JP2832030B2 - 複写装置 - Google Patents

複写装置

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JP2832030B2
JP2832030B2 JP1105454A JP10545489A JP2832030B2 JP 2832030 B2 JP2832030 B2 JP 2832030B2 JP 1105454 A JP1105454 A JP 1105454A JP 10545489 A JP10545489 A JP 10545489A JP 2832030 B2 JP2832030 B2 JP 2832030B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は原稿画像を読取り記録材に画像を記録する複
写装置に関する。
〔従来の技術〕
従来より一般的に用いられている複写装置は、電子写
真複写機に代表されるように、原稿を光学的に読み取っ
た光学像を直接感光体等に投影し、これを現像して画像
化する方式が殆どである。
最近に至り、原稿を画像読取装置によって読み取った
情報を電気信号に変換して画像出力装置に送り、画像出
力装置に於いて送られた画像情報に従って、記録媒体上
に画像を形成する方式の複写装置が提案されている。
上記方式の複写装置は、画像読取装置(以下「リー
ダ」という)と画像出力装置(以下「プリンタ」とい
う)との間を信号線によって接続すれば良く、このため
リーダ及びプリンタを異なった場所に配置しても複写装
置としての機能を発揮することが可能である。また原稿
の画像情報を電気信号に変換することから、トリミング
或いは画像の合成等、画像加工の自由度が通常の複写装
置に比較して飛躍的に大きいことが特徴である。
また、第1の方向に関して複数の画素を読み取る1次
元イメージセンサと、イメージセンサからの画像データ
に基づいて第1の方向に関して複数の画素を記録する記
録ヘツドを備え、イメージセンサの読み取り位置及び記
録ヘツドの記録位置を第1の方向に対して垂直な主走査
方向に移動し、且つ、イメージセンサの読み取り位置及
び記録ヘツドの記録位置を第1の方向に沿った副走査方
向へ移動することにより原稿画像を複写する複写装置が
知られている。
この様な構成の複写装置において、原稿画像を所望の
倍率で変倍処理して複写する場合には、第7図に示すよ
うに1回の主走査において記録ヘツドにより用紙へプリ
ントできる範囲を基準に倍率を考慮して原稿の読み取る
範囲を決定するように構成されていた。即ち、第11図の
如く、記録ヘツドが副走査方向に関して記録可能な最大
画素数を100とすると、1次元イメージセンサで原稿を
読み取る範囲は等倍時(100%)は100画素、200%拡大
時は50画素、50%縮小時は200画素、75%縮小時は150画
素となる。
従って、たとえば、50%コピーを可能にしようとした
場合、1回の主走査で記録ヘツドがプリントできる範囲
の2倍の長さ分の原稿を読み取れる長さの画像読み取り
イメージセンサが必要となる。また、50%縮小を考慮し
てイメージセンサを用意した場合、100%コピー時は画
像読み取りセンサの半分、200%コピー時は画像読み取
りセンサの1/4しか用いる必要が無いため、画像読み取
りセンサが有効に用いられていない。
また、数多くの縮小率に対応するために読み取り用イ
メージセンサを長くした場合、センサの「歩留まり」が
悪くなったり、画像読み取りセンサの駆動回路メモリ等
が多く必要になりコストUPや装置の大型化となる欠点が
あった。
そこで、本出願人は特願平1−67367号によって、第1
2図に示すように、1回の主走査において、記録ヘツド
により用紙ヘプリントできる範囲を基準に、倍率を考慮
してイメージセンサにより原稿を読みとる範囲を決定
し、読み取り位置及び記録位置の1回の主走査毎に読み
取り位置の副走査方向への移動と、記録位置の副走査方
向への移動を行う構成を提案した。
〔発明が解決しようとしている課題〕
この特願平1−67367号にて提案した構成によると、
画像読み取り用のイメージセンサを今までのものに比べ
て、少ない画素数で構成できるようになり、センサのコ
ストダウン、センサの故障率の低下、機械の小型化、セ
ンサ取付け位置の調整時間の短縮、画像メモリ量を少な
くできる等の効果が得られ、従って、イメージセンサと
画像記録ヘツドを有効に(無駄無く)使用することによ
り、それぞれの倍率でもっとも早いコピースピードを得
ることができる。
しかしながら、たとえば、50%の縮小コピーを行った
場合、プリンタの主走査毎に、プリンタの記録ヘツドの
使用される所は片側半分に限定されてしまう。従って、
記録ヘツドの使用状態にアンバランスが発生し、温度傾
斜ができ色あいのバランスがくずれたり、また、常に使
用されるヘツドの位置が決まってしまいヘツドの寿命に
片寄りが生じる。
また、プリンタの主走査毎に副走査の紙送りを行った
場合と、紙送りが絶対必要なときだけ送った場合では、
例えば1枚のコピーを行うための副走査方向への紙送り
回数が異なり、紙の送り精度を考えた場合、必要最小限
の回数にした方が良いことは明白である。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は以上の点に鑑みてなされたもので、ライン上
に配列された複数の受光素子により複数の画素を読み取
るラインセンサを用いて原稿画像を所定幅ずつ読み取
り、ライン上に配列された複数の印字素子により複数の
画素を記録する印字ヘッドを用いて記録紙に所定幅ずつ
原稿画像を記録する複写装置において、前記ラインセン
サの読み取り位置を複数の受光素子の配列方向に対して
垂直な主走査方向及び複数の受光素子の配列方向に沿っ
た副走査方向に移動する第1移動手段と、前記印字ヘッ
ドの記録位置を複数の印字素子の配列方向に対して垂直
な主走査方向及び複数の印字素子の配列方向に沿った副
走査方向に移動する第2移動手段と、設定倍率に応じて
前記第1及び第2移動手段による前記ラインセンサの読
み取り位置及び前記印字ヘッドの記録位置の移動を制御
する制御手段とを有し、前記制御手段は、前記印字ヘッ
ドの複数の印字素子の全てを用いて画像記録するときは
前記第2移動手段により前記印字ヘッドの記録位置を主
走査方向へ移動せしめる毎に、前記印字ヘッドの記録位
置を副走査方向へ移動せしめ、一方、前記印字ヘッドの
複数の印字素子の一部を用いて画像記録するときは前記
第2移動手段により前記印字ヘッドの記録位置を主走査
方向へ複数回移動せしめる毎に、前記印字ヘッドの記録
位置を副走査方向へ移動せしめる複写装置を提供するも
のであり、また、前記制御手段は、前記ラインセンサの
最大読取画素数Rと前記印字ヘッドの最大記録画素数P
と設定倍率Mとに基づいて、次式により値Sを求め、 値Sが1又は1以上のときは前記第2移動手段により
前記印字ヘッドの記録位置を主走査方向へ移動せしめる
毎に、前記印字ヘッドの記録位置を副走査方向へ移動せ
しめ、一方、値Sが1未満のときは前記第2移動手段に
より前記印字ヘッドの記録位置を主走査方向へ値Sの逆
数の小数点以下を切り上げた値に相当する回数移動せし
める毎に、前記印字ヘッドの記録位置を副走査方向へ移
動せしめる複写装置を提供するものであり、また、前記
印字ヘツドの複数の印字素子の一部を用いて画像記録す
るときは前記第2移動手段により前記印字ヘツドの記録
位置を主走査方向へ複数回移動せしめる毎に、前記印字
ヘッドの記録位置を副走査方向へ移動せしめ、且つ、主
走査方向への移動毎に異なる印字素子を用いて画像記録
する複写装置を提供するものである。
〔実施例〕
以下、本発明を好ましい実施例構成を用いて説明す
る。
第1図はリーダとプリンタを組み合わせた複写装置の
断面説明図である。
第1図に於いて左側が複写装置としての前面を形成し
ている。また、本実施例では液体噴射による印字ヘツド
226を使用する場合について説明する。
前記印字ヘツド226は、例えば63.5μmピツチで配列
した100個のノズルが一列に並んだインクジエツトアレ
イをC,M,Y,Kの4個有し、一度に6.35mm幅の単色又はフ
ルカラー画像の印字が出来る構成になっている。
従って、記録媒体(普通紙或いはプラスチツクシート
等、以下「記録紙」という)に印字する場合には、搬送
系によって記録紙を搬送し、所定位置に於いて停止させ
て6.35mm幅の印字を実施した後、該記録紙を6.35mm搬送
して停止させ、再度6.35mm幅の印字を実施する。そして
前記動作を繰り返すことによって記録紙に画像を形成す
るものである。
プリンタ202に於いて、印字ヘツド226の移動方向を主
走査方向とし、また記録紙の搬送方向(インクジエツト
ノズルの配列方向でもある)を副走査方向として定義す
る。従って、第1図に於いて主走査方向は図に対し手前
側−奥側方向であり、且つ副走査方向は左右方向とな
る。
リーダ201に於ける原稿の読み取りは、プリンタ202の
印字幅と対応してラインセンサにより6.35mm幅での読み
取りを繰り返すものである。そしてこの読取方向を主走
査方向とし、次の読み取りのための移動方向を副走査方
向として定義する。従って、第1図に於いて主走査方向
は図に対し左右方向であり、且つ副走査方向は手前側−
奥側方向となる。
前記リーダ201は、図示しない原稿を原稿台ガラス203
上に載置し、主走査キヤリッジ204に設けたランプ205に
よって照射して原稿からの反射光をレンズアレイ206を
介して複数の受光素子からなるCCDセンサ207に導き、電
気信号に変換する。そしてこの電気信号を信号ケーブル
215を介して信号プロセツサ216に送り、該プロセツサ21
6によって外部に出力するように構成されている。
このため主走査キヤリツジ204には、ランプ205,レン
ズアレイ206,CCDセンサ207が夫々所定位置に設けられて
いる。
前記主走査キヤリツジ204は主走査レール208に摺動可
能に嵌合され、且つ主走査モータ209の回転を伝達する
主走査ベルト210と図示しない係合部材によって連結さ
れている。従って、前記主走査キヤリツジ204は、主走
査モータ209の回転に伴い主走査レール208に沿って、主
走査方向に往復移動し得るように構成されている。
前記主走査レール208,主走査モータ209等は副走査台2
11に固着されている。
副走査台211は、副走査レール212に摺動可能に嵌合さ
れ、且つ副走査モータ213の回転を伝達する副走査ベル
ト214と図示しない係合部材によって連結されている。
従って、副走査台211は、副走査モータ213の回転に伴い
副走査レール212に沿って、副走査方向に往復移動し得
るように構成されている。そして副走査台211が副走査
方向に移動することで、該副走査台211に設けた主走査
キヤリツジ204を副走査方向に移動させ、原稿に対する
副走査方向の読み取りを行うものである。
前記信号ケーブル215の一端は副走査台211と接続さ
れ、他端は信号プロセツサ216と接続されている。そし
て前記副走査台211の移動に追従して主走査モータ209に
対する駆動信号、或いはCCDセンサ207からの画信号等を
信号プロセツサ216に伝達している。
プリンタ202の下方には複数の記録紙を収納したカセ
ツト219が着脱可能に装着されている。そして図示しな
いモータ等の動力源により駆動される給紙ローラ220に
よってカセツト219から記録紙がプリンタ202に供給され
る。この記録紙は図示しない駆動源によって駆動される
搬送ローラ対221,222によって副走査方向に搬送され、
該ローラ対221,222の間に設けた印字ヘツド226によって
印字される。
印字ヘツド226はインクタンク229と一体的に構成さ
れ、主走査キヤリツジ223に着脱可能に装着されてい
る。前記主走査キヤリツジ223は主走査レール227に摺動
可能に嵌合している。また前記主走査キヤリツジ223
は、主走査モータ224の回転を伝達するベルト225と図示
しない係合部材によって連結されている。従って、主走
査キヤリツジ223は、主走査モータ224の回転に伴い主走
査方向に往復移動し得るように構成されている。
プリンタ202に於ける副走査は、記録紙を搬送ローラ
対221,222によって6.35mm(等倍時)ごとに搬送するこ
とで行うものである。
尚、図に於いて228はプリンタ202にピン230を中心と
して回動可能に設けた前ドアであり、231は電源であ
る。
前記リーダ201とプリンタ202とは図示しない信号線に
よって電気的に接続されており、この信号線を介してリ
ーダ201で読み取った画像データをプリンタ202に送り、
プリンタ202に於いて前記画像データに従って印字ヘツ
ド226を駆動して記録紙に画像を形成することで、複写
装置としての機能を発揮している。
上記の如く構成した複写装置に於いて、リーダ201は
後側下方に張出部Aを有する鉤型形状に構成されてい
る。また張出部Aの下側には記録紙を収納したカセツト
219をプリンタ202に装着するための切欠部232が形成さ
れている。そして前記張出部Aの底面233には、移動部
材となる複数のコロ218が回転可能に取り付けられてい
る。このコロ218は複写装置を載置するための例えばテ
ーブルBと当接している。
前記張出部Aには、信号プロセツサ216,副走査モータ
213及び図示しない電源等の電装部材が収納されてい
る。従ってリーダ201の上部は、ランプ205,レンズアレ
イ206,受光素子207等の光学系を取り付けた主走査キヤ
リツジ204を主走査及び副走査するための副走査台211が
収納された読取部Cとして形成されている。
前記読取部Cの下面所定位置には摺動部材となるシユ
ー217が固着されている。このシユー217はプリンタ202
の上面と接触し、リーダ201とプリンタ202とが相対的に
移動する際にベアリングとして機能するものである。
リーダ201を鉤型形状に構成することによって、該リ
ーダ201の下部に直方体状の凹部Dを形成することが可
能となる。
プリンタ220は、リーダ201の下部に形成した凹部Dの
形状と略等しい直方体形状に構成されている。そして前
記プリンタ202をリーダ201に形成した凹部Dに収容する
と共に、両者を電気的に接続して組み合わせることによ
って複写装置として構成している。このため、組み合わ
された複写装置は全体的に直方体形状となり、無駄空間
のない且つコンパクトな形状を呈することが可能とな
る。
上記組み合わせに於いて、リーダ201はシユー217によ
ってプリンタ202の上面と接触すると共に、コロ218によ
ってテーブルBと接触している。このためプリンタ202
の印字ヘツド226を交換する際、或いは紙詰まりが発生
しこの処置を行う際には、リーダ201を移動させてプリ
ンタ202を凹部Dから露出させ、前ドア228を開放するこ
とで作業を実施することが出来る。
このとき、リーダ201はシユー217及びコロ218の作用
により円滑に移動することが出来る。
第2図(A)はリーダ部を上方から見た図であり、1
はリーダ部の基板であって、22は原稿、207は原稿22を
読みとり、原稿の情報を100画素分のR,G,Bの画像信号に
変換するCCDセンサ、2はリーダの主走査の基準位置を
検出するフオトインタラプター、3はリーダの副走査の
基準位置を検出するフオトインタラプター、209はCCDセ
ンサ207を主走査方向に動かすステツピングモータ、210
はCCDセンサ207とモータ209を結ぶためのベルト、6は
ベルト210に張力を加えるとプーリーとプーリー軸、211
はリーダの主走査部分を実装した副走査台、214は副走
査台211とモータ213を結ぶためのベルト、213は副走査
台211を副走査方向に動かすステツピングモータであ
る。
第2図(B)はプリンタ部を上方から見た図であり、
4はプリンタ部の基板であって、10はプリンタの主走査
の基準位置を検出するフオトインタラプター、11は用紙
の有/無および用紙の基準位置を検出するフオトインタ
ラプター、226はC,M,Y,Kの各々100ノズルを有する印字
ヘツド、13はベルト225に張力を加えるプーリーとプー
リー軸、225はプリント用の印字ヘツド226とモータ224
を結ぶベルト、224は印字ヘツド226をプリンタの主走査
方向に動かすステツピングモータ、222は記録紙23の先
端をおさえ、かつ搬送するためのローラ、221は記録紙2
3の後端をおさえ、かつ搬送するためのローラ、18はロ
ーラ222とモータ20を結ぶベルト、19はローラ221とモー
タ20を結ぶベルト、20は記録紙23をプリンタの副走査方
向に動かすステツピングモータである。
第3図はリーダ,プリンタの主及び副走査の動作制御
を行なうための回路構成を示すブロツク図であり、9は
リーダ部上面に設けられた操作部で、操作者がコピース
タート指令や複写倍率,複写枚数の設定を行なう。
24は、リーダ,プリンタの主,副モータ209,213,224
及び20の駆動位置を、位置検出センサ2,3,10及び11の出
力に従って制御するCPU、25〜28はCPU24の指示に従って
リーダ,プリンタの主,副モータに電力を供給するモー
タドライバーである。
また、第4図(A)はリーダで読取られた画像データ
を副走査方向に関して拡大/縮小処理するための回路ブ
ロツクであり、29は画像データを画像メモリ32にストア
ーするときのライトアドレスを発生するブロツク、30は
画像データを画像メモリ32よりリードするときのリード
アドレスを発生するブロツク、31は33のリード/ライン
の選択状態により、RAM32のアドレスをブロツク29かブ
ロツク30のいずれか一方を選択するためのセレクター、
32は画像データを記憶しておくメモリ、33は画像データ
を画像メモリ32にリード/ライトするための信号を制御
するブロツク、34は画像データをブロツク33のリード/
ライトの選択状態により選択しプリンタに供給するため
のセレクターである。
第4図を用いて、リーダで読んだ画像(画素単位)を
副走査方向に、縮小,拡大する方法を示す。例えば、50
%縮小時には、第4図(B)に示す入力画像データを画
像メモリ32にライトする時にたとえば、画素中のR0を画
像メモリ32の0番地へライト、G0を1番地、B0を2番地
へライトし、画素1のR1,G1,B1はライトしない。そし
て、画像2のR2を3番地へライト、G2を4番地にライ
ト、B2を5番地にライトする。この様に入力画像データ
を画像メモリ32に書き込んで行く。そして、出力画像を
得るときに画像メモリ32の0番地から順に読み出してい
くことにより、第4図(C)に示す縮小(50%)に対応
する画像データを得る。
一方、拡大時には、第4図(B)に示す入力画像デー
タを画像メモリ32の0番地から順に書き込んで行く。そ
して出力画像を得るときに、画像メモリ32の0番地から
R0をリード、1番地からG0をリード、2番地からB0をリ
ード、次に0番地から2番地をリードしてR0,G0,B0の画
像データを得る。次に画像メモリ32のアドレスを3番地
に移動し、R1をリードし、以下同じ処理を繰り返すこと
により、第4図(C)に示す拡大(200%)に対応する
画像データを得る。
以上の如くして、副走査方向に関して、原稿画像を所
望の倍率に拡大/縮小して複写可能となる。尚、主走査
方向に関してはCCDセンサ207の主走査方向への移動速度
を変倍率に応じて変えることにより達成される。
つぎに、前記構成において、画像読みとり範囲とプリ
ント範囲が1回の主走査で最大100画素の例をとり、第
5図のフローチヤートをもとに動作の説明を以下に述べ
る。
まず、F−1において操作部9のコピーボタンが押さ
れコピー開始されると、まず、リーダーの読み取り用CC
Dセンサ207を主走査,副走査の基準位置(主走査位置セ
ンサ2,副走査位置センサ3)まで移動する。即ち、リー
ダーの主走査モータ209と副操作モータ213を回転するよ
うにCPU24からモータドライバ25,26に信号を加え、基準
位置に移動させ、F−2に進む。
F−2において、プリンタの印字ヘツド226をプリン
タの副走査基準位置(副走査位置センサ10をプリンタの
印字ヘツド226が横切った点)まで移動する。即ち、CPU
24からモータドライバ27に信号を加え、プリンタの主走
査モータ224を回転せしめ、基準位置に移動させる。次
に、記録紙23を給紙すべくモータ20を駆動し、用紙検知
センサ11を記録紙が横切るまで用紙送りローラ221を回
転させる。そして、用紙検知センサ11で用紙を検知後、
さらに用紙23を一定量送り、第2図(B)の点線に示す
位置に記録を紙セツトし、F−3へ進む。尚、用紙送り
ローラ222,221はベルト18,19を介してプリンタの用紙送
り(副走査)モータ20が回転することにより、前述の如
く記録紙23を搬送する。また、副走査モータ20はCPU24
からモータドライバ28に信号を加えることにより回転す
る。
F−3において、コピー開始前に操作部9により予め
設定されていたコピー倍率に応じた値M(例えば、100
%等倍は1、200%拡大は2、50%縮小は0.5)と画像読
み取り用CCDセンサ207の読みとり有効長R(読み取り画
素数)の乗算を実施し、この乗算結果を印字ヘツド226
の出力有効範囲P(出力のノズルの数)で除算し、その
除算結果SをCPU24の内蔵メモリに記憶してF−4へ進
む。
F−4においては、F−3で得られた除算結果Sが1
かまたは1以上のときは、印字ヘツド226の出力全ノズ
ルを使用するプリント動作と判断し、F−6へ進む。一
方、1未満のときは印字ヘツド226のノズルの一部を用
いてプリントする動作と判断し、F−5へ進む。
F−5では、F−3で得られた除算結果Sをもとにそ
の逆数1/Sをとり、その逆数の小数点以下を切り上げた
データを求め、そのデータをCPU24内の主走査カウンタ
にセツトしてF−7へ進む。次表に値Sが1未満のとき
に主走査カウンタにセツトされる値の例を示す。
一方、F−6では、CPU24内の主走査カウンタに1を
セツト(プリンタの主走査1回に付き、副走査を1回ス
キヤンする意味)して、F−7へ進む。
F−7においては、リーダー,プリンタを主走査モー
タ209,224を駆動して、各それぞれ主走査方向に1スキ
ヤンさせ、原稿22の情報をリーダーで読み、記録紙23に
読み込んだ情報を印字し、F−12へ進む。第10図に各倍
率における原稿の読み取り範囲と記録紙へのプリント範
囲を示す。
F−12ではリーダーの読み取り位置を副走査方向へ倍
率に応じた画素数分移動して、F−8に進む。
F−8では、F−7で実施された主走査方向のスキヤ
ンが、コピーの最終主走査かを判断し、最終主走査スキ
ヤンの時はF−12へ進みコピー動作を終了する。一方、
最終主走査スキヤンでない時はF−9へ進む。
F−9では、CPU24の内にある主走査カウンタ値を1
減算してF−10へ進み、F−10において、F−9で−1
された主走査カウンタの値が0か否かを判断する。そし
て、0で無いときは印字ヘツド226を全範囲使用してい
ないと判断しF−7へ進み、さらに主走査カウンタが0
となる迄、印字ヘツド226の副走査方向への移動は行わ
ずに前記処理を実施する。一方、主走査カウンタが0と
なったときは、印字ヘツド226を全範囲使用したと判断
し、F−11へ進む。
F−11では、プリンタの記録紙の位置を100画素分副
走査方向に移動させ、次のプリンタの主走査で画像を書
き込む位置に印字ヘツド226を移動させるため、CPU24か
らモータドライバー28に信号を加え、プリンタの副走査
駆動モータ20を回転させる。そして、F−3にもどり前
記処理を必要なだけ繰り返す。
以上の如く、リーダ及びプリンタにおける読取り位置
及び印字位置の副走査方向への移動を変倍率に応じて制
御する。
第6図に、リーダの主走査方向1スキヤンで画像が読
み込める原稿の最大画素数の範囲WRを示す。また、第7
図にはプリンタの主走査方向1スキヤンで画像を印字で
きる最大画素数の範囲WPを示す。
また、第8図,第9図に50%縮小時(プリンタは50画
素単位で印字)におけるプリンタの用紙送りを示す。即
ち、50%時において、プリンタの出力範囲は50画素であ
り、第1回目のプリンタの主走査においてはプリンタ印
字ヘツド226の1番目から50番目のノズルを用いて、第
8図のの範囲を印字する。そして、第2回目のプリン
タの主走査においてはプリンタ印字ヘツド226の51番目
から100番目のノズルを用いて印字する。第2回目のプ
リンタの主走査が終了したとき、記録紙23を100画素分
副走査方向へ移動させ、次の第3回目のプリンタの主走
査に備える。第3回目のプリンタの主走査においては、
第1回目のプリント時と同様にプリンタの印字ヘツド22
6の1番目から50番目のノズルを用いて第9図のの範
囲を印字する。
以上の如く、本実施例構成によれば、プリンタの1回
の主走査でプリンタの全ヘツドを使用する必要が無い場
合は、プリンタの主走査を複数回行い、プリンタの全ヘ
ツドを使用してからプリンタの副走査方向への移動を行
うことにより、ヘツドの使用状態を均一にたもち、温度
傾斜を無くなるようにして、温度による色バランスのく
ずれやヘツドの使用を均一にし、ヘツド寿命に片寄りが
生じないようにできる。
尚、本実施例では、複写装置について述べたが、この
ほかにも画像を読みとり出力する装置(たとえばフアク
シミリ装置)においても、同様な効果を得ることができ
る。
また、本実施例では、カラー読取りを行いカラー記録
を行う例を説明したが、例えば白黒の如くカラー以外の
画像複写装置にも通用可能なことは言う迄もない。
また、本実施例ではCCDセンサ207を主,副両走査方向
に移動する構成としたが、主又は副走査方向に原稿を移
動する構成でもよく、印字ヘツド226についても、記録
紙を移動する代わりに、印字ヘツド226を主,副両走査
方向に移動する構成でもよい。
〔発明の効果〕
以上説明した様に、本発明によると、ライン上に配列
された複数の受光素子により複数の画素を読み取るライ
ンセンサを用いて原稿画像を所定幅ずつ読み取り、ライ
ン上に配列された複数の印字素子により複数の画素を記
録する印字ヘッドを用いて記録紙に所定幅ずつ原稿画像
を記録する複写装置において、前記印字ヘッドの複数の
印字素子の全てを用いて画像記録するときは前記第2移
動手段により前記印字ヘッドの記録位置を主走査方向へ
移動せしめる毎に、前記印字ヘッドの記録位置を副走査
方向へ移動せしめ、一方、前記印字ヘッドの複数の印字
素子の一部を用いて画像記録するときは前記第2移動手
段により前記印字ヘッドの記録位置を主走査方向へ複数
回移動せしめる毎に、前記印字ヘッドの記録位置を副走
査方向へ移動せしめるので、画像複写の設定倍率に拘ら
ず、1枚の複写のための印字ヘッドの記録位置の副走査
方向へ移動回数をほぼ等しくすることができ、また、印
字ヘッドの複数の印字素子の一部を用いて画像記録する
ときに、印字ヘッドの記録位置の副走査方向への短い距
離の移動を繰り返し実行する必要をなくすことができ
る。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明を適用した複写装置の構成図、第2図
(A),(B)はリーダ部及びプリンタ部の構成図、第
3図はリーダ,プリンタの動作制御を行うための回路ブ
ロツク図、第4図(A)〜(C)は画像データの変倍動
作のための構成を示す図、第5図はCPUの動作手順を示
すフローチヤート図、第6図及び第7図はリーダ,プリ
ンタの読み取り又は記録の最大画素数を示す図、第8図
及び第9図は記録紙の搬送状態を示す図、第10図,第11
図及び第12図は読み取り範囲とプリント範囲の関係を示
す図であり、201はリーダ、202はプリンタ、207はCCDセ
ンサ、226は印字ヘツド、24はCPU、209,213,224及び20
はモータである。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ライン上に配列された複数の受光素子によ
    り複数の画素を読み取るラインセンサを用いて原稿画像
    を所定幅ずつ読み取り、ライン上に配列された複数の印
    字素子により複数の画素を記録する印字ヘッドを用いて
    記録紙に所定幅ずつ原稿画像を記録する複写装置におい
    て、 前記ラインセンサの読み取り位置を複数の受光素子の配
    列方向に対して垂直な主走査方向及び複数の受光素子の
    配列方向に沿った副走査方向に移動する第1移動手段
    と、 前記印字ヘッドの記録位置を複数の印字素子の配列方向
    に対して垂直な主走査方向及び複数の印字素子の配列方
    向に沿った副走査方向に移動する第2移動手段と、 設定倍率に応じて前記第1及び第2移動手段による前記
    ラインセンサの読み取り位置及び前記印字ヘッドの記録
    位置の移動を制御する制御手段とを有し、 前記制御手段は、前記印字ヘッドの複数の印字素子の全
    てを用いて画像記録するときは前記第2移動手段により
    前記印字ヘッドの記録位置を主走査方向へ移動せしめる
    毎に、前記印字ヘッドの記録位置を副走査方向へ移動せ
    しめ、一方、前記印字ヘッドの複数の印字素子の一部を
    用いて画像記録するときは前記第2移動手段により前記
    印字ヘッドの記録位置を主走査方向へ複数回移動せしめ
    る毎に、前記印字ヘッドの記録位置を副走査方向へ移動
    せしめることを特徴とする複写装置。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項に記載の複写装置に
    おいて、前記制御手段は、前記ラインセンサの最大読取
    画素数Rと前記印字ヘッドの最大記録画素数Pと設定倍
    率Mとに基づいて、次式により値Sを求め、 値Sが1又は1以上のときは前記第2移動手段により前
    記印字ヘッドの記録位置を主走査方向へ移動せしめる毎
    に、前記印字ヘッドの記録位置を副走査方向へ移動せし
    め、一方、値Sが1未満のときは前記第2移動手段によ
    り前記印字ヘッドの記録位置を主走査方向へ値Sの逆数
    の小数点以下を切り上げた値に相当する回数移動せしめ
    る毎に、前記印字ヘッドの記録位置を副走査方向へ移動
    せしめることを特徴とする複写装置。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第1項に記載の複写装置に
    おいて、前記印字ヘッドの複数の印字素子の一部を用い
    て画像記録するときは前記第2移動手段により前記印字
    ヘッドの記録位置を主走査方向へ複数回移動せしめる毎
    に、前記印字ヘッドの記録位置を副走査方向へ移動せし
    め、且つ、主走査方向への移動毎に異なる印字素子を用
    いて画像記録することを特徴とする複写装置。
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