JPH0812101A - シート給送装置及び画像形成装置 - Google Patents

シート給送装置及び画像形成装置

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JPH0812101A
JPH0812101A JP6152120A JP15212094A JPH0812101A JP H0812101 A JPH0812101 A JP H0812101A JP 6152120 A JP6152120 A JP 6152120A JP 15212094 A JP15212094 A JP 15212094A JP H0812101 A JPH0812101 A JP H0812101A
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JP
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sheet feeding
sheet
cassette
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image forming
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JP6152120A
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Inventor
Yasushi Ishida
石田  靖
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シートを正しく位置決めしたまま装置本体に
装着可能なシート給送装置を提供する。 【構成】 記録紙27を積載収納して装置本体48にシート
給送方向と直交する方向に着脱可能に装備される給紙カ
セット28と、前記給紙カセット28に積載された記録紙27
を給送するための装置本体側に装備される給送ローラ29
と、を備え、前記給紙カセット28は装置本体48に対して
着脱方向奥側に基準面38を備え、該基準面38は、カセッ
ト容器36と一体成形された凸部36aと、該凸部36aと同
一平面上にあってシート給送方向先端角部に設けられた
分離爪43の近傍に取り付けられたガイド部材45を備え
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カットシートを複数枚
積載収納して、複写機,レーザービームプリンタ,ファ
クシミリ等の画像形成装置本体に着脱可能に装備される
シート収納手段を備えたシート給送装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機,レーザービームプリンタ
等の画像形成装置には、記録紙等のカットシートをシー
トサイズに応じた筐体状のカセットに積載収納して装置
本体に装着して使用するものが多い。上記カセットを装
置本体に着脱する方向は、装置の側面に羽根状に飛び出
してセットしていたものから、装置前面に棚状に収納し
て引き出し可能ないわゆるフロントローディング方式を
採用するものが開発され実用化されている。これによっ
て、装置の設置面積を現象させて、使用者がカセセット
の着脱を容易に行なうことができるように構成されてい
る。
【0003】例えば、図14に示す給紙カセット101を
用いて説明する。上記給紙カセット101は図の矢印F
方向に装置本体(図示せず)に着脱するように構成され
ている。上記給紙カセット101のカセット容器102
内には記録紙Pを積載するためのシート積載板103が
装備されており、装置本体側の給送ローラ(図示せず)
に対応する裏面側から圧縮バネ104(図15参照)によ
り上方に付勢されている。また上記カセット容器102
のシート給送方向両角部にはシートを分離するための分
離爪105,106が揺動可能に設けられている。
【0004】上記給紙カセット101に記録紙Pを収納
する場合には、図15に示すように通常右側(シート給送
方向側)より記録紙Pを積載板103上を矢印方向へ滑
らせながらセットするものが多い。記録紙Pをカセット
容器102に収納した状態を図16に示す。積載された記
録紙Pのシート給送方向側の両角部は上記分離爪10
5,106により押さえられている。
【0005】また上記給紙カセット101においては、
図17に示すようにカセット手前側(図面下側)にシート
給送基準面107が形成されており、記録紙幅に応じて
移動する側圧板108はカセット奥側(図面上側)に装
備されている。上記側圧板108には、記録紙端を幅方
向に付勢する付勢部材109が取り付けられており、記
録紙端を上記シート給送基準面107側に付勢して適正
な記録紙Pの位置決めが行なわれる。
【0006】上記フロントローディングタイプのカセッ
トにおいては、カセット容器内に設けた仕切板の位置を
変えることによって、1つのカセットで複数サイズの記
録紙に対応したユニバーサルカセットや、1種類のシー
トサイズのみに対応した専用カセット、近似した記録紙
サイズに切り換え可能なカセット等が提案されている。
ファクシミリ装置においては、例えばA4/レター切り
換えカセット等が装備されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のシート給送装置においては、給紙カセット101に
記録紙Pを積載収納して装置本体に装着する際に、図18
に示すように上記給紙カセット101内の記録紙Pが装
着時の慣性力により給紙カセット101を装置本体に装
着した後も矢印F方向に移動し続けようとする。そし
て、側圧板108に設けられた付勢部材109の付勢力
に抗して該付勢部材109が側圧板108に沿って突き
当たるまで移動する。
【0008】カセット装着動作が終了した後も記録紙P
の重量によっては、付勢部材109の付勢力では記録紙
Pがシート給送基準面57側に戻らない場合があり、この
状態では図18に示すGの距離分画像がずれていまうおそ
れがあった。また記録紙Pがカセット手前側の分離爪1
06に掛からない状態になるおそれがあり、記録紙Pの
分離性能が低下して給送不良を生ずるおそれがある。
【0009】これらは特に記録紙Pの積載容量が多い給
紙カセット101に発生し易く、正規位置にない記録紙
Pを正規位置に修正する機構(レジストレーション機
構)が必要となり、該機構を新たに設けるとすれば製造
コストが上昇する。
【0010】本発明の目的は、上記従来技術の課題を解
決し、シートを正しく位置決めしたまま装置本体に装着
可能なシート給送装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記従来技術の課題を解
決し、以下に述べる実施例に適用される代表的な手段
は、シートを積載収納して装置本体にシート給送方向と
直交する方向に着脱可能に装備されるシート収納手段
と、前記シート収納手段に積載されたシートを給送する
ための装置本体側に装備される給送手段と、を備え、前
記シート収納手段は装置本体に対して着脱方向奥側にシ
ート給送基準を備えたことを特徴とする。
【0012】また本発明は、前記シート給送基準が、前
記カセット容器と一体成形された凸部と、該凸部と同一
平面上であって、分離爪の近傍に取り付けられた基準部
材と、を備えていることを特徴とする。
【0013】また本発明は、前記分離爪が、シート給送
方向先端角部に前記カセット容器の内側面と前記基準部
材との隙間に揺動自在に配置されており、前記内側面と
前記基準部材との隙間を確保するためのリブを前記分離
爪の揺動範囲外に設けたことを特徴とする。
【0014】
【作用】前記手段によれば、シート収納手段内のシート
給送基準を装置本体に対して着脱方向奥側に設けたた
め、シートを積載収納したシート収納手段を装置本体に
装着したときにシートが基準位置より動くことがない。
【0015】また分離爪の揺動支点の近傍にシート給送
基準となる基準部材を設けたため、給送手段によりシー
トが送り出されるまで、シートを基準位置に位置決めす
ることができるため、シートの斜行等を確実に防止する
ことができる。
【0016】また基準部材とカセット容器の内側面との
隙間を確保するためのリブを設けることにより、シート
を基準部材に押し当てるために押圧部材の付勢力が強く
なっても、上記基準部材が変形することがない。従っ
て、上記基準部材の変形によるシートの斜行は発生せ
ず、分離爪の揺動の妨げとなることもない。
【0017】また分離爪の近傍に設けた基準部材だけを
カセット容器と別体にし、その他のシート給送基準をカ
セット容器と一体成形することにより、組立作業が容易
となり、製造コストを低減することができる。
【0018】〔第1実施例〕
【0019】
【実施例】以下、前記手段を適用した本発明に係るシー
ト給送装置の一実施例について図面を参照して説明す
る。尚、本実施例は上記シート給送装置を装備した画像
形成装置としてファクシミリ装置を用いて説明する。図
1は給紙カセットの平面説明図、図2は給紙カセットの
内部断面説明図、図3はシートを積載収納した給紙カセ
ットの平面説明図、図4はシートを積載収納した給紙カ
セットの内部断面説明図、図5は給紙カセットの装置本
体への装着動作を示す一部拡大説明図、図6はファクシ
ミリ装置の断面説明図、図7はファクシミリ装置の外観
説明図、図8はファクシミリ装置の概略構成を示すブロ
ック図、図9,図10はレーザービームによる画像形成動
作を示す説明図である。
【0020】先ず、図8を参照してファクシミリ装置の
概略構成について説明する。Aは原稿読取部であり、原
稿画像を光電的に読み取ってデジタル画像信号として制
御部1に出力するもので、原稿搬送用モータやCCDイ
メージセンサ等を装備している。
【0021】上記制御部1の構成について説明すると、
2は1頁相当の画像情報を格納するバッファメモリであ
り、原稿の送信或いはコピーのときに原稿読取部Aから
1頁分のイメージデータが格納され、画像データ受信の
ときは復合された受信画像データが格納される。そして
格納されたデータが画像形成部Bに出力されることによ
って画像形成が行なわれる。3は符号化/復号化部であ
り、送信する画像情報をMH符号化等により符号化する
と共に、受信した符号化画像データを復号してイメージ
データに変換するものである。
【0022】上記制御部1の各部の動作は、例えばマイ
クロプロセッサ等のCPU4により制御されている。5
は上記CPU4の制御プログラムや各種データを記憶し
ているROMであり、6は上記CPU4のワークエリア
として各種データを一時保存するRAMである。
【0023】Bは画像形成部であり、レーザービームを
感光体に走査してカットシートである記録紙に画像記録
を行なうものである。Dは送信開始等の各種機能キーや
テンキー等を有する操作部であり、7は上記操作部Dに
設けられている各種機能や装置の状態等を表示する表示
部である。また8は装置全体に電力を供給する電源部で
あり、9はモデム(変復調器)、10は網制御部(NC
U)、Eはハンドセットである。
【0024】次に上記ファクシミリ装置の各部の構成に
ついて順に説明する。
【0025】(原稿読取部A)図6及び図7において、
装置上面には原稿載置台11が形成されており、該原稿載
置台11上には原稿12を画像面を下にして積載される。13
はサイドガイドであり、上記原稿載置台11に積載される
原稿12を幅方向に位置決めするものである。上記原稿載
置台11に積載された原稿12のうち最下層の原稿12より予
備搬送ローラ14a及び此れに圧接する圧接部材14bによ
って予備搬送され、次いで分離ローラ15a及びこれに圧
接する 圧接部材15bによって1枚ずつ分離搬送される
ように構成されている。
【0026】そして上記原稿12は、搬送ローラ16a及び
これに圧接するピンチローラ16bによって読取領域に搬
送されて、密着型のコンタクトセンサ17によって原稿画
像が読み取られて電気信号に変換されるように構成され
ている。画像読取後の原稿12は、排出ローラ18a及びこ
れに圧接するピンチローラ18bによって装置本体左側面
に取り付けられた原稿排出トレイ19に搬送され排出され
る。
【0027】(画像形成部B)画像形成部は、電子写真
方式を採用しており、装置本体に着脱可能なプロセスカ
ートリッジ20内に感光ドラム21とその周囲に各種作像手
段が配設されている。即ち、上記感光ドラム21の周囲に
は、帯電器22,現像器23,クリーニング器24が配設され
ている。
【0028】上記感光ドラム21は、矢印G方向に回転し
て帯電器22によってドラム表面が帯電され、画像信号に
応じてレーザービーム25cを発振するレーザー発振器25
aによってレーザービーム25cをポリゴンミラー25bに
よって反射させて上記感光ドラム21の母線方向に走査さ
せて露光する。この時上記感光ドラム21に形成された静
電潜像に現像部23によってトナーが供給されて可視像化
される。このトナー像は、感光ドラム21と転写ローラ26
間を搬送される記録紙27に転写記録される。トナー像転
写後の感光ドラム21は、クリーニング器24によって残留
トナーが除去されて次の記録に備える。
【0029】(シート搬送部C)装置本体の下部には、
記録紙27を積載収納するためのシート収納手段としての
給紙カセット28がシート給送方向と直交する方向に着脱
自在に装備されている(フロントローディング)。この
給紙カセット28内にはカットシートである記録紙27が積
載収納されている。上記給紙カセット28内に積載された
記録紙27は、一対の半月状の給送ローラ29によって最上
層の1枚のみが分離給送される。この給送ローラ29は、
給紙カセット28をシート給送方向と直交する方向に着脱
しても該給紙カセット28と干渉しないように、カット面
を下側にした待機位置に待機しており、駆動時に給紙カ
セット28に積載された最上層の1枚のみを分離給送す
る。上記給送ローラ29により送り出された記録紙27は、
駆動ローラ30a及びこれに圧接するピンチローラ30bよ
りなるレジストローラ対によってレジストを取られた
後、感光ドラム21の回転に同期して搬送され、感光ドラ
ム21と転写ローラ26間を通過する際に画像が転写され
る。
【0030】画像転写後の記録紙27は、ヒータ31を内蔵
した定着ローラ32a及びこれに圧接する加圧ローラ32b
間を通過する31に熱及び圧力を印加されてトナー像が定
着され、搬送ローラ対33a,33b及び排出ローラ対34
a,34bを経て記録紙排出トレイ35に排出されるように
構成されている。
【0031】(給紙カセット28の構成)次に給紙カセッ
ト28の構成について具体的に説明する上記給紙カセット
28は、図7に示すように装置前面下部において矢印F方
向に着脱可能に装備されている。上記給紙カセット28は
記録紙サイズがA4サイズ及びレターサイズの切り換え
が可能に構成されており、以下図1を参照して構成を説
明する。
【0032】図1において、36は筐体状のカセット容器
であり、該カセット容器36内の装着方向手前側(図面下
側)には押圧部材としての側圧板37がシート幅方向に移
動可能に設けられている。この側圧板37にはA4サイズ
及びレターサイズの記録紙27を装着方向奥側(図面上
側)に設けられたシート給送基準としての基準面38に付
勢する付勢板バネ39が取り付けられている。また上記給
紙カセット28の装着方向奥壁には、記録紙サイズを検知
し、かつ給紙カセット28が正常に装置本体に装着された
ことを検知するための突起状のサイズ検知駒40が突設さ
れている。
【0033】また上記カセット容器36内には記録紙27を
積載するための積載板41が回動可能に設けられており、
給送ローラ29に対応する位置で裏面側より押圧バネ42
(図2参照)によって上方に付勢されている。上記積載
板41には溝部41aが形成されており、装置本体側のシー
ト残量センサ(図示せず)のセンサレバーが紙無し時に
落ち込むように逃がすものである。43,44は上記積載板
41に積載された最上側の記録紙27と次の記録紙27とを分
離する分離爪であり、記録紙27のシート給送方向側両角
部に揺動可能に設けられている。
【0034】上記カセット容器36に設けられた基準面38
は、該カセット容器36の奥側に一体形成された凸部36a
(2箇所)と、該凸部36aと同一面上に取り付けられる
基準部材となるガイド部材45より構成されている。上記
ガイド部材45は上記カセット容器36にねじにより着脱自
在に取り付けられている。上記基準面38はA4サイズ及
びレターサイズのシート給送基準となるもので、所謂片
側基準となっている。
【0035】上記基準面38側の分離爪43は、ガイド部材
45とカセット容器36の内側面との隙間内を揺動可能に取
り付けられている。そして、ガイド部材45が分離爪43の
揺動支点であるピン46の近傍に設けられているため、記
録紙27の分離給送時に斜行するのを防止できる。
【0036】また上記分離爪43はカセット容器36とガイ
ド部材45との隙間を揺動するように構成されているが、
該カセット容器36とガイド部材45との隙間には、記録紙
27に押されて上記ガイド部材45が変形して隙間が狭くな
り、分離爪43の回動の抵抗とならないように、隙間を確
保するためのリブ47が設けられている(図2,図5参
照)。上記リブ47は、図2に示すように、上記分離爪43
の揺動範囲外に設けられており、分離爪43の動きに干渉
しないように配置されている。
【0037】図3及び図4は給紙カセット28に記録紙27
を積載収納した状態を示す。図3に示すように、記録紙
27は基準面38を構成する凸部36a及びガイド部材45に突
き当てられてセットされており、反対側の側圧板37を記
録紙サイズに応じて幅方向に移動させ、該側圧板37に取
り付けられた付勢板バネ39により基準面38側に付勢され
ている。
【0038】図5に示すように、上記給紙カセット28を
装置本体48に挿入すると、カセット容器36の奥壁に突設
された突き当て部49が装置本体側の突き当て部50に突き
当たるまで矢印F方向に移動する。その際に記録紙27は
自らの慣性力により更に矢印F方向に移動しようとする
が凸部36a及びガイド部材45により動きが規制されてい
るためシート給送基準位置よりずれるおそれはない。
【0039】また前記画像形成部Bにおいてレーザー発
振器25aによって画像を書き込む場合、先ず記録する画
像を細かいます目に分解する。そのます目を画素とい
い、その1つ1つをレーザービーム25cのスポットに対
応させて画像を表現する。上記レーザービーム25cは小
さな径のスポットで真っ直ぐ進むだけなので、図9に示
すようにそれを回転するポリゴンミラー25bに当てて感
光ドラム21の母線方向に走査させる。1ライン分の走査
線25dの書き込みが終了すると、レーザー発振器25aを
一旦オフしてポリゴンミラー25bの次の面が同じ位置に
回転してきたときに再度レーザー発振器25aをオンして
レーザービーム25cを照射する。また感光ドラム21のレ
ーザービーム25cを走査する位置も1ライン分進める。
このようにして記録したい画像を描くことができる。
【0040】図10はレーザービーム25cにより書き込み
が行なわれる感光ドラム21上の画素を、これらが転写さ
れる記録紙27上に座標系として示したものである。図10
において、25eはレーザービーム25cにより描かれる画
素、25fは画素25eの論理ポジション(0,0)を示
す。上記論理ポジション25fは、シート給送基準である
基準面38側にあるので、画像の位置ずれを最小に抑える
ことができる。
【0041】上記構成によれば、記録紙27の給送基準と
なる基準面38をカセット装着方向奥側に設けたことによ
り、給紙カセット28装着時に記録紙27の自らの慣性力に
よるカセット容器36内の位置ずれを防止することができ
る。
【0042】またファクシミリ装置において、シート給
送基準に確実に合わせて記録紙27を給送することができ
るので、画像ずれの生じない高品位画像を提供すること
ができる。
【0043】尚、本実施例では分離爪をシート給送方向
両角部に設けたが、ガイド部材45が設けられている側だ
け分離爪を設けたものであっても良い。この場合、ガイ
ド部材45側のみに給送ローラ29を設けても良い。また上
記ガイド部材45はねじにより固定しているが、嵌め込み
式に装着しても良い。
【0044】〔第2実施例〕
【0045】次に前記シート給送装置の他例について図
11〜図13を参照して説明する。ファクシミリ装置の概略
構成は前記第1実施例と同様であるので同一部材には同
一番号を付して説明を援用し、以下、特徴点である給紙
カセットの構成を中心に説明する。
【0046】本実施例は、1つの給紙カセットで複数の
紙サイズに対応可能なユニバーサルカセットを用い、サ
イド規制板が両側同時に移動可能な中央基準の給紙カセ
ットを用いて説明する。
【0047】給紙カセット51は、記録紙サイズがA4サ
イズ及びB4サイズの切り換えが可能に構成されてお
り、図11がA4サイズの記録紙52を積載する場合、図12
がB4サイズの記録紙53を積載する場合を示す。
【0048】図11,12において、54は筐体状のカセット
容器であり、該カセット容器54内には幅方向に移動可能
なサイド規制板55,56が設けられている。給紙カセット
51の着脱方向奥側(図面上側)のサイド規制板55は、各
記録紙サイズに応じて位置に選択的に移動可能であり、
固定ネジ57によってカセット容器54に固定される。上記
サイド規制板55の起立面55aがシート給送基準となる。
給紙カセット51の着脱方向手前側(図面下側)のサイド
規制板56は、カセット容器54に所定ピッチで設けたラッ
ク58により記録紙幅に応じて移動調整できる。上記サイ
ド規制板56にはつまみ59が一体に設けられており、該つ
まみ59をラック58に噛み合わせることにより固定するこ
とができる。上記記録紙幅はその記録紙の製造メーカ
ー、使用する環境条件、特に湿度の影響により増減する
ので、前記サイド規制板56を記録紙幅に合わせて移動す
ることにより、上記サイド規制板55,56に揺動可能に支
持された分離爪60,61の記録紙52,53に掛かる面積を等
しくすることができる。
【0049】62は記録紙52,53の後端位置を規制する後
端規制板であり、カセット容器54に所定ピッチで設けた
ラック63により記録紙長に応じて移動調整できる。上記
後端規制板62にはつまみ64が一体に設けられており、該
つまみ64をラック63に噛み合わせることにより固定する
ことができる。
【0050】上記給紙カセット51の装着方向奥壁には、
記録紙サイズを検知し、かつ給紙カセット51が正常に装
置本体に装着されたことを検知するための突起状のサイ
ズ検知駒65が突設されている。
【0051】また上記カセット容器54内には記録紙52,
53を積載するための積載板66が回動可能に設けられてお
り、給送ローラ29に対応する位置で裏面側より押圧バネ
67(図13参照)によって上方に付勢されている。
【0052】図13に示すように、上記給紙カセット51を
装置本体48に挿入すると、カセット容器54の奥壁に突設
された突き当て部68が装置本体側の突き当て部69に突き
当たるまで矢印F方向に移動する。その際に記録紙52,
53は自らの慣性力により更に矢印F方向に移動しようと
するが奥側のサイド規制板55はカセット容器54に固定さ
れているため記録紙52,53はシート給送基準位置よりず
れるおそれはなく、正規の位置に位置決めすることがで
きる。またユニバーサルカセットであるため、複数の記
録紙サイズに設定可能であるという利点もそのまま承継
される。
【0053】また図11,12に示すように、手前側のサイ
ド規制板56の分離爪61の近傍に記録紙52,53をシート給
送基準側に付勢する付勢部分56aを設けることにより、
記録紙52,53をシート給送基準側に整列性良く位置決め
することができる。例えば、上記サイド規制板56を樹脂
モールドで製造し、付勢部分56aを樹脂バネ形状にして
一体形成することにより、低コストで整列性を良くする
ことができる。
【0054】尚、前記各実施例は画像形成装置としてフ
ァクシミリ装置を用いて説明したが、これに限定される
ものではなく、複写機,レーザービームプリンタ、イン
クジェットプリンタ、ワードプロセッサ等の他の画像形
成装置に適用することができる。またシート給送装置と
しては、装置本体に着脱可能な給紙カセットだけでな
く、トレイ式のシート収納手段に適用することも可能で
ある。
【0055】
【発明の効果】本発明は前述したように、シート給送基
準となる基準面をシート収納手段の着脱方向奥側に設け
たことにより、前記シート収納手段の装着時にシートの
自らの慣性力による容器内の位置ずれを防止することが
できる。
【0056】また画像形成装置において、シート給送基
準に確実に合わせてシートを給送することができるの
で、画像ずれの生じない高品位画像を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る給紙カセットの平面説明図で
ある。
【図2】給紙カセットの内部断面説明図である。
【図3】シートを積載収納した給紙カセットの平面説明
図である。
【図4】シートを積載収納した給紙カセットの内部断面
説明図である。
【図5】給紙カセットの装置本体への装着動作を示す一
部拡大説明図である。
【図6】ファクシミリ装置の断面説明図である。
【図7】ファクシミリ装置の外観説明図である。
【図8】ファクシミリ装置の概略構成を示すブロック図
である。
【図9】レーザービームによる画像形成動作を示す説明
図である。
【図10】レーザービームによる画像形成動作を示す説
明図である。
【図11】第2実施例に係る給紙カセットの平面説明図
である。
【図12】第2実施例に係る給紙カセットの平面説明図
である。
【図13】給紙カセットの装置本体への装着動作を示す
一部拡大説明図である。
【図14】従来の給紙カセットの平面説明図である。
【図15】従来の給紙カセットの内部断面説明図であ
る。
【図16】従来の給紙カセットの記録紙収納状態を示す
側面説明図である。
【図17】従来の給紙カセットの記録紙収納状態を示す
平面説明図である。
【図18】従来の給紙カセットの課題を示す平面説明図
である。
【符号の説明】
A…原稿読取部 B…画像形成部 C…シート搬送部 Dは操作部 E…ハンドセット 1…制御部 2…バッファメモリ 3…符号化/復合化部 4…CPU 5…ROM 6…RAM 7…表示部 8…電源部 9…モデム 10…網制御部 11…原稿載置台 12…原稿 13…サイドガイド 14a…予備搬送ローラ 14b,15b…圧接部材 15a…分離ローラ 16a…搬送ローラ 16b,18b,30b…ピンチローラ 17…コンタクトセンサ 18a…排出ローラ 19…原稿排出トレイ 20…プロセスカートリッジ 21…感光ドラム 22…帯電器 23…現像器 24…クリーニング器 25a…レーザー発振器 25b…ポリゴンミラー 25c…レーザービーム 25d…走査線 25e…画素 25f…論理ポジション 26…転写ローラ 27,52,53…記録紙 28,51…給紙カセット 29…給送ローラ 30a…駆動ローラ 31…ヒータ 32a…定着ローラ 32b…加圧ローラ 33a,33b…搬送ローラ対 34a,34b…排出ローラ対 35…記録紙排出トレイ 36,54…カセット容器 36a…凸部 37…側圧板 38…基準面 39…付勢板バネ 40,65…サイズ検知駒 41,66…積載板 41a…溝部 42,67…押圧バネ 43,44,60,61…分離爪 45…ガイド部材 46…ピン 47…リブ 48…装置本体 49,50,68,69…突き当て部 55,56…サイド規制板 56a…付勢部分 57…固定ネジ 58,63…ラック 59,64…つまみ 62…後端規制板

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートを積載収納して装置本体にシート
    給送方向と直交する方向に着脱可能に装備されるシート
    収納手段と、 前記シート収納手段に積載されたシートを給送するため
    の装置本体側に装備される給送手段と、を備え、 前記シート収納手段は装置本体に対して着脱方向奥側に
    シート給送基準を備えたことを特徴とするシート給送装
    置。
  2. 【請求項2】 前記シート給送基準は、前記カセット容
    器と一体成形された凸部と、該凸部と同一平面上であっ
    て、分離爪の近傍に取り付けられた基準部材と、を備え
    ていることを特徴とする請求項1記載のシート給送装
    置。
  3. 【請求項3】 前記分離爪は、シート給送方向先端角部
    に前記カセット容器の内側面と前記基準部材との隙間に
    揺動自在に配置されており、前記内側面と前記基準部材
    との隙間を確保するためのリブを前記分離爪の揺動範囲
    外に設けたことを特徴とする請求項2記載のシート給送
    装置。
  4. 【請求項4】 前記シートカセットは、前記基準部材に
    向けてシート端を押圧する押圧部材を有し、該押圧部材
    をシートサイズに応じて移動可能に設けたことを特徴と
    する請求項2又は請求項3記載のシート給送装置。
  5. 【請求項5】 前記基準部材は、前記カセット容器に着
    脱可能に取り付けられていることを特徴とする請求項2
    乃至請求項4のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  6. 【請求項6】 前記シート端を両側より移動して位置決
    め可能なサイド規制板を備え、前記シート給送基準は装
    置本体に対して着脱方向奥側のサイド規制板の起立面と
    したことを特徴とする請求項1記載のシート給送装置。
  7. 【請求項7】 前記シート給送基準側のサイド規制板
    は、シートカセットに固定できることを特徴とする請求
    項6記載のシート給送装置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至請求項7のいずれか1項に
    記載のシート給送装置と、 前記シート給送装置により送り出されたシートに画像を
    形成する画像形成手段と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記画像形成手段は、レーザービームを
    走査して像を形成するものであり、1ラインのビーム走
    査開始位置が、前記シート給送基準側から行なわれるこ
    とを特徴とした請求項8記載の画像形成装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6684487B2 (en) 1997-08-22 2004-02-03 Ishida Co. Method of producing a load cell
US7377509B2 (en) 2003-03-28 2008-05-27 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Sheet feed cassette
JP2009274857A (ja) * 2008-05-16 2009-11-26 Konica Minolta Business Technologies Inc 給紙装置
US7984901B2 (en) 2008-08-19 2011-07-26 Kabushiki Kaisha Toshiba Paper feeding cassette

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