JP2547397B2 - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JP2547397B2
JP2547397B2 JP60292975A JP29297585A JP2547397B2 JP 2547397 B2 JP2547397 B2 JP 2547397B2 JP 60292975 A JP60292975 A JP 60292975A JP 29297585 A JP29297585 A JP 29297585A JP 2547397 B2 JP2547397 B2 JP 2547397B2
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は情報処理装置、特にシート媒体に対して所定
の情報処理を行う情報処理装置に関するものである。
[従来の技術] 通常の複写機等の記録装置は電子写真法による一連の
プロセスを内蔵し強力なモータにて作動させるものが多
く、所定の場所に設置し、電源に接続して使用している
が、近年電子タイプライタ,ワードプロセッサ等は急速
なる技術革新により利用価値を高め、且つ小型化,低価
格化がはかられ、電池内蔵式の出現による容易に持ち運
び出来る形態型の記録装置が出現している。このような
記録装置の記録ヘッドと周辺カセット領域に光学読み取
り系をカセット内蔵型として両者の交換をおこなわせ、
記録装置部の主走査,副走査駆動系をそのまま兼用し
て、原稿の情報を読み取る装置が実用化されている。
一方、上述した主走査駆動系に記録ヘッドと読み取り
光学系を併設させ、記録用紙の搬送部位に原稿紙を挿入
搬送させて情報の部分領域を読み取り、RAMに蓄積し、C
RT上にて、文字,図形の合成編集を行なった後、再び記
録用紙を挿入換えして用紙上にプリント出力する記録装
置が実用化されている。
[発明が解決しようとする問題点] このような読み取り機能と記録機能を一体にし、走査
系に記録ヘッドと読み取り光学系を併設し、共通の主走
査駆動系を用いて記録の原稿の読み取りを行うようにし
た場合の構造では、シート状の原稿および記録紙(シー
ト媒体)がともに装置背面方向から挿入され、屈曲した
搬送路を介して記録ヘッドと読み取り光学系が併設され
た位置に搬送されるために、原稿あるいは記録紙を損傷
しやすく、また、装置背面方向から挿入を行なわなけれ
ばならないので、操作性が良くないという問題があっ
た。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたもの
で、シート媒体を用いて所定の情報処理を行う情報処理
装置において、シート媒体の搬送距離を短くできるとと
もに、シート媒体の挿入を簡単に行なえ、操作性を向上
できる構成を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 上記問題点を解決するために、本発明によれば、情報
処理装置において、 情報を入力するためのキー入力手段と、 前記キー入力手段の後方に設けられた支持部に支持さ
れ、該支持部を回動中心として前記キー入力手段を覆う
第1位置と前記キー入力手段を開放する第2位置とに回
動可能である情報表示手段と、 前記キー入力手段の後方であって前記支持部の近傍に
設けられ、シート媒体を装置内部へ挿入するために、前
記情報表示手段の前記第1位置から前記第2位置への回
動に応じて露出されるシート媒体挿入部と、 前記シート媒体挿入部の後方の装置内部に位置して、
所定の情報処理を行うヘッド部材の前記シート媒体と対
向し得る位置に保持するためのヘッド部材保持部と、 前記シート媒体挿入部に挿入された前記シート媒体を
前記ヘッド部材対向位置を経て搬送するためのシート媒
体搬送手段と、 を有する構成を採用した。
[作用] このような構成によれば、シート媒体挿入部は、キー
入力手段の後方であって情報表示手段を支持する支持部
の近傍に設けられ、ヘッド部材保持部はシート媒体挿入
部の後方の装置内部に位置しているので、シート媒体の
搬送距離を短くすることができる。また、シート媒体の
挿入を操作性の良いキー入力手段側から行うことができ
る。
また、操作者が情報表示手段を見ながらキー入力手段
から所定の入力操作を行なった後にシート媒体を挿入す
るに際して、その都度、情報表示手段を回動させる必要
がない。
また、情報表示手段の第1位置から第2位置への回動
に応じてシート媒体挿入部が露出するので、情報表示手
段を第1位置へ回動させることにより、シート媒体挿入
部からヘッド部材保持部への塵埃の侵入を未然に防止す
ることができる。
[実施例] 以下、図面に示す実施例に基づき本発明の詳細を説明
する。
本発明実施例に係る記録装置は、後述するようにキー
入力手段による入力操作に応じて記録紙等の記録媒体に
記録を行なう機能(以下タイプライタ機能という)と、
原稿を走査して読み取り、読み取られた原稿をそれと同
期して搬送される記録紙に記録する機能(以下複写機能
と言う)を有するものであるが、タイプライタ機能は、
例えば電子タイプライタやワードプロセッサ,電卓等キ
ーボード等の入力手段を介してその入力走査に応じて記
録を行なう機能であり、また複写機能は、ファクシミリ
やデジタル複写機等原稿を主,副走査して得られた情報
に従い記録を行なう機能である。
第1図には本発明実施例の記録装置の外観が図示され
ている。記録装置の筐体10の前面部には文字キーや機能
キー群11a,複写キー11b,電源スイッチ11c等を配列した
キーボード11が配置されている。このキー入力手段とし
てのキーボード11は後述するように液晶等で構成される
表示部16をキーボード側に向けて配置した情報表示手段
としてのカバー98によってカバーされる。カバー98はマ
グネット等で構成されるロック手段96を解除して支持部
としての軸96′を中心に上方に回動して開放できるよう
に構成されており、シート媒体としての原稿13を読み取
りに際し挿入する場合は、このカバー98が上方に開放さ
れ、原稿13はカバー98開放時キーボード11の後方に露出
するシート媒体挿入部としての原稿挿入口12に挿入され
る。また後端部には記録紙14を挿入する記録紙挿入口15
が設けられている。
第2図〜第4図に詳細に図示したように基台20と外装
21によって構成される記録装置の筐体10内には側板22,2
3が設けられており、その側板22,23には回転可能にメイ
ンローラ24,25がほぼ水平状態で、かつ若干離れた位置
に配置されている。本実施例においては、このメインロ
ーラ24,25と後述の従動ローラ27,28、案内部材35、下案
内板36、上案内板37及びばね部材37aから原稿13を搬送
するシート媒体搬送手段が構成される。
メインローラ24,25にプラテンローラ26が上方から圧
接された状態に配置されている。各ローラ24〜26の中心
点を結ぶ形は三角形の状態となり、プラテンローラ26と
下方のメインローラ24,25との接点を通る三角形の2辺
は夫々傾斜面となっている。この接点に於ける法線は夫
々のローラを回転させた時の記録紙14の搬送方向とな
る。3つのローラ24,26,27は第5図(A),(B)から
明らかなように副走査用モータ(パルスモータ)30によ
りギヤ24a,26a,27aを介して駆動的に連結され周速が一
致した同期駆動が可能となっている。又、プラテンロー
ラ26の下方のローラ外周面は、他の2つのメインローラ
24,25の下方外周より若干上に位置させて配置されてい
る。
プラテンローラ26の後方部には、記録紙14の案内部材
35が傾斜面に沿って第2図(A),(B)に図示された
如く配置され、両側板22,23に固定されている。記録紙1
4は矢印方向の上方から挿入されプラテンローラ26とメ
インローラ25の接線方向にスムーズな搬入が行なわれ、
プラテンローラ26に沿ってU字型に湾曲してローラ24,2
6にて上方に向けて搬出される。このとき記録紙はフラ
ットプラテン29上の弾性部材29aの表面に沿って、記録
ヘッド52との間隙を通過し、図の如き位置で停止され、
後述するように記録が行なわれる。このように記録紙
は、まず挿入しやすい傾斜で下方に進み、続いてプラテ
ンの曲率に沿ってUターンし、再び上方に傾斜して搬送
されるので、葉書き等厚手の記録媒体をスムーズに案内
搬送できる。
カバー98は第2図(A)から第2図(B)に図示した
ように軸96′を中心として上方に開放可能になってお
り、開放時には12インチの大きさの液晶表示板であって
640×400ドットの大型液晶表示部16が操作者の前面に現
われるとともに、キーボード11の後方部に原稿挿入口12
が露出する。この原稿挿入口12から下案内板36と上案内
板37が下方に傾斜して延び、下案内板36はメインローラ
24の近傍まで達している。
また、メインローラ24,25には従動ローラ27,28が平行
な関係を維持した状態で紙の搬送に必要な圧接状態を保
ちながら下方に配置されている。原稿13は第2図(B)
に示したように原稿挿入口12から挿入され、案内板36,3
7により、後述の読み取りユニットに向ってほぼ直線的
に案内された後、メインローラ24,25と従動ローラ27,28
に挾持されてほぼ水平に搬送される。メインローラ24の
ギヤ24aと従動ローラ27のギヤ27aは第5図(B)に詳細
に図示したように原稿13を両ローラ24,27間でスリップ
なく搬送させるためにかみ合っており、原稿13はギヤ27
aを介して背面からも搬送力が与えられており、確実な
搬送が保証されている。
今迄に述べたすべてのローラ軸は平行なる関連をも
ち、副操作モータ30によって回転される。又、プラテン
ローラ26の上方近傍にはプラテンローラに平行なフラッ
トプラテン29,並びに記録ヘッドに対して平面をもつ弾
性ゴム部材29aが一体的に両側板22,23に支持されてい
る。
原稿13は記録紙14と逆方向に搬送され記録紙案内部材
35の下方に達する。記録紙案内部材35はその下方部が部
分的に切り欠き部26aとなっており、この切り欠き部を
介してローラ24,26が接触できるようになっている。こ
の切り欠き部は下方に屈曲して屈曲部26bとなってお
り、原稿を次のローラ25,28間に導く案内部ともなって
いる。上下案内板36,37で案内された原稿13は、ローラ2
4,27及びローラ25,28で挾持されて案内部材35の屈曲部3
5aに沿って案内されて、第2図に点線で図示されたよう
にトレー38上にストックされる。
なお、この場合原稿13は上方部に排出させるのではな
く、後方側部にも導くことができ、また上案内板37には
更に原稿を浮上りのない状態で読み取り部及びローラ2
4,27の接線部に導くため、原稿の進入を妨害しない弱い
ばね材37aが取り付けられている。
また原稿挿入口12の近傍外光部には磁性材シート,磁
性板等の磁性材99が幅方向に配置されており、原稿挿入
にともなって原稿に付着される金属性のクリップ,ピン
あるいはホッチキスの針を吸着させ、搬入を阻止してい
る。
また下案内部36の先端部には原稿13の有無を検出する
センサ60が、さらに記録紙案内部材35の下方部には記録
紙14の有無を検出するセンサ61が設けられる。これらの
センサは例えばマイクロスイッチ等機械的なセンサある
いはホトインタラプタ等光学センサにより実現される。
ローラ24,27の直前に原稿有無センサ60が配置される
ので,上述したような正しい原稿の挿入が検出できる。
また記録紙14は、後述するように原稿を正置で記録する
ために原稿12の搬送方向と逆方向になるように記録紙挿
入口15から挿入されセンサ61により正しい挿入が検出さ
れる。この場合、メインローラ24は原稿並びに記録紙送
りを兼用していることが理解できる。なお、第2図に符
号14aで示すものは電池であって、電源スイッチ11aを操
作することにより各部に電力を供給することができる。
次に読み取り部と記録部の説明をする。
第3図,第4図に図示したように両側板22,23間には
レール40,41が取り付けられており、このレール40と41
に沿ってキャリッジ42がプラテンローラ26に平行に主走
査モータ65によってベルト65aを介し主走査方向に往復
移動できるように案内される。このキャリッジ42には読
み取りのための情報処理を行うヘッド部材としての読み
取りユニット43と記録のための記録ユニット44が隣接し
て配置される。
読み取りユニット43は、原稿照明用光源44′,集束光
学レンズ45,読み取りラインセンサ46,光電変換回路47か
ら構成されており、上向きに情報をもつ原稿13のa〜
a′の範囲(第2図)を主走査して一定密度で読み取
り、光電変換を行なって画情報を記録部に送ることがで
きる。読み取りラインセンサ46は、集束性導光レンズ45
(通称セルフォック)と当倍密着センサ46から構成され
るが、第7図に示したように円筒レンズを用いて縮小結
像された像を検出するCCD71等で構成してもよい。
第7図に図示した例ではCCD71で読み取られた信号は
ドライバ72で駆動され順次読み出され増幅回路73で増幅
されA/D変換回路74を経てデジタル信号として読み出さ
れる。なお増幅回路には自動調整回路75が接続され、ゲ
インを自動調整している。
又、記録ユニット44はキャリッジ42に支点50で揺動可
能な保持部材51上に取り付けた記録ヘッド52を有する。
記録ヘッド52は発熱体素子が列状に複数個、副走査方向
に並んでいる。53は熱転写用リボン54を内蔵するカセッ
トであり、インク層を持つリボン54は記録ヘッド52の素
子面上を経て、端部は同じカセット内の他の巻取り用ボ
ビンに巻付けられている。
読み取りユニット43により読み出された信号は、第4
図,第5図(A)に図示したように信号ケーブル70を介
してRAM(ランダムアクセスメモリ)80に入力されCPU
(中央演算装置)81の制御のもとに信号処理される。こ
のCPUには同様に信号ケーブル82を介して原稿有無セン
サ60からの信号が入力され、また同ケーブルを介して
主,副走査用モータ(いずれもステップモータ)30,65
を制御する。また同様にCPU81は信号ケーブル83を介し
てキーボード11,キャラクタジェネレータ84,ROM(リー
ドオンメモリ)85,表示部16が接続されている。また記
録ユニット44は信号ケーブル83,86を介してキャラクタ
ジェネレータ84,CPU81と接続されている。これらの電子
回路は装置の下方部に設けた回路基板90上に配置され
る。
この読み取りユニット43と記録ユニット44は本実施例
の場合キャリッジ上でずらして配置され、例えば第3
図,第5図(A)に示したように記録ヘッド52が右側
に、また読み取り部の読み取り面が左側に位置するの
で、第5図(A)で図示したように原稿13と記録紙14を
そのずれに対応する量Sだけ主走査方向にずらして配置
する。これにより読み取り及び記録を同時に行なうこと
が可能になる。
次にこのように構成された本発明の記録装置のタイプ
ライタ機能について動作説明する。
まず第2図(B)に図示したように、カバー98をロッ
ク手段96を解除して上方に開放しキーボード11を露出さ
せる。続いて装置の上方後部の記録紙挿入口15より記録
紙14を第1搬送体となるプラテンローラ26とメインロー
ラ25間に挿入し、回転ノブ(図示しない)にて該ローラ
を矢印方向に回転させると記録紙はプラテンローラ26と
搬送ガイド26bで形成された進路空間をUターン状に進
みプラテンローラ26とメインローラ24間を経て前進し前
方に延びたガイド部材に案内され記録ヘッド52とフラッ
トプラテン29の間隔を通過し装置外へ排出される。
記録ヘッド52のやや上方に用紙の先端縁を設定するの
を容易にするために装置上部カバー等に指標(図示せ
ず)をもうけるなどして、位置合わせを行なう。進み過
ぎた場合も回転ノブを逆転戻しで修正すればよい。この
操作は電子タイプライタ等で通常使用者が行なっている
作業と全く同じである。この場合すべてのローラ24〜28
は夫々接触、圧接又はギヤ連結されすべてが同時にしか
もスリップすることなく回転される。
このようにノブの回転により記録紙14の先端縁はプラ
テンローラ26の回転角に応じて移動され希望の位置で停
止する。この操作時には原稿紙は未だ挿入されていない
から原稿の搬入、排出を目的とするローラ27,28は正逆
回転に際して、ただ空転するだけである。案内部材35の
下方部に設けた記録紙の有無を検出するセンサ61により
用紙未挿入時の記録誤動作を防止し、弾性部材29a上に
印字汚れを防止する。
タイプライタ機能時には、第6図に図示したように動
作モードとなっており、キーボード11上の文字キー11a
を必要順に指打選択によって操作し文章構成に応じて入
力作業を行ない、記録前の確認として液晶表示部16に呼
出し表示させ、入力作業時の操作ミスの有無が確認でき
る。又、入力文字はそれに対応してキャラクタージェネ
レータ84から発生させ、それぞれ記録ユニット44あるい
はRAM80に送られる。
文章構成は記録ヘッド52の記録密度と対応し装置仕様
によって決定され、縦、横16ドット×16,24×24,或いは
32×32ドット構成等記録文字品位によって異なってい
る。記録ヘッド52は副走査モータ30により副走査方向
(記録紙の進行方向)に所定の解像度で記録出来るよう
縦一列に複数個、一定ピッチで並んでいる。記録ヘッド
52の素子数は前述した記録文字品位に対応する個数以上
に設定している。
前述の作業ミスの確認を経て修正されたのちプリント
入力キー操作によって表示文字は記録紙14上の記録ヘッ
ド52によって記録される。なおこの場合、編集作業をす
ることなく、キー入力に応じて直接記録紙14上に記録で
きることは勿論である。
記録時、記録ヘッド52を記録紙面に対して、行方向に
平行に走査させる必要があり、記録ヘッド52を搭載した
記録ユニット44はプラテンローラ26面に平行なる条件を
充したレール40,41上を往復する。
この走査はクロック信号に同期して動作するCPU81に
よって動作される主走査用モータ65にステップモータを
用いて行なわれる。記録ユニット44を搭載したキャリッ
ジ42はステップモータの回転角に応じて必要に応じてギ
ヤ減速させ、プーリーに掛け渡されたタイミングベルト
65aなどを介して往復走査される。
記録ユニット44の往復走査は装置の記録速度に見合っ
た速度に設定され、例えば一文字24×24ドット構成のも
とで熱転写印字記録を行なわせた場合、秒当り20〜40字
が記録できる走査となり、通常記録用紙の左端縁近傍を
ホームポジションとして文字はワード順に左から右へと
行内をステップ移動させる。例えば24×24構成文字を記
録する重合縦一列に24ドット以上の数をもつ記録ヘッド
52が24回のステップ動作を介して一時記録する。
一行内にさらに文字がある場合には、右端まで記録を
行ない、その後記録ヘッド52は主走査用モータ65の反転
運動によって、もとのホームポジションに復帰される。
この復帰動作時間を利用して、次の行の記録を行なうた
めの準備として副走査用モータ30にパルスを印加する。
モータ30は、このパルス数に対応して指定ステップ数P1
だけ回転し(第8図(A)を参照)、駆動伝達されたロ
ーラ24〜26によって記録紙14を前進停止させる。前進す
る距離は行間ピッチ量であり文字の大きさによって規定
される。
マトリックス構成となっているキャラクタジェネレー
タ84からは今迄に述べたシリアル記録に見合った列上記
録信号が順次記録ヘッド52に送られ、選択された文字等
を記録紙14上に記録し上述した動作を繰返してタイプ記
録を終了し、その後記録紙を装置外に排出し一連の動作
は終了する。
以上述べたタイプライタ機能は、電子タイプライタに
限定されずキーボード式のワードプロセッサにも応用で
きる。記録ヘッド52による記録は電子タイプライタの実
施例で説明したのと変わりはなく、CPU81の制御により
文字の選出,編集、記録ヘッド52の駆動制御、記録ヘッ
ド52への信号の送出、主,副走査用モータ30,65等の制
御を行ない、電子タイプライタと同様な記録動作が行な
われる。この状態が第10図で電源投入ステップS1と電子
タイプライタの動作ステップS2として図示されている。
次に、複写機能、即ち原稿読み取り記録動作を説明す
る。
先ず、タイプライタ機能の時に説明したのと全く同様
に記録紙14の先端を回転ノブによって記録ヘッド52を通
過した指定位置を設定し、ステップS4で示したように原
稿13をセットする。
この原稿をセットする場合も、第2図(B)に図示し
たように手でカバー98をロック手段96を解除して上方に
開放する。この時キーボード11の後方部に原稿挿入口12
が露出するので、この挿入口を介して原稿を挿入する。
原稿13が案内板36,37に沿って文字情報面を上方に向
けて、読み取り光学系の読み取り可能領域、すなわちヘ
ッド部材保持部としてのキャリッジ42に保持された読み
取りユニット43に対向し得る位置の領域まで手操作によ
って前進させ、ローラ24,27に当るまで挿入され停止さ
せる。この位置は原稿有無検知センサ60によって検出さ
れる。この原稿挿入時原稿を読み取る予定の光学的読み
取り長さa〜a′の一端a′(第7図,第8図(A))
から挿入ずみ原稿13の先端縁までの距離を、記録紙14の
先端縁から記録用ヘッド52のドット開始点までの距離と
ほぼ等しくすることが好ましい。
このように、原稿13の挿入がセンサ60により検出され
ると、原稿ありの回路に切換えられ、読み取り開始が可
能となり、記録ユニット44も複写モードに自動的に切換
えが行なわれ、第9図に図示したような状態となる。
続いて第10図のステップS3で図示したようにキーボー
ドの複写キー11b(第9図)を操作して複写モードにす
る。動作開始と共に原稿照明用光源44′が点灯され、CP
U81の制御にて読み取り動作が開始し、読み取りユニッ
ト43の読み取り光学系は主走査用モータ65の駆動によっ
て主走査方向にステップ移動が開始される(ステップS
5)。光源44によって原稿13が照射され、反射光はレン
ズ45を経てラインセンサ46上に結像され、読み取り動作
が開始する(ステップS6)。蓄積されたラインセンサ46
からのアナログ情報はステップ送りに同期して画素毎に
読み出され、第7図に図示したように自動感度調整回路
75を介して増幅回路73により増幅され、A/D変換回路74
によってデジタル信号化し、被写体の画情報の光電変換
させる。このとき、必要があればラインバッファ程度の
メモリを用意して記憶させ画像処理を行なってもよい。
CPU81による動作制御は、固定メモリ(ROM)85に入力
されたプログラムによって行なわれ、読み取り信号は記
録ユニット44に送られ、ステップ送りに同期してタイプ
ライタ機能のときと同じ解像度で記録を行なう(ステッ
プS7)。この場合、照明光源44′に高輝度LEDを複数
個、2次元読み取り原稿の近傍に列状に設置し、F数が
2以上の広角、短焦点レンズ、或いはセルフォックのTc
数値の小さい明るい多眼レンズにて構成させれば比較的
速い速度で読み取ることができる。読み取り後ほぼ同時
に記録ヘッド52によって出力するには読み取り、記録を
同期的に行なう必要があり、むしろ記録速度を向上させ
ることが好ましい。また読み取り用のラインセンサ46の
画素数は記録ヘッド52の記録ドット数に対して少なくと
も等しいか、それ以上にする。というのは数多いセンサ
ービット数によって読み取った被写体上からの画信号は
読み取り解像度が高まり、この信号をAND又はOR処理し
て記録ヘッドのドット数に低減させた方がきめの細か
い、欠落の少ない高品位コピーを得ることができるから
である。
なお、被写機能モードにて動作させる時の副走査方向
に間欠送りする原稿13並びに記録紙14の一回の送り量P2
は第8図(B)に図示したように記録ヘッド52の素子数
の全長(l)によって決定され、それを超えることはで
きない。なぜならば被写体上の画情報は行方向の文字に
限定されることなく図形等の連続画像を考えるとき、読
み落し記録落ちのないことが必要となり、副走査方向の
用紙の送り量は第8図(A)に示したようにタイプライ
タ機能モードの時の行間ピッチP1とは異なるからであ
る。このため複写キー11bを押圧し、複写機能モードに
切換えられたときCPU81により副走査用モータ30のパル
ス数はP1からP2に自動的に変換される。このように複写
機能モードでは往復走査(主走査)によって読み取った
信号はすみやかに記録ヘッド52に送られ、ほぼ同時に記
録が行なわれ、P2のピッチで原稿13および記録紙14を間
欠送りし再び前述の主走査にて読み取り記録を行ない、
この動作を原稿13の長手進行方向に順次繰返すことによ
って記録が行なわれる(ステップS7,S8)。なお、複写
機能時の原稿と記録紙の搬送方向は原稿の読み取りと記
録を同時に行なうため副走査方向に互いに逆になってい
ることに注意しておく。
原稿紙の後端縁がセンサ60で検出されたとき(ステッ
プS9)原稿の主走査を終了し光学系および記録ヘッド52
はホームポジショに復帰すると共に原稿13並びに記録紙
14を最終ローラからフリーになるまで副走査用モータ30
を駆動させて原稿13を排出して全動作を終了とする(ス
テップS10)。
このようにセンサ60は複写動作の開始、終了させる信
号を得るのに用いられている。
上述したようにステップS10で原稿を用紙の排出後、
自動的にステップS2に戻ってタイプライタ機能の制御に
戻る。これは通常使用頻度の高いタイプライタ機能への
復帰を意味する。
本実施例では、メインローラ24は、原稿13を搬送する
機能と記録紙14を搬送する機能を持っており、メインロ
ーラ24と協働するプラテンローラ26,従動ローラ27並び
にメインローラ25は一体的に回転する。この場合、ロー
ラ24,26,27は単に圧接構造にするのではなく、第5図
(B)に図示したようにギヤ24a,26a,27aを介して互い
に連結すれば、スリップの発生がなく、副走査方向への
送り精度を格段に向上させることができる。従って、原
稿と記録紙の進み量P2(第8図(B))の誤差は殆どな
く、記録画像の品質を高めることができる。すなわち、
第5図(B)に図示したように、原稿並びに記録紙が共
通ローラ24の外周によってスリップもなく一体的に送ら
れるような駆動系になっており、遊離した夫々のローラ
対で同期させて送るものに比較してギヤ連結等で発生す
るバックラッシュ等が全くなく、高精度の同期送りが可
能になる。また原稿と記録紙が搬送させる過程でずれを
起こし斜行が生じることも少なく高品質の画像記録が可
能になる。
このように本発明では表示部16を第2図(B)の如く
カバー98を上方に開放させて視角的に読みやすい位置に
姿勢を変異させているので、操作上便利となる。また、
キーボード11の後方に原稿挿入口12をもうけ、原稿搬送
路を短くすることが可能となる。また、原稿挿入口12の
近傍の外装部に磁性材シート,又は磁性板等の部材99を
付加しているので、事務用品として通常用いられる金属
性の紙クリップ,ピンあるいはホッチキス材等の進入を
防止させることができ、装置の故障を防止できる。
また、一連の操作等々終了後第2図(A)の如くカバ
ー98を元の姿勢に復帰させることによりキーボード11並
びに原稿挿入口12を露出から防ぎ誤動作や外傷から保護
することができる。
また、原稿13を、キーボード11の後方であってカバー
98を回動可能に支持する軸96′の近傍に設けられた原稿
挿入口12から、つまり操作者に近いキーボード11の側か
ら読み取りユニット43に向かって短い搬送路を通ってほ
ぼ直線的に挿入することができ、操作性が改善され、ま
た原稿の損傷が少なくなる。
[効果] 以上説明したように本発明の情報処理装置によれば、
キー入力手段の後方であって情報表示手段を支持する支
持部の近傍に設けられたシート媒体挿入部から、該シー
ト媒体挿入部の後方の装置内部に位置するヘッド部材保
持部に保持されたヘッド部材と対向する位置を経てシー
ト媒体を搬送する構成により、シート媒体を搬送する搬
送距離を短くし、しかもシート媒体の挿入を操作性の良
いキー入力手段側から行うことができる。
更には、シート媒体挿入部を情報表示手段の後方の装
置背面側に設けた従来構成と比べて、操作者が情報表示
手段を見ながらキー入力手段から所定の入力操作を行な
った後にシート媒体を挿入するに際して、その都度、情
報表示手段を回動させる必要がないので、シート媒体挿
入が簡便に行なえる。
また、支持部を回動中心としてキー入力手段を覆う第
1位置とキー入力手段を開放する第2位置とに回動可能
である情報表示手段の前記第1位置から前記第2位置へ
の回動に応じてシート媒体挿入部が露出するので、情報
表示手段を第1位置へ回動させることにより、シート媒
体挿入部からヘッド部材保持部への塵埃の侵入を未然に
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
いずれも本発明の記録装置の実施例を示すもので、第1
図は外観を示す斜視図、第2図(A),(B)はカバー
が閉じた時と開放した時の内部構造を示す断面図、第3
図は内部構造を示す正面図、第4図はキャリッジの構造
を示す斜視図、第5図(A)は電気系の構成を示す構成
図、第5図(B)はローラ駆動系の斜視図、第6図はタ
イプライタ機能時の動作を示すブロック図、第7図は読
み取りユニットの構成図、第8図(A),(B)は記録
動作を説明する説明図、第9図は複写機能時のブロック
図、第10図は制御の流れを示すフローチャート図であ
る。 11……キーボード、12……原稿挿入口 13……原稿、14……記録紙 16……表示部 24,25……メインローラ 26……プラテンローラ 42……キャリッジ 43……読み取りユニット 44……記録ユニット、52……記録ヘッド 98……カバー、99……磁性材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報を入力するためのキー入力手段と、 前記キー入力手段の後方に設けられた支持部に支持さ
    れ、該支持部を回動中心として前記キー入力手段を覆う
    第1位置と前記キー入力手段を開放する第2位置とに回
    動可能である情報表示手段と、 前記キー入力手段の後方であって前記支持部の近傍に設
    けられ、シート媒体を装置内部へ挿入するために、前記
    情報表示手段の前記第1位置から前記第2位置への回動
    に応じて露出されるシート媒体挿入部と、 前記シート媒体挿入部の後方の装置内部に位置して、所
    定の情報処理を行うヘッド部材を前記シート媒体と対向
    し得る位置に保持するためのヘッド部材保持部と、 前記シート媒体挿入部に挿入された前記シート媒体を前
    記ヘッド部材対向位置を経て搬送するためのシート媒体
    搬送手段と、 を有することを特徴とする情報処理装置。
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