JP3627950B2 - 給紙装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像出力装置を載置するとともにこの画像出力装置に用紙を供給する給紙装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
原稿画像を読み取る機能とデータを用紙に印字出力する機能とを具備する画像出力装置としては複写機やファクシミリが挙げられる。近来は、プリンタ、複写機、ファクシミリとしての多用な使用形態が得られるマルチファンクションタイプの画像出力装置が普及されている。
【0003】
このような画像出力装置では、他のOA機器と同様に小型化の要求に応じるためプリンタの機能はかなりコンパクト化されているが、ブック型スキャナは扱う原稿の大きさよりも小さくすることはできない。そこで、プリンタの上部にブック型スキャナをその一部を水平方向に突出させた状態で片持状態で支持することにより、そのブック型スキャナの突出部分に印字済みの用紙を排紙するための排紙スペースを確保するようにした画像出力装置(以下、第一の画像出力装置と称する)が開発されている。また、ユーザーの多用なニーズに合わせてブック型スキャナよりも小型で安価な原稿移動型スキャナを上部に具備する画像出力装置(以下、第二の画像出力装置と称する)も開発されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
一方、画像出力装置を載置するとともに、この画像形成装置に用紙をボトムパス方式で供給するようにした給紙装置があるが、前述のように仕様の異なる第一、第二の画像出力装置が存在するので、メーカーでは載置する画像形成装置の機種毎に給紙装置を設計している。これは生産管理の面からみると非合理的であり、生産コストが高くなる問題がある。
【0005】
本発明の目的は、前述のようにブック型スキャナを具備する第一の画像出力装置と、原稿移動型スキャナを具備する第二の画像出力装置とを、選択的に載置することができるようにすることである。本発明の他の目的は、デッドスペースを利用して排紙スペースを確保することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、多数枚の用紙を積層状態で収納する給紙トレイと、この給紙トレイ上の最上層の用紙を引き出す給紙ローラと、この給紙ローラを内蔵するとともに前記給紙トレイを引出し自在に収納するトレイケースとを有して画像出力装置を載置状態で支持する給紙装置において、前記トレイケースの長手方向の全長は、ブック型スキャナの長手方向の一端側の一部を水平方向に突出させた状態でこのブック型スキャナを上部に備えた第一の画像出力装置の長手方向の長さに近似する長さであって、上部に原稿移動型スキャナを搭載した第二の画像出力装置の長手方向の長さよりも長い長さに定められ、前記トレイケースの上面には、前記第一の画像出力装置を略同一の投影面内で対向させた状態で支持し又は前記第二の画像出力装置を長手方向の一端側に寄せて支持する支持部が形成されているとともに、前記第一、第二の画像出力装置に形成されたボトムパスに連通する連通口が形成されている。
【0007】
従って、トレイケースの上面に、第一の画像出力装置と第二の画像出力装置との何れかを選択的に載置することが可能となる。第一の画像出力装置を載置した場合には、上部における端部から突出するブック型スキャナの突出部分とトレイケースの上面の一部との間のデッドスペースに排紙スペースを形成することが可能となる。トレイケースの長手方向の一端側に寄せて第二の画像出力装置を載置した場合には、トレイケースの上面の他端側の領域内に排紙スペースを形成することが可能となる。
【0008】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、第一又は第二の画像出力装置から排出される用紙の排紙領域に対応するトレイケースの上面には排紙トレイが形成されている。従って、トレイケースの上面を排紙トレイとして利用することが可能となる。
【0009】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、排紙トレイには排紙される用紙のエッジの内側から外側に延出する領域に凹部が形成されている。従って、凹部に指を差し入れることにより、排紙トレイに積載された用紙を容易に摘み出すことが可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の一形態を図面に基づいて説明する。図1は給紙装置の斜視図、図2は給紙装置に第一の画像出力装置を載置した状態を示す縦断右側面図、図3は給紙装置に第一の画像出力装置を載置した状態を示す斜視図、図4は給紙装置に第二の画像出力装置を載置した状態を示す縦断右側面図、図5は給紙装置に第二の画像出力装置を載置した状態を示す斜視図である。
【0011】
まず、図2を参照して第一の画像出力装置Aの構成について説明する。画像形成装置Aは上部にブック型スキャナ1を備え下部にプリンタ2を備えている。スキャナ1はその長手方向の一端(図2において左端)側の一部がプリンタ2の上部から水平方向に突出する状態で他端がヒンジ3を中心に上方に回動可能にプリンタ2に支持されている。このスキャナ1は、このスキャナ1の外筐をなすスキャナ本体1aの上面に設けられたコンタクトガラス4の上にセットされた原稿を原稿押え5により押え、コンタクトガラス4に沿って読取部6を走査することにより原稿の画像を読み取ることができる。他の使用形態としては、読取部6を定位置で静止させ、原稿押え5の上面に形成された原稿トレイ7に沿って原稿を送り込み、その原稿を搬送部8により搬送する過程で読取部6によって原稿画像を読み取ることも可能である。なお、原稿押え5はヒンジ9によりスキャナ本体1aにより上方に回動可能に支持されている。また、スキャナ1は前部上面にモード設定や各種の設定を行う操作パネル10を有している。
【0012】
次に、プリンタ2の構成について説明する。プリンタ2の外筐をなすプリンタ本体2aの内部には用紙Sを案内する用紙搬送路11が形成され、この用紙搬送路11の上部にはプロセスカートリッジ12が設けられている。このプロセスカートリッジ12は、ユニット本体13に感光体14を回転自在に設けるとともに、帯電部材15と現像部16とを感光体14の周囲に配置して取り付けることにより形成されている。感光体14の下方には、この感光体14に用紙搬送路11を間にして対向する転写部17が設けられている。プロセスカートリッジ12の上部には、画像信号に基づいて変調されたレーザ光を感光体14の帯電部分に走査することにより静電潜像を形成する潜像形成部18が設けられている。
【0013】
また、プリンタ本体2aの後部(図2において右側)には、用紙を斜めに載置状態で支えるトレイ19が設けられ、このトレイ19の下方には、回転駆動される給紙ローラ20と、一方向に付勢されてトレイ19上の用紙を給紙ローラ20に圧接する押圧板21と、給紙ローラ20に弾性的に接触することにより用紙の重送を阻止する分離パッド22と、給紙ローラ20に用紙を圧接する従動回転自在のピンチローラ23とが設けられている。
【0014】
給紙ローラ20、分離パッド22、ピンチローラ23は前記用紙搬送路11の入口側に配置されている。この用紙搬送路11には、給紙ローラ20よりも下流側に位置するボトムパス24が連通されている。さらに、用紙搬送路11の下流側には、用紙上に転写された画像を定着する定着部25が配置されている。さらに、プリンタ本体2aの前面(図2において左側)の下方には排紙ローラ26によって排紙された用紙を排紙する排紙口27が形成されている。そして、プリンタ本体2aの前面から突出するスキャナ1の突出部分1bの下側には、排紙口27から排紙される用紙を排紙させる排紙スペース28が形成されている。さらに、この排紙スペース28の底部に位置する排紙トレイ29がプリンタ本体2aに一体に形成されている。図3に示すように、排紙トレイ29の上面の中央には排紙された用紙との接触面積を少なくして静電気の発生を抑制するためのリブ30が形成され、両側には排紙された用紙の両側のエッジの内側から外側に延出する領域に凹部31が形成されている。また、排紙トレイ29の先端中央には補助トレイ29aが引出自在に設けられている。
【0015】
印字する場合は、図2において、感光体14を時計方向に回転させる過程でその表面を帯電部材15により帯電し、原稿の読取画像又は外部から受信した画像に基づいて潜像形成部18によって感光体14の帯電部分に静電潜像が形成される。この静電潜像は現像部16により現像される。この現像画像は、給紙ローラ20によりトレイ19から給紙された用紙又は後述する給紙装置Cから給紙される用紙Sに転写される。画像が転写された用紙Sは定着部25を通過するときに定着され、排紙口27から排紙される。
【0016】
このような第一の画像出力装置Aでは、操作パネル10を操作することにより、スキャナ1で読み取ったデータを送信するファクシミリの送信モード、外部から送信されたデータをプリンタ2により出力するファクシミリの受信モード、スキャナ1で読み取ったデータをプリンタ2で出力するコピーモードとしての使用形態を選択することができる。
【0017】
次に、図4を参照して第二の画像出力装置Bの構成について説明する。画像形成装置Bは上部に原稿移動型スキャナ32を備え下部にプリンタ33を備えている。スキャナ32は、原稿の画像を読み取る読取部34と、この読取部34に向けて原稿を搬送する搬送部35と、モード設定や各種の設定を行う操作パネル32a(図5参照)とを有する。また、プリンタ33の上部には原稿を載置する原稿トレイ36が支点軸37を中心に実線で示す原稿ガイド位置から仮想線で示す開放位置まで回動し得るように支持され、その自由端側に補助トレイ38が引出自在に設けられている。このスキャナ32は、原稿トレイ36を実線で示す原稿ガイド位置に回動し、この原稿トレイ36から送り込まれた原稿を搬送部35により搬送する過程で原稿の画像が読取部34により読み取られる。
【0018】
プリンタ33の原理は前述した第一の画像出力装置Aのプリンタ2と全く同様であるので、同一部分は同一符号を用い説明も省略する。このプリンタ33の外筐となるプリンタ本体33aには、プロセスカートリッジ12の上部に配置されて印刷済みの用紙Sを格納する用紙スタッカ39と、定着部25から排紙された用紙Sを用紙スタッカ39に案内する反転排紙路40と、定着部25から排紙された用紙Sを反転排紙路40又は排紙口27に選択的に導く回動自在の切替爪41とが設けられている。用紙スタッカ39は、原稿トレイ36を仮想線で示す上方の開放位置に回動したときに、その原稿トレイ36の延長面上で用紙Sを支える受け板42を有する。
【0019】
このような第二の画像出力装置Bでは、操作パネル32aを操作することにより、スキャナ32で読み取ったデータを送信するファクシミリの送信モード、外部から送信されたデータをプリンタ33により出力するファクシミリの受信モード、スキャナ1で読み取ったデータをプリンタ33で出力するコピーモードとしての使用形態を選択することができる。
【0020】
この場合、スキャナ32を用いるときは原稿トレイ36を水平にして原稿を給紙するが、プリンタ33を使用するときは原稿トレイ36を上方の開放位置に回動して用紙スタッカ39の上部空間を開放し、この動作に連動させて切替爪41を動作させ、印刷済みの用紙Sを用紙スタッカ39に格納する。なお、用紙トレイ36と切替爪41とは図示しない連動機構により連結され、原稿トレイ36を上方の開放に回動したときは用紙Sが用紙スタッカ39に向かうように切替爪41が回動し、原稿トレイ36を水平な原稿ガイド位置に回動したときは、用紙Sを排紙口27に導くように切替爪41が回動するように構成されている。
【0021】
ここで、前述した第一の画像出力装置Aと第二の出力装置Bとを選択的に載置状態で支持する給紙装置Cが設けられている。この給紙装置Cは、図2及び図4で示すように、前面が開口された偏平なトレイケース43と、このトレイケース43に引出自在に収納された給紙トレイ44と、駆動部(図示せず)により駆動されて給紙トレイ44の上に積載された用紙Sを給紙する給紙ローラ45とを有する。給紙トレイ44の底部には用紙Sを給紙ローラ45に圧接する押圧板46がスプリング47により上方に付勢されて起伏自在に設けられている。また、トレイケース43の上面には、第一、第二の画像出力装置A,Bのボトムパス24に連通する連通口48が形成されている。給紙ローラ45はこの連通口48の近傍に配置されている。
【0022】
トレイケース43の長手方向の全長は、第一の画像出力装置Aの長手方向の長さに近似する長さであって、第二の画像出力装置Bの長手方向の長さよりも長い長さに定められている。図1に示すように、このトレイケース43の上面には、第一の画像出力装置Aを略同一の投影面内で対向させた状態で支持し又は第二の画像出力装置Bを長手方向の一端側に寄せて支持する複数の支持部49が形成されている。これらの支持部49は、第一、第二の画像出力装置A,Bのプリンタ本体2a,33aの下面に配置された脚(図示せず)が位置決めされて嵌合される凹部により形成されている。これらの支持部49と画像出力装置A,Bの脚とは、第一の画像出力装置Aを支持する場合は、第一の画像出力装置Aを略同一の投影面内で対向させた状態で支持し、第二の画像出力装置Bを支持する場合は、この第二の画像出力装置Bを長手方向の一端側(図4及び図5において右側)に寄せて支持するように配置されている。
【0023】
また、トレイケース43の上面における略左半分の部分には排紙トレイ50が形成され、この排紙トレイ50の上面の中央には排紙された用紙Sとの接触面積を少なくして静電気の発生を抑制するためのリブ51が形成され、両側には排紙された用紙Sの両側のエッジの内側から外側に延出する領域に凹部52が形成されている。
【0024】
このような構成において、トレイケース43の上面に、図2及び図3に示すように第一の画像出力装置Aを載置状態で支持し、或いは、図4及び図5に示すように第二の画像出力装置Bを載置状態で支持することができる。従って、何れの画像出力装置A,Bを載置状態で支持する場合でも、給紙装置Cを共通使用することができる。
【0025】
トレイケース43の上に第一の画像出力装置Aを載置した場合には、プリンタ本体2aの上部における端部から突出するブック型スキャナ1の突出部分1bとトレイケース43の上面の一部との間のデッドスペースに排紙スペース28を形成することができるため、小さなスペースに給紙装置Cと第一の画像出力装置Aとを重ねた状態で設置することができる。この場合、給紙装置C内の用紙Sを給紙ローラ45により送り出し、連通口48とボトムパス24とを介して第一の画像出力装置Aの用紙搬送路11に給紙することができる。本実施の形態では、第一の画像出力装置Aはプリンタ本体2aの下部に排紙トレイ29が形成されているため、排紙口27から排紙された用紙Sを排紙トレイ29の上に排紙することができる。また、この排紙トレイ29には用紙Sの両側のエッジの内側から外側に延出する領域に凹部31が形成されているので、この凹部31に指を差し入れて積載された用紙S容易に摘み出すことができる。
【0026】
なお、第一の画像出力装置Aは排紙トレイ29を具備しなくてもよい。この場合には、排紙口27から排紙された用紙Sをトレイケース43の上面に形成した排紙トレイ50の上に排紙することができる。この場合、排紙トレイ50には用紙Sの両側のエッジの内側から外側に延出する領域に凹部52が形成されているので、この凹部52に指を差し入れて積載された用紙S容易に摘み出すことができる。
【0027】
トレイケース43の上に第二の画像出力装置Bを載置した場合には、この第二の画像出力装置Bがトレイケース43の長手方向の一端側に寄せて配置されるため、プリンタ本体33aの排紙口27から排紙した用紙Sをトレイケース43の上面の排紙トレイ50の上に排紙することができる。また、この排紙トレイ50には用紙Sの両側のエッジの内側から外側に延出する領域に凹部52が形成されているので、この凹部52に指を差し入れて積載された用紙S容易に摘み出すことができる。
【0028】
【発明の効果】
請求項1記載の発明は、トレイケースに給紙トレイを引出自在に収納するとともに給紙トレイ上の最上層の用紙を引き出す給紙ローラを設けた給紙装置において、トレイケースの長手方向の全長は、ブック型スキャナの長手方向の一端側の一部を水平方向に突出させた状態でこのブック型スキャナを上部に備えた第一の画像出力装置の長手方向の長さに近似する長さであって、上部に原稿移動型スキャナを搭載した第二の画像出力装置の長手方向の長さよりも長い長さに定められ、トレイケースの上面には、第一の画像出力装置を略同一の投影面内で対向させた状態で支持し又は第二の画像出力装置を長手方向の一端側に寄せて支持する支持部が形成されているとともに、第一、第二の画像出力装置に形成されたボトムパスに連通する連通口が形成されているので、トレイケースの上面に、第一の画像出力装置と第二の画像出力装置との何れかを選択的に載置することができる。これにより画像出力装置の機種が異なっても給紙装置を共通使用することができる。また、第一の画像出力装置を載置した場合には、上部における端部から突出するブック型スキャナの突出部分とトレイケースの上面の一部との間のデッドスペースを利用して排紙スペースを形成することができる。トレイケースの長手方向の一端側に寄せて第二の画像出力装置を載置した場合には、トレイケースの上面の他端側の領域内に排紙スペースを形成することができる。従って、トレイケースの上に第一、第二の何れの画像出力装置を載置した場合でも、トレイケースの投影面内に用紙を排紙することができ、従って狭いスペースに給紙装置の画像出力装置とを重ねて設置することができる。
【0029】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、第一又は第二の画像出力装置から排出される用紙の排紙領域に対応するトレイケースの上面には排紙トレイが形成されているので、トレイケースの上面を排紙トレイとして利用することができる。
【0030】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、排紙トレイには排紙される用紙のエッジの内側から外側に延出する領域に凹部が形成されているので、凹部に指を差し入れることにより、排紙トレイに積載された用紙を容易に摘み出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態における給紙装置の斜視図である。
【図2】給紙装置に第一の画像出力装置を載置した状態を示す縦断右側面図である。
【図3】給紙装置に第一の画像出力装置を載置した状態を示す斜視図である。
【図4】給紙装置に第二の画像出力装置を載置した状態を示す縦断右側面図である。
【図5】給紙装置に第二の画像出力装置を載置した状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
A 第一の画像出力装置
B 第二の画像出力装置
C 給紙装置
S 用紙
1 ブック型スキャナ
24 ボトムパス
32 原稿移動型スキャナ
43 トレイケース
44 給紙トレイ
45 給紙ローラ
48 連通口
49 支持部
50 排紙トレイ
52 凹部
Claims (3)
- 多数枚の用紙を積層状態で収納する給紙トレイと、この給紙トレイ上の最上層の用紙を引き出す給紙ローラと、この給紙ローラを内蔵するとともに前記給紙トレイを引出し自在に収納するトレイケースとを有して画像出力装置を載置状態で支持する給紙装置において、
前記トレイケースの長手方向の全長は、ブック型スキャナの長手方向の一端側の一部を水平方向に突出させた状態でこのブック型スキャナを上部に備えた第一の画像出力装置の長手方向の長さに近似する長さであって、上部に原稿移動型スキャナを搭載した第二の画像出力装置の長手方向の長さよりも長い長さに定められ、前記トレイケースの上面には、前記第一の画像出力装置を略同一の投影面内で対向させた状態で支持し又は前記第二の画像出力装置を長手方向の一端側に寄せて支持する支持部が形成されているとともに、前記第一、第二の画像出力装置に形成されたボトムパスに連通する連通口が形成されていることを特徴とする給紙装置。 - 第一又は第二の画像出力装置から排出される用紙の排紙領域に対応するトレイケースの上面には排紙トレイが形成されていることを特徴とする請求項1記載の給紙装置。
- 排紙トレイには排紙される用紙のエッジの内側から外側に延出する領域に凹部が形成されていることを特徴とする請求項2記載の給紙装置。
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JP11914897A JP3627950B2 (ja) | 1997-05-09 | 1997-05-09 | 給紙装置 |
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