JPH0720995Y2 - 画像データ伝送装置 - Google Patents

画像データ伝送装置

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JPH0720995Y2
JPH0720995Y2 JP13116588U JP13116588U JPH0720995Y2 JP H0720995 Y2 JPH0720995 Y2 JP H0720995Y2 JP 13116588 U JP13116588 U JP 13116588U JP 13116588 U JP13116588 U JP 13116588U JP H0720995 Y2 JPH0720995 Y2 JP H0720995Y2
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又平 小谷
雅史 松本
潤一郎 松本
直光 村田
充伸 近藤
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Sharp Corp
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、たとえばファクシミリ機能が付加された電話
機などの画像データ伝送装置に関し、光学的に画像を読
取る画像読取装置を有する画像データ伝送装置に関す
る。
従来の技術 ファクシミリ装置では、操作者が装置本体に形成される
原稿挿入口に挿入する原稿像が読取られて、他のファク
シミリ装置に読取られた画像データが伝送される。前記
原稿挿入口は、装置本体の内部に備えられる一次元の密
着型イメージセンサなどの読取手段の近傍に形成されて
おり、その大きさは前記密着型イメージセンサの長さに
対応している。
このようなファクシミリ装置では、読取手段によって読
取ることができない程度に大きな原稿、すなわち原稿挿
入口から装置本体内に挿入することができない程度に大
きな原稿や、本などのような冊子状の原稿の読取り、お
よび伝送を行うことはできない。
このような問題点を解決するための典型的な先行技術
は、特開昭62-30461に開示されている。前記先行技術で
は、読取手段を備える読取装置を装置本体から取外して
手動操作できるように構成し、手動操作によって読取ら
れた画像情報を通信先のファクシミリ装置に送信するよ
うにしている。これによって、比較的大きなサイズを有
する原稿、および本などのような冊子状の原稿などの画
像の読取りおよび伝送を行うことができる。
第12図は、このような先行技術の画像データ伝送装置に
おいて、装置本体42に装着された状態における読取装置
44付近の構成を示す断面図である。読取装置44は、密着
型イメージセンサ50と、従動ローラ51とを含んで構成さ
れる。前記大きなサイズの原稿および冊子状の原稿など
の画像を読取る場合には、このような読取装置44を、装
置本体42から取外して手動によってこの読取装置44を操
作しなければならない。
通常、原稿像の読取りにおける操作速度は、密着型イメ
ージセンサを構成するCCD(Charge Coupled Device)の
電荷蓄積時間および電荷取り出し時間の関係によって一
定速度に決定される。したがって、前記読取装置44を手
動操作して原稿像を読取る場合には、読取装置44を前記
一定速度で操作しなければならない。このような操作は
非常に難しく、長い熟練を要する。したがって通常では
たとえば原稿像が伸びたり縮んだりするなど正常な画像
の読取りを行うことができない。
また読取装置44が装置本体42に装着されている状態で
は、第12図に示されるように従動ローラ51は装置本体42
に設けられた搬送ローラ56と、原稿57を介して圧接され
ている。さらにイメージセンサ50の装置本体42側の対向
する位置には、給送ローラ53が設けられる。
この給送ローラ53の回転軸と、前記搬送ローラ56との回
転軸とには、無端状のベルト72が巻掛けられている。ま
た、給送ローラ53の回転軸とモータ73の出力軸とには、
無端状のベルト74が巻掛けられており、これによってモ
ータ73の動力はベルト74を介して給送ローラ53に伝達さ
れ、さらにベルト72を介して搬送ローラ56に伝達され
る。
この回転駆動される給送ローラ53と、搬送ローラ56とに
よって原稿57が矢符68方向に搬送されつつ、イメージセ
ンサ50によって、その原稿像が読取られる。
考案が解決しようとする課題 上記ファクシミリ機能を有する電話機において、読取装
置44を装置本体42に装着した状態で使用する場合に第12
図示した構成では、原稿57は給送ローラ53と搬送ローラ
56とから搬送力を受ける。したがって、原稿57は第12図
下方の面にのみ搬送力を受けることになる。
通常、皺の多い原稿または薄手の原稿などは、給送ロー
ラ53によってうまく搬送できないので、このままでは原
稿として使用することはできない。このような場合に
は、いわゆるキャリアシートなどを使用する。
キャリアシートとは、台紙と透明の材料から成るフイル
ムシートから構成され、薄手の原稿などはこの台紙とフ
イルムシートとの間に介在されて、ファクシミリ装置の
原稿挿入口に挿入される。このようにしてファクシミリ
装置は、薄手の原稿などの原稿像を読取ることができ
る。
しかしながら、上記読取装置44を装置本体42に装着して
使用する場合には、原稿の第12図下面にのみ搬送力が与
えられるので、キャリアシートの台紙とフイルムシート
とにずれを生じ、紙詰まりを発生してしまう。原稿57の
両面において搬送力を与えるように構成するためには、
従動ローラ51を駆動するモータを読取装置44に別途に設
けなければならず、そうすると、給送ローラ53を駆動す
るモータ73のほかに、ローラ51を駆動するもう1つのモ
ータを必要とすることになり、構成が複雑化してしま
う。
本考案の目的は、上記技術的課題を解決し、読取手段を
手動で操作する場合の操作性を向上し、なおかつ、簡単
な構成で原稿の確実な搬送を行うことができる画像デー
タ伝送装置を提供することである。
課題を解決するための手段 本考案は、(a)入力される画像データを伝送する通信
装置2と、 (b)通信装置2の上方に着脱自在に設けられる画像読
取装置4であって、原稿17,17aと搬送方向28またはその
逆方向39に相対的に移動してその原稿17,17aの像を読取
る密着型イメージセンサ10を備え、その密着型イメージ
センサ10からの画像データを通信装置2に与える画像読
取装置4とを含み、 (c)画像読取装置4は、 (c1)密着型イメージセンサ10から搬送方向28にずれた
位置に設けられ、下方に突出して原稿17の上面に接触し
て通信装置2との間の原稿17を搬送方向28に駆動し、ま
た原稿17a上で搬送方向28の逆方向39に画像読取装置4
が自走するように駆動する駆動ローラ11と、 (c2)密着型イメージセンサ10と原稿17,17aとの相対的
な速度が、読取に適した速度Vとなるように駆動ローラ
11を回転駆動するモータ33とを含み、 (d)通信装置2は、 (d1)画像読取装置4が装着される状態で密着型イメー
ジセンサ10の直下に配置され、原稿17の下面に接触する
給送ローラ13と、 (d2)画像読取装置4が装着される状態で駆動ローラ11
の直下に配置される搬送ローラ16と、 (d3)搬送ローラ16からの回転動力を給送ローラ13に伝
達して搬送ローラ16の回転方向83と同一方向84に給送ロ
ーラ16を回転駆動する回転動力伝達手段32とを含むこと
を特徴とする画像データ伝送装置である。
作用 本考案に従えば、通信装置2の上方に画像読取装置4を
装着した状態で、通信装置2と画像読取装置4との間に
原稿を供給すると、画像読取装置4に備えられているモ
ータ33によって回転駆動される駆動ローラ11は、原稿17
の上面に接触して搬送方向28に駆動し、またこの駆動ロ
ーラ11からの回転動力は、原稿17を介して通信装置2に
設けられている搬送ローラ16に伝達され、この搬送ロー
ラ16の回転動力は、回転動力伝達手段32によって、密着
型イメージセンサ10の直下に配置される給送ローラ13に
伝達されて搬送ローラ16と給送ローラ13とは同一回転方
向83,84に回転され、これによって給送ローラ13は原稿1
7の下面を搬送方向28に駆動する。このようにして通信
装置2の上方に画像読取装置4が装着された状態では、
それらの間の原稿17の上面と下面とには、駆動ローラ11
と給送ローラ13とによって搬送方向28の駆動力が作用
し、したがって皺の多い原稿または薄手の原稿などであ
っても、上首尾に搬送することができるようになる。し
かもこのような構成によれば、駆動ローラ11を駆動する
ためのモータ33だけを設ければよく、給送ローラ13を駆
動するためのモータは必要とせず、したがって構成が簡
略化される。
また本考案に従えば、画像読取装置4を通信装置2から
離脱した状態では、モータ33によって駆動ローラ11が駆
動され、原稿17a上で画像読取装置4が、前記搬送方向2
8の逆方向39に自走することができ、大形の原稿17aであ
っても、読取が可能である。
さらにモータ33は、密着型イメージセンサ10と原稿17,1
7aとの相対的な速度が、読取に適した速度Vとなるよう
に、駆動ローラ11を回転駆動するので、特に画像読取装
置4を通信装置2から離脱した状態で原稿17a上で原稿
読取装置を自走させ、その原稿17aを正確に読取ること
もまた可能である。
実施例 第1図は、本考案の一実施例の画像データ伝送装置であ
る電話機1の外観を示す斜視図である。電話機1はファ
クシミリ機能をも有するように構成されており、通信装
置である装置本体2およびハンドセット3などを含んで
構成されている。装置本体2には原稿画像を読取るため
の画像読取装置(以下、「読取装置」と称する)4が着
脱自在に装備されており、その上部には原稿の読取りの
開始を指示するための開始スイッチ5が配設されてい
る。読取装置4が装置本体2に装着された状態では、原
稿を挿入するための挿入口6が読取装置4に関連して形
成される。
装置本体2にはさらに、前記挿入口6付近に、その一端
部が原稿の挿入方向と交差する軸線、すなわち挿入口6
の長手方向に大略的に平行な軸線まわりに角変位自在に
操作パネル7が取付けられる。この操作パネル7にはダ
イアル番号を選択するための置数キー群8および各種の
機能を指定するための機能キー群9が配設されている。
第2図は、読取装置4を装置本体2から取外した状態を
示す斜視図である。読取装置4には1次元の密着型イメ
ージセンサ(以下、「イメージセンサ」という)10が備
えられ、また後述する第1ローラである駆動ローラ11が
備えられている。
装置本体2の読取装置4が装着される装着部12には、原
稿を給送するための給送ローラ13が配設されている。こ
の給送ローラ13の操作パネル7側、すなわち原稿の搬送
方向(第2図示矢符A1方向)上流側には、原稿の挿入を
検出するための原稿検知センサ14が設けられている。ま
た読取装置4が装置本体2に装着/離脱されていること
を検知する検知センサ15が、装着部12の一端部付近に配
設されている。
装着部12の底面において、読取装置4が装着部12に装着
された状態で、駆動ローラ11が対向する部位には、第2
ローラである搬送ローラ16が配置される。この搬送ロー
ラ16は、後述するように前記給送ローラ13と連動して回
転される。
また電話機1において、画像データの受信時などに画像
データの記録が行われるときには、操作パネル7の下方
側から、画像の記録が行われた感熱記録紙22が、第2図
示矢符A2方向に搬送されて装置本体2外に排出される。
第3図は、電話機1の構成を簡略化して示す縦断面図で
ある。後述するパルスモータによって駆動される駆動ロ
ーラ11に関連してロータリエンコーダ19が設けられてお
り、装置本体2内に収納される電気回路部20にその出力
が与えられる。これによって読取装置4が装置本体2か
ら取外されて用いられる場合において、駆動ローラ11の
回転数が計測され、イメージセンサ10の読取位置が検出
される。
操作パネル7の挿入口6とは反対側の端部付近の装置本
体2内には、記録紙ロール21から供給される感熱記録紙
22を、矢符23方向に搬送するためのプラテン24が配設さ
れている。画像記録時には、このプラテン24はパルスモ
ータ(図示せず)などによって矢符25方向に角変位され
る。プラテン24に関連して、プラテン24の長手方向に沿
ってドット状に配列される複数の発熱抵抗体などを含ん
で構成されるサーマルヘッド26が配設されている。
画像情報の感熱記録紙22への記録は、プラテン24が矢符
25方向に角変位され、またサーマルヘッド26が記録すべ
き画像に対応して発熱駆動されることによって行われ
る。
電話機1において機能キー群9が操作されてファクシミ
リ機能が選択されるとき、操作パネル7は操作者によっ
て矢符27方向に角変位され、第3図において破線で示さ
れる位置に図示しない構成によって支持される。このよ
うな状態では、操作パネル7上に複数枚の原稿17を載置
することができ、操作パネル7は原稿17をストックして
おく原稿スタッカとしての役割を果たすことができる。
操作パネル7上に載置された複数枚の原稿17は、挿入口
6から一枚ずつイメージセンサ10の近傍に導かれる。こ
の原稿17は、後述するように駆動ローラ11および搬送ロ
ーラ16に連動して回転駆動される給送ローラ13によって
給送され、駆動ローラ11および搬送ローラによって等速
度で矢符28方向に搬送されつつ、その原稿像が読取られ
ていく。
第4図は、読取装置4の装置装置本体2への装着時での
読取装置4付近の構成を示す断面図である。読取装置4
は、イメージセンサ10と、駆動手段であるパルスモータ
33と、歯車34,35,36と、駆動ローラ11と、ロータリエン
コーダ19とを含んで構成される。パルスモータ33の出力
軸には、ギア34が接続される。このパルスモータ33は、
前述した電気回路部20からの駆動信号によって駆動され
る。
歯車34は、歯車35と噛合っている。また駆動ローラ11の
回転軸37には、同軸に歯車36が固定されている。この歯
車36と、前記歯車35とは噛合っており、これによってパ
ルスモータ33の動力は、歯車34,35,36を介して駆動ロー
ラ11に伝達される。
したがって、パルスモータ33が矢符80方向に回転される
と、歯車35,36は矢符81,82方向にそれぞれ回転される。
駆動ローラ11と、装置本体2に設けられた搬送ローラ16
とは、原稿17を介して圧接されており、駆動ローラ11が
矢符82方向に回転されると、原稿17が矢符28方向に搬送
されるとともに、搬送ローラ16は矢符83方向に回転され
る。
この搬送ローラ16の回転軸と前述した給送ローラ13の回
転軸とには、無端状のベルト32が巻掛けられており、搬
送ローラ16が矢符83方向に回転されると、この回転動力
はベルト32を介して給送ローラ13に伝達され、給送ロー
ラ13は矢符83と同一の矢符方向に回転駆動される。
このように電話機1において、読取装置4を装置本体2
に装着して使用する場合に、原稿17は給送ローラ13によ
って第4図下面から矢符28方向への搬送力が与えられ、
なおかつ、第4図上面から駆動ローラ11によって矢符28
方向への搬送力が与えられる。したがって、原稿17に
は、その両面から矢符28方向への搬送力が与えられるの
で、従来技術に関連して説明したキャリアシートなどを
使用した場合にも、紙詰まりなどを発生せず、確実な搬
送を行うことができる。しかも、第4図示されるように
給送ローラ13は駆動ローラ11に連動して、回転されるよ
うに構成したので、給送ローラ13を回転駆動するための
パルスモータなどを必要とせず、構成が簡単化される。
第5図は、読取装置4を装置本体2から取外して手動操
作する場合の読取装置4の構成を示す断面図である。前
述した挿入口6よりも大きなサイズの原稿、および本な
どのような冊子状の原稿17aなどの画像を読取って、そ
の画像データの伝送を行いたい場合には、読取装置4を
装置本体2から取外して手動操作する。このような場合
も、前述したようにパルスモータ33は、前述した電気回
路部20からの駆動信号によって回転駆動される。これに
よって駆動ローラ11は、矢符82方向に回転駆動される。
したがって、読取装置4は、矢符39で示される方向に自
走される。したがって、使用者は読取装置4を軽く手に
するだけで、この読取装置4を等速度Vで原稿17a上を
操作することができる。したがって、従来の技術に関連
して説明したような読取装置4の操作性の悪化が防止さ
れ、CCDの電荷蓄積時間および電荷取出し時間によって
決定される一定の最適操作速度Vで読取装置4を容易に
手動操作することができるので、原稿17aの画像を正確
に読取ることができる。
第6図は、電話機1の読取装置4の構成を簡略化して示
すブロック図である。前述したロータリエンコーダ19
は、たとえば円板状であって、周方向に透孔の形成され
たスリット板30と、発光素子そよび受光素子から成るホ
トカプラなどで実現される検出器31とから構成される。
ロータリエンコーダ19は、駆動ローラ11の回転に同期し
たパルス信号Bを出力する。このパルス信号Bは、読取
装置4を装置本体2に装着している場合、および読取装
置4を装置本体2から取外して使用し、なおかつ、読取
装置4を所定の最適操作速度Vで操作している場合に
は、電気回路部20から出力されるパルスモータ33を駆動
するための駆動信号Aと同一波形の信号となる。
電気回路部20からの駆動信号Aは、パルスモータ33に与
えられるとともに、比較器38およびイメージセンサ10に
も与えられる。イメージセンサ10は、この駆動信号Aの
パルスに同期して1ラインの原稿像を読取る。読取られ
た原稿像は、ライン画像データとして電気回路部20に送
出され、データ圧縮および変調などの信号処理が施され
て電話回線に送信される。
比較器38には、前述したロータリエンコーダ19からのパ
ルス信号Bも与えられる。比較器38では、制御信号Aと
パルス信号Bとの位相を比較し、制御信号Aの位相とパ
ルス信号Bの位相との差が予め定めた一定値よりも大き
い場合にハイレベルとなる信号Cを、報知回路40に出力
する。報知回路40は、たとえばスピーカなどを含んで構
成されており、信号Cがハイレベルのときに能動化され
る。これによって、使用者は、読取装置4の操作速度と
原稿像の読取りを行う最適操作速度Vとの差が一定値を
超える場合に、報知回路40から出力される報知音によっ
て、その旨を認識することができる。
たとえば、第7図に示されるように、時刻t1で読取装置
4の操作速度が読取装置4の最適操作速度Vよりも遅く
なった場合に、第7図(1)に示されるパルスモータ33
の駆動信号Aは変化せず、常に前記最適操作速度Vを表
す周波数で出力されている。しかしながら、搬送ローラ
11は読取装置4の操作速度に連動して回転駆動されるの
で、パルス信号Bは時刻t1においてその周波数が低くな
る。比較器38は、駆動信号Aとパルス信号Bとの位相差
を検出するので、信号Cは時刻t1において立上り、これ
によって報知回路40は読取装置4の操作速度が最適操作
速度Vでないことを報知する。
操作者は、これによって最適操作速度Vで読取装置4を
操作することができ、電話機1の操作性が格段に向上さ
れる。構成をさらに述べると、画像読取装置4におい
て、駆動ローラ11は、密着型イメージセンサ10から搬送
方向28にずれた位置に設けられる。この駆動ローラ11
は、画像読取装置4の下方に突出して原稿17の上面に接
触して通信装置2との間の原稿17を搬送方向28に駆動
し、また第5図に示される原稿17a上で搬送方向28の逆
方向39に画像読取装置4が自走すように駆動する。モー
タ33は、密着型イメージセンサ10と原稿17,17aとの相対
的な速度が読取に適した速度Vとなるように駆動ローラ
11を回転駆動する。
通信装置2において、給送ローラ13は、画像読取装置4
が装着される状態で密着型イメージセンサ10の直下に配
置され、原稿17の下面に接触する。搬送ローラ16は、画
像読取装置4が装着れる状態で駆動ローラ11の直下に配
置される。回転動力伝達手段であるベルト32は、搬送ロ
ーラ16からの回転動力を給送ローラ13に伝達して搬送ロ
ーラ16の回転方向83と同一方向84に給送ローラ16を回転
駆動する。
第8図は、本考案の他の実施例である電話機の読取装置
4aの構成を簡略化して示すブロック図である。読取り装
置4aにおいて、前述した読取装置4と対応する部分には
同一の参照符を用いる。
前述したパルスモータ33を駆動するために、電気回路部
20から出力される駆動信号Aは、パルスモータ33に与え
られるとともに、比較器38および切換スイッチ39の個別
接点43に与えられる。また、ロータリエンコーダ19から
のパルス信号Bは、比較器38に与えられるとともに、切
換スイッチ39の個別接点42にも与えられる。この切換ス
イッチ39のスイッチング態様は、比較器38からの信号C
によって切換えられる。切換スイッチ39の共通接点41に
導出される信号Dは、イメージセンサ10に与えられる。
イメージセンサ10は、この信号Dのパルスに同期して1
ラインの原稿像を読取り、ライン画像データとして電気
回路部20に出力する。
第9図は、読取装置4aの動作を説明するための波形図で
ある。電気回路部20から出力される駆動信号Aは、読取
装置4aの最適操作速度Vを表すパルス信号である。この
駆動信号Aは、第9図(1)に示されている。また、ロ
ータリエンコーダ19からのパルス信号Bは、駆動ローラ
11の回転に同期したパルス信号であり、たとえば時刻t2
において、読取装置4aの操作速度が落ちたときには、そ
の周波数が低くなる。比較器38は、駆動信号Aとパルス
信号Bとの位相を比較して、その位相差が一定値以上で
あるときにハイレベルとなる信号Cを出力する。したが
って、時刻t2においてこの信号Cは立上る。信号Cは、
第9図(3)に示されているとおりである。切換スイッ
チ39は、信号Cがローレベルのときに、個別接点43と共
通接点41を導通し、これによって駆動信号Aを信号Dと
してイメージセンサ10に導出する。また、信号Cがハイ
レベルのときには、個別接点42と共通接点41とを導通
し、これによってパルス信号Bを信号Dとしてイメージ
センサ10に導出する。したがって信号Dとしては、第9
図(4)に示されるように搬送ローラ11の回転に同期し
たパルス信号が導出され、イメージセンサ10はこの信号
Dに同期して1ラインの原稿像を読取るので、たとえば
伝送される画像データの画像が延びたり縮んだりするこ
とがなく、正確な原稿像を読取ることができる。
第10図は、本考案のさらに他の実施例の電話機の読取装
置4bの構成を簡略化して示すブロック図である。読取装
置4bにおいて、前述した読取装置4と対応する部分には
同一の参照符を用いる。読取装置4bにおいては、電気回
路部20からのパルスモータ33を駆動するための駆動信号
Aは、パルスモータ33に与えられるとともに、比較器38
にも与えられる。また、ロータリエンコーダ19からのパ
ルス信号Bは比較器38に与えられるとともに、イメージ
センサ10にも与えられる。比較器38の出力する信号C
は、報知回路40に与えられ、これによって報知回路40は
能動化される。
第11図を参照して読取装置4bの動作を説明する。電気回
路部20から出力される駆動信号Aは、読取装置4bの最適
操作速度Vに対応する回転速度でパルスモータ33を回転
させる。この駆動信号Aは、第11図(1)に示されると
おりである。また、ロータリエンコーダ19から出力され
るパルス信号Bは、搬送ローラ11の回転に同期したパル
ス信号であり、読取装置4bの操作速度に対応してその周
波数が変化する。たとえば時刻t3にいおて、読取装置4b
の操作速度が遅くなった場合について説明する。第11図
(2)に示されるように、パルス信号Bの周期は時刻t3
において、最適操作速度Vに対応する周波数よりも低く
なる。比較器38では、前記駆動信号Aとパルス信号Bと
の位相差を検出し、この位相差が一定値以上である場合
にハイレベルとなる信号Cを導出する。報知回路40は、
たとえばスピーカなどを含んで構成され、信号Cがハイ
レベルのときに能動化される。
イメージセンサ10は、ロータリエンコーダ19からのパル
ス信号Bのパルスに同期して1ラインの原稿像を読取
り、ライン画像データとして電気回路部20に出力する。
このような方法では、読取装置4bの操作速度が最適操作
速度Vから僅かにずれる場合には、正常にライン画像デ
ータを出力することができる。また読取装置4bの操作速
度が最適操作速度Vから大きくずれる場合には、イメー
ジセンサ10は、正常な読取りを行うことはできないこと
がある。しかしながら、読取装置4bにおいては、このよ
うな場合に報知回路40が能動化され、操作者にその旨を
報知することができる。これによって操作者は、読取装
置4bを最適操作速度Vで容易に操作をすることができ、
正常な原稿像の読取りを行わせることができる。
このようにして、上述した実施例においてファクシミリ
機能を有する電話機の操作性を向上することができる。
考案の効果 以上のように本考案によれば、通信装置2の上方に画像
読取装置4を装着した状態で両者2,4間に原稿を供給す
ることによって、画像読取装置4に設けられたモータ33
は駆動ローラ11を駆動して原稿17の上面を駆動し、また
この駆動ローラ11からの原稿17を介する回転動力は、通
信装置2に設けられた搬送ローラ16に伝達され、さらに
回転動力伝達手段32を介して密着型イメージセンサ10の
直下に配置される給送ローラ13が駆動され、この給送ロ
ーラ13によって原稿17の下面が搬送方向28に駆動され
る。こうして原稿17の上下の両面が駆動ローラ11と給送
ローラ13とによって搬送方向28に駆動されることにな
る。したがって皺の多い原稿または薄手の原稿であって
も、上首尾にその原稿を搬送して密着型イメージセンサ
10で読取ることができる。
また本考案によれば、画像読取装置4に備えられたモー
タ33によって駆動ローラ11を駆動するとともに、原稿17
を介して搬送ローラ16に伝達された回転動力によって給
送ローラ13を駆動するようにしたので、単一のモータ33
を用いるだけでよく、給送ローラ13を駆動するためのモ
ータは不要となり、構成が簡略化される。
また本考案によれば、画像読取装置4にモータ33が設け
られ、その画像読取装置4から下方に突出した駆動ロー
ラ11が駆動されるので、前述の第5図に関連して述べた
原稿17上で画像読取装置4が自走することができ、これ
によって読取に適した速度Vで画像読取装置4が走行
し、こうして画像読取装置4を通信装置2から離脱した
状態であっても、原稿を正確に読取ることが可能であ
る。またこのように画像読取装置4を自走することがで
きるようにしたので、その画像読取装置4を操作者が手
でつかんで補助的に移動操作することが容易であり、操
作性が向上されることになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の画像データ伝送装置である
電話機1の外観を示す斜視図、第2図は電話機1の読取
装置4を取外した状態を示す斜視図、第3図は電話機1
の構成を簡略化して示す断面図、第4図は電話機1の読
取装置4が装置本体2に装着されているときの読取装置
4付近の構成を簡略化して示す断面図、第5図は読取装
置4が装置本体2から取外されて使用される場合の読取
装置4の構成を示す断面図、第6図は読取装置4の構成
を簡略化して示すブロック図、第7図は第6図示の構成
の動作を説明するための波形図、第8図は本考案の他の
実施例である電話機の読取装置4aの構成を簡略化して示
すブロック図、第9図は第8図示の構成の動作を説明す
るための波形図、第10図は本考案のさらに他の実施例の
電話機の読取装置4bの構成を簡略化して示すブロック
図、第11図は第10図示の構成の動作を説明するための波
形図、第12図は先行技術の読取装置44が装置本体42に装
着されている状態を示す読取装置44付近の断面図であ
る。 1……電話機、2……装置本体、3……ハンドセット、
4,4a,4b……読取装置、10……密着型イメージセンサ、1
1……駆動ローラ、13……給送ローラ、16……搬送ロー
ラ、17,17a……原稿、19……ロータリエンコーダ、32…
…ベルト、33……パルスモータ、38……比較器、39……
切換スイッチ、40……報知回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 松本 潤一郎 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)考案者 村田 直光 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)考案者 近藤 充伸 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)入力される画像データを伝送する通
    信装置2と、 (b)通信装置2の上方に着脱自在に設けられる画像読
    取装置4であって、原稿17,17aと搬送方向28またはその
    逆方向39に相対的に移動してその原稿17,17aの像を読取
    る密着型イメージセンサ10を備え、この密着型イメージ
    センサ10からの画像データを通信装置2に与える画像読
    取装置4とを含み、 (c)画像読取装置4は、 (c1)密着型イメージセンサ10から搬送方向28にずれた
    位置に設けられ、下方に突出して原稿17の上面に接触し
    て通信装置2との間の原稿17を搬送方向28に駆動し、ま
    た原稿17a上で搬送方向28の逆方向39に画像読取装置4
    が自走するように駆動する駆動ローラ11と、 (c2)密着型イメージセンサ10と原稿17,17aとの相対的
    な速度が、読取に適した速度Vとなるように駆動ローラ
    11を回転駆動するモータ33とを含み、 (d)通信装置2は、 (d1)画像読取装置4が装着される状態で密着型イメー
    ジセンサ10の直下に配置され、原稿17の下面に接触する
    給送ローラ13と、 (d2)画像読取装置4が装着される状態で駆動ローラ11
    の直下に配置される搬送ローラ16と、 (d3)搬送ローラ16からの回転動力を給送ローラ13に伝
    達して搬送ローラ16の回転方向83と同一方向84に給送ロ
    ーラ16を回転駆動する回転動力伝達手段32とを含むこと
    を特徴とする画像データ伝送装置。
JP13116588U 1988-10-05 1988-10-05 画像データ伝送装置 Expired - Lifetime JPH0720995Y2 (ja)

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