシミリを構
成することができる画像記録装置を提供することを課題
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題
を、画像情報信号等を制御する電気的制御装置を1つの
ケースに格納した基体ユニットと、画像情報信号に基づ
いて画像を形成する各構成部材を1つのケースに格納し
た作像ユニットと、該作像ユニットにより形成された画
像を表示するディスプレイユニットと、原稿の画像を読
取る読取ユニットと、画像信号を電送する装置を組込ん
だファクシミリユニットとを並べて配置し、前記ディス
プレイユニットが記録紙搬送手段を兼ねることを特徴と
する画像記録装置により解決した。
【0010】
【作用】本発明により、基体ユニットと作像ユニットと
の組合わせによりプリンタを構成でき、基体ユニットと
作像ユニットと読取ユニットの組合わせにより複写装置
を構成でき、基体ユニットとファクシミリユニットと作
像ユニットと読取ユニットとの組合わせによりファクシ
ミリを構成でき、基体ユニットとファクシミリユニット
と作像ユニットと読取ユニットとディスプレイユニット
との組合わせにより原稿の画像を読取った状態をモニタ
ーできるファクシミリを構成できる。画像記録装置に複
数の作像ユニットを配置することにより、カラー画像の
複写がファクシミリ装置において可能になり、更に異な
る種類の作像方式による画像記録も可能になった。
【0011】
【実施例】本発明の詳細を図に示す実施例に基づいて説
明する。
【0012】図1において、画像記録装置は基体ユニッ
ト1と、作像ユニット2と、読取ユニット3と、ディス
プレイユニット4とを有し、基体ユニット1の上に1つ
又は複数の作像ユニット2、図の例では1つの作像ユニ
ット2が積重ねて連結され、作像ユニット2の上に読取
ユニット3が積重ねて連結され、基体ユニット1の記録
側端部にディスプレイユニット4が対向配置される。
【0013】基体ユニット1と作像ユニット2と読取ユ
ニット3は図の上下に重ねた例に対し90度横に倒した
形で横に並べて連結されることもできる。この場合読取
ユニット3は上面で原稿を読取るように構成される。デ
ィスプレイユニット4は作像ユニット2に連結されると
同時に基体ユニット1に連結されることができるが、デ
ィスプレイユニット4の連結をどのユニットとするかは
適宜選択できる。
【0014】基体ユニット1にファクシミリユニット5
と給紙ユニット6が組込まれる。ファクシミリユニット
5と給紙ユニット6の一方又は両方を基体ユニット1と
は別体のユニットとして構成され、基体ユニット1に取
外し可能に組付ける構造とすることもできる。
【0015】各種の画像記録装置は基本的には記録紙を
収納し供給する給紙部分と、給紙された記録紙に画像を
記録する作像部分と、給紙部分及び作像部分を制御する
電気的制御部分とを有しており、更に作像部分は画像信
号に基づいて画像を書込む書込み部分と、書込まれた画
像を記録紙に記録可能に処理する画像処理部分とを有す
ることが分かる。更に必要によって原稿を読み取る読取
ユニットと画像を表示する表示面を有するディスプレイ
ユニットとファクシミリユニットとを設けることができ
る。
【0016】画像記録装置を幾つかの構成部分に分解す
ると、図2に示すような組合わせが得られる。
【0017】図2Aは画像記録装置の基本的なもので、
電気的制御装置及び必要に応じて駆動装置を含む基体ユ
ニット1と、画像を形成する構成部材を含む作像ユニッ
ト2と、読取ユニット3と、ディスプレイユニット4
と、ファクシミリユニット5と、給紙カセットを含む給
紙ユニット6との各ユニットを着脱可能に組付けた型式
である。この場合、ファクシミリユニット5と給紙ユニ
ット6は基体ユニット1の中に組込んで1つのユニット
とし、給紙カセットのみを基体ユニット1に対して脱着
可能に形成することができる。
【0018】作像ユニットでは、感光体等の潜像形成体
に静電潜像を形成し、トナー等の粉体状顕像体(粉体現
像剤)により顕像化し、顕像を記録紙に転写する電子写
真方式等の作像方式では、転写後の記録紙の顕像を定着
する必要がある。この定着装置を第1作像ユニット2内
に設けることもできるが、作像ユニットとは別個に1つ
のユニットとして定着ユニットを形成し、作像ユニット
に脱着可能に組付ける構造とすることができる。
【0019】作像ユニット2における潜像形成体が光感
光体である場合は、画像書込み装置としてはレーザ走査
光学装置等の光学装置が用いられることができる。この
書込み装置として、LEDアレイや液晶シャッタの書込
み光学系を利用する場合は、簡単に作像ユニット内に組
込むことができるので、図2Aの構成に適用することが
できるが、He−Neレーザ又は半導体レーザを走査さ
せる構成では1つのユニットとして書込みユニットを構
成し、作像ユニットに別個に脱着可能に構成するのが好
都合である。この場合、作像ユニットには書込み装置は
設ける必要がない。書込みユニット7と書込み装置を設
けないように変形した作像ユニット2′との組合わせが
図2Bに示された型式となる。
【0020】図2A、図2Bに示す型式ではいずれも作
像ユニット2が1個設けられており、通常の単色の画像
記録装置に基づいた構成であるが、2色以上のカラー単
色画像又は多色画像の形成又は異なる方式の画像形成方
式を利用したい場合等に対応するためには2個以上の作
像ユニットを用いることが必要になる。このためには図
1Aに示す型式の変形として図2Cに示すように複数個
の作像ユニット2を重ねた型式が考えられる。図では2
個の作像ユニット2を重ねた例を代表として示すが、特
に2個に限定する意味ではない。他の例についても同様
である。
【0021】作像ユニット2′を複数個設ける場合に
は、図2Dに示すように各作像ユニット2′に対して書
込みユニット5を個別に組付ける例に対して、複数の作
像ユニット2′に対して1個の書込みユニット7′を図
2Eに示すように共通の書込みユニットとして組込むこ
とも可能である。
【0022】基体ユニット1は図3に示すように給紙口
12を設けたケース11を有し、該ケース11には電気
的制御装置、例えばCPU、インターフェース、信号メ
モリ等を含む画像処理系及び作像ユニット内のシステム
を動かすための駆動系の回路を構成した基板13及び駆
動モータ14並びに該駆動モータ14の駆動力を作像ユ
ニット3へ伝達するための機械的駆動装置15が格納さ
れる。
【0023】機械的駆動装置15には、例えば第1傘歯
車16aが設けられ、該第1傘歯車16aは基体ユニッ
ト1の上に載せられた作像ユニット2等の中に設けられ
た例えば傘歯車17にかみあう。第2傘歯車16bは更
に上の作像ユニット3中に設けられた傘歯車にかみあ
う。
【0024】作像ユニット2内では傘歯車17が伝達軸
18に支持され、該伝達軸18からウオーム19a、ウ
オーム歯車19bの組合わせその他の機構及びクラッチ
又はソレノイド等の伝達ON、OFF機構19cを含む
加減速機構19等を介してローラ等の各回転に伝達され
る。
【0025】各作像ユニット2の内においても基体ユニ
ット1と同様、上に載置される作像ユニットに駆動伝達
するために伝動軸15aに連結可能な伝達軸15bを設
け、該伝達軸に傘歯車16b等を設ける。
【0026】上記の例は一例を示したもので、1つのユ
ニットから他のユニットに駆動伝達ができる構造であれ
ば任意の構造を利用することができる。
【0027】作像ユニット2は、粉体現像方式の一例と
して図4に示す第1作像ユニット2Aが用いられる。第
1作像ユニット2Aは1つのケース21を有し、該ケー
ス21には給紙口22及び排紙口23が形成される。
【0028】熱磁気書込み方式の場合は給紙口22から
入り排紙口23を出るほぼ直線状の通紙路の途中に加熱
ローラ24と、該加熱ローラに圧接される加圧ローラ2
5とによる印字位置が配設される。
【0029】加熱ローラ24とテンションローラ26と
に潜像ベルト27が巻掛けられる。潜像ベルトとしては
例えば磁性体ベルト(例えばCoO2 を含む磁性材料よ
りなる) が用いられる。潜像ベルト27は矢印方向に駆
動され、潜像ベルト27の走行路に沿って配置された書
込みヘッド28、現像装置29、クリーナ30、イレー
サ31により画像形成処理が行われる。すなわち基体ユ
ニット1からの書込み信号により書込みヘッド28が潜
像ベルト27に画像潜像を記録し、その潜像を現像装置
29の現像ローラ29aにより現像して顕像化し、該顕
像は加熱ローラ24に加圧ローラ25との間を通る記録
紙32に転写及び同時に定着が行われる。転写後の潜像
ベルト27はクリーナーにより残留現像剤を除去され、
イレーサ31により潜像が消去される。加熱ローラ24
よりの熱による潜像ベルト27及び他の部品が不必要に
加熱されることを防ぐために、加熱ローラ24の横に断
熱部材33が設けられ、更に潜像ベルト27の冷却のた
めの放熱部材34が配置される。
【0030】図4の例では加熱ローラ24と加圧ローラ
25とテンションローラ26と現像ローラ29aは夫々
の中心軸線がほぼ同一平面内に配置されることにより偏
平なユニットを構成することができる。この場合現像装
置29の容器も各ローラを配置した平面にそって延びる
薄い容器として構成するのが好都合である。
【0031】第1作像ユニット2Aのケース21の上面
には、排紙トレイとして使用される凹部21aが形成さ
れる。
【0032】黒画像と単色カラー画像とを適宜切換えて
利用したいときは、図2Cに示すように、同じ作像ユニ
ット2、例えば第1作像ユニット2Aを複数個種み重
ね、1つには黒現像剤を、他には夫々の色の現像剤を収
容することにより要求に応じることができる。
【0033】図4において、作像の際に、第1作像ユニ
ット2Aの下方に配置される基体ユニット1の中の給紙
カセット(給紙ユニット)6から給紙ローラ6aにより
送られる記録紙32が、第1作像ユニット2Aの給紙入
口22から給送され、加熱ローラ24により転写定着さ
れ、排紙口23より排紙される。1つの作像ユニット2
Aの場合は排紙される記録紙は直ちに凹部21aに収容
され、2つの以上の第1作像ユニット2Aが重ねられて
いるときは最も上の作像ユニットまで通紙されて排紙さ
れる。複数の第1作像ユニット2Aを重ねて利用すると
きは希望する1つの第1作像ユニット2Aを作動して画
像形成するために他の第1作像ユニット2Aにおいては
画像形成しないようにする必要がある。このために加圧
ローラ25又は加熱ローラ24のいずれか又は両方が移
動して圧接状態を解除し、転写を行わないようにするの
が好ましい。
【0034】画像形成方式がサーマル転写方式の場合に
は作像ユニット2として、例えば図5に示す第2作像ユ
ニット2Bを用いることができる。第2作像ユニット2
Bは給紙口42と排紙口43とを設けたケース41を有
する。
【0035】給紙口42から排紙口43に至るほぼ直線
状の通紙路に1ライン印字できるサーマルヘッド44
と、該サーマルヘッド44に対向する背面ローラ45と
による印字位置が設けられる。通紙される記録紙とサー
マルヘッド44との間を記録紙と同一方向に移動できる
ようにインクリボン46が配置される。インクリボン4
6は供給ロール47より送り出され、第1変向コロ48
と第2変向コロ49により印字位置を案内され、第3変
向コロ50により巻取ロール51に案内され巻き取られ
る。
【0036】サーマルヘッド44と背面ローラ45と供
給ロール47と巻取ロール51とは夫々の軸線がほぼ同
一平面内に位置するように配置され、ケース41を偏平
に形成可能にする。ケース41内には、必要に応じて、
通紙路に2組の搬送ローラ対52、53が配置される。
【0037】排紙口43から排紙する記録紙をケース4
1に設けられた排紙トレイ用凹部41aに向ける場合
と、図の左に排紙する場合との切換えのために切換爪5
4を設けることができる。切換爪54を右へ、又は左へ
傾動することにより排紙方向を切換えることができる。
記録紙を上に配置された作像ユニットの給紙口へ向ける
場合のために、切換爪54の回動中心を移動する構成を
設けることが可能である。切換爪54は図4のケース2
1においても全く同様に設けることができる。
【0038】サーマルヘッド44は矢印に示すように記
録紙を背面ローラ45に圧接して印字する印字位置と、
背面ローラ45から離れる待機位置との間を移動可能に
形成される。カラー作像のためにインクリボン46とし
て希望する色のインクリボンを配置した第2作像ユニッ
ト2Bを複数個配置し、カラー切換印字が可能になる。
【0039】インクジェット作像方式の場合には、作像
ユニット2として例えば図6に示す第3作像ユニット2
Cを用いることができる。
【0040】第3作像ユニット2Cは給紙口62と排紙
口63とを設けたケース61を有する。給紙口62から
排紙口63に至るほぼ直線状の通紙路に記録ヘッド64
による印字位置が設けられる。記録ヘッド64に対向し
てプラテン65並びにインク吸収体66が設けられる。
【0041】記録ヘッド64にはインクタンク67が脱
着可能に装着され、基体ユニット1よりの画像情報信号
により記録ヘッド64はインクを噴射して記録紙に印字
する。記録ヘッド64と、プラテン65と、インク吸収
体66と、インクタンク67とが一線に並んで配置さ
れ、ケース61が偏平に形成可能にしてある。ケース6
1内には必要に応じて搬送ローラ対68、69が配置さ
れる。
【0042】ケース61には排紙口63より排紙される
記録紙を受入れる排紙トレイを形成する凹部61aが形
成される。排紙口63には図5の例と同様に切換爪を設
けることもできる。
【0043】インクタンク67に収容するインクの色を
選ぶことにより複数の第3作像ユニット2Cを重ねて配
置し、記録の色に応じて作像を実際に行う作像ユニット
を基体ユニット1からの指令により選択することができ
る。
【0044】インクジェット作像方式にはグールドタイ
プ、バルブジェットタイプ、スリットジェット等のオン
デマンドタイプ、加圧振動方式又は荷電量制御形のデマ
ンドタイプ等があるが夫々図6を参考にして同様に偏平
なケースの中に収容し、1つのユニットを構成すること
ができる。作像ユニットを小型にまとめるためにはオン
デマンドタイプが有利である。
【0045】図7に示すように、複数の作像ユニット2
を重ねた図2Cの形式の画像記録装置において、ディス
プレイユニット4を本体ケース21′の開口37を閉鎖
する形で配置する。すなわち基体ユニット1及び作像ユ
ニット2、例えば第4作像ユニット2Dに並べて、基体
ユニットと作像ユニット間及び各作像ユニット間を架橋
するようにディスプレイユニット4を取付ける。
【0046】図7に示す第4作像ユニット2Dでは例え
ば電子写真方式として第1ローラ24′とテンションロ
ーラ26′とに潜像ベルト27が巻掛けられる。潜像ベ
ルトとして感光ベルトが用いられる。潜像ベルト27は
矢印方向に駆動され、潜像ベルト27の走行路に沿って
配置された一次帯電ローラ34′、書込み光学系28、
現像装置29、クリーナ30、イレーサ31により画像
形成処理が行われる。すなわち一次帯電ローラ34′に
より一様に帯電され、基体ユニット1からの書込み信号
により書込み光学系28、例えばLEDアレイが駆動さ
れ、潜像ベルト27に画像潜像を記録し、その潜像を現
像装置29の現像ローラ(又はスリーブ)29aにより
現像して顕像化し、該顕像は第1ローラ24′と対向配
置された転写ローラ25′との間を通る記録紙32に転
写が行われる。記録紙32は基体ユニット1の給紙カセ
ット2により給紙コロ2aにより送り出され、搬送ユニ
ット6により搬送される。転写後の潜像ベルト27はク
リーナー30により残留現像剤を除去され、イレーサ3
1により残留電荷が消去される。潜像ベルト27はスタ
イラスやサーマルヘッドで潜像形成可能な誘電体ベルト
や、強誘電体材料にすることもできる。
【0047】転写ローラ25′は夫々顕像粒子を転写す
るに必要な電界を発生する独立の電源が接続されること
ができる。必要によっては共通の電源でもよい。
【0048】図7の例では第1ローラ24′とテンショ
ンローラ26′と現像ローラ29aは夫々の中心軸線が
ほぼ同一平面内に配置されることにより偏平なユニット
を構成することができる。この場合現像装置29の容器
も各ローラを配置した平面にそって延びる薄い容器とし
て構成するのが好都合である。
【0049】黒画像と単色カラー画像とを適宜切換えて
利用したいとき又は多色画像を形成したいときは、1つ
の作像ユニットには黒現像剤を、他には夫々の色現像剤
を、多色のときは分解色に応じた色の現像剤を、例えば
イエロー、マゼンタ、シアンの3色又は必要に応じて黒
色を含む4色の現像剤を収容することにより要求に応じ
ることができる。
【0050】作像方式としては別にサーマル方式、ワイ
ヤドット方式等があるが、いずれの方式についても上記
の各例に似た形でケースに格納し、1つの作像ユニット
を構成することができる。ここでは図面による説明は省
略する。
【0051】各作像ユニットには上記の各構成部材の他
に必要に応じて、冷却ファン、作像を良好に行うための
検知装置や回路、ソレノイド、小型モータ等を格納する
ことができる。
【0052】画像記録装置を構成する場合には図2Aに
示すように基体ユニット1の上に作像ユニット2が重ね
られる。必要に応じて更に図2Cに示すようにその作像
ユニット2の上に別の作像ユニットが重ねられる。
【0053】積重ねる際には基体ユニット1と作像ユニ
ット2の間及び各作像ユニット2の間の位置合わせ及び
固定連結並びに機械系及び電気系の連結が必要となる。
この各種の連結を1つのユニットの上に他のユニットを
載せるだけで簡単に実施できるように適当するケースジ
ョイント部並びに機械的駆動系の連結のための駆動系連
結部、電気系高圧コネクタ、電気系信号コネクタ等が各
ユニットについて、同じ位置に同じ形態で設けられてい
る。これらの各部は作像ユニットの上面にも設けられ
る。
【0054】基体ユニット1内の基板13(図3)には
図8に示すような制御装置を構成する回路が形成され
る。図8においてAC電源入力は電源コードからのAC
入力を基体内部に供給する。低電圧DC電源は各電気回
路基板やモータにDC電力を供給する。コントロールユ
ニットは装置全体の駆動や作像ユニットへの画像信号等
の制御を行う。
【0055】表示装置は基体及び作像ユニットの動作状
態をオペレータに表示する装置である。
【0056】操作スイッチは作像ユニットに合わせ、セ
ットされるスイッチで手動操作又は作像ユニットの特徴
検知(読取り)を行う。
【0057】画像処理、メモリ制御は作像ユニット内の
サーマルヘッドかインクジェットの駆動回路に画像信号
を伝送する。
【0058】モータ及びソレノイドは作像ユニットの動
作駆動を制御する。
【0059】a〜eは電気信号の入出力を示す。aは作
像ユニット内の電気回路にDC電圧を供給する。bは同
じユニット内のソレノイド類の動作信号を送る。cは作
像ユニット内からのセンサー類の信号を受ける。dは画
像信号を伝送する。eはファルシミリ、スキャナ、ワー
プロに接続されるコネクターである。
【0060】a〜dはセントロニクスで構成される。e
はRS−232Cで構成される。Aはモータの回転駆動
を作像ユニットに伝動する回転軸を示す。
【0061】各作像ユニットには原則的には駆動源及び
制御装置は設けられないが、作像ユニット内には冷却用
ファンや、作像を良好に行うための検知装置並びに回
路、ソレノイド、小型モータ等は組入れられることがあ
る。
【0062】カラー作像のために、図2Cに示すよう
に、基体ユニット1の上に複数の同種の作像方式の作像
ユニット2が積重ねられる。積重ねる数は作像する色の
数により決定される。基体ユニット1から給紙された記
録紙は、最初の作像ユニット2により1つの色の画像が
形成され、次の作像ユニット2では別の色の画像を重ね
て作像することができる。
【0063】フルカラー画像形成の際には、3つ又は4
つの作像ユニットを重ねる必要がある。この場合、一番
上の作像ユニットの排紙切換えにより排紙方向を選定す
ることができ、途中の作像ユニットは垂直に通紙するよ
うに切換爪の切換が選定される。
【0064】給紙は、カセットからだけでなく、外から
手差し給紙も可能である。
【0065】基体ユニット1の上に複数の作像ユニット
2を重ねて配置し、カラー画像を形成する場合、上記に
示すように記録紙を夫々の作像ユニット2内に配置した
搬送ローラ(例えば35、36、52、53、68、6
9等)の搬送手段により搬送する場合に記録紙にたるみ
や曲がりを生じると、画像の色ずれを生じて画質が低下
する場合がある。
【0066】この問題を解消するためにディスプレイユ
ニット4を複数の作像ユニットに共通の搬送手段として
利用し記録紙を搬送すると好都合である。
【0067】このような共通の搬送手段による搬送を可
能にするために、第1作像ユニット2A、第2作像ユニ
ット2B及び第3作像ユニット2Cは夫々図4、図5及
び図6の一点鎖線で示す位置において画像形成手段を含
む作像本体と搬送手段、すなわち搬送ローラ35、36
及び加圧ローラ25又は搬送ローラ52、53及び背面
ローラ45又は搬送ローラ68、69とプラテン65及
びインク収容体66を含む搬送部とに分割可能に形成す
る。
【0068】ディスプレイユニット4は図1、図9に示
すようにケース71と、該ケース71内に配置された駆
動ローラ72と従動ローラ73とを有する。駆動ローラ
72と従動ローラ73とには誘電体よりなる白色転写ベ
ルト74が巻掛けられる。駆動ローラ72を駆動する駆
動モータは図示しないケース71内に配置されることが
できる。転写ベルト74は駆動ローラ72と従動ローラ
73との間ではガイドローラ75により案内され、該ガ
イドローラ75は各作像ユニット2により画像を直接転
写ベルト74に印字する場合の転写ローラとして兼用す
ることができる。
【0069】ケース71は基体ユニット1又は作像ユニ
ット2に固定可能に形成され、ケース71の各作像ユニ
ット2に対向する部分には開口が形成され、転写ベルト
74が作像ユニット2に対して露出することができるよ
うに構成される。使用する作像ユニット2の数によって
は使用しない開口部分は蓋をすることができるように構
成する。
【0070】ケース71内にはクリーナ76が配置さ
れ、クリーナ76のブレード77が転写ベルト74に当
接して転写ベルト74の表面をクリーニングすることが
可能に形成される。
【0071】ケース71の作像ユニット2に対向する面
とは反対側の面にはウインドウ78が形成され、転写ベ
ルト74に印字された画像が外部より観察できるように
構成されている。外部から観察しやすいようにケース7
1の内部には照明装置79、例えばランプが配置され、
転写ベルト74の作像ユニット2に対向する部分を照ら
すことを防ぐために遮光板80が設けられる。
【0072】ウインドウ78には表示ディスプレイを配
置し、転写ベルト74の画像を直接見るのではなく投影
した物を見るようにその他適当する状態で画像をディス
プレイに表示するように構成することができる。必要に
よってはディスプレイを液晶等による表示部材として電
気的信号により画像を表示することを可能にすることも
できる。
【0073】転写ベルト74の画像をウインドウ78を
通して観察する場合は、オペレータの操作又は制御装置
のプログラムにより、転写ベルト74を自動的に所定の
時間間隔で所定長さ宛移動するように構成することがで
きる。ウインドウ78における表示後の転写ベルト74
の画像はクリーナ76により消去され、再び新しい画像
情報が印字される。ディスプレイユニット4は基体ユニ
ット1に対して相対位置固定的に配置することも可能で
ある。
【0074】ディスプレイユニット4は画像表示専用と
して使用する場合には、記録紙を搬送する必要がないの
で、転写ベルト74においては記録紙を静電吸着するた
めの処理は不必要になる。しかしディスプレイユニット
4は基体ユニット1の給紙装置から各作像ユニット2を
通して記録紙を搬送し排紙する搬送ユニットと兼用する
構造とすることができる。この場合、ウインドウ78は
カバーにより閉鎖可能とし、搬送ユニットとして使用す
るときはカバーを閉じてウインドウ78は閉鎖し、ディ
スプレイユニット4として使用するときはカバーを開い
てウインドウ78を開放すると好都合である。兼用可能
なディスプレイユニット4の場合は、搬送ユニットとし
て使用する場合は搬送ベルトに静電位を形成する電位形
成手段を作動し、ディスプレイユニットとして使用する
ときはクリーナを作動させ電位形成手段の作動を止め
る。
【0075】図10に示すようにディスプレイユニット
4のケース71内において、ウインドウ78の開口部と
転写ベルト74との間にタッチパネルセンサー81を設
け、該タッチパネルセンサ81により画像記録装置情報
を手書き入力することができるように変形することがで
きる。
【0076】記録紙を搬送するユニットと画像を表示す
るディスプレイユニットとを上記のように兼用するのに
対し、別個のユニットとして構成し、用途に応じて選択
するか、組替可能にすることができる。
【0077】搬送ユニットをディスプレイユニット4と
は別個の独立したユニットとして形成する場合は、図1
1に示すようにケース91と該ケース91内に配置され
た駆動ローラ92と従動ローラ93とを有する。駆動ロ
ーラ92と従動ローラ93とには搬送ベルト94が巻掛
けられる。駆動ローラ92を駆動する駆動モータは図示
しないがケース91内に配置されることができる。
【0078】搬送ベルト94を間にして従動ローラ93
に対向して電位形成ローラ95が回動自在に支持されて
いる。電位形成ローラ95は電位形成電源96に接続さ
れる。従動ローラ93は接地される。
【0079】搬送ベルト94は誘電体シートとして形成
され、電位形成ローラ95により電圧が印加され記録紙
を吸着して搬送するのに都合のよいパターン、例えば縞
状や市松模様状に正電位、負電位が形成される。
【0080】搬送ベルト94は駆動ローラ92と従動ロ
ーラ93との間では、ガイドローラ97により案内され
る。各ガイドローラ97は第2作像ユニット2Bにおけ
る背面ローラ45と兼用する構造とすることができる。
第3作像ユニット2Cにおけるプラテン65及びインク
吸収体66を搬送ユニット6のケース91内に配置し、
各作像ユニット2B、2Cの記録ヘッド44、64に対
向配置されるようにすることもできる。
【0081】図7図及び図11において、給紙カセット
6から給紙ローラ6aにより送り出される記録紙32は
給紙ローラ95により電位形成された搬送ベルト94に
吸着されて搬送され、各作像ユニット2A、2B、2
C、2Dの記録位置において記録紙32に画像が順次形
成される。ガイドローラ97が転写ローラ25′と兼用
されるときは、各ガイドローラ97に記録紙32を押圧
した状態で潜像ベルト27より画像が転写される。
【0082】記録紙32は搬送ベルト94に吸着搬送さ
れ複数の作像ユニットを通過して順次画像形成されるの
で記録紙の位置ずれが防止され色ずれが防止される。
【0083】全ての作像ユニットによる画像形成が終わ
った記録紙は分離爪98により搬送ベルト94より分離
され、切換爪99の切換えにより上排紙トレイ8aに排
出されるか、横排紙トレイ8bに排紙される。上排紙ト
レイ8a及び横排紙トレイ8bはケース91に固定可能
又は一体形成されることができる。ケース91の上端は
カバー100によりカバーされている。
【0084】作像ユニット2が図4又は図7に示すよう
な粉体現像剤を使用する方式のときは、定着を必要とす
る。定着装置は各作像ユニットに設けることもできる
が、全ての作像ユニット2の転写が終わって定着する場
合が多い。この場合は、搬送ユニット8と定着ユニット
とを一体とした搬送定着ユニットを使用することができ
る。
【0085】搬送ベルト94は駆動ローラ92と従動ロ
ーラ93との間ではガイドローラ97により案内され
る。各ガイドローラ97は第4作像ユニット2Dにおけ
る転写ローラ25′と兼用する構造とすることができ
る。
【0086】転写ローラに電圧を印加する電源もケース
91に内蔵されることができる。駆動モータや各種電源
は基体ユニット1内のCPUにより制御される。
【0087】図7において給紙カセット6から給紙ロー
ラ6aにより送り出される記録紙32は電位形成ローラ
95により電位形成された搬送ベルト94に吸着されて
搬送され、第4作像ユニット2Dの転写位置において記
録紙に潜像ベルト27により画像が順次転写される。ガ
イドローラ97が転写ローラ25′と兼用されるときは
各ガイドローラ97が夫々の第4作像ユニット2Dにお
ける第1ローラ24′に搬送ベルト27及び記録紙32
を潜像ベルト27に対して圧接するように配置される。
【0088】全ての第4作像ユニット2Dによる転写を
終わった記録紙32は駆動ローラ92の曲率と分離爪9
8により搬送ベルト94より分離され、定着装置により
定着され、排出口より排出される。
【0089】記録紙の分離後の搬送ベルト94はクリー
ニングブレードを有するクリーナによりクリーニングさ
れ、除電ローラ又は徐電ブラシにより徐電され、静電位
的に均一化がはかられ、再び電位形成ローラ95による
電位形成よりの工程をくり返す。
【0090】搬送ベルト94は3段又は4段等多数の作
像ユニットが重ねられる場合にも適用することができる
ように適切な長さに予め設定し、1個の作像ユニットだ
けの場合は搬送ベルトの一部は作像ユニットに対向しな
いで記録紙の搬送のみに使用することもできる。記録紙
を必要以上に無駄に搬送することを避けるため、作像ユ
ニット2の個数に応じて搬送ユニットの基体ユニット1
に対する取付け状態を変更可能にする。このため図3に
示すように、基体ユニット1のケース11にはガイド棒
11aを取付け、ディスプレイユニット4又は搬送ユニ
ットのケースに設けた案内部材、例えばスライドボール
ベアリングをガイド棒11aに係合してディスプレイユ
ニット4又は搬送ユニットを上下摺動案内する。
【0091】基体ユニット1と作像ユニット2を中心と
する上記の構成により外部から与えられる画像信号に基
づいて画像を記録する一種のプリンタが構成される。
【0092】通常の複写機として又はファクシミリとし
て機能させるためには原稿の画像を読みとる読取りユニ
ットを付加する必要がある。
【0093】読取ユニット3は図12において、ケース
111を有し、該ケース111に原稿を載置するコンタ
クトガラス112と、原稿を押さえる圧板113と、原
稿を照明する光源114と、原稿からの反射光を撮像素
子(CCD等)115に結像するためのミラー116、
レンズ117等を含む光学系118と、撮像素子115
に関する回路板119が格納される。
【0094】読取ユニット3ではブック物等の厚みのあ
る原稿をコンタクトガラス112の上に載せて圧板11
3で押圧して読取ることができる。
【0095】読取ユニット3からの信号は原稿の、色分
解され、画像処理された信号として各作像ユニット2に
送られ、給紙カセット6からの給紙タイミングに合わせ
て書込みが行われる。
【0096】圧板113に代わって公知の自動原稿給紙
装置(ADF)を置けば、自動的に送られる原稿の読取
りも可能である。
【0097】読取ユニット3は作像ユニット2の上に載
せることもできるが、別の支持枠により支持する構造と
し、読取ユニット3に対しプリンタ機能を有する基体ユ
ニット1と作像ユニット2を連結した装置を1つの装置
として取付け取外し可能に構成することもできる。読取
ユニット3は図12の例に対し、図13の例の如く変形
することもできる。図13において、給紙ユニット2の
上に(又は90°転倒した状態で横に)1つ又は複数の
作像ユニット2(図では2個の作像ユニット)が互いに
連結され、その上(又はその横)に給紙装置のユニット
として用紙カセット6が連結され、その上(又はその
横)に読取ユニット3が連結される。各作像ユニット
2、読取ユニットユニット3に設けた搬送コロにより記
録紙及び原稿を搬送することも可能であるが、搬送手段
を別に1つのディスプレイユニット4に構成し、作像ユ
ニット2、読取ユニットユニット3に対向配置し連結す
る構造とすることもできる。ディスプレイユニット4を
構成することにより記録紙の搬送を円滑且つ精確に行う
ことを可能にする。
【0098】読取ユニット3のガラス板112は図13
に示すように横側に設けられ、作像ユニット2から又は
用紙ユニット6のばね122により送りコロ121に押
さえられる載せ板120から送られる原稿が移動する間
に読取るように構成することができる。
【0099】画像記録装置をファクシミリとして構成す
る場合、基体ユニット1にファクシミリユニット5が一
体に組込まれるか取外し可能に組付けられる。
【0100】ファクシミリユニット5には図14に示す
ように画像情報を記憶する記憶機構と転送機構とが設け
られ、読取ユニット3により読取った原稿の画像情報は
一旦ファクシミリユニットの情報機構において記憶され
る。記憶機構はハードディスクやメモリ素子により構成
される。
【0101】記憶機構に記憶された画像情報は制御装置
よりの信号に基づいて表示が指示されるときはディスプ
レイユニット4の例えば転写ベルト74に記憶され表示
される。
【0102】原稿が大きな文字か小さな文字、又は濃い
原稿か淡い原稿又は写真原稿等読取モードでの違いが分
かるようにしておき、ディスプレイユニット4の表示を
みて読取モードのどれがよいかを決定し、転送機構によ
り相手に転送する。
【0103】読取ユニットの読取り情報を直接転送機構
により転送しなくてよいので、読取ユニットの読取りを
転送に同期して読み取る必要がなく、原稿を高速で読み
取ることができる。
【0104】記憶機構を用いることにより、大量の原稿
を読みとる際に原稿の重送があり、読み取っていない原
稿があっても、ディスプレイユニット4による表示によ
り読み取り洩れの原稿がどれであるかを確認でき、再度
読み取り操作を行い、記憶機構又は他の適当する部分に
おいて読み取った情報の順番揃えを行ない、その後転送
機構により転送することが可能になり、転送ミスをなく
したり、その転送ミスに伴う無駄な時間をなくすことが
できる。
【0105】ファクシミリユニット5を用いて画像情報
を電送する場合、図15のような制御フローチャートの
流れに従って作動することができる。
【0106】読取ユニット3により原稿を読み取り、デ
ィスプレイユニット4により表示したときに、簡単な内
容の情報を追加したい場合がある。又ファクシミリ送信
したい情報が簡単なものであり、そのために一々紙に記
録して原稿を作成し、その原稿を読とるのでは紙が沢山
必要になり、原稿の作成と読み取りに時間が必要にな
る。したがって資源的にも時間的にも節約を必要とする
今日では改善が必要とされる。このためにディスプレイ
ユニット4に図10に示すように設けたタッチパネルセ
ンサー81を利用する。
【0107】図16に示すように簡単な情報の場合は紙
に書かずタッチパネルセンサー81により手書きで情報
を入力する。その手書入力したデータは一旦ファクシミ
リユニット5の記憶機構に記録し、ディスプレイユニッ
ト4の表示部に画像表示する。ディスプレイユニット4
の表示をモニターして結果が良ければ転送機構によりそ
の情報を転送する。モニターの結果が満足できなければ
再びタッチパネルセンサー81により再度手書入力し上
記の流れをくり返す。
【0108】手書きしたデータを残しておきたいとき
は、記憶機構にハードデイスク等を設けて書き込み記憶
するように構成する。後で内容を確認したいときは、記
憶機構から例えばそのハードデイスクから読み出し、デ
ィスプレイユニット4に表示する。
【0109】読取ユニット3により読み取ったデータは
記憶機構に記録され、ディスプレイユニット4に相手が
受けるのと同じ画像で、例えば同じ濃度、解像度、変倍
など編集した後の状態等でディスプレイユニット4に表
示される。
【0110】原稿に書き洩らした情報等があれば図17
のフローに従って制御され、ディスプレイユニットのタ
ッチパネルセンサー81により手書で情報を入力し、原
稿画像の上に上書きする。必要であれば濃度、変換など
の編集のしなおしも可能に構成する。
【0111】手書きした情報を合わせてディスプレイユ
ニット4に表示し、良ければ転送する。
【0112】手書きで上書きした状態の画像データは必
要であれば上記と同様に記憶機構に記録し残しておくこ
とができる。必要であれば原稿画像と手書きして加えた
情報とを合わせてプリントアウトすることもできる。
【0113】
【発明の効果】本発明により、原稿の画像を転送する状
態でモニターすることができ、先方が受けとる状態が確
認できるファクシミリを構成可能になった。
【0114】本発明により、読取った情報を記憶機構に
記録することが可能になり、読取速度を転送速度とは無
関係に速めることが可能になった。
【0115】本発明により、記憶機構を設けたファクシ
ミリユニットとディスプレイユニットを組合わせること
が可能になり、原稿とは別に手書きの情報を入力し転送
することが可能になり、原稿としての紙の節約が可能に
なり、又情報の追加を簡単に行なうことが可能になっ
た。
【0116】本発明により、原稿の読取り洩れがあって
も確実に確認し情報を元の状態に挿入して転送できるフ
ァクシミリを構成することが可能になった。
【0117】本発明により、ファクシミリと複写装置、
プリンタ等を簡単に組替え構成することが可能になっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像記録装置の概略図である。
【図2】本発明に係る画像記録装置の全体構成を示す説
明図で、A〜Eは各構成ユニットの組合わせの変化を示
す図である。
【図3】基体ユニットの概略図である。
【図4】作像ユニットの一実施例の概略図である。
【図5】作像ユニットの別の実施例の概略図である。
【図6】別の作像ユニットの実施例の概略図である。
【図7】作像ユニットの作像本体と搬送部の分解を示す
斜視図である。
【図8】基体ユニット内の構成要素を示すブロック図で
ある。
【図9】ディスプレイユニットの断面図である。
【図10】ディスプレイユニットの変形例の断面図であ
る。
【図11】搬送ユニットの断面概略図である。
【図12】読取りユニットの断面概略図である。
【図13】読取りユニットを組み込んだ一例の全体概略
図である。
【図14】ファクシミリユニットの構成を示すブロック
図である。
【図15】モニター可能を示すフローチャートである。
【図16】手書き入力の場合を示すフローチャートであ
る。
【図17】原稿画像に手書き入力する場合を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
1 基体ユニット 2 作像ユニット 3 読取りユニット 4 ディスプレイユニット 5 ファクシミリユニット 6 給紙ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野口 浩一 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (56)参考文献 特開 昭61−269555(JP,A) 特開 昭60−237459(JP,A) 特開 昭54−102130(JP,A) 実開 昭62−77953(JP,U) 実開 昭63−158055(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/00 - 1/00 108

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像情報信号等を制御する電気的制御装
    置を1つのケースに格納した基体ユニットと、画像情報
    信号に基づいて画像を形成する各構成部材を1つのケー
    スに格納した作像ユニットと、該作像ユニットにより形
    成された画像を表示するディスプレイユニットと、原稿
    の画像を読取る読取ユニットと、画像信号を電送する装
    置を組込んだファクシミリユニットとを並べて配置し、 前記ディスプレイユニットが記録紙搬送手段を兼ねるこ
    とを特徴とする画像記録装置。
  2. 【請求項2】 前記ファクシミリユニットに読取ユニッ
    トによる読取情報を記憶する記憶装置が設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  3. 【請求項3】 前記ディスプレイユニットの表示面にタ
    ッチパネルセンサーを設け、該タッチパネルセンサーに
    より手書き入力した画像情報を前記ファクシミリユニッ
    トにより電送することを特徴とする請求項1又は2に記
    載の画像記録装置。
  4. 【請求項4】 前記ディスプレイユニットの表示面に表
    示される前記作像ユニットにより記録される画像と前記
    タッチパネルセンサーにより入力される画像とが合わせ
    て前記ファクシミリユニットによりデータ電送されるこ
    とを特徴とする請求項3に記載の画像記録装置。
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