JPH0685550B2 - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JPH0685550B2
JPH0685550B2 JP60292974A JP29297485A JPH0685550B2 JP H0685550 B2 JPH0685550 B2 JP H0685550B2 JP 60292974 A JP60292974 A JP 60292974A JP 29297485 A JP29297485 A JP 29297485A JP H0685550 B2 JPH0685550 B2 JP H0685550B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、シート媒体への情報の記録又は読み取りを行
うヘッド部材を用いてシート媒体への情報の記録又は情
報の読み取り等の情報処理を行う情報処理装置に関す
る。
[従来の技術] 従来から、ファクシミリ,ワードプロセッサ,デジタル
複写機等に読み取りユニットにより画像情報を読み取
り、それを記録ユニットを介して記録する機能が設けら
れている。これらの読み取り及び記録ユニットはそれぞ
れ独立して設けられている場合が多い。
一方、原稿等の画像情報を読み取り手段により読み取
り、これを原稿と同期搬送される記録紙に記録する、読
み取り機能と記録機能を一体にした一体型記録装置が知
られる。これらの記録装置では、通常原稿は装置の前方
部から挿入され、読み取り後は装置後方上部に排出され
る。一方記録紙は装置後方上部から挿入され、原稿と副
走査方向に同期搬送されて記録動作後装置上方に向けて
排出されるように構成されている。
[発明が解決しようとする問題点] このような従来の装置では、原稿入時、原稿を所定位置
に設定し原稿読み取りに際し、原稿を確実に正しい位置
にして予備搬送なしに搬送させることが困難であった。
本発明はこのような従来の欠点に鑑みてなされたもの
で、シート媒体への情報の記録又は読み取りを行うヘッ
ド部材を用いてシート媒体への情報の記録又は情報の読
み取り等の情報処理を行う情報処理装置において、シー
ト媒体をセットするときにシート媒体をシート媒体搬送
路内の所定位置に正しく位置決めでき、操作者がセット
動作を容易に、しかも確実に行なうことができる構成を
提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] このような問題点を解決するため本発明によれば、 シート媒体への情報の記録又は読み取りを行うヘッド部
材を用いて媒体への情報処理を行う情報処理装置におい
て、 筺体と、 前記筺体に上方を変位可能に設けられた上方処理操作を
行うためのキー入力手段と、 前記キー入力手段の下方の筺体に設けられ前記キー入力
手段の上方への変位に応じて上方が開放されるシート媒
体案内部から、前記ヘッド部材により前記シート媒体へ
の情報処理が為される処理部へ、前記シート媒体を搬送
するためのシート媒体搬送路と、 前記シート媒体を挟持して前記シート媒体の搬送が可能
であるとともに、前記シート媒体の挟持が解除可能な搬
送手段と、 前記キー入力手段の上方への変位に応じて、前記搬送手
段による前記シート媒体の挟持が解除可能となるように
前記搬送手段を移動させる移動手段と、 前記搬送路に沿って設けられ、前記キー入力手段の上方
への変位に応じて前記搬送路内に移動して、前記搬送路
内に案内される前記シート媒体の先端部と当接すること
で前記シート媒体を所定位置に位置決めする位置決め手
段と、 を有し、 前記キー入力手段を上方へ変位させて前記シート媒体を
前記シート媒体案内部から前記搬送路へ導入する際に、
前記シート媒体の先端部と前記位置決め手段との当接に
より前記シート媒体が前記搬送路内で所定位置に位置決
めされる構成を採用した。
[作用] このような構成において、シート媒体への上方処理に際
し、シート媒体を装置にセットする時はキー入力手段を
上方に変位させ、シート媒体をシート媒体案内部からシ
ート媒体搬送路へ挿入する。キー入力手段の変位に応じ
て搬送手段によるシート媒体の挟持が解除可能となるよ
うに搬送手段が移動されるとともに、位置決め手段がシ
ート媒体搬送路内に移動し、シート媒体搬送路へ導入さ
れたシート媒体の先端部が位置決め手段に当接してシー
ト媒体がシート媒体搬送路内で所定位置に位置決めされ
る。こうしてキー入力手段を上方へ変位させてシート媒
体をシート媒体案内部からシート媒体搬送路へ挿入する
だけでシート媒体を搬送経路内の所定位置に位置決めで
き、シート媒体のセット動作を容易に、しかも確実に行
なうことができる。
[実施例] 以下、図面に示す実施例に基づき本発明の詳細を説明す
る。
本発明実施例に係る記録装置は、後述するようにキー入
力手段による入力操作に応じて記録紙等の記録媒体に記
録を行なう機能(以下タイプライタ機能という)と、原
稿を走査して読み取り、読み取られた原稿をそれと同期
して搬送される記録紙に記録する機能(以下複写機能と
言う)を有するものであるが、タイプライタ機能は、例
えば電子タイプライタやワードプロセッサ,電卓等キー
ボード等の入力手段を介してその入力操作に応じて記録
を行なう機能であり、また複写機能は、ファクシミリや
デジタル複写機等原稿を主,副走査して得られた情報に
従い記録を行なう機能である。
第1図には本発明実施例の記録装置の外観が図示されて
いる。記録装置の筐体10の前面部には文字キーや機能キ
ー群11a,複写キー11b,電源スイッチ11c等を配列した情
報処理操作を行うためのキー入力手段であるキーボード
11が配置されている。このキーボード11は後述するよう
にマグネット等で構成されるロック手段96を解除して軸
96を中心に上方に回動して開放できるように構成されて
おり、シート媒体である原稿13を読み取りに際し挿入す
る場合は、このキーボード11が上方に開放され、原稿13
は側板95に沿って挿入される。また後端部にはシート媒
体である記録紙14を挿入する記録紙挿入口15が設けられ
ている。
第2図〜第4図に詳細に図示したように基台20と外装21
によって構成される記録装置の筐体10内には側板22,23
が設けられており、その側板22,23には回転可能にメイ
ンローラ24,25がほぼ水平状態で、かつ若干離れた位置
に配置されている。このメインローラ24,25にプラテン
ローラ26が上方から圧接された状態に配置されている。
各ローラ24〜26の中心点を結ぶ形は三角形の状態とな
り、プラテンローラ26と下方のメインローラ24,25との
接点を通る三角形の2辺は夫々傾斜面となっている。こ
の接点に於ける法線は夫々のローラを回転させた時の記
録紙14の搬送方向となる。3つのローラ24,26,27は第7
図(A),(B)から明らかなように副操作用モータ
(パルスモータ)30によりギヤ24a,26a,27aを介して駆
動的に連結され周速が一致した同期駆動が可能となって
いる。又、プラテンローラ26の下方のローラ外周面は、
他の2つのメインローラ24,25の下方外周より若干上に
位置させて配置されている。
プラテンローラ26の後方部には、記録紙14の案内部材35
が傾斜面に沿って第2図(A),(B)に図示された如
く配置され、両側板22,23に固定されている。記録紙14
は矢印方向の上方から挿入されプラテンローラ26とメイ
ンローラ25の接線方向にスムーズな搬入が行なわれ、プ
ラテンローラ26に沿ってU字型に湾曲してローラ24,26
にて上方に向けて搬出される。このとき記録紙はフラッ
トプラテン29上の弾性部材29aの表面に沿って、記録ヘ
ッド52との間隙を通過し、図の如き位置で停止され、後
述するように記録が行なわれる。このように記録紙は、
まず挿入しやすい傾斜で下方に進み、続いてプラテンの
曲率に沿ってUターンし、再び上方に傾斜して搬送され
るので、葉書き等厚手の記録媒体をスムーズに案内搬送
できる。
また、メインローラ24には、同ローラ24とともに原稿13
を搬送する搬送手段である従動ローラ27が平行な関係を
維持した状態で紙の搬送に必要な圧接状態を保ちながら
下方に配置されており、またメインローラ25には案内板
97に固定された弾性ばね98が適当な圧接力を保って接触
している。原稿13は第2図に示したようにメインローラ
24と従動ローラ27及びメインローラ25と弾性ばね98に挾
持されてほぼ水平に搬送される。メインローラ24のギヤ
24aと従動ローラ27のギヤ27aは第7図(B)に詳細に図
示したように原稿13を両ローラ24,27間でスリップなく
搬送させるためにかみ合っており、原稿13はギヤ27aを
介して背面からも搬送力が与えられており、確実な搬送
が保証されている。
今迄に述べたすべてのローラ軸は平行なる関連をもち、
副走査モータ30によって回転される。又、プラテンロー
ラ26の上方近傍にはプラテンローラに平行なフラットプ
ラテン29,並びに記録ヘッドに対して平面をもつ弾性ゴ
ム部材29aが一体的に両側板22,23に支持されている。
更に、メインローラ24に接する従動ローラ27の接触面の
近傍に沿って原稿13を搬送するための搬送路を形成する
原稿上案内板37,下案内板36がほぼ水平状態に設置され
ており、下案内板36は前方に延びて第1図に図示した原
稿13を案内するシート媒体案内部である原稿載置台99と
なっている。
キーボード11のフレームの両側には第2図(A),
(B),第5図に図示されたように下端部に長溝100aを
設けたアーム100が固定される。このアーム100は後述の
ように水平移動アーム101とともにローラ24,27による原
稿13の挟持が解除可能となるようにローラ24,27を移動
させる移動手段である。アーム100はキーボード11を第
2図(B)に図示したように上方に開放すると時計方向
に回動する。
メインローラ24と従動ローラ27は上下方向に長穴となっ
た本体側板(図示せず)に軸受部24a,27aを介していず
れかあるいは両ローラが上下方向に移動できるように軸
承されている。軸受部24a,27aのそれぞれ外方には溝付
き部材24b,27bが挿入されており、この溝内に本体側板
近傍で水平に移動可能な高さlのアーム101が嵌合して
いる。このアーム101の一端にはアーム100の長溝100aに
嵌合するピン101aが植設されており、アーム100の回動
に応じてアーム101が水平移動する。ローラ24,27が圧接
されている時は溝付き部材24b,27bによって形成される
空間の高さlよりも大きくなっており、それによりロー
ラ圧接時はアーム101は自由に移動できるようになる。
なお、このローラ24,27の圧接状態を保持するために溝
付き部材24b,27bの小溝部24c,27cに緊張バネリング102
が取り付けられている。
また、水平移動アーム101にはカム101bが形成されてお
り、キーボード11の開放によりアーム101が左方向に移
動しカム101bが溝付き部材24b,27bをばね102の付勢力に
打ち勝ち上下方向に0.5〜1mm程度開かせる。それにより
第6図(B)に図示したようにローラ24,27は所定量上
下方向に移動させる。
一方、本体側板に支持された軸103には下方折曲部104a
と上方折曲部104bを有するフィンガー部材104が軸103を
中心に揺動自在に取り付けられている。フィンガー部材
104は原稿13をその搬送路内に所定位置に位置決めする
位置決め手段である。フィンガー部材104には他端が本
体に取り付けられたコイルばね105が取り付けられてお
り、このばね力によりフィンガー部材104は、第6図
(A)に図示したようにその平面部がカム101bに当接
し、ほぼ水平に保持される。なおこの時折曲部104bはロ
ーラ24,27の接線下方にあり、原稿13の水平搬送を妨げ
ることはない。
一方、キーボード11を上方に開放すると、アーム101は
左方に移動し、第6図(B)に図示したようにカム101b
の傾斜面がフィンガー部材104の折曲部104aに当るとと
もに上述したようにローラ24,27を開放させる。この時
ばね105の作用によりフィンガー部材104は上方に少し回
動し、それにより折曲部104bが原稿13の搬送通路に入
り、原稿13の先端を位置決めないし規制し、原稿を正し
い位置にセットさせる。
このように原稿をセットした後キーボード11を閉じる
と、アーム101は再び右方向に移動して第6図(A)に
図示した位置となり原稿13はローラ24,27により挟持さ
れ、原稿の搬送及び読み取りが可能になる。
原稿13は記録紙14と逆方向に搬送され記録紙案内部材35
の下方に達する。記録紙案内部材35はその下方部が部分
的に切り欠き部26aとなっており、この切り欠き部を介
してローラ25,26が接触できるようになっている。この
切り欠き部は下方に屈曲して屈曲部26bとなっており、
原稿を次のローラ25に導く案内部ともなっている。上下
案内板36,37で案内された原稿13は、ローラ24,27及びロ
ーラ25と弾性ばね98で挾持されて案内部材35の屈曲部35
aに沿って案内されて、第2図に点線で図示されたよう
にトレー38上にストックされる。このように原稿はほぼ
水平に案内搬送されるので、薄手紙だけでなく厚手紙で
あってもよく、任意の原稿を搬送できる。
このように読み取りのため水平搬送された原稿は傾斜し
た搬出通路との組合せでばね復元作用が与えられ信頼性
ある排出を簡易な構成によって達成している。この場合
原稿13は上方部に排出させるのではなく、後方側部にも
導くことができる。
なお、上案内板37には更に原稿を浮上りのない状態で読
み取り部及びローラ24,27の接線部に導くため、原稿の
進入を妨害しない弱いばね材37aが取り付けられてい
る。
また下案内板36の先端部には原稿13の有無を検出するセ
ンサ60が、さらに記録紙案内部材35の下方部には記録紙
14の有無を検出するセンサ61が設けられる。これらのセ
ンサは例えばマイクロスイッチ等機械的なセンサあるい
はホトインタラプタ等光学センサにより実現される。
ローラ24,27の直前に原稿有無センサ60が配置されるの
で、上述したような正しい原稿の挿入が検出できる。ま
た記録紙14、後述するように原稿を正置で記録するため
に原稿12の搬送方向と逆方向になるように記録紙挿入口
15から挿入されセンサ61により正しい挿入が検出され
る。この場合、メインローラ24は原稿並びに記録紙送り
を兼用していることが理解できる。なお、第2図に符号
14aで示すものは電池であって、電源スイッチ11aを操作
することにより各部に電力を供給することができる。
次に読み取り部と記録部の説明をする。
第3図,第4図に図示したように両側板22,23間にはレ
ール40,41が取り付けられており、このレール40と41に
沿ってキャリッジ42がプラテンローラ26に平行に主走査
モータ65によってベルト65aを介し主走査方向に往復移
動できるように案内される。このキャリッジ42には、原
稿13の情報の読み取りを行うヘッド部材である読み取り
ユニット43と、記録紙14に情報の記録を行うヘッド部材
である記録ヘッド52を有した記録ユニット44が隣接して
配置される。
読み取りユニット43は、原稿照明用光源44′,集速光学
レンズ45,読み取りラインセンサ46,光電変換回路47から
構成されており、上向きに情報をもつ原稿13のa〜a′
の範囲(第2図)を主走査して一定密度で読み取り、光
電変換を行なって画情報を記録部に送ることができる。
読み取りラインセンサ46は、集束正導光レンズ45(通称
セルフォック)と当倍密着センサ46から構成されるが、
第10図に示したように円筒レンズを用いて縮小結像され
た像を検出するCCD71等で構成してもよい。
第10図に図示した例ではCCD71で読み取られた信号はド
ライバ72で駆動され順次読み出され増幅回路73で増幅さ
れA/D変換回路74を経てデジタル信号として読み出され
る。なお増幅回路には自動調整回路75が接続され、ゲイ
ンを自動調整している。
又、記録ユニット44はキャリッジ42に支点50で揺動可能
な保持部材51上に取り付けた記録ヘッド52を有する。記
録ヘッド52は発熱体素子が列状に複数個,副走査方向に
並んでいる。53は熱転写用リボン54を内蔵するカセット
であり、インク層を持つリボン54は記録ヘッド52の素子
面上を経て、端部は同じカセット内の他の巻取り用ボビ
ンに巻付けられている。
読み取りユニット43により読み出された信号は、第4
図,第7図(A)に図示したように信号ケーブル70を介
してRAM(ランダムアクセスメモリ)80に入力されCPU
(中央演算装置)81の制御のもとに信号処理される。こ
のCPUには同様に信号ケーブル82を介して原稿有無セン
サ60からの信号が入力され、また同ケーブルを介して
主,副走査用モータ(いずれもステップモータ)30,65
を制御する。また同様にCPU81は信号ケーブル83を介し
てキーボード11,キャラクタジェネレータ84,ROM(リー
ドオンリメモリ)85,表示部16が接続されている。また
記録ユニット44は信号ケーブル83,86を介してキャラク
タジェネレータ84,CPU81と接続されている。これらの電
子回路は装置の下方部に設けた回路基板90上に配置され
る。
この読み取りユニット43と記録ユニット44は本実施例の
場合キャリッジ上でずらして配置され、例えば第3図,
第7図(A)に示したように記録ヘッド52が右側に、ま
た読み取り部の読み取り面が左側に位置するので、第7
図(A)で図示したように原稿13と記録紙14をそのずれ
に対応する量Sだけ主走査方向にずらして配置する。こ
れにより読み取り及び記録を同時に行なうことが可能に
なる。
次にこのように構成された本発明の記録装置のタイプラ
イタ機能について動作説明する。
まず第2図(A),(B)に図示したように、装置の上
方後部の記録紙挿入口15より記録紙14を第1搬送体とな
るプラテンローラ26とメインローラ25間に挿入し、回転
ノブ(図示しない)にて該ローラを矢印方向に回転させ
ると記録紙はプラテンローラ26と搬送ガイド26bで形成
された進路空間をUターン状に進みプラテンローラ26と
メインローラ24間を経て前進し前方に延びたガイド部材
に案内され記録ヘッド52とフラットプラテン29の間隔を
通過し装置外へ排出される。
記録ヘッド52のやや上方に用紙の先端縁を設定するのを
容易にするために装置上部カバー等に指標(図示せず)
をもうけるなどして、位置合わせを行なう。進み過ぎた
場合も回転ノブを逆転戻しで修正すればよい。この操作
は電子タイプライタ等で通常使用者が行なっている作業
と全く同じである。この場合すべてのローラ24〜27は夫
々接触、圧接又はギヤ連結されすべてが同時にしかもス
リップすることなく回転される。
このようにノブの回転により記録紙14の先端縁はプラテ
ンローラ26の回転角に応じて移動され希望の位置で停止
する。この操作時には原稿紙は未だ挿入されていないか
ら原稿の搬入、排出を目的とするローラ27は正逆回転に
際して、ただ空転するだけである。案内部材35の下方部
に設けた記録紙の有無を検出するセンサ61により用紙未
挿入時の記録誤動作を防止し、弾性部材29a上の印字汚
れを防止する。
タイプライタ機能時には、第8図に図示したような動作
モードとなっており、キーボード11上の文字キー11aを
必要順に指打選択によって操作し文章構成に応じて入力
作業を行ない、記録前の確認として液晶表示部16に読出
し表示させ、入力作業時の操作ミスの有無が確認でき
る。又、入力文字はそれに対応してキャラクタジェネレ
ータ84から発生させ、それぞれ記録ユニット44あるいは
RAM80に送られる。
文章構成は記録ヘッド52の記録密度と対応し装置仕様に
よって決定され、縦、横16ドット×16,24×24,或いは32
×32ドット構成等記録文字品位によって異なっている。
記録ヘッド52は副走査モータ30により副走査方向(記録
紙の進行方向)に所定の解像度で記録出来るよう縦一列
に複数個、一定ピッチで並んでいる。記録ヘッド52の素
子数は前述した帰路文字品位に対応する個数以上に設定
している。
前述の作業ミスの確認を経て修正されたのちプリントキ
ー操作によって表示文字は記録紙14上に記録ヘッド52に
よって記録される。なおこの場合、編集作業をすること
なく、キー入力に応じて直接記録紙14上に記録できるこ
とは勿論である。
記録時、記録ヘッド52を記録紙面に対して、行方向に平
行に走査させる必要があり、記録ヘッド52を搭載した記
録ユニット44はプラテンローラ26面に平行なる条件を充
したレール40,41上を往復する。
この走査はクロック信号に同期して動作するCPU81によ
って動作される主走査用モータ65にステップモータを用
いて行なわれる。記録ユニット44を搭載したキャリッジ
42はステップモータの回転角に応じて必要に応じてギヤ
減速させ、プーリーに掛け渡されたタイミングベルト65
aなどを介して往復走査される。
記録ユニット44の往復走査は装置の記録速度に見合った
速度に設定され、例えば一文字24×24ドット構成のもと
で熱転写印字記録を行なわせた場合、秒当り20〜40字が
記録できる走査となり、通常記録用紙の左端縁近傍をホ
ームポジションとして文字はワード順に左から右へと行
内をステップ移動させる。例えば24×24構成文字を記録
する場合縦一列に24ドット以上の数をもつ記録ヘッド52
が24回のステップ動作を介して一字記録する。
一行内にさらに文字がある場合には、右端まで記録を行
ない、その後記録ヘッド52は主走査用モータ65の反転運
動によって、もとのホームポジションに復帰される。こ
の復帰動作時間を利用して、次の行の記録を行なうため
の準備として副走査用モータ30にパルスを印加する。モ
ータ30は、このパルス数に対応して指定ステップ数P1
け回転し(第9図(A)を参照)、駆動伝達されたロー
ラ24〜26によって記録紙14を前進停止させる。前進する
距離は行間ピッチ量であり文字の大きさによって規定さ
れる。
マトリックス構成となっているキャラクタジェネレータ
84からは今迄に述べたシリアル記録に見合った列上記録
信号が順次記録ヘッド52に送られ、選択された文字等を
記録紙14上に記録し上述した動作を繰返してタイプ記録
を終了し、その後記録紙を装置外に排出し一連の動作は
終了する。
以上述べたタイプライタ機能は、電子タイプライタに限
定されずキーボード式のワードプロセッサにも応用でき
る。記録ヘッド52による記録は電子タイプライタの実施
例で説明したのと変わりはなく、CPU81の制御により文
字の選出,編集、記録ヘッド52の駆動制御、記録ヘッド
52への信号の送出、主,副走査用モータ30,65等の制御
を行ない、電子タイプライタと同様な記録動作が行なわ
れる。この状態が第12図で電源投入ステップS1と電子タ
イプライタの動作ステップS2として図示されている。
次に、複写機能、即ち原稿読み取り記録動作を説明す
る。
先ず、タイプライタ機能の時に説明したのと全く同様に
記録紙14の先端を回転ノブよって記録ヘッド52を通過し
た指定位置に設定し、ステップS4で示したように原稿13
をセットする。
この原稿をセットする場合、第2図(B)に図示したよ
うに手でキーボード11をロック手段96を解除して上方に
開放する。この開放動作にともなってアーム100が時計
方向に回動するとともに、アーム101が水平に移動しア
ーム101のカム101bが溝付き部材24b,27b間に入る。それ
により第6図(A)が図示した状態から第6図(B)に
図示した状態となり、ローラ24,27間の圧接状態が解除
して開放するとともにフィンガー部材104が上方に回動
し、折曲部104bが原稿搬送通路内に進入する。
このような状態で、原稿13はキーボード11下方にある原
稿載置台99から側板95並びに案内板36,37に沿って文字
情報面を上方に向けて、読み取り光学系の読み取り可能
領域(原稿13の搬送路においてキャリッジ42の走査で読
み取りユニット43により読み取り処理がなされる処理
部)まで手操作によって前進させ、フィンガー部材104
の折曲部104bに接触するまで挿入停止させる。この位置
は原稿有無検知センサ60によって検出される。この原稿
挿入時原稿を読み取る予定の光学的読み取り長さa〜
a′の一端a′(第2図)から挿入ずみ原稿13の先端縁
までの距離を、記録紙14の先端縁から記録用ヘッド52の
ドット開始点までの距離とほぼ等しくすることが好まし
い。
このように、原稿13の挿入がセンサ60により検出され、
キーボード11を閉じると、原稿ありの回路に切換えら
れ、読み取り開始が可能となり、記録ユニット44も複写
モードに自動的に切換えが行なわれ、第11図に図示した
ような状態となる。またローラ24,27は第6図(A)に
図示したように挿入された原稿13を挾持する形となる。
続いて第12図のステップS3で図示したようにキーボード
の複写キー11b(第11図)を操作して複写モードにす
る。動作開始と共に原稿照明用光源44′が点灯され、CP
U81の制御にて読み取り動作が開始し、読み取りユニッ
ト43の読み取り光学系は主走査用モータ65の駆動によっ
て主走査方向にステップ移動が開始される(ステップS
5)。光源44によって原稿13が照射され、反射光はレン
ズ45を経てラインセンサ46上に結像され、読み取り動作
が開始する(ステップS6)。蓄積されたラインセンサ46
からのアナログ情報はステップ送りに同期して画素毎に
読み出され、第10図に図示したように自動感度調整回路
75を介して増幅回路73により増幅され、A/D変換回路74
によってデジタル信号化し、被写体の画情報を光電変換
させる。このとき、必要があればラインバッファ程度の
メモリを用意して記憶させ画像処理を行なってもよい。
CPU81による動作制御は、固定メモリ(ROM)85に入力さ
れたプログラムによって行なわれ、読み取り信号は記録
ユニット44に送られ、ステップ送りに同期してタイプラ
イタ機能のときと同じ解像度で記録を行なう(ステップ
S7)。この場合、照明光源44′に高輝度LEDを複数個、
2次元読み取り原稿の近傍に列状に設置し、F数が2以
上の広角、短焦点レンズ、或いはセルフォックのTc数値
の小さい明るい多眼レンズにて構成させれば比較的速い
速度で読み取ることができる。読み取り後ほぼ同時に記
録ヘッド52によって出力するには読み取り、記録を同期
的に行なう必要があり、むしろ記録速度を向上させるこ
とが好ましい。また読み取り用のラインセンサ46の画素
数は記録ヘッド52の記録ドット数に対して少なくとも等
しいか、それ以上にする。というのは数多いセンサービ
ット数によって読み取った被写体上からの画信号は読み
取り解像度が高まり、この信号をAND又はOR処理して記
録ヘッドのドット数に低減させた方がきめの細かい、欠
落の少ない高品位コピーを得ることができるからであ
る。
なお、複写機能モードにて動作させる時の副走査方向に
間欠送りする原稿13並びに記録紙14の一回の送り量P2
第9図(B)に図示したように記録ヘッド52の素子数の
全長(l)によって決定され、それを超えることはでき
ない。なぜならば被写体上の画情報は行方向の文字に限
定されることなく図形等の連続画像を考えるとき、読み
落し記録落ちのないことが必要となり、副走査方向の用
紙の送り量は第9図(A)に示したようにタイプライタ
機能モードの時の行間ピッチP1とは異なるからである。
このため複写キー11bを押圧し、複写機能モードに切換
えられたときCPU81により副走査用モータ30のパルス数
はP1からP2に自動的に変換される。このような複写機能
モードでは往復走査(主走査)によって読み取った信号
はすみやかに記録ヘッド52に送られ、ほぼ同時に記録が
行なわれ、P2のピッチで原稿13および記録紙14を間欠送
りし再び前述の主走査にて読み取り記録を行ない、この
動作を原稿13の長手進行方向に順次繰返すことによって
記録が行なわれる(ステップS7,S8)。なお、複写機能
時の原稿と記録紙の搬送方向は原稿の読み取りと記録を
同時に行なうため副走査方向に互いに逆になっているこ
とに注意しておく。
原稿紙の後端縁がセンサ60で検出されたとき(ステップ
S9)原稿の主走査を終了し光学系および記録ヘッド52は
ホームポジションに復帰すると共に原稿13並びに記録紙
14を最終ローラからフリーになるまで副走査用モータ30
を駆動させて原稿13を排出して全動作を終了とする(ス
テップS10)。
このようにセンサ60は複写動作の開始、終了させる信号
を得るのに用いられている。
上述したようにステップS10で原稿を用紙の排出後、自
動的にステップS2に戻ってタイプライタ機能の制御に戻
る。これは通常使用頻度の高いタイプライタ機能への復
帰を意味する。
本実施例では、メインローラ24は、原稿13を搬送する機
能と記録紙14を搬送する機能を持っており、メインロー
ラ24と協働するプラテンローラ26,従動ローラ27並びに
メインローラ25は一体的に回転する。この場合、ローラ
24,26,27は単に圧接構造にするのではなく、第7図
(B)に図示したようにギヤ24a,26a,27aを介して互い
に連結すれば、スリップの発生がなく、副走査方向への
送り精度を格段に向上させることができる。従って、原
稿と記録紙の進み量P2(第9図(B))の誤差は殆どな
く、記録画像の品質を高めることができる。すなわち、
第7図(B)に図示したように、原稿並びに記録紙が共
通ローラ24の外周によってスリップもなく一体的に送ら
れるような駆動系になっており、遊離した夫々のローラ
対で同期させて送るように比較してギヤ連結等で発生す
るバックラッシュ等が全くなく、高精度の同期送りが可
能になる。また原稿と記録紙が搬送される過程でずれを
起こし斜行が生じることも少なく高品質の画像記録が可
能になる。
なお、キーボード11を開放して原稿13を挿入する時第6
図(B)に図示したように原稿の先端はフィンガー部材
104の折曲部104bに当たるが、その折曲部104bの位置は
ローラ24,27の中心を結ぶ線上より数ミリ程度離れた位
置に設定すれば、原稿挿入後の作業としてキーボード11
を再び閉じることによって原稿13はまがることなく正し
い姿勢で、かつローラ24,27に確実に挾持され、次いで
フィンガー折曲部104bも下方に下がり、次の作業である
読み取り搬送をスムーズにさせることができる。
[効 果] 以上説明したように本発明の情報処理装置によれば、キ
ー入力手段の上方への変位に応じて、シート媒体搬送用
の搬送手段がシート媒体の挟持を解除するように移動す
るとともに、シート媒体位置決め用の位置決め手段がシ
ート媒体搬送路内に移動するように構成されているの
で、シート媒体を装置にセットするときには、キー入力
手段を上方へ変位させてシート媒体をシート媒体案内部
からシート媒体搬送路へ挿入するだけで、シート媒体の
先端部が位置決め手段に当接して、シート媒体を搬送経
路内の所定位置に位置決めでき、シート媒体のセット動
作を容易に、しかも確実に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
いずれも本発明による情報処理装置の実施例の記録装置
を示すもので、第1図は外観を示す斜視図、第2図
(A),(B)はキーボードが閉じた時と開放した時の
内部構造を示す断面図、第3図は内部構造を示す正面
図、第4図はキャリッジの構造を示す斜視図、第5図は
原稿位置決め手段を移動させる機構の要部を示す斜視
図、第6図(A),(B)は上記機構の動作を説明する
説明図、第7図(A)は電気系の構成を示す構成図、第
7図(B)はローラ駆動系の斜視図、第8図はタイプラ
イタ機能時の動作を示すブロック図、第9図(A),
(B)は記録動作を説明する説明図、第10図は読み取り
ユニットの構成図、第11図は複写機能時のブロック図、
第12図は制御の流れを示すフローチャート図である。 11……キーボード、13……原稿 14……記録紙、16……表示部 24,25……メインローラ 26……プラテンローラ 42……キャリッジ 43……読み取りユニット 44……記録ユニット、52……記録ヘッド 101……水平移動アーム 104……フィンガー部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シート媒体への情報の記録又は読み取りを
    行うヘッド部材を用いてシート媒体への情報処理を行う
    情報処理装置において、 筺体と、 前記筺体に上方に変位可能に設けられた情報処理操作を
    行うためのキー入力手段と、 前記キー入力手段の下方の筺体に設けられ前記キー入力
    手段の上方への変位に応じて上方が開放されるシート媒
    体案内部から、前記ヘッド部材により前記シート媒体へ
    の情報処理が為される処理部へ、前記シート媒体を搬送
    するためのシート媒体搬送路と、 前記シート媒体を挟持して前記シート媒体の搬送が可能
    であるとともに、前記シート媒体の挟持が解除可能な搬
    送手段と、 前記キー入力手段の上方への変位に応じて、前記搬送手
    段による前記シート媒体の挟持が解除可能となるように
    前記搬送手段を移動させる移動手段と、 前記搬送路に沿って設けられ、前記キー入力手段の上方
    への変位に応じて前記搬送路内に移動して、前記搬送路
    内に案内される前記シート媒体の先端部と当接すること
    で前記シート媒体を所定位置に位置決めする位置決め手
    段と、 を有し、 前記キー入力手段を上方へ変位させて前記シート媒体を
    前記シート媒体案内部から前記搬送路へ導入する際に、
    前記シート媒体の先端部と前記位置決め手段との当接に
    より前記シート媒体が前記搬送路内で所定位置に位置決
    めされることを特徴とする情報処理装置。
JP60292974A 1985-11-15 1985-12-27 情報処理装置 Expired - Lifetime JPH0685550B2 (ja)

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JP60292974A JPH0685550B2 (ja) 1985-12-27 1985-12-27 情報処理装置
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JPS62154943A JPS62154943A (ja) 1987-07-09
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